JP2023082856A - 光ファイババンドル構造、光接続構造体、及び、光ファイババンドル構造の製造方法 - Google Patents

光ファイババンドル構造、光接続構造体、及び、光ファイババンドル構造の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】所望の性能を有しながら、歩留まり及び生産スループットが向上し得る構造を有している光ファイババンドル構造を提供する。【解決手段】光ファイババンドル構造は、フェルール24は、ファイバ収容部40を含む。ファイバ収容部は、断面円形の中空形状に形成され、第一方向Aに延在している。複数の光ファイバ22は、ファイバ収容部に収容される。樹脂部25は、ファイバ収容部に充填されるる。複数の光ファイバの各々は、第一径部31と、第二径部32とを含む。第二径部は、第一径部の径よりも大きい径を有する。ファイバ収容部は、第一収容部41と、第二収容部43とを含んでいる。第二収容部は、第一収容部の内径よりも大きい内径を有している。複数の光ファイバに含まれる複数の第一径部は、第一収容部に位置している。フェルールには、第一方向と交差する第二方向Bにおいて、ファイバ収容部に連通するように開口α1、α2が形成されている。【選択図】図7

Description

本開示は、光ファイババンドル構造、光接続構造体、及び、光ファイババンドル構造の製造方法に関するものである。
特許文献1には、フェルールと、フェルールのファイバ収容部に収容されている複数の光ファイバとを備えている光ファイババンドル構造が開示されている。複数の光ファイバの各々は、第一径部と、第一径部の径よりも大きい径を有している第二径部とを含んでいる。ファイバ収容部は、第一収容部と、第一収容部の内径よりも大きい内径を有している第二収容部とを含んでいる。各光ファイバの第一径部は、第一収容部に収容されている。
特開2017-181791号公報 特開2013-68891号公報
特許文献1に開示されている光ファイババンドル構造において、複数の光ファイバは、第二収容部の内径よりも小さい内径を有している第一収容部に収容されている。このような構成において、光ファイバは、第一収容部と第二収容部との接続部分においてフェルールの内面に接し湾曲している場合があった。光ファイバが湾曲していると、いわゆる曲げ損失が生じ得る。特に、光ファイバの径が第二径部よりも小さい第一径部においては、クラッドの径も第二径部よりも小さく、コアが湾曲した場合に光がより漏れやすい。さらに、上記のような構造では、製造工程において、ファイバ収容部内における光ファイバの湾曲に起因する応力によって、光ファイバが破断するおそれがある。このような光ファイバにおける曲げ損失及び破断が抑制される構造であれば、所望の性能を有する製品の歩留まり及び生産スループットが向上し得る。
本開示は、所望の性能を有しながら歩留まり及び生産スループットが向上し得る構造を有している光ファイババンドル構造、及び、光接続構造体、並びに、光ファイバの光損失及び破断が抑制され得る光ファイババンドル構造の製造方法を提供することを目的とする。
本開示に係る光ファイババンドル構造は、フェルールと、複数の光ファイバと、樹脂部とを備えている。フェルールは、ファイバ収容部を含んでいる。ファイバ収容部は、断面円形の中空形状に形成されていると共に第一方向に延在している。複数の光ファイバは、ファイバ収容部に収容されている。樹脂部は、ファイバ収容部に充填されている。複数の光ファイバの各々は、第一径部と、第二径部とを含んでいる。第二径部は、第一径部の径よりも大きい径を有している。ファイバ収容部は、第一収容部と、第二収容部とを含んでいる。第二収容部は、第一収容部の内径よりも大きい内径を有している。複数の光ファイバに含まれる複数の第一径部は、第一収容部に位置している。フェルールには、第一方向と交差する第二方向において、ファイバ収容部に連通するように開口が形成されている。
本開示に係る光接続構造体は、上記光ファイババンドル構造とマルチコアファイバとを備えている。マルチコアファイバは、第一方向に延在する複数のコアと複数のコアを覆うクラッドとを含んでいる。マルチコアファイバに含まれる複数のコアの少なくとも1つと複数の光ファイバの少なくとも1つのコアとが光学的に結合されている。
本開示に係る光ファイババンドル構造の製造方法は、フェルールと複数の光ファイバとを準備することを有している。フェルールは、ファイバ収容部を含んでおり、かつ、第一方向と交差する第二方向においてファイバ収容部に連通する開口が形成されている。ファイバ収容部は、断面円形の中空形状に形成されていると共に第一方向に延在している。複数の光ファイバの各々は、第一径部と第一径部の径よりも大きい径を有している第二径部とを含んでいる。上記製造方法は、さらに、ファイバ収容部に複数の光ファイバの第一径部を挿入することと、複数の光ファイバの状態を上記開口から確認することと、ファイバ収容部及び上記開口に樹脂を充填することと、を有している。
本開示によれば、所望の性能を有しながら歩留まり及び生産スループットが向上し得る構造を有している光ファイババンドル構造、及び、光接続構造体、並びに、光ファイバの光損失及び破断が抑制され得る光ファイババンドル構造の製造方法を提供することができる。
図1は、実施形態における光接続構造体を示す斜視図である。 図2は、図1に示されている光接続構造体を分解した斜視図である。 図3は、図1に示されている光接続構造体のIII-III線に沿った断面図である。 図4は、第一光ファイバ保持体の端面を示す図である。 図5は、第二光ファイバ保持体の端面を示す図である。 図6は、実施形態の変形例において、第二光ファイバ保持体の端面を示す図である。 図7は、長手方向における第二光ファイバ保持体の先端部分の断面を示す部分拡大図である。 図8は、光ファイバの先端部分を示す部分拡大図である。 図9は、第二光ファイバ保持体の平面図である。 図10は、図9に示されている第二光ファイバ保持体のX-X線に沿った断面図である。 図11は、実施形態の変形例における第二光ファイバ保持体の平面図である。 図12は、実施形態の別の変形例における第二光ファイバ保持体の平面図である。 図13は、実施形態のさらに別の変形例における第二光ファイバ保持体の平面図である。 図14は、図13に示される変形例において長手方向における第二光ファイバ保持体の先端部分の断面を示す部分拡大図である。 図15は、実施形態のさらに別の変形例において長手方向における第二光ファイバ保持体の先端部分の断面を示す部分拡大図である。 図16は、比較例における第二光ファイバ保持体の先端部分の断面を示す部分拡大図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示の実施形態に係る光ファイババンドル構造は、フェルールと、複数の光ファイバと、樹脂部とを備えている。フェルールは、ファイバ収容部を含んでいる。ファイバ収容部は、断面円形の中空形状に形成されていると共に第一方向に延在している。複数の光ファイバは、ファイバ収容部に収容されている。樹脂部は、ファイバ収容部に充填されている。複数の光ファイバの各々は、第一径部と、第二径部とを含んでいる。第二径部は、第一径部の径よりも大きい径を有している。ファイバ収容部は、第一収容部と、第二収容部とを含んでいる。第二収容部は、第一収容部の内径よりも大きい内径を有している。複数の光ファイバに含まれる複数の第一径部は、第一収容部に位置している。フェルールには、第一方向と交差する第二方向において、ファイバ収容部に連通するように開口が形成されている。
この光ファイババンドル構造の構成において、フェルールには、第一方向と交差する第二方向において、ファイバ収容部に連通するように開口が形成されている。この構成の場合、ファイバ収容部に光ファイバを配置する際に、光ファイバの状態が上記開口から確認され得る。このため、ファイバ収容部内において光ファイバの湾曲が抑制され得る。したがって、当該光ファイババンドル構造における曲げ損失が低減され、所望の性能を有しながら歩留まり及び生産スループットが向上され得る。
光ファイババンドル構造の一実施形態として、上記開口は、第二方向から見て、複数の光ファイバの少なくとも一つと重なるように形成されていてもよい。この構成によれば、光ファイバが上記開口からさらに確認されやすい。
光ファイババンドル構造の一実施形態として、上記開口は、第二方向から見て、複数の光ファイバの第一径部と重なるように形成されていてもよい。第一径部のクラッドの径は、第二径部のクラッドの径よりも小さい。このため、コアが湾曲した場合に光がより漏れやすい。上記構成によれば、曲げ損失がさらに抑制され得る。
光ファイババンドル構造の一実施形態として、ファイバ収容部は、内径変換部をさらに含んでいてもよい。内径変換部は、テーパ状の面によって第一収容部と第二収容部とを連結している。この構成によれば、光ファイバの湾曲がさらに抑制され得る。
光ファイババンドル構造の一実施形態として、上記開口は、第二収容部及び内径変換部の少なくとも一方と連通するように形成されていてもよい。この構成によれば、第一収容部において光ファイバの第一径部が確実に保持されながら、光ファイバが上記開口から確認され得る。
光ファイババンドル構造の一実施形態として、上記開口は、内径変換部から離隔していてもよい。この構成によれば、開口の縁と光ファイバとの接触による光ファイバの湾曲が抑制され得る。
光ファイババンドル構造の一実施形態として、フェルールは、上記開口を画定している縁面を有していてもよい。縁面は、第一方向から見て、複数の光ファイバの各々の第二径部の中心と重ならないように配置されていてもよい。この構成によれば、開口の縁と光ファイバとの接触による光ファイバの湾曲が抑制され得る。
光ファイババンドル構造の一実施形態として、フェルールは、上記開口を画定している縁面を有していてもよい。複数の光ファイバは、縁面から離隔していてもよい。この構成によれば、開口の縁と光ファイバとの接触による光ファイバの湾曲が抑制され得る。
光ファイババンドル構造の一実施形態として、上記開口は、第二方向において、フェルールを貫通していてもよい。この構成によれば、光ファイバが上記開口からさらに確認されやすい。
光ファイババンドル構造の一実施形態として、フェルールは、第一方向において互いに対向する一対の端部を含んでいてもよい。上記開口は、一対の端部のうち、第一収容部よりも第二収容部に近い端部から、第一方向に1.5mm以上離れるように形成されていてもよい。この構成によれば、第一収容部よりも第二収容部に近い端部においてフェルールの保持が可能であるため、フェルールの位置決めの容易性が確保され得る。
光ファイババンドル構造の一実施形態として、フェルールを保持する保持部をさらに備えてもよい。保持部は、一対の端部のうち、第一収容部よりも第二収容部に近い端部において、フェルールを保持してもよい。この構成によれば、フェルールがより確実に保持され得る。
光ファイババンドル構造の一実施形態として、フェルールは、第一方向に延在する中心軸を有する円筒形状を呈していてもよい。上記開口は、フェルールの周方向において、中心軸を中心として30度以上の範囲に形成されていてもよい。この構成によれば、光ファイバが上記開口からさらに確認されやすい。
本開示に係る光接続構造体は、上記光ファイババンドル構造とマルチコアファイバとを備えている。マルチコアファイバは、第一方向に延在する複数のコアと複数のコアを覆うクラッドとを含んでいる。マルチコアファイバに含まれる複数のコアの少なくとも1つと複数の光ファイバの少なくとも1つのコアとが光学的に結合されている。このような構造によれば、光ファイバのコアの湾曲が抑制されており、曲げ損失及び光ファイバの破断が抑制され得る。したがって、当該光接続構造体は曲げ損失が低減され、所望の性能を有しながら、歩留まり及び生産スループットが向上され得る。
本開示に係る光ファイババンドル構造の製造方法は、フェルールと複数の光ファイバとを準備することを有している。フェルールは、ファイバ収容部を含んでおり、かつ、第一方向と交差する第二方向においてファイバ収容部に連通する開口が形成されている。ファイバ収容部は、断面円形の中空形状に形成されていると共に第一方向に延在している。複数の光ファイバの各々は、第一径部と第一径部の径よりも大きい径を有している第二径部とを含んでいる。上記製造方法は、さらに、ファイバ収容部に複数の光ファイバの第一径部を挿入することと、複数の光ファイバの状態を上記開口から確認することと、ファイバ収容部及び上記開口に樹脂を充填することと、を有している。この場合、複数の光ファイバの状態が上記開口から確認されるため、光ファイバの湾曲が抑制され得る。したがって、曲げ損失及び光ファイバの破断が抑制され得る。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、一実施形態に係る光接続構造体を示す斜視図である。図2は、図1に示す光接続構造体を分解した斜視図である。図3は、図1に示す光接続構造体のIII-III線に沿った断面図である。図1から図3に示すように、光接続構造体1は、第一光ファイバ保持体10、第二光ファイバ保持体20、及び、割スリーブSを備える。第一光ファイバ保持体10は、マルチコアファイバ12(以下「MCF12」とも記す)、フェルール14、及び、フランジ16を有する。第二光ファイバ保持体20は、複数の光ファイバ22、フェルール24、樹脂部25、及び、フランジ26を有する。第二光ファイバ保持体20は、光ファイババンドル構造を備える。割スリーブSは、第一光ファイバ保持体10のMCF12の各コアの光軸と複数の光ファイバ22の各コアの光軸とを合わせるようにフェルール14とフェルール24とを外側から保持して調心する部材である。
MCF12は、方向Aに延在している。すなわち、方向Aは、MCF12の長手方向に相当する。MCF12は、図3及び図4に示すように、方向Aに延在する複数のコア12aと、方向Aに延在すると共に複数のコア12aをまとめて覆うクラッド12bと、先端面12cと、を有する。図4は、第一光ファイバ保持体10の端面を示す図である。図4には、MCF12の先端とフェルール14の端面とが示されている。先端面12cは、複数のコア12aの先端とクラッド12bの先端とから構成される。コア12aは、例えばゲルマニウム等のドーパントが添加されて屈折率が高められたシリカガラスからなり、クラッド12bは、例えばフッ素等のドーパンドが添加されて屈折率が低くされたシリカガラスからなってもよく、材料及びドーパント等の組み合わせは適宜選択することができる。このようなMCF12では、各コア12aによって所定波長の光信号を伝搬することができる。
MCF12では、例えば各コア12aは2次元状に配置されている。MCF12は、図4に示すように、一本のファイバ中に、例えば4本のコア12aを有している。MCF12におけるコア12aの数は、これに限定されない。本実施形態の変形例として、MCF12は、7本のコア12aを有していてもよいし、8本のコア12aを有していてもよいし、19本のコア12aを有していてもよい。図4に示す例では、4本のコア12aが正方配置されている。各コア12aのモードフィールド径は、例えば15μm以下であってもよく、5μm以上であってもよい。各コア12aのコアピッチは、例えば20μm以上80μm以下であってもよい。「コアピッチ」とは、方向Aに直交する断面におけるコアの中心間の距離に相当する。クラッド12bの直径は、例えば200μm以下であってもよく、125μm以下であってもよく、100μm以下であってもよく、80μm以下であってもよく、50μm以上であってもよい。
フェルール14は、MCF12の先端部分12dを保持する円筒形状の部材であり、MCF12の先端部分12dを収容する貫通孔である内孔14aと、フェルール14の端面14bと、を有する。フェルール14は、方向Aに延在する中心軸AXを有している円筒形状を呈している。フェルール14は、MCF12の先端面12cが端面14bの内側において露出するようにMCF12の先端部分12dを内孔14aに固定する。内孔14aの内径は、MCF12の外径と同一又はやや大きい径であり、MCF12の先端部分12dは内孔14a内に挿入されることで嵌合される。方向Aにおけるフェルール14の長さは、例えば、6mm以上11mm以下である。フェルール14は、ジルコニアなどのセラミック材料又はガラス材料から構成される。
フランジ16は、図3に示すように、フェルール14の後端部分を保持すると共に、MCF12を内部に収容する筒形状の部材である。フランジ16内に収容されるMCF12の部分は、接着剤等によってフランジ16内に固定されていてもよい。フランジ16は、例えば金属または樹脂等から構成される。
複数の光ファイバ22は、MCF12に光接続される光ファイバである。各光ファイバ22は、図3及び図5に示すように、方向Aに延在するコア22aと、方向Aに延在すると共にコア22aを覆うクラッド22bと、先端面22cと、を有する。図5は、第二光ファイバ保持体20の端面を示す図である。図5には、複数の光ファイバ22の先端とフェルール24の端面とが示されている。先端面22cは、コア22aの先端とクラッド22bの先端とから構成される。コア22aは、例えばゲルマニウム等のドーパントが添加されて屈折率が高められたシリカガラスからなり、クラッド22bは、例えばフッ素等のドーパンドが添加されて屈折率が低くされたシリカガラスからなってもよく、材料やドーパント等の組み合わせは適宜選択することができる。このような光ファイバ22では、各コア22aによって所定波長の光信号が伝搬される。複数の光ファイバ22の各々は、1つのコアを有するシングルコア光ファイバである。本実施形態の変形例として、複数の光ファイバ22の各々は、例えばマルチコア光ファイバを含む光ファイババンドル構造であってもよく、シングルコア光ファイバとマルチコア光ファイバとが混在する構造であってもよい。
第二光ファイバ保持体20では、方向Aから見て、各光ファイバ22は2次元状に配置されている。第二光ファイバ保持体20は、図5に示すように、例えば4本の光ファイバ22を有している。第二光ファイバ保持体20における光ファイバ22の数は、これに限定されない。本実施形態の変形例として、図6に示されているように、第二光ファイバ保持体20は、7本の光ファイバ22を有していてもよい。さらなる変形例として、第二光ファイバ保持体20は、3本の光ファイバ22を有していてもよいし、8本の光ファイバ22を有していてもよいし、19本の光ファイバ22を有していてもよい。
本実施形態において、各光ファイバ22は、例えば、シングルモード型の光ファイバである。各光ファイバ22は、単峰型の屈折率分布プロファイルを有している。本実施形態の変形例として、各光ファイバ22は、コア22aとクラッド22bとの間に、クラッド22bよりも屈折率が低い層を有しており、トレンチ型の屈折率分布プロファイルを有していてもよい。本実施形態の変形例として、各光ファイバ22は、マルチモード型の光ファイバであってもよい。
第二光ファイバ保持体20の光ファイバ22のコア22aの数及び配置は、第一光ファイバ保持体10のMCF12の複数のコア12aの数及び配置に対応している。言い換えると、複数の光ファイバ22のそれぞれのコア22aの配置は、MCF12の複数のコア12aの配置に一致している。但し、複数の光ファイバ22のコア22aの合計数と配置がMCF12のコア12aの数と配置に完全に一致している必要はなく、一部が光接続しない構成であってもよい。第二光ファイバ保持体20の複数の光ファイバ22のコア22aは、フェルール24の中心軸を中心とする回転調整によって、第一光ファイバ保持体10のMCF12の各コア12aと光結合するように構成されている。
光接続構造体1において、MCF12に含まれる複数のコア12aの少なくとも1つと複数の光ファイバ22の少なくとも1つのコア22aとが、光学的に結合されている。例えば、光ファイバ22がシングルモード型のシングルコア光ファイバである場合には、光ファイバ22のそれぞれのコア22aと、第一光ファイバ保持体10のMCF12のコア12aとは、一対一で対応する。例えば、光ファイバ22がマルチコア光ファイバである場合には、1つの光ファイバ22の中の複数のコア22aと、第一光ファイバ保持体10のMCF12の複数のコア12aとが対応する。
各光ファイバ22は、例えば、曲率半径5mm以下の環状に1回転巻かれた状態において1.550μmの波長を有する光が入射した場合に、光損失が0.15dB以下となるように構成されている。各光ファイバ22は、曲率半径5mm以下の環状に1回転巻かれた状態において1.625μmの波長を有する光が入射した場合に、光損失が0.45dB以下となるように構成されている。各光ファイバ22は、1.550μmの波長を有する光に対する上記特性と、1.625μmの波長を有する光に対する上記特性との双方を有していてもよいし、いずれか一方の特性を有していてもよい。
フェルール24は、複数の光ファイバ22の先端部分22dをまとめて保持する円筒形状の部材であり、複数の光ファイバ22の各先端部分22dを収容する貫通孔である内孔24aと、端面24bとを有する。フェルール24は、例えば、可視光を透過しない材料から構成され、可視光を透過しない。フェルール24は、例えば、ジルコニアなどのセラミック材料又はガラス材料から構成される。
フェルール24は、複数の光ファイバ22の各先端面22cがフェルール24の端面24bの内側において露出するように複数の光ファイバ22の各先端部分22dを樹脂部25によって内孔24a内に固定する。内孔24aの内径は、複数の光ファイバ22を束ねたものの外径と同一又はやや大きい径であり、複数の光ファイバ22の先端部分22dは内孔24a内に挿入されて、それらの隙間に充填された樹脂部25により接着固定される。
樹脂部25は、例えば、結線接着剤である。樹脂部25は、例えば熱硬化型の接着剤であり、樹脂部25を所定箇所に注入した後、樹脂部25を加熱することにより硬化することができる。フェルール24が主としてセラミック材料からなる場合には、樹脂部25は例えば熱硬化型のエポキシ系接着剤又は熱硬化型のアクリル系接着剤である。フェルール24が主としてガラス材料からなる場合には、樹脂部25は例えば熱硬化型のエポキシ系接着剤、熱硬化型のアクリル系接着剤、紫外線硬化型のエポキシ系接着剤、又は、紫外線硬化型のアクリル系接着剤である。樹脂部25は、フェルール24の材料によらず、これらに限定されない。
フランジ26は、図3に示すように、フェルール24の後端部分を保持すると共に、複数の光ファイバ22を内部に収容する筒形状の部材である。換言すれば、フランジ26は、フェルール24を保持する保持部に相当する。フランジ26内に収容される複数の光ファイバ22の部分は、接着剤等によってフランジ26内に固定されていてもよい。フランジ26は、例えば金属または樹脂等から構成される。
次に、図3、及び、図7から図9を参照して、本実施形態における第二光ファイバ保持体20の一例についてさらに詳細に説明する。図7は、方向Aにおける第二光ファイバ保持体の先端部分の断面を示す部分拡大図である。図8は、光ファイバ22の先端部分を示している。図9は、第二光ファイバ保持体の平面図である。図10は、図9に示されている第二光ファイバ保持体のX-X線に沿った断面図である。
図7及び図8に示されているように、複数の光ファイバ22の各々は、第一径部31と、第二径部32と、テーパ部33とを含んでいる。図7において、各光ファイバ22に示されている2本の破線は、第一径部31とテーパ部33との境界B1、及び、第二径部32とテーパ部33との境界B2をそれぞれ示している。第一径部31は、細径光ファイバ部に相当し、一般的な外径よりも細径化されている。第一径部31は、例えば、フッ化水素酸水などによるエッチング処理を用いた細径加工によって形成されている。第二径部32は、一般的な外径を有する部分に相当する。換言すれば、第二径部32は、第一径部31の径よりも大きい径を有している。テーパ部33は、テーパ状のテーパ面33aを含んでいる。テーパ部33は、テーパ面33aによって第一径部31と第二径部32とを連結している。
第一径部31の直径は、例えば、20μm以上80μm以下である。図7に示されている構成においては、第一径部31の直径は、40μmである。第二径部32の直径は、例えば、50μm以上200μm以下である。図7に示されている構成においては、第二径部32の直径は、125μmである。
各光ファイバ22は、被覆部34をさらに含んでいる。被覆部34は、第二径部32と同様の径を有している部分を、光ファイバ22の外形に沿って覆っている。被覆部34は、第二径部32の径よりも大きな径を有している。被覆部34の直径は、例えば、170μm以上260μm以下である。図7に示されている構成においては、被覆部34の直径は、250μmである。
図5に示されているように、先端面22cにおいて、第一径部31の外接円の直径は、MCF12のクラッド直径に対応している。第一径部31の外接円の直径は、フェルール24の内孔24aの内径に相当する。先端面22cにおいて、複数の光ファイバ22が内孔24aに2次元的に最密充填されている。「2次元的に最密充填」とは、内孔24aに配置可能な最大数の光ファイバ22が、内孔24aにおいて、各光ファイバ22が動かないように配置されることを意味する。例えば、先端面22cの内孔24aにおいて、複数の光ファイバ22が互いに接するように配置されている。複数の光ファイバ22と内孔24aとの間に、クリアランスが設けられてもよい。先端面22cにおいて、4つの第一径部31の各々の直径が40μmであり、内孔24aの内径が96.6μmである場合、複数の光ファイバ22と内孔24aとのクリアランスがゼロである。例えば、先端面22cにおいて、4つの第一径部31の直径が40μmである場合、内孔24aの内径が97μm程度に構成されてもよい。
各コア22aのモードフィール径は、例えば15μm以下である。各コア22aのモードフィール径は、例えば、5μm以上であってもよく、1μm以下であってもよい。先端面22cにおいて、各コア22aのコアピッチは、例えば20μm以上80μm以下である。先端面22cにおいて、クラッド22bの直径は、例えば20μm以上125μm以下である。フェルール24の内孔24aの内径は、例えば200μm以下である。当該外接円の径は、例えば125μm以下であってもよく、100μm以下であってもよく、80μm以下であってもよく、50μm以上であってもよい。
フェルール24は、ファイバ収容部40を含んでいる。ファイバ収容部40には、樹脂部25が充填されている。ファイバ収容部40は、断面円形の中空形状に形成されていると共に方向Aに延在している。ファイバ収容部40は、上述した内孔24aに相当する。複数の光ファイバ22は、ファイバ収容部40に収容されている。
図7に示されているように、ファイバ収容部40は、第一収容部41と、内径変換部42と、第二収容部43とを含んでいる。図7において、フェルール24に示されている2本の破線は、第一収容部41と内径変換部42との境界B3、及び、内径変換部42と第二収容部43との境界B4をそれぞれ示している。第二収容部43は、第一収容部41の内径よりも大きい内径を有している。内径変換部42は、テーパ形状を呈している。内径変換部42は、テーパ状の面によって第一収容部41と第二収容部43とを連結している。内径変換部42は、湾曲面によって第一収容部41と第二収容部43とを連結していてもよい。
複数の光ファイバ22の各々の第一径部31は、第一収容部41、内径変換部42、及び、第二収容部43に位置している。複数の光ファイバ22の各々の第二径部32は、第一収容部41及び内径変換部42に位置しておらず、第二収容部43のみに位置している。複数の光ファイバ22の各々のテーパ部33の全体が、第二収容部43に位置している。各光ファイバ22は、内径変換部42においてフェルール24の内面44aから離隔している。内面44aは、内孔24aを画定している面である。
方向Aにおけるフェルール24は、例えば、方向Aにおける長さが6mm以上11mm以下である。フェルール24は、ジルコニアなどのセラミック材料又はガラス材料から構成される。図7に示されている構成において、方向Aにおけるフェルール24の長さは、6.5mmである。方向A、すなわちフェルール24の延在方向における第一収容部41の長さは、例えば2mm以上である。フェルール24の延在方向における内径変換部42の長さは、例えば1mm以上である。フェルール24の延在方向における内径変換部42の長さは、例えば2mm以上である。各光ファイバ22の第一径部31と第二径部32との接続部分は、方向Aにおいて、内径変換部42と第二収容部43との境界B4から0.5mm以上離れている。各光ファイバ22の第一径部31とテーパ部33との境界B1は、方向Aにおいて、内径変換部42と第二収容部43との境界B4から0.5mm以上離れている。
複数の光ファイバ22の第一径部31は、方向Aから見て、ファイバ収容部40において、第一ピッチで配列されている。第一ピッチは、例えば、第一径部31におけるコア22aのコアピッチである。複数の光ファイバ22の第二径部32は、方向Aから見て、ファイバ収容部40において、第二ピッチで配列されている。第二ピッチは、例えば、第二径部32におけるコア22aのコアピッチである。
隣り合う光ファイバ22の第一径部31が接している場合には、第一ピッチは第一径部31の外径寸法に等しい。隣り合う光ファイバ22の第一径部31が接していない場合には、第一ピッチは第一径部31の外径寸法よりも大きい。同様に、隣り合う光ファイバ22の第二径部32が接している場合には、第二ピッチは第二径部32の外径寸法に等しい。隣り合う光ファイバ22の第二径部32が接していない場合には、第二ピッチは第二径部32の外径寸法よりも大きい。
複数の光ファイバ22と内孔24aとの間にクリアランスが設けられている場合、光ファイバ22が配列されるピッチはクリアランスの範囲内で変化し得る。複数の光ファイバ22の第一径部31と第一収容部41の内孔24aとの間におけるクリアランスは、複数の光ファイバ22の第二径部32と第二収容部43の内孔24aとの間におけるクリアランスよりも小さい。複数の光ファイバ22の第一径部31と第一収容部41の内孔24aとの間におけるクリアランスは、実質的にゼロである。例えば、先端面22cにおいて、4つの第一径部31の各々の直径が40μmである場合、第一収容部41の内孔24aの内径は97μm程度に構成される。4つの第二径部32の各々の直径が125μmである場合、第二収容部43の内孔24aの内径は310μm以上400μm以下程度に構成される。
複数の光ファイバ22の第二径部32と第二収容部43の内孔24aとの間におけるクリアランスによって、第二収容部43において第二径部32はバラついて位置し得る。このため、複数の光ファイバ22の少なくとも一対の第二径部32は、方向Aから見て、ファイバ収容部40において、第二径部32の外径寸法以上のピッチで配列される。複数の光ファイバ22のうちの第一グループの第二径部32が配列されるピッチが、複数の光ファイバ22のうちの第二グループの第二径部32が配列されるピッチよりも大きい場合がありうる。第一グループ及び第二グループは、組み合わせが異なる複数の第二径部32からなるグループである。第一グループと第二グループとには、同一の第二径部32が含まれていてもよい。例えば、第一グループの互いに隣り合う第二径部32は互いに接しており、第二グループの互いに隣り合う第二径部32は互いに離隔している。
複数の光ファイバ22の第二径部32の外径寸法と、複数の光ファイバ22の第一径部31の外径寸法との差を、方向Aにおける内径変換部42の長さで割った値を“変換比”とした場合、変換比は、例えば、0.085以下である。変換比が0.085以下である場合、変換比が0.085よりも大きい場合よりも、光ファイバ22の断線リスクが低下する。変換比は、より好ましくは、0.070以下である。変換比が0.070以下である場合、変換比が0.070よりも大きい場合よりも、光ファイバ22の断線リスクがより顕著に低下する。
例えば、図7、図9、及び図10に示されている構成において、第一径部31の外径寸法は40μmであり、第二径部32の外径寸法は125μmである。この場合、第一径部31の外径寸法と第二径部32の外径寸法との差分は、85μmである。フェルール24の延在方向における内径変換部42の長さが1mm、すなわち1000μmである場合、変換比は0.085である。換言すれば、変換比が0.085であり、第一径部31の外径寸法が30μmであり、第二径部32の外径寸法が125μmである場合、フェルール24の延在方向における内径変換部42の長さは1.1mmである。
図3、図7、図9、及び、図10に示されているように、第二光ファイバ保持体20のフェルール24には、開口αが形成されている。開口αは、方向Aと交差する方向Bにおいてファイバ収容部40に連通するように形成されている。方向Bは、例えば、フェルール24の中心軸AXと直交している。図9においては、光ファイバ22の径の変化が省略されている。
第二光ファイバ保持体20の開口αは、方向Bにおいて、フェルール24を貫通している。第二光ファイバ保持体20において、開口αは、方向Bにおいて互いに対向する位置に設けられた開口α1,α2を含んでいる。例えば、開口α1と開口α2とは、方向Bから見て、同一形状を呈している。本実施形態の変形例として、開口αは、開口α1,α2のうち、開口α1のみを含んでいてもよい。
開口αは、第二収容部43及び内径変換部42の少なくとも一方と連通するように形成されている。例えば、第二光ファイバ保持体20の開口αは、第二収容部43のみと連通するように形成されている。例えば、第二光ファイバ保持体20の開口αは、内径変換部42から離隔している。第二光ファイバ保持体20の開口αは、方向Bから見て、複数の光ファイバ22の少なくとも一つと重なるように形成されている。第二光ファイバ保持体20の開口αは、例えば、方向Bから見て、複数の光ファイバ22の第一径部31と重なるように形成されている。第二光ファイバ保持体20の開口αは、例えば、方向Bから見て、複数の光ファイバ22のテーパ部33と重なるように形成されている。換言すれば、樹脂部25が取り除かれた状態において、複数の光ファイバ22の少なくとも一部は、第二光ファイバ保持体20の開口αから視認可能である。
フェルール24は、開口αを画定している縁面61を有している。複数の光ファイバ22は、縁面61から離隔している。縁面61は、方向Aから見て、複数の光ファイバ22の各々の第二径部32の中心と重ならないように配置されている。
図9に示されているように、第二光ファイバ保持体20において、開口αは、方向Bから見て、方向Aに延在している長軸を有していると共に、方向Aと直交する方向Cに延在している短軸を有している楕円形状を呈している。方向Aにおける第二光ファイバ保持体20の開口αの長さは、方向Cにおける第二光ファイバ保持体20の開口αの長さよりも大きい。
方向Aにおける開口αの長さは、例えば、0.1mm以上2.0mm以下である。方向Aにおける開口αの長さは、例えば、0.5mm以上2.0mm以下であってもよい。方向Aにおける開口αの長さが0.5mm以上であれば、第一径部31及びテーパ部33の位置がさらに確認されやすい。方向Aにおける開口αの長さが2.0mm以下であれば、樹脂部25の体積が低減され得る。樹脂部25の体積が低減されれば、温度変化による収縮量が低減され得る。方向Aにおける開口αの長さは、例えば、0.1mm以上0.5mm以下であってもよい。この場合、樹脂部25の体積がさらに低減され得る。方向Cにおける開口αの長さは、例えば、0.3mm以上1.0mm以下である。
フェルール24は、方向Aにおいて互いに対向する一対の端部71,72を含んでいる。端部71は、端面24bを含んでいる。開口αは、一対の端部71,72のうち、第一収容部41よりも第二収容部43に近い端部72から、方向Aに1.5mm以上離れるように形成されている。換言すれば、方向Bから見て、方向Aにおける端部72と開口αとの最短距離L1は、1.5mm以上である。この場合、フランジ26は、方向Bから見て、開口αと重なっていない。フランジ26は、一対の端部71,72のうち端部72においてフェルール24を保持している。
図10に示されているように、第二光ファイバ保持体20の開口αは、フェルール24の周方向において、中心軸AXを中心として30度以上の範囲に形成されている。換言すれば、方向Aから見て、フェルール24の外周面68において、中心軸AXを中心とする開口αの縁の角度θは、30度以上である。
次に、図11を参照して、本実施形態の変形例の第二光ファイバ保持体20Aについて説明する。図11は、実施形態の変形例における第二光ファイバ保持体20Aの平面図である。図11においては、光ファイバ22の径の変化が省略されている。第二光ファイバ保持体20Aのフェルール24には、第二光ファイバ保持体20と同様に、開口αが形成されている。第二光ファイバ保持体20と同様に、樹脂部25が取り除かれた状態において、複数の光ファイバ22の少なくとも一部は、第二光ファイバ保持体20Aの開口αから視認可能である。第二光ファイバ保持体20Aは、開口αの形状に関してのみ、第二光ファイバ保持体20と異なる。第二光ファイバ保持体20Aの開口αは、方向Bから見て、矩形状を呈している。第二光ファイバ保持体20Aの開口αは、方向Aに延在している長辺を有していると共に、方向Cに延在している短辺を有している矩形状を呈している。換言すれば、例えば、方向Aにおける第二光ファイバ保持体20Aの開口αの長さは、方向Cにおける第二光ファイバ保持体20Cの開口αの長さよりも大きい。
次に、図12を参照して、本実施形態の変形例の第二光ファイバ保持体20Bについて説明する。図12は、実施形態の変形例における第二光ファイバ保持体20Bの平面図である。図12においては、光ファイバ22の径の変化が省略されている。第二光ファイバ保持体20Bは、方向Bから見た場合に、開口αの形状に関してのみ、第二光ファイバ保持体20と異なる。第二光ファイバ保持体20と同様に、樹脂部25が取り除かれた状態において、複数の光ファイバ22の少なくとも一部は、第二光ファイバ保持体20Aの開口αから視認可能である。第二光ファイバ保持体20Bのフェルール24には、第二光ファイバ保持体20と同様に、開口αが形成されている。開口αは、方向Bから見て、円形状を呈している。
次に、図13を参照して、本実施形態の変形例の第二光ファイバ保持体20Cについて説明する。図13は、実施形態の変形例における第二光ファイバ保持体20Cの平面図である。図13においては、光ファイバ22の径の変化が省略されている。図14は、方向Aにおける第二光ファイバ保持体20Cの先端部分の断面を示す部分拡大図である。第二光ファイバ保持体20Cのフェルール24には、第二光ファイバ保持体20と同様に、開口αが形成されている。第二光ファイバ保持体20と同様に、樹脂部25が取り除かれた状態において、複数の光ファイバ22の少なくとも一部は、第二光ファイバ保持体20Cの開口αから視認可能である。第二光ファイバ保持体20Cの開口αは、方向Bにおいて、フェルール24を貫通していない。第二光ファイバ保持体20Cの開口αは、開口α1,α2のうち、開口α1のみを含んでいる。
第二光ファイバ保持体20Cの開口αは、方向Bから見て、方向Cに延在している矩形状を呈している。第二光ファイバ保持体20Cの開口αは、方向Bから見て、方向Aに延在している短辺を有していると共に方向Cに延在している長辺を有している。換言すれば、例えば、方向Cにおける第二光ファイバ保持体20Cの開口αの長さは、方向Aにおける第二光ファイバ保持体20Cの開口αの長さよりも大きい。方向Cにおける第二光ファイバ保持体20Cの開口αの長さは、方向Cにおけるフェルール24の最大長さと同一である。換言すれば、方向Cにおける第二光ファイバ保持体20Cの開口αの長さは、方向Cにおけるフェルール24の直径である。図13及び図14に示されている変形例のさらなる変形例として、方向Cにおける第二光ファイバ保持体20Cの開口αの長さが方向Cにおけるフェルール24の最大長さと同一である構成において、方向Aにおける第二光ファイバ保持体20Cの開口αの長さは方向Cにおける第二光ファイバ保持体20Cの開口αの長さよりも大きくてもよい。
次に、図15を参照して、本実施形態の変形例の第二光ファイバ保持体20Dについて説明する。図15は、実施形態の変形例における第二光ファイバ保持体20Dの平面図である。第二光ファイバ保持体20Dのフェルール24には、第二光ファイバ保持体20と同様に、開口αが形成されている。第二光ファイバ保持体20と同様に、樹脂部25が取り除かれた状態において、複数の光ファイバ22の少なくとも一部は、第二光ファイバ保持体20Dの開口αから視認可能である。
第二光ファイバ保持体20Dの開口αは、第二光ファイバ保持体20と同様に、第二収容部43及び内径変換部42の少なくとも一方と連通するように形成されている。第二光ファイバ保持体20Dの開口αは、第二収容部43及び内径変換部42と連通するように形成されている。第二光ファイバ保持体20Dにおいて、開口αの縁面61は、内径変換部42の内面44aと連続している。第二光ファイバ保持体20Dにおいて、第二光ファイバ保持体20と同様に、複数の光ファイバ22は、縁面61から離隔している。第二光ファイバ保持体20Dにおいて、第二光ファイバ保持体20と同様に、縁面61は、方向Aから見て、複数の光ファイバ22の各々の第二径部32の中心と重ならないように配置されている。換言すれば、縁面61は、複数の光ファイバ22の各々の第二径部32の中心軸Fと重ならないように配置されている。第一径部31は、中心軸F上においてテーパ部33に連結されており、テーパ部33から中心軸Fに沿って延在している。
上述した第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20C,20Dは、たとえば、以下の工程によって製造される。まず、フェルール24と複数の光ファイバ22とを準備する。
次に、フェルール24の第一収容部41に複数の光ファイバ22の第一径部31が挿入されるように、フェルール24に対して複数の光ファイバ22を押し込む。押し込まれる方向は、方向Aに沿っている。この際、第一収容部41に各光ファイバ22の第一径部31が挿入され、各光ファイバ22がフェルール24の端面24bから露出される。フェルール24に対して複数の光ファイバ22を押し込む際に、複数の光ファイバ22の状態が開口αから確認される。フェルール24に対して複数の光ファイバ22が押し込まれた後に、複数の光ファイバ22の状態が開口αから確認されてもよい。開口αからの複数の光ファイバ22の状態の確認は、人の目によって確認されてもよいし、機械によって確認されてもよい。
次に、複数の光ファイバ22がフェルール24に対して押し込まれた後に、第一収容部41に複数の光ファイバ22の第一径部31が位置する状態を維持しながら、複数の光ファイバ22が押し込まれた方向と反対方向に複数の光ファイバ22を引く。複数の光ファイバ22が引かれることによって、複数の光ファイバ22の撓みが解消される。複数の光ファイバ22が引かれることによって、各光ファイバ22の第一径部31は、第一収容部41、内径変換部42、及び、第二収容部43に位置し、各光ファイバ22は、内径変換部42においてフェルール24の内面44aから離隔している。例えば、各光ファイバ22の第一径部31とテーパ部33との接続部分が、方向Aにおいて、内径変換部42と第二収容部43との境界から0.5mm以上離れるように、複数の光ファイバ22が引かれる。フェルール24に対して複数の光ファイバ22が引かれる際に、複数の光ファイバ22の状態が開口αから確認される。フェルール24に対して複数の光ファイバ22が引かれた後に、複数の光ファイバ22の状態が開口αから確認されてもよい。例えば、複数の光ファイバ22が引かれた位置、すなわち、引かれた各光ファイバ22の位置、及び、光ファイバ22が引かれた長さが開口αから確認される。開口αからの複数の光ファイバ22の状態の確認は、人の目によって確認されてもよいし、機械によって確認されてもよい。
次に、樹脂部25が、ファイバ収容部40に充填され、固化される。樹脂部25の材料は、開口αから充填されてもよい。この結果、各光ファイバ22がフェルール24に対して固定される。樹脂部25の材料が開口αから充填される場合、ファイバ収容部40において樹脂部25が不要な箇所にまで、毛細管現象によって樹脂部25が配置されることが抑制され得る。以上の工程によって、第二光ファイバ保持体20が製造される。
次に、光接続構造体1、及び、第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20C,20Dの光ファイババンドル構造による作用効果について説明する。
第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20C,20Dにおいて、第一径部31は細径化されており、第一径部31の強度は比較的弱い。特に、細径化された第一径部31と細径化されていない第二径部32との接続部分には、光ファイバ22が曲がった際に応力が集中しやすい。当該接続部分は、集中した応力によって破断するおそれがある。また、細径化された第一径部31はクラッドが薄いため、第一径部31が湾曲した場合、コア22aからしみ出した光が損失として漏洩しやすい。例えば、複数の光ファイバ22と内孔24aとのクリアランスが比較的小さければ、複数の光ファイバ22の第一径部31が第一収容部41に挿入される際に摩擦が生じる。このため、例えば、複数の光ファイバ22の第一径部31が第一収容部41に押し込まれる際に、第一径部31が湾曲するおそれがある。
第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20C,20Dにおいて、フェルール24には、方向Bにおいて、ファイバ収容部40に連通するように開口αが形成されている。この構成の場合、ファイバ収容部40に光ファイバ22を配置する際に、光ファイバ22の状態が開口αから確認され得る。フェルール24が可視光を透過しない場合であっても、光ファイバ22の状態が開口αから確認され得る。フェルール24が可視光を透過する場合にも、光の屈折の影響を受けずに光ファイバ22の状態が開口αから確認され得る。このため、ファイバ収容部40内において光ファイバ22の湾曲が抑制され得る。したがって、第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20C,20Dにおける曲げ損失が低減され、所望の性能を有しながら歩留まり及び生産スループットが向上し得る。
第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20C,20Dにおいて、開口αは、方向Bから見て、複数の光ファイバ22の少なくとも一つと重なるように形成されている。この構成によれば、光ファイバ22が開口αからさらに確認されやすい。
第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20C,20Dにおいて、開口αは、方向Bから見て、複数の光ファイバ22の第一径部31と重なるように形成されている。第一径部31のクラッド22bの径は、第二径部32のクラッド22bの径よりも小さい。このため、コア22aが湾曲した場合に光がより漏れやすい。上記構成によれば、曲げ損失がさらに抑制され得る。
第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20C,20Dにおいて、ファイバ収容部40は、内径変換部42をさらに含んでいてもよい。内径変換部42は、テーパ状の面によって第一収容部41と第二収容部43とを連結している。この構成によれば、光ファイバ22の湾曲がさらに抑制され得る。
第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20C,20Dにおいて、開口αは、第二収容部43及び内径変換部42の少なくとも一方と連通するように形成されている。この構成によれば、第一収容部41において光ファイバ22の第一径部31が確実に保持されながら、光ファイバ22が開口αから確認され得る。
図16は、比較例として、第二光ファイバ保持体120を示している。第二光ファイバ保持体120において、開口αは、第二収容部43及び内径変換部42と連通するように形成されている。第二光ファイバ保持体120において、開口αの縁面61は、内径変換部42の内面44aと連続している。第二光ファイバ保持体120において、縁面61は、方向Aから見て、複数の光ファイバ22の各々の第二径部32の中心と重なるように配置されている。換言すれば、第二光ファイバ保持体120の縁面61は、複数の光ファイバ22の各々の第二径部32の中心軸Fと重なるように配置されている。この場合、第一径部31は縁面61に接し、第一径部31において湾曲部130が形成されている。湾曲部130は、第一径部31が過剰に湾曲した部分である。例えば、第一収容部41に第一径部31が挿入される際に、第一径部31が縁面61に接触して湾曲し、湾曲部130が形成される。この場合、湾曲部130において、曲げ損失が増加するおそれがあると共に、光ファイバ22が破断するおそれもある。
第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20Cにおいて、上記開口αは、内径変換部42から離隔している。この構成によれば、開口αの縁と光ファイバ22との接触による光ファイバ22の湾曲が抑制され得る。
第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20C,20Dにおいて、縁面61は、方向Aから見て、複数の光ファイバ22の各々の第二径部32の中心と重ならないように配置されている。この構成によれば、縁面61と光ファイバ22との接触による光ファイバ22の湾曲が抑制され得る。
第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20C,20Dにおいて、複数の光ファイバ22は、縁面61から離隔している。この構成によれば、縁面61と光ファイバ22との接触による光ファイバ22の湾曲が抑制され得る。
第二光ファイバ保持体20,20A,20Bにおいて、開口αは、方向Bにおいて、フェルール24を貫通している。この構成によれば、光ファイバ22が開口αからさらに確認されやすい。
第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20C,20Dにおいて、フェルール24は、方向Aにおいて互いに対向する一対の端部71,72を含んでいる。開口αは、一対の端部71,72のうち、第一収容部41よりも第二収容部43に近い端部72から、方向Aに1.5mm以上離れるように形成されている。この構成によれば、端部72においてフェルール24の保持が可能であるため、フェルール24の位置決めの容易性が確保され得る。例えば、端部72において、フランジ26によってフェルール24が保持される。
第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20C,20Dにおいて、フェルール24は、方向Aに延在する中心軸AXを有する円筒形状を呈している。開口αは、フェルール24の周方向において、中心軸AXを中心として30度以上の範囲に形成されている。この構成によれば、光ファイバ22が開口αからさらに確認されやすい。
第二光ファイバ保持体20において、フランジ26は、一対の端部71,72のうち、端部72において、フェルール24を保持している。この構成によれば、フェルール24がより確実に保持され得る。
第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20C,20Dにおいて、第一径部31は、第一収容部41、内径変換部42、及び、第二収容部43に位置している。各光ファイバ22は、内径変換部42においてフェルール24の内面44aから離隔している。このような構造によれば、光ファイバ22のコア22aの湾曲が抑制されており、曲げ損失及び光ファイバ22の破断が抑制される。したがって、第二光ファイバ保持体20における曲げ損失が低減され、所望の性能を有しながら歩留まり及び生産スループットが向上し得る。
第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20C,20Dにおいて、複数の光ファイバ22の各々は、曲率半径5mm以下の環状に1回転巻かれた状態において1.550μmの波長を有する光が入射した場合に、光損失が0.15dB以下となるように構成されている。この場合、複数の光ファイバ22における曲げ損失がさらに抑制され得る。
第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20C,20Dにおいて、複数の光ファイバ22の各々は、曲率半径5mm以下の環状に1回転巻かれた状態において1.625μmの波長を有する光が入射した場合に、光損失が0.15dB以下となるように構成されている。この場合、複数の光ファイバ22における曲げ損失がさらに抑制され得る。
第一収容部41の長さが小さいほど、複数の光ファイバ22の第一径部31と第一収容部41における内面44aとの樹脂部25による接着力も低下する。樹脂部25は、環境温度又は湿度変化などに応じて膨張又は収縮する。このため、樹脂部25の膨張及び収縮によって、フェルール24に対する光ファイバ22の位置がずれるおそれがある。
第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20C,20Dにおいて、フェルール24の延在方向における第一収容部41の長さは、2mm以上である。第一収容部41と光ファイバ22との間における隙間は比較的小さいため、樹脂部25の膨張及び収縮の影響が低減される。したがって、この構成によれば、各光ファイバ22の第一径部31がフェルール24の第一収容部41に保持され易く、各光ファイバ22がフェルール24に対してずれ難い。さらに、第一収容部41が長いほど、フェルール24に対する各光ファイバ22の先端面22cの位置精度が向上し得る。
第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20C,20Dにおいて、複数の光ファイバ22の第二径部32の外径寸法と、複数の光ファイバ22の第一径部31の外径寸法との差をフェルール24の延在方向における内径変換部42の長さで割った値は、0.085以下である。この構成によれば、複数の光ファイバ22の湾曲がさらに抑制され、複数の光ファイバ22の曲げ損失及び破断がさらに抑制され得る。例えば、方向Aにおける内径変換部42の長さは、例えば、1mm以上である。
第二光ファイバ保持体20において、複数の光ファイバ22の第一径部31は、方向Aから見て、ファイバ収容部40において、第一ピッチで配列されており、複数の光ファイバ22の少なくとも一対の第二径部32は、方向Aから見て、ファイバ収容部40において、第二ピッチで配列されている。第二ピッチは、第二径部32の外径寸法以上である。この構成によれば、複数の光ファイバ22の湾曲がさらに抑制され、複数の光ファイバ22の曲げ損失及び破断がさらに抑制され得る。
第二光ファイバ保持体20において、複数の光ファイバ22のうちの第一グループの第二径部32が配列されるピッチは、複数の光ファイバ22のうちの第二グループの第二径部32が配列されるピッチよりも大きい。この構成によれば、複数の光ファイバ22の湾曲がさらに抑制され、複数の光ファイバの曲げ損失及び破断がさらに抑制され得る。
以上、本開示の実施形態について詳細に説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な実施形態に適用することができる。
例えば、開口αの形状は第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20C,20Dの開口αの形状に限定されない。第二光ファイバ保持体20,20A,20B,20C,20Dの構成は、適宜組み合わされてもよい。例えば、開口α1と開口α2とは、異なる形状を呈していてもよい。開口α1が第二光ファイバ保持体20の開口αのように楕円形状であり、開口α2が第二光ファイバ保持体20Aの開口αのように矩形状であってもよい。開口α1と開口α2の双方が、第二光ファイバ保持体20Dの開口αと同様の構成を有していてもよい。
1…光接続構造体
10…第一光ファイバ保持体
12…MCF
12a…コア
12b…クラッド
12c…先端面
12d…先端部分
14…フェルール
14a…内孔
14b…端面
16…フランジ
20…第二光ファイバ保持体
20A…第二光ファイバ保持体
20B…第二光ファイバ保持体
20C…第二光ファイバ保持体
20D…第二光ファイバ保持体
22…光ファイバ
22a…コア
22b…クラッド
22c…先端面
22d…先端部分
24…フェルール
24a…内孔
24b…端面
25…樹脂部
26…フランジ
31…第一径部
32…第二径部
33…テーパ部
33a…テーパ面
34…被覆部
40…ファイバ収容部
41…第一収容部
42…内径変換部
43…第二収容部
44a…内面
61…縁面
68…外周面
71…端部
72…端部
120…第二光ファイバ保持体
130…湾曲部
A…方向
AX…中心軸
B…方向
B1…境界
B2…境界
B3…境界
B4…境界
C…方向
F…中心軸
L1…最短距離
S…割スリーブ
α…開口
α1…開口
α2…開口
θ…角度

Claims (14)

  1. 断面円形の中空形状に形成されていると共に第一方向に延在しているファイバ収容部を含むフェルールと、
    前記ファイバ収容部に収容されている複数の光ファイバと、
    前記ファイバ収容部に充填されている樹脂部と、を備えており、
    前記複数の光ファイバの各々は、第一径部と、前記第一径部の径よりも大きい径を有している第二径部と、を含んでおり、
    前記ファイバ収容部は、第一収容部と、前記第一収容部の内径よりも大きい内径を有している第二収容部とを含んでおり、
    前記複数の光ファイバに含まれる複数の前記第一径部は、前記第一収容部に位置しており、
    前記フェルールには、前記第一方向と交差する第二方向において、前記ファイバ収容部に連通するように開口が形成されている、光ファイババンドル構造。
  2. 前記開口は、前記第二方向から見て、前記複数の光ファイバの少なくとも一つと重なるように形成されている、請求項1に記載の光ファイババンドル構造。
  3. 前記開口は、前記第二方向から見て、前記複数の光ファイバの前記第一径部と重なるように形成されている、請求項2に記載の光ファイババンドル構造。
  4. 前記ファイバ収容部は、テーパ状の面によって前記第一収容部と前記第二収容部とを連結している内径変換部をさらに含んでいる、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光ファイババンドル構造。
  5. 前記開口は、前記第二収容部及び前記内径変換部の少なくとも一方と連通するように形成されている、請求項4に記載の光ファイババンドル構造。
  6. 前記開口は、前記内径変換部から離隔している、請求項4又は請求項5に記載の光ファイババンドル構造。
  7. 前記フェルールは、前記開口を画定している縁面を有しており、
    前記縁面は、前記第一方向から見て、前記複数の光ファイバの各々の前記第二径部の中心と重ならないように配置されている、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の光ファイババンドル構造。
  8. 前記フェルールは、前記開口を画定している縁面を有しており、
    前記複数の光ファイバは、前記縁面から離隔している、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の光ファイババンドル構造。
  9. 前記開口は、前記第二方向において、前記フェルールを貫通している、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の光ファイババンドル構造。
  10. 前記フェルールは、前記第一方向において互いに対向する一対の端部を含んでおり、
    前記開口は、前記一対の端部のうち、前記第一収容部よりも前記第二収容部に近い前記端部から、前記第一方向に1.5mm以上離れるように形成されている、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の光ファイババンドル構造。
  11. 前記フェルールを保持する保持部をさらに備え、
    前記保持部は、前記一対の端部のうち、前記第一収容部よりも前記第二収容部に近い前記端部において、前記フェルールを保持する、請求項10に記載の光ファイババンドル構造。
  12. 前記フェルールは、前記第一方向に延在する中心軸を有する円筒形状を呈しており、
    前記開口は、前記フェルールの周方向において、前記中心軸を中心として30度以上の範囲に形成されている、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の光ファイババンドル構造。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の光ファイババンドル構造と、
    前記第一方向に延在する複数のコアと前記複数のコアを覆うクラッドとを含んでいるマルチコアファイバと、を備えており、
    前記マルチコアファイバに含まれる前記複数のコアの少なくとも1つと前記複数の光ファイバの少なくとも1つのコアとが光学的に結合されている光接続構造体。
  14. 断面円形の中空形状に形成されていると共に第一方向に延在しているファイバ収容部を含んでおり、かつ、前記第一方向と交差する第二方向において前記ファイバ収容部に連通する開口が形成されているフェルールと、各々が第一径部と前記第一径部の径よりも大きい径を有している第二径部とを含んでいる複数の光ファイバと、を準備することと、
    前記ファイバ収容部に前記複数の光ファイバの前記第一径部を挿入することと、
    前記複数の光ファイバの状態を前記開口から確認することと、
    前記ファイバ収容部及び前記開口に樹脂を充填することと、を有している、光ファイババンドル構造の製造方法。
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