JPWO2014199757A1 - 車両用スライドレール装置 - Google Patents

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Abstract

アッパレールのロアレールに対する上下方向及び左右方向のガタつきを防止可能でしかも製造コストを小さくすることが可能な車両用スライドレール装置を提供する。その解決手段は、その内面がローラ支持面17a及び左右一対の天井面を具備するロアレール15と、ロアレールに対して前後方向に相対移動可能なアッパレール26と、アッパレールと一緒にロアレールに対して前後方向に相対移動し、かつローラ支持面に対して左右方向の回転軸回りに回転可能に接触する複数のローラ56と、アッパレールと一緒にロアレールに対して前後方向に相対移動し、かつ天井面に対して接触するガタ除去部材58と、を備え、左右の天井面のガタ除去部材が接触する部位を互いに左右対称でかつ水平方向に対して傾斜する傾斜面19aとする、というものである。

Description

本発明は、シートをスライド可能に支持する車両用スライドレール装置に関する。
特許文献1は車両用スライドレール装置の従来例であり、前後方向に延びるチャンネル状のロアレールと、ロアレールの内部空間に挿入したアッパレールと、アッパレールに設けた複数のローラと、を備えている。
ロアレールは、水平な底板部と、底板部の両側部から上方に延びる左右一対の側壁部と、左右の側壁部の上端から水平内向きに延びる左右一対の天井壁部と、を具備している。
各ローラは底板部の上面で転動可能なので、アッパレールをロアレールに対して前後方向にスライドさせることが可能である。
さらにアッパレールには、アッパレールを左右方向に貫通しながら水平方向に延びる支持軸が突設してある。支持軸の両端部には、左右一対のガタ除去用ローラが回転可能に支持させてある。
左右のガタ除去用ローラは、底板部からは上方に離間しており、左右の天井壁部の下面に対して回転可能に接触している。
そのため特許文献1の車両用スライドレール装置のアッパレールは、上下方向にガタつくことなくロアレールに対して前後方向にスライド可能である。
特開2011−201471号公報
この車両用スライドレール装置では、アッパレールがロアレールに対して上下方向にガタつくことはないものの、アッパレールのロアレールに対する左右方向のガタつきを抑えることは出来ない。
本発明は、アッパレールのロアレールに対する上下方向及び左右方向のガタつきを防止可能でしかも製造コストを小さくすることが可能な車両用スライドレール装置を提供するものである。
本発明の車両用スライドレール装置は、前後方向に延びるチャンネル状をなし、かつ、その内面がローラ支持面及び該ローラ支持面の上方に位置する左右一対の天井面を具備するロアレールと、該ロアレールの内部空間に挿入した、該ロアレールに対して前後方向に相対移動可能なアッパレールと、上記アッパレールと一緒に上記ロアレールに対して前後方向に相対移動し、かつ上記ローラ支持面に対して、左右方向の回転軸回りに回転可能に接触する複数のローラと、上記アッパレールと一緒に上記ロアレールに対して前後方向に相対移動し、かつ上記天井面に対して接触するガタ除去部材と、を備え、左右の上記天井面の上記ガタ除去部材が接触する部位が、互いに左右対称でかつ水平方向に対して傾斜する傾斜面であることを特徴としている。
上記ローラ支持面が水平であってもよい。
上記ガタ除去部材が、上記傾斜面に対して回転可能に接触する複数のガタ除去用ローラであってもよい。
上記ガタ除去用ローラの外周面の断面形状が円弧形状であってもよい。
本発明の車両用スライドレール装置のロアレールの内面は、ローラ支持面及びローラ支持面の上方に位置する左右一対の天井面、を具備している。そして天井面のガタ除去部材が接触する部位が左右対称かつ水平方向に対して傾斜する傾斜面となっている。
そして、アッパレールと一緒にロアレールに対して前後方向に相対移動する複数のローラがローラ支持面に対して回転可能に接触し、かつ、アッパレールと一緒にロアレールに対して前後方向に相対移動するガタ除去部材が傾斜面に対して接触している。
そのため、各ローラがローラ支持面上を回転することによりアッパレールがロアレールに対して前後方向にスライドする。
さらにガタ除去部材が傾斜面に対して接触するので、アッパレールのロアレールに対する上下方向及び左右方向のガタつきを防止できる。
さらに、アッパレールのロアレールに対する上下方向及び左右方向のガタつきを防止するための手段を、ロアレールとガタ除去部材を利用した簡単な構造により構成しているので、製造コストを小さくすることが可能である。
請求の範囲第2項の発明のブラケットは、アッパレールに対して掛かる下向きの荷重を、ロアレールのローラ支持面と複数のローラの間で確実に受けることが可能になる。そのため、(天井面を水平にしローラ支持面を傾斜部とする場合に比べて)アッパレールのロアレールに対するスライド動作を安定させることが可能になる。
請求の範囲第3項の発明のように構成すると、アッパレールのロアレールに対する上下方向及び左右方向のガタつきをより確実に防止できるようになる。
請求の範囲第4項の発明のように構成すると、ガタ除去用ローラのロアレールの傾斜面に対する追従性が向上するので、アッパレールのロアレールに対する上下方向及び左右方向のガタつきをより確実に防止できるようになる。
本発明の第一の実施形態の車両用スライドレール装置の側面図である。 車両用スライドレール装置の斜視図である。 アッパレールユニットの一方の側面側から見た斜視図である。 アッパレールユニットの他方の側面側から見た斜視図である。 車両用スライドレール装置の分解斜視図である。 図1のVI−VI矢線に沿う断面図である。 図1のVII−VII矢線に沿う断面図である。 一部の部材を省略して示すロック状態にあるときのロアレールとアッパレールユニットの要部の側面図である。 図8のIX−IX矢線に沿う断面図である。 ロック操作部材がロック許容位置とロック解除位置の中間位置に位置するときの図8に対応する側面図である。 図10と同じ状態にあるときの図9に対応する断面図である。 アンロック状態になったときの図8に対応する側面図である。 図12と同じ状態にあるときの図9に対応する断面図である。 本発明の第二の実施形態の車両用スライドレール装置の側面図である。 左側のレールユニットの斜視図である。 右側のレールユニットの斜視図である。 左側のアッパレールユニットの斜視図である。 左側のレールユニットの分解斜視図である。 前側ローラユニットの分解斜視図である。 前側ローラユニットの斜視図である。 アッパレールの下方から見た斜視図である。 左側のアッパレールユニットのアッパレールの前端部を破断して示す斜視図である。 図14のXXIII−XXXIII矢線に沿う断面図である。 図14のXXIV−XXXIV矢線に沿う断面図である。 ロック状態にあるときの左側のアッパレールユニットの側面図である。 アンロック状態にあるときの左側のアッパレールユニットの側面図である。 図14のXXVII−XXXVII矢線に沿う断面図である。 第一の変形例の図7に対応する断面図である。 第二の変形例のアッパレール及びローラ支持ブラケットを省略して示す図7に対応する断面図である。 第三の変形例のロック位置に位置するロック部材とその周辺部材の模式的な側面図である。 第四の変形例の図30と同様の模式的な側面図である。 第五の変形例の図30と同様の模式的な側面図である。 第六の変形例の図30と同様の模式的な側面図である。
以下、図1から図13を参照しながら本発明の第一の実施形態について説明する。なお、以下の説明中の方向は図中に記載した矢線方向を基準とする。
図示を省略した自動車(車両)の車内床面にはスライドレール装置10が設けてある。スライドレール装置10は大きな構成要素として左右一対のレールユニット12を備えており、左右のレールユニット12(アッパレールユニット25)の上面にはシート(図示略)が固定してある。
左右のレールユニット12は互いに左右対称な構造であるため、以下の説明では左側のレールユニット12の構造について詳細に説明し、右側のレールユニット12の構造については詳細な説明は行わない。
左側のレールユニット12はロアレール15とアッパレールユニット25からなるものである。
車内床面に対して固定した金属製のロアレール15は前後方向に直線的に延び、かつ前後両端と上面(左右の天井壁部19の間)が開口したチャンネル材である。ロアレール15の横断面形状は左右対称である。ロアレール15は、2本の固定用ピン13を介して車内床面に固定される固定部16と、固定部16の左右両縁部から上方に延びた部分からそれぞれ左側と右側に向かって水平に延びる一対のローラ支持部17(底板部)と、左右のローラ支持部17の外側縁部から上方に延びる一対の側壁部18と、左右の側壁部18の上縁部から互いに近づく方向に延びる一対の天井壁部19と、左右の天井壁部19の内側縁部から垂下する一対の垂下片20と、を具備している。左右のローラ支持部17の上面は水平面からなるローラ支持面17aにより構成してある。左右の天井壁部19の下面である天井面は、その内側端部(垂下片20側の端部)が外側端部(側壁部18側の端部)より上方に位置する態様で傾斜する傾斜面19aにより構成している(図6、図7等を参照)。左右両側の垂下片20には、多数のロック孔22が前後方向に並べて穿設してある。図8、図10、図12等に示したように、各ロック孔22は下端は開放端となっており、各ロック孔22の前後幅は下端(開放端)から上方に向かうにつれて徐々に狭くなる。
ロアレール15の左右の側壁部18及び垂下片20の前端近傍部と後端近傍部には貫通孔が形成してある。前端近傍部の左右の貫通孔には前側ストッパピン23が固定状態で挿入してあり、後端近傍部の左右の貫通孔には後側ストッパピン24が固定状態で挿入してある。
アッパレールユニット25は大きな構成要素としてアッパレール26、後側ローラユニット50、前側ローラユニット60、ロック部材67、ロック操作部材76、回転支持ピン79、引張バネ81、ロック解除時押圧部材83、トーションバネ85、及びロック時押圧部材87を有している。
金属製の構造物であるアッパレール26は、外側構成板状部材28と内側構成板状部材40を接合したものである。
外側構成板状部材28は、互いに前後方向に離間しかつ円形の貫通孔を有する前側支持片29及び後側支持片30と、上縁部の前端部と後端部に前側支持片29と後側支持片30が接続する垂下部31と、垂下部31の下縁部から左側に延びる側方延長部32と、側方延長部32の左側縁部から上方に延びる上方延長部33と、を具備している。垂下部31の中央部よりやや前方に位置する部位は、その前後に位置する部位に比べて一段左側に位置するロック部材収納部31aとなっており、ロック部材収納部31aには側面視略矩形のロック部材露出用孔34が貫通孔として形成してある。前側支持片29及び後側支持片30の下面には、上記貫通孔と同心をなすように溶着したウェルドナット35が固定してある。
上方延長部33の前部と後部には上方延長部33の上縁部から下方に延びる軸逃げ用孔37が一つずつ形成してある。また外側構成板状部材28の長手方向の中央部の下端部には3つのロック孔39が前後方向に並べて形成してある。
内側構成板状部材40は、内側構成板状部材40の上端部を構成しかつ前後両端の傾斜部に円形の貫通孔を形成した支持片41と、支持片41から下方に延びる垂下部42と、垂下部42の下縁部から右側に延びる側方延長部43と、側方延長部43の右側縁部から上方に延びる上方延長部44と、を具備している。支持片41の前部の左側縁部にはロック操作部材露出孔41aが形成してある。垂下部42の中央部よりやや前方に位置する部位は、その前後に位置する部位に比べて一段右側に位置するロック部材収納部42aとなっており、ロック部材収納部42aには側面視略矩形のロック部材露出用孔45が貫通孔として形成してある。ロック部材露出用孔45の後縁部からはロック部材用ストッパ46(アッパレール側ストッパ)が左側に延びている。ロック部材用ストッパ46の前面は前後方向に延びる直線に対して直交する平面からなる当接面46aとなっている。さらに垂下部42は、ロック部材露出用孔45の直前に位置するロックピン受容孔47が形成してある。ロックピン受容孔47の前縁部からはロックピン当接片48が左側に延びている。ロックピン当接片48の後面は前後方向に延びる直線に対して直交する平面である。上方延長部44には、上方延長部33と同じ配置及び同じ形状である2つの軸逃げ用孔37が形成してある(図4参照)。
図示するように外側構成板状部材28と内側構成板状部材40は、内側構成板状部材40の垂下部42の上部(但しロック部材収納部42aを除く)の左側面を外側構成板状部材28の垂下部31の上部の右側面(但しロック部材収納部31aを除く)に接触させ、支持片41の前後の傾斜部を前側支持片29と後側支持片30の上面にそれぞれ接触させた状態で、垂下部31の上部と垂下部42の上部の複数箇所をリベット又はスポット溶接により固定してある。このようにして外側構成板状部材28と内側構成板状部材40を固定することよりアッパレール26が完成する。またアッパレール26を組み立てると、垂下部31のロック部材収納部31aと垂下部42のロック部材収納部42aの間に上面及び下面が開口するロック部材収納空間49が形成される(図9、図11、図13参照)。
アッパレール26の後端部に固定した後側ローラユニット50は金属板を断面略U字状に曲折したローラ支持ブラケット51を具備している。ローラ支持ブラケット51は、略水平な底面構成部52と、底面構成部52の左右両縁部から上方に延びる左右一対の側面構成部53と、を具備している。さらに左右の側面構成部53の前端部は、外側に向かって傾斜する傾斜支持部54となっている。
左右の側面構成部53の中央部には、左右方向に延びるローラ支持軸55の内側端の近傍部が、側面構成部53を貫通した状態で固定してある。左右のローラ支持軸55には各側面構成部53の外側に位置するローラ56の中心に形成した貫通孔が回転可能に嵌合している。図6等に示すようにローラ56の外周面はローラ支持軸55の軸線を中心とする円筒面である。
左右の傾斜支持部54には、ローラ支持軸55より一段上方に位置するローラ支持軸57の内側端の近傍部が左右の傾斜支持部54を貫通した状態で固定してある。図7に示すように、左右のローラ支持軸57の軸線は対応する傾斜支持部54に対して直交している。左右のローラ支持軸57には各傾斜支持部54の外側に位置するガタ除去用ローラ58(ガタ除去部材)の中心に形成した貫通孔が回転可能に嵌合している。図7等に示すようにガタ除去用ローラ58の外周面の断面形状は円弧形状である。
後側ローラユニット50は、各ローラ支持軸55の内側端部を対応する軸逃げ用孔37の内部にそれぞれ位置させ、底面構成部52の上面を側方延長部32、43の下面に接触させ、かつ左右の側面構成部53の内面を上方延長部33及び上方延長部44の外側面に接触させた状態で、上方延長部33及び上方延長部44の外側面後端部に対して左右の側面構成部53をそれぞれスポット溶接することによりアッパレール26に対して固定してある。
アッパレール26の前端部に固定した前側ローラユニット60は金属板を断面略U字状に曲折したローラ支持ブラケット61を具備している。ローラ支持ブラケット61は、略水平な底面構成部62と、底面構成部62の左右両縁部から上方に延びる左右一対の側面構成部63と、を具備している。さらに左右の側面構成部63の後端部は、外側に向かって傾斜する傾斜支持部64となっている。
左右の側面構成部63の中央部には、左右方向に延びる前後一対のローラ支持軸55の内側端の近傍部が、側面構成部63を貫通した状態で固定してある。左右の前側の各ローラ支持軸55には各側面構成部63の外側に位置するローラ56の中心に形成した貫通孔が回転可能に嵌合している。
左右の傾斜支持部64には、ローラ支持軸55より一段上方に位置するローラ支持軸57の内側端の近傍部が左右の傾斜支持部54を貫通した状態で固定してある。これら左右のローラ支持軸57の軸線は対応する傾斜支持部64に対して直交している。左右のローラ支持軸57には各傾斜支持部64の外側に位置するガタ除去用ローラ58の中心に形成した貫通孔が回転可能に嵌合している。
前側ローラユニット60は、各ローラ支持軸55の内側端部を対応する軸逃げ用孔37の内部にそれぞれ位置させ、底面構成部62の上面を側方延長部32、43の下面に接触させ、かつ左右の側面構成部63の内面を上方延長部33及び上方延長部44の外側面に接触させた状態で、上方延長部33及び上方延長部44の外側面前端部に対して左右の側面構成部63をそれぞれスポット溶接することによりアッパレール26に対して固定してある。
アッパレール26にはロック部材67が上下方向に移動可能に取り付けてある。
ロック部材67は、第一ロックプレート68と第二ロックプレート74からなるものである。
第一ロックプレート68は、上下方向に延びる垂直片69と、垂直片69の下縁部から左側に向かって延びる水平片70とを有している。垂直片69の前面及び後面は前後方向に延びる直線に対して直交する平面であり、垂直片69の下端部と水平片70の内側端部とに跨る部分には二つの貫通孔が前後に並べて形成してある。水平片70は、各貫通孔の前後に位置する3つのロック部71を備えている。3つのロック部71の前後寸法は同一である。さらに各ロック部71の前後寸法は各ロック孔22の下端(開放端)の前後寸法より短く、かつ各ロック孔22の上端の前後寸法より長い。また各ロック部71の前後寸法はロック孔39の前後寸法より短い。垂直片69には貫通孔からなるロック解除時被押圧部72が形成してある。
第二ロックプレート74は第一ロックプレート68と略左右対称であり、垂直片69、水平片70、ロック部71、及び(第一ロックプレート68のロック解除時被押圧部72よりやや大寸である)ロック解除時被押圧部72を備えている。ただし、第二ロックプレート74の垂直片69の後面は前後方向に延びる直線に対して直交する平面であるのに対して、垂直片69の前面は前後方向に延びる直線に対して直交する平面ではなく、上下方向に対して傾斜する傾斜面からなるロック時被押圧面75となっている。
第一ロックプレート68と第二ロックプレート74の垂直片69の後面及び上面を一致させた上で垂直片69同士を溶接して、第一ロックプレート68と第二ロックプレート74を互いに一体化することによりロック部材67を構成している。
ロック部材67は、その垂直片69をロック部材収納空間49の下端開口を通してロック部材収納空間49に挿入してあり、第一ロックプレート68及び第二ロックプレート74の各ロック部71は対応するロック孔39に対して相対移動可能に遊嵌している。ロック部材67をロック部材収納空間49に挿入すると、垂直片69がロック部材露出用孔34及びロック部材露出用孔45を通してアッパレール26の側方に露出する。また内側構成板状部材40のロックピン当接片48と第二ロックプレート74のロック時被押圧面75との間に側面視略台形をなす貫通孔が形成される。
外側構成板状部材28の垂下部31の左側には、前端部に被押圧片77を備えるロック操作部材76が配設してあり、ロック操作部材76の基端部(後端部)を貫通する回転支持ピン79が垂下部31に固定してある。ロック操作部材76は回転支持ピン79を中心に回転可能であり、被押圧片77が支持片41の下面(ロック操作部材露出孔41aの周縁部)に近接するロック許容位置(図1〜図4、図8、図9の位置)と、被押圧片77の支持片41の下面に対する下方への離間距離がさらに大きくなるロック解除位置(図12、図13の位置)と、の間を回転可能である。
図示するようにロック操作部材76の前部と内側構成板状部材40の支持片41の間には引張バネ81(ロック方向付勢手段)の両端が係止してあり、引張バネ81からロック操作部材76と支持片41に対して常に引っ張り力が及んでいる。そのため、ロック操作部材76は(引張バネ81以外の付勢力が掛からないとき)引張バネ81の付勢力によってロック許容位置に位置する。また、アッパレール26には平面視略U字形をなすロック操作レバー(図示略)の左側部が回転可能に支持してある(このロック操作レバーの右側部は、右側のアッパレール26に対して回転可能に支持してある)。このロック操作レバーの左側部は、ロック操作部材露出孔41aを通して被押圧片77に対して上方から常に当接している(ロック操作レバーの右側部は、右側のアッパレールユニット26のロック操作部材露出孔41aを通して右側の被押圧片77に対して上方から常に当接している)。ロック操作レバーは初期位置と解除操作位置の間を回転可能である。ロック操作レバーは外力を与えないときは初期位置に位置する。ロック操作レバーが初期位置に位置するときは、ロック操作レバーから被押圧片77に力が及ばないので、ロック操作部材76はロック許容位置に位置する。一方、ロック操作レバーが解除操作位置まで回転すると、ロック操作レバーから被押圧片77に力が及ぶので、ロック操作部材76が引張バネ81の付勢力に抗してロック解除位置まで回転する。
ロック操作部材76の長手方向の中央部にはピンからなるロック解除時押圧部材83が固定してある。ロック解除時押圧部材83はロック操作部材76から右側に突出しており、ロック解除時押圧部材83の右半部は第一ロックプレート68及び第二ロックプレート74のロック解除時被押圧部72に対して遊嵌している。
さらに、ロック部材67(第一ロックプレート68、第二ロックプレート74)の垂直片69にはトーションバネ85の一端が係止しており、ロック解除時押圧部材83の上面にはトーションバネ85の一部が上方から係止している。トーションバネ85からはロック解除時押圧部材83(ロック操作部材76)とロック部材67(第一ロックプレート68、第二ロックプレート74)に対して常に付勢力が及んでいる。この付勢力はロック部材67をロック操作部材76(ロック解除時押圧部材83)に対して上方に相対移動させる方向の力であり、その大きさは引張バネ81の付勢力より小さい。
またロック操作部材76の前部にはピンからなるロック時押圧部材87が固定してある。ロック時押圧部材87はロック操作部材76から右側に突出しており、ロック時押圧部材87の右半部は内側構成板状部材40のロックピン当接片48と第二ロックプレート74のロック時被押圧面75との間に形成された側面視略台形の上記貫通孔内に位置している(図8、図10、図12参照)。
このようにアッパレール26に対して後側ローラユニット50、前側ローラユニット60、ロック部材67、ロック操作部材76、回転支持ピン79、引張バネ81、ロック解除時押圧部材83、トーションバネ85、及びロック時押圧部材87を組み付けることにより左側のアッパレールユニット25が完成する。
前側ストッパピン23と後側ストッパピン24のいずれか一方を左側のロアレール15に対して取り付ける前に、左側のロアレール15の一方の開口端部(前側ストッパピン23又は後側ストッパピン24が取り外されている側の端部)から左側のロアレール15の内部空間にアッパレールユニット25を挿入し、挿入した後に前側ストッパピン23又は/及び後側ストッパピン24をロアレール15に固定することにより左側のレールユニット12が完成する。
アッパレールユニット25をロアレール15内に挿入すると、左右の上方延長部33、44がローラ支持部17(固定部16)、側壁部18、及び天井壁部19で囲まれた空間に位置し、左右の上方延長部33、44が左右の側壁部18とそれぞれ左右方向に対向する。また、前側ローラユニット60及び後側ローラユニット50の各ローラ56が左右のローラ支持面17aに接触し(図6参照)、前側ローラユニット60及び後側ローラユニット50の各ガタ除去用ローラ58の外周面の幅方向の中央部が天井壁部19の傾斜面19aに接触する(図7参照)。
左右のレールユニット12のロアレール15は両者の前端位置どうし(及び後端位置どうし)の位置を一致させた状態で、その固定部16を固定用ピン13を介して車内床面に対して固定する。さらに互いの前後方向位置を一致させた左右のアッパレールユニット25の支持片41にはシート(図示略)のシートクッションの下面の左右両側部が載置してあり、シートクッションの下面側に設けた4本のボルトを(前側支持片29、後側支持片30、及び支持片41に形成した上記貫通孔を貫通させた上で)対応するウェルドナット35に螺合することにより、シート(シートクッション)を左右のアッパレールユニット25(支持片41)に固定している。
ロック操作レバーが上記初期位置に位置することにより、左右のアッパレールユニット25のロック操作部材76がロック許容位置に位置すると、図8及び図9に示すように、ロック解除時押圧部材83がロック解除時被押圧部72の内周下端から上方に離間し、ロック部材67の各ロック部71がロアレール15の隣接する3つのロック孔22に対して下方から嵌合し、各ロック部71の前後両端部が各ロック孔22の前面と後面と係合する(ロック孔22の前面と後面のロック部71の前後両端部と係合する部分がロック時ストッパ)。その結果、アッパレールユニット25のロアレール15に対する前後動が規制される。このようにロック部材67のロック部71がロック孔22に対して(前後方向に)係合するとロック部材67はこれ以上は上方(アンロック位置と反対側)へ移動できなくなる。このときのロック部材67の位置がロック位置である。
このときロック操作部材76に固定したロック時押圧部材87がロックピン当接片48の後面と第二ロックプレート74のロック時被押圧面75の上部の間に食い込み(ロックピン当接片48とロック時被押圧面75に強い力で接触し)、ロック時被押圧面75が後ろ向きの成分と上向きの成分を有する移動力を発生する。ロック時被押圧面75の移動力の後ろ向き成分によってロック部材67の垂直片69の後面がロック部材用ストッパ46の当接面46aに対して当接する。即ち、ロック時押圧部材87によって後方に押圧されたロック部材67の後方移動がロック部材用ストッパ46によって規制される。そのためロック部材67のアッパレール26に対する前後動が規制される。
さらにロック時被押圧面75の移動力の上向き成分によって、ロック部材67のアッパレール26に対する下方移動が規制される。そのため、ロック部材67とロック孔22によるロック部材67の上方移動規制と相まって、ロック部材67のアッパレール26に対する上下動が規制される。
従って、ロック操作部材76がロック許容位置に位置するときは、ロアレール15、アッパレール26、及びロック部材67が前後方向及び上下方向にガタつくのが防止される。
一方、ロック操作レバーを初期位置から解除操作位置へ回転させて、ロック許容位置に位置するロック操作部材76をロック解除位置側へ移動させると、ロック部材67がロック位置に止まる一方で、ロック時押圧部材87がロック部材67(ロック時被押圧面75)に対して下方へ相対移動するので、ロック時押圧部材87のロックピン当接片48の後面と第二ロックプレート74のロック時被押圧面75に対する食い込み状態が解除される(図10、図11参照)。
ロック操作部材76がさらにロック解除位置側へ移動してロック操作部材76がロック許容位置とロック解除位置の間の中間位置に移動したときに、ロック解除時押圧部材83がロック解除時被押圧部72の内周下端に当接してロック解除時被押圧部72を下方に押圧することにより、ロック位置に位置していたロック部材67が下方へ移動する。ロック操作部材76がロック解除位置側へさらに移動すると、ロック解除時押圧部材83はロック解除時被押圧部72の下端を下方へ押圧し続ける。そしてロック操作部材76がロック解除位置に移動したときに、ロック部材67は引張バネ81の付勢力に抗してアンロック位置(図12、図13の位置)に移動する。従って、ロック部材67のロック部71がロック孔22との(前後方向の)係合状態を解除して、ロック部材67(ロック部71)がロアレール15に対して下方へ移動し、ロック部71がロック孔22の開放端を通してロック孔22の下方へ脱出する(図12、図13参照)。
そのため、左右のアッパレールユニット25(シート)を左右のロアレール15に対して前方又は後方に押圧すると、各ローラ56が対応するローラ支持面17a上を転動し、アッパレールユニット25がロアレール15に対して前方又は後方にスライドする。
さらに、アッパレールユニット25がロアレール15に対して前方又は後方にスライドすると、後側ローラユニット50及び前側ローラユニット60の各ガタ除去用ローラ58が、内側端部(垂下片20側の端部)が外側端部(側壁部18側の端部)より上方に位置する態様で傾斜する天井壁部19の傾斜面19aに接触しながらローラ支持軸57回りに回転するので、左右のアッパレールユニット25のスライド動作中に後側ローラユニット50及び前側ローラユニット60が対応するロアレール15に対して左右方向及び上下方向にガタつくのが規制される。しかも、ガタ除去用ローラ58の外周面の断面形状は円弧形状であるため、ガタ除去用ローラ58の傾斜面19aに対する追従性は良好である。そのため、左右のアッパレールユニット25を各ロアレール15に対して円滑にスライドさせることが可能である。
アッパレールユニット25がロアレール15に対して所望の位置までスライドした後に、解除操作位置へ移動させたロック操作レバーを初期位置へ回転復帰させると、引張バネ81の付勢力によってロック解除位置に位置していたロック操作部材76がロック許容位置側へ回転し、さらにアンロック位置に位置していたロック部材67がトーションバネ85の付勢力によってロック解除時押圧部材83とロック解除時被押圧部72の下端との当接状態を維持しながら上方へ移動する。
そしてロック操作部材76がロック許容位置とロック解除位置の間の上記中間位置に到達したときに、ロック部材67がロック位置に到達し、各ロック部71の前後両端部がロック孔22の前面と後面と係合する(ロック部材67のこれ以上の上方移動が規制される)(図10、図11参照)。
ロック操作部材76が中間位置を超えてロック許容位置側に回転すると、上方移動が規制されたロック部材67(ロック解除時被押圧部72)に対してロック操作部材76が引張バネ81の付勢力によりさらに上方へ移動(回転)するので、ロック解除時押圧部材83がロック解除時被押圧部72の内周下端から上方に離間する。そしてロック操作レバーを初期位置に復帰することによりロック操作部材76がロック許容位置に到達したときに、ロック操作部材76に固定したロック時押圧部材87がロックピン当接片48の後面と第二ロックプレート74のロック時被押圧面75の上部の間に再び食い込む(図8、図9参照)。さらに、ロック部材67の各ロック部71がロアレール15の隣接する3つのロック孔22に対して下方から嵌合するので、アッパレールユニット25のロアレール15に対する前後動が規制される。
本実施形態ではアッパレールユニット25のロアレール15に対する上下方向及び左右方向のガタつきを防止するための手段を、ロアレール15とガタ除去用ローラ58を利用した簡単な構造により構成しているので、製造コストを小さくすることが可能である。
続いて図14から図27を参照しながら本発明の第二の実施形態について説明する。なお、以下の説明中の方向は図中に記載した矢線方向を基準とする。また第一の実施形態と同様の部材には同じ符号を付すに止めてその詳細な説明は省略してある。
図示を省略した自動車(車両)の車内床面にはスライドレール装置110が設けてある。スライドレール装置110は大きな構成要素として左右一対のレールユニット112を備えており、左右のレールユニット112(アッパレールユニット125)の上面にはシート(図示略)が固定してある。
左右のレールユニット112は互いに左右対称な構造であるため、以下の説明では左側のレールユニット112の構造について詳細に説明する。右側のレールユニット112については、図16にその全体形状を図示するに止めてその構造についての詳細な説明は省略する。
左側のレールユニット112はロアレール115とアッパレールユニット125からなるものである。
車内床面に対して固定した軽金属(例えばアルミニウム)製のロアレール115は前後方向に直線的に延び、かつ前後両端と上面(左右の天井構成部119の間)が開口したチャンネル材である。ロアレール115の横断面形状は左右対称である。ロアレール115は、車内床面に固定される固定部116と、左右の固定部116の外側縁部から上方に延びる一対の側壁部118と、左右の側壁部118の上縁部から互いに近づく方向に延びる一対の天井構成部119と、を具備している。固定部116の上面(内面)には、共に水平面からなりかつ両者の間に凹部が形成された左右一対のローラ支持面117が形成してある。左右の側壁部118の内面には斜め下方に向かって延びる浮上がり規制突条118aが突設してある。左右の天井構成部119の下面(内面)である天井面の側壁部118との接続部は、その内側端部が外側端部(側壁部118側の端部)より上方に位置する態様で水平方向に対して傾斜する傾斜面121により構成してある(図23、図24、図27等を参照)。
このロアレール115は押出成形により製造したものであり、押出成形後に左右の天井構成部119に対して多数のロック孔122を前後方向に並べて穿設し、さらに左右の側壁部118の前後両端近傍に対して貫通孔118bを穿設している。そのためロアレール115の各長手方向位置における断面形状はロック孔122と貫通孔118bの有無を除いてほぼ同一である。各ロック孔122の平面形状は前後方向に長い矩形であり、各ロック孔122は天井構成部119を上下方向に貫通している。各貫通孔118bには前側ストッパピン123と後側ストッパピン124が固定状態で挿入してある。
アッパレールユニット125は大きな構成要素としてアッパレール126、側部ブラケット144(ウェルドナット144a)、リベット145、後側支持ブラケット146、前側支持ブラケット147(ウェルドナット147a)、リベット148、ロックユニット150、ロック操作部材160、引張バネ170、前側ローラユニット175、及び後側ローラユニット195を有している。
アッパレール126は、軽金属(例えばアルミニウム)製の押出成形品である。アッパレール126は、下端部を構成する中空部127と、中空部127の上面の幅方向の中央部から上方に延びる支持壁138と、支持壁138の左右両側面から側方にそれぞれ延びる一対の水平突条142と、を備えている。中空部127は正面形状(断面形状)が略方形をなす左右一対の全長貫通孔128と、左右の全長貫通孔128の間に位置しかつ支持壁138の下端部と連続する仕切壁129と、を有している。さらに中空部127の左右両側面の下端部には斜め上方に向かって突出する浮上がり時係合突条130が設けてある。中空部127の上壁及び下壁の前端近傍及び後端近傍には左右の全長貫通孔128とそれぞれ連通するローラ挿入孔132が穿設してある。上壁に設けたローラ挿入孔132と下壁に設けたローラ挿入孔132は互いに上下方向に対向している。さらに中空部127の左右両壁部及び仕切壁129のローラ挿入孔132と同じ前後方向位置には軸支持孔133が貫通孔として形成してある(図18、図23参照)。また中空部127の前後のローラ挿入孔132より中空部127の長手方向の中央部側に位置する部位には、中空部127及び支持壁138の下端部を左右方向に貫通するガタ除去用ローラ挿入孔135が形成してある。さらに中空部127の長手方向の中央部近傍には、左右両側壁及び左右の上壁に跨るように設けた下側ロック片貫通孔136が前後方向に並べて三つずつ穿設してある。
支持壁138の中央近傍部には側面視略方形のロックユニット設置孔139が貫通孔として形成してある。さらにロックユニット設置孔139の底面には支持壁138の下部(ロックユニット設置孔139より下方に位置する部分)及び仕切壁129を上下方向に貫通するロックピン案内孔140が前後一対として形成してある(図18、図21、図27参照)。
左右の水平突条142には、中空部127の左右の下側ロック片貫通孔136とそれぞれ上下方向に対向する上側ロック片貫通孔143が前後方向に並べて三つずつ穿設してある。
アッパレール126は押出成形品であるため、押出成形直後においてはアッパレール126の各長手方向位置における断面形状は同一である。しかし押出成形後にローラ挿入孔132、軸支持孔133、ガタ除去用ローラ挿入孔135、下側ロック片貫通孔136、ロックユニット設置孔139、ロックピン案内孔140、上側ロック片貫通孔143、支持壁138に形成した(ロックユニット設置孔139とは別の)多数の円形貫通孔を穿設加工し、さらに支持壁138及び水平突条142の外形を図示形状に加工するため、アッパレール126の各長手方向位置における断面形状は同一ではない。
アッパレール126の支持壁138の後部の左右両面には、共に高強度金属(例えば鉄)製かつ互いに左右対称をなす左右一対の側部ブラケット144が複数のリベット145を介して固定してある。左右の側部ブラケット144の後端部にはウェルドナット144aが溶接により固定してあり、ウェルドナット144aの雌ネジ孔は側部ブラケット144の後端部に形成した貫通孔と連通している。さらに左右の側部ブラケット144の上面には高強度金属(例えば鉄)製の後側支持ブラケット146が溶接により固定してある。
支持壁138の前部の左側面には、高強度金属(例えば鉄)製の前側支持ブラケット147が複数のリベット148を介して固定してある。前側支持ブラケット147の前端部にはウェルドナット147aが溶接により固定してあり、ウェルドナット147aの雌ネジ孔は前側支持ブラケット147の前端部に形成した貫通孔と連通している。また前側支持ブラケット147の後端部にはバネ係止用凹部147bが形成してある。
さらに支持壁138の左側面には、側部ブラケット144の直前に位置するストッパピン149が設けてある。ストッパピン149は支持壁138から左側に向かって水平方向に延びている。
アッパレール126にはロックユニット150が取り付けてある。ロックユニット150は、ロック部材151と、連結部材154と、連係ピン156と、ロックピン157と、を有している。
高強度金属(例えば鉄)製のロック部材151は断面略逆U字形をなす部材であり、左右両側部に前後に並ぶ三つのロック片152を備えている。
ロック部材151の天井部の上面には高強度金属(例えば鉄)製の連結部材154が載置してある。連結部材154に設けた上方に延びる突片にはピン支持孔155が穿設してある。このピン支持孔155には左右方向に延びる円柱形状の連係ピン156の右端部が固定状態で嵌合している。さらにロック部材151の天井部に形成した前後一対の貫通孔及び連結部材154の底面に形成した前後一対の貫通孔には、上下方向に延びる前後一対の高強度金属(例えば鉄)製のロックピン157の上部が下方から嵌合してあり、各ロックピン157の上端部が連結部材154に対してかしめてある。そのためロック部材151、連結部材154、及び前後のロックピン157は互いに固定状態で一体化している。
ロック部材151、連結部材154、及びロックピン157を備えるロックユニット150は、ロック部材151の天井部及び連結部材154をロックユニット設置孔139内に位置させた状態で前後のロックピン157の下部を上方から前後のロックピン案内孔140に対して上下方向にスライド可能に挿入することにより、アッパレール126に対して上下動可能に装着してある。ロックユニット150はアッパレール126に対して図14−17、図22、図25、及び図27の実線で示すロック位置と、図26の実線及び図27の仮想線で示すアンロック位置と、に移動可能である。図27等に示すように、ロックユニット150がロック位置に位置するとき左右のロック片152は左右の上側ロック片貫通孔143及び下側ロック片貫通孔136に対して挿入しており、ロックユニット150がアンロック位置に位置するとき左右のロック片152は左右の上側ロック片貫通孔143及び下側ロック片貫通孔136から上方に脱出する。
支持壁138の左側面には高強度金属(例えば鉄)製のロック操作部材160が配設してある。ロック操作部材160の中央部を貫通しかつ支持壁138に固定した回転支持ピン166によって、ロック操作部材160を支持壁138に対して回転支持ピン166回りに回転可能として支持している。ロック操作部材160の後端部には被押圧片161が形成してあり、被押圧片161の直前にはストッパ当接部162が形成してある。ロック操作部材160の中央部から左方向に延びる突片にはバネ係止用凹部163が形成してあり、ロック操作部材160の前端部には連係長孔164が穿設してある。連係長孔164には連係ピン156の左端近傍部が、連係長孔164の長手方向に相対移動可能かつ連係ピン156の軸線回りに相対回転可能に係合している。即ち、ロック操作部材160は連係ピン156を介してロックユニット150(連結部材154)と連係している。
ロック操作部材160はストッパ当接部162がストッパピン149から上方に離間するロック許容位置(図14−17、図22、及び図25の位置)と、ストッパ当接部162が上方からストッパピン149に当接するロック解除位置(図26の位置)と、の間を支持壁138に対して回転可能である。そしてロック操作部材160がロック許容位置に位置するときロックユニット150はロック位置に位置し、ロック操作部材160がロック解除位置に位置するときロックユニット150はアンロック位置に位置する。
図示するようにロック操作部材160のバネ係止用凹部163と前側支持ブラケット147のバネ係止用凹部147bの間には引張バネ170(ロック方向付勢手段)の両端が係止してあり、引張バネ170からロック操作部材160と前側支持ブラケット147に対して常に引っ張り力が及んでいる。そのため引張バネ170以外の力(例えば人の手による操作力)がロック操作部材160に掛からないとき、引張バネ170の付勢力によって、ロック操作部材160がロック許容位置に位置しロックユニット150がロック位置に位置する。
またアッパレール126には平面視略U字形をなすロック操作レバー(図示略)の左側部が回転可能に支持してある(このロック操作レバーの右側部は、右側のアッパレール126に対して回転可能に支持してある)。このロック操作レバーの左側部は、ロック操作部材160の被押圧片161に対して上方から常に当接している(ロック操作レバーの右側部は、右側のアッパレール126の被押圧片161に対して上方から常に当接している)。ロック操作レバーは初期位置と解除操作位置の間を回転可能である。ロック操作レバーは外力を与えないときは初期位置に位置する。ロック操作レバーが初期位置に位置するときは、ロック操作レバーから被押圧片161に力が及ばないので、ロック操作部材160はロック許容位置に位置する。一方、ロック操作レバーが解除操作位置まで回転すると、ロック操作レバーから被押圧片161に力が及ぶので、ロック操作部材160が引張バネ170の付勢力に抗してロック解除位置まで回転する。
アッパレール126の前部に対して着脱可能な前側ローラユニット175は大きな構成要素として、ローラ支持ブラケット176、軸支持バネ186、ローラ190、ローラ支持軸191、192、及びガタ除去用ローラ193(ガタ除去部材)を具備している。
樹脂材料からなる一体成形品であるローラ支持ブラケット176は平面視略U字形かつ左右対称な部材である。即ちローラ支持ブラケット176は、その前端部を構成しかつ左右方向に延びる端部構成部177と、端部構成部177の左右両端部から後方に向かって延びる左右一対の側部構成部178と、を有している。左右の側部構成部178の長手方向の中央部には、その前後に比べて上方に突出した中央突部179が設けてあり、左右の中央突部179の上面にはその軸線が同軸をなす軸遊嵌溝180が凹設してある。左右の側部構成部178の後端面には、その軸線が同軸をなす後端係止溝181が凹設してある。また左右の側部構成部178の上面には中央突部179の直前に位置する軸支持用凹部182が形成してある。さらに端部構成部177の左右両側面には圧接用突部183が突設してある。また端部構成部177の上面には左右一対の前部係止溝184が設けてある。
軸支持バネ186は金属線材を図示形状に加工したものである。軸支持バネ186は、その前端部を構成しかつ左右方向に延びる端部構成片187と、端部構成片187の左右両端部から後方に向かって延びる左右一対の側部構成片188と、左右の側部構成片188の後端部から互いに離れる方向に延びる左右一対の端部係止片189と、を有している。左右の側部構成片188の長手方向の中央部は、側部構成片188のその他の部位と比べて側方に突出した広幅部188aによって構成してあり、各広幅部188aの上面には軸支持用凹部188bが形成してある。軸支持バネ186は、左右の広幅部188aをローラ支持ブラケット176の左右の中央突部179の外側に位置させた状態で左右の側部構成片188の前端近傍部を左右の前部係止溝184に対して係合し、さらに左右の端部係止片189を左右の後端係止溝181に対して係合させることにより、ローラ支持ブラケット176に対して実質的に不動状態で取り付けてある。このようにして軸支持バネ186をローラ支持ブラケット176に取り付けると、左右の広幅部188aは上下方向に弾性変形可能となる。
このようにして一体化したローラ支持ブラケット176及び軸支持バネ186は、アッパレール126の前方から左右の全長貫通孔128の前部に対して挿入可能である。端部構成部177の後面が仕切壁129の前端面に当接するまで左右の側部構成部178及び左右の側部構成片188を左右の全長貫通孔128に挿入すると、左右の圧接用突部183が圧縮方向に弾性変形しながら左右の全長貫通孔128の内面(側面)に圧接するので、意図的にローラ支持ブラケット176を前方に引き出さない限りローラ支持ブラケット176及び軸支持バネ186は左右の全長貫通孔128の内部に留まる。さらにこのようにしてローラ支持ブラケット176及び軸支持バネ186を左右の全長貫通孔128に挿入すると、左右の軸遊嵌溝180がガタ除去用ローラ挿入孔135の内部に位置し(図22、図24参照)かつ左右の軸支持用凹部182の前後方向位置が前側の各軸支持孔133の前後方向位置と一致する(図23参照)。
この状態で左右一対のローラ190を中空部127の前部に形成した上下のローラ挿入孔132を通して、その下端部が下方のローラ挿入孔132から下方に突出する状態で左右の全長貫通孔128内に挿入可能である。ローラ190の外周面はローラ190の中心軸を中心とする円筒面である。左右のローラ190の中心に形成した貫通孔を前側の各軸支持孔133と同軸状態にした上で、中空部127の外側から金属製かつ直線状のローラ支持軸191を中空部127の各軸支持孔133及び左右のローラ190の中心の貫通孔に対して挿入すると、ローラ支持軸191が各軸支持孔133に対して圧入され(相対回転不能となり)左右のローラ190がローラ支持軸191回りに相対回転可能となる。さらにローラ支持軸191はローラ支持ブラケット176の左右の軸支持用凹部182と軸支持バネ186の左右の側部構成片188の下面の間に位置する。
さらに中空部127の前側のガタ除去用ローラ挿入孔135に対して側方から金属製のローラ支持軸192を挿入可能である。このローラ支持軸192は左右対称であり、その中央部を構成しかつ左右方向に延びる中央水平部192aと、中央水平部192aの両端部から中央水平部192aに対して傾斜しながら延びる一対の端部傾斜部192bと、を備えている。ガタ除去用ローラ挿入孔135に対してローラ支持軸192を挿入すると、水平状態の中央水平部192aの下部が左右の軸遊嵌溝180の内周面から上方に離間しかつ中央水平部192aがローラ支持軸191より上方に位置する。この状態で左右の端部傾斜部192bを斜め下方に向けると、左右の端部傾斜部192bが左右の軸支持用凹部188bに対して上方から係合する(図24参照)。さらにこの状態で左右の端部傾斜部192bに対して中空部127の外側から左右一対のガタ除去用ローラ193の中心に形成した貫通孔を回転可能かつ抜け止めした状態で嵌合可能である。このようにして左右のガタ除去用ローラ193を端部傾斜部192bに装着すると、左右のガタ除去用ローラ193の上端部は中空部127(ガタ除去用ローラ挿入孔135)から斜め上方に突出する(図17、図24−26参照)。このガタ除去用ローラ193の外周面の断面形状は円弧形状である。
ローラ支持ブラケット176、軸支持バネ186、ローラ190、ローラ支持軸191、192、及びガタ除去用ローラ193を有する前側ローラユニット175はこのようにしてアッパレール126の前部に対して装着される。なおアッパレール126の前部に対して装着した前側ローラユニット175は、左右のガタ除去用ローラ193を端部傾斜部192bから取り外した上でローラ支持軸192をガタ除去用ローラ挿入孔135から側方に引き抜き、ローラ支持軸191を中空部127の各軸支持孔133及び左右のローラ190の中心の貫通孔から引き抜いた上で左右のローラ190をローラ挿入孔132を通して中空部127の外側に引き抜いた後に、端部構成部177を手で摘みながらローラ支持ブラケット176及び軸支持バネ186を中空部127から前方に引き出すことによりアッパレール126から取り外すことが可能である。
後側ローラユニット195は前側ローラユニット175と前後対称であり、ローラ支持ブラケット176、軸支持バネ186、ローラ190、ローラ支持軸191、192、及びガタ除去用ローラ193を具備している。この後側ローラユニット195は前側ローラユニット175と同様の要領によってアッパレール126の後部(左右の全長貫通孔128の後部)に対して着脱可能である。
このようにアッパレール126に対して側部ブラケット144(ウェルドナット144a)、リベット145、後側支持ブラケット146、前側支持ブラケット147(ウェルドナット147a)、リベット148、ロックユニット150、ロック操作部材160、引張バネ170、前側ローラユニット175、及び後側ローラユニット195を組み付けることにより左側のアッパレールユニット125が完成する。
前側ストッパピン123と後側ストッパピン124のいずれか一方を左側のロアレール115に対して取り付ける前に、左側のロアレール115の一方の開口端部(前側ストッパピン123又は後側ストッパピン124が取り外されている側の端部)から左側のロアレール115の内部空間にアッパレールユニット125を挿入し、挿入した後に前側ストッパピン123又は/及び後側ストッパピン124をロアレール115に固定することにより左側のレールユニット112が完成する。
図23及び図24に示すように、支持壁138の水平突条142より下方に位置する部分を左右の天井構成部119の間の隙間に位置させながら中空部127をロアレール115内に挿入すると、左右のローラ190が左右のローラ支持面117に対して載置され(図23参照)かつ左右の浮上がり時係合突条130が左右の浮上がり規制突条118aの直下に位置する。またローラ支持軸192の左右の端部傾斜部192bの軸線が左右の傾斜面121とそれぞれ略平行となり、左右の傾斜面121に対して左右のガタ除去用ローラ193の外周面の幅方向の中央部が、その内側端部(ローラ支持軸192の中央水平部192a側の端部)が外側端部(側壁部118側の端部)より上方に位置する態様(左右のガタ除去用ローラ193が逆「ハ」の字形をなす態様)で接触する(図24参照)。さらに左右のガタ除去用ローラ193が傾斜面121から受ける反力が端部傾斜部192bを介して軸支持バネ186の左右の軸支持用凹部188bに伝わるので、左右の広幅部188aが下向きに僅かに弾性変形する。その結果、左右の広幅部188aが上向きの弾性力を発生するので、左右のガタ除去用ローラ193の外周面の幅方向の中央部が左右の傾斜面121に対して圧接する。
また、ローラ支持軸192の左右の端部傾斜部192bに軸支持バネ186の左右の軸支持用凹部188bが当接しているので、ローラ支持軸192のローラ支持ブラケット176(アッパレール126)に対する左右方向の相対移動が規制されている。そのため、左右のガタ除去用ローラ193を左右の傾斜面121に対して確実に接触させることが可能である。
左右のレールユニット112のロアレール115は両者の前端位置どうし(及び後端位置どうし)の位置を一致させた状態で、その固定部116を車内床面に対して固定する。さらに互いの前後方向位置を一致させた左右のアッパレールユニット125の後側支持ブラケット146及び前側支持ブラケット147にはシート(図示略)のシートクッションの下面の左右両側部が載置してあり、シートクッションの下面側に設けた6本のボルトを(後側支持ブラケット146及び前側支持ブラケット147に形成した上記貫通孔を貫通させた上で)対応するウェルドナットウェルドナット144a、147aに螺合することにより、シート(シートクッション)を左右のアッパレールユニット125に固定している。
ロック操作レバーが上記初期位置に位置することにより、左右のアッパレールユニット125のロック操作部材160がロック許容位置に位置すると、図25及び図27の実線で示すように、ロック部材151の各ロック片152が上側ロック片貫通孔143及び下側ロック片貫通孔136に挿入しながら対応するロック孔122に係合する。その結果、アッパレールユニット125のロアレール115に対する前後動が規制される。
このロック状態においてアッパレールユニット125を無理矢理ロアレール115に対して前後方向に移動させようとすると、各ロック片152がロック孔122の内面に衝突し、ロック孔122から力を受けた各ロック片152が上側ロック片貫通孔143及び下側ロック片貫通孔136に衝突する。しかしこのとき各ロック片152は上側ロック片貫通孔143及び下側ロック片貫通孔136によって両持ちされた状態になるので、各ロック片152が変形してロック孔122から不意に脱出することはない。即ち、ロアレール115のロック孔122とアッパレールユニット125のロックユニット150によるロック状態は極めて強固である。
一方、ロック操作レバーを初期位置から解除操作位置へ回転させて、ロック許容位置に位置するロック操作部材160をロック解除位置側へ移動させると、ロックユニット150がアンロック位置へ移動し左右のロック片152が左右の上側ロック片貫通孔143、下側ロック片貫通孔136、及びロック孔122から上方に脱出する(図26の実線及び図27の仮想線参照)。
そのため、左右のアッパレールユニット125(シート)を左右のロアレール115に対して前方又は後方に押圧すると、各ローラ190が対応するローラ支持面17上を転動し、アッパレールユニット125がロアレール115に対して前方又は後方にスライドする。
またアッパレールユニット125がロアレール115に対して前後方向にスライドしているときに(さらにロック状態においても)アッパレールユニット125に対して上向きの外力が掛かると、アッパレール126の左右の浮上がり時係合突条130がロアレール115の左右の浮上がり規制突条118aに対して下方から衝突する。そのため、アッパレールユニット125のロアレール115に対するそれ以上の浮き上がりが規制される。
さらに、アッパレールユニット125がロアレール115に対して前方又は後方にスライドすると、後側ローラユニット195及び前側ローラユニット175の各ガタ除去用ローラ193が天井構成部119の傾斜面121に接触しながら端部傾斜部192b回りに回転するので、左右のアッパレールユニット125のスライド動作中に後側ローラユニット195及び前側ローラユニット175が対応するロアレール115に対して左右方向及び上下方向にガタつくのが規制される。しかも、ガタ除去用ローラ193の外周面の断面形状は円弧形状であるため、ガタ除去用ローラ193の傾斜面121に対する追従性は良好である。そのため、左右のアッパレールユニット125を各ロアレール115に対して円滑にスライドさせることが可能である。
しかも本実施形態ではアッパレールユニット125のロアレール115に対する上下方向及び左右方向のガタつきを防止するための手段を、ロアレール115とガタ除去用ローラ193を利用した簡単な構造により構成しているので、製造コストを小さくすることが可能である。
アッパレールユニット125がロアレール115に対して所望の位置までスライドした後に、解除操作位置へ移動させたロック操作レバーを初期位置へ回転復帰させると、引張バネ170の付勢力によってロック解除位置に位置していたロック操作部材160がロック許容位置側へ回転し、さらにアンロック位置に位置していたロックユニット150がロック位置に復帰する。その結果、アッパレールユニット125のロアレール115に対する前後動が規制される。
以上、本発明を上記実施形態に基づいて説明したが、本発明は様々な変形を施しながら実施可能である。
例えば図28及び図29に示す態様で実施することが可能である。この変形例のアッパレールユニット25の各ローラ支持軸57には、外周面がローラ支持軸57を中心とする円筒面からなるガタ除去用ローラ88(ガタ除去部材)が回転可能に支持してある。このガタ除去用ローラ88は、左右のアッパレールユニット25がロアレール15に対してスライドするときに、ロアレール15の左右の天井壁部19の傾斜面19aに接触しながらローラ支持軸57回りに回転する。
一方、図29に示す変形例ではローラ支持ブラケット51やローラ支持ブラケット61(図29では図示略)に水平方向に延びる左右一対のローラ支持軸89を固定し、各ローラ支持軸89にガタ除去用ローラ90(ガタ除去部材)を回転可能に支持している。ガタ除去用ローラ90の外周面はローラ支持軸89の軸線を中心とする円錐の一部をなす面である。このガタ除去用ローラ90も、左右のアッパレールユニット25がロアレール15に対してスライドしたときに、ロアレール15の左右の天井壁部19の傾斜面19aに接触しながらローラ支持軸57回りに回転する。
そのため図28及び図29の変形例も第一の実施形態と同様の作用効果を発揮可能である。なお第二の実施形態に対してこれらの変形例を適用してもよい。
さらにロアレール15、115の横断面形状は完全な左右対称でなくてもよく略左右対称であればよい。そのため、例えば左右の傾斜面19a、121の傾斜角度が互いに多少異なっていてもよい。
さらにロアレール15の底部全体やロアレール115のローラ支持面117を単一の水平部により構成し、この水平部の左側と右側(左右方向の中央部を除いた部分)に一対の「ローラ支持面」を構成してもよい。
また後側ローラユニット50、195や前側ローラユニット60、175に設けたローラとガタ除去用ローラの一方を、ロアレール15、115の内面に対して回転不能かつ摺動可能に接触する接触部材(シュー)によって構成してもよい。
また図30〜図33に示す態様で実施してもよい。
図30の変形例はロック部材67’(第二ロックプレート74)に形成したロック時被押圧面75’の傾斜方向をロック時被押圧面75と逆向きにしたものである。この場合のロック部材67’の「ロック位置」は「アンロック位置」より下方の位置になる。さらに図示は省略してあるがロアレール15に形成したロック孔22は上記実施形態のロック孔22とは上下対称な形状であり、その上端が開放端となっている。
この変形例の場合も上記実施形態と同様に、ロック操作部材76がロック許容位置に位置するときに(ロック部材67’がロック位置に位置するときに)、ロアレール15、アッパレール26、及びロック部材67’が前後方向及び上下方向にガタつくのを防止できる。
図31の変形例のロック部材67’’(第一ロックプレート68、第二ロックプレート74)は二つの貫通孔を有している。一方の貫通孔95の前面は前後方向に延びる直線に対して直交する平面であり、ロック部材67’’がロック位置に位置するときに貫通孔95の前面が貫通孔95内に位置するロック部材用ストッパ46の当接面46aに当接する。一方、貫通孔96の後面はロック時被押圧面75により構成してある。貫通孔96内にロックピン当接片48が位置しており、ロック部材67’’がロック位置に位置するときに、貫通孔95内に位置するロック時押圧部材87がロック時被押圧面75とロックピン当接片48の間に食い込む。
この変形例もロック操作部材76がロック許容位置に位置するときに(ロック部材67’’がロック位置に位置するときに)、ロアレール15、アッパレール26、及びロック部材67’’が前後方向及び上下方向にガタつくのを防止できる。
図32の変形例ではロック部材67’’’(第二ロックプレート74)の前面を前後方向に延びる直線に対して直交する平面からなるロック時被押圧面75’’により構成している。
そのため本変形例では、ロック操作部材76がロック許容位置に位置するときに(ロック部材67’’’がロック位置に位置するときに)、アッパレール26とロック部材67’’’が上下方向にガタつくことは防止できないものの、アッパレール26とロック部材67’’’が前後方向にガタつくことを防止できる。
図33の変形例は、ロック部材用ストッパ46をロック部材67’’’’の前方に位置させ、ロックピン当接片48をロック部材67’’’’の後方に位置させ、さらにロック部材67’’’’(第二ロックプレート74)の後面にロック時被押圧面75’’’を形成している。
この変形例では、ロック時押圧部材87によって前方に押圧されたロック部材67’’’’の前方移動がロック部材用ストッパ46によって規制されるので、ロック部材67’’’’のアッパレール26に対する前後動が規制される。
さらにロック時被押圧面75’’’の移動力の上向き成分によって、ロック部材67’’’’のアッパレール26に対する下方移動が規制される。そのため、ロック部材67’’’’とロック孔22によるロック部材67’’’’の上方移動規制と相まって、ロック部材67’’’’のアッパレール26に対する上下動が規制される。
さらに第一の実施形態及び各変形例からロックピン当接片48を省略してもよい。
また、例えば第二ロックプレート74からロック解除時被押圧部72を省略することにより、ロック部材67、67’、67’’、67’’’、67’’’’(第一ロックプレート68)に形成したロック解除時被押圧部72を有底の凹部にしてもよい。
さらにロック部材67、67’、67’’、67’’’、67’’’’側にロック解除時押圧部材83を設けて、ロック操作部材76側に(貫通孔または有底の凹部からなる)ロック解除時被押圧部72を形成してもよい。
さらにロック部材67、67’、67’’、67’’’、67’’’’をアッパレール26に対して略上下方向に延びる曲線方向(例えば円弧方向)に沿って移動させ、ロック時押圧部材87を上下方向に直線的に移動させてもよい。
第二の実施形態のスライドレール装置110からローラ支持ブラケット176を省略してもよい。
また第二の実施形態のスライドレール装置110において、浮上がり規制突条118a及び浮き上がり時係合突条130とは別の構造の浮上がり抑制手段をロアレール115とアッパレールユニット125に設けても良い。
本発明の車両用スライドレール装置は、アッパレールのロアレールに対する上下方向及び左右方向のガタつきを防止可能でしかも製造コストを小さくすることが可能である。
10 スライドレール装置
12 レールユニット
13 固定用ピン
15 ロアレール
16 固定部
17 ローラ支持部(底板部)
17a ローラ支持面
18 側壁部
19 天井壁部
19a 傾斜面
20 垂下片
22 ロック孔
23 前側ストッパピン
24 後側ストッパピン
25 アッパレールユニット
26 アッパレール
28 外側構成板状部材
29 前側支持片
30 後側支持片
31 垂下部
31a ロック部材収納部
32 側方延長部
33 上方延長部
34 ロック部材露出用孔
35 ウェルドナット
37 軸逃げ用孔
39 ロック孔
40 内側構成板状部材
41 支持片
41a ロック操作部材露出孔
42 垂下部
42a ロック部材収納部
43 側方延長部
44 上方延長部
45 ロック部材露出用孔
46 ロック部材用ストッパ(アッパレール側ストッパ)
46a 当接面
47 ロックピン受容孔
48 ロックピン当接片
49 ロック部材収納空間
50 後側ローラユニット
51 ローラ支持ブラケット
52 底面構成部
53 側面構成部
54 傾斜支持部
55 ローラ支持軸
56 ローラ
57 ローラ支持軸
58 ガタ除去用ローラ(ガタ除去部材)
60 前側ローラユニット
61 ローラ支持ブラケット
62 底面構成部
63 側面構成部
64 傾斜支持部
67 67’ 67’’ 67’’’ 67’’’’ ロック部材
68 第一ロックプレート
69 垂直片
70 水平片
71 ロック部
72 ロック解除時被押圧部
74 第二ロックプレート
75 75’ 75’’ 75’’’ ロック時被押圧面
76 ロック操作部材
77 被押圧片
79 回転支持ピン
81 引張バネ(ロック方向付勢手段)
83 ロック解除時押圧部材
85 トーションバネ
87 ロック時押圧部材
88 ガタ除去用ローラ(ガタ除去部材)
89 ローラ支持軸
90 ガタ除去用ローラ(ガタ除去部材)
95 96 貫通孔
110 スライドレール装置
112 レールユニット
115 ロアレール
116 固定部
117 ローラ支持面
118 側壁部
118a 浮上がり規制突条
118b 貫通孔
119 天井構成部
121 傾斜面
122 ロック孔
123 前側ストッパピン
124 後側ストッパピン
125 アッパレールユニット
126 アッパレール
127 中空部
128 全長貫通孔
129 仕切壁
130 浮き上がり時係合突条
132 ローラ挿入孔
133 軸支持孔
135 ガタ除去用ローラ挿入孔
136 下側ロック片貫通孔
138 支持壁
139 ロックユニット設置孔
140 ロックピン案内孔
142 水平突条
143 上側ロック片貫通孔
144 側部ブラケット
144a ウェルドナット
145 リベット
146 後側支持ブラケット
147 前側支持ブラケット
147a ウェルドナット
147b バネ係止用凹部
148 リベット
149 ストッパピン
150 ロックユニット
151 ロック部材
152 ロック片
154 連結部材
155 ピン支持孔
156 連係ピン
157 ロックピン
160 ロック操作部材
161 被押圧片
162 ストッパ当接部
163 バネ係止用凹部
164 連係長孔
166 回転支持ピン
170 引張バネ
175 前側ローラユニット
176 ローラ支持ブラケット
177 端部構成部
178 側部構成部
179 中央突部
180 軸遊嵌溝
181 後端係止溝
182 軸支持用凹部
183 圧接用突部
184 前部係止溝
186 軸支持バネ
187 端部構成片
188 側部構成片
188a 広幅部
188b 軸支持用凹部
189 端部係止片
190 ローラ
191 ローラ支持軸
192 ローラ支持軸
192a 中央水平部
192b 端部傾斜部
193 ガタ除去用ローラ(ガタ除去部材)
195 後側ローラユニット

Claims (4)

  1. 前後方向に延びるチャンネル状をなし、かつ、その内面がローラ支持面及び該ローラ支持面の上方に位置する左右一対の天井面を具備するロアレールと、
    該ロアレールの内部空間に挿入した、該ロアレールに対して前後方向に相対移動可能なアッパレールと、
    上記アッパレールと一緒に上記ロアレールに対して前後方向に相対移動し、かつ上記ローラ支持面に対して、左右方向の回転軸回りに回転可能に接触する複数のローラと、
    上記アッパレールと一緒に上記ロアレールに対して前後方向に相対移動し、かつ上記天井面に対して接触するガタ除去部材と、
    を備え、
    左右の上記天井面の上記ガタ除去部材が接触する部位が、互いに左右対称でかつ水平方向に対して傾斜する傾斜面であることを特徴とする車両用スライドレール装置。
  2. 請求の範囲第1項記載の車両用スライドレール装置において、
    上記ローラ支持面が水平である車両用スライドレール装置。
  3. 請求の範囲第1または第2項記載の車両用スライドレール装置において、
    上記ガタ除去部材が、上記傾斜面に対して回転可能に接触する複数のガタ除去用ローラである車両用スライドレール装置。
  4. 請求の範囲第3項記載の車両用スライドレール装置において、
    上記ガタ除去用ローラの外周面の断面形状が円弧形状である車両用スライドレール装置。
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