JPWO2015087551A1 - 鋼管の電気めっき装置 - Google Patents

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Abstract

めっき装置(1)は、鋼管(20)の管端部(20a)に形成された雌ねじ(20b)に電気めっきを施す。めっき装置(1)は、管内シール部材(2)と、キャップ(3)と、排液口(3c)と、開口(3b)と、筒状の不溶性陽極(4)と、めっき液供給管(5a)と、複数のノズル(5b)と、を備える。シール部材(2)は、鋼管(20)の内部を雌ねじ(20b)の領域よりも長手方向の内側で仕切る。キャップ(3)は管端部(20a)に取り付けられる。排液口(3c)はキャップ(3)内のめっき液を排出する。開口(3b)はキャップ(3)内のめっき液の排出を促進する。陽極(4)は管端部(20a)の内部に配置される。供給管(5a)は陽極(4)の先端から突出する。ノズル(5b)は、陽極(4)の外周面と管端部(20a)の内周面との間にめっき液を噴出する。陽極(4)は、めっき液が内部に侵入しない構造を有する。

Description

本発明は、鋼管の電気めっき装置に関する。より詳細には、本発明は、鋼管の管端部にねじ継手の要素として形成された雌ねじに電気めっきを施す電気めっき装置に関する。
油井、天然ガス井等(以下、総称して「油井」ともいう)においては、地下資源(例:石油、天然ガス)を採掘するために油井管が使用される。油井管は鋼管が順次連結されて成り、その連結にねじ継手が用いられる。
この種のねじ継手の形式は、カップリング型とインテグラル型に大別される。カップリング型の場合、連結対象の一対の管材のうち、一方の管材が全長の長い鋼管であり、他方の管材が全長の短いカップリングである。この場合、鋼管の両端部の外周に雄ねじが形成され、カップリングの両端部の内周に雌ねじが形成される。そして、鋼管の雄ねじがカップリングの雌ねじにねじ込まれ、これにより両者が締結される。インテグラル型の場合、連結対象の一対の管材がともに鋼管であり、別個のカップリングを用いない。この場合、鋼管の両端部のうちの一方の管端部の外周に雄ねじが形成され、他方の管端部の内周に雌ねじが形成される。そして、一方の鋼管の雄ねじが他方の鋼管の雌ねじにねじ込まれ、これにより両者が締結される。
近年、油井管の生産性向上の観点から、インテグラル型のねじ継手を採用するニーズが高まっている。別個のカップリングが不要であるからである。
鋼管同士を締結する際、雄ねじ及び雌ねじに潤滑油(ドープ)が塗布される。ねじの焼き付きを防止するとともに、ねじ継手の密封性能を高めるためである。従来から多用される潤滑油は、API(American Petroleum Institute(アメリカ石油協会))の規格で規定される潤滑剤(以下、「APIドープ」ともいう)である。このAPIドープは、Pb(鉛)等の重金属を含有し、潤滑性に優れる。
近年、環境規制が厳しくなっている。このため、APIドープの使用が制限され、重金属を含有しない潤滑油(以下、「グリーンドープ」ともいう)を使用する必要性が生じている。しかし、グリーンドープはAPIドープよりも潤滑性に劣る。したがって、グリーンドープを使用する場合、雄ねじ及び雌ねじのうちの少なくとも一方の表面に銅等の電気めっきを施す必要性が生じている。潤滑性の不足を補ってねじの焼き付きを防止するためである。
カップリング型のねじ継手の場合、電気めっきはカップリングの雌ねじに施される。カップリングの雌ねじに電気めっきが施されたねじ継手は、高い信頼性を有する。この高い信頼性から、インテグラル型のねじ継手においても鋼管の管端部の雌ねじに電気めっきを施す要請が強まっている。
特公昭63−6637号公報(特許文献1)は、鋼管の一方の管端部に形成された雄ねじの領域、すなわち鋼管の管端部の外周面に電気めっきを施す装置を開示する。
特公昭63−6637号公報
電気めっきの際、通常、めっき層が形成されると同時に、水素、酸素等の気泡が発生する。特許文献1に開示されるように、管端部の外周に形成された雄ねじに電気めっきを施す場合、気泡は雄ねじの表面から速やかに離脱し浮上する。このため、気泡が問題とはならない。しかし、管端部の内周に形成された雌ねじに電気めっきを施す場合、特に、管端部の内周の上部に気泡が残留する。この気泡の残留域は、意図しない不めっきとなる。
また、めっき処理が完了した後、管端部からめっき液を迅速に除去しなければならない。めっき液による腐食が進行し、めっき層の表面が変色するからである。この点、特許文献1に開示された電気めっき装置では、管端部とめっき液を収容するセルが完全に閉じた系であるため、使用済みのめっき液をセルから排出するのに時間を要する。その結果、外径の大きな鋼管を対象とした場合であって、仮に、その管端部の雌ねじに電気めっきを施した場合、雌ねじに形成されためっき層に変色が発生する。
通常、使用済みめっき液を排出した後、セル内にはめっき液に代えて水が導入され、管端部の水洗いが実施される。水洗いで発生する廃水が多くなると、廃水処理のコストが増加する。このため、廃水量の低減が望まれる。
本発明の目的は、下記の特性を有する鋼管の電気めっき装置を提供することである:
・鋼管のサイズを問わず、めっき処理時に発生する気泡の残留を防止すること;
・めっき処理後に使用済みのめっき液を迅速に除去すること;
・廃水量を少なくすること。
本発明の一実施形態による鋼管の電気めっき装置は、鋼管の管端部に形成された雌ねじに電気めっきを施す電気めっき装置である。
当該電気めっき装置は、管内シール部材と、キャップと、排液口と、開口と、筒状の不溶性陽極と、めっき液供給機構と、を備える。
管内シール部材は、鋼管の内部に挿入され、鋼管の内部を雌ねじの領域よりも長手方向の内側で仕切る。
キャップは、管端部に封止状態で取り付けられる。
排液口は、キャップに設けられ、キャップ内のめっき液を排出する。
開口は、キャップに設けられ、キャップ内のめっき液の排出を促進する。
不溶性陽極は、キャップに対して封止された状態でキャップを貫通し、管端部の内部に配置される。
めっき液供給機構は、管内シール部材及びキャップによって封止された管端部の内部にめっき液を供給する。
ここで、めっき液供給機構は、めっき液供給管と、複数のノズルと、を含む。
めっき液供給管は、不溶性陽極の軸心に沿って延在し、管端部の内部で不溶性陽極の先端から突出する。
ノズルは、めっき液供給管の先端部に取り付けられ、不溶性陽極の外周面と管端部の内周面との間にめっき液を噴出する。
不溶性陽極は、ノズルから噴出しためっき液が内部に侵入しない構造を有する。
上記の電気めっき装置において、前記開口は、前記キャップの上部に設けられ、使用済みのめっき液を排出する際に大気に開放される構成であることが好ましい。
上記の電気めっき装置において、前記不溶性陽極の内部にめっき液が侵入しない構造として、前記不溶性陽極の先端に蓋が設けられ、前記めっき液供給管が前記蓋に対して封止された状態で前記蓋を貫通する構成であることが好ましい。
本発明の鋼管の電気めっき装置は、下記の顕著な効果を有する:
・鋼管のサイズを問わず、めっき処理時に発生する気泡の残留を防止できること;
・めっき処理後に使用済みのめっき液を迅速に除去できること;
・排液量を少なくできること。
図1は、本発明の一実施形態による鋼管の電気めっき装置の構成を模式的に示す縦断面図である。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、以下に示す(A)〜(D)の知見を得た。
(A)複数のノズルから雌ねじと陽極との間にめっき液が螺旋状の噴流形態で噴出されれば、めっき処理時に発生する気泡が迅速に吹き飛ばされ、気泡の残留による不めっきが防止される。
(B)めっき処理が完了した後、鋼管の管端部の内部に残留する使用済みめっき液を迅速に外部に排出するためには、使用済みめっき液の排出を促進させる構造を設ければよい。これにより、めっき液による腐食作用に伴うめっき層の変色が防止される。
(C)めっき液を噴出するノズルの配置位置及び噴出方向を規定することにより、鋼管のサイズに関わらず、安定してめっき層が形成される。具体的には、小径管を対象とする場合には、不めっきと表面変色の発生が防止される。大径管を対象とする場合には、廃水量の増加が防止される。なお、小径管とは外径が4インチ以下である鋼管を意味し、中径管とは外径が4インチを超え9インチ以下である鋼管を意味し、大径管とは外径が9インチを超える鋼管を意味する。
(D)不溶性陽極及びめっき液供給機構の形態を規定することにより、めっき液を初め、廃水量を低減することが可能になる。
本発明の電気めっき装置は、以上の知見に基づいて完成されたものである。以下に、本発明の電気めっき装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態による鋼管の電気めっき装置の構成を模式的に示す縦断面図である。図1に示すように、電気めっき装置1は、鋼管20の雌ねじ20bに電気めっきを施す装置である。
雌ねじ20bは、鋼管20の一方の管端部20aの内周に形成される。図1には、鋼管20が略水平に配置された態様を示す。ただし、鋼管20は、電気めっき装置1側がわずかに低くなるように、傾けて配置されてもよい。このような鋼管20の傾斜配置は、めっき液が鋼管20の内部からめっき装置1とは反対側に漏洩するのを防止したり、めっき液を排出する際に管端部20aに残留するめっき液を低減する点で有用である。以下の説明では、鋼管20が、インテグラル型のねじ継手で連結される長尺の継目無油井管である場合を例にとる。
電気めっき装置1は、管内シール部材2と、キャップ3と、不溶性陽極4と、めっき液供給機構5と、を備える。以下に、これらの要素を順次説明する。
[管内シール部材]
管内シール部材2は、鋼管20の内部に挿入され、雌ねじ20bの領域よりも長手方向(図1における左右方向)の内側の所定位置20cに配置される。管内シール部材2は、鋼管20の内周面の全周にわたって接触し、鋼管20の内部を所定位置20cで仕切る。これにより、管端部20aの内部が内側から管内シール部材2によって封止された状態になる。ここでいう所定位置20cは、鋼管20の雌ねじ20bの領域よりも長手方向の内側であれば、特に限定しない。
管内シール部材2の構成は、鋼管20の内部を仕切り、その管端部20aの内部を内側から封止できる限り、どのような構成であっても構わない。管内シール部材2としては、例えば、石油、ガス、化学等のプラントにおける配管工事で配管を閉塞するために用いられるヘキサプラグが例示される。ヘキサプラグは、C形断面を有するゴムリングと、このゴムリングを挟み込む一対の平板と、を含む。ゴムリングは、一対の平板で締め込まれることにより拡径する。これにより、ゴムリングが配管の内周面の全周にわたって接触し、ゴムリングと平板が一体で配管内を封止する。
[キャップ]
キャップ3は、端面が閉ざされた筒状のキャップ本体3aを有する。キャップ本体3aは、鋼管20の管端部20aに取り付けられる。具体的には、キャップ本体3aは、管端部20aの外周面に密着し、更に管端部20aの端面に密着する。このように、キャップ3は、キャップ本体3aが鋼管20の管端部20aに密着して装着されることにより、鋼管20の管端部20aの内部を外側から封止する。要するに、管端部20aの内部は、管内シール部材2及びキャップ3によって封止された状態になる。
キャップ本体3aには、排液口3cと開口3bが設けられる。排液口3cは、主として、めっき処理が完了した後に、使用済みのめっき液を排出するために設けられる。また、排液口3cは、めっき処理中に、キャップ本体3a内のめっき液を継続的に排出して回収し、回収しためっき液をめっき液供給機構5からキャップ本体3a内に供給するために設けられる。更に、排液口3cは、めっき液が排出された後の水洗い時に、廃水を排出するために設けられる。排液口3cは、鋼管20の管端部20aの内周面よりも低い位置に配置される。
排液口3cには排液管7が接続される。排液管7は、めっき液を貯留する浴槽9に開放される。この排液管7には、めっき液の排出経路を切り替える弁(例:三方弁)8が設けられる。この排液用弁8には、廃水管12が接続される。廃水管12は外部の廃水タンク(図示省略)に開放される。
めっき処理の際、排液用弁8によって浴槽9への経路が開かれる。キャップ本体3a内のめっき液を継続的に回収し、循環させるためである。めっき処理完了後の使用済みめっき液の排出時も同様に、浴槽9への経路が開かれる。キャップ本体3a内のめっき液を浴槽9で回収するためである。めっき液が排出された後の水洗い時には、排液用弁8によって廃水管12への経路が開かれる。キャップ本体3a内の廃水を廃水タンクに排出するためである。
開口3bは、使用済みのめっき液の排出を促進するために設けられる。開口3bの位置は、めっき液の排出を促進できる限り、特に限定しない。例えば、図1に示すように、開口3bは、キャップ本体3aの上部に設けられる。この開口3bは、鋼管20の管端部20aの内周面よりも高い位置に配置されることが好ましい。
開口3bには電磁弁(図示省略)が接続され、電磁弁によって開口3bが開閉される構成とすることができる。この構成の場合、めっき処理が完了した後、電磁弁が開かれ、開口3bが大気に開放される。これにより、キャップ本体3a内のめっき液に大気圧が作用し、排液口3cからのめっき液の排出が促進される。
また、開口3bには、上方に延びるホース(図示省略)が接続された構成とすることもできる。この場合、めっき処理中に、後述するポンプ10によってめっき液供給機構5からキャップ本体3a内に供給されるめっき液の圧力と、ホース内に流入しためっき液の自重とがバランスし、めっき液がキャップ本体3aの外部に吹き出すことが防止される。
更に、ホースに圧縮ポンプ(図示省略)が接続された構成とすることができる。この構成の場合、めっき処理が完了した後、圧縮ポンプによって開口3bからキャップ本体3a内に圧縮空気が送り込まれる。これにより、キャップ本体3a内のめっき液に高い圧力が作用し、排液口3cからのめっき液の排出が促進される。
このように、キャップ本体3aに開口3bが設けられることにより、排液口3cからのめっき液の排出が促進される。したがって、使用済みのめっき液の排出が迅速に行われ、雌ねじ20bに形成されためっき層の表面に変色は生じない。
[不溶性陽極]
不溶性陽極(以下、単に「陽極」ともいう)4は、雌ねじ20bに電気めっきを施すための筒状の電極(陽極)である。陽極4は、キャップ本体3aの端面を貫通し、鋼管20の管端部20aの内部まで延びる。これにより、陽極4は、雌ねじ20bの近傍に配置される。キャップ本体3aと、当該キャップ本体3aを貫通する陽極4とは、Oリング等によって封止される。陽極4はキャップ本体3aによって支持される。
陽極4としては、酸化イリジウムで被覆されたチタン板、ステンレス鋼板等を筒状に成形したものが使用される。
陽極4には通電棒6が接続される。通電棒6としては、チタン棒、ステンレス鋼棒等が例示される。
陽極4は、当該陽極4を包囲する鋼管20の管端部20aとの間に、めっき液を介して電位差を与える。これにより、鋼管20の雌ねじ20bに電気めっきが施される。
上記のとおり、陽極4は、内部が空洞の筒状である。このため、陽極4は、軽量であり、取り扱いが容易である。しかも、その材料費を抑制することが可能である。ここで、陽極4は、後述するノズル5bから噴出されためっき液が内部に侵入しない構造を有する。これにより、めっき処理が完了した後、めっき液の排出が迅速になる。その結果、雌ねじ20bに形成されためっき層の表面変色が一層防止される。
陽極4内にめっき液が侵入しない構造は、特に限定しないが、例えば以下の構成を採用することができる。管端部20aの内部に配置された陽極4の先端に、ドーナツ状の蓋4aが設けられる。この蓋4aは、溶接等によって陽極4に接合され、陽極4の内部と外部を隔離する。なお、この蓋4aには、後述するめっき液供給管5aが貫通する。蓋4aと、当該蓋4aを貫通するめっき液供給管5aとは、Oリング等によって封止される。
[めっき液供給機構]
めっき液供給機構5は、管内シール部材2及びキャップ3によって封止された管端部20aの内部にめっき液を供給する。具体的には、めっき液供給機構5は、めっき液供給管5aと、複数のノズル5bと、を含む。めっき液供給管5aは、陽極4の軸心に沿って延在し、管端部20aの内部で陽極4の先端(図1に示すめっき装置1では蓋4a)から突出する。陽極4の先端から突出するめっき液供給管5aの先端部に、ノズル5bが取り付けられる。また、めっき液供給管5aの後端部5aaは、キャップ本体3aから外部に突出する陽極4の後端部4bの側部を貫通し、外部に延び出す。めっき液供給管5aは、陽極4を介してキャップ本体3aによって支持される。
めっき液供給管5aの後端部5aaには、めっき液を貯留する浴槽9からの主配管11が接続される。この主配管11には、めっき液をめっき液供給管5aに送り出すポンプ10が設けられる。更に、主配管11には、ポンプ10と浴槽9の間に、めっき液の供給経路を切り替える弁(例:三方弁)13が設けられる。この給液用弁13には、水洗い用の水を貯留する水槽14からの水配管15が接続される。
めっき処理の際、給液用弁13によって浴槽9からめっき液供給管5aへの経路が開かれる。更に、ポンプ10が作動する。これにより、めっき液がめっき液供給管5aを通じてキャップ本体3a内に供給される。めっき処理完了後の使用済みめっき液の排出時には、ポンプ10の作動が停止する。これにより、キャップ本体3a内へのめっき液の供給が停止し、キャップ本体3a内のめっき液が浴槽9に回収される。めっき液が排出された後の水洗い時には、給液用弁13によって、水槽14からめっき液供給管5aへの経路が開かれる。更に、ポンプ10が作動する。これにより、水がめっき液供給管5aを通じてキャップ本体3a内に導入され、鋼管20の管端部20aの水洗いが実施される。
各ノズル5bは、陽極4の先端よりも鋼管20の長手方向の内側に配置され、その先端5baは、管端部20aの長手方向の外側に向く。めっき液供給管5aに送り込まれためっき液は、各ノズル5bから陽極4の外周面と管端部20aの内周面(厳密には、管端部20aに形成された雌ねじ20b)との間に螺旋状の噴流形態で噴出される。ノズル5bの個数は、特に限定しないが、2本以上が好ましく、3本以上がより好ましい。
ここで、ノズルの設置位置について、簡便な構成は、ノズルをキャップ本体3aの端面に設ける構成、すなわちノズルを管端部20aの長手方向の外側に配置する構成である。しかし、本実施形態のめっき装置は、下記の理由から、その構成を採用しない。
鋼管20のサイズは、例えば外径が約60mmから410mmまでと多種にわたる。鋼管20が小径管である場合、筒状の陽極4の外径が小さくなる。この場合、ノズルが管端部20aの外側に配置されていると、ノズルから噴出しためっき液が、管端部20aの内部から外部の排液口3cに向かうめっき液の戻り流の影響を強く受ける。このため、ノズルからの十分な噴流が得られない。その結果、気泡が滞留して不めっきが生じるおそれがある。
一方、鋼管20が大径管である場合、ノズルが管端部20aの外側に配置されていても、ポンプ10の能力さえ確保されれば、めっき液の噴流が十分になり、気泡の滞留が無く、不めっきが生じない。しかし、この場合は、ノズルが管端部20aの外側に配置されていると、めっき処理完了後の使用済みめっき液の排出時に、めっき液の排出に時間がかかり、雌ねじ20bに形成されためっき層の表面に変色が起こる。また、めっき液が排出された後の水洗い時には、ノズルが管端部20aの外側に配置されていると、水洗いの廃水量が多くなり、廃水処理のコストが増加する。
具体的に説明すると、鋼管20が外径2−7/8inch(73.03mm)の小径管である場合、ノズルの先端の位置が、仮に管端部20aの外側であると、均一で十分な噴流が得られず、気泡が滞留し、不めっきが発生する。これに対し、上記した本実施形態のように、ノズル5bの先端5baの位置が陽極4の先端よりも鋼管20の長手方向の内側であると、不めっきと表面変色が発生しない。これは、雌ねじ20bと陽極4との間に均一で十分な噴流が形成され、めっき液の残留もなくなるためである。なお、ここで示す鋼管20の外径(2−7/8inch(73.03mm))は、API規格に定められた公称外径の一つであり、以下、同様の表示とする。
次に、鋼管20が外径7−5/8inch(193.68mm)の中径管である場合、ノズルの先端の位置が、管端部20aの外側であっても、不めっきと表面変色はほとんど起こらない。しかし、廃水量が増加し、廃水処理コストが増加する。
更に、鋼管20が外径13−3/8inch(339.73mm)の大径管である場合、ノズルの先端の位置が、管端部20aの外側であっても、噴流が十分に得られるため、気泡の滞留による不めっきは発生しない。しかし、容量の大きなめっき液が排出されるのに時間がかかるため、表面変色が発生しやすい。これに対して、上記した本実施形態のように、ノズル5bが、陽極4の先端よりも鋼管20の長手方向の内側に配置されると、めっき液の容量が実質的に減り、めっき液の排出が迅速になる。このため、表面変色が発生しない。しかも、廃水量が約1/10となり、廃水処理コストが大きく削減される。
以上の理由により、電気めっき装置1では、ノズル5b及びその先端5baが陽極4の先端よりも鋼管20の長手方向の内側に配置され、その先端5baが管端部20aの長手方向の外側に向くように構成する。
また、各ノズル5bの先端5baの位置は、鋼管20の半径方向において、雌ねじ20bと陽極4との間に存在することが好ましい。
図1に示す各ノズル5bの先端5baは、雌ねじ20bへ向けて直線状に形成されている。ただし、雌ねじ20bと陽極4との間に形成される噴流の均一性を高めるために、各ノズル5bの先端5baは、鋼管20の径、雌ねじ20bの寸法等に応じ、例えば、鋼管20の半径方向の外側へ向けて傾斜させてもよい。また、めっき対象の鋼管20のサイズが変更されたときには、各ノズル5bからのめっき液の噴出方向は、鋼管20の径、雌ねじ20bの寸法等に応じ、適宜修正されることが好ましい。
本実施形態の電気めっき装置による効果を確認するため、前記図1に示す電気めっき装置を用い、下記の試験を実施した。めっき液として、脱脂液(水酸化ナトリウム:50g/L)、Niストライク浴(塩化ニッケル:250g/L、塩酸:80g/L)、及び銅めっき浴(硫酸銅:250g/L、硫酸:110g/L)をそれぞれ建浴した。そして、それらの塩浴を順に使用し、鋼管の管端部の雌ねじに電気めっき(銅めっき)を施した。それぞれの塩浴を用いた各工程の処理条件は、下記の表1のとおりとした。
Figure 2015087551
試験では、外径サイズが種々異なる鋼管に対し、ノズルの位置を陽極の先端の内側と管端部の外側とに変更した。また、キャップ本体への開口の有無を変えた。評価は、不めっきの状況、めっき層表面の変色の状況、及び各工程間で実施される水洗いの廃水量で行った。下記の表2に試験の条件と結果を示す。表2に示す評価項目(不めっき及びめっき層表面の変色)の記号の意味は、下記のとおりである。
[不めっき]
・〇(優):不めっきが皆無
・×(不可):不めっきが多く発生
[めっき層表面の変色]
・〇(優):変色無
・△(可):多少の変色有
・×(不可):変色有
Figure 2015087551
表2の結果から下記のことが示される。比較例1及び2に示すように、小径管を対象とし、ノズルが管端部の外側に配置された場合、均一で十分な噴流が得られず、気泡が滞留することに起因し、不めっきが発生した。また、比較例2に示すように、キャップ本体に開口が設けられていても、めっき層表面に多少の変色が発生した。
これに対して、実施例1に示すように、小径管を対象とし、ノズルが陽極の先端の内側に配置された場合、不めっきと表面変色が皆無であった。これは、雌ねじと陽極との間に均一で十分な噴流が形成され、めっき液の残留がなくなることによる。
比較例3に示すように、中径管を対象とし、ノズルが管端部の外側に配置された場合、不めっきは発生しなかった。ただし、表面変色は多少発生し、廃水量が著しく増加した。
これに対して、実施例2に示すように、中径管を対象とし、ノズルが陽極の先端の内側に配置された場合、廃水量が比較例3と比較し、約1/3となった。
また、比較例4に示すように、大径管を対象とし、ノズルが管端部の外側に配置された場合、噴流が十分に得られるため、気泡の滞留による不めっきは発生しなかった。しかし、容量の大きなめっき液が排出されるのに時間がかかり、多少の表面変色が発生した。
これに対して、実施例3に示すように、大径管を対象とし、ノズルが陽極の先端の内側に配置された場合、めっき液の容量が実質的に減り、めっき液の排出が迅速になり、表面変色が発生しなかった。しかも、廃水量が比較例4と比較し、約1/10となった。
本発明による電気めっき装置は、インテグラル型のねじ継手で連結される継目無油井管を初めとし、雌ねじを有するあらゆる鋼管をめっき処理に有用である。
1:電気めっき装置、 2:管内シール部材、
3:キャップ、 3a:キャップ本体、 3b:開口、 3c:排液口、
4:不溶性陽極、 4a:不溶性陽極の蓋、
4b:不溶性陽極の後端部、 5:めっき液供給機構、
5a:めっき液供給管、 5aa:めっき液供給管の後端部、
5b:ノズル、 5ba:ノズルの先端、 6:通電棒、
7:排液管、 8:排液用弁、 9:浴槽、 10:ポンプ、
11:主配管、 12:廃水管、 13:給液用弁、
14:水槽、 15:水配管、
20:鋼管、 20a:管端部、 20b:雌ねじ、 20c 所定位置

Claims (3)

  1. 鋼管の管端部に形成された雌ねじに電気めっきを施す電気めっき装置であって、
    当該電気めっき装置は、
    前記鋼管の内部に挿入され、前記鋼管の内部を前記雌ねじの領域よりも長手方向の内側で仕切る管内シール部材と、
    前記管端部に封止状態で取り付けられるキャップと、
    前記キャップに設けられ、前記キャップ内のめっき液を排出する排液口と、
    前記キャップに設けられ、前記キャップ内のめっき液の排出を促進する開口と、
    前記キャップに対して封止された状態で前記キャップを貫通し、前記管端部の内部に配置される筒状の不溶性陽極と、
    前記管内シール部材及び前記キャップによって封止された前記管端部の内部にめっき液を供給するめっき液供給機構と、を備え、
    前記めっき液供給機構は、
    前記不溶性陽極の軸心に沿って延在し、前記管端部の内部で前記不溶性陽極の先端から突出するめっき液供給管と、
    前記めっき液供給管の先端部に取り付けられ、前記不溶性陽極の外周面と前記管端部の内周面との間にめっき液を噴出する複数のノズルと、を含み、
    前記不溶性陽極は、前記ノズルから噴出しためっき液が内部に侵入しない構造を有する、鋼管の電気めっき装置。
  2. 請求項1に記載の電気めっき装置であって、
    前記開口は、前記キャップの上部に設けられ、使用済みのめっき液を排出する際に大気に開放される、鋼管の電気めっき装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電気めっき装置であって、
    前記不溶性陽極の内部にめっき液が侵入しない構造として、前記不溶性陽極の先端に蓋が設けられ、前記めっき液供給管が前記蓋に対して封止された状態で前記蓋を貫通する、鋼管の電気めっき装置。
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