JPWO2015044977A1 - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

既設巻上機を新設巻上機に改修する場合、既設の巻上機と取付け枠と固定部材とをいずれも取り外すことなく、工事期間を短縮可能なエレベータ装置を提供することを目的とする。この目的を達成するために、エレベータ装置は、既設巻上機または既設巻上機を保持する取付け枠または改修する前に既設巻上機のシーブに巻き掛けられた主索によって鉛直方向に付勢される荷重に対抗して、既設巻上機を前記昇降路に固定する第一の固定手段のいずれかと、新設巻上機のシーブに巻き掛けられたロープによって鉛直方向に付勢される荷重に対抗して、新設巻上機を既設巻上機または取付け枠に固定する第二の固定手段と、を備え、既設巻上機または取付け枠または第一の固定手段のいずれかは改修された後に昇降路内に残されると共に、第二の固定手段は一方が昇降路内に残された既設巻上機または取付け枠または第一の固定手段のいずれかに固定され、他方が新設巻上機に固定される。

Description

この発明は、機械室レスエレベータの昇降路内に設置されている既設巻上機を新設巻上機に改修するエレベータ装置に関するものである。
近年、機械室レスエレベータにおいて、運用開始から相当の年数が経過しているものもあり、既設巻上機を新たな巻上機に改修するものがある。機械室レスエレベータでは、例えば、巻上機が昇降路ピット底面に配置されている構造(文献1)や、巻上機が昇降路ピット底面から嵩上げされて配置されている構造(文献2)や、巻上機が昇降路頂部に配置されている構造(文献3)などがある。
特開平10-236751号公報 WO2001/042121 WO2008/041266
このようなエレベータにおいて、既設巻上機を新設巻上機に改修する場合は、既設巻上機が昇降路に固定される固定部材から既設巻上機を取り外し、取り外した既設巻上機を昇降路外に搬出した後、同じ取付け構造の新設巻上機を昇降路内に搬入して、既設の固定部材に取り付ける必要がある。また、この固定部材は既設巻上機の構造にあわせて設計されているため、新設巻上機の取付け構造によって流用が困難な場合があり、この固定部材も取り外して、新設しなければならないという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、既設巻上機を新設巻上機に改修する場合、既設の巻上機と取付け枠と固定部材とをいずれも取り外す手間を無くして、取り外さず残した既設品を流用すると共に新設品を減らすことにより、工事期間を短縮可能なエレベータ装置を提供することを目的とする。
この発明にかかるエレベータ装置は、機械室レスエレベータの昇降路内に設置されている既設巻上機を新設巻上機に改修するエレベータ装置において、既設巻上機または既設巻上機を保持する取付け枠または改修する前に既設巻上機のシーブに巻き掛けられた主索によって鉛直方向に付勢される荷重に対抗して、既設巻上機を前記昇降路に固定する第一の固定手段のいずれかと、新設巻上機のシーブに巻き掛けられたロープによって鉛直方向に付勢される荷重に対抗して、新設巻上機を既設巻上機または取付け枠に固定する第二の固定手段と、を備え、既設巻上機または取付け枠または第一の固定手段のいずれかは改修された後に昇降路内に残されると共に、第二の固定手段は一方が昇降路内に残された既設巻上機または取付け枠または第一の固定手段のいずれかに固定され、他方が新設巻上機に固定されることを特徴とするものである。
この発明は、既設巻上機を新設巻上機に改修する場合、既設の巻上機と取付け枠と固定部材とをいずれも取り外す手間を無くして、取り外さず残した既設品を流用すると共に新設品を減らすことにより、工事期間を短縮可能なエレベータ装置を実現できる。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す斜視図である。 この発明の実施の携帯1による腰部を示す正面図である。 この発明の実施の形態1による改修前のエレベータ装置を示す正面図である。 この発明の実施の形態1による要部を構成する他のパターン1の形態を示す正面図である。 この発明の実施の形態1による要部を構成する他のパターン2の形態を示す正面図である。 この発明の実施の形態1による要部を構成する他のパターン3の形態を示す正面図である。 この発明の実施の形態2による要部を示す正面図である。 この発明の実施の形態2による要部を構成する他のパターン1の形態を示す正面図である。 この発明の実施の形態3による要部を示す正面図である。 この発明の実施の形態4による要部を示す正面図である。
実施の形態1.
図1〜6は、この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を説明するもので、図1は既設巻上機が新設巻上機に改修された後のエレベータ装置を示す斜視図、図2は要部を示す正面図、図3は既設巻上機が新設巻上機に改修される前のエレベータ装置を示す正面図である。図4〜6は要部を構成する他のパターンを示す正面図である。図に示すように、昇降路1内で乗りかご2(点線)と釣合オモリ3(点線)が主索4により2:1ローピングで吊られている。新設巻上機8は縦柱10を介して既設巻上機5の直上に配置されている。なお、エレベータの乗場は図示を省略している。
既設巻上機5と、既設巻上機5を保持する取付け枠6と、巻上機嵩上げ台7と、はいずれも改修された後も撤去されることなく、改修する前に固定されていた位置にそのまま残されている。既設巻上機5は、取付け枠6によって保持されると共に、巻上機嵩上げ台7を介して昇降路1内の所定に高さに固定されている。巻上機嵩上げ台7は、既設巻上機5のシーブに巻き掛けられた主索4によって鉛直方向に付勢される荷重に対抗して、既設巻上機5を昇降路1に固定する第一の固定手段として設けられ、一端が取付け枠6に固定され、他端が昇降路1に固定されている。新設巻上機8は、取付け枠9によって保持されると共に、縦柱10を介して取付け枠6に連結固定されている。
一方、新設巻上機8のシーブ11に巻き掛けられた主索4の一側には、乗りかご2の底部が巻き掛けられており、乗りかご2の自重により鉛直方向(上側)に引っ張られる荷重が作用している。さらに、新設巻上機8のシーブ11に巻き掛けられた主索4の他側には、釣合オモリ3の上部が巻き掛けられて、釣合オモリ3の自重により鉛直方向(上側)に引っ張られる荷重が作用している。ここで、新設巻上機8には、巻き掛けられた主索4によって、常に鉛直方向に付勢される荷重が作用している。
すなわち、縦柱10は、新設巻上機8のシーブ11に巻き掛けられた主索4によって鉛直方向に付勢される荷重に対抗して新設巻上機8を昇降路1に固定する手段である第二の固定手段として設けられ、一方が取付け枠6に、他方が取付け枠9にそれぞれ固定されている。なお、改修される前において巻上機嵩上げ台7には、縦柱10と同じように既設巻上機5のシーブに巻き掛けられた主索4によって鉛直方向に付勢される荷重が作用していることを前提としている。
次に、上記のように構成された実施の形態1の動作について説明する。まずは既設巻上機5に掛けられている主索4を取り外す。取付け枠6の上端部付近に予め設けられている取付け穴、もしくは改修時に現地にて加工した取付け穴に、昇降路1の上方向に延びる縦柱10の一端を締結する。縦柱10の他端には新設巻上機8が保持される取付け枠8を締結する。その後、新設巻上機8のシーブ11に新しく用意した主索4を取り付ける。新設巻上機8に作用する鉛直方向に付勢される吊り荷重は、縦柱10、取付け枠6、巻上機嵩上げ台11を介して昇降路で支持される。
上記の実施の形態1では、縦柱10の一方に取付け枠6を固定したが、図4のパターン1に示すとおり取付け枠6が無い場合、既設巻上機5のみを残しても良い。この場合、縦柱10の一端を昇降路1内に残された既設巻上機5の左右端部付近にそれぞれ予め設けられている取付け穴、もしくは改修時に現地にて加工した取付け穴にボルト等により締結し、他端には新設巻上機8が締結される。
また、上記の実施の形態1パターン1では、取付け枠6は撤去し、既設巻上機5のみを残したが、図5のパターン2に示すとおり既設巻上機5は撤去し、取付け枠6のみを残しても良い。この場合、縦柱10の一端を昇降路1内に残された取付け枠6の左右端部付近にそれぞれ予め設けられている取付け穴、もしくは改修時に現地にて加工した取付け穴にボルト等により締結し、他端には新設巻上機8が締結される。
また、上記の実施の形態1では、既設巻上機5及び新設巻上機8が昇降路1の下部に配置される方式であるが、これに対して巻上機がいずれも昇降路1の上部に配置される方式でも良い。図6のパターン3に示すとおり既設巻上機5は昇降路1の頂部13の周辺に配置され、既設巻上機5を保持する機械台14の上部に配置される。昇降路1の上部に配置された既設巻上機5の取付け枠6が無い場合、既設巻上機5のみを残す。この場合、縦柱10の一端(上側)を昇降路1内に残された既設巻上機5の左右端部付近にそれぞれ予め設けられている取付け穴、もしくは改修時に現地にて加工した取付け穴にボルト等により締結し、他端(下側)には新設巻上機8が締結される。
上記のように実施の形態1によれば、機械室レスエレベータの昇降路1内に設置されている既設巻上機5を新設巻上機8に改修するエレベータ装置において、既設巻上機5または既設巻上機5を保持する取付け枠6または改修する前に既設巻上機5のシーブ12に巻き掛けられた主索4によって鉛直方向に付勢される荷重に対抗して、既設巻上機5を前記昇降路に固定する第一の固定手段である巻上機嵩上げ台7のいずれかと、新設巻上機8のシーブ11に巻き掛けられた主索4によって鉛直方向に付勢される荷重に対抗して、新設巻上機8を既設巻上機5または取付け枠6に固定する第二の固定手段である縦柱10と、を備え、既設巻上機5または取付け枠6または巻上機嵩上げ台7のいずれかは改修された後に昇降路1内に残されると共に、縦柱10は一方が昇降路1内に残された既設巻上機5または取付け枠6または巻上機嵩上げ台7のいずれかに固定され、他方が新設巻上機8に固定されたことにより、既設巻上機5と取付け枠6と巻上機嵩上げ台7とが新設巻上機8を昇降路1に固定する手段として撤去されずに流用される。これにより、既設巻上機5と取付け枠6と巻上機嵩上げ台7とをいずれも取り外す手間を無くして、取り外さず残された既設品は流用されると共に新設品を減らすことにより、工事期間を短縮可能なエレベータ装置を実現できる。
実施の形態2.
図7は、この発明の実施の形態2による要部を示す正面図である。この発明の実施の形態2によるエレベータ装置は、第二の固定手段が縦柱10の代わりに既設巻上機5のシーブ12に巻き掛けられるワイヤー17とワイヤー17の端部が固定されるシャックルロッド18とであることが異なり、それ以外の同様な部分に同じ記号を付記し説明を省略する。図7〜8は、この発明の実施の形態2によるエレベータ装置を説明するもので、図7は要部を示す正面図、図8は要部を構成する他のパターンを示す正面図である。
図において、既設巻上機5は昇降路1の底部に固定され、改修された後も撤去されることなく、改修する前に固定されていた位置にそのまま残されている。新設巻上機8は、取付け枠9によって保持されると共に、取付け枠9の上部及び下部にそれぞれ固定されるガイドレール15の振れ止め16と、既設巻上機5のシーブ12に巻き掛けられるワイヤー17とワイヤー17の端部が固定されるシャックルロッド18とを介してそれぞれガイドレール15と既設巻上機5とに取り付けられている。なお、取付け枠9は、シャックルロッド18シャックルロッド18を設けるための取付け部が形成されるため、シャックルロッド18の長手方向が収められる程度のサイズで鉛直方向に延伸されている。ここで、新設巻上機8には、巻き掛けられた主索4によって、常に鉛直方向に付勢される荷重が作用している。
すなわち、既設巻上機5のシーブ12に巻き掛けられるワイヤー17とワイヤー17の端部が固定されるシャックルロッド18とは、新設巻上機8のシーブ11に巻き掛けられた主索4によって鉛直方向に付勢される荷重に対抗して新設巻上機8を昇降路1に固定する手段である第二の固定手段として設けられ、一方が取付け枠9に、他方が既設巻上機5にそれぞれ固定されている。
次に、上記のように構成された実施の形態2の動作について説明する。既設巻上機5のシーブ12に対して上方向にワイヤー17をUの字に掛け、ワイヤー17の両端部をそれぞれ取付け枠7の下部に設けたに設けたシャックルロッド18に固定する。取付け枠9の上下片側は振れ止め16にてガイドレール15に固定する。その後、新設巻上機8のシーブ11に新しく用意した主索4を取り付ける。新設巻上機8に発生する鉛直方向に付勢される荷重は、ワイヤー17、既設巻上機5のシーブ12を介して昇降路1に支持される。なお、振れ止め16は地震時など新設巻上機8に水平荷重が作用した場合に、ガイドレール15にこの荷重を支持させるために設けているものであり、鉛直方向に付勢される荷重はほとんど作用しない。
また、上記の実施の形態2では、既設巻上機5及び新設巻上機8が昇降路1の下部に配置される方式であるが、これに対して巻上機がいずれも昇降路1の上部に配置される方式でも良い。図8のパターン1に示すとおり既設巻上機5は昇降路1の頂部13の周辺に配置され、既設巻上機5を保持する機械台14の上部に配置される。昇降路1の上部に配置された既設巻上機5の取付け枠6は撤去し、既設巻上機5のみを残す。この場合、既設巻上機5のシーブ12に巻き掛けられるワイヤー17とワイヤー17の端部が固定されるシャックルロッド18とは、新設巻上機8のシーブ11に巻き掛けられた主索4によって鉛直方向に付勢される荷重に対抗して新設巻上機8を昇降路1に固定する手段である第二の固定手段として設けられ、一方が取付け枠9に、他方が既設巻上機5にそれぞれ固定されている。
上記のように実施の形態2によれば、第二の固定手段は、既設巻上機5のシーブ11に巻き掛けられるワイヤー17と、新設巻上機8に設けられワイヤー17の端部が固定されるシャックルロッド18とであることにより、既設巻上機5と取付け枠6とをいずれも取り外す手間を無くして、取り外さず残した既設品を流用する場合、実施の形態1のように既設巻上機5で縦柱10を設けるための加工をする手間が無く、既設巻上機5のシーブ12をそのまま使用するため、工事期間をさらに短縮可能なエレベータ装置を実現できる。
実施の形態3.
図9は、この発明の実施の形態3による要部を示す正面図である。この発明の実施の形態3によるエレベータ装置は、第二の固定手段が実施の形態2のワイヤー17とシャックルロッド18との代わりに、一方が取付け枠9に固定され、他方が既設巻上機5のシーブ軸20に固定される支持枠19であることが異なり、それ以外の同様な部分に同じ記号を付記し説明を省略する。
図において、既設巻上機5は昇降路1の底部に固定され、改修された後も撤去されることなく、改修する前に固定されていた位置にそのまま残されている。新設巻上機8は、取付け枠9によって保持されると共に、振れ止め16と、一方が取付け枠9に固定され、他方が既設巻上機5のシーブ軸20に固定される支持枠19とを介してそれぞれガイドレール15と既設巻上機5とに取り付けられている。支持枠19は、一方が取付け枠9の端部に固定され、他方にはシーブ軸20が貫通可能な穴21が形成され、鉛直方向に所定の強度を有する板状の部材で形成されている。ここで、新設巻上機8には、巻き掛けられた主索4によって、常に鉛直方向に付勢される荷重が作用している。
すなわち、支持枠19は新設巻上機8のシーブ11に巻き掛けられた主索4によって鉛直方向に付勢される荷重に対抗して新設巻上機8を昇降路1に固定する手段である第二の固定手段として設けられ、一方はボルトによって取付け枠9に固定され、他方は穴21が設けられ、巻上機5のシーブ軸20が穴21を貫通して固定されている。
次に、上記のように構成された実施の形態3の動作について説明する。既設巻上機5のシーブ12を取り外し、シーブ軸20の穴21に支持枠19を固定する。支持枠19は、シーブ12と同じ固定方式でシーブ軸20に固定する。支持枠19の上端部と取付け枠9とをボルトで固定する。新設巻上機8に発生する鉛直方向に付勢される荷重は、支持枠19、既設巻上機5のシーブ軸20を介して昇降路1に支持される。なお、支持枠19には新設巻上機8の自重、すなわち鉛直下向きにかかる荷重が作用しないので、鉛直方向に所定の引っ張り強度を有していれば良い。
上記のように実施の形態3によれば、第二の固定手段である支持枠19は、一方が既設巻上機5のシーブ軸20に固定され、他方が新設巻上機8に固定される支持枠であることにより、実施の形態2に示す吊りワイヤー17の経年伸びによる影響を排除することができる。また、既設巻上機5と取付け枠6とをいずれも取り外す手間を無くして、取り外さず残した既設品を流用する場合、実施の形態1のように既設巻上機5で縦柱10を設けるための加工をする手間が無く、既設巻上機5のシーブ軸20をそのまま使用するため、工事期間をさらに短縮可能なエレベータ装置を実現できる
実施の形態4.
図10は、この発明の実施の形態4による要部を示す正面図である。この発明の実施の形態4によるエレベータ装置は、実施の形態1で示す第二の固定手段の鉛直方向の長さを所定の長さにしたことが異なり、それ以外の同様な部分に同じ記号を付記し説明を省略する。
図において、乗りかご2は最下階(図において「A」と表記)に停止しており、既設巻上機5は最下階と同じ高さまたはそれより上の位置に固定されている。乗りかご2の上部には、所定の高さを有するかご上手摺22が設けられている。縦柱10は鉛直方向に所定の長さを有している。具体的には縦柱10の長さは、新設巻上機8がかご上手摺22の起立した状態の最上部よりも高い位置に固定されるような長さに設定される。
次に、上記のように構成された実施の形態4の動作について説明する。乗りかご2が最下階に停止したとき、縦柱10の長さを調整して、新設巻上機8がかご上手摺22の起立した状態の最上部よりも高い位置であって、作業者23が乗りかご2の上部から保守作業をおこなうことが可能な位置に固定される。
なお、上記実施の形態4では、乗りかご2は最下階に停止した場合であるが、最上階に停止した場合でも良い。既設巻上機5が昇降路1の上部に固定されている場合、すなわち、実施の形態1のパターン3を示す図6において、乗りかご2が最上階に停止したとき、縦柱10の長さは、新設巻上機8がかご上手摺22の起立した状態の最上部よりも高い位置に固定されるような長さに設定することは容易に構成が可能である(図示しない)。
従来、既設巻上機8は乗りかご2の最下階と同じ高さまたはそれより上の位置に固定されていたので、乗りかご2の上部に作業者が乗り込んで保守作業をおこなうことはできなかった。上記のように実施の形態4によれば、新設巻上機8は、エレベータの乗りかご2が昇降路1の最上階または最下階にあるとき、乗りかご2上から保守作業をおこなうことが可能な位置に固定されることにより、作業者23が乗りかご2の上部に乗り込んで保守作業をおこなうことができる。これにより保守作業をおこなうための作業台をピット底面に設置する必要がないという効果を奏する。さらに、既設巻上機5と取付け枠6と巻上機嵩上げ台7とをいずれも取り外す手間を無くして、取り外さず残された既設品は流用されると共に新設品を減らすことにより、工事期間を短縮可能なエレベータ装置を実現できることは言うまでもない。
本発明は、機械室レスエレベータの昇降路内に設置されている既設巻上機を新設巻上機に改修するエレベータ装置に関するものである。
1 昇降路、2 乗りかご、3 釣合オモリ、4 主索、5 既設巻上機、6 取付け枠、7 巻上機嵩上げ台、8 新設巻上機、9 取付け枠、10 縦柱、11 シーブ、12 シーブ、13 頂部、14 機械台、15 ガイドレール、16 振れ止め、17 ワイヤー、18 シャックルロッド、19 支持枠、20 シーブ軸、21 穴、22 かご上手摺、23 作業者

Claims (5)

  1. 機械室レスエレベータの昇降路内に設置されている既設巻上機を新設巻上機に改修するエレベータ装置において、
    前記既設巻上機または前記既設巻上機を保持する取付け枠または改修する前に前記既設巻上機のシーブに巻き掛けられた主索によって鉛直方向に付勢される荷重に対抗して、前記既設巻上機を前記昇降路に固定する第一の固定手段のいずれかと、前記新設巻上機のシーブに巻き掛けられた主索によって鉛直方向に付勢される荷重に対抗して、前記新設巻上機を前記既設巻上機または前記取付け枠に固定する第二の固定手段と、を備え、
    前記既設巻上機または前記取付け枠または前記第一の固定手段のいずれかは、改修された後に前記昇降路内に残されると共に、前記第二の固定手段は一方が前記昇降路内に残された前記既設巻上機または前記取付け枠または前記第一の固定手段のいずれかに固定され、他方が前記新設巻上機に固定されることを特徴とするエレベータ装置。
  2. 前記第二の固定手段は、所定の長さを有する縦柱であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 前記第二の固定手段は、前記既設巻上機のシーブに巻き掛けられるワイヤーと、前記新設巻上機に設けられ前記ワイヤーの端部が固定されるシャックルロッドとであることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  4. 前記第二の固定手段は、一方が前記既設巻上機のシーブ軸に固定され、他方が前記新設巻上機に固定される支持枠であることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ装置。
  5. 前記新設巻上機は、前記エレベータの乗りかごが前記昇降路の最上階または最下階にあるとき、前記乗りかご上から保守作業をおこなうことが可能な位置に固定されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のエレベータ装置。
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