JP6357381B2 - 制御装置、及び制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、分光分析装置を制御する制御装置、及び制御方法に関する。
試料分析の分野で、試料表面の原子又は分子の構造を解析するためにX線光電子分光装置(XPS、ESCA)等の分光分析装置が用いられる(例えば、特許文献1)。分光分析装置の操作を行うには、真空操作、光源操作、分析位置(測定位置)操作、分光分析操作等に関する予備知識を必要とし、必要な操作手順や最適な設定値を熟知する必要がある。また、分光分析では、表面切削装置(イオンエッチングデバイス等)と組み合わせた深さ方向分析や、試料の傾斜角度制御と組み合わせた角度分解分光分析等、分光手法のバリエーションが拡大している。そのため、それらを操作するためのアプリケーションで実現されるユーザインターフェースは煩雑化する傾向が強くなっている。
特開2010−48584号公報
ユーザインターフェースの煩雑化は、分光分析装置に習熟していないオペレータ(ユーザ)にとって大きな障害となり、それ故に分光分析装置の能力を最大限に発揮させることができず、所望する有意な分析結果を得ることができないといった問題が発生する。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様によれば、より分かり易い操作環境を提供することが可能な、制御装置及び制御方法を提供することができる。
(1)本発明に係る制御装置は、分光分析装置を制御する制御装置であって、操作部からの操作情報に基づいて、ユーザにより指定された分析位置を登録し、登録された前記分析位置で実行する分析手法としてユーザにより選択された分析手法を当該分析位置に対応付けて登録し、登録された前記分析手法の詳細な設定内容を当該分析手法に対応付けて登録する登録部と、登録された前記分析位置を示す第1アイコンが表示される第1画像領域と、登録された前記分析手法を示す第2アイコンが表示される第2画像領域と、登録された前記設定内容が表示される第3画像領域とを含む設定画面を、表示部に表示する制御を行う表示制御部と、前記登録部によって登録された内容に基づいて前記分光分析装置に分析を実行させる制御を行う制御部とを含み、前記表示制御部は、ユーザにより指定された前記分析位置が登録され、当該分析位置を示す前記第1アイコンを前記第1画像領域に表示した場合に、前記第2画像領域を前記設定画面に表示し、ユーザにより選択された前記分析手法が登録され、当該分析手法を示す前記第2アイコンを前記第2画像領域に表示した場合に、前記第3画像領域を前記設定画面に表示する制御を行い、前記第1画像領域において選択されている前記第1アイコンで示される前記分析位置に対応付けて登録された前記分析手法を示す前記第2アイコンを前記第2画像領域に表示し、前記第2画像領域において選択されている前記第2アイコンで示される前記分析手法に対応付けて登録された前記設定内容を前記第3画像領域に表示する制御を行う。
また、本発明に係る制御方法は、分光分析装置を制御する制御方法であって、操作部からの操作情報に基づいて、ユーザにより指定された分析位置を登録し、登録された前記分析位置で実行する分析手法としてユーザにより選択された分析手法を当該分析位置に対応付けて登録し、登録された前記分析手法の詳細な設定内容を当該分析手法に対応付けて登録する登録工程と、登録された前記分析位置を示す第1アイコンが表示される第1画像領域と、登録された前記分析手法を示す第2アイコンが表示される第2画像領域と、登録された前記設定内容が表示される第3画像領域とを含む設定画面を、表示部に表示する制御を行う表示制御工程と、前記登録工程によって登録された内容に基づいて前記分光分析装置に分析を実行させる制御を行う制御工程とを含み、前記表示制御工程において、ユーザにより指定された前記分析位置が登録され、当該分析位置を示す前記第1アイコンを前記第1画像領域に表示した場合に、前記第2画像領域を前記設定画面に表示し、ユーザにより選択された前記分析手法が登録され、当該分析手法を示す前記第2アイコンを前記第2画像領域に表示した場合に、前記第3画像領域を前記設定画面に表示する制御を行い、前記第1画像領域において選択されている前記第1アイコンで示される前記分析位置に対応付けて登録された前記分析手法を示す前記第2アイコンを前記第2画像領域に表示し、前記第2画像領域において選択されている前記第2アイコンで示される前記分析手法に対応付けて登録された前記設定内容を前記第3画像領域に表示する制御を行う。
本発明によれば、分析位置を示す第1アイコン、分析手法を示す第2アイコン、分析手法の詳細な設定内容が、それぞれ設定画面の異なる領域(第1〜第3画像領域)に表示され、更に、第2画像領域には、第1画像領域で選択されている分析位置(第1アイコン)に対応付けて登録された分析手法(第2アイコン)が表示され、第3画像領域には、第2画像領域で選択されている分析手法(第2アイコン)に対応付けて登録された設定内容が表示される。従って、ユーザが、複数の分析位置を登録し、各分析位置に対応付けて複数の分析手法を登録した場合であっても、登録された分析位置、分析手法及び設定内容の対応関係を容易に把握することが可能な設定画面を表示部に表示させることができ、より分かり易い操作環境を提供することができる。また、本発明によれば、ユーザが分析位置を登録して第1アイコンが第1画像領域に表示されると、第2画像領域が設定画面に表示され、ユーザが分析手法を登録して第2アイコンが第2画像領域に表示されると、第3画像領域が設定画面に表示される。従って、まず分析位置を決定し、その後に分析手法を決定し、その後に詳細な設定を行う、という操作(設定)手順をユーザが容易に把握することができ、より分かり易い操作環境を提供することができる。
(3)本発明に係る制御装置では、前記表示制御部は、複数の前記第1アイコンを前記第1画像領域に配列して表示し、複数の前記第2アイコンを前記第2画像領域に配列して表示する制御を行い、前記制御部は、前記第1画像領域における複数の前記第1アイコンの配列の順序及び前記第2画像領域における複数の前記第2アイコンの配列の順序に従って前記分光分析装置に分析を実行させる制御を行ってもよい。
また、本発明に係る制御方法では、前記表示制御工程において、複数の前記第1アイコンを前記第1画像領域に配列して表示し、複数の前記第2アイコンを前記第2画像領域に配列して表示する制御を行い、前記制御工程において、前記第1画像領域における複数の前記第1アイコンの配列の順序及び前記第2画像領域における複数の前記第2アイコンの配列の順序に従って前記分光分析装置に分析を実行させる制御を行ってもよい。
本発明によれば、第1画像領域における複数の第1アイコンの配列の順序及び第2画像領域における複数の第2アイコンの配列の順序に従って分光分析装置が分析を実行することで、ユーザがアイコンの配列順序から分析の実行順序を容易に把握することができ、より分かり易い操作環境を提供することができる。
本実施形態に係る制御装置の機能ブロック図の一例を示す図である。 表示部に表示される設定画面の一例を示す図である。 詳細操作部の一例を示す図である。 詳細操作部の一例を示す図である。 分析手法を選択するためのダイアログを示す図である。 測定条件のプリセット値を設定するためのダイアログを示す図である。 詳細操作部の一例を示す図である。 元素を選択するためのダイアログを示す図である。 詳細操作部の一例を示す図である。 エネルギー設定を行うためのダイアログと、電子軌道を選択するためのダイアログを示す図である。 登録内容の階層構造を示す模式図である。 第2画像領域を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.構成
図1に、本実施形態に係る制御装置の機能ブロック図の一例を示す。なお本実施形態の制御装置は図1の構成要素(各部)の一部を省略した構成としてもよい。
制御装置10は、分光分析装置1を制御するための装置である。本実施形態では、分光分析装置1がX線光電子分光装置(XPS、ESCA)である場合を例にとって説明する。なお、制御装置10を、電子線プローブマイクロアナライザ(EPMA)、オージェ電子分光装置(AES)、エネルギー分散型X線分析装置(EDS、EDX)、波長分散型X線分析装置(WDS)等の分光分析装置を制御する制御装置として構成してもよい。
制御装置10は、処理部20と、操作部30と、表示部40と、記憶部50とを含んでいる。
操作部30は、ユーザが操作情報を入力するためのものであり、入力された操作情報を処理部20に出力する。操作部30の機能は、キーボード、マウス、ボタン、タッチパネル、タッチパッドなどのハードウェアにより実現することができる。
表示部40は、処理部20によって生成された画像を表示するものであり、その機能は、LCD、CRT、操作部30としても機能するタッチパネルなどにより実現できる。
記憶部50は、処理部20の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラムや各種データを記憶するとともに、処理部20のワーク領域として機能し、その機能はハードディスク、RAMなどにより実現できる。
処理部20(コンピュータ)は、設定画面を表示部40に表示させる処理、設定情報を
登録する処理、分光分析装置1を制御する処理等を行う。処理部20の機能は、各種プロセッサ(CPU、DSP等)などのハードウェアや、プログラムにより実現できる。処理部20は、登録部22、表示制御部24、制御部26を含む。
登録部22は、操作部30からの操作情報に基づいて、ユーザにより指定された分析位置(測定位置、試料ステージの位置)を登録し、登録された前記分析位置で実行する分析手法としてユーザにより選択された分析手法を当該分析位置に対応付けて登録し、登録された前記分析手法の詳細な設定内容を当該分析手法に対応付けて登録する。登録部22によって登録された各種情報(設定情報)は記憶部50に記憶される。
表示制御部24は、登録部22によって登録された前記分析位置を示す第1アイコンが表示される第1画像領域と、登録された前記分析手法を示す第2アイコンが表示される第2画像領域と、登録された前記設定内容が表示される第3画像領域とを含む設定画面を、表示部40に表示する制御を行う。また、表示制御部24は、複数の前記第1アイコンを前記第1画像領域に配列して表示し、複数の前記第2アイコンを前記第2画像領域に配列して表示する制御を行ってもよい。
また、表示制御部24は、前記第1アイコンとして、登録された分析位置における試料観察像(光学顕微鏡像、SEM像等)がサムネイル表示されたアイコンを前記第1画像領域に表示させてもよい。また、表示制御部24は、前記第2アイコンとして、登録された分析手法の名称が表示されたアイコンを前記第2画像領域に表示させてもよい。
また、表示制御部24は、前記第1画像領域において選択されている前記第1アイコンで示される前記分析位置に対応付けて登録された前記分析手法を示す前記第2アイコンを前記第2画像領域に表示し、前記第2画像領域において選択されている前記第2アイコンで示される前記分析手法に対応付けて登録された前記設定内容を前記第3画像領域に表示する制御を行う。すなわち、表示制御部24は、前記第1画像領域において選択されていない前記第1アイコンで示される前記分析位置に対応付けて登録された前記分析手法を示す前記第2アイコンについては前記第2画像領域に表示させず、また、前記第2画像領域において選択されていない前記第2アイコンで示される前記分析手法に対応付けて登録された前記設定内容については前記第3画像領域に表示させない。
また、表示制御部24は、ユーザにより指定された前記分析位置が登録され、当該分析位置を示す前記第1アイコンを前記第1画像領域に表示した場合に、前記第2画像領域を前記設定画面に表示し、ユーザにより選択された前記分析手法が登録され、当該分析手法を示す前記第2アイコンを前記第2画像領域に表示した場合に、前記第3画像領域を前記設定画面に表示する制御を行ってもよい。
また、表示制御部24は、複数の測定条件と複数の分析モードの組み合わせを示す複数のアイコンがマトリクス状に配列された選択画面を表示部40に表示させる制御を行い、登録部22は、当該選択画面に配列された複数のアイコンのうちユーザにより選択されたアイコンで示される分析手法を登録してもよい。
制御部26は、登録部22によって登録された内容に基づいて分光分析装置1に分析(測定)を実行させる制御を行う。すなわち、制御部26は、記憶部50に記憶された設定情報に基づく制御信号を生成して分光分析装置1に出力する。
また、制御部26は、前記第1画像領域における複数の前記第1アイコンの配列の順序及び前記第2画像領域における複数の前記第2アイコンの配列の順序に従って分光分析装置1に分析を実行させる制御を行ってもよい。
また、処理部20は、分光分析装置1から入力される試料観察像を表示部40に表示させ、また、分光分析装置1から入力される測定結果(試料の測定スペクトル)に基づいて試料の分光分析(定性分析、定量分析等)を行い、分光分析結果を表示部40に表示させる処理を行う。
2.本実施形態の手法
次に本実施形態の手法について図面を用いて説明する。
図2は、表示部40に表示される設定画面(GUI:グラフィカルユーザインターフェース)の一例を示す図である。
設定画面100は、基本操作部102と、データ表示部104と、詳細操作部106を含む。基本操作部102、データ表示部104及び詳細操作部106は、それぞれ設定画面100における表示位置及び表示領域がユーザにより変更可能に構成されている。
基本操作部102には、分光分析装置1の操作(光源設定、アナライザ設定、付属機器の設定、及びそれらのON/OFF操作等)と、設定画面100を生成するアプリケーション自体の操作(表示設定、データ操作等)とを行うためのGUI要素(ボタン、アイコン、ツールバー、リボン等)が配置されている。
データ表示部104には、分光分析結果や、アナライザの信号メーター、試料観察像等が表示され、また、表示範囲や表示条件の設定を行うためのGUI要素も表示される。
詳細操作部106は、基本操作部102とは独立した操作部であり、分析位置や分析手法、詳細な設定内容を登録し、また登録内容を表示するためのGUI要素が配置される。
基本操作部102及びデータ表示部104に表示されるGUI要素は、分光分析装置1自体の差異や分析手法の差異に関わらず共通である。一方、分光分析装置1自体の差異や分析手法の差異に起因するGUIの多様性は、詳細操作部106によって担保される。このように、GUIの構成要素の共通化を図りつつ、差異を吸収する詳細操作部106を設けることで、分析装置の構成や分析手法が異なる場合であっても統一的な操作環境をユーザに提供することができる。
図3は、詳細操作部106の一例を示す図である。詳細操作部106は、第1画像領域110と、第2画像領域120と、第3画像領域130を含む。また、詳細操作部106の下部領域には、分析を開始/停止するためのボタン107と、分析の開始時間及び終了予定時間を示す画像108が表示されている。
第1画像領域110は、分析位置(測定位置)を登録するための領域であり、分析位置を登録するためのボタン112と、登録された分析位置における試料観察像をサムネイル表示するアイコン114(第1アイコン)が表示される。複数の分析位置が登録された場合には、対応する複数のアイコン114が横方向に配列して表示される。
第2画像領域120は、第1画像領域110で登録された分析位置で実行する分析手法(測定手法)を登録するための領域であり、分析手法を登録するためのボタン122と、登録された分析手法の名称を表示するアイコン124(第2アイコン)が表示される。第2画像領域120には、第1画像領域110において選択されているアイコン114(分析位置)に対応付けて登録されたアイコン124(分析手法)が表示される。複数の分析手法が登録された場合には、対応する複数のアイコン124が横方向に配列して表示され
る。
第3画像領域130には、第2画像領域120で登録された分析手法の詳細な設定を行うための領域であり、分析対象とする元素及び電子軌道を登録するためのボタン132と、登録された元素及び電子軌道の名称を表示するアイコン134(第3アイコン)が表示され、また、分析設定の内容がグラフィカルに表示される。第3画像領域130には、第2画像領域120において選択されているアイコン124(分析手法)に対応付けて登録されたアイコン134(元素及び電子軌道)が表示される。複数の元素が登録された場合には、対応する複数のアイコン134が横方向に配列して表示される。
ここで、第2画像領域120で登録された分析手法の種類によっては、第2画像領域120と第3画像領域130の間に、分析手法に特有の設定を行うための第4画像領域140が表示される。第4画像領域140の表示の有無や、第4画像領域140に表示される要素は、第2画像領域120で選択されている分析手法(アイコン124)の種類によって変化する。図3に示す例では、第2画像領域120において、分析手法の一つである「深さ方向分析」を示すアイコン124が選択されているため、エッチングを行う時間と回数(デプスプロファイル)の設定を行うための要素(ボタン等)が配置された第4画像領域140を表示している。
図4(A)に示すように、分析位置が登録されていない初期状態においては、詳細操作部106には、第1画像領域110のみが表示されている。
ユーザが、ジョイスティック等の操作部を用いて分光分析装置1の試料ステージを移動・傾斜させて分析位置(試料ステージのX座標、Y座標、Z座標、傾斜角度)を決定した状態で、第1画像領域110のボタン112を選択する操作を行うと、図4(B)に示すように、そのときの分析位置を示すアイコン114が第1画像領域110に登録(表示)され、詳細操作部106に第2画像領域120が表示される。
続いて、ユーザが、第2画像領域120のボタン122を選択する操作を行うと、分析手法を選択するためのダイアログ150(図5(A)参照)が表示部40に表示される。
図5(A)に示すように、ダイアログ150には、横軸に示される測定条件(定性測定、定量測定、化学状態測定、アンスキャン測定)と縦軸に示される分析モード(スペクトル測定、深さ方向分析、角度分解法、全反射XPS、ライン測定、イメージ)の組み合わせ(分析手法)を示すアイコン152がマトリクス状に配列して表示される。なお、ダイアログ150には、実行可能な測定条件と分析モードの組み合わせを示すアイコン152のみが表示され、測定条件及び分析モード自体の制約から実行不能な組み合わせについては表示されない。また、分光分析装置1の状態(機器構成)に起因して実行不能な組み合わせについても表示されない。例えば、分光分析装置1に大型の試料ホルダが取り付けられているために当該試料ホルダの傾斜角度に制限がある場合には、図5(B)に示すように、ダイアログ150において、分析モードとして「角度分解法」を含む分析手法に係るアイコン152を表示しない。
測定条件及び分析モードのそれぞれにはプリセット値が設定されている。例えば、「定性測定」は、測定エネルギー範囲が広く、ステップエネルギーが大きい測定条件となっており、「定量測定」は、測定エネルギー範囲が狭く、ステップエネルギーが小さい測定条件となっている。例えば測定条件のプリセット値は、基本操作部102において所定の操作を行うことで表示されるダイアログ160(図6)内で変更することができる。
このように、ユーザが分析手法を選択する画面において、実行可能な測定条件と分析モ
ードの組み合わせを示すアイコンを表示することで、ユーザは、実行可能な分析手法(測定条件と分析モードの組み合わせ)を容易に理解して選択することができ、また分析手法にはプリセット値が設定されているため、一般的な測定(プリセット値をそのまま用いる測定)を行う場合であれば、目的の分析手法を示すアイコン152を選択するだけで分析手法を設定することができる。
ユーザが、ダイアログ150において分析手法(アイコン152)を選択する操作を行うと、図7(A)に示すように、選択された分析手法を示すアイコン124が第2画像領域120に登録され、当該分析手法の詳細な設定を行うための第3画像領域130が表示される。ここでは、分析手法として「スペクトル測定/定性測定」が登録されたため、第3画像領域130には、「広域」を示すアイコン134のみが表示され、特定の元素及び電子軌道を登録することはできない。
図7(A)に示す状態において、ユーザが、更に「深さ方向分析/定量測定」の分析手法を登録すると、図7(B)に示すように、「深さ方向分析/定量測定」を示すアイコン124が、「スペクトル測定/定性測定」を示すアイコン124の右隣りに表示され、また、第2画像領域120と第3画像領域130の間に、デプスプロファイルの設定を行うための第4画像領域140が表示される。なお、「角度分解法」或いは「全反射XPS」を含む分析手法が登録された場合には、試料ステージの傾斜角度(X線の照射角度)等の設定を行うための第4画像領域140が表示され、「ライン測定」を含む分析手法が登録された場合には、試料ステージの移動方向等の設定を行うための第4画像領域140が表示され、「イメージ」を含む分析手法が登録された場合には、画素数や分解能等の設定を行うための第4画像領域140が表示される。
図7(B)に示す状態では、第3画像領域130には、元素及び電子軌道を示すアイコン134は表示されていない。この状態において、ユーザが、第3画像領域130のボタン132を選択する操作を行うと、元素を選択するためのダイアログ170(図8参照)が表示部40に表示される。ユーザが、分析可能な元素を一覧表示するダイアログ170において、分析の対象とする元素を選択する操作を行うと、図9に示すように、選択された元素(及び電子軌道)を示すアイコン134が第3画像領域130に登録(表示)される。ここでは、元素として「Si」が登録され、元素「Si」の電子軌道としてプリセット値である「2p3/2」が登録されている。ここで、ユーザが、アイコン134(登録された元素)を選択する操作(例えば、ダブルクリックする操作)を行うと、詳細設定を行うためのダイアログ180(図10(A)参照)が表示部40に表示される。
ダイアログ180では、エネルギー分散中心やエネルギー分散幅、電子軌道等の設定を変更することができる。ユーザが、ダイアログ180においてボタン182を選択する操作を行うと、選択された元素に対応する電子軌道の一覧を表示するダイアログ190(図10(B)参照)が表示部40に表示される。ユーザは、ダイアログ190において任意の電子軌道を選択する操作を行うことで電子軌道を変更することができる。
このように、初期状態において、第1画像領域110に分析位置(アイコン114)が登録された場合に、第2画像領域120を表示して分析手法の登録を可能にし、第2画像領域120に分析手法(アイコン124)が登録された場合に、第3画像領域130を表示して詳細設定(元素の選択等)を可能にすることで、分析位置を決定した後に分析手法を決定し、その後に詳細な設定を行う、という分光分析を行う際の設定手順(操作手順)をユーザが容易に把握することができる。
ユーザは、登録した1つの分析位置で実行する分析手法として(登録した1つの分析位置に対応付けて)複数の分析手法を登録することができ、また、登録した1つの分析手法
で分析対象とする元素として(登録した1つの分析手法に対応付けて)複数の元素を登録することができる。すなわち、ユーザは、第1画像領域110において分析位置を示すアイコン114が選択された状態で、第2画像領域120に分析手法(アイコン124)を登録することで、当該分析位置に対応付けて当該分析手法を登録することができ、また、第2画像領域120において分析手法を示すアイコン124が選択された状態で、第3画像領域130に元素(アイコン134)を登録することで、当該分析手法に対応付けて当該元素を登録することができる。
図11は、登録内容の階層構造を示す模式図である。図11に示すように、第1階層には、登録された複数の分析位置が存在し、第2階層には、第1階層の分析位置のそれぞれに対応付けて登録された複数の分析手法が存在し、第3階層には、第2階層の分析手法のそれぞれに対応付けて登録された複数の分析設定(元素及び電子軌道)が対応付けられている。
第1階層の複数の分析位置は、第1画像領域110における複数のアイコン114に対応し、第2階層の複数の分析手法は、第2画像領域120における複数のアイコン124に対応し、第3階層の複数の分析設定は、第3画像領域130における複数のアイコン134に対応する。ただし、第2画像領域120には、第1画像領域110で選択されているアイコン114(分析位置)に対応するアイコン124(分析手法)のみが表示され、第3画像領域130には、第2画像領域120で選択されているアイコン124(分析手法)に対応するアイコン134(元素及び電子軌道)のみが表示される。このようにすると、ユーザは、分析位置と分析手法の対応関係、及び分析手法と分析設定の対応関係を容易に把握することができる。
また、第1画像領域110における複数のアイコン114の配列の順序は分析位置の測定順序を示し、第2画像領域120における複数のアイコン124の配列の順序は分析手法の測定順序を示し、第3画像領域130における複数のアイコン134の配列の順序は分析対象元素の測定順序を示している。すなわち、まず、1番目の分析位置(左端のアイコン114で示される分析位置)において、1番目の分析手法(左端のアイコン124で示される分析手法)に対応する1番目の元素(左端のアイコン134で示される元素)からN番目の元素(右端のアイコン134で示される元素)まで測定を行い、これを、2番目の分析手法からN番目の分析手法(右端のアイコン124で示される分析手法)まで繰り返し、2番目の分析位置からN番目の分析位置(右端のアイコン114で示される分析位置)についても同様に測定を繰り返す。
このように、第1画像領域110、第2画像領域120及び第3画像領域130におけるアイコンの配列順序に従って分光分析装置1に分析を実行させる制御を行うことで、ユーザは、各画像領域におけるアイコンの配列順序から分析の実行順序を容易に把握することができる。
なお、ユーザは、第1画像領域110、第2画像領域120及び第3画像領域130におけるアイコンの配列順序(実行順序)を変更することができる。例えば、第2画像領域120(図12参照)では、ユーザは、ボタン125を選択する操作を行うことで、選択されたアイコン124aを左方向に移動(左隣のアイコン124と順序を入れ替え)させ、ボタン126を操作することで、選択されたアイコン124aを右方向に移動(右隣のアイコン124と順序を入れ替え)させることができる。
また、ユーザは、第2画像領域120及び第3画像領域130における登録内容をコピー、ペースト(貼り付け)することができる。例えば、第2画像領域120(図12参照)では、ユーザは、ボタン128を選択する操作を行うことで、選択されたアイコン124aの登録内容(分析手法と当該分析手法に対応付けて登録された元素(アイコン134)、当該分析手法に対応付けて設定されたプロファイル)をコピーし、ボタン129を選択する操作を行うことで、コピーされた登録内容をペーストすることができる。また、ユーザは、ボタン127を選択することで、第2画像領域120に表示された全てのアイコン124を選択することができる。例えば、ユーザは、ある分析位置に対応付けて登録した分析手法(及びその詳細設定)をコピーして、コピーした分析手法を他の分析位置に対応付けて登録することができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1 分光分析装置、10 制御装置、20 処理部、22 登録部、24 表示制御部、26 制御部、30 操作部、40 表示部、50 記憶部、100 設定画面、102
基本操作部、104 データ表示部、106 詳細操作部、110 第1画像領域、112 ボタン、114 アイコン、120 第2画像領域、122 ボタン、124 アイコン、130 第3画像領域、132 ボタン、134 アイコン、140 第4画像領域

Claims (3)

  1. 分光分析装置を制御する制御装置であって、
    操作部からの操作情報に基づいて、ユーザにより指定された分析位置を登録し、登録された前記分析位置で実行する分析手法としてユーザにより選択された分析手法を当該分析位置に対応付けて登録し、登録された前記分析手法の詳細な設定内容を当該分析手法に対応付けて登録する登録部と、
    登録された前記分析位置を示す第1アイコンが表示される第1画像領域と、登録された前記分析手法を示す第2アイコンが表示される第2画像領域と、登録された前記設定内容が表示される第3画像領域とを含む設定画面を、表示部に表示する制御を行う表示制御部と、
    前記登録部によって登録された内容に基づいて前記分光分析装置に分析を実行させる制御を行う制御部とを含み、
    前記表示制御部は、
    ユーザにより指定された前記分析位置が登録され、当該分析位置を示す前記第1アイコンを前記第1画像領域に表示した場合に、前記第2画像領域を前記設定画面に表示し、ユーザにより選択された前記分析手法が登録され、当該分析手法を示す前記第2アイコンを前記第2画像領域に表示した場合に、前記第3画像領域を前記設定画面に表示する制御を行い、前記第1画像領域において選択されている前記第1アイコンで示される前記分析位置に対応付けて登録された前記分析手法を示す前記第2アイコンを前記第2画像領域に表示し、前記第2画像領域において選択されている前記第2アイコンで示される前記分析手法に対応付けて登録された前記設定内容を前記第3画像領域に表示する制御を行う、制御装置。
  2. 請求項において、
    前記表示制御部は、
    複数の前記第1アイコンを前記第1画像領域に配列して表示し、複数の前記第2アイコンを前記第2画像領域に配列して表示する制御を行い、
    前記制御部は、
    前記第1画像領域における複数の前記第1アイコンの配列の順序及び前記第2画像領域
    における複数の前記第2アイコンの配列の順序に従って前記分光分析装置に分析を実行させる制御を行う、制御装置。
  3. 分光分析装置を制御する制御方法であって、
    操作部からの操作情報に基づいて、ユーザにより指定された分析位置を登録し、登録された前記分析位置で実行する分析手法としてユーザにより選択された分析手法を当該分析位置に対応付けて登録し、登録された前記分析手法の詳細な設定内容を当該分析手法に対応付けて登録する登録工程と、
    登録された前記分析位置を示す第1アイコンが表示される第1画像領域と、登録された前記分析手法を示す第2アイコンが表示される第2画像領域と、登録された前記設定内容が表示される第3画像領域とを含む設定画面を、表示部に表示する制御を行う表示制御工程と、
    前記登録工程によって登録された内容に基づいて前記分光分析装置に分析を実行させる制御を行う制御工程とを含み、
    前記表示制御工程において、
    ユーザにより指定された前記分析位置が登録され、当該分析位置を示す前記第1アイコンを前記第1画像領域に表示した場合に、前記第2画像領域を前記設定画面に表示し、ユーザにより選択された前記分析手法が登録され、当該分析手法を示す前記第2アイコンを前記第2画像領域に表示した場合に、前記第3画像領域を前記設定画面に表示する制御を行い、前記第1画像領域において選択されている前記第1アイコンで示される前記分析位置に対応付けて登録された前記分析手法を示す前記第2アイコンを前記第2画像領域に表示し、前記第2画像領域において選択されている前記第2アイコンで示される前記分析手法に対応付けて登録された前記設定内容を前記第3画像領域に表示する制御を行う、制御方法。
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