JPH10169650A - スライド装置 - Google Patents
スライド装置Info
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- JPH10169650A JPH10169650A JP34276396A JP34276396A JPH10169650A JP H10169650 A JPH10169650 A JP H10169650A JP 34276396 A JP34276396 A JP 34276396A JP 34276396 A JP34276396 A JP 34276396A JP H10169650 A JPH10169650 A JP H10169650A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- cam follower
- slide device
- insertion portion
- rails
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/02—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
- B60N2/04—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable
- B60N2/06—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable the whole seat being movable slidable
- B60N2/07—Slide construction
- B60N2/0702—Slide construction characterised by its cross-section
- B60N2/0715—C or U-shaped
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2205/00—General mechanical or structural details
- B60N2205/20—Measures for elimination or compensation of play or backlash
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軸方向のがたつきを抑えて円滑な移動が確保
できる簡単な構成のスライド装置とする。自動車のシー
トスライド装置等に応用される。 【解決手段】 開口を上向きとして寝かせて配置された
溝形のレール１と、このレール１内に配置され前記レー
ル１のウェブ面に転接してシート等の移動体２を支持す
る回転自在なカムフォロワＡとを備える。レール１のカ
ムフォロワＡの転接範囲となるウェブ側縁部を、中央側
が下降する勾配面１ａａに形成する。
できる簡単な構成のスライド装置とする。自動車のシー
トスライド装置等に応用される。 【解決手段】 開口を上向きとして寝かせて配置された
溝形のレール１と、このレール１内に配置され前記レー
ル１のウェブ面に転接してシート等の移動体２を支持す
る回転自在なカムフォロワＡとを備える。レール１のカ
ムフォロワＡの転接範囲となるウェブ側縁部を、中央側
が下降する勾配面１ａａに形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用のシー
トスライド装置等に応用されるスライド装置に関する。
トスライド装置等に応用されるスライド装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、自動車用のシートスライド装置に
おいて、図７に示すようにリップ溝形のレール５１を車
体に設け、シートに設けられたフレーム５２に、軸５３
を介して一対の玉軸受５４，５４からなるカムフォロワ
６０を設け、レール５１の底面に転接させるようにした
ものが使用されている。カムフォロワ６０は、レール５
１の両側のフランジ部５１ｂに対して遊びを有するよう
に使用される。レール５１は２本を平行に設け、シート
は両側で同図の構成のカムフォロワ６０により支持され
る。
おいて、図７に示すようにリップ溝形のレール５１を車
体に設け、シートに設けられたフレーム５２に、軸５３
を介して一対の玉軸受５４，５４からなるカムフォロワ
６０を設け、レール５１の底面に転接させるようにした
ものが使用されている。カムフォロワ６０は、レール５
１の両側のフランジ部５１ｂに対して遊びを有するよう
に使用される。レール５１は２本を平行に設け、シート
は両側で同図の構成のカムフォロワ６０により支持され
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】自動車用スライド装置
等においては、コスト面などの制約から、レール５１に
高精度のものを用いることが難しく、一対のレール５１
間の距離が途中で広がったり狭まったりし、平行度が精
度良く出ていない場合がある。特に、いわゆるワンボッ
クスカー等のように、シートの移動距離を長くする場合
に、平行度の確保が難しい。このように両側のレール５
１の平行度が出ていない場合、シートの移動に伴い、カ
ムフォロワ６０の外輪５５とレール５１のフランジ５１
ｂの間に負の遊びが大きく生じ、回転するカムフォロワ
６０の外輪５５がフランジ５１ｂに強く押し付けられて
シートを円滑に動かすことができない場合がある。ま
た、シートを移動させるときに、シートがレールに対し
て斜めになることがあり、このような場合、両側のレー
ル５１において、カムフォロワ６０がレール５１に対し
て片当たり状態となり、一層シートの移動の円滑性が妨
げられる。
等においては、コスト面などの制約から、レール５１に
高精度のものを用いることが難しく、一対のレール５１
間の距離が途中で広がったり狭まったりし、平行度が精
度良く出ていない場合がある。特に、いわゆるワンボッ
クスカー等のように、シートの移動距離を長くする場合
に、平行度の確保が難しい。このように両側のレール５
１の平行度が出ていない場合、シートの移動に伴い、カ
ムフォロワ６０の外輪５５とレール５１のフランジ５１
ｂの間に負の遊びが大きく生じ、回転するカムフォロワ
６０の外輪５５がフランジ５１ｂに強く押し付けられて
シートを円滑に動かすことができない場合がある。ま
た、シートを移動させるときに、シートがレールに対し
て斜めになることがあり、このような場合、両側のレー
ル５１において、カムフォロワ６０がレール５１に対し
て片当たり状態となり、一層シートの移動の円滑性が妨
げられる。
【０００４】この発明は上記課題を解消するものであ
り、軸方向のがたつきを抑えて円滑な移動が確保できる
簡単な構成のスライド装置を提供することを目的とす
る。
り、軸方向のがたつきを抑えて円滑な移動が確保できる
簡単な構成のスライド装置を提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明のスライド装置
は、開口を上向きとして寝かせて配置された溝形のレー
ルと、このレール内に配置され前記レールのウェブ面に
転接して移動体を支持する回転自在なカムフォロワとを
備えたスライド装置において、前記レールのカムフォロ
ワの転接範囲となるウェブ側縁部を、中央側が下降する
勾配面に形成したものである。ここで言う勾配面は、平
坦面に限らず、円弧状曲面等の曲面を含む意味である。
このように、レールのウェブ側縁部を勾配面に形成する
ことにより、この勾配面上に接するカムフォロワにはレ
ール中央側に滑り落ちようとする力が作用する。そのた
め、カムフォロワは常にレールのフランジ部から離れよ
うとし、カムフォロワとレールの間のがたつきが抑制さ
れる。例えば、レールを２本平行に設け、同じ移動体の
両側にカムフォロワを設け、これらレールとカムフォロ
ワとの組み合わせを対称に配置した場合、移動体はレー
ルの勾配面により、常にレール間の中央側へ自重で案内
されることになる。そのため、移動体の偏りが防止さ
れ、複数設けられるうちの一部のカムフォロワがレール
に軸方向に強く押しつけられることが防止され、移動体
の円滑な移動が確保される。このように、カムフォロワ
の軸方向のがたつきが抑制されるため、レールに高精度
が要求されず、しかもレールに勾配面を形成するだけの
簡単な構成ですみ、これらのためコスト低減が図れる。
は、開口を上向きとして寝かせて配置された溝形のレー
ルと、このレール内に配置され前記レールのウェブ面に
転接して移動体を支持する回転自在なカムフォロワとを
備えたスライド装置において、前記レールのカムフォロ
ワの転接範囲となるウェブ側縁部を、中央側が下降する
勾配面に形成したものである。ここで言う勾配面は、平
坦面に限らず、円弧状曲面等の曲面を含む意味である。
このように、レールのウェブ側縁部を勾配面に形成する
ことにより、この勾配面上に接するカムフォロワにはレ
ール中央側に滑り落ちようとする力が作用する。そのた
め、カムフォロワは常にレールのフランジ部から離れよ
うとし、カムフォロワとレールの間のがたつきが抑制さ
れる。例えば、レールを２本平行に設け、同じ移動体の
両側にカムフォロワを設け、これらレールとカムフォロ
ワとの組み合わせを対称に配置した場合、移動体はレー
ルの勾配面により、常にレール間の中央側へ自重で案内
されることになる。そのため、移動体の偏りが防止さ
れ、複数設けられるうちの一部のカムフォロワがレール
に軸方向に強く押しつけられることが防止され、移動体
の円滑な移動が確保される。このように、カムフォロワ
の軸方向のがたつきが抑制されるため、レールに高精度
が要求されず、しかもレールに勾配面を形成するだけの
簡単な構成ですみ、これらのためコスト低減が図れる。
【０００６】上記構成において、前記カムフォロワの外
周面を前記ウェブ側縁部の勾配に対応するテーパ面に形
成しても良い。この場合、カムフォロワは外径面の軸方
向の略全体でレールに転接することができ、接触圧の集
中が避けられてカムフォロワやレールの耐久性が向上す
る。また、レールの勾配面による案内作用も効果的に得
られる。
周面を前記ウェブ側縁部の勾配に対応するテーパ面に形
成しても良い。この場合、カムフォロワは外径面の軸方
向の略全体でレールに転接することができ、接触圧の集
中が避けられてカムフォロワやレールの耐久性が向上す
る。また、レールの勾配面による案内作用も効果的に得
られる。
【０００７】また、これらの構成において、前記カムフ
ォロワは、前記移動体のレール内挿入部に転がり軸受を
介して回転自在に支持されて前記レール内挿入部の両側
に突出した軸と、この軸の両端に設けられたカムフォロ
ワ本体とからなるものとしても良い。この構成の場合、
軸受と別にカムフォロワ本体を設けることができ、カム
フォロワ本体を堅固なものとできる。カムフォロワは、
この構成の代わりに、前記移動体のレール内挿入部に設
けられてこのレール内挿入部の両側に突出した軸と、こ
の軸の両端に転がり軸受を介して設けられた一対のカム
フォロワ本体とからなるものとしても良い。この構成の
場合、両側のカムフォロワ本体が独立して回転でき、回
転の円滑性が良い。
ォロワは、前記移動体のレール内挿入部に転がり軸受を
介して回転自在に支持されて前記レール内挿入部の両側
に突出した軸と、この軸の両端に設けられたカムフォロ
ワ本体とからなるものとしても良い。この構成の場合、
軸受と別にカムフォロワ本体を設けることができ、カム
フォロワ本体を堅固なものとできる。カムフォロワは、
この構成の代わりに、前記移動体のレール内挿入部に設
けられてこのレール内挿入部の両側に突出した軸と、こ
の軸の両端に転がり軸受を介して設けられた一対のカム
フォロワ本体とからなるものとしても良い。この構成の
場合、両側のカムフォロワ本体が独立して回転でき、回
転の円滑性が良い。
【０００８】上記各構成のスライド装置において、前記
移動体が自動車のシートであり、前記レールを２本平行
に設け、これら各レールに対して前記カムフォロワを設
けた構成としても良い。このように、レールを２本平行
に設ける自動車シートのスライド装置にこの発明を適用
した場合に、上記の各効果が一層効果的となる。
移動体が自動車のシートであり、前記レールを２本平行
に設け、これら各レールに対して前記カムフォロワを設
けた構成としても良い。このように、レールを２本平行
に設ける自動車シートのスライド装置にこの発明を適用
した場合に、上記の各効果が一層効果的となる。
【０００９】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図１およ
び図２と共に説明する。図２は、このスライド装置を自
動車のシートスライド装置に応用した例を示す。このス
ライド装置は、車体の床面に取付けられる左右一対のレ
ール１と、これらレール１に対応させて移動体であるシ
ート２の底部の左右に固定される一対のフレーム３と、
これらフレーム３の前後複数箇所に取付けられるカムフ
ォロワＡとを備える。レール１は、リップ溝状のもので
あり、鋼板等の金属板のロール成形品等からなる。レー
ル１は、図１のように、リップ部の先端に下向き片１ｃ
が全長に渡って設けられているが、この下向き片１ｃは
必ずしも設けなくても良い。フレーム３は、レール１内
に垂直に挿入される板状のレール内挿入部３ａを有し、
このレール内挿入部３ａのレール長手方向複数箇所に前
記カムフォロワＡが設けられている。
び図２と共に説明する。図２は、このスライド装置を自
動車のシートスライド装置に応用した例を示す。このス
ライド装置は、車体の床面に取付けられる左右一対のレ
ール１と、これらレール１に対応させて移動体であるシ
ート２の底部の左右に固定される一対のフレーム３と、
これらフレーム３の前後複数箇所に取付けられるカムフ
ォロワＡとを備える。レール１は、リップ溝状のもので
あり、鋼板等の金属板のロール成形品等からなる。レー
ル１は、図１のように、リップ部の先端に下向き片１ｃ
が全長に渡って設けられているが、この下向き片１ｃは
必ずしも設けなくても良い。フレーム３は、レール１内
に垂直に挿入される板状のレール内挿入部３ａを有し、
このレール内挿入部３ａのレール長手方向複数箇所に前
記カムフォロワＡが設けられている。
【００１０】この構成のスライド装置において、この実
施形態では、レール１のカムフォロワＡの転接範囲とな
る両側のウェブ側縁部を、中央側が下降する勾配面１ａ
ａに各々形成してあり、レール１のウェブ１ａは台形状
の断面形状となっている。カムフォロワＡは、移動体２
のフレーム３におけるレール内挿入部３ａに、転がり軸
受５を介して軸６を回転自在に支持し、この軸６の前記
レール内挿入部３ａの両側に突出した両端にカムフォロ
ワ本体７を取付けたものとしてある。軸受５は、この例
では同図（Ｂ）のように深溝玉軸受とし、２個並べて設
けてある。軸受５とカムフォロワ本体７との間には、内
輪間座８が設けてある。カムフォロワ本体７は、外径面
がレール１の勾配面１ａａに応じたテーパ面とされてい
る。
施形態では、レール１のカムフォロワＡの転接範囲とな
る両側のウェブ側縁部を、中央側が下降する勾配面１ａ
ａに各々形成してあり、レール１のウェブ１ａは台形状
の断面形状となっている。カムフォロワＡは、移動体２
のフレーム３におけるレール内挿入部３ａに、転がり軸
受５を介して軸６を回転自在に支持し、この軸６の前記
レール内挿入部３ａの両側に突出した両端にカムフォロ
ワ本体７を取付けたものとしてある。軸受５は、この例
では同図（Ｂ）のように深溝玉軸受とし、２個並べて設
けてある。軸受５とカムフォロワ本体７との間には、内
輪間座８が設けてある。カムフォロワ本体７は、外径面
がレール１の勾配面１ａａに応じたテーパ面とされてい
る。
【００１１】この構成のスライド装置によると、レール
１のウェブ側縁部を勾配面１ａａに形成したため、カム
フォロワＡにはレール中央側に滑り落ちようとする力が
作用する。このような力が、移動体であるシート２の両
側のレール１，１とカムフォロワＡの間で生じることに
なる。そのため、シート２の偏りが防止され、複数設け
られるうちの一部のカムフォロワＡがレールに軸方向に
強く押しつけられることが防止され、シート２の円滑な
移動が確保される。このように、カムフォロワＡの軸方
向のがたつきが抑制されるため、レール１に高精度が要
求されず、しかもレール１に勾配面１ａａを形成するだ
けの簡単な構成ですみ、これらのためコスト低減が図れ
る。
１のウェブ側縁部を勾配面１ａａに形成したため、カム
フォロワＡにはレール中央側に滑り落ちようとする力が
作用する。このような力が、移動体であるシート２の両
側のレール１，１とカムフォロワＡの間で生じることに
なる。そのため、シート２の偏りが防止され、複数設け
られるうちの一部のカムフォロワＡがレールに軸方向に
強く押しつけられることが防止され、シート２の円滑な
移動が確保される。このように、カムフォロワＡの軸方
向のがたつきが抑制されるため、レール１に高精度が要
求されず、しかもレール１に勾配面１ａａを形成するだ
けの簡単な構成ですみ、これらのためコスト低減が図れ
る。
【００１２】なお、このように２本のレール１でシート
２を案内する場合、各レール１は勾配面１ａａを片方の
みに設けたものとしても良い。両側のレール１の勾配面
１ａａは、互いに対称な向きとする。このようにレール
１の片方のみに勾配面１ａａを設ける構成としても、両
側のレール１により、シート２を中央に案内する作用が
得られる。以下の各実施形態においても同様である。
２を案内する場合、各レール１は勾配面１ａａを片方の
みに設けたものとしても良い。両側のレール１の勾配面
１ａａは、互いに対称な向きとする。このようにレール
１の片方のみに勾配面１ａａを設ける構成としても、両
側のレール１により、シート２を中央に案内する作用が
得られる。以下の各実施形態においても同様である。
【００１３】図３はこの発明の他の実施形態を示す。こ
の例は、図１の実施形態のスライド装置において、各カ
ムフォロワ本体７の外径面を円筒面状に形成したもので
ある。カムフォロワ本体７の外径面の側縁部には円弧状
断面の面取が施してある。このようにカムフォロワ本体
７を円筒面に構成した場合も、前記と同様にレール１の
勾配面１ａａによる案内作用が得られる。また、このよ
うにカムフォロワ本体７を円筒面に構成した場合に、レ
ール１の勾配面１ａａは、図４に示すように円弧状断面
の曲面としても良い。
の例は、図１の実施形態のスライド装置において、各カ
ムフォロワ本体７の外径面を円筒面状に形成したもので
ある。カムフォロワ本体７の外径面の側縁部には円弧状
断面の面取が施してある。このようにカムフォロワ本体
７を円筒面に構成した場合も、前記と同様にレール１の
勾配面１ａａによる案内作用が得られる。また、このよ
うにカムフォロワ本体７を円筒面に構成した場合に、レ
ール１の勾配面１ａａは、図４に示すように円弧状断面
の曲面としても良い。
【００１４】図５はこの発明のさらに他の実施形態を示
す。この例は、カムフォロワＡを、前記フレーム３のレ
ール内挿入部３ａに設けられてこのレール内挿入部３ａ
の両側に突出した軸６Ａと、この軸６Ａの両端に転がり
軸受５Ａを介して設けられた一対のカムフォロワ本体７
Ａからなるものとしてある。軸６Ａは、両端に小径部を
設け、この小径部に軸受５Ａを外嵌状態に設けてある。
軸受５Ａは、深溝玉軸受等の転がり軸受からなる。カム
フォロワ本体７Ａは、外径面をレール１の勾配面１ａａ
に応じたテーパ面としてある。レール１およびシート２
は、図１，図２の実施形態と同じ構成のものである。こ
の構成の場合も、前記各実施形態と同様に、カムフォロ
ワＡをレール１の中心に案内する作用が得られる。ま
た、この例では、両側のカムフォロワ本体７Ａが独立し
て回転するため、カムフォロワＡの回転が一層円滑とな
る。
す。この例は、カムフォロワＡを、前記フレーム３のレ
ール内挿入部３ａに設けられてこのレール内挿入部３ａ
の両側に突出した軸６Ａと、この軸６Ａの両端に転がり
軸受５Ａを介して設けられた一対のカムフォロワ本体７
Ａからなるものとしてある。軸６Ａは、両端に小径部を
設け、この小径部に軸受５Ａを外嵌状態に設けてある。
軸受５Ａは、深溝玉軸受等の転がり軸受からなる。カム
フォロワ本体７Ａは、外径面をレール１の勾配面１ａａ
に応じたテーパ面としてある。レール１およびシート２
は、図１，図２の実施形態と同じ構成のものである。こ
の構成の場合も、前記各実施形態と同様に、カムフォロ
ワＡをレール１の中心に案内する作用が得られる。ま
た、この例では、両側のカムフォロワ本体７Ａが独立し
て回転するため、カムフォロワＡの回転が一層円滑とな
る。
【００１５】図５の例のように固定の軸６Ａに軸受５Ａ
を介してカムフォロワ本体７Ａを設ける構成において
も、カムフォロワ本体７Ａを外径面が円筒面のものとし
ても良い。また、これら図５，図６の構成において、カ
ムフォロワ本体７Ａを軸受５Ａと独立して設ける代わり
に、軸受５Ａの外輪をカムフォロワ本体として使用する
ようにしても良い。
を介してカムフォロワ本体７Ａを設ける構成において
も、カムフォロワ本体７Ａを外径面が円筒面のものとし
ても良い。また、これら図５，図６の構成において、カ
ムフォロワ本体７Ａを軸受５Ａと独立して設ける代わり
に、軸受５Ａの外輪をカムフォロワ本体として使用する
ようにしても良い。
【００１６】
【発明の効果】この発明のスライド装置は、レールのカ
ムフォロワの転接範囲となるウェブ側縁部を、中央側が
下降する勾配面に形成したため、軸方向のがたつきを抑
えて円滑な移動が確保でき、しかも簡単な構成で済み、
コスト低下が図れる。カムフォロワの外周面を前記ウェ
ブ側縁部の勾配に対応したテーパ面に形成した場合、耐
久性が向上し、かつウェブ側縁部による案内効果も向上
する。前記カムフォロワが、前記移動体のレール内挿入
部に転がり軸受を介して回転自在に支持されて前記レー
ル内挿入部の両側に突出した軸と、この軸の両端に設け
られたカムフォロワ本体とからなるものである場合は、
軸受と別にカムフォロワ本体を設けることができ、カム
フォロワ本体を堅固なものとできる。前記カムフォロワ
が、移動体のレール内挿入部に設けられてこのレール内
挿入部の両側に突出した軸と、この軸の両端に転がり軸
受を介して設けられた一対のカムフォロワ本体とからな
るものである場合は、両側のカムフォロワ本体が独立し
て回転でき、回転の円滑性が良い。これらの構成のスラ
イド装置は、移動体が自動車のシートであり、前記レー
ルが２本平行に設けられるものである場合に、一層効果
的となる。
ムフォロワの転接範囲となるウェブ側縁部を、中央側が
下降する勾配面に形成したため、軸方向のがたつきを抑
えて円滑な移動が確保でき、しかも簡単な構成で済み、
コスト低下が図れる。カムフォロワの外周面を前記ウェ
ブ側縁部の勾配に対応したテーパ面に形成した場合、耐
久性が向上し、かつウェブ側縁部による案内効果も向上
する。前記カムフォロワが、前記移動体のレール内挿入
部に転がり軸受を介して回転自在に支持されて前記レー
ル内挿入部の両側に突出した軸と、この軸の両端に設け
られたカムフォロワ本体とからなるものである場合は、
軸受と別にカムフォロワ本体を設けることができ、カム
フォロワ本体を堅固なものとできる。前記カムフォロワ
が、移動体のレール内挿入部に設けられてこのレール内
挿入部の両側に突出した軸と、この軸の両端に転がり軸
受を介して設けられた一対のカムフォロワ本体とからな
るものである場合は、両側のカムフォロワ本体が独立し
て回転でき、回転の円滑性が良い。これらの構成のスラ
イド装置は、移動体が自動車のシートであり、前記レー
ルが２本平行に設けられるものである場合に、一層効果
的となる。
【図１】（Ａ）はこの発明の一実施形態の断面図、
（Ｂ）はその軸受設置部の具体例を示す断面図である。
（Ｂ）はその軸受設置部の具体例を示す断面図である。
【図２】同スライド装置を応用した自動車用シートスラ
イド装置の全体の斜視図およびその部分拡大斜視図であ
る。
イド装置の全体の斜視図およびその部分拡大斜視図であ
る。
【図３】この発明の他の実施形態の断面図である。
【図４】この発明のさらに他の実施形態の断面図であ
る。
る。
【図５】この発明のさらに他の実施形態の断面図であ
る。
る。
【図６】この発明のさらに他の実施形態の断面図であ
る。
る。
【図７】従来例の断面図である。
１…レール ５Ａ…軸受 １ａ…ウェブ ６Ａ…軸 １ａａ…勾配面 ７Ａ…カムフォロワ
本体 ２…シート（移動体） ３…フレーム ３ａ…レール内挿入部 ５…軸受 ６…軸 ７…カムフォロワ本体
本体 ２…シート（移動体） ３…フレーム ３ａ…レール内挿入部 ５…軸受 ６…軸 ７…カムフォロワ本体
Claims (5)
- 【請求項１】 開口を上向きとして寝かせて配置された
溝形のレールと、このレール内に配置され前記レールの
ウェブ面に転接して移動体を支持する回転自在なカムフ
ォロワとを備えたスライド装置において、前記レールの
カムフォロワの転接範囲となるウェブ側縁部を、中央側
が下降する勾配面に形成したことを特徴とするスライド
装置。 - 【請求項２】 前記カムフォロワの外周面を前記ウェブ
側縁部の勾配に対応するテーパ面に形成した請求項１記
載のスライド装置。 - 【請求項３】 前記カムフォロワは、前記移動体のレー
ル内挿入部に転がり軸受を介して回転自在に支持されて
前記レール内挿入部の両側に突出した軸と、この軸の両
端に設けられたカムフォロワ本体とからなる請求項１ま
たは請求項２記載のスライド装置。 - 【請求項４】 前記カムフォロワは、前記移動体のレー
ル内挿入部に設けられてこのレール内挿入部の両側に突
出した軸と、この軸の両端に転がり軸受を介して設けら
れた一対のカムフォロワ本体とからなる請求項１または
請求項２記載のスライド装置。 - 【請求項５】 前記移動体が自動車のシートであり、前
記レールは２本平行に設け、これら各レールに対して前
記カムフォロワを設けた請求項１ないし請求項４のいず
れかに記載のスライド装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34276396A JPH10169650A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | スライド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34276396A JPH10169650A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | スライド装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10169650A true JPH10169650A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18356313
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34276396A Pending JPH10169650A (ja) | 1996-12-05 | 1996-12-05 | スライド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10169650A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011214654A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Honda Motor Co Ltd | スライダ |
| WO2014199757A1 (ja) * | 2013-06-14 | 2014-12-18 | シロキ工業株式会社 | 車両用スライドレール装置 |
| JPWO2015194008A1 (ja) * | 2014-06-19 | 2017-04-20 | アディエント ルクセンブルク ホールディング エス エー アール エル | 乗り物用シートスライド装置 |
-
1996
- 1996-12-05 JP JP34276396A patent/JPH10169650A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011214654A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Honda Motor Co Ltd | スライダ |
| WO2014199757A1 (ja) * | 2013-06-14 | 2014-12-18 | シロキ工業株式会社 | 車両用スライドレール装置 |
| JPWO2015194008A1 (ja) * | 2014-06-19 | 2017-04-20 | アディエント ルクセンブルク ホールディング エス エー アール エル | 乗り物用シートスライド装置 |
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