JP3057155B2 - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JP3057155B2
JP3057155B2 JP10224279A JP22427998A JP3057155B2 JP 3057155 B2 JP3057155 B2 JP 3057155B2 JP 10224279 A JP10224279 A JP 10224279A JP 22427998 A JP22427998 A JP 22427998A JP 3057155 B2 JP3057155 B2 JP 3057155B2
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隆司 片矢
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    • H01H71/525Manual reset mechanisms which may be also used for manual release actuated by lever comprising a cradle-mechanism comprising a toggle between cradle and contact arm and mechanism spring acting between handle and toggle knee

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉接点が溶着し
ているとき操作ハンドルをOFF位置に移動できないよ
うに構成されるとともにリセットが容易な構成の回路遮
断器に関する。
【0002】
【従来の技術】回路遮断器の基本的な構成は、後記する
実施の形態において詳細を説明するが、つぎのものから
なる。すなわち、開閉接点と、その可動接点を備える可
動接触子装置と、固定フレームに回転自在に備えられる
ハンドルレバーおよびトリップレバーと、トリップレバ
ーと可動接触子との間に連結されるトグルリンク機構
と、トグルリンクの連結軸とハンドルレバーとの間に備
えられる操作ばねと、操作ばねによるトリップレバーの
回転を掛止するラッチ手段と、過電流が流れたときラッ
チ手段の掛止を解除して開閉接点を開離させる過電流引
外し装置と、掛止が解除されたラッチ手段をリセットす
るリセット手段と、以上の部材を収納する成型絶縁物か
らなる筐体と、この筐体から突き出している操作ハンド
ルとからなっている。
【0003】この回路遮断器のON操作は、ハンドルレ
バーに取り付けた操作ハンドルをON方向に回転するこ
とによって行う。この回転により操作ばねが伸長し、操
作ばねの作用線がトリップレバーとトグルリンク機構と
の連結点を超えたとき屈曲していたトグルリンク機構が
伸直して可動接触子装置が動作して開閉接点が接触す
る。また、OFF操作は操作ハンドルをOFF方向に回
転させることによって行う。この回転により操作ばねが
伸長し、操作ばねの作用線がトリップレバーとトグルリ
ンク機構との連結点を超えたとき伸直していたトグルリ
ンク機構が屈曲して可動接触子装置が動作して開閉接点
が開離する。
【0004】さらに、ON状態において過電流引外し装
置が動作したときのトリップ動作においては、ラッチ手
段の掛止が解除されトリップレバーが回転して、このト
リップレバーとトグルリンク機構の連結点が移動し、操
作ばねの作用線が相対的にこの連結点を超えたとき伸直
していたトグルリンク機構が屈曲し開閉接点が開離す
る。この時、ハンドルレバーはON位置とOFF位置の
中間の位置まで回転する。トリップ動作した回路遮断器
の開閉接点を再びONにするためには、ハンドルレバー
をOFF方向へ移動させてこのハンドルレバーと連動す
るトリップレバーをラッチ手段が再係合する方向に回転
させるリセット操作を行う。この操作により、操作ハン
ドルはリセット位置を経てOFF位置に戻り、その後は
前述のごとくON操作を行うと開閉接点が接触する。
【0005】このようにこの回路遮断器は、操作ハンド
ルがON位置とOFF位置とそれらの中間のトリップ位
置との間を移動するため、ハンドルの位置によって開閉
接点の接触および開離の状態を判別できる。
【0006】しかし、開閉接点が溶着する状況が万一発
生すると、操作ハンドルをOFF位置に移動させても開
閉接点は開離せず、負荷電路は充電状態にある。このた
め、作業者がOFF位置にあることを確認しても負荷電
路は充電状態にあり、充電状態で保守作業を行う危険性
があった。
【0007】このような問題を解決するために、従来か
らいくつかの回路遮断装置が開示されてきた(特開昭5
8−201221号公報、特開昭58−201222号
公報、特開昭58−201223号公報)。これらの従
来の技術は、要約すれば、開閉接点が溶着している状態
で操作ハンドルをOFF方向に移動しようとしても、O
FF位置に達するまでの中間位置でハンドルレバーが直
接可動接触子装置に係合し、それ以上回転できないよう
になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この従来の回路遮断器
は、前述の危険性に関する問題は解決している。しか
し、トリップ動作により掛止が解除されたラッチ手段を
再係合するリセット操作において、ハンドルレバーに固
定して設けられたリセット部材がトリップレバーの係合
縁を摺動しながらトリップレバーをリセット方向に回転
させる構造であったため、摺動による摩擦が生じて、リ
セット操作に大きな操作力が必要であるという問題があ
った。
【0009】本発明の目的は、リセット操作を容易にす
ることにあり、他の目的は開閉接点が溶着したとき操作
ハンドルをOFF位置まで移動させることができないよ
うにすることにあり、さらに他の目的は溶着が軽度であ
るときはその溶着を剥離できるようにすること、換言す
れば、操作ハンドルをOFF位置まで回転させることが
できたときには、その回転中に溶着が剥離されているよ
うにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、請求項1の発明は、開閉自在の一対の開閉接点の
一方を備えた可動接触子を回転自在に保持する可動接触
子ホルダを有し回転自在に設けられた可動接触子装置
と、固定フレームにいずれも回転自在に設けられたハン
ドルレバーおよびトリップレバーと、ハンドルレバーを
操作する操作ハンドルと、トリップレバーと可動接触子
装置との間に相互に連結軸によって連結された一対のリ
ンクと、連結軸とハンドルレバーとの間に備えられた操
作ばねと、操作ばねによって付勢されるトリップレバー
の回転を掛止するラッチ手段と、掛止が解除されたラッ
チ手段をハンドルレバーを回転させることによってリセ
ットするリセット手段とを備え、ハンドルレバーをON
方向に回転させたとき操作ばねを伸長させて一対のリン
クが相互に伸直して開閉接点が接触する回路遮断器にお
いて、リセット手段は、トリップレバーを回転させるリ
セット駆動部材と、リセット駆動部材の移動を案内する
案内手段と、リセット駆動部材とハンドルレバーを連結
するリセットリンクとを備えることとしている。
【0011】上記の構成によれば、ハンドルレバーとリ
セット駆動部材がリセットリンクを介して連結されてい
るため、リセット駆動部材はハンドルレバーと同心の円
弧上を移動するという制約から開放され、案内手段によ
ってリセット操作が容易なような自由な軌跡でトリップ
レバーを回転させることができる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て案内手段をトリップレバーの回転中心と同一の回転中
心を有する条件を課したものであり、リセット駆動部材
がハンドルレバーを摺動することなく回転できるため、
摩擦が小さく、リセット操作力をより小さくできる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、固定フレームに形成された案内溝を
案内手段とし、案内溝にはめ込まれたリセット軸を駆動
部材とし、リセットリンクはその一端においてリセット
軸を保持するとともに、他端においてリセットリンクと
ハンドルレバーのいずれか一方に設けられた動作軸と他
方に設けられた動作軸がはめ込まれる孔とによって相互
に連結することとしている。
【0014】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかの発明において、リセットリンクと可動接触子装
置には開閉接点が溶着した状態でハンドルレバーをOF
F方向へ回転させようとするとき操作ハンドルがOFF
位置に達するまでの中間位置でリセットリンクが可動接
触子装置と係合する係合手段を備えるとともに、係合し
たときには、案内手段がリセット駆動部材の移動を阻止
し、操作ハンドルのさらなる回転が阻止されることとし
ている。
【0015】この構成により、溶着状態でハンドルレバ
ーを操作したとき操作ハンドルがOFF位置に達するま
での中間位置で、リセットリンクが溶着によって回転す
ることのない可動接触子装置と係合するとともに、リセ
ット駆動部材も案内手段にその移動を阻止されるため、
ハンドルレバーがそれ以上回転できない状態となる。
【0016】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、リセットリンクと可動接触子装置との係合手段は、
リセットリンクと可動接触子装置のいずれか一方に設け
られた突起と他方に設けられた係合縁であることとして
いる。
【0017】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、可動接触子装置に設けられた突起として可動接触子
装置と一対のリンクの一方とを連結する軸を利用するこ
ととしているため、あらためて特別の部材を必要としな
い。
【0018】請求項7の発明は、請求項4ないし6のい
ずれかの発明において、リセットリンクと可動接触子装
置との係合点においてハンドルレバーをOFF方向へ回
転させる操作力が可動接触子装置を溶着が剥離する方向
に付勢する角度で双方が係合することとしているため、
軽い溶着であれば溶着が剥離する。すなわち、操作ハン
ドルがOFF位置に回転させることができたときには、
回転中に溶着が剥離されているように係合を設定する。
【0019】請求項8の発明は、請求項3ないし7のい
ずれかの発明において、リセットリンクとハンドルレバ
ーを連結する動作軸と孔とは相互に緩くはめ合わされて
いることとしているため、ON操作やOFF操作やトリ
ップ動作のように開閉接点が溶着していない正常な状態
ではリセットリンクを必要としない操作や動作におい
て、リセットリンクをより自由状態にすることができ、
リセットリンクがそれらの操作や動作に悪影響を与えな
い。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1ない
し図8に示される実施例によって説明する。図1は、こ
の実施例のON状態にある多極型回路遮断器の中央極に
おける側面断面図である。成型絶縁物製のベース1とカ
バー2とによって構成される筐体に、開閉接点を含む導
電部と、開閉接点を接触および開離させる開閉機構と、
過電流引外し装置と、電流を遮断したとき発生するアー
クを消滅させる消弧装置とが収納されている。
【0021】導電部は、端子板が接続される固定接触子
3および固定導体4と、固定接触子3に備えられた固定
接点5と、固定接点5と接触および開離する可動接点6
を備えた可動接触子7と、固定導体4と可動接触子7と
を接続する可撓導体8とを有する。導電部は、さらに固
定接触子3に取り付けられた固定アーク接触子9と、固
定アーク接触子9に備えられた固定アーク接点10と、
可動接触子7と並列に備えられた可動アーク接触子11
と、可動アーク接触子11に備えられ固定アーク接点1
0と接触および開離する可動アーク接点12と、可動ア
ーク接触子11と固定導体4を接続する可撓導体8と並
列に設けられる可撓導体も有する。
【0022】開閉機構は、ベース1に取り付けられた固
定フレーム13と、固定フレーム13に備えられた軸1
4、軸15および軸16によって回転自在に軸支された
それぞれハンドルレバー17、トリップレバー18およ
び可動接触子ホルダ19と、トリップレバー18に備え
られた軸20および可動接触子ホルダ19に備えられた
軸21によって回転自在に軸支されたそれぞれ第1リン
ク22および第2リンク23と、第1リンク22と第2
リンク23とを回転自在に連結する連結軸24と、ハン
ドルレバー17と連結軸24との間に取り付けられた引
張りコイルばね25と、リセットリンクを兼ねるブロッ
クリンク26とを有する。
【0023】ブロックリンク26には、リセット軸27
が備えられるとともに、いずれも略直角三角形状の第1
異形孔29と第2異形孔30とが形成され、第1異形孔
29にはハンドルレバー17に備えられた動作軸28が
挿入され、第2異形孔30には可動接触子ホルダ19の
軸21が挿入されている。また、リセット軸27は、固
定フレーム13に形成された軸15を中心とする円弧状
の第3異形孔31に挿入されている。なお、ブロックリ
ンク26は、自由状態になったとき他の構成部材との間
で振動などによる騒音の発生を防止するため作用力の弱
いねじりばね44によって略右方向へ付勢され、いずれ
かの部材に押し付けられている。
【0024】可動接触子ホルダ19には、可動接触子7
および可動アーク接触子11を回転自在に保持する軸3
2と、可動接触子7および可動アーク接触子11を反時
計方向に付勢するようにそれぞれに対して設けられる接
圧ばね33と、中央極と他極を連動させるクロスバー3
4とが備えられる。
【0025】開閉機構には、さらに、ハンドルレバー1
7に取り付けられカバー2の開口部から上方に突き出る
操作ハンドル35と、トリップレバー18の反時計方向
への回転を阻止するラッチ機構が備えられる。ラッチ機
構は、いずれも固定フレーム13に備えられた軸36、
軸37および軸38に回転自在に軸支されるとともに図
示されない復帰ばねにより反時計方向に付勢されたそれ
ぞれ一次フック39、二次フック40およびトリップピ
ース41を有する。
【0026】過電流引外し装置42は、固定導体4の近
傍に配置された変流器43の出力を検知して所定の条件
においてトリップ信号を発する。また、消弧装置は、開
閉接点が開離するとき発生するアークを誘引して冷却さ
せる絶縁板45に保持された複数の磁性板46を有す
る。
【0027】このような構成の回路遮断器は、ブロック
リンク26およびその関連部材を除いて従来の回路遮断
器の構成と同じである。つぎに、開閉操作、トリップ動
作およびリセット操作について、図1の主要部を取り出
した図2ないし図6によって説明する。
【0028】図2は、OFF状態にあるこの回路遮断器
の要部側面図である。また、図3は、図2を左方向から
見たときの開閉機構部の要部を示している図である。こ
れらの図において、引張りコイルばね25(図2には図
示せず)の作用線Aの方向に連結軸24が付勢され、こ
の付勢力により、第1リンク22を介してトリップレバ
ー18が反時計方向に付勢され、その係合端部18aが
係合端部39aと係合して一次フック39が時計方向に
付勢されている。さらに、一次フック39の係合端部3
9bは、二次フック40に備えられたローラ47と係合
して二次フック40が時計方向に付勢され、係合端部4
0aが係合端部41aと係合している。その結果、トリ
ップピース41は反時計方向へ付勢されるが、図示され
ていないストッパ手段によりその回転が止められてい
る。このトリップピース41の回転が止められているこ
とにより、二次フック40、一次フック39およびトリ
ップレバー18が回転していない状態となっている。
【0029】また、連結軸24がA方向へ付勢されてい
ることによって、可動接触子ホルダ19が時計方向に回
転してその上面が軸15と接触してその回転が止めら
れ、可動接触子7が図示されていないストッパ手段によ
り反時計方向への回転が止められ、固定接点5と可動接
点6が開離した状態となっている。
【0030】この状態において、ハンドルレバー17に
は時計方向へ付勢力が付加されているが、すでに動作軸
28が第1異形孔の係合縁29aを押してブロックリン
ク26を右方向へ移動させ、リセット軸27がトリップ
レバー18と接触しているので、その右方向への移動も
ハンドルレバー17の回転も阻止される。このときの操
作ハンドル35の位置がOFF位置である。この状態で
は、軸21は第2異形孔30のいずれの内縁にも接触し
ていない。
【0031】ON操作は、図2において、操作ハンドル
35を反時計方向に回転させて行う。この回転により引
張りコイルばね25(図2に図示せず)が伸びて蓄勢し
ながら連結軸24を中心として回転し、その作用線Aが
連結軸24の中心と軸20の中心とを結ぶ線Bを右方向
から左方向へ超えたとき、引張りコイルばね25の張力
が自動的に放勢される。この放勢によって、ハンドルレ
バー17は反時計方向に回転し軸15と接触してその回
転が止まり、第1リンク22は時計方向へ回転し第1リ
ンク22に備えられたストッパピン48がトリップレバ
ー18と接触してその回転が止まる。この第1リンク2
2の回転に追随して第2リンク23を介して可動接触子
ホルダ19が反時計方向に回転して、可動接点6が固定
接点5と接触した瞬間から接圧ばね33の作用力に抗し
て可動接触子ホルダ19がさらにわずかに回転し、図1
および図4のON状態となる。このときの操作ハンドル
35の位置がON位置である。
【0032】このON操作中のブロックリンク26は、
操作初期において動作軸28が第1異形孔の係合縁29
aから離脱して係合縁29bに至るまではばね44の作
用力を受けるだけである。また、操作後期においては、
動作軸28によって係合縁29bが押され、第3異形孔
31に沿って移動するリセット軸27と共に左方向へ移
動するだけである。したがって、動作軸28の動作が第
1異形孔29の縁の部分で阻止されることによりハンド
ルレバー17やその他の開閉機構部材の動作が阻害され
ることはない。また、このとき軸21は相対的に第2異
形孔30内を移動するが、この移動中、軸21はばね4
4の作用力を受けるだけであってブロックリンク26に
よってその動作を阻害されることはない。移動後、ばね
44の作用により動作軸28は第1異形孔の係合縁29
bと接触し、軸21は第2異形孔の係合縁30aと接触
している。
【0033】OFF操作は、図4において操作ハンドル
35を時計方向に回転させて行う。この回転により引張
コイルばね25が伸びて蓄勢しながら連結軸24を中心
として回転し、その作用線Aが連結軸24の中心と軸2
0の中心とを結ぶ線Bを左方向から右方向へ超えたと
き、引張コイルばね25の張力が自動的に放勢される。
その結果、ハンドルレバー17は自動的に時計方向に回
転する。この放勢によって、第1リンク22は反時計方
向へ回転し、第2リンク23を介して、可動接触子ホル
ダ19は時計方向に回転して開閉接点が開離する。可動
接触子ホルダ19が軸15と接触したとき、可動接触子
ホルダ19、第2リンク23および第1リンク22の回
転が止まる。
【0034】このOFF操作中の操作初期において、ブ
ロックリンク26は、動作軸28が第1異形孔の係合縁
29aに接触するまでは、ばね44の作用力を受けるだ
けである。操作後期においては、ブロックリンク26
は、動作軸28により係合縁29aが押される結果、第
3異形孔31に沿って移動するリセット軸27と共に右
方向へ移動するだけである。したがって、動作軸28の
動きが第1異形孔29の縁の部分で阻止されることによ
りハンドルレバー17などの開閉機構の動作が阻害され
ることはない。このOFF操作中のブロックリンク26
の動きは、上述のごとく操作後のハンドルレバー17の
停止位置を決めるという積極的作用を呈する。また、こ
のとき軸21は、相対的に第2異形孔30内を移動する
が、この移動中、軸21はばね44の作用力を受けるだ
けであってブロックリンク26によって、すなわち第2
異形孔30の縁によってその動作が阻害されることはな
い。移動後は図2の状態となっている。
【0035】トリップ動作は、図1に示される過電流引
外し装置42が動作して、そのトリップ信号によって図
示されていないアクチュエータが飛び出すことによっ
て、または手動トリップボタン49を下方に押すことに
よって、トリップピース41が時計方向に回転して実現
する。この回転により、図4において、係合端部41a
と係合端部40aとの係合が解消して二次フック40が
時計方向に回転し、また、ローラ47と係合端部39b
の係合が解消して一次フック39が時計方向に回転し、
さらに係合端部39aと係合端部18aの係合が解消し
てトリップレバー18が反時計方向に回転する。
【0036】トリップレバー18が反時計方向に回転す
ると軸20が反時計方向に回転して、第1リンク22、
連結軸24および第2リンク23が芋づる式に上方へ移
動する。連結軸24の移動に伴い引張りコイルばね25
の作用線Aが移動し、ハンドルレバー17が時計方向に
回転する。また、第2リンク23の移動に伴い、可動接
触子ホルダ19が軸15と接触するまで時計方向に回転
して開閉接点が開離し、第2リンク23がトリップレバ
ー18に接触して第2リンク23、第1リンク22およ
びトリップレバー18の回転が止まる。
【0037】この状態でハンドルレバー17はさらに時
計方向へ付勢されているが、動作軸28が第1異形孔の
係合縁29aを押すことによって第3異形孔31に沿っ
て移動するリセット軸27と共にブロックリンク26が
右方向に移動し、リセット軸27がトリップレバー18
と接触してその右方向への移動もハンドルレバー17の
回転も止まる。このとき、操作ハンドル35はON位置
とOFF位置の中間に位置し、一次フック39、二次フ
ック40およびトリップピース41はそれらの復帰ばね
の作用により反時計方向に回転復帰し図5の状態とな
る。
【0038】このトリップ動作中のブロックリンク26
は、動作初期において動作軸28により係合縁29aが
接触されるまではばね44の作用力を受けるだけであ
る。動作後期においては、動作軸28により係合縁29
aが押され、第3異形孔31に沿って移動するリセット
軸27と共に右方向へ移動するだけである。したがっ
て、動作軸28の動きが第1異形孔29の縁の部分で抵
抗されることによってハンドルレバー17などの開閉機
構の動作が阻害されることはなく、上述のごとく動作後
のハンドルレバー17の停止位置を決めるという積極的
作用を呈する。また、このとき軸21は、相対的に第2
異形孔30内を移動するが、この移動中、軸21はばね
44の作用力を受けるだけであってブロックリンク26
によって、すなわち第2異形孔30の縁によってその動
作が阻害されることはない。
【0039】リセット操作は、図5の状態において、操
作ハンドル35を時計方向に回転させることによって行
う。この回転により動作軸28が第1異形孔の係合縁2
9aを押し、第3異形孔31に沿って移動するリセット
軸27と共にブロックリンク26を右方向へ移動させ
る。この移動によりリセット軸27は、トリップレバー
18を押して時計方向に回転させ、リセット縁18bが
リセット縁39cを押して一次フック39を一旦時計方
向に回転させ、図6のごとく、リセット縁18bとリセ
ット縁39cの係合が解消したとき一次フック39が反
時計方向に復帰回転する。この後、操作ハンドル35か
ら手を放すとトリップレバー18は引張りコイルばね2
5(図5には図示していない)の作用により反時計方向
に自動的に回転し、係合端部18aと係合端部39aが
係合して図2のOFF状態となる。
【0040】このリセット操作中のブロックリンク26
は、上述のごとく操作初期においてトリップレバー18
を時計方向に回転させる積極的作用を呈し、動作後期に
おいては、トリップレバー18の反時計方向への回転復
帰に追随してOFF位置まで復帰するだけの動作をする
だけである。したがって、動作軸28の動きが第1異形
孔29の縁の部分で抑止されることによりハンドルレバ
ー17などの開閉機構の動作が阻害されることはない。
また、このとき軸21は、相対的に第2異形孔30内を
移動するが、この移動中、軸21はばね44の作用力を
受けるだけであってブロックリンク26によって、すな
わち第2異形孔30の縁によってその動作が阻害される
ことはない。
【0041】なお、このリセット操作において、リセッ
ト軸27はトリップレバー18の回転と同心の円弧に沿
って移動するため円滑にトリップレバー18を回転させ
ることができ、大きなリセット操作力を必要としない。
【0042】上記のように、この実施例の回路遮断器
は、ブロックリンク26がOFF位置およびトリップ位
置での操作ハンドル35の位置を決める点、およびリセ
ット操作においてトリップレバー18の回転と同心上の
円弧に沿って移動するリセット軸27によってトリップ
レバー18を回転させる点、の2点を除いて、通常のO
N操作、OFF操作、トリップ動作およびリセット操作
において、従来の回路遮断器の動作と同一の操作および
動作が行われる。したがって、これらの操作および動作
に対してブロックリンク26が悪影響を及ぼすことはな
い。
【0043】なお、第1異形孔29は動作軸28の直径
に対して十分大きなものとするが、OFF位置における
ハンドルレバー17の位置決め作用とリセット操作にお
けるリセット軸27の作用を発揮し、他に悪影響を与え
ないならば、大きいほうがON操作やOFF操作やトリ
ップ動作におけるブロックリンク26の自由度が大きく
なりこれらの操作や動作における確実性が大きくなる。
【0044】次に、この回路遮断器がトリップ動作して
固定接点5と可動接点6が溶着した場合の状態を図7に
より、また、図7の状態から操作ハンドル35をOFF
方向へ操作したときの動作を図8によって説明する。
【0045】図4のON状態において、トリップ動作が
発生したとき開閉接点が溶着すると、前述のごとく可動
接触子ホルダ19が時計方向に回転付勢されるがほとん
ど回転しない。その結果、ハンドルレバー17、トリッ
プレバー18、第1リンク22、第2リンク23、連結
軸24などもほとんど回転や移動をせず、操作ハンドル
35もほとんどON位置にある図7の状態となる。この
とき、ブロックリンク26はばね44の作用力により、
第1異形孔の係合縁29bが動作軸28と接触し、第2
異形孔の係合縁30aが軸21と接触した状態となって
いる。
【0046】この溶着状態からOFF操作を行うと、図
8に示すように、動作軸28が時計方向に移動し、第1
異形孔29の係合縁29aに接触する付近のトリップ位
置付近までは操作ハンドル35を時計方向へ回転させる
ことができる。さらに、それ以上回転を試みると、OF
F操作力がハンドルレバー17、動作軸28を介してブ
ロックリンク26を略右方向へ移動させるように付勢す
る。
【0047】この付勢力はブロックリンク26の第2異
形孔の係合縁30aを介して軸21に作用するが、軸2
1が開閉接点の溶着により変位が不可能になっているた
めブロックリンク26はその略右方向への移動が阻止さ
れる。このように第2異形孔30の部分で移動が阻止さ
れた状態でハンドルレバー17をさらに時計方向へ付勢
すると、ブロックリンク26はリセット軸27ととも
に、係合縁30aと軸21の係合点を中心として略回転
するように付勢される。しかし、リセット軸27の移動
を案内する第3異形孔31の円弧の中心とこのときのブ
ロックリンク26の回転中心(係合縁30aと軸21の
係合点)が異なるため、リセット軸27が円弧に沿った
移動ができずその移動が阻止される。このように2点に
おいてその移動が阻止されるためブロックリンク26全
体の右方向への移動が阻止され、ハンドルレバー17の
回転も阻止される。その結果、操作ハンドル35をリセ
ット位置はもちろんのことOFF位置までも移動させる
ことができない。
【0048】なお、図8の状態において操作ハンドル3
5から手を放し自由状態にすると、図7の状態に復帰す
る。また、このOFF操作において、OFF操作力がば
ねを介することなく直接軸21に作用するとともに、こ
の作用力が可動接触子ホルダ19を時計方向に付勢する
ように係合縁30aが形成されているため、軽い溶着で
あれば強いOFF操作力を加えることによって溶着状態
を解消させることができる。本発明は、上記したよう
に、溶着状態を破壊しないかぎり操作ハンドルはOFF
位置に到達することができず、逆にOFF位置に到達し
た場合には、溶着はOFF位置に至るまでの中間位置で
剥離されている。
【0049】次に、リセット操作力に関して、この実施
例の回路遮断器と従来の回路遮断器とを比較して説明す
るために、従来の回路遮断器について本願明細書の図6
に相当する図を図9に示す。この従来の回路遮断器は、
導電部や、過電流引外し装置や、消弧装置は本実施例と
同様である。すなわち、開閉機構における操作ハンドル
35や、第1リンク22や、第2リンク23や、トリッ
プレバー18や、引張りコイルばね25や、可動接触子
ホルダ19など基本的な構成は本実施例と同じである。
【0050】本実施例と大きく異なる点は、ブロックリ
ンク26が備えられていない点、およびリセット操作に
おいてトリップレバー18を回転駆動する手段が異なる
点である。すなわち、図9の従来の回路遮断器はリセッ
ト操作において操作ハンドル35を時計方向へ回転させ
ると、ハンドルレバー50の折り曲げて形成されたリセ
ット片50aがトリップレバーのリセット受け部18c
を押してトリップレバー18を時計方向に回転させる。
この回転駆動方法によれば、リセット片50aとリセッ
ト受け部18cの回転中心が異なるため、ハンドルレバ
ー50の回転に追随すためには、リセット受け部18c
はリセット片50a上を摺動しながらトリップレバー1
8は回転しなければならない。この摺動時に大きな摩擦
が発生し、リセット操作には大きな操作力が必要であっ
た。
【0051】この従来の技術に対して、本実施例によれ
ば、前述のごとくリセット軸27が移動する円弧状の案
内溝の中心とトリップレバー18の回転中心とは同心で
あるため、トリップレバー18が回転してもリセット軸
27とトリップレバー18の接触点は移動せず摩擦力が
生じないためリセット操作力は従来の技術と比較して小
さくできる。なお、案内溝は円弧状が好ましいが必ずし
も円弧状でなくてもよい。
【0052】なお、上記実施例において、第2異形孔3
0は孔状に形成されているが、係合縁30aを備えるな
らば孔状でなくてもよい。また、係合縁30aと係合す
る軸は第2リンク23を軸支する軸21でなくてもよ
く、溶着状態でOFF操作したとき上述の作用を呈する
ならば、接触子ホルダや可動接触子などに設けた係合縁
30aと係合できるものであればよい。さらに、ブロッ
クリンク26に形成された第1異形孔29とハンドルレ
バー17に設けられた動作軸28の関係およびブロック
リンク26に形成された第2異形孔30と可動接触子ホ
ルダ19に設けられた軸21の関係は相対的なものであ
ってもよい。すなわち、例えば第1異形孔をハンドルレ
バー17に形成し、動作軸28をブロックリンク26に
設けてもよい。
【0053】上記において、本発明の実施の形態につい
て説明を行ったが、上記に開示した実施の形態は、あく
まで例示であって、本発明の範囲はこれらに限定される
ものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載
によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味
および範囲内のすべての変更を含むことが意図されてい
る。
【0054】
【発明の効果】本発明は、以上説明した形態で実施さ
れ、請求項1ないし3の発明は、トリップしたあとのリ
セット操作において、トリップレバーの回転とは異なる
軌跡(必ずしもトリップレバーと同心の円弧に限定され
ない)で移動するリセット駆動部材によりトリップレバ
ーを回転させるため、摩擦を小さくでき、小さな力でリ
セット操作をできる。このため、補助ハンドルを必要と
せず、外操ハンドルや電気操作装置を小型化できるとい
う効果を奏する。
【0055】また、請求項4ないし8の発明は、請求項
1ないし3の発明の効果に加えて、開閉接点が溶着状態
で操作ハンドルをOFF方向へ回転させたとき、OFF
位置に達するまでの中間位置で操作ハンドルを取り付け
たハンドルレバーが可動接触子装置と係合して操作ハン
ドルのさらなる回転が阻止される。このため、操作ハン
ドルをOFF位置に移動させることができず、オペレー
タは電路が0FF状態にないことを認識でき安全を確保
できる。
【0056】さらに、請求項7の発明は、開閉接点が溶
着状態で操作ハンドルをOFF方向へ回転するとき、ハ
ンドルレバーが開閉接点を開離させる角度で可動接触子
装置と係合するため、軽度の溶着の場合には溶着状態を
解消できるという効果を奏する。この効果は、溶着して
いるときには操作ハンドルをOFF位置まで回転できな
いという上記の効果の裏返しの効果、すなわち、OFF
位置に操作ハンドルを移動できたときは、溶着が消失し
ていることを意味し、回路遮断装置の操作性を高めるの
で実用上有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回路遮断器の実施例を示すON状
態の全体側面断面図である。
【図2】図1の回路遮断器のOFF状態を示す要部側面
図である。
【図3】図2を左方向から見た開閉機構部の要部を示す
図である。
【図4】図1の回路遮断器のON状態を示す要部側面図
である。
【図5】図1の回路遮断器のトリップ状態を示す要部側
面図である。
【図6】図1の回路遮断器のリセット操作を示す要部側
面図である。
【図7】図1の回路遮断器の開閉接点が溶着している状
態を示す要部側面図である。
【図8】溶着状態で操作ハンドルをOFF方向へ回転さ
せたときの状態を示す図である。
【図9】従来の回路遮断器のリセット操作を説明する要
部側面図である。
【符号の説明】
5 固定接点 6 可動接点 7 可動接触子 13 固定フレーム 17 ハンドルレバー 18 トリップレバー(係合端部18a) 19 可動接触子ホルダ 20 軸 21 軸 22 第1リンク 23 第2リンク 24 連結軸 25 引張りコイルばね 26 ブロックリンク 27 リセット軸 28 動作軸 29 第1異形孔(係合縁29a係合縁29b) 30 第2異形孔(係合縁30a) 31 第3異形孔 35 操作ハンドル 39 一次フック 40 二次フック 41 トリップピース 42 過電流引外し装置 44 ばね 48 ストッパピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 71/12 H01H 73/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉自在の一対の開閉接点の一方を備え
    た可動接触子を回転自在に保持する可動接触子ホルダを
    有し回転自在に設けられた可動接触子装置と、固定フレ
    ームにいずれも回転自在に設けられたハンドルレバーお
    よびトリップレバーと、前記ハンドルレバーを操作する
    操作ハンドルと、前記トリップレバーと前記可動接触子
    装置との間に相互に連結軸によって連結された一対のリ
    ンクと、前記連結軸と前記ハンドルレバーとの間に備え
    られた操作ばねと、前記操作ばねによって付勢される前
    記トリップレバーの回転を掛止するラッチ手段と、掛止
    が解除された前記ラッチ手段を前記ハンドルレバーを回
    転させることによってリセットするリセット手段とを備
    え、前記ハンドルレバーをON方向に回転させたとき前
    記操作ばねを伸長させて前記一対のリンクが相互に伸直
    して前記開閉接点が接触する回路遮断器において、 前記リセット手段は、前記トリップレバーを回転させる
    リセット駆動部材と、前記リセット駆動部材の移動を案
    内する案内手段と、前記リセット駆動部材と前記ハンド
    ルレバーを連結するリセットリンクとを有することを特
    徴とする回路遮断器。
  2. 【請求項2】 前記案内手段は前記トリップレバーの回
    転中心と同じ中心を有する円弧に沿って形成されている
    ことを特徴とする請求項1の回路遮断器。
  3. 【請求項3】 前記案内手段は前記固定フレームに形成
    された案内溝であり、前記駆動部材は前記案内溝にはめ
    込まれたリセット軸であり、前記リセットリンクはその
    一端において前記リセット軸を保持するとともに他端に
    おいて該リセットリンクと前記ハンドルレバーのいずれ
    か一方に設けられた動作軸と他方に設けられた前記動作
    軸がはめ込まれる孔とによって相互に連結されることを
    特徴とする請求項1または2の回路遮断器。
  4. 【請求項4】 前記リセットリンクと前記可動接触子装
    置には前記開閉接点が溶着した状態で前記ハンドルレバ
    ーをOFF方向へ回転させたとき、前記操作ハンドルが
    OFF位置に達するまでの中間位置で前記リセットリン
    クが前記可動接触子装置と係合する係合手段を備えると
    ともに、その係合が成立したとき前記案内手段が前記リ
    セット駆動部材の移動を阻止して前記操作ハンドルのさ
    らなる回転が阻止されることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の回路遮断器。
  5. 【請求項5】 前記リセットリンクと前記可動接触子装
    置との係合手段は、前記リセットリンクと前記可動接触
    子装置のいずれか一方に設けられた突起と他方に設けら
    れた係合縁であることを特徴とする請求項4の回路遮断
    器。
  6. 【請求項6】 前記可動接触子装置に設けられた突起
    は、前記可動接触子装置と前記一対のリンクの一方とを
    連結する軸であることを特徴とする請求項5の回路遮断
    器。
  7. 【請求項7】 前記リセットリンクと前記可動接触子装
    置との係合点においてハンドルレバーをOFF方向へ回
    転させる操作力が前記可動接触子装置を前記溶着が剥離
    する方向に付勢する角度で双方が係合することを特徴と
    する請求項4ないし6のいずれかに記載の回路遮断器。
  8. 【請求項8】 前記リセットリンクと前記ハンドルレバ
    ーとを連結する前記動作軸と前記孔とは相互に緩くはめ
    合わされていることを特徴とする請求項3ないし7のい
    ずれかに記載の回路遮断器。
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