JPH09188168A - シートスライド装置 - Google Patents

シートスライド装置

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JPH09188168A
JPH09188168A JP35376195A JP35376195A JPH09188168A JP H09188168 A JPH09188168 A JP H09188168A JP 35376195 A JP35376195 A JP 35376195A JP 35376195 A JP35376195 A JP 35376195A JP H09188168 A JPH09188168 A JP H09188168A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 逆T字状のアッパーレールを連続する1枚の
板状部材から成形できるようにしたシートスライド装置
を提供する。 【解決手段】 この発明は、ロアレール10に転動部材
としてのローラ30を介して摺動可能に配置されるアッ
パーレール20を備えたシートリクライニング装置Eに
おいて、アッパーレール20は、1枚の板状部材60を
2つ折りして壁部21が形成されており、この壁部21
の折曲部25側の一側に、シート側への取付突部23を
形成できるように切込み22を形成すると共に、非折曲
部側の両側を相互に反対方向に折り曲げて略逆T字状の
アッパーフランジ24を形成し、このアッパーフランジ
24の下面側をローラ30に摺動する摺動部24aとし
たことを特徴としている。上述した構成によれば、取付
突部23を切込み22を設けることで形成するようにし
たから、板状部材60からアッパーレール20を成形す
るに際してスクラップ部分60bが非常に少なくなり、
歩留りを大幅に向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用シート
のシートスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シートスライド装置は、周知のように車
体側に前後方向に沿って取り付けられるロアレールと、
このロアレールに摺動可能に配置され上側をシート側に
取り付けられるアッパーレールを備えているが、近時コ
ストの低減化を図るために、シート側への取付部を一体
的に設けた逆T字状のアッパーレールが採用されてい
る。
【0003】この種のシートスライド装置を図14によ
って説明すると、ロアレール1は、車体側に取り付けら
れる断面略U字状の基部1aと、この基部1aの両側縁
上部から内側方に略逆U字状に折曲されたガイド部1
b,1cとからなっている。また、アッパーレール2は
2枚の板状部材を重合して構成されており、シート側へ
の取付部2a,2bと、この取付部2a,2bの各下部
から相反する方向に略U字状に折曲したアッパーフラン
ジ2c,2dとからなっている。このアッパーフランジ
2c,2dは、水平部の摺動部2e,2fと、直立部の
フック部2g,2hから形成されている。
【0004】そして、ロアレール1の基部1a内面と、
アッパーレール2の摺動部2e,2fとの間にはローラ
3が介装されており、また、ロアレール1のガイド部1
b,1c内面とアッパーレール2のフック部2g,2h
との間にはボール4,4が介装されている。
【0005】なお、図において、5はローラ3及びボー
ル4を保持するためのリテーナである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシートスライド装置では、図15に示すように、板
状部材6からアッパーレール2のワーク6aを成形する
に際して、スクラップ部分6bが非常に多くなり、歩留
りが悪かった。
【0007】また、アッパーレール2の取付部2a,2
bを接合するため、溶接等の固着工程が必要となるので
製造コストが高くなるという問題があった。
【0008】この発明は、上述した従来技術の課題を解
決すべくなされたもので、その目的とするところは、逆
T字状のアッパーレールを連続する1枚の板状部材から
成形できるようにしたシートスライド装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る請求項1のシートスライド装置で
は、下面側を車体側に取り付けるロアレールと、このロ
アレールに転動部材を介して摺動可能に配置され上側を
シート側に取り付けるアッパーレールとを備えたシート
スライド装置であって、前記アッパーレールは、1枚の
板状部材を2つ折りして壁部が形成されており、この壁
部の折曲部側の一側に、シート側への取付突部を形成で
きるように切込みを形成すると共に、非折曲部側の両側
を相互に反対方向に折り曲げて略逆T字状のアッパーフ
ランジを形成し、このアッパーフランジの下面側を前記
転動部材に摺動する摺動部としたことを特徴としてい
る。
【0010】また、請求項2のシートスライド装置で
は、前記アッパーレールの2つ折りした壁部を塑性結合
加工により接合させたことを特徴としている。
【0011】また、請求項3のシートスライド装置で
は、前記摺動部の幅方向両側に、前記ロアレールの幅方
向両側に長手方向に沿って形成されたガイド部内面に摺
接するカール部を設けたことを特徴としている。
【0012】また、請求項4のシートスライド装置で
は、前記カール部に長手方向に間隔をおいて摺接用突部
を形成したことを特徴としている。
【0013】また、請求項5のシートスライド装置で
は、前記アッパーレールの重合された両壁部の間に、幅
方向に空間部を形成したことを特徴としている。
【0014】また、請求項6のシートスライド装置で
は、前記アッパーレールの重合された両壁部の片壁フロ
ント側を切込むことにより、シートリフタ装置の機構部
品取付部を形成したことを特徴としている。
【0015】そして、請求項1のシートスライド装置に
よれば、1枚の板状部材からアッパーレールを成形する
に際して、この板状部材を2つ折りして形成した壁部の
折曲部側の一側にアッパーレールのシート側への取付突
部を形成するように切込みを形成したから、スクラップ
部分が非常に少なくなり、板状部材の歩留りを大幅に向
上させることができる。
【0016】また、請求項2のシートスライド装置によ
れば、アッパーレールの2つ折りした両壁部の接合を、
プレス加工内に行うことができるので、溶接等の固着工
程を廃止することができ、製造コストの低減化を図るこ
とができる。
【0017】また、請求項3のシートスライド装置によ
れば、アッパーレールのカール部によりロアレールに対
するアッパーレールの幅方向及び上下方向のガタをなく
すことができるので、ボール及びリテーナを廃止するこ
とができ、コストの低減化を図ることができる。
【0018】また、請求項4のシートスライド装置によ
れば、アッパーレールのカール部に長手方向に間隔をお
いて形成した摺接用突部により、ロアレールに対するア
ッパーレールの摺動抵抗を小さくすることができるの
で、アッパーレールの摺動性を向上させることができ
る。
【0019】また、請求項5のシートスライド装置によ
れば、アッパーレールの重合された両壁部の間に形成し
た空間部により、アッパーレールの横剛性を向上させる
ことができる。
【0020】また、請求項6のシートスライド装置によ
れば、アッパーレールと、シートリクライニング装置の
支持部と、シートリフタ装置の機構部品取付部が1枚の
板状部材により成形できるため、機能の集約化が図れて
部品点数が削減でき、コストの低減化を図ることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図面に示す実施
形態に基づいて説明する。
【0022】図1乃至図5はこの発明の第1実施形態に
係り、図1はシートスライド装置の正面視説明図、図2
は図1のII−II矢視断面説明図、図3はアッパーレール
の斜視説明図、図4はアッパーレールの壁部の接合状態
を示す断面説明図、図5はアッパーレールのワーク成形
時における板状部材の状態を示す平面視説明図である。
図において、Eは車両用のシートスライド装置で、下面
側を車体側に取り付けるロアレール10と、このロアレ
ール10に転動部材としてのローラ30を介して摺動可
能に配置され上側をシート側に取り付けるアッパーレー
ル20を備えている。
【0023】そして、この発明の第1実施形態に係るシ
ートスライド装置Eのアッパーレール20は、1枚の板
状部材60を2つ折りして壁部21が形成されており、
この壁部21の折曲部25側の一側に、シート側への取
付突部23を形成できるように切込み22を形成すると
共に、非折曲部側の両側を相互に反対方向に折り曲げて
略逆T字状のアッパーフランジ24を形成し、このアッ
パーフランジ24の下面側をローラ30に摺動する摺動
部24aとしたことを特徴としている。
【0024】さらに、この発明に係る第1実施形態の構
成を詳細に説明する。
【0025】シートスライド装置Eは、シートクッショ
ン41とシートバック42とを備えた車両用シート40
に装着されている。
【0026】ロアレール10は、車体のフロア50側に
前後方向(図1において矢印F−R方向)に所定の間隔
をおいて左右一対で固定されており(一方のみ図示)、
フロア50側に固定される断面略U字状の基部11と、
この基部11の両側縁上部から長手方向に沿って内側方
に折曲して形成された断面略逆U字状のガイド部12,
12とからなっている。
【0027】アッパーレール20は、1枚の板状部材6
0をプレス成形したワーク60aを前側の折曲部25で
折り曲げると共に、両端を連続的に略逆T字状に折り曲
げて形成されており、この2つ折りにして重合される壁
部21を形成するに際して、中央の折曲線28からずら
した位置に切込み22を形成することで一方の壁部21
aの折曲部25側の一側に形成したシートリクライニン
グ装置43への取付突部23と、壁部21の下部から壁
部21の重合面を中心として左右対称に長手方向に沿っ
て折曲された断面略U字状のアッパーフランジ24とか
らなっている。
【0028】また、2つ折りにして重合された壁部21
は、塑性結合加工により接合されている。図4(a),
(b),(c)は塑性結合加工の実施形態を示してお
り、図4(a)はバーリング加工による接合を示し、左
側の壁部21aにバーリング部21cを形成し、このバ
ーリング部21cを右側の壁部21bに形成されたカシ
メ孔21dに挿入し、右側の壁部21bから突出したバ
ーリング部21cをかしめることにより両壁部21a,
21bは接合されている。
【0029】また、図4(b)は、エンボスカシメ加工
による接合を示し、両壁部21a,21bを重合した状
態で一側面側からエンボス部21e,21fをプレス成
形した後、このエンボス部21e,21fをかしめるこ
とで内側のエンボス部21eの先端外径をエンボス部2
1fの基部内径より大きくすることにより両壁部21
a,21bは接合されている。なお、かしめは、エンボ
ス部21e,21fに全周又は複数箇所、例えば4箇所
に間隔をおいて施される。
【0030】さらに、図4(c)は、折り曲げによる接
合を示し、左側の壁部21aにフック部21gを形成
し、このフック部21gを右側の壁部21bに形成され
た挿通孔21hに挿入し、右側の壁部21bから突出し
たフック部21gの先端部をかしめることにより両壁部
21a,21bは接合されている。
【0031】なお、両壁部21a,21bの接合を従来
同様スポット溶接やピンカシメ等を用いて行ってもよく
この場合には、溶接工程やピン挿入工程等が必要にな
る。
【0032】アッパーフランジ24は、下面である摺動
部24aと、この摺動部24aの幅方向両側に長手方向
に沿って形成されたフック部24b,24bとからな
り、摺動部24aは、ロアレール10の基部11内に所
定の間隔をおいて前後2箇所に介装されたローラ30に
摺接するように設定されている。また、フック部24
b,24bとロアレール10のガイド部12,12との
間でボール31,31を挟装しており、このボール3
1,31はローラ30と共にリテーナ32により保持さ
れている。
【0033】上記第1実施形態によれば、図5に示すよ
うに、1枚の板状部材60からアッパーレール20のワ
ーク60aをプレス加工により成形するに際して、切込
み22を設けて取付突部23を成形するようにしたの
で、スクラップ部分60bを大幅に少なくすることがで
きる。これにより、板状部材60の歩留りを大幅に向上
させることができる。
【0034】また、アッパーレール20を1枚の板状部
材60から一連のプレス加工内にて成形することがで
き、溶接等の固着工程を廃止することができるので、コ
ストを大幅に低減させることができる。
【0035】図6及び図7はこの発明の第2実施形態に
係り、図6は図2に相当する断面説明図、図7はアッパ
ーレールの斜視説明図であり、第1実施形態に示すもの
と同一又は同等のものには、同一符号を付し、その詳細
な説明は省略する。
【0036】この第2実施形態では、アッパーレール2
0のフック部24b,24bの幅方向両側に、ロアレー
ル10の基部11の側部内面及びガイド部12,12内
面に摺接するカール部24c,24cを設けたことを特
徴としている。また、ローラ30の位置決めは、ロアレ
ール10の基部11下面に打出して形成された突部11
a及び基部11幅方向両側にローラ30を挟持するよう
にして形成されたローラガイド部11b,11bによっ
てなされている。このローラガイド部11bはローラ3
0の転動方向を規制している。
【0037】上記第2実施形態によれば、カール部24
c,24cによりアッパーレール20の幅方向及び上下
方向のガタつきを防止することができる。これによっ
て、アッパーレール20をロアレール10に対して円滑
に摺動させることができる。さらに、ボール31及びリ
テーナ32を廃止することができるので、コストの低減
化を図ることができる。
【0038】なお、カール部24cはアッパーレール2
0の長手方向全体に形成しなくてもよく、長手方向中間
部分に所定範囲で形成したり、また間隔をおいて複数箇
所設けるようにしてもよく、さらに左右を非対称に形成
してもよい。この場合、摺接部分が減少でき、摺動抵抗
が小さくできるため、アッパーレール20をロアレール
10に対して、さらに円滑に摺動させることができる。
【0039】図8は、この発明の第3実施形態に係る図
6に相当する断面説明図であり、第2実施形態に示すも
のと同一又は同等のものには、同一符号を付し、その詳
細な説明は省略する。
【0040】この第3実施形態では、カール部24c,
24cに、長手方向に間隔をおいてロアレール10のガ
イド部12,12内面に摺接する摺接用突部24d,2
4dを形成したことを特徴としている。
【0041】この第3実施形態によれば、摺接用突部2
4d,24dにより、アッパーレール20のロアレール
10に対する摺動抵抗を大幅に低減させることができ、
アッパーレール20の摺動性をさらに向上させることが
できる。
【0042】なお、この第3実施形態においては、ロア
レール10のガイド部12,12上面が傾斜して設けら
れており、これにより、アッパーレール20に剥離方向
の荷重が作用した際の、ロアレール10のガイド部1
2,12の変形量が減少し、剥離強度の向上を図ること
ができる。
【0043】図9及び図10は、この発明の第4実施形
態に係り、図9は図2に相当する断面説明図、図10は
図3に相当するアッパーレールの斜視説明図であり、第
1実施形態に示すものと同一又は同等のものには、同一
符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0044】この第4実施形態では、アッパーレール2
0の壁部21a,21bの重合に、幅方向の空間部21
mを長手方向に沿って形成したことを特徴としている。
なお、空間部21mは、壁部21a,21bを重合して
接合した部分の間に形成される。
【0045】この第4実施形態によれば、空間部21e
によりアッパーレール20の横剛性を向上させることが
でき、アッパーレール20の強度を大幅に向上させるこ
とができる。
【0046】図11及び図12はこの発明の第5実施形
態に係り、図11は図3に相当するアッパーレールの斜
視説明図、図12は図5に相当するアッパーレールのワ
ーク成形時における板状部材の状態を示す平面視説明図
であり、第1実施形態に示すものと同一又は同等のもの
には、同一符号を付しその詳細な説明は省略する。
【0047】この第5実施形態のアッパーレール20
は、シートクッション41の上下調節を可能にするシー
トリフタ装置(図示せず)を有する車両用シート40に
装着されるシートスライド装置に用いられる。
【0048】アッパーレール20は、1枚の板状部材6
0をプレス成形したワーク60aを中央の折曲部25で
折り曲げると共に、両端を連続的に略逆T字状に折り曲
げて成形されており、この板状部材60を2つ折りして
重合される壁部21を形成するに際して、後側に中央の
折曲線28からずらした位置に切込み22を形成するこ
とで一方の壁部21aの折曲部側の一側に形成したシー
トリクライニング装置43への取付突部23と、前側に
中央の折曲線28からずらした位置に切込み22aを形
成することで一方の壁部21aの折曲部側の一側に形成
したシートリフタ装置の取付突部26と、壁部21の下
部から壁部21の重合面を中心として左右対称に長手方
向に沿って折曲された断面略U字状のアッパーフランジ
24とからなっている。このシートリフタ装置の取付突
部26には、リフタ機構部品の取付部27が形成され
る。なお、一方の壁部21aにシートリクライニング装
置の取付突部23を形成し、他方の壁部21bにシート
リフタ装置の取付突部26を形成するようにしてもよ
い。
【0049】この第5実施形態によれば、シートスライ
ド装置のアッパーレール20と、シートリクライニング
装置の支持部とシートリフタ装置の機構部品取付部が1
枚の板状部材60により成形できるため、機能の集約化
が図れて部品点数が削減できる。また、一連のプレス成
形で行えるため、歩留りを大幅に向上でき、しかもスク
ラップ部分60bを大幅に少なくすることができる。
【0050】なお、上記各実施形態は、適宜組合せて行
うことができ、また、図13に示すように、各実施形態
をすべて網羅したシートスライド装置Eにしてもよい。
【0051】
【発明の効果】上述した通り、この発明に係る請求項1
のシートスライド装置によれば、1枚の板状部材から逆
T字状のアッパーレールを成形するに際して、板状部材
を2つ折りして形成した壁部の折り曲げ部側の一側にア
ッパーレールのシート側への取付突部を切込みを設ける
ことで形成するようにしたから、スクラップ部分が非常
に少なくなり、板状部材の歩留りを大幅に向上させるこ
とができる。
【0052】また、請求項2のシートスライド装置によ
れば、アッパーレールの壁部の接合をプレス加工内に行
うことができるので、溶接等の固着工程を廃止すること
ができ、製造コストの低減化を図ることができる。
【0053】また、請求項3のシートスライド装置によ
れば、アッパーレールのカール部によりロアレールに対
するアッパーレールの幅方向及び上下方向のガタをなく
すことができるので、ボール及びリテーナを廃止するこ
とができ、コストの低減化を図ることができる。
【0054】また、請求項4のシートスライド装置によ
れば、アッパーレールのカール部に形成した摺接用突部
により、ロアレールに対するアッパーレールの摺動抵抗
を小さくすることができるので、アッパーレールの摺動
性を向上低減させることができる。
【0055】また、請求項5のシートスライド装置によ
れば、アッパーレールの重合された両壁部の間に形成し
た空間部により、アッパーレールの横剛性を向上させる
ことができる。
【0056】また、請求項6のシートスライド装置によ
れば、アッパーレールと、シートリクライニング装置の
支持部と、シートリフタ装置の機構部品取付部が1枚の
板状部材により成形できるため、機能の集約化が図れて
部品点数が削減でき、コストの低減化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態に係るシートスライド
装置の正面視説明図である。
【図2】図1のII−II矢視断面説明図である。
【図3】同じくアッパーレールの斜視説明図である。
【図4】同じくアッパーレールの折曲部の接合状態を示
す断面説明図である。
【図5】同じくアッパーレールのワーク成形時における
板状部材の状態を示す平面視説明図である。
【図6】この発明の第2実施形態に係り、図2の相当す
る断面説明図である。
【図7】同じくアッパーレールの斜視説明図である。
【図8】この発明の第3実施形態に係り、図6に相当す
る断面説明図である。
【図9】この発明の第4実施形態に係り、図2に相当す
る断面説明図である。
【図10】同じく図3に相当するアッパーレールの斜視
説明図である。
【図11】この発明の第5実施形態に係り、図3に相当
するアッパーレールの斜視説明図である。
【図12】同じく図5に相当するアッパーレールのワー
ク成形時における板状部材の状態を示す平面視説明図で
ある。
【図13】この発明の各実施形態をすべて網羅した図2
に相当する断面説明図である。
【図14】従来例に係るシートスライド装置の図2に相
当する断面説明図である。
【図15】同じくアッパーレールのワーク成形時におけ
る板状部材の状態を示す平面視説明図である。
【符号の説明】
10 ロアレール 12 ガイド部 20 アッパーレール 21 壁部 21m 空間部 22 切込み 23 取付突部 24 アッパーフランジ 24a 摺動部 24b フック部 24c カール部 24d 摺接用突部 25 折曲部 27 リフタ機構部品の取付部 30 転動部材(ローラ) 50 車体(フロア) 60 板状部材 60a ワーク 60b スクラップ部分 E シートスライド装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面側を車体側に取り付けるロアレール
    と、このロアレールに転動部材を介して摺動可能に配置
    され上側をシート側に取り付けるアッパーレールとを備
    えたシートスライド装置であって、前記アッパーレール
    は、1枚の板状部材を2つ折りして壁部が形成されてお
    り、この壁部の折曲部側の一側に、シート側への取付突
    部を形成できるように切込みを形成すると共に、非折曲
    部側の両側を相互に反対方向に折り曲げて略逆T字状の
    アッパーフランジを形成し、このアッパーフランジの下
    面側を前記転動部材に摺動する摺動部としたことを特徴
    とするシートスライド装置。
  2. 【請求項2】 前記アッパーレールの2つ折りした壁部
    を塑性結合加工により接合させたことを特徴とする請求
    項1記載のシートスライド装置。
  3. 【請求項3】 前記摺動部の幅方向両側に、前記ロアレ
    ールの幅方向両側に長手方向に沿って形成されたガイド
    部内面に摺接するカール部を設けたことを特徴とする請
    求項1記載のシートスライド装置。
  4. 【請求項4】 前記カール部に長手方向に間隔をおいて
    摺接用突部を形成したことを特徴とする請求項1及び2
    記載のシートスライド装置。
  5. 【請求項5】 前記アッパーレールの重合された両壁部
    の間に、幅方向に空間部を形成したことを特徴とする請
    求項1記載のシートスライド装置。
  6. 【請求項6】 前記アッパーレールの重合された両壁部
    の片壁フロント側を切込むことにより、シートリフタ装
    置の機構部品取付部を形成したことを特徴とする請求項
    1記載のシートスライド装置。
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