JPWO2016060112A1 - 衛生機器用の防汚用湿気硬化型樹脂組成物およびそれを用いる衛生機器の周囲の汚れ防止方法 - Google Patents

衛生機器用の防汚用湿気硬化型樹脂組成物およびそれを用いる衛生機器の周囲の汚れ防止方法 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016060112A1
JPWO2016060112A1 JP2016554080A JP2016554080A JPWO2016060112A1 JP WO2016060112 A1 JPWO2016060112 A1 JP WO2016060112A1 JP 2016554080 A JP2016554080 A JP 2016554080A JP 2016554080 A JP2016554080 A JP 2016554080A JP WO2016060112 A1 JPWO2016060112 A1 JP WO2016060112A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
resin composition
sanitary equipment
moisture
respect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016554080A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6660884B2 (ja
Inventor
丈典 小高
丈典 小高
達志 三田
達志 三田
弘武 永江
弘武 永江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Chemical Ind Co Ltd
Original Assignee
Sharp Chemical Ind Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Chemical Ind Co Ltd filed Critical Sharp Chemical Ind Co Ltd
Publication of JPWO2016060112A1 publication Critical patent/JPWO2016060112A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6660884B2 publication Critical patent/JP6660884B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L101/00Compositions of unspecified macromolecular compounds
    • C08L101/02Compositions of unspecified macromolecular compounds characterised by the presence of specified groups, e.g. terminal or pendant functional groups
    • C08L101/10Compositions of unspecified macromolecular compounds characterised by the presence of specified groups, e.g. terminal or pendant functional groups containing hydrolysable silane groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K3/00Materials not provided for elsewhere
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K3/00Materials not provided for elsewhere
    • C09K3/10Materials in mouldable or extrudable form for sealing or packing joints or covers
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E03WATER SUPPLY; SEWERAGE
    • E03DWATER-CLOSETS OR URINALS WITH FLUSHING DEVICES; FLUSHING VALVES THEREFOR
    • E03D11/00Other component parts of water-closets, e.g. noise-reducing means in the flushing system, flushing pipes mounted in the bowl, seals for the bowl outlet, devices preventing overflow of the bowl contents; devices forming a water seal in the bowl after flushing, devices eliminating obstructions in the bowl outlet or preventing backflow of water and excrements from the waterpipe
    • E03D11/13Parts or details of bowls; Special adaptations of pipe joints or couplings for use with bowls, e.g. provisions in bowl construction preventing backflow of waste-water from the bowl in the flushing pipe or cistern, provisions for a secondary flushing, for noise-reducing
    • E03D11/16Means for connecting the bowl to the floor, e.g. to a floor outlet

Abstract

トイレ等の衛生機器の設置床面の汚れや悪臭をより簡単に防止することが可能な、防汚用湿気硬化型樹脂組成物およびそれを用いた衛生機器の周囲の汚れ防止方法を提供する。本発明の衛生機器用の該防汚用湿気硬化型樹脂組成物は、分子鎖末端に対する加水分解性ケイ素基の導入率が50%未満である重合体(I)と分子鎖末端に対する加水分解性ケイ素基の導入率が50%以上である重合体(II)とを含み、重合体(I)100重量部に対し、重合体(II)を5〜200重量部を含む。

Description

本発明は、衛生機器用の防汚用湿気硬化型樹脂組成物およびそれを用いる衛生機器の周囲の汚れ防止方法に関する。
衛生機器は、給水管と排水管を備え床面に載置される設備であり、便器や洗面台やキッチン流し台等が代表的なものである。衛生機器本体の清掃は容易に行うことができるが、衛生機器本体の周縁部の床面には埃、ゴミ、水等がたまりやすく不衛生となり易い。例えば、洋式便器や和式便器等の便器をトイレの床面に載置する場合、床面に当接する便器の周縁部に隙間が生じる。便器使用時に便器外面や床面に飛散した尿や水が、その隙間に入り込み、床面の汚れや悪臭の原因となる。
これに対し、例えば、特許文献1には従来技術として便器と床との間をシリコーンでコーキングするトイレ付ユニットの施工方法が記載されている。また、特許文献2には、便器の下端外周に全周に亘る防水用のパッキンを設ける便器の施工方法が記載されている。
特開平1−322036号公報 実開平5−49887号公報
コーキング材やパッキンを用いることにより、便器の外面に付着した尿や結露水が下方に垂れても床面と便器との隙間に入り込みにくく、また床面に飛散した尿も床面と便器との隙間に入り込みにくいので、悪臭の発生や床材の腐食を防止することが可能である。
しかしながら、コーキング材やパッキンの汚れがひどくなったり悪臭が染みこんだり、経年劣化により防水性が低下した場合、交換が必要となるがその交換は容易ではない。例えば、コーキング材は、被着体に強く接着するため、一旦硬化すると剥がすのは容易ではなく、コーキング材を無理に剥がそうとすると便器や床面が損傷する場合がある。また、パッキンを交換しようとすると、便器を持ち上げる必要があるため、交換作業のコストが増加する。そのため、汚れがひどいコーキング材やパッキンをそのまま使わざるを得ないため、不衛生となるという問題がある。
また、ビルや公共施設等のトイレは、不特定多数の人が利用するため、床面に飛散する尿や水の量が非常に多いため不衛生となり易く、清掃員による定期的な清掃が必要とされている。しかしながら、床面と便器との隙間を掃除するためには屈み込む必要があり、その作業負荷が大きいという問題がある。そのため、より簡単に作業を行うことができる方法も望まれている。
また、洗面台の洗面ボールと壁材との隙間には、通常、洗面台設置時にコーキングが行われる。しかし、この場合もコーキング材の汚れがひどくなったり悪臭が染みこんだり、経年劣化により防水性が低下した場合にその交換は容易ではないという問題がある。また、キッチン流し台と壁材との隙間にも、通常、洗面台設置時にコーキングが行われる。しかし、この場合もコーキング材の汚れがひどくなったり悪臭が染みこんだり、経年劣化により防水性が低下した場合にその交換は容易ではないという問題がある。
そこで、本発明は、衛生機器の周囲の汚れや悪臭をより簡単に防止することが可能な、防汚用湿気硬化型樹脂組成物およびそれを用いた衛生機器の周囲の汚れ防止方法を提供することを目的とした。
上記の課題を解決するため、本発明者らは鋭意検討した結果、防汚用湿気硬化型樹脂組成物を用いることで、より簡単に衛生機器の周囲の汚れや悪臭を防止することが可能なことを見出して本発明を完成させたものである。すなわち、本発明の衛生機器用の防汚用湿気硬化型樹脂組成物は、分子鎖末端に対する加水分解性ケイ素基の導入率が50%未満である重合体(I)と分子鎖末端に対する加水分解性ケイ素基の導入率が50%以上である重合体(II)とを含み、重合体(I)100重量部に対し、重合体(II)を5〜200重量部を含むことを特徴とする。
また、本発明の衛生機器の周囲の汚れ防止方法は、衛生機器の周囲の隙間を、分子鎖末端に対する加水分解性ケイ素基の導入率が50%未満である重合体(I)と分子鎖末端に対する加水分解性ケイ素基の導入率が50%以上である重合体(II)とを含み、重合体(I)100重量部に対し、重合体(II)を5〜200重量部を含む剥離可能な湿気硬化型樹脂組成物を用いて封止することを特徴とする。
本発明の防汚用湿気硬化型樹脂組成物は、汚れたら被着部から容易に剥離することができるので、簡単に交換でき、使い捨て可能である。そのため、より簡単に衛生機器の周囲の汚れや悪臭を防止することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明の衛生機器用の防汚用湿気硬化型樹脂組成物は、分子鎖末端に対する加水分解性ケイ素基の導入率が50%未満である重合体(I)と分子鎖末端に対する加水分解性ケイ素基の導入率が50%以上である重合体(II)とを含み、重合体(I)100重量部に対し、重合体(II)を5〜200重量部を含むことを特徴とするものである。
本発明の防汚用湿気硬化型樹脂組成物の使用対象となる衛生機器は、給水管と排水管を備えた設備であり、和式便器や洋式便器等の大便器や小便器等の便器、洗面器や洗面台、キッチン流し台、食洗機、流し台や食洗機を備えたシステムキッチン、電気洗濯機、ユニットバス(床面と壁面の隙間、バスタブと壁面の隙間等)等を挙げることができる。衛生機器の材質は、一般的な材質であって、金属、ガラス、プラスチック、セラミック等を挙げることができる。本発明の使用対象となる衛生機器の好ましい材質は、セラミックである。
また、衛生機器が載置される床面の材質は、塩化ビニル樹脂やポリオレフィン樹脂等の合成樹脂系床材、木質系床材、タイル、コンクリート等を挙げることができる。好ましい材質は、合成樹脂系床材、より好ましくは塩化ビニル樹脂である。
本発明の樹脂組成物に用いる重合体(I)と(II)の主鎖には、ポリオキシアルキレン重合体又はビニル系重合体を用いる。ポリオキシアルキレン重合体には、−CHCHO−、−CHCH(CH)O−、−CHCH(C)O−、−CH(CH)CHO−、−CH(C)CHO−、−CHCHCHO−、及び−CHCHCHCHO−から選択された1種以上の繰り返し単位からなるものを用いることができる。好ましくは、−CHCH(CH)O−である。また、ビニル系重合体には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリ(メタ)アクリレート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリブタジエン、ポリイソプレン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、及びこれら重合体のいずれか2種以上を成分として含む共重合体等を挙げることができる。好ましくは、ポリ(メタ)アクリレートである。
主鎖にポリオキシアルキレン重合体を用いた場合、重合体(I)の分子量は500〜30000、好ましくは1000〜20000である。また、重合体(II)の分子量は500〜30000、好ましくは5000〜20000である。ここで、重合体(I)及び(II)の分子量は、原料である水酸基末端ポリオキシアルキレン重合体の水酸基価換算価分子量に基づいて算出した値である。
また、主鎖にビニル系重合体を用いた場合、重合体(I)の数平均分子量は500〜30000、好ましくは1500〜15000である。また、重合体(II)の数平均分子量は500〜30000、好ましくは2000〜15000である。
また、重合体(I)の加水分解性ケイ素基は分子鎖末端に対する加水分解性ケイ素基の導入率が50%未満であり、25%以上50%未満が好ましい。また、重合体(II)の加水分解性ケイ素基は分子鎖末端に対する加水分解性ケイ素基の導入率が50%以上100%以下であり、60%以上100%以下が好ましい。
ここで、分子鎖末端に対する加水分解性ケイ素基の導入率は、末端基が水酸基である重合体の場合、加水分解性ケイ素基導入後の未反応の水酸基を水酸基価分析法を用いて算出することができる。また、末端基の種類に限定されない方法として、IR法やNMR法を用いて加水分解性ケイ素基導入後の末端基を定量することにより算出する方法を用いることもできる。
また、重合体(I)及び(II)の加水分解性ケイ素基は、アルキルジアルコキシシリル基やトリアルコキシシリル基を用いることができる。アルキルジアルコキシシリル基は、アルキル基が炭素数1から6のアルキル基が好ましく、アルコキシ基が炭素数1から6のアルコキシ基、すなわち、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基又はn−ヘキシルオキシ基が好ましく、より好ましくはメチルジメトキシシリル基又はメチルジエトキシシリル基、さらに好ましくはメチルジメトキシシリル基である。また、トリアルコキシシリル基は、アルコキシ基が炭素数1から6のアルコキシ基、すなわち、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基、n−ヘキシルオキシ基が好ましく、より好ましくはトリメトキシシリル基である。重合体(I)及び(II)の加水分解性ケイ素基の組み合わせは特に限定されない。
重合体(I)100重量部に対し、重合体(II)を5〜250重量部、好ましくは5〜200重量部使用する。5重量部より少ないとガラスに付着し易くなり、250重量部より多いと、ガラスに接着し易くなるからである。
ポリオキシアルキレン重合体に加水分解性ケイ素基を導入する方法としては、2官能の開始剤の存在下、環状エーテルを開環重合させてポリオキシアルキレンジオールを製造し、このジオールの水酸基に加水分解性ケイ素基を導入する方法等の公知の方法を用いることができる。また、ビニル系重合体に加水分解性ケイ素基を導入する方法としては、ビニル系モノマーと、加水分解性ケイ素基含有モノマーとを共重合する方法を用いることができる。加水分解性ケイ素基の導入率を変化させる方法としては、ポリオキシアルキレン重合体の場合、ジオールの水酸基に対する加水分解性ケイ素基のモル数を変化させることに行うことができる。また、ビニル系重合体の場合、共重合させる加水分解性ケイ素基含有モノマーの配合比を変化させることにより加水分解性ケイ素基の導入率を変化させることができる。
(硬化触媒)
本発明に用いる湿気硬化型樹脂組成物には、硬化反応を促進させるために硬化触媒を用いる。具体例としては、アルキルチタン酸塩、有機ケイ素チタン酸塩、ビスマストリス−2−エチルヘキサノエート等の金属塩、リン酸、p−トルエンスルホン酸、フタル酸等の酸性化合物、ブチルアミン、ヘキシルアミン、オクチルアミン、デシルアミン、ラウリルアミン等の脂肪族モノアミン、エチレンジアミン、ヘキサンジアミン等の脂肪族ジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン等の脂肪族ポリアミン類、ピペリジン、ピペラジン等の複素環式アミン類、メタフェニレンジアミン等の芳香族アミン類、エタノールアミン類、トリエチルアミン、エポキシ樹脂の硬化剤として用いられる各種変性アミン等のアミン化合物を挙げることができる。また、ジオクチル酸錫、ジナフテン酸錫、ジステアリン酸錫等の2価の錫と上記アミン類の混合物を挙げることもできる。
また、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジラウレート及び以下のカルボン酸型有機錫化合物並びにこれらのカルボン酸型有機錫化合物と上記のアミン類との混合物を挙げることもできる。
(n−CSn(OCOCH=CHCOOCH
(n−CSn(OCOCH=CHCOO−(n−C))
(n−C17Sn(OCOCH=CHCOOCH
(n−C17Sn(OCOCH=CHCOO−(n−C))
(n−C17Sn(OCOCH=CHCOO−(iso−C17))
また、以下の含硫黄型有機錫化合物を挙げることもできる。
(n−CSn(SCHCOO)
(n−C17Sn(SCHCOO)
(n−C17Sn(SCHCHCOO)
(n−C17Sn(SCHCOOCHCHOCOCHS)
(n−CSn(SCHCOO−(iso−C17))
(n−C17Sn(SCHCOO−(iso−C17))
(n−C17Sn(SCHCOO−(n−C17))
(n−CSnS
また、以下の有機錫オキシドを挙げることもできる。
(n−CSnO
(n−C17SnO
また、上記の有機錫オキシドとエチルシリケート、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、マレイン酸ジオクチル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジオクチル等のエステル化合物との反応生成物を挙げることもできる。
また、以下のキレート錫化合物およびこれらのキレート錫化合物とアルコキシシランとの反応生成物(但し、acacはアセチルアセトナト配位子を表す。)を挙げることもできる。
(n−CSn(acac)
(n−C17Sn(acac)
(n−C(C17O)Sn(acac)
また、以下の−SnOSn−結合含有有機錫化合物を挙げることもできる。
(n−C(CHCOO)SnOSn(OCOCH)(n−C
(n−C(CHO)SnOSn(OCH)(n−C
硬化触媒は、重合体(I)及び(II)の合計量100重量部に対し、0.01〜10重量部使用する。0.01重量部より少ないと効果が十分でなく、10重量部より多いとい硬化物に耐久性が低下するので好ましくない。
本発明の樹脂組成物には、必要に応じて、充填剤、脱水剤、可塑剤等の添加剤を添加することができる。
(充填剤)
充填剤としては、公知の充填剤を使用することができる。具体例としては、表面を脂肪酸または樹脂酸系有機物で表面処理した炭酸カルシウム、さらにこれを微粉末化した平均粒径1μm以下の膠質炭酸カルシウム、沈降法により製造した平均粒径1〜3μmの軽質炭酸カルシウム、平均粒径1〜20μmの重質炭酸カルシウム等の炭酸カルシウム、フュームドシリカ、沈降性シリカ、無水ケイ酸、含水ケイ酸、およびカーボンブラック、炭酸マグネシウム、ケイソウ土、焼成クレー、クレー、タルク、酸化チタン、ベントナイト、有機ベントナイト、酸化第二鉄、酸化亜鉛、活性亜鉛華、シラスバルーン、木粉、パルプ、木綿チップ、マイカ、くるみ穀粉、もみ穀粉、グラファイト、アルミニウム微粉末、フリント粉末等の粉体状充填剤。ガラス繊維、ガラスフィラメント、炭素繊維、ケブラー繊維、ポリエチレンファイバー等の繊維状充填剤等を挙げることができる。これらの充填剤は単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
充填剤の使用量は重合体(I)及び(II)の合計量に対して1〜1000重量%であり、好ましくは10〜300重量%である。
(可塑剤)
本発明の樹脂組成物には、硬度調整のために可塑剤を使用することもできる。可塑剤としては公知の可塑剤を使用することができる。具体例としては、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ブチルベンジル等のフタル酸アルキルエステル類;アジピン酸ジオクチル、コハク酸ジイソデシル、セバシン酸ジブチル、オレイン酸ブチル等の脂肪族カルボン酸アルキルエステル類;ペンタエリスリトールエステル等;リン酸トリオクチル、リン酸トリクレジル等のリン酸エステル類;エポキシ化大豆油、エポキシステアリン酸ベンジル等のエポキシ可塑剤;ポリプロピレングリコール;ポリエチレングリコール;塩素化パラフィン;等を挙げることができる。これらの可塑剤を単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
(脱水剤)
また、本発明の樹脂組成物には、硬化物の物性や硬化性及び貯蔵安定性を調節する目的で加水分解性ケイ素化合物を任意に添加できる。具体例としては、テトラメチルシリケート、ビニルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、トリメチルメトキシシランなどやこれらのメトキシ基がエトキシ基に置換された化合物などを挙げることができるが、これらに限定されない。添加量は重合体(I)及び重合体(II)の合計量100重量部に対し、0.5〜5重量部である。0.5重量よりも少ないと貯蔵安定性が悪くなる。また5重量部よりも多いとガラスに接着し易くなるからである。
その他の添加剤として、チキソ性付与剤、フェノール樹脂やエポキシ樹脂、顔料、各種の安定剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、オリゴエステルアクリレートのような表面改質を目的とした光硬化性化合物、粘度調整のための溶剤等を添加することもできる。しかし、湿気硬化性樹脂組成物に一般的に使用される各種のシランカップリング剤といった粘着付与剤は添加しない。粘着付与剤を用いると、基材に対し強力に接着するようになるからである。
その他の添加剤として、本発明の樹脂組成物には、さらに消臭剤を添加することもできる。消臭剤は、アンモニアやアミン化合物等の窒素含有悪臭物質や、硫化水素やメルカプタン等の硫黄含有悪臭物質を吸着または化学反応により無害化する作用を有するもので、例えば、吸着作用を利用するものとしては、活性炭、活性白土、天然ゼオライト、合成ゼオライト、ベントナイトやセピオライト等の層状ケイ酸塩、リン酸ジルコニウム等の層状リン酸塩、シリカ、セラミック、天然多糖類であるキトサンの粉末やファイバー等を挙げることができる。また、化学反応を利用するものとしては、酸化チタン系光触媒による消臭、硫酸鉄によるアンモニアの消臭、酸化鉄による硫化水素の消臭等を挙げることができる。好ましくは、層状リン酸塩である。例えば、アンモニアやアミン化合物等の窒素含有悪臭物質の吸着性に優れたものとして、リン酸ジルコニウム含有多層構造粒子を用いることができる。そのリン酸ジルコニウム含有多層構造粒子としては、市販の製品として、「ケスモンNS―10」(東亜合成社製)を挙げることができる。
また、さらに抗菌剤を添加することもできる。抗菌剤としては、例えば、無機系抗菌剤として、銀、銅、亜鉛、スズ等をゼオライトやシリカゲルに担持したものを挙げることができ、有機系抗菌剤としては、有機窒素硫黄系化合物等を用いることができる。
また、さらに防カビ剤を添加することもできる。防カビ剤としては、例えば、ベンズイミダゾール、チオールピリジン等を用いることができる。抗菌剤や防カビ剤を含有させることで、細菌やカビの発生および繁殖を予防して、衛生機器の周囲を清潔にすることが可能となる。
本発明の樹脂組成物には、さらに、有機または無機顔料を添加して視覚的な効果を付与してもよい。本発明の樹脂組成物は、硬化が早く且つ貯蔵安定性がよいので、これら成分を長期に亘り保持することが可能であり、これら成分の効果を十分に発揮させることが可能である。
本発明の樹脂組成物は、環境条件下で硬化可能であり、加熱することにより又は水分を添加することにより硬化を促進させることができる。
また、本発明の衛生機器の周囲の汚れ防止方法は、衛生機器の周囲の隙間を、分子鎖末端に対する加水分解性ケイ素基の導入率が50%未満である重合体(I)と分子鎖末端に対する加水分解性ケイ素基の導入率が50%以上である重合体(II)とを含み、重合体(I)100重量部に対し、重合体(II)を5〜200重量部を含む剥離可能な湿気硬化型樹脂組成物を用いて封止することを特徴とするものである。
本発明の汚れ防止方法において、衛生機器の周囲の隙間としては、衛生機器の周縁部と該衛生機器を設置する床面との隙間、あるいは衛生機器と隣り合う壁材または物品との隙間が含まれる。本発明の汚れ防止方法の適用箇所としては、洋式および和式便器、並びに小便器の周縁部と設置床面との隙間、洗面台の周縁部と設置床面との隙間、洗面台の洗面ボールと隣り合う壁材との隙間、システムキッチンの周縁部と設置床面との隙間、システムキッチンと隣り合う壁材との隙間、キッチン流し台と隣り合うガスコンロとの隙間、ユニットバスの床面と壁面との隙間、バスタブと壁面との隙間、洋式便器の便器と便座との隙間、システムキッチン天板に設置された蛇口の根元部分とシステムキッチン天板およびシステムキッチン立ち上がり部との隙間、ビルトインIHクッキングヒーターやビルトインガスコンロの周囲とシステムキッチン天板との隙間、ビルトインIHクッキングヒーターのガラストップと型枠との隙間、ビルトインガスコンロのガラストップと型枠との隙間、レンジフードに取り付けるフィルターとフードとの隙間等を挙げることができる。なお、上記の物品は、衛生機器と隣り合って配置される物品であれば特に限定されないが、例えば収納用家具、厨房機器等を挙げることができる。
例えば、衛生機器が洋式便器の場合について説明すると、施工時には便器の周縁部にはコーキングやパッキンは不要である。便器の周縁部と設置床面との隙間に、例えば手持ち式のガンタイプの塗布装置を用いてあるいは直接チューブから本発明の樹脂組成物を塗布すればよい。上記の通り、本発明の樹脂組成物は、環境条件下で硬化可能であるが、必要に応じて加熱することにより又は水分を添加することにより硬化を促進させることができる。硬化することにより、本発明の樹脂組成物は封止部を形成する。汚れた封止部は、引っ張ることにより、床面と便器から容易に剥がすことができる。剥がした封止部はそのまま廃棄すればよい。なお、封止部を剥がし易くするために、封止部に剥がし片を設けてもよい。剥がし片として、例えば紙片、輪ゴム、紐等を封止部から表出するように硬化前の樹脂組成物に埋め込んでおけばよい。また、剥がし片を使わなくても、封止部の一部を盛り上げて硬化させておくと、つまんで剥がし易くなる。
また、キッチン流し台と隣り合うガスコンロとの隙間には、通常、コーキングは施されているが、コーキング材に付着した油汚れを洗い落とすことは容易ではない。しかし、本発明の樹脂組成物は、簡単に剥がすことができるので、油汚れ等により汚れた樹脂組成物を剥がし、新たに本発明の樹脂組成物を塗布することで、ガスコンロ周りをきれいに維持することができる。
また、洋式便器の便器と便座との隙間の場合、便器の開口上縁部に本発明の樹脂組成物を塗布して土手部を形成することで、小便等が便器と便座との隙間を通って、床面に飛散することを防止することができる。
以下、実施例を用いて本発明を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。なお、以下の実施例における「部」は、特に断らない限り「重量部」を表す。
(重合体の合成)
合成例1
グリセリンを開始剤とし、亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体触媒の存在下プロピレンオキシドを反応させて得られたポリオキシプロピレントリオールの末端水酸基をアリルオキシ基に変換した後精製した。さらに塩化白金酸を触媒としてメチルジメトキシシランと反応させ、分子鎖末端の35%にメチルジメトキシシリルプロピル基を導入した重合体Aを合成した。
合成例2
ジターシャリーブチルパーオキサイドを開始剤とし、アクリル酸エステル単量体としてアクリル酸ブチル、加水分解性シリル基含有単量体としてγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランからなる単量体混合物を、一定の供給速度で反応温度を250℃に制御しながら25分反応した結果、分子鎖末端の15%にシラン基を導入した重合体Bを合成した。
合成例3
エチレングリコールを開始剤とし、亜鉛ヘキサシアノコバルテート錯体触媒の存在下プロピレンオキシドを反応させて得られたポリオキシプロピレンジオールの末端水酸基をアリルオキシ基に変換した後精製した。さらに塩化白金酸を触媒としてメチルジメトキシシランと反応させ、分子鎖末端の60% にメチルジメトキシシリルプロピル基を導入した重合体Cを合成した。
合成例4
亜鉛ヘキサシアノコバルテート−グライム錯体触媒の存在下、ポリオキシプロピレンジオールにプロピレンオキシドを開環重合させてポリオキシプロピレンジオール(重合体P)を得た。耐圧反応器に重合体Pを入れ、内温を110℃に保持しながら減圧脱水した。つぎに、反応器内雰囲気を窒素ガスに置換し、内温を50℃に保持しながら、NCO/OHが0.97となるように、3−イソシアネートプロピルトリメトキシシラン(純度95%)を投入した。つづいて、内温を80℃に8時間保持して、重合体(P)と3−イソシアネートプロピルトリメトキシシランをウレタン化反応させて、分子鎖末端の90%にトリメトキシシリル基を導入した重合体Dを得た。
ここで、重合体中の加水分解性ケイ素の導入率は、H−NMR分析から求めた。
実施例1〜6及び比較例1〜5
重合体(I)として重合体A及びB、重合体(II)として重合体C及びDを用いた。これら重合体に、可塑剤としてポリプロピレングリコール、充填剤として加熱乾燥により水分を除去したシリカを加え、遊星式攪拌器(クラボウ社製)を使用して攪拌・混合した。得られた混合物を室温まで温度を下げてから、脱水剤としてシラン化合物と硬化触媒としてジブチルスズビス(アセチルアセトネート)[(n−CSn(acac)]を加えて攪拌・混合して湿気硬化型樹脂組成物を得た。実施例6では、さらに消臭剤として東亜合成社製ケスモンNS−10を加えて攪拌・混合して混合物を得た。表1に実施例1〜6および比較例1〜5の配合を示す。
Figure 2016060112
(評価)
(1)剥離性試験
以下に示す各基材に、温度23℃、湿度50%の雰囲気下で、湿気硬化型樹脂組成物を打設した後、3日間養生した。簡易接着性試験(日本シーリング材工業会発刊建築用シーリング材ハンドブックに記載の方法に準拠)を行い、以下の評価基準を用いて以下の各基材からの剥離性を評価した。
評価基準
〇:樹脂組成物を基材から容易にはがすことができる。
×:樹脂組成物の一部が基材に付着して残る。
基材
・陶器(便器)
・合成樹脂(便器)
・タイル(床面)
・木質フローリング(床面)
・塩ビ樹脂シート(床面)
・コンクリート(床面)
(2)硬化性試験
温度23℃、湿度50%の雰囲気下で、湿気硬化型樹脂組成物を10mm幅で10mm高さのアルミチャネルに打設し、24時間後に切り出し、厚み(単位mm)を測定した。硬化反応は、樹脂組成物の表面から進むため、表面に形成される皮膜の厚さ(以下、硬化厚みという。)が大きいほうが、硬化速度が大きいことを示す。
(3)貯蔵安定性試験
カートリッジ容器に充填した湿気硬化型樹脂組成物を温度50℃、湿度80%のオーブンに7日間に保存した後押し出して外観の変化の有無、タックフリー時間(指蝕乾燥時間)を確認した。以下の評価基準を用いた。
○:外観の変化が無くタックフリー時間が2倍以上変化しない。
×:タックフリー時間が2倍を超える。
なお、比較例3は硬化性が悪いため、貯蔵安定性の試験は行わなかった。
(4)トイレ床面試験
実際に便器(LIXILE社製ハイパーキラミック)と塩ビ樹脂シートからなる床面との隙間に湿気硬化型樹脂組成物を打設して、7日後に剥がせるかどうかを確認した。以下の評価基準を用いた。
〇:便器、塩ビ樹脂シートいずれからも容易にはがすことができる。
×便:便器には一部が付着して残るが、塩ビ樹脂シートからは容易にはがすことができる。
×塩ビ:便器からは容易にはがすことができるが、塩ビ樹脂シートには、一部が付着して残る。
××:便器、塩ビ樹脂シートいずれにも、一部が付着して残る。
(5)アンモニア除去試験
(i)実施例1および実施例6の湿気硬化型樹脂組成物を100×100×5mmのシート状にして、温度23℃、湿度50%の雰囲気下で硬化させた。
(ii)試験袋に(i)のシートを入れ、さらに空気を1L注入した。
(iii)アンモニアを100ppmとなるよう注入した。
(iv)2時間後の試験袋中の残存ガス濃度を測定し、減少率を評価した。
(v)(i)のシートを用いずに同様の評価を行い、空試験とした。
(vi)アンモニアの減少率を下記の計算式により算出した。
減少率(%)={(空試験の残存アンモニア濃度−サンプルの残存アンモニア濃度)/空試験の残存アンモニア濃度}×100
(評価結果)
表2に実施例1〜6および比較例1〜5の評価結果を示す。
Figure 2016060112
実施例1〜6は、剥離性、硬化性および貯蔵安定性が良好であり、またトイレ床面からの剥離性も良好であった。これに対し、比較例1,2は重合体(I)が配合されていないため、硬化性は良好であったが、陶器とタイルからの剥離性や、トイレ床面からの剥離性が不良であった。また、比較例3は重合体(I)が配合されているが重合体(II)の配合量が少ないため硬化厚みが0.5mm以下と実用には不十分な値であった。比較例3は硬化性が不十分なため各基材に対して付着している状態となり、いずれの基材に対する剥離性もトイレ床面から剥離性も不良であった。また、比較例4は重合体(I)および重合体(II)がともに配合されているが、重合体(I)100部に対して、重合体(II)が300部と多いために、陶器、タイルに対して一部剥離せずに接着した。また、比較例5は重合体(II)が配合されておらず、比較例3と同じく、硬化性が不十分であり各基材に対して付着している状態となり、いずれの基材に対する剥離性もトイレ床面から剥離性も不良であった。また、実施例1と2、そして3と4との比較から、加水分解性トリアルコキシシリル基を有する重合体を添加すると、硬化速度が増加することがわかった。また、消臭剤を含む湿気硬化型樹脂組成物(実施例6)は、アンモニア減少率が100%であり、試験に用いたアンモニアをほぼ100%除去することができた。これは、消臭剤を含まない湿気硬化型樹脂組成物(実施例1)の約1.5倍の減少率であり、優れたアンモニア除去能を有することを確認できた。
以上の通り、本発明の防汚用湿気硬化型樹脂組成物は、汚れたら被着部から容易に剥離することができるので、簡単に交換でき、使い捨て可能である。そのため、より簡単に衛生機器の周囲の汚れや悪臭を防止することが可能となる。

Claims (7)

  1. 衛生機器用の防汚用湿気硬化型樹脂組成物であって、
    分子鎖末端に対する加水分解性ケイ素基の導入率が50%未満である重合体(I)と分子鎖末端に対する加水分解性ケイ素基の導入率が50%以上である重合体(II)とを含み、重合体(I)100重量部に対し、重合体(II)を5〜200重量部を含む、該防汚用湿気硬化型樹脂組成物。
  2. 上記重合体(I)と上記重合体(II)の加水分解性基が、アルキルジアルコキシシリル基又はトリアルコキシシリル基である請求項1記載の防汚用湿気硬化型樹脂組成物。
  3. さらに消臭剤を含む請求項1または2に記載の防汚用湿気硬化型樹脂組成物。
  4. 衛生機器の周囲の汚れ防止方法であって、
    衛生機器の周囲の隙間を、分子鎖末端に対する加水分解性ケイ素基の導入率が50%未満である重合体(I)と分子鎖末端に対する加水分解性ケイ素基の導入率が50%以上である重合体(II)とを含み、重合体(I)100重量部に対し、重合体(II)を5〜200重量部を含む剥離可能な湿気硬化型樹脂組成物を用いて封止する、該衛生機器の周囲の汚れ防止方法。
  5. 前記の隙間が、前記衛生機器の周縁部と前記衛生機器を設置する床面との隙間である、請求項4記載の衛生機器の周囲の汚れ防止方法。
  6. 前記の隙間が、前記衛生機器と隣り合う壁材または物品との隙間である、請求項4記載の衛生機器の周囲の汚れ防止方法。
  7. 衛生機器が便器である請求項4記載の衛生機器の周囲の汚れ防止方法。
JP2016554080A 2014-10-16 2015-10-13 衛生機器用の防汚用湿気硬化型樹脂組成物およびそれを用いる衛生機器の周囲の汚れ防止方法 Active JP6660884B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014211995 2014-10-16
JP2014211995 2014-10-16
PCT/JP2015/078921 WO2016060112A1 (ja) 2014-10-16 2015-10-13 衛生機器用の防汚用湿気硬化型樹脂組成物およびそれを用いる衛生機器の周囲の汚れ防止方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016060112A1 true JPWO2016060112A1 (ja) 2017-07-27
JP6660884B2 JP6660884B2 (ja) 2020-03-11

Family

ID=55746656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016554080A Active JP6660884B2 (ja) 2014-10-16 2015-10-13 衛生機器用の防汚用湿気硬化型樹脂組成物およびそれを用いる衛生機器の周囲の汚れ防止方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6660884B2 (ja)
CN (1) CN106795417B (ja)
WO (1) WO2016060112A1 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08144352A (ja) * 1994-11-17 1996-06-04 Inax Corp 和風便器ユニット
JPH0995609A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Asahi Glass Co Ltd 室温硬化性組成物およびその製造方法
JP2004244528A (ja) * 2003-02-14 2004-09-02 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 硬化性組成物
JP2006249758A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Inax Corp 便器の施工方法及び便器施工構造
JP2007204634A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Asahi Glass Co Ltd 硬化性組成物
WO2009011329A1 (ja) * 2007-07-19 2009-01-22 Kaneka Corporation 硬化性組成物
JP2010150380A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Asahi Glass Co Ltd 硬化性組成物
WO2012057092A1 (ja) * 2010-10-27 2012-05-03 株式会社カネカ 硬化性組成物

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08144352A (ja) * 1994-11-17 1996-06-04 Inax Corp 和風便器ユニット
JPH0995609A (ja) * 1995-09-29 1997-04-08 Asahi Glass Co Ltd 室温硬化性組成物およびその製造方法
JP2004244528A (ja) * 2003-02-14 2004-09-02 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 硬化性組成物
JP2006249758A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Inax Corp 便器の施工方法及び便器施工構造
JP2007204634A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Asahi Glass Co Ltd 硬化性組成物
WO2009011329A1 (ja) * 2007-07-19 2009-01-22 Kaneka Corporation 硬化性組成物
JP2010150380A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Asahi Glass Co Ltd 硬化性組成物
WO2012057092A1 (ja) * 2010-10-27 2012-05-03 株式会社カネカ 硬化性組成物

Also Published As

Publication number Publication date
CN106795417A (zh) 2017-05-31
CN106795417B (zh) 2018-11-30
WO2016060112A1 (ja) 2016-04-21
JP6660884B2 (ja) 2020-03-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101056946B (zh) 固化性组合物
CN100404624C (zh) 固化性组合物
CN103261270B (zh) 反应性增塑剂和包含该反应性增塑剂的固化性组合物
CN101522789B (zh) 固化性组合物
CN101535374B (zh) 固化性有机聚合物及其制造方法以及含该聚合物的固化性组合物
CN102597122B (zh) 固化性组合物
CN103649428B (zh) 建筑用外装材料
JP5242804B2 (ja) 表面の密閉方法
CN103814101A (zh) 固化性组合物及其固化物
CN104685022B (zh) 结构体
CN106062082B (zh) 固化性组合物
KR101949633B1 (ko) 알콕시실릴­말단 우레탄기 함유 중합체, 실리콘 수지, 계면활성제 및 골재를 포함하는 경화성 그라우팅 조성물
CA2202340A1 (en) Organosiloxane compositions
JP6317672B2 (ja) 硬化性組成物
CN103347929B (zh) 可固化组合物
CN102272233A (zh) 包含烷氧基硅烷封端的聚合物的聚合物共混物
KR20170097704A (ko) 오르가닐-옥시실란-종결화된 중합체를 기반으로 하는 가교 코팅 화합물
JP2011089045A (ja) 結露防止用湿気硬化型樹脂組成物およびそれを用いた結露防止用物品並びに結露防止方法
JP6660884B2 (ja) 衛生機器用の防汚用湿気硬化型樹脂組成物およびそれを用いる衛生機器の周囲の汚れ防止方法
JP2012241080A (ja) 接着剤
JP5937754B2 (ja) 有機重合体又はオルガノポリシロキサン用硬化触媒、湿気硬化型組成物、硬化物及びその製造方法
JP7179279B2 (ja) 硬化性組成物
CN113330086B (zh) 可固化的组合物
JP5351708B2 (ja) 害虫忌避用湿気硬化型樹脂組成物およびそれを用いた害虫忌避用物品並びに害虫忌避方法
CN108301581A (zh) 室内墙面结构及其制造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191008

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6660884

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250