JP2000143647A - 1,3−チアゾリジン−2−オンの製造法 - Google Patents
1,3−チアゾリジン−2−オンの製造法Info
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- JP2000143647A JP2000143647A JP10331950A JP33195098A JP2000143647A JP 2000143647 A JP2000143647 A JP 2000143647A JP 10331950 A JP10331950 A JP 10331950A JP 33195098 A JP33195098 A JP 33195098A JP 2000143647 A JP2000143647 A JP 2000143647A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】廉価な原料を用い簡便な方法で高純度の1,3
−チアゾリジン−2−オンを工業的に製造する方法を提
供すること。 【解決手段】塩基の存在下、一般式 【化1】 (式中、Xはハロゲン原子を意味する。)で表される2
−ハロエチルアミン又はその塩に、硫化カルボニルを作
用させ、溶媒として第2アルコールを用いることを特徴
とする、式 【化2】 で表される1,3−チアゾリジン−2−オンの製造方
法。 【効果】得られる目的物が高純度且つ高収率であるとと
もに、溶媒の使用量も少なくて済み、加熱などの操作も
必要なく、目的物の取り出しも容易であるなどの点で、
1,3−チアゾリジン−2−オンを工業的に製造するの
に適した方法である。
−チアゾリジン−2−オンを工業的に製造する方法を提
供すること。 【解決手段】塩基の存在下、一般式 【化1】 (式中、Xはハロゲン原子を意味する。)で表される2
−ハロエチルアミン又はその塩に、硫化カルボニルを作
用させ、溶媒として第2アルコールを用いることを特徴
とする、式 【化2】 で表される1,3−チアゾリジン−2−オンの製造方
法。 【効果】得られる目的物が高純度且つ高収率であるとと
もに、溶媒の使用量も少なくて済み、加熱などの操作も
必要なく、目的物の取り出しも容易であるなどの点で、
1,3−チアゾリジン−2−オンを工業的に製造するの
に適した方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬品および農薬
を合成する時の中間体として有用な1,3−チアゾリジ
ン−2−オンを工業的に製造する方法に関するものであ
る。
を合成する時の中間体として有用な1,3−チアゾリジ
ン−2−オンを工業的に製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、1,3−チアゾリジン−2−オン
を製造する方法としては、硫酸水素2−アミノエチル又
は2−クロロエチルアミンと硫化カルボニルとを脱酸剤
の存在下、0〜100℃で反応させる方法(特開昭62
−84067号公報)が知られているが、この方法は副
生成物が多く精製を必要としたり、大量の溶媒を必要と
するなど、工業的に1,3−チアゾリジン−2−オンを
製造するには未だ十分な製造法とは言えなかった。
を製造する方法としては、硫酸水素2−アミノエチル又
は2−クロロエチルアミンと硫化カルボニルとを脱酸剤
の存在下、0〜100℃で反応させる方法(特開昭62
−84067号公報)が知られているが、この方法は副
生成物が多く精製を必要としたり、大量の溶媒を必要と
するなど、工業的に1,3−チアゾリジン−2−オンを
製造するには未だ十分な製造法とは言えなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、廉価な原料
を用い簡便な方法で高純度の1,3−チアゾリジン−2
−オンを工業的に製造する方法を提供することを目的と
してなされた。
を用い簡便な方法で高純度の1,3−チアゾリジン−2
−オンを工業的に製造する方法を提供することを目的と
してなされた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、工業的に
1,3−チアゾリジン−2−オンを製造する有利な方法
を鋭意検討した結果、2−ハロエチルアミンを原料に用
い、溶媒として第2アルコールを用いると上記課題を全
て克服できることを見い出し本発明を完成した。
1,3−チアゾリジン−2−オンを製造する有利な方法
を鋭意検討した結果、2−ハロエチルアミンを原料に用
い、溶媒として第2アルコールを用いると上記課題を全
て克服できることを見い出し本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、下記〔1〕〜〔5〕
項に記載の発明を提供することにより上記課題を解決し
たものである。
項に記載の発明を提供することにより上記課題を解決し
たものである。
【0006】〔1〕塩基の存在下、一般式
【0007】
【化3】 (式中、Xはハロゲン原子を意味する。)
【0008】で表される2−ハロエチルアミン又はその
塩に、硫化カルボニルを作用させ、溶媒として第2アル
コールを用いることを特徴とする、式
塩に、硫化カルボニルを作用させ、溶媒として第2アル
コールを用いることを特徴とする、式
【0009】
【化4】 で表される1,3−チアゾリジン−2−オンの製造方
法。
法。
【0010】〔2〕更に水の存在下で行われるものであ
る〔1〕項記載の1,3−チアゾリジン−2−オンの製
造方法。
る〔1〕項記載の1,3−チアゾリジン−2−オンの製
造方法。
【0011】〔3〕第2アルコールが2−プロパノー
ル、2−ブタノールである〔1〕〜〔2〕の何れか1項
に記載の1,3−チアゾリジン−2−オンの製造方法。
ル、2−ブタノールである〔1〕〜〔2〕の何れか1項
に記載の1,3−チアゾリジン−2−オンの製造方法。
【0012】〔4〕反応を−20〜40℃で行うことを
特徴とする〔1〕〜〔3〕の何れか1項に記載の1,3
−チアゾリジン−2−オンの製造方法。
特徴とする〔1〕〜〔3〕の何れか1項に記載の1,3
−チアゾリジン−2−オンの製造方法。
【0013】〔5〕該反応を−10〜10℃で行うこと
を特徴とする〔1〕〜〔3〕の何れか1項に記載の1,
3−チアゾリジン−2−オンの製造方法。
を特徴とする〔1〕〜〔3〕の何れか1項に記載の1,
3−チアゾリジン−2−オンの製造方法。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明方法では、2−ハロエチル
アミンと硫化カルボニルを塩基の存在下、第2アルコー
ルを溶媒として用いて反応させて1,3−チアゾリジン
−2−オンを製造する。
アミンと硫化カルボニルを塩基の存在下、第2アルコー
ルを溶媒として用いて反応させて1,3−チアゾリジン
−2−オンを製造する。
【0015】本発明方法では溶媒として、第2アルコー
ルを使用する。第2アルコールの使用は、溶媒の使用量
や反応温度並びに生成物の収率及び純度の点において工
業的に有利であり、このことが本発明方法を特徴づけて
いる。
ルを使用する。第2アルコールの使用は、溶媒の使用量
や反応温度並びに生成物の収率及び純度の点において工
業的に有利であり、このことが本発明方法を特徴づけて
いる。
【0016】本発明方法において使用される第2アルコ
ールとしては、具体的には2−プロパノール、2−ブタ
ノール、2−ペンタノール、2−オクタノール等の、炭
素数3〜8の第2アルコールを非限定例として例示でき
る。中でも入手容易な点で2−プロパノール、2−ブタ
ノールが好ましい。第2アルコールは2種以上を混合し
て用いても良い。第2アルコールの使用量は、後記する
原料の2−ハロエチルアミン又はその塩1モルに対し3
0〜240ml、好ましくは60〜120mlの範囲で
あればよい。
ールとしては、具体的には2−プロパノール、2−ブタ
ノール、2−ペンタノール、2−オクタノール等の、炭
素数3〜8の第2アルコールを非限定例として例示でき
る。中でも入手容易な点で2−プロパノール、2−ブタ
ノールが好ましい。第2アルコールは2種以上を混合し
て用いても良い。第2アルコールの使用量は、後記する
原料の2−ハロエチルアミン又はその塩1モルに対し3
0〜240ml、好ましくは60〜120mlの範囲で
あればよい。
【0017】本発明方法において原料として用いられる
2−ハロエチルアミンは、一般式(化3)で表される化
合物またはその塩であればいずれのものでも使用でき
る。塩を用いる場合は、硫化カルボニルとの反応に先立
って、反応系内で塩基を用いてフリー化すればよく、フ
リー化させる際の温度は、生成した2−ハロエチルアミ
ンのフリー体が重合してしまうのを抑制する意味から−
20℃〜40℃の範囲で行うことが好ましい。一般式
(化3)で表される化合物のフリー体としては具体的に
は、2−クロロエチルアミン、2−ブロモエチルアミ
ン、2−ヨードエチルアミン等を例示できる。又、その
塩としては、上記フリー体の塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨ
ウ化水素酸塩、硫酸塩等の無機酸塩や、メタンスルホン
酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸
塩等の有機酸塩であれば良く、該フリー体の塩としては
具体的には、2−クロロエチルアミン塩酸塩、2−ブロ
モエチルアミン臭化水素酸塩等を例示できる。本発明方
法の原料としては、フリー体よりも塩の方が化合物の安
定性の面から取り扱いが簡便であり好ましく、塩を使用
する場合には安定に取り扱えるものならいずれのものを
使用しても良いが、入手が容易で反応性も十分な2−ク
ロロエチルアミン塩酸塩が好ましい。2−クロロエチル
アミン塩酸塩は、工業的に大量に1,3−チアゾリジン
−2−オンを製造する場合には、溶媒使用量が少なくて
済み経済的に有利であるばかりでなく、環境への負荷の
面からも好ましい。
2−ハロエチルアミンは、一般式(化3)で表される化
合物またはその塩であればいずれのものでも使用でき
る。塩を用いる場合は、硫化カルボニルとの反応に先立
って、反応系内で塩基を用いてフリー化すればよく、フ
リー化させる際の温度は、生成した2−ハロエチルアミ
ンのフリー体が重合してしまうのを抑制する意味から−
20℃〜40℃の範囲で行うことが好ましい。一般式
(化3)で表される化合物のフリー体としては具体的に
は、2−クロロエチルアミン、2−ブロモエチルアミ
ン、2−ヨードエチルアミン等を例示できる。又、その
塩としては、上記フリー体の塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨ
ウ化水素酸塩、硫酸塩等の無機酸塩や、メタンスルホン
酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸
塩等の有機酸塩であれば良く、該フリー体の塩としては
具体的には、2−クロロエチルアミン塩酸塩、2−ブロ
モエチルアミン臭化水素酸塩等を例示できる。本発明方
法の原料としては、フリー体よりも塩の方が化合物の安
定性の面から取り扱いが簡便であり好ましく、塩を使用
する場合には安定に取り扱えるものならいずれのものを
使用しても良いが、入手が容易で反応性も十分な2−ク
ロロエチルアミン塩酸塩が好ましい。2−クロロエチル
アミン塩酸塩は、工業的に大量に1,3−チアゾリジン
−2−オンを製造する場合には、溶媒使用量が少なくて
済み経済的に有利であるばかりでなく、環境への負荷の
面からも好ましい。
【0018】本発明方法において用いられる塩基として
は特に制限はなく、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、
トリエチルアミン、ピリジン、ジイソプロピルエチルア
ミン等の有機塩基を例示できるが、無機塩基の使用が好
ましく、中でも水酸化ナトリウムが好ましい。塩基の使
用量は、フリー体の2−ハロエチルアミンを用いる場合
には1〜1.3当量、2−ハロエチルアミンの塩を用い
る場合には、〔(塩をフリー化するのに要する当量数)
+(1〜1.3)〕当量で十分である。
は特に制限はなく、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、
トリエチルアミン、ピリジン、ジイソプロピルエチルア
ミン等の有機塩基を例示できるが、無機塩基の使用が好
ましく、中でも水酸化ナトリウムが好ましい。塩基の使
用量は、フリー体の2−ハロエチルアミンを用いる場合
には1〜1.3当量、2−ハロエチルアミンの塩を用い
る場合には、〔(塩をフリー化するのに要する当量数)
+(1〜1.3)〕当量で十分である。
【0019】本発明方法においては、前記2−ハロエチ
ルアミンの塩及び/又は前記塩基は水溶液として添加す
ることができる。その際に反応系内に導入される水は本
発明方法の反応を阻害することはなく、反応の進行に伴
って生成する塩の溶媒として機能する。反応系内に水が
導入された場合には、反応系は、反応当初は均一系であ
るが反応の進行に伴って生成する塩による塩析効果のた
め反応終了時は有機層と水層に分離し、目的物はほとん
どが有機層に存在する。従って、実際的には2−クロロ
エチルアミン塩酸塩等の2−ハロエチルアミンの塩及び
/又は水酸化ナトリウム等の塩基を水溶液として反応液
に添加するのが、仕込みや目的物の取り出し等の操作
上、簡便であり、又反応も速やかであり好ましい。その
際の反応系における水の量は、2−ハロエチルアミン又
はその塩1モルに対して30ml〜1000ml、好ま
しくは100ml〜500mlの範囲であればよい。
ルアミンの塩及び/又は前記塩基は水溶液として添加す
ることができる。その際に反応系内に導入される水は本
発明方法の反応を阻害することはなく、反応の進行に伴
って生成する塩の溶媒として機能する。反応系内に水が
導入された場合には、反応系は、反応当初は均一系であ
るが反応の進行に伴って生成する塩による塩析効果のた
め反応終了時は有機層と水層に分離し、目的物はほとん
どが有機層に存在する。従って、実際的には2−クロロ
エチルアミン塩酸塩等の2−ハロエチルアミンの塩及び
/又は水酸化ナトリウム等の塩基を水溶液として反応液
に添加するのが、仕込みや目的物の取り出し等の操作
上、簡便であり、又反応も速やかであり好ましい。その
際の反応系における水の量は、2−ハロエチルアミン又
はその塩1モルに対して30ml〜1000ml、好ま
しくは100ml〜500mlの範囲であればよい。
【0020】本発明方法において硫化カルボニルは、気
体として慣用の方法で反応系に導入すればよく、2−ハ
ロエチルアミン又はその塩1モルに対して、1.0〜
2.0モル、好ましくは1.0〜1.3モルの範囲で使
用する。本発明方法における2−ハロエチルアミンと硫
化カルボニルとの反応は、前記の従来技術に比べて非常
に速やかであり、硫化カルボニルの導入後、硫化カルボ
ニルの2−ハロエチルアミンへの付加反応に引続いて、
直ちに分子内環化反応が進行して、目的の1,3−チア
ゾリジン−2−オンが生成する。驚くべきことに、この
反応は−20℃でも進行して1,3−チアゾリジン−2
−オンを与える。従って、本発明方法における反応温度
は、反応混合物が固化しない程度の低温から沸騰しない
程度の高温までの範囲で選択できるが、普通には硫化カ
ルボニルの導入時の温度である−20〜40℃、好まし
くは−10〜10℃の範囲で行えばよく、反応速度や目
的物の収率および純度の点から、最も好ましくは0〜1
0℃である。通常は、硫化カルボニルの吹き込みが終了
した時点で反応は殆ど終了しているが、反応をより確実
に完結させる目的で、硫化カルボニルの吹き込み終了
後、0〜60℃程度の温度で0.5〜2時間程度攪拌を
継続する事もできる。
体として慣用の方法で反応系に導入すればよく、2−ハ
ロエチルアミン又はその塩1モルに対して、1.0〜
2.0モル、好ましくは1.0〜1.3モルの範囲で使
用する。本発明方法における2−ハロエチルアミンと硫
化カルボニルとの反応は、前記の従来技術に比べて非常
に速やかであり、硫化カルボニルの導入後、硫化カルボ
ニルの2−ハロエチルアミンへの付加反応に引続いて、
直ちに分子内環化反応が進行して、目的の1,3−チア
ゾリジン−2−オンが生成する。驚くべきことに、この
反応は−20℃でも進行して1,3−チアゾリジン−2
−オンを与える。従って、本発明方法における反応温度
は、反応混合物が固化しない程度の低温から沸騰しない
程度の高温までの範囲で選択できるが、普通には硫化カ
ルボニルの導入時の温度である−20〜40℃、好まし
くは−10〜10℃の範囲で行えばよく、反応速度や目
的物の収率および純度の点から、最も好ましくは0〜1
0℃である。通常は、硫化カルボニルの吹き込みが終了
した時点で反応は殆ど終了しているが、反応をより確実
に完結させる目的で、硫化カルボニルの吹き込み終了
後、0〜60℃程度の温度で0.5〜2時間程度攪拌を
継続する事もできる。
【0021】反応終了後は、1,3−チアゾリジン−2
−オンの安定性を保ち、また未反応の2−ハロエチルア
ミンや塩基等を水層に除去するために反応液に例えば塩
酸水溶液等を添加する等して液性を酸性としてから目的
物を取り出すことが好ましい。
−オンの安定性を保ち、また未反応の2−ハロエチルア
ミンや塩基等を水層に除去するために反応液に例えば塩
酸水溶液等を添加する等して液性を酸性としてから目的
物を取り出すことが好ましい。
【0022】なお、本発明者らの検討では、1−ブタノ
ールやメタノール等の第1アルコールを溶媒に用いて2
−クロロエチルアミン塩酸塩を原料とする反応を行う
と、目的の1,3−チアゾリジン−2−オン以外の不純
物が多量に生成して、目的物収率、及び純度の低下が起
こる(比較例1、2参照)。また、tert−ブタノー
ル等の第3アルコールを溶媒に用いることは、第3アル
コールの融点が高いため、本発明方法の反応条件下で固
化してしまうことがあり実際的ではない。
ールやメタノール等の第1アルコールを溶媒に用いて2
−クロロエチルアミン塩酸塩を原料とする反応を行う
と、目的の1,3−チアゾリジン−2−オン以外の不純
物が多量に生成して、目的物収率、及び純度の低下が起
こる(比較例1、2参照)。また、tert−ブタノー
ル等の第3アルコールを溶媒に用いることは、第3アル
コールの融点が高いため、本発明方法の反応条件下で固
化してしまうことがあり実際的ではない。
【0023】また、アルコール以外の溶媒、たとえばト
ルエン、キシレン等の炭化水素系溶媒を用いて、水との
二層系で反応させた場合、目的物である1,3−チアゾ
リジン−2−オンのトルエン、キシレン等の炭化水素系
溶媒への溶解度が低いため、溶媒が大量に必要になる
上、水層を他の溶媒(例えば、酢酸エチル、ブタノール
等)を用いて目的物を再度抽出しなければならなくな
る。しかし、2種類の溶媒を使用するのは、溶媒回収の
点で工業的には好ましくない(参考例1参照)。
ルエン、キシレン等の炭化水素系溶媒を用いて、水との
二層系で反応させた場合、目的物である1,3−チアゾ
リジン−2−オンのトルエン、キシレン等の炭化水素系
溶媒への溶解度が低いため、溶媒が大量に必要になる
上、水層を他の溶媒(例えば、酢酸エチル、ブタノール
等)を用いて目的物を再度抽出しなければならなくな
る。しかし、2種類の溶媒を使用するのは、溶媒回収の
点で工業的には好ましくない(参考例1参照)。
【0024】更に、トルエン、キシレン等の炭化水素系
溶媒を使用して、非水系で反応を行った場合には、上記
と同様に目的物である1,3−チアゾリジン−2−オン
を溶解するのに大量の溶媒を使用する必要がある上、目
的物純度も低下し、蒸留等の精製工程を必要とするので
工業的には好ましくない。
溶媒を使用して、非水系で反応を行った場合には、上記
と同様に目的物である1,3−チアゾリジン−2−オン
を溶解するのに大量の溶媒を使用する必要がある上、目
的物純度も低下し、蒸留等の精製工程を必要とするので
工業的には好ましくない。
【0025】2−ハロエチルアミンを原料に用い第2ア
ルコール中で反応させる本発明方法により得られる1,
3−チアゾリジン−2−オンの純度は、硫酸水素2−ア
ミノエチルを原料とする従来法において得られる1,3
−チアゾリジン−2−オンの純度と比較して高くなる。
すなわち、硫化カルボニルの付加に続く分子内環化反応
には2つの反応様式があり、硫黄原子が環化すれば目的
の1,3−チアゾリジン−2−オンが生成し、酸素原子
が環化すれば目的外の1,3−オキサゾリジン−2−チ
オンが生成するが、硫酸水素2−アミノエチルを原料と
する従来の方法では、1,3−オキサゾリジン−2−チ
オンが2%程度副生するのに対し(参考例2参照)、本
発明方法ではその副生が0.3%以下の低い値となり、
高純度の1,3−チアゾリジン−2−オンが簡便に得ら
れる。このことは工業的に1,3−チアゾリジン−2−
オンを製造する場面では極めて重要なことである。
ルコール中で反応させる本発明方法により得られる1,
3−チアゾリジン−2−オンの純度は、硫酸水素2−ア
ミノエチルを原料とする従来法において得られる1,3
−チアゾリジン−2−オンの純度と比較して高くなる。
すなわち、硫化カルボニルの付加に続く分子内環化反応
には2つの反応様式があり、硫黄原子が環化すれば目的
の1,3−チアゾリジン−2−オンが生成し、酸素原子
が環化すれば目的外の1,3−オキサゾリジン−2−チ
オンが生成するが、硫酸水素2−アミノエチルを原料と
する従来の方法では、1,3−オキサゾリジン−2−チ
オンが2%程度副生するのに対し(参考例2参照)、本
発明方法ではその副生が0.3%以下の低い値となり、
高純度の1,3−チアゾリジン−2−オンが簡便に得ら
れる。このことは工業的に1,3−チアゾリジン−2−
オンを製造する場面では極めて重要なことである。
【0026】
【発明の効果】このように、塩基の存在下に、2−ハロ
エチルアミン又はその塩を原料として第2アルコール溶
媒中で硫化カルボニルと反応させることにより1,3−
チアゾリジン−2−オンを製造する本発明方法は、得ら
れる目的物が高純度且つ高収率であるとともに、溶媒の
使用量も少なくて済み、加熱などの操作も必要なく、目
的物の取り出しも容易であるなどの点で、1,3−チア
ゾリジン−2−オンを工業的に製造するのに適した方法
である。
エチルアミン又はその塩を原料として第2アルコール溶
媒中で硫化カルボニルと反応させることにより1,3−
チアゾリジン−2−オンを製造する本発明方法は、得ら
れる目的物が高純度且つ高収率であるとともに、溶媒の
使用量も少なくて済み、加熱などの操作も必要なく、目
的物の取り出しも容易であるなどの点で、1,3−チア
ゾリジン−2−オンを工業的に製造するのに適した方法
である。
【0027】
【実施例】以下、実施例、比較例、参考例により本発明
を具体的に説明する。
を具体的に説明する。
【0028】実施例1 撹拌機、温度計および排気モニター管を備えた500m
l四つ口フラスコに、70%2−クロロエチルアミン塩
酸塩水溶液82.9g(0.5mol)と2−ブタノー
ル30mlを仕込んだ。次いで、撹拌しながら0〜10
℃まで冷却し、10℃以下になるように48%水酸化ナ
トリウム水溶液を84.7g(1mol)を滴下した。
続いて2−クロロエチルアミン塩酸塩に対して1.1〜
1.2当量の硫化カルボニルを1.5時間かけて反応液
中に導入した。その時に反応液の温度が10℃以下にな
り、且つ未反応の硫化カルボニルが出ないようにガスの
吹き込み量を調節した。硫化カルボニルの吸収が無くな
った時点で吹き込みを止め、反応液中に35%塩酸を1
1ml滴下した。反応終了後、分液漏斗で反応液を分液
した。有機層は一時保存し、水層を84mlの2−ブタ
ノールで抽出した。抽出液を先に保存しておいた有機層
とあわせて、50℃以下で減圧濃縮し2−ブタノールを
留去した。濃縮後、キシレンを53ml加え50℃で撹
拌し、不溶解物を熱時ろ過によって除去した後、再び5
0℃以下で減圧濃縮した。このようにして得られた1,
3−チアゾリジン−2−オンをガスクロマトグラフィー
分析(G−230、20mカラム)したところ、全面積
値で純度99.9%であった。収量は48.2g、収率
は93.6%であった。高速液体クロマトグラフィー
(HPLC)による分析では1,3−チアゾリジン−2
−オンの純度は98.7%であり、1,3−オキサゾリ
ジン−2−チオンの生成量は0.26%であった。
l四つ口フラスコに、70%2−クロロエチルアミン塩
酸塩水溶液82.9g(0.5mol)と2−ブタノー
ル30mlを仕込んだ。次いで、撹拌しながら0〜10
℃まで冷却し、10℃以下になるように48%水酸化ナ
トリウム水溶液を84.7g(1mol)を滴下した。
続いて2−クロロエチルアミン塩酸塩に対して1.1〜
1.2当量の硫化カルボニルを1.5時間かけて反応液
中に導入した。その時に反応液の温度が10℃以下にな
り、且つ未反応の硫化カルボニルが出ないようにガスの
吹き込み量を調節した。硫化カルボニルの吸収が無くな
った時点で吹き込みを止め、反応液中に35%塩酸を1
1ml滴下した。反応終了後、分液漏斗で反応液を分液
した。有機層は一時保存し、水層を84mlの2−ブタ
ノールで抽出した。抽出液を先に保存しておいた有機層
とあわせて、50℃以下で減圧濃縮し2−ブタノールを
留去した。濃縮後、キシレンを53ml加え50℃で撹
拌し、不溶解物を熱時ろ過によって除去した後、再び5
0℃以下で減圧濃縮した。このようにして得られた1,
3−チアゾリジン−2−オンをガスクロマトグラフィー
分析(G−230、20mカラム)したところ、全面積
値で純度99.9%であった。収量は48.2g、収率
は93.6%であった。高速液体クロマトグラフィー
(HPLC)による分析では1,3−チアゾリジン−2
−オンの純度は98.7%であり、1,3−オキサゾリ
ジン−2−チオンの生成量は0.26%であった。
【0029】実施例2〜5、比較例1〜2 溶媒、硫化カルボニル(COS)吹き込み温度あるいは
熟成温度及び時間(硫化カルボニルを吹き込み終わって
からの攪拌時の温度及び時間)を変えた以外は実施例1
と同様にして行った。
熟成温度及び時間(硫化カルボニルを吹き込み終わって
からの攪拌時の温度及び時間)を変えた以外は実施例1
と同様にして行った。
【0030】
【表1】
【0031】実施例6 撹拌機、温度計および排気モニター管を備えた500m
l四つ口フラスコに、2−ブロモエチルアミン臭化水素
酸塩51.2g(0.25mol)、水21.9mlと
2−ブタノール15mlを仕込んだ。次いで、撹拌しな
がら0〜10℃まで冷却し、10℃以下になるように4
8%水酸化ナトリウム水溶液を42.35g(0.5m
ol)を滴下した。続いて硫化カルボニルを10℃以下
で1.5時間かけて反応液中に2−ブロモエチルアミン
臭化水素酸塩に対して1.1〜1.2当量導入し、あと
は実施例1と同様に処理した。ガスクロマトグラフィー
分析(G−230、20mカラム)全面積値で純度9
9.8%の1,3−チアゾリジン−2−オンが22.0
g得られた。収率は85.6%であった。
l四つ口フラスコに、2−ブロモエチルアミン臭化水素
酸塩51.2g(0.25mol)、水21.9mlと
2−ブタノール15mlを仕込んだ。次いで、撹拌しな
がら0〜10℃まで冷却し、10℃以下になるように4
8%水酸化ナトリウム水溶液を42.35g(0.5m
ol)を滴下した。続いて硫化カルボニルを10℃以下
で1.5時間かけて反応液中に2−ブロモエチルアミン
臭化水素酸塩に対して1.1〜1.2当量導入し、あと
は実施例1と同様に処理した。ガスクロマトグラフィー
分析(G−230、20mカラム)全面積値で純度9
9.8%の1,3−チアゾリジン−2−オンが22.0
g得られた。収率は85.6%であった。
【0032】参考例1 撹拌機、温度計および排気モニター管を備えた500m
l四つ口フラスコに、70%2−クロロエチルアミン塩
酸塩水溶液82.9g(0.5mol)とトルエン12
0mlを仕込んだ。次いで、撹拌しながら0〜10℃ま
で冷却し、10℃以下になるように48%水酸化ナトリ
ウム水溶液84.7g(1mol)を滴下した。続いて
2−クロロエチルアミン塩酸塩に対して1.1〜1.2
当量の硫化カルボニルを1.5時間かけて反応液中に導
入した。その時に反応液の温度が10℃以下になり、且
つ未反応の硫化カルボニルが出ないようにガスの吹き込
み量を調節した。硫化カルボニルの吸収が無くなった時
点で吹き込みを止め、反応液中に35%塩酸を11ml
滴下した。反応終了後、分液漏斗で反応液を分液した。
トルエン層を濃縮し、残渣にキシレン40mlを加えG
FPろ過後、キシレンを減圧濃縮した。このようにして
9.36g(収率18.2%)の1,3−チアゾリジン
−2−オンが得られた。ガスクロマトグラフィー分析
(G−230、20mカラム)すると全面積値で99.
86%の純度であった。さらに水層を50mlの2−ブ
タノールで再抽出した。抽出液の2−ブタノールを50
℃以下で減圧濃縮後、キシレンを40ml加え50℃で
撹拌し、不溶解物を熱時ろ過によって除去した後、再び
50℃以下で減圧濃縮した。この結果、ガスクロマトグ
ラフィー分析(G−230、20mカラム)全面積値で
純度99.96%の1,3−チアゾリジン−2−オンが
37.34g(収率72.5%)得られた。収率は合わ
せて90.7%であった。
l四つ口フラスコに、70%2−クロロエチルアミン塩
酸塩水溶液82.9g(0.5mol)とトルエン12
0mlを仕込んだ。次いで、撹拌しながら0〜10℃ま
で冷却し、10℃以下になるように48%水酸化ナトリ
ウム水溶液84.7g(1mol)を滴下した。続いて
2−クロロエチルアミン塩酸塩に対して1.1〜1.2
当量の硫化カルボニルを1.5時間かけて反応液中に導
入した。その時に反応液の温度が10℃以下になり、且
つ未反応の硫化カルボニルが出ないようにガスの吹き込
み量を調節した。硫化カルボニルの吸収が無くなった時
点で吹き込みを止め、反応液中に35%塩酸を11ml
滴下した。反応終了後、分液漏斗で反応液を分液した。
トルエン層を濃縮し、残渣にキシレン40mlを加えG
FPろ過後、キシレンを減圧濃縮した。このようにして
9.36g(収率18.2%)の1,3−チアゾリジン
−2−オンが得られた。ガスクロマトグラフィー分析
(G−230、20mカラム)すると全面積値で99.
86%の純度であった。さらに水層を50mlの2−ブ
タノールで再抽出した。抽出液の2−ブタノールを50
℃以下で減圧濃縮後、キシレンを40ml加え50℃で
撹拌し、不溶解物を熱時ろ過によって除去した後、再び
50℃以下で減圧濃縮した。この結果、ガスクロマトグ
ラフィー分析(G−230、20mカラム)全面積値で
純度99.96%の1,3−チアゾリジン−2−オンが
37.34g(収率72.5%)得られた。収率は合わ
せて90.7%であった。
【0033】参考例2 撹拌機、温度計および排気モニター管を備えた1lの四
つ口フラスコに、硫酸水素−2−アミノエチル141.
2g(1mol)と1−ブタノール240ml、水48
mlを仕込んだ。次いで、撹拌しながら0〜10℃まで
冷却し、10℃以下になるように48%水酸化ナトリウ
ム水溶液を169.3g(2mol)を滴下した。続い
て硫酸水素−2−アミノエチルに対して1.1〜1.2
当量の硫化カルボニルを反応液中に導入した。その時に
反応液の温度が10℃以下になり、且つ未反応の硫化カ
ルボニルが出ないようにガスの吹き込み量を調節した。
硫化カルボニルの吸収が無くなった時点で吹き込みを止
め、55℃で1hr熟成した。熟成後、反応液中に水を
175ml加え、さらに35%塩酸を22ml滴下し
た。反応終了後、分液漏斗で反応液を分液した。有機層
は一時保存し、水層は168mlの1−ブタノールで再
抽出した。抽出液と先に保存しておいた有機層を一括し
て、50℃以下で減圧濃縮し1−ブタノールを留去し
た。濃縮後、キシレンを106ml加え50℃で撹拌
し、不溶解物を熱時ろ過によって除去した後、再び50
℃以下で減圧濃縮し、1,3−チアゾリジン−2−オン
を91.75g得た。収率は、89.1%であった。ガ
スクロ純度は99.4%、HPLC純度は94.8%で
あった。1,3−オキサゾリジン−2−チオンは1.9
7%生成していた。
つ口フラスコに、硫酸水素−2−アミノエチル141.
2g(1mol)と1−ブタノール240ml、水48
mlを仕込んだ。次いで、撹拌しながら0〜10℃まで
冷却し、10℃以下になるように48%水酸化ナトリウ
ム水溶液を169.3g(2mol)を滴下した。続い
て硫酸水素−2−アミノエチルに対して1.1〜1.2
当量の硫化カルボニルを反応液中に導入した。その時に
反応液の温度が10℃以下になり、且つ未反応の硫化カ
ルボニルが出ないようにガスの吹き込み量を調節した。
硫化カルボニルの吸収が無くなった時点で吹き込みを止
め、55℃で1hr熟成した。熟成後、反応液中に水を
175ml加え、さらに35%塩酸を22ml滴下し
た。反応終了後、分液漏斗で反応液を分液した。有機層
は一時保存し、水層は168mlの1−ブタノールで再
抽出した。抽出液と先に保存しておいた有機層を一括し
て、50℃以下で減圧濃縮し1−ブタノールを留去し
た。濃縮後、キシレンを106ml加え50℃で撹拌
し、不溶解物を熱時ろ過によって除去した後、再び50
℃以下で減圧濃縮し、1,3−チアゾリジン−2−オン
を91.75g得た。収率は、89.1%であった。ガ
スクロ純度は99.4%、HPLC純度は94.8%で
あった。1,3−オキサゾリジン−2−チオンは1.9
7%生成していた。
Claims (2)
- 【請求項1】塩基の存在下、一般式 【化1】 (式中、Xはハロゲン原子を意味する。)で表される2
−ハロエチルアミン又はその塩に、硫化カルボニルを作
用させ、溶媒として第2アルコールを用いることを特徴
とする、式 【化2】 で表される1,3−チアゾリジン−2−オンの製造方
法。 - 【請求項2】更に水の存在下で行われるものである請求
項1記載の1,3−チアゾリジン−2−オンの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10331950A JP2000143647A (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 1,3−チアゾリジン−2−オンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10331950A JP2000143647A (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 1,3−チアゾリジン−2−オンの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000143647A true JP2000143647A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18249462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10331950A Pending JP2000143647A (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 1,3−チアゾリジン−2−オンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000143647A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103450109A (zh) * | 2012-06-05 | 2013-12-18 | 成都市考恩斯科技有限责任公司 | 氮硫杂环酮化合物的制备方法 |
-
1998
- 1998-11-06 JP JP10331950A patent/JP2000143647A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103450109A (zh) * | 2012-06-05 | 2013-12-18 | 成都市考恩斯科技有限责任公司 | 氮硫杂环酮化合物的制备方法 |
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