JP4788201B2 - チアゾール化合物の製造方法 - Google Patents
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Description
(式中、X1は水素原子またはハロゲン原子を表わす。)
で示されるチアゾール化合物は、医薬および農薬の中間体として有用な化合物である(例えば特許文献1参照。)。その製造方法としては、例えば(a)下記式(1)
(式中、X1は上記と同一の意味を表わし、X2はハロゲン原子を表わす。)
で示される化合物とヘキサメチレンテトラミンとを反応させ、次いで加水分解処理する方法(例えば特許文献2および3参照。)、(b)前記式(1)で示される化合物とフタルイミドカリウムとを反応させ、次いでヒドラジン分解する方法(例えば特許文献2参照。)、(c)前記式(1)で示される化合物とホルムアミドとを反応させ、次いで加水分解処理する方法(例えば特許文献4参照。)、(d)前記式(1)で示される化合物アンモニアとを反応させる方法(例えば特許文献2および5参照。)等が知られている。
(式中、X1は上記と同一の意味を表わす。)
で示される化合物がかなりの量副生するため、目的とする式(3)で示されるチアゾール化合物の収率が低く、更なる改良が望まれていた。
(式中、X1は上記と同一の意味を表わす。)
で示されるヘキサヒドロトリアジン化合物を得、かかる式(2)で示されるヘキサヒドロトリアジン化合物を加水分解処理することにより、式(4)で示される化合物の副生を抑え、目的とする式(3)で示されるチアゾール化合物を製造することができることを見出し、本発明に至った。
(式中、X1は水素原子またはハロゲン原子を表わし、X2はハロゲン原子を表わす。)
で示される化合物(以下、化合物(1)と略記する。)とアンモニアとホルムアルデヒドとを反応させて、式(2)
(式中、X1は上記と同一の意味を表わす。)
で示されるヘキサヒドロトリアジン化合物(以下、ヘキサヒドロトリアジン化合物(2)と略記する。)を得る工程について説明する。
(式中、X1は上記と同一の意味を表わす。)
で示されるメチレンイミン化合物が生成し、該式(5)で示されるメチレンイミン化合物が三量化して、ヘキサヒドロトリアジン化合物(2)が生成するものと思われる。
(式中、X1は上記と同一の意味を表わす。)
で示されるチアゾール化合物(以下、チアゾール化合物(3)と略記する。)を製造する工程について説明する。
ガラス製オートクレーブに、2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール(含量:96.5重量%)95.3重量部、パラホルムアルデヒド(含量:95重量%)51.9重量部および12重量%アンモニア/メタノール溶液311重量部を仕込み、内温70℃で3時間攪拌、反応させた。反応中の内圧の最大値(ゲージ圧)は0.09MPaであった。得られた1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含む反応液を四つ口フラスコ中へメタノール150重量部で洗い込みながら移した後、15分間窒素バブリングし、反応液中に残存するアンモニウムを追い出し、さらに減圧条件下で濃縮処理し、メタノール60重量部を留去した。得られた濃縮残液に、メタノール60重量部および35重量%塩酸188重量部を加え、内温約60℃で1.5時間還流させた。内温40℃以下に冷却した後、減圧条件下で濃縮処理し、濃縮残液246重量部を得た。該濃縮残液に、水57.5重量部、メチルイソブチルケトン282重量部および27重量%水酸化ナトリウム水溶液367重量部を加え、pH13に調整した後、抽出処理し、有機層と水層を得た。水層をさらにメチルイソブチルケトンで三回抽出処理し、得られたメチルイソブチルケトン層を先に得た有機層に合一し、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールを含む溶液を得た。2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールの収率は91.2%、ビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は2.8%であった。
ガラス製オートクレーブに、2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール(含量:95.7重量%)16.7重量部、パラホルムアルデヒド(含量:95重量%)9.04重量部およびメタノール16.7重量部を仕込んだ後、内温70℃に調整した。これに、14重量%アンモニア/メタノール溶液57.9重量部を1時間かけて滴下した。滴下終了後、同温度で3時間攪拌、反応させた。反応中の内圧の最大値(ゲージ圧)は0.15MPaであった。得られた1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含む反応液を四つ口フラスコ中へメタノール50重量部で洗い込みながら移した後、減圧条件下で濃縮処理し、濃縮残液42.7重量部を得た。該濃縮残液に、メタノール73.2重量部および35重量%塩酸32.8重量部を加え、内温約60℃で1.5時間還流させた。内温40℃以下に冷却した後、減圧条件下で濃縮処理し、濃縮残液42.2重量部を得た。該濃縮残液に、メチルイソブチルケトン49重量部および27重量%水酸化ナトリウム水溶液69重量部を加え、pH13に調整した後、抽出処理し、有機層と水層を得た。水層をさらにメチルイソブチルケトンで三回抽出処理し、得られたメチルイソブチルケトン層を先に得た有機層に合一し、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールを含む溶液を得た。2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールの収率は87.1%、ビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は1.2%であった。
ガラス製オートクレーブに、2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール(含量:95.6重量%)16.8重量部、パラホルムアルデヒド(含量:95重量%)9.05重量部および24重量%アンモニア/メタノール溶液135重量部を仕込み、内温70℃で3時間攪拌、反応させた。反応中の内圧の最大値(ゲージ圧)は0.37MPaであった。得られた1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含む反応液を四つ口フラスコ中へメタノール20重量部で洗い込みながら移した後、減圧条件下で濃縮処理し、濃縮残液40重量部を得た。該濃縮残液にメタノール73.2重量部および35重量%塩酸32.8重量部を加え、内温約60℃で1.5時間還流させた。内温40℃以下に冷却した後、減圧条件下で、濃縮処理し、濃縮残液41.7重量部を得た。該濃縮残液に、トルエン49重量部および30重量%水酸化ナトリウム水溶液51.8重量部を加え、pH13に調整した後、抽出処理し、有機層と水層を得た。水層をさらにトルエンで三回抽出処理し、得られたトルエン層を先に得た有機層に合一し、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールを含む溶液を得た。2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールの収率は93.3%、ビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は2.6%であった。
ガラス製オートクレーブに、2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール(含量:96.5重量%)16.6重量部、パラホルムアルデヒド(含量:95重量%)9.04重量部および10.5重量%アンモニア/メタノール溶液54.1重量部を仕込み、内温70℃で3時間攪拌、反応させた。反応中の内圧の最大値(ゲージ圧)は0.08MPaであった。得られた1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含む反応液を四つ口フラスコ中へメタノール60重量部で洗い込みながら移した後、減圧条件下で濃縮処理し、濃縮残液40重量部を得た。該濃縮残液にメタノール73.2重量部および35重量%塩酸32.8重量部を加え、内温約60℃で1.5時間還流させた。内温40℃以下に冷却した後、減圧条件下で、濃縮処理し、濃縮残液42.8重量部を得た。該濃縮残液に、水11.4重量部、メチルイソブチルケトン49重量部および27重量%水酸化ナトリウム水溶液60.9重量部を加え、pH13に調整した後、抽出処理し、有機層と水層を得た。水層をさらにメチルイソブチルケトンで三回抽出処理し、得られたメチルイソブチルケトン層を先に得た有機層に合一し、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールを含む溶液を得た。2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールの収率は91.2%、ビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は2.0%であった。
ガラス製オートクレーブに、2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール(含量:96.5重量%)29重量部、パラホルムアルデヒド(含量:95重量%)10.5重量部および9重量%アンモニア/メタノール溶液94.6重量部を仕込み、内温70℃で3時間攪拌、反応させた。反応中の内圧の最大値(ゲージ圧)は0.09MPaであった。得られた1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含む反応液を四つ口フラスコ中へメタノール60重量部で洗い込みながら移した後、減圧条件下で濃縮処理し、濃縮残液57.8重量部を得た。該濃縮残液にメタノール128重量部および35重量%塩酸57.4重量部を加え、内温約60℃で1.5時間還流させた。内温40℃以下に冷却した後、減圧条件下で、濃縮処理し、濃縮残液75.1重量部を得た。該濃縮残液に、水20重量部、メチルイソブチルケトン85.7重量部および27重量%水酸化ナトリウム水溶液113.5重量部を加え、pH13に調整した後、抽出処理し、有機層と水層を得た。水層をさらにメチルイソブチルケトンで三回抽出処理し、得られたメチルイソブチルケトン層を先に得た有機層に合一し、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールを含む溶液を得た。2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールの収率は86.2%、ビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は4.3%であった。
ガラス製オートクレーブに、2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール(含量:95重量%)10.6重量部、パラホルムアルデヒド(含量:95重量%)2.3重量部および10重量%アンモニア/メタノール溶液30.5重量部を仕込み、内温70℃で3時間攪拌、反応させた。反応中の内圧の最大値(ゲージ圧)は0.10MPaであった。得られた1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含む反応液を四つ口フラスコ中へメタノール30重量部で洗い込みながら移した後、減圧条件下で濃縮処理し、濃縮残液27.1重量部を得た。該濃縮残液にメタノール45.8重量部および35重量%塩酸11.8重量部を加え、内温約60℃で1.5時間還流させた。内温40℃以下に冷却した後、減圧条件下で、濃縮処理し、濃縮残液35.8重量部を得た。該濃縮残液に、メチルイソブチルケトン30.6重量部および30重量%水酸化ナトリウム水溶液24.5重量部を加え、pH13に調整した後、抽出処理し、有機層と水層を得た。水層をさらにメチルイソブチルケトンで三回抽出処理し、得られたメチルイソブチルケトン層を先に得た有機層に合一し、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールを含む溶液を得た。2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールの収率は80.1%、ビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は8.9%であった。
ガラス製オートクレーブに、2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール(含量:95.7重量%)16.7重量部、ホルマリン(含量:37重量%)23.2重量部および21重量%アンモニア/メタノール溶液30.9重量部を仕込み、内温70℃で3時間攪拌、反応させた。反応中の内圧の最大値(ゲージ圧)は0.05MPaであった。得られた1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含む反応液を四つ口フラスコ中へメタノール60重量部で洗い込みながら移した後、減圧条件下で濃縮処理し、濃縮残液50.9重量部を得た。該濃縮残液にメタノール73.2重量部および35重量%塩酸32.8重量部を加え、内温約60℃で1.5時間還流させた。内温40℃以下に冷却した後、減圧条件下で、濃縮処理し、濃縮残液52.5重量部を得た。該濃縮残液に、メチルイソブチルケトン49重量部および27重量%水酸化ナトリウム水溶液67.3重量部を加え、pH13に調整した後、抽出処理し、有機層と水層を得た。水層をさらにメチルイソブチルケトンで三回抽出処理し、得られたメチルイソブチルケトン層を先に得た有機層に合一し、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールを含む溶液を得た。2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールの収率は87.5%、ビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は2.2%であった。
ガラス製オートクレーブに、2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール(含量:95.7重量%)29.3重量部、パラホルムアルデヒド(含量:95重量%)15.8重量部および13重量%アンモニア/メタノール溶液87.3重量部を仕込み、内温70℃で3時間攪拌、反応させた。反応中の内圧の最大値(ゲージ圧)は0.08MPaであった。反応終了後、1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含む反応液を、内温5℃まで冷却し、析出した固体を濾取した。濾取した固体を減圧条件下で乾燥させ、1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジン21.9重量部を得た。
1H−NMR(CDCl3,270MHz,δ/ppm)
3.50(brs,2H),3.82(s,2H),7.33(s,1H)
13C−NMR(CDCl3,68MHz,δ/ppm)
48.85,72.34,138.73,139.29,151.71
ステンレス製オートクレーブに、2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール(含量:96.5重量%)15.5重量部、パラホルムアルデヒド(含量:92重量%)8.7重量部および24重量%アンモニア/メタノール溶液24.4重量部を仕込み、内温70℃で3時間攪拌、反応させた。反応中の内圧の最大値(ゲージ圧)は0.02MPaであった。得られた1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含む反応液を別のフラスコ中へメタノール約15重量部で洗い込みながら移した後、減圧条件下で濃縮処理し、濃縮残液45.2重量部を得た。該濃縮残液にメタノールを加え、溶液量を228重量部とした後、35重量%塩酸32.5重量部を加え、内温50℃で30分攪拌、保持した。その後、室温まで冷却した後、水を加え、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールを含む水溶液260.2重量部を得た。2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールの収率は93.3%、ビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は、2.0%であった。
ステンレス製オートクレーブに、2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール(含量:95.7重量%)15.7重量部および24重量%アンモニア/メタノール溶液25.4重量部を仕込み、内温70℃で3時間攪拌、反応させた。反応中の内圧の最大値(ゲージ圧)は0.28MPaであった。得られた反応液を別のフラスコ中へメタノール約15重量部で洗い込みながら移した後、減圧条件下で濃縮処理し、濃縮残液26.1重量部を得た。該濃縮残液にメタノールを加え、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールを含む溶液228重量部を得た。2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールの収率は41.4%、ビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は、24.5%であった。
ガラス製オートクレーブに、2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール(含量:95.7重量%)29.3重量部、パラホルムアルデヒド(含量:95重量%)15.8重量部、20重量%アンモニア/メタノール溶液56.9重量部およびトルエン43.9重量部を仕込み、内温70℃で5時間攪拌、反応させた。反応中の内圧の最大値(ゲージ圧)は0.09MPaであった。得られた1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含む反応液を四つ口フラスコ中にメタノール46重量部で洗い込みながら移した後、減圧条件下で濃縮処理し、濃縮残液162.4重量部を得た。該濃縮残液に、メタノール23.6重量部および35重量%塩酸57.4重量部を加え、内温約60℃で1.5時間還流させた。内温40℃以下に冷却した後、減圧条件下で濃縮処理し、濃縮残液74.3重量部を得た。該濃縮残液に、水20重量部、メチルイソブチルケトン85.7重量部および27重量%水酸化ナトリウム水溶液108.2重量部を加え、pH13に調整した後、抽出処理し、有機層と水層を得た。水層をさらにトルエンで三回抽出処理し、得られたトルエン層を先に得た有機層に合一し、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールを含む溶液を得た。2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールの収率は92.3%、ビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンの収率は2.2%であった。なお、トルエンで抽出処理した後の水層中に、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールが収率換算で、2.5%で含まれていたことから、2−クロロ−5−(アミノメチル)チアゾールの反応収率は94.8%となる。
ガラス製オートクレーブに、パラホルムアルデヒド(含量:95重量%)15.8重量部および12重量%アンモニア/メタノール溶液94.6重量部を加えた。室温で、この混合液に、2−クロロ−5−(クロロメチル)チアゾール(含量:96.6重量%)29重量部を仕込み、内温40℃で3時間、次いで内温50℃で3時間、さらに内温70℃で1時間攪拌、反応させた。反応中の内圧の最大値(ゲージ圧)は0.09MPaであった。得られた1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンを含む反応液を四つ口フラスコ中にメタノール60重量部で洗い込みながら移した後、減圧条件下で濃縮処理し、濃縮残液87.9重量部を得た。該濃縮残液に水101重量部を加え、減圧条件下で濃縮処理し、濃縮残液146.9重量部を得た。該濃縮残液にトルエン117重量部を加え、内温75℃で抽出処理し、トルエン層149重量部と水層を得た。該トルエン層をLC分析したところ、1,3,5−トリス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}−1,3,5−ヘキサヒドロトリアジンが収率91.8%で、2−クロロ−2−(アミノメチル)チアゾールが収率2.7%で、ビス{(2−クロロチアゾール−5−イル)メチル}アミンが収率2.1%でそれぞれ含まれていた。
Claims (13)
- ホルムアルデヒドが、パラホルムアルデヒドまたはホルマリンである請求項1に記載のチアゾール化合物の製造方法。
- ホルムアルデヒドの使用量が、式(1)で示される化合物に対して、1〜10モル倍である請求項1に記載のチアゾール化合物の製造方法。
- アンモニアの使用量が、式(1)で示される化合物に対して、2〜10モル倍である請求項1に記載のチアゾール化合物の製造方法。
- 式(2)で示されるヘキサヒドロトリアジン化合物と酸の水溶液とを接触させて加水分解処理する請求項1に記載のチアゾール化合物の製造方法。
- 低級アルコール化合物の共存下に加水分解処理する請求項5に記載のチアゾール化合物の製造方法。
- ホルムアルデヒドの使用量が、式(1)で示される化合物に対して、1〜10モル倍である請求項8に記載のヘキサヒドロトリアジン化合物の製造方法。
- アンモニアの使用量が、式(1)で示される化合物に対して、2〜10モル倍である請求項8に記載のヘキサヒドロトリアジン化合物の製造方法。
- 式(2)で示されるヘキサヒドロトリアジン化合物と酸の水溶液とを接触させて加水分解処理する請求項11に記載のチアゾール化合物の製造方法。
- 低級アルコール化合物の共存下に加水分解処理する請求項12に記載のチアゾール化合物の製造方法。
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