JPWO2014185423A1 - アンケートシステム、アンケート回答装置、アンケート回答方法、及びアンケート回答プログラム - Google Patents

アンケートシステム、アンケート回答装置、アンケート回答方法、及びアンケート回答プログラム Download PDF

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Abstract

エンターテイメント性のある楽しさ、閃き等を感じさせ、直感的で感覚的な回答方法を与えることができるアンケートシステムを提供することを目的とする。本発明は、回答情報を収集するアンケートシステムであって、回答結果を表示する表示部と物理センサとを有するアンケート回答装置と、通信回線を介して接続が可能なサーバ装置とを備え、アンケート回答装置は、アンケート回答装置に対する物理的動作及び/又は外部状況に関する回答情報を取得する回答情報取得手段と、取得された回答情報に応じて、アンケートの回答結果を表示する表示手段と、前記回答情報をサーバ装置に送信する回答情報送信手段とを備え、サーバ装置は、アンケート回答装置から送信された回答情報を受信する回答情報受信手段と、受信した回答情報を記憶する回答情報記憶手段とを備えることを特徴とするアンケートシステムに関する。

Description

本発明は、スマートフォンやタブレット端末等(以下、「スマートデバイス」という)を使用して、アンケートの回答情報を収集及び解析する技術に関する。
近年、インターネットを利用した市場調査(以下、「アンケート」という)では、アンケートの作成、配信、収集、解析等を行う調査主催者(以下、「調査主催者」という)のウェブサーバ上に設置したフォーム形式のアンケート画面へ、アンケートの回答者(以下、「回答者」という)がスマートデバイスからアクセスし、調査主催者が設定した所定の指示に沿って、回答者がアンケートの回答を入力することができるようになっている。
しかし、従来のウェブサーバ式のアンケート画面における主な回答手段は、チェックボックスやラジオボタン、選択肢タブによる回答選択肢等に制約されている場合がほとんどであった。このため、調査主催者が求める多くの質問項目に回答する際には、従来のウェブサーバ式のアンケートでは、回答者に対して煩雑な印象を与え、大きな負担を強いているという課題があった。
また、ウェブサーバ式のアンケート画面での回答入力の設計においては、主にウェブサーバ上で回答入力内容が判断されるという開発環境の制約を受けるため、スマートデバイスに内蔵されているジャイロセンサ等の物理センサによる回答者の物理的動作の結果をアンケート調査の回答情報として反映することができないという課題があった。
このような中、調査主催者の設問に対して、スマートデバイスの物理センサを用いて簡単な操作で回答できる回答集計方法およびシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、近年、商品等に関するアンケートへの回答結果に基づき、アンケートの回答者に対して商品を推薦する仕組みを備えるレコメンドシステムが提供されている。具体的には、不動産商品、高度な精密機器商品(PC、カメラ、自動車等)、金融商品(保険等)等に関するアンケートにおいて、商品スペック等、商品の特徴を表す全パターンの項目をオン/オフの複数選択項目で提示し、回答者が求める項目についてはオンとして、オンの組み合わせに合致する商品を推薦する仕組みなどを備えるレコメンドシステム等が挙げられる。
しかし、上記のような仕組みでは、回答者が広範にわたる細目の質問に回答しなければ、推薦する適切な商品が検索されない場合があった。また、回答者は、通常、高グレード・多機能でありながら低価格な商品を求めるため、回答者の商品スペックへの要求が増加するほど、価格の満足度が減少することとなり、推薦する商品の検索結果がゼロになる、もしくは推薦できる商品の範囲が非常に狭くなる可能性が高くなるという課題があった。
このような中、質問データに対する回答に基づき最適な商品・サービスの情報を提供するリコメンドサービスシステムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、インターネットを利用したアンケートは上述の通り周知である。このようなアンケートでは、回答者が自身の属性情報(性別、年齢、趣味等)を予め登録することで、回答者の属性に沿ったアンケートを提供することが行われている。しかし、回答者から得られる属性情報のみで、回答者が本当に興味を持っていることを把握したうえで、アンケートを提供することは非常に困難であった。そこで、インターネットを利用したアンケート専用のポータルサイトを設置し、ユーザの属性情報だけでなく、ユーザが検索している内容がユーザにとって興味がある内容であるとみなして、検索履歴を用いてユーザにアンケートを提供するアンケート調査装置が提供されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2010−015325号公報 特開2004−341784号公報 特開2010−108119号公報
特許文献1に記載されたようなシステムにおいては、スマートデバイスの物理センサを用いて、従来のアンケートにおいて一般的な回答選択肢であるオン/オフ等の論理的な選択肢については回答可能であったが、直感的な回答が求められる質問項目については、物理センサで回答することができるような回答手段がなかった。また、特許文献2に記載されたようなシステムにおける従来のアンケートでは、回答者が自らのニーズを明示的に認識していることがある程度前提となっているため、多くの商品に対して自分のニーズが何であるかを自ら充分に自覚できていない場合には、アンケートの質問に回答することも困難な場合があった。このように、特許文献1及び2に記載されているような従来のアンケートでは、回答者が直感的に回答できる方法を回答者に提供することができなかったため、回答者の潜在的な思考、意識、性向、欲求などをアンケート結果として情報収集することができなかった。
特許文献3に記載されたアンケート調査装置では、従来の、回答者の属性情報のみに基づくアンケート提供方法より、回答者にとって興味があるアンケートを提供可能ではある。しかし、例えば、商品やサービスを提供する事業者がアンケートを実施するような場合は、その商品等への購買意欲が強い消費者からアンケートを取りたいというニーズや、アンケートの回答者に自社の商品等を購入してもらうきっかけにしたいというニーズが存在する。特許文献3に記載されたアンケート調査装置では、アンケートに関連する商品等への購買意欲も高くなく、その興味の度合いもそれほど高くない人にもアンケートが提供されることがある。また、従来のアンケート調査では、アンケートの対象となる商品やサービスは企業から一方的に指定されており、回答者が回答するアンケートの対象を自由に選択することはできなかった。
本発明は、このような問題を解決するためのものであり、従来の尋問的、強制的なアンケート質問項目への回答方法ではなく、スマートデバイスの物理センサを用いることにより、エンターテイメント性のある楽しさ、閃き等を回答者に感じさせることのできる、直感的で感覚的な回答方法を回答者に提供し、さらには回答者自身も明確には認識できていない潜在的な思考、意識、性向、欲求などを、アンケート結果として情報収集することができるアンケートシステムを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、アンケートの対象となっている事柄に強い興味があり、事業者における、自社商品等への購買意欲が高い消費者からアンケートを取りたい、あるいは、アンケートの回答者に自社の商品等を購入するきっかけにしたいというニーズに応えることが可能なアンケートシステムの提供を目的とする。加えて、本発明は、アンケートの対象をアンケート回答者が自由に選択することが可能なアンケートシステムの提供を目的とする。
第一の発明は、アンケートの回答者からのアンケートへの回答情報を収集するアンケートシステムであって、アンケートの回答結果を表示画面に表示する表示部、並びに、タッチセンサ、ジャイロセンサ、加速度センサ、圧力センサ、照度センサ、カメラ、及び集音マイクから選択される少なくとも1種の物理センサを有するアンケート回答装置と、該アンケート回答装置と通信回線を介して接続が可能なサーバ装置とを備え、アンケート回答装置は、物理センサにて検知される、アンケート回答装置に対する物理的動作及び/又はアンケート回答装置の外部状況に関する回答情報を取得する回答情報取得手段と、回答情報取得手段により取得された回答情報に応じて、アンケートの回答結果を表示画面に表示する表示手段と、前記回答情報をサーバ装置に送信する回答情報送信手段とを備え、サーバ装置は、アンケート回答装置から送信された回答情報を受信する回答情報受信手段と、回答情報受信手段により受信した回答情報を記憶する回答情報記憶手段とを備えることを特徴とするアンケートシステムに関する。
第一の発明によれば、スマートデバイスに内蔵されている物理センサを使用したアンケートの回答方法を回答者に提供することにより、身体的動作等を回答として入力できるようになるため、従来のウェブサーバ式アンケートの主な回答手段であるチェックボックスやラジオボタン、選択肢タブ等による回答選択肢の論理的な選択に制約されることなく、身体を使うことによるより直感的で感覚的な回答方法を回答者に提供することができる。また、複数のニーズ等に関する質問項目等、文章によると複雑になりうる質問であっても、チャート状の図面等でまとめて表示することが可能となるため、表示内容を物理センサと連動させることで、回答者は感覚的かつ単純なタスクにより回答ができる。また、調査主催者は、回答者による物理的動作等のスマートデバイスの物理センサで検知した入力情報をアンケートの調査課題や質問への回答データとして集計結果に反映させることができる。つまり、回答者の潜在的な思考、意識、性向、欲求などをアンケート結果として情報収集することができる。
また、アンケートに回答した結果が回答者にその場で反映表示されることにより、本人ですら無自覚な思考、意識、性向、欲求などを可視化することができる。
回答情報は、物理センサにて検知される、アンケート回答装置に対する物理的動作及び/又はアンケート回答装置の外部状況を表すパラメータであることが好ましい。
第一の発明によれば、物理センサにより検知されるパラメータを回答情報として取得できるため、スマートデバイスの動き等と連動したアンケート質問内容を作成でき、ゲームのようなエンターテイメント性のある楽しさ等を回答者に感じさせることができる。
回答情報は、物理センサにて検知される、アンケート回答装置に対する物理的動作及び/又はアンケート回答装置の外部状況を表すパラメータをもとに、アンケートの回答結果に対応する情報として変換されたものであることが好ましい。
第一の発明によれば、物理センサにより検知されるパラメータをもとに、アンケートの回答結果に対応する情報を回答情報として取得できるため、回答者の物理的動作等の結果をアンケートへの回答として収集し、直感的で感覚的な回答データを取得することができる。
前記アンケート回答装置は、個別のアンケート調査案件の質問内容を構成するテキスト、画像、音声、及び動画から選択される少なくとも1種のデータを含むカスタマイズ部品と組み合わせられることにより回答情報取得手段、表示手段及び回答情報送信手段の実行が可能となるローカルアプリケーションを記憶するローカルアプリケーション記憶手段と、前記カスタマイズ部品を記憶するカスタマイズ部品記憶手段と、ローカルアプリケーション記憶手段により記憶されたローカルアプリケーションとカスタマイズ部品記憶手段により記憶されたカスタマイズ部品とを組み合わせてアンケート回答に関するアプリケーションを構成するアプリケーション構成手段とをさらに備え、該アプリケーションは、アンケート回答装置を回答情報取得手段、表示手段及び回答情報送信手段として機能させるものであり、表示手段により、前記カスタマイズ部品に応じた個別のアンケート調査案件の質問内容を前記表示画面に表示することが好ましい。
第一の発明によれば、個別のアンケート調査案件の質問内容を構成するカスタマイズ部品と、カスタマイズ部品を組み込んだ上で回答者の物理的動作結果等を処理するローカルアプリケーションとを分離し、回答者がそのローカルアプリケーションを一旦ダウンロード等により取得した以降は、アンケートの調査毎にカスタマイズ部品のみを調査主催者からアプリマーケット等を介さずに直接受信することで、一つのローカルアプリケーションで複数の個別調査案件に対応できる。これにより、個別のアンケート調査案件の都度、アプリケーションを開発することに要する費用及び時間を節約できる。また、複数のアンケートの調査に参加する回答者にとっても、複数のアプリケーションをスマートデバイスにインストールする必要がないため、負担を軽減でき、スマートデバイスの記憶容量も節約できる。
前記サーバ装置は、商品情報を記憶する商品情報記憶手段と、前記回答情報記憶手段により記憶された回答情報をスコア化して得られるスコア情報に応じて、商品情報記憶手段により記憶された商品情報から、アンケートの回答者へ推薦する商品情報を選択する推薦商品情報選択手段と、推薦商品情報選択手段により選択された該商品情報をアンケート回答装置に送信する推薦商品情報送信手段とをさらに備え、前記アンケート回答装置は、サーバ装置から該商品情報を受信する推薦商品情報受信手段と、推薦商品情報受信手段により受信した該商品情報を表示する推薦商品情報表示手段とをさらに備えることが好ましい。
第一の発明によれば、回答情報に含まれる回答者自身も気づかない商品に対するニーズをスコア化、すなわち定量化することができるため、回答者による抽象的な回答情報からでも、回答者に推薦できる商品情報を検索する条件として用いることのできるデータを得ることができる。このようにして得られた検索条件を用いることで、回答者にとって、優先順位の低い商品スペックへの要望を省いて商品情報を検索することができるため、例えば、回答者のニーズを全て盛り込んだ際にありがちな、高スペックかつ多機能かつ低価格の商品などという回答者の要望に対して、一般的な商品では機能やスペックと価格とが逆相関を示すため、通常では検索結果である推薦する商品がほとんどないような場合であっても、第一の発明においては、回答者の潜在的な要望を定量化することができるため、回答者に推薦できる商品として、従来より多くの商品を推薦することができる。
前記アンケート回答装置は、アンケート回答装置のハードウェア仕様のスペック情報を記憶するスペック情報記憶手段と、スペック情報記憶手段により記憶したスペック情報からアンケート回答装置の物理センサの感度値を算出し、算出した感度値に応じて前記回答情報取得手段により取得した回答情報を補正する第一の回答情報補正手段とをさらに備え、前記回答情報送信手段は、第一の回答情報補正手段により補正された回答情報をサーバ装置に送信することが好ましい。
第一の発明によれば、スマートデバイスにおいて、そのハードウェアスペック情報を取得することにより、異なるスマートデバイス間でのハードウェアスペック差による物理センサの感度の差を調整することが可能となり、回答情報の信頼性を高めることができる。
前記サーバ装置は、アンケート回答装置のハードウェア仕様のスペック差による物理センサの感度差を補正する感度差補正値を予め記憶する感度差補正値記憶手段と、感度差補正値記憶手段により記憶された感度差補正値に応じて前記回答情報記憶手段により記憶された回答情報を補正する第二の回答情報補正手段とをさらに備え、前記回答情報記憶手段は、第二の回答情報補正手段により補正された回答情報を記憶することが好ましい。
第一の発明によれば、サーバ装置側で、スマートデバイスごとの物理センサの感度差を補正する補正値を記憶しておくことで、アンケート回答装置間でのハードウェアスペック差による物理センサの反応差を調整することが可能となり、回答情報の信頼性を高めることができる。
前記アンケート回答装置は、アンケートの回答者の回答前の回答練習時において、アンケート回答装置に対する物理的動作及び/又はアンケート回答装置の外部状況を表し、且つ、アンケートの質問内容に対する少なくとも一つの回答に対応する仮パラメータを取得する仮パラメータ取得手段と、仮パラメータ取得手段により取得された仮パラメータを基準として前記回答情報取得手段により取得した回答情報を補正する第三の回答情報補正手段とをさらに備え、前記回答情報送信手段は、第三の回答情報補正手段により補正された回答情報をサーバ装置に送信することが好ましい。
第一の発明によれば、回答者のスマートデバイスに対する動作の個人差やスマートデバイスの感度差を調整するための基準を、アンケートの回答練習時に取得することが可能であるため、当該基準に応じて回答情報の信頼性を高めることができる。
前記アンケート回答装置は、前記回答情報取得手段により取得された回答情報を記憶する回答情報記憶手段と、前記サーバ装置との接続が一定の時間断絶した場合、サーバ装置との接続の復旧時に、復旧を検知する接続復旧検知手段と、接続復旧検知手段によりサーバ装置との接続の復旧を検知した場合に、回答情報記憶手段により記憶された回答情報をサーバ装置に再送信するアンケート回答情報再送信手段とをさらに備えることが好ましい。
第一の発明によれば、スマートデバイスの側でアンケートの回答情報を保持することができるため、アンケート回答途中にサーバ装置との接続が断絶した場合でも、回答者によるアンケート回答の収集を途切れることなく継続することができる。第一の発明では、回答者からの回答情報をアンケート回答装置に記憶しておくことができ、また、アンケート設問に関する情報はすべてアンケート回答装置に記憶されているため、サーバ装置との接続が断絶した場合でも途中でアンケート設問の表示が途切れることはなく、回答者はアンケート設問の最後まで回答を続けることができる。回答者が全てのアンケート設問に答え終わった後に接続が断絶していた場合でも、接続の復旧後にアンケート回答情報を適宜送信することが可能である。このため、回答者は、接続断絶の場合にも回答のやり直しなどのストレスがなくアンケートへの回答を継続できる。
第一の発明は、アンケートの回答結果を表示画面に表示する表示部、並びに、タッチセンサ、ジャイロセンサ、加速度センサ、圧力センサ、照度センサ、カメラ、及び集音マイクから選択される少なくとも1種の物理センサを有するアンケート回答装置であって、物理センサにて検知される、アンケート回答装置に対する物理的動作及び/又はアンケート回答装置の外部状況に関する回答情報を取得する回答情報取得手段と、回答情報取得手段により取得された回答情報に応じて、アンケートの回答結果を表示画面に表示する表示手段と、前記回答情報をサーバ装置に送信する回答情報送信手段とを備えることを特徴とするアンケート回答装置に関する。
また、第一の発明は、アンケートの回答者のアンケートへの回答情報の収集をコンピュータ装置において実行するアンケート回答方法であって、物理センサにて検知される、アンケート回答装置に対する物理的動作及び/又はアンケート回答装置の外部状況に関する回答情報を取得する回答情報取得ステップと、回答情報取得ステップにより取得された回答情報に応じて、アンケートの回答結果を表示画面に表示する表示ステップと、前記回答情報をサーバ装置に送信する回答情報送信ステップとを有するアンケート回答方法に関する。
さらには、第一の発明は、アンケートの回答者からのアンケートへの回答情報の収集をコンピュータ装置に実行させるアンケート回答プログラムであって、コンピュータ装置を、物理センサにて検知される、アンケート回答装置に対する物理的動作及び/又はアンケート回答装置の外部状況に関する回答情報を取得する回答情報取得手段と、回答情報取得手段により取得された回答情報に応じて、アンケートの回答結果を表示画面に表示する表示手段と、前記回答情報をサーバ装置に送信する回答情報送信手段として機能させる、アンケート回答プログラムに関する。
第二の発明は、利用者の操作を受け付けることが可能な入力装置を有するクライアント装置と、クライアント装置と通信による接続が可能なサーバ装置とを備えるアンケートシステムであって、クライアント装置が、利用者の操作により、少なくとも1つのアンケート調査案件から、回答を行うアンケート調査案件の選択を受け付ける案件選択受付手段と、利用者の操作により、案件選択受付手段により選択されたアンケート調査案件に関するアンケートへの回答を受け付ける回答受付手段と、回答受付手段により受け付けられたアンケートへの回答をサーバ装置へ送信する回答送信手段とを備え、サーバ装置が、クライアント装置から送信されたアンケートへの回答を受信する回答受信手段とを備え、クライアント装置が回答送信手段によりアンケートへの回答を送信したことに伴い、又は、サーバ装置が回答受信手段によりアンケートへの回答を受信したことに伴い、アンケート調査案件に対応する特典をクライアント装置にて利用可能とする、アンケートシステムに関する。
さらに、第二の発明は、アンケート調査案件毎に設定された所定の期間外である場合、及び/又は、アンケート調査案件毎に設定された所定の条件外である場合は、案件選択受付手段によるアンケート調査案件の選択の受け付け、又は、回答受付手段によるアンケート調査案件に関するアンケートへの回答の受け付けを不可とすることが好ましい。
第二の発明によれば、アンケート調査案件の回答時期を設定することが可能である。これにより、アンケート調査案件の提供時期を調整でき、季節やイベントに応じたアンケート等、時期を限定するアンケートやアンケート提供側の都合に合わせたアンケートの提供が可能となる。
さらに第二の発明は、クライアント装置が、前記特典に関する特典情報を記憶する特典情報記憶手段と、利用者の操作により、特典情報記憶手段により記憶された特典情報に対応する特典の利用要求をサーバ装置へ送信する利用要求送信手段と、利用要求送信手段により送信した利用要求に対応する特典の利用可否の判定結果をサーバ装置から受信する可否結果受信手段と、可否結果受信手段により受信した可否結果を表示装置に表示する可否情報表示手段とを備え、サーバ装置が、クライアント装置から特典の利用要求を受信する利用要求受信手段と、利用要求受信手段により受信した利用要求に対応する特典の利用可否を判定する利用可否判定手段と、利用可否判定手段により判定された特典の利用可否の判定結果をクライアント装置へ送信する可否結果送信手段とを備えることが好ましい。
第二の発明は、利用者の操作を受け付けることが可能な入力装置及び外部情報の読み取り装置を有するクライアント装置と、クライアント装置と通信による接続が可能なサーバ装置とを備えるアンケートシステムであって、クライアント装置が、読み取り装置を介して取得した情報に関するアンケートへの回答を受け付けるアンケート回答受付手段と、アンケート回答受付手段により受け付けた回答と、読み取り装置を介して取得した情報とを、回答結果としてサーバ装置へ送信する回答結果送信手段とを備え、サーバ装置が、回答結果送信手段により送信された回答結果を受信する回答結果受信手段とを備えるアンケートシステムに関する。
さらに第二の発明は、回答結果送信手段が、回答結果として、アンケート回答時のクライアント装置の位置情報又は時間情報を送信することが好ましい。
第一の発明の実施の形態にかかるアンケートシステムの構成を示す図である。 第一の発明の実施の形態にかかるアンケート回答装置の構成を示す図である。 第一の発明の実施の形態にかかるサーバ装置の構成を示す図である。 第一の発明の実施の形態にかかる回答者からのアンケートへの回答情報を収集する処理のフローチャートを示す図である。 第一の発明の実施の形態にかかる推薦商品情報を選択する処理のフローチャートを示す図である。 第一の発明の実施の形態にかかる物理センサの感度差に応じてアンケートへの回答情報をアンケート回答装置側で補正する処理のフローチャートを示す図である。 第一の発明の実施の形態にかかる物理センサの感度差に応じてアンケートへの回答情報をサーバ装置側で補正する処理のフローチャートを示す図である。 第一の発明の実施の形態にかかる仮パラメータを基準としてアンケートへの回答情報をアンケート回答装置側で補正する処理のフローチャートを示す図である。 第一の発明の実施の形態にかかるアンケートへの回答画面の一例を示す図である。 第一の発明の実施の形態にかかる物理センサからのパラメータ取得方法の一例を示す図である。 第一の発明の実施の形態にかかるアンケートへの回答画面の一例を示す図である。 第二の発明の実施の形態にかかるシステムのアンケート調査案件の概念を表す図である。 第二の発明の実施の形態にかかるシステムにおいて、回答者が特典情報を獲得する処理のフローチャートを示す図である。 第二の発明の実施の形態にかかるシステムにおいて表示画面中のアンケートの回答可否の状態を示す図である。 第二の発明の実施の形態にかかるシステムにおいて、特典情報の使用可否を判定する処理のフローチャートを示す図である。 第二の発明の実施の形態にかかるシステムにおいて、回答者が自ら回答する商品等を選択可能なアンケートに対する回答処理のフローチャートを示す図である。
以下、添付図面を参照して、第一の発明の実施の形態について説明をする。図1は、第一の発明の実施の形態にかかるアンケートシステムの構成を示す図である。図示するように、第一の発明のアンケートシステムは、複数のアンケート回答装置1(アンケート回答装置1a、1b・・・1z)と、サーバ装置3と、通信ネットワーク2とから構成される。アンケート回答装置1は、通信ネットワーク2を介してサーバ装置3と接続されている。
アンケート回答装置1は、調査主催者が行うアンケートに対し、回答者が回答をするために用いられる端末である。アンケート回答装置1としては、例えば、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話、PDA等が挙げられるが、第一の発明はこれに限定されることはなく、物理センサ部を備え、通信ネットワーク2を介してサーバ装置3と接続可能な装置であれば良い。通信ネットワーク2は、例えば、インターネット、有線又は無線の公衆電話網、有線又は無線LAN、専用回線等、有線又は無線の公知の各種の通信ネットワークを用いることができる。サーバ装置3は、アンケートに関するデータの配信や、アンケートへの回答の集計、分析等を管理・運営するサーバである。
図2は、第一の発明の実施の形態にかかるアンケート回答装置1の構成を示すブロック図である。図示するようにアンケート回答装置1は、制御部11、RAM12、表示部13、フラッシュメモリ14、通信インターフェース15、物理センサ部16等を具備しており、通信インターフェース15により通信ネットワーク2と接続している。
制御部11は、フラッシュメモリ14等の記憶装置に格納されたプログラムやデータを参照し、実行する。RAM12は、制御部11のワークエリアである。
表示部13は、アンケートの設問、回答入力内容、アンケートの回答結果等を表示する表示画面13aを有する。
フラッシュメモリ14は、プログラムやデータを保存するための記憶領域として用いられるものであり、後述するように、サーバ装置3から受信する、個別のアンケート調査案件の質問内容を構成するテキスト、画像、音声、及び動画から選択される少なくとも1種のデータを含むカスタマイズ部品14aと、これと組み合わせられることにより、回答者のアンケート回答装置1に対する物理的動作結果等を処理するローカルアプリケーション14bとが記憶される。また、回答者の操作により物理センサ部16から入力されたデータであるパラメータや、このパラメータをもとに生成された回答情報等も、このフラッシュメモリ14に記憶することができる。
カスタマイズ部品14aは、サーバ装置3に記憶されたカスタマイズ部品33aを、通信ネットワーク2を介して、アンケート回答装置1が取得してフラッシュメモリ14に記憶したものであり、個別のアンケート調査案件毎に対応して複数用意される。カスタマイズ部品14aは、後に詳述する、予めアンケート回答装置1に記憶されているローカルアプリケーション14bと組み合わせられることで、アンケート回答に関するアプリケーションを構成するものであり、このアプリケーションによって、個別のアンケート調査案件の設問表示、回答者の操作に応じて入力されるパラメータの取得、回答情報やパラメータに応じた表示画面へのアンケート内容表示、回答情報の調査主催者のサーバ装置3への送信などが実行される。カスタマイズ部品14aの具体例としては、企業ロゴ、写真、イラスト等の画像、アンケートの質問内容等に関するテキスト、音声、動画等を含むデータ等からなるパーツと、使用するパーツの種類や特性、レイアウト、ローカルアプリケーション33aの具備する機能のいずれを使用するか及びその使用方法等の定義が記述されたデータとからなる部品データ、例えばXMLファイルのデータ等が挙げられる。
ローカルアプリケーション14bは、アンケート回答装置1において実行されるアンケート設問の表示画面13aへの提示、回答者の操作に応じて物理センサ部16から入力されるパラメータの取得、得られたパラメータを回答情報に変換する変換、パラメータや回答情報のサーバ装置3への送信などの各種処理を、後述するカスタマイズ部品14aに含まれるデータを参照して実行するプログラムからなるものであり、具体例としては、例えば、複数のプログラム部品から構成され、単独では実行できないライブラリ等が挙げられる。回答者は、アンケート回答装置1において利用するアプリケーションを取得するために接続するサーバである、アプリマーケット等のスマートデバイス用のアプリケーションを提供するサーバ装置3から、ローカルアプリケーション33bをダウンロードして、アンケート回答装置1のフラッシュメモリ14に記憶し、ローカルアプリケーション14bを取得することができる。一度ローカルアプリケーション14bを取得した後は、回答者は、複数のアンケートに回答する場合であっても、再度ローカルアプリケーション14bを取得する必要はなく、個別のアンケート調査案件毎に、対応するカスタマイズ部品14aを追加で取得するだけで良い。すなわち、ローカルアプリケーション14bは、複数のアンケート調査案件に共通して必要な機能を実現するプログラム群から構成されており、そのようなプログラムの例としては、例えば、スマートデバイスの画面上で、特定の機能を実行するためにひと目で情報を得られるように小型化されたウィジェットを構成するプログラム等が挙げられる。
通信インターフェース15は、例えば、携帯電話回線網、Wi−Fi網、インターネットなどの通信ネットワーク2を介して、サーバ装置3と通信を行う。
物理センサ部16は、タッチセンサ16a、ジャイロセンサ16b、加速度センサ16c、圧力センサ16d、照度センサ16e、カメラ16f、集音マイク16g等の1つ以上の物理センサから構成される。タッチセンサ16aは、回答者によるアンケート回答装置1への接触を検出可能であり、例えば、タッチパネルであるアンケートの回答表示画面に対するタッチ動作や、ボタンの押下動作等を検知できる。ジャイロセンサ16bは、角速度を検出可能であり、アンケート回答装置1の傾きや回転等を検知できる。加速度センサ16cは、加速度を検出可能であり、アンケート回答装置1を動かす勢い等を検知できる。圧力センサ16dは、圧力を検出可能であり、気圧等をモニタリングしたり、表示画面13aへの押圧等を検知したりすることができる。照度センサ16eは、周囲の照度を検出可能であり、明るさに応じて表示画面13aの輝度を調整すること等ができる。カメラ16fは、アンケート回答装置1の周囲の静止画や動画を撮影できるカメラであり、例えば、眼球捕捉による視線追跡(アイトラッキング)機能等を有することが好ましい。集音マイク16gは、集音用のマイクであり、声紋、音量及び音程等の抽出機能等を有することが好ましい。
図3は、第一の発明の実施の形態にかかるサーバ装置3の構成を示すブロック図である。図示するようにサーバ装置3は、制御部31、RAM32、HDD33、通信インターフェース34、商品情報データベース35、回答情報データベース36、感度差補正値データベース37等を具備しており、通信インターフェース34により通信ネットワーク2と接続している。
制御部31は、HDD33等の記憶装置に格納されたプログラムやデータを参照し、実行する。RAM32は、制御部31のワークエリアである。
HDD33には、例えば、個別のアンケート調査案件の質問内容を構成するテキスト、画像、音声、及び動画から選択される少なくとも1種のデータを含むカスタマイズ部品33aと、これと組み合わされることにより、回答者のアンケート回答装置1に対する物理的動作結果等を処理するローカルアプリケーション33bとが記憶されている。また、回答者の回答によりアンケート回答装置1から送信される、パラメータや回答情報等の情報が記憶されても良い。
カスタマイズ部品33aは、調査主催者のサーバ装置3等から提供され、アンケート回答装置1により取得され、フラッシュメモリ14に記憶されてカスタマイズ部品14aとなるものであり、個別のアンケート調査案件毎に対応して複数用意される。カスタマイズ部品33aは、ローカルアプリケーション33bと同じサーバから提供されるようにしても良い。
ローカルアプリケーション33bは、アンケート回答装置1により取得され、フラッシュメモリ14に記憶されてローカルアプリケーション14bとなるものであり、カスタマイズ部品14aと組み合わせられることで、アンケート回答装置1におけるアンケート回答に関するアプリケーションを構成するものである。ローカルアプリケーション33bは、スマートデバイス上で動作するアプリケーションを提供する、アプリマーケット等のサーバ装置3から提供されることが好ましいが、調査主催者のサーバ装置3から提供されるようにしても良い。また、カスタマイズ部品33aが既に組み込まれている状態で、アプリマーケット等のサーバ装置3に記憶され、回答者のアンケート回答装置1により取得されるようにしてもよい。また、ローカルアプリケーション33bとカスタマイズ部品33aとは、同一のサーバ装置3から取得できるように構成されていても良いが、アプリマーケット等のアプリケーションを提供するサーバの負荷軽減等の目的のために、カスタマイズ部品33aは、アプリマーケット等のサーバとは異なる、調査主催者のサーバ装置3等から配信されることが好ましい。
商品情報データベース35は、アンケート調査対象である商品のスペックに関する情報、広告情報、販売情報などの商品に関するファクト情報と、回答者が物理センサを用いて直感的に回答した情報から回答者のニーズを数値化した情報とを紐づけたデータである商品情報を記録する。商品とは、有形なものに限られず、例えば、サービス等の無形のものであっても良い。商品情報の例としては、例えば、商品が不動産物件の場合は、商品のスペックに関する情報である「駅からの徒歩時間」、「リビングの広さ」、「ブロードバンド敷設の有無」等の情報と、回答者が直感的に回答した情報を数値化して回答者のニーズとして抽出した情報である「リラックスできる生活」、「アクティブで刺激的な生活」「おしゃれな生活」、「安全で安定した生活」等の情報とが紐付けられたデータ等が挙げられる。商品情報データベース35は、アンケート回答装置1と情報の送受信を行うサーバ装置3に具備されるものであるが、サーバ装置3と接続可能な別のサーバ装置、例えば、調査主催者のサーバ装置等に具備され、サーバ装置3がこれを参照するように構成することも可能である。
回答情報データベース36は、アンケート回答装置1から送信されたアンケートの回答情報や、アンケート回答装置1及び/又はサーバ装置3により補正された回答情報等を記録する。
感度差補正値データベース37は、アンケート回答装置1毎の物理センサ部16の感度差を補正するために使用されるデータを格納するデータベースである。感度差の補正は、例えば、事前に他のアンケート回答装置1と同条件で、物理センサ部16への入力操作の実験を行い、この実験から得られるパラメータから各アンケート回答装置1毎の感度差を補正する補正値を算出し、これを用いて複数のアンケート回答装置1間の感度差を補正する方法などにより行われる。上記の入力操作の実験の具体例としては、例えば、同角度・同スピードで傾斜させた場合のジャイロの特定角度に到達するまでの反応速度の計測や、同デシベルで発信された信号音に対するマイクからの検出音量と波形の計測等が挙げられ、これらの実験結果から得られる感度差補正値が、感度差補正値データベース37に記憶される。
感度差補正値の具体例としては、例えば、実験対象となったある機種のアンケート回答装置において得られた物理センサの感度に関するパラメータが、他の機種群を含めたアンケート回答装置全体の平均値からどれだけ乖離しているかを示す乖離値等が挙げられる。第一の発明の感度差補正値による補正方法はこれに限定されることはなく、例えば、上記実験により物理センサから得られたパラメータの最大値、最小値、及び平均値を用いて、アンケート回答装置間の感度差を補正する補正式を構成し、これを用いる方法等、異なるアンケート回答装置間の感度差を補正できる方法であれば良い。
次に、第一の発明のアンケートシステムにおいて実行される、回答者からのアンケートへの回答情報を収集する処理について説明をする。図4は、第一の発明の実施の形態に係る回答者からのアンケートへの回答情報を収集する処理のフローチャートを示す図である。
まず、回答者は、アンケートに関するローカルアプリケーション33bを取得する。アンケート回答装置1は、通信ネットワーク2を介して、スマートデバイス向けのアプリケーションを配信するアプリマーケット等のサーバ装置3に対して、ローカルアプリケーションの送信要求を送信する(ステップS11)。サーバ装置3は、ローカルアプリケーションの送信要求を受信し(ステップS12)、送信要求に対応するローカルアプリケーション33bをアンケート回答装置1に送信する(ステップS13)。アンケート回答装置1はローカルアプリケーション33bを受信し(ステップS14)、ローカルアプリケーション14bとしてフラッシュメモリ14に記憶する(ステップS15)。受信するローカルアプリケーション33bには、初めからカスタマイズ部品33aが組み込まれていてもよい。
回答者は、次に、個別のアンケート調査案件の質問内容を構成するカスタマイズ部品33aを取得する。アンケート回答装置1は、調査主催者等のサーバ装置3に対してカスタマイズ部品の送信要求を送信する(ステップS16)。サーバ装置3は、カスタマイズ部品の送信要求を受信し(ステップS17)、送信要求に対応するカスタマイズ部品33aをアンケート回答装置1に送信する(ステップS18)。アンケート回答装置1はカスタマイズ部品33aを受信し(ステップS19)、カスタマイズ部品14aとしてフラッシュメモリ14に記憶する(ステップS20)。
次に、取得したカスタマイズ部品14aとローカルアプリケーション14bとを組み合わせて、今回のアンケート調査案件を実施するアンケート回答アプリケーションを構成する(ステップS21)。例えば、カスタマイズ部品14aが、個別のアンケート調査案件に対応するアンケートの設問に関するテキストデータ、アンケート内容をアンケート回答装置1の表示画面13aに表示する際の背景や、回答者によるアンケート回答装置1の操作に応じて表示画面上で動くオブジェクト等の画像データ、回答者のアンケートへの回答に用いる物理センサに対応するローカルアプリケーション14bのライブラリの一部を指定して、その物理センサにより検知されるパラメータを取得するセンサ制御データ、アンケートへの回答結果である回答情報を送信する送信先のサーバ装置3を指定する送信先指定データ、アンケート全体の進行を指示する命令データなどから構成されており、これらのデータからの指示を受けて、ローカルアプリケーション14bに具備されたライブラリが各種処理を行うように、双方が組み合わせられ、アンケート調査案件を実施するアプリケーションを構成する。構成されたアプリケーションは、アンケート回答装置1の表示部13の表示画面13aにアンケートの設問を表示する(ステップS22)。
回答者は、表示画面13aに表示されたアンケートの設問内容に応じて、アンケート回答装置1に対して回答を行う。この回答者による回答とは、回答者がアンケート回答装置1に対して物理的動作を行うことや、回答者の操作によってアンケート回答装置1の外部状況に関する情報を物理センサ部16の具備する各種物理センサで取得することである。回答者のアンケート回答装置1に対する物理的動作とは、例えば、振る、傾ける、まわす、つまむ、こする、撫でる、滑らす、たたく、覗く、かざす、吹く、話す等の動作が挙げられる。また、回答者の操作により物理センサで取得される、アンケート回答装置1の外部状況に関する情報とは、例えば、周辺の照度、カメラにより撮影・録画されるアンケート回答装置1の周辺の風景や回答者の挙動、集音マイクにより検知される周辺の音などが挙げられる。このような回答者による回答によって、回答者の操作や挙動に応じてアンケート回答装置1が具備する物理センサ部16により得られる情報であるパラメータが得られる(ステップS23)。
アンケート回答装置1は、取得したパラメータに応じた回答情報を表示部13の表示画面13aに表示する(ステップS24)。例えば、図9に示すように、アンケート回答アプリケーションにおいて、コップに入った水の量がアンケート質問内容への満足度を示す指標として用いられ、表示画面に表示されるコップを傾けて、コップ内の水を適宜捨てることで、回答者のアンケート質問内容への満足度を回答する場合には、回答者がアンケート回答装置1を傾けると、ジャイロセンサ16bが傾きの角速度に関するパラメータが生成され、このパラメータに基づいてコップの傾斜角度等を算出し、表示画面13a上のコップの中の水は、算出された傾斜角度に応じて水面の表示内容が連動し、コップ内の水がこぼれる表示内容が表示される(例えば、図9(a)〜(c)を参照)。
回答者の操作により回答情報が生成されると、アンケート回答装置1はこの回答情報をフラッシュメモリ14などの記憶装置に記憶する(ステップS25)。これにより、アンケート回答装置1に回答情報を保持することができるため、アンケートへの回答途中や、回答が終了して回答情報をサーバ装置3に送る際に、アンケート回答装置1とサーバ装置3との接続が断絶してしまった場合でも、アンケート回答装置1とサーバ装置3との接続が復旧した後に回答情報を送信することができる。
ステップS25において、回答情報がフラッシュメモリ14に記憶された後、アンケート回答装置1は、サーバ装置3との接続が一定の時間断絶していないかを判定する(ステップS26)。ここで、一定の時間とは、サーバ装置3との接続が断絶したと判定する基準となる時間のことであり、適宜設定される。この判定において、アンケート回答装置1のサーバ装置3との接続が断絶されたと判定された場合には、アンケート回答装置1はサーバ装置3への回答情報の送信を待機し(ステップS27)、サーバ装置3との接続復旧を待つことができる。接続の断絶がない場合や、ステップS27での待機中に接続が復旧した場合には、アンケート回答装置1は、サーバ装置3に回答情報を送信する(ステップS28)。
例えば、複数のセクションからなるアンケートへの回答等の場合に、従来のアンケートでは、アンケート回答サーバとの接続が途切れると回答者による回答の収集が途切れてしまうため、回答者はサーバとの接続が復旧するまで待たなくてはならず、あるセクションまで回答が進んでいたとしても、次のセクションに進めないという不便さがあった。さらに、場合によっては、アンケートへの回答を最初からやり直さねければならない等、回答者にとって非常に不便なものであった。
第一の発明では、回答者からの回答情報を記憶しておくことができ、また、アンケート設問に関する情報はすべてアンケート回答装置1に記憶されているため、回答途中にサーバ装置3との接続が断絶した場合でも、次のセクションに進んで回答を継続することができ、設問の最後まで途切れることなくアンケートへの回答を続けることができる。回答情報は、例えば、セクション毎にまとめてフラッシュメモリ14等に記憶しておき、各セクションの終了時にサーバ装置3に送信するようにすることができる。このサーバ装置3への送信時に、サーバ装置3との接続が断絶していた場合には、回答情報をフラッシュメモリ14等に記憶しておき、接続の復旧後にアンケート回答情報を適宜送信することができる。
アンケート設問への回答が最後まで完了した後にもサーバ装置3との接続が断絶している場合は、回答者によるアンケート回答の収集は終了させ、回答者がスマートデバイスの他の機能を利用することを可能にし、フラッシュメモリ14等に記憶してあるアンケート回答装置1からの回答情報の送信を、バックグラウンドで待機するように、アンケート回答アプリケーションを設定することが好ましい。この場合には、アンケート回答アプリケーションが回答情報を送信する処理を待機していることを回答者に通知する目的で、何らかの情報の表示、例えば、アンケート回答装置1の表示画面13a上のアンケート回答アプリケーションのアイコンに、回答情報の送信待ちであることを示すマーク等が表示されるようにアンケート回答アプリケーションを設定することが好ましい。
サーバ装置3は、アンケート回答装置1から送信された回答情報を受信し(ステップS29)、受信した回答情報を回答情報データベース36に記憶する(ステップS30)。記憶された回答情報は、他のアンケート回答装置1から受信し記憶した回答情報とともに集計され、統計処理などの分析が行われて、アンケート調査結果のデータが生成された後、その調査結果のデータが調査主催者等に提供される。
次に、第一の発明のアンケートシステムにおいて、回答者からの回答に基づいて、回答者へ推薦する商品情報を選択する処理について説明する。図5は、第一の発明の実施の形態にかかる推薦商品情報を選択する処理のフローチャートを示す図である。
図4において上述したように、回答者からの回答情報を得て記憶したアンケート回答装置1は、回答情報をサーバ装置3に送信する(ステップS28)。
サーバ装置3は、アンケート回答装置1から送信された回答情報を受信し(ステップS29)、受信した回答情報を回答情報データベース36に記憶する(ステップS30)。
サーバ装置3は、回答情報データベース36に記憶された回答情報をスコア化して、商品情報データベース35から回答者に推薦する商品情報を検索するための検索条件を生成する(ステップS31)。回答情報のスコア化とは、回答者による操作等に応じて物理センサ部16が検知したパラメータや、そのパラメータをもとにアンケート項目との紐付けや演算処理などを行うことで得られる回答情報について、これらのパラメータや回答情報を、何らかの意味を持つ数値データに変換することを言う。
例えば、不動産賃貸物件のアンケートにおいて、「リラックスできる生活」、「アクティブで刺激的な生活」等の抽象度の高い各質問項目が挙げられている場合に、これらに対して、回答者が重視する度合いをスマートデバイスを振る動作により回答するようなケースがある。この例の場合の回答情報のスコア化は、例えば、パラメータや回答情報のデータを解析・演算することで、スマートデバイスの加速度センサにより検出された最大加速度、ジャイロセンサにより検出された最大角速度、加速度や角速度の変化から得られるスマートデバイスが振られた回数などの数値データを得ることにより行われる。
これにより、アンケート質問項目に対してスマートデバイスをたくさん強く振る、軽く弱く振るといった直観的な操作により得られたパラメータ等の回答情報を、連続変数等の数値としてスコア化することできる。このスコア化により、回答者自身も気づいていない商品に対する潜在的な思考、意識、性向、欲求などを序列化することができ、これを表示画面13aに表示することにより、回答者の商品に対する無自覚のニーズである潜在的な思考、意識、性向、欲求などを可視化することができる。また、回答情報を連続変数などの数値データに変換することで、複数の質問項目間の優先順位や、その優先度などをデータとして演算・抽出できるため、こうしたデータに基づいて、商品情報データベース35から回答者へ推薦する商品を検索する検索条件を生成することができる。
サーバ装置3は、生成された検索条件をもとに、商品情報データベース35から回答者へ推薦する商品情報を検索し(ステップS32)、検索により得られた回答者へ推薦するのに好適な商品情報である推薦商品情報を選択して抽出し(ステップS33)、抽出した推薦商品情報をアンケート回答装置1に送信する(ステップS34)。
ステップS32における商品情報の検索方法としては、例えば、アンケート設問で提示された各種の商品スペックに対する、回答者の優先度を数値化した値である優先値と、各種の商品スペック間での回答者の優先順位とを検索条件として生成し、予め商品情報データベース35に各商品を推薦するのに好適な対象者に関する優先値と優先順位の仮想パターン等を商品と紐付けて商品情報として記憶しておき、検索条件とこの仮想パターンとを照合する方法などが挙げられる。
ステップS33における推薦商品情報の選択と抽出の方法としては、例えば、上述したような検索条件に最も近い仮想パターンを有する商品情報を推薦商品情報として選択する方法や、検索条件に含まれる所定順位以上の上位の優先順位のみを用いて商品情報の仮想パターンとの照合を行って推薦商品情報を選択する方法など、検索条件から回答者に推薦するのに好適な商品情報を選択できる方法であれば良い。
アンケート回答装置1は、サーバ装置3から推薦商品情報を受信し(ステップS35)、受信した推薦商品情報を表示部13の表示画面13aに表示する(ステップS36)。表示される推薦商品情報の例としては、例えば、不動産賃貸物件のアンケートにおける推薦商品情報の場合であれば、物件情報等が挙げられる。
次に、第一の発明のアンケートシステムにおいて、複数のアンケート回答装置間での物理センサの感度差に応じて、回答情報をアンケート回答装置側で補正する処理について説明する。図6は、第一の発明の実施の形態にかかる物理センサの感度差に応じて回答情報をアンケート回答装置側で補正する処理のフローチャートを示す図である。
アンケート回答装置1は、図4に示したように、物理センサ部16により、回答者のアンケート回答装置に対する物理的動作及び/又はアンケート回答装置1の外部状況を表すパラメータを取得する(ステップS23)。ここで、アンケート回答装置1は、自身のハードウェア仕様のスペック情報を参照して(ステップS41)、物理センサ部16の感度値を算出する(ステップS42)。
ハードウェア仕様のスペック情報とは、回答者による操作から得られる回答情報に影響を及ぼし得る、アンケート回答装置1のハードウェア仕様としてのスペックに関する情報である。例えば、アンケート回答画面の表示内容の応答性に影響し得るCPUの種類や性能、並びに搭載RAM容量等を含む機種情報や、物理センサ部の各種センサの型番やそれぞれのセンサの検出し得るダイナミックレンジ、最大/最小検出感度、時間分解能などの情報等が例として挙げられる。
スペック情報は、予めアンケート回答装置1のフラッシュメモリ14等の記憶装置に記憶されているものであり、アンケート回答装置1を機能させるオペレーティングシステム等により自身を参照して得られる情報でも良く、予めサーバ装置3等の外部から取得するように構成しても良い。また、スペック情報としては、例えば、各回答者が使用するスマートデバイスが属する各機種群に固有のスペック情報等でも、今回のアンケートで使用するスマートデバイスのみに固有のスペック情報等でもよい。
感度値の算出方法としては、例えば、スペック情報に含まれる、スマートデバイスに具備された物理センサの仕様である検出上限・検出下限を用いてダイナミックレンジを算出し、これを感度値とする方法や、物理センサの検出タイミングの遅れを機種情報から算出する式等を用いて、そのスマートデバイスと他のスマートデバイスとの、物理センサによる検出値の差分を感度値として算出する方法などを用いることができる。
アンケート回答装置1は、算出された感度値に応じて、物理センサ部16から取得したパラメータを補正する(ステップS43)。パラメータを補正する方法としては、例えば、算出された感度値がダイナミックレンジの検出上限及び検出下限に関するものである場合には、アンケート回答に用いられるスマートデバイス全機種のダイナミックレンジの上限と下限とを平均した平均値を基準として、得られたパラメータをこの基準に合わせる方法などが挙げられる。具体的には、アンケート回答装置1の感度値に含まれる検出上限と検出下限とを平均値に合わせるために、感度値から導出される回帰式を用いる方法、感度値と平均値との差分を算出してパラメータの値に加減算や乗算を行う方法などによりアンケート回答装置1で検知されたパラメータを補正し、標準化することができる。なお、第一の発明はこれらの例に限定されることはなく、スペック情報から算出される感度値を用いて、個々のスマートデバイス間のハードウェアのスペック差に由来する、物理センサにより検出されるパラメータの差を標準化することができる補正方法であれば、他の方法であっても良い。
アンケート回答装置1は、上記のステップS43において補正されたパラメータに応じた回答情報を表示画面13aに表示して(ステップS44)、補正された回答情報をサーバ装置3に送信する(ステップS45)。
サーバ装置3は、アンケート回答装置1から送信された補正された回答情報を受信し(ステップS46)、補正された回答情報を回答情報データベース36に記憶する(ステップS47)。回答情報データベース36に記憶された回答情報は、他のアンケート回答装置1から受信し記憶した回答情報とともに集計され、統計処理などの分析が行われて、アンケート調査結果のデータが生成された後、その調査結果のデータが調査主催者等に提供される。
次に、第一の発明のアンケートシステムにおいて、アンケートへの回答情報を、物理センサの感度差に応じてサーバ装置側で補正する処理について説明する。図7は、第一の発明の実施の形態にかかるアンケートへの回答情報を物理センサの感度差に応じてサーバ装置側で補正する処理のフローチャートを示す図である。
図4において詳述したように、まず、アンケート回答装置1は、物理センサ部16により、回答者のアンケート回答装置に対する物理的動作及び/又はアンケート回答装置の外部状況を表すパラメータを取得し(ステップS23)、取得したパラメータに応じた回答情報を表示部13の表示画面13aに表示する(ステップS24)。
次に、アンケート回答装置1は、アンケート回答装置1自身のスペック情報を取得し(ステップS51)、回答情報と取得したスペック情報とをサーバ装置3に送信する(ステップS52)。スペック情報としては、例えば、回答者が使用したスマートデバイスの機種情報や製造番号等、そのスマートデバイスを他種のスマートデバイスと識別することが可能となる、スマートデバイスのハードウェア仕様に関するスペック情報等が挙げられる。
サーバ装置3は、回答情報とスペック情報とを受信し(ステップS53)、受信したスペック情報に基づいて感度差補正値データベース37を参照し(ステップS54)、スペック情報から特定されるアンケート回答装置1に対応する感度差補正値を選択・抽出する(ステップS55)。感度差補正値とは、複数のアンケート回答装置1の間で、同様の操作を行った際に物理センサ部16から得られるパラメータに、どれだけ差異が発生するかを示し、それらの差異を補正することで、複数のアンケート回答装置1からの回答情報を標準化し、回答情報や、複数の回答情報から得られる解析データをより正確かつ相互比較可能なものとするためのデータである。
この感度差補正値は、各種スマートデバイスについての感度差補正値を算出するために事前に実験などを実施して、それぞれの機種やロットに関する感度差補正値を算出しておき、各種スマートデバイスそれぞれについての感度差補正値を予めサーバ装置3の感度差補正値データベース37に記憶しておくものである。
感度差補正値の具体例としては、例えば、各スマートデバイスの有するハードウェア仕様のスペック差を用いて、物理センサの感度差を標準化するための係数や回帰式等が挙げられる。このような係数の具体例としては、例えば、ある所定の同じ操作に関して、アンケート回答装置1からの回答情報に含まれる物理センサにより検知されたパラメータ値と、事前に同条件で実験されたスマートフォン機種群全体等の物理センサにより検知されたパラメータ値の平均値との乖離値等が挙げられ、この場合は、感度差補正値データベース37に記憶された乖離値を、そのアンケート回答装置1で得られたパラメータ値に加算又は減算することにより、補正された回答情報を得ることができる。また、感度差補正値が回帰式である場合とは、例えば、複数機種のアンケート回答装置1の間で、回答者の入力操作に対する物理センサ部16から得られるパラメータの値の入出力特性が異なる場合に、入出力特性を表す曲線をある所定の基準となる曲線にあてはめるために、回帰式を用いてパラメータの値を変換し、入出力特性の違いを標準化する場合などが挙げられる。
サーバ装置3は、感度差補正値に応じて回答情報を補正し(ステップS56)、補正された回答情報を回答情報データベース36に記憶する(ステップS47)。上述したように、回答情報の補正は、感度差補正値データベース37に記録されている係数や回帰式などの感度差補正値に基づいて行われる。これにより、複数の異なるアンケート回答装置1間におけるハードウェア仕様のスペック差に由来する、物理センサ16で検知されるパラメータの値の差や、回答情報の差を標準化することができる。
次に、第一の発明のアンケートシステムにおいて、回答者に回答練習としてアンケート回答装置1を操作してもらい、その際に仮パラメータを取得し、これを基準として、アンケート回答装置側で回答本番の回答情報を補正する処理について説明する。図8は、第一の発明の実施の形態にかかる仮パラメータを基準として回答情報をアンケート回答装置側で補正する処理のフローチャートを示す図である。
まず、アンケート回答装置1の表示画面13aに、回答練習を行う旨のメッセージと、回答練習用であるアンケートの質問内容とが表示される。これに応じ、回答者はアンケート回答装置1を操作する。この操作により、アンケート回答装置1は、物理センサ部16からアンケートの質問内容に対する回答に対応する仮パラメータを取得する(ステップS61)。この仮パラメータの取得は、複数回行われることが好ましいが、1回だけでも良い。
回答者は、例えば、不動産賃貸物件の利便性等に関するアンケートの質問内容に対して、ある設問項目の重視度を回答する場合、スマートデバイスを強く振る又は弱く振ることより、その重視度を直感的に回答することができる。しかし、回答者のスマートデバイスに対する振る動作のばらつきやスマートデバイスの物理センサの感度差等により、ある複数の設問項目について、回答者が同じ重視度と認識していても、それらの設問項目への重視度が異なるものとして回答情報が生成されてしまう可能性がある。そこで、物理センサから得られるパラメータを補正して正しい回答情報を生成するために、回答練習を行い、そこで得られた仮パラメータを基準として、本番回答時に得られる回答情報を補正して、正しい結果となる補正された回答情報を得ようとするものである。回答練習において仮パラメータを得る方法としては、例えば、回答者が回答練習時に、設問項目の重視度の最大値や最小値等に対応するスマートデバイスの振り方をすることにより、そのスマートデバイスの物理センサで検出されるパラメータに関する検出上限や検出下限などを仮パラメータとして得ることができる。
仮パラメータを得た後は、図4に示したように、アンケート回答装置1は、物理センサから、回答者のアンケート回答装置に対する物理的動作及び/又はアンケート回答装置の外部状況を表すパラメータを取得する(ステップS23)。
次に、アンケート回答装置1は、ステップS23にて得られた仮パラメータを基準として、回答本番において取得したパラメータを補正する(ステップS62)。ここでのパラメータの補正方法は、仮パラメータを基準として、既に上述したような、感度値を用いた補正方法や、感度差補正値を用いた補正方法などの方法を用いることにより行われる。その後、アンケート回答装置1は、補正されたパラメータに応じた回答情報を生成して表示し(ステップS63)、補正された回答情報を送信する(ステップS64)。
既に図4において示したように、サーバ装置3は、アンケート回答装置1から送信された、補正された回答情報を受信し(ステップS46)、補正された回答情報を回答情報データベース36に記憶する(ステップS47)。
なお、上述したステップS28、ステップS45、ステップS52、ステップS64等、アンケート回答装置1から回答情報がサーバ装置3に送信された後、又は、上述したステップS29、ステップS46、ステップS53等、アンケート回答装置1から送信された回答情報がサーバ装置3に受信された後には、アンケート回答装置1に記憶されている、当該アンケート調査に対応するカスタマイズ部品14aが自動的に削除されることが好ましい。このような構成とすることで、調査主催者は、情報セキュリティや秘密保持の観点から、アンケート設問に関わる情報が回答者以外に知られること等を防ぐことができるため、アンケート調査を安心して実施することができる。また、回答者にとっても、アンケート調査への回答後に、そのアンケートに対応するカスタマイズ部品14aが削除されることで、スマートデバイスの記憶容量を不必要に占有されることがなくなるため、第一の発明のアンケートシステムにより実施されるアンケートへの回答に参加しやすくなる。
次に、第一の発明のアンケートシステムにおけるアンケートへの回答画面の第一の画面例について説明する。図9は、第一の発明の実施の形態にかかるアンケートへの回答画面の一例を示す図である。
図9(a)は、アンケート回答装置1の表示部13の表示画面13aに表示される、ある商品への満足度を設問として回答者に問うアンケートにおける、画面表示の一例である。表示画面13aには、設問ウィンドウ41に、「スマートフォン端末を傾けたり振ったりして、○○さんの満足度を表すコップの液体の量を調節してください。」との回答者への設問メッセージが表示される。また、回答者による回答方法に関する表示内容として、液体が注がれたコップ42が、表示画面13aに表示される。回答者は、アンケート回答装置1を傾けることで、このコップ42を傾けて、中の水を捨てることができ、コップの中に残した液体の量で、回答者のある商品への満足度を示すようになっている。なお、表示画面13aはタッチセンサ16aを具備するタッチパネルになっており、コップ42をタップすることで、コップの中の液体を再び満タンにすることができる。
回答者がアンケート回答装置1であるスマートデバイスを傾けたり振ったりすると、図9(b)に示すように、コップの中の液体をこぼして捨てることができる。こぼした結果としてどれだけの液体が残っているかについては、図9(c)に示すように、再度スマートデバイスの傾きを戻すことにより、液体部分42bと空の部分42aとが表示され、商品の満足度の量を確認することができる。このように、回答者の操作に応じて、回答画面内でのコップ42の表示が連動するように構成されている。
回答者が、商品の満足度の量を調整した後には、回答結果ウィンドウ44に、「こちらが、○○さんの○○に関する満足度を表しています。」との回答者への確認メッセージが表示される。回答者は、この表示内容を確認し、その回答内容で良い場合には、例えば、回答結果ウィンドウ44をタップすることにより回答結果が確定される。
次に、第一の発明のアンケートシステムにおける物理センサからのパラメータ取得方法について説明する。図10は、第一の発明の実施の形態にかかる物理センサからのパラメータ取得方法の一例を示す図である。
図9に示したようなアンケートにおいてのパラメータの取得方法について、図10を参照しつつ説明する。このようなアンケートにおいては、まず、初期状態として図10(a)のようなコップ42が表示画面13aに表示される。コップ42の中には、液体部分42bと、空の部分42aとが示されており、この初期状態における液体量、すなわち液体部分42bの表示画面13a上の面積、あるいは、仮想空間における液体部分42bの体積が、満足度100%を表す。コップ42は、スマートデバイスを傾けた場合に、その傾きや傾けた勢いに連動して傾き、図9(b)のようにコップ内の液体がこぼれ出る様子が表示画面13aに表示される。
図10(b)に示すように、コップ42を傾けた角度である傾斜角度pは、ジャイロセンサ16bにより検出された角速度変化から算出される。コップ42に残る液体部分42bの面積あるいは体積は、ジャイロセンサ16bにより検出されたパラメータを用いて算出された傾斜角度pの履歴のうち、最大のpに基づいて計算することができる。また、勢いよく液体をこぼす操作を行った場合を反映させるために、例えば、ジャイロセンサ16bで算出された傾斜角度pに、コップ42を傾けた勢いに関する情報である、加速度センサ16cにより検出されるパラメータである加速度の値を用いて、その加速度の値の大きさに応じて、傾斜角度pに対してある程度の増分、例えば、1%から5%の範囲等で、傾斜角度pに加算がされるように構成することもできる。
次に、第一の発明のアンケートシステムにおけるアンケートへの回答画面の第二の画面例について説明する。図11は、第一の発明の実施の形態にかかるアンケートへの回答画面の一例を示す図である。
図9(c)に示す画面において、回答結果ウィンドウ44をタップして回答結果を確定すると、ある商品への満足度を示したアンケートの続きとして、その満足度の内訳を回答者に問う設問が、図11(a)に示すように表示画面13aに表示される。設問表示ウィンドウ45には、「コップの水の量で回答された満足度を100%として、その内訳を円グラフで示してください。」とのアンケートの設問に関するメッセージが表示される。このメッセージ表示に加えて、表示画面13aには、円グラフ46が表示され、満足度の内訳の項目を示す項目名47が表示される。
回答者は、この項目名47をタッチしてドラッグすることにより、その項目名47が満足度の全体に占める割合を示すエリア46aの広さを変えることができる。項目名47を回答者がタップする等の操作によって、エリア46aの面積を確定することができる。また、確定前でも確定後でも、回答者がエリア46aの領域で二本の指でタッチしたまま指の間隔を変化させるジェスチャ等の操作に対応して、エリア46aの広さを変えることもできる。
アンケート設問に用意されたすべての項目について、同様にして各項目に対応するエリア46a〜46eを決定すると、表示画面13aには図11(b)のような内容が表示される。この画面において、回答者が完了確認ウィンドウ48をタップすると、アンケートは終了となる。
次に、第一の発明のアンケートシステムにおけるアンケートへの回答に、カメラを用いる場合の例について説明する。
アンケート回答装置1の表示部13の表示画面13aには、動画や画像など、回答者が視線を向ける情報が表示される。このような動画や画像の表示について、回答者がどこに視線を向けたか、についての視線情報を、カメラ16fを用いて検出し、検出された視線情報をパラメータとして取得し、このパラメータをもとに回答情報を生成し、サーバ装置3に送信する。
視線情報の検出方法について説明する。カメラ16fは、スマートデバイスの表示画面13aと同じ側に設けられ、表示画面を見ている回答者を撮影することができる。カメラ16fは、回答者の顔を認識し、さらに目の位置を認識して、目の瞳孔の動きから、回答者の視線が表示画面13aのどこに向いているのかを検出する。検出された視線情報は、カメラ16fから得られたパラメータとしてアンケート回答装置1により取得される。このパラメータをもとに、視線が向いていた表示画面13a上の位置を示す座標データや、そのタイミングを示す時間情報などが回答情報として得られる。
サーバ装置3は、このようにして得られた回答情報を受信して解析し、調査主催者にアンケート結果の情報を提供することができる。この回答情報を解析して得られるアンケート結果の情報としては、例えば、真っ先に回答者の目に留まる商品がどれであるか、商品に視線が留まる順番や視線を向けられている時間などの情報が含まれ、これを解析することで、調査主催者は、その商品の色、デザイン、形状などに対する消費者の反応を、他の商品と比較できる形で検証することができる。
また、この回答情報から、回答者が長時間視線を向けていた商品、真っ先に視線が向けられた商品、各商品に視線を向けた後に最後に視線が留まっていた商品などを、回答者に推薦する商品とし、その商品に関する商品情報をアンケート回答装置1に送信して、商品購入を促すこともできる。
次に、第一の発明のアンケートシステムにおけるアンケートへの回答に、集音マイクを用いる場合の例について説明する。
アンケート回答装置1には、集音マイク16gが備えられている。アンケート回答画面には、第一の練習回答の設問として、「マイクに向かって、最大級の好きな気持ちを込めて『好き!』と言ってください。」とのメッセージが表示される。このメッセージの表示中に、回答者による「好き!」という発声がされると、集音マイク16gはこれを検知して、第一の仮パラメータが得られる。次に、アンケート回答画面には、第二の練習回答の設問として、「マイクに向かって、最大級の嫌な気持ちを込めて『好き』と言ってください。」とのメッセージが表示される。このメッセージの表示中に、回答者による「好き」という発声がされると、集音マイク16gはこれを検知して、第二の仮パラメータが得られる。これらの回答者による発声を検知した際、表示画面13aには、その声の大きさ、高さ、周波数成分、声紋などを示す各種グラフが表示され、回答者はこれらのグラフを見ることができる。
ここで得られる仮パラメータには、回答者の発声の音量、声の音程や周波数成分、発声のスピードなどの情報が含まれている。アンケート回答装置1は、これらの第一及び第二の仮パラメータに含まれる情報から、回答者の好意を表す指標となる情報を特定し、回答者の好意の度合いを定量的データに変換する基準データを生成する。
回答者の好意を表す指標とは、具体的には、例えば、声が大きく、声の高さが高く、発声のスピードが速い程、回答者は好意を込めて発声していると解釈する指標などを用いることができるが、この指標に限定されることはなく、回答者の好意の度合いを表す指標であれば、他の指標を用いても良い。
回答者の好意の度合いを定量的データに変換する方法としては、例えば、第一及び第二の仮パラメータを用いて、それぞれの値の最大値と最小値を決定して基準データとし、その後に集音マイク16gから得られるパラメータが好意を表す程度を0%〜100%の間の数値に定量化する等の方法が挙げられる。
第一及び第二の仮パラメータから生成された基準データをもとにして、回答者による本番回答で得られるパラメータを補正して、回答情報を得ることができる。この際、表示画面13aの表示内容としては、例えば、アンケート調査対象の商品を表す画像や動画などが表示されるとともに、「マイクに向かって、この商品への好きな気持ちを込めて『好き』と言ってください。」とのメッセージが表示される。練習回答時と同様に、回答者により「好き」との発声がされて集音マイク16gにより検知されると、表示画面13aには、その発声に関する情報を示す各種グラフ等が表示され、回答者は回答結果を見ることができる。
このように、商品に対する好意を込めた発声を集音マイク16gにより検知することで、商品に対する回答者の抽象的な好悪を定量化することができる。これにより、回答者は発声をするだけでアンケート調査に回答することができ、同時に、回答者本人も明確に認識していない、商品に関する好感度を可視化して認識することができる。また、回答時には、回答者の声に関する情報が表示画面に表示されるので、回答者に対して、直観的で、楽しめる要素を持ったアンケート調査への回答方法を提供することができる。
次に、第一の発明のアンケートシステムにおけるアンケートへの回答に、圧力センサを用いる場合の例について説明する。
アンケート回答装置1には、圧力センサ16dが備えられている。圧力センサ16dは、タッチパネル等に備えられた、パネルへの押圧を検知するものであっても、また、スマートデバイス周辺の気圧を検知するものであっても良い。
例えば、圧力センサ16dが、タッチパネル等への押圧を検知するものである場合には、アンケート回答画面には、例えば、アンケート調査対象の商品に関するCMやテレビ広告、映画等のアンケート設問に関する動画や静止画、及び、ラジオCM等のアンケート設問に関する音声などのコンテンツが表示されるとともに、タッチパネル上に、コンテンツが好きである場合に押すボタンAと、嫌いである場合に押すボタンB等が表示される。また、アンケート設問のメッセージとして、例えば、「この動画を観て、いいなと思ったらボタンAを、好きではないと思ったらボタンBを、その感情の強さに応じて押してください。」とのメッセージが表示される。回答者によるこれらのボタンへの押圧が圧力センサ16dにより検知されると、表示画面13aには、その押圧に関する情報を示す各種グラフ等が表示され、回答者は回答結果を見ることができる。
このように、商品等のアンケート設問に関するコンテンツを、回答者に視聴・閲覧・聴取等してもらい、このコンテンツに対する好意等をタッチパネルへの押圧の強さやボタンの押し分け等として圧力センサ16dにより検知することで、商品、CM、人物、映画等に対する回答者の抽象的な好悪を、時間経過とともに変化する数値として定量化することができる。これにより、回答者はタッチパネルを押すだけでアンケート調査に回答することができ、同時に、回答者本人も明確に認識していない、商品、CM、人物、映画等に関する好感度を可視化して認識することができる。また、回答時には、回答者による押圧の強さ等、回答者のコンテンツに対する好悪に関する情報が表示画面に表示されるので、回答者に対して、直観的で、楽しめる要素を持ったアンケート調査への回答方法を提供することができる。調査主催者にとっても、リアルタイムで変化する、回答者のコンテンツに対する好悪等の詳細な情報を得ることができる。
なお、第一の発明は、上述した具体例に限定されることはなく、例えば、押圧することで回答者の様々な感情を表すボタンを複数設けて、これらへの押圧の時間変化を回答情報として得るように構成しても良い。
次に、第一の発明のアンケートシステムにおけるアンケートへの回答に、照度センサを用いる場合の例について説明する。
アンケート回答装置1には、照度センサ16eが備えられている。アンケート回答画面には、第一の練習回答の設問として、「スマートフォンの明かりセンサ部を見ながら、明るいところに曝してください。」とのメッセージが表示される。このメッセージの表示中に、回答者によりスマートデバイスが明るいところに曝されると、照度センサ16eはこれを検知して、第一の仮パラメータが得られる。次に、アンケート回答画面には、第二の練習回答の設問として、「明るさセンサ部を手で完全に覆い隠してください。」とのメッセージが表示される。このメッセージの表示中に、回答者により照度センサが手で遮られると、照度センサ16eはこれを検知して、第二の仮パラメータが得られる。これらの操作時には、表示画面13aには、その環境の照度センサが検知した照度を示すグラフ等が表示され、回答者はこれらのグラフを見ることができる。
ここで得られる仮パラメータには、回答者が回答する環境での照度の最大値と最小値との情報が含まれている。アンケート回答装置1は、これらの第一及び第二の仮パラメータに含まれる情報から、回答者の好意の度合いを定量的データに変換する基準データを生成する。
回答者の好意の度合いを定量的データに変換する方法としては、例えば、第一及び第二の仮パラメータを用いて、それぞれの値の最大値と最小値を決定して基準データとし、その後に照度センサ16eから得られるパラメータが好意を表す程度を0%〜100%の間の数値に定量化する等の方法が挙げられる。
第一及び第二の仮パラメータから生成された基準データをもとにして、回答者による本番回答で得られるパラメータを補正して、回答情報を得ることができる。この際、表示画面13aの表示内容としては、例えば、アンケート調査対象の商品を表す画像や動画などが表示されるとともに、「この商品が好きであれば、明るさセンサにたくさん光を当て、好きでなければ、手で陰を作って明るさセンサへの光をさえぎって暗くしてください。」等のメッセージが表示される。練習回答時と同様に、回答者により調節された周囲の明るさが照度センサ16eにより検知されると、表示画面13aには、その際の明るさに関する情報を示す各種グラフ等が表示され、回答者は回答結果を見ることができる。
このように、商品に対する好意を明るさで表現し、明るさを照度センサ16eにより検知することで、商品に対する回答者の抽象的な好悪を定量化することができる。これにより、回答者は簡単な操作をするだけでアンケート調査に回答することができ、同時に、回答者本人も明確に認識していない、商品に関する好感度を可視化して認識することができる。また、回答時には、回答者の操作に応じた、照度センサが検知した明るさに関する情報が表示画面に表示されるので、回答者に対して、直観的で、楽しめる要素を持ったアンケート調査への回答方法を提供することができる。
続いて、図面により、第二の発明の実施の形態について説明する。図12は、第二の発明の実施の形態にかかるシステムのアンケート調査案件の概念を表す図である。アンケートシステムのサーバ装置の管理及び運営や、クライアント装置の設定、メンテナンス、サポート等を行うシステム運営会社がアンケート調査及び回答に必要な環境(以下、アンケート環境という)を提供する。アンケートの回答者がアンケートに回答するためには、アンケート環境に接続可能なアンケート回答装置を有していれば良い。アンケート回答装置とは、例えば、コンピュータ端末、携帯電話端末、タブレット端末、アンケート回答専用端末等をいい、各種端末に導入されたアンケート回答用のアプリケーションであっても良い。
アンケート環境は、業種(X)50a、業種(Y)50b、・・・、という複数の業種50を有する。業種とは、例えば、飲食業、製造業、金融・保険業等をいう。また、それぞれの業種50には、企業A、企業B、・・・、という複数の企業51が含まれる。例えば、業種(X)50aが飲食業である場合、企業とは、レストラン、居酒屋、料亭等をいう。
企業51は、アンケート調査案件52a、52b、・・・、という複数のアンケート調査案件を有する。また、アンケート調査案件52a、52b、・・・、は、それぞれ対応する特典情報53a、53b、・・・、を表示する。特典情報とは、アンケートに回答するごとに、例えば、値引き、割引、サンプル引換、ポイント増量等のクーポンやタイムセール等の優待情報を得られる権利等をいう。
次に、回答者がアンケートに回答し、特典情報を獲得する処理について説明する。図13は、第二の発明の実施の形態にかかるシステムにおいて、回答者が特典情報を獲得する処理のフローチャートを示す図である。
まず、回答者はアンケート回答装置1において、アンケートに回答するためのアプリケーションを起動する(ステップS71)。アプリケーションは専用プログラムであっても、ブラウザを用いるものであっても良い。アプリケーションが起動すると、アプリケーションはサーバ装置3に対して更新データを取得するため、更新データ要求を送信する(ステップS72)。サーバ装置3は更新データ要求を受信し(ステップS73)、アンケート回答装置1へ更新データを送信する(ステップS74)。アンケート回答装置1は更新データを受信し(ステップS75)、サーバ装置3のデータと同期をとったうえで、起動後の初期画面を表示する。
表示された初期画面から、回答者は関心の強い業種を選択する(ステップS76)。ここで、関心の強い業種とは、回答者が強い関心を抱く業種や企業が属する業種に限らず、回答者の関心が薄い業種であっても、魅力的な特典の獲得を目的として、関心の強い業種となり得る。
アンケート回答装置1は、選択された業種に含まれる企業群を表示する(ステップS77)。回答者は、表示された企業群から、関心の強い企業を1つ選択する(ステップS78)。アンケート回答装置1は、選択された企業の提供するアンケート群を表示画面に表示させる(ステップS79)。ここで、回答者が強い関心を抱く企業をお気に入りのリストに登録できるようにしても良い。
回答者は、表示されたアンケート群の中から、回答したいアンケートを選択する(ステップS80)。回答者は、アンケートを選択する際、回答により得られる特典情報を確認することができる。アンケート回答装置1は、選択されたアンケート調査案件の設問を表示する(ステップS81)。なお、ステップS81からS84に係る処理は、前述のステップS22からS25までの処理に対応するものである。
アンケートに回答して得られる特典情報は、アンケートを提供する企業の商品等に対して特典を受けられるものであっても良いし、他企業の商品等に対して特典を受けられるものであっても良い。例えば、製造業の企業はアンケートを提供できても、特典を提供することが難しい場合がある。このような場合に、例えば、飲食店の値引き券や家電量販店の割引券等を提供することにより、アンケート回答のインセンティブとすることが可能となる。
回答情報を記憶したアンケート回答装置1は、サーバ装置3へ回答情報を送信する(ステップS85)。サーバ装置3は、回答情報を受信し(ステップS86)、回答情報を記憶する(ステップS87)。記憶した回答情報から、回答者が回答したアンケートを識別し、アンケートに対応する特典情報を抽出する(ステップS88)。さらにサーバ装置3は、抽出した特典情報をアンケート回答装置へ送信する(ステップS89)。アンケート回答装置1は特典情報を受信し(ステップS90)、記憶装置に受信した特典情報を記憶する(ステップS91)。
ところで、ステップ79において表示されたアンケート群に含まれるすべてのアンケートが、回答が可能な状態である必要はない。図14は、第二の発明の実施の形態にかかるシステムにおいて表示画面中のアンケートの回答可否の状態を示す図であり、図14(a)は、計時開始からの時間に応じて、アンケートの回答可否が変化することを示す図である。図14(b)及び(c)は、図14(a)の時系列の時期におけるアンケート調査案件の表示の違いを示す図である。
例えば、あるアンケートに回答して、特典情報を獲得した後、所定の期間は回答者による次のアンケートの回答を制限したいような場合に、1つ目のアンケートの回答が完了した時点で計時処理を開始するように設計する。このような設計により、図14(a)において、計時開始から一定の時間cを経過した後のアンケート回答可能時間bにアンケート回答を可能とすることができる。ここで、一定時間cを設けずに、計時開始直後からアンケートの回答を可能とすることや、アンケートに回答できない時間を設けずに常時回答できる状態にしても良い。また、計時開始処理は、上記ステップS75において更新データを受信した後にアンケート回答装置1で計時処理が開始されるようにしても良い。
その他、計時処理を用いずに、キャンペーン等の期間を指定してアンケート回答可否を定めることも可能である。例えば、1月1日から1月7日まではお正月セールである等、所定の期間にアンケートに回答すれば特典情報を獲得できるものである。さらに所定の時間の経過や、指定の期間に限らず、例えば、アンケートの回答状況等を考慮して、アンケート回答可能時間bを設定することができる。例えば、自動車のアンケートを回答した後でなければ、自動車保険のアンケートには回答できない等の条件を設定した場合である。このような設計により、アンケート間の優先度や関連を表現することができる。
次に、図14(a)のそれぞれの時間帯における、アンケート回答装置1の表示画面13aの表示内容について説明する。例えば、図14(a)のアンケート可能時間bにおいて、図14(b)の表示画面13aのように表示される。家具販売60a、保険60b及び引越60cのドアはそれぞれアンケート調査案件の入り口を示すものであり、タップ等により回答者が選択すると、アンケートに回答できるものである。
一方、図14(a)のアンケート回答可能時間b以外の時間、つまりアンケート回答不可時間c及びcにおいては、図14(c)の表示画面13aのように表示される。例えば、図14(a)の計時開始からアンケート回答可能時間までのアンケート回答不可時間cにおけるアンケートの表示は、人形60dのように、「準備中」と表示され、未だアンケート回答時間に到達していないことを回答者が把握できるように表示される。他方、アンケート回答可能時間bが経過後のアンケート回答不可時間cにおいては、飲料60eのように「立入禁止」と表示され、アンケート回答可能時間が経過したことを利用者が把握できるように表示される。また、利用者が回答済のアンケートに関しても、「立入禁止」の表示に変更しても良い。
次に、回答者が獲得した特典情報の使用する状況について説明する。図15は、第二の発明の実施の形態にかかるシステムにおいて、特典情報の使用可否を判定する処理のフローチャートを示す図である。
回答者が獲得した特典情報を使用したい場合、特典を受けられる店舗等を訪問し、獲得済みの特典情報群をアンケート回答装置1の表示画面13aに表示させる(ステップS101)。次に、使用する特典情報を選択すると(ステップS102)、アンケート回答装置1は外部の情報、例えばバーコード、QRコード(登録商標)、あるいは赤外線情報等を読み取るための機能を起動する(ステップS103)。外部の情報を読み取る機能は、カメラ機能やセンサ機能等であっても良い。アンケート回答装置1が店舗に存在する外部情報を読み取ると(ステップS104)、使用する特典情報の識別情報、読み取った外部情報及びアンケート回答装置1が取得可能な情報を併せて利用要求とし、サーバ装置3へ送信する(ステップS105)。アンケート回答装置1が取得可能な情報とは、例えば、GPSを活用した位置情報や、アンケート回答装置1が備える時間情報等が挙げられる。
サーバ装置3は、利用要求を受信し(ステップS106)、利用要求に含まれる特典情報の識別情報と、HDD33に格納された特典情報の識別情報を照合し、利用可否を判定する(ステップS107)。例えば、同じ特典情報であっても、利用対象者ごとに識別情報を設けることにより、同じ利用者が複数回特典を受けられることを防ぐことが可能となる。
判定結果が利用可能であれば(ステップS108にてYES)、HDD33に格納された管理テーブル等の該当する特典情報のデータに対して、使用済みであることを設定し(ステップ109)、回答者が特典情報を使用できる旨のメッセージを設定する(ステップ110)。判定結果が利用不可であれば(ステップS108にてNO)、特典が既に使用済み又は有効期限が切れている等、特典情報が無効である旨のメッセージを設定する(ステップS111)。設定されたメッセージを、アンケート回答装置1に送信する(ステップS112)。アンケート回答装置1はメッセージを受信し(ステップS113)、表示画面13aにメッセージを表示する(ステップS114)。表示されたメッセージが特典情報を使用可能である旨のメッセージである場合は、当該店舗において、回答者は特典を受けることが可能となる。
上記例において、利用要求にGPS等を活用した位置情報等を含めて送信することにより、特典がどこの店舗で使用されたか把握することができる。例えば、フランチャイズ形態の店舗において特典が使用された場合、特典が使用された回数に応じて販売奨励金を支払うようにすることも可能である。このようにすると、各店舗は顧客に特典をより多く使用してもらうよう促すこととなり、顧客である回答者はさらに多くの特典情報を受け取るべく、アンケートに回答するようになる。
また、上記例において、利用要求を送信する際に送信した時間情報を含めるようにしても良い。特典を使用した時間情報と、回答者の属性情報、例えば、年齢、性別等とを組み合わせることにより、時間帯別の利用者情報のデータを収集することができ、マーケティングの分析が可能となる。
続いて、回答者が自らアンケートに回答したい商品等を選択可能であるアンケートシステムについて説明する。図16は、第二の発明の実施の形態にかかるシステムにおいて、回答者が自ら回答する商品等を選択可能なアンケートに対する回答処理のフローチャートを示す図である。
回答者が回答したい対象となる商品やサービス等を発見した場合、回答者はアンケート回答装置1のアンケート回答メニューを選択する(ステップS121)。アンケート回答装置1は、外部情報を読み取るための機能を起動する(ステップS122)。ここで、回答者がアンケート回答装置1に外部情報、例えば商品のバーコード等の情報を読み取らせると(ステップS123)、アンケート回答装置は、読み取った外部情報とアプリケーションに記憶されているテンプレートの質問項目とを組み合わせて、アンケートの設問を作成する(ステップS124)。作成した設問を表示画面に表示し(ステップS125)、回答者からの回答を受け付け(ステップS126)、回答情報を表示し(ステップS127)、記憶装置に回答情報を記憶する(ステップS128)。
次に、回答結果をサーバ装置3へ送信する(ステップS129)。サーバ装置3は回答結果を受信し(ステップS130)、記憶装置に記憶する(ステップS131)。回答結果は、回答者のアンケートに対する回答情報だけでなく、アンケート回答装置1が取得可能な情報、例えば、送信時点における位置や時間の情報を含むようにしても良い。このようにすることで、アンケート回答の地域的又は時系列的な分析が可能となる。
ところで、第二の発明において、回答者のクラスを設定することができる。クラスは、例えば、銅、銀、金の順に上位のクラスとなるように設定され、性別と生年月日が登録されていれば銅のクラス、加えて同居家族や年収等の情報が登録されていれば銀のクラス、さらに車の免許や資格等の情報が登録されていれば金のクラスというように、各クラスに登録されるための条件を定めることができる。
例えば、前記回答者が自らアンケートに回答したい商品等を選択可能であるアンケートシステム、回答者のアンケートへの回答を促すために、回答者の中から、毎日1名に対して特典を付与するという企画を実行する場合がある。この企画において、回答者のクラスを設定することにより、金のクラスは銅のクラスより3倍の口数を応募できる等の利点を備えるように設計しても良い。また、アンケートの回答要件として、一定以上のクラスの回答者でなければ回答できない、という制限をかけることも可能である。
1 アンケート回答装置
11 制御部
12 RAM
13 表示部
14 フラッシュメモリ
15 通信インターフェース
16 物理センサ部
2 通信ネットワーク
3 サーバ装置
31 制御部
32 RAM
33 HDD
34 通信インターフェース
35 商品情報データベース
36 回答情報データベース
37 感度差補正値データベース

Claims (17)

  1. アンケートの回答者からのアンケートへの回答情報を収集するアンケートシステムであって、
    アンケートの回答結果を表示画面に表示する表示部、並びに、タッチセンサ、ジャイロセンサ、加速度センサ、圧力センサ、照度センサ、カメラ、及び集音マイクから選択される少なくとも1種の物理センサを有するアンケート回答装置と、該アンケート回答装置と通信回線を介して接続が可能なサーバ装置とを備え、
    アンケート回答装置が、
    物理センサにて検知される、アンケート回答装置に対する物理的動作及び/又はアンケート回答装置の外部状況に関する回答情報を取得する回答情報取得手段と、
    回答情報取得手段により取得された回答情報に応じて、アンケートの回答結果を表示画面に表示する表示手段と、
    前記回答情報をサーバ装置に送信する回答情報送信手段と
    を備え、
    サーバ装置が、
    アンケート回答装置から送信された回答情報を受信する回答情報受信手段と、
    回答情報受信手段により受信した回答情報を記憶する回答情報記憶手段と
    を備えることを特徴とするアンケートシステム。
  2. 回答情報が、物理センサにて検知される、アンケート回答装置に対する物理的動作及び/又はアンケート回答装置の外部状況を表すパラメータである請求項1に記載のアンケートシステム。
  3. 回答情報が、物理センサにて検知される、アンケート回答装置に対する物理的動作及び/又はアンケート回答装置の外部状況を表すパラメータをもとに、アンケートの回答結果に対応する情報として変換されたものである請求項1に記載のアンケートシステム。
  4. 前記アンケート回答装置が、
    個別のアンケート調査案件の質問内容を構成するテキスト、画像、音声、及び動画から選択される少なくとも1種のデータを含むカスタマイズ部品と組み合わせられることにより回答情報取得手段、表示手段及び回答情報送信手段の実行が可能となるローカルアプリケーションを記憶するローカルアプリケーション記憶手段と、
    前記カスタマイズ部品を記憶するカスタマイズ部品記憶手段と、
    ローカルアプリケーション記憶手段により記憶されたローカルアプリケーションとカスタマイズ部品記憶手段により記憶されたカスタマイズ部品とを組み合わせてアンケート回答に関するアプリケーションを構成するアプリケーション構成手段と
    をさらに備え、
    該アプリケーションが、アンケート回答装置を回答情報取得手段、表示手段及び回答情報送信手段として機能させるものであり、表示手段により、前記カスタマイズ部品に応じた個別のアンケート調査案件の質問内容を前記表示画面に表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアンケートシステム。
  5. 前記サーバ装置が、
    商品情報を記憶する商品情報記憶手段と、
    前記回答情報記憶手段により記憶された回答情報をスコア化して得られるスコア情報に応じて、商品情報記憶手段により記憶された商品情報から、アンケートの回答者へ推薦する商品情報を選択する推薦商品情報選択手段と、
    推薦商品情報選択手段により選択された該商品情報をアンケート回答装置に送信する推薦商品情報送信手段と
    をさらに備え、
    前記アンケート回答装置が、
    サーバ装置から該商品情報を受信する推薦商品情報受信手段と、
    推薦商品情報受信手段により受信した該商品情報を表示する推薦商品情報表示手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のアンケートシステム。
  6. 前記アンケート回答装置が、
    アンケート回答装置のハードウェア仕様のスペック情報を記憶するスペック情報記憶手段と、
    スペック情報記憶手段により記憶したスペック情報からアンケート回答装置の物理センサの感度値を算出し、算出した感度値に応じて前記回答情報取得手段により取得した回答情報を補正する第一の回答情報補正手段と
    をさらに備え、
    前記回答情報送信手段は、第一の回答情報補正手段により補正された回答情報をサーバ装置に送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のアンケートシステム。
  7. 前記サーバ装置が、
    アンケート回答装置のハードウェア仕様のスペック差による物理センサの感度差を補正する感度差補正値を予め記憶する感度差補正値記憶手段と、
    感度差補正値記憶手段により記憶された感度差補正値に応じて前記回答情報記憶手段により記憶された回答情報を補正する第二の回答情報補正手段と
    をさらに備え、
    前記回答情報記憶手段は、第二の回答情報補正手段により補正された回答情報を記憶することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のアンケートシステム。
  8. 前記アンケート回答装置が、
    アンケートの回答者の回答前の回答練習時において、アンケート回答装置に対する物理的動作及び/又はアンケート回答装置の外部状況を表し、且つ、アンケートの質問内容に対する少なくとも一つの回答に対応する仮パラメータを取得する仮パラメータ取得手段と、
    仮パラメータ取得手段により取得された仮パラメータを基準として前記回答情報取得手段により取得した回答情報を補正する第三の回答情報補正手段と
    をさらに備え、
    前記回答情報送信手段は、第三の回答情報補正手段により補正された回答情報をサーバ装置に送信することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のアンケートシステム。
  9. 前記アンケート回答装置が、
    前記回答情報取得手段により取得された回答情報を記憶する回答情報記憶手段と、
    前記サーバ装置との接続が一定の時間断絶した場合、サーバ装置との接続の復旧時に、復旧を検知する接続復旧検知手段と、
    接続復旧検知手段によりサーバ装置との接続の復旧を検知した場合に、回答情報記憶手段により記憶された回答情報をサーバ装置に再送信するアンケート回答情報再送信手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のアンケートシステム。
  10. アンケートの回答結果を表示画面に表示する表示部、並びに、タッチセンサ、ジャイロセンサ、加速度センサ、圧力センサ、照度センサ、カメラ、及び集音マイクから選択される少なくとも1種の物理センサを有するアンケート回答装置であって、
    物理センサにて検知される、アンケート回答装置に対する物理的動作及び/又はアンケート回答装置の外部状況に関する回答情報を取得する回答情報取得手段と、
    回答情報取得手段により取得された回答情報に応じて、アンケートの回答結果を表示画面に表示する表示手段と、
    前記回答情報をサーバ装置に送信する回答情報送信手段と
    を備えることを特徴とするアンケート回答装置。
  11. アンケートの回答者のアンケートへの回答情報の収集をコンピュータ装置において実行するアンケート回答方法であって、
    物理センサにて検知される、アンケート回答装置に対する物理的動作及び/又はアンケート回答装置の外部状況に関する回答情報を取得する回答情報取得ステップと、
    回答情報取得ステップにより取得された回答情報に応じて、アンケートの回答結果を表示画面に表示する表示ステップと、
    前記回答情報をサーバ装置に送信する回答情報送信ステップと
    を有するアンケート回答方法。
  12. アンケートの回答者からのアンケートへの回答情報の収集をコンピュータ装置に実行させるアンケート回答プログラムであって、
    コンピュータ装置を、
    物理センサにて検知される、アンケート回答装置に対する物理的動作及び/又はアンケート回答装置の外部状況に関する回答情報を取得する回答情報取得手段と、
    回答情報取得手段により取得された回答情報に応じて、アンケートの回答結果を表示画面に表示する表示手段と、
    前記回答情報をサーバ装置に送信する回答情報送信手段
    として機能させる、アンケート回答プログラム。
  13. 利用者の操作を受け付けることが可能な入力装置を有するクライアント装置と、クライアント装置と通信による接続が可能なサーバ装置とを備えるアンケートシステムであって、
    クライアント装置が、
    利用者の操作により、少なくとも1つのアンケート調査案件から、回答を行うアンケート調査案件の選択を受け付ける案件選択受付手段と、
    利用者の操作により、案件選択受付手段により選択されたアンケート調査案件に関するアンケートへの回答を受け付ける回答受付手段と、
    回答受付手段により受け付けられたアンケートへの回答をサーバ装置へ送信する回答送信手段と
    を備え、
    サーバ装置が、
    クライアント装置から送信されたアンケートへの回答を受信する回答受信手段と
    を備え、
    クライアント装置が回答送信手段によりアンケートへの回答を送信したことに伴い、又は、サーバ装置が回答受信手段によりアンケートへの回答を受信したことに伴い、アンケート調査案件に対応する特典をクライアント装置にて利用可能とする、アンケートシステム。
  14. アンケート調査案件毎に設定された所定の期間外である場合、及び/又は、アンケート調査案件毎に設定された所定の条件外である場合は、案件選択受付手段によるアンケート調査案件の選択の受け付け、又は、回答受付手段によるアンケート調査案件に関するアンケートへの回答の受け付けを不可とする、請求項13に記載のアンケートシステム。
  15. クライアント装置が、
    前記特典に関する特典情報を記憶する特典情報記憶手段と、
    利用者の操作により、特典情報記憶手段により記憶された特典情報に対応する特典の利用要求をサーバ装置へ送信する利用要求送信手段と、
    利用要求送信手段により送信した利用要求に対応する特典の利用可否の判定結果をサーバ装置から受信する可否結果受信手段と、
    可否結果受信手段により受信した可否結果を表示装置に表示する可否情報表示手段と
    を備え、
    サーバ装置が、
    クライアント装置から特典の利用要求を受信する利用要求受信手段と、
    利用要求受信手段により受信した利用要求に対応する特典の利用可否を判定する利用可否判定手段と、
    利用可否判定手段により判定された特典の利用可否の判定結果をクライアント装置へ送信する可否結果送信手段と
    を備える、請求項13又は14に記載のアンケートシステム。
  16. 利用者の操作を受け付けることが可能な入力装置及び外部情報の読み取り装置を有するクライアント装置と、クライアント装置と通信による接続が可能なサーバ装置とを備えるアンケートシステムであって、
    クライアント装置が、
    読み取り装置を介して取得した情報に関するアンケートへの回答を受け付けるアンケート回答受付手段と、
    アンケート回答受付手段により受け付けた回答と、読み取り装置を介して取得した情報とを、回答結果としてサーバ装置へ送信する回答結果送信手段と
    を備え、
    サーバ装置が、
    回答結果送信手段により送信された回答結果を受信する回答結果受信手段と
    を備えるアンケートシステム。
  17. 回答結果送信手段が、回答結果として、アンケート回答時のクライアント装置の位置情報又は時間情報を送信する、請求項16に記載のアンケートシステム。
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