JPWO2014069668A1 - 化合物の製造方法 - Google Patents

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Abstract

アンモニアとホルムアルデヒドとを反応させ、式(8)で示される化合物を含む混合物を得、得られた式(8)で示される化合物を含む混合物と式(1)で示される化合物またはその塩とを、塩基の存在下に混合させる、式(2)で示される化合物またはその塩の製造方法。

Description

本発明は、化合物の製造方法に関する。
特許文献1には、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールに代表される下記式(3)
Figure 2014069668
(式中、Xは水素原子またはハロゲン原子を表す。)
で示されるチアゾール化合物は、医薬および農薬の中間体として有用な化合物であることが記載されている。その製造方法としては、下記式(1)
Figure 2014069668
(式中、Xは上記と同一の意味を表し、Xはハロゲン原子を表す。)
で示される化合物とアンモニアとホルムアルデヒドとを同時に混合して反応させ、次いで加水分解処理する方法が記載されており、反応時に下記式(4)
Figure 2014069668
(式中、Xは上記と同一の意味を表す。)
で示される化合物が副生されることも記載されている。
特開2006−290758号公報
特許文献1に記載された製造方法では、式(3)で示されるチアゾール化合物の収率と式(4)で示される化合物の副生量とは必ずしも十分満足し得るものではなかった。
本発明は、以下の発明を含む。
[1]アンモニアとホルムアルデヒドとを反応させ、式(8)
Figure 2014069668
で示される化合物を含む混合物を得、得られた式(8)で示される化合物を含む混合物と式(1)
Figure 2014069668
(式(1)中、Xは水素原子またはハロゲン原子を表す。
はハロゲン原子を表す。)
で示される化合物またはその塩とを、塩基の存在下に混合させる、式(2)
Figure 2014069668
(式(2)中、Xは上記と同一の意味を表す。)
で示される化合物またはその塩の製造方法。
[2]塩基が、炭酸水素塩である[1]に記載の製造方法。
[3]炭酸水素塩が、炭酸水素ナトリウムである[2]に記載の製造方法。
[4]塩基の使用量が、式(1)で示される化合物1モルに対して、0.9〜1.5モルである[1]〜[3]のいずれかの項に記載の製造方法。
[5]式(1)で示される化合物の使用量が、ホルムアルデヒド1モルに対して0.5〜0.77モルである[1]〜[4]のいずれかの項に記載の製造方法。
[6]式(1)で示される化合物の使用量が、アンモニア1モルに対して0.66〜0.84モルである[1]〜[5]のいずれかに記載の製造方法。
[7]ホルムアルデヒドの使用量が、アンモニア1モルに対して、1.0〜1.4モルである[1]〜[6]のいずれかの項に記載の製造方法。
[8]アンモニアとホルムアルデヒドとの反応の反応温度が5〜25℃である[1]〜[7]のいずれかの項に記載の製造方法。
[9][1]〜[8]のいずれかの項に記載の製造方法により、式(2)で示される化合物またはその塩を得、式(2)で示される化合物またはその塩とヒドロキシルアミン類とを酸性条件下で反応させる、式(3)
Figure 2014069668
(式(3)中、Xは上記と同一の意味を表す。)
で示される化合物またはその塩の製造方法。
[10][9]に記載の製造方法により、式(3)で示される化合物またはその塩を得、式(3)で示される化合物またはその塩と式(5)
Figure 2014069668
(式(5)中、Rは置換されていてもよい炭化水素基を表す。)
で示される化合物とを反応させ、式(6)
Figure 2014069668
(式(6)中、RおよびXは上記と同一の意味を表す。)
で示される化合物またはその塩を得、式(6)で示される化合物またはその塩と、アミン類またはその塩とを反応させる、式(7)
Figure 2014069668
(式(7)中、Rは置換されていてもよいアミノ基を表す。)
で示されるチアゾール化合物またはその塩の製造方法。
本発明によれば、高い収率で式(3)で示されるチアゾール化合物を得ることができ、副生成物の生成量を抑制することができる。
まず、アンモニアとホルムアルデヒドとを反応させて、式(8)で示される化合物(以下、化合物(8)という場合がある)を含む混合物を得る工程(以下、「アンモニアとホルムアルデヒドとを反応させる工程」という場合がある)と、得られた化合物(8)を含む混合物と式(1)で示される化合物またはその塩(以下、化合物(1)という場合がある。)とを塩基の存在下で反応させ、式(2)で示される化合物またはその塩(以下、化合物(2)という場合がある。)を得る工程(以下、「化合物(2)を得る工程」という場合がある。)について説明する。
アンモニアとしては、アンモニアガス、液体アンモニア、アンモニア水、メタノール等のアンモニアを溶解し得る有機溶媒に溶解させたアンモニアの有機溶媒溶液を用いることができ、アンモニアの有機溶媒溶液を用いることが好ましい。
ホルムアルデヒドとしては、ホルムアルデヒドガスを用いることができるが、取扱いの点から、パラホルムアルデヒドまたはホルマリンを用いることが好ましく、パラホルムアルデヒドを用いることがより好ましい。
ホルムアルデヒドの使用量は、アンモニア1モルに対して、通常1.0〜1.4モルであり、好ましくは1.01〜1.1モルである。
式(1)及び式(2)における、ハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が挙げられる。
化合物(1)は、例えば特開平4−234864号公報等に記載された公知の方法に従い製造することができる。
化合物(1)は、式(1)で示される化合物の塩を含み、当該塩は、例えば酸付加塩である。酸付加塩の酸としては、塩化水素、臭化水素、硫酸、過塩素酸等の無機酸、酢酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸が挙げられる。
化合物(1)としては、5−(クロロメチル)チアゾール、2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール、2−クロロ−5−(ブロモメチル)チアゾール、2−ブロモ−5−(ブロモメチル)チアゾール、2−クロロ−5−(ヨードメチル)チアゾール、2−ブロモ−5−(ヨードメチル)チアゾール、2−ヨード−5−(ヨードメチル)チアゾール等が挙げられる。また、化合物(1)としては上記化合物の塩が挙げられる。
化合物(1)の使用量は、アンモニア1モルに対して、通常0.2〜1モル、好ましくは0.5〜1モル、より好ましくは0.66〜0.84モルである。
化合物(1)の使用量は、ホルムアルデヒド1モルに対して、通常0.2〜1モル、好ましくは0.5〜1モル、より好ましくは0.5〜0.77モルである。
式(1)で示される化合物の塩を用いる場合には、かかる酸付加塩中の酸を考慮して、式(1)で示される化合物の塩の使用量を決めればよい。
塩基はアンモニアを含まない。塩基としては、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩、炭酸水素リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸水素塩、及びトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の有機塩基が挙げられ、炭酸水素塩が好ましく、炭酸水素ナトリウムがより好ましい。
塩基の使用量は、化合物(1)1モルに対して、通常0.9〜1.5モル、好ましくは1〜1.2モル、より好ましくは1.05〜1.15モルである。
式(1)で示される化合物の塩を用いる場合には、かかる酸付加塩中の酸を考慮して塩基の使用量を決めればよい。
アンモニアとホルムアルデヒドとを反応させる工程における反応温度は、通常−20〜60℃、好ましくは−20〜50℃、より好ましくは5〜50℃、さらに好ましくは5〜25℃であり、特に好ましくは5〜15℃である。
アンモニアとホルムアルデヒドとを反応させる工程は、塩基、化合物(1)の存在下で行ってもよい。
化合物(2)を得る工程における反応温度は、通常15〜100℃、好ましくは40〜70℃である。
化合物(2)を得る工程は、常圧条件下で実施してもよいし、0.5MPa(ゲージ圧)以下の加圧条件下で実施してもよい。
アンモニアとホルムアルデヒドとを反応させる工程及び化合物(2)を得る工程は、化合物(8)を含む混合物と化合物(1)との反応に不活性な溶媒中で行うことが好ましい。溶媒としては、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール等のアルコール、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル、アセトニトリル、プロピオニトリル、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルアセトアミド等の非プロトン性極性溶媒、及び水等が挙げられ、二種以上の溶媒を組み合わせて用いてもよい。アルコールまたは水が好ましく、アルコールがより好ましい。
溶媒の使用量は、化合物(1)1重量部に対して、通常0.5〜5重量部であり、好ましくは0.7〜2.0重量部であり、より好ましくは0.95〜1.5重量部である。
化合物(2)を得る工程において、必要に応じて、トリエチルベンジルアンモニウムクロリド、トリ−n−オクチルメチルアンモニウムクロリド、トリメチルデシルアンモニウムクロリド、テトラメチルアンモニウムブロミド、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロミド等の四級アンモニウム塩、クラウンエーテル等の相間移動触媒の存在下で、反応を行ってもよい。
化合物(8)を含む混合物と化合物(1)とを塩基の存在下に混合させることにより、化合物(2)を含む反応混合物を得られる。該反応混合物を、必要に応じて濃縮することにより、化合物(2)を取り出すことができる。化合物(2)を含む混合物を必要に応じて濃縮した後、水および疎水性有機溶媒を混合し、抽出処理し、得られる有機層を濃縮することにより、化合物(2)を取り出すことができる。
疎水性有機溶媒としては、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素等が挙げられ、二種以上の溶媒を組み合わせてもよい。
化合物(2)を含む反応液をそのまま次の工程に用いてもよい。
化合物(2)は、式(2)で示される化合物の塩を含み、当該塩は、例えば酸付加塩である。酸付加塩の酸としては、上記と同じものが挙げられる。
化合物(2)としては、1,3,5−トリス{(チアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジン、1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジン、1,3,5−トリス{(2−ブロモチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジン等が挙げられる。また、化合物(2)としては上記化合物の塩が挙げられる。
続いて、得られた化合物(2)とヒドロキシルアミン類とを酸性条件下で反応させ、式(3)で示されるチアゾール化合物またはその塩(以下、化合物(3)という場合がある。)を製造する工程(以下、「化合物(3)を得る工程」という場合がある。)について説明する。
ヒドロキシルアミン類としては、ヒドロキシルアミン、硫酸ヒドロキシルアミン、塩酸ヒドロキシルアミン等のヒドロキシルアミン塩が挙げられ、好ましくは、硫酸ヒドロキシルアミンまたは塩酸ヒドロキシルアミンである。
ヒドロキシルアミン類は、通常市販されているものをそのまま用いてもよく、水溶液等の溶液状態のものを用いてもよい。
ヒドロキシルアミン類の使用量は、化合物(2)1モルに対して、通常0.5〜10モル、好ましくは0.5〜5モル、より好ましくは0.5〜2モルである。
酸としては、塩酸、硫酸、リン酸、硝酸等の無機酸が挙げられ、塩酸または硫酸が好ましい。酸は水溶液として用いられてもよい。
酸の使用量は、化合物(2)1モルに対して、通常0.5〜10モル、好ましくは0.5〜5モルである。
化合物(3)を得る工程は、化合物(2)と酸との混合物中に、ヒドロキシルアミン類を加えてもよいし、化合物(2)とヒドロキシルアミン類との混合物中に酸を加えてもよい。酸もしくはヒドロキシルアミン類を加える際は一度に加えてもよいし、連続的もしくは間欠的に滴下してもよく、連続的もしくは間欠的に滴下することが好ましい。
化合物(3)を得る工程は、溶媒の存在下で行われることが好ましい。溶媒として、化合物(3)を得る反応に影響を及ぼさない有機溶媒と水との混合溶媒又は水を用いることが好ましい。
水の使用量は、化合物(2)1重量部に対して、通常0.5〜10重量部、好ましくは0.5〜5重量部、より好ましくは0.5〜2重量部である。
有機溶媒としては、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル、またはメタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール等が挙げられ、好ましくはトルエンである。
有機溶媒の使用量は、化合物(2)1重量部に対して、通常0.5〜20重量部、好ましくは1〜10重量部、より好ましくは2〜6重量部である。
化合物(3)を得る工程の反応温度は、通常0〜100℃、好ましくは0〜50℃である。該工程の反応時間は、通常0.5時間〜24時間である。
反応終了後、得られた反応液を、水酸化ナトリウム等のアルカリ水溶液等でpH8〜14、好ましくはpH10〜14に調整することにより、化合物(3)が遊離する。必要に応じて水に不溶の有機溶媒を加えて抽出処理または濾過を行なうことにより、化合物(3)を取り出すことができる。
化合物(3)を式(3)で示される化合物として得る場合、化合物(3)のフリー体を含む有機層とホルムアルドキシムを含む水溶液とに分離し、得られた有機層を濃縮すると、化合物(3)を取り出すことができる。分離した化合物(3)は、再結晶、蒸留、カラムクロマトグラフィー等の通常の精製手段によりさらに精製してもよい。
化合物(3)を式(3)で示される化合物の塩として得る場合、抽出処理して得られた有機層と酸の水溶液とを混合した後、分液処理することで、式(3)で示される化合物の塩を含む水溶液を得、該水溶液を必要に応じて濃縮処理することにより、化式(3)で示される化合物の塩をとして取り出すことができる。また、式(3)で示される化合物の塩を含む水溶液に、式(3)で示される化合物の塩が溶解しにくい貧溶媒を加え、式(3)で示される化合物の塩の結晶を析出させることもできる。式(3)で示される化合物の塩を含む水溶液をそのまま次工程の原料として使用することもできる。
酸としては、塩酸、硫酸、酢酸、メタンスルホン酸等の酸の水溶液が挙げられる。酸の使用量としては、抽出処理時の水層のpHが、通常2.5〜5.5の範囲となる量であり、好ましくは3〜5の範囲となる量である。
得られた式(3)で示される化合物の塩を含む水溶液が着色している場合には、活性炭等の脱色剤により、該水溶液を脱色処理してもよい。
化合物(3)は、式(3)で示される化合物の塩を含み、当該塩は、例えば酸付加塩である。酸付加塩の酸としては、上記と同じものが挙げられる。
化合物(3)としては、5−(アミノメチル)チアゾール、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾール、2−ブロモ−5−(アミノメチル)チアゾール等が挙げられる。また、化合物(3)としては上記化合物の塩が挙げられる。
得られた化合物(3)と式(5)で示される化合物とを反応させ、式(6)で示される化合物またはその塩を得て式(6)で示される化合物またはその塩と、アミン類またはその塩とを反応させて式(7)で示されるチアゾール化合物またはその塩を得る工程は、特開平10−120666号公報等に記載された公知の方法に従い行うことができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。なお、分析には、高速液体クロマトグラフィ(LC)法を用いた。
実施例1
反応容器に、パラホルムアルデヒド(含量:92重量%)25.2重量部およびメタノール89.2重量部を仕込み、内温15℃以下で12重量%アンモニア/メタノール溶液115重量部を4.9時間かけて滴下した。得られた混合物に炭酸水素ナトリウム45.4重量部、2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール(含量:94.9重量%)95.7重量部を順に仕込んだ。得られた混合物を内温50℃で7時間、次いで60℃で1時間、さらに68℃で2時間攪拌した。得られた1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含む反応混合物にメタノール11.5重量部を加えた後、減圧条件下で得られた混合物からメタノール120重量部を留去した。得られた濃縮残渣に水226重量部及びトルエン379重量部を加え、内温75℃で抽出処理し、1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含むトルエン層437重量部を得た。
実施例2
得られたトルエン層に、トルエン8.8重量部及び水142重量部を加え、さらに、硫酸ヒドロキシルアミンの水溶液(硫酸塩含量:24重量%)190重量部を0.5時間かけて仕込み、混合溶液を得た。得られた混合溶液に、35重量%塩酸56.8重量部を、内温20〜30℃を保ちながら0.5時間かけて加えた。同温度で30分攪拌した後、27重量%水酸化ナトリウム水溶液284重量部を加え、pHを13.4とし、分液した。有機層と水層をそれぞれ得、さらに、得られた水層をトルエンで3回抽出した。得られたトルエン層と先に得た有機層とを混合し、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールを含むトルエン溶液977重量部(塩酸塩換算含量:9.7重量%、収率:95.2%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準))を得た。該トルエン溶液中のビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は3.1%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準)であった。
該トルエン溶液に水15.0重量部及び27重量%水酸化ナトリウム水溶液17.0重量部を加え洗浄した。さらに水122重量部及び35重量%塩酸49.7重量部を加え、pHを4.16に調整した。分液し、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾール・塩酸塩を含む水溶液251重量部(含量:36.8重量%、収率:92.6%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準))を得た。
該水溶液中のビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は0.04%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準)であった。
実施例3
反応容器に、パラホルムアルデヒド(含量:92重量%)25.2重量部、メタノール88.9重量部および炭酸水素ナトリウム47.7重量部を順に仕込み、5℃以下に冷却後、2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール(含量:96.6重量%)93.5重量部を仕込んだ。得られた混合物に内温25℃以下で11重量%アンモニア/メタノール溶液115重量部を5時間かけて滴下した。得られた混合物を内温50℃で7時間、次いで60℃で1時間、さらに68℃で2時間攪拌した。得られた1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含む反応混合物にメタノール11.2重量部を加えた後、減圧条件下で得られた混合物からメタノール151重量部を留去した。得られた濃縮残渣に水226重量部及びトルエン380重量部を加え、内温75℃で抽出処理し、1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含むトルエン層475重量部を得た。
実施例4
得られたトルエン層に水142重量部を加え、さらに、ヒドロキシルアミンの硫酸塩水溶液(硫酸塩含量:24重量%)190重量部を0.5時間かけて仕込み、混合溶液を得た。得られた混合溶液に、35重量%塩酸57.7重量部を、内温20〜30℃を保ちながら0.5時間かけて加えた。同温度で30分攪拌した後、27重量%水酸化ナトリウム水溶液284重量部を加え、pHを13.1とし、分液した。有機層と水層をそれぞれ得、さらに、得られた水層をトルエンで3回抽出した。得られたトルエン層と先に得た有機層とを混合し、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールを含むトルエン溶液987重量部(塩酸塩換算含量:9.1重量%、収率:90.6%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準))を得た。該トルエン溶液中のビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は2.9%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準)であった。
該トルエン溶液に水15.3重量部及び27重量%水酸化ナトリウム水溶液17.5重量部を加え洗浄した。さらに水122重量部及び35重量%塩酸49.6重量部を加え、pHを4.16に調整した。分液し、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾール・塩酸塩を含む水溶液246重量部(含量:36.1重量%、収率:89.2%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準))を得た。
該水溶液中のビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は0.12%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準)であった。
実施例5
反応容器に、パラホルムアルデヒド(含量:92重量%)25.2重量部、メタノール89.1重量部および炭酸水素ナトリウム47.8重量部を順に仕込み、5℃以下に冷却後、2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール(含量:96.6重量%)93.5重量部を仕込んだ。得られた混合物に内温20℃以下で11重量%アンモニア/メタノール溶液115重量部を5時間かけて滴下した。得られた混合物を内温50℃で7時間、次いで60℃で1時間、さらに68℃で2時間攪拌した。得られた1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含む反応混合物にメタノール11.2重量部を加えた後、減圧条件下で得られた混合物からメタノール151重量部を留去した。得られた濃縮残渣に水226重量部及びトルエン380重量部を加え、内温75℃で抽出処理し、1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含むトルエン層476重量部を得た。
実施例6
得られたトルエン層に水142重量部を加え、さらに、ヒドロキシルアミンの硫酸塩水溶液(硫酸塩含量:24重量%)190重量部を0.5時間かけて仕込み、混合溶液を得た。得られた混合溶液に、35重量%塩酸56.8重量部を、内温20〜30℃を保ちながら0.5時間かけて加えた。同温度で30分攪拌した後、27重量%水酸化ナトリウム水溶液283重量部を加え、pHを13.3とし、分液した。有機層と水層をそれぞれ得、さらに、得られた水層をトルエンで3回抽出した。得られたトルエン層と先に得た有機層とを混合し、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールを含むトルエン溶液981重量部(塩酸塩換算含量:9.2重量%、収率:90.6%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準))を得た。該トルエン溶液中のビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は3.1%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準)であった。
実施例7
反応容器に、パラホルムアルデヒド(含量:92重量%)25.2重量部、メタノール88.8重量部、炭酸水素ナトリウム47.7重量部および2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール(含量:96.6重量%)93.5重量部を順に仕込んだ。得られた混合物に内温50℃以下で11重量%アンモニア/メタノール溶液115重量部を5時間かけて滴下した。得られた混合物を内温50℃で7時間、次いで60℃で1時間、さらに68℃で2時間攪拌した。得られた1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含む反応混合物にメタノール11.0重量部を加えた後、減圧条件下で得られた混合物からメタノール152重量部を留去した。得られた濃縮残渣に水226重量部及びトルエン380重量部を加え、内温75℃で抽出処理し、1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含むトルエン層476重量部を得た。
実施例8
得られたトルエン層に水142重量部を加え、さらに、ヒドロキシルアミンの硫酸塩水溶液(硫酸塩含量:24重量%)190重量部を0.5時間かけて仕込み、混合溶液を得た。得られた混合溶液に、35重量%塩酸57.0重量部を、内温20〜30℃を保ちながら0.5時間かけて加えた。同温度で30分攪拌した後、27重量%水酸化ナトリウム水溶液283重量部を加え、pHを13.2とし、分液した。有機層と水層をそれぞれ得、さらに、得られた水層をトルエンで3回抽出した。得られたトルエン層と先に得た有機層とを混合し、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールを含むトルエン溶液990重量部(塩酸塩換算含量:9.1重量%、収率:90.7%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準))を得た。該トルエン溶液中のビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は3.0%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準)であった。
実施例9
反応容器に、パラホルムアルデヒド(含量:92重量%)4.0重量部およびメタノール14.0重量部を仕込み、内温15℃以下で11重量%アンモニア/メタノール溶液17.1重量部を4時間かけて滴下した。得られた混合物に炭酸水素ナトリウム7.1重量部、2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール(含量:94.9重量%)14.8重量部を順に仕込んだ。得られた混合物を内温50℃で8時間、次いで60℃で1時間、さらに68℃で2時間攪拌した。得られた1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含む反応混合物にメタノール2.5重量部を加えた後、減圧条件下で得られた混合物からメタノール24.0重量部を留去した。得られた濃縮残渣に水.35.6重量部及びトルエン59.7重量部を加え、内温75℃で抽出処理し、1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含むトルエン層74.6重量部を得た。
実施例10
得られたトルエン層に、トルエン1.4重量部及び水22.1重量部を加え、さらに、ヒドロキシルアミンの硫酸塩水溶液(硫酸塩含量:24重量%)29.6重量部を0.5時間かけて仕込み、混合溶液を得た。得られた混合溶液に、35重量%塩酸8.8重量部を、内温20〜30℃を保ちながら0.5時間かけて加えた。同温度で30分攪拌した後、27重量%水酸化ナトリウム水溶液44.4重量部を加え、pHを13.3とし、分液した。有機層と水層をそれぞれ得、さらに、得られた水層をトルエンで3回抽出した。得られたトルエン層と先に得た有機層とを混合し、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールを含むトルエン溶液160.0重量部(塩酸塩換算含量:9.3重量%、収率:95.1%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準))を得た。該トルエン溶液中のビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は3.3%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準)であった。
得られた該トルエン溶液128.8重量部に水2.0重量部及び27重量%水酸化ナトリウム水溶液2.1重量部を加え洗浄した。さらに水15.3重量部及び35重量%塩酸6.5重量部を加え、pHを3.7に調整した。分液し、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾール・塩酸塩を含む水溶液31.3重量部(含量:36.2重量%、収率:91.5%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準))を得た。
比較例1
反応容器に、パラホルムアルデヒド100重量部(含量:92重量%)、12重量%アンモニア/メタノール溶液577重量部および2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール177重量部(含量:96.8重量%)を仕込んだ。得られた混合物を内温40℃で3時間、次いで50℃で3時間、さらに70℃で1時間攪拌した。内温50℃まで冷却し、得られた1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含む反応混合物にメタノール31.8重量部を加えた。減圧条件下で、得られた混合物からメタノール339重量部を留去した。得られた濃縮残渣に水427重量部、トルエン715重量部を加え、内温75℃で抽出処理し、1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含むトルエン層914重量部を得た。
比較例2
得られたトルエン層に、トルエン17.2重量部及び水265重量部を加え、さらに、ヒドロキシルアミンの硫酸塩水溶液(硫酸塩含量:24重量%)355重量部を仕込み、反応混合溶液を得た。得られた反応混合溶液に、35重量%塩酸106重量部を、内温20〜30℃を保ちながら加えた。同温度で30分攪拌した後、27重量%水酸化ナトリウム水溶液533重量部を加え、pHを13以上に調整し、分液し、有機層と水層を得た。さらに、得られた水層をトルエンで3回抽出した。得られたトルエン層と先に得た有機層とを混合し、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールを含むトルエン溶液1318重量部(含量:12.8重量%、収率:88.4%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準))を得た。該トルエン溶液中のビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は4.8%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準)であった。
該トルエン溶液に水29.3重両部及び27重量%水酸化ナトリウム水溶液31.5重量部を加え洗浄した。さらに、水229重量部及び35重量%塩酸93.2重量部を加え、pHを3.5〜4.5に調整した。分液し、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾール・塩酸塩を含む水溶液455重量部(含量:36.0重量%、収率:85.8%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準))を得た。該水溶液中のビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は0.53%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準)であった。
比較例3
反応容器に、パラホルムアルデヒド(含量:92重量%)25.2重量部及びメタノール88.8重量部を仕込み、内温15℃以下で12重量%アンモニア/メタノール溶液195重量部を2時間で滴下した。得られた混合物に2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール(含量:94.5重量%)97.0重量部を仕込み、内温50℃で7時間、次いで60℃で1時間、さらに68℃で2時間攪拌した。得られた1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含む反応液にメタノール11.0重量部を加えた後、減圧条件下で得られた混合物からメタノール157重量部を留去した。得られた濃縮残渣に、水226重量部及びトルエン380重量部を加え、内温75℃で抽出処理し、1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含むトルエン層を得た。
比較例4
得られたトルエン層に、トルエン8.8重量部及び水142重量部を加え、さらに、ヒドロキシルアミンの硫酸塩水溶液(硫酸塩含量:24重量%)190重量部を0.5時間かけて仕込み、混合溶液を得た。得られた混合溶液に、35重量%塩酸56.8重量部を、内温20〜30℃を保ちながら0.5時間かけて加えた。同温度で30分攪拌した後、27重量%水酸化ナトリウム水溶液284重量部を加え、pHを13.03と調整した。分液し、有機層と水層をそれぞれ得た。さらに、得られた水層をトルエンで3回抽出した後、得られたトルエン層と先に得た有機層とを混合し、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールを含むトルエン溶液992重量部(塩酸塩換算含量:8.6重量%、収率:84.1%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準))を得た。該トルエン溶液中のビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は7.7%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準)であった。
該トルエン溶液に水15.4重量部及び27重量%水酸化ナトリウム水溶液17.3重量部を加え洗浄した。さらに、水122重量部及び35重量%塩酸52.9重量部を加え、pHを4.03に調整した。分液し、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾール・塩酸塩を含む水溶液248重量部(含量:34.0重量%、収率:83.5%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準))を得た。該水溶液中のビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は0.67%(2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール基準)であった。
参考例1
硫酸533重量部に5℃以下で硫酸O―メチルイソ尿素218重量部を加え、得られた混合物に硝酸283重量部を10℃以下を保ち滴下した。同温度にて6時間撹拌し、O―メチル―N−ニトロイソ尿素混酸混合物1033重量部(含量19.2%、収率95%)を得た。
実施例11
O―メチル―N−ニトロイソ尿素混酸混合物269重量部(含量19.2%)を7℃に冷却した水185重量部に10℃以下を保ち滴下した。得られた混合物に、27%水酸化ナトリウム水溶液551重量部を20℃以下で滴下した。2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾール・塩酸塩を含む水溶液199重量部(含量:36.2重量%)を加えたのち、内温18〜24℃で42時間保温した。35℃に昇温後、ろ過した。得られた固体を70℃の水288重量部で2回洗浄後、乾燥し、O−メチル−(2−クロロ−5−チアゾリルメチル)−N‘−ニトロイソ尿素72重量部(収率70.8%、含量96.1%)を得た。
実施例12
水256gにO−メチル−(2−クロロ−5−チアゾリルメチル)−N’−ニトロイソ尿素50重量部(含量96.1%)を加えた。得られた混合物にメチルアミン水溶液22.3重量部(含量40%)を加え、15℃にて3時間保温した。得られた混合物にメチルイソプロピルケトン38重量部、27%水酸化ナトリウム水溶液57重量部を順に加え、15℃で1時間撹拌した。分液操作後、水層にメタノール7.7重量部を加えた。同水層に30%硫酸79重量部を加えた後、15℃に冷却し、ろ過した。残渣を231重量部の65℃温水で洗浄した。得られた固体51.2重量部を減圧条件下乾燥し、1−(2−クロロ−5−チアゾリルメチル)−3−メチル−2−ニトログアニジン44.5重量部(収率92.5%、含量99.8%)を得た。
本発明によれば、高い収率で、式(3)で示されるチアゾール化合物を得ることができる。また、副生成物の生成量を抑制することができる。

Claims (10)

  1. アンモニアとホルムアルデヒドとを反応させ、式(8)
    Figure 2014069668
    で示される化合物を含む混合物を得、得られた式(8)で示される化合物を含む混合物と式(1)
    Figure 2014069668
    (式(1)中、Xは水素原子またはハロゲン原子を表す。
    はハロゲン原子を表す。)
    で示される化合物またはその塩とを、塩基の存在下に混合させる、式(2)
    Figure 2014069668
    (式(2)中、Xは上記と同一の意味を表す。)
    で示される化合物またはその塩の製造方法。
  2. 塩基が、炭酸水素塩である請求項1に記載の製造方法。
  3. 炭酸水素塩が、炭酸水素ナトリウムである請求項2に記載の製造方法。
  4. 塩基の使用量が、式(1)で示される化合物1モルに対して、0.9〜1.5モルである請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 式(1)で示される化合物の使用量が、ホルムアルデヒド1モルに対して0.5〜0.77モルである請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
  6. 式(1)で示される化合物の使用量が、アンモニア1モルに対して0.66〜0.84モルである請求項1〜5のいずれかに記載の製造方法。
  7. ホルムアルデヒドの使用量が、アンモニア1モルに対して、1.0〜1.4モルである請求項1〜6のいずれかに記載の製造方法。
  8. アンモニアとホルムアルデヒドとの反応の反応温度が5〜25℃である請求項1〜7のいずれかに記載の製造方法。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の製造方法により、式(2)で示される化合物またはその塩を得、式(2)で示される化合物またはその塩とヒドロキシルアミン類とを酸性条件下で反応させる、式(3)
    Figure 2014069668
    (式(3)中、Xは水素原子またはハロゲン原子を表す。)
    で示される化合物またはその塩の製造方法。
  10. 請求項9に記載の製造方法により、式(3)で示される化合物またはその塩を得、式(3)で示される化合物またはその塩と式(5)
    Figure 2014069668
    (式(5)中、Rは置換されていてもよい炭化水素基を表す。)
    で示される化合物とを反応させ、式(6)
    Figure 2014069668
    (式(6)中、RおよびXは上記と同一の意味を表す。)
    で示される化合物またはその塩を得、式(6)で示される化合物またはその塩と、アミン類またはその塩とを反応させる、式(7)
    Figure 2014069668
    (式(7)中、Rは置換されていてもよいアミノ基を表す。)
    で示されるチアゾール化合物またはその塩の製造方法。
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