JP5054662B2 - 回路遮断器 - Google Patents

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Description

この発明は、回路遮断器、特にその開閉機構部の構造に関するものである。
従来の回路遮断器に於いては、例えば、特許文献1に示されるように、開閉機構部の機構フレームに保持されたラッチばねは、ねじりコイルばねにより構成されており、そのラッチばねの内径部空間が一対の機構フレームに固定保持された軸ピン若しくは機構フレームの曲げ部分により貫通され、ラッチばねの両足部のうちの一方の足部が回動自在に支持されたラッチに当接し他方の足部がフレームの曲げ部に当接し、これにより前述のラッチを所定方向に付勢している。
このように構成された従来の回路遮断器は、所定値以上の過負荷電流が所定時間以上流れた場合に、限時引き外し装置を構成するバイメタル部が所定量以上彎曲してトリップバーを押圧し、これによりトリップバーが回動する。トリップバーが回動することにより、トリップバーに当接している掛け金が動作して前述のラッチと掛け金との係合が外れ、これにより開閉機構部がトリップ動作して可動接触子が駆動され、可動接触子に固定されている可動接点が固定接点から乖離して回路を遮断する。又、短絡電流等の過大な電流が流れた場合は、瞬時引き外し装置を構成する電磁石装置が動作してトリップバーを回動させ、これにより前述の場合と同様にラッチと掛け金との係合が外れ、開閉機構部がトリップ動作して可動接触子を駆動し、回路を瞬時に遮断する。
特開2001−351496号公報(第13図)
前述のように構成された従来の回路遮断器の場合、可動接触子を駆動して回路の開閉動作を行う際に動作するハンドルアームやメインばね等の開閉機構構成部材や、バイメタル部やプランジャー部等の引き外し装置構成部材が、ラッチばねを保持する軸ピン若しくは機構フレームの曲げ部分等のラッチばね保持部材と干渉しないようにするために、前述の開閉機構構成部材や引き外し装置構成部材の動作軌跡上に、ラッチばね保持部材を配置しないように配置構成を行う必要があり、このことが回路遮断器の小形化の障害になるという課題があった。
この発明は、従来の回路遮断器に於ける前述のような課題を解決するためになされたもので、容易に小形化することができる回路遮断器を得ることを目的としたものである。
この発明による回路遮断器は、固定接点に対向する可動接点を備え、駆動されることにより前記可動接点を前記固定接点に対して離反又は接触させて電気回路を遮断し又は閉じる可動接触子と、前記電気回路に所定値以上の電流が流れたときに動作する引き外し装置と、回動可能に設けられ、前記引き外し装置の動作に基づいて駆動され所定方向に回動するトリップバーと、前記トリップバーに掛け金を介して係合可能に設けられると共にラッチばねにより常時所定方向に回動するように付勢され、前記係合しているときは前記回動が阻止され、前記トリップバーが前記回動したとき前記係合が解かれて前記所定方向に回動するラッチと、前記ラッチに係合可能に設けられ、前記ラッチが前記所定方向に回動したとき前記ラッチとの係合が解かれて前記可動接触子を駆動して前記電気回路を遮断し又は閉じる開閉機構部とを備えた回路遮断器であって、前記ラッチばねは、コイル部と前記コイル部の両端部に夫々設けられた一対の足部とを備え、前記コイル部が前記開閉機構部を保持する機構フレームに設けられた孔部に挿入されることにより前記機構フレームに保持され、前記ラッチばねの前記一対の足部は、前記機構フレームを挟んで前記機構フレームの両側部側に別々に配置され、前記一対の足部のうちの一方の足部が前記ラッチに当接して前記ラッチを付勢すると共に、他方の足部が前記掛け金に当接して前記掛け金を付勢することを特徴とするものである。
又、この発明による回路遮断器は、固定接点に対向する可動接点を備え、駆動されることにより前記可動接点を前記固定接点に対して離反又は接触させて電気回路を遮断し又は閉じる可動接触子と、前記電気回路に所定値以上の電流が流れたときに動作する引き外し装置と、回動可能に設けられ、前記引き外し装置の動作に基づいて駆動され所定方向に回動するトリップバーと、前記トリップバーに掛け金を介して係合可能に設けられると共にラッチばねにより常時所定方向に回動するように付勢され、前記係合しているときは前記回動が阻止され、前記トリップバーが前記回動したとき前記係合が解かれて前記所定方向に回動するラッチと、前記掛け金を常時付勢する掛け金ばねと、前記ラッチに係合可能に設けられ、前記ラッチが前記所定方向に回動したとき前記ラッチとの係合が解かれて前記可動接触子を駆動して前記電気回路を遮断し又は閉じる開閉機構部とを備えた回路遮断器であって、前記ラッチばねは、コイル部と前記コイル部の両端部に夫々設けられた一対の足部とを備え、前記コイル部が前記開閉機構部を保持する機構フレームに設けられた第1の孔部に挿入されることにより前記機構フレームに保持され、前記一対の足部のうちの一方が前記ラッチに当接して前記ラッチを付勢し、前記掛け金ばねは、コイル部と前記コイル部の両端部に夫々設けられた一対の足部とを備え、前記コイル部が前記開閉機構部を保持する機構フレームに設けられた第2の孔部に挿入されることにより前記機構フレームに保持され、前記一対の足部のうちの一方が前記掛け金に当接して前記掛け金を付勢することを特徴とするものである。
この発明の回路遮断器によれば、ラッチばねは、コイル部と前記コイル部の両端部に夫々設けられた一対の足部とを備え、前記コイル部が開閉機構部を保持する機構フレームに設けられた孔部に挿入されることにより前記機構フレームに保持され、前記ラッチばねの前記一対の足部は、前記機構フレームを挟んで前記機構フレームの両側部側に別々に配置され、前記一対の足部のうちの一方の足部が前記ラッチに当接して前記ラッチを付勢すると共に、他方の足部が掛け金に当接して前記掛け金を付勢するように構成されているので、ラッチばねが機構フレーム間に占有する空間は、機構フレームの板厚分及びラッチばねの一つの足分のみであり、開閉機構部のハンドルアームやメインばね等の動作軌跡若しくは引き外し装置のバイメタル部や電磁石装置のプランジャー部等の動作軌跡、又はその双方の軌跡に対する垂直方向側部にラッチばねを配置することができ、開閉機構部ひいては回路遮断器の小形化を図ることができる。
又、この発明による回路遮断器によれば、ラッチばねは、コイル部と前記コイル部の両端部に夫々設けられた一対の足部とを備え、前記コイル部が開閉機構部を保持する機構フレームに設けられた第1の孔部に挿入されることにより前記機構フレームに保持され、前記一対の足部のうちの一方が前記ラッチに当接して前記ラッチを付勢し、掛け金ばねは、コイル部と前記コイル部の両端部に夫々設けられた一対の足部とを備え、前記コイル部が前記開閉機構部を保持する機構フレームに設けられた第2の孔部に挿入されることにより前記機構フレームに保持され、前記一対の足部のうちの一方が前記掛け金に当接して前記掛け金を付勢するに構成されているので、ラッチばね及び掛け金ばねが機構フレーム間に占有する空間は、機構フレームの板厚分及びラッチばねの一つの足分のみであり、開閉機構部のハンドルアームやメインばね等の動作軌跡若しくは引き外し装置のバイメタル部や電磁石装置のプランジャー部等の動作軌跡、又はその双方の軌跡に対する垂直方向側部にラッチばね及び掛け金ばねを配置することができ、開閉機構部ひいては回路遮断器の小形化を図ることができる。
この発明の目的、特徴、効果は、以下の実施の形態に於ける詳細な説明、及び図面の記載からより明らかとなるであろう。
実施の形態1.
以下、図面と共に、この発明の実施の形態1による回路遮断器について詳細に説明する。尚、各図中、同一符号は、同一又は相当部分を示す。図1は、この発明の実施の形態1による三相用回路遮断器(以下、単に、回路遮断器と称する)の外観を示す斜視図、図2は、そのカバー部を外した状態での開閉機構部と引きはずし装置とベース筐体を示す斜視図である。
図1、及び図2に於いて、回路遮断器100は、開閉機構部200と、引きはずし装置300、開閉接点部(図示せず)、消弧装置(図示せず)から構成されている。消弧装置は、絶縁材料で形成されたベース101とミドルベース102とからなるベース筐体1に収納され、開閉機構部200と引きはずし装置300、及び開閉接点部は、ミドルベース102に固定されて保持されている。絶縁材料で形成されたカバー111は、ベース筐体1に着脱自在に装着されている。
図3は、回路遮断器100のオン状態での開閉機構部200と引きはずし装置300を示す斜視図、図4は、回路遮断器100のトリップ状態に於ける開閉機構部200と引きはずし装置300を示す斜視図である。図3、及び図4に於いて、回路遮断器100が接続された三相電気回路である負荷回路に、所定値以上の負荷電流、つまり過負荷電流が、所定時間以上流れた場合に、引きはずし装置300に於ける限時引きはずし手段を構成するバイメタル部2が図の右方へ所定量わん曲変形して、開閉機構部200のトリップバー3を動作させ、後述するように、トリップバー3が当接している掛け金4を回動させることによって開閉機構部200をトリップさせて、負荷回路のR、S、T相導体(図示せず)に夫々接続される開閉接点部の3個の固定接点5に接触していた3個の可動接点6を開離させる。
又、短絡電流が流れた場合には、引きはずし装置300に於ける瞬時引きはずし手段を構成する電磁石装置の電磁コイル部7に大きな磁力が発生して、そのプランジャー部8が図の右方へ吸引され、後述するようにプランジャー部8が掛け金4を回動させることによって開閉機構部200をトリップさせて、開閉接点部の固定接点5と可動接点6とを開離させる。
次に、開閉機構部200の構成について説明する。図5は回路遮断器100のオン状態に於ける開閉機構部200を示す斜視図、図6は、回路遮断器100のオン状態に於ける開閉機構部200の側断面図、図7は、回路遮断器100のオフ状態に於ける開閉機構部200の斜視図、図8は、回路遮断器100のオフ状態に於ける開閉機構部200の側断面図、図9は、回路遮断器100のトリップ状態に於ける開閉機構部200の斜視図、図10は、回路遮断器100のトリップ状態に於ける開閉機構部200の側断面図である。
図5乃至図10に於いて、間隔を介して対向して配置された一対の機構フレーム14は、前述のベース筐体1に固定されている。クロスバー20は、一対の機構フレーム14に回動自在に支持され、可動接点6を夫々固定した3個の可動接触子21を回動自在に保持している。夫々の可動接触子21は、接圧ばね22により常時時計方向に付勢されており、これにより可動接点6を所定の接触圧力にて固定接点5に接触させる。
ハンドルアーム12は、ピン121により機構フレーム14に回動自在に支持されており、操作員により手動により操作されるハンドル24が固定されている。図5、図7、図9によく示されているように、ハンドルアーム12の曲げ部123が機構フレーム14の曲げ部141に当接することによりハンドル24及びハンドルアーム12の時計方向への回動が阻止される。
第1のリンク9の一端部と第2のリンク10の一端部とは、コネクトピン13により回動自在に連結され、第2のリンク10の他端部は、ピン23によりクロスバー20に回動自在に連結されている。第1のリンク9は、その他端部に円弧状の凹面部91を備えている。引っ張りばねにより構成されたメインばね11は、一端部が前述のコネクトピン13に固定され、他端部がハンドルアーム12のばね掛け部122に固定されており、コネクトピン13を常時図の左方向に付勢している。
レバー19は、その一端部に後述するラッチ16の一端部に係合し得る係合部192を備え、他端部に円弧状の凸面部193を備えている。第1のリンク9は、メインばね11によりコネクトピン13を介して図の左方向に付勢され、第1のリンク9の凹面部91がレバー19の凸面部193に強固に当接し、これによって第1のリンク9とレバー19とが連結されている。尚、第1のリンク9の凹面部91とレバー19の凸面部193とは摺動可能に当接している。
ラッチ16は、ピン161により機構フレーム14に回動自在に支持され、レバー19の係合部192に係合し得る第1の係合部162を一端部に備え、後述する掛け金4の第1の係合部41に係合し得る第2の係合部163を他端部に備えている。トリップバー3は、一対の機構フレーム14に回動自在に支持され、後述する掛け金4の第2の係合部42と係合し得る係合部31を備えている。このトリップバー3は、図2、図3、図4に示すように、引きはずし装置300に於けるバイメタル部2の先端部に対向して設けられており、前述したように三相電気回路に所定値以上の電流が所定時間以上流れることにより所定量彎曲したバイメタル部2により押圧されて時計方向に回動するように構成されている。
掛け金4は、図5、図7、図8によく示されているように、一対の機構フレーム14に回動自在に支持され、前述のラッチ16の第2の係合部163に係合し得る第1の係合部41と、前述のトリップバー3の係合部31に係合し得る第2の係合部42とを備えている。又、掛け金4は、一方の機構フレーム14の外側に配置されたばね受部43と、前述の引きはずし装置300に於ける瞬時引き外し手段を構成する電磁石装置のプランジャー部8に係合し得る第3の係合部44とを備えている。
次に、ラッチばね15とその保持について説明する。図11は、回路遮断器100の開閉機構部200を保持する機構フレーム14の一部分を示す斜視図、図12は、回路遮断器100のオン状態に於ける機構フレーム14とラッチばね15と掛け金4とラッチ16を示す斜視図、図13は、回路遮断器100のオン状態に於ける機構フレーム14とラッチばね15と掛け金4とラッチ16を示す側断面図、図14は、図6のX方向から見た機構フレーム14とラッチばね15と掛け金4とラッチ16を示す正面図、図15は、回路遮断器100のトリップ状態に於ける機構フレーム14とラッチばね15と掛け金4とラッチ16を示す斜視図、図16は、回路遮断器100のトリップ状態に於ける機構フレーム14とラッチばね15と掛け金4とラッチ16を示す側断面図である。
図11乃至図16に示すように、開閉機構部200を保持する機構フレーム14は、孔部を構成する貫通孔142を備えている。ラッチばね15は、コイル部151と、このコイル部151の両端部に繋がる一対の足部152、153とを備え、そのコイル部151が機構フレーム14の貫通孔142を貫通し、その一対の足部152、153は夫々機構フレーム14を挟んでその両側に別々に位置するように配置されている。前述の機構フレーム14の貫通孔142は、その内径がラッチばね15のコイル部151の外径よりやや大きい程度に形成されており、この貫通孔142内に挿入されたラッチばね15は、そのコイル部151の最外周部が機構フレーム14の貫通孔142の内周面に当接することで機構フレーム14に保持されている。
機構フレーム14の貫通孔142内に挿入されて保持されたラッチばね15は、その一方の足部152が掛け金4のばね受部43に係合して掛け金4を時計方向に回動する方向に駆動し、他方の足部153がラッチ16の他端部に設けられたばね受部164に係合してラッチ16を反時計方向に回動するように付勢している。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態1による回路遮断器に於いて、次にその動作を説明する。回路遮断器100がオン状態にあるときは、図3、図5、及び図6に示すように、ハンドル24はハンドルアーム12の曲げ部123が機構フレーム14の曲げ部141に当接若しくはその近傍に位置して停止している。このとき、ラッチばね15により常時時計方向に付勢されている掛け金4は、図示の位置に静止した状態にあり、掛け金4の第2の係合部42がトリップバー3の係合部31と係合してトリップバー3の時計方向への回動を阻止すると共に、掛け金4の第1の係合部41がラッチ16の第2の係合部163に係合してラッチ16の時計方向への回動を阻止している。
又、ハンドルアーム12の先端部に固定されたメインばね11の他端部は、図3、図5、図6に示す位置にあり、メインばね11は、その引っ張り力によりコネクトピン13を介して第1のリンク9を図の左方向に付勢している。これにより、レバー19の凸面部193が第1のリンク9の凹面部91を介して図の左方へ付勢されており、レバー19はピン191を回動中心として時計方向へ回動する方向に付勢されているが、レバー19の一端部に設けられている係合部192がラッチ16の一端部に設けられた第1の係合部162に係合しており、レバー19の時計方向への回動がラッチ16により阻止されている。
この状態に於いて、コネクトピン13により第1のリンク9に連結された第2のリンク10は、図3、図5、及び図6に示す位置にあり、ピン23を介して可動接触子21をオン位置に押圧しており、可動接触子21に固定された可動接点6は、接圧ばね22による接触圧力にて固定接点5に接触し負荷回路を閉じている。
次に、図3、図5、図6に示す回路遮断器100のオン状態にあるとき、負荷回路に所定値以上の負荷電流が所定時間以上流れたときのトリップ動作、即ち、限時引き外し手段の動作による回路遮断器のトリップ動作について説明する。負荷回路に所定値以上の負荷電流が所定時間以上流れると、引きはずし装置300に於ける限時引き外し手段を構成するバイメタル部2は、図3に示す位置から図の右方向へ所定量以上湾曲してトリップバー3に当接しこれを時計方向へ回動させて図4に示す位置となる。トリップバー3が時計方向に回動することにより、その係合部31が掛け金4の第2の係合部42を左方向へ押圧して掛け金4を図5に示す位置から反時計方向へ回動させ、図4、図9、図10に示す位置となる。
掛け金4が反時計方向へ回動すると、掛け金4の第1の係合部41がラッチ16の第2の係合部163から外れ、ラッチ16は、ラッチばね15による付勢力によりピン161を回転中心として時計方向へ回動する。ラッチ16の時計方向への回動により、ラッチ16の第1の係合部162とレバー19の係合部192との係合が外れる。これにより、レバー19はラッチ16との係合による回動阻止から釈放され、メインばね11の付勢力により急速にピン191を回動中心として時計方向へ回動し、その凸面部193が図10に示す位置へ移動する。
レバー19の凸面部193が図6に示す位置から図10に示す位置へ移動する過程の途中に於いて、レバー19の凸面部193と第1のリンク9の凹面部91との当接面の位置がメインばね11の作用線を越えて図の上方へ移動する。その結果、第1のリンク9は、その凹面部91を回動中心としてメインばね11の付勢力により急速に時計方向へ回動し、第2のリンク10の一端部をコネクトピン13を介して図6に示す位置から図10に示す位置へ移動させる。これにより、クロスバー20はピン23を介して第2のリンク10により図の左方向へ急速に駆動され、反時計方向へ回動する。その結果、可動接触子21はクロスバー20により反時計方向に駆動され、可動接点6が固定接点5から離反し、負荷回路を遮断する。
次に、図3、図5、図6に示す回路遮断器100のオン状態にあるとき、負荷回路に短絡電流等の過大電流が流れたときのトリップ動作、即ち、瞬時引き外し手段の動作による回路遮断器のトリップ動作について説明する。回路遮断器100がオン状態にあって通常の負荷電流若しくは前述の限時引き外し手段が動作する程度の過電流が流れているときは、引きはずし装置300に於ける瞬時引き外し手段を構成する電磁石装置の電磁コイル部7のプランジャー部8に対する吸引力は、プランジャー部8を図の左方向へ付勢するプランジャー付勢ばね(図示せず)の付勢力より小さく、従って、プランジャー部8はプランジャー付勢ばねにより図の左方向に押圧されて図3に示す位置に静止している。
この状態に於いて短絡電流等の過大電流が流れたとすると、電磁コイル部7のプランジャー部8に対する吸引力がプランジャー付勢ばねの付勢力より大きくなり、プランジャー部8は瞬時に電磁コイル部7に吸引されて図3に示す位置から図の右方向へ移動する。このプランジャー部8の移動過程の途中に於いて、掛け金4の第3の係合部44がプランジャー部8に係合し、掛け金4は図3、図5、図6に示す位置から反時計方向へ回動する。
掛け金4の反時計方向への回動により、掛け金4の第1の係合部41がラッチ16の第2の係合部163から外れ、ラッチ16は、ラッチばね15による付勢力によりピン161を回転中心として時計方向へ回動する。これにより、前述の限時引き外し手段の動作による回路遮断器のトリップ動作と同様にして可動接点6が固定接点5から離反し、負荷回路を瞬時に遮断し、図9、図10に示すトリップ状態となる。
次に、前述の限時引き外し手段、若しくは瞬時引き外し手段の動作により回路遮断器100がトリップ動作した後の図9、図10に示すトリップ状態から、再度オン状態とするためのリセット動作について説明する。回路遮断器100をリセットするには、図9、図10に示すトリップ状態から、ハンドル24を更に図の左方向のリセット位置(ハンドル24が図の左方へ移動し得るほぼ限界の位置)まで移動させる。このハンドル24のリセット位置への移動により、ハンドルアーム12がピン121を回動中心として反時計方向へ回動し、メインばね11及び第1のリンク9が図の下方へ移動する。その結果、レバー19が、ピン191を回動中心として反時計方向へ回動し、トリップ動作時に解除されていたレバー19の係合部192とラッチ16の第1の係合部162との係合が保持される。
これに伴い、ラッチばね15の他方の足部152に当接している掛け金4は、ラッチばね15の付勢力によりその回動中心に対して図9、図10に示す位置から時計方向に回動する。この掛け金4の時計方向の回動により、ラッチばね15の一方の足部153に当接しているラッチ16は、ピン161を回動中心としてラッチばね15の付勢力により図7、図8に示す位置から反時計方向へ回動する。
ハンドル24をリセット位置まで操作して後にハンドルを手から開放すると、トリップバー3は、掛け金4の前述の時計方向への回動により初期位置に保持されてトリップバー3の係合部31が掛け金4の第2の係合部42に係合する。又、同時に、ラッチ16の第2の係合部163が掛け金4の第1の係合部41に係合する。以上のようにして、回路遮断器100は図9、図10に示すトリップ状態からオフ状態となる。このときハンドル24は、リセット状態の位置からやや図の右側にあって静止する。
前述のオフ状態からハンドル24を更に時計方向へ回動させて図3、図5、図6に示すオン位置に移動させると、これと同時にハンドルアーム12の先端部の位置がオフ位置から図3、図5、図6に示すオン位置へ移動する。このハンドルアーム12の先端部の位置が移動過程の途中に於いて、メインばね11の他端部の位置が第1のリンク9の凹面部91とレバー19の凸面部193との当接位置を越えて図の上方へ移動する。
その結果、メインばね11はその引張り力によりコネクトピン13を介して第1のリンク9をその凹面部91を回動中心として反時計方向へ回動させると共に、第1のリンク9の凹面部91とレバー19の凸面部193との当接位置をリセット位置から図の下方へ移動させる。その結果、第2のリンク10は、ピン23を回動中心として時計方向へ回動すると共に図の右方向へ移動し、クロスバー20及び可動接触子21をその回動中心の周りに時計方向に回動させ、可動接点6を固定接点5に接触させ、負荷回路を閉じる。
次に、図3、図5、図6に示す回路遮断器100のオン状態から、ハンドル24を操作してオフ状態とする場合の動作について説明する。ハンドル24を図の左方向へ操作することにより、ハンドルアーム12がハンドル24と共にピン121を回動中心として反時計方向へ回動する。この回動過程の途中に於いて、ハンドルアーム12の先端部に固定されているメインばね11の他端部は、第1のリンク9の凹面部91とレバー19の凸面部193との当接位置を越えて図7、図8に示す位置へ移動する。
前述のメインばね11の他端部の移動により、第1のリンク9と第2のリンク10との整列が崩れ、メインばね11の引っ張り力によりコネクトピン13が図の下方向に駆動され、第1のリンク9及び第2のリンク10は、図3、図5、図6に示す位置から図7、図8に示す位置へ急速に移動する。前述の第2のリンク10の移動により、ピン23を介して第2のリンク10に連結されたクロスバー20は反時計方向に駆動され、可動接点6が固定接点5から離反し、負荷回路を遮断する。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態1による回路遮断器によれば、ラッチばね15は、そのコイル部151が機構フレーム14の貫通孔142に挿入されて機構フレーム14により保持され、一対の足部152、153が機構フレーム14を挟んでその両側に夫々別々に配置されている。そして、ラッチばね15は、その一方の足部153がラッチ16に当接してラッチ16を常時反時計方向に付勢し、他方の足部152が掛け金4に当接して掛け金4を常時時計方向に付勢しているため、ラッチばね15及びラッチばね保持部である機構フレーム14の貫通孔142が占有する空間は、一対の機構フレーム14のうちの片側の機構フレームの近傍のみであり、他方の機構フレームの近傍及び一対の機構フレーム14の間の空間部を他部品の配置に用いることができる。
このため、引きはずし装置300に於ける限時引き外し手段を構成するバイメタル部2や瞬時引き外し手段を構成するプランジャー部8がオン状態での位置からトリップ状態の位置まで移動する動作軌跡を、ラッチばね15の存在とは無関係に一対の機構フレーム14の間の空間部に存在させることができ、回路遮断器100の小型化を図ることができる。
即ち、図17は、この発明の実施の形態1に於ける回路遮断器の引きはずし時におけるバイメタル部2とプランジャー部8の動作軌跡の側部にラッチばね15及びラッチばね保持部である機構フレーム14の貫通孔142が存在している状態を示す開閉機構部200及び引きはずし装置300を示す側断面図である。
このように、ラッチばね15及びラッチばね保持部である機構フレーム14の貫通孔142を、引きはずし装置300の構成部品であるバイメタル部2やプランジャー部8の動作軌跡の側部からも避けて配置する必要がある従来の回路遮断器よりも、電源側端子から負荷側端子への方向で開閉機構部200の占める距離が小さくでき、開閉機構部200の幅寸法も小さくできるので、開閉機構部200の小形化および回路遮断器100の小形化ができる。
実施の形態2.
図18は、この発明の実施の形態2による回路遮断器の開閉機構部に於ける機構フレームのラッチばねを保持する孔部を示す斜視図、図19は、その機構フレームとラッチばねと掛け金とラッチを示す正面図である。図18、図19に於いて、機構フレーム14は、バーリング加工により形成された貫通孔143を備えている。
即ち、この発明の実施の形態2による回路遮断器は、対向する一対の機構フレーム14の一方の所定箇所に、バーリング加工によって、ラッチばね15のコイル部分151を保持するための貫通孔143を形成したものである。貫通孔143の内径は、ラッチばね15のコイル部151の外径よりやや大きく形成されている。
ラッチばね15は、そのコイル部151が貫通孔143の内部に挿入され、コイル部151の最外周部が機構フレーム14の貫通孔143の内周面に当接することで機構フレーム14に保持される。ラッチばね15の足部152、153は、夫々機構フレーム14を挟んでその両側に別々に配置され、その一方の足部152が掛け金4のばね受部43に係合して掛け金4を時計方向に回動する方向に付勢し、他方の足部153がラッチ16の他端部に設けられたばね受部164に係合してラッチ16を反時計方向に回動するように付勢している。その他の構成は、前述の実施の形態1による回路遮断器と同様である。
この実施の形態2による回路遮断器によれば、機構フレーム14の一部をバーリング加工を行うことにより、ラッチばね15のコイル部分151を保持する孔部としての貫通孔143を形成しているので、貫通孔143の軸方向長さが拡張され、開閉機構部の開閉操作時の衝撃によってラッチばね15が変形して、機構フレームの貫通孔143からラッチばね15が外れやすくなることを抑制することができる。
実施の形態3.
図20は、この発明の実施の形態3による回路遮断器の開閉機構部に於ける機構フレームのラッチばねを保持する孔部を示す斜視図、図21は、その機構フレームとラッチばねと掛け金とラッチを示す正面図である。図20、図21に於いて、機構フレーム14は、機構フレーム14に曲げ加工により形成された貫通孔144を備えている。
即ち、この発明の実施の形態3による回路遮断器は、対向する一対の機構フレーム14の一方の所定箇所に、その内側に向かって延びるように曲げ加工された一対の延在部1441、1442を形成することにより、ラッチばね15のコイル部分151を保持するための貫通孔144を形成したものである。貫通孔144を構成する一対の延在部1441、1442の対向間隔、及び一対の延在部1441、1442の両側に位置する機構フレーム14の板厚方向面1443、1444の対向間隔は、ラッチばね15のコイル部151の外径よりやや大きく形成されている。
ラッチばね15は、そのコイル部151が貫通孔144の内部に挿入され、コイル部151の最外周部が機構フレーム14の貫通孔144を形成する一対の延在部1441、1442の対向面に当接することで機構フレーム14に保持される。ラッチばね15の足部152、153は、夫々機構フレーム14を挟んでその両側に別々に配置され、その一方の足部152が掛け金4のばね受部43に係合して掛け金4を時計方向に回動する方向に駆動し、他方の足部153がラッチ16の他端部に設けられたばね受部164に係合してラッチ16を反時計方向に回動するように付勢している。その他の構成は、前述の実施の形態1による回路遮断器と同様である。
この実施の形態3による回路遮断器によれば、機構フレームの一部を曲げ加工を行うことにより形成した延在部1441、1442により、ラッチばね15を保持する孔部としての貫通孔144を形成しているので、ラッチばねのコイル部分151を保持する範囲が拡張され、開閉機構部の開閉操作時の衝撃によってラッチばね15が変形して、機構フレームの貫通孔144からラッチばね15が外れやすくなることを抑制することができる。
実施の形態4.
図22は、この発明の実施の形態4による回路遮断器の開閉機構部に於ける機構フレームのラッチばねを保持する孔部を示す斜視図、図23は、その機構フレームとラッチばねと掛け金とラッチを示す正面図である。図22、図23に於いて、機構フレーム14は、機構フレーム14に切込みによるせん断加工により形成した貫通孔145を備えている。
即ち、この発明の実施の形態4による回路遮断器は、対向する一対の機構フレーム14の一方の所定箇所に、その内側に向かって延びるように切込みによるせん断加工された一対の延在部1451、1452を形成することにより、ラッチばね15のコイル部分151を保持するための孔部としての貫通孔145を形成したものである。貫通孔145を構成する一対の延在部1451、1452の端面1455、1456は、夫々貫通孔145の貫通方向と平行に伸びる平面により構成され、これらの端面1455、1456の対向間隔、及び一対の延在部1451、1452の両側に位置する機構フレーム14の板厚方向面1453、1454の対向間隔は、ラッチばね15のコイル部151の外径よりやや大きく形成されている。
ラッチばね15は、そのコイル部151が貫通孔145の内部に挿入され、コイル部151の最外周部が機構フレーム14の貫通孔145を形成する一対の延在部1451、1452の対向面に当接することで機構フレーム14に保持される。ラッチばね15の足部152、153は、夫々機構フレーム14を挟んでその両側に別々に配置され、その一方の足部152が掛け金4のばね受部43に係合して掛け金4を時計方向に回動する方向に駆動し、他方の足部153がラッチ16の他端部に設けられたばね受部164に係合してラッチ16を反時計方向に回動するように付勢している。その他の構成は、前述の実施の形態1による回路遮断器と同様である。
この発明の実施の形態4による回路遮断器によれば、機構フレーム14の一部を切込みによるせん断加工を行うことにより形成した延在部1451、1452によりラッチばね15を保持する孔部としての貫通孔145を形成しているので、ラッチばねのコイル部分151を保持する範囲が拡張され、開閉機構部の開閉操作時の衝撃によってラッチばね15が変形して、機構フレームの貫通孔145からラッチばね15が外れやすくなることを抑制することができる。
実施の形態5.
図24は、この発明の実施の形態5による回路遮断器の開閉機構部に於ける機構フレームのラッチばねを保持する孔部を示す斜視図、図25は、その機構フレームとラッチばねと掛け金とラッチを示す正面図である。図24、図25に於いて、機構フレーム14は、機構フレーム14に設られた貫通孔に円筒形部材17を挿入し、この円筒形部材17を機構フレーム14に接合することにより形成された孔部としての貫通孔146を備えている。
即ち、この発明の実施の形態5による回路遮断器は、対向する一対の機構フレーム14の一方の所定箇所に設けた貫通孔に金属性の円筒形部材17を圧入し、この円筒形部材17と機構フレーム14とを溶接若しくはロウ付け等により接合することにより、ラッチばね15のコイル部分151を保持するための孔部である貫通孔146を形成したものである。円筒形部材17は、その外周面にフランジ部171を備え、このフランジ部171の側面が機構フレーム14に接合されている。その他の構成は、前述の実施の形態1による回路遮断器と同様である。
この実施の形態の形態5による回路遮断器によれば、円筒形部材17を機構フレーム14に接合することによりラッチばね15を保持する孔部としての貫通孔146を形成しているので、ラッチばねのコイル部分151を保持する範囲が拡張され、開閉機構部の開閉操作時の衝撃によってラッチばね15が変形して、機構フレームの貫通孔146からラッチばね15が外れやすくなることを抑制することができる。
実施の形態6.
図26は、この発明の実施の形態6による回路遮断器の開閉機構部に於ける機構フレームのラッチばねを保持する孔部を示す斜視図、図27は、その回路遮断器のオン状態での開閉機構部に於ける機構フレームとラッチばねと掛け金とラッチ示す斜視図である。図26、図27に於いて、機構フレーム14は、ラッチばね15を保持する孔部としての貫通孔147と、機構フレーム14の端面から貫通孔147に繋がる貫通溝148とを備えている。貫通孔147の内径は、ラッチばね15のコイル部151の外径よりやや大きい寸法に形成され、貫通溝148の溝幅はラッチばね15の足部152、153の直径よりやや大きい寸法を有する。
この発明の実施の形態6による回路遮断器は、機構フレーム14の貫通孔147が機構フレーム14の端面と貫通溝148により繋がっていることによって、機構フレーム14の外側からラッチばね15の片側の足部153をこの貫通溝148を通過させてコイル部151を貫通孔147内に挿入することができる。その他の構成は、前述の実施の形態1による回路遮断器と同様である。
この実施の形態6による回路遮断器によれば、機構フレーム14の貫通孔147が機構フレーム14の端面と貫通溝148により繋がっていることによって、貫通溝148にラッチばね15の片側の足部153を通すことができ、ラッチばね15を機構フレーム14の貫通孔147に容易に組込むことができるので、ラッチばね15が変形することを抑制することができ、且つ、開閉機構部の組立てが容易となる。
実施の形態7.
図28は、この発明の実施の形態7に於ける回路遮断器のオン状態での開閉機構部における機構フレームとラッチばね、掛け金、ラッチ、ベース筐体を示す斜視図、図29は、その機構フレームとラッチばね、掛け金、ラッチ、ベース筐体を示す正面図である。図28、図29に於いて、機構フレーム14を保持するベース筐体1は、機構フレーム14の孔部としての貫通孔142に挿入されたラッチばね15の一対の足部152、153の夫々の外側に位置する壁部1011、1012を備えている。即ち、ベース筐体1の壁部1011、1012は、ラッチばね15の軸方向両側を挟んだ配置とされている。尚、壁部1011、1012は、ベース筐体1とは別の部材により構成してもよい。その他の構成は、前述の実施の形態1による回路遮断器と同様である。
この実施の形態7による回路遮断器によれば、ベース筐体1と同一の部材若しくはベース筐体1とは別の部材により構成した壁部1011、1012を、ラッチばね15の両側を挟むように配置しているので、ラッチばね15の軸方向への移動が壁部1011、1012に当接するまでの範囲に規制されるので、開閉機構部の開閉操作時の衝撃によってラッチばね15が変形して、機構フレームの貫通孔142よりラッチばね15が外れることを抑制することができる。
実施の形態8.
図30は、この発明の実施の形態8による回路遮断器の開閉機構部に於ける機構フレームのラッチばね及び掛け金ばねを保持する孔部を示す斜視図、図31は、その回路遮断器のオン状態での開閉機構部に於ける機構フレームとラッチばね、掛け金ばね、掛け金、ラッチを示す斜視図、図32は、その回路遮断器のオン状態での開閉機構部に於ける機構フレームとラッチばね、掛け金ばね、掛け金、ラッチを示す側断面図、図33は、その機構フレームとラッチばね、掛け金ばね、掛け金、ラッチを示す正面図である。
この発明の実施の形態8による回路遮断器は、図30乃至図33に於いて、掛け金4を付勢する掛け金ばね18と、ラッチ16を付勢するラッチばね15とが夫々設けられている。掛け金ばね18は、コイル部181と、このコイル部181の軸方向両端部に設けられた一対の足部182、183とにより構成されている。
機構フレーム14は、第1の孔部としての貫通孔1490と第2の孔部としての貫通孔1500とを備えている。第2の孔部としての貫通孔1500の内径は、掛け金ばね18のコイル部181の外径よりもやや大きく形成されている。これらの貫通孔1490、1500とのうち少なくとも一方を、前述の実施の形態2に示したバーリング加工、又は実施の形態3に示した機構フレーム14の曲げ加工、又は実施の形態4に示した機構フレーム14に切込みによるせん断加工、又は、実施の形態5に示した機構フレーム14に設られた貫通孔に円筒形部材17を挿入しこの円筒形部材17を機構フレーム14に接合することによる形成の何れかにより形成することが可能である。
掛け金ばね18は、そのコイル部181が貫通孔1500に挿入され、その最大外径を有する外周部が貫通孔1500の内周面に当接することにより機構フレーム14に保持されている。掛け金ばね18の一対の足部182、183は、夫々機構フレーム14を挟んでその両側に別々に位置するように配置されており、その一方の足部182が掛け金4のばね受部43に係合し、他方の足部183が機構フレーム14に当接している。これにより掛け金4は、掛け金ばね18により常時時計方向に回動するように付勢されている。その他の構成は、前述の実施の形態1と同様である。
尚、貫通孔1490、1500とのうち少なくとも一方を、実施の形態6に示した貫通溝により機構フレーム14の端面と繋ぐようにしても良い。又、実施の形態7に示したように、ラッチばね15と掛け金ばね18のうちの少なくとも一方の夫々の外側に、壁部を設け、少なくともラッチばね15と掛け金ばね18のうちの何れか一方の軸方向への移動を阻止するようにしても良い。
この実施の形態8による回路遮断器によれば、ラッチばね15及び掛け金ばね18が占有する空間は、一対の機構フレーム14のうちの片側の機構フレームの近傍のみであり、他方の機構フレームの近傍及び一対の機構フレーム14の間の空間部を他部品の配置に用いることができる。
このため、引きはずし装置300に於ける限時引き外し手段を構成するバイメタル部2や瞬時引き外し手段を構成するプランジャー部8がオン状態での位置からトリップ状態の位置まで移動する動作軌跡を、ラッチばね15及び掛け金ばね18の存在とは無関係に一対の機構フレーム14の間の空間部に存在させることができ、回路遮断器100の小型化を図ることができる。また、電源側端子から負荷側端子への方向で開閉機構部200の占める距離を小さくすることができ、開閉機構部200の幅寸法も小さくできるので、開閉機構部200の小形化および回路遮断器100の小形化ができる。
この発明の実施の形態1による回路遮断器の外観を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による回路遮断器のカバー部を外した状態での開閉機構部と引きはずし装置とベース筐体を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による回路遮断器のオン状態での開閉機構部と引きはずし装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による回路遮断器のトリップ状態での開閉機構部と引きはずし装置を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による回路遮断器のオン状態での開閉機構部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による回路遮断器のオン状態での開閉機構部を示す側断面図である。 この発明の実施の形態1による回路遮断器のオフ状態での開閉機構部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による回路遮断器のオフ状態での開閉機構部を示す側断面図である。 この発明の実施の形態1による回路遮断器のトリップ状態での開閉機構部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による回路遮断器のトリップ状態での開閉機構部を示す側断面図である。
この発明の実施の形態1による回路遮断器の開閉機構部の機構フレームのラッチばねを保持する孔部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による回路遮断器のオン状態での機構フレームとラッチばね、掛け金、ラッチを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による回路遮断器のオン状態での機構フレームとラッチばね、掛け金、ラッチを示す側断面図である。 この発明の実施の形態1による回路遮断器の図6のX方向から見た機構フレームとラッチばね、掛け金、ラッチを示す正面図である。 この発明の実施の形態1による回路遮断器のトリップ状態での機構フレームとラッチばね、掛け金、ラッチを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による回路遮断器のトリップ状態での機構フレームとラッチばね、掛け金、ラッチを示す側断面図である。 この発明の実施の形態1による回路遮断器のラッチばねとラッチばね保持部の上にバイメタル部とプランジャー部の動作軌跡がある状態での開閉機構部を示す側断面図である。 この発明の実施の形態2による回路遮断器の開閉機構部の機構フレームのラッチばねを保持する孔部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2による回路遮断器の機構フレームとラッチばね、掛け金、ラッチを示す正面図である。 この発明の実施の形態3による回路遮断器の開閉機構部の機構フレームのラッチばねを保持する孔部を示す斜視図である。
この発明の実施の形態3による回路遮断器の機構フレームとラッチばね、掛け金、ラッチを示す正面図である。 この発明の実施の形態4による回路遮断器の開閉機構部の機構フレームのラッチばねを保持する孔部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態4による回路遮断器の機構フレームとラッチばね、掛け金、ラッチを示す正面図である。 この発明の実施の形態5による回路遮断器の開閉機構部の機構フレームのラッチばねを保持する孔部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態5による回路遮断器の機構フレームとラッチばね、掛け金、ラッチを示す正面図である。 この発明の実施の形態6による回路遮断器の開閉機構部の機構フレームのラッチばねを保持する孔部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態6による回路遮断器のオン状態での機構フレームとラッチばね、掛け金、ラッチを示す斜視図である。 この発明の実施の形態7による回路遮断器のオン状態での機構フレームとラッチばね、掛け金、ラッチ、ベース筐体を示す斜視図である。 この発明の実施の形態7による回路遮断器の機構フレームとラッチばね、掛け金、ラッチ、ベース筐体を示す正面図である。 この発明の実施の形態8による回路遮断器の開閉機構部の機構フレームのラッチばねおよび掛け金ばねを保持する孔部を示す斜視図である。
この発明の実施の形態8による回路遮断器のオン状態での機構フレームとラッチばね、掛け金ばね、掛け金、ラッチを示す斜視図である この発明の実施の形態8による回路遮断器のオン状態での機構フレームとラッチばね、掛け金ばね、掛け金、ラッチを示す側断面図である。 この発明の実施の形態8による回路遮断器の機構フレームとラッチばね、掛け金ばね、掛け金、ラッチを示す正面図である。
符号の説明
1 ベース筐体
101 ベース
102 ミドルベース
2 バイメタル部
3 トリップバー
4 掛け金
5 固定接点
6 可動接点
7 電磁コイル部
8 プランジャー部
9 第1のリンク
10 第2のリンク
11 メインばね
12 ハンドルアーム
121、161、191 ピン
122 ばね掛け部
13 コネクトピン
14 機構フレーム
142、143、144、145、146、147 孔部
148 溝部
1490 第1の孔部
1500 第2の孔部
1441、1442 延在部
1451、1452 延在部
15 ラッチばね
151 コイル部
152、153 足部
16 ラッチ
17 円筒形部材
18 掛け金ばね
100 回路遮断器
200 開閉機構部
300 引きはずし装置

Claims (14)

  1. 固定接点に対向する可動接点を備え、駆動されることにより前記可動接点を前記固定接点に対して離反又は接触させて電気回路を遮断し又は閉じる可動接触子と、
    前記電気回路に所定値以上の電流が流れたときに動作する引き外し装置と、
    回動可能に設けられ、前記引き外し装置の動作に基づいて駆動され所定方向に回動するトリップバーと、
    前記トリップバーに掛け金を介して係合可能に設けられると共にラッチばねにより常時所定方向に回動するように付勢され、前記係合しているときは前記回動が阻止され、前記トリップバーが前記回動したとき前記係合が解かれて前記所定方向に回動するラッチと、
    前記ラッチに係合可能に設けられ、前記ラッチが前記所定方向に回動したとき前記ラッチとの係合が解かれて前記可動接触子を駆動して前記電気回路を遮断し又は閉じる開閉機構部と
    を備えた回路遮断器であって、
    前記ラッチばねは、コイル部と前記コイル部の両端部に夫々設けられた一対の足部とを備え、前記コイル部が前記開閉機構部を保持する機構フレームに設けられた孔部に挿入されることにより前記機構フレームに保持され、
    前記ラッチばねの前記一対の足部は、前記機構フレームを挟んで前記機構フレームの両側部側に別々に配置され、前記一対の足部のうちの一方の足部が前記ラッチに当接して前記ラッチを付勢すると共に、他方の足部が前記掛け金に当接して前記掛け金を付勢することを特徴とする回路遮断器。
  2. 前記孔部は、前記機構フレームの一部分にバーリング加工することにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
  3. 前記孔部は、前記機構フレームの一部分に曲げ加工することにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
  4. 前記孔部は、前記機構フレームの一部分に切込みによるせん断加工することにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
  5. 前記孔部は、前記機構フレームの一部分に設けられた貫通孔に中空筒状部材を固定することにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
  6. 前記孔部は、前記ラッチばねの前記一対の足部のうちの少なくとも一方を通し得る溝部により前記機構フレームの端面に繋がっていることを特徴とする請求項1に記載の回路遮断器。
  7. 前記ラッチばねの両足部の夫々の外側に、前記ラッチばねの軸方向への移動を規制する壁部を設けたことを特徴とする請求項1乃至6のうちの何れか1項に記載の回路遮断器。
  8. 固定接点に対向する可動接点を備え、駆動されることにより前記可動接点を前記固定接点に対して離反又は接触させて電気回路を遮断し又は閉じる可動接触子と、
    前記電気回路に所定値以上の電流が流れたときに動作する引きはずし装置と、
    回動可能に設けられ、前記引き外し装置の動作に基づいて駆動され所定方向に回動するトリップバーと、
    前記トリップバーに掛け金を介して係合可能に設けられると共にラッチばねにより常時所定方向に回動するように付勢され、前記係合しているときは前記回動が阻止され、前記トリップバーが前記回動したとき前記係合が解かれて前記所定方向に回動するラッチと、
    前記掛け金を常時付勢する掛け金ばねと、前記ラッチに係合可能に設けられ、前記ラッチが前記所定方向に回動したとき前記ラッチとの係合が解かれて前記可動接触子を駆動して前記電気回路を遮断し又は閉じる開閉機構部と
    を備えた回路遮断器であって、
    前記ラッチばねは、コイル部と前記コイル部の両端部に夫々設けられた一対の足部とを備え、前記コイル部が前記開閉機構部を保持する機構フレームに設けられた第1の孔部に挿入されることにより前記機構フレームに保持され、前記一対の足部のうちの一方が前記ラッチに当接して前記ラッチを付勢し、
    前記掛け金ばねは、コイル部と前記コイル部の両端部に夫々設けられた一対の足部とを備え、前記コイル部が前記開閉機構部を保持する機構フレームに設けられた第2の孔部に挿入されることにより前記機構フレームに保持され、前記一対の足部のうちの一方が前記掛け金に当接して前記掛け金を付勢することを特徴とする回路遮断器。
  9. 前記第1の孔部と前記第2の孔部とのうちの少なくとも一方は、前記機構フレームの一部分にバーリング加工することにより形成されていることを特徴とする請求項に記載の回路遮断器。
  10. 前記第1の孔部と前記第2の孔部とのうちの少なくとも一方は、前記機構フレームの一部分に曲げ加工することにより形成されていることを特徴とする請求項に記載の回路遮断器。
  11. 前記第1の孔部と前記第2の孔部とのうちの少なくとも一方は、前記機構フレームの一部分に切込みによるせん断加工することにより形成されていることを特徴とする請求項に記載の回路遮断器。
  12. 前記第1の孔部と前記第2の孔部とのうちの少なくとも一方は、前記機構フレームの一部分に設けられた貫通孔に中空筒状部材を固定することにより形成されていることを特徴とする請求項に記載の回路遮断器。
  13. 前記第1の孔部と前記第2の孔部とのうちの少なくとも一方は、前記ラッチばねの前記一対の足部のうちの少なくとも一方を通し得る溝部により前記機構フレームの端面に繋がっていることを特徴とする請求項に記載の回路遮断器。
  14. 前記ラッチばねと前記掛け金ばねとのうちの少なくとも一方の両足部の夫々の外側に、前記ラッチばね又は前記掛け金ばねの軸方向への移動を規制する壁部を設けたことを特徴とする請求項乃至13のうちの何れか1項に記載の回路遮断器。
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