JPWO2014103519A1 - 入力装置、表示装置、および電子機器 - Google Patents
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Abstract
入力装置は、基体と、基体上に設けられており、開口部を有した第1遮光層と、第1遮光層上に設けられており、平面視して前記開口部を取り囲むように位置する第2遮光層と、を備える。なお、入力装置は、入力領域および非入力領域を有しており、第1遮光層および第2遮光層は、非入力領域に位置していることが好ましい。
Description
本発明は、入力装置、表示装置、および電子機器に関する。
従来から、基体と、開口部が設けられた遮光層とを備えた入力装置が知られている。開口部は、例えば、所定の文字あるいは図形の形状を有しており、光源から入射した光の一部または全部を透過することによって、当該文字あるいは図形を表示する機能を有している(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記の入力装置では、例えば、光源から入射した光の光量が相対的に大きい場合に、開口部の外縁近傍に位置する遮光層において、当該光を十分に遮光することができない可能性があった。開口部の外縁近傍に位置する遮光層において、当該光を十分に遮光することができないと、開口部の外縁がぼやけて視認されてしまう可能性があった。
特開2011−13761号公報
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、開口部の外縁がぼやけて視認されてしまう可能性を低減することができる入力装置、表示装置、および電子機器に関する。
本発明の入力装置における一態様は、基体と、前記基体上に設けられており、開口部を有した第1遮光層と、前記第1遮光層上に設けられており、平面視して前記開口部を取り囲むように位置する第2遮光層と、を備える。
本発明の表示装置における一態様は、上記の入力装置と、前記入力装置に対向して配置された表示パネルと、該表示パネルが収容された第1筺体と、を備える。
本発明の電子機器における一態様は、上記の表示装置を備え、前記表示装置における前記第1筐体が電子機器用の筐体として機能する。
本発明の電子機器における他の態様は、上記の表示装置と、前記表示装置が収容された第2筐体と、を備える。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本発明の一実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材を簡略化して示したものである。したがって、本発明に係る入力装置、表示装置、および電子機器は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。
図1に示すように、本実施形態に係る入力装置X1は、投影型の静電容量方式のタッチパネルであって、入力領域E1および非入力領域E2を有している。入力領域E1は、使用者が入力操作を行うことができる領域である。非入力領域E2は、使用者が入力操作を行うことができない領域である。本実施形態に係る非入力領域E2は、入力領域E1を取り囲むように当該入力領域E1の外側に位置している。本実施形態では、非入力領域E2は、平面視して後述する基体2の端面2Cと第1遮光層6の内縁6Aとによって取り囲まれる領域を指す。なお、非入力領域E2は、入力領域E1内に位置していてもよい。この場合、非入力領域E2は、平面視して第1遮光層6の内縁6Aと外縁6Bとによって取り囲まれる領域を指す。
なお、入力装置X1は、投影型の静電容量方式のタッチパネルに限らず、例えば、表面型の静電容量方式のタッチパネル、抵抗膜方式のタッチパネル、表面弾性波方式のタッチパネル、光学方式のタッチパネル、あるいは電磁誘導方式のタッチパネルであってもよい。
また、入力装置X1は、上記のタッチパネルに限らず、使用者の話す音声信号を解析して入力処理する音声認識装置、使用者の眼球の動きによる視線の変化を検出して入力処理する視線入力装置、あるいは、使用者のジェスチャーにより入力処理するジェスチャー入力装置等、その他各種の入力装置であってもよい。
入力装置X1は、基体2、第1検出電極パターン3、第2検出電極パターン4、絶縁体5、第1遮光層6、第1保護層7、検出用配線8、第2保護層9、第2遮光層10、および保護シート11を備える。
まず、図1〜図4を参照しながら、基体2、第1検出電極パターン3、第2検出電極パターン4、および絶縁体5について詳細に説明する。なお、図1では、説明の便宜上、絶縁体5の図示は省略する。
基体2は、上記の各部材を支持する役割を有する。基体2は、第1主面2A、第2主面2B、および端面2Cを有する。第1主面2Aは、第2主面2Bよりも使用者側に位置している。第2主面2Bは、第1主面2Aの反対側に位置している。端面2Cは、第1主面2Aと第2主面2Bとの間に位置している。なお、本実施形態では、基体2は、平面視して、略矩形状である。このため、端面2Cは、平面視における基体2の4つの辺に対応して、4つ設けられている。なお、基体2は、例えば、平面視して楕円形状あるいは多角形状であってもよい。
基体2は、絶縁性を有する。基体2は、第1主面2Aおよび第2主面2Bに交差する方向に入射する光に対して透光性を有する。基体2の構成材料としては、例えば、ガラスあるいはプラスチックが挙げられる。
第1検出電極パターン3は、入力領域E1に対応する基体2の第1主面2Aに接近した使用者の指F1との間において静電容量を発生し、平面視して基体2の長辺方向(図1にてY方向)における入力位置を検出する役割を有する。第1検出電極パターン3は、入力領域E1に対応する基体2の第2主面2B上に、Y方向に並んで複数設けられている。また、図4に示すように、第1検出電極パターン3の一部は、後述する検出用配線8と電気的に接続する目的で、入力領域E1から非入力領域E2に亘って位置している。第1検出電極パターン3は、第1検出電極3aおよび第1電極間配線3bを有する。
第1検出電極3aは、使用者の指F1との間において静電容量を発生する役割を有する。第1検出電極3aは、平面視して基体2の短辺方向(図1にてX方向)に並んで複数設けられている。第1電極間配線3bは、第1検出電極3a同士を電気的に接続する役割を有する。第1電極間配線3bは、互いに隣り合う第1検出電極3aの間に設けられている。
第2検出電極パターン4は、入力領域E1に対応する基体2の第1主面2Aに接近した使用者の指F1との間において静電容量を発生し、X方向における入力位置を検出する役割を有する。第2検出電極パターン4は、入力領域E1に対応する基体2の第2主面2B上に、X方向に並んで複数設けられている。また、図4に示すように、第2検出電極パターン4の一部は、後述する検出用配線8と電気的に接続する目的で、入力領域E1から非入力領域E2に亘って位置している。第2検出電極パターン4は、第2検出電極4aおよび第2電極間配線4bを有する。
第2検出電極4aは、使用者の指F1との間において静電容量を発生する役割を有する。第2検出電極4aは、Y方向に並んで複数設けられている。第2電極間配線4bは、第2検出電極4a同士を電気的に接続する役割を有する。第2電極間配線4bは、互いに隣り合う第2検出電極4aの間において、第1電極間配線3bと電気的に絶縁するように、絶縁体5を跨いで当該絶縁体5上に設けられている。ここで、絶縁体5は、第1電極間配線3bを覆うように基体2の第2主面2B上に設けられている。絶縁体5の構成材料としては、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、二酸化ケイ素、あるいは窒化珪素等の透明樹脂が挙げられる。
上述の第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4の構成材料としては、透光性を有する導電性部材が挙げられる。透光性を有する導電性部材としては、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、AZO(Al-Doped Zinc Oxide)、酸化錫、酸化亜鉛、あるいは導電性高分子が挙げられる。
第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4の形成方法としては、例えば、上述の材料をスパッタリング法、蒸着法、あるいはCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって基体2の第2主面2B上に成膜する。そして、この膜の表面に感光性樹脂を塗布し、露光、現像、エッチング工程を経て、膜がパターニングされることで、第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4が形成される。
次に、図1〜図4に加えて、図5および図6を参照しながら、第1遮光層6、第1保護層7、検出用配線8、第2保護層9、第2遮光層10、および保護シート11について、詳細に説明する。なお、図1では、説明の便宜上、第2遮光層10の図示は省略する。
第1遮光層6は、非入力領域E2を遮光する役割を有する。このため、第1遮光層6は、遮光性を有する。なお、本明細書において「遮光性」とは、入射した光の一部または全部を遮蔽する性質を指す。第1遮光層6は、非入力領域E2に対応する基体2の第2主面2B上に設けられている。具体的には、第1遮光層6は、平面視して入力領域E1を取り囲んで位置している。本実施形態では、平面視して入力領域E1側に位置する第1遮光層6の縁を内縁6Aと称する。また、平面視して基体2の端面2C側に位置する第1遮光層6の縁を外縁6Bと称する。
第1遮光層6の構成材料としては、樹脂材料に着色材料を含んだものが挙げられる。樹脂材料としては、例えば、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、あるいはシリコーン系樹脂が挙げられる。着色材料としては、例えば、カーボン、チタン、あるいはクロムが挙げられる。なお、第1遮光層6は、黒色以外の色相を有していてもよい。第1遮光層6の形成方法としては、例えば、スクリーン印刷法、スパッタリング法、CVD法、あるいは蒸着法が挙げられる。
第1遮光層6は、開口部6aを有する。開口部6aは、例えば、文字あるいは図形等を表示する役割を有する。本実施形態では、開口部6aの全部は、非入力領域E2に位置している。また、本実施形態では、開口部6aは、平面視して「ABC」という文字形状を有している。このため、例えば、入力装置X1が表示装置Y1に組み込まれた場合に(図7〜図9参照)、表示装置Y1の使用者は、当該開口部6aを介して第2光源500から入射した光を視認することができる。すなわち、入力装置X1を組み込んだ表示装置Y1では、意匠性を付与した文字形状「ABC」を表示することができる。なお、本実施形態では、開口部6aは、平面視して「ABC」という文字形状を有しているが、これに限らない。また、本実施形態では、開口部6aは、平面視して基体2の短辺(図1にて紙面上方の短辺)に沿って位置しているが、これに限らない。すなわち、開口部6aの平面視形状、配置位置、および個数については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、適宜変更することができる。
第1保護層7は、第1遮光層6を保護する役割を有する。ここで、第1遮光層6を保護する役割としては、例えば、第1遮光層6を水分の吸湿による腐食から保護する役割、あるいは、第1遮光層6の材質が変質してしまう可能性を低減する役割が挙げられる。第1保護層7は、非入力領域E2に対応する基体2の第2主面2B上に設けられており、第1遮光層6上に位置している。本実施形態では、第1保護層7は、第1遮光層6を被覆している。第1保護層7の構成材料としては、例えば、透明樹脂材料が挙げられる。透明樹脂材料としては、例えば、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、ゴム系樹脂、あるいはウレタン系樹脂が挙げられる。第1保護層7の形成方法としては、例えば、転写印刷法、スピンコート法、あるいはスリットコート法が挙げられる。
検出用配線8は、第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4と指F1との間において発生した静電容量の変化を検出する役割を有する。検出用配線8は、第1保護層7上に複数設けられている。また、検出用配線8は、平面視して第1遮光層6と重なっている。このため、検出用配線8が使用者に視認される可能性を低減することができる。複数の検出用配線8は、一方の群と他方の群とに分けられる。一方の群に含まれる検出用配線8は、一端が第1検出電極パターン3に接続され、他端が外部導通領域G1に位置している。また、他方の群に含まれる検出用配線8は、一端が第2検出電極パターン4に電気的に接続され、他端が外部導通領域G1に位置している。検出用配線8は、外部導通領域G1において、図示しないフレキシブルプリント配線基板等を介して、図示しない位置検出ドライバと電気的に接続されることになる。
検出用配線8は、硬質で高い形状安定性を得るべく、金属薄膜で形成される。金属薄膜の構成材料としては、例えば、アルミニウム膜、アルミニウム合金膜、クロム膜とアルミニウム膜との積層膜、クロム膜とアルミニウム合金膜との積層膜、銀膜、銀合金膜、あるいは金合金膜が挙げられる。金属薄膜の形成方法としては、例えば、スパッタリング法、CVD法、あるいは蒸着法が挙げられる。
第2保護層9は、検出用配線8を保護する役割を有する。検出用配線8を保護する役割としては、例えば、水分の吸湿による腐食から保護する役割、あるいは、静電気の混入による誤動作を防止する役割が挙げられる。第2保護層9は、非入力領域E2に対応する基体2の第2主面2B上に設けられている。具体的には、第2保護層9は、第1保護層7上に位置しており、検出用配線8を被覆している。なお、第2保護層9は、外部導通領域G1には設けられていない。また、本実施形態では、第2保護層9は、平面視して検出用配線8が位置する領域に対応して設けられているが、これに限らず、外部導通領域G1を除いた非入力領域E2の全領域に設けられていてもよい。第2保護層9の構成材料および形成方法としては、第1保護層7と同様のものが挙げられる。
第2遮光層10は、例えば、入力装置X1が表示装置Y1に組み込まれた場合に、開口部6aの近傍において、第2光源500から入射した光を遮光する役割を有する。第2遮光層10は、第1保護層7を介して、第1遮光層6上に設けられている。また、第2遮光層10は、平面視して開口部6aを取り囲むように位置している。このため、開口部6aの外縁がぼやけて視認される可能性を低減することができる。
具体的には、従来の入力装置では、第2遮光層が設けられていなかった。ここで、例えば、入力装置が表示装置に組み込まれた場合に、開口部は、第2光源から入射した光の一部または全部を透過することによって、使用者に所定の文字あるいは図形等を視認させる役割を有する。このため、開口部の周辺は、第2光源から入射する光の光量が相対的に大きくなる可能性があった。開口部の周辺において第2光源から入射する光の光量が相対的に大きくなると、開口部の周辺に位置する第1遮光層では、当該光を十分に遮光することができない可能性があった。開口部の周辺に位置する第1遮光層において、当該光を十分に遮光することができないと、平面視して開口部の外縁がぼやけて視認されてしまう可能性があった。平面視して開口部の外縁がぼやけて視認されてしまうと、意匠性が低下してしまう。
また、本実施形態のように、第1検出電極パターンの一部および第2検出電極パターンの一部が、入力領域から非入力領域に亘って設けられている場合、第1遮光層の厚みを相対的に大きくすると、第1検出電極パターンの一部および第2検出電極パターンの一部が断線してしまう可能性がある。このため、第1遮光層の遮光性を向上する目的で、第1遮光層の厚みを相対的に大きくすることは困難であった。
そこで、入力装置X1では、第2遮光層10を備えている。第2遮光層10は、第1遮光層6上に設けられており、平面視して開口部6aを取り囲むように位置している。このため、例えば、入力装置X1が表示装置Y1に組み込まれた場合に、第2光源500から入射する光の光量が相対的に大きくなる開口部6aの周辺において、遮光性を高めることができる。このため、平面視して開口部6aの外縁がぼやけて視認されてしまう可能性を低減することができる。
なお、本明細書において「平面視して開口部6aを取り囲むように位置している」とは、第2遮光層10が、平面視して開口部6aを完全に取り囲んでいる必要はなく、第2遮光層10において平面視して開口部6aを取り囲んでいない部分が一部存在していてもよい、という意味である。
なお、平面視して開口部6aから第2遮光層10までの離間距離は、ある程度近いことが好ましい。具体的には、開口部6aに近い側に位置する第2遮光層10の縁部10aから開口部6aの外縁までの離間距離L1は、ある程度近いことが好ましい。なお、本実施形態では、図5および図6に示すように、離間距離L1は、平面視における開口部6aを略2等分するIV−IV線上において、最も紙面左側に位置する第2遮光層10の縁部10aと開口部6aの外縁との離間距離を指している。なお、離間距離L1は、第2遮光層10の縁部10aのうち、ランダムに5つの点を選択し、当該5つの点から開口部6aの外縁までの離間距離を平均した値としてもよい。
ここで、図7において、離間距離L1を変化させた場合における、開口部6aの外縁がぼやけて視認されるかどうかを示したアンケート結果を示す。具体的には、本アンケートでは、離間距離L1を順次大きく設定した9個の入力装置のサンプルNo.1〜9を用意し、ランダムに抽出した14人に対して、いずれのサンプルにおいて開口部の外縁がぼやけて視認されたのかを確認した。なお、サンプルNo.1〜9は、離間距離L1以外の構成は略同一のものとした。また、サンプルNo.1〜9では、第1遮光層の厚みを2μmに設定するとともに、第2遮光層の厚みを2μmに設定した。さらに、サンプルNo.1〜9では、基体の第2主面側において、平面視して開口部6aと重なるように光源を配置した。当該光源としては、白色のLEDチップ1個からなり、光源光度が200mcdのものを用いた。
図7に示すように、離間距離L1が0.5mm以下であるサンプルNo.1〜6については、開口部の外縁がぼやけて視認されると回答した者が、14人中2人であった。特に、
離間距離L1が0.3mm以下であるサンプルNo.1〜4については、開口部の外縁がぼやけて視認されると回答した者はいなかった。以上の結果から、開口部6aから第2遮光層10までの距離L1は、0.5mm以下であることが好ましい。特に、開口部6aから第2遮光層10までの距離L1は、0.3mm以下であることがより好ましい。このような構成によれば、平面視して開口部6aの外縁がぼやけて視認されてしまう可能性をより低減することができる。
離間距離L1が0.3mm以下であるサンプルNo.1〜4については、開口部の外縁がぼやけて視認されると回答した者はいなかった。以上の結果から、開口部6aから第2遮光層10までの距離L1は、0.5mm以下であることが好ましい。特に、開口部6aから第2遮光層10までの距離L1は、0.3mm以下であることがより好ましい。このような構成によれば、平面視して開口部6aの外縁がぼやけて視認されてしまう可能性をより低減することができる。
なお、図6では、第1遮光層6の開口部6aが、第2遮光層10の開口部よりも小さい例について図示したが、これに限らない。第1遮光層6の開口部6aが、第2遮光層10の開口部よりも大きくてもよい。
また、本実施形態のように、第2遮光層10の縁部10aは、平面視して開口部6aを完全に取り囲んでいることが好ましい。第2遮光層10の縁部10aが平面視して開口部6aを完全に取り囲んでいると、開口部6aの周辺における遮蔽性を向上することができる。そのため、例えば、入力装置X1が表示装置Y1に組み込まれた場合に、第2光源500から入射した光によって、開口部6aの外縁がぼやけて視認されてしまう可能性をより低減することができる。
また、本実施形態のように、第2遮光層10の縁部10aは、平面視して開口部6aの外縁に沿って位置していることが好ましい。第2遮光層10の縁部10aが平面視して開口部6aの外縁に沿って位置していると、開口部6aの周辺における遮蔽性を向上することができる。そのため、例えば、入力装置X1が表示装置Y1に組み込まれた場合に、第2光源500から入射した光によって、開口部6aの外縁がぼやけて視認されてしまう可能性をより低減することができる。なお、本実施形態では、平面視して開口部6aの文字形状「A」および「B」において、開口部6aよって取り囲まれた第1遮光層6が存在するが、当該第1遮光層6上にも第2遮光層10が設けられている。このため、開口部6aの外縁がぼやけて視認されてしまう可能性をより低減することができる。
保護シート11は、使用者の指F1の接触によって基体2の第1主面2Aを傷付けないように保護する役割を有する。保護シート11は、図示しない粘着材を介して、入力領域E1および非入力領域E2に対応する基体2の第1主面2A上の全面に亘って設けられている。なお、保護シート11は、基体2の第1主面2A上の全面に亘って設けられていなくともよい。すなわち、保護シート11は、入力領域E1に対応する基体2の第1主面2A上にのみ設けられていてもよいし、なくともよい。保護シート11の構成材料としては、例えば、ガラスあるいはプラスチックが挙げられる。
次に、入力装置X1の検出原理について説明する。
検出用配線8は、フレキシブルプリント配線基板等を介して、図示しない位置検出ドライバに電気的に接続されている。また、検出用配線8は、フレキシブルプリント配線基板等を介して、図示しない電源装置に電気的に接続されている。電源装置は、検出用配線8を介して、第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4に電圧を供給している。ここで、入力領域E1に対応する基体2の第1主面2Aに、保護シート11を介して導電体である指F1が近接、接触、または押圧すると、指F1と第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4との間において静電容量が発生する。位置検出ドライバは、第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4において発生する静電容量を常に検出しており、検出した静電容量が所定値に達した第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4の組合せによって、使用者が入力操作を行った入力位置を検出する。このようにして、入力装置X1は、入力位置を検出することができる。
以上のように、入力装置X1では、開口部6aの外縁がぼやけて視認される可能性を低減することができる。
次に、図8〜図10を参照しながら、入力装置X1を備えた表示装置Y1について説明する。
図8〜図10に示すように、本実施形態に係る表示装置Y1は、入力装置X1、第1筐体100、表示パネル200、バックライト300、回路基板400、および第2光源500を備えている。なお、図8では、説明の便宜上、表示パネル200、バックライト300、回路基板400、および第2光源500の図示を省略し。第2光源500の位置する領域を点線で示す。また、図9では、入力装置X1の詳細な構成の図示は省略する。
第1筺体100は、入力装置X1を支持する役割、および、表示パネル200、バックライト300、回路基板400、および第2光源500を収容する役割を有する。第1筺体100は第1支持部101を有する。第1支持部101は、入力装置X1を基体2の第2主面2B側から支持する役割を有する。
第1筐体100の構成材料としては、例えば、ポリカーボネート等の樹脂、あるいは、ステンレス、アルミニウム等の金属が挙げられる。
表示パネル200は、画像あるいは動画を表示する役割を有する。表示パネル200は、上側基板201、下側基板202、液晶層203、および封止部材204を有する。
上側基板201は、入力装置X1の基体2の第2主面2Bに対向して、配置されている。なお、入力装置X1は、固定部材を介して上側基板201上に直接設けられていてもよい。固定部材としては、例えば、両面テープ、熱硬化性樹脂、光学接着部材、あるいはねじ等の止め具が挙げられる。下側基板202は、上側基板201に対向して配置されている。上側基板201および下側基板202の構成材料としては、例えば、ガラスあるいはプラスチック等の透明樹脂材料が挙げられる。
液晶層203は、画像を表示するための表示部材層であり、上側基板201と下側基板202との間に介在している。具体的には、液晶層203は、上側基板201、下側基板202、および封止部材204によって、上側基板201と下側基板202との間の領域に封止されている。なお、本実施形態に係る表示パネル200では、表示部材層として液晶層203を備えているが、これに限らない。液晶層203に変えて、プラズマ発生層あるいは有機EL層等を備えていてもよい。
バックライト300は、表示パネル200の下面全体にわたって、光を入射する役割を有する。バックライト300は、表示パネル200の後方に配置されている。バックライト300は、第1光源301および導光板302を備えている。第1光源301は、導光板302に向けて光を出射する役割を担う部材であり、LED(Light Emitting Diode)から構成されている。なお、第1光源301はLEDから構成されていなくともよく、例えば、冷陰極蛍光ランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプあるいはEL(Electro-Luminescence)から構成されてもよい。導光板302は、表示パネル200の下面全体にわたって、第1光源301からの光を略均一に導くための役割を担う部材である。なお、表示パネル200の代わりに自発光素子を用いた表示パネルを用いる場合は、バックライト300はなくともよい。
回路基板400は、例えば、入力装置X1の位置検出ドライバ、表示パネル200およびバックライト300を制御する制御回路、抵抗器、あるいはコンデンサ等の電子部品を支持する役割を有する。回路基板400は、バックライト300の後方に配置されている。回路基板400上に配置された制御回路は、図示しないフレキシブルプリント配線基板によって、表示パネル200およびバックライト300と電気的に接続されている。
第2光源500は、開口部6aに向けて光を出射することによって、開口部6aが有する文字形状あるいは図形形状に意匠性を付与する役割を有する。第2光源500は、第1筺体100上に設けられている。なお、第2光源500は、表示パネル200、バックライト300、または回路基板400上に設けられていてもよい。ここで、本実施形態のように、第2光源500は、平面視して開口部6aに重なっていることが好ましい。第2光源500が平面視して開口部6aに重なっていると、開口部6aに対して相対的に光量の大きい光を出射することができるため、意匠性をより向上することができる。第2光源500の構成部材としては、第1光源301と同様のものが挙げられる。なお、第2光源500は、使用者における入力操作によって入力された情報に基づいて、点灯するよう制御されてもよい。また、第2光源500は、表示装置Y1に無線通信機能を付与することにより、当該無線通信によって受信した情報に基づいて、点灯するよう制御されてもよい。
このように、表示装置Y1は、入力装置X1を介して表示パネル200を透視しながら、入力装置X1の入力領域E1を入力操作することによって、各種の情報を入力することができる。なお、本実施形態では、表示装置Y1は、入力装置X1と表示パネル200とが別体として構成されているが、これに限らない。すなわち、本発明に係る入力装置を備えた表示装置は、入力装置と表示パネルとが一体として形成されたインセル方式あるいはオンセル方式の入力機能付き表示装置であってもよい。
また、各種の情報を入力する際に、情報を入力した使用者に対して、押圧感、なぞり感、肌触り感等の様々な触感を呈示する機能を入力装置X1に付与してもよい。この場合、入力装置X1における基体2に、1または複数の振動体(例えば、圧電素子等)を備え、所定の入力操作あるいは所定の押圧荷重を検知した場合に、当該振動体を所定の周波数で振動させることで実現することができる。
以上のように、表示装置Y1では、入力装置X1を備えているため、開口部6aの外縁がぼやけて視認される可能性を低減することができる。
次に、図11を参照しながら、表示装置Y1を備えた携帯端末Z1について説明する。図11は、表示装置Y1を備えた携帯端末Z1の斜視図である。
図11に示すように、本実施形態に係る携帯端末Z1は、スマートフォン端末である。なお、携帯端末Z1は、スマートフォン端末に限らず、例えば、携帯電話、タブレット端末、あるいはPDA(Personal Digital Assistant)等の電子機器であってもよい。
携帯端末Z1は、表示装置Y1、音声入力部601、音声出力部602、キー入力部603、制御部604、および第2筐体605を備えている。
音声入力部601は、使用者の音声等を入力する役割を有し、マイク等により構成されている。音声出力部602は、相手方からの音声等を出力する役割を有し、電磁スピーカあるいは圧電スピーカ等により構成されている。キー入力部603は、機械的なキーにより構成されている。キー入力部603は、表示画面に表示された操作キーであってもよい。制御部604は、音声入力部601、音声出力部602、およびキー入力部603を制御する役割を有する。第2筐体605は、表示装置Y1、音声入力部601、音声出力部602、キー入力部603、および制御部604を収容する役割を有する。第2筐体605の構成材料としては、第1筐体100と同様のものが挙げられる。なお、表示装置Y1における第1筐体100が携帯端末Z1用の筐体として機能してもよい。すなわち、第2筐体605と表示装置Y1の第1筐体100とは、一体であってもよい。
他にも、携帯端末Z1は、必要な機能に応じて、デジタルカメラ機能部、ワンセグ放送用チューナ、赤外線通信機能部等の近距離無線通信部、無線LANモジュール、および各種インタフェース等を備える場合もあるが、これらの詳細についての図示および説明は省略する。
以上のように、携帯端末Z1は、表示装置Y1を備えているため、開口部6aの外縁がぼやけて視認される可能性を低減することができる。
ここで、表示装置Y1は、上記の携帯端末Z1の代わりに、電子手帳、パーソナルコンピュータ、印刷機、複写機、ゲーム用の端末装置、テレビ、デジタルカメラ、あるいは産業用途で使用されるプログラマブル表示器等の様々な電子機器に備えられていてもよい。
なお、上述した実施形態は、本発明の実施形態の一具体例を示したものであり、種々の変形が可能である。以下、いくつかの主な変形例を示す。
[変形例1]
図12は、変形例1に係る入力装置X2の概略構成を示す平面図である。図13は、図12中に示した1点鎖線で囲んだ領域A2を拡大した平面図である。図14は、図13中に示したVII−VII線断面図である。なお、図12〜図14において、図1、図5、および図6と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明は省略する。
図12は、変形例1に係る入力装置X2の概略構成を示す平面図である。図13は、図12中に示した1点鎖線で囲んだ領域A2を拡大した平面図である。図14は、図13中に示したVII−VII線断面図である。なお、図12〜図14において、図1、図5、および図6と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明は省略する。
図12〜14に示すように、入力装置X2では、入力装置X1が備える第2遮光層10の代わりに、第2遮光層21を備えている。
第2遮光層21は、第1遮光層6上に設けられている。具体的には、第2遮光層21は、非入力領域E2に対応する第1保護層7上に設けられており、平面視して開口部6aを取り囲むように位置している。
ここで、第2遮光層21は、金属材料からなる。すなわち、金属材料からなる第2遮光層21では、入力装置X1における第2遮光層10に比して、相対的に遮光性を向上することができる。このため、例えば、入力装置X1に代えて入力装置X2が表示装置Y1に組み込まれた場合に、第2光源500から入射する光の光量が相対的に大きくなる開口部6aの周辺において、遮光性をより高めることができる。そのため、平面視して開口部6aの外縁がぼやけて視認されてしまう可能性を低減することができる。
また、上述のとおり、開口部6aの周辺は、第2光源500から入射する光の光量が相対的に大きくなる部位である。このため、入力装置X1における第2遮光層10では、当該光による熱の影響によって、材質に劣化が生じ、遮光性が低下してしまう可能性がある。そこで、第2遮光層21は、金属材料からなるため、当該光による熱の影響によって、遮光性が低下してしまう可能性を低減することができる。
なお、変形例1では、第2遮光層21は、検出用配線8と同一の金属材料からなる。すなわち、第2遮光層21は、検出用配線8を形成する工程において、当該検出用配線8と同時に形成することができる。このため、製造工程を簡略化することができる。なお、検出用配線8の形成方法として、スパッタリング法、CVD法、あるいは蒸着法等の薄膜形成技術を採用すると、検出用配線8の形成位置精度を高めることができる。すなわち、平面視して開口部6aから第2遮光層21までの離間距離を相対的に小さくすることができ、平面視して開口部6aの外縁がぼやけて視認されてしまう可能性をより低減することができる。なお、第2遮光層21は、検出用配線8とは別の工程で設けられていてもよい。
また、変形例1では、第2遮光層21は、平面視して基体2の端面2Cと第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4との間に位置している。ここで、例えば、入力装置X1に代えて入力装置X2が表示装置Y1に組み込まれた場合に、基体2の端面2Cと第1筺体100との間から、第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4へと静電気ノイズが混入する可能性がある。変形例1では、金属材料からなる第2遮光層21によって、当該静電気ノイズが第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4に混入する可能性を低減することができる。なお、第2遮光層21は、平面視して基体2の端面2Cと第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4との間に位置していなくともよく、第2遮光層21の配置位置は、開口部6aに配置位置に従って適宜変更することができる。
[変形例2]
図15は、変形例2に係る入力装置X3の概略構成を示す平面図である。図16は、図15中に示したVIII−VIII線断面図である。図17は、図15中に示した1点鎖線で囲んだ領域A3を拡大した平面図である。図18は、図17中に示したIX−IX線断面図である。なお、図15〜図18において、図1、および図4〜6と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明は省略する。
図15は、変形例2に係る入力装置X3の概略構成を示す平面図である。図16は、図15中に示したVIII−VIII線断面図である。図17は、図15中に示した1点鎖線で囲んだ領域A3を拡大した平面図である。図18は、図17中に示したIX−IX線断面図である。なお、図15〜図18において、図1、および図4〜6と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明は省略する。
図15〜図18に示すように、入力装置X3では、第3遮光層31をさらに備えている。
第3遮光層31は、例えば、入力装置X1に代えて入力装置X3が表示装置Y1に組み込まれた場合に、第1光源301および第2光源500から入射した光を遮光する役割を有する。第3遮光層31は、非入力領域E2に対応する第1遮光層6上に設けられている。具体的には、第3遮光層31は、非入力領域E2に対応する第1保護層7および第2保護層9上に設けられている。第3遮光層31は、平面視して検出用配線8と重なって位置している。このため、例えば、入力装置X1に代えて入力装置X3が表示装置Y1に組み込まれた場合に、第1光源301から非入力領域E2に対応する入力装置X3に対して入射した光の光量が相対的に大きくとも、当該光によって検出用配線8が視認されてしまう可能性を低減することができる。
また、第3遮光層31は、第2遮光層10と接している。具体的には、第3遮光層31の一部は、平面視して第2遮光層10と重なっている。このため、平面視して、第1遮光層6と第2遮光層10とが重なる領域と、第1遮光層6のみが位置する領域との間において、色味が変化してしまう可能性を低減することができる。
第3遮光層31の構成材料としては、第1遮光層6と同様のものが挙げられる。
[変形例3]
図19は、変形例3に係る入力装置X4の概略構成を示す平面図である。図20は、図19中に示したX−X線断面図である。図21は、図19中に示した1点鎖線で囲んだ領域A4を拡大した平面図である。図22は、図21中に示したXI−XI線断面図である。なお、図19〜図22において、図1、および図4〜6と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明は省略する。
図19は、変形例3に係る入力装置X4の概略構成を示す平面図である。図20は、図19中に示したX−X線断面図である。図21は、図19中に示した1点鎖線で囲んだ領域A4を拡大した平面図である。図22は、図21中に示したXI−XI線断面図である。なお、図19〜図22において、図1、および図4〜6と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明は省略する。
図19〜図22に示すように、入力装置X4では、第3遮光層41および加飾層42をさらに備えている。
第3遮光層41は、例えば、入力装置X1に代えて入力装置X4が表示装置Y1に組み込まれた場合に、第1光源301および第2光源500から入射した光を遮光する役割を有する。第3遮光層41は、非入力領域E2に対応する第1遮光層6上に設けられている。具体的には、第3遮光層41は、非入力領域E2に対応する第1保護層7および第2保護層9上に設けられている。第3遮光層41は、平面視して検出用配線8と重なって位置している。また、第3遮光層41の一部は、平面視して第2遮光層10と重なっている。第3遮光層41の構成材料としては、第3遮光層31と同様のものが挙げられる。
加飾層42は、非入力領域E2を加飾する役割を有する。加飾層42は、非入力領域E2に対応する基体2の第1主面2A上の全面に亘って設けられている。加飾層42は、平面視して開口部6aと重なって位置している。ここで、加飾層42は、透光性を有する。具体的には、加飾層42は、第1遮光層6に比して遮光性が小さくなるよう構成されており、可視光の一部または全部を透過する。このため、例えば、入力装置X1に代えて入力装置X4が表示装置Y1に組み込まれた場合に、第2光源500から出射された光が、開口部6aを介して、加飾層42を透過して視認される。すなわち、入力装置X4を組み込んだ表示装置Y1の使用者は、加飾層42を介して、開口部6aが有する文字形状あるいは図形形状を視認することができる。このため、意匠性を向上することができる。
加飾層42の構成材料としては、第1遮光層6あるいは第2遮光層10と同様のものが挙げられるが、意匠性を向上させる観点から、第1遮光層6あるいは第2遮光層10とは異なる色相を有することが好ましい。
なお、変形例3では、加飾層42は、非入力領域E2に対応する基体1の第1主面2A上の全面に亘って設けられているが、これに限らない、加飾層42は、例えば、非入力領域E2に対応する基体1の第2主面2B上に設けられており、平面視して開口部6aと重なっていればよい。また、加飾層42の一部は、開口部6a内に位置していてもよい。
[変形例4]
なお、本明細書は、上記の実施形態および変形例1〜3について個別具体的に説明したが、これに限らず、上記の実施形態および変形例1〜3に個別に記載された事項を適宜組み合わせた例についても記載されているものである。すなわち、本発明に係る入力装置は、入力装置X1〜4に限定されるものではなく、上記の実施形態および変形例1〜3に個別に記載された事項を適宜組み合わせた入力装置も含む。
なお、本明細書は、上記の実施形態および変形例1〜3について個別具体的に説明したが、これに限らず、上記の実施形態および変形例1〜3に個別に記載された事項を適宜組み合わせた例についても記載されているものである。すなわち、本発明に係る入力装置は、入力装置X1〜4に限定されるものではなく、上記の実施形態および変形例1〜3に個別に記載された事項を適宜組み合わせた入力装置も含む。
また、上記の実施形態では、入力装置X1を備えた表示装置Y1について説明したが、これに限らず、入力装置X1に代えて、入力装置X2〜X4を採用してもよい。また、上記の実施形態では、入力装置X1を備えた携帯端末Z1について説明したが、これに限らず、入力装置X1に代えて、入力装置X2〜X4を採用してもよい。
X1〜X4 入力装置
Y1 表示装置
Z1 携帯端末(電子機器)
2 基体
2A 第1主面2A
2B 第2主面2B
3a 第1検出電極
4a 第2検出電極
6 第1遮光層
6a 開口部
7 第1保護層
8 検出用配線
9 第2保護層
10,21 第2遮光層
10a,21a 縁部
31,41 第3遮光層
100 第1筺体
200 表示パネル
500 第2光源(光源)
601 音声入力部
602 音声出力部
604 制御部
605 第2筐体
Y1 表示装置
Z1 携帯端末(電子機器)
2 基体
2A 第1主面2A
2B 第2主面2B
3a 第1検出電極
4a 第2検出電極
6 第1遮光層
6a 開口部
7 第1保護層
8 検出用配線
9 第2保護層
10,21 第2遮光層
10a,21a 縁部
31,41 第3遮光層
100 第1筺体
200 表示パネル
500 第2光源(光源)
601 音声入力部
602 音声出力部
604 制御部
605 第2筐体
本発明の入力装置における一態様は、基体と、前記基体上に設けられた検出電極と、前記基体上に設けられており、開口部を有した第1遮光層と、前記第1遮光層上に設けられており、前記検出電極と電気的に接続された検出用配線と、前記第1遮光層上に設けられており、平面視して前記開口部を取り囲むように位置する第2遮光層と、を備える。前記第2遮光層は、金属材料からなり、前記検出用配線は、前記第2遮光層と同一の金属材料からなる。
Claims (19)
- 基体と、
前記基体上に設けられており、開口部を有した第1遮光層と、
前記第1遮光層上に設けられており、平面視して前記開口部を取り囲むように位置する第2遮光層と、を備えた入力装置。 - 請求項1に記載の入力装置であって、
非入力領域を有しており、
前記第1遮光層および前記第2遮光層は、前記非入力領域に位置している、入力装置。 - 前記開口部の全体が、前記非入力領域に位置している、請求項2に記載の入力装置。
- 前記第2遮光層は、金属材料からなる、請求項2または3に記載の入力装置。
- 請求項4に記載の入力装置であって、
入力領域を有しており、
前記入力領域に対応する前記基体上に設けられた検出電極と、
前記非入力領域に対応する前記第1遮光層上に設けられており、前記検出電極と電気的に接続された検出用配線と、をさらに備え、
前記検出用配線は、前記第2遮光層と同一の金属材料からなる、入力装置。 - 前記基体上に設けられており、前記第1遮光層上に位置する第1保護層をさらに備え、
前記第2遮光層および前記検出用配線は、前記第1保護層上に位置しており、
前記第1保護層上に設けられており、前記検出用配線を被覆する第2保護層をさらに備える、請求項5に記載の入力装置。 - 平面視して前記開口部から前記第2遮光層までの距離が、0.5mm以下である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の入力装置。
- 平面視して前記開口部から前記第2遮光層までの距離が、0.3mm以下である、請求項7に記載の入力装置。
- 前記第2遮光層は、平面視して前記開口部を完全に取り囲んでいる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の入力装置。
- 前記第2遮光層は、平面視して前記開口部の外縁に沿うように設けられている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の入力装置。
- 前記非入力領域に対応する前記第1遮光層上に設けられた第3遮光層をさらに備え、
前記第3遮光層は、平面視して前記検出用配線と重なっている、請求項5または6に記載の入力装置。 - 前記第3遮光層は、前記第2遮光層と接している、請求項11に記載の入力装置。
- 平面視して前記開口部に重なって位置しており、透光性を有する加飾層をさらに備えた、請求項1〜12のいずれか一項に記載の入力装置。
- 前記開口部は、所定の文字または図形を表示する機能を有する、請求項1〜13に記載の入力装置。
- 請求項1〜14のいずれか一項に記載の入力装置と、
前記入力装置に対向して配置された表示パネルと、
該表示パネルが収容された第1筺体と、を備えた表示装置。 - 前記筐体に収容されており、平面視して前記入力装置における前記開口部に重なって位置する光源をさらに備えた、請求項15に記載の表示装置。
- 請求項15または16に記載の表示装置を備え、
前記表示装置における前記第1筐体が電子機器用の筐体として機能する、電子機器。 - 請求項15または16に記載の表示装置と、
前記表示装置が収容された第2筐体と、を備えた電子機器。 - 音声が入力される音声入力部と、
音声が出力される音声出力部と、
前記音声入力部および前記音声出力部を制御する制御部と、をさらに備える、請求項17または18に記載の電子機器。
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