JPS6123785A - 処理液使用加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、装置本体の上部に被加工物を液密状に取付け
、本体内を上方へ延びて処理液を被加工物の内部空間へ
供給する処理液供給通路と、本体の上部から下方へ延び
て被加工物の内部空間から処理液を排出する処理液排出
通路とを設りた処理液循環径路を有する種類の処理液使
用加工装置に関し、且つ特に内燃機関用シリンダ等の内
部壁面のめつき加工を行うため、取付工程→アルカリ脱
脂工程→水洗■程→酸蝕工程→水洗工程→酸蝕工程→水
洗工程→メツキ工程→水洗■程→取はずし工程と（、Ｎ
う一連の処理工程を有する自動連続メッキ装置のような
処理液使用加工装置に関する。

従来技術 一般に、上記したような装置では被加工物を装−置の上
部に液密状に取付け、被加工物の加工すべき内部空間を
装置の処理液循環径路の処理液供給通路及び処理液排出
通路に連通し、処理液を被加工物の内部空間へ所定時間
循環させて被加工物を加工し、その後処理液の循環動作
を停止して被加工物の内部空間内の処理液を循環径路中
の液溜めへ戻すが、この時被加工物の内部空間を大気に
連通させなければ処理液は被加工物の内部空間からなか
なか流出しない。特に、めっき装置等におけるめっき前
処理工程では、被加工物のめつき前処理が完了すると同
時゛に素早く被゛加工物内の前処理液を排除し、次工程
での水洗工程に移行しないと前処理時間が過剰となり、
めっき層の密着不良等、工程管理工種々の不都合が生じ
る。このため、従来は被加工物に形成された穴、例えば
被加工物が内燃機関のシリンダの場合にはシリンダの内
部空間に通じる点火栓取付穴、に圧縮空気作動弁装置を
取付け、この弁装置に圧縮空気を供給して弁を開かせ、
被加工物の内部空間を大気に連通させ、シリンダ内の処
理液を排除する様にしたりしていた。

発明が解決しようとする問題点 上記したような従来の装置では、それぞれの被加工物に
弁装置を用意しなければならず、それぞれの被加工物に
弁装置を取付ける必要があるので作業能率が悪く、作業
自動化の妨げどなっている。

又、弁装置自体耐蝕性の材質を使用しなければならず構
造も複雑になる為、高価でしかも故障原因が多い。すな
わち、弁装置の弁が処理液に触れる構造になっているの
で弁装置が腐食されて誤動作を起したりまたシール部の
腐食によって処理液が弁装置から噴出する等の危険が生
じ、更に被加工物を弁装置作動用の圧縮空気のボースを
付けたままで動かさなければならず非常に不便であった
。

本発明は上記したような従来の装置の問題を解決するた
めになされたものである。

問題点を解決するための手段 そこで、本発明は、前記した種類の処理液使用加工装置
において、遮断弁を介して大気に連通し得る通気路を装
装置本体の処理液供給通路及び処理−液排出通路の少な
くとも一方に連結したことを特徴とする。

作用 被加工物の内部空間を加工する時、まず通気路の遮断弁
を閉じ、次に処理液循環装置を作動させて加圧された処
理液を処理液供給通路内を上方へ圧送し、被加工物の内
部空間を処理液で充満する。

処理液は被加工物の内部空間で被加工物に対して所定の
処理加工をしながら処理液排出通路を通って液溜めへ排
出され処理が終了するまで処理液は高速で循環する。被
加工物を所定の時間加工した　　後、処理液循環装置の
作動を停止すると共に遮断弁を開く。これにより大気中
の空気が遮断弁から通気路を通って処理液循環径路内へ
入り、更に被加工物の内部空間へ流入し、処理液を被加
工物の内部空間及び処理液供給通路及び排出通路から急
速に落下排出させる。

実施例 図示した実施例は本発明を内燃機関のシリンダ内壁をめ
っきする自動めっき装置に適用した例である。装置の本
体１に固定治具２が配設されており、その上部に可動冶
具３が配置されている。可動治具３には上下方向のシリ
ンダ取付基準穴４が形成されており、このシリンダ取付
基準穴４に被加工物としてのシリンダ５の取付フランジ
部１４が被加工物固定シリンダ２１によって固定されて
いる可動治具３及びシリンダ５の間は適当な封合手段に
より液密状に封合されて誇り、且つシリンダ５の内部空
間６に通じる点火栓取付穴７番ま適当な合成樹脂製の栓
８であらかじめ閉じられている。

又、シリンダ５の吸気孔１５及び排気孔１６はエアシリ
ンダ１７・１８で進退作動する盲栓１９・２０で密封さ
れている。

固定冶具２には垂直に上方へ延びるめっき工程ではアノ
ードを兼ねる処理液供給通路９が設けられており、その
上端部分は可動冶具３のシリンダ取付基準穴４を通って
シリンダ５の内部空間６中に突出し、ポンプ（図示せず
）により圧送された処理液〈この場合はめっき液）を下
方からシリンダ５の内部空間６へ供給するようになって
いる。−固定治具２の上端部分には、可動治具３のシリ
ンダ取付基準穴４に連通ずる同軸状の環状通路１０が形
成されており、この環状通路１０は固定治具２内を垂直
に下方に延びる通路１１に連通しており、可動治具３の
シリンダ取付基準穴４及び固定治具２の環状通路１０及
び通路１１は処理液をシリンダ５の内部空間６から液溜
め（図示せず）へ戻す処理液７排出通路を構成する。固
定治具２の側部には一端を通路１１に開口し、他端に遮
断弁１３を設けた通気管１２が固着されている。遮断弁
１３はこの場合電磁弁であって通常は閉じているが、電
気的に附勢されると開いて通気管１２内を大気中に連通
づるようになっている。

めっき加工中は遮断弁１３が消勢されて閉じており、通
気管１２を適当に設ければ管１２内に空気が閉込められ
るので、処理液が弁１３迄流入することがナク、弁１３
の保護上好適である。所定の加工時間後、処理液供給通
路９への処理液圧送ポンプの作動を停止すると同時に遮
断弁１３を聞けば、大気が遮断弁１３を通って通気管１
２内に流入して内部空間６及び処理液供給通路及び処理
液排出通路内の処理液はそれらから急速に落下除去され
る。この時処理液は通気＠１２中へ流入ザることが全く
ない。実験によると、通気管１２の長さがかなり短かく
ても動作上全く支障がないことが判明している。

可動治具３はシリンダ５を取イ」【ノたままで装置の次
工程固定治具上（図示せず）へ移動し、そこで処理液に
よって同様の操作でシリンダ５の内部空間６内を処理し
、最後にシリンダ５を可動治具３から取外すと共に各栓
８．１９．２０をシリンダから取外゛す。一方、固定治
具２には別のシリンダを取付（）た別の可動治具が移動
して来て、上記した操作が繰返される。尚、自動めっき
装置の処理工程中、アルカリ脱脂工程、酸蝕工稈、亜鉛
置換工程及び各々の水洗工程は図示した実施例と全く同
じ方法で行われる。又、めっき工程では直流電圧の負側
を被加工物固定シリンダ２１の先端へ正側を処理液通路
９へそれぞれ接続し、めつぎを所定の厚みまで正確に電
着させている。めつきニー程のめつき液の流路及び遮断
弁１３の配置等は図示した実施例と全く同様である。

発明の効果 処理液排出の為の通気用弁装置を装置本体の一部に設け
たことにより装置の自動化を一層促進することができ、
装置の動作不良及び故障がなく且つ液もれがなく、被加
工物からの液抜きを迅速正確に且つ完全に行なうことが
できる為、工程管理上非常に有利となった。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例の破断縦断面図である。 １・・・本体、２・・・固定冶具、３・・・可動治具、
４・・・穴、５・・・シリンダ、６・・・内部空間、９
・・・処理液供給通路、１０・・・環状通路、１１・・
・通路、１２・・・通気管、１３・・・遮断弁。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 装置本体の上部に被加工物を液密状に取付け、本体内を
   上方へ延びて処理液を被加工物の内部空間へ供給する処
   理液供給通路と、本体の上部から下方へ延びて被加工物
   の内部空間から処理液を排出する処理液排出通路とを設
   けた処理液循環径路を有する種類の処理液使用加工装置
   において、遮断弁を介して大気に連通し得る通気路を処
   理液供給通路及び処理液排出通路の少なくとも一方に連
   結したことを特徴とする処理液使用加工装置。