JPS63198654A - メチレンイミン化合物の製造法 - Google Patents

メチレンイミン化合物の製造法

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JPS63198654A
JPS63198654A JP3067987A JP3067987A JPS63198654A JP S63198654 A JPS63198654 A JP S63198654A JP 3067987 A JP3067987 A JP 3067987A JP 3067987 A JP3067987 A JP 3067987A JP S63198654 A JPS63198654 A JP S63198654A
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group
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amine
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JP3067987A
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Masahiro Kurokawa
正弘 黒川
Noriyoshi Watanabe
渡辺 宣義
Toshiaki Nishimura
敏秋 西村
Masayoshi Okamura
岡村 正義
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はモノメチレンイミン化合物とビスメチレンイミ
ン化合物とを同時に製造する方法に関する。
〔従来の技術〕
メチレンイミン化合物は極めて反応性に富んでおり、各
種の用途が考えられるものである。
モノメチレンイミン化合物の製造方法としては米国特許
第2.739.679号、同第2.739.680号及
びジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサエテ
ィー 第2部(Journal of America
nChemical 5ociety、 PartII
)  に、ヘキサヒドロトリアジン化合物を、強酸又は
フリーデルタラフト触媒を触媒として使用して、熱分解
する方法が開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしビスメチレンイミン化合物の製造方法は、全く知
られていなかった。
本発明者らは、鋭意研究の結果、−級の脂肪族モノアミ
ンと一級の脂肪族ジアミンとの混合物とホルムアルデヒ
ドとを反応させて得られるヘキサヒドロ−sym −)
 IJアジン構造を有するポリ三級アミン化合物混合物
を熱分解することによりモノメチレンイミン化合物とビ
スメチレンイミン化合物とが同時に得られることを見出
し、本発明に到達した。
〔問題を解決するための手段〕
而して本発明は、一般式〔I〕 RI  Nl2         Cr)(式中R1は
アルキル基及び アラルキル基を示す。) で表される一級の脂肪族モノアミンの1種以上と一般式
CI[E Nl2  R2Nl2     〔II](式中R2は
アルキレン基及 びアラルキレン基を示す。) で表される一級の脂肪族ジアミンの1種以上とをモル比
1.2〜8:1で混合したアミン混合物及び該混合物中
のアミノ基1当量当り0.9〜2.0当量のホルムアル
デヒドを不活性炭化水素溶媒の存在下に50℃以下の温
度で反応させ、次いで反応系にアルカリを添加して反応
を完結させることにより得られる反応混合液から有機層
を分離、精製してヘキサヒドロ=sym−)リアジン構
造を有するポリ三級アミン化合物混合物を得、次いで該
ポリ三級アミン化合物混合物を熱分解して一般式ClI
DR1N=CH2Cm〕 (式中R+ は一般式〔■〕に 於けると同じ基を示す。) で表されるモノメチレンイミン化合物の1種以上と一般
式〔■〕 CH,=N−R,−N=CH2〔1V)(式中R2は一
般式〔■〕に 於けると同じ基を示す。) で表されるビスメチレンイミン化合物の1種以上とを同
時に製造することからなるメチレンイミン化合物の製造
法である。
本発明に於いて、一般式CI)中R,tで表されるアル
キル基及びアラルキル基としては、炭素数の合計が5〜
200基が適当であり、アルキル基としては、例えばペ
ンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニ
ル基、デカニル基、ドデシル基、オクタデシル基等の鎖
状又は脂環式のものを、アラルキル基としては、例えば
ベンジル基、アルキル置換ベンジル基、フェネチル基、
アルキル置換フェネチル基等を挙げることが出来、更に
具体的には、ペンチル基、シクロヘキシル基、4−メチ
ルシクロヘキシル基、オクチル基、オクタデシル基、ベ
ンジル基、3−メチルベンジル基、4−メチルベンジル
基、α−メチルベンジル基、フェネチル基及びシクロド
デシル基を挙げることができる。
又、一般式〔■〕中R2で表されるアルキレン基及びア
ラルキレン基としては、炭素数の合計が2〜12のもの
が適当であり、アルキレン基としては、例えばエチレン
基、ブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、シクロ
ベンクン基、シクロヘキシレン基、水素化キシリレン基
、シクロベンクン−1−イル−5−メチレン基、シクロ
ヘキサン−1−イル−5−メチレン基及びこれらの基が
アルキル置換された基が、アラルキレン基としては、例
えばキシリレン基、アルキル置換キシリレン基が各々適
当であり、更に具体的には、L2−シクロヘキシレン基
、2,4.4−)ウメチルシクロペンクン−1−イル−
5−メチレン基(下記式0式% 1−イル−5−メチレン基(下記式〔■〕)を挙げるこ
とができる。
H,[’  CHs 以下先ず、ポリ三級アミン化合物混合物を製造する反応
について説明する。
一級の脂肪族モノアミンと一級の脂肪族ジアミンとの混
合比率は、ジアミン1モルに対しモノアミン1.2〜8
モル、特に好ましくは1.4〜4モルである。混合物中
に於けるモノアミンとジアミンとは、各々、2種以上で
あってもよい。
一方、ホルムアルデヒドの使用量は、化学量論的に、ア
ミン混合物中のアミン基1当量当り0.9〜2.0当量
、特に好ましくは1.0〜1.2当量であり、この範囲
未満ではポリ三級アミンの収率が低下する、分離操作が
困難となる、溶媒及び未反応アミンの回収操作が必要と
なる、等の不都合を来たし、この範囲を越えると廃水中
のホルムアルデヒド濃度が高くなって、水洗操作を多く
したり、後記する亜硫酸塩の添加量を多くする必要が生
じる、等の不都合を来す。
ホルムアルデヒドは、反応系の容量を顕著に増加させな
い程度の濃度、即ち20〜40重量%の水溶液の形で使
用するのが適当であるが、安定剤、特にメタノール含有
量の少ないものが好ましい。
即ち、メタノールはアミン混合物とホルムアルデヒドと
の反応には全く影響しないが、反応後の分液及び水洗工
程に於いて層間移動剤として働き、分液状態を悪くする
。従ってホルムアルデヒド水溶液としては、メタノール
含量が1〜3重量%で、且つ室温下で沈澱物の生じてい
ないホルムアルデヒド水溶液を使用するのが適当である
不活性炭化水素溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の脂肪族及び芳香族炭化
水素が適当であり、特にメタキシレンが好ましい。不活
性炭化水素溶媒は、アミン混合物とホルムアルデヒドと
の反応が進行すると共に起こる反応溶液の粘度上昇を抑
制して反応を促進し、更には反応終了後の分離を容易に
6し、その結果ポリ三級アミン化合物の収率を向上させ
る効果を有するものであり、その使用量としては、アミ
ン混合物の1〜10重量倍に相当する量が適当である。
アミン混合物とホルムアルデヒドとの反応は、発熱反応
であるが、反応温度は50℃以下、特に好ましくは20
〜40℃の温度に制御する必要があり、ホルムアルデヒ
ド水溶液を反応系に徐々に滴下したり、除熱する等の手
段を用いるのが適当である。
これにより、反応はほぼ完了するが、反応混合物中の水
層中に残存する僅少量のアミン混合物は最早そのままで
はホルムアルデヒドと反応しないので、アルカリを添加
して反応系を50℃以下に保持することにより、反応系
の塩基性を高め、未反応のアミンとホルムアルデヒドと
の反応を促して、反応を完結に至らしめる。
斯かるアルカリとしては、アルカリ土属叉はアルカリ土
類金属の水酸化物叉は炭酸塩、例えば、水酸化ナトリウ
ム、炭酸ナトリウム、水酸化カルシウム、炭酸カルシウ
ム等が適当である。これらのアルカリは反応系に固形の
ままで加えても又水溶液の形で加えても良く、その使用
量は、アミン混合物の1〜5重量%に相当する量が適当
である。
反応混合液は、有機溶液層(油層)と水溶液層(水層)
とからなるが、これらは容易に層分離するので、油層を
分取し、水洗後、不活性溶媒を溜去することにより、目
的とするポリ三級アミンを得ることが出来る。
但し、ホルムアルデヒドをアミン混合物に対して化学量
論的に過剰に用いた場合、即ちアミン混合物中のアミノ
基に等当量を超えるホルムアルデヒドを用いた場合には
、亜硫酸塩、例えば亜硫酸のアルカリ金属塩又はアルカ
リ土類金属塩、具体的には、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸
カルシウム等を添加して、未反応成分として残るホルム
アルデヒドを、例えば亜硫酸ナトリウムを用いた場合は
、水酸化ナトリウムとヒドロキシメチル亜硫酸ナトリウ
ムに転化させて、ホルムアルデヒドの有機溶液中への混
入を防ぎ、水洗・洗浄操作への負荷を軽減することが出
来る。斯かる亜硫酸塩は、反応系に固形のままで加えて
も又水溶液の形で加えても良く、その使用量は、アミン
混合物の5〜50重量%に相当する量が適当である。
斯くして得られる反応混合液は、ポリ三級アミンを含む
油層と、アルカリ、ヒドロキシメチル亜硫酸ナトリウム
等を含む水層とに容易に層分離するので、油層を分取し
、水洗後、不活性溶媒を溜去することにより、目的とす
るポリ三級アミンを得ることが出来る。
以上の反応によって得られる反応生成物中に於いて実質
的に全ての窒素は、ヘキサヒドロ−sym−トリアジン
構造をとって三級化しており、而して該反応生成物は、
ヘキサヒドロ−8yl’n −トリアジン構造を1個以
上有し、2個以上有する場合にはそれらの構造単位は、
一般式〔■〕に於いてR2で示されるアルキレン基又は
アラルキレン基を介して連結されており且つ末端は一般
式〔1〕に於いてR1で示されるアルキル基又はアラル
キル基と結合してなる構造を有する化合物の混合物であ
り、常温で通常は無色又は淡黄色の粘稠な液体又は樹脂
状の固体である。
反応生成物中に含まれる個々のポリ三級アミンの構造は
、例えばヘキサヒドロ−sym −) IJアジン構造
を1乃至6個有するものを例示すれば、次の(1)〜α
Dの如くであり、更に7個以上有する高次構造化合物も
含まれるが、実質的に三次元網状構造を持たない化合物
である。
混合物中でのこれらの化合物の含有割合は、アミン混合
物中のモノアミン及びジアミンの種類、混合比率、反応
条件等によって種々であるが、混合物全体の平均的(統
計的)なヘキサヒドロ−sym−トリアジン構造の含有
数は、1.4個乃至16個である。
1     1     1      IR+   
 L    RI    RIRI    R2R1 R,R,R,RI    R。
III RI     R2R1 R,R。
次に斯くして得られたポリ三級アミン化合物混合物の分
解反応について説明する。
ポリ三級アミン化合物混合物の熱分解反応は吸熱反応で
あるが、反応温度があまり高すぎると熱分解と同時に副
反応が起こりメチレンイミン化合物の収率を低下させ、
一方低すぎると熱分解反応が起こり難い。
反応は無触媒でも行うことが出来、その場合の反応温度
としては、110〜220℃が適当であり、特に130
〜180℃が好ましい。
但し、メチレンイミン化合物は大気中で非常に不安定で
あり、直ちに重合物やゲル状物を与える性質を持ってい
るので、触媒を使用して低い温度で反応を行うのが好ま
しい。
触媒としては、■有機酸若しくは無機酸のアミン塩、■
有機酸若しくは無機酸と1〜3価の価電子を持ちうる金
属との塩及び■有機酸若しくは無機酸と2〜3価の価電
子を持ちうる金属との塩とヘキサヒドロトリアジン化合
物との錯体が適当である。
斯かる触媒の具体例としては、ギ酸、酢酸等の有機酸、
塩酸、フッ化水素酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸等の無機
酸とベンジルアミン、メタキシリレンジアミン等とのア
ミン塩及び1〜3価の価電子を持ちうる金属との塩、例
えば塩化鉄(■、■)、塩化クロム(■、III) 、
塩化銅(I、 I() 、フッ化銅(L n) 、塩化
マグネシウム、塩化クロム、塩化亜鉛等の通常フリーデ
ルタラフト触媒と呼ばれている金属塩並びに2〜3価の
価電子を持ちうる金属との塩、例えば、塩化鉄(■、I
II) 、硫酸鉄(■、■)、塩化銅、硫酸銅、酢酸銅
、塩化ニッケル、硫酸ニツケノペ塩化亜鉛、塩化水銀、
塩化錫、塩化クロム、硫酸コバルト、硝酸鉛とヘキサヒ
ドロトリアジン化合物、例えば、1.3.5−)リベン
ジルヘキサヒドロトリアジン、1.3.5−トリシクロ
ヘキシルヘキサヒドロトリアジンとの錯体とを例示する
ことができる。
触媒の使用量は、ポリ三級アミン化合物混合物の0.0
5〜5重量%に相当する量が適当であり、特に0.3〜
1.5重量%に相当する量が好ましい。
この範囲未満の量では効果は少なく、この範囲を超える
量では、効果に差がないばかりか、却って反応系の汚れ
や洗浄操作の負担増を招くので好ましくない。
触媒を使用した場合の熱分解反応温度は、90〜180
℃が適当であり、特に100〜160℃が好ましい。
反応系での不純物、特に水分の存在は、メチレンイミン
化合物及びビスメチレンイミン化合物の重合を招(ので
好ましくなく、触媒及び原料ポリ三級アミンは、十分に
精製、乾燥されたものを使用するのが好ましい。
反応生成液からのモノメチレンイミン化合物及びビスメ
チレンイミン化合物の分離は減圧蒸溜により容易に行う
ことができるが、減圧蒸溜装置内で、生成モノメチレン
イミン化合物及びビスメチレンイミン化合物の分離を行
いつつ、熱分解反応を行わせる方法を採ることもできる
〔作用及び効果〕
このようにして得られるメチレンイミン化合物は、常温
で無色透明で低粘度の液体であり、大気中において容易
に重合反応を起し、重合体を与える性質を有しているた
め、瞬間接着剤や、他の化学品原料として、又重合体は
各種ウレタンフオーム用触媒、エポキシ樹脂用硬化剤及
び硬化促進剤、塗料安定剤、ゴムラテックス硬化剤、及
び加硫促進剤、電極保護剤、更には重合体中の三級窒素
を四級化することによ・す、導電性ポリマー、イオン交
換樹脂、高分子凝集剤など種々の用途に用いられ、更に
は三級アミン基の反応性を活用して他の化学品合成原料
として使用することもてきる。
〔実施例〕
次に参考例、実施例により本発明を具体的に説明する。
参考例1 蒸溜精製したベンジルアミン30gと蒸溜水30gとを
、撹拌機、温度計及び冷却器を備えた4つロフラスコに
供給し、そこに、反応温度が50℃を越えないように冷
却しながら、窒素ガス気流下、20%塩酸50gを滴下
ロートより徐々に滴下した。
滴下終了後、反応溶液をエバポレーターにより濃縮し、
得られたベンジルアミン塩酸塩の粗結晶をメタノールよ
り2回再結晶摸作を行い、得られた板状乃至柱状結晶を
減圧下に乾燥させ、22.4gの結晶を得た。
参考例2 試薬特級塩化第二鉄16.2 gをエタノール350d
に溶解させた溶液を参考例1と同様のフラスコに供給し
、そこに、反応温度を30〜40℃に保ちながら、窒素
ガス気流下、エタノールより再結晶した1、3,5.−
トリベンジルヘキサヒドロトリアジン28.6 gをエ
タノール150dに溶解させ濾過した溶液を滴下した。
沈澱物は濾過後、エタノールで数回洗浄し、減圧下で乾
燥させ、真黄色の粉末34゜8gを得た。
参考例3 試薬特級塩化ニッケル6.5gをエタノール200dに
溶解させた溶液を参考例1と同様のフラスコに供給し、
そこに、反応温度を30〜40℃に保ちながら、窒素ガ
ス気流下、エタノールより再結晶した1、3,5.−ト
リベンジルヘキサヒドロトリアジン14.3 gをエタ
ノール1001nlに溶解させ濾過した溶液を滴下した
沈澱物は濾過後、エタノールで数回洗浄し、減圧下で乾
燥させ、黄色の粉末15gを得た。
実施例1 ベンジルアミン150g(1,40モル)、■−アミノ
ー2.4.4−トリメチル−5−アミノメチルシクロペ
ンクン54.7 g (0,350モル)及びm−キシ
レン450gを撹拌機、温度計、冷却機及び滴下ロート
を備えたフラスコ内に仕込み、窒素気流下に撹拌し、そ
こに濃度25.3重量%で且つ安定剤としてメタノール
1重量%を含むホルムアルデヒド水溶液299g(2,
52モル)を滴下ロートより、反応液の温度を20〜4
0℃に保持しつつ、1時間を要して滴下し、その後、反
応液を45℃に保ちつつ撹拌を1時間継続した。
次に、25重量%の水酸化す) IJウム水溶液16g
(0,1モル)を反応混合物に一度に加え、45℃に保
ちつつ撹拌を1時間継続した。
続いて、純度95重量%の亜硫酸ナトリウム81g(0
,6モル)を反応系内に固体のまま加え、0.5時間継
続を撹拌した。
この後、有機層と水層とを分離し、有機層に水200g
を加え、十分に撹拌した後静置分離し、再び有機層を分
離した。
この有機層を20+nmHgの減圧下、最高温度105
℃の条件下に蒸留し、揮発成分を留去した。
その結果、蒸留残査として、平均で2.0個のへキサヒ
ドロ−sym −) リアジン構造を有し、平均分子量
657の、無色透明で、室温で粘稠な液体の、ポリ三級
アミン化合物混合物231gを得た。
アミン混合物を基準とする収率は100%であった。
斯くして得られたポリ三級アミン化合物混合物51、4
 gと参考例2で得られた塩化第■鉄と1.3゜5、−
トリベンジルヘキサヒドロトリアジンとの錯体0.27
7gとを、減圧蒸溜装置に供給し、装置内を乾燥窒素で
置換した後、窒素気流下0.39mmHgの減圧下に1
32〜180℃の温度で蒸溜を行った。
第1溜分としては無色透明な低粘性の液体であるベンジ
ルメチレンイミン34.7 gが得られ、第2溜分とし
ては、下記の物性を有する、無色透明な低粘性の液体で
ある1−メチレンイミノ−2,4゜4−トリメチル−5
−メチレンイミノメチルシクロベンクン5.8gが各々
得られた。
沸点(0,39mm)Igの減圧下)  40℃赤外吸
収スペクトル H2C=N−:  1642Cm−’ 核磁気共鳴スペクトル(溶媒:D−置換クロロホルム) 82C”N   :  4.6ppm (シングレット) 実施例2 ベンジルアミン150g(1,40モル)、インホロン
ジアミン59.6g(0,35モル)及びm−キシレン
450gを実施例1と同様の装置に仕込み、窒素気流下
に撹拌し、そこに濃度25.3重量%で且つ安定剤とし
てメタノール1重量%を含むホルムアルデヒド水溶液2
74g(2,31モル)を滴下ロートより、反応液の温
度を30〜40℃に保持しつつ、1時間を要して滴下し
その後、反応液を40℃に保ちつつ撹拌を1時間継続し
た。
その後の操作を実施例1と同様に行った結果、平均で2
.0個のへキサヒドロ−sym −) IJアジン構造
を有し、平均分子量671の、無色透明で、室温で粘稠
な液体の、ポリ三級アミン化合物混合物235gを得た
。アミン混合物を基準とする収率は100%であった。
斯くして得られたポリ三級アミン化合物混合物51、6
 gと参考例1で得られたベンジルアミン塩酸塩0.2
14gとを、減圧蒸溜装置に供給し、装置内を乾燥窒素
で置換した後、窒素気流下0.48mmHgの減圧下に
143〜180℃の温度で蒸溜を行った。
第1溜分としては無色透明な低粘性の液体であるベンジ
ルメチレンイミン33.6 gが得られ、第2溜分とし
ては、下記の物性を有する、無色透明な低粘性の液体で
ある1−メチレンイミノ−3,3゜5−トリメチル−5
−メチレンイミノメチルシクロヘキサン6.1gが各々
得られた。
沸点(0,48mmHgの減圧下)53℃赤外吸収スペ
クトル H2C=N−+  1645cm−’ 核磁気共鳴スペクトル(溶媒:D−置換クロロホルム) H2C=N   :  4.5ppm (シングレット) 実施例3 シクロヘキシルアミン150g(1,51モル)、1.
2−ジアミノシクロヘキサン43.2g(0,378モ
ル)及びシクロヘキサン550gを実施例1と同様の装
置に仕込み、窒素気流下に撹拌し、そこに濃度31.1
重量%で且つ安定剤としてメタノール2重量%を含むホ
ルムアルデヒド水溶液230g(2,38モル)を滴下
ロートより、反応液の温度を20〜40℃に保持しつつ
、1.5時間を要して滴下し、その後、反応液を40℃
に保ちつつ撹拌を1時間継続した。
その後の操作を実施例1と同様に行った結果、平均で2
.0個のへキサヒドロ−sym−トリアジン構造を有し
、平均分子量583の、常温で白色結晶状の固体の、ポ
リ三級アミン化合物混合物185gを得た。アミン混合
物を基準とする収率は83.9%であった。
斯くして得られたポリ三級アミン化合物混合物70、1
 gと参考例3で得られた塩化ニッケルとL&5.−ト
リベンジルヘキサヒドロトリアジンとの錯体0.222
 gとを、減圧蒸溜装置に供給し、装置内を乾燥窒素で
置換した後、窒素気流下3.4mmHgの減圧下に92
〜160℃の温度で蒸溜を行った。
第1溜分としては無色透明な低粘性の液体であるシクロ
へキシルメチレンイミン43.6 gが得られ、減圧度
を0.84+y++++Hgとした後、第2溜分として
は、下記の物性を有する、無色透明な低粘性の液体であ
る1、2−ビス−(メチレンイミノ)シクロヘキサン9
.8gが各々得られた。
沸点(0,84mmHgの減圧下)32℃赤外吸収スペ
クトル H2C=N   :  1640cm−’核磁気共鳴ス
ペクトル(溶媒:D−置換クロロホルム) H2C=N −:  7.1〜7.59pm(マルチプ
レット) 実施例4 フェネチルアミン、1−アミノ−2,4,4−)ジメチ
ル−5−アミノメチルシクロベンクン及びホルムアルデ
ヒド(モル比4:1:6.3)を[Ilトして使用し、
実施例1と同様に実施して得たポリ三級アミン化合物混
合物(数平均分子量713、無色透明で粘稠な液体。)
52.3gと参考例2で得られた塩化第二鉄と1.3,
5.−)リベンジルヘキサヒドロトリアジンとの錯体0
.441gとを、減圧蒸溜装置に供給し、装置内を乾燥
窒素で置換した後、窒素気流下0.47mmHgの減圧
下に140〜180℃の温度で蒸溜を行った。
第1溜分としては無色透明な低粘性の液体であるフェネ
チルメチレンイミン38.8 gが得られ、第2溜分と
しては、下記の物性を有する、無色透明な低粘性の液体
である1−メチレンイミノ−Z4、4− )ジメチル−
5−メチレンイミノメチルシクロペンクン7.6gが各
々得られた。
実施例5 ベンジルアミン、1.2−ジアミノシクロヘキサン及び
ホルムアルデヒド(モル比4 : 1 :6.3)を原
料として使用し、実施例1と同様に実施して得たポリ三
級アミン化合物混合物(数平均分子量614、6、無色
透明で粘稠な液体。)73.7gと塩化第一銅0.22
2 gとを、減圧蒸溜装置に供給し、装置内を乾燥窒素
で置換した後、窒素気流下0、84m+nHgの減圧下
に145〜180℃の温度で蒸溜を行った。
第1溜分としては無色透明な低粘性の液体である1、2
−ビス−(メチレンイミノ)シクロヘキサン10、6 
gが得られ、第2溜分としては、無色透明な低粘性の液
体であるベンジルメチレンイミン30.9gが各々得ら
れた。
実施例6 ステアリルアミン、インホロンジアミン及びホルムアル
デヒド(モル比4:1:6.3)を原料として使用し、
実施例1と同様に実施して得たポリ三級アミン化合物混
合物(数平均分子量1322、無色透明で粘稠な液体。
)90.3gと参考例2で得られた塩化第二鉄と1.3
.5− ) IJベンジルヘキサヒドロトリアジンとの
錯体0.873 gとを、減圧蒸溜装置に供給し、装置
内を乾燥窒素で置換した後、窒素気流下0.2 lmm
Hgの減圧下に163〜185℃の温度で蒸溜を行った
第1溜分としては無色透明な低粘性の液体である1−メ
チレンイミノ−3,3,5−)ツメチル−5−メチレン
イミノメチルシクロヘキサン10.7 gが得られ、釜
残成分としてステアリルメチレンイミン79gが得られ
た。
実施例7 シクロヘキシルアミン、ステアリルアミン、インホロン
ジアミン及びホルムアルデヒド(モル比1:1:1:4
.2)を原料として使用し、実施例1と同様に実施して
得たポリ三級アミン化合物混合物(数平均分子量176
 L無色透明で樹脂状の固体。)93.3gと参考例2
で得られた塩化第二鉄と1.3.5−)リベンジルヘキ
サヒドロトリアジンとの錯体0.941gとを、減圧蒸
溜装置に供給し、装置内を乾燥窒素で置換した後、窒素
気流下0.18mmHgの減圧下に95〜178℃の温
度で蒸溜を行った。
第1溜分として無色透明な低粘性の液体であるシクロへ
キシルメチレンイミン17.8 gが、第2溜分として
1−メチレンイミノ−3,3,5−)ジメチル−5−メ
チレンイミノメチルジクロヘキサン28、3 gが得ら
れ、釜残成分としてステアリルメチレンイミン45.5
 gが得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)一般式〔 I 〕 R_1−NH_2〔 I 〕 (式中R_1はアルキル基及び アラルキル基を示す。) で表される一級の脂肪族モノアミンの1種以上と一般式
    〔II〕 NH_2−R_2−NH_2〔II〕 (式中R_2はアルキレン基及びアラルキレン基を示す
    。) で表される一級の脂肪族ジアミンの1種以上とをモル比
    1.2〜8:1で混合したアミン混合物及び該混合物中
    のアミノ基1当量当り0.9〜2.0当量のホルムアル
    デヒドを不活性炭化水素溶媒の存在下に50℃以下の温
    度で反応させ、次いで反応系にアルカリを添加して反応
    を完結させることにより得られる反応混合液から有機層
    を分離、精製してヘキサヒドロ−sym−トリアジン構
    造を有するポリ三級アミン化合物混合物を得、次いで該
    ポリ三級アミン化合物混合物を熱分解して、一般式〔I
    II〕 R_1−N=CH_2〔III〕 (式中R_1は一般式〔 I 〕に於けると同じ基を示す
    。) で表されるモノメチレンイミン化合物の1種以上と一般
    式〔IV〕 CH_2=N−R_2−N=CH_2〔IV〕(式中R_
    2は一般式〔II〕に於けると同じ基を示す。) で表されるビスメチレンイミン化合物の1種以上とを同
    時に製造することを特徴とするメチレンイミン化合物の
    製造法 (2)アミン混合物とホルムアルデヒドとの反応完結後
    の反応生成液からポリ三級アミン化合物混合物を含有す
    る有機層を分離するに際し、反応生成液に亜硫酸塩を添
    加する特許請求の範囲第(1)項記載の方法 (4)ポリ三級アミン化合物混合物を熱分解するに際し
    、触媒として、 [1]無機若しくは有機の酸のアミン塩 [2]無機若しくは有機の酸と1〜3価の価電子を持ち
    うる金属との塩 又は [3]無機若しくは有機の酸と2〜3価の価電子を持ち
    うる金属との塩とヘキサヒドロトリアジン化合物との錯
    体 を使用する特許請求の範囲第(1)項記載の方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007069685A1 (ja) * 2005-12-15 2007-06-21 Sumitomo Chemical Company, Limited 選択的一級アミン化合物の製造方法
WO2014069668A1 (ja) * 2012-11-02 2014-05-08 住友化学株式会社 化合物の製造方法

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