JPWO2015132925A1 - 地図情報処理装置及び地図情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

例えば日の出などの太陽の動きに応じて実施されるイベントについて適切な検索処理を行うことが可能な技術を提供することを目的とする。地図情報処理装置は、情報保存部1と処理部2とを備える。情報保存部1は、イベントに関する太陽時の時刻及び位置の情報と、地図情報とを記憶する。太陽時の時刻は、位置での、日々の太陽仰角または方位角に対応付けられた時刻である。処理部2は、地図情報と、太陽時の時刻及び位置の情報とに基づいて、イベントについての検索処理を行う。

Description

本発明は、イベントについての検索処理を行う地図情報処理装置及び地図情報処理方法に関する。
近年、地図情報処理装置の一種であるナビゲーション装置について、さまざまな技術が提案されている。例えば、特許文献1には、礼拝などのイベントを実施すべき時刻が近づくと、礼拝が実施できる直近の場所を自動的に案内する技術が開示されている。
特表2000−516335号公報
例えば、礼拝が太陽の南中に合わせて行われる場合を想定すると、礼拝時刻は経度などの位置によって異なることになる。また例えば、日の出に合わせて実施されるイベントがあったとすると、その実施時刻も経度などの位置によって異なることになる。
しかしながら、このように太陽の南中や日の出などの太陽の動きに応じて実施されるイベントの実施時刻は、位置(場所)によって異なるにもかかわらず、従来の検索処理では、当該イベントが実施される位置における太陽の動きに応じた時刻を考慮していない。このため、従来の検索処理では、当該イベントについて、適切な検索処理を行うことができなかった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、例えば南中や日の出などの太陽の動きに応じて実施されるイベントについて適切な検索処理を行うことが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る地図情報処理装置は、イベントに関する太陽時の時刻及び位置の情報と、地図情報とを取得する情報取得部を備え、太陽時の時刻は、位置での、日々の太陽仰角または方位角に対応付けられた時刻であり、地図情報と、太陽時の時刻及び位置の情報とに基づいて、イベントについての検索処理を行う処理部をさらに備える。
本発明によれば、例えば南中や日の出などの太陽の動きに応じて実施されるイベントについて適切な検索処理を行うことができる。
本発明の目的、特徴、態様および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1に係る地図情報処理装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るイベント情報を示す図である。 実施の形態1に係る地図情報処理装置の処理を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係るイベント情報を示す図である。 実施の形態2に係るナビゲーション装置の処理を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るナビゲーション装置のイベント経路探索処理を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るナビゲーション装置のイベント経路探索処理を説明するための図である。 実施の形態2に係るナビゲーション装置の周辺イベント位置検索処理を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るナビゲーション装置の周辺イベント位置検索処理を説明するための図である。 実施の形態2に係るナビゲーション装置の周辺イベント位置検索処理を説明するための図である。 実施の形態3に係るイベント情報を示す図である。 実施の形態3に係るナビゲーション装置のイベント経路探索処理を示すフローチャートである。 実施の形態3に係るナビゲーション装置のイベント経路探索処理を説明するための図である。 実施の形態3に係るナビゲーション装置の周辺イベント位置検索処理を示すフローチャートである。 実施の形態4に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係るナビゲーション装置の処理を示すフローチャートである。 実施の形態4に係るナビゲーション装置の処理を説明するための図である。 実施の形態5に係るナビゲーション装置の出発時刻算出処理を示すフローチャートである。 変形例に係るサーバの構成を示すブロック図である。
<実施の形態1>
<構成>
図1は、本発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置の構成を示すブロック図である。図1の地図情報処理装置は、情報保存部1と、処理部2とを備えている。
情報保存部1は、例えばハードディスクドライブなどの記憶装置から構成されている。情報保存部(情報取得部)1は、地図情報処理装置の外部から、地図情報データベース1a(以下「地図情報DB1a」と記す)と、イベント情報データベース1b(以下「イベント情報DB1bと記す」)とを取得し、これらの情報を記憶している。
地図情報DB1aは、地図情報と、施設の種類、住所または電話番号から地図上の当該施設を検索するための施設情報と、地図上の二つの地点の間の経路を探索するための経路情報とを含んでいる。
イベント情報DB1bは、イベントに関する後述する太陽時の時刻及び位置の情報を含んでいる。当該イベントには、例えば日の出、南中、日の入りまたは日食などの太陽の動きに応じて実施されるイベント(例えば礼拝や初日の出)が適用される。
図2は、本実施の形態1に係るイベント情報DB1bを示す図である。図2のイベント情報DB1bは、イベントの名称を示すイベント名と、イベントに関する位置(例えば緯度及び経度)と、イベントに関する月日と、太陽の動きを特定可能な太陽仰角または方位角と、イベントに関する太陽時の時刻とを含んでいる。
ここで、イベントに関する太陽時の時刻とは、太陽の動きに応じた時刻であって、イベントに関する位置での、日々の太陽仰角または方位角と対応付けられた時刻である。図2の例では、1月1日の位置P1において、日の出に応じたイベントE1が実施される時刻T11A、すなわち太陽の仰角が0°(日の出)になる時刻T11Aや、1月1日の位置P1において、南中に応じたイベントE2が実施される時刻T21A、すなわち太陽の方位角が真南になる時刻T21Aなどが、太陽時の時刻として適用されている。なお、時刻T11Aや時刻T21Aには、位置P1の標準時が適用され、時刻T12Aや時刻T22Aには、位置P2の標準時が適用される。
通常、日の出の時刻などの太陽の動きに応じた時刻は日ごとに異なることから、イベントに関する太陽時の時刻は、月日によって異なるものが規定されている。なお、日の出の仰角は、実際には0°ではないこともあるが、ここでは説明を簡単にするため日の出の仰角を0°に近似している。また、図2のイベント情報DB1bには、太陽の仰角及び方位角のいずれか一方の値しか設定されていないが、もちろん両方の値が設定されてもよい。
図1に戻って処理部2について説明する。図示しないCPU(Central Processing Unit)が、地図情報処理装置の図示しないメモリなどに記憶されたプログラムを実行することにより、処理部2において様々な機能が実現されている。その機能の一つとして、処理部2は、地図情報DB1a(地図情報)と、イベント情報DB1b(太陽時の時刻及び位置の情報)とに基づいて、イベントについての検索処理を行う機能を有している。
<動作>
図3は、本実施の形態1に係る地図情報処理装置の処理を示すフローチャートである。以下、図3を用いて地図情報処理装置の処理について説明する。
ステップS100にて、情報保存部1は、地図情報DB1a(地図情報)と、イベント情報DB1b(イベントに関する太陽時の時刻及び位置)とを記憶(取得)する。
ステップS200にて、処理部2は、当該地図情報DB1a(地図情報)と、当該イベント情報DB1b(イベントに関する太陽時の時刻及び位置)とに基づいて、イベントについての検索処理を行う。
<効果>
以上のような本実施の形態1に係る地図情報処理装置によれば、イベントに関する位置での、日々の太陽仰角または方位角と対応付けられた時刻(太陽時の時刻)を用いて、イベントについての検索処理を行う。これにより、例えば日の出、南中、日の入りまたは日食などの太陽の動きに応じて実施されるイベント、換言すれば太陽仰角または方位角に応じて実施されるイベントについて適切な時刻を用いることができる。したがって、当該イベントについて適切な検索処理を行うことができる。
なお、以上では、地図情報DB1a(地図情報)とイベント情報DB1b(イベントに関する太陽時の時刻及び位置の情報)とを取得する情報取得部は、情報保存部1であるものとして説明した。しかし情報取得部は、情報保存部1に限ったものではなく、例えば、インターネットから無線通信などを介してこれら情報を取得する通信部が適用されてもよいし、使用者からこれら情報を受け付ける入力部が適用されてもよいし、アルゴリズムによる算出結果としてこれら情報を取得するCPUなどの処理部(例えば上述の処理部2)が適用されてもよい。
<実施の形態2>
<構成>
本発明の実施の形態2では、実施の形態1で説明した地図情報処理装置が、車両(移動体)に搭載可能なナビゲーション装置に適用されている。図4は、当該ナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。以下、ナビゲーション装置が搭載された車両を「自車」と記載して説明する。また、本実施の形態2に係るナビゲーション装置において、以上で説明した構成要素と同一または類似するものについては同じ参照符号を付し、以下においては異なる点を中心に説明する。
図4のナビゲーション装置は、情報保存部1と、処理部2と、入力部3と、通信部4と、位置検出部5と、時刻検出部6と、表示部7とを備えている。情報保存部1、入力部3、通信部4、位置検出部5、時刻検出部6及び表示部7は、処理部2によって統括的に制御される。
情報保存部1は、実施の形態1と同様に、地図情報DB1a(地図情報)と、イベント情報DB1b(イベントに関する太陽時の時刻及び位置の情報)とを記憶している。
図5は、本実施の形態2に係るイベント情報DB1bを示す図である。図5のイベント情報DB1bは、イベントに関する太陽時の時刻として、イベントの開始時刻及び終了時刻を含んでいる点が、図2のイベント情報DB1bと異なっている。
図4に戻って入力部3は、使用者からの操作を受け付け、当該操作に応じて処理部2に指示信号を与える。入力部3には、例えば、使用者の音声を認識して当該音声に基づく指示信号を出力する音声認識装置、使用者の手動操作により指示信号を出力するボタン及びタッチパネル、その他の適切な入力装置の少なくともいずれかが適用される。
通信部4は、例えば、インターネットから無線通信などを介して各種情報を自車外部から取得する。
位置検出部(位置取得部)5は、地図上における自車の現在位置(例えば緯度・経度)を検出(取得)する。位置検出部5は、例えばGPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を受信するGPS受信機、自車の速度を検出する車速センサ、自車の加速度を検出する加速度センサ、及び、自車のヨー角などの角速度を検出する角速度センサの少なくともいずれか1つから構成される。
時刻検出部(時刻取得部)6は、現在時刻を検出(取得)する。現在時刻には、太陽時の時刻と同じ標準時が適用される。時刻検出部6は、例えば、GPS信号または標準電波を受信し、それらに基づいて現在時刻を検出(取得)してもよいし、使用者から入力された時刻を現在時刻として受け付けてもよい。
表示部7は、例えばタッチパネルに設けられた液晶ディスプレイなどから構成され、処理部2から出力された各種情報を表示する。
次に、処理部2の機能について説明する。図示しないCPUによりプログラムが実行されることにより、経路探索部2a、判定部2b、決定部2c、案内処理部2d、及び、情報更新部2eの機能が、処理部2に実現されている。
経路探索部2aは、地図情報DB1a(地図情報)に基づいて、位置検出部5で検出された現在位置と、イベントに関する位置との間の経路を探索する。
判定部2bは、時刻検出部6で検出された現在時刻とイベントに関する太陽時の時刻との差が、経路探索部2aにより探索された経路上を自車が現在位置からイベントに関する位置まで移動するのに要する移動時間以上であるか否かを判定する。
決定部2cは、現在時刻とイベントに関する太陽時の時刻との差が移動時間以上であると判定部2bにて判定された経路を決定する。また、決定部2cは、現在時刻とイベントに関する太陽時の時刻との差が移動時間以上であると判定部2bにて判定されたイベントに関する位置を決定する。
案内処理部2dは、現在位置などの出発地からイベントに関する位置(目的地)まで、決定部2cなどにより決定された経路に従って、表示部7を用いた案内を行う。
情報更新部2eは、入力部3から入力された情報、または、通信部4で受信した情報に基づいて、情報保存部1に保存された情報(地図情報DB1aまたはイベント情報DB1bなど)を更新する。
<動作>
図6は、本実施の形態2に係るナビゲーション装置の全体処理を示すフローチャートである。以下、図6を用いてナビゲーション装置の全体処理について説明する。
まず、ステップS1にて、処理部2は、イベント経路探索処理を行うための操作を入力部3にて受け付けたか否かを判定する。ここで、イベント経路探索処理とは、イベントに関する位置に、自車が太陽時の時刻までに到着可能な経路(以下「イベント経路」と記す)を探索する処理である。当該操作を受け付けたと判定した場合にはステップS2に進み、そうでない場合にはステップS11に進む。
ステップS2にて、イベント経路を探索するイベント経路探索処理が行われる。このイベント経路探索処理の詳細については、後で説明する。
ステップS3にて、処理部2は、イベント経路探索処理にて探索されたイベント経路があるか否かを判定する。探索されたイベント経路があると判定した場合にはステップS4に進み、そうでない場合にはステップS11に進む。
ステップS4にて、処理部2は、イベント経路探索処理にて探索されたイベント経路を表示部7に表示させる。
ステップS5にて、案内処理部2dは、表示されたイベント経路のうち、入力部3にて使用者により選択されたイベント経路に従って案内を行う。その後、図6に示す処理を終了する。
ステップS1またはS3からステップS11に進んだ場合、ステップS11にて、処理部2は、周辺イベント位置検索処理を行うための操作を入力部3にて受け付けたか否かを判定する。ここで、周辺イベント位置検索処理とは、現在位置周辺のイベントに関する位置のうち、自車が太陽時の時刻までに到着可能な位置(以下「周辺イベント位置」と記す)を検索する処理である。当該操作を受け付けたと判定した場合にはステップS12に進み、そうでない場合には図6に示す処理を終了する。
ステップS12にて、周辺イベント位置を検索する周辺イベント位置検索処理が行われる。この周辺イベント位置検索処理の詳細については、後で説明する。
ステップS13にて、処理部2は、周辺イベント位置検索処理にて検索された周辺イベント位置があるか否かを判定する。検索された周辺イベント位置があると判定した場合にはステップS14に進み、そうでない場合にはステップS19に進む。
ステップS14にて、処理部2は、周辺イベント位置検索処理にて検索された周辺イベント位置と、現在位置から周辺イベント位置までの経路とを表示部7に表示させる。
ステップS15にて、案内処理部2dは、表示された経路のうち、入力部3にて使用者により選択された経路に従って案内を行う。その後、図6に示す処理を終了する。
ステップS13からステップS19に進んだ場合、ステップS19にて、処理部2は、イベントに関する位置のいずれにも間に合わない旨を表示部7に表示(通知)させる。その後、図6に示す処理を終了する。
<イベント経路探索処理(ステップS2)>
図7は、本実施の形態2に係るナビゲーション装置が行うイベント経路探索処理(図6のステップS2)を示すフローチャートである。以下、図7を用いてイベント経路探索処理について説明する。
まず、ステップS21にて、入力部3は、イベント名、及び、イベントに関する位置を、使用者から受け付ける。
ステップS22にて、判定部2bは、ステップS21で受け付けたイベント名及びイベントに関する位置と本日の月日とに対応する太陽時の時刻を、イベント情報DB1b(図5)から取得する。ここでは、判定部2bは、当該太陽時の時刻として図5の開始時刻を取得する場合を例にして説明する。
ステップS23にて、位置検出部5は自車の現在位置を検出し、時刻検出部6は現在時刻を検出する。
ステップS24にて、経路探索部2aは、ステップS23で検出された現在位置と、ステップS21で受け付けたイベントに関する位置とに基づいて、それらの位置の間の経路を複数探索する。
ステップS25にて、判定部2bは、ステップS24で探索された経路上を自車が現在位置からイベントに関する位置まで移動するのに要する移動時間を算出する。例えば、判定部2bは、経路の長さを、予め定められた速度で除算することによって、移動時間を算出する。なお、予め定められた速度には、入力部3にて使用者から受け付けた速度が用いられてもよいし、自車の図示しないECU(Electronic Control Unit)などで算出された平均速度が用いられもよい。判定部2bは、この移動時間の算出を、ステップS24で探索された経路のそれぞれについて行う。
ステップS26にて、判定部2bは、ステップS23で検出された現在時刻と、ステップS22で取得された開始時刻との差が、ステップS25で算出された移動時間以上であるか否かを判定する。判定部2bは、この判定を、ステップS24で探索された経路のそれぞれについて行う。一つ以上の経路について、当該差が移動時間以上であると判定した場合にはステップS27に進み、そうでない場合には図7に示す処理を終了する。
ステップS27にて、決定部2cは、現在時刻と、開始時刻との差が移動時間以上であると判定された経路を、イベント経路として決定する。その後、図7に示す処理を終了する。
図8(a)及び図8(b)は、図7のステップS26及びS27の処理を説明するための図である。具体的には、図8(a)及び図8(b)は、自車が、ステップS24で探索された二つの経路を移動した場合の、時間の比較を示している。図8(a)及び図8(b)において、現在位置同士は同じであり、イベントに関する位置同士は同じであり、それに伴って開始時刻同士も同じであるものとする。一方、図8(a)及び図8(b)において、経路同士は異なり、それに伴って移動時間同士も異なっているものとする。
図8(a)では、時刻同士の差と移動時間とが比較される経路に、高速道路、または、近道となる経路などが含まれたことによって、移動時間が短くなっている。その結果として、現在時刻と開始時刻との差が移動時間以上となり、到着予定時刻(イベントに関する位置に到着する予定の時刻)が開始時刻よりも早くなっている。この場合、ステップS27にて、決定部2cは、時刻同士の差と移動時間とが比較された経路をイベント経路として決定する。
一方、図8(b)では、時刻同士の差と移動時間とが比較される経路に、遠回りとなる経路などが含まれたことによって、移動時間が長くなっている。その結果として、現在時刻と開始時刻との差が移動時間よりも小さくなり、到着予定時刻が開始時刻よりも遅くなっている。この場合、ステップS27を経ずに図7の処理を終了する。
<周辺イベント位置検索処理(ステップS12)>
図9は、本実施の形態2に係るナビゲーション装置が行う周辺イベント位置検索処理(図6のステップS12)を示すフローチャートである。以下、図9を用いて周辺イベント位置検索処理について説明する。
まず、ステップS31にて、入力部3は、イベント名、及び、現在位置の周辺範囲を、使用者から受け付ける。
ステップS32にて、判定部2bは、ステップS21で受け付けた周辺範囲内に存在するイベントに関する位置に関して、ステップS21で受け付けたイベント名と、本日の月日にと対応する太陽時の時刻を、イベント情報DB1b(図5)から取得する。ここでは、上述と同様に、判定部2bは、当該太陽時の時刻として図5の開始時刻を取得する場合を例にして説明する。なお、ステップS31にて現在位置の周辺範囲を受け付けていない場合には、現在位置から定められた距離(例えば5km)内の範囲を周辺範囲として用いてもよい。
以下、周辺範囲内のイベントに関する位置が複数存在し、その結果として、このステップS32にて複数の開始時刻が取得された場合を例にして説明する。
ステップS33にて、位置検出部5は自車の現在位置を検出し、時刻検出部6は現在時刻を検出する。
ステップS34にて、経路探索部2aは、ステップS33で検出された現在位置と、周辺範囲内のイベントに関する位置とに基づいて、それらの位置の間の経路を複数探索する。経路探索部2aは、この探索を、周辺範囲内のイベントに関する位置のそれぞれについて行う。
ステップS35にてステップS25と同様に、判定部2bは、ステップS34で探索された経路上を自車が現在位置から周辺範囲内のイベントに関する位置まで移動するのに要する移動時間を算出する。ここでは、判定部2bは、この移動時間の算出を、ステップS34で探索された経路のそれぞれについて行い、最も短い移動時間と、その経路とを取得する。そして、判定部2bは、このような移動時間及び経路の取得を、周辺範囲内のイベントに関する位置のそれぞれについて行う。
ステップS36にて、判定部2bは、ステップS33で検出された現在時刻と、ステップS32で取得された開始時刻との差が、ステップS35で取得された移動時間以上であるか否かを判定する。判定部2bは、この判定を、周辺範囲内のイベントに関する位置のそれぞれについて行う。一つ以上の位置について、当該差が移動時間以上であると判定した場合にはステップS37に進み、そうでない場合には図9に示す処理を終了する。
ステップS37にて、決定部2cは、現在時刻と、開始時刻との差が移動時間以上であると判定されたイベントに関する位置を、周辺イベント位置として決定する。その後、図9に示す処理を終了する。
図10(a)及び図10(b)は、図9のステップS36及びS37の処理を説明するための図である。具体的には、図10(a)及び図10(b)は、自車が、ステップS34で探索された二つの経路を移動した場合の、時間の比較を示している。図10(a)及び図10(b)において、現在位置同士は同じであるものとする。一方、イベントに関する位置同士は異なり、それに伴って開始時刻同士、経路同士、及び、移動時間同士も異なっているものとする。
なお、図10(a)及び図10(b)の現在位置は位置P0、図10(a)のイベントに関する位置は位置P1、図10(b)のイベントに関する位置は位置P2であり、それらのイベントは日の出(太陽仰角が0°)に応じて実施されるものとする。また、位置P0と位置P1との間の経路は、位置P0と位置P2との間の経路よりも長いものとする。
図10(a)では、位置P0と位置P1との間の経路の長さが長いことから、移動時間が長くなっている。しかし、位置P1でのイベントの開始時刻が遅いので、現在時刻と開始時刻との差が移動時間以上となり、到着予定時刻が開始時刻よりも早くなっている。この場合、ステップS37にて、決定部2cは、時刻同士の差と移動時間とが比較された位置P1を周辺イベント位置として決定する。
一方、図10(b)では、位置P0と位置P2との間の経路の長さが短いことから、移動時間が短くなっている。しかし、位置P2でのイベントの開始時刻が早いので、現在時刻と開始時刻との差が移動時間よりも小さくなり、到着予定時刻が開始時刻よりも遅くなっている。この場合、ステップS37を経ずに図9の処理を終了する。
図11は、図10(a)及び図10(b)で説明した位置P0,P1,P2の位置関係を示す図である。
なお、図11には、経路の形状を考慮せずに、自車が日の出よりも少し前の時刻において位置P0を出発して、日の出までに到達できる最大の範囲Rが示されている。通常、日の出の時刻は、東側よりも西側のほうが遅い。このため、範囲Rの最も東側の位置PEと位置P0との間の距離R1は、範囲Rの最も南側の位置PSと位置P0との間の距離R2、または、範囲Rの最も北側の位置PNと位置P0との間の距離R2よりも短くなる。また、範囲Rの最も西側の位置PWと位置P0との間の距離R3は、範囲Rの最も南側の位置PSと位置P0との間の距離R2、または、範囲Rの最も北側の位置PNと位置P0との間の距離R2よりも長くなる。
このため、位置P0に近く、かつその東側の位置P2で、自車が日の出のイベントに間に合わない場合であっても、位置P0から遠く、かつその西側の位置P1では、自車が日の出のイベントに間に合うことが可能であり、決定部2cは、そのような位置P1を周辺イベント位置として決定することができる。
<効果>
以上のような本実施の形態2に係るナビゲーション装置によれば、現在時刻と、開始時刻(イベントに関する太陽時の時刻)との差が、移動時間以上である経路を決定する。したがって、イベントに関する太陽時の時刻までに自車が到着可能な経路を探索することができる。
また、本実施の形態2によれば、現在時刻と、開始時刻(イベントに関する太陽時の時刻)との差が、移動時間以上であるイベントに関する位置を決定する。したがって、イベントに関する太陽時の時刻までに自車が到着可能なイベントに関する位置を検索することができる。
なお、以上の説明では、イベントに関する太陽時の時刻は、月日によって異なるものが規定されており(図5)、判定部2bは、本日の月日に対応するイベントに関する太陽時の時刻を取得し(ステップS22またはS32)、当該時刻を用いて上記判定を行った。しかしこれに限ったものではなく、イベントに関する太陽時の時刻は、曜日によって異なるものが規定されてもよい。そしてこの場合に、判定部2bは、本日の曜日に対応するイベントに関する太陽時の時刻を用いて上記判定を行ってもよい。
また、以上では、判定部2bは、イベントに関する太陽時の時刻としてイベントの開始時刻を取得して(ステップS22またはS32)、イベントの開始時刻に間に合うような経路などを探索する場合について説明した。しかしこれに限ったものではなく、判定部2bは、イベントに関する太陽時の時刻としてイベントの終了時刻を取得して、イベントの終了時刻に間に合うような経路などを探索してもよい。また、ステップS22またはS32にて、判定部2bは、イベント名(イベントの種類)に応じて、イベントの開始時刻及び終了時刻のいずれかを選択的に取得してもよい。
<実施の形態3>
<構成>
本発明の実施の形態3に係るナビゲーション装置のブロック構成は、実施の形態2のブロック構成と同じであることから、その図示については省略する。そして、本実施の形態3に係るナビゲーション装置において、以上で説明した構成要素と同一または類似するものについては同じ参照符号を付し、以下においては異なる点を中心に説明する。
図12は、本実施の形態3に係るイベント情報DB1bを示す図である。図12のイベント情報DB1bは、図5のイベント情報DB1bに、リードタイム(待ち時間)が追加されている。本実施の形態3では、判定部2bは、このリードタイムを加味して上述の判定を行う。
<動作>
本実施の形態3に係るナビゲーション装置の処理のうち、イベント経路探索処理及び周辺イベント位置検索処理が、実施の形態2と異なる。
<イベント経路探索処理>
図13は、本実施の形態3に係るナビゲーション装置が行うイベント経路探索処理を示すフローチャートである。図13に示すフローチャートは、実施の形態2で説明した図7のフローチャートにおいて、ステップS21の前にステップS41,S42及びS43を追加し、ステップS26をステップS44に変更したものと同じであることから、ここではステップS41,S42,S43及びS44について主に説明する。
まず、ステップS41にて、処理部2は、リードタイムの入力を行うための操作を入力部3にて受け付けたか否かを判定する。当該操作を受け付けたと判定した場合にはステップS42に進み、そうでない場合にはステップS43に進む。
ステップS41からステップS42に進んだ場合、ステップS42にて、入力部3は、リードタイムを使用者から受け付け、当該受け付けたリードタイムを、以降の処理に用いるリードタイムとして設定する。つまり、本実施の形態3では、リードタイムは、使用者からの入力によって設定可能となっている。なお、入力部3は、GUI(Graphical User Interface)として設けられることにより、予め定められた時間(例えば30分または60分など)のうち使用者によって選択されたものを、リードタイムとして設定してもよいし、使用者によって入力された時間(例えば時、分)を、リードタイムとして設定してもよい。その後、ステップS21に進む。
ステップS41からステップS43に進んだ場合、ステップS43にて、入力部3は、予め定められたリードタイム(既知のリードタイム)を、以降の処理に用いるリードタイムとして設定する。その後、ステップS21に進む。
ステップS21からステップS25まで、実施の形態2のそれらと同様の処理が行われた後、ステップS44に進む。
ステップS44にて、判定部2bは、ステップS42またはS43で設定されたリードタイムを加味して、実施の形態2のステップS26と同様の判定を行う。本実施の形態3では、判定部2bは、現在時刻(イベントに関する太陽時の時刻)の代わりに、当該時刻からリードタイムだけ早めた時刻を用いてステップS26の判定を行う。すなわち、判定部2bは、ステップS23で検出された現在時刻と、ステップS22で取得された開始時刻からリードタイムだけ早めた時刻(以下「遡及時刻」と記す)との差が、ステップS25で算出された移動時間以上であるか否かを判定する。判定部2bは、この判定を、ステップS24で探索された経路のそれぞれについて行う。一つ以上の経路について、当該差が移動時間以上であると判定した場合にはステップS27に進み、そうでない場合には図13に示す処理を終了する。
ステップS27にて、実施の形態2のそれと同様の処理が行われた後、図13に示す処理を終了する。
図14(a)及び図14(b)は、図13のステップS44及びS27の処理を説明するための図である。具体的には、図14(a)及び図14(b)は、自車が、ステップS24で探索された二つの経路を移動した場合の、時間の比較を示している。図14(a)及び図14(b)において、現在位置同士は同じであり、イベントに関する位置同士は同じであり、それに伴って開始時刻(イベントに関する太陽時の時刻)同士も同じであるものとする。また、リードタイム同士も同じであるものとする。一方、図14(a)及び図14(b)において、経路同士は異なり、それに伴って移動時間同士も異なっているものとする。
図14(a)では、現在時刻と遡及時刻との差が移動時間以上であり、到着予定時刻が遡及時刻も早い。この場合、ステップS27にて、決定部2cは、時刻同士の差と移動時間とが比較された経路をイベント経路として決定する。
一方、図14(b)では、現在時刻と遡及時刻との差が移動時間よりも小さく、到着予定時刻が開始時刻よりも遅い。この場合、ステップS27を経ずに図7の処理を終了する。
<周辺イベント位置検索処理>
図15は、本実施の形態3に係るナビゲーション装置が行う周辺イベント位置検索処理を示すフローチャートである。図15に示すフローチャートは、実施の形態2で説明した図9のフローチャートにおいて、ステップS31の前にステップS51,S52及びS53を追加し、ステップS36をステップS54に変更したものと同じである。そして、ステップS51,S52及びS53は、図13のステップS41,S42及びS43と同様である。そこで、以下においてはS54について主に説明する。
ステップS51,S52及びS53にて、上述のステップS41,S42及びS43と同じ動作が行われる。
その後、ステップS31からステップS35まで、実施の形態2のそれらと同様の処理が行われる。その後、ステップS54に進む。
ステップS54にて、判定部2bは、ステップS52またはS53で設定されたリードタイムを加味して、実施の形態2のステップS36と同様の判定を行う。本実施の形態3では、判定部2bは、現在時刻(イベントに関する太陽時の時刻)の代わりに、当該時刻からリードタイムだけ早めた時刻を用いてステップS36の判定を行う。すなわち、判定部2bは、ステップS33で検出された現在時刻と、ステップS32で取得された開始時刻からリードタイムだけ早めた時刻との差が、ステップS35で算出された移動時間以上であるか否かを判定する。判定部2bは、この判定を、周辺範囲内のイベントに関する位置のそれぞれについて行う。一つ以上の位置について、当該差が移動時間以上であると判定した場合にはステップS37に進み、そうでない場合には図15に示す処理を終了する。
ステップS37にて、実施の形態2のそれと同様の処理が行われた後、図15に示す処理を終了する。
<効果>
以上のような本実施の形態3に係るナビゲーション装置によれば、リードタイムを加味して判定する。これにより、例えば、開始時刻までに何らかの手続きが必要なイベントに対しては、リードタイムをその手続きに要する時間に割り当てることができる。また例えば、終了時刻までに少しでも参加すればよいイベントに対しては、リードタイムをその参加時間に割り当てることができる。
また、本実施の形態3によれば、リードタイムは、使用者からの入力によって設定可能となっている。これにより、使用者は自身が望む時間をリードタイムとして設定することができる。
なお、イベント経路探索処理(図13)において、ステップS44にてイベント経路が探索できなかった場合には、ステップS42に戻ってリードタイムの設定を変更できるように構成されてもよい。同様に、周辺イベント位置検索処理(図15)において、ステップS54にて周辺イベント位置が検索できなかった場合には、ステップS52に戻ってリードタイムの設定を変更できるように構成されてもよい。
<実施の形態4>
<構成>
図16は、本発明の実施の形態4に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態4に係るナビゲーション装置において、以上で説明した構成要素と同一または類似するものについては同じ参照符号を付し、以下においては異なる点を中心に説明する。
図16のナビゲーション装置は、実施の形態2で説明した図4のブロック構成において、時刻検出部6を取り除き、判定部2b及び決定部2cを出発時刻算出部2fに代えたものである。
処理部2が備える出発時刻算出部2fは、使用者から入力された月日または曜日に対応するイベントに関する太陽時の時刻から、上述の移動時間だけ早めた時刻を、出発すべき時刻(以下「出発予定時刻」と記す)として算出する。
<動作>
図17は、本実施の形態4に係るナビゲーション装置の処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS61にて、入力部3は、イベント名、イベントに関する位置、及び、月日または曜日を、使用者から受け付ける。
ステップS62にて、出発時刻算出部2fは、ステップS61で受け付けたイベント名、イベントに関する位置、及び、月日または曜日に対応する開始時刻(イベントに関する太陽時の時刻)を、イベント情報DB1b(図5)から取得する。
ステップS63にて、位置検出部5は自車の現在位置を検出する。
ステップS64にて、経路探索部2aは、ステップS63で検出された現在位置と、ステップS61で受け付けたイベントに関する位置とに基づいて、それらの位置の間の経路を複数探索する。
ステップS65にて、出発時刻算出部2fは、ステップS64で探索された経路上を自車が現在位置からイベントに関する位置まで移動するのに要する移動時間を算出する。ここでは、出発時刻算出部2fは、この移動時間の算出を、ステップS64で探索された経路のそれぞれについて行い、最も短い移動時間と、その経路とを取得する。
ステップS66にて、出発時刻算出部2fは、図18に示すように、ステップS62で取得した開始時刻(イベントに関する太陽時の時刻)から、ステップS65で取得された移動時間だけ早めた時刻を、出発予定時刻として算出する。
ステップS67にて、処理部2は、ステップS66で算出された出発予定時刻を表示部7に表示させる。その後、図17に示す処理を終了する。
<効果>
以上のような本実施の形態4に係るナビゲーション装置によれば、使用者から入力された月日または曜日に対応する開始時刻(イベントに関する太陽時の時刻)から、上述の移動時間だけ早めた時刻を、出発すべき時刻として算出する。これにより、例えば、出発すべき時刻が表示されるので、使用者は、本日のイベントか否かに関わらず、当該イベントに間に合う出発予定時刻を事前に知ることができる。
<実施の形態5>
<構成>
本発明の実施の形態5に係るナビゲーション装置のブロック構成は、実施の形態4のブロック構成と同じであることから、その図示については省略する。そして、本実施の形態5に係るナビゲーション装置において、以上で説明した構成要素と同一または類似するものについては同じ参照符号を付し、以下においては異なる点を中心に説明する。
本実施の形態5に係るイベント情報DB1bは、実施の形態3に係るイベント情報DB1b(図12)と同様である。そして、本実施の形態5に係る出発時刻算出部2fは、実施の形態3に係る判定部2bと同様に、リードタイムを加味して上述の算出を行う。
<動作>
図19は、本実施の形態5に係るナビゲーション装置の処理を示すフローチャートである。図19に示すフローチャートは、実施の形態4で説明した図17のフローチャートにおいて、ステップS71,S72及びS73を追加し、ステップS66をステップS74に変更したものと同じである。そして、ステップS71,S72及びS73は、実施の形態3の図13のステップS41,S42及びS43と同様である。そこで、以下においてはS74について主に説明する。
ステップS71,S72及びS73にて、実施の形態3のステップS41,S42及びS43と同じ動作が行われる。
その後、ステップS61からステップS65まで、実施の形態4のそれらと同様の処理が行われる。その後、ステップS74に進む。
ステップS74にて、出発時刻算出部2fは、ステップS72またはS73で設定されたリードタイムを加味して、ステップS66の算出を行う。本実施の形態5では、出発時刻算出部2fは、ステップS62で取得した開始時刻(イベントに関する太陽時の時刻)から、ステップS65で取得された移動時間、及び、ステップS72またはS73で設定されたリードタイムだけ早めた時刻を、出発予定時刻として算出する。
ステップS67にて、処理部2は、ステップS74で算出された出発予定時刻を表示部7に表示させる。その後、図19に示す処理を終了する。
<効果>
以上のような本実施の形態5に係るナビゲーション装置によれば、リードタイムを加味して算出する。これにより、例えば、開始時刻までに何らかの手続きが必要なイベントに対しては、リードタイムをその手続きに要する時間に割り当てることができ、終了時刻までに少しでも参加すればよいイベントに対しては、リードタイムをその参加時間に割り当てることができる。
また、本実施の形態5によれば、リードタイムは、使用者からの入力によって設定可能となっている。これにより、使用者は自身が望む時間をリードタイムとして設定することができる。
<変形例>
本変形例では、本発明に係る地図情報処理装置が、クラウドコンピューティングのサービスなどを提供可能なサーバに適用されている。図20は、本変形例に係るサーバの構成を示すブロック図である。なお、本変形例に係るサーバにおいて、以上で説明した構成要素と同一または類似するものについては同じ参照符号を付し、以下においては主要な点を中心に説明する。
図20のサーバは、情報保存部1と、処理部2と、通信部4とを備えている。
情報保存部1は、地図情報DB1aと、イベント情報DB1bとを記憶している。
通信部(情報取得部)4は、情報保存部1に記憶される地図情報DB1a及びイベント情報DB1bを、サーバ外部から無線通信などを介して受信(取得する)。また、通信部(位置検出部)4は、着目すべき車両(移動体)の現在位置を、サーバ外部から無線通信などを介して受信(取得)する。さらに、通信部(位置検出部)4は、現在時刻を検出(取得)する。
図示しないCPUによりプログラムが実行されることにより、経路探索部2a、判定部2b、決定部2c、及び、情報更新部2eの機能が、処理部2に実現されている。
経路探索部2aは、地図情報DB1a(地図情報)に基づいて、通信部4で受信された現在位置と、イベントに関する位置との間の経路を探索する。
判定部2bは、通信部4で受信された現在時刻と、イベントに関する太陽時の時刻との差が、経路探索部2aにより探索された経路上を自車が現在位置からイベントに関する位置まで移動するのに要する移動時間以上であるか否かを判定する。
決定部2cは、現在時刻とイベントに関する太陽時の時刻との差が移動時間以上であると判定部2bにて判定された経路を決定する。また、決定部2cは、現在時刻とイベントに関する太陽時の時刻との差が移動時間以上であると判定部2bにて判定された位置を決定する。
情報更新部2eは、通信部4で受信した情報に基づいて、情報保存部1に保存された情報(地図情報DB1aまたはイベント情報DB1bなど)を更新する。
以上のような本変形例に係るサーバによっても、実施の形態2で説明したナビゲーション装置と同様の効果を得ることができる。
<その他の変形例>
以上で説明した地図情報処理装置は、車両に搭載可能な、カーナビゲーション装置、PND(Portable Navigation Device)、及び、携帯端末(例えば携帯電話、スマートフォン、及びタブレットなど)、並びにサーバなどを適宜に組み合わせてシステムとして構築される地図情報処理装置にも適用することができる。この場合、以上で説明した地図情報処理装置またはナビゲーション装置の各機能あるいは各構成要素は、前記システムを構築する各機器に分散して配置される。
また、以上では、移動体が車両である場合について説明したが、これに限ったものではなく、移動体は、車両以外の移動手段(例えば飛行機または列車など)であってもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、本発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、本発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 情報保存部、1a 地図情報DB、1b イベント情報DB、2 処理部、2a 経路探索部、2b 判定部、2c 決定部、2f 出発時刻算出部、4 通信部、5 位置検出部、6 時刻検出部。
本発明に係る地図情報処理装置は、イベントに関する太陽時の時刻及び位置の情報と、地図情報とを取得する情報取得部を備え、太陽時の時刻は、位置での、日々の太陽仰角または方位角に対応付けられた時刻であり、地図情報と、太陽時の時刻及び位置の情報とに基づいて、イベントについての検索処理を行う処理部をさらに備える。地図情報処理装置は、移動体の現在位置を取得する位置取得部と、現在時刻を取得する時刻取得部とをさらに備える。処理部は、地図情報に基づいて、現在位置とイベントに関する位置との間の経路を探索する経路探索部と、現在時刻と、イベントに関する太陽時の時刻との差が、経路探索部により探索された経路上を移動体が移動するのに要する移動時間以上であるか否かを判定する判定部と、差が移動時間以上である位置を決定する決定部とを備える。

Claims (11)

  1. イベントに関する太陽時の時刻及び位置の情報と、地図情報とを取得する情報取得部を備え、
    前記太陽時の時刻は、前記位置での、日々の太陽仰角または方位角に対応付けられた時刻であり、
    前記地図情報と、前記太陽時の時刻及び位置の情報とに基づいて、前記イベントについての検索処理を行う処理部
    をさらに備える、地図情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の地図情報処理装置であって、
    移動体の現在位置を取得する位置取得部と、
    現在時刻を取得する時刻取得部と
    をさらに備え、
    前記処理部は、
    前記地図情報に基づいて、前記現在位置と前記イベントに関する前記位置との間の経路を探索する経路探索部と、
    前記現在時刻と、前記イベントに関する前記太陽時の時刻との差が、前記経路探索部により探索された前記経路上を前記移動体が移動するのに要する移動時間以上であるか否かを判定する判定部と
    を備える、地図情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の地図情報処理装置であって、
    前記処理部は、
    前記差が前記移動時間以上である前記経路を決定する決定部
    をさらに備える、地図情報処理装置。
  4. 請求項2に記載の地図情報処理装置であって、
    前記処理部は、
    前記差が前記移動時間以上である前記位置を決定する決定部
    をさらに備える、地図情報処理装置。
  5. 請求項2に記載の地図情報処理装置であって、
    前記判定部は、リードタイムを加味して判定する、地図情報処理装置。
  6. 請求項5に記載の地図情報処理装置であって、
    前記リードタイムは、使用者からの入力によって設定可能な、地図情報処理装置。
  7. 請求項2に記載の地図情報処理装置であって、
    前記イベントに関する前記太陽時の時刻は、月日または曜日によって異なるものが規定されており、
    前記判定部は、
    本日の月日または曜日に対応する前記イベントに関する前記太陽時の時刻を用いて前記判定を行う、地図情報処理装置。
  8. 請求項1に記載の地図情報処理装置であって、
    前記イベントに関する前記太陽時の時刻は、月日または曜日によって異なるものが規定されており、
    移動体の現在位置を取得する位置取得部
    をさらに備え、
    前記処理部は、
    前記地図情報に基づいて、前記現在位置と前記イベントに関する前記位置との間の経路を探索する経路探索部と、
    使用者から入力された月日または曜日に対応する前記イベントに関する前記太陽時の時刻から、前記経路探索部により探索された前記経路上を前記移動体が移動するのに要する移動時間だけ早めた時刻を、出発すべき時刻として算出する出発時刻算出部と
    を備える、地図情報処理装置。
  9. 請求項8に記載の地図情報処理装置であって、
    前記出発時刻算出部は、リードタイムを加味して算出する、地図情報処理装置。
  10. 請求項9に記載の地図情報処理装置であって、
    前記リードタイムは、使用者からの入力によって設定可能な、地図情報処理装置。
  11. (a)イベントに関する太陽時の時刻及び位置の情報と、地図情報とを取得する工程
    を備え、
    前記太陽時の時刻は、前記位置での、日々の太陽仰角または方位角に対応付けられた時刻であり、
    (b)前記地図情報と、前記太陽時の時刻及び位置の情報とに基づいて、前記イベントについての検索処理を行う工程
    をさらに備える、地図情報処理方法。
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