JPWO2016024351A1 - 空気清浄機 - Google Patents

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    • F24F13/15Air-flow control members, e.g. louvres, grilles, flaps or guide plates movable, e.g. dampers built up of tilting members, e.g. louvre with parallel simultaneously tiltable lamellae

Abstract

設置面積を小さく保ちつつ、必要に応じて速い空気流を形成し、空気を効率よく清浄化することが可能な空気清浄機を提供する。空気清浄機は、ケーシング1、吸込口3、吹出口4A,4B、風路5A,5B、連通孔6、送風機7A,7B、可動ルーバー9A,9B、制御装置23等を備える。制御装置23は、風速増加制御を行うときに、一方の風路5Bを可動ルーバー9Bにより閉塞または狭くする。これにより、風路5Bを流れる空気を連通孔6から風路5Aに流入させ、他方の風路5Aに空気流を偏らせることができる。従って、連通孔6が存在しない場合と比較して、風路5Bの流路面積を大きく減少させ、風速を効率よく増加させることができる。

Description

本発明は、吸込んだ空気を清浄化して吹出す機能を備えた空気清浄機に関する。
従来技術として、例えば特許文献1に記載されているような空気調和機が知られている。この空気調和機は、複数の送風機と、複数の風路と、風路を切換えるためのダンパを備えている。従来技術では、ダンパにより空気の流路を切換えることで、流路の圧力損失を低減する。これにより、風量を確保しつつ、送風時の騒音を低減することができる。
尚、出願人は、本発明に関連するものとして、上記の文献を含めて、以下に記載する文献を認識している。
日本特許第3671495号公報 日本特開2007−296524号公報 日本特許第4526372号公報
上述した従来技術では、ダンパにより空気の流路を切換える構成としている。しかしながら、この構成を空気清浄機に適用した場合には、流路が拡大されたときに、吹出し風の風速が低下し、空気を清浄化する速度が低下するという問題がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、設置面積を小さく保ちつつ、発生風量を確保し、必要に応じて速い空気流を形成し、空気を効率よく清浄化することが可能な空気清浄機を提供することを目的としている。
この発明に係る空気清浄機は、空気の吸込口及び吹出口を有するケーシングと、ケーシングの内部に設けられ、吹出口内でそれぞれ異なる位置に開口した複数の風路と、室内の空気を吸込口から吸込んで当該空気を各風路にそれぞれ送風する複数の送風機と、送風機から吹出口に至る経路上で風路の周壁部に開口し、各風路のうち少なくとも2つの風路を相互に連通する連通孔と、吸込口から吸込まれた空気を清浄化する清浄化手段と、各風路から吹出口を介して外部に吹出す空気の風向を風路毎に個別に調整する複数の風向調整機構と、を備えている。
この発明によれば、複数の送風機を備えることで、空気清浄機の設置面積当たりの発生風量を増加させ、設置性を向上させることができる。また、風向調整機構を用いて、複数の風路のうち少なくとも1つの風路を狭くすることにより、当該風路を流れる空気を連通孔から他の風路に流入させることができる。これにより、連通孔が存在しない場合と比較して、吹出口の流路面積を大きく減少させ、吹出し空気の風速を効率よく増加させることができる。従って、空気清浄機の設置面積を小さくした状態でも、発生風量を確保し、速い空気流を発生して除塵速度を高速化し、空気を効率よく清浄化することができる。
本発明の実施の形態1による空気清浄機を示す斜視図である。 図1中の空気清浄機を示す縦断面図である。 可動ルーバー及び整流板の作動状態(a),(b)を示す図1中の要部拡大図である。 本発明の実施の形態1による空気清浄機の制御系統を示す構成図である。 本発明の実施の形態1において、風速増加制御の実行形態の一例を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1による風速増加制御の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2による風速増加制御の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3による空気清浄機を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態4による空気清浄機を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態5による空気清浄機を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態6による空気清浄機を示す斜視図である。 図11中の空気清浄機を左右方向に延びる平面で破断した状態を示す縦断面図である。 図11中の空気清浄機を前後方向に延びる平面で破断した状態を示す縦断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、本明細書で使用する各図においては、共通する要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略するものとする。また、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本発明は、以下の各実施の形態に示す構成のうち、組合わせ可能な構成のあらゆる組合わせを含むものである。
実施の形態1.
まず、図1から図6を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1による空気清浄機を示す斜視図である。また、図2は、図1中の空気清浄機を示す縦断面図である。これらの図に示すように、本実施の形態の空気清浄機は、ケーシング1、台座2、吸込口3、吹出口4、風路5A,5B、連通孔6、送風機7A,7B、清浄化装置8、可動ルーバー9A,9B、整流板13、回転機構15、汚染検出装置20、制御装置23(後述の図4参照)等を備えている。なお、図1及び図2において、吸込口3及び清浄化装置8の形状、構成及び配置は、実施可能な構成の一例を示すもので、本発明を限定するものではない。
ケーシング1は、例えば略四角形の角筒状に形成され、部屋の床面と垂直な方向に延びた縦長のタワー型ケースにより構成されている。また、ケーシング1は、床面に設置される台座2により水平方向に回転可能な状態で支持されている。ケーシング1の内部には、隔壁1A、風路5A,5B、送風機7A,7B、清浄化装置8、汚染検出装置20、制御装置23等が収容されている。なお、本明細書では、ケーシング1の側面部のうち、主として室内の空間に面して配置される部分を前面部と表記し、前面部と対向する部分を後面部と表記する。また、水平方向において、前面部と後面部とが対向する方向を前後方向と表記し、前後方向と直交する方向を左右方向と表記する。
ケーシング1の前面部には、室内の空気を吸込む吸込口3が設けられている。吸込口3は、鉛直方向に延びた縦長の開口部として形成され、少なくとも送風機7A,7Bの前方となる位置でケーシング1に開口している。なお、本発明では、吸込口3を、ケーシング1の後面部、左右の側面部等に配置してもよい。ケーシング1の上面部には、空気を吹出す略四角形状の吹出口4が設けられている。吹出口4は、前記上面部の前部側に開口した前側の吹出口4Aと、前記上面部の後部側に開口した後側の吹出口4Bとにより構成されている。なお、以下の説明では、吹出口4(吹出口4A,4B)から吹出す空気を「吹出し空気」と表記する場合がある。
風路5A,5Bは、鉛直方向に延びた2つのダクトとして形成されている。風路5A,5Bの間は、鉛直方向及び左右方向に延びた平板状の隔壁1Aにより仕切られている。隔壁1Aは、風路5A,5Bの周壁部を構成している。また、風路5A,5Bは、例えば左右方向に細長い扁平な四角形の断面形状を有し、前後方向に並べて配置されている。風路5A,5Bの上端部は、吹出口4内でそれぞれ異なる位置に開口し、2つの吹出口4A,4Bを構成している。風路5Aの下端部は、送風機7Aの送風口に接続されている。風路5Bの下端部は、送風機7Bの送風口に接続されている。即ち、風路5A,5Bは、送風機7A,7Bを下端として吹出口4A,4Bに向けて並列に伸長している。
隔壁1Aには、風路5A,5Bを相互に連通する連通孔6が形成されている。連通孔6は、送風機7A,7Bから吹出口4A,4Bに至る経路上で、隔壁1Aに開口している。より具体的に述べると、連通孔6は、風路5A,5Bの伸長方向において吹出口4A,4Bに出来るだけ近い位置、即ち、隔壁1Aの上端部に設けるのが好ましい。なお、連通孔6の機能については後述する。
送風機7A,7Bは、例えば空気を径方向に吹出す遠心ファンにより構成され、回転軸が前後方向に延びた状態で配置されている。遠心ファンの一例としては、シロッコファン、ターボファン等が挙げられる。また、2つの送風機7A,7Bは、前方からみて鉛直方向に並べた状態で、前後方向にずらして配置されている。そして、上側及び前側に位置する一方の送風機7Aは、ファン7Cと、ファン7Cの後部側に連結されたモータ7Dとを備えている。送風機7Aの外周側には送風口が設けられ、この送風口は、前側の風路5Aに接続されている。
また、下側及び後側に位置する他方の送風機7Bは、送風機7Aとほぼ同様に構成されているものの、モータ7Dがファン7Cの前部側に連結されている。送風機7Bの送風口は、後側の風路5Bに接続されている。送風機7A,7Bは、それぞれ吸込口3から軸方向に吸込んだ空気を風路5A,5Bに送風するように構成されている。なお、本発明では、送風機7A,7Bとして、ラインフローファンを採用してもよい。
清浄化装置8は、吸込口3から吸込まれた空気を清浄化するもので、本実施の形態の清浄化手段を構成している(図2及び図4参照)。清浄化装置8は、例えば鉛直方向に延びた縦長の外形状を有し、吸込口3と送風機7A,7Bとの間に設けられている。なお、「清浄化」とは、例えば空気中に浮遊する塵埃、煙、花粉、ウイルス、カビ、菌、アレルゲン、臭気分子等からなる汚染物質を除去することを意味している。より具体的に述べると、清浄化装置8は、前記汚染物質を捕集したり、不活性化したり、吸着及び分解するものである。清浄化装置8は、集塵フィルタ、脱臭フィルタ、電圧印加デバイス等により構成されるか、またはこれらの組み合わせにより構成されている。集塵フィルタは、塵埃等を捕集するもので、脱臭フィルタは、臭気成分を吸着するものである。また、電圧印加デバイスは、電極に高電圧を印加することで汚染物質を除去及び分解するものである。
次に、図2及び図3を参照して、可動ルーバー9A,9B及び整流板13について説明する。図3は、可動ルーバー及び整流板の作動状態(a),(b)を示す図1中の要部拡大図である。可動ルーバー9A,9Bは、図2及び図3に示すように、吹出口4A,4Bから吹出す空気の風向を風路5A,5B毎に個別に調整するもので、吹出口4A,4Bに1個ずつ配置されている。また、可動ルーバー9A,9Bは、例えば細長い板材等により形成され、前後方向に並べられた状態で、ケーシング1の左右方向に伸長している。可動ルーバー9Aの基端側は、図2に示すように、ルーバー駆動部10Aを介して吹出口4Aの後端部に取付けられている。これと同様に、可動ルーバー9Bの基端側は、ルーバー駆動部10Bを介して吹出口4Bの後端部に取付けられている。
ルーバー駆動部10Aは、前側の可動ルーバー9Aを上下方向に揺動させるもので、可動ルーバー9Aを揺動可能に支持する支軸と、この支軸を回転させるアクチュエータ(図示せず)とを備えている。ルーバー駆動部10Bは、後側の可動ルーバー9Bを上下方向に揺動させるもので、ルーバー駆動部10Aと同様に構成されている。可動ルーバー9A及びルーバー駆動部10Aは、前側の風向調整機構を構成し、可動ルーバー9B及びルーバー駆動部10Bは、後側の風向調整機構を構成している。
可動ルーバー9A,9Bは、吹出口4A,4Bの開口位置で揺動し、その揺動角に応じて吹出し空気の風向を上下方向に揺動させる。また、可動ルーバー9A,9Bは、その揺動角に応じて吹出し空気が流れる流路の面積を変更する。具体的に述べると、例えば可動ルーバー9Aを下向きに揺動させた場合には、吹出口4Aから吹出す空気の風向が前向きに傾斜する。また、風路5Aが吹出口4Aの位置で狭くなり、吹出し空気の流路面積が減少するので、風速が増加する。一方、可動ルーバー9Aを上向きに揺動させた場合には、風向が上向きに変化する。また、風路5Aが吹出口4Aの位置で広くなり、吹出し空気の流路面積が増加するので、風速が減少する。これと同様に、可動ルーバー9Bを揺動させた場合にも、吹出口4Bから吹出す空気の風向及び風速が変化する。また、可動ルーバー9A,9Bは、後述の図5に一例を示すように、それぞれ風路5A,5B(吹出口4A,4B)を閉塞可能に構成されている。
前側の吹出口4Aには、図2に示すように、開口可変機構11が設けられている。開口可変機構11は、可動ルーバー9Aと協働して吹出口4Aの開口面積を変更するものである。開口可変機構11は、例えば可動ルーバー9Aと前後方向で対向する位置に配置され、開口駆動部12により前後方向に揺動される。開口駆動部12は、ルーバー駆動部10A,10Bとほぼ同様の構成を有している。なお、図1及び図3では、整流板13を明示するために、開口可変機構11の図示を省略している。
整流板13は、可動ルーバー9A,9Bにより設定された風向の仰角を保持した状態で、風向を水平方向(左右方向)において変更するものである。整流板13は、図2及び図3に示すように、例えば略三角形状(扇形状)のフィンにより形成されている。また、整流板13は、可動ルーバー9A,9Bの受風面側から突出し、左右方向に間隔をもって複数個配置されている。個々の整流板13は、図3(a),(b)に示すように、左右方向に揺動し、当該揺動角に応じて吹出し空気の風向を左右方向に変化させる。また、整流板13は、例えば可動ルーバー9A,9Bにそれぞれ設けられた整流駆動部14(図4参照)により揺動される。整流板13及び整流駆動部14は、整流機構の具体例を構成している。なお、本発明では、開口可変機構11及び整流板13を搭載しなくてもよい。
回転機構15は、図1及び図2に示すように、ケーシング1と台座2との間に設けられ、ケーシング1を台座2上で少なくとも水平方向に回転させるものである。回転機構15は、ケーシング1と共に吹出口4の向きを水平方向において回転させることができる。
次に、図4等を参照して、空気清浄機の制御系統について説明する。図4は、本発明の実施の形態1による空気清浄機の制御系統を示す構成図である。空気清浄機は、汚染検出装置20及び外部検出装置21を含むセンサ系統と、空気清浄機を操作するための操作部22と、空気清浄機の運転状態を制御する制御装置23とを備えている。
汚染検出装置20は、吸込口3から吸込んだ空気中の汚染物質の量を検出するもので、空気の流れ方向において清浄化装置8の上流側に配置されている。汚染検出装置20は、例えば埃センサ、ガスセンサ、風速センサ等により構成されるか、または、これらのセンサを組合わせた複合型センサにより構成されている。埃センサは、半導体素子、光学素子等により構成され、空気中の塵埃、煙、花粉等の濃度を検出するものである。
汚染検出装置20によれば、空気清浄機により特定の方向に空気を吹出し、この方向から還流してくる空気中の汚染物質の量を検出することにより、前記特定の方向における空気の汚染度を検出することができる。なお、汚染検出装置20は、本実施の形態の汚染物質検出手段を構成している。外部検出装置21は、空気清浄機が設置された部屋の室内情報を検出するものである。室内情報には、例えば在室する人の有無、室内の壁面、障害物及び人までの距離等が含まれる。制御装置23は、これらの室内情報に基いて吹出し空気の風量、風速及び風向等を適切に制御することができる。
制御装置23は、図示しない演算処理装置、入出力ポート及び記憶回路等を備えている。制御装置23の入力側には、図4に示すように、汚染検出装置20及び外部検出装置21を含むセンサ系統が接続されている。制御装置23の出力側には、送風機7A,7B、清浄化装置8、ルーバー駆動部10A,10B、開口駆動部12、整流駆動部14、回転機構15等を含むアクチュエータが接続されている。制御装置23は、センサ系統の出力に基いてアクチュエータを制御することにより、空気清浄機を作動させる。
(基本的な空気清浄動作)
次に、空気清浄機の基本的な動作について説明する。空気清浄機の作動時には、制御装置23により送風機7A,7B及び清浄化装置8が起動される。これにより、室内の空気が吸込口3からケーシング1の内部に吸込まれ、この空気は清浄化装置8により清浄化される。そして、清浄化された空気は、2つの送風機7A,7Bを通過して風路5A,5Bにそれぞれ送風される。風路5A,5Bを流れる空気は、それぞれ吹出口4A,4Bに到達し、吹出口4A,4Bから外部に吹出す。このとき、制御装置23は、汚染検出装置20により空気中の汚染物質の量を検出し、外部検出装置21により室内情報を検出する。そして、これらの検出結果等に基いて、ルーバー駆動部10A,10B、開口駆動部12、整流駆動部14及び回転機構15を駆動する。
これにより、鉛直方向における吹出し空気の風向の角度(仰角)は、可動ルーバー9A,9Bの揺動角に応じて制御される。また、水平方向における風向の角度(回転角)は、回転機構15及び整流板13により制御される。また、可動ルーバー9A,9B及び開口可変機構11の揺動角を変更すると、吹出し空気の流路面積が変化するので、これによって吹出し空気の風速が制御される。さらに、制御装置23は、送風機7A,7Bの回転数を変更し、吹出し空気の風量を制御する。このようにして、空気清浄機により清浄化された空気は、吹出口4A,4Bから室内の各部に向けて吹出される。吹出された空気は、室内を循環した後に、空気中の汚染物質と共に吸込口3に吸込まれる。この循環動作が繰返されることにより、室内の空気が清浄化される。
(風速増加制御)
制御装置23は、吹出し空気の風速を増加させる必要がある場合に、風速増加制御を実行する。図5は、本発明の実施の形態1において、風速増加制御の実行形態の一例を示す縦断面図である。この図に示すように、風速増加制御では、例えば後側の風路5Bを可動ルーバー9Bにより閉塞する。そして、前側の吹出口4Aから吹出す空気の風向を、可動ルーバー9A及び開口可変機構11により制御する。これにより、後側の風路5Bを流れる空気は、連通孔6を通過して前側の風路5Aに流入する。即ち、2つの風路5A,5Bを流れる空気は、単一の吹出口4Aから吹出すようになるので、吹出し空気の流量に対して吹出口4の流路面積が減少する。従って、風速増加制御によれば、連通孔6を利用して吹出し空気の風速を効率よく増加させることができる。
なお、風速増加制御の非実行時には、吹出口4A,4Bの両方が開口しているので、風路5Bを流れる空気は、連通孔6を通過するよりも吹出口4Bを通過した方が流路抵抗が小さい。このため、風速増加制御の非実行時には、連通孔6により空気の流れに大きな影響を与えずに、個々の吹出口4A,4Bから空気を円滑に吹出すことができる。また、図5では、風路5Bを閉塞する場合を例示したが、本発明の風速増加制御では、風路5Bを閉塞せずに狭くするだけでもよい。この場合にも、風路5A,5Bを流れる空気を吹出口4Aに偏らせ、風速を増加させることができる。
また、目標送風位置は、空気清浄機の前方となることが多いので、風速増加制御では、後側の風路5Bを閉塞し、前側の風路5Aから空気を吹出すのが好ましい。しかし、本発明では、必要に応じて前側の風路5Aを閉塞または狭くし、後側の風路5Bから空気を吹出す構成としてもよい。この場合にも、吹出口4Bから吹出す空気の風速を増加させることができる。また、本発明では、速い空気流を前方に吹出したい場合に、後側の風路5Bを閉塞または狭くし、速い空気流を上方に吹出したい場合に、前側の風路5Aを閉塞または狭くする構成としてもよい。
また、風速増加制御の実行時には、例えば片方の風路5Bを閉塞または狭くするので、吹出し空気の流路抵抗が増加し、圧損が大きくなる。従って、送風機7A,7Bのうち少なくとも一方の駆動力を増加させ、吹出口4Aから吹出す空気の風量を一定に保持するのが好ましい。具体的に述べると、制御装置23は、例えば送風機7A,7Bに供給する駆動電流を増加させ、モータ7Dの回転数を一定に保持する。この制御によれば、風速増加制御により吹出口4の開口面積が狭くなり、圧損が大きくなった場合でも、所望の風量を安定的に確保することができる。
次に、図6を参照して、制御装置23により実現される空気清浄機の動作について説明する。図6は、本発明の実施の形態1による風速増加制御の一例を示すフローチャートである。図6に示すルーチンでは、まず、ステップS100において、空気清浄機の電源スイッチがONされると、制御装置23が起動する。制御装置23は、送風機7A,7B及び清浄化装置8を起動する。これにより、前述した基本的な空気清浄動作が実行される。
次に、ステップS101では、汚染検出装置20により空気中の汚染物質の量を検出する。そして、ステップS102では、汚染物質の量が予め設定された基準値以上であるか否かを判定する。ここで、基準値は、例えば風速増加制御が必要とされる汚染レベルに対応して設定されるもので、制御装置23に予め記憶されている。ステップS102の判定が不成立の場合には、風速増加制御を実行しなくてもよい程度の汚染レベルなので、ステップS101,S102の処理を繰返しつつ待機する。
一方、ステップS102の判定が成立した場合には、ステップS103に移行し、風速増加制御を実行する。即ち、ステップS103では、風向調整機構により片方の風路(例えば、風路5B)を狭くする。次に、ステップS104では、ステップS101と同様に、空気中の汚染物質の量を検出する。そして、例えば汚染物質の検出量が許容範囲内である場合には、空気の清浄化が一旦完了したものと判断し、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS104で検出した汚染物質の検出量が許容範囲を超えている場合には、当該検出量が許容範囲内となるまでステップS102〜S104の処理を繰返し実行する。上記ルーチンによれば、空気の汚染レベルが高い場合には、風速増加制御を実行し、空気清浄機から吹出す空気の風速を増加させることができる。これにより、室内の空気を効率よく清浄化し、空気中の汚染物質を速やかに除去することができる。
なお、上記ルーチンでは、汚染物質の検出量が基準値以上である場合に、片方の風路を狭くする場合を例示した。しかし、本発明はこれに限らず、片方の風路の流路面積を、汚染物質の検出量が多いほど縮小する構成としてもよい。これにより、汚染物質の量に合わせて吹出し空気の風速を連続的または段階的に変化させることができる。従って、汚染レベルに対して吹出し風速及び室内の風速が過大となるのを回避することができる。
しかも、吹出し空気の風速を増加させたい場合には、例えば一方の風路5Bを閉塞または狭くして、連通孔6により他方の風路5Aに空気流を偏らせることができる。これにより、連通孔6が存在しない場合と比較して、風路5Bの流路面積を大きく減少させることができ、風速を効率よく増加させることができる。従って、空気清浄機の設置面積を小さくした状態でも、速い空気流を発生して除塵速度を高速化し、空気を効率よく清浄化することができる。
また、本実施の形態では、送風機7A,7Bを遠心ファンにより構成し、かつ、鉛直方向に並べた状態で前後方向にずらして配置している。そして、送風機7A,7Bから上方の吹出口4A,4Bに向けて風路5A,5Bを鉛直方向に並列に伸長させる構成としている。これにより、上方からみた空気清浄機の設置面積を小さく保ちつつ、ケーシング1の内部に2つの風路5A,5Bを形成することができる。また、遠心ファンを用いることにより、送風機7A,7Bの外周側に送風口が配置される。この結果、前後方向にずらした風路5A,5Bと、送風機7A,7Bの送風口とを容易に接続することができる。
従って、高い送風性能を有し、かつ、室内が狭くても設置が容易な縦長の空気清浄機を実現することができる。なお、本実施の形態では、上方からみて送風機7A,7Bが重なり合うように、送風機7A,7Bを鉛直方向に並べて配置し、前後方向にずらさない構成としてもよい。この場合には、例えば後側の風路5Bの下端部を前方に向けてL字状に屈曲させ、送風機7Bと接続すればよい。このように構成しても、上記効果を十分に得ることができる。
以上詳述した通り、本実施の形態では、複数の風路5A,5B、送風機7A,7B及び可動ルーバー9A,9Bを備え、風路5A,5Bの間に連通孔6を設ける構成としている。これにより、複数の送風機7A,7Bを備えることで、空気清浄機の設置面積当たりの発生風量を増加させ、設置性を向上させることができる。また、ケーシング1を回転させるときには、その横幅、奥行き等に応じて回転に必要な面積が大きくなる。設置面積当たりの発生風量を大きくすれば、設置面積を小型化することができるので、回転に必要な面積も小さくすることができる。
実施の形態2.
次に、図7を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態の特徴は、前記実施の形態1とほぼ同様の構成及び制御において、吹出口を水平方向に回転させて汚染レベルの高い場所に向けるようにしたことにある。図7は、本発明の実施の形態2による風速増加制御の一例を示すフローチャートである。この図に示すルーチンは、実施の形態1(図6)と同様の処理に対して、ステップS200を追加したものである。
ステップS200では、回転機構15及び汚染検出装置20を用いて、汚染レベルの室内サーチを実行する。室内サーチでは、回転機構15により吹出し空気の風向を水平方向に回転させつつ、各方向での汚染レベルを汚染検出装置20により検出する。そして、例えば汚染レベルが最も高い方向を特定し、当該特定した方向において、ステップS101〜S104の処理を実行する。
このように構成される本実施の形態によれば、例えば空気の汚染レベルが最も高い場所(方向)のような所望の方向に対して、風向増加制御を実行することができる。これにより、目標とする場所の空気を優先的に効率よく清浄化し、風向増加制御の効果をより顕著に発揮することができる。また、回転機構15と整流板13とを併用することにより、風向の回転角を精度よく調整し、吹出し空気の指向性を高めることができる。なお、上述した所望の方向は、汚染レベルが最も高い場所に限定されるものではなく、例えば在室する人の位置、汚染レベルの分布状態等に基いて適宜設定してもよい。
実施の形態3.
次に、図8を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態の特徴は、前記実施の形態1とほぼ同様の構成において、実施の形態1と異なる位置に連通孔を設けたことにある。図8は、本発明の実施の形態3による空気清浄機を示す縦断面図である。この図に示すように、本実施の形態の空気清浄機は、風路5A,5Bを相互に連通する連通孔30を備えている。しかし、連通孔30は、送風機7A,7Bから吹出口4A,4Bに至る経路上で、隔壁1Aの下端部に設けられている。このように構成される本実施の形態でも、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
次に、図9を参照して、本発明の実施の形態4について説明する。本実施の形態の特徴は、前記実施の形態1とほぼ同様の構成に加えて、連通孔を通過する空気の風量を変更可能な可動機構を設けたことにある。図9は、本発明の実施の形態4による空気清浄機を示す縦断面図である。この図に示すように、本実施の形態の空気清浄機は、スライド式の可動機構40を備えている。可動機構40は、制御装置23により駆動されるもので、例えばケーシング1の隔壁1Aにスライド可能に設けられている。そして、可動機構40は、鉛直方向にスライドすることにより、連通孔6の開口面積を変更するものである。
このように構成される本実施の形態でも、前記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、例えば片方の風路5Bを狭くする風速増加制御の実行時には、風路5Bから連通孔6を介して風路5Aに流入する空気の風量を可動機構40により調整することができる。これにより、吹出し空気の風速をより高精度に制御することができる。
実施の形態5.
次に、図10を参照して、本発明の実施の形態5について説明する。本実施の形態の特徴は、前記実施の形態4の可動機構に代えて、揺動式の可動機構を設けたことにある。図10は、本発明の実施の形態5による空気清浄機を示す縦断面図である。この図に示すように、本実施の形態の空気清浄機は、例えば板状に形成された揺動式の可動機構50を備えている。
可動機構50の基端側は、連通孔6の下端部でケーシング1の隔壁1Aに揺動可能に取付けられている。可動機構50の先端側は、連通孔6の内側に配置され、前後方向に揺動可能となっている。そして、可動機構50は、制御装置23により駆動されて前後方向に揺動し、その揺動角に応じて連通孔6を通過する空気の風量及び風向を変更するように構成されている。
このように構成される本実施の形態でも、前記実施の形態4と同様の効果を得ることができる。即ち、例えば片方の風路5Bを狭くする風速増加制御の実行時には、風路5Bから連通孔6を介して風路5Aに流入する空気の風量及び風向を可動機構50により調整することができる。これにより、吹出し空気の風速及び風向をより高精度に制御することができる。
実施の形態6.
次に、図11から図13を参照して、本発明の実施の形態6について説明する。本実施の形態の特徴は、複数の送風機を水平方向に並べて配置したことにある。図11は、本発明の実施の形態6による空気清浄機を示す斜視図である。また、図12は、図11中の空気清浄機を左右方向に延びる平面で破断した状態を示す縦断面図である。図13は、図11中の空気清浄機を前後方向に延びる平面で破断した状態を示す縦断面図である。なお、図11は、左側の吹出口62Aを閉塞した状態を示し、図12は、両側の吹出口62A,62Bを開いた状態を示している。
図11から図13に示すように、本実施の形態の空気清浄機は、ケーシング60、吸込口61、吹出口62、風路63A,63B、連通孔64、送風機65A,65B、可動ルーバー67A,67B、整流板68等を備えている。ケーシング60は、水平方向に細長い横長の略四角形状に形成されている。ケーシング60の内部には、隔壁60A、風路63A,63B、送風機65A,65B、清浄化装置及び制御装置(図示せず)等が収容されている。ケーシング60の前面部には、図11及び図13に示すように、前面パネル60Bにより覆われた吸込口61が設けられている。ケーシング60の上面部には、吹出口62が設けられている。吹出口62は、前記上面部の左側部分に開口した左側の吹出口62Aと、前記上面部の右側部分に開口した右側の吹出口62Bとにより構成されている。
風路63A,63Bは、図12に示すように、左右方向に並べて配置され、鉛直方向に延びている。風路63A,63Bの間は、平板状の隔壁60Aにより仕切られている。風路63A,63Bの上端部は、吹出口62内でそれぞれ異なる位置に開口し、2つの吹出口62A,62Bを構成している。風路63A,63Bの下端部は、それぞれ送風機65A,65Bの送風口に接続されている。隔壁60Aには、風路63A,63Bを相互に連通する連通孔64が形成されている。連通孔64は、送風機65A,65Bから吹出口62A,62Bに至る経路上で、隔壁60Aに開口している。
送風機65A,65Bは、遠心ファンにより構成され、左右方向に並べて配置されている。吸込口61と送風機65A,65Bとの間には、フィルタ66が設けられている。可動ルーバー67A,67Bは、吹出口62A,62Bに1個ずつ設けられ、左右方向に並べて配置されている。整流板68は、可動ルーバー67A,67Bにそれぞれ設けられている。可動ルーバー67A,67Bと整流板68は、それぞれ実施の形態1と同様の構成及び機能を有している。
このように構成される本実施の形態でも、前記実施の形態1とほぼ同様の効果を得ることができる。即ち、2つの風路63A,63Bと連通孔64を用いた簡単な構造により、風速増加制御を実行し、室内の空気を効率よく清浄化することができる。また、風路63A,63Bを水平方向に並べて配置しているので、高さ方向において設置面積が小さい空気清浄機を実現することができる。
なお、前記実施の形態1から6では、空気清浄機に2つの風路5A,5B(63A,63B)を設ける場合を例示した。しかし、本発明はこれに限らず、空気清浄機には、3つ以上の風路と、3つ以上の送風機とを設け、連通孔は、少なくとも2つの風路を相互に連通する構成としてもよい。この場合、風速増加制御では、連通孔により連通された風路のうち少なくとも1つの風路を閉塞または狭くすればよい。
また、前記実施の形態1から5では、回転機構15によりケーシング1を回転させる構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、回転機構により吹出口4のみを回転させる構成としてもよい。さらに、本発明では、風向を水平方向において変化させながら鉛直方向に往復させる動作(波打つような動作)が可能な回転機構を採用してもよい。
また、前記実施の形態1から6では、清浄化手段として清浄化装置8を例示した。しかし、本発明はこれに限らず、清浄化手段としては、空気を清浄化する機能を備えた任意の手段を採用することができる。従って、本発明の清浄化手段は、電源を備えていないフィルタ等により構成してもよいし、電源を備えた集塵装置等により構成してもよい。
1,60 ケーシング,1A,60A 隔壁,2 台座,3,61 吸込口,4,4A,4B,62,62A,62B 吹出口,5A,5B,63A,63B 風路,6,30,64 連通孔,7A,7B,65A,65B 送風機,7C ファン,7D モータ,8 清浄化装置(清浄化手段),9A,9B,67A,67B 可動ルーバー(風向可変機構),10A,10B ルーバー駆動部(風向可変機構),11 開口可変機構,12 開口駆動部,13,68 整流板(整流機構),14 整流駆動部(整流機構),15 回転機構,20 汚染検出装置(汚染物質検出手段),21 外部検出装置,22 操作部,23 制御装置,40,50 可動機構
この発明に係る空気清浄機は、空気の吸込口及び吹出口を有するケーシングと、ケーシングの内部に設けられ、吹出口内でそれぞれ異なる位置に開口した複数の風路と、室内の空気を吸込口から吸込んで当該空気を各風路にそれぞれ送風する複数の送風機と、送風機から吹出口に至る経路上で風路の周壁部に開口すると共に、各風路のうち少なくとも2つの風路を相互に連通し、1つの風路を流れる空気を他の風路に対して流入及び流出させることが可能な連通孔と、吸込口から吸込まれた空気を清浄化する清浄化手段と、各風路から吹出口を介して外部に吹出す空気の流路面積を風路毎に個別に調整する複数の調整機構と、を備えている。

Claims (12)

  1. 空気の吸込口及び吹出口を有するケーシングと、
    前記ケーシングの内部に設けられ、前記吹出口内でそれぞれ異なる位置に開口した複数の風路と、
    室内の空気を前記吸込口から吸込んで当該空気を前記各風路にそれぞれ送風する複数の送風機と、
    前記送風機から前記吹出口に至る経路上で前記風路の周壁部に開口し、前記各風路のうち少なくとも2つの風路を相互に連通する連通孔と、
    前記吸込口から吸込まれた空気を清浄化する清浄化手段と、
    前記各風路から前記吹出口を介して外部に吹出す空気の風向を前記風路毎に個別に調整する複数の風向調整機構と、
    を備えた空気清浄機。
  2. 前記風向調整機構を制御する制御装置を備え、
    前記制御装置は、前記吹出口から吹出す空気の風速を増加させる必要がある場合に、前記各風路のうち少なくとも1つの風路を前記風向調整機構により閉塞または狭くする風速増加制御を実行する請求項1に記載の空気清浄機。
  3. 空気中の汚染物質を検出する汚染物質検出手段を備え、
    前記風速増加制御では、前記少なくとも1つの風路の流路面積を、空気中の汚染物質の量が多いほど縮小する請求項2に記載の空気清浄機。
  4. 空気中の汚染物質を検出する汚染物質検出手段を備え、
    前記風速増加制御では、空気中の汚染物質の量が予め設定された基準値を超えた場合に、前記少なくとも1つの風路を閉塞する請求項2または3に記載の空気清浄機。
  5. 空気中の汚染物質を検出する汚染物質検出手段と、
    前記吹出口から吹出す空気の風向を水平方向に回転させる回転機構と、を備え、
    前記風速増加制御では、空気中の汚染物質の量に基いて水平方向における空気の風向を設定し、当該風向において前記少なくとも1つの風路を閉塞または狭くする請求項2から4のうち何れか1項に記載の空気清浄機。
  6. 前記風速増加制御では、前記送風機の駆動力を増加させ、前記吹出口から吹出す空気の風量を一定に保持する請求項2から5のうち何れか1項に記載の空気清浄機。
  7. 前記複数の送風機は、前記ケーシングの内部で鉛直方向に並べて配置する構成とした請求項1から6のうち何れか1項に記載の空気清浄機。
  8. 前記吹出口は前記ケーシングの上面部に配置し、
    前記複数の送風機は、空気を径方向に吹出す遠心ファンにより構成し、かつ、鉛直方向に並べた状態で前後方向にずらして配置し、
    前記複数の風路は、前記各送風機から前記吹出口に向けて鉛直方向に並列に伸長させる構成とした請求項1から6のうち何れか1項に記載の空気清浄機。
  9. 前記複数の送風機は、前記ケーシングの内部で水平方向に並べて配置する構成とした請求項1から6のうち何れか1項に記載の空気清浄機。
  10. 前記連通孔を通過する空気の風量と風向のうち少なくとも一方を変更可能な可動機構を備えた請求項1から9のうち何れか1項に記載の空気清浄機。
  11. 前記風向調整機構は、前記風路の開口位置で揺動することにより揺動角に応じて空気の風向及び流路面積を変更する可動ルーバーを備え、
    前記可動ルーバーは、前記風路を閉塞可能な構成とした請求項1から10のうち何れか1項に記載の空気清浄機。
  12. 前記風向調整機構は、空気の風向を水平方向において変更可能な整流機構を備えた請求項1から11のうち何れか1項に記載の空気清浄機。
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