JP6583190B2 - 床置型の空気調和機 - Google Patents

床置型の空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP6583190B2
JP6583190B2 JP2016167542A JP2016167542A JP6583190B2 JP 6583190 B2 JP6583190 B2 JP 6583190B2 JP 2016167542 A JP2016167542 A JP 2016167542A JP 2016167542 A JP2016167542 A JP 2016167542A JP 6583190 B2 JP6583190 B2 JP 6583190B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable flap
floor
air
air conditioner
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016167542A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018035967A (ja
Inventor
峻也 飯野
峻也 飯野
雄一 上原
雄一 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2016167542A priority Critical patent/JP6583190B2/ja
Priority to CN201721086156.1U priority patent/CN207299235U/zh
Publication of JP2018035967A publication Critical patent/JP2018035967A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6583190B2 publication Critical patent/JP6583190B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Air-Flow Control Members (AREA)

Description

本発明は、床置型の空気調和機に関する。
従来から、空気清浄機などの床置型の空気調和機の中には、特許文献1(特開2016−59859号公報)に記載されているように、ケーシングの上方に設けられた吹出口から床置型の空気調和機の前方斜め上方に空気を吹き出すことができるように、複数枚の可動のフラップ吹出口に設けられている。
しかしながら、特許文献1に記載されているようにフラップよりも周囲の壁が高く、側面から見てフラップが常にケーシングに隠れるように構成されているため、ケーシングが高くなってしまっている。また、特許文献1に記載のフラップには、前方斜め上方に向けて吹き出される空気の到達距離を伸ばす上で未だ改善の余地が残されている。
本発明の課題は、ケーシングの高さが高くなるのを抑えつつ、床置型の空気調和機から前方斜め上方に向けて吹き出される調和空気の到達距離を伸ばすことである。
本発明の第1観点に係る床置型の空気調和機は、上方に吹出口を有するケーシングと、ケーシング内に収納され、上向きに空気を吹き出して上向きの空気流れを形成するファンと、ファンが形成した上向きの空気流れを前方に向ける下面及び吹出口の後方に位置する回転軸を有し、前後に回動可能に吹出口に配置されている可動フラップとを備え、ケーシングは、前方斜め上方に向けて空気を吹出させるために可動フラップの下面が水平面に対して鋭角に交わる所定の第1姿勢を取るときに、下面の下側空間の側方のうち、少なくとも、下面の側端の中央点を含む水平面より下の部分を囲う側壁を有し、ケーシングの上面が側壁よりも高くなく、可動フラップの上端は、可動フラップが上向きの第2姿勢を取るときに、側壁の上端よりも高くなるように構成されている。
第1観点に係る床置型の空気調和機によれば、可動フラップの下面が水平面に対して鋭角に交わる所定の第1姿勢を取るときに、下面の下側空間の側方のうち、少なくとも、下面の側端の中央点を含む水平面より下の部分を囲う側壁によって、ファンにより形成された上向きの空気流れのうち側方に逃げる空気を減らすことができ、前方に吹き出される空気を遠くまで到達させることができる。可動フラップが上向きの第2姿勢を取るときに、フラップの上端が側壁の上端よりも高くなるように構成されていることから、ケーシングの高さを抑えてコンパクト化し易くなる。
本発明の第2観点に係る床置型の空気調和機は、第1観点に係る床置型の空気調和機において、可動フラップは、ファンが形成した上向きの空気流れに対応するために1枚だけ設けられている、ものである。
第2観点に係る床置型の空気調和機によれば、1枚の可動フラップだけでファンが形成した上向きの空気流れに対応するように構成されているので、複数の可動フラップでファンが吹き出す空気を前方に導く場合に比べて可動フラップ1枚当たりに調和空気の沿う量が多くなるから、前方に強く吹き出させることができ、前方への空気流れの到達距離を伸ばし易くなる。
本発明の第3観点に係る床置型の空気調和機は、第2観点に係る床置型の空気調和機において、可動フラップは、吹出口を塞いだときに可動フラップの上端と吹出口との間に隙間ができる長さに設定されている、ものである。
第3観点に係る床置型の空気調和機によれば、可動フラップが吹出口を塞いだときに可動フラップの上端と吹出口との間に隙間ができる長さに設定されていることから、隙間に例えば指を入れて可動フラップを回動させて開け閉めすることができ、特に可動フラップを手動で回動させる場合には可動フラップを操作し易くなる。
本発明の第4観点に係る床置型の空気調和機は、第2観点に係る床置型の空気調和機において、可動フラップは、上方から見て、第1姿勢を取るときに吹出口の直上空間の全てを上から覆うように構成されている、ものである。
第4観点に係る床置型の空気調和機によれば、可動フラップが第1姿勢を取るときに吹出口の直上空間の全てを上から覆うことから、鉛直上方に逃げる空気流れを減らして、遠くまで空気流れを形成する効果を向上させることができる。
本発明の第5観点に係る床置型の空気調和機は、第1観点から第3観点のいずれかに係る床置型の空気調和機において、ファンは、回転軸が前後方向に延びるシロッコファンである、ものである。
第5観点に係る床置型の空気調和機によれば、回転軸が前後方向に延びるシロッコファンにあっては左右方向、言い換えると横方向の空気流れ成分が生じて斜め上方に吹き上がりがちになるが、ケーシング又は可動フラップの側壁によってケーシングから横斜め上方に向かう空気流れを減らすことができる。
本発明の第6観点に係る床置型の空気調和機は、第1観点から第4観点のいずれかに係る床置型の空気調和機において、ケーシングは、可動フラップの後方に設けられ、可動フラップが第1姿勢を取るときに、少なくとも下面の側端の中央点を含む水平面より下の部分を囲う背面壁を有する、ものである。
第6観点に係る床置型の空気調和機によれば、可動フラップの後方に設けられた背面壁により背面側で生じる誘引風を減らすことができ、床置型の空気調和機の後方にある例えば室内壁などのインテリアを汚れ難くすることができる。
本発明の第7観点に係る床置型の空気調和機は、第1観点から第5観点のいずれかに係る床置型の空気調和機において、可動フラップの第1姿勢は、下面が水平面に対して20°で交わるときの姿勢である、ものである。
第7観点に係る床置型の空気調和機によれば、可動フラップの下面が水平面に対して20°の第1姿勢を取るときに、下面の下側空間の側方のうち、少なくとも、下面の側端の中央点を含む水平面より下の部分を囲う側壁によって、ファンにより形成された上向きの空気流れのうち側方に逃げる空気を十分に減らすことができる。
本発明の第1観点に係る床置型の空気調和機では、ケーシング高さが高くなるのを抑制しつつ、前方斜め上方に向けて吹き出される調和空気の到達距離を伸ばすことができる。
本発明の第2観点に係る床置型の空気調和機では、調和空気を前方斜め上方に向けて十分に遠くに吹き出させることができる。
本発明の第3観点に係る床置型の空気調和機では、可動フラップの操作についての利便性が向上する。
本発明の第4観点に係る床置型の空気調和機では、可動フラップで全体を覆わない場合に比べて、調和空気を前方斜め上方に向けて、より遠くに吹き出させることができる。
本発明の第5観点に係る床置型の空気調和機では、安価なシロッコファンを用いても横方向への空気流れを減らして前方向への空気流れを増やすことができる。
本発明の第6観点に係る床置型の空気調和機では、背面壁によりインテリアの汚れを減らすことができる。
本発明の第7観点に係る床置型の空気調和機では、前方斜め上方に向けて吹き出される調和空気の到達距離を十分に伸ばすことができる。
第1実施形態に係る床置型の空気清浄機の一例を示す斜視図。 空気清浄機から吹き出される調和空気の室内空間における状況を説明するための模式図。 空気清浄機の平面図。 図3のI−I線に沿って切断された空気清浄機の上部を示す部分断面図。 図3のII−II線に沿って切断された空気清浄機の上部を示す部分断面図。 空気清浄機の上部を側面から見た状態を示す部分側面図。 空気清浄機の上部を前方上方から見た状態を示す部分斜視図。 図7の一部を拡大して示した部分拡大斜視図。 空気清浄機に内蔵されたファンを示す分解斜視図。 ファンの背面図。 第2実施形態に係る空気清浄機の上部を示す部分断面図。 第3実施形態に係る空気清浄機の上部を示す部分側面図。 図12の可動フラップを正面から見た状態を示す正面図。
<第1実施形態>
(1)全体構成
以下、発明の第1実施形態に係る床置型の空気調和機として、図1に示されている床置型の空気清浄機10を例に挙げて説明する。この床置型の空気清浄機10は、空気調和として塵埃などを除去する空気清浄を行い、さらには加湿及び/又は除湿を行う場合もある。空気清浄を行うために、空気清浄機10のケーシング20の中には塵埃を除去するためのエアフィルタ(図示せず)が設置されている。床置型の空気清浄機10は、図2に示されているように、例えば室内の床FLに置かれる。空気清浄機10は、ケーシング20と、ケーシング20内に収納されたファン90(図9参照)と、ケーシング20に取り付けられた可動フラップ40とを備えている。
(2)詳細構成
(2−1)ケーシング20
ケーシング20は、実質的に直方体状であり、図2に示されているように、床FLに置かれたときに安定性の良い形状になっている。ケーシング20は、図1及び図3に示されているように、前面20a、上面20b、右側面20c、左側面20d、背面20e及び底面(図示せず)を有している。ケーシング20は、空気清浄機10の前面に取り付けられる前面パネル30を含んでいる。ケーシング20の内部には、図9に示されているファン90が収納されている。ケーシング20には、空調対象空間である室内空間RSから空気を吸い込む吸込口21,22と、室内空間RSに対して空気を吹き出す吹出口23が設けられている。また、吹出口23には、風向を調整するための可動フラップ40が設けられている。吸込口21は、ケーシング20の右側面20c及び左側面20dに設けられており、吸込口22は、ケーシング20の前側下部に設けられている。吸込口21,22からケーシング20の内部に吸い込まれた空気がエアフィルタを通過して吹出口23から吹き出される。
このように、吸込口21,22が吹出口23よりも下方に設けられていると、図2に示されているように、吹出口23から天井CLに向かって吹き出された調和空気によって室内空間RSを循環する気流AFを形成することができる。特に、吸込口21,22がケーシング20の下部に設けられているときには、気流AFによって運ばれてきた塵埃を吸込口21,22からケーシング20の内部に取り込んでエアフィルタで除去し易くなる。ここでは、吸込口21,22が右側面20c、左側面20d及び前側下部に設けられている場合について説明するが、吸込口は側面と前面の両方に設けられている必要はなく、側面又は前面のいずれかに設けられていてもよい。
図3には、空気清浄機10を上方から見た状態が示されている。ケーシング20の上部前面側には操作パネル31が配置されている。操作パネル31には、操作を行うための種々のボタン31aが設けられている。図3に示されているように、吹出口23は、ケーシング20の上部背面側に設けられている。図3に示されている吹出口23は、可動フラップ40によって閉じられた状態になっている。図3のI−I線に沿って空気清浄機10の上部を切断した断面形状が図4に示されている。また、図5には、図3のII-II線に沿って空気清浄機10の上部を切断した断面形状が示されている。図6には、可動フラップ40が開かれている空気清浄機10の上部を左側から見た状態が示され、図7には、可動フラップ40が開かれている空気清浄機10の上部を前方斜め上から見た状態が示されている。図8には、図7に示されている空気清浄機10の右上部が拡大して示されている。
吹出口23は左右に長く延びており、吹出口23については、左右方向が長手方向、前後方向が短手方向になる。吹出口23には、ファン90から延びる吹出通路28が接続されている。吹出口23においては、吹出通路28から水平方向に広がる縁切り部24が形成されている。縁切り部24は、右側の縁切り部24aの方が左側の縁切り部24bよりも長くなるように形成されている。縁切り部24a,24bから立ち上がる立上り部25に、可動フラップ40の回転軸41が取り付けられている。回転軸41は、吹出口23の後方に位置する。
吹出口23の周囲のうちの左右には上部縁切り面26,27がそれぞれ形成されている。これら上部縁切り面26,27の端部から右側の側壁51及び左側の側壁52が立ち上がっている。右側の側壁51は、右側面20cの上部を形成し、左側の側壁52は、左側面20dの上部を形成している。右側面20c及び左側面20dの上部を側壁51,52とすることにより、ケーシング20の左右方向の幅が広がらない構成となっている。さらにケーシング20の左右方向の幅を縮めたいときには、上部縁切り面26,27の無い構成とすることもできる。
図5に示されているように、吹出口23の前側では、前壁53が吹出通路28から連続して延びている。前壁53は、鉛直方向に対して前にθ1だけ傾いている。ここでは、θ1=10度である。この傾きθ1は、例えば0〜20度の範囲内の適当な値に設定される。可動フラップ40が閉じられても吹出口23の全体を可動フラップ40では覆いきれず、可動フラップ40が閉じられた状態で可動フラップ40の上端42と前壁53との間には隙間81が生じる。吹出通路28の背面側は、吹出口23の縁切り部24cに繋がっている。この縁切り部24cの後端部から背面壁53が立ち上がっている。背面壁53の高さは側壁51,52の高さと同じである。背面壁53の高さと側壁51,52の高さとを異ならせてもよいが、同じ高さに揃える方がケーシングの外観をすっきりとした外観にまとめ易くなる。
(2−2)可動フラップ40
可動フラップ40は、ファン90(図9参照)が形成した上向きの空気流れを前方に向ける下面40aを有している。この可動フラップ40は、1枚である。可動フラップ40は、前後に回動可能に吹出口23に配置されている。可動フラップ40は、図5に二点差線で示されているように、回転軸41の周りに、実線で示された位置から前後に回動することができる。可動フラップ40の回動は、手動としてもよく、あるいはモータなどのアクチュエータを用いて自動で行わせてもよい。
ケーシング20の側壁51,52は、図6の状態を可動フラップ40の下面40aが水平面に対して鋭角に交わる所定の第1姿勢を取っている状態とすると、下面40aの下側空間SP1の側方のうち、少なくとも、下面40aの側端の中央点CP1を含む水平面より下の部分(斜線で示された領域Ar1)を囲っている。ここで鋭角の角度θ2は、例えば20度である。側壁52が存在することにより、また側壁52及び上部縁切り面27が存在することにより、図4の矢印Aw1,Aw2で示されたような誘引風の発生が抑えられ、誘引風に吹き出しエネルギーを奪われて調和空気の到達距離が減るといったことが抑制される。
同様に、ケーシング20の背面壁53は、図6の第1姿勢を取るとき、下面40aの下側空間SP1の側方のうち、少なくとも、下面40aの側端の中央点CP1を含む水平面より下の部分(斜線で示された領域Ar1)を囲っている。例えば、背面壁53が存在することにより、また背面壁53及び上部縁切り面27が存在することにより、図5の矢印Aw3,Aw4で示されたような誘引風の発生が抑えられ、誘引風に吹き出しエネルギーを奪われて調和空気の到達距離が減るといったことが抑制される。また、誘引風によって塵埃などが運ばれて室内壁WLが汚れるといったことが抑制される。
(2−3)ファン90
図9及び図10に示されているファン90は、ケーシング20の内部に収納されている。図9及び図10には、ファン90を空気清浄機10の背面側から見た状態が示されている。ファン90は、背面側から見て円形のファンロータ91を有しており、ファンロータ91の中心にある回転軸92が前後に延びている。ファンロータ91を取り巻く円周上に周壁93が形成され、ファンロータ91と周壁93との間が気流AF1の通路になっている。右上方で周壁93が途切れており、ファンロータ91の上方において舌部94が周壁93に接続されている。ファン出口通路95は、周壁93が途切れるファンロータ91の右上方から左に向かって形成されている。そのため、ファン出口通路95は左に傾いている。このファン出口通路95は、格子部材96を介して吹出通路28に繋がっている。ファン出口通路95が左に傾いていることから、ファン出口通路95を通る気流AF2も真っ直ぐ上に吹き出さずに左に傾いており、さらには吹出通路28を通る気流AF3もファン出口通路95に近い所では左に傾いている。空気を清浄化するためのエアフィルタ(図示せず)は、吸込口21,22とファン90との間に配置されており、ファン90から吹出通路28に流れる気流AF1〜AF3は清浄化された調和空気の流れである。
(3)空気清浄機10の送風
ファン90は、ファンロータ91の回転数を変更可能に構成されている。その結果、空気清浄機10の風量が変更できるように構成されており、ユーザは、例えば弱風モード、中風モード及び強風モードなど風量設定の異なるモードを操作パネル31のボタン31aなどを使って選択することができる。
空気清浄機10の停止時には、ポジションP4(図5参照)まで可動フラップ40を回動させて、吹出口23の大部分を可動フラップ40で塞ぐことができる。運転時において、空気清浄機10から吹き出される調和空気を真上に導くときは、可動フラップ40が図5のポジションP1まで回動させられる。吹き出される調和空気を前方斜め上方に向け、天井CLの遠くの位置まで調和空気を到達させるときは可動フラップ40は、例えばポジションP2,P3に回動させられる。可動フラップ40がこのとき選択する角度は、室内空間RSの大きさや形状に応じて適宜選択されるものであるが、水平面に対して例えば10〜60度の範囲から適切に選択される。さらに好ましくは、水平面に対して15度以上40度以下の範囲から選択される。可動フラップ40の角度は、手動で又は自動的に調整される。
<第2実施形態>
(4)全体構成と可動フラップ
第2実施形態に係る床置型の空気清浄機10Aの構成例を図11に示す。第2実施形態に係る床置型の空気清浄機10Aが第1実施形態の空気清浄機10と異なる点は、第2実施形態に係る床置型の空気清浄機10Aの備える可動フラップ40Aが第1実施形態に係る床置型の空気清浄機10の備える可動フラップ40よりも大きく形成されている点である。可動フラップ40Aは、上方から見て、第1姿勢(ポジションP3)を取るときに吹出口23の直上空間の全てを上から覆うように構成されている。空気清浄機10Aにおいて、第2姿勢は、図11のポジションP1に可動フラップ40Aが回動させられた状態である。なお、外観を良くするために、可動フラップ40Aが吹出口23を塞ぐポジションP4まで回動した状態で可動フラップ40Aがケーシング20Aの上面20bと面一になるように構成されることが好ましい。ケーシング20Aは、上面20bの形状以外は、ケーシング20と同様の構成を持っている。
<第3実施形態>
(5)全体構成と可動フラップ
第3実施形態に係る床置型の空気清浄機10Bの構成例を図12及び図13に示す。図13には、図12に示されている状態の可動フラップ40Bを正面から見た状態の可動フラップ40Bが示されている。第3実施形態に係る床置型の空気清浄機10Bが第1実施形態の空気清浄機10と異なる点は、第3実施形態に係る床置型の空気清浄機10Bの備える可動フラップ40Bが第1姿勢を取るときに、下面40aの下側空間SP2の側方のうち、少なくとも、下面40aの側端の中央点CP2を含む水平面より下の部分(斜線で示された領域Ar1)を囲う側壁45,46を有している点である。図12及び図13に示されているような側壁45,46を有する断面コ字型の可動フラップ40Bを用いれば、上記第1実施形態と同様に、側方に逃げる調和空気を減らして天井CLの遠い位置まで調和空気を到達させることができる。第3実施形態の場合には、ケーシング20Bのように、ケーシング20が有していた側壁51,52を有してなくてもよい。
(6)変形例
(6−1)変形例A
上記第1実施形態乃至第3実施形態では、床置型の空気調和機として床置型の空気清浄機10,10A,10Bを例に挙げて説明したが、本発明が適用できる床置型の空気調和機は、床置型の空気清浄機10,10A,10Bに限られるものではない。本発明が適用できる床置型の空気調和機としては、例えば、床置型の加湿機、床置型の除湿機、床置型の暖房装置及び床置型の冷房装置がある。
(6−2)変形例B
上記第1実施形態乃至第3実施形態では、可動フラップ40,40A,40Bが1枚である場合について説明したが、前後に複数枚の可動フラップを並べるように設けてもよい。複数枚の可動フラップは、吹出口23を塞ぐときに重なるように配置されてもよく、重ならないように配置されてもよい。
(6−3)変形例C
上記第1実施形態乃至第3実施形態では、ケーシング20又は可動フラップ40Bが側壁51,52,45,46によって下面40aの下側空間SP1,SP2の側方のうち、下面40aの側端の中央点CP1,CP2を含む水平面より下の部分(斜線の領域Ar1)を囲う場合について説明したが、ケーシング20と可動フラップ40Bの両方を用いるなどして、ケーシング及び可動フラップが両方の側壁によって下面の下側空間の側方のうち、下面の側端の中央点を含む水平面より下の部分を囲うように構成してもよい。
(7)特徴
(7−1)
以上説明したように床置型の空気調和機である床置型の空気清浄機10は、可動フラップ40の下面40aが水平面に対して鋭角に交わる所定の第1姿勢として、角度20度(=θ2)のときの姿勢を例に挙げて説明した。この第1姿勢(θ2=20°)のとき、下面40aの下側空間SP1の側方のうち、下面40aの側端の中央点CP1を含む水平面より下の部分(図6の斜線の領域Ar1)を囲う側壁51,52によって、ファン90により形成された上向きの空気流れのうち側方に逃げる空気が減って、調和空気を天井CLの遠くの位置まで到達させることができている。上記第1乃至第3実施形態では、第1姿勢として可動フラップ40が20度で水平面と交わる姿勢を例に示したが、第1姿勢は、例えば10度以上60度以下の範囲から選ばれてもよい。第1姿勢は、20度以上30度以下の範囲から選ばれてもよい。上記第1乃至第3実施形態では、第2姿勢として、可動フラップ40がポジションP1のように、可動フラップ40の下面40aが実質的に鉛直面に沿って上向きに立ち上がっている場合を例に挙げて説明した。このポジションP1において、可動フラップ40の3分の1以上が側壁51,52の上端よりも高い位置にくるように構成されている。その結果、ケーシング20の高さを抑えてコンパクト化し易くなっている。第2姿勢としては、鉛直面に沿って立ち上がっている場合に限られるものではなく、第1姿勢よりも水平面に対する角度が大きく、可動フラップ40の可動限界の中の最も角度が大きい場合とすればよい。第2姿勢においては可動フラップ40ができるだけ多く側壁51,52よりも突出することが望ましいが、例えば可動フラップ40の側端の長さの4分の1以上であってもよい。以上のことについては、第2実施形態の可動フラップ40A及び第3実施形態の可動フラップ40Bの場合も同様である。
(7−2)
上記第1実施形態乃至第3実施形態において、1枚の可動フラップ40,40A,40Bだけでファン90が形成した上向きの空気流れに対応するように構成されている場合、複数のフラップでファンが吹き出す空気を前方に導く場合に比べて可動フラップ1枚当たりに調和空気の沿う量が多くなる。その結果、可動フラップ40,40A,40Bが1枚の場合、前方に強く吹き出させることができ、前方への空気流れの到達距離を伸ばし易くなって天井CLの遠いところ、つまり室内空間RSの端まで調和空気を到達させることができる。
(7−3)
第1実施形態の可動フラップ40は、吹出口23を塞いだときに可動フラップ40の上端42と吹出口23との間に隙間81(図5参照)ができる長さに設定されている。この隙間81から指を入れて可動フラップ40を回動させて開け閉めすることができ、特に可動フラップ40を手動で回動させる場合に操作を行い易くなり、利便性が向上する。また、可動フラップ40が自動的に回動する場合でも、例えば製造時やメンテナンス時に手で可動フラップ40を操作しなければならない場合があり、そのような場合に便利である。
(7−4)
第2実施形態において説明したように、可動フラップ40Aが第1姿勢を取るときに吹出口23の直上空間の全てを上から覆うことから、例えば第1実施形態の可動フラップ40と比べて鉛直上方に逃げる空気流れを減らして、遠くまで空気流れを形成する効果を向上させられている。
(7−5)
図9及び図10に示されているような回転軸92が前後方向に延びるシロッコファンにあっては、ケーシング20の左右方向、言い換えると横方向の空気流れ成分が生じて斜め上方に吹き上がりがちになる。ところが、ケーシング20又は可動フラップ40Bの側壁51,52及び/又は側壁45,46によってケーシング20,20Aから横斜め上方に向かう空気流れを減らすことができている。
(7−6)
第1実施形態及び第2実施形態の可動フラップ40,40Aの後方に設けられた背面壁53により背面側で生じる誘引風を減らすことができ、床置型の空気調和機である床置型の空気清浄機10の後方にある例えば室内壁などのインテリアを汚れ難くすることができている。
10,10A,10B 床置型の空気清浄機(床置型の空気調和機の例)
20,20A,20B ケーシング
40,40A,40B 可動フラップ
45,46,51,52 側壁
90 ファン
特開2016−59859号公報

Claims (7)

  1. 上方に吹出口を有するケーシング(20,20A,20B)と、
    前記ケーシング内に収納され、上向きに空気を吹き出して上向きの空気流れを形成するファン(90)と、
    前記ファンが形成した上向きの空気流れを前方に向ける下面及び前記吹出口の後方に位置する回転軸を有し、前後に回動可能に前記吹出口に配置されている可動フラップ(40,40A,40B)と
    を備え、
    前記ケーシングは、前方斜め上方に向けて空気を吹出させるために前記可動フラップの前記下面が水平面に対して鋭角に交わる所定の第1姿勢を取るときに、前記下面の下側空間の側方のうち、少なくとも、前記下面の側端の中央点を含む水平面より下の部分を囲う側壁(51,52,45,46)を有し、前記ケーシングの上面(20b)が前記側壁よりも高くなく、
    前記可動フラップの上端は、前記可動フラップが上向きの第2姿勢を取るときに、前記側壁の上端よりも高くなるように構成されている、床置型の空気調和機。
  2. 前記可動フラップは、前記ファンが形成した上向きの空気流れに対応するために1枚だけ設けられている、
    請求項1に記載の床置型の空気調和機。
  3. 前記可動フラップ(40)は、前記吹出口を塞いだときに前記可動フラップの前記上端と前記吹出口との間に隙間ができる長さに設定されている、
    請求項2に記載の床置型の空気調和機。
  4. 前記可動フラップ(40A)は、上方から見て、前記第1姿勢を取るときに前記吹出口の直上空間の全てを上から覆うように構成されている、
    請求項2に記載の床置型の空気調和機。
  5. 前記ファンは、回転軸が前後方向に延びるシロッコファンである、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の床置型の空気調和機。
  6. 前記ケーシングは、前記可動フラップの後方に設けられ、前記可動フラップが前記第1姿勢を取るときに、少なくとも前記下面の側端の中央点を含む水平面より下の部分を囲う背面壁(53)を有する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の床置型の空気調和機。
  7. 前記可動フラップの所定の前記第1姿勢は、前記下面が水平面に対して20°で交わるときの姿勢である、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の床置型の空気調和機。
JP2016167542A 2016-08-30 2016-08-30 床置型の空気調和機 Active JP6583190B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016167542A JP6583190B2 (ja) 2016-08-30 2016-08-30 床置型の空気調和機
CN201721086156.1U CN207299235U (zh) 2016-08-30 2017-08-28 落地式空调机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016167542A JP6583190B2 (ja) 2016-08-30 2016-08-30 床置型の空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018035967A JP2018035967A (ja) 2018-03-08
JP6583190B2 true JP6583190B2 (ja) 2019-10-02

Family

ID=61566367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016167542A Active JP6583190B2 (ja) 2016-08-30 2016-08-30 床置型の空気調和機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6583190B2 (ja)
CN (1) CN207299235U (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3557991B2 (ja) * 2000-03-14 2004-08-25 三菱電機株式会社 除湿機および吹出し口装置
WO2015059770A1 (ja) * 2013-10-22 2015-04-30 三菱電機株式会社 空気清浄機
CN106662349B (zh) * 2014-08-13 2019-06-18 三菱电机株式会社 空气净化器

Also Published As

Publication number Publication date
CN207299235U (zh) 2018-05-01
JP2018035967A (ja) 2018-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102231096B1 (ko) 공기청정기
JP5030602B2 (ja) 空気調和機
JP6157407B2 (ja) 空気調和機の風向調整装置および空気調和機
JP6394701B2 (ja) 空気清浄機
JP2014178075A (ja) 一体型空気調和機
JP6368208B2 (ja) 空気調和機の室内ユニット
JP4301253B2 (ja) 空気調和装置
WO2019016982A1 (ja) 空気調和機
JP6182882B2 (ja) 空気調和機
JP7319921B2 (ja) 空気調和機の室内機
JP5834911B2 (ja) 空調室内機
JP2008145078A (ja) 空気調和機
JP6405524B2 (ja) 空気調和機
KR102217013B1 (ko) 천장형 에어컨 실내기
JP6583190B2 (ja) 床置型の空気調和機
JP6078777B2 (ja) 空気清浄装置
CN105518393A (zh) 空气调节机
JP4858506B2 (ja) 空気調和装置
JP4971246B2 (ja) 空気調和機
JP6301279B2 (ja) 風路切換装置
JP6991358B2 (ja) 浴室乾燥機
JP2015205224A (ja) 空気清浄機
WO2019239649A1 (ja) 空気調和機の室内機
JPH02298754A (ja) 空気調和機の室内ユニット
JP2013194930A (ja) 天井埋込形空気調和機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190819

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6583190

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151