JPWO2014021215A1 - マルチコアファイバ接続部材、マルチコアファイバの接続構造及びマルチコアファイバの接続方法 - Google Patents

マルチコアファイバ接続部材、マルチコアファイバの接続構造及びマルチコアファイバの接続方法 Download PDF

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Abstract

簡易な構成により、マルチコアファイバの接続時における光の接続損失の低減を図ることができる技術を提供する。マルチコアファイバ接続部材の第1樹脂部は、第1マルチコアファイバの端面における第1コア及び第2マルチコアファイバの端面における第1コアそれぞれに接する。この第1樹脂部が、第1マルチコアファイバの第1コアからの光を透過させ、第2マルチコアファイバの第1コアに導く。第2樹脂部は、第1マルチコアファイバの端面における第2コア及び前記第2マルチコアファイバの端面における第2コアそれぞれに接する。この第2樹脂部が、第1マルチコアファイバの第2コアからの光を透過させて第2マルチコアファイバの第2コアに導く。第1樹脂部及び第2樹脂部それぞれは、第1マルチコアファイバ及び第2マルチコアファイバそれぞれの端面の形状に応じた厚さを有する。

Description

この発明は、マルチコアファイバ接続部材、マルチコアファイバの接続構造及びマルチコアファイバの接続方法に関する。
光通信等において、光の伝送路を確保するために、光ファイバを利用した光プラグが用いられる。アダプタを介して光プラグ同士を接続することにより、2つの光ファイバが連結される。その結果、二つの光ファイバを連結した光の伝送路を形成することができる。
光プラグに利用される光ファイバの種類としては、シングルコアファイバやマルチコアファイバがある。シングルコアファイバは、クラッド内に一つのコアが設けられた光ファイバである。一方、マルチコアファイバは、クラッド内に複数のコアが設けられた光ファイバである(特許文献1、2参照)。なお、光プラグ内において、光ファイバはフェルールに挿入される。
光プラグ同士を接続する際、光ファイバ同士(コアの端面同士)に隙間が形成されると、光の損失が生じる場合がある。この光の損失は、コアの端面でのフレネル反射等を原因とするものである。なお、以下においてこの光の損失を「接続損失」と記載する場合がある。
このような接続損失を低減させるために、光ファイバ同士(コアの端面同士)を直接に密着させるフィジカルコンタクト(Physical Contact)という手法を用いることができる(特許文献3参照)。フィジカルコンタクトは、たとえば以下の手順で行われる。まず、フェルールに保持されたシングルコアファイバの端面をフェルール端面と共に凸球面に研磨する。そして、シングルファイバのコアの端面同士を接触させる。その後、フェルールを押圧することにより、シングルコアファイバとその周囲のフェルールを弾性変形させる。この弾性変形により、コアの端面同士を隙間なく接続させる。
特開平10−104443号公報 特開平8−119656号公報 特公平5−39445号公報
ここで、マルチコアファイバを利用した光プラグ同士をフィジカルコンタクトにより接続する場合について、図20を参照して説明する。図20は、マルチコアファイバMF1(MF2)及びフェルールF1(F2)の軸方向の断面図である。また、図20では、マルチコアファイバMF1(MF2)及びフェルールF1(F2)の先端部のみを拡大して示している。
マルチコアファイバMF1及びMF2の端面は、球面状に研磨される場合がある。この場合、マルチコアファイバMF1の端面(凸球面)の頂点には、コアCc1の端面が位置する。同様にマルチコアファイバMF2の端面(凸球面)の頂点には、コアCc2の端面が位置する。図20に示すように、研磨されたマルチコアファイバMF1及びMF2の端面同士を接続した場合、マルチコアファイバMF1のコアCc1の端面と、マルチコアファイバMF2のコアCc2の端面とは、密着された状態で接続される。従って、コアCc1−コアCc2間では接続損失が生じ難い。
しかし、コアCc1の周辺には、コアCa1が存在する。同様にコアCc2の周辺にもコアCa2が存在する。そのため、コアCcの端面同士を接続した状態において、コアCa1とコアCa2の間には隙間Sが形成される。すなわち、コアCaの端面同士を密着させることができないため、コアCa1とコアCa2の接続が不十分となる。従って、コアCa1−コアCa2間には接続損失が生じやすいという問題がある。なお、図20の破線矢印は、接続損失が生じることを示している。また、図20の凸球面の曲率等は、上記問題点を理解し易くするために誇張して記載されている。
更に、マルチコアファイバ同士をフィジカルコンタクトで接続する場合においては、フェルールにかける圧力の調整等の作業が煩雑となる。従って、複数のコアの端面同士を精度よく接続させることが困難であるという問題もある。
この発明は上記の問題点を解決するものである。すなわち、構成が簡易であり、かつ、マルチコアファイバの光の接続損失の低減を図る技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1記載のマルチコアファイバ接続部材は、第1樹脂部と、第2樹脂部とを備える。第1樹脂部は、第1マルチコアファイバの端面における第1コア、および第2マルチコアファイバの端面における第1コアそれぞれに接する。この第1樹脂部が、第1マルチコアファイバの第1コアからの光を透過させ、第2マルチコアファイバの第1コアに導く。第2樹脂部は、第1マルチコアファイバの端面における第2コア、および第2マルチコアファイバの端面における第2コアそれぞれに接する。この第2樹脂部が、第1マルチコアファイバの第2コアからの光を透過させて第2マルチコアファイバの第2コアに導く。第1樹脂部および第2樹脂部それぞれは、第1マルチコアファイバおよび第2マルチコアファイバそれぞれの端面の形状に応じた厚さを有する。
また、請求項2記載のマルチコアファイバ接続部材は、端面が球面状に加工された第1マルチコアファイバおよび第2マルチコアファイバを接続する。また、請求項2記載のマルチコアファイバ接続部材において、第1樹脂部および第2樹脂部は、互いに異なる厚さを有する。
また、請求項3記載のマルチコアファイバ接続部材により接続される第1マルチコアファイバおよび第2マルチコアファイバそれぞれにおいて、第1コアは実質的に中心位置に設けられた単一のコアである。また、第2コアは前記中心位置と異なる位置に設けられた1以上のコアである。また請求項3記載の接続部材において、第1樹脂部の厚さは、第2樹脂部の厚さ未満である。
また、請求項4記載のマルチコアファイバ接続部材において、第2樹脂部は、環状に形成され、第1樹脂部を囲うように設けられる。
また、請求項5記載のマルチコアファイバ接続部材により接続される第1マルチコアファイバおよび第2マルチコアファイバそれぞれは、第2コアを複数有する。また請求項5記載の接続部材において、第1樹脂部は、第1および第2マルチコアファイバそれぞれの前記第1コアに接する単一の第1レンズ部を有する。また、第2樹脂部は、第2コアと同数である複数の第2レンズ部を有する。また、複数の第2レンズ部は、第1マルチコアファイバおよび第2マルチコアファイバそれぞれの第2コアのうち、対応する第2コアに接する。
また、請求項6記載の接続部材における第2樹脂部の複数の第2レンズ部は、第1レンズ部を中心とする同心円上に配置されている。
また、請求項7記載の接続部材により接続される、第1マルチコアファイバおよび第2マルチコアファイバの双方の端面は、平面状に加工される。また、請求項7記載の接続部材における第1樹脂部および第2樹脂部は、等しい厚さを有する。
また、請求項8記載のマルチコアファイバの接続構造は、請求項1〜7のいずれかに記載された第1マルチコアファイバおよび第2のマルチコアファイバを有する。また、この接続構造は、これらのマルチコアファイバが挿入されるフェルールを有する。また、この接続構造は、フェルールが挿入されるスリーブを有する。また、この接続構造は、請求項1〜7のいずれかに記載のマルチコアファイバ接続部材を有する。さらに、スリーブには、挿入穴が設けられる。この挿入穴には、第1マルチコアファイバの挿入方向および第2マルチコアファイバの挿入方向それぞれに対して直交する方向にマルチコアファイバ接続部材が挿入される。
また、請求項9記載のマルチコアファイバの接続方法には、マルチコアファイバ接続部材を配置する配置工程、マルチコアファイバ同士を接続する接続工程、および位置調整工程が含まれる。配置工程では、スリーブの挿入穴に対し、請求項1、4、7のいずれか一つに記載のマルチコアファイバ接続部材を配置する。この挿入穴は、第1マルチコアファイバの挿入方向および第2マルチコアファイバの挿入方向それぞれに直交する方向に設けられる。また接続工程では、フェルールに挿入された第1マルチコアファイバおよび第2マルチコアファイバそれぞれを、スリーブの両端から挿入する。さらにマルチコアファイバ接続部材を介してこれらのマルチコアファイバ同士を接続する。また位置調整工程では、マルチコアファイバ同士の位置調整を行う。
また、請求項10記載のマルチコアファイバの接続方法は、マルチコアファイバ接続部材を配置する配置工程、マルチコアファイバ同士を接続する接続工程、第1位置調整工程および第2位置調整工程が含まれる。配置工程では、スリーブの挿入穴に対し、請求項1、5、6のいずれか一つに記載のマルチコアファイバ接続部材を配置する。この挿入穴は、第1マルチコアファイバの挿入方向および第2マルチコアファイバの挿入方向それぞれに直交する方向に設けられる。
また接続工程では、フェルールに挿入された第1マルチコアファイバおよび第2マルチコアファイバそれぞれを、スリーブの両端から挿入する。さらにマルチコアファイバ接続部材を介してこれらのマルチコアファイバ同士を接続する。第1位置調整工程では、第1マルチコアファイバとマルチコアファイバ接続部材との位置調整を行う。第2位置調整工程は、第2マルチコアファイバとマルチコアファイバ接続部材との位置調整を行う。
本発明によれば、マルチコアファイバの端面形状に対応したマルチコアファイバ接続部材を介してマルチコアファイバ同士が接続される。このような構成によれば、接続時における光の接続損失の低減を図ることが可能となる。
実施形態に共通のマルチコアファイバを示す図。 第1実施形態に係るマルチコアファイバを示す図。 第1実施形態に係るフェルールを示す図。 第1実施形態に係るマルチコアファイバを示す図。 第1実施形態に係るマルチコアファイバを示す図。 第1実施形態に係る接続部材を示す図。 第1実施形態に係る接続部材を示す図。 第1実施形態に係る接続部を示す図。 第1実施形態に係る接続部を示す図。 第1実施形態に係るスリーブを示す図。 第1実施形態に係るスリーブを示す図。 第1実施形態に係るスリーブを示す図。 第1実施形態に係るマルチコアファイバの接続構造を示す図。 第1実施形態に係るマルチコアファイバの接続構造を示す図。 第1実施形態に係るマルチコアファイバの接続方法を示すフローチャート。 第1実施形態の変形例に係る接続部を示す図。 第1実施形態の変形例に係る接続部を示す図。 第1実施形態に係る接続部を示す図。 第1実施形態に係る接続部を示す図。 第2実施形態に係るマルチコアファイバの接続方法を示すフローチャート。 第3実施形態に係るマルチコアファイバを示す図。 第3実施形態に係るマルチコアファイバを示す図。 第3実施形態に係る接続部を示す図。 第3実施形態に係るマルチコアファイバの接続構造を示す図。 変形例1に係るマルチコアファイバを示す図。 変形例1に係る接続部を示す図。 変形例1に係る接続部を示す図。 変形例2に係るマルチコアファイバを示す図。 変形例2に係る接続部を示す図。 変形例2に係る接続部を示す図。 第4実施形態に係る接続部を示す図。 第4実施形態に係るマルチコアファイバの接続構造を示す図。 マルチコアファイバを利用した光プラグ同士をフィジカルコンタクトで接続した状態を示す図。
[マルチコアファイバの構成]
図1を参照して、マルチコアファイバ1の構成について説明する。マルチコアファイバ1は、一般に可撓性を有する長尺の円柱部材である。図1は、マルチコアファイバ1の斜視図である。図1では、マルチコアファイバ1の先端部分のみを示している。
マルチコアファイバ1は、たとえば石英ガラスやプラスチック等、光の透過性が高い素材により構成される。マルチコアファイバ1は、複数のコアC(k=1〜n)と、クラッド2を含んで構成される。
コアCは、光源(図示なし)からの光を伝送する伝送路である。コアCはそれぞれ端面E(k=1〜n)を有する。端面Eからは、光源で発せられた光が出射される。コアCは、クラッド2よりも屈折率を高めるために、たとえば石英ガラスに酸化ゲルマニウム(GeO)が添加された素材により構成される。
図1では、7つのコアC〜Cを有するマルチコアファイバ1を示している。コアC〜コアCは、コアCを中心として回転対称に配置される。以下の実施形態において、マルチコアファイバ1の中心に位置するコアCは、「第1のコア」の一例である。また、コアC周辺に配置されたコアC〜コアCは、「第2のコア」の一例である。
クラッド2は、複数のコアCを覆う部材である。クラッド2は、光源からの光をコアC内に閉じ込める役割を有する。クラッド2は端面2aを有する。コアCの端面E及びクラッド2の端面2aは同一面を形成し、これらはマルチコアファイバ1の端面1bを構成する。クラッド2の素材としては、コアCの素材よりも屈折率が低い素材が用いられる。たとえば、コアCの素材が石英ガラスと酸化ゲルマニウムからなる場合には、クラッド2の素材としては石英ガラスを用いる。このように、コアCの屈折率をクラッド2の屈折率よりも高くすることで、光源からの光をコアCとクラッド2の境界面で全反射させる。その結果、コアC内に光を伝送させることができる。なお、コアCは、径方向外側へゆくに従い屈折率が高くなるように構成してもよい。その結果、コアC内に入射した光を内部で屈折させながら伝送させることができる。
<第1実施形態>
[マルチコアファイバの端面形状について]
図2A〜図2Dを参照して、本実施形態におけるマルチコアファイバ1の端面形状について説明する。図2Aは、マルチコアファイバ1の軸方向の断面図である。図2Bは、フェルール11の軸方向の断面図である。図2Cは、マルチコアファイバ1及びフェルール11の軸方向の断面図である。図2Dは、図2Cにおけるマルチコアファイバ1及びフェルール11の先端部を示す拡大図である。なお、図2A〜図2Dでは、実施形態の内容を理解し易くするために、フェルール11の径に対するマルチコアファイバ1の径が誇張されて表されている。実際には、たとえば、径がφ2.5のフェルール11に対し、径がφ0.15であるマルチコアファイバ1が使用される。
マルチコアファイバ1は、上述のようにクラッド2内に複数のコアCを有する。また、図2Aに示すように、マルチコアファイバ1は、プラスチック等の保護材1aで覆われる。マルチコアファイバ1は「第1マルチコアファイバ」又は「第2マルチコアファイバ」の一例である。
図2Bに示すように、フェルール11は、可撓性のあるマルチコアファイバ1を支持するための円筒形状の部材である。フェルール11は、たとえばガラス(石英ガラスやホウケイ酸ガラス)、結晶化ガラス、ステンレス(stainless material)、ジルコニア(zirconia;ZrO)等を含む素材で構成される。
フェルール11の内部には、円筒形状の空間部11aと、この空間部11aとテ―パ面11cを介して連続する空間部11bとが設けられる。また、空間部11bも円筒形状であり、かつ空間部11aよりも径が大きい。この空間部11aには、マルチコアファイバ1が挿入される。空間部11bには、保護材1aが挿入される。また、テ―パ面11cに保護材1aの先端面の少なくとも一部が突き当たることにより、フェルール11に対してマルチコアファイバ1の位置決めがなされる。マルチコアファイバ1とフェルール11とは、位置決めされた状態で接着剤等により固定される(図2C参照)。
フェルール11の一端には端面11dが形成される。フェルール11にマルチコアファイバ1が挿入された状態において、端面1b(コアCの端面E及びクラッド2の端面2a)と端面11dとは同一面を形成する(図2C参照)。
更に、本実施形態においては、図2Aの状態のマルチコアファイバ1の端面1bに、球面研磨が施される(図2C参照)。同様に図2Bの状態のフェルール11の端面11dにも、球面研磨が施される(図2C参照)。この球面研磨により、それらの端面全体が曲面状に形成される。また図2Dに示すように、球面研磨が施された端面において、最も突出した位置に中心のコアCが位置するように、所定の曲率で曲面(球面)が形成される。なお、図2Dにおけるマルチコアファイバ1の端面1b及びフェルール11の端面11dの曲率は、実施形態の内容を理解し易くするために誇張されて表されている。
[接続部材について]
図3A〜図4Bを参照して接続部材20の構成について述べる。接続部材20は、2つのマルチコアファイバ同士を接続するために端面1b間に配置される。図3Aは、接続部材20の斜視図である。図3Bは、図3AのA−A断面である。図4Aは、図3Aにおける破線部分を拡大した正面図である。図4Bは、図4AのB−B断面である。
接続部材20としては、たとえば、熱可塑性樹脂やエネルギー硬化性樹脂等、樹脂製の材料が用いられる。具体的には、樹脂として、NTT−AT社製のUV硬化性樹脂(接着剤)であるGA700HやGA700Lを用いることができる。なお、接続部材20の耐久性を考慮すると、弾性率が低い(柔らかい)樹脂が望ましい。弾性率が低い樹脂とは、例えばGA700Lである。また、接続部材20には、反射減衰量を小さくする観点でマルチコアファイバ1のコアCと屈折率が同一の樹脂を用いることが望ましい。
図3Aに示すように、接続部材20は、円形の接続部21と、接続部21の一部に設けられたコア当接部22及びフランジ23とを有する。
接続部21は、接続部材20における板状の円形部分である。接続部材20によりマルチコアファイバ同士を接続する際、接続部21は、フェルール11の端面11dと当接する。すなわち、接続部21は、フェルール11の端面11dの外径とほぼ等しい外径で形成される。
コア当接部22は、接続部21の一部に設けられ、マルチコアファイバ1が接する部分である。図3Aの例においてコア当接部22は接続部21の略中央に設けられる。コア当接部22は、マルチコアファイバ1の外径とほぼ等しい大きさに形成される。図4A及び図4Bに示すように、コア当接部22は、第1樹脂部22aと、第2樹脂部22bと、溝部22cとを有する。
第1樹脂部22aは、マルチコアファイバ1の第1のコア(コアC)と接する。一方のマルチコアファイバ1の第1のコア(コアC)からの光は、第1樹脂部22aを介して他方のマルチコアファイバ1の第1のコア(C)に導かれる。
図4Bに示すように、本実施形態における第1樹脂部22aは、凸曲面状に突出する第1の面と、当該第1の面と略正反対方向に向かって凸曲面状に突出する第2の面とを有する。これら第1樹脂部22aの第1の面及び第2の面は、突出方向に向かって次第に厚くなっていくように形成される。また、第1樹脂部22aの第1の面及び第2の面は、それぞれ接続部材20の第1の面及び第2の面それぞれに対応する。また第1樹脂部22aは、接続部材20により接続される、マルチコアファイバ1の第1のコアCに対応する位置に設けられる。
第2樹脂部22bは、接続部材20により接続される、マルチコアファイバ1の第2のコアC〜コアCに対応する位置に設けられる。マルチコアファイバ1においてコアCを囲うように(外側に)第2のコアC〜コアCが設けられる場合、第2樹脂部22bは、第1樹脂部22aを囲うように設けられる。すなわち第2樹脂部22bは、マルチコアファイバ1の第2のコア(コアC〜コアC)と接する。一方のマルチコアファイバ1の第2のコア(コアC〜コアC)からの光は、第2樹脂部22bを介して他方のマルチコアファイバ1の対応する第2のコア(コアC〜コアC)に導かれる。
図4Aに示すように、本実施形態における第2樹脂部22bは、溝部22cを介し、第1樹脂部22aを囲うように(外側に)、環状に形成される。また、第1樹脂部22aと同様、第2樹脂部22bは、凸曲面状に突出する第1の面と、当該第1の面と略正反対方向に向かって凸曲面状に突出する第2の面とを有する。また、第2樹脂部22bの第1の面及び第2の面は、接続部材20の第1の面及び第2の面それぞれに対応する。
更に、図4Bに示すように、第2樹脂部22bは、第1樹脂部22aよりも厚く形成される。つまり、第1樹脂部22aの突出部分の高さは、第2樹脂部22bの突出部分の高さより高い。たとえば、第2樹脂部22bは、第1樹脂部22aよりも約40μm高くなるように形成される。なお、図4Bでは、第1樹脂部22aと第2樹脂部22bの厚さ(高さ)が違うことを理解し易くするため、その高低差が誇張されて表されている。第1樹脂部22aと第2樹脂部22bとの高低差(厚みの差)は、球面研磨されたマルチコアファイバ1の端面1bの曲率に対応させることが望ましい。つまり、図20で示すように、マルチコアファイバ1の外側に向かうにつれ、マルチコアファイバ1の端面1bの曲率に応じて隙間Sが大きくなる。第1樹脂部22aと第2樹脂部22bとの高低差は、少なくともこの隙間Sを埋めるように設定されることが望ましい。
なお、接続損失を抑えるために、第1樹脂部22a及び第2樹脂部22bの径は、コアCの径と同じ、或いはコアCの径よりも大きく形成されることが望ましい。
フランジ23は、接続部21の外周部分を囲うように設けられる。図3Aに示すようにフランジ23は、接続部材20の外周部分と言い換えることもできる。フランジ23は、接続部21の両面の外縁部から、それぞれ互いに略正反対方向に突出する。したがって、フランジ23の各突出部分の突出方向の長さの和は、コア当接部22の厚さよりも長く、かつ接続部21の厚さよりも長い(図3B参照)。本実施形態におけるフランジ23の一部(たとえば接続部21の半周分)は、他の部分に対して接続部21の径方向に突出する。以下、この部分を「突起部23a」と記載する。この突起部23aにより、スリーブ30に対する接続部材20の位置決めがなされる(後述)。突起部23aの厚さ、すなわち接続部21の厚さ方向に対応する方向の長さは、フランジ23の厚さとほぼ等しい。また、図3Bに示すように、フランジ23と接続部21との間の連続面はテ―パ状に形成される。
コア当接部22は、一方のマルチコアファイバからの光を他方のマルチコアファイバに導くために設けられる。その観点から、コア当接部22は、薄く形成される。さらにコア当接部22を薄く形成するため、接続部材20としての強度を確保することが求められる。そこで、フランジ23が設けられ、接続部材20の強度が確保される。
なお、本実施形態における接続部材20は、上述のような形態に限られたものではなく、少なくともコア当接部22を有していればよい。
[マルチコアファイバ同士の接続について]
次に、図5A〜図7を参照して、接続部材20を介したマルチコアファイバ同士の接続について詳述する。図5Aは、スリーブ30の上面図である。図5Bは、スリーブ30の側面図である。図5Cは、スリーブ30の斜視図である。図6Aは、マルチコアファイバ1及びフェルール11の軸方向の断面図である。図6Bは、図6Aにおけるマルチコアファイバ同士の接続部分を拡大した図である。図6Bでは、フェルール11及びスリーブ30の記載を省略している。図7は、マルチコアファイバ同士の接続の手順の一例を示すフローチャートである。なお、上述の通り、マルチコアファイバ1の端面1b(フェルール11の端面11d)は球面研磨されるが、一部の図面において、その端面の曲面の図示を省略する。
スリーブ30は、マルチコアファイバ1が挿入される円筒形状の部材である。スリーブ30の内径は、接続部材20の接続部21の外径とほぼ等しい。図6Aではマルチコアファイバ1が、フェルール11に挿入された状態が示されている。本実施形態では、スリーブ30として、割スリーブが使用される。割スリーブとは、円筒状の部材に対し、マルチコアファイバ1の挿入方向(図5A〜図5Cにおいて破線矢印で示す方向)に沿って切れ目が形成されたものを示す。なお、マルチコアファイバ1の挿入方向は割スリーブの軸方向に対応する。したがって、割スリーブの外周面には、軸方向に沿って略直線状の切れ目が形成されており、その切れ目は、割スリーブの外周面から内周面まで貫通する。更に、本実施形態では、スリーブ30の当該切れ目と直交するように挿入穴30aが形成される。つまり、挿入穴30aは、スリーブ30の軸方向、すなわちマルチコアファイバ1の挿入方向に直交するように形成される。スリーブ30の径方向と、接続部材20の径方向とが対応するように、接続部材20が挿入穴30aに挿入される(図5C参照)。
このようなスリーブ30を含む、マルチコアファイバ1、フェルール11、及び接続部材20は、マルチコアファイバ1の接続構造を構成する。
ここで、図7を参照してマルチコアファイバ同士の接続の手順の一例について説明する。
まず、スリーブ30の挿入穴30aに接続部材20が挿入される(S10)。この際、フランジ23(突起部23a)と挿入穴30aとが嵌合する。この嵌合により、スリーブ30に対して接続部材20の位置決めがなされる。この工程は、「配置工程」の一例である。
次に、スリーブ30の異なる端部から、フェルール11に挿入されたマルチコアファイバ1それぞれが、挿入される。挿入されたマルチコアファイバ1同士は、接続部材20を介して接続される(S11)。この工程は、「接続工程」の一例である。
このとき、一方のマルチコアファイバ1のコアCは、接続部材20の第1樹脂部22aの第1の面に当接する(図6B参照)。同様に他方のマルチコアファイバ1のコアCは、第1樹脂部22aの第2の面に当接する。2つのマルチコアファイバ1において、コアC〜Cの配置は同じである。従って、スリーブ30内で接続部材20を介してマルチコアファイバ1同士を接続した場合、中心にあるコアC同士は同軸上に配置される。よって、接続部材20によれば、一方のマルチコアファイバ1のコアCから、他方のマルチコアファイバ1のコアCに光を導くときに、接続損失を生じにくくすることが可能である。
一方のマルチコアファイバ1のコアC〜コアCは、第2樹脂部22bの第1の面に当接する(図6B参照)。同様に他方のマルチコアファイバ1のコアC〜コアCは、第2樹脂部22bの第2の面に当接する。なお、図6Bでは、コアC及びコアCのみが示されている。接続部材20が用いられない場合、マルチコアファイバ1の端面1bは球面研磨されているため、一方のマルチファイバのコアC〜コアCと他方のマルチファイバのコアC〜コアCの間に隙間Sが生じる(図20参照)。これに対し、接続部材20を用いれば、第2樹脂部22bが第1樹脂部22aよりも厚く形成されるため、第2樹脂部22bの第1の面及び第2の面には、対応するマルチコアファイバ1のコアC〜コアCが当接される。このとき、第1樹脂部22aの第1の面には一方のマルチコアファイバ1のコアCが当接される。第1樹脂部22aの第2の面には他方のマルチコアファイバ1のコアCが当接される。
ここで、S11の状態において、コアC〜コアCの位置が回転方向にずれる可能性がある。すなわち、マルチコアファイバ同士を接続する場合には、中心のコア(コアC)の軸が一致する場合であっても、周辺のコア(コアC〜コアC)の軸が一致しないことがある。
従って、S11の後、マルチコアファイバ1同士の位置の調整を行う(S12)。具体的には、一方のマルチコアファイバ1に対して他方のマルチコアファイバ1を回転させながら対応するコア同士が一致するように位置が調整される。コア同士の一致の確認は、たとえば、一方のマルチコアファイバ1の各コアに接続された測定機器により行う。すなわち測定機器は、各コアの光量を測定する。そして、他方のマルチコアファイバ1の各コアから光を出射させ、測定機器により上記の各コアの光量を測定する。測定機器により測定された光量に基づき、光の損失が少ない位置が確認され、位置の調整が行われる。この工程は、「位置調整工程」の一例である。
本実施形態における第2樹脂部22bは環状に形成される。従って、回転方向の位置の調整を行う際には、接続部材20とマルチコアファイバ1との位置の調整は不要である。すなわち、マルチコアファイバ同士で位置の調整を行うだけでよい。
位置の調整が済んだ状態で、アダプタ(図示なし)等によりマルチコアファイバを固定する。この固定により、マルチコアファイバ同士の接続が完了する(図6A参照)。
図6Bに示すように、コアC同士は、接続部材20の第1樹脂部22aを介して接続される。また、コアC〜コアC同士は、接続部材20の第2樹脂部22bを介してそれぞれが接続される。なお、図6Bでは、一部のコアのみが示されている。このように、本実施形態における接続部材20を用いてマルチコアファイバ1同士を接続することにより、接続損失を低減できる。
[作用・効果]
本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態に係る接続部材20は、複数のコアCがクラッド2で覆われる。また、接続部材20は、球面研磨された2つのマルチコアファイバの端面1b間に配置される。接続部材20は、第1樹脂部22aと、第2樹脂部22bとを有する。第1樹脂部22aには、マルチコアファイバ1の第1のコア(コアC)が接する。そして、一方のマルチコアファイバの第1のコア(コアC)からの光は、第1樹脂部22aを介して他方のマルチコアファイバの第1のコア(コアC)に導かれる。第2樹脂部22bは、第1樹脂部22aを囲うように設けられる。第2樹脂部22bには、マルチコアファイバ1の第2のコア(コアC〜コアC)が接する。そして、一方のマルチコアファイバの第2のコア(たとえば、コアC)からの光は第2樹脂部22bを介して他方のマルチコアファイバの第2のコア(たとえば、コアC)に導かれる。また、第2樹脂部22bは、第1樹脂部22aよりも厚く形成される。
具体的には、第2樹脂部22bは、第1樹脂部22aの外側に環状に設けられる。
このように、接続部材20は、マルチコアファイバ1の端面の形状に応じて、第1樹脂部22aと第2樹脂部22bの厚さを異ならせている。したがって、球面研磨されたマルチコアファイバのコア同士を確実に接続することが可能となる。また、第2樹脂部22bが環状に構成されることにより、回転方向におけるマルチコアファイバ1と接続部材20との位置の調整が不要となる。すなわち、本実施形態における接続部材20によれば、接続を簡易にすることができ、かつ、マルチコアファイバの接続時における光の接続損失の低減を図ることが可能となる。
また、本実施形態の接続構造は、マルチコアファイバ1と、フェルール11と、スリーブ30と、接続部材20を有して構成される。マルチコアファイバ1においては、複数のコアCがクラッド2で覆われる。フェルール11には、マルチコアファイバ1が挿入される。スリーブ30には、フェルール11が挿入される。スリーブ30には、挿入穴30aが形成される。挿入穴30aはマルチコアファイバ1の挿入方向に直交する方向に挿入穴30aが形成されている。挿入穴30aには接続部材20が挿入される。
具体的には、接続部材20の外周部分には、所定の厚みを有するフランジ23が形成される。挿入穴30aにはフランジ23が嵌合される。この嵌合により、スリーブ30に対して接続部材20が位置決めされる。
上述の接続構造では、接続部材20の第1樹脂部22aの厚さと第2樹脂部22bの厚さとの差により、それぞれ球面研磨された2つのマルチコアファイバのコア同士を確実に接続することが可能となる。従って、本実施形態は、構成を簡易にすることができ、かつ、マルチコアファイバの接続時における光の接続損失の低減を図ることが可能である。
また、本実施形態におけるマルチコアファイバの接続方法は、配置工程と、接続工程と、位置調整工程とを有する。配置工程では、スリーブ30において、マルチコアファイバ1の挿入方向に直交する方向に形成された挿入穴30aに、接続部材20が配置される。接続工程では、フェルール11に挿入されたマルチコアファイバ1がスリーブ30の両端から挿入される。そして、接続工程では、接続部材20を介してマルチコアファイバ1同士が接続される。位置調整工程では、マルチコアファイバ同士の位置が調整される。
上述の接続方法では、接続部材20の第1樹脂部22aの厚さと第2樹脂部22bの厚さの差により、2つのマルチコアファイバの端面の形状により生じる隙間を埋める。このような接続方法により、それぞれ球面研磨された2つのマルチコアファイバのコア同士を確実に接続することが可能となる。また、第2樹脂部22bが環状に構成されることにより、回転方向におけるマルチコアファイバと接続部材20との位置の調整が不要となる。よって、位置調整工程では、マルチコアファイバ同士の回転方向の位置の調整のみを行えばよい。すなわち、本実施形態におけるマルチコアファイバの接続方法は、接続方法が簡易であり、かつ、マルチコアファイバの接続時における光の接続損失の低減を図ることが可能である。
<第1実施形態の変形例>
接続部材20の形状は上記実施形態の例に限られない。図8Aは、本変形例に係るコア当接部22の正面図である。図8Bは、図8AのC−C断面である。図8A及び図8Bでは、接続部21及びフランジ23の記載を省略している。図8Bの破線は、コア当接部22に当接するマルチコアファイバ1を示す。
図8A及び図8Bに示すように、本変形例におけるコア当接部22は、第1樹脂部22a及び第2樹脂部22bを有する。第1樹脂部22aは、上記実施形態と異なり、球面状に凹んでいる。第2樹脂部22bは、第1樹脂部22aと連続して設けられる。第2樹脂部22bは、第1樹脂部22aを囲うように環状に設けられる。
本変形例の接続部材20においても、球面研磨されたマルチコアファイバ1同士を簡易かつ確実に接続することが可能である。すなわち、コア当接部22に対し、球面研磨されたマルチコアファイバ1が当接された場合、第1樹脂部22aにコアCが当接され、且つ第2樹脂部22bにコアC〜コアCが当接される(図8B参照)。この変形例では、第1樹脂部22aから第2樹脂部22bにかけての曲面の曲率と、球面研磨されたマルチコアファイバ1の端面1bの曲率とが等しいほど、接続がより確実となる。
すなわち接続部材20として、第1樹脂部22aが、第2樹脂部22bと独立に突出していなくてもよい。言い換えれば、接続部材20において、第2樹脂部22bが第1樹脂部22aよりも厚ければよい。
<第2実施形態>
次に、図9A〜図10を参照して、第2実施形態における接続部材20及び接続部材20を用いたマルチコアファイバ同士の接続方法について説明する。本実施形態では、接続部材20の第1樹脂部22a及び第2樹脂部22bがレンズとして構成される例について述べる。第1樹脂部22a及び第2樹脂部22bは、説明の便宜上、それぞれ「第1レンズ部」、「第2レンズ部」と記載することがある。また、本実施形態におけるマルチコアファイバ1の端面1bは、球面研磨される。以下では第1実施形態と同様の構成について詳細な説明を省略する。
[接続部材について]
図9A及び図9Bを参照して本実施形態におけるコア当接部22の構成について述べる。図9Aは、コア当接部22の正面図である。図9Bは、図9AにおけるD−D断面である。
本実施形態におけるコア当接部22は、一の第1樹脂部22aと、複数の第2樹脂部22bとを有する。
第1樹脂部22aは、一のレンズ部Rに対応する。第2樹脂部22bは、複数のレンズ部R(k=2〜n)に対応する。以下においては、複数のレンズ部Rとして図9Aの例に示されるレンズ部R〜レンズ部Rについて説明する。レンズ部R〜レンズ部Rは、接続するマルチコアファイバ1におけるコアの配置に対応して配置される。本実施形態において、レンズ部R〜レンズ部Rは、レンズ部Rを中心とする同心円上に点在して配置される。つまり、この配置は、マルチコアファイバ1のコアC〜コアCの配置に対応する。すなわち、本実施形態におけるレンズ部は、マルチコアファイバ1と接する面においてアレイ状に配置される(図9A参照)。
たとえば、各レンズ部は、フェルール11の外径と等しいサイズのウエハ100上に配置される。ウエハ100のたとえば中央部分に各レンズ部が設けられる。各レンズ部は、コア当接部22に相当する。コア当接部22以外の領域は、接続部21に相当する。このようにウエハ100上に複数のレンズ部を設ける方法としては、公知のウエハレンズの製造方法を応用することが可能である。また接続部21の外周には、第1実施形態と同様、フランジ23が設けられる。
レンズ部Rには、マルチコアファイバ1のコアCが接する。レンズ部R〜レンズ部Rには、対応するマルチコアファイバ1のコアC〜コアCがそれぞれ接する。本実施形態におけるレンズ部Rは、「第1レンズ部」の一例である。本実施形態におけるレンズ部R〜レンズ部Rは、「複数の第2レンズ部」の一例である。
本実施形態におけるレンズ部R(第1樹脂部22a)は、凸曲面状(たとえば球面状)に突出する。すなわち、レンズ部Rは、ウエハ100の面から、突出端に向かって次第に厚くなるように形成される。また、レンズ部Rは、接続部材20の両面にそれぞれ設けられる(図9B参照)。
レンズ部R〜レンズ部R(第2樹脂部22b)それぞれは、凸曲面状(たとえば球面状)に突出した状態で形成される。すなわち、レンズ部R〜レンズ部Rは、ウエハ100の面から、突出端に向かって次第に厚くなるように形成される。また、接続部材20の両面に、レンズ部R〜レンズ部Rがそれぞれ設けられる(図9B参照。図9Bでは、レンズ部R及びレンズ部Rのみを示す)。
ここで、レンズ部R〜レンズ部Rは、レンズ部Rよりも厚く形成される(図9B参照)。すなわち、第1実施形態と同様に、第2樹脂部22bは、第1樹脂部22aよりも厚く形成される。
[マルチコアファイバ同士の接続について]
次に、図10を参照して、接続部材20を介したマルチコアファイバ同士の接続について詳述する。図10は、マルチコアファイバ同士の接続の手順の一例を示すフローチャートである。なお、以下においては、端面1bが球面研磨されたマルチコアファイバ1(端面11dが球面研磨されたフェルール11の端面11d)の接続の手順について説明する。
まず、スリーブ30の挿入穴30aに接続部材20が挿入される(S20)。このとき接続部材20のフランジ23(突起部23a)は、スリーブ30の挿入穴30aに嵌合する。この際、この嵌合により、スリーブ30に対して接続部材20の位置決めがなされる。この工程は、「配置工程」の一例である。
次に、スリーブ30の異なる端部から、フェルール11に挿入されたマルチコアファイバ1それぞれが挿入される。さらに、挿入されたマルチコアファイバ1同士が接続部材20を介して接続される(S21)。この工程は、「接続工程」の一例である。
このとき、一方のマルチコアファイバ1のコアCは、接続部材20の一方の面におけるレンズ部Rに当接する。同様に他方のマルチコアファイバ1のコアCは、他方の面におけるレンズ部Rに当接する。2つのマルチコアファイバ1において、コアC〜Cの配置が同じである。従って、スリーブ30内で接続部材20を介してマルチコアファイバ1同士を接続した場合、中心にあるコアC同士は同軸上に配置される。よって、第2実施形態の接続部材によれば、一方のマルチコアファイバ1のコアCから、他方のマルチコアファイバ1のコアCに光を導くときに接続損失を生じにくくすることが可能である。
ここで、S21の状態において、コアC〜コアCの位置が回転方向にずれる可能性がある。すなわち、マルチコアファイバ同士を接続する場合には、中心のコアの軸(コアC)が一致する場合でも、周辺のコア(コアC〜コアC)の軸が一致しないことがある。
本実施形態では、まずS21の後、一方のマルチコアファイバ1と接続部材20との位置の調整が行われる(S22)。具体的には、接続部材20に対して一方のマルチコアファイバ1を回転させながら、各コア(コアC〜コアC)の位置を対応するレンズ部(レンズ部R〜レンズ部R)に合わせて調整する。この工程は、「第1位置調整工程」の一例である。
次に、他方のマルチコアファイバ1と接続部材20との位置の調整が行われる(S23)。具体的には、接続部材20に対して他方のマルチコアファイバ1を回転させながら、各コア(コアC〜コアC)の位置を対応するレンズ部(レンズ部R〜レンズ部R)に合わせて調整する。この工程は、「第2位置調整工程」の一例である。
S22及びS23により、2つのマルチコアファイバ1のそれぞれのコアC〜コアCは、レンズ部R〜レンズ部R(第2樹脂部22b)に当接する。端面1bが球面研磨されたマルチコアファイバ1の場合、接続部材20がなければ、コアC〜コアCとの間に隙間が生じる(図20参照)。これに対し接続部材20を用いれば、隙間を埋めることができる。すなわち、レンズ部R〜レンズ部R(第2樹脂部22b)がレンズ部R(第1樹脂部22a)よりも厚く形成されているため、ウエハ100の一方の面及び他方の面におけるレンズ部R〜レンズ部Rそれぞれに、対応するマルチコアファイバのコアC〜コアCが当接されることにより、隙間を埋めることができる。
その後、位置の調整が済んだ状態で、各マルチコアファイバをアダプタ(図示なし)等により固定する。この固定により、マルチコアファイバ同士の接続が完了する。
[作用・効果]
本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態に係る接続部材20における第1樹脂部22aは、一の第1レンズ部(レンズ部R)からなる。また、接続部材20における第2樹脂部22bは、複数の第2レンズ部(レンズ部R〜レンズ部R)からなる。第1レンズ部には、マルチコアファイバ1の第1のコア(コアC)が接する。第2レンズ部それぞれには、対応するマルチコアファイバ1の対応する第2のコア(コアC〜コアC)が接する。
具体的には、複数の第2レンズ部は、第1レンズ部を中心とする同心円上に配置される。
このように、接続部材20は、マルチコアファイバ1の端面の形状に応じて、第1レンズ部(第1樹脂部22a)と複数の第2レンズ部(第2樹脂部22b)との厚さを異ならせている。したがって、球面研磨されたマルチコアファイバのコア同士を確実に接続することが可能となる。すなわち、本実施形態における接続部材20によれば、接続を簡易にすることができ、かつ、マルチコアファイバの接続時における光の接続損失の低減を図ることが可能である。
また、本実施形態におけるマルチコアファイバの接続方法は、配置工程と、接続工程と、第1位置調整工程と、第2位置調整工程とを有する。配置工程では、スリーブ30においてマルチコアファイバ1の挿入方向に直交する方向に形成された挿入穴30aに接続部材20が配置される。接続工程では、フェルール11に挿入されたマルチコアファイバ1がスリーブ30の両端から挿入される。そして、接続工程では、接続部材20を介してマルチコアファイバ1同士が接続される。第1位置調整工程では、一方のマルチコアファイバと接続部材20との位置が調整される。第2位置調整工程では、他方のマルチコアファイバと接続部材20との位置が調整される。
上述の接続方法では、接続部材20の第1レンズ部(第1樹脂部22a)の厚さと、第2レンズ部(第2樹脂部22b)の厚さの差により、マルチコアファイバ1の端面の形状により生じる隙間が埋まる。このような接続方法により、球面研磨されたマルチコアファイバのコア同士を確実に接続することが可能となる。すなわち、本実施形態におけるマルチコアファイバの接続方法によれば、接続方法が簡易であり、かつ、マルチコアファイバの接続時における光の接続損失を低減することが可能である。
<第3実施形態>
次に、図11A〜図13を参照して、第3実施形態における接続部材20及び接続部材20を用いたマルチコアファイバ同士の接続方法について説明する。本実施形態で説明する接続部材20は、接続される2つのマルチコアファイバ1の端面1bの双方が平面である場合に用いられる。以下では第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成について詳細な説明を省略する。
[マルチコアファイバの端面形状について]
図11A及び図11Bを参照して、本実施形態におけるマルチコアファイバ1の端面形状について説明する。図11Aは、マルチコアファイバ1及びフェルール11の軸方向の断面図である。図11Bは、図11Aにおけるマルチコアファイバ1及びフェルール11の先端部を示す拡大図である。
第1実施形態と同様、マルチコアファイバ1は、プラスチック等の保護材1aで覆われる。また、フェルール11の内部には、円筒形状の空間部11aと、この空間部11aとテ―パ面11cを介して連続する空間部11bとが設けられる。また、空間部11bも円筒形状であり、かつ空間部11aよりも径が大きい。この空間部11aには、マルチコアファイバ1が挿入される。空間部11bには、保護材1aが挿入される。
本実施形態においては、マルチコアファイバ1の端面1b及びフェルール11の端面11dの全体を平面状に形成する平面研磨が施される(図11A参照)。平面研磨により、端面1b(コアCの端面E及びクラッド2の端面2a)とフェルール11の端面11dとが同一平面を形成する(図11B参照)。マルチコアファイバ1は「第1マルチコアファイバ」又は「第2マルチコアファイバ」の一例である。
[接続部材について]
図12を参照して本実施形態におけるコア当接部22の構成について述べる。図12は、本実施形態におけるコア当接部22の断面図である。
コア当接部22は、第1実施形態と同様に、第1樹脂部22aと、第2樹脂部22bと、溝部22cとを有する。第2樹脂部22bは、第1樹脂部22aを囲うように環状に設けられる(第1実施形態の図4A参照)。
本実施形態において、第1樹脂部22a及び第2樹脂部22bは、同じ厚さに形成される(図12参照)。
なお、第1実施形態と同様に、接続部21の一部にコア当接部22が設けられ、接続部21の外周を囲うようにフランジ23が形成される。
[マルチコアファイバ同士の接続について]
次に、図13を参照して、接続部材20を介したマルチコアファイバ同士の接続について詳述する。図13は、本実施形態におけるマルチコアファイバ同士の接続部分を拡大した図である。図13では、フェルール11及びスリーブ30の記載を省略している。なお、上述の通り、マルチコアファイバ1の端面1bは平面研磨される。
本実施形態において、マルチコアファイバ同士の接続は、第1実施形態と同様に、まず、スリーブ30の挿入穴30aに接続部材20が挿入される(S10)。
次に、フェルール11に挿入されたマルチコアファイバ1それぞれがスリーブ30の両端から挿入される。挿入されたマルチコアファイバ1同士は接続部材20を介して接続される(S11)。
このとき、一方のマルチコアファイバ1のコアCは、接続部材20の第1樹脂部22aの第1の面に当接する(図13参照)。同様に他方のマルチコアファイバ1のコアCは、第1樹脂部22aの第2の面に当接する。2つのマルチコアファイバ1において、コアC〜Cの配置は同じである。従って、スリーブ30内で接続部材20を介してマルチコアファイバ1同士を接続した場合、中心にあるコアC同士は同軸上に配置される。よって、接続部材20によれば、一方のマルチコアファイバ1のコアCから他方のマルチコアファイバ1のコアCに光を導くときに、接続損失を生じにくくすることが可能である。
一方のマルチコアファイバ1のコアC〜コアCそれぞれは、第1樹脂部22aと同じ厚さに形成された第2樹脂部22bに当接する(図13参照)。
ここで、S11の状態において、コアC〜コアCの位置が回転方向にずれる可能性がある。すなわち、マルチコアファイバ同士を接続する場合には、中心のコア(コアC)の軸が一致する場合であっても、周辺のコア(コアC〜コアC)の軸が一致しないことがある。
従って、S11の後、マルチコアファイバ1同士の位置の調整を行う(S12)。
ここで、本実施形態における第2樹脂部22bは、第1実施形態と同様に、環状に形成される。従って、回転方向において、接続部材20とマルチコアファイバ1との位置の調整は不要である。すなわち、マルチコアファイバ同士で位置を調整するだけでよい。
その後、位置の調整が済んだ状態で、アダプタ(図示なし)等によりマルチコアファイバを固定する。この固定により、マルチコアファイバ同士の接続が完了する。
[作用・効果]
本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態に係る接続部材20は、複数のコアCがクラッド2で覆われる。また接続部材20は、平面研磨された2つのマルチコアファイバ1の端面1b間に配置される。接続部材20は、第1樹脂部22aと、第2樹脂部22bとを有する。第1樹脂部22aは、マルチコアファイバ1の第1のコア(コアC)と接する。そして、一方のマルチコアファイバの第1のコア(コアC)からの光は、第1樹脂部22aを介して、他方のマルチコアファイバの第1のコア(コアC)に導かれる。第2樹脂部22bは、第1樹脂部22aを囲うように環状に設けられる。第2樹脂部22bは、マルチコアファイバ1の第2のコア(コアC〜コアC)が接する。そして、一方のマルチコアファイバの第2のコア(たとえば、コアC)からの光は、第2樹脂部22bを介して、他方のマルチコアファイバの第2のコア(たとえば、コアC)に導かれる。また、第2樹脂部22bは、第1樹脂部22aと同じ厚さに形成される。
このように、第3実施形態では、接続部材20は、マルチコアファイバ1の端面の形状に応じて、接続部材20の第1樹脂部22aと第2樹脂部22bの厚さを同じにしている。したがって、それぞれ平面研磨された2つのマルチコアファイバのコア同士を確実に接続することが可能となる。また、第2樹脂部22bが環状に構成されることにより、回転方向におけるマルチコアファイバ1と接続部材20との位置の調整が不要となる。すなわち、本実施形態における接続部材20によれば、接続を簡易にすることができ、かつ、マルチコアファイバの接続時における光の接続損失の低減を図ることが可能となる。
<変形例1>
上記では、7つのコアを有するマルチコアファイバ1について述べた。しかし、コアの数はこれに限られない。たとえば、図14に示すように、13のコア(コアC〜コアC13)を有するマルチコアファイバ1を接続する場合にも接続部材20の構成を応用することが可能である。図14に示す例においては、コアC(第1のコア)を中心にコアC〜コアC(第2のコア)が同心円上に配置される。更にコアC〜コアCを囲うようにコアC〜コアC13が同心円上に配置される。コアC〜コアC13は、「第3のコア」の一例である。なお、第2のコアの配置と第3のコアの配置ではコア間のピッチが異なる。
ここで説明する接続部材20(コア当接部22)は、端面1bが球面研磨されたマルチコアファイバ1に用いられる。図15A及び図15Bに示すように、コア当接部22は、第1樹脂部22a、第2樹脂部22b及び第3樹脂部22dからなる。第3樹脂部22dは、第1樹脂部22a及び第2樹脂部22bの外側に形成される(図15Bは、図15AのE−E断面である)。第3樹脂部22dは、第2樹脂部22bを囲うように環状に設けられる。第3樹脂部22dは、マルチコアファイバ1の第3のコアに接する。一方のマルチコアファイバの第3のコア(たとえば、コアC)からの光は、第3樹脂部22dを介して他方のマルチコアファイバの第3のコア(たとえば、コアC)に導かれる。また、第3樹脂部22dは、第2樹脂部22bよりも厚く形成される。なお、各樹脂部の間には、溝部22cが形成される。
なお、本実施形態を第2実施形態の構成に応用する場合には、第2樹脂部22bだけでなく第3樹脂部22dを複数のレンズ部(第3レンズ部)で構成することが可能である。
また、マルチコアファイバ1の端面1bが平面研磨される場合には、第1樹脂部22a〜第3樹脂部22dの厚さが等しく形成される。この構成において、マルチコアファイバ同士の位置を調整するだけで、一方のマルチコアファイバのコアからの光を他方のマルチコアファイバのコアに導くことができる。つまり接続部材20とマルチコアファイバ1との位置の調整が不要となる。
このように、接続部材20(コア当接部22)に複数の樹脂部を形成することにより、コアの数が増えた場合であっても、接続損失の低減を図りつつ、マルチコアファイバ同士の接続が可能となる。更に、マルチコアファイバ1の端面1bが球面研磨される場合には、内側の樹脂部よりも外側の樹脂部を厚く形成することで、接続損失の低減を図ることができ、かつ、マルチコアファイバ同士の接続が可能となる。
<変形例2>
上記実施形態では、マルチコアファイバ1の中心にコアCが配置される例について述べた。しかし、中心にコアを有しない構成であっても、上記実施形態の接続部材20の構成を応用することが可能である。
たとえば、図16に示すようなマルチコアファイバ1を例に説明する。このマルチコアファイバ1は、マルチコアファイバ1の中心Cにコアが設けられない。またこのマルチコアファイバ1は、中心Cを基準とする同心円上にコアC〜コアCが配置され、かつ、コアC〜コアCを囲うように同心円上にコアC〜コアC12が配置される。
ここで説明する接続部材20(コア当接部22)は、端面1bが球面研磨されたマルチコアファイバ1に用いられる。図17A及び図17Bに示すように、第1樹脂部22aが、マルチコアファイバ1の中心C(図示なし)を中心として環状に設けられる。そして、環状の第1樹脂部22aの外側に第2樹脂部22bが環状に設けられる。なお、図17Bは、図17AのF−F断面である。また、第2樹脂部22bは、第1樹脂部22aよりも厚く形成される。なお、コア当接部22の中心には平坦部22eが形成されており、かつ、各樹脂部の間には溝部22cが形成される。
なお、本実施形態を第2実施形態の構成に応用する場合には、第1樹脂部22aを複数のレンズ部(第1レンズ部)で構成することがある。
また、マルチコアファイバ1の端面1bが平面研磨される場合には、第1樹脂部22a及び第2樹脂部22bの厚さが等しくなるように形成される。この場合、マルチコアファイバ同士の位置を調整するだけで、一方のマルチコアファイバのコアからの光を他方のマルチコアファイバのコアに導くことができる。つまり、接続部材20とマルチコアファイバ1との位置調整が不要となる。
このように、接続部材20(コア当接部22)における樹脂部をコアの配置に合わせて構成することにより、接続損失の低減を図りつつ、マルチコアファイバ同士の接続が可能となる。
<第4実施形態>
次に、図2C,図2D,図4A,図18,図19を参照して、第4実施形態における接続部材20及び接続部材20を用いたマルチコアファイバ同士の接続方法について説明する。本実施形態で説明する接続部材20は、接続される第1マルチコアファイバの端面1bが凸曲面であり(図2D参照)、第2マルチコアファイバの端面1bが平面である場合(図11B参照)に用いられる。以下では第1実施形態〜第3実施形態と同様の構成について詳細な説明を省略する。
[第1マルチコアファイバの端面形状について]
図2C及び図2Dを参照して、本実施形態における第1マルチコアファイバの端面形状について説明する。第1マルチコアファイバは、第1実施形態マルチコアファイバ1と同様の構成であってもよい。
本実施形態においては、第1マルチコアファイバの端面1b及びフェルール11の端面11dの全体を凸曲面状に形成する球面研磨が施される(図2C参照)。球面研磨により、端面1b(コアCの端面E及びクラッド2の端面2a)とフェルール11の端面11dとが同一曲面を形成する(図2C参照)。
[第2マルチコアファイバの端面形状について]
図11A及び図11Bを参照して、本実施形態におけるマルチコアファイバの端面形状について説明する。第2マルチコアファイバは、第3実施形態マルチコアファイバ1と同様の構成であってもよい。
本実施形態においては、マルチコアファイバ1の端面1b及びフェルール11の端面11dの全体を平面状に形成する平面研磨が施される(図11A参照)。平面研磨により、端面1b(コアCの端面E及びクラッド2の端面2a)とフェルール11の端面11dとが同一平面を形成する(図11B参照)。
[接続部材について]
図18を参照して本実施形態におけるコア当接部22の構成について述べる。図18は、本実施形態におけるコア当接部22の断面図である。
コア当接部22は、第1樹脂部22aと、第2樹脂部22bと、溝部22cとを有する。図18に示すように接続部材20の一方の面に対応して、第1樹脂部22aにおける第1の面Fa1と、第2樹脂部22bにおける第1の面Fa1とが設けられる。この第1の面Fa1には、端面が球面研磨された第1マルチコアファイバが当接される。コア当接部22の第1の面Fa1において、これら第1樹脂部22a及び第2樹脂部22bは、異なる厚さに形成される(図18の左側)。図18の例においては、第2樹脂部22bの第1の面Fa1は、第1樹脂部22aの第1の面Fa1より、厚さ方向において突出するように形成される。
これに対し、接続部材20の他方の面に対応して、第1樹脂部22aにおける第2の面Fa2と、第2樹脂部22bにおける第2の面Fa2とが設けられる。この第2の面Fa2には、端面が平面研磨された第2マルチコアファイバが当接される。コア当接部22の第2の面Fa2において、これら第1樹脂部22a及び第2樹脂部22bは、同じ厚さに形成される(図18の右側)。図18の例においては、第2樹脂部22bの第2の面Fa2は、第1樹脂部22aの第2の面Fa2と、厚さ方向において突出する高さが同じである。
また、図18に示す本実施形態の一例では、第1・第3実施形態と同様に、第1の面Fa1と、第2の面Fa2の双方において、第2樹脂部22bは、第1樹脂部22aを囲うように環状に設けられる(図4A参照)。ただし、これに限らず、上記説明した図9A、図14、図15の実施形態におけるコア当接部22を本実施形態に適用することが可能である。
なお、上記実施形態と同様に、接続部21の一部にコア当接部22が設けられ、接続部21の外周を囲うようにフランジ23が形成される。
[マルチコアファイバ同士の接続について]
次に、図19を参照して、接続部材20を介したマルチコアファイバ同士の接続について詳述する。図19は、本実施形態におけるマルチコアファイバ同士の接続部分を拡大した図である。図19では、フェルール11及びスリーブ30の記載を省略している。なお、上述の通り、第1マルチコアファイバの端面は球面研磨され、第2マルチコアファイバの端面は、平面研磨されるものとする。
本実施形態において、マルチコアファイバ同士の接続は、第1実施形態と同様に、まず、スリーブ30の挿入穴30aに接続部材20が挿入される(S10)。
次に、スリーブ30の一端部から、接続部材20のコア当接部22の第1の面Fa1に向かい合うように第1マルチコアファイバが挿入される。またスリーブ30の他端部から、コア当接部22の第2の面Fa2に向かい合うように第2マルチコアファイバが挿入される。これらマルチコアファイバ同士は接続部材20を介して接続される(S11)。
このとき、第1マルチコアファイバのコアCは、接続部材20の第1樹脂部22aの第1の面Fa1に当接する(図19参照)。また第2マルチコアファイバのコアCは、第1樹脂部22aの第2の面Fa2に当接する。2つのマルチコアファイバ1において、コアC〜Cの配置間隔は同じである。従って、スリーブ30内で接続部材20を介してマルチコアファイバ1同士を接続した場合、中心にあるコアC同士は同軸上に配置される。よって、接続部材20によれば、一方のマルチコアファイバ1のコアCから他方のマルチコアファイバ1のコアCに光を導くときに、接続損失を生じにくくすることが可能である。
第1マルチコアファイバのコアC〜コアCそれぞれは、第1樹脂部22aより、接続部材20の厚さ方向における突出高さが高く形成された第2樹脂部22bの第2の面Fa2に当接する(図19参照)。第2マルチコアファイバのコアC〜コアCそれぞれは、第1樹脂部22aと同じ厚さに形成された第2樹脂部22bの第2の面Fa2に当接する。
ここで、S11の状態において、コアC〜コアCの位置が回転方向にずれる可能性がある。すなわち、マルチコアファイバ同士を接続する場合には、中心のコア(コアC)の軸が一致する場合であっても、周辺のコア(コアC〜コアC)の軸が一致しないことがある。
従って、S11の後、マルチコアファイバ同士の位置の調整を行う(S12)。
ここで、本実施形態の一例における第2樹脂部22bは、第1実施形態と同様に、環状に形成される。従って、回転方向において、接続部材20とマルチコアファイバ1との位置の調整は不要である。すなわち、マルチコアファイバ同士で位置を調整するだけでよい。
その後、位置の調整が済んだ状態で、アダプタ(図示なし)等によりマルチコアファイバを固定する。この固定により、マルチコアファイバ同士の接続が完了する。
[作用・効果]
本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態に係る接続部材20は、複数のコアCがクラッド2で覆われる。また接続部材20は、球面研磨された第1マルチコアファイバの端面と、平面研磨された第2マルチコアファイバの端面との間に配置される。接続部材20は、第1樹脂部22aと、第2樹脂部22bとを有する。コア当接部22の第1の面Fa1では、第1樹脂部22aより、第2樹脂部22bの接続部材20の厚さ方向における突出高さが高く形成される。これに対し、第2の面Fa2において第2樹脂部22bは、第1樹脂部22aと同じ厚さに形成される。
第1樹脂部22aの第1の面Fa1は、第1マルチコアファイバ(図2D参照)の第1のコア(コアC)と接する。第1樹脂部22aの第2の面Fa2は、第2マルチコアファイバ(図11A参照)の第1のコア(コアC)と接する。そして、一方のマルチコアファイバの第1のコア(コアC)からの光は、第1樹脂部22aを介して、他方のマルチコアファイバの第1のコア(コアC)に導かれる。いずれの面においても第2樹脂部22bは、第1樹脂部22aを囲うように環状に設けられる。第2樹脂部22bの第1の面Fa1は、第1マルチコアファイバの第2のコア(コアC〜コアC)に接する。第2樹脂部22bの第2の面Fa2は、第2マルチコアファイバの第2のコア(コアC〜コアC)に接する。そして、一方のマルチコアファイバの第2のコア(たとえば、コアC)からの光は、第2樹脂部22bを介して、他方のマルチコアファイバの第2のコア(たとえば、コアC)に導かれる。
このように、第4実施形態では、接続部材20は、異なる研磨処理が施されたマルチコアファイバの端面の形状に応じて、接続部材20の第1樹脂部22aと第2樹脂部22bの厚さを一面において異ならせ、他の一面において同じにしている。したがって異なる面研磨処理がなされたマルチコアファイバのコア同士を確実に接続することが可能となる。また、第2樹脂部22bが環状に構成されることにより、回転方向におけるマルチコアファイバと接続部材20との位置の調整が不要となる。すなわち、本実施形態における接続部材20によれば、接続を簡易にすることができ、かつ、マルチコアファイバの接続時における光の接続損失の低減を図ることが可能となる。
1 マルチコアファイバ
1b 端面
2 クラッド
2a 端面
11 フェルール
11a、11b 空間部
11c テ―パ面
11d 端面
11e フランジ部
20 接続部材
21 接続部
22 コア当接部
22a 第1樹脂部
22b 第2樹脂部
22c 溝部
23 フランジ
23a 突起部
30 スリーブ
30a 挿入穴
コア
端面

Claims (10)

  1. 第1マルチコアファイバの端面における第1コア、および第2マルチコアファイバの端面における第1コアそれぞれに接し、前記第1マルチコアファイバの前記第1コアからの光を透過させて前記第2マルチコアファイバの前記第1コアに導く第1樹脂部と、
    前記第1マルチコアファイバの端面における第2コア、および前記第2マルチコアファイバの端面における第2コアそれぞれに接し、前記第1マルチコアファイバの前記第2コアからの光を透過させて前記第2マルチコアファイバの前記第2コアに導く第2樹脂部と、
    を備え、
    前記第1樹脂部および前記第2樹脂部それぞれは、前記第1マルチコアファイバおよび第2マルチコアファイバそれぞれの端面の形状に応じた厚さを有する
    ことを特徴とするマルチコアファイバ接続部材。
  2. 前記第1マルチコアファイバおよび第2マルチコアファイバの双方の端面は、球面状に加工されており、
    前記第1樹脂部および第2樹脂部は、互いに異なる厚さを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のマルチコアファイバ接続部材。
  3. 前記第1マルチコアファイバおよび第2マルチコアファイバそれぞれにおいて、前記第1コアは実質的に中心位置に設けられた単一のコアであり、前記第2コアは前記中心位置と異なる位置に設けられた1以上のコアであり、
    前記第1樹脂部の厚さは、第2樹脂部の厚さ未満である
    ことを特徴とする請求項2に記載のマルチコアファイバ接続部材。
  4. 前記第2樹脂部は、環状に形成され、前記第1樹脂部を囲うように設けられていることを特徴とする請求項3に記載のマルチコアファイバ接続部材。
  5. 前記第1マルチコアファイバおよび第2マルチコアファイバそれぞれは、前記第2コアを複数有し、
    前記第1樹脂部は、前記第1マルチコアファイバおよび第2マルチコアファイバそれぞれの前記第1コアに接する単一の第1レンズ部を有し、
    前記第2樹脂部は、前記第2コアと同数である複数の第2レンズ部を有し、
    前記複数の第2レンズ部は、前記第1マルチコアファイバおよび第2マルチコアファイバそれぞれの前記第2コアのうち、対応する第2コアに接する
    ことを特徴とする請求項3に記載のマルチコアファイバ接続部材。
  6. 前記複数の第2レンズ部は、前記第1レンズ部を中心とする同心円上に配置されていることを特徴とする請求項5記載のマルチコアファイバ接続部材。
  7. 前記第1マルチコアファイバおよび第2マルチコアファイバの双方の端面は、平面状に加工されており、
    前記第1樹脂部および第2樹脂部は、等しい厚さを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のマルチコアファイバ接続部材。
  8. 請求項1〜7のいずれか一つに記載の前記第1マルチコアファイバおよび前記第2マルチコアファイバと、
    請求項1〜7のいずれか一つに記載の前記第1マルチコアファイバおよび前記第2マルチコアファイバが挿入されるフェルールと、
    前記フェルールが挿入されるスリーブと、
    請求項1〜7のいずれか一つに記載のマルチコアファイバ接続部材と、
    を有し、
    前記スリーブには、前記第1マルチコアファイバの挿入方向および前記第2マルチコアファイバの挿入方向それぞれに直交する方向に前記マルチコアファイバ接続部材が挿入される挿入穴が設けられている
    ことを特徴とするマルチコアファイバの接続構造。
  9. 前記第1マルチコアファイバの挿入方向および前記第2マルチコアファイバの挿入方向それぞれに直交する方向に設けられた、スリーブの挿入穴に対し、請求項1、4、7のいずれか一つに記載の接続部材を配置する配置工程と、
    フェルールに挿入された前記第1マルチコアファイバおよび前記第2マルチコアファイバそれぞれを前記スリーブの両端から挿入し、かつ前記マルチコアファイバ接続部材を介して当該マルチコアファイバ同士を接続する接続工程と、
    前記マルチコアファイバ同士の位置調整を行う位置調整工程と、
    を有することを特徴とするマルチコアファイバの接続方法。
  10. 前記第1マルチコアファイバの挿入方向および前記第2マルチコアファイバの挿入方向それぞれに直交する方向に設けられた、スリーブの挿入穴に対し、請求項1、5、6のいずれか一つに記載の接続部材を配置する配置工程と、
    フェルールに挿入された前記第1マルチコアファイバおよび前記第2マルチコアファイバそれぞれを前記スリーブの両端から挿入し、かつ前記接続部材を介して前記マルチコアファイバ同士を接続する接続工程と、
    前記第1マルチコアファイバと前記マルチコアファイバ接続部材との位置調整を行う第1位置調整工程と、
    前記第2マルチコアファイバと前記マルチコアファイバ接続部材との位置調整を行う第2位置調整工程と、
    を有することを特徴とするマルチコアファイバの接続方法。
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