JP5812877B2 - 入力装置、表示装置、および携帯端末 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、使用者が入力操作した箇所を入力位置として検出する入力装置、表示装置、および携帯端末に関する。
入力装置としては、例えば、指と検出電極との間での静電容量の変化を捉えて入力位置を検出する静電容量方式のタッチパネルが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記の入力装置は、入力領域および非入力領域を有している。また、入力装置は、基体と、入力領域に対応する基体の主面上に設けられた検出電極と、非入力領域に対応する基体の主面上に設けられており、かつ検出電極と電気的に接続された複数の検出用配線と、を備えている。また、入力装置では、基体を保護するために、基体の主面上に保護部材を配置している。また、入力装置では、検出用配線が使用者に視認されないように、保護部材上に遮光膜を設けている。遮光膜は、平面視して複数の検出用配線と重なるように保護部材上に位置している。
特開2008−97283号公報
しかしながら、上記従来の入力装置では、保護部材上に遮光膜を備えているものの、例えば、使用者が入力領域を斜めから覗き込んだ場合に、複数の検出用配線のうち入力領域側に位置する検出用配線が使用者に視認されてしまう可能性があった。検出用配線が使用者に視認されてしまう可能性を低減するためには、使用者が入力領域を斜めから覗き込んでも、検出用配線が使用者に視認されないように、検出用配線を入力領域からある程度離して配置する必要がある。しかしながら、この態用では、入力装置の非入力領域が大きくなり、入力装置が横方向に大型化する。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、検出用配線が使用者に視認されてしまう可能性を低減しつつ、小型化を実現することができる入力装置、表示装置、および携帯端末に関する。
本発明の入力装置における一態様は、入力領域および非入力領域を有した入力装置であって、基体と、前記入力領域に対応する前記基体の主面上に設けられた検出電極と、前記非入力領域に対応する前記基体の主面上に設けられており、かつ前記検出電極と電気的に接続された複数の検出用配線と、前記入力領域および前記非入力領域に対応する前記基体の主面上に配置された保護部材と、平面視して複数の前記検出用配線と重なるように前記保護部材上に設けられた第1遮光膜と、複数の前記検出用配線のうち少なくとも前記入力領域側に位置する検出用配線を覆うように前記基体の主面上に設けられた第2遮光膜と、前記基体の主面上に設けられており、かつ複数の前記検出用配線を被覆する絶縁膜と、を備え、前記第2遮光膜は、複数の前記検出用配線のうち少なくとも前記入力領域側に位置する検出用配線を覆うように前記基体の主面上および前記絶縁膜上に位置しているとともに、前記絶縁膜を被覆している。
本発明の表示装置における一態様は、本発明に係る入力装置と、前記入力装置に対向して配置された表示パネルと、前記表示パネルが収容された筐体と、を備える。
本発明の携帯端末における一態様は、本発明に係る表示装置を備える。
本発明の入力装置、表示装置、および携帯端末は、検出用配線が使用者に視認されてしまう可能性を低減しつつ、小型化を実現することができる、という効果を奏する。
第1の実施形態に係る入力装置の概略構成を示す平面図である。 第1の実施形態に係る入力装置の概略構成を示す平面図であって、保護部材を透視した図である。 図2中に示した切断線I−Iに沿って切断した断面図である。 図2中に示した切断線II−IIに沿って切断した断面図である。 図2中に示した切断線III−IIIに沿って切断した断面図である。 第1の実施形態に係る入力装置の第1の変形例を示す断面図であって、図5と同じ部分を示す図である。 第1の実施形態に係る入力装置の第2の変形例を示す断面図であって、図5と同じ部分を示す図である。 第1の実施形態に係る入力装置の第3の変形例を示す断面図であって、図5と同じ部分を示す図である。 第1の実施形態に係る表示装置の概略構成を示す断面図である。 第1の実施形態に係る携帯端末の概略構成を示す断面図である。 第2の実施形態に係る入力装置の概略構成を示す平面図である。 第2の実施形態に係る入力装置の概略構成を示す平面図であって、保護部材を透視した図である。 図12中に示した切断線IV−IVに沿って切断した断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
但し、以下で参照する各図は、説明の便宜上、本発明の一実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材を簡略化して示したものである。したがって、本発明に係る入力装置、表示装置、および携帯端末は、本明細書が参照する各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。
[実施の形態1]
図1および図2に示すように、本実施形態に係る入力装置X1は、投影型の静電容量方式のタッチパネルであって、入力領域E1および非入力領域E2を有している。入力領域E1は、使用者が入力操作をすることができる領域である。非入力領域E2は、使用者が入力操作をすることができない領域である。本実施形態に係る非入力領域E2は、入力領域E1を取り囲むように当該入力領域E1の外側に位置しているが、これに限らない。例えば、入力領域E1内に非入力領域E2が位置していてもよい。
なお、入力装置X1は、投影型の静電容量方式のタッチパネルに限らず、例えば、表面型の静電容量方式のタッチパネル、あるいは抵抗膜方式のタッチパネル等であってもよい。
図1〜図5に示すように、入力装置X1は、基体2を備えている。
基体2は、第1検出電極パターン3、第2検出電極パターン4、絶縁体5、検出用配線6、保護部材7、粘着材8、第1遮光膜9、絶縁膜10、および第2遮光膜11を支持す
る役割を有する。基体2は、主面2aを有している。基体2は、絶縁性を有するとともに、基体2の主面2aに交差する方向に入射する光に対して透光性を有する構成とされている。なお、本明細書において「透光性」とは、可視光に対する透過性を意味する。また、本実施形態に係る基体2は、平面視して、角部が丸みを帯びた略矩形状をなしているが、これに限らない。基体2は、平面視して、角部が丸みを帯びていない矩形状をなしていてもよいし、多角形状あるいは円形状をなしていてもよい。基体2の構成材料としては、例えば、ガラスあるいはプラスチック等が挙げられる。基体2の構成材料がガラスである場合、強度向上のため、イオン交換によって化学強化されたガラスを用いることが好ましい。
また、図2〜図4に示すように、入力領域E1に対応する基体2の主面2a上には、第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4が設けられている。
第1検出電極パターン3は、入力領域E1に対応する基体2の主面2aに接近した使用者の指F1との間において静電容量を発生し、Y方向における入力位置を検出する役割を有する。第1検出電極パターン3は、入力領域E1に対応する基体2の主面2a上に、Y方向に並んで複数設けられている。また、第1検出電極パターン3は、第1検出電極3aおよび第1電極間配線3bを有する。
第1検出電極3aは、使用者の指F1との間において静電容量を発生する役割を有する。第1検出電極3aは、X方向に並んで複数設けられている。第1電極間配線3bは、第1検出電極3a同士を電気的に接続する役割を有する。第1電極間配線3bは、隣り合う第1検出電極3aの間に設けられている。
第2検出電極パターン4は、入力領域E1に対応する基体2の主面2aに接近した使用者の指F1との間において静電容量を発生し、X方向における入力位置を検出する役割を有する。第2検出電極パターン4は、入力領域E1に対応する基体2の主面2a上に、X方向に並んで複数設けられている。また、第2検出電極パターン4は、第2検出電極4aおよび第2電極間配線4bを有する。
第2検出電極4aは、使用者の指F1との間において静電容量を発生する役割を有する。第2検出電極4aは、Y方向に並んで複数設けられている。第2電極間配線4bは、第2検出電極4a同士を電気的に接続する役割を有する。第2電極間配線4bは、隣り合う第2検出電極4aの間において、第1電極間配線3bと電気的に絶縁するように、絶縁体5を跨ぐように当該絶縁体5上に設けられている。ここで、絶縁体5は、第1電極間配線3bを覆うように基体2の主面2a上に設けられている。本実施形態に係る絶縁体5は、基体2の主面2aから保護部材7へ向かうに従ってその径が小さくなるように構成されている。絶縁体5の構成材料としては、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、二酸化ケイ素、あるいは窒化珪素等の透明樹脂が挙げられる。
ここで、本実施形態に係る第1検出電極3aおよび第2検出電極4aは、平面視して略ひし形状をなしているが、これに限らず、多角形状あるいは円形状をなしていてもよい。第1検出電極3aおよび第2検出電極4aが平面視して略ひし形状をなしていれば、第1検出電極3aおよび第2検出電極4aの隙間を狭くすることができる。このため、基体2の主面2a上に設けられた第1検出電極3aおよび第2検出電極4aの面積を相対的に大きくすることができる。そのため、第1検出電極3aおよび第2検出電極4aと指F1との間において発生する静電容量を大きくすることができ、入力装置X1の検出感度が向上する。
上述の第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4の構成材料としては、透
光性を有する導電性部材が挙げられる。透光性を有する導電性部材としては、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、ATO(Al-Doped Zinc Oxide)、酸化錫、酸化亜鉛、あるいは導電性高分子等が挙げられる。
第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4の形成方法としては、例えば、上述の材料をスパッタリング法、蒸着法、あるいはCVD(Chemical Vapor Deposition
)法によって基体2の主面2a上に成膜する。そして、この膜の表面に感光性樹脂を塗布し、露光、現像、エッチング工程を経て、膜がパターニングされることで、第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4が形成される。
また、図2および図5に示すように、非入力領域E2に対応する基体2の主面2a上には、検出用配線6が設けられている。
検出用配線6は、第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4に対して電圧を印加する役割、および、第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4と指F1との間において発生した静電容量の変化を検出する役割を有する。本実施形態では、図2に示すように、検出用配線6は、基体2の一方の長辺側に位置する非入力領域E2、および基体2の一方の短辺側に位置する非入力領域E2にそれぞれ複数設けられている。また、検出用配線6は、その一端部が第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4と電気的に接続され、その他端部が外部導通領域G1に位置している。外部導通領域G1は、図示しないフレキシブル基板と接続される。このフレキシブル基板には、例えば、後述する位置検出ドライバが設けられている。
検出用配線6は、例えば、硬質で高い形状安定性を得るべく、金属薄膜で構成されている。金属薄膜としては、例えば、アルミニウム膜、アルミニウム合金膜、クロム膜とアルミニウム膜との積層膜、クロム膜とアルミニウム合金膜との積層膜、銀膜、銀合金膜、あるいは金合金膜が挙げられる。なお、金属薄膜を形成する方法としては、例えば、スパッタリング法、CVD法、あるいは蒸着法等が挙げられる。
また、図3〜図5に示すように、入力領域E1および非入力領域E2に対応する基体2の主面2a上には、保護部材7が配置されている。
保護部材7は、使用者の指F1の接触によって基体2の主面2aを傷付けないように保護する役割を有する。保護部材7は、基体2の主面2aに対し遠い側に位置する操作面7a、および操作面7aの反対側に位置しかつ基体2の主面2aに対し近い側に位置する背面7bを有している。すなわち、保護部材7の操作面7aが、使用者によって直接入力操作される面となる。本実施形態に係る保護部材7は、入力領域E1および非入力領域E2に対応する基体2の主面2aの全面にわたって設けられている。具体的には、図5に示すように、保護部材7は、基体2の端面2bよりも外側にはみ出して設けられている。なお、保護部材7は、基体2の端面2bよりも内側に位置していてもよい。
また、保護部材7の背面7bは、粘着材8を介して基体2の主面2aと接着されている。これにより、基体2と保護部材7とを接着することが可能となる。保護部材7の構成材料としては、例えば、ガラスあるいはプラスチック等が挙げられる。粘着材8の構成材料としては、例えば、アクリル系粘着材、シリコーン系粘着材、ゴム系粘着材、あるいはウレタン系粘着材等が挙げられる。
ここで、図1、図2、および図5に示すように、非入力領域E2に対応する保護部材7の背面7b上には、第1遮光膜9が設けられている。第1遮光膜9は、基体2の主面2aと交差する方向に入射する光を遮光する役割を有する。なお、本明細書において「遮光」
とは、反射あるいは吸収によって可視光を遮蔽することを意味する。本実施形態では、図2に示すように、第1遮光膜9は、平面視して複数の検出用配線6と重なるように保護部材7の背面7b上に設けられている。なお、本明細書において「平面視して複数の検出用配線6と重なるように」とは、平面視して複数の検出用配線6の全部と重なっていてもよいし、平面視して複数の検出用配線6の一部と重なっていてもよい、という意味である。保護部材7の背面7b上に第1遮光膜9が設けられているので、検出用配線6が使用者に視認されてしまう可能性を低減することができる。
なお、本実施形態では、第1遮光膜9は、非入力領域E2に対応する保護部材7の背面7bの全面にわたって設けられているが、これに限らない。すなわち、検出用配線6が使用者に視認されてしまう可能性を低減することができれば、第1遮光膜9は、非入力領域E2に対応する保護部材7の背面7bの一部に設けられていてもよい。
また、上記では、第1遮光膜9は、非入力領域E2に対応する保護部材7の背面7b上に設けられている例について説明したが、これに限らない。すなわち、第1遮光膜9は、非入力領域E2に対応する保護部材7の操作面7a上に設けられていてもよい。但し、本実施形態のように、第1遮光膜9が保護部材7の背面7b上に設けられていると、保護部材7の操作面7aを略平坦な面とすることが可能となり、入力装置X1のデザイン性が向上する。
第1遮光膜9の構成材料としては、樹脂材料に着色材料を含んだものが挙げられる。樹脂材料としては、例えば、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、あるいは二酸化ケイ素等が挙げられる。着色材料としては、例えば、カーボン、チタン、あるいはクロム等が挙げられる。なお、第1遮光膜9は、黒色に限らず、黒色以外の色を着色していてもよい。第1遮光膜9を形成する方法としては、例えば、スクリーン印刷法、スパッタリング法、CVD法、あるいは蒸着法等が挙げられる。
さらに、図5に示すように、非入力領域E2に対応する基体2の主面2a上には、絶縁膜10および第2遮光膜11が設けられている。
絶縁膜10は、検出用配線6を水分の吸湿による腐食から保護する役割を有する。このため、絶縁膜10は、検出用配線6を被覆している。本実施形態では、絶縁膜10は、複数の検出用配線6の全てを被覆している。また、絶縁膜10は、検出用配線6と第2遮光膜11とを電気的に絶縁する役割も有する。絶縁膜10の構成材料としては、例えば、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、あるいは二酸化ケイ素、窒化珪素等の透明樹脂が挙げられる。絶縁膜10を形成する方法としては、例えば、転写印刷法、スピンコート法、あるいはスリットコート法等が挙げられる。
第2遮光膜11は、基体2の主面2aと交差する方向に入射する光を遮光する役割を有する。また、第2遮光膜11は、絶縁膜10を水分の吸湿による腐食から保護する役割も有する。このため、第2遮光膜11は、絶縁膜10を被覆している。第2遮光膜11の構成材料および形成方法としては、第1遮光膜9と同様のものが挙げられる。なお、第2遮光膜11は、第1遮光膜9と異なる色を着色して形成してもよい。
ここで、仮に、上記従来の入力装置のように、上記のような第2遮光膜11が設けられていない場合を考える。この場合、例えば、使用者が入力領域を斜めから覗き込んだ場合に、複数の検出用配線のうち入力領域側に位置する検出用配線が使用者に視認されてしまう可能性があった。検出用配線が使用者に視認されてしまう可能性を低減するためには、使用者が入力領域を斜めから覗き込んでも、検出用配線が使用者に視認されないように、検出用配線を入力領域からある程度離して配置する必要がある。すなわち、図5に示すよ
うに、第1遮光膜9の入力領域E1側の端部9aと複数の検出用配線6のうち入力領域E1側に位置する検出用配線6aとの距離L1を大きく設定する必要がある。しかしながら、この態用では、入力装置の非入力領域が大きくなり、入力装置が横方向に大型化する。
これに対して、入力装置X1では、第2遮光膜11は、複数の検出用配線6のうち少なくとも入力領域E1側に位置する検出用配線6aを覆うように基体2の主面2a上に設けられている。なお、本明細書において「検出用配線6aを覆う」とは、検出用配線6aの全部を覆っている必要はなく、検出用配線6aの一部を覆っていてもよい、という意味である。また、「検出用配線6aを覆う」とは、検出用配線6aを直接的に覆っている必要はなく、検出用配線6aを間接的に覆っていてもよい、という意味でもある。本実施形態では、第2遮光膜11は、絶縁膜10を被覆している。このため、例えば、使用者が入力領域E1を斜めから覗き込んでも、第2遮光膜11によって、複数の検出用配線6のうち少なくとも入力領域E1側に位置する検出用配線6aが使用者に視認されてしまう可能性を低減することができる。また、入力装置X1では、第2遮光膜11は、複数の検出用配線6のうち少なくとも入力領域E1側に位置する検出用配線6aを覆うように設けられているので、図5に示すL1を小さく設定することが可能となる。
なお、上記では、第2遮光膜11は、絶縁膜10を被覆している例について説明したが、これに限らない。例えば、図6に示すように、第2遮光膜11は、絶縁膜10の一部を被覆していてもよい。すなわち、第2遮光膜11が、複数の検出用配線6のうち少なくとも入力領域E1側に位置する検出用配線6aを覆うように基体2の主面2a上に設けられていれば、第2遮光膜11の形状、位置等には特に限定されない。また、例えば、図7に示すように、第1遮光膜9と第2遮光膜11とが互いに接続されていてもよい。このようにすると、第1遮光膜9または第2遮光膜11の厚みが大きくなるとともに、第1遮光膜9と第2遮光膜11との間に粘着材8が存在しなくなるため、検出用配線6が使用者に視認されてしまう可能性をより低減することができる。さらに、例えば、図8に示すように、第1遮光膜9の入力領域E1側の端部9aが、入力領域E1側に位置する検出用配線6aよりも外側に位置していてもよい。
次に、入力装置X1の検出原理について説明する。
図示しない位置検出ドライバは、外部導通領域G1に位置する検出用配線6と電気的に接続されている。なお、この位置検出ドライバは、電源装置を備えている。位置検出ドライバの電源装置は、第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4に電圧を供給している。ここで、入力領域E1に対応する基体2の主面2aに、保護部材7を介して導電体である指F1が接近すると、指F1と第1検出電極3aおよび第2検出電極4aとの間において静電容量が発生する。位置検出ドライバは、第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4において発生する静電容量を常に検出しており、所定値以上の静電容量を検出した第1検出電極パターン3および第2検出電極パターン4の組合せによって、使用者が入力操作を行った入力位置を検出する。このようにして、入力装置X1は、入力位置を検出することができる。
以上のように、入力装置X1では、検出用配線6が使用者に視認されてしまう可能性を低減しつつ、小型化を実現することができる。
次に、入力装置X1を備えた表示装置Y1について、図9を参照しながら説明する。
図9に示すように、本実施形態に係る表示装置Y1は、入力装置X1と、入力装置X1に対向して配置される液晶表示装置Z1とを備えている。
液晶表示装置Z1は、液晶パネル101、バックライト102、および第1筐体103を備えている。
液晶パネル101は、表示のために液晶組成物を利用した表示パネルである。なお、液晶パネル101の代わりに、プラズマパネル、有機ELパネル、電子ペーパ等の表示パネルを用いてもよい。ここで、有機ELパネルは、電圧を印加すると発光する物質を利用した表示パネルである。具体的には、有機ELパネルは、ジアミン類等の有機物を用いた発光体を基板に蒸着し、5〜10Vの直流電圧を印加することで表示が行われる。なお、液晶パネル2の代わりに有機ELパネルを用いた場合には、バックライト102は不要となる。
バックライト102は、光源102aおよび導光板102bを備えている。光源102aは、導光板102bに向けて光を出射する役割を担う部材であり、例えば、LED(Light Emitting Diode)から構成される。なお、LEDの代わりに、冷陰極蛍光ランプ、ハロゲンランプ、キセノンランプ、EL(Electro-Luminescence)であってもよい。導光板102bは、液晶パネル101の下面全体にわたって、光源102aからの光を略均一に導くための役割を担う部材である。
第1筐体103は、液晶パネル101およびバックライト102を収容する役割を担うものであり、上側筐体103aおよび下側筐体103bを備えている。第1筐体103の構成材料としては、例えば、ポリカーボネート等の樹脂、あるいは、ステンレス、アルミニウム等の金属が挙げられる。
ここで、入力装置X1と液晶表示装置Z1とは、両面テープ104を介して接着される。すなわち、入力装置X1における基体2の主面2aと反対側に位置する面が液晶パネル101の主面に対向して配置されるように、入力装置X1と液晶表示装置Z1とが、両面テープ104を介して接着される。なお、入力装置X1と液晶表示装置Z1との固定方法に使用される固定用部材は両面テープ104には限られず、例えば、熱硬化性樹脂、紫外線硬化性樹脂等の接着部材、あるいは入力装置X1と液晶表示装置Z1とを物理的に固定する固定構造体であってもよい。また、入力装置X1と液晶表示装置Z1とは、互いに接して配置されていてもよいし、隙間を空けて配置されていてもよい。
このように、入力装置X1は、液晶表示装置Z1の液晶パネル101を透視しながら、入力装置X1の入力領域E1を入力操作することによって、各種の情報を入力することができる。なお、各種の情報を入力する際に、情報を入力した使用者に対して、押圧感、なぞり感、肌触り感等の様々な触感を呈示する機能を入力装置X1に付与してもよい。この場合、入力装置X1における基体2に、1または複数の振動体(例えば、圧電素子等)を備え、所定の入力操作あるいは所定の押圧荷重を検知した場合に、当該振動体を所定の周波数で振動させることで実現することができる。
表示装置Y1は、入力装置X1を備えているので、検出用配線6が使用者に視認されてしまう可能性を低減しつつ、小型化を実現することができる。
次に、表示装置Y1を備えた携帯端末P1について、図10を参照しながら説明する。
図10に示すように、本実施形態に係る携帯端末P1は、例えば、携帯電話、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)等であって、表示装置Y1と、音声入力部201と、音声出力部202と、キー入力部203と、第2筐体204とを備えている。
音声入力部201は、例えば、マイク等により構成されており、使用者の音声等が入力される。音声出力部202は、スピーカ等により構成されており、相手方からの音声等が出力される。キー入力部203は、例えば、機械的なキーにより構成される。なお、キー入力部203は、表示画面に表示された操作キーであってもよい。第2筐体204は、表示装置Y1、音声入力部201、音声出力部202、およびキー入力部203を収容する役割を担う部材である。
他にも、携帯端末P1は、必要な機能に応じて、デジタルカメラ機能部、ワンセグ放送用チューナ、赤外線通信機能部等の近距離無線通信部、および各種インタフェース等を備える場合もあるが、これらの詳細についての図示および説明は省略する。
携帯端末P1は、表示装置Y1を備えているので、検出用配線6が使用者に視認されてしまう可能性を低減しつつ、小型化を実現することができる。
なお、上記では、携帯端末P1に音声入力部201を備えている例について説明したが、これに限らない。すなわち、携帯端末P1には音声入力部201は備えられていなくともよい。
また、上記では、携帯端末P1は、表示装置Y1、音声入力部201、音声出力部202、およびキー入力部203を収容する第2筐体204を備えている例について説明したが、これに限らない。第2筐体204を別個独立に設けることなく、表示装置Y1における第1筐体103が携帯端末P1の筐体となる態様であってもよい。
さらに、表示装置Y1は、上記の携帯端末P1の代わりに、産業用途で使用されるプログラマブル表示器、電子手帳、パーソナルコンピュータ、複写機、ゲーム用の端末装置、テレビ、デジタルカメラ等の種々の電子機器に備えられていてもよい。
[実施の形態2]
図11は、本実施形態に係る入力装置X2の概略構成を示す平面図である。図12は、本実施形態に係る入力装置X2の概略構成を示す平面図であって、保護部材7を透視した図である。図13は、図12中に示したIV−IV線断面図である。なお、図11〜13において、図1、図2、および図5と同様の機能を有する構成については、同じ参照符号を付記し、その詳細な説明は省略する。
図13に示すように、入力装置X2では、入力装置X1が備える第2遮光膜11の代わりに、第2遮光膜12を備えている。また、入力装置X2では、入力装置X1が備える絶縁膜10は設けられていない。
第2遮光膜12は、検出用配線6を被覆している。本実施形態では、第2遮光膜12は、複数の検出用配線6の全てを被覆している。このため、第2遮光膜12は、検出用配線6同士を電気的に絶縁するために、絶縁性を有している。第2遮光膜12の構成材料としては、例えば、樹脂材料にチタンを含んだものが挙げられる。
入力装置X2では、第2遮光膜12は、複数の検出用配線6のうち少なくとも入力領域E1側に位置する検出用配線6aを覆うように基体2の主面2a上に設けられている。このため、例えば、使用者が入力領域E1を斜めから覗き込んでも、第2遮光膜12によって、複数の検出用配線6のうち少なくとも入力領域E1側に位置する検出用配線6aが使用者に視認されてしまう可能性を低減することができる。また、入力装置X2では、第2遮光膜12は、複数の検出用配線6のうち少なくとも入力領域E1側に位置する検出用配線6aを覆うように設けられているので、図13に示すL1を小さく設定することが可能
となる。また、入力装置X2では、入力装置X1のように絶縁膜10を設ける必要がないので、製造工程の簡略化およびコストを低減することができる。
なお、実施の形態1では、入力装置X1を備えた表示装置Y1の例について説明したが、入力装置X1に代えて、入力装置X2を採用してもよい。また、入力装置X2を採用した表示装置を備えた携帯端末を採用してもよい。さらに、上述した実施形態は適宜に組み合わせてもよい。
X1,X2 入力装置
Y1 表示装置
P1 携帯端末
2 基体
3a 第1検出電極
4a 第2検出電極
6 検出用配線
7 保護部材
9 第1遮光膜
10 絶縁膜
11,12 第2遮光膜
101 液晶パネル(表示パネル)
103 第1筐体(筐体)

Claims (6)

  1. 入力領域および非入力領域を有した入力装置であって、
    基体と、
    前記入力領域に対応する前記基体の主面上に設けられた検出電極と、
    前記非入力領域に対応する前記基体の主面上に設けられており、かつ前記検出電極と電気的に接続された複数の検出用配線と、
    前記入力領域および前記非入力領域に対応する前記基体の主面上に配置された保護部材と、
    平面視して複数の前記検出用配線と重なるように前記保護部材上に設けられた第1遮光膜と、
    複数の前記検出用配線のうち少なくとも前記入力領域側に位置する検出用配線を覆うように前記基体の主面上に設けられた第2遮光膜と、
    前記基体の主面上に設けられており、かつ複数の前記検出用配線を被覆する絶縁膜と、を備え、
    前記第2遮光膜は、複数の前記検出用配線のうち少なくとも前記入力領域側に位置する検出用配線を覆うように前記基体の主面上および前記絶縁膜上に位置しているとともに、前記絶縁膜を被覆している、入力装置。
  2. 前記第2遮光膜は、絶縁性を有しており、かつ複数の前記検出用配線を被覆する、請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記保護部材は、前記基体の主面に対し遠い側に位置する操作面、および該操作面の反対側に位置しかつ前記基体の主面に対し近い側に位置する背面を有しており、
    前記第1遮光膜は、前記保護部材の前記背面上に設けられている、請求項1または2に記載の入力装置。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載の入力装置と、
    前記入力装置に対向して配置された表示パネルと、
    前記表示パネルが収容された筐体と、を備えた表示装置。
  5. 前記表示パネルは、液晶表示パネルまたは有機ELパネルである、請求項に記載の表示装置。
  6. 請求項またはに記載の表示装置を備えた携帯端末。
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