JP2015229567A - 機械室レスエレベータの改修方法及び機械室レスエレベータ - Google Patents

機械室レスエレベータの改修方法及び機械室レスエレベータ Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、多くの機器を流用しつつ、取付寸法及び外形寸法が改修前とは異なる巻上機を設置することを目的とするものである。
【解決手段】機械室レスエレベータを改修する場合、真上から見て、既設のかご側懸架体接続部16aと既設の釣合おもり側懸架体接続部16bとの間の領域を改修後の懸架体26が通るように、上部支持体13に新たな巻上機21を設置する。上部支持体13には、改修後のかご側懸架体接続部24及び改修後の釣合おもり側懸架体接続部25を設置する。この後、改修後の懸架体26を、第2のかご吊り車11b、第1のかご吊り車11a、新たな巻上機21の駆動シーブ23、及び釣合おもり吊り車12に巻き掛ける。また、改修後の懸架体26の第1の端部を改修後のかご側懸架体接続部24に、第2の端部を改修後の釣合おもり側懸架体接続部25にそれぞれ接続する。
【選択図】図1

Description

この発明は、巻上機が昇降路内の下部に設置されている既設の機械室レスエレベータを、巻上機が昇降路内の上部に設置されている機械室レスエレベータに改修するエレベータの改修方法に関するものである。
従来のエレベータの改修方法では、既設のかごの上部にかご吊り車を取り付けるとともに、既設の釣合おもりの上部に釣合おもり吊り車を取り付ける。また、機械室に設置された機械台から巻上機を撤去する。そして、新たな巻上機及びエンドブラケットを機械台に設置する。この後、巻上機、かご吊り車及び釣合おもり吊り車に主索を巻き掛け、主索の両端をエンドブラケットに接続する(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−220078号公報
上記のような機械室を持つタイプのエレベータの改修では、既設の機械台に新たな巻上機を設置するので、巻上機の取付寸法及び外形寸法の変更が比較的容易である。これに対して、従来の機械室レスエレベータでは、昇降路内の寸法上の制約が厳しいため、取付寸法及び外形寸法が改修前の巻上機と同一の巻上機を改修前と同じ位置に設置していた。また、取付寸法及び外形寸法が改修前とは異なる巻上機を設置する場合、昇降路内の全ての機器を撤去し新設する工法をとっており、改修工期がかなり長くなっていた。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、多くの機器を流用しつつ、取付寸法及び外形寸法が改修前とは異なる巻上機を設置することができる機械室レスエレベータの改修方法を得ることを目的とする。
この発明に係る機械室レスエレベータの改修方法は、かごと、かごに設けられている第1及び第2のかご吊り車と、釣合おもりと、釣合おもりに設けられている釣合おもり吊り車と、昇降路内の下部に設置されており、かご及び釣合おもりを昇降させる既設の巻上機と、昇降路内の上部に設置されている上部支持体と、上部支持体に設けられているかご返し車及び釣合おもり返し車と、第1のかご吊り車、第2のかご吊り車、かご返し車、既設の巻上機の駆動シーブ、釣合おもり返し車、及び釣合おもり吊り車に巻き掛けられており、かご及び釣合おもりを吊り下げる既設の懸架体と、上部支持体に設けられており、懸架体の第1の端部が接続されている既設のかご側懸架体接続部と、上部支持体に設けられており、懸架体の第2の端部が接続されている既設の釣合おもり側懸架体接続部とを備えている機械室レスエレベータの改修方法であって、真上から見て、既設のかご側懸架体接続部と既設の釣合おもり側懸架体接続部との間の領域を改修後の懸架体が通るように、上部支持体に新たな巻上機を設置する工程、昇降路内に改修後のかご側懸架体接続部及び改修後の釣合おもり側懸架体接続部を設置する工程、及び改修後の懸架体を第2のかご吊り車、第1のかご吊り車、新たな巻上機の駆動シーブ、及び釣合おもり吊り車に巻き掛けるとともに、改修後の懸架体の第1の端部を改修後のかご側懸架体接続部に、第2の端部を改修後の釣合おもり側懸架体接続部にそれぞれ接続する工程を含む。
この発明の機械室レスエレベータの改修方法は、真上から見て既設のかご側懸架体接続部と既設の釣合おもり側懸架体接続部とを結ぶ直線に沿って改修後の懸架体が通るように、上部支持体に新たな巻上機を設置するので、多くの機器を流用しつつ、取付寸法及び外形寸法が改修前とは異なる巻上機を設置することができる。
この発明の実施の形態1による改修前の機械室レスエレベータを示す概略の平面図である。 図1の機械室レスエレベータを示す概略の正面図である。 図2のかご返し車及び釣合おもり返し車の支持構造を示す概略の斜視図である。 図1の機械室レスエレベータの改修後の状態を示す概略の平面図である。 図4の機械室レスエレベータを示す概略の正面図である。 図4の新たな巻上機の支持構造を示す概略の斜視図である。 図4の改修後のかご側懸架体接続部の固定状態を示す概略の斜視図である。 図4の改修後の釣合おもり側懸架体接続部の固定状態を示す概略の斜視図である。 この発明の実施の形態2による改修後の機械室レスエレベータを示す概略の平面図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による改修前の機械室レスエレベータを示す概略の平面図、図2は図1の機械室レスエレベータを示す概略の正面図である。図において、かご1及び釣合おもり2は、懸架体3(図1では省略)により昇降路4内に吊り下げられている。懸架体3としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。
釣合おもり2は、かご1と同じ高さに位置するときにかご1の背面に対向するように、乗場から見てかご1の後方に配置されている。また、釣合おもり2は、真上から見て、かご1の幅方向(図1の左右方向)の中心に対して一側(図1の右側)へ寄せて配置されている。
昇降路4内の下部(ピット)には、既設の巻上機である巻上機5が設置されている。巻上機5は、懸架体3を介してかご1及び釣合おもり2を昇降させる。また、巻上機5は、巻上機本体6と駆動シーブ7とを有している。巻上機本体6は、駆動シーブ7を回転させるモータと、駆動シーブ7の回転を制動するブレーキとを有している。懸架体3は、駆動シーブ7に巻き掛けられている。
さらに、巻上機5としては、軸方向寸法が軸方向に直角な方向の寸法よりも大きい胴長巻上機が用いられている。さらにまた、巻上機5は、真上から見て、その軸線がかご1の幅方向の中心線に対して傾斜するように配置されている。
巻上機5は、真上から見て大部分がかご1と重なるように、かご1の後部の釣合おもり2が寄せられている側とは反対側の角部の真下に配置されている。但し、駆動シーブ7の懸架体3の引き出し部分は、真上から見てかご1と重なっていない。
昇降路4内には、かご1の昇降を案内する第1及び第2のかごガイドレール8a,8bと、釣合おもり2の昇降を案内する第1及び第2の釣合おもりガイドレール9a,9bとが設置されている。かごガイドレール8a,8bは、かご1の前後方向(図1の上下方向)の中間部でかご1の両側に配置されている。
かご1の下部には、第1及び第2のかご吊り車11a,11bが設けられている。釣合おもり2の上部には、釣合おもり吊り車12が設けられている。かご吊り車11a,11b及び釣合おもり吊り車12は、それらの回転軸が水平、かつかご1の幅方向に直角となるように配置されている。
昇降路4内の上部(頂部)には、上部支持体13(図1では省略)が設置されている。上部支持体13は、かごガイドレール8a,8b及び釣合おもりガイドレール9a,9bにより支持されている。上部支持体13には、上部返し車としてのかご返し車14及び釣合おもり返し車15が支持されている。
かご返し車14は、真上から見て、駆動シーブ7と第2のかご吊り車11bとの間に配置されている。また、かご返し車14は、その回転軸が水平、かつかご1の幅方向に平行となるように配置されている。
釣合おもり返し車15は、真上から見て、駆動シーブ7と釣合おもり吊り車12との間に配置されている。また、釣合おもり返し車15は、その回転軸が水平、かつかご1の幅方向に直角となるように配置されている。
上部支持体13のかごガイドレール8a近傍には、既設のかご側懸架体接続部(かご側綱止め)16aが設けられている。懸架体3の第1の端部は、かご側懸架体接続部16aに接続されている。上部支持体13の釣合おもり返し車15と釣合おもりガイドレール9aとの間の部分には、既設の釣合おもり側懸架体接続部(釣合おもり側綱止め)16bが設けられている。懸架体3の第2の端部は、釣合おもり側懸架体接続部16bに接続されている。
懸架体3は、第1の端部側から順に、第1のかご吊り車11a、第2のかご吊り車11b、かご返し車14、駆動シーブ7、釣合おもり返し車15及び釣合おもり吊り車12に巻き掛けられている。即ち、図1及び図2のエレベータは、2:1ローピング方式のエレベータである。
図3は図2のかご返し車14及び釣合おもり返し車15の支持構造を示す概略の斜視図である。かご返し車14は、かごガイドレール8bの近傍で上部支持体13の下部に配置されている。上部支持体13は、互いに間隔をおいて配置された第1及び第2の返し車梁17a,17bを有している。返し車梁17a,17bは、かご1の幅方向に平行、かつ水平に配置されている。釣合おもり返し車15は、返し車梁17a,17b間に配置されている。
次に、上記のような既設の機械室レスエレベータの改修方法について説明する。図4は図1の機械室レスエレベータの改修後の状態を示す概略の平面図、図5は図4の機械室レスエレベータを示す概略の正面図である。実施の形態1の改修方法では、真上から見て、既設のかご側懸架体接続部16aと既設の釣合おもり側懸架体接続部16bとの間の領域(既設の懸架体接続部16a,16bを結ぶ直線状の領域)を改修後の懸架体26が通るように、上部支持体13に新たな巻上機21を設置する。
また、既設の懸架体3、既設の巻上機5、かご返し車14及び釣合おもり返し車15、及び既設の懸架体接続部16a,16bは撤去する。
新たな巻上機21は、軸方向寸法が軸方向に直角な寸法よりも小さい薄型巻上機である。また、新たな巻上機21は、巻上機本体22と駆動シーブ23とを有している。巻上機本体22は、駆動シーブ23を回転させるモータと、駆動シーブ23の回転を制動するブレーキとを有している。巻上機21は、駆動シーブ23の回転軸が水平、かつかご1の幅方向に平行又はほぼ平行となるように配置されている。
また、巻上機21は、真上から見て、かご1の一方の側面とそれに対向する昇降路壁との間で、駆動シーブ23がかご1の前後方向の第1のかご吊り車11aの後方に位置するように配置されている。
上部支持体13には、改修後のかご側懸架体接続部24及び改修後の釣合おもり側懸架体接続部25を設置する。改修後のかご側懸架体接続部24は、かご返し車14の設置位置又はその近傍に設置する。即ち、改修後のかご側懸架体接続部24は、第2のかご吊り車11bの真上又はその近傍に設置する。
改修後の釣合おもり側懸架体接続部25は、釣合おもり返し車15の設置位置又はその近傍に設置する。即ち、改修後の釣合おもり側懸架体接続部25は、釣合おもり吊り車12の真上又はその近傍に設置する。
この後、改修後の懸架体26を、第2のかご吊り車11b、第1のかご吊り車11a、新たな巻上機21の駆動シーブ23、及び釣合おもり吊り車12に巻き掛ける。また、改修後の懸架体26の第1の端部を改修後のかご側懸架体接続部24に、第2の端部を改修後の釣合おもり側懸架体接続部25にそれぞれ接続する。
図6は図4の新たな巻上機21の支持構造を示す概略の斜視図である。上部支持体13上には、かご1の上方を横切るように、一対の巻上機台27a,27bが架設されている。巻上機21は、真上から見て駆動シーブ23がかご1側を向くように、巻上機台27a,27b上に設置されている。また、上部支持体13と巻上機21との間には、必要に応じて支持ブロック28が介在している。
図7は図4の改修後のかご側懸架体接続部24の固定状態を示す概略の斜視図である。改修後のかご側懸架体接続部24は、第2のかごガイドレール8bの近傍で上部支持体13上に水平に固定されている。また、かご側懸架体接続部24は、かご1の前後方向の第2のかごガイドレール8bの後方に配置されている。
図8は図4の改修後の釣合おもり側懸架体接続部25の固定状態を示す概略の斜視図である。改修後の釣合おもり側懸架体接続部25は、第1及び第2の返し車梁17a,17b上に水平に架設されている。他の構成は、改修前と同様であるが、必要に応じて新たな機器と交換してもよい。
このような機械室レスエレベータの改修方法では、真上から見て、既設のかご側懸架体接続部16aと既設の釣合おもり側懸架体接続部16bとの間の領域を改修後の懸架体26が通るように、上部支持体13に新たな巻上機21を設置するので、多くの機器を流用しつつ、取付寸法及び外形寸法が改修前とは異なる巻上機21を設置することができる。これにより、最新の巻上機21を使用しつつ、改修工期の短縮を図ることができる。
また、巻上機21を昇降路4内の上部に配置することができるため、万一ピットが冠水しても、巻上機21が濡れることがない。
さらに、レイアウトの変更が少ない上、改修前よりも懸架体26の経路が簡単になるため、懸架体26へのダメージを減少させることができる。
さらにまた、新たな巻上機21として薄型巻上機を用いたので、昇降路4内の上部の限られたスペースに巻上機21を容易に設置することができる。
実施の形態2.
次に、図9はこの発明の実施の形態2による改修後の機械室レスエレベータを示す概略の平面図である。実施の形態2では、新たな巻上機21の駆動シーブ23からの改修後の懸架体26の落とし位置の一方が、既設のかご側懸架体接続部16aへの既設の懸架体3の立ち上がり位置と同じ位置又はその近傍となっている。また、新たな巻上機21の駆動シーブ23からの改修後の懸架体26の落とし位置の他方が、既設の釣合おもり側懸架体接続部16bへの既設の懸架体3の立ち上がり位置と同じ位置又はその近傍となっている。このようなレイアウトを実現するため、駆動シーブ23の径が実施の形態1よりも大きい。他の構成及び改修方法は、実施の形態1と同様である。
このように、新たな巻上機21の駆動シーブ23からの懸架体26の落とし位置を、既設の懸架体接続部16a,16bへの既設の懸架体3の立ち上がり位置に合わせることにより、懸架体26の倒れ量が改修前とほぼ同じとなり、レイアウトへの影響を少なくすることができる。
なお、改修後のかご側懸架体接続部24を昇降路4内の下部に設置し、改修後の懸架体26を既設のかご返し車14にも巻き掛ける構成としてもよい。
また、改修後のかご側懸架体接続部24を、上部支持体13の既設の釣合おもり返し車15の設置位置又はその近傍に設置し、改修後の懸架体26をかご返し車14及び既設の巻上機5の駆動シーブ7にも巻き掛ける構成としてもよい。この場合、改修後のエレベータでは、既設の巻上機5は駆動力を発生せず、駆動シーブ7は下部返し車として使用される。このとき、既設の巻上機5のコイル部分を取り外して抵抗を無くすことにより、駆動シーブ7を下部返し車として使用しても余計な負荷がかかることがない。
さらに、上記の例では、既設の懸架体3、既設の巻上機5、かご返し車14及び釣合おもり返し車15、及び既設の懸架体接続部16a,16bを撤去したが、改修後のエレベータの邪魔にならなければ、これらの機器を撤去せず、そのまま残してもよい。これにより、廃棄物を削減することができる。
さらにまた、改修後の懸架体26としては、新たな懸架体を用いるのが好ましいが、既設の懸架体3の長さを短くして改修後の懸架体26として流用することも可能である。
また、改修後の懸架体接続部24,25としては、新たな懸架体接続部を用いるのが好ましいが、既設の懸架体接続部16a,16bを改修後の懸架体接続部として流用することも可能である。
さらに、上記の例では、駆動シーブ23がかご1側を向くように巻上機21が設置されているが、駆動シーブ23がご1とは反対側を向くように、即ち、巻上機本体22がかご1側を向くように巻上機21を設置してもよい。この場合、かご1上から巻上機本体22の保守点検を容易に行うことができる。
1 かご、2 釣合おもり、3 既設の懸架体、4 昇降路、5 既設の巻上機、11a 第1のかご吊り車、11b 第2のかご吊り車、12 釣合おもり吊り車、13 上部支持体、14 かご返し車、15 釣合おもり返し車、16a 既設のかご側懸架体接続部、16b 既設の釣合おもり側懸架体接続部、21 新たな巻上機、23 駆動シーブ、24 改修後のかご側懸架体接続部、25 改修後の釣合おもり側懸架体接続部、26 改修後の懸架体。

Claims (8)

  1. かごと、
    前記かごに設けられている第1及び第2のかご吊り車と、
    釣合おもりと、
    前記釣合おもりに設けられている釣合おもり吊り車と、
    昇降路内の下部に設置されており、前記かご及び前記釣合おもりを昇降させる既設の巻上機と、
    前記昇降路内の上部に設置されている上部支持体と、
    前記上部支持体に設けられているかご返し車及び釣合おもり返し車と、
    前記第1のかご吊り車、前記第2のかご吊り車、前記かご返し車、前記既設の巻上機の駆動シーブ、前記釣合おもり返し車、及び前記釣合おもり吊り車に巻き掛けられており、前記かご及び前記釣合おもりを吊り下げる既設の懸架体と、
    前記上部支持体に設けられており、前記懸架体の第1の端部が接続されている既設のかご側懸架体接続部と、
    前記上部支持体に設けられており、前記懸架体の第2の端部が接続されている既設の釣合おもり側懸架体接続部と
    を備えている機械室レスエレベータの改修方法であって、
    真上から見て、前記既設のかご側懸架体接続部と前記既設の釣合おもり側懸架体接続部との間の領域を改修後の懸架体が通るように、前記上部支持体に新たな巻上機を設置する工程、
    前記昇降路内に改修後のかご側懸架体接続部及び改修後の釣合おもり側懸架体接続部を設置する工程、及び
    前記改修後の懸架体を前記第2のかご吊り車、前記第1のかご吊り車、前記新たな巻上機の駆動シーブ、及び前記釣合おもり吊り車に巻き掛けるとともに、前記改修後の懸架体の第1の端部を前記改修後のかご側懸架体接続部に、第2の端部を前記改修後の釣合おもり側懸架体接続部にそれぞれ接続する工程
    を含む機械室レスエレベータの改修方法。
  2. 前記改修後のかご側懸架体接続部は、前記上部支持体の前記かご返し車の設置位置又はその近傍に設置する請求項1記載の機械室レスエレベータの改修方法。
  3. 前記改修後のかご側懸架体接続部は、前記昇降路内の下部に設置し、前記改修後の懸架体を前記かご返し車にも巻き掛ける請求項1記載の機械室レスエレベータの改修方法。
  4. 前記改修後のかご側懸架体接続部は、前記上部支持体の前記釣合おもり返し車の設置位置又はその近傍に設置し、前記改修後の懸架体を前記かご返し車及び前記既設の巻上機の駆動シーブにも巻き掛ける請求項1記載の機械室レスエレベータの改修方法。
  5. 前記既設の巻上機、前記かご返し車及び前記釣合おもり返し車を改修後もそのまま残す請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の機械室レスエレベータの改修方法。
  6. 前記新たな巻上機の駆動シーブからの前記改修後の懸架体の落とし位置の一方は、前記既設のかご側懸架体接続部への前記既設の懸架体の立ち上がり位置と同じ位置又はその近傍であり、
    前記新たな巻上機の駆動シーブからの前記改修後の懸架体の落とし位置の他方は、前記既設の釣合おもり側懸架体接続部への前記既設の懸架体の立ち上がり位置と同じ位置又はその近傍である請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の機械室レスエレベータの改修方法。
  7. 前記既設の巻上機は、軸方向寸法が軸方向に直角な方向の寸法よりも大きい胴長巻上機であり、
    前記新たな巻上機は、軸方向寸法が軸方向に直角な方向の寸法よりも小さい薄型巻上機である請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の機械室レスエレベータの改修方法。
  8. かごと、
    前記かごに設けられている第1及び第2のかご吊り車と、
    乗場から見て前記かごの後方に配置されている釣合おもりと、
    前記釣合おもりに設けられている釣合おもり吊り車と、
    前記昇降路内の上部に設置されている上部支持体と、
    前記上部支持体に設置されており、かつ駆動シーブを有しており、前記かご及び前記釣合おもりを昇降させる巻上機と、
    前記第1のかご吊り車、前記第2のかご吊り車、前記駆動シーブ及び前記釣合おもり吊り車に巻き掛けられており、前記かご及び前記釣合おもりを吊り下げる懸架体と
    を備え、
    前記巻上機は、真上から見て、前記かごの一方の側面とそれに対向する昇降路壁との間で、前記駆動シーブが前記かごの前後方向の前記第1のかご吊り車の後方に位置するように配置されている機械室レスエレベータ。
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