JPWO2015152259A1 - スポイト容器 - Google Patents

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Abstract

口頸部(6)を起立する容器(2)と、口頸部上に載置された蓋基部(18)、蓋基部に対して上方に付勢させて昇降自在に取り付けた可動蓋部(38)、可動蓋部の上面を覆う弾性変形部材(72)、及び管壁の上部に形成した係合凹部(32a)の下側で蓋基部と連係させて容器の下部へ垂下したスポイト管(30)を含む蓋(16)とを備える。蓋基部(18)は、スポイト管(30)との連係箇所から外方突出する基板部(22)を口頸部(6)へ係止し、可動蓋部(38)は、口頸部の外面へ下半部(40a)を嵌合した外周壁(40)と、外周壁の上半部(40b)との間に間隙(G)を存して上半部に連結した内周壁(50)とを有し、内周壁の上部から内向きのフランジ状頂壁部(52)を介して垂下した係止筒部(58)の係合爪(58a)を、係合凹部(32a)内に嵌合し、かつ弾性変形部材(72)の下端部(72a)を間隙(G)の上部に嵌入する。

Description

本発明は、スポイト容器に関する。
本願は、2014年3月31日に日本国に出願された特願2014−071967号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
この種のスポイト容器として、口頸部を有する容器体と、この口頸部に装着された蓋とからなり、蓋の基部に開口した貫通孔に取り付けたスポイト管を、この口頸部を介して容器体内へ垂下するととともに、スポイト管の回りの蓋部分に形成した嵌合溝に弾性ドームの下端部を嵌合し、かつ弾性ドームを押下げるための押釦を備えるスポイト容器が知られている(特許文献1の図2参照)。
日本国実開平5−10258
特許文献1のスポイト容器では、弾性ドームの下端部が蓋の嵌合溝に挿入されるが、さらにセットし易さを高めることが要望されている。
本発明の目的は、弾性変形部材を蓋へ容易にセットすることができる、セット性のよいスポイト容器を提供することである。
本発明の第1の態様は、口頸部を起立する容器と、口頸部の上に載置された蓋基部、蓋基部に対して上方に付勢させて昇降自在に取り付けた可動蓋部、可動蓋部の上面を覆う弾性変形部材、及び、管壁の上部に形成した係合凹部の下側で蓋基部と連係させて容器の下部へ垂下したスポイト管を含む蓋と、を備えるスポイト容器であって、蓋基部はスポイト管との連係箇所から外方突出する基板部を有し、この基板部を口頸部の上側へ係止しており、可動蓋部は、口頸部の外面へ下半部を嵌合した外周壁と、外周壁の上半部の内面との間に間隙を存して上半部に連結した内周壁と、この内周壁の上部から内向きのフランジ状頂壁部を介して垂下された係止筒部と、を備える。この係止筒部の内面に係合凹部内を昇降可能な係合爪が付設されるとともに、蓋基部と可動蓋部のフランジ状頂壁部との間に内周壁の内面に液密に接するピストン部材が設けられ、弾性変形部材の下端部が、外周壁及び内周壁の間隙の上部内に嵌入されている。
本発明の第1の態様では、スポイト容器の蓋を、蓋基部に対して可動蓋部が昇降可能とし、かつ可動蓋部が有する外周壁及び内周壁の間隙の上部内に弾性変形部材の下端部を嵌入する構成を設けている。このため、間隙内の空気は下方へ逃げることができるので、例えば間隙内へ弾性変形部材の下端部をセットするときに弾性変形部材が浮くことを回避できる。なお弾性変形部材は図示の弾性ドームでもよく、また蛇腹を利用した弾性圧搾具であってもよい。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、間隙は、エア抜き用通路として、基板部と外周壁との空隙を介して蓋基部の下方へ連通している。
本発明の第2の態様では、間隙をエア抜き用通路として蓋基部の下方へ連通させている。これにより、さらにセット性が向上する。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、外周壁の下半部を、口頸部の外面に螺合させ、かつ、内周壁及び外周壁の周方向の各一部を連結片で連結するとともに、基板部の外周から内周壁及び外周壁の間隙へ係止壁部を起立し、係止壁部が、可動蓋部に対する蓋基部の回り止め部材として、連結片に係止されている。
本発明の第3の態様では、内周壁及び外周壁の周方向の各一部を連結片で連結するとともに、基板部の外周から内周壁及び外周壁の間隙へ係止壁部を起立している。そして係止壁部を、可動蓋部に対する蓋基部の回り止め部材として、連結片に係止している。間隙内に回り止め部材を収納したので、スペースを有効に利用することができる。
本発明の第4の態様は、第1から第3の何れかの態様において、蓋は、可動蓋部の外周壁の下部と嵌合するとともに弾性変形部材の下端部を上側から押圧する押圧部を上側に有するカバー部材を備え、このカバー部材の上部外面及び弾性変形部材の上面とで蓋の上面を形成している。
本発明の第4の態様では、カバー部材の上部外面及び弾性変形部材の上面とで蓋の上面を形成している。弾性変形部材の上側に弾性変形部材圧搾用の押釦を設ける先行技術に比べて容器の背を低くすることができる。
本発明の第5の態様は、第1からの第3の何れかの態様において、ピストン部材は、内周壁の内面に液密に接するピストン部が形成された外筒部と、係止筒部が内側に挿入された内筒部と、を備え、内筒部の内面には、係止筒部の外面に付設された係止突部に対して上方から係止される仮止め突起が付設されている。
本発明の第5の態様では、内筒部の内面に、係止筒部の係止突部に対して上方から係止される仮止め突起が付設されているので、このスポイト容器を組み立てる過程で、ピストン部材における内筒部内に、可動蓋部の係止筒部を挿入し、内筒部の仮止め突起を、係止筒部の係止突起を上方に乗り越えさせて、ピストン部材単体を可動壁部に仮固定した状態で、蓋基部およびスポイト管を可動壁部に組み付けることが可能になり、ピストン部材と蓋基部とが組み立てられた組立体を可動蓋部に装着する場合に比べて、スポイト容器を容易に組み立てることができる。
本発明によれば、相互に間隙をはさんで配置した外周壁及び内周壁の各上端部内に弾性変形部材の下端部を嵌入するため、弾性変形部材を嵌合溝に嵌入する場合に比べて空気の反発が小さくなり、嵌入作業を円滑に行うことができ、セット性がよい。
また間隙がエア抜き通路として基板部と外周壁との空隙を介して蓋基部の下方へ連通しているため、セット性がよい。
また外周壁及び内周壁の間隙を、可動蓋部に対する蓋基部の回り止め部材である係止壁部の設置場所、及び、エア抜き通路として兼用している。そのため、コンパクトな構成とすることができる。
またカバー部材上部の外面と弾性変形部材の上面とで蓋の上面を形成しており、弾性変形部材を押圧する圧搾部材を設けない。そのため、スポイト容器の背が高くなることがない。
また、内筒部の内面に、係止筒部の係止突部に対して上方から係止される仮止め突起が付設されているので、ピストン部材と蓋基部とが組み立てられた組立体を可動蓋部に装着する場合に比べて、スポイト容器を容易に組み立てることができる。
本発明の第1実施形態に係るスポイト容器の縦断面図である。 図1の容器の要部拡大図である。 図1の容器の可動蓋部が上昇した状態を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係るスポイト容器の要部拡大図である。 図4のパッキンを下から見上げた図である。 図4の一部拡大図である。
図1から図3は、本発明の第1の実施形態に係るスポイト容器を示している。図1は、本発明の第1実施形態に係るスポイト容器の縦断面図である。図2は、図1の容器の要部拡大図である。図3は、図1の容器の可動蓋部が上昇した状態を示す説明図である。このスポイト容器は、容器2と蓋16とで構成されている。これら各部材は例えば合成樹脂、金属などで形成することができる。
容器2は、図1が示すように、容器体4とシゴキ部材8とで構成されている。
容器体4は、胴部から肩部を介して上端開口の口頸部6を起立している。口頸部6の外面には螺条が形成されている。
シゴキ部材8は、口頸部6上面に係止可能な鍔部10aを有する主筒部10と、主筒部の内面から突出するシゴキ部12とで構成されている。このシゴキ部12は後述のスポイト管30の外面に当接している。
蓋16は、蓋基部18と、スポイト管30と、可動蓋部38と、ピストン部材60と、弾性変形部材である弾性ドーム72と、カバー部材76とを備える。
蓋基部18は、図示例において、垂直な基筒部20の上端に内向きの環状板部21が付設されるとともに、基筒部20の下端から側外方へ基板部22が突出するように形成されている。基板部22の下面にはパッキン28が付設されており、シゴキ部材8の鍔部10aの上に載置されている。基板部22の外端からは筒状の係止壁部24が起立している。この係止壁部24には周方向に間欠的に切り割り26が縦方向に設けられている。蓋基部18の構造は適宜変更することができる。
スポイト管30には、管壁の上部に係合凹部32aが形成され、係合凹部の下側に蓋基部18が連係され、スポイト管30は、この連係箇所から容器体4の底部内へ垂直に配置されている。係合凹部32aは、後述の係合爪58aの昇降が可能な程度に上下に広く設けられている。好適な図示例では、パッキン28上方の管壁部分が、上側から下へ、小径筒部32、中径筒部34、大径筒部36と順次大径化するように形成され、小径筒部に係合凹部32aを、中径筒部34に嵌合溝34aを、また大径筒部36にリング保持溝36aがそれぞれ周設されている。嵌合溝34a内には環状板部21が嵌着され、リング保持溝36a内にはOリング37が嵌挿される。これら部材の形状は適宜変更することができる。
可動蓋部38は、外周壁40と、内周壁50と、フランジ状頂壁部52と、係止筒部58とで構成されている。
口頸部6の外面に外周壁40の下半部40aが螺合され、基板部22の上方へ外周壁40の上半部40bが起立している。図示の上半部40bは下半部よりも外径が小さい。外周壁40の内面の上端部には、上向きの外側嵌合用段部S1が周設されている。外周壁40と基板部22との間には、後述の間隙Gを蓋基部18の下方へ連通する空隙Aが形成されている。
内周壁50は、外周壁40の上半部40bに対して、一定の間隙Gを存して位置するように適数の連結片48を介して連結されている。内周壁50の外面の上端部には、外側嵌合用段部S1と対向させて、内側嵌合用段部S2が周設されている。連結片48は、内側嵌合用段部S2より下方の、内周壁50の適所(図示例では下端部)と外周壁40の上半部とを連結するように周方向に間欠的に設けられてもよい。この連結片48には、係止壁部24の切り割り26が挿通されており、可動蓋に対する蓋基部の回り止め部材として機能している。
フランジ状頂壁部52は、内周壁50の上部から内方へ延設する。フランジ状頂壁部52の内周部には適数の通気孔54が開口している。また図示例ではフランジ状頂壁部52の外周部が環状に陥没され、この陥没壁部56の内側は後述のコイルスプリング70が当接可能に形成されている。
係止筒部58はフランジ状頂壁部52の内縁から垂下しており、係止筒部58の下端部内面に付設した環状の係合爪58aがスポイト管30の係合凹部32a内に昇降自在に挿入されている。
ピストン部材60では、内筒部62A及び外筒部62Bの下端部が底壁部64で連結されるとともに、この底壁部64から脚筒部68が垂下し、かつ外筒部62Bの上端部外面にピストン部66が形成されている。そして内筒部62Aは係止筒部58の外面に、またピストン部66は内周壁50の内面にそれぞれ摺動自在に嵌合されている。脚筒部68は基筒部20の外面に嵌着されている。底壁部64の上面とフランジ状頂壁部52との間にはコイルスプリング70が介装される。
弾性ドーム72は、その下端部72aを肉厚の嵌合リングとして間隙Gの上部内に嵌着されている。弾性ドーム72の下端部72aの下面外縁部及び内縁部は、外側嵌合用段部S1及び内側嵌合用段部S2に係止されている。また弾性ドーム72の下端部72aは、下端部に連続するドーム部分に比べて大外径に形成されており、下端部72aの上面を被押圧面74とされている。なお、弾性ドームに代えて、従来公知の圧搾具を用いてもよい。例えば、両側から指で摘まんで圧搾できる下端開口で有頂の蛇腹筒、或いは下端開口で有頂の弾性筒などである。
カバー部材76は、外周壁40の外面を覆う筒壁の下端部(係合端部78)を外周壁40の下端部に回り止め可能に嵌合されている。また上記筒壁の上端部を下内方へ折り返して押圧部80に形成されており、この押圧部80が被押圧面74を押圧可能に設けられている。
蓋16の組み立て工程においては、スポイト管30に蓋基部18を取り付け、さらにピストン部材60及び可動蓋部38を順次組み付けた後に、可動蓋部38の間隙G上部内に弾性ドーム72の下端部72aが嵌着される。間隙Gは蓋基部18の下方へ連通しているので、間隙内のエアが抜けずに弾性ドーム72の下端部を浮かび上がらせるなどの不都合を回避できる。この状態でさらに外周壁40の外側にカバー部材76を嵌合し、カバー部材76の押圧部80で下端部72aの被押圧面74を押圧する。
上記スポイト容器を使用するときには、カバー部材76とともに外周壁40を回転させて(図3参照)、口頸部6から螺脱させる。そうすると、コイルスプリング70の弾性力で可動蓋部38が上昇し、弾性ドーム72内の空気が可動蓋部38と蓋基部18との空間内へ吸引され、容器体4内の液体がスポイト管30内に吸い上げられる。しかるのちに蓋16を容器2側から引き上げ、弾性ドーム72を圧搾操作してスポイト管30から液体を滴下させることができる。
続いて、本発明の第2の実施形態に係るスポイト容器を説明する。以下では、上述の第1の実施形態に係るスポイト容器と異なる構成についてのみ説明し、第1の実施形態に係るスポイト容器と同じ構成には同じ参照番号を付し、その説明を省略する。
図4は、本発明の第2実施形態に係るスポイト容器の要部拡大図である。図5は、図4のパッキンを下から見上げた図である。図6は、図4の一部拡大図である。
蓋16の組み立て工程において、底壁部64とフランジ状頂壁部52との間にコイルスプリング70を介装した状態で、ピストン部66を内周壁50の内面50Aに上方に向けて摺動させつつ、ピストン部材60における内筒部62A内に、可動蓋部38の係止筒部58が挿入される。係止筒部58の係止突部58bが、内筒部62Aの内面62AAに設けられた仮止め突起62Cにより上方に乗り越えられることにより、ピストン部材60単体が可動蓋部38に仮固定される。
その後、蓋基部18とスポイト管30とが組み付けられた組立体を可動蓋部38に組み付ける。この際、ピストン部材60の脚筒部68のうちの下部内に、蓋基部18の基筒部20のうちの上部を嵌合した状態で、ピストン部材60を、コイルスプリング70を上下方向に圧縮変形させながら、可動蓋部38に対して所定量上昇させる。次いで、係止筒部58の係合爪58aをスポイト管30の係合凹部32a内に進入させる。この時、またはその後、コイルスプリング70の付勢力によって、ピストン部材60が可動蓋部38に対して押し下げられ、脚筒部68内に基筒部20が上下方向の全長にわたって嵌合される。
内周壁50と、フランジ状頂壁部52と、陥没壁部56と、係止筒部58とから構成される部材をシリンダ部100と呼ぶ。
シリンダ部100の内周壁に相当する係止筒部58内に、スポイト管30の上端開口を開閉自在に閉塞する弁体27が設けられている。弁体27は、容器体4の中心軸上に配置され、係止筒部58の上端部にブリッジ29を介して連結されている。ブリッジ部29は、周方向に間隔をあけて複数配置されている。スポイト管30内は、後述のように、可動蓋部38がスポイト管30に対して上昇し、弁体27によりスポイト管30の上端開口が開放された時に、弾性ドーム72内の空間に連通する。すなわち、スポイト管30内は、弾性ドーム72内の空間に連通可能となっている。
上記スポイト容器を使用するときには、カバー部材76とともに外周壁40を回転させて(図3参照)、可動蓋部38を口頸部6から螺脱させる。そうすると、コイルスプリング70の弾性力で可動蓋部38が上昇し、弾性ドーム72内の空気が可動蓋部38と蓋基部18との空間内へ吸引され、弁体27がスポイト管30の上端開口を開放するため、容器体4内の液体がスポイト管30内に吸い上げられる。しかるのちに蓋16を容器2側から引き上げ、弾性ドーム72を圧搾操作してスポイト管30から液体を滴下させることができる。
このスポイト容器によれば、上記のように、可動蓋部38を容器体4から離脱させてスポイト管30から内容物を注出する。その後、可動蓋部38を容器体4に装着する際に、可動蓋部38を蓋基部18に対して下降させると、蓋基部18のピストン部66が、可動蓋部38のシリンダ部100内を相対的に上方に向けて摺動してシリンダ部100の内容積を減少させる。
この際、蓋基部18と、容器体4の口頸部6の上端開口縁と、の間に配設されたパッキン28の下面に、下方に向けて突出する圧潰突部28bが形成されている(図5,6を参照)。そのため、蓋基部18と容器体4の上記上端開口縁との間に、容器体4の内外を連通させる連通隙間28cが形成される(図6を参照)。従って、上述したシリンダ部100の内容積の減少分は、通気孔54、弾性ドーム72内の空間、スポイト管30内、容器体4内、および連通隙間28cを通じて容器体4に排気され、容器体4の内圧上昇が抑えられる。これにより、容器体4内における内容物の残量に関らず、スポイト管への内容物の吸込量を精度良く一定にすることができる。
その後、さらに可動蓋部38を下降させることにより、パッキン28は蓋基部18と容器体4の上記上端開口縁との間で押圧され、特に圧潰突部28bが容器体4の上記上端開口縁に押し潰される(図4を参照)。その際、圧潰突部28bの直上に被張出凹部28dが形成されているので、この被張出凹部28dによって圧潰突部28bの上面側への変形が許容される(図5,6を参照)。従って、圧潰突部28bの上側への押し潰れが大きな抵抗無く円滑に起こる。これにより、パッキン28による蓋基部18と容器体4の上記上端開口縁との間のシール性が良好に確保される。
また、上記スポイト容器では、初期状態において弁体27がスポイト管30の上部開口を閉塞している。従って、例えば、初期状態において蓋16を意図せず操作してしまったとしても、容器体4内の内容物がスポイト管30内に誤って流入することを抑制することが可能となる。従って、スポイト管30からの内容物の注出量を精度良く一定に確保することができる。さらに、例えば、初期状態においてスポイト容器の転倒により、容器体4の内容物がスポイト管30内に流入したとしても、内容物を弁体27により堰き止めることができる。従って、内容物が弾性ドーム72内の空間に流入することを規制することもできる。
本発明によれば、相互に間隙をはさんで配置した外周壁及び内周壁の各上端部内に弾性変形部材の下端部を嵌入するため、弾性変形部材を嵌合溝に嵌入する場合に比べて空気の反発が小さくなり、嵌入作業を円滑に行うことができ、セット性のよいスポイト容器を提供することができる。
2 容器、4 容器体、6 口頸部、8 シゴキ部材、10a 鍔部、10 主筒部、12 シゴキ部、16 蓋、18 蓋基部、20 基筒部、21 環状板部、22 基板部、24 係止壁部、26 切り割り、28 パッキン、30 スポイト管、32 小径筒部、32a 係合凹部、34 中径筒部、34a 嵌合溝、36 大径筒部、36a リング保持溝、37 Oリング、38 可動蓋部、 40 外周壁、40a 下半部、40b 上半部、48 連結片、50 内周壁、52 フランジ状頂壁部、54 通気孔、56 陥没壁部、58 係止筒部、58a 係合爪、60 ピストン部材、62A 内筒部、62B 外筒部、64 底壁部、66 ピストン部、68 脚筒部、70 コイルスプリング、72 弾性変形部材(弾性ドーム)、72a 下端部、74 被押圧面、76
カバー部材、78 係合端部、80 押圧部、S1 外側嵌合用段部、S2 内側嵌合用段部、 A 空隙、G 間隙

Claims (5)

  1. 口頸部を起立する容器と、
    前記口頸部の上に載置された蓋基部、前記蓋基部に対して上方に付勢されて昇降自在に取り付けられた可動蓋部、前記可動蓋部の上面を覆う弾性変形部材、及び、管壁の上部に形成された係合凹部の下側で前記蓋基部と連係して前記容器の下部へ垂下するスポイト管を含む蓋と、
    を備え、
    前記蓋基部は前記スポイト管との連係箇所から外方突出する基板部を有し、前記基板部を前記口頸部の上側へ係止し、
    前記可動蓋部は、前記口頸部の外面へ下半部を嵌合した外周壁と、前記外周壁の上半部の内面との間に間隙を存して前記上半部に連結した内周壁とを有し、前記内周壁の上部から内向きのフランジ状頂壁部を介して係止筒部を垂下し、前記係止筒部の内面に前記係合凹部内を昇降可能な係合爪を付設するとともに、前記蓋基部と前記可動蓋部のフランジ状頂壁部との間に前記内周壁の内面に液密に接するピストン部材を設け、
    弾性変形部材の下端部を、前記外周壁及び前記内周壁の前記間隙の上部内に嵌入したスポイト容器。
  2. 前記間隙は、エア抜き用通路として、前記基板部と前記外周壁との空隙を介して前記蓋基部の下方へ連通している請求項1記載のスポイト容器。
  3. 前記外周壁の前記下半部を、前記口頸部の外面に螺合させ、かつ、
    前記内周壁及び前記外周壁の周方向の各一部を連結片で連結するとともに、前記基板部の外周から前記内周壁及び前記外周壁の前記間隙へ係止壁部を起立し、前記係止壁部を、前記可動蓋部に対する前記蓋基部の回り止め部材として、連結片に係止した請求項2記載のスポイト容器。
  4. 前記蓋は、前記可動蓋部の前記外周壁の下部と嵌合するとともに前記弾性変形部材の下端部を上側から押圧する押圧部を上側に有するカバー部材を備え、この前記カバー部材の上部外面及び前記弾性変形部材の上面とで前記蓋の上面を形成している請求項1から請求項3の何れか一項に記載のスポイト容器。
  5. 前記ピストン部材は、前記内周壁の内面に液密に接するピストン部が形成された外筒部と、前記係止筒部が内側に挿入された内筒部と、を備え、
    前記内筒部の内面には、係止筒部の外面に付設された係止突部に対して上方から係止される仮止め突起が付設されている請求項1から3の何れか一項に記載のスポイト容器。
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