JPWO2015145600A1 - 複合容器 - Google Patents

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Abstract

接合に接着剤を用いず、充分な断熱効果と把持強度とを備える複合容器を提供する。プラスチック容器2の外周に紙製外装体3が巻装される。プラスチック容器2の外周上部に、凹部21が形成され、紙製外装体3の上端に沿って内側向きにカール部31が形成される。カール部31が凹部21に嵌合されることにより、第1接合構造が構成される。凹部21は、プラスチック容器2の上端から所定範囲(h1)に設けられる。プラスチック容器2の外周下部に、周状に内側に入り込んで段を形成するように、底周縁部22が形成され、紙製外装体3の下端に沿って内側向きに、折り返し部32が形成される。折り返し部32が底周縁部22に嵌合されることにより、第2接合構造が構成される。底周縁部22は、プラスチック容器2の底部123から所定範囲(h2)に設けられる。

Description

本発明は、プラスチック容器と、プラスチック容器の外周に巻装された紙製外装体とを備えた複合容器に関する。
一般に、食品容器として、紙容器とプラスチック容器が用いられている。
紙容器は、側面に美麗な印刷を施すことができるという長所を有する一方、長期間の保存において微細なピンホールから空気や内容物が漏れるおそれがあるという短所を有する。また、内容物充填後に蓋をする際、フランジ部のシーム段差においてシール不良となるおそれもある。
プラスチック容器は、密封性に優れ、フランジ部におけるシールも良好であるという長所を有する一方、側面に美麗な印刷を施すことに制約があるという短所を有する。
そこで、両者の長所を生かすべく、グラビア印刷等を施した紙製外装体(紙スリーブ)をプラスチック容器の外周に設ける複合容器が提案されている。複合容器においては、紙製外装体とプラスチック容器との接合構造をどのようにするかが重要である。
例えば、接着剤を用いた接合構造では、接着工程が必要になり、その結果、製造コストが高くなり、製造スピードが落ち、好ましくない。また、容器使用後廃棄する際には、紙とプラスチックを分別する必要があるが、接着剤を用いた接合構造では、分別が困難となる。さらに、内容物が食品の場合、接着剤の臭いが問題視されることが多い。
特許文献1には、接着剤を用いない接合構造を備えた複合容器が提案されている。
特許文献1の複合容器は、逆円錐台形状に形成されたプラスチック容器の外周に別体の紙スリーブ(紙製外装体)を巻装してなり、プラスチック容器の外周上部に外側に突出した段部が形成されると共に、プラスチック容器の外周下部において周状に内側に凹んだ凹部が形成され、プラスチック容器の段部の外周に紙スリーブの上端を係止した状態で巻装し、紙スリーブの下端に沿って内側向きに形成したカール部をプラスチック容器の外周下部の凹部に嵌合したことによって、プラスチック容器の外周と紙スリーブとの間に空隙を形成した状態で該紙スリーブをプラスチック容器の外周に固定することを特徴とする。
すなわち、従来技術の複合容器は、カール部と凹部による接合構造を特徴とする。この接合構造により、接着剤を用いないで、紙製外装体をプラスチック容器の外周に固定できる。また、廃棄分別の際には、プラスチック容器の底部形状を変形させて、カール部を凹部から離脱させ、容易に紙製外装体をプラスチック容器から取り外しできる。
また、特許文献2にも、接着剤を用いない接合構造を備えた複合容器が提案されている(後述)。
特許第4711130号公報 特開2013‐033949号公報
特許文献1の複合容器は、プラスチック容器の外周と紙スリーブとの間に空隙を形成し、断熱効果を期待している。しかし、カール部の剛性に比べて空隙に対応する部分の剛性は低い。消費者が内容物を食しようと、空隙Gに対応する部分(紙スリーブ中部)を握ると、紙スリーブは大きく変形する。把持強度が充分でないと、消費者は触覚に違和感を覚え、無意識のうちに更に強く握り、内容物が飛び出すおそれがある。
特許文献1の複合容器の上記課題に対し、特許文献2の複合容器が提案されている。
特許文献2の複合容器は、プラスチック容器と、プラスチック容器の外周に巻装された紙製外装体とを備えた複合容器において、プラスチック容器の外周下部に、内側に入り込むように、底周縁部が形成され、紙製外装体の下端に沿って内側向きに、折り返し部が形成され、折り返し部が前記底周縁部に嵌合されることにより、紙製外装体をプラスチック容器の外周に固定する接合構造をさらに備えることを特徴とする。
特許文献1の複合容器では、空隙による断熱効果を期待している。一方で、特許文献2の複合容器では、断熱効果不要の内容物を想定している。あるいは、他の断熱手段を想定している。空隙が形成されない(無視できる程度、微少に形成される)ため特許文献1の複合容器の上記課題は発生しない。
しかしながら、特許文献2の複合容器では空隙による断熱効果は少ない。すなわち、特許文献1の複合容器の課題を本質的に解決する技術ではない。
本発明は、上記課題を解決するものであり、接合に接着剤を用いず、断熱効果と把持強度とを備える複合容器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の複合容器は、プラスチック容器と、該プラスチック容器の外周に巻装された紙製外装体とを備え、前記プラスチック容器の外周上部にて内側に凹んだ凹部が形成され、前記紙紙製外装体の上端に沿って内側向きにカール部が形成され、前記凹部に前記カール部を嵌合することによって前記紙製外装体を前記プラスチック容器の外周に固定する上部接合構造を備え、前記凹部は、前記プラスチック容器上端から0〜20mmの位置にある。
好ましくは、前記凹部は、前記プラスチック容器上端から15mm以下の位置にある。
好ましくは、前記凹部は、前記プラスチック容器上端から5mm以上の位置にある。
多くの消費者は、掌で複合容器を包み込むように、複合容器を持つ。その結果、親指と人差し指が複合容器上方に位置する。親指/人差し指相当位置が力の作用点になる。
高剛性であるカール部と力の作用点との距離が短いため、紙製外装体の変形が抑制される。これにより、充分な把持強度が得られる。
また、カール部により空隙が形成され、充分な断熱効果が得られる。
より好ましくは、前記カール部は、前記紙製外装体の上端部が1周以上巻回されることにより形成される。
これにより、把持による力の作用に対抗できる剛性を確保できる。
より好ましくは、前記紙製外装体側面には、上下方向にミシン目が設けられ、前記ミシン目下端には、破断開始部が設けられている。
下端より上方に向かって紙製外装体を破断させると、付勢力によりカール部を破断させることができる。これにより、容易に紙製外装体をプラスチック容器から取り外すことができる。
より好ましくは、前記紙製外装体の坪量は、150〜700g/m2である。
さらに好ましくは、前記紙製外装体の坪量は、200〜350g/m2である。
紙製外装体が低坪量である場合、本願課題は顕著になる。本願発明は、本願課題を解決するものである。
好ましくは、前記紙製外装体は、片段を含む段ボールである。
また、好ましくは、前記プラスチック容器の外周下部と、前記紙紙製外装体の下端とを接合する下部接合構造をさらに備え、前記下部接合構造のプラスチック容器側構造は、前記プラスチック容器下端から7mm以内の位置にある。
さらに好ましくは、前記下部接合構造のプラスチック容器側構造は、前記プラスチック容器下端から5mm以内の位置にある。
これにより、容器下部を適切に補強でき、かつ、充分な把持強度が得られる。
本発明の複合容器は、接合に接着剤を用いず、充分な断熱効果と把持強度とを備える。消費者は、安全に安定して複合容器を持つことができる。
第1実施形態に係る複合容器の概略構成図 合体前の複合容器(斜視図) 紙製外装体展開図 把持動作説明図 ミシン目付加(変形例) 第2実施形態に係る複合容器の概略構成図 第3実施形態に係る複合容器の概略構成図 第4実施形態に係る複合容器の概略構成図 第5実施形態に係る複合容器の概略構成図 第6実施形態に係る複合容器の概略構成図 第1参考実施形態に係る複合容器の概略構成図 第2参考実施形態に係る複合容器の概略構成図
<第1実施形態>
〜構成〜
第1実施形態の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る複合容器1の概略構成図である。左半分が側面図であり、右半分が断面図である。
複合容器1において、プラスチック容器2の外周に別体の紙製外装体3が巻装されている。
プラスチック容器2の外周上部に、周状に内側に凹んだ凹部21が形成され、紙製外装体3の上端に沿って内側向き(紙製外装体3の裏側へ凸となるよう)にカール部31が形成されている。カール部31が凹部21に嵌合されることにより、紙製外装体3をプラスチック容器2の外周に固定する第1接合構造(上部接合構造)が構成される。
カール部31は、紙製外装体3の上端部が1周以上巻回されることにより形成されることが好ましい。これにより、適度な剛性と弾性および断面サイズを確保できる。特に、本実施形態は、把持強度向上(後述)を目的としており、嵌合構造を維持する以上の剛性が求められている。
カール部31は断面円形に巻回した形状でもよいし、断面矩形に巻回した形状でもよい。
凹部21は、プラスチック容器2の上端から0mm以上20mm以下の位置に設けられる。好ましくは、15mm以下の位置に設けられる。5mm以上の位置に設けられると好ましい場合もある。凹部21が略円弧の場合は、中心を測点とする。プラスチック容器上端から円弧中心まで鉛直距離h1の技術的意義については後述する。
凹部21は、断面半円弧の周溝形状としてもよいし、断面矩形の周溝形状としてもよい。
プラスチック容器2の外周下部に、周状に内側に入り込んで段を形成するように、底周縁部22が形成され、紙製外装体3の下端に沿って内側向きに、折り返し部32が形成される。折り返し部32が底周縁部22に嵌合されることにより、紙製外装体3をプラスチック容器2の外周に固定する第2接合構造(下部接合構造)が構成される。
折り返し部32は、紙製外装体3の下端部が内側向きに折り曲げられことより形成される。折り返し部32は、圧潰されていると、なおよい。これにより、剛性と弾性を確保できる。
底周縁部22は、プラスチック容器2の底部123から7mm以内(0mm以上)の範囲に設けられる。好ましくは、5mm以内の範囲に設けられる。底周縁部22上端からプラスチック容器2下端123までの鉛直距離をh2とする。距離h2の技術的意義についても後述する。
第1接合構造21,31および第2接合構造22,32により、プラスチック容器2との紙製外装体3との間には空隙G1が形成され断熱効果を発揮する。断熱効果についても後述する。
また、第1接合構造21,31および第2接合構造22,32により、プラスチック容器2の外周に紙製外装体3を確実に固定できる。
図2は、プラスチック容器2と紙製外装体3とを合体する前の状態を示す斜視図である。理解の補助の為、プラスチック容器2については、一部断面図としている。
プラスチック容器2は、底部123と、逆円錐台形状をなす胴部124と、その胴部124の上端にて外周に突出されているフランジ部125とを有する。底部123は、図示フラットになっているが、上げ底でもよい。胴部124には、外周上部に周状に内側に凹んだ凹部21が形成され、外周下部に周状に内側に入り込んで段を形成するように、底周縁部22が形成される。フランジ部125には、内容物充填後、蓋(図示省略)がシールされる。フランジ部125は図示のようにフラット形状でも良いし、カール形状でもよい(図11参照)。
なお、プラスチック容器2の材料は、食品用として知られている周知の種々のプラスチック材料を内容物や用途に応じて選択すればよいものであって、特定の素材に限定されるものではない。ただし、製造コストや軽量化の面から薄肉とするのが好ましく、そのために問題となる強度面の弱体化に関しては、紙製外装体3を合体させることによって補強するようにしている。
また、プラスチック容器2をシート成形によって形成することにより、生産性を高め、コストダウンを図ることが可能となる。
なお、プラスチック容器2は逆円錐台形状であるとしたが、これに限定されるものでなく、多角形状・四角形状・楕円形状など種々の形状が可能である。
紙製外装体3は、プラスチック容器2が逆円錐台形状に形成されたことに対応して、胴部124の外周を均等に巻装するように逆円錐台形状に形成される。図3は、紙製外装体3の展開図である。
下辺131と上辺132とが円弧形を有する扇形の展開形状133形成する。展開形状133の表面(好ましくは外表面であるが両面であってもよい)には高分子等によるラミネート被覆(好ましくは、耐水性または撥水性を有する被膜)が施されている。なお、耐水性の高い紙を用いるならば、コーティングなしでもよい。なお、紙製外装体3はプラスチック容器2と別体に構成されているため、紙製品に対する印刷の容易性を利用して、予め、紙製外装体3の表面に精緻で美麗な印刷を施すことが可能である。
展開形状133の一端には接着部134が形成されている。展開形状133を湾曲させ、展開形状133の他端と接着部134を重ね合わせ、接着剤の使用又は表面高分子コーティングを溶かす事による溶着により、紙製外装体3を逆円錐台形状に形成する。
一方、紙製外装体3の上端に沿って内側向きにカール部31を形成し、紙製外装体3の下端に沿って内側向きに折り返し部32を形成する。
なお、このように紙製外装体3を逆円錐台形状にすれば、プラスチック容器2が多角形状等であっても、各形状に沿って変形可能である。また、プラスチック容器2の形状に対応して、紙製外装体3も多角形状・四角形状・楕円形状など種々の形状が可能である。
紙製外装体3に用いる紙の坪量は、150〜700g/m2であることが好ましい。坪量700g/m2を超える場合、カール部31形成が困難になるおそれがある。また、生産コストも無視できなくなる。この点を考慮すると、なるべく低坪量であることが好ましい。
しかし、低坪量であると、本発明の課題(把持強度が低い)が顕著になる。本発明は、この課題を解決するものである。
ただし、坪量150g/m2未満の場合、剛性不足となり、紙製外装体として適用できないおそれがある。
実務では坪量200〜350g/m2の紙を用いることが多い。坪量350g/m2以下の低坪量であると、上記課題はより顕著になる。
紙製外装体3は、片段を含む段ボールであることが好ましい。
一般に、プラスチック容器2の外周に紙製外装体3を固定した後、内容物を充填し、フランジ部125に蓋をシールする。プラスチック容器2に内容物を充填し、フランジ部25に蓋をシールした後、プラスチック容器2の外周に紙製外装体3を固定してもよい。
発明の理解のために、容器寸法を示す。開口径72mm、口外径80mm、底部径56mm、深さ59mm、カール径3mm、折り返し長6mmとしている。このとき、h1=10mm,h2=5mmである。なお、容器寸法は発明の理解のための例示であり、本願発明はこの寸法に限定されるものではない。
〜主な効果〜
特許文献1の複合容器と比較することにより、本実施形態の効果について説明する。
特許文献1の複合容器は、逆円錐台形状に形成されたプラスチック容器の外周に別体の紙製外装体を巻装してなり、プラスチック容器の外周上部に外側に突出した段部が形成されると共に、プラスチック容器の外周下部において周状に内側に凹んだ凹部が形成され、プラスチック容器の段部の外周に紙製外装体の上端を係止した状態で巻装し、紙製外装体の下端に沿って内側向きに形成したカール部をプラスチック容器の外周下部の凹部に嵌合したことによって、プラスチック容器の外周と紙製外装体との間に空隙を形成した状態で該紙製外装体をプラスチック容器の外周に固定する。
すなわち、特許文献1では、紙製外装体の上端部はフラット形状であり、この上端部はプラスチック容器段部に係止される。これに対し、本実施形態では、紙製外装体3の上端にカール部31が形成され、カール部31が凹部21に嵌合される(第1接合構造)。
特許文献1の複合容器は、カール部の高剛性により、容器下部を補強しているが、空隙Gに対応する部分の剛性は低い。消費者が内容物を食しようと、空隙Gに対応する部分を握ると、紙製外装体は大きく変形する。消費者は触覚に違和感を覚え、無意識のうちに更に強く握り、内容物が飛び出すおそれがある。
ところで、多くの消費者は、掌で複合容器を包み込むように、複合容器を持つ。その結果、親指と人差し指が複合容器上方に位置する。親指/人差し指相当位置が力の作用点になる。
とくに、特許文献1の複合容器では、紙製外装体の上端部はフラット形状であり、この上端部はプラスチック容器外周に係止される。つまり拘束がない。その結果、容器上方に力が作用すると、紙製外装体の上端が外側に大きく変形し、作用点における空隙Gが潰れ、力がプラスチック容器まで伝達するおそれがあり、上記課題が顕著になる。
一方、本実施形態においては、カール部31が凹部21に嵌合される第1接合構造が容器上部に構成される。さらに、凹部21は、プラスチック容器2の上端から0mm以上20mm以下、好ましくは15mm以下、より好ましくは5mm以上の範囲に設けられる(距離h1)。つまり、高剛性であるカール部31が作用点近くに位置する。
図4は、把持動作の説明図である。掌で複合容器を包み込むように持つ。その結果、親指と人差し指がカール部31近くに位置する。この位置が力の作用点になる。
力の作用点とカール部31との距離が短いため、紙製外装体の変形が抑制される。また、凹部21もリブとして機能する。これにより、充分な把持強度が得られる。
その結果、容器上方に力が作用しても、作用点における紙製外装体3の変形は限定的であり、力がプラスチック容器まで作用する恐れはない。消費者が内容物を食しようと、空隙Gに対応する部分を握っても、消費者は触覚に違和感を覚えることなく、内容物が飛び出すおそれもない。
なお、距離h1が20mmを超える場合でも、消費者は高剛性であるカール部31に作用点がくる様に複合容器を持つと推測される。しかし、通常より、作用点が下がると消費者は違和感を覚える。さらに、作用点が容器下方に位置すると、作用点を中心とする回動に対し、容器開口部までの距離が長くなり、容器開口部位置の変動が増幅され、不安定な保持状態になり、内容物がこぼれるおそれがある。したがって、距離h1が20mmを超えることは好ましくない。
従って、距離h1は、0mm以上20mm以下であることが好ましい。さらに、15mm以下であると、本効果が確実に得られる。
ところで、距離h1が5mm未満の場合、カール部31とフランジ部125の距離が近すぎて、カール部31本来の機能が充分発揮できない場合ある。すなわち、フランジ部125直近はもともと高剛性であり、カール部31による補強の必要性は低い。一方で、紙製外装体3の斜長が長くなり、紙製外装体3はやや変形しやすくなる。このように、距離h1が5mm以上であると好ましい場合がある。
さらに、内容物充填時に首受けを挿入するとき、距離h1が5mm以上であると好ましい場合がある。
次に、断熱効果について詳細に検討する。本実施形態においては、第1接合構造21,31および第2接合構造22,32により、プラスチック容器2との紙製外装体3との間には空隙G1が形成され断熱効果を発揮する。
なお、第1実施形態の空隙G1は、特許文献1の空隙Gと比べて、下方になるほど狭い。
ところで、空隙の断熱効果には、内容物を保温する第1断熱効果と、内容物の高温が持ち手に伝達されることを抑制する第2断熱効果がある。
空隙G1は下方になるほど狭い。したがって、第1断熱効果に関しては、特許文献1の断熱効果ほどではないおそれもある。しかし、全ての内容物において第1断熱効果が期待されるわけではない。ほとんどの内容物では、空隙G1の第1断熱効果で充分であることも多い。
一方、親指/人差し指相当位置では充分な空隙を有するため、充分な第2断熱効果が得られる。すなわち、空隙G2は、内容物の高温が持ち手に伝達されることを抑制する。
以上まとめると、本実施形態では、接着剤不使用、確実な接合、断熱効果など特許文献1の複合容器と同じ効果が得られ、さらに、把持強度が向上する。
〜その他の効果〜
ところで一般にシート形成の特性から、プラスチック容器下方は、上方に比べ強度不足になる。特に、プラスチック容器を薄肉にするほど、下部隅角部の強度不足は顕著になる。
また、上記記載では、作用点が容器上方に位置することを想定した。しかし、容器が大きくなると、子供や女性など手の小さい人は、掌で複合容器を包み込むように、複合容器を持つことができない。寝たきりの人も同様である。したがって、作用点が容器下部に位置することもあり得る。
本実施形態においては、折り返し部32が底周縁部22に嵌合される第2接合構造が容器下部に構成される。さらに、底周縁部22は、プラスチック容器2の底部123から7mm以内の範囲、好ましくは5mm以内の範囲に設けられる(距離h2)。つまり、高剛性である折り返し部32がプラスチック容器下部に位置する。また、底周縁部22もリブとして機能する。これにより、容器下部を適切に補強でき、かつ、充分な把持強度が得られる。
〜付加構成・効果〜
図5は、第1実施形態の変形例である。本実施形態の紙製外装体3にミシン目38を付加したものである。ミシン目38は、紙製外装体3の下端32から上端31まで連続的に形成される。ミシン目下端には、破断開始部39が設けられている。
特許文献1では、複合容器の分別廃棄の際に、プラスチック容器の底部を上方へ押し上げ、底部周辺の形状を崩すことにより、紙製外装体のカール部をプラスチック容器の凹部から離脱させ、紙製外装体をプラスチック容器から取り外す。
ところで、紙製外装体にミシン目を設け、ミシン目に沿って紙製外装体を破断させ、紙製外装体をプラスチック容器から取り外す方法が一般的である。しかし、特許文献1においては、カール部が高剛性であるため、破断させることが困難である。そのため、ミシン目破断による取り外し方法を採用できない。
一方、本実施形態においては、折り返し部32の剛性は、カール部31の剛性より低い。折り返し部32を破断させることは容易である。破断開始部39を摘まみ、ミシン目38下端より上方に向かって紙製外装体3を破断させると、付勢力によりカール部31を破断させることができる。これにより、容易に紙製外装体3をプラスチック容器2から取り外すことができる。
<第2実施形態>
〜構成〜
第2実施形態の構成について説明する。図6は、本実施形態に係る複合容器1の概略構成図である。左半分が側面図であり、右半分が断面図である。
第1接合構造21,31は、第1実施形態と共通する。すなわち、カール部31が凹部21に嵌合されることにより、紙製外装体3をプラスチック容器2の外周に固定する。凹部21は、プラスチック容器2の上端から所定範囲(h1)に設けられている。
一方で、プラスチック容器2の胴部下部は胴部上中部と同一曲面にあり、紙製外装体3の下端部はフラット形状である。紙製外装体下端部33がプラスチック胴部下部23に係止されることにより、第3接合構造(下部接合構造)が構成される。
プラスチック胴部における係止位置23は、プラスチック容器2の底部123から所定範囲(h2)に位置する。係止位置23からプラスチック容器2下端123までの鉛直距離をh2とする。
第1接合構造21,31および第3接合構造23,33により、プラスチック容器2との紙製外装体3との間には空隙G2が形成され断熱効果を発揮する。
〜効果〜
第2実施形態と第1実施形態とでは、第1接合構造21,31および距離h1に係る構成の点で共通する。その結果、第1実施形態と同様に、断熱効果と把持強度向上効果が得られる。
第2実施形態と第1実施形態とでは、距離h2に係る構成の点で共通する。その結果、第1実施形態に類似する、下部補強効果が得られる。すなわち、第2実施形態の紙製外装体下端部33はフラット形状であり、第1実施形態の折り返し部32ほどの剛性はないため、第1実施形態の下部補強効果に劣るが、第1実施形態に準ずる効果が得られる。
第2実施形態においても、第1実施形態と同様にミシン目38を付加しても良い。これにより、破断容易効果が得られる。
<第3実施形態>
〜構成〜
第3実施形態の構成について説明する。図7は、本実施形態に係る複合容器1の概略構成図である。左半分が側面図であり、右半分が断面図である。
第1接合構造21,31は、第1実施形態と共通する。すなわち、カール部31が凹部21に嵌合されることにより、紙製外装体3をプラスチック容器2の外周に固定する。凹部21は、プラスチック容器2の上端から所定範囲(h1)に設けられている。
一方で、プラスチック容器2の胴部下部は胴部上中部と同一曲面にあり、紙製外装体3の下端部33はフラット形状である。プラスチック容器2の胴部が形成する曲面と紙製外装体3が形成する曲面は、略平行である。その結果、下部で接合構造が構成されない。
ただし、紙製外装体の下端部34は、平面環状を形成しており、環状による剛性を有する。
第1接合構造21,31により、プラスチック容器2との紙製外装体3との間には空隙G3が形成され断熱効果を発揮する。
〜効果〜
第3実施形態と第1実施形態とでは、第1接合構造21,31および距離h1に係る構成の点で共通する。その結果、第1実施形態と同様に、断熱効果と把持強度向上効果が得られる。
第3実施形態においても、第1実施形態と同様にミシン目38を付加しても良い。これにより、破断容易効果が得られる。
<第4実施形態>
〜構成〜
第4実施形態の構成について説明する。図8は、本実施形態に係る複合容器1の概略構成図である。左半分が側面図であり、右半分が断面図である。
第1接合構造21,31は、第1実施形態と共通する。すなわち、カール部31が凹部21に嵌合されることにより、紙製外装体3をプラスチック容器2の外周に固定する。凹部21は、プラスチック容器2の上端から所定範囲(h1)に設けられている。
一方で、プラスチック容器2の胴部下部は、下方に行くほど緩やかに拡径する拡径部126を介しては胴部中部と連続する。紙製外装体3の下端部はフラット形状である。プラスチック容器2の胴部が形成する曲面と紙製外装体3が形成する曲面は、略平行である。紙製外装体下端部34がプラスチック胴部下部24に係止されることにより、第4接合構造(下部接合構造)が構成される。プラスチック胴部下部には係止帯24が形成される。
プラスチック胴部における係止位置24は、プラスチック容器2の底部123から所定範囲(h2)に位置する。係止帯24上端からプラスチック容器2下端123までの鉛直距離をh2とする。
第1接合構造21,31および第4接合構造24,34により、プラスチック容器2との紙製外装体3との間には空隙G4が形成され断熱効果を発揮する。
〜効果〜
第4実施形態と第1実施形態とでは、第1接合構造21,31および距離h1に係る構成の点で共通する。その結果、第1実施形態と同様に、断熱効果と把持強度向上効果が得られる。
さらに、第4実施形態の空隙G4は、第1実施形態の空隙G1と比べて、下方において広い。従って第1実施形態以上の第1断熱効果が得られる。
第4実施形態と第1実施形態とでは、距離h2に係る構成の点で共通する。その結果、第1実施形態に類似する、下部補強効果が得られる。すなわち、第4実施形態の紙製外装体下端部34はフラット形状であり、第1実施形態の折り返し部32ほどの剛性はないため、第1実施形態の下部補強効果に劣るおそれがある。しかし、紙製外装体下端部34の剛性および胴部下部24のリブ機能により、第1実施形態に準ずる下部補強効果が得られる。
第4実施形態においても、第1実施形態と同様にミシン目38を付加しても良い。これにより、破断容易効果が得られる。
<第5実施形態>
〜構成〜
第5実施形態の構成について説明する。図9は、本実施形態に係る複合容器1の概略構成図である。左半分が側面図であり、右半分が断面図である。
第1接合構造21,31は、第1実施形態と共通する。すなわち、カール部31が凹部21に嵌合されることにより、紙製外装体3をプラスチック容器2の外周に固定する。凹部21は、プラスチック容器2の上端から所定範囲(h1)に設けられている。
一方、プラスチック容器2の外周下部に、周状に内側に凹んだ凹部25が形成され、紙製外装体3の下端に沿って内側向き(紙製外装体3の裏側へ凸となるよう)にカール部35が形成されている。カール部35が凹部25に嵌合されることにより、紙製外装体3をプラスチック容器2の外周に固定する第5接合構造(下部接合構造)が構成される。
カール部35は、紙製外装体3の下端部が1周以上巻回されることにより形成される。これにより、適度な剛性と弾性および断面サイズを確保できる。
カール部35は断面円形に巻回した形状でもよいし、断面矩形に巻回した形状でもよい。
凹部25は、プラスチック容器2の底部123から7mm以内の範囲、好ましくは5mm以内の範囲に設けられる。凹部25円弧中心からプラスチック容器2下端123までの鉛直距離をh2とする。
凹部25は、断面半円弧の周溝形状としてもよいし、断面矩形の周溝形状としてもよい。
第1接合構造21,31および第5接合構造25,35により、プラスチック容器2との紙製外装体3との間には空隙G5が形成され断熱効果を発揮する。
また、第1接合構造21,31および第5接合構造25,35により、プラスチック容器2の外周に紙製外装体3を確実に固定できる。
なお、この複合容器1を廃棄する際には、プラスチック容器2の底部123を上方へ押し上げることによってプラスチック容器2を変形させ、紙製外装体3のカール部31,32がプラスチック容器2の凹部21,22に嵌合された状態から容易に離脱する。
〜効果〜
第5実施形態と第1実施形態とでは、第1接合構造21,31および距離h1に係る構成の点で共通する。その結果、第1実施形態と同様に、断熱効果と把持強度向上効果が得られる。
さらに、第5実施形態の空隙G5は、第1実施形態の空隙G1と比べて、下方において広い。従って第1実施形態以上の第1断熱効果が得られる。
第5実施形態と第1実施形態とでは、距離h2に係る構成の点で共通する。特に、第5実施形態のカール部35は第1実施形態の折り返し部32より高剛性であり、第1実施形態以上の下部補強効果が得られる。
<第6実施形態>
第6実施形態の構成について説明する。図10は、本実施形態に係る複合容器1の概略構成図である。左半分が側面図であり、右半分が断面図である。
第1接合構造21,31は、第1実施形態と同様である。すなわち、カール部31が凹部21に嵌合されることにより、紙製外装体3をプラスチック容器2の外周に固定する。凹部21は、プラスチック容器2の上端から所定範囲(h1)に設けられている。
本発明においては、凹部21は、プラスチック容器2の上端から0mm以上20mm以下の位置に設けられる。好ましくは、15mm以下の位置に設けられる。5mm以上の位置に設けられると好ましい場合もある。
一方、第1実施形態を示す図1では、理解の補助のために、h1=10mmとして例示したが、本発明はこの数値に限定されるものではない。
第6実施形態を示す図10では、h1がゼロに近い例を示す。ただし、本実施形態において、h1をプラスチック容器上端から円弧中心まで鉛直距離と定義している。したがって、フランジ厚やカール円弧半径を考慮すると、厳密にはゼロにはならない。
本実施形態においても、凹部21が所定範囲(h1)にあるため、第1実施形態と同様の効果が得られる。
なお、第2接合構造22,32は、第1実施形態と共通である。
<補足>
プラスチック容器では上端にフランジが形成されるため、プラスチック容器の上方は比較的強度が大きい。一方で、下方は比較的強度が小さい。特に、プラスチック容器を薄肉にするほど下方は強度不足となる。したがって、下部の補強が検討されている。例えば、特許文献1では、紙製外装体下端にカール部を設け、プラスチック容器下部凹部に嵌合させる。カール部の剛性は高く、カール部はプラスチック容器下部を補強する。
ところで、多くの消費者は、掌が複合容器を包み込むように、複合容器を持つ。その結果、親指と人差し指が複合容器上方に位置する。親指/人差し指相当位置が力の作用点になる。
なお、作用点が容器上方に位置すると、作用点を中心とする回動に対し、容器開口部までの距離が短くなり、容器開口部位置の変動が抑制され、容器を安定して持つことができる。
逆に、作用点が容器下方に位置すると、作用点を中心とする回動に対し、容器開口部までの距離が長くなり、容器開口部位置の変動が増幅され、不安定な保持状態になり、内容物がこぼれるおそれがある。したがって、多くの消費者は、掌が複合容器を包み込むように、複合容器を持つ。
このように、本願出願人は、消費者使用時において、どのような力がどの位置に作用するか着目した。
一方、特許文献1の複合容器では、空隙を有する。また、紙製外装体の上端部はフラット形状であり、この上端部はプラスチック容器外周に係止される。この構成において、容器上方に力が作用すると、紙製外装体の上端が外側に大きく変形する恐れがある。その結果、特許文献1の複合容器に対する課題は顕著になる。
本願出願人は特許文献1の課題を検討する過程において、上記現象が課題の原因であることに着目した。そして、作用点に近い位置を補強すれば上記課題を解決できるのではないかと考えた。ちなみに、本願出願人は特許文献1の出願人でもある。すなわち、本願出願人が、製造時の課題に加えて消費者使用時の課題を考慮することにより、本願発明は完成されたものである。
<参考実施形態概要>
本発明は、容器上部の接合構造に着目したものであるが、容器下部の接合構造についても言及している。再度、課題、構成および効果について整理する。
一般にシート形成の特性から、プラスチック容器下方は、上方に比べ強度不足になる。特に、プラスチック容器を薄肉にするほど下部隅角部の強度不足は顕著になる。
また、多くの消費者は、掌で複合容器を包み込むように、複合容器を持つ。その結果、親指と人差し指が複合容器上方に位置する。親指/人差し指相当位置が力の作用点になる。しかし、容器が大きくなると、子供や女性など手の小さい人は、掌で複合容器を包み込むように、複合容器を持つことができない。寝たきりの人も同様である。したがって、作用点が容器下部に位置することもあり得る。
したがって、容器下部の補強について検討する必要がある。
上記課題を解決する手段について説明する。
上記課題に対し、プラスチック容器と、該プラスチック容器の外周に巻装された紙製外装体とを備えた複合容器において、前記プラスチック容器の外周下部と、前記紙紙製外装体の下端とを接合する下部接合構造をさらに備え、前記下部接合構造のプラスチック容器側構造は、前記プラスチック容器下端から7mm以内の位置(h2)にある、ように構成する。
より好ましくは、前記下部接合構造のプラスチック容器側構造は、前記プラスチック容器下端から5mm以内の位置(h2)にある。
好ましくは、上記複合容器において、前記プラスチック容器の外周下部に、内側に入り込むように、底周縁部が形成され、前記紙製外装体の下端に沿って内側向きに、折り返し部が形成され、前記折り返し部が前記底周縁部に嵌合されることにより、前記紙製外装体を前記プラスチック容器の外周に固定する下部接合構造を備え、前記底周縁部は、前記プラスチック容器下端から7mm以内の位置(h2)にある、ように構成する。
より好ましくは、前記底周縁部は、前記プラスチック容器下端から5mm以内の位置(h2)にある。
好ましくは、上記複合容器において、前記プラスチック容器の外周下部にて内側に凹んだ凹部が形成され、前記紙紙製外装体の下端に沿って内側向きにカール部が形成され、前記凹部に前記カール部を嵌合することによって前記紙製外装体を前記プラスチック容器の外周に固定する下部接合構造を備え、前記凹部は、前記プラスチック容器下端から7mm以内の位置(h2)にある、ように構成する。
より好ましくは、前記凹部は、前記プラスチック容器下端から5mm以内の位置(h2)にある。
この構成(h2)により、容器下部を適切に補強でき、かつ、充分な把持強度が得られる。
なお、上記第5実施形態(図9)は、下記第1参考実施形態(図11)の変形例でもある。上記第1実施形態(図1)は、第2参考実施形態(図12)の変形例でもある。上記第2実施形態(図6)および上記第4実施形態(図8)は、下記参考実施形態以外の変形例である。いずれの実施形態においても構成(h2)について言及されている。
<第1参考実施形態>
〜構成〜
第1参考実施形態の構成について説明する。図11は、本実施形態に係る複合容器1の概略構成図である。左半分が側面図であり、右半分が断面図である。
複合容器1において、プラスチック容器2の外周に別体の紙製外装体3が巻装されている。
プラスチック容器2の外周下部に、周状に内側に凹んだ凹部25が形成され、紙製外装体3の上端に沿って内側向き(紙製外装体3の裏側へ凸となるよう)にカール部35が形成されている。カール部35が凹部25に嵌合されることにより、紙製外装体3をプラスチック容器2の外周に固定する下部接合構造(上記第5接合構造)が構成される。
カール部35は、紙製外装体3の上端部が1周以上巻回されることにより形成されることが好ましい。これにより、適度な剛性と弾性および断面サイズを確保できる。
カール部35は断面円形に巻回した形状でもよいし、断面矩形に巻回した形状でもよい。
凹部25は、断面半円弧の周溝形状としてもよいし、断面矩形の周溝形状としてもよい。
凹部25は、プラスチック容器2の底部123から7mm以内(0mm以上)の範囲、好ましくは5mm以内の範囲に設けられる。凹部25円弧中心からプラスチック容器2下端123までの鉛直距離をh2とする。
プラスチック容器2の外周上部に外側に突出した段部26が形成される。紙製外装体3の上端部36はフラット形状である。紙製外装体上端部36が段部26外周に係止されることにより、上部接合構造が構成される。
下部接合構造25,35および上部接合構造26,36により、プラスチック容器2との紙製外装体3との間には空隙G6が形成され断熱効果を発揮する。
下部接合構造25,35および上部接合構造26,36により、プラスチック容器2の外周に紙製外装体3を確実に固定できる。
プラスチック容器2および紙製外装体3について概略を説明する。
プラスチック容器2は、底部123と、逆円錐台形状をなす胴部124と、その胴部124の上端にて外周に突出されているフランジ部125とを有する。底部123は、図示上げ底になっているが、フラットでもよい。胴部124には、外周下部に周状に内側に凹んだ凹部25が形成され、外周上部に周状に外側に突出する段部26が形成される。フランジ部125には、内容物充填後、蓋(図示省略)がシールされる。フランジ部125は図示のようにカール形状でも良いし、フラット形状でもよい。
なお、プラスチック容器2の材料は、食品用として知られている周知の種々のプラスチック材料を内容物や用途に応じて選択すればよいものであって、特定の素材に限定されるものではない。ただし、製造コストや軽量化の面から薄肉とするのが好ましく、そのために問題となる強度面の弱体化に関しては、紙製外装体3を合体させることによって補強するようにしている。
また、プラスチック容器2をシート成形によって形成することにより、生産性を高め、コストダウンを図ることが可能となる。
特に、薄肉にシート成形する際に、容器下部隅角部の強度不足は顕著になる。
〜効果〜
上記構成により、接着剤不使用、確実な接合、断熱効果などの効果が得られる。
更に、本実施形態においては、凹部25は、プラスチック容器2の底部123から7mm以内の範囲、好ましくは5mm以内の範囲に設けられる(距離h2)。つまり、高剛性であるカール部35がプラスチック容器下部に位置する。また、凹部25もリブとして機能する。これにより、容器下部を適切に補強でき、かつ、充分な把持強度が得られる。
なお、上記第5実施形態(図9)は、下部接合構造25,35の点で共通し、第1参考実施形態の変形例でもある。
<第2参考実施形態>
〜構成〜
第2参考実施形態の構成について説明する。図11は、本実施形態に係る複合容器1の概略構成図である。左半分が側面図であり、右半分が断面図である。
複合容器1において、プラスチック容器2の外周に別体の紙製外装体3が巻装されている。
プラスチック容器2の外周下部に、周状に内側に入り込んで段を形成するように、底周縁部22が形成され、紙製外装体3の下端に沿って内側向きに、折り返し部32が形成される。折り返し部32が底周縁部22に嵌合されることにより、紙製外装体3をプラスチック容器2の外周に固定する下部接合構造(第2接合構造)が構成される。
折り返し部32は、紙製外装体3の下端部が内側向きに折り曲げられことより形成される。折り返し部32は、圧潰されていると、なおよい。これにより、剛性と弾性を確保できる。
底周縁部22は、プラスチック容器2の底部123から7mm以内(0mm以上)の範囲、好ましくは5mm以内の範囲に設けられる。底周縁部22上端からプラスチック容器2下端123までの鉛直距離をh2とする。
プラスチック容器2の外周上部に、外側に突出するように、突起部27が形成され、紙製外装体3の上端に沿って内側向きに、折り返し部37が形成される。折り返し部37が突起部27に係合されることにより、紙製外装体3をプラスチック容器2の外周に固定する上部接合構造が構成される。
折り返し部37は、紙製外装体3の上端部が内側向きに折り曲げられことより形成される。折り返し部37は、圧潰されていると、なおよい。これにより、剛性と弾性を確保できる。
下部接合構造22,32および上部接合構造27,37により、プラスチック容器2との紙製外装体3との間には微少な空隙G7が形成され、断熱効果を発揮する。
下部接合構造22,32および上部接合構造27,37により、プラスチック容器2の外周に紙製外装体3を確実に固定できる。
プラスチック容器2および紙製外装体3については、第1参考実施形態と同様である。
〜効果〜
上記構成により、接着剤不使用、確実な接合、断熱効果などの効果が得られる。ただし、空隙G7は、第1参考実施形態の空隙G6と比べて、狭い。したがって、第1参考実施形態ほどの断熱効果は得られない。
一方、空隙G7が空隙G6と比べて狭いことにより、紙製外装体の変形が抑制され、紙製外装体3の剛性は高くなる。
さらに、第1参考実施形態のカール部35に比べて、折り返し部32は、湿度等に対する形状安定性が高い。
更に、本実施形態においては、底周縁部22は、プラスチック容器2の底部123から7mm以内の範囲、好ましくは5mm以内の範囲に設けられる(距離h2)。つまり、高剛性である折り返し部32がプラスチック容器下部に位置する。また、底周縁部22もリブとして機能する。これにより、容器下部を適切に補強でき、かつ、充分な把持強度が得られる。
なお、上記第1実施形態(図1)は、下部接合構造22,32の点で共通し、第2参考実施形態の変形例でもある。
1 複合容器
2 プラスチック容器
3 紙製外装体
21 凹部(第1接合構造)
22 底周縁部(第2接合構造)
23 胴部係止位置(第3接合構造)
24 係止帯(第4接合構造)
25 凹部(第5接合構造)
26 段部(上部接合構造)
27 突起部(上部接合構造)
31 カール部(第1接合構造)
32 折り返し部(第2接合構造)
33 フラット下端部(第3接合構造)
34 フラット下端部(第4接合構造)
35 カール部(第5接合構造)
36 フラット上端部(上部接合構造)
37 折り返し部(上部接合構造)
38 ミシン目
39 破断開始部
123 底部
124 胴部
125 フランジ部
126 拡径部
131 下辺
132 上辺
133 展開形状
134 接着部
特許第4711130号公報 特開2013‐233949号公報
上記の目的を達成するために、本発明の複合容器は、プラスチック容器と、該プラスチック容器の外周に巻装された紙製外装体とを備え、前記プラスチック容器の外周上部にて内側に凹んだ凹部が形成され、前記紙製外装体の上端に沿って内側向きにカール部が形成され、前記凹部に前記カール部を嵌合することによって前記紙製外装体を前記プラスチック容器の外周に固定する上部接合構造を備え、前記凹部は、前記プラスチック容器上端から0〜20mmの位置にある。
また、好ましくは、前記プラスチック容器の外周下部と、前記紙製外装体の下端とを接合する下部接合構造をさらに備え、前記下部接合構造のプラスチック容器側構造は、前記プラスチック容器下端から7mm以内の位置にある。
一般に、プラスチック容器2の外周に紙製外装体3を固定した後、内容物を充填し、フランジ部125に蓋をシールする。プラスチック容器2に内容物を充填し、フランジ部125に蓋をシールした後、プラスチック容器2の外周に紙製外装体3を固定してもよい。
ただし、紙製外装体の下端部33は、平面環状を形成しており、環状による剛性を有する。
上記課題に対し、プラスチック容器と、該プラスチック容器の外周に巻装された紙製外装体とを備えた複合容器において、前記プラスチック容器の外周下部と、前記紙製外装体の下端とを接合する下部接合構造をさらに備え、前記下部接合構造のプラスチック容器側構造は、前記プラスチック容器下端から7mm以内の位置(h2)にある、ように構成する。
好ましくは、上記複合容器において、前記プラスチック容器の外周下部にて内側に凹んだ凹部が形成され、前記紙製外装体の下端に沿って内側向きにカール部が形成され、前記凹部に前記カール部を嵌合することによって前記紙製外装体を前記プラスチック容器の外周に固定する下部接合構造を備え、前記凹部は、前記プラスチック容器下端から7mm以内の位置(h2)にある、ように構成する。








Claims (7)

  1. プラスチック容器と、該プラスチック容器の外周に巻装された紙製外装体とを備えた複合容器において、
    前記プラスチック容器の外周上部にて内側に凹んだ凹部が形成され、
    前記紙紙製外装体の上端に沿って内側向きにカール部が形成され、
    前記凹部に前記カール部を嵌合することによって前記紙製外装体を前記プラスチック容器の外周に固定する上部接合構造を備え、
    前記凹部は、前記プラスチック容器上端から0〜20mmの位置にある
    ことを特徴とする複合容器。
  2. 前記凹部は、前記プラスチック容器上端から0〜15mmの位置にある
    ことを特徴とする請求項1記載の複合容器。
  3. 前記カール部は、前記紙製外装体の上端部が1周以上巻回されることにより形成される
    ことを特徴とする請求項1または2記載の複合容器。
  4. 前記紙製外装体側面には、上下方向にミシン目が設けられ、
    前記ミシン目下端には、破断開始部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の複合容器。
  5. 前記紙製外装体の坪量は、150〜700g/m2である
    ことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の複合容器。
  6. 前記紙製外装体が、片段を含む段ボールである
    ことを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の複合容器。
  7. 前記プラスチック容器の外周下部と、前記紙紙製外装体の下端とを接合する下部接合構造をさらに備え、
    前記第2接合構造のプラスチック容器側構造は、前記プラスチック容器下端から7mm以内の位置にある
    ことを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の複合容器。
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