JP2024009665A - 光ファイババンドル構造、光接続構造体、及び、光ファイババンドル構造の製造方法 - Google Patents

光ファイババンドル構造、光接続構造体、及び、光ファイババンドル構造の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】所望の性能を有しながら歩留まり及び生産スループットが向上し得る構造を有している光ファイババンドル構造を提供する。【解決手段】複数の光ファイバ22において、第二径部32は、第一径部31の径よりも大きい径を有している。テーパ部33は、テーパ面によって第一径部31と第二径部32とを連結している。ファイバ収容部40において、第二収容部43は、第一収容部41の内径よりも大きい内径を有している。各第一径部31は、第一収容部41に位置している。各第二径部32は、第二収容部43に位置している。第二収容部43は、第一方向に直交する複数の仮想面によって区分される複数の領域R1,R2を含んでいる。複数の光ファイバ22のうち互いに隣り合う光ファイバ22のテーパ部33は、それぞれ、互いに異なる領域R1,R2内に位置している。【選択図】図9

Description

本開示は、光ファイババンドル構造、光接続構造体、及び、光ファイババンドル構造の製造方法に関するものである。
特許文献1には、フェルールと、フェルールのファイバ収容部に収容されている複数の光ファイバとを備えている光ファイババンドル構造が開示されている。複数の光ファイバの各々は、第一径部と、第一径部の径よりも大きい径を有している第二径部とを含んでいる。ファイバ収容部は、第一収容部と、第一収容部の内径よりも大きい内径を有している第二収容部とを含んでいる。各光ファイバの第一径部は、第一収容部に収容されている。
米国出願公開第2008/0069502号明細書 米国特許第3912362号明細書 特開2013-68891号公報 特開2017-181791号公報
特許文献1に開示されている光ファイババンドル構造において、複数の光ファイバは、第二収容部の内径よりも小さい内径を有している第一収容部に収容されている。このような構成において、光ファイバは、第一収容部と第二収容部との接続部分において湾曲している場合があった。光ファイバが湾曲していると、いわゆる曲げ損失が生じ得る。特に、光ファイバの径が第二径部よりも小さい第一径部においては、クラッドの径も第二径部よりも小さく、コアが湾曲した場合に光がより漏れやすい。さらに、上記のような構造では、製造工程において、ファイバ収容部内における光ファイバの湾曲に起因する応力によって、光ファイバが破断するおそれがある。このような光ファイバにおける曲げ損失及び破断が抑制される構造であれば、所望の性能を有する製品の歩留まり及び生産スループットが向上し得る。
本開示は、所望の性能を有しながら歩留まり及び生産スループットが向上し得る構造を有している光ファイババンドル構造、及び、光接続構造体、並びに、光ファイバの光損失及び破断が抑制され得る光ファイババンドル構造の製造方法を提供することを目的とする。
本開示に係る光ファイババンドル構造は、フェルールと、複数の光ファイバとを備えている。フェルールは、ファイバ収容部を含んでいる。ファイバ収容部は、断面円形の中空形状に形成されていると共に第一方向に延在している。複数の光ファイバは、ファイバ収容部に収容されている。複数の光ファイバの各々は、第一径部と、第二径部と、テーパ部とを含んでいる。第二径部は、第一径部の直径よりも大きい直径を有している。テーパ部は、テーパ面によって第一径部と第二径部とを連結している。テーパ面は、テーパ形状を呈している。ファイバ収容部は、第一収容部と、第二収容部とを含んでいる。第二収容部は、第一収容部の内径よりも大きい内径を有している。複数の光ファイバの各々の第一径部は、第一収容部に位置している。複数の光ファイバの各々の第二径部は、第二収容部に位置している。第二収容部は、第一方向に直交する複数の仮想面によって区分される複数の領域を含んでいる。複数の光ファイバのうち互いに隣り合う光ファイバのテーパ部は、それぞれ、複数の領域のうち互いに異なる領域内に位置している。
本開示に係る光接続構造体は、上記光ファイババンドル構造とマルチコアファイバとを備えている。マルチコアファイバは、第一方向に延在する複数のコアと複数のコアを覆うクラッドとを含んでいる。マルチコアファイバに含まれる複数のコアの少なくとも1つと複数の光ファイバの少なくとも1つのコアとが光学的に結合されている。
本開示に係る光ファイババンドル構造の製造方法は、フェルールと複数の光ファイバとを準備する工程と、フェルールに対して複数の光ファイバを押し込む工程と、複数の光ファイバを引く工程と、を有している。フェルールは、ファイバ収容部を含んでいる。ファイバ収容部は、断面円形の中空形状に形成されていると共に第一方向に延在している。ファイバ収容部は、第一収容部と第二収容部とを含んでいる。第二収容部は、第一収容部の内径よりも大きい内径を有している。複数の光ファイバは、ファイバ収容部に収容されている。複数の光ファイバの各々は、第一径部と、第二径部と、テーパ部と含んでいる。第二径部は、第一径部の直径よりも大きい直径を有している。テーパ部は、テーパ形状を呈しているテーパ面によって第一径部と第二径部とを連結している。複数の光ファイバを押し込む工程において、第一収容部に複数の光ファイバの第一径部が挿入されるように、フェルールに対して複数の光ファイバが押し込まれる。複数の光ファイバを引く工程において、複数の光ファイバがフェルールに対して押し込まれた後に、複数の光ファイバが押し込まれた方向と反対方向に複数の光ファイバが押し込まれる。第二収容部は、第一方向に直交する複数の仮想面によって区分される複数の領域を含んでいる。複数の光ファイバを引く工程において、複数の光ファイバの各々の第一径部が第一収容部に位置する状態を維持しながら、複数の光ファイバの各々の第二径部が第二収容部に位置し、かつ、複数の光ファイバのうち互いに隣り合う光ファイバのテーパ部がそれぞれ複数の領域のうち互いに異なる領域内に位置するように、複数の光ファイバが押し込まれた方向と反対方向に複数の光ファイバが引かれる。
本開示によれば、所望の性能を有しながら歩留まり及び生産スループットが向上し得る構造を有している光ファイババンドル構造、及び、光接続構造体、並びに、光ファイバの光損失及び破断が抑制され得る光ファイババンドル構造の製造方法を提供することができる。
図1は、実施形態における光接続構造体を示す斜視図である。 図2は、図1に示されている光接続構造体を分解した斜視図である。 図3は、図1に示されている光接続構造体のIII-III線に沿った断面図である。 図4は、第一光ファイバ保持体の端面を示す図である。 図5は、第二光ファイバ保持体の端面を示す図である。 図6は、第二光ファイバ保持体の先端部分の断面を示す部分拡大図である。 図7は、光ファイバの先端部分を示す部分拡大図である。 図8は、第一方向におけるフェルールの先端部分の断面を示す部分拡大図である。 図9は、ファイバ収容部に収容されている複数の光ファイバの先端部分を示す部分拡大図である。 図10は、光ファイバの曲げとテーパ部間距離との関係を示すグラフである。 図11は、実施形態の変形例における第二光ファイバ保持体の端面を示す図である。 図12は、実施形態の変形例における第二光ファイバ保持体の先端部分の断面を示す部分拡大図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
(1)本開示の実施形態に係る光ファイババンドル構造は、フェルールと、複数の光ファイバとを備えている。フェルールは、ファイバ収容部を含んでいる。ファイバ収容部は、断面円形の中空形状に形成されていると共に第一方向に延在している。複数の光ファイバは、ファイバ収容部に収容されている。複数の光ファイバの各々は、第一径部と、第二径部と、テーパ部とを含んでいる。第二径部は、第一径部の直径よりも大きい直径を有している。テーパ部は、テーパ面によって第一径部と第二径部とを連結している。テーパ面は、テーパ形状を呈している。ファイバ収容部は、第一収容部と、第二収容部とを含んでいる。第二収容部は、第一収容部の内径よりも大きい内径を有している。複数の光ファイバの各々の第一径部は、第一収容部に位置している。複数の光ファイバの各々の第二径部は、第二収容部に位置している。第二収容部は、第一方向に直交する複数の仮想面によって区分される複数の領域を含んでいる。複数の光ファイバのうち互いに隣り合う光ファイバのテーパ部は、それぞれ、複数の領域のうち互いに異なる領域内に位置している。
この光ファイババンドル構造の構成において、複数の光ファイバのうち互いに隣り合う光ファイバのテーパ部は、それぞれ、複数の領域のうち互いに異なる領域内に位置している。このような構造によれば、光ファイバの湾曲が抑制されており、曲げ損失及び光ファイバの破断が抑制される。したがって、当該光ファイババンドル構造における曲げ損失が低減され、所望の性能を有しながら歩留まり及び生産スループットが向上し得る。
(2)上記(1)の光ファイババンドル構造において、上記複数の光ファイバに含まれている複数の第一径部は、第一収容部において、第一ピッチで配列されていてもよい。上記複数の光ファイバに含まれている複数の第二径部は、第二収容部において、第一ピッチ以上の第二ピッチで配列されていてもよい。この場合、複数の光ファイバの湾曲がさらに抑制され、複数の光ファイバの曲げ損失及び破断がさらに抑制され得る。
(3)上記(1)または(2)の光ファイババンドル構造において、複数の光ファイバのうち互いに隣り合っていない光ファイバのテーパ部は、第一方向に直交する方向から見て重なっていてもよい。この場合、第一方向における光ファイババンドル構造のサイズが低減され得る。
(4)上記(1)または(2)の光ファイババンドル構造において、複数の光ファイバは、4本の光ファイバからなってもよい。4本の光ファイバのテーパ部は、それぞれ、複数の領域のうち互いに異なる領域内に位置していてもよい。この場合、光ファイバの湾曲がさら抑制されており、曲げ損失及び光ファイバの破断がさらに抑制される。
(5)上記(1)から(4)のいずれか一つの光ファイババンドル構造において、第一方向における第一収容部の長さは、2mm以上であってもよい。この場合、第一収容部と光ファイバとの間における隙間は比較的小さいため、樹脂部の膨張及び収縮の影響が低減される。したがって、この構成によれば、各光ファイバの第一径部がフェルールの第一収容部に保持され易く、各光ファイバがフェルールに対してずれ難い。
(6)上記(1)から(5)のいずれか一つの光ファイババンドル構造において、第一方向において、互いに隣り合う光ファイバのテーパ部の間の距離は、0.2mm以上離隔していてもよい。この場合、光ファイバの湾曲がさらに抑制されており、曲げ損失及び光ファイバの破断がさらに抑制される。
(7)上記(1)から(6)のいずれか一つの光ファイババンドル構造において、複数の光ファイバに含まれる複数のテーパ部は、第二収容部内に収容されていてもよい。この場合、複数の光ファイバのテーパ部がフェルールによって保護され得る。したがって、光ファイババンドル構造の堅牢性が向上し得る。
(8)上記(1)から(7)のいずれか一つの光ファイババンドル構造において、第一方向において、互いに隣り合う光ファイバのテーパ部の間の距離は、0.7mm以下であってもよい。この場合、第一方向における光ファイババンドル構造のサイズが低減され得る。
(9)上記(1)から(8)の光ファイババンドル構造において、互いに隣り合う光ファイバは、曲率半径5mmの環状に1回転巻かれた状態において、波長1.55μmの光が通光された際の光損失が0.15dB以下となるように構成されていてもよい。この場合、複数の光ファイバにおける曲げ損失がさらに抑制され得る。
(10)上記(1)から(9)の光ファイババンドル構造において、互いに隣り合う光ファイバは、曲率半径5mmの環状に1回転巻かれた状態において、波長1.625μmの光が通光された際の光損失が0.45dB以下となるように構成されていてもよい。この場合、複数の光ファイバにおける曲げ損失がさらに抑制され得る。
(11)本開示の別の実施形態に係る光接続構造体は、上記(1)から(10)のいずれか一つの光ファイババンドル構造と、マルチコアファイバと、を備えている。マルチコアファイバは、第一方向に延在する複数のコアと複数のコアを覆うクラッドとを含んでいる。マルチコアファイバに含まれる複数のコアの少なくとも1つと複数の光ファイバの少なくとも1つのコアとが、光学的に結合されている。このような構造によれば、光ファイバのコアの湾曲が抑制されており、曲げ損失及び光ファイバの破断が抑制され得る。したがって、当該光接続構造体は曲げ損失が低減され、所望の性能を有しながら歩留まり及び生産スループットが向上し得る。
(12)本開示のさらに別の実施形態に係る光ファイババンドル構造の製造方法は、フェルールと複数の光ファイバとを準備する工程と、フェルールに対して複数の光ファイバを押し込む工程と、複数の光ファイバを引く工程と、を有している。フェルールは、ファイバ収容部を含んでいる。ファイバ収容部は、断面円形の中空形状に形成されていると共に第一方向に延在している。ファイバ収容部は、第一収容部と第二収容部とを含んでいる。第二収容部は、第一収容部の内径よりも大きい内径を有している。複数の光ファイバは、ファイバ収容部に収容されている。複数の光ファイバの各々は、第一径部と、第二径部と、テーパ部と含んでいる。第二径部は、第一径部の直径よりも大きい直径を有している。テーパ部は、テーパ形状を呈しているテーパ面によって第一径部と第二径部とを連結している。複数の光ファイバを押し込む工程において、第一収容部に複数の光ファイバの第一径部が挿入されるように、フェルールに対して複数の光ファイバが押し込まれる。複数の光ファイバを引く工程において、複数の光ファイバがフェルールに対して押し込まれた後に、複数の光ファイバが押し込まれた方向と反対方向に複数の光ファイバが押し込まれる。第二収容部は、第一方向に直交する複数の仮想面によって区分される複数の領域を含んでいる。複数の光ファイバを引く工程において、複数の光ファイバの各々の第一径部が第一収容部に位置する状態を維持しながら、複数の光ファイバの各々の第二径部が第二収容部に位置し、かつ、複数の光ファイバのうち互いに隣り合う光ファイバのテーパ部がそれぞれ複数の領域のうち互いに異なる領域内に位置するように、複数の光ファイバが押し込まれた方向と反対方向に複数の光ファイバが引かれる。この場合、光ファイバの湾曲が抑制された光ファイババンドル構造が製造され得る。このため、曲げ損失及び光ファイバの破断が抑制され得る。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、一実施形態に係る光接続構造体を示す斜視図である。図2は、図1に示す光接続構造体を分解した斜視図である。図3は、図1に示す光接続構造体のIII-III線に沿った断面図である。図1から図3に示すように、光接続構造体1は、第一光ファイバ保持体10、第二光ファイバ保持体20、及び、割スリーブSを備える。第一光ファイバ保持体10は、マルチコアファイバ12(以下「MCF12」とも記す)、フェルール14、及び、フランジ16を有する。第二光ファイバ保持体20は、複数の光ファイバ22、フェルール24、樹脂部25、及び、フランジ26を有する。第二光ファイバ保持体20は、光ファイババンドル構造を備える。割スリーブSは、第一光ファイバ保持体10のMCF12の各コアの光軸と複数の光ファイバ22の各コアの光軸とを合わせるようにフェルール14とフェルール24とを外側から保持して調心する部材である。
MCF12は、方向Aに延在している。すなわち、方向Aは、MCF12の長手方向に相当する。MCF12は、図3及び図4に示すように、方向Aに延在する複数のコア12aと、方向Aに延在すると共に複数のコア12aをまとめて覆うクラッド12bと、先端面12cと、を有する。図4は、第一光ファイバ保持体10の端面を示す図である。図4には、MCF12の先端とフェルール14の端面とが示されている。先端面12cは、複数のコア12aの先端とクラッド12bの先端とから構成される。コア12aは、例えばゲルマニウム等のドーパントが添加されて屈折率が高められたシリカガラスからなり、クラッド12bは、例えばフッ素等のドーパンドが添加されて屈折率が低くされたシリカガラスからなってもよく、材料及びドーパント等の組み合わせは適宜選択することができる。このようなMCF12では、各コア12aによって所定波長の光信号を伝搬することができる。
MCF12では、例えば各コア12aは2次元状に配置されている。MCF12は、図4に示すように、1本のファイバ中に、例えば4本のコア12aを有している。MCF12におけるコア12aの数は、これに限定されない。図4に示す例では、4本のコア12aが正方配置されている。各コア12aのモードフィールド直径は、例えば15μm以下であってもよく、5μm以上であってもよい。各コア12aのコアピッチは、例えば20μm以上80μm以下であってもよい。「コアピッチ」とは、方向Aに直交する断面におけるコアの中心間の距離に相当する。クラッド12bの直径は、例えば200μm以下であってもよく、125μm以下であってもよく、100μm以下であってもよく、80μm以下であってもよく、50μm以上であってもよい。
フェルール14は、MCF12の先端部分12dを保持する円筒形状の部材であり、MCF12の先端部分12dを収容する貫通孔である内孔14aと、フェルール14の端面14bと、を有する。フェルール14は、MCF12の先端面12cが端面14bの内側において露出するようにMCF12の先端部分12dを内孔14aに固定する。内孔14aの内径は、MCF12の外径と同一又はやや大きい径であり、MCF12の先端部分12dは内孔14a内に挿入されることで嵌合される。方向Aにおけるフェルール14の長さは、例えば、6mm以上11mm以下である。フェルール14は、ジルコニアなどのセラミック材料又はガラス材料から構成される。
フランジ16は、図3に示すように、フェルール14の後端部分を保持すると共に、MCF12を内部に収容する筒形状の部材である。フランジ16内に収容されるMCF12の部分は、接着剤等によってフランジ16内に固定されていてもよい。フランジ16は、例えば金属または樹脂等から構成される。
複数の光ファイバ22は、MCF12に光接続される光ファイバである。各光ファイバ22は、図3及び図5に示すように、方向Aに延在するコア22aと、方向Aに延在すると共にコア22aを覆うクラッド22bと、先端面22cと、を有する。図5は、第二光ファイバ保持体20の端面を示す図である。図5には、複数の光ファイバ22の先端とフェルール24の端面とが示されている。先端面22cは、コア22aの先端とクラッド22bの先端とから構成される。コア22aは、例えばゲルマニウム等のドーパントが添加されて屈折率が高められたシリカガラスからなり、クラッド22bは、例えばフッ素等のドーパンドが添加されて屈折率が低くされたシリカガラスからなってもよく、材料やドーパント等の組み合わせは適宜選択することができる。このような光ファイバ22では、各コア22aによって所定波長の光信号が伝搬される。複数の光ファイバ22の各々は、1つのコアを有するシングルコア光ファイバである。本実施形態の変形例として、複数の光ファイバ22の各々は、例えばマルチコア光ファイバを含む光ファイババンドル構造であってもよく、シングルコア光ファイバとマルチコア光ファイバとが混在する構造であってもよい。
第二光ファイバ保持体20では、方向Aから見て、各光ファイバ22は2次元状に配置されている。第二光ファイバ保持体20は、図5に示すように、例えば4本の光ファイバ22を有している。各光ファイバ22は、例えば、シングルモード型の光ファイバである。各光ファイバ22は、単峰型の屈折率分布プロファイルを有している。本実施形態の変形例として、各光ファイバ22は、コア22aとクラッド22bとの間に、クラッド22bよりも屈折率が低い層を有しており、トレンチ型の屈折率分布プロファイルを有していてもよい。本実施形態の変形例として、各光ファイバ22は、マルチモード型の光ファイバであってもよい。
第二光ファイバ保持体20の光ファイバ22のコア22aの数及び配置は、第一光ファイバ保持体10のMCF12の複数のコア12aの数及び配置に対応している。言い換えると、複数の光ファイバ22のそれぞれのコア22aの配置は、MCF12の複数のコア12aの配置に一致している。但し、複数の光ファイバ22のコア22aの合計数と配置がMCF12のコア12aの数と配置に完全に一致している必要はなく、一部が光接続しない構成であってもよい。第二光ファイバ保持体20の複数の光ファイバ22のコア22aは、フェルール24の中心軸を中心とする回転調整によって、第一光ファイバ保持体10のMCF12の各コア12aと光結合するように構成されている。
光接続構造体1において、MCF12に含まれる複数のコア12aの少なくとも1つと複数の光ファイバ22の少なくとも1つのコア22aとが、光学的に結合されている。例えば、光ファイバ22がシングルモード型のシングルコア光ファイバである場合には、光ファイバ22のそれぞれのコア22aと、第一光ファイバ保持体10のMCF12のコア12aとは、一対一で対応する。例えば、光ファイバ22がマルチコア光ファイバである場合には、1つの光ファイバ22の中の複数のコア22aと、第一光ファイバ保持体10のMCF12の複数のコア12aとが対応する。
各光ファイバ22は、例えば、曲率半径5mmの環状に1回転巻かれた状態において波長1.550μmの光が通光された際の光損失が0.15dB以下となるように構成されている。各光ファイバ22は、曲率半径5mmの環状に1回転巻かれた状態において波長1.625μmの光が通光された際の光損失が0.45dB以下となるように構成されている。各光ファイバ22は、波長1.550μmの光に対する上記特性と、波長1.625μmの光に対する上記特性との双方を有していてもよいし、いずれか一方の特性を有していてもよい。
フェルール24は、複数の光ファイバ22の先端部分22dをまとめて保持する円筒形状の部材であり、複数の光ファイバ22の各先端部分22dを収容する貫通孔である内孔24aと、端面24bとを有する。フェルール24は、例えば、ジルコニアなどのセラミック材料又はガラス材料から構成される。
フェルール24は、複数の光ファイバ22の各先端面22cがフェルール24の端面24bの内側において露出するように複数の光ファイバ22の各先端部分22dを樹脂部25によって内孔24a内に固定する。内孔24aの内径は、複数の光ファイバ22を束ねたものの外径と同一又はやや大きい径であり、複数の光ファイバ22の先端部分22dは内孔24a内に挿入されて、それらの隙間に充填された樹脂部25により接着固定される。
樹脂部25は、例えば、結線接着剤である。樹脂部25は、例えば熱硬化型の接着剤であり、樹脂部25を所定箇所に注入した後、樹脂部25を加熱することにより硬化することができる。フェルール24が主としてセラミック材料からなる場合には、樹脂部25は例えば熱硬化型のエポキシ系接着剤又は熱硬化型のアクリル系接着剤である。フェルール24が主としてガラス材料からなる場合には、樹脂部25は例えば熱硬化型のエポキシ系接着剤、熱硬化型のアクリル系接着剤、紫外線硬化型のエポキシ系接着剤、又は、紫外線硬化型のアクリル系接着剤である。樹脂部25は、フェルール24の材料によらず、これらに限定されない。
フランジ26は、図3に示すように、フェルール24の後端部分を保持すると共に、複数の光ファイバ22を内部に収容する筒形状の部材である。換言すれば、フランジ26は、フェルール24を保持する保持部に相当する。フランジ26内に収容される複数の光ファイバ22の部分は、接着剤等によってフランジ26内に固定されていてもよい。フランジ26は、例えば金属または樹脂等から構成される。
次に、図6から図9を参照して、本実施形態における第二光ファイバ保持体20の一例についてさらに詳細に説明する。図6は、方向Aにおける第二光ファイバ保持体20の先端部分の断面を示している。図7は、光ファイバ22の先端部分を示している。図8は、方向Aにおけるフェルール24の先端部分の断面を示している。図9は、ファイバ収容部に収容されている複数の光ファイバの先端部分を示す部分拡大図である。
フェルール24は、ファイバ収容部40を含んでいる。ファイバ収容部40には、樹脂部25が充填されている。ファイバ収容部40は、断面円形の中空形状に形成されていると共に方向Aに延在している。ファイバ収容部40は、上述した内孔24aに相当する。複数の光ファイバ22は、ファイバ収容部40に収容されている。
図6及び図7に示されているように、複数の光ファイバ22の各々は、第一径部31と、第二径部32と、テーパ部33とを含んでいる。第一径部31は、細径光ファイバ部に相当し、一般的な外径よりも細径化されている。第一径部31は、例えば、フッ化水素酸水などによるエッチング処理を用いた細径加工によって形成されている。第二径部32は、一般的な外径を有する部分に相当する。換言すれば、第二径部32は、第一径部31の直径よりも大きい直径を有している。テーパ部33は、テーパ面33aを含んでいる。テーパ面33aは、テーパ形状を呈している。テーパ部33は、テーパ面33aによって第一径部31と第二径部32とを連結している。光ファイバ22の外径は、第二径部32から第一径部31に向かって徐々に小さくなっている。
第一径部31の直径は、例えば、20μm以上80μm以下である。図7に示されている構成においては、第一径部31の直径は、40μmである。第二径部32の直径は、例えば、50μm以上200μm以下である。図7に示されている構成においては、第二径部32の直径は、125μmである。
各光ファイバ22は、被覆部34をさらに含んでいる。被覆部34は、第二径部32と同様の直径を有している部分を、光ファイバ22の外形に沿って覆っている。被覆部34は、第二径部32の直径よりも大きな直径を有している。被覆部34の直径は、例えば、170μm以上260μm以下である。図7に示されている構成においては、被覆部34の直径は、250μmである。
図5に示されているように、先端面22cにおいて、第一径部31の外接円の直径は、MCF12のクラッド直径に対応している。第一径部31の外接円の直径は、フェルール24の内孔24aの内径に相当する。先端面22cにおいて、複数の光ファイバ22が内孔24aに2次元的に最密充填されている。「2次元的に最密充填」とは、内孔24aに配置可能な最大数の光ファイバ22が、内孔24aにおいて、各光ファイバ22が動かないように配置されることを意味する。例えば、先端面22cの内孔24aにおいて、複数の光ファイバ22が互いに接するように配置されている。複数の光ファイバ22と内孔24aとの間に、クリアランス(隙間)が設けられてもよい。先端面22cにおいて、4つの第一径部31の各々の直径が40μmであり、内孔24aの内径が96.6μmである場合、複数の光ファイバ22と内孔24aとのクリアランスがゼロである。
各コア22aのモードフィールド直径は、例えば15μm以下である。各コア22aのモードフィールド直径は、例えば、5μm以上であってもよい。先端面22cにおいて、各コア22aのコアピッチは、例えば20μm以上80μm以下である。先端面22cにおいて、クラッド22bの直径は、例えば20μm以上125μm以下である。フェルール24の内孔24aの内径は、例えば200μm以下である。当該外接円の直径は、例えば125μm以下であってもよく、100μm以下であってもよく、80μm以下であってもよく、50μm以上であってもよい。
図6及び図8に示されているように、ファイバ収容部40は、第一収容部41と、内径変換部42と、第二収容部43とを含んでいる。図6において、各光ファイバ22に示されている2本の破線は、第一径部31とテーパ部33との境界B1、及び、第二径部32とテーパ部33との境界B2をそれぞれ示している。フェルール24に示されている2本の破線は、第一収容部41と内径変換部42との境界B3、及び、内径変換部42と第二収容部43との境界B4をそれぞれ示している。
第二収容部43は、第一収容部41の内径よりも大きい内径を有している。内径変換部42は、テーパ形状を呈している。内径変換部42は、テーパ状の面によって第一収容部41と第二収容部43とを連結している。内径変換部42は、湾曲面によって第一収容部41と第二収容部43とを連結していてもよい。
複数の光ファイバ22の各々の第一径部31は、第一収容部41、内径変換部42、及び、第二収容部43に位置している。複数の光ファイバ22の各々の第二径部32は、第一収容部41及び内径変換部42に位置しておらず、第二収容部43のみに位置している。複数の光ファイバ22に含まれている複数のテーパ部33の全体が、第二収容部43内に位置している。各光ファイバ22は、内径変換部42においてフェルール24の内面44aから離間している。内面44aは、内孔24aを画定する面である。
方向Aにおけるフェルール24は、例えば、方向Aにおける長さが6mm以上11mm以下である。フェルール24は、ジルコニアなどのセラミック材料又はガラス材料から構成される。図8に示されている構成において、方向Aにおけるフェルール24の長さは、6.5mmである。方向A、すなわちフェルール24の延在方向における第一収容部41の長さは、例えば2mm以上である。フェルール24の延在方向における内径変換部42の長さは、例えば1mm以上である。フェルール24の延在方向における第二収容部43の長さは、例えば2mm以上である。各光ファイバ22の第一径部31と第二径部32との接続部分は、方向Aにおいて、内径変換部42と第二収容部43との境界B4から0.5mm以上離れている。各光ファイバ22の第一径部31とテーパ部33との境界B1は、方向Aにおいて、内径変換部42と第二収容部43との境界B4から0.5mm以上離れている。
複数の光ファイバ22に含まれている複数の第一径部31は、方向Aから見て、ファイバ収容部40の第一収容部41において、第一ピッチで配列されている。第一ピッチは、例えば、第一径部31におけるコア22aのコアピッチである。複数の光ファイバ22に含まれている複数の第二径部32は、方向Aから見て、ファイバ収容部40の第二収容部43において、第一ピッチ以上の第二ピッチで配列されている。第二ピッチは、例えば、第二径部32におけるコア22aのコアピッチである。
隣り合う光ファイバ22の第一径部31が接している場合には、第一ピッチは、互いに隣り合う光ファイバ22のうち一方の第一径部31の半径と他方の第一径部31の半径との和に等しい。換言すれば、隣り合う光ファイバ22の第一径部31が接している場合には、第一ピッチは、互いに隣り合う光ファイバ22の第一径部31の外径の和を2で割った値である。したがって、互いに隣り合う光ファイバ22の第一径部31の外径が等しい場合は、第一ピッチは、第一径部31の外径に等しい。隣り合う光ファイバ22の第一径部31が接していない場合には、第一ピッチは、互いに隣り合う光ファイバ22の外径の和を2で割った値よりも大きい。同様に、隣り合う光ファイバ22の第二径部32が接している場合には、第二ピッチは、互いに隣り合う光ファイバ22のうち一方の第二径部32の半径と他方の第二径部32の半径との和に等しい。換言すれば、隣り合う光ファイバ22の第二径部32が接している場合には、第二ピッチは、互いに隣り合う光ファイバ22の第二径部32の外径の和を2で割った値である。したがって、互いに隣り合う光ファイバ22の第二径部32の外径が等しい場合は、第二ピッチは、第二径部32の外径に等しい。隣り合う光ファイバ22の第二径部32が接していない場合には、第二ピッチは第二径部32の外径よりも大きい。
複数の光ファイバ22と内孔24aとの間にクリアランスが設けられている場合、光ファイバ22が配列されるピッチはクリアランスの範囲内で変化し得る。複数の光ファイバ22の第一径部31と第一収容部41の内孔24aとの間におけるクリアランスは、複数の光ファイバ22の第二径部32と第二収容部43の内孔24aとの間におけるクリアランスよりも小さい。複数の光ファイバ22の第一径部31と第一収容部41の内孔24aとの間におけるクリアランスは、実質的にゼロである。例えば、先端面22cにおいて、4つの第一径部31の各々の直径が40μmである場合、第一収容部41の内孔24aの内径は97μm程度に構成される。4つの第二径部32の各々の直径が125μmである場合、第二収容部43の内孔24aの内径は310μm以上400μm以下程度に構成される。
複数の光ファイバ22の第二径部32と第二収容部43の内孔24aとの間におけるクリアランスによって、第二収容部43において第二径部32はバラついて位置し得る。このため、複数の光ファイバ22の少なくとも一対の第二径部32は、方向Aから見て、ファイバ収容部40において、第二径部32の外径以上のピッチで配列される。複数の光ファイバ22のうちの第一グループの第二径部32が配列されるピッチが、複数の光ファイバ22のうちの第二グループの第二径部32が配列されるピッチよりも大きい場合がありうる。第一グループ及び第二グループは、組み合わせが異なる複数の第二径部32からなるグループである。第一グループと第二グループとには、同一の第二径部32が含まれていてもよい。例えば、第一グループの互いに隣り合う第二径部32は互いに接しており、第二グループの互いに隣り合う第二径部32は互いに離隔している。
図9に示されているように、複数の光ファイバ22のうち互いに隣り合う光ファイバ22のテーパ部33は、方向Aにおいて互いにずれている。換言すれば、複数の光ファイバ22のうち互いに隣り合う光ファイバ22のテーパ部33は、方向Aに直交する方向から見て、互いに重なっていない。
図5及び図6に示されている構成において、複数の光ファイバ22の全てのテーパ部33が、方向Aに直交する方向から見て、互いに重なっていない。本実施形態の変形例において、複数の光ファイバ22のうち互いに隣り合っていない光ファイバ22のテーパ部33は、方向Aに直交する方向から見て重なっていてもよい。
図9に示されているように、第二収容部43は、方向Aに直交する複数の仮想面によって区分される複数の領域R1,R2を含んでいる。複数の仮想面は、例えば、光ファイバ22の境界B1を含んでいる仮想面、及び、光ファイバ22の境界B2を含んでいる仮想面を含んでいる。複数の光ファイバ22のうち互いに隣り合う光ファイバ22A,22Bのテーパ部33は、それぞれ、複数の領域のうち互いに異なる領域R1,R2内に位置している。例えば、光ファイバ22Aのテーパ部33は、領域R2内に位置している。例えば、光ファイバ22Bのテーパ部33は、領域R1内に位置している。例えば、領域R1は、光ファイバ22Bの境界B1と光ファイバ22Bの境界B2とに挟まれた領域である。例えば、領域R2は、光ファイバ22Aの境界B1と光ファイバ22Aの境界B2とに挟まれた領域である。
例えば、ファイバ収容部40に収容されている複数の光ファイバ22が4本の光ファイバ22からなる場合、4本の光ファイバ22のテーパ部33は、それぞれ、複数の上記領域のうち互いに異なる領域内に位置している。
図9及び図10を参照して、互いに隣り合う光ファイバ22のテーパ部33の間の距離Lと、光ファイバ22の曲がりとの関係について説明する。図9は、ファイバ収容部40に収容されている複数の光ファイバ22の先端部分を示す部分拡大図である。
例えば、図9に示されているように、複数の光ファイバ22は、互いに隣り合う光ファイバ22A,22Bを含んでいる。例えば、光ファイバ22Bのテーパ部33は、光ファイバ22Aのテーパ部33よりも、ファイバ収容部40の第一収容部41に近い。互いに隣り合う光ファイバ22Aの曲がりは、方向Aにおける互いに隣り合う光ファイバ22A,22Bのテーパ部33の間の距離Lに依存している。以下、方向Aにおける光ファイバ22A,22Bのテーパ部33の間の距離は、「テーパ部間距離」ともいう。
例えば、互いに隣り合う光ファイバ22Aの第一径部31の曲がりは、方向Aにおける、光ファイバ22Aにおける第一径部31とテーパ部33との境界B1と、光ファイバ22Aの第一径部31と光ファイバ22Bとの接点C1との距離に依存する。接点C1は、例えば、光ファイバ22Aの第一径部31と、光ファイバ22Bにおける第二径部32とテーパ部33との境界B2との接点に相当する。
光ファイバ22Aにおいて、境界B1と接点C1との間における第一径部31の曲げ半径が“R”であり、接点C1を通る法線と境界B1の延長線とのなす角が“θ1”である。「曲げ半径」は、「曲率半径」に相当する。方向Aにおける、光ファイバ22Bの境界B2と光ファイバ22Aの境界B1との間の線分S1は、方向Aにおける、光ファイバ22A,22Bのテーパ部間距離Lに相当する。中心軸CEと光ファイバ22Bの境界B2の延長線との交点と、中心軸CEと光ファイバ22Aの境界B1との交点との間の線分S2は、S2=Rθで表され得る。この場合、方向Aにおける、光ファイバ22A,22Bのテーパ部間距離Lは、下記式(1)によって表される。
Figure 2024009665000002
第一径部31の直径が“d”であり、第二径部32の直径が“d”である場合、式(2):Rθsin(θ)=d=(d-d)/2が満たされる。θは、θ/2に相当する。θ/2が十分小さい場合、以下の式(3)が満たされる。
Figure 2024009665000003
式(2)と式(3)とから式(4)が導出される。
Figure 2024009665000004
式(4)の変形によって、式(5)が導出される。
Figure 2024009665000005
式(2)と式(5)とから式(6)が導出される。
Figure 2024009665000006
式(6)の変形によって、式(7)が導出される。
Figure 2024009665000007
図10は、光ファイバ22Aの曲げ半径Rとテーパ部間距離Lとの関係を示すグラフである。例えば、第一径部31の直径dが0.04mmであり、第二径部32の直径dが0.125mmである。互いに隣接する光ファイバ22A,22Bのテーパ部間距離Lが0.3mmの場合、曲げ半径Rは0.7mmである。互いに隣接する光ファイバ22A,22Bのテーパ部間距離Lが0.35mmの場合、曲げ半径Rは1.0mmである。互いに隣接する光ファイバ22A,22Bのテーパ部間距離Lが0.6mmの場合、曲げ半径Rは3mmである。互いに隣接する光ファイバ22A,22Bのテーパ部間距離Lが0.83mmの場合、曲げ半径Rは5.7mmである。互いに隣接する光ファイバ22A,22Bのテーパ部間距離Lが長いほど、曲げ半径Rは大きい。このため、互いに隣接する光ファイバ22A,22Bのテーパ部間距離Lが大きいほど、光ファイバ22A,22Bの曲がりは小さい。換言すれば、テーパ部間距離Lが大きいほど、光ファイバ22A,22Bの曲がりが抑制され得る。互いに隣接する光ファイバ22A,22Bのテーパ部間距離Lが0.35mmであれば、曲げ半径Rは少なくとも1mm以上確保され得る。
互いに隣接する光ファイバ22A,22Bのテーパ部間距離Lが大きすぎる場合、光ファイバ22のテーパ部33又は第一径部31がフェルール14の後端から突出するおそれがある。この場合、テーパ部33及び第一径部31の強度は比較的弱いため、堅牢性が低下する。
例えば、4本の光ファイバ22がファイバ収容部40に収容され、4本の光ファイバ22の全てのテーパ部33が方向Aに直交する方向から見て互いに重ならないように配置される場合について検討する。例えば、フェルール14における第二収容部43の長さが2.5mmである場合、テーパ部間距離Lは0.83mm以下であることが好ましい。
方向Aにおいて、互いに隣り合う光ファイバ22A,22Bのテーパ部間距離Lは、0.7mm以下である。方向Aにおいて、互いに隣り合う光ファイバ22A,22Bのテーパ部間距離Lは、0.2mm以上である。換言すれば、互いに隣り合う光ファイバ22のテーパ部33は、方向Aにおいて、0.2mm以上離隔している。
上述した第二光ファイバ保持体20は、たとえば、以下の工程によって製造される。まず、フェルール24と複数の光ファイバ22とを準備する。
次に、フェルール24の第一収容部41に複数の光ファイバ22の第一径部31が挿入されるように、フェルール24に対して複数の光ファイバ22を押し込む。押し込まれる方向は、方向Aに沿っている。この際、第一収容部41に各光ファイバ22の第一径部31が挿入され、各光ファイバ22がフェルール24の端面24bから露出される。この状態において、例えば、少なくとも1つの光ファイバ22のテーパ部33は、フェルール24の内径変換部42に位置している。
次に、複数の光ファイバ22がフェルール24に対して押し込まれた後に、第一収容部41に複数の光ファイバ22の各々の第一径部31が位置する状態を維持しながら、複数の光ファイバ22が押し込まれた方向と反対方向に複数の光ファイバ22が引かれる。この際、複数の光ファイバ22は、複数の光ファイバ22の各々の第二径部32が第二収容部43に位置し、かつ、複数の光ファイバ22のうち互いに隣り合う光ファイバ22のテーパ部33がそれぞれ第二収容部43のうち互いに異なる領域R1,R2内に位置するように、複数の光ファイバ22が押し込まれた方向と反対方向に引かれる。領域R1,R2は、方向Aに直交する複数の仮想面によって区分される領域である。
複数の光ファイバ22が引かれることによって、複数の光ファイバ22の撓みが解消される。複数の光ファイバ22が引かれることによって、各光ファイバ22の第一径部31は、第一収容部41、内径変換部42、及び、第二収容部43に位置し、各光ファイバ22は、内径変換部42においてフェルール24の内面44aから離隔している。例えば、各光ファイバ22の第一径部31とテーパ部33との接続部分が、方向Aにおいて、内径変換部42と第二収容部43との境界から0.5mm以上離れるように、複数の光ファイバ22が引かれる。
次に、樹脂部25が、ファイバ収容部40に充填され、固化される。この結果、各光ファイバ22がフェルール24に対して固定される。以上の工程によって、第二光ファイバ保持体20が製造される。
次に、図11及び図12を参照して、本実施形態の変形例における光ファイババンドル構造について説明する。図11は、第二光ファイバ保持体の端面を示す図である。図12は、第二光ファイバ保持体の先端部分の断面を示す部分拡大図である。本変形例は、概ね、上述した実施形態と類似又は同じである。本変形例において、第二光ファイバ保持体20は、7本の光ファイバ22を有している点において、上述した実施形態と相違する。以下、上述した実施形態と変形例との相違点を主として説明する。
本変形例において、図11に示されているように、第二光ファイバ保持体20は、7本の光ファイバ22を有している。この場合、MCF12は、7本のコア12aを有している。図12において、各光ファイバ22に示されている2本の破線は、第一径部31とテーパ部33との境界B1、及び、第二径部32とテーパ部33との境界B2をそれぞれ示している。フェルール24に示されている2本の破線は、第一収容部41と内径変換部42との境界B3、及び、内径変換部42と第二収容部43との境界B4をそれぞれ示している。
先端面22cにおいて、第一径部31の外接円の直径は、MCF12のクラッド直径に対応している。第一径部31の外接円の直径は、フェルール24の内孔24aの内径に相当する。先端面22cにおいて、7本の光ファイバ22が内孔24aに2次元的に最密充填されている。
図11及び図12に示されている構成において、複数の光ファイバ22のうち互いに隣り合っていない光ファイバ22のテーパ部33は、方向Aに直交する方向から見て重なっていてもよい。図11及び図12に示されている構成においても、複数の光ファイバ22のうち互いに隣り合う光ファイバ22のテーパ部33は、方向Aにおいて互いにずれている。換言すれば、複数の光ファイバ22のうち互いに隣り合う光ファイバ22のテーパ部33は、方向Aに直交する方向から見て、互いに重なっていない。
複数の光ファイバ22のうち互いに隣り合う光ファイバ22のテーパ部33は、それぞれ、複数の領域のうち互いに異なる領域内に位置している。例えば、7本の光ファイバ22のテーパ部33のうち互いに隣り合う光ファイバ22は、それぞれ、複数の上記領域のうち互いに異なる領域内に位置している。7本の光ファイバのうち互いに隣り合っていない光ファイバ22のテーパ部33は、方向Aに直交する方向から見て重なっていてもよい。
次に、図10及び図11を参照して、光接続構造体1、及び、第二光ファイバ保持体20の光ファイババンドル構造による作用効果について説明する。
第二光ファイバ保持体20の構成において、複数の光ファイバ22のうち互いに隣り合う光ファイバ22A,22Bのテーパ部33は、それぞれ、複数の領域R1,R2のうち互いに異なる領域内に位置している。このような構造によれば、光ファイバ22の湾曲が抑制されており、曲げ損失及び光ファイバ22の破断が抑制される。したがって、当該第二光ファイバ保持体20における曲げ損失が低減され、所望の性能を有しながら歩留まり及び生産スループットが向上し得る。方向Aにおいて複数の光ファイバ22のテーパ部33の位置が重なっている場合、すなわち、複数の光ファイバ22のテーパ部33が同一の上記領域に位置している場合、第一径部31の曲げが比較的大きい。
第二光ファイバ保持体20において、互いに隣り合う光ファイバ22A,22Bは、曲率半径5mmの環状に1回転巻かれた状態において、波長1.55μmの光が通光された際の光損失が0.15dB以下となるように構成されていてもよい。この場合、複数の光ファイバ22A,22Bにおける曲げ損失がさらに抑制され得る。
第二光ファイバ保持体20において、互いに隣り合う光ファイバ22A,22Bは、曲率半径5mmの環状に1回転巻かれた状態において、波長1.625μmの光が通光された際の光損失が0.45dB以下となるように構成されていてもよい。この場合、複数の光ファイバ22における曲げ損失がさらに抑制され得る。
第二光ファイバ保持体20において、方向Aにおける第一収容部41の長さは、2mm以上であってもよい。この場合、第一収容部41と光ファイバ22との間における隙間は比較的小さいため、樹脂部25の膨張及び収縮の影響が低減される。したがって、この構成によれば、各光ファイバ22の第一径部31がフェルール24の第一収容部41に保持され易く、各光ファイバ22がフェルール24に対してずれ難い。さらに、第一収容部41が長いほど、フェルール24に対する各光ファイバ22の先端面22cの位置精度が向上し得る。
第二光ファイバ保持体20において、複数の第一径部31は、第一収容部41において、第一ピッチで配列されていてもよい。複数の第二径部32は、第二収容部43において、第一ピッチ以上の第二ピッチで配列されていてもよい。この場合、複数の光ファイバ22の湾曲がさらに抑制され、複数の光ファイバ22の曲げ損失及び破断がさらに抑制され得る。
第二光ファイバ保持体20において、複数の光ファイバ22は、4本の光ファイバ22からなってもよい。4本の光ファイバ22のテーパ部は、それぞれ、複数の領域のうち互いに異なる領域内に位置していてもよい。この場合、光ファイバ22の湾曲がさら抑制されており、曲げ損失及び光ファイバ22の破断がさらに抑制される。
第二光ファイバ保持体20において、複数の光ファイバ22のうち互いに隣り合っていない光ファイバ22A,22Bのテーパ部33は、方向Aに直交する方向から見て重なっていてもよい。この場合、方向Aにおける第二光ファイバ保持体20のサイズが低減され得る。
第二光ファイバ保持体20において、方向Aにおいて、互いに隣り合う光ファイバ22のテーパ部33の間の距離は、0.2mm以上離隔していてもよい。この場合、光ファイバ22の湾曲がさらに抑制されており、曲げ損失及び光ファイバ22の破断がさらに抑制される。
第二光ファイバ保持体20において、複数の光ファイバ22に含まれる複数のテーパ部33は、第二収容部43内に収容されていてもよい。この場合、複数の光ファイバ22のテーパ部33がフェルール24によって保護され得る。したがって、光ファイババンドル構造の堅牢性が向上し得る。
第二光ファイバ保持体20において、第一方向において、互いに隣り合う光ファイバ22のテーパ部間距離Lは、0.7mm以下であってもよい。この場合、方向Aにおける第二光ファイバ保持体20のサイズが低減され得る。
第二光ファイバ保持体20において、第一径部31は細径化されており、第一径部31の強度は弱い。特に、細径化された第一径部31と細径化されていない第二径部32との接続部分には、光ファイバ22が曲がった際に応力が集中しやすい。当該接続部分は、集中した応力によって破断するおそれがある。また、細径化された第一径部31はクラッドが薄いため、第一径部31が湾曲した場合、コア22aからしみ出した光が損失として漏洩しやすい。例えば、複数の光ファイバ22と内孔24aとのクリアランスが比較的小さければ、複数の光ファイバ22の第一径部31が第一収容部41に挿入される際に摩擦が生じる。このため、図10及び図11に示されているように、複数の光ファイバ22の第一径部31が第一収容部41に押し込まれる際に、第一径部31が湾曲するおそれがある。
第二光ファイバ保持体20において、第一径部31は、第一収容部41、内径変換部42、及び、第二収容部43に位置している。各光ファイバ22は、内径変換部42においてフェルール24の内面44aから離間している。このような構造によれば、光ファイバ22のコア22aの湾曲が抑制されており、曲げ損失及び光ファイバ22の破断が抑制される。したがって、第二光ファイバ保持体20における曲げ損失が低減され、所望の性能を有しながら歩留まり及び生産スループットが向上し得る。
第一収容部41の長さが小さいほど、複数の光ファイバ22の第一径部31と第一収容部41における内面44aとの樹脂部25による接着力も低下する。樹脂部25は、環境温度又は湿度変化などに応じて膨張又は収縮する。このため、樹脂部25の膨張及び収縮によって、フェルール24に対する光ファイバ22の位置がずれるおそれがある。
第二光ファイバ保持体20において、複数の光ファイバ22のうちの第一グループの第二径部32が配列されるピッチは、複数の光ファイバ22のうちの第二グループの第二径部32が配列されるピッチよりも大きい。この構成によれば、複数の光ファイバ22の湾曲がさらに抑制され、複数の光ファイバの曲げ損失及び破断がさらに抑制され得る。
以上、本開示の実施形態について詳細に説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な実施形態に適用することができる。例えば、図5において、第二光ファイバ保持体20が4本の光ファイバ22を有して構成を示し、図11において、第二光ファイバ保持体20が7本の光ファイバ22を有して構成を示した。しかし、第二光ファイバ保持体20における光ファイバ22の数は、これに限定されない。例えば、第二光ファイバ保持体20は、3本の光ファイバ22を有していてもよいし、8本の光ファイバ22を有していてもよいし、19本の光ファイバ22を有していてもよい。同様に、MCF12は、3本のコア12aを有していてもよいし、8本のコア12aを有していてもよいし、19本のコア12aを有していてもよい。
1…光接続構造体
10…第一光ファイバ保持体
12…MCF
12a…コア
12b…クラッド
12c…先端面
12d…先端部分
14…フェルール
14a…内孔
14b…端面
16…フランジ
20…第二光ファイバ保持体
22…光ファイバ
22a…コア
22b…クラッド
22c…先端面
22d…先端部分
22A…光ファイバ
22B…光ファイバ
24…フェルール
24a…内孔
24b…端面
25…樹脂部
26…フランジ
31…第一径部
32…第二径部
33…テーパ部
33a…テーパ面
34…被覆部
40…ファイバ収容部
41…第一収容部
42…内径変換部
43…第二収容部
44a…内面
A…方向
B1…境界
B2…境界
B3…境界
B4…境界
C1…接点
CE…中心軸
d1…直径
d2…直径
L…テーパ部間距離
R…曲げ半径
R1…領域
R2…領域
S…割スリーブ
S1…線分

Claims (16)

  1. 断面円形の中空形状に形成されていると共に第一方向に延在しているファイバ収容部を含むフェルールと、
    前記ファイバ収容部に収容されている複数の光ファイバと、を備えており、
    前記複数の光ファイバの各々は、第一径部と、前記第一径部の直径よりも大きい直径を有している第二径部と、テーパ形状を呈しているテーパ面によって前記第一径部と前記第二径部とを連結しているテーパ部と、を含んでおり、
    前記ファイバ収容部は、第一収容部と、前記第一収容部の内径よりも大きい内径を有している第二収容部とを含んでおり、
    前記複数の光ファイバの各々の前記第一径部は、前記第一収容部に位置しており、
    前記複数の光ファイバの各々の前記第二径部は、前記第二収容部に位置しており、
    前記第二収容部は、前記第一方向に直交する複数の仮想面によって区分される複数の領域を含んでおり、
    前記複数の光ファイバのうち互いに隣り合う光ファイバの前記テーパ部は、それぞれ、前記複数の領域のうち互いに異なる領域内に位置している、光ファイババンドル構造。
  2. 前記複数の光ファイバに含まれている複数の前記第一径部は、前記第一収容部において、第一ピッチで配列されており、
    前記複数の光ファイバに含まれている複数の前記第二径部は、前記第二収容部において、前記第一ピッチ以上の第二ピッチで配列されている、請求項1に記載の光ファイババンドル構造。
  3. 前記複数の光ファイバのうち互いに隣り合っていない光ファイバの前記テーパ部は、前記第一方向に直交する方向から見て重なっている、請求項1または請求項2に記載の光ファイババンドル構造。
  4. 前記第一方向における前記第一収容部の長さは、2mm以上である、請求項3に記載の光ファイババンドル構造。
  5. 前記第一方向において、前記互いに隣り合う光ファイバの前記テーパ部の間の距離は、0.2mm以上離隔している、請求項4に記載の光ファイババンドル構造。
  6. 前記複数の光ファイバに含まれる複数の前記テーパ部は、前記第二収容部内に位置している、請求項5に記載の光ファイババンドル構造。
  7. 前記第一方向において、前記互いに隣り合う光ファイバの前記テーパ部の間の距離は、0.7mm以下である、請求項6に記載の光ファイババンドル構造。
  8. 前記複数の光ファイバは、4本の光ファイバからなり、
    前記4本の光ファイバの前記テーパ部は、それぞれ、前記複数の領域のうち互いに異なる領域内に位置している、請求項1または請求項2に記載の光ファイババンドル構造。
  9. 前記第一方向における前記第一収容部の長さは、2mm以上である、請求項1または請求項2に記載の光ファイババンドル構造。
  10. 前記第一方向において、前記互いに隣り合う光ファイバの前記テーパ部の間の距離は、0.2mm以上離隔している、請求項1または請求項2に記載の光ファイババンドル構造。
  11. 前記複数の光ファイバに含まれる複数の前記テーパ部は、前記第二収容部内に位置している、請求項1または請求項2に記載の光ファイババンドル構造。
  12. 前記第一方向において、前記互いに隣り合う光ファイバの前記テーパ部の間の距離は、0.7mm以下である、請求項1または請求項2に記載の光ファイババンドル構造。
  13. 前記互いに隣り合う光ファイバは、曲率半径5mmの環状に1回転巻かれた状態において、波長1.55μmの光が通光された際の光損失が0.15dB以下となるように構成されている、請求項1または請求項2に記載の光ファイババンドル構造。
  14. 前記互いに隣り合う光ファイバは、曲率半径5mmの環状に1回転巻かれた状態において、波長1.625μmの光が通光された際の光損失が0.45dB以下となるように構成されている、請求項1または請求項2に記載の光ファイババンドル構造。
  15. 請求項1または請求項2に記載の光ファイババンドル構造と、
    前記第一方向に延在する複数のコアと前記複数のコアを覆うクラッドとを含んでいるマルチコアファイバと、を備えており、
    前記マルチコアファイバに含まれる前記複数のコアの少なくとも1つと前記複数の光ファイバの少なくとも1つのコアとが光学的に結合されている光接続構造体。
  16. 断面円形の中空形状に形成されていると共に第一方向に延在しており、第一収容部と前記第一収容部の内径よりも大きい内径を有している第二収容部とを含んでいるファイバ収容部を含むフェルールと、前記ファイバ収容部に収容されており、かつ、各々が、第一径部と、前記第一径部の直径よりも大きい直径を有している第二径部と、テーパ形状を呈しているテーパ面によって前記第一径部と前記第二径部とを連結するテーパ部と含んでいる複数の光ファイバと、を準備する工程と、
    前記第一収容部に前記複数の光ファイバの前記第一径部が挿入されるように、前記フェルールに対して前記複数の光ファイバを押し込む工程と、
    前記複数の光ファイバが前記フェルールに対して押し込まれた後に、前記複数の光ファイバが押し込まれた方向と反対方向に前記複数の光ファイバを引く工程と、を有しており、
    前記第二収容部は、前記第一方向に直交する複数の仮想面によって区分される複数の領域を含んでおり、
    前記複数の光ファイバを引く工程において、前記複数の光ファイバの各々の前記第一径部が前記第一収容部に位置する状態を維持しながら、前記複数の光ファイバの各々の前記第二径部が前記第二収容部に位置し、かつ、前記複数の光ファイバのうち互いに隣り合う光ファイバの前記テーパ部がそれぞれ前記複数の領域のうち互いに異なる領域内に位置するように、前記複数の光ファイバが押し込まれた方向と反対方向に前記複数の光ファイバを引く、光ファイババンドル構造の製造方法。
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