JPWO2014010040A1 - 回路遮断器 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型で過電流による引き外し操作時のバイメタルの温度を上げることができる熱動電磁形の引き外し装置を備えた回路遮断器を得る。【解決手段】3相電路を開閉する可動接触子6及び固定接触子5の接点を開閉駆動する開閉機構部7と、前記電路に過大電流が流れたときにトリップバーを駆動して前記開閉機構部7を引き外す電磁引き外し装置と、前記電路に過電流が流れたとき湾曲するバイメタル12によりトリップバー14を駆動して開閉機構部7を引き外す熱動引き外し装置11を備えた回路遮断器において、熱動引き外し装置11は、前記3相電路に対応して並設された3極に設けられ、各極の熱動引き外し装置11のバイメタル12の内、少なくとも一つの板厚を、他のバイメタルの板厚と異ならせた。

Description

本発明は、配線用遮断器及び漏電遮断器などの回路遮断器、特にその熱動電磁引き外し装置に関するものである。
従来の回路遮断器における熱動電磁形の過電流引き外し装置は、過電流が流れたときにジュール熱によって湾曲するバイメタルが開閉機構部の引き外し部を押圧し、これによって開閉機構部が作動することにより開閉接点が開離される。3相電路に対応する3極の回路遮断器では、この熱動電磁形の過電流引き外し装置が左極(以下L極)、中極(以下C極)、右極(以下R極)にそれぞれに配設され、いずれの極に過電流が流れても、バイメタルが引き外し部を押圧するので開閉機構部が作動し、開閉接点が開離するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。ジュール熱を発生する発熱部の方式としては、バイメタルに直接通電する直熱式、バイメタルの近傍の電路にヒータを設ける傍熱式、あるいは直熱式と傍熱式を併用する直傍熱式が知られている。
また、開閉機構部や熱動電磁形の過電流引き外し装置を構成する各部品の加工、組立誤差、材料特性のばらつき等が累積されることにより、開閉機構部の引き外し時間がばらつくため、バイメタルの先端に調整機構が設けられ、この調整機構によりバイメタルの先端から開閉機構部の引き外し部までの距離(ギャップ)の調整を行う。そして、回路遮断器の出荷検査時に、通電検査により引き外し時間を測定し、引き外し時間が規定時間の範囲内に入っていることを確認している。
一方、漏電遮断器においては、過電流引き外し装置に接続された一次導体が零相変流器を貫通した後、漏電遮断器の負荷側の接続端子に接続されており、特に、L極及びR極の一次導体は、零相変流器を貫通させるためにU字状に形成されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−30597号公報 特開平8−077909号公報
従来の配線用遮断器における熱動電磁形の過電流引き外し装置では、C極のバイメタルは、自身のジュール熱に加えL極及びR極のジュール熱も受けるので、C極の湾曲がL極及びR極より大きくなる。また、従来の漏電遮断器における熱動電磁形の過電流引き外し装置では、L極及びR極のバイメタルは、該バイメタルに接続された一次導体がU字状に成形されているため、C極より電路長が長くなり、一次導体の抵抗が増大し、ジュール熱も増大するので、L極及びR極の熱による湾曲がC極より大きく、各極の特性が一致しなくなる。
また、出荷検査時の合格率を上げるためには、なるべくバイメタルの近傍で集中してジュール熱を発生させる必要があるので、発熱部の抵抗値を可能な限り上げることが好ましい。ところが、最近の回路遮断器は外形の小形化が進み、内部温度が全体的に上昇し易い構成となっており、限界まで発熱部の抵抗値を上げると、配線用遮断器ではC極の、漏電遮断器ではL極及びR極のバイメタルが曲がり過ぎてしまい、バイメタルの先端から開閉機構部の引き外し部までの距離を確保できなくなるため、調整機構により引き外し時間を調整することができなくなるという問題があった。
本発明に係る回路遮断器は、3相電路を開閉する可動接触子及び固定接触子の接点を開閉駆動する開閉機構部と、前記電路に過大電流が流れたときにトリップバーを駆動して前記開閉機構部を引き外す電磁引き外し装置と、前記電路に過電流が流れたときに湾曲するバイメタルによりトリップバーを駆動して開閉機構部を引き外す熱動引き外し装置を備えた回路遮断器において、熱動引き外し装置は、3相電路に対応して並設された3極に設けられ、各極のバイメタルの内、少なくとも一つは、他のバイメタルと板厚が異なるものである。
この発明によれば、バイメタルの板厚を極によって変えることによりバイメタルの湾曲特性を揃え、熱動引き外し装置の特性を揃えるようにしたので、回路遮断器の性能向上を簡単に確保できる。また、回路遮断器の遮断特性の試験において、熱動引き外し時間の調整が容易になる。
本発明の実施の形態1に係る回路遮断器の構成を示す側面断面図である。 実施の形態1に係る回路遮断器の構成を示す斜視図である。 実施の形態1に係る回路遮断器の熱動電磁引き外し装置を示す斜視図である。 実施の形態1に係る回路遮断器の熱動電磁引き外し装置を構成するバイメタルを示す正面図(a)及び側面図(b)、(c)、(d)である。 実施の形態2に係る回路遮断器の熱動電磁引き外し装置を構成するバイメタルを示す正面図である。 本発明の実施の形態3に係る漏電遮断器零相変流器の構成を示す平面図(a)、正面図(b)、及び側面図(c)である。 本発明の実施の形態3に係る零相変流器の要部を示す側面断面図である。 本発明の実施の形態3に係る零相変流器の別の構成の一次導体を示す平面図である。 実施の形態3に係る熱動電磁引き外し装置を構成するバイメタルを示す正面図(a)及び側面図(b)、(c)、(d)である。 本発明の実施の形態4に係る回路遮断器の構成を示す斜視図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。図1は実施の形態1に係る回路遮断器の内部構成を示す側面断面図、図2は図1に示す回路遮断器の構成を示す斜視図、図3は図1に示す回路遮断器における熱動電磁引き外し装置を示す斜視図、図4は図3に示す過電流引き外し装置を構成するバイメタルを示す図で、(a)は正面図、(b)はL極の側面図、(c)はC極の側面図、(b)はR極の側面図ある。
図1及び図2において、回路遮断器100は、3相電路に対応する3極の回路遮断器で、3極の左極(以下L極)、中極(以下C極)、右極(以下R極)にそれぞれ後述する熱動電磁引き外し装置11が配設されている。回路遮断器100の筐体1は合成樹脂材で形成されており、本体ベース2と本体カバー3の分割構造とされている。本体ベース2には、電源側端子4と、この電源側端子4の一部に設けられた固定接触子5と、この固定接触子5に対向して開閉する可動接触子6とが設けられ、固定接触子5及び可動接触子6にはそれぞれ開閉接点が設けられている。
回路遮断器100は、可動接触子6に連結された開閉機構部7と、この開閉機構部7に固着され、本体カバー3の窓穴から突出するハンドル8とを有する。さらに、回路遮断器100は、電路に定格電流を超えた電流が流れた時に、開閉機構部7を動作させる熱動電磁引き外し装置11を3極に備え、この熱動電磁引き外し装置11は、開閉機構部7と並んで負荷側に配置されている。この熱動電磁引き外し装置11は、バイメタル12と、バイメタル12の負荷側に接触しているヒータ13と、熱動電磁引き外し装置11とトリップバー14との距離を調整する調整機構15と、から構成されている。
熱動電磁引き外し装置11の詳細を図3に基づいて説明する。熱動電磁引き外し装置11は、電磁引き外し装置と熱動引き外し装置とから構成される。電磁引き外し装置は、固定鉄心11aと、瞬時遮断時に固定鉄心11aに吸着され、トリップバー14を駆動する可動鉄心11bと、可動鉄心11bを付勢する復帰スプリング(図示せず)と、可動鉄心11bを軸支するシャフト11cとを備えている。
一方、熱動引き外し装置は、熱膨張率が異なる2枚の金属板を貼り合わせた板状部材を打ち抜いて短冊形状に形成されたバイメタル12を有し、バイメタル12の下部には孔が開けられ、バイメタル12とヒータ13がピン16によってかしめられ、電気的に接続されるようになっている。バイメタル12の上部にも、孔が開けられ、トリップバー14への当接部15aを有する調整機構15が取り付けられている。ここで、図4に示すように、バイメタル12の平面形状(図4(a))は、L極、C極、R極とも同じであるが、C極のバイメタル12a(図4(c))は、L極及びR極のバイメタル12b(図4(b))及び12c(図4(d))に比べ板厚を厚くしている。なお、本明細書において、バイメタル12は、設置される極の区別が必要なときには、符号12に接尾語a、b、cを付して示し、設置される極の区別が不要なときには、符号12に接尾語を付けないで示している。
熱動電磁引き外し装置11は、通電電流等によってバイメタル12が高温になると、線膨張係数の違いからバイメタル12に反りが生じる。この反りによる変位によってバイメタル12はトリップバー14(図2参照)に当接し、当接したことを契機としてトリップバー14に電流遮断等の引き外し動作を行わせる。調整機構15は、熱動電磁引き外し装置11がトリップバー14に当接することでトリップバー14に動作を行わせる電流を所定値にするために、トリップバー14と調整機構15との距離を調節するためのものである。
この距離を調節するには、まず、本体ベース2に熱動電磁引き外し装置11とトリップバー14を組付け、熱動電磁引き外し装置11に、トリップバー14を動作させるための所定値の電流を通電する。次に、所定値の電流によりバイメタル12の温度が上昇して、熱動電磁引き外し装置11が変位している状態で、調整機構15の当接部15aがトリップバー14に当接する位置まで当接部15aを回転させ、当該位置で調整機構15とバイメタル12とを固定する。
次に、回路遮断器100のトリップ動作について説明する。電路に短絡電流のような過大電流が流れた場合には、熱動電磁引き外し装置11の固定鉄心11aに発生する磁力により、可動鉄心11bが固定鉄心11aに吸着され、可動鉄心11bがシャフト11cを回動軸として復帰スプリング(図示しない)の付勢力に抗して回動する。この回動により可動鉄心11bがトリップバー14を押し、開閉機構部7が駆動され、可動接触子6を回動させる。可動接触子6の回動により固定接点から可動接点が開離し、過大電流は遮断されトリップ動作が完了する。
一方、電路に過電流が流れた場合には、所定電流以上の電流がヒータ13を流れヒータ13が発熱し、この発熱によりバイメタル12が加熱されて変形する。バイメタル12が変形すると、バイメタル12に固着されている調整機構15の当接部15aがトリップバー14を押し、開閉機構部7が駆動され可動接触子6を回動させる。可動接触子6の回動により固定接点から可動接点が開離し、電流遮断のトリップ動作が完了する。
この熱動引き外し動作時に、C極のバイメタル12aは、自身の極のヒータ13と、両側にあるL極及びR極のヒータ13の3つのヒータで発生するジュール熱を受けるので、その温度上昇は、L極及びR極より大きくなる。一方、バイメタル12の湾曲量は、以下の式(1)で算出される。ここで、Dは湾曲量、kはバイメタルの湾曲係数、ΔTは温度上昇値、Lはバイメタルの動作長さ、tはバイメタル板厚を示す。
D=k・ΔT・L2/t ・・・・(1)
よって、バイメタルの板厚が同じであれば、その湾曲量は、C極のバイメタル12aがL極のバイメタル12b及びR極のバイメタル12cよりも大きくなる。そこで、本実施の形態では、C極のバイメタル12aの板厚を、L極のバイメタル12b及びR極のバイメタル12cよりも厚くしている。これにより、バイメタル12aの厚さを加減することにより、温度上昇が不均一となる影響が打ち消され、3極の各バイメタルの湾曲特性をほぼ同一に揃えることができる。本実施の形態1によれば、C極のバイメタル12aは、L極のバイメタル12b及びR極のバイメタル12cに比べ板厚を厚くしているので、3極の各バイメタルの湾曲特性がほぼ同一となり、調整機構15による引き外し時間の調整代を十分に確保できる。
なお、本実施の形態1では、バイメタル12の近傍にヒータ13を設けた傍熱形の例を示したが、バイメタル12に電路の電流を通電させる直熱形や直傍熱形でも同様の効果を発揮させることができる。また、バイメタルの湾曲によって開閉機構部を引き外し動作させるため、バイメタルの剛性が低いと、開閉機構部の引き外し荷重のばらつきが引き外し時間に大きな影響を与えてしまうが、本実施の形態1では、バイメタルの板厚を厚くすることにより剛性を上げて、引き外し荷重のばらつきを低減できる。
実施の形態2.
図5は、実施の形態2に係る回路遮断器の熱動電磁引き外し装置を構成するバイメタルを示す正面図である。実施の形態2は、バイメタルの形状以外は実施の形態1と同様の構成である。本実施の形態2では、実施の形態1に示す回路遮断器において、板厚を厚くしたバイメタル12aのほぼ中央に孔12a1を開けたものである。
バイメタル12aのほぼ中央に孔12a1を開けることで、バイメタル12aの内部に直接外気から熱が加わり、バイメタル12a内部の温度が速く上昇するため、バイメタル12aの湾曲が速くなり、出荷検査での引き外し時間の調整にかかる時間を短縮することができる。また、孔12a1の大きさを調節することにより、バイメタル12aの湾曲の速さを調節できる。その他の効果は実施の形態1と同様である。
実施の形態3.
本実施の形態3は漏電遮断器に関するものであり、実施の形態1の回路遮断器に零相変流器を付加して漏電遮断器を構成したものである。図6〜図8は本実施の形態3における零相変流器の構成を示すもので、図6(a)は零相変流器の平面図、(b)は零相変流器の正面図、(c)は零相変流器の側面図である。図7は零相変流器の側面断面を拡大して示す図、図8はは零相変流器の一次導体のみ示す平面図である。なお、これらの図において、零相変流器の二次導体は図示を省略している。
先ず、零相変流器について説明する。図6〜図8において、環状コアを有する零相変流器201には、図示しないが、環状コアに沿って二次巻線が巻回されている。零相変流器201の環状部を貫通して、回路遮断器の3極に対応する3相電路の第1の一次導体202(L極に対応)、第2の一次導体203(C極に対応)、及び第3の一次導体204(R極に対応)が設けられている。一次導体203は直進する形状であるが、一次導体202及び204は環状部両側からU字状に折り曲げされた形状になされ、これら各一次導体にバイメタル12が接続される。
各一次導体202〜204の両端部には、零相変流器201の筺体に形成された仕切壁205が設けられ、所定の間隔でそれぞれ配設された端子(図示せず)の一つにそれぞれの一次導体が接続される座部が形成され、この座部の先端に、本体ベース2に挿入され固定される突部202a〜204aが形成されている。
零相変流器の第1及び第3の一次導体202及び204は図8に示すように構成してもよい。これは、第1及び第3の一次導体202及び204を、それぞれ複数枚の薄板を重ね合わせて構成したものである。複数枚の薄板を重ね合わせることにより、U字曲げによる応力を緩和することが可能となり、図7に示すように、漏電遮断器の本体ベース2に挿入された一次導体202、204の座部の突部202a及び204aによる本体ベース2の破壊を抑止することができる。
実施の形態3に係る漏電遮断器の熱動電磁引き外し装置を構成するバイメタルの構造を図9に示す。本実施の形態3では、図9に示すように、U字状に折り曲げられた第1の一次導体202及び第3の一次導体204に接続されるL極及びR極のバイメタル12b及び12cは、一次導体203に接続されるC極のバイメタル12aに比べて板厚を厚くしている。
通常、バイメタルは一次導体に接続され、負荷端子へ電気的に繋がっており、バイメタルの熱は、負荷端子から外部に放出されるが、一次導体の温度上昇が大きいと、バイメタルの温度が外部に放出されにくくなるので、バイメタル温度は上昇する。本実施の形態3では、L極及びR極のバイメタル12b及び12cは、接続されている第1及び第3の一次導体202及び204がU字状に曲げられているため、C極の第2の一次導体203に比べ電路が長く、発生するジュール熱が大きい。そのため、L極及びR極のバイメタル12b及び12cの温度上昇は、C極のバイメタル12aよりも大きくなる。そこで、L極及びR極のバイメタル12b及び12cの板厚を、C極のバイメタル12aより厚くして、温度上昇の影響を、バイメタルの板厚の差により打ち消し、3極の各バイメタルの湾曲特性をほぼ同一に揃える。
本実施の形態によれば、L極及びR極のバイメタル12b及び12cは、C極のバイメタル12aに比べ板厚を厚くしているので、3極の各バイメタルの湾曲特性がほぼ同一となり、調整機構15による引き外し時間の調整代を十分に確保できる。
なお、図8に示すように、零相変流器201の環状部を貫通させる第1及び第3の一次導体202及び204を複数枚の導電性の薄板を重ね合わせて構成すれば、U字曲げによる応力を緩和することが可能となり、漏電遮断器の筐体に挿入された一次導体の座部の先端に形成している突部202a及び204aによる本体ベース2の破壊を防止することができる。
実施の形態4.
以下、本実施の形態4に係る回路遮断器を図10に基づいて説明する。回路遮断器105は、3相4線式の電路に用いられる4極の回路遮断器であり、実施の形態1で示した3極の回路遮断器のR極の外側に、熱動引き外し装置を装備しない中性極用のN極を1極追加したものである。
4極の回路遮断器105においても、バイメタルの板厚を極に応じて変えて温度上昇の影響を打ち消すことにより、3極の各バイメタルの湾曲特性をほぼ同一に揃えることができるものであり、その他の構成及び効果については、実施の形態1と同様なので、説明を省略する。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態の一部または全部を自由に組合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 筐体、 2 本体ベース、
3 本体カバー、 4 電源側端子、
5 固定接触子、 6 可動接触子、
7 開閉機構部、 8 ハンドル、
11 熱動電磁引き外し装置、
11a、11b、11c 熱動電磁引き外し装置、
12 バイメタル、 12a、12b、12c バイメタル、
12a1 バイメタル孔、 13 ヒータ、
14 トリップバー、 15 調整機構、
16 ピン、 100、105 回路遮断器、
201 零相変流器、 202 第1の一次導体、
203 第2の一次導体、 204 第3の一次導体、
202a、203a、204a 突部、
205 仕切壁。

Claims (7)

  1. 3相電路を開閉する可動接触子及び固定接触子の接点を開閉駆動する開閉機構部と、前記電路に過大電流が流れたときにトリップバーを駆動して前記開閉機構部を引き外す電磁引き外し装置と、前記電路に過電流が流れたとき湾曲するバイメタルによりトリップバーを駆動して前記開閉機構部を引き外す熱動引き外し装置を備えた回路遮断器において、前記熱動引き外し装置は、前記3相電路に対応して並設された3極に設けられ、各極のバイメタルの内、少なくとも一つは、他のバイメタルと板厚が異なることを特徴とする回路遮断器。
  2. 請求項1に記載の回路遮断器において、前記3極は左極、中極及び右極からなり、前記中極の熱動引き外し装置のバイメタルは、前記左極及び右極の熱動引き外し装置のバイメタルより板厚が厚いことを特徴とする回路遮断器。
  3. 請求項1に記載の回路遮断器において、該回路遮断器は零相変流器を有し、前記零相変流器の出力信号に基づいて開閉機構部を引き外す漏電遮断器であって、前記3相電路からなる前記零相変流器の貫通一次導体に接続される前記熱動引き外し装置のバイメタルの内、より電路長の長い貫通一次導体に接続されたバイメタルは、より電路長の短い貫通一次導体に接続されたバイメタルより板厚が厚いことを特徴とする回路遮断器。
  4. 請求項3に記載の回路遮断器において、前記零相変流器の前記貫通一次導体の内、前記左極と右極の貫通一次導体はU字状に形成され、前記左極と右極の熱動引き外し装置のバイメタルは、中極の熱動引き外し装置のバイメタルより板厚が厚いことを特徴とする回路遮断器。
  5. 請求項3または4に記載の回路遮断器において、前記零相変流器を貫通する貫通一次導体は、複数枚の導電性の薄板を重ね合わせて構成されていることを特徴とする回路遮断器。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の回路遮断器において、熱動引き外し装置を構成するバイメタルの内、板厚が厚いバイメタルには、ほぼ中央部に孔が設けられていることを特徴とする回路遮断器。
  7. 請求項1に記載の回路遮断器において、前記3極に、熱動引き外し装置を装備しない中性極用のN極を追加したことを特徴とする回路遮断器。
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