JP2005352453A - 光ファイバ部品及び光導波路モジュール並びにこれらの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光ファイバと光導波路との接続において、従来よりも簡単かつ高精度なパッシブアライメントを可能とする。
【解決手段】 光ファイバ301〜308は、Vブロック20に形成されたV溝内に収容され、かつ端面311〜318がVブロック20の端面22と同一平面になっている。そのため、光ファイバ301〜308と光導波路との接続時に、光ファイバ301〜308の端面311〜318の揺動がVブロック20によって抑えられるので、位置合わせ精度が向上するとともに、光ファイバ301〜308の強度も向上する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パッシブアライメント技術に好適な光ファイバ部品等に関する。
近年、AWG(Arrayed Waveguide Grating)、VOA(Variable Optical Attenuator)、光スプリッタ等のPLC(Planar Lightwave Circuit)技術を基盤とした多くの光部品が普及している。これらの光部品は光回路内部に干渉計や光分岐部を持ち、これらを組み合わせることで、光フィルタや光減衰器を実現し、光通信システムのキーデバイスとして使われている。
PLCをベースとした光部品と光ファイバとの接続には、接着剤と光ファイバとの直接接続が広く行われている。適切な接着剤を選べば、接続特性は良好であるので、実用レベルの信頼性が得られている。更に、これらの導波路型光デバイスは、空間伝搬の部分が無いことから、光軸ズレによる光学特性変化が無いので、安定した動作が期待できる。
このように、PLCをベースとした導波路型光デバイスは、高信頼性かつ安定動作の利点を有する反面、光ファイバと光導波路の結合をサブμmの精度で行わなければならない。つまり、一般的には光学治具を用いて光の結合損失が最も小さくなるように両者を最適位置に調整し、その状態に両者を保持し、光学接着剤等で固定する方法が用いられることから、繁雑かつ時間を要し、これがコストアップの主要因となっている。
これを解決するため、光ファイバと光導波路とを光軸調芯することなしにV溝を用いて結合する、パッシブアライメントの検討が進んでいる(例えば下記特許文献1〜3)。
図12及び図13は特許文献1に開示された光導波路モジュール(以下「第一従来例」という。)を示し、図12は斜視図、図13は平面図である。以下、この図面に基づき説明する。
この光導波路モジュール80は、V溝基板81、光導波路基板86、多芯テープファイバ91、単芯ファイバ(図示せず)等からなる光スプリッタである。V溝基板81には、単芯接続用のV溝82、光導波路基板86載置用の凹部83、多芯接続用のV溝84、位置合わせマーク85等が形成されている。光導波路基板86には、単芯用の斜め端面87、光スプリッタ用の光導波路88、多芯用の斜め端面89、位置合わせマーク90等が形成されている。多芯テープファイバ91は複数の光ファイバ92からなり、各光ファイバ92には斜め端面93が形成されている。図示しないが、単芯ファイバは単数の光ファイバからなり、その光ファイバには斜め端面が形成されている。
次に、光導波路モジュール80の組み立て方法について説明する。まず、位置合わせマーク85,90を使って、V溝基板81の凹部83に光導波路基板86を接着固定する。続いて、光ファイバ92をV溝84に沿って設置することにより光ファイバ92のコアを光導波路88のコアに一致させて、V溝基板81に多芯テープファイバ91を接着固定する。同様に、V溝基板81に単芯ファイバを接着固定する。
光導波路モジュール80によれば、V溝84に光ファイバ92を沿わせることによりパッシブアライメントを実施するとともに、光ファイバ92の斜め端面93と光導波路基板86の斜め端面89とを接続することにより反射減衰量を低減している。
図14は特許文献2に開示された光導波路モジュール(以下「第二従来例」という。)を示す斜視図である。以下、この図面に基づき説明する。
この光導波路モジュール100は、シリコン基板101上の光導波路部100Bと、これに接した光ファイバ整列部100Aとから構成されている。光導波路部100Bは、シリコン基板101上に形成されたクラッド102及びコア103から成る。光ファイバ整列部100Aは、コア103に連続する光ファイバ固定用のV溝104がシリコン基板101上に形成されたものである。V溝104は、シリコン基板101の一部に異方性エッチングを施すことによって形成される。光ファイバ整列部100Aと光導波路部100Bとの間には、所望のV溝形状にならなかった部分を切削した機械加工溝107が形成されている。
また、光導波路モジュール100は、光ファイバ105をV溝104内に入れ、その上からガラス製の押さ板106で光ファイバ105を固定し、光ファイバ105とコア103とを接続する、という工程で組み立てられる。なお、特許文献3にも、第二従来例と同等の光導波路モジュールが開示されている。
特開2003−227962号公報 特開平8−313756号公報 特開2001−350051号公報
しかしながら、第一従来例では、次のような問題があった。
(1).各光ファイバ92の斜め端面93は完全な自由端となっているので、各光ファイバ92の斜め端面93が各V溝84内で揺動することにより、位置合わせ精度が低下する。また、光ファイバ92の斜め端面93が自由端になっていると、実装時に光ファイバ92が折れやすくなる。これらの問題は、光ファイバの芯数が増えるほど顕著になる。
(2).位置合わせマーク85,90を使ってV溝基板81に光導波路基板86を接着固定する工程が必要になるので、製造工程が複雑化したり位置合わせ精度が低下したりする。この位置合わせ精度に関して、特にV溝基板81と光導波路基板86との高さ方向の精度は、1μm以下が要求される。しかし、UV光硬化樹脂にしろ熱硬化樹脂にしろ、どのような接着剤でも、硬化収縮の影響で数μmオーダのずれが生じてしまうので、光ファイバ92のコアを光導波路88のコアに一致させることは極めて困難である。
一方、第二従来例では、上記(2)の問題は解決されるものの、上記(1)の問題が依然として残る。すなわち、光ファイバ整列部100Aと光導波路部100Bとが同一のシリコン基板101上に形成されるため、光ファイバ整列部100Aと光導波路部100Bとの位置合わせが不要となる。しかし、光ファイバ105の端面は完全な自由端となっているので、光ファイバ105の端面がV溝104内で揺動することにより、位置合わせ精度が低下する。また、光ファイバ105の端面が自由端になっていると、実装時に光ファイバ105が折れやすくなる。
そこで、本発明の目的は、光ファイバと光導波路との接続において、従来よりも簡単かつ高精度なパッシブアライメントを可能とする、光ファイバ部品等を提供することにある。
本発明に係る光ファイバ部品は、表面に溝が形成された収容ブロックと、前記溝内に収容された光ファイバとを備え、この光ファイバの端面と前記収容ブロックの端面とが略同一平面に形成され、前記溝内に収容された前記光ファイバは、前記溝に面していない側が露出している、ことを特徴とする。また、前記溝が前記収容ブロックに複数形成されており、前記光ファイバが前記収容ブロックに複数配列されて収容されている、としてもよい。前記略同一平面が、前記光ファイバの軸に対して垂直に形成されている、としてもよい。前記略同一平面が、前記光ファイバの軸に対して垂直な角度から傾けられて形成されている、としてもよい。
光ファイバは、収容ブロックに形成された溝内に収容され、かつ端面が収容ブロックの端面と同一平面になっている。つまり、光ファイバはその端面まで全部が溝に収まっている。そのため、光ファイバと光導波路との接続時に、光ファイバの端面の揺動が溝によって抑えられ、かつ収容ブロックによって先端面積が拡大されるので、位置合わせ精度が向上するとともに、光ファイバの強度も向上する。このとき、溝から露出している光ファイバを、光導波路基板の案内用溝に当てることにより、光ファイバを精度良くと光導波路に導くことができる。
また、前記溝は、前記光ファイバが挿入されただけの非接着固定領域のみから成る、又は前記光ファイバが挿入されかつ接着剤によって固定された接着固定領域と、前記光ファイバが挿入されただけの非接着固定領域とに分けられる、としてもよい。非接着固定領域の光ファイバは、光導波路基板の案内用溝に搭載される。このとき、非接着固定領域の光ファイバは、溝との間に接着剤が存在しないため、良好な光結合が得られる。一方、光ファイバの全部が接着剤によって溝内に固定される場合は、溝からはみ出した接着剤が固化して、当該光ファイバ部品を光導波路基板の案内用溝に搭載する際の妨げとなることにより、位置精度が低下するおそれがある。
また、前記収容ブロックの前記接着固定領域と前記非接着固定領域との境界部分には、前記接着固定領域の前記接着剤が前記非接着固定領域へ流動することを阻止する接着剤阻止手段が設けられた、としてもよい。接着固定領域の接着剤は、固化するまでは液体又は流動体であるから、例えば光ファイバと溝との隙間を介して毛管現象によって非接着固定領域へ流れ込もうとする。そこで、例えば収容ブロックに凹部を形成することにより、毛管現象が生じない大きさの空間を得る。接着剤阻止手段は、接着剤の流動を阻止できればよいので、例えば接着剤をはじく物質(すなわち接着剤の接触角が90°以上となる物質)から構成することもできる。この接着剤阻止手段は、光ファイバ及び溝に対する接触角が小さくかつ粘度が低い接着剤を用いる場合に、特に有効である。
また、前記収容ブロックとともに前記光ファイバを挟持する挟持用ブロックを設けてもよい。この場合は、挟持用ブロックによってより強固に光ファイバが固定される。
前記溝はV溝としてもよい。光ファイバは断面が円形である。そのため、溝の断面がV字形であるV溝内で、光ファイバは最も深い位置で安定する。したがって、光ファイバの位置精度が向上する。
本発明に係る光ファイバ部品の製造方法は、本発明に係る光ファイバ部品を製造する方法であって、前記収容ブロックの前記溝内に前記光ファイバを収容する工程と、前記収容ブロックの前記溝内に前記光ファイバを仮固定用ブロックで仮固定する工程と、仮固定された前記収容ブロックの端面と前記光ファイバの端面とを略同一平面に形成する工程と、前記仮固定用ブロックを取り外す工程と、を含むものである。また、前記仮固定用ブロックは、ワックスによって仮固定されている、又は機械的に仮固定されている、としてもよい。
本発明に係る光導波路モジュールは、本発明に係る光ファイバ部品と光導波路が形成された光導波路基板とを有し、当該光ファイバ部品と当該光導波路基板とが光接続されたものであり、例えば光スプリッタ、AWG、VOAなどである。そして、前記光導波路基板に案内用溝が形成され、当該案内用溝の一端が前記光導波路の端面に臨み(至り)、当該案内用溝の他端が前記光導波路基板の端面に至る。前記光ファイバは、前記案内用溝内と前記溝内とで挟持され、かつ当該光ファイバの端面と前記光導波路の端面とが突き合わされた状態で固定されている。このとき、前記案内用溝はV溝としてもよい。
第一従来例では、V溝と光導波路とを別々の基板に形成していたことにより、位置合わせマークを使ってV溝基板に光導波路基板を接着固定する工程が必要であった。これに対して、本発明では、光導波路が形成された光導波路基板に案内用溝も形成するので、製造工程が簡単になり位置精度も向上する。その理由は、フォトリソグラフィや薄膜制御などの微細加工に適した半導体プロセスを用いて、光導波路が形成された光導波路基板に案内用溝を形成できるからである。また、第一及び第二従来例(以下「従来技術」という。)では、V溝に光ファイバを沿わせても光ファイバがV溝内で揺動することにより、位置合わせ精度が低下したり、光ファイバ端面だけで光導波路端面との突き当てを行っていたため、光ファイバが破損したりしていた。これに対して、本発明に係る光導波路モジュールでは、本発明に係る光ファイバ部品を用いたことにより、製造工程中における案内溝内での光ファイバの揺動が抑えられるので、位置決め精度が向上する。また、収容ブロックによって光ファイバ端面が光導波路端面と突き当たる面積が大きくなることにより、製造工程中における光ファイバの破損も抑制されるので、歩留まりも向上する。更に、光ファイバ芯線部分は被覆部分に渡るまで収容ブロックによって接着・固定・保持されているため、光ファイバの外力に対する強度が大幅に増す。また、従来技術では、複数本の光ファイバの先端が不揃いであったため、全ての光ファイバを光導波路端面に完全に接続できずに、光結合効率が低下する問題があった。これに対して、本発明に係る光導波路モジュールでは、本発明に係る光ファイバ部品を用いたことにより、複数本の光ファイバの先端に鏡面研磨が施されているので、全ての光ファイバ端面が同一平面上に存在し、これにより良好な光結合効率を実現できる。
また、本発明に係る光導波路モジュールは、前記光導波路基板に設けられるとともに前記光導波路の端面と同一平面の当接面を有する当接用ブロックを、更に備えてもよい。このとき、前記光ファイバは、前記案内用溝内と前記溝内とで挟持され、かつ当該光ファイバの端面及び前記収容ブロックの端面と前記光導波路の端面及び前記当接用ブロックの当接面とが突き合わされた状態で固定される。光ファイバの端面及び収容ブロックの端面は、光導波路の端面に加え当接用ブロックの当接面にも突き合わされるため、より強度が増す。
更に、本発明に係る光導波路モジュールは、前記光導波路ブロックと前記収容ブロックとは、前記案内用溝及び前記溝のみで前記光ファイバを挟持する、としてもよい。この場合は、光ファイバが案内用溝内及び溝内で遊動しないので、光ファイバの位置精度をより向上できる。また、案内用溝及び溝のみで光ファイバを挟持すると、光導波路ブロックと収容ブロックとの間に隙間が生ずる。
本発明に係る光導波路モジュールの製造方法は、本発明に係る光導波路モジュールを製造する方法である。そして、本発明に係る光導波路モジュールの製造方法は、前記光導波路基板に前記光導波路と前記案内溝とを形成する工程と、前記光導波路基板上に前記光ファイバ部品を載置することにより、前記光ファイバを前記案内溝内と前記溝内とで挟持する工程と、前記光ファイバを前記案内溝内と前記溝内とで挟持しつつ、前記光ファイバの端面と前記光導波路の端面とを突き合わせ、この状態で固定する工程と、を含むものである。
本発明に係る光ファイバ部品によれば、溝が形成された収容ブロックと、溝内に収容された光ファイバと、光ファイバの端面と収容ブロックの端面とが同一平面となるように形成された略同一平面とを備えたことにより、光ファイバと光導波路との接続時に、光ファイバの端面の揺動が溝によって抑えられるので、位置合わせ精度を向上できるとともに、光ファイバの強度も向上できる。また、光ファイバの一部のみを接着剤によって溝内に固定することにより、光ファイバの全部を接着剤によって溝内に固定した場合に溝からはみ出した接着剤が、光導波路基板上の案内用溝に光ファイバ部品を載置する際の妨げになることを回避できる。また、収容ブロックとともに光ファイバを挟持する挟持用ブロックを接着固定領域に設けることにより、より強固に光ファイバを固定できる。更に、溝をV溝とすることにより、光ファイバが溝の最も深い位置で安定するので、光ファイバの位置精度を向上できる。
本発明に係る光導波路モジュールによれば、光導波路が形成された光導波路基板に案内用溝も形成することにより、位置合わせマークを使ってV溝基板に光導波路基板を接着固定する工程が不要となるので、製造工程を簡略化できるとともに位置精度も向上できる。また、光ファイバが収容ブロックの溝と光導波路基板の案内溝とに挟持され、光ファイバの端面と光導波路の端面とが突き合わされた状態で固定されることにより、製造工程中における案内溝内での光ファイバの揺動が溝によって抑えられるので、位置決め精度を向上できるとともに、光ファイバの破損も抑制されるので歩留まりも向上できる。
本発明によれば、表面に溝が形成された収容ブロックと、溝内に収容された光ファイバとを備え、この光ファイバの端面と収容ブロックの端面とが略同一平面に形成され、かつ溝内に収容された光ファイバの溝に面していない側が露出していることにより、光ファイバと光導波路との接続時に、光ファイバの端面の揺動が溝によって抑えられるので、位置合わせ精度を向上できるとともに、光ファイバの強度も向上できる。
次に、本発明の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。ただし、特許請求の範囲における「光ファイバ部品」、「収容ブロック」、「挟持用ブロック」、「光導波路基板」及び「略同一平面」は、それぞれ「光ファイバアレイ」、「Vブロック」、「ガラスブロック」、「PLC基板」及び「研磨端面」と具体化して言い換える。
図1及び図2は本発明に係る光ファイバアレイの第一実施形態を示し、図1[1]は平面図、図1[2]は正面図、図2は右側面図である。以下、この図面に基づき説明する。
本実施形態の光ファイバアレイ10は、V溝211〜218が形成されたVブロック20と、V溝211〜218内に収容された光ファイバ301〜308と、光ファイバ301〜308の端面311〜318とVブロック20の端面22とが同一平面となるように形成された研磨端面11とを備えたものである。研磨端面11は、光ファイバ301,…の光軸に対して垂直になっている。V溝211〜218内に収容された光ファイバ301〜308は、V溝211〜218内に面していない側が露出している。V溝211〜218は、光ファイバ301〜308が挿入されかつ接着剤12によって固定された接着固定領域231と、光ファイバ301〜308が挿入されただけの非接着固定領域232とに分けられる。なお、Vブロック20は、石英ガラス(シリカガラス)や硼珪酸ガラスなどのガラス基板を用いているが、シリコン基板などを用いてもよい。
被覆付き光ファイバ321〜328は、端面311〜318側で被覆が除去されて、コア及びクラッドのみからなる光ファイバ301〜308となる。被覆付き光ファイバ321〜328の一部は、接着剤131,132を介してガラスブロック14とVブロック20とに挟持されている。なお、接着剤12による光ファイバ301〜308の固定だけでも十分な強度が得られれば、ガラスブロック14は省略してもよい。
次に、光ファイバアレイ10の作用及び効果について説明する。
光ファイバ301〜308は、Vブロック20に形成されたV溝211〜218内に収容され、かつ端面311〜318がVブロック20の端面22と同一平面になっている。そのため、光ファイバ301〜308と光導波路(例えば図7[1]の光導波路511〜518)との接続時に、光ファイバ301〜308の端面311〜318の揺動がV溝211〜218によって抑えられるので、位置合わせ精度が向上するとともに、光ファイバ301〜308の強度も向上する。本実施形態では、ガラスブロック14によって被覆付き光ファイバ321〜328の一部も固定されているので、光ファイバ301〜308の強度が更に向上している。
また、光ファイバ301〜308の全部が接着剤12によってV溝211〜218内に固定される場合は、V溝211〜218からはみ出した接着剤12が光導波路基板上のV溝(図示せず)に光ファイバアレイ10を載置する際の妨げになることがある。これに対して、本実施形態では、光ファイバ301〜308の一部のみが接着剤12によってV溝211〜218内に固定されるので、そのようなことが起こらない。
図3は光ファイバアレイ10の製造工程を示す正面図であり、図3[1]〜図3[4]の順に工程が進行する。図4は光ファイバアレイ10の製造工程の一部を示し、図4[1]は平面図、図4[2]は正面図である。図5は図4[1]におけるV−V線概略断面図である。以下、図1乃至図5に基づき、光ファイバアレイ10の製造方法について説明する。ただし、図4において図1と同一部分は同一符号を付すことにより説明を省略する。
まず、直方体状のVブロック20を用意し、このVブロック20にV溝211〜218を形成する(図3[1])。このとき、Vブロック20がガラス基板からなるので、回転ブレードによる研削を用いる。続いて、被覆付き光ファイバ321〜328を載置する凹部23を、エンドミル加工などによりVブロック20に形成する(図3[2])。なお、Vブロック20がシリコン基板からなる場合は、異方性エッチングを用いてV溝211〜218を形成する。また、図3[2]の工程を先とし、図3[1]の工程を後とすることも可能である。
一方、被覆付き光ファイバ321〜328の端面311〜318となる側の被覆を除去して光ファイバ301〜308を露出させ、ファイバアレイカッタを用いて光ファイバ301〜308の先端を切り揃える。しかし、市販されているファイバアレイカッタでは、±15〜20μm程度の長さバラツキが発生してしまう。この場合、光ファイバ301〜308の端面と光導波路(図示せず)の端面との間に、光軸方向の間隙ができてしまうため、0.15〜0.25dBの結合損が発生してしまう。そのため、以下のような研磨工程を設けている。
続いて、凹部23に被覆付き光ファイバ321〜328を載置するとともに、V溝211〜218内に光ファイバ301〜308を挿入する(図3[3])。そして、光ファイバ301〜308の端面311〜318となる側の上に、ガラス基板からなる研磨用ブロック16を、光ファイバ321〜328が揺動しないよう挟み込むように加圧しながら、ワックス15によって貼り付ける(図3[3])。このとき使用するワックス15は、加熱又は有機溶剤によって除去可能なものである。なお、研磨用ブロック16は、単純な直方体でもよいし(図3)、V溝161を形成したものでもよいし(図5[1])、凹部162を形成したものでもよい(図5[2])。
続いて、凹部23に接着剤131,132を塗布し、その上からガラスブロック14で押さえることにより、被覆付き光ファイバ321〜328をガラスブロック14とVブロック20とで挟持する(図3[4])。このとき、被覆付きファイバ部と芯線部との境界付近にマイクロベンディングが発生しないよう、ガラスブロック14の加圧には注意が必要となる。なお、図3[4]の工程を先とし、図3[3]の工程を後とすることも可能である。また、接着剤131,132は、図4に示すように被覆付き光ファイバ321〜328の両側のみに塗布してもよいが、より強度を高めるために被覆付き光ファイバ321〜328の周囲を覆うように塗布してもよい。
続いて、光ファイバ301〜308が収容されたVブロック20を、研磨用ブロック16とともに鏡面研磨することにより、研磨端面11を形成する(図4)。研磨前の形状を二点鎖線17で示す。このとき、加熱又は有機溶剤によって完全除去が可能なワックス15の選定が難しい場合には、ワックスを使用せず物理的な挟み込みによる加圧固定を用いてもよい。また、研磨端面11は、フラットに研磨してもよいし、反射防止のため斜めに研磨してもよい(図3[4]の研磨端面11’)。
最後に、ワックス15を剥離して研磨用ブロック16をVブロック20から取り外すことにより、図1に示す光ファイバアレイ10が完成する。また、ワックス15を用いず、物理的な挟み込みによる加圧固定の場合には、単純に取り外せることは言うまでもない。また、研磨用ブロック16は、このように最終的に取り外すため、再利用することが可能である。なお、図1、図2及び図4に示すように、V溝211〜218内の光ファイバ301〜308のガラスブッロク14に近い方の上に、接着剤12を塗布することにより、V溝211〜218内に光ファイバ301〜308の一部を固定するようにしてもよい。
図6は本発明に係る光ファイバアレイの第二実施形態を示し、図6[1]は平面図、図6[2]は正面図である。以下、この図面に基づき説明する。ただし、図1と同じ部分は同じ符号を付すことにより説明を省略する。
本実施形態の光ファイバアレイ25では、Vブロック20の接着固定領域231と非接着固定領域232との境界部分に、凹部26が形成されている。凹部26は、接着固定領域231の接着剤12が非接着固定領域232へ流動することを阻止する接着剤阻止手段として機能する。
接着固定領域231の接着剤12は、固化するまでは液体又は流動体であるから、光ファイバ301〜308とV溝211〜218との隙間を介して、毛管現象によって非接着固定領域232へ流れ込もうとする。非接着固定領域232へ流れ込んだ接着剤12は、V溝211〜218からはみ出すことにより、光ファイバアレイ25を光導波路基板(図示せず)の案内用溝に搭載する際の妨げとなるので、好ましくない。
そこで、本実施形態では、Vブロック20に凹部26を形成することにより、毛管現象が生じない大きさの空間を得る。本実施形態によれば、光ファイバ301〜308及びV溝211〜218に対する接触角が小さくかつ粘度が低い接着剤12を用いる場合に、特に有効である。
図7乃至図10は、本発明に係る光導波路モジュールの第一実施形態を示す。図7はPLC基板を示し、図7[1]は平面図、図7[2]は正面図、図7[3]は右側面図である。図8は光導波路モジュールの製造方法を示す正面図であり、図8[1]〜図8[3]の順に工程が進行する。図9は、図8[2]におけるIX−IX線概略断面図である。図10は、光導波路モジュールの平面図である。以下、これらの図面に基づき説明する。ただし、図8において図1と同一部分は同一符号を付すことにより説明を省略する。
本実施形態の光導波路モジュール40は、図8[3]に示すように、光ファイバアレイ10と光導波路511〜518が形成されたPLC基板50とが接続されたものである。そして、PLC基板50にV溝521〜528が形成され、V溝521〜528の一端が光導波路511〜518の端面531〜538に臨み、V溝521〜528の他端がPLC基板50の端面54に至る。光ファイバ301〜308は、V溝521〜528内とV溝211〜218内とで挟持され、かつ光ファイバ301〜308の端面311〜318と光導波路511〜518の端面531〜538とが突き合わされた状態で固定されている。なお、本実施形態で用いるPLC基板50は光スプリッタの一部である。
第一従来例では、V溝と光導波路とを別々の基板に形成していたことにより、位置合わせマークを使ってV溝基板に光導波路基板を接着固定する工程が必要であった。これに対して、本実施形態では、光導波路511〜518が形成されたPLC基板50にV溝521〜528も形成するので、製造工程が簡単になり位置精度も向上する。また、従来技術では、V溝に光ファイバを沿わせても光ファイバがV溝内で揺動することにより、位置合わせ精度が低下していた。これに対して、本実施形態では、光ファイバアレイ10を用いたことにより、製造工程中におけるV溝521〜528内での光ファイバ321〜328の揺動が抑えられるので、位置決め精度が向上する。また、製造工程中における光ファイバ321〜328の破損も抑制されるので、歩留まりも向上する。
次に、図7に基づき、PLC基板50の製造方法について説明する。
まず、シリコン基板55に、V溝521〜528形成用及び光導波路511〜518形成用の目合せパターンを形成する。続いて、シリコン基板55上の全面にシリカガラス層56を成膜し、フォトリソグラフィ技術によって光導波路511〜518及び光回路(図示せず)を形成する。このとき、前述の目合せパターンを用いて、光導波路511〜518の位置をV溝521〜528となる位置と合わせる。続いて、V溝521〜528となる領域上のシリカガラス層56をエッチングによって除去して、シリコン基板55を露出させる。続いて、露出したシリコン基板55にKOH溶液による異方性エッチングを施すことにより、V溝521〜528を形成する。V溝521〜528の間隔及び本数は、図2に示すVブロック20のV溝211〜218と同じにする。続いて、光導波路511〜518とV溝521〜528との境界部分のシリコン基板55及びシリカガラス層56を、回転ブレードを使って研削することにより、スリット57を形成する。最後に、上記工程によって加工されたシリコン基板55を所望の大きさのチップに切断することにより、光導波路511〜518の端面531〜538が形成され、光導波路アレイを有するPLC基板50が完成する。更に、光導波路511〜518の端面531〜538を、スライサを用いて斜めに研削することも可能である。
次に、図8に基づき、光導波路モジュール40の製造方法について説明する。
図8は、案内用のV溝521〜528付き光導波路アレイを有するPLC基板50に、光ファイバアレイ10をパッシブアライン実装する様子を示している。まず、PLC基板50のV溝521〜528に、UV光硬化型の接着剤41を塗布する(図8[1])。続いて、V溝521〜528に光ファイバ321〜328を沿わせるようにして、PLC基板50に光ファイバアレイ10を載置する(図8[2])。これにより、光ファイバ321〜328がV溝521〜528内とV溝211〜218内とで挟持される。
このとき、Vブロック20のV溝211〜218とPLC基板50のV溝521〜528とを所望の形状に設計することにより、図9における接着剤41の厚さtを容易に調整することができる。なお、PLC基板50とVブロック20との間に厚さtで示される隙間が生じていることは、V溝521〜528及びV溝211〜218のみで光ファイバ301〜308が挟持されていることを示している。このとき、光ファイバ301〜308はV溝521〜528内及びV溝211〜218内で遊動しないので、光ファイバ301〜308の位置精度は良好である。
続いて、光ファイバアレイ10の上面から加圧しながら、光導波路511〜518の端面531〜538に光ファイバ321〜328の端面311〜318を突き当てる。最後に、光ファイバアレイ10の上方からUV光42を照射することにより、PLC基板50に光ファイバアレイ10を接着固定する(図8[3])。なお、Vブロック20がシリコン基板からなる場合には、紫外線を透過しないため、熱硬化型の接着剤を用いて加熱により接着固定する。
このように、光ファイバアレイ10とPLC基板50とは理想的なパッシブアライメントが可能となるので、繁雑な調整をすることなく、高精度な実装を実現できる。したがって、多芯デバイスを低コストで高効率に光結合でき、また、端面を斜めにすることも容易になるため、フレネル反射の影響も除去できる。
図10に示すように、本実施形態の光導波路モジュール40は、一本の光ファイバからの光信号を八本の光ファイバに分岐する光スプリッタである。
光導波路モジュール40の出力側(図面右側)には、PLC基板50が接着剤41を介して光ファイバアレイ10と光接続されている。光ファイバアレイ10の出力側には、被覆付き光ファイバ321〜328を更にポリアミド系合成繊維やUV樹脂等で被覆したテープ芯線30が延伸している。
一方、光導波路モジュール40の入力側(図面右側)には、PLC基板50が接着剤41’を介して光ファイバアレイ10’と光接続されている。光ファイバアレイ10’は、光ファイバが一本である点を除き、光ファイバアレイ10と同じ構成である。光ファイバアレイ10’の入力側には、一本の被覆付き光ファイバを更にポリアミド系合成繊維やUV樹脂等で被覆した光ファイバ芯線30’が延伸している。
図11は本発明に係る光導波路モジュール及びその製造方法の第二実施形態を示す正面図であり、図11[1]〜図11[3]の順に工程が進行する。以下、この図面に基づき説明する。ただし、図8と同じ部分は同じ符号を付すことにより説明を省略する。
本実施形態の光導波路モジュール60は、図11[3]に示すように、第一実施形態の光導波路モジュール40の構成に当接用ブロック61を付加したものである。この当接用ブロック61は、PLC基板50に設けられるとともに、光導波路511〜518の端面531〜538と同一平面の当接面62を有する。また、当接用ブロック61は、例えばガラス基板又はシリコン基板から成り、接着剤等でPLC基板50に固定され、スリット57と同時に当接面62が形成される。なお、光ファイバ301〜308の端面311〜318及びVブロック20の端面22と、光導波路511〜518の端面531〜538及び当接用ブロック61の当接面62とは、図示できないほどに薄い接着剤41によって貼り合わされている。
本実施形態によれば、光ファイバ301〜308の端面311〜318及びVブロック20の端面22が、光導波路511〜518の端面531〜538に加え当接用ブロック61の当接面62にも突き合わされるため、より強度が増す。すなわち、光導波路モジュール60の堅牢性が向上する。
なお、本発明は、多芯ファイバだけでなく単芯ファイバにも適用可能である(例えば図10の光ファイバアレイ10’)。この場合、斜め研磨を施した単芯ファイバの実装で問題になる光ファイバ端面と光導波路端面の面合わせを、実施せずに実装が可能となる。また、V溝の代わりに、例えばU字状、半円状、四角状等、どのような断面形状の溝を用いてもよい。
本発明に係る光ファイバアレイの第一実施形態を示し、図1[1]は平面図、図1[2]は正面図である。 図1の光ファイバアレイの右側面図である。 図1の光ファイバアレイの製造工程を示す正面図であり、図3[1]〜図3[4]の順に工程が進行する。 光ファイバアレイの製造工程の一部を示し、図4[1]は平面図、図4[2]は正面図である。 図4[1]におけるV−V線概略断面図であり、図5[1]は第一例、図5[2]は第二例である。 本発明に係る光ファイバアレイの第二実施形態を示し、図6[1]は平面図、図6[2]は正面図である。 本発明に係る光導波路モジュールの第一実施形態におけるPLC基板を示し、図7[1]は平面図、図7[2]は正面図、図7[3]は右側面図である。 本発明に係る光導波路モジュールの製造方法の第一実施形態を示す正面図であり、図8[1]〜図8[3]の順に工程が進行する。 図8[2]におけるIX−IX線概略断面図である。 本発明に係る光導波路モジュールの第一実施形態を示す平面図である。 本発明に係る光導波路モジュール及びその製造方法の第二実施形態を示す正面図であり、図11[1]〜図11[3]の順に工程が進行する。 第一従来例を示す斜視図である。 第一従来例を示す平面図である。 第二従来例を示す斜視図である。
符号の説明
10,10’,25 光ファイバアレイ(光ファイバ部品)
12 接着剤
14 ガラスブロック(挟持用ブロック)
20,20’ Vブロック(収容ブロック)
211〜218 V溝(溝)
22 Vブロックの端面
231 接着固定領域
232 非接着固定領域
26 凹部(接着剤阻止手段)
301〜308 光ファイバ
311〜318 光ファイバの端面
40,60 光導波路モジュール
50 PLC基板(光導波路基板)
511〜518 光導波路
521〜528 V溝(案内用溝)
531〜538 光導波路の端面
61 当接用ブロック
62 当接用ブロックの当接面

Claims (20)

  1. 表面に溝が形成された収容ブロックと、前記溝内に収容された光ファイバとを備え、
    この光ファイバの端面と前記収容ブロックの端面とが略同一平面に形成され、
    前記溝内に収容された前記光ファイバは、前記溝に面していない側が露出している、
    ことを特徴とする光ファイバ部品。
  2. 前記溝が前記収容ブロックに複数形成されており、前記光ファイバが前記収容ブロックに複数配列されて収容されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ部品。
  3. 前記略同一平面が、前記光ファイバの軸に対して垂直に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の光ファイバ部品。
  4. 前記略同一平面が、前記光ファイバの軸に対して垂直な角度から傾けられて形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の光ファイバ部品。
  5. 前記溝は、前記光ファイバが挿入されただけの非接着固定領域のみから成る、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の光ファイバ部品。
  6. 前記溝は、前記光ファイバが挿入されかつ接着剤によって固定された接着固定領域と、前記光ファイバが挿入されただけの非接着固定領域とに分けられる、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の光ファイバ部品。
  7. 前記収容ブロックの前記接着固定領域と前記非接着固定領域との境界部分には、前記接着固定領域の前記接着剤が前記非接着固定領域へ流動することを阻止する接着剤阻止手段が設けられた、
    請求項6記載の光ファイバ部品。
  8. 前記接着剤阻止手段は、前記収容ブロックに形成された凹部である、
    請求項7記載の光ファイバ部品。
  9. 前記収容ブロックとともに前記光ファイバを挟持する挟持用ブロックを、
    更に備えた請求項1乃至8のいずれかに記載の光ファイバ部品。
  10. 前記溝はV溝である、
    請求項1乃至9のいずれかに記載の光ファイバ部品。
  11. 前記収容ブロックは、ガラス基板から成る、
    請求項1乃至10のいずれかに記載の光ファイバ部品。
  12. 前記収容ブロックは、シリコン基板から成る、
    請求項1乃至11のいずれかに記載の光ファイバ部品。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載の光ファイバ部品を製造する方法であって、
    前記収容ブロックの前記溝内に、前記光ファイバを収容する工程と、
    前記収容ブロックの前記溝内に、前記光ファイバを仮固定用ブロックで仮固定する工程と、
    仮固定された前記収容ブロックの端面と前記光ファイバの端面とを略同一平面に形成する工程と、
    前記仮固定用ブロックを取り外す工程と、
    を含むことを特徴とする光ファイバ部品の製造方法。
  14. 前記仮固定用ブロックは、ワックスによって仮固定されている、
    ことを特徴とする請求項13記載の光ファイバ部品の製造方法。
  15. 前記仮固定用ブロックは、機械的に仮固定されている、
    ことを特徴とする請求項13記載の光ファイバ部品の製造方法。
  16. 請求項1乃至12のいずれかに記載の光ファイバ部品と光導波路が形成された光導波路基板とを有し、当該光ファイバ部品と当該光導波路基板とが光接続された光導波路モジュールであって、
    前記光導波路基板に案内用溝が形成され、当該案内用溝の一端が前記光導波路の端面に臨み、当該案内用溝の他端が前記光導波路基板の端面に至り、
    前記光ファイバは、前記案内用溝内と前記溝内とで挟持され、かつ当該光ファイバの端面と前記光導波路の端面とが突き合わされた状態で固定された、
    ことを特徴とする光導波路モジュール。
  17. 前記光導波路基板に設けられるとともに前記光導波路の端面と同一平面の当接面を有する当接用ブロックを更に備え、
    前記光ファイバは、前記案内用溝内と前記溝内とで挟持され、かつ当該光ファイバの端面及び前記収容ブロックの端面と前記光導波路の端面及び前記当接用ブロックの当接面とが突き合わされた状態で固定された、
    請求項16記載の光導波路モジュール。
  18. 前記案内用溝はV溝である、
    請求項16又は17記載の光導波路モジュール。
  19. 前記光導波路ブロックと前記収容ブロックとは、前記案内用溝及び前記溝のみで前記光ファイバを挟持する、
    請求項16乃至18のいずれかに記載の光導波路モジュール。
  20. 請求項16乃至19のいずれかに記載の光導波路モジュールを製造する方法であって、
    前記光導波路基板に前記光導波路と前記案内溝とを形成する工程と、
    前記光導波路基板上に前記光ファイバ部品を載置することにより、前記光ファイバを前記案内溝内と前記溝内とで挟持する工程と、
    前記光ファイバを前記案内溝内と前記溝内とで挟持しつつ、前記光ファイバの端面と前記光導波路の端面とを突き合わせ、この状態で固定する工程と、
    を含むことを特徴とする光導波路モジュールの製造方法。
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