JP2014095891A - プロジェクタ、画像投影方法ならびにプログラム - Google Patents

プロジェクタ、画像投影方法ならびにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 対象投影領域内の障害物を取り除いた際に投影可能となる最大領域をユーザに通知することができるプロジェクタを提供すること
【解決手段】
投影部314が投影する投影面をセンサ部330によってセンシングし、投影面360と投影部314との間の障害物350を検出する(301)。検出した障害物のうち、少なくとも1つの障害物を選択し(302)、選択した障害物以外を含まない領域を抽出し(303)、抽出された領域を投影面に投影する(304)。
【選択図】 図3

Description

本発明は、投影位置を変更可能なプロジェクタ、投影型画像表示システム、画像投影方法ならびにプログラムに関する。
昨今、家庭用プロジェクタが普及し始めているが、家庭内でプロジェクタを投影する場合はスクリーン以外の壁などに投影する場合が多い。
家庭内で壁などにプロジェクタを投影する場合、投影先となる壁には時計・絵画があったり、また投影する光線と壁の間にも家具・観葉植物などがあったりするため、投影画像に障害物が重なってしまうことがある。
投影画像に障害物が重なってしまう場合、ユーザはプロジェクタや障害物を移動したり、プロジェクタの投影方向を変更したりして障害物を避けて画像を投影するのが一般的であるが、プロジェクタの移動や投影方向の変更には手間がかかる上、キャリブレーションを再実行する必要もある。
上記不都合を解消するために発案されたのが、特許文献1である。特許文献1では、対象投影領域をセンシングし、エッジ検出・色分布検出などをもとにして障害物を検知し、当該プロジェクタで投影可能なアスペクト比を満たす最大の領域を探索し、その領域に投影するよう自動でプロジェクタを設定する。
特開2007-323084号公報
しかしながら、特許文献1では対象投影領域の中央付近に障害物があった場合に、決定する投影対象領域が小さくなってしまう問題がある。
本発明の目的は、対象投影領域内の障害物を取り除いた際に投影可能となる領域をユーザに通知することができるプロジェクタを提供することである。
本発明は、投影面に情報を投影する投影手段を有するプロジェクタであって、前記投影手段が投影する前記投影面をセンシングするセンシング手段により取得する情報から、該投影面と前記投影手段との間の障害物を検出する投影面障害物検出手段と、前記投影面障害物検出手段により検出された障害物のうち、少なくとも1つの障害物を選択する障害物選択手段と、前記障害物選択手段により選択された障害物以外を含まない領域を抽出する投影対象領域抽出手段と、前記投影対象領域抽出手段により抽出された、前記選択された障害物以外を含まない領域を投影面に投影する対象領域投影手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、対象投影領域に障害物があった場合に、障害物を取り除くことで最大となる投影対象領域を探索し、そこに投影する事が可能となる。
結果、対象投影領域に障害物があることが予想される家庭内などでのプロジェクタの投影において、より広い領域に投影させることが可能となる。
本発明の実施形態におけるプロジェクタ200によって投影する画面イメージの一例を示した模式図である。 本発明の実施形態におけるプロジェクタ200のハードウェア構成を示す図である。 本発明の実施形態におけるプロジェクタ200のソフトウェア構成を示す図である。 本発明の実施形態におけるプロジェクタ200の投影領域を決定する基本的な処理フローを示す図である。 本発明の実施形態におけるプロジェクタ200の投影対象領域の候補を抽出する処理フローを示す図である。 本発明の実施形態におけるプロジェクタ200の対象障害物毎の投影対象領域を順位付けする処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態におけるプロジェクタ200の記憶している障害物グルーピングデータの一例を示す模式図である。 本発明の実施形態におけるプロジェクタ200の投影部に投影される投影情報に関する入力画面の一例である。 本発明の実施形態におけるプロジェクタ200の操作部209の一例を示した模式図である。 本発明の実施形態におけるプロジェクタ200が、障害物面積の小さい順に投影対象領域をソートした結果を示すデータの一例である。 本発明の実施形態におけるプロジェクタ200が、障害物数の少ない順に投影対象領域をソートした結果を示すデータの一例である。 本発明の実施形態におけるプロジェクタ200が、投影対象面積の広い順に投影対象領域をソートした結果を示すデータの一例である。 本発明の実施形態におけるプロジェクタ200によって投影する画面イメージの一例を示した模式図である。 本発明の実施形態におけるプロジェクタ200によって投影する画面イメージの一例を示した模式図である。 本発明の実施形態におけるプロジェクタ200によって投影する画面イメージの一例を示した模式図である。 本発明の実施形態におけるプロジェクタ200によって投影する画面イメージの一例を示した模式図である。 本発明の実施形態における情報処理装置400のハードウェア構成を示す図である。
以下、本発明の解決しようとする課題を図1を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態におけるプロジェクタ200によって投影する画面イメージの一例を示した模式図である。
図1の110、120、130は、本発明のプロジェクタ200が投影可能な壁面を示した図で、プロジェクタが投影可能な領域100を示す。なお、以後の図中で同じ符号を付けた構成は同じものであるとする。
図1の110のように、プロジェクタの投影可能な領域100に、時計101や絵画102、カレンダー103などの障害物が存在すると、障害物の部分の投影画像が変形、もしくは重なって表示されてしまい、投影画像が見づらくなってしまう。
また、障害物を避けて投影対象領域を決定すると、図1の120のように投影対象領域104、105ならびに106のように、小さな領域となってしまい、ユーザの所望の投影画像が得られない場合が多い。
本発明では、投影可能な領域100をセンシングして、投影する映像の障害物を検知し、障害物ごとに当該障害物を取り除いた際に最大面積となる投影対象領域をユーザに通知する。この構成によりユーザは、移動が可能な障害物の中から選ばれた障害物を取り除くことによってより広い領域に投影可能となる。具体例を図1の130を参照して説明する。
図1の130において、投影可能な領域100内にある時計101や絵画102、カレンダー103の内、例えば、時計101とカレンダー103を取り除くと、投影対象領域としては、107という比較的広い領域に投影可能となる。また、時計101が移動不可能なものであれば、次に絵画102を取り除くと投影対象領域としては、108という、従来の104〜106より広い領域に投影可能となる。
上記のように、投影可能な領域100内で、ユーザがどの障害物を排除(移動)すると、どの範囲に投影が可能かを表示することを第1の目的とする。
また、図1の130のように複数の障害物がある場合に、どの障害物を取り除けばユーザが所望する投影領域になるかの順番をユーザに示すことを第2の目的とする。
これらの構成により、ユーザはプロジェクタを移動させたり、投影位置や投影方向を手動で変更したりする手間を必要とせずに、手軽に投影位置を変更することができる。
次に、図2を参照して、図1に示したプロジェクタ200のハードウェア構成について説明する。
図2は、本発明の実施形態におけるプロジェクタ200のハードウェア構成を示す図である。
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
また、ROM202あるいは情報記憶媒体207には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、入力コントローラ(入力C)205は、操作部209からの入力を制御する。
出力コントローラ(出力C)206は、投影部210等の表示器への表示を制御する。表示器はCRTでも良いし、液晶ディスプレイでも構わない。
情報記憶媒体207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶する。
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。他の情報処理装置との情報通信や、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、投影部210上での表示を可能としている。
本発明を実現するためのプログラムは情報記憶媒体207に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、本発明で生成されるプログラムやプロキシクラスファイル、プログラムが用いる定義ファイル及び各種情報テーブルは情報記憶媒体207に格納されており、これらについての詳細な説明は後述する。
なお、図1の構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があることは云うまでもない。その他の構成例として、プロジェクタが、ネットワークと接続され、通信可能な不図示のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置からプログラム生成命令を受けることによって、プログラムの生成を行うことも可能である。
すなわち、本発明の機能が実現されるものであれば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステムであっても、ネットワークを介して処理が行われるシステムであっても本発明を適用することができる。
また、情報記憶媒体207に記憶された情報は、それぞれデータベース(DB)等に格納されていても良い。
次に、図3を参照して、図1に示したプロジェクタ200のソフトウェア構成について説明する。
図3は、本発明の実施形態におけるプロジェクタ200のソフトウェア構成を示す図である。
図3のプロジェクタ200は、情報処理装置400(後述する)からの画像信号370を入力する信号入力部310と、画像信号370の情報とは異なる領域へ投影結果を投影させるための投影領域補正部311と、補正された投影領域を出力する信号出力部312を有する。
また、画像信号370の情報とは異なる領域へ投影結果を投影させるための投影領域を確定させるための投影領域確定部313と、画像信号370で受信した情報を投影面360に投影する投影部314を有している
投影領域確定部313は、投影面障害物検出部301を有し、センサ(撮像部)330からの投影面360の情報(撮影画像など)を入力して投影部314と投影面360との間にある障害物350を検出する。
また、投影領域確定部313は、複数の障害物から少なくとも1つの障害物を選択する障害物選択部302を有し、障害物選択部302で選択された障害物以外を含まない投影対象領域を抽出する投影対象領域抽出部303を有する。
また、投影領域確定部313は、投影対象領域抽出部303で抽出された投影対象領域を図1の107や108のように表示させるための対象領域投影部304を有する。
また、投影領域確定部313は、障害物選択部302で選択された複数の障害物群の中で、ユーザの希望に添った順番で障害物群を表示するための順位付け部305を有し、投影対象領域に含まれる1つ以上の障害物を示すための障害物位置投影部306を有する。
また、投影部314は、空間光変調器321と、空間光変調器321を駆動する駆動部320と、光源322と、レンズ323とを含んで構成されている。
駆動部320は、信号出力部312からの画像信号に基づき、空間光変調器321を駆動する。そして、投影部314は、光源322からの光を、空間光変調器321およびレンズ323を介して投影する。
なお、本実施例では、全ての処理をプロジェクタ200内で実施しているが、画像信号370を送信する情報処理装置400が図3の301から312までの処理の一部を行っても良いし全てを行っても良い
次に、図17を参照して、画像信号370を送信する情報処理装置400に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成の一例について説明する。
図17において、401はCPUで、システムバス404に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM403あるいは外部メモリ411には、CPU401の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、情報処理装置400が実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
402はRAMで、CPU401の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU401は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM403あるいは外部メモリ411からRAM402にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、405は入力コントローラで、キーボードやポインティングデバイス等の入力装置409からの入力を制御する。406はビデオコントローラで、ディスプレイ装置410等の表示器への表示を制御する。これらは必要に応じて操作者が使用するものである。
407はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ411へのアクセスを制御する。
408は通信I/F(インタフェース)コントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したLAN103)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU401は、例えばRAM402内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ装置410上での表示を可能としている。また、CPU401は、ディスプレイ装置410上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述するフローチャートに示す各ステップの処理は、コンピュータで読み取り実行可能なプログラムにより実行され、そのプログラムは外部メモリ411に記録されている。そして、必要に応じてRAM402にロードされることによりCPU401によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ411に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
次に、プロジェクタ200の基本的な処理フローについて、図4を参照して説明する。
図4は、本発明の実施形態におけるプロジェクタ200の投影領域を決定する基本的な処理フローを示す図である。なお、図4のフローチャートはプロジェクタ200のCPU201により実行されるものであり、図中のS401からS410はそれぞれの処理ステップを示す。
図4のフローチャートは、プロジェクタ200において、ユーザがプロジェクタ200の図示しない電源ボタンを押下し、プロジェクタが投影するスクリーンもしくは壁に投影を開始した後で、ユーザがプロジェクタ200に備えてある投影領域探索ボタンを押下することにより開始される。投影領域探索ボタンの説明を図9を参照して説明する。
図9は、本発明の実施形態におけるプロジェクタ200の操作部209の一例を示した模式図である。
図9の901が、投影領域探索ボタンであり、投影領域探索ボタン901がユーザに押下されることにより図4のフローチャートが開始される。なお、以下の実施例では、プロジェクタ200から投影光が投影されている状態で撮像部330(センサ)障害物を検知しているが、撮像部330が障害物を検知できる明るさがあれば、プロジェクタ200からの投影光は必ずしも必要ではない。図4のフローチャートの説明に戻る。
まず、図4のステップS401において、プロジェクタ200のCPU201は、撮像部330から投影されるスクリーンもしくは壁を撮像した画像を取得し、投影可能領域(プロジェクタが投影可能な領域)内の障害物を検出する。障害物の検出は、撮像部330により撮像された画像をエッジ検出部により、障害物のエッジ(端)を見つける方法がある。そのエッジで囲まれる範囲を囲む最小の四角形を算出して、障害物領域とする。取得した障害物領域の大きさや位置は図示しないデータとしてRAM203などに記憶する。
なお、障害物検出の方法としては、エッジ検出以外にも、色分布検出部による色分布の違いによって障害物のエッジを検出しても良い。また、撮像部は可視光による撮像でも構わないし、赤外光を利用した撮像でも構わない。さらに、投影されるスクリーン自体に光学素子を埋め込んであって、この光学素子によって、障害物を検出しても良く、障害物の検出方法については既存の技術で実現できる方法であれば、どのような方法でも構わない。
次に、ステップS402において、プロジェクタ200のCPU201は、投影可能領域100内で、投影対象領域(図1の107や108)となる領域を探索する。ステップS402の処理を図5を参照して説明する。
図5は、本発明の実施形態におけるプロジェクタ200の投影対象領域の候補を抽出する処理フローを示す図である。なお、図5のフローチャートはプロジェクタ200のCPU201により実行されるものであり、図中のS501からS507はそれぞれの処理ステップを示す。なお、以後、投影対象領域とは、排除の対象となる障害物(対象障害物)のみを含み得る最大領域の四角形領域を示し、ユーザが対象障害物以外の障害物を回避して表示させたい領域である。
図5のフローチャートは、プロジェクタ200において、図4のフローチャートのステップS402に移行した際に処理を開始する。
まず、図5のステップS501において、プロジェクタ200のCPU201は、ステップS401で記憶した複数の障害物情報(障害物の大きさや位置)を取得し、取得した障害物情報を1つもしくは複数の組み合わせとして、グルーピングする。グルーピングした結果を図7を参照して説明する。
図7は、本発明の実施形態におけるプロジェクタ200の記憶している障害物グルーピングデータ(対象障害物群記憶部)の一例を示す模式図であり、701の符号は、図1の障害物の符号と同じとする。
図7の701の列が、組み合わせた対象障害物のリストである。図1の場合は、障害物が3つあるので、図7のように、グルーピングの数は701の列に記載の[101]、[102]、[103]、[101]と[102]、[101]と[103]、[102]と[103]、[101]と[102]と[103]の7通りとなる。図7の詳細な説明は後述する。図7のようなデータをプロジェクタ200のRAM203などに記憶する。図5のフローチャートの説明に戻る。
次に、図5のS502において、プロジェクタ200のCPU201は、グルーピングした数だけ以下の処理ステップS503からステップS507までを繰り返す。図1の場合は、グルーピングの数は7通りなので、ステップS503からステップS507を7回繰り返すことになる。
次に、ステップS503において、プロジェクタ200のCPU201は、グルーピングしたひとつのグループを選択して、選択したグループ内の障害物以外を含まない最大領域の四角形を抽出する。すなわち、グルーピングした障害物のみを一部でも含むような最大領域の四角形を抽出する。なお、ステップS503で抽出する最大領域の四角形のアスペクト比は図3の画像情報370で受信した画像のアスペクト比であるとする。なお、このアスペクト比は、後述する図8の「投影領域のアスペクト比」入力画面により入力されるアスペクト比とすることも可能である。
具体的にステップS503の処理内容を図1を参照して説明する。
図1のような壁における投影において、例えば、選択しているグループの対象障害物が[102]だけの場合、対象障害物以外を含まない最大領域の四角形、すなわち、グルーピングした障害物のみを一部でも含むような最大領域の四角形としては、図1の130の108や、108の位置から上下に移動させた領域が該当する。
同様に、図1において、選択しているグループの対象障害物が[101]と[103]の場合、対象障害物以外を含まない最大領域の四角形、すなわち、グルーピングした障害物のみを一部でも含むような最大領域の四角形としては、図1の107や、107の位置から上下に移動させた領域が該当する。
以上の処理を選択したグループ毎に行って、次のステップS504の処理へと移行する。
ステップS504において、プロジェクタ200のCPU201は、ステップS503で選択された領域の障害物の数と、障害物の面積、投影対象領域の面積を算出する。具体的に図7を参照して説明する。
図1において、選択しているグループの対象障害物が[102]だけの場合、図7の711の行のように、対象障害物701列が[102]であり、その際の障害物数702は[1]である。また、障害物面積703は[228700]であり、その結果、投影対象となる最大領域の四角形の面積705は[425000]となる。なお、ここでの面積とは投影可能領域の面積を1920×1080と仮定した相対面積であるが、この面積は相対値であっても絶対値であっても構わない。また、投影対象面積705は面積としているが、投影対象の四角形の一辺の長さでも構わないし、四角形の対角線の長さでも構わない。
同様に、図1において、選択しているグループの対象障害物が[101]と[103]の場合、図7の712の行のように、対象障害物701列が[101]+[103]であり、その際の障害物数702は[2]、障害物面積703は[138800]、その結果、投影対象となる最大領域の四角形の面積705は[1220100]となる。
以上の処理を選択したグループ毎に行って、次のステップS505の処理へと移行する。
次にステップS505において、プロジェクタ200のCPU201は、ステップS503において同じ面積になり得る投影対象領域が複数抽出可能かどうかを判断する。
例えば、図1において、選択しているグループの対象障害物が[102]だけの場合は、投影対象領域としては、107以外に、107から上下に移動させた領域が、同じ面積になり得る。
ステップS505において、同じ面積になり得る投影対象領域が複数抽出可能な場合は、ステップS506へと処理を移行し、同じ面積になり得る投影対象領域が唯一の場合は、ステップS507へと処理を移行する。
ステップS506において、プロジェクタ200のCPU201は、ステップS503において、複数抽出された投影対象領域のうちで、投影可能領域の最も中心に近い領域を投影位置として特定する。図1の107や108は、上下に移動可能な投影対象領域を抽出可能だが、最も中心に近い領域として、107や108の位置が特定されている。
なお、ステップS506における投影可能領域の中心は一例であり、例えば、投影可能領域の最も高い位置の投影対象領域を選んでも良いし、最も低い位置の投影対象領域を選んでも良い。また、予めユーザが指定している地点に最も近い領域を選んでも良い。これらは、ユーザの支持により指定されても良いし、予めプロジェクタ200に登録されていても良い。
ステップS506で投影対象領域が特定される、もしくはステップS503で唯一の投影対象領域が特定されている場合は、特定した投影領域内の障害物の数、障害物の面積、投影対象領域の位置、投影対象領域の面積を図7のようなデータを記憶する。
以上のステップS502からステップS508の処理をステップS501でグルーピングしたグループ毎に繰り返す。
以上の処理により、複数の対象障害物のグループに対応する投影対象領域の候補を抽出する。図4のフローチャートの説明に戻る。
次に、図4のステップS403において、プロジェクタ200のCPU201は、ステップS402において抽出した対象障害物毎の投影対象領域を順位付けする。この順位付けにより、ユーザが所望する障害物の排除の選択を容易に行うことが出来る。
ステップS403の処理を図6を参照して説明する。
図6は、本発明の実施形態におけるプロジェクタ200の対象障害物毎の投影対象領域を順位付けする処理を説明するフローチャートである。
図6のフローチャートは、プロジェクタ200において、図4のフローチャートのステップS403に移行した際に処理を開始する。
まず、図6のステップS601において、プロジェクタ200のCPU201は、ユーザの所望する障害物排除の優先度を取得する。図8の画面イメージを参照して、ユーザの所望する障害物排除の優先度を取得する処理を説明する。
図8は、本発明の実施形態におけるプロジェクタ200の投影部に投影される投影情報に関する入力画面の一例である。
図8の800は、プロジェクタ200の投影部314により投影される投影画像の例であり、投影されたラジオボタン801から803の内、ユーザが所望の優先順位を図9の操作部の上下キー902や903などを押下し、OKボタン904を押下することにより選択される。
801が選択されると、投影対象領域の面積が広い領域から順番に表示する。これを選択したユーザは、投影面に障害物がある状況で投影面をなるべく広く確保するための障害物排除の順番を要求している。
802が選択されると、投影対象領域の候補の中でも障害物の数が少ない領域から順番に表示する。これを選択したユーザは、投影面に障害物がある状況で、なるべく障害物を取り除く回数を少なくすることを優先した順番を要求している。
803が選択されると、等位英対象領域の候補の中でも障害物の大きさが小さいものから順番に表示する。これを選択したユーザは、例えば、大きな障害物は移動が面倒なので、小さな障害物を取り除くことで、投影する面を確保しようと要求している場合などがある。
また、804と805は、投影対象領域のアスペクト比入力画面であり、アスペクト比を画像情報370から取得しない場合は、804と805を表示し、図9の操作部の上下キー902や903などを押下して、OKボタン904を押下することによりアスペクト比が選択される。
なお、図8の800の入力画面を表示するタイミングは、ステップS601の処理のタイミングでも良いし、ステップS402の処理内のタイミングでもよい。ただし、アスペクト比を画像情報370から取得しない場合は、投影対象領域のアスペクト比入力画面表示入力受付のタイミングは、図5のステップS502までに行う必要がある。図6のフローチャートの説明に戻る。
プロジェクタ200のCPU201は、ステップS601において、ユーザから801から803の選択を受け付けて、次のステップS602へと処理を移行する。
ステップS602において、プロジェクタ200のCPU201は、ステップS601で取得したユーザの所望の優先度により、処理を分離する。それぞれの処理を以下のフローチャートと図7の具体例を用いて説明する。
ステップS601において、803の障害物の大きさが小さい領域を優先が選択された場合、ステップS602の判断ではステップS603へと処理を移行する。
ステップS603において、プロジェクタ200のCPU201は、投影対象領域を障害物面積の小さい順にソートする。ソートの結果を図10を参照して説明する。
図10は、本発明の実施形態におけるプロジェクタ200が、障害物面積の小さい順に投影対象領域をソートした結果を示すデータの一例である。
図10のデータ1000は障害物面積1001が小さい順にソートした結果である。1002が投影対象領域を示し、以後、投影部314に1002の領域と、対象障害物1003の位置(不図示)をソートした順に表示する。図6のフローチャートの説明に戻る。
次に、ステップS604へと処理を移行し、ステップS604において、プロジェクタ200のCPU201は、障害物面積が同じグループがあれば、投影対象領域の面積が広い順にソートする。図10の場合は、同じ障害物面積のグループが無いため、ステップS603でソートした順で確定させて、図6のフローチャートを終える。
一方、ステップS601において、802の障害物の数が少ない領域を優先が選択された場合、ステップS602の判断では、ステップS605へと処理を移行する。
ステップS605において、プロジェクタ200のCPU201は、投影対象領域の障害物の数の少ない順にソートする。ソートの結果を図11を参照して説明する。
図11は、本発明の実施形態におけるプロジェクタ200が、障害物数の少ない順に投影対象領域をソートした結果を示すデータの一例である。
図11のデータ1100は、障害物数1101が少ない順にソートした結果である。1102が投影対象領域を示し、以後、投影部314に1102の領域と対象障害物1103の位置をソートした順に表示する。図6のフローチャートの説明に戻る。
次に、ステップS606へと処理を移行し、ステップS606において、プロジェクタ200のCPU201は、障害物数1101が同じグループがあれば、投影対象領域の面積が広い順にソートする。そのため、障害物数1101が[1]で同じである対象障害物1103の[101]、[102]、[103]は、投影対象面積1104が大きい順にソートされている。また、障害物数1101が[2]で同じである対象障害物1103の[101]と[102]、[101]と[102]、「102」と[103]の3つも、同様に投影対象面積1104が大きい順にソートされている。図11の1100のようなソート順を確定されて、図6のフローチャートを終える。
一方、ステップS601において、801の投影面積が広い領域を優先が選択された場合、ステップS602の判断では、ステップS607へと処理を移行する。
ステップS607において、プロジェクタ200のCPU201は、投影対象領域の面積が広い順にソートする。ソートの結果を図12を参照して説明する。
図12は、本発明の実施形態におけるプロジェクタ200が、投影対象面積の広い順に投影対象領域をソートした結果を示すデータの一例である。
図12のデータ1200は、投影対象領域1201の面積が広い順にソートした結果である。1202が投影対象領域を示し、以後、投影部314に1202の領域と対象障害物1203の位置をソートした順に表示する。図6のフローチャートの説明に戻る。
次に、ステップS608へと処理を移行し,ステップS608において、プロジェクタ200のCPU201は、投影対象面積1201が同じグループがあれば、障害物の数が少ない順にソートする。そのため、投影対象面積1201が同じである対象障害物1203の[102]及び「102」と[103]は、対象障害物の数が少ない順にソートされて、1200のようなソート順になる。
なお、ステップS608の処理は投影対象面積1201が同じグループに対して、障害物の数が少ない順にソートしても良いし、障害物の面積が小さい順にソートしても良い。図12の1200のようなソート順を確定して、図6のフローチャートを終える。
以上、図6のフローチャートにより、対象障害物グループ毎の投影対象領域の順位付け処理を終える。図4のフローチャートの説明に戻る。
次に、図4のステップS404において、プロジェクタ200のCPU201は、ステップS403でソートした順位が1番のグループの投影対象領域を以下の処理の対象とする。
次に、ステップS405において、プロジェクタ200のCPU201は、処理対象のグループの投影対象領域の外枠の四角形を投影部314により赤枠などで投影する(投影領域指定部)。具体例は、図13と図14を参照して後述する。
次に、ステップS406において、プロジェクタ200のCPU201は、投影対象領域内にある障害物に、障害物であることを示す文字などを投影(報知)する(障害物報知部)。具体例は、図13と図14を参照して後述する。
次に、ステップS407において、プロジェクタ200のCPU201は、ユーザから操作部209の入力を受け付けて、条件分岐を行う。ステップS407の処理は、プロジェクタ200が、障害物の候補をユーザに提示し、ユーザは取り除く(排除する)ことが出来る障害物かどうかを判断し、取り除くことが困難な障害物の場合は、プロジェクタ200が、次に取り除くべき障害物の候補を提示する条件分岐に該当する。図9を参照して、ユーザからの操作受付処理を説明する。
図9は、操作部のイメージであり、ユーザはステップS407の段階では、NEXTボタン905、BACKボタン906、OKボタン904もしくはCANCELボタン907が押下できる。
ステップS407において、ユーザがNEXT(次へ)ボタン905を押下すると、フローチャートの処理はステップS410へと移行し、ステップS410において、プロジェクタ200のCPU201は、ステップS403でソートした順位が、現在処理対象としているグループの次のグループの投影対象領域を処理対象と設定して、ステップS405の処理へと戻る。
一方、ステップS407において、ユーザがOKボタン904を押下すると、フローチャートの処理はステップS409へと移行する。
ステップS409において、プロジェクタ200のCPU201は、現在投影している投影可能領域全体への投影を変更し、ステップS405で投影された赤枠の投影対象領域に画像情報370の投影を開始し、本発明のフローチャートを終了して、画像情報370の情報を投影し続ける。
また、ステップS407において、ユーザがCANCELボタン907を押下する、もしくは一定時間以上操作部209への操作が無い場合は、投影可能領域全体へ投影している状態に戻って、フローチャートの処理を終了する。
以下、具体例を図13と図14を参照して説明する。
図13及び図14は、本発明の実施形態におけるプロジェクタ200によって投影する画面イメージの一例を示した模式図である。なお、説明の簡略化のために、図13及び図14では障害物が2つの場合で説明する。
図13の1300や図14の1400が投影面である壁であり、内部に表示されている1303や1403のエリアが投影可能領域(プロジェクタ200が投影することが出来る領域)に該当する。本発明のプロジェクタは、投影可能領域1303や1403に、例えばホワイト画面などの画像を投影し、ステップS401で投影可能領域1303内に存在する障害物1304や1404を認識する。次に、ステップS402において抽出された投影対象領域を、ステップS405において1301や1401の太線のような赤枠などで表示する。
次に、プロジェクタ200は、ステップS406において、現在の投影対象領域の対象障害物をユーザに提示する。障害物を提示している例を図13を参照して説明する。図13の1301が現在の投影対象領域であり、その領域の障害物としては、1304の時計なので、時計部分をステップS401で取得した障害物の位置情報から、1302のような白抜き文字と矢印で投影面に投影し、ユーザに取り除くことを促す。
次に、ユーザが時計1304を取り除いて図9のOKボタン904を押下すれば、画像情報370は、以後、投影対象領域1301に表示されるようになる。
一方、ユーザが時計1304を取り除けない場合(例えば時計1304は高い所にあり過ぎて取り除けない等)には、ユーザはNEXT(次へ)ボタン905を押下する。NEXTボタン905が押下されると、プロジェクタ200は、ステップS410において、次の順位の投影対象領域を選択し、ステップS405へと処理を戻す。ステップS405において、ステップS410で処理対象とされた投影対象領域が図14の1401の領域である場合、プロジェクタ200は、1401のように太線で覆われた枠を赤色などで投影する。
次に、プロジェクタ200は、ステップS406において、投影対象領域1401の対象障害物である1404の絵画をユーザに提示するために1402のような白抜き文字と矢印で投影面に投影し、ユーザに取り除くことを促す。
また、別の実施例として、図15を参照して説明する。
図15は、本発明の実施形態におけるプロジェクタ200によって投影する画面イメージの一例を示した模式図である。
図15の投影面1500には障害物として、1504〜1506の3つの障害物があり、1504と1506を排除すると、投影対象領域1501に投影可能であることを示しているイメージ図である。
投影面1500において、投影可能領域1503に1504〜1506のような障害物がある場合、投影対象領域1501の次に広い投影対象領域である1507のような投影対象領域の障害物候補1502を最初から表示する構成としても良い。
1502を表示することにより、1504と1506を取り除くよりも、1505のみを取り除くことが容易な場合に、ユーザの所望する投影領域をユーザが迷うこと無く、選択することが出来るという効果を有する。すなわち、ユーザが1507の投影領域があれば十分と考えており、1504を取り除くのが困難な場合は、1502の表示及び、1507の投影対象領域の表示により、ユーザが判断を容易に出来るように投影対象領域を示唆することが可能となる。
また、別の実施例として、投影領域をプロジェクタ200のズーム機能により投影領域を拡大・縮小する場合の実施例を記載する。
プロジェクタ200で、例えば図15の1507の位置が投影対象領域として指定された場合、通常のレンズ323によるズーム機能では、投影可能領域1503の中心から拡大・縮小するため、1507の投影対象領域を拡大すると、1507の投影領域の左下部分のみが投影可能領域外になるという問題がある。
この問題を解決するために、本発明では、ズームの際に、投影領域補正部311において投影対象領域(例えば1507)の中心を算出し、ズームの拡大・縮小にあわせて、1507の中心部分1508を中心にズームさせるように制御することも可能である。
また、別の実施例として、投影面に具体的な画像を投影することにより、投影される文字が読めるサイズで投影されるかを確認して、投影対象領域を選択させることも可能である。図16を参照して説明する。
図16は、本発明の実施形態におけるプロジェクタ200によって投影する画面イメージの一例を示した模式図である。
図16の投影面1600に投影可能な範囲1601において、障害物として、1602と1603の2つの障害物があり、1602を排除すると、投影対象領域1604に投影可能であることを示しているイメージ図である。
図16の場合は、障害物1602を排除可能な場合に、投影対象領域1604に具体的な投影画像を表示するために、図3の画像信号370を情報処理装置400から取得して1605のように表示するか、もしくは、図4の処理を情報処理装置で行い、図4のステップS409の処理で、情報処理装置400が有する画像情報を1605のように文字情報を表示させる。図16の1605のような、「以下のアーティストは好きですか?(以下云々)」という投影画像によって、ユーザが文字情報を読める大きさかどうかを判断し、ユーザが了承すれば、1606に表示されるようにOKボタン904もしくは情報処理装置400の[Enter]ボタンなどの押下により、投影領域を確定する。
仮に1605の文字情報の大きさではユーザが満足しない場合は、Canselボタン907もしくは情報処理装置400の[ESC]ボタンなどの押下により、投影領域の更なる拡大要望を受け付け、更なる投影対象領域の拡大を試みる。図16の場合は、障害物1602と1603の両方を排除するように依頼する画面が、表示されることとなる。このように、ユーザに一旦プレゼンテーション資料の内容を表示して、文字の大きさなどを確認させ、不都合がある場合は、ユーザの指定によりさらに文字の大きさなどを大きく表示できる領域を検索することにより、よりユーザが見易いプレゼンテーション資料内容の提示を行うことができる。
以上説明したように、ユーザに取り除くべき障害物を提示することにより、対象投影領域に障害物があった場合に、障害物を取り除くことを促すことでユーザが所望の投影対象領域を探索し、そこに投影する事が可能となる。
また、対象投影領域に複数の障害物があった場合に、ユーザが所望の投影対象領域を得るために取り除くと良い障害物の優先度を容易に提示することが出来る。
その結果、対象投影領域に複数の障害物があることが予想される家庭内などでのプロジェクタの投影において、より広い領域に投影させることが可能となる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
なお、特に図示しないが、記録媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータもディレクトリなどに管理されている。また、インストールするプログラムやデータが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態におけるフローチャートに示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記録媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記録媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
200 プロジェクタ
301 投影面障害物検出部
302 障害物選択部
303 投影対象領域抽出部
304 対象領域投影部
305 順位付け部
306 障害物位置投影部
310 信号入力部
311 投影領域補正部
312 信号出力部
313 投影領域確定部
314 投影部
320 駆動部
321 空間光変調部
322 光源
323 レンズ
330 センサ(撮像部)
350 障害物
360 スクリーンor壁
370 画像信号

Claims (9)

  1. 投影面に情報を投影する投影手段を有する投影システムであって、
    前記投影手段が投影する前記投影面をセンシングするセンシング手段により取得する情報から、該投影面上にある障害物を検出する投影面障害物検出手段と、
    前記投影面障害物検出手段により検出された障害物のうち、ユーザによる排除の対象となる対象障害物を報知する障害物報知手段と、
    前記障害物報知手段により報知された排除の対象となる対象障害物を除く障害物を投影領域に含まないように投影する投影領域制御手段と、
    を有することを特徴とする投影システム。
  2. 前記投影面障害物検出手段は、複数の障害物を検出可能であり、
    前記障害物報知手段は、前記投影面障害物検出手段により検出された複数の対象障害物のうち少なくとも1つを報知するものであって、
    前記障害物報知手段により報知された1または複数の対象障害物を含む領域に投影する選択を受け付ける障害物選択手段を有し、
    前記投影領域制御手段は、前記障害物選択手段により選択を受け付けた対象障害物を除く障害物を投影領域に含まないように投影することを特徴とする請求項1に記載の投影システム。
  3. 前記投影領域制御手段は、前記障害物選択手段により選択を受け付けた対象障害物を除く障害物を含まない領域のうち、領域が最大となる投影領域を抽出することを特徴とする、請求項2に記載の投影システム。
  4. 前記障害物選択手段により選択を受け付けた複数の対象障害物群の座標情報を記憶する対象障害物群記憶手段と、
    前記対象障害物群記憶手段に記憶された対象障害物群の座標情報から優先度に応じて順位を付ける順位付け手段と、
    前記障害物報知手段は、前記順位付け手段により付けられた順位に応じて、排除の対象となる対象障害物を報知することを特徴とする請求項2または3に記載の投影システム。
  5. 前記優先度とは、前記対象障害物群記憶手段で記憶された座標情報から、前記対象障害物群の領域の大きさ順に順位付けし、
    前記障害物報知手段は、前記対象障害物群の領域の大きさ順に選択を受け付けた対象障害物を報知することを特徴とする、請求項4に記載の投影システム。
  6. 前記優先度とは、前記対象障害物群記憶手段で記憶された座標情報から、前記対象障害物群の対象障害物の数順に順位付けし、
    前記障害物報知手段は、前記対象障害物群の対象障害物の数順に選択を受け付けた対象障害物を報知することを特徴とする、請求項4に記載の投影システム。
  7. 投影面に情報を投影する投影手段を有するプロジェクタであって、
    前記投影手段が投影する前記投影面をセンシングするセンシング手段により取得する情報から、該投影面上にある障害物を検出する投影面障害物検出手段と、
    前記投影面障害物検出手段により検出された障害物のうち、ユーザによる排除の対象となる対象障害物を報知する障害物報知手段と、
    前記障害物報知手段により報知された排除の対象となる対象障害物を除く障害物を投影領域に含まないように投影する投影領域制御手段と、
    を有することを特徴とするプロジェクタ。
  8. 投影面に情報を投影する投影手段を有する投影システムにおける画像投影方法であって、
    前記投影手段が投影する前記投影面をセンシングするセンシング手段により取得する情報から、該投影面上にある障害物を検出する投影面障害物検出工程と、
    前記投影面障害物検出工程により検出された障害物のうち、ユーザによる排除の対象となる対象障害物を報知する障害物報知工程と、
    前記障害物報知工程により報知された排除の対象となる対象障害物を除く障害物を投影領域に含まないように投影する投影領域制御工程と、
    を有することを特徴とする画像投影方法。
  9. 投影面に情報を投影する投影手段を有する投影システムで読み取り実行されるプログラムであって、
    前記投影システムを、
    前記投影手段が投影する前記投影面をセンシングするセンシング手段により取得する情報から、該投影面上にある障害物を検出する投影面障害物検出手段と、
    前記投影面障害物検出手段により検出された障害物のうち、ユーザによる排除の対象となる対象障害物を報知する障害物報知手段と、
    前記障害物報知手段により報知された排除の対象となる対象障害物を除く障害物を投影領域に含まないように投影する投影領域制御手段として機能させることを特徴とするプログラム。
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