JPWO2014002185A1 - 駆動制御装置、および、駆動制御方法 - Google Patents
駆動制御装置、および、駆動制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
駆動制御方法では、エンジンを予め決められた基準トルクで正転させ、エンジンが正転移動することにより回転角度が第1の上死点を通過したか否かの情報、エンジンが正転方向に移動した正転移動量、エンジンが逆転方向に移動した逆転移動量に基づいて、正転駆動後のエンジンの回転角度の位置を判断する。
Description
本発明は、駆動制御装置、および、駆動制御方法に関する。
エンジンの始動時には、スタータ等の回転出力手段の駆動によりエンジンのクランク軸が回転する。この時、エンジンのフリクションとともに、特に、圧縮行程にある気筒の圧縮圧力が、回転抵抗として作用する。この回転抵抗力が過大となると、圧縮行程にある気筒の上死点直前でのエンジンの回転が停止し、始動不良を生じることがある。特に、温間時には、圧縮圧力の上昇が大きいので始動不良を生じやすい。
このような始動不良を解消するために、始動時にエンジンの回転が停止した場合には、回転出力手段による正転方向のトルクの断続或いは正転・逆転を実行する技術がある(例えば、JP03−3969A参照)。
この従来技術では、正転方向のトルクの断続或いは正転・逆転を実行することにより、トルク断時に気筒の圧力を逃すとともに、静摩擦から動摩擦に変化させて摩擦力を低減し、且つ慣性トルクを生じさせて、始動を容易にする。
また、始動の最初から回転出力手段の駆動により、エンジンを逆転して、その後、正転を実行する技術がある(例えば、JP07−71350A参照)。
これにより、トルク断時に気筒の圧力を逃すとともに、摩擦力を静摩擦力から動摩擦力に変化させて低減し、且つ慣性トルクを生じさせて、始動を容易にする。
ここで、ECUの電源投入時は、停止しているエンジンの行程に関する情報が無い。そして、これらの従来技術は、エンジンの行程を判別しないまま、エンジンを始動制御する。
すなわち、これらの従来技術は、ECUの電源投入時において、モータ始動制御前に、エンジンの行程を判別するものではない。
上述の従来技術は、ECUの電源投入時において、停止しているエンジンの状態を判別する方法を開示するものではない。
したがって、例えば、停止しているエンジンの行程に応じて、モータ始動制御する技術にそのまま適用できない。
本発明の一態様に係る実施例に従った駆動制御方法は、
4ストロークエンジンの回転角度の変化および上死点を検出するセンサが出力する信号に基づいて、前記エンジンの駆動を制御する駆動制御方法であって、
排気行程と吸気行程との間の第1の上死点は超え且つ圧縮行程と燃焼行程との間の第2の上死点は超えないような基準トルクを正転駆動制御により前記エンジンに付与して前記エンジンを正転させ、その後、前記エンジンの回転が停止した後、前記センサから回転角度が前記第1の上死点を通過したことを示す基準位置信号が発せられたか否かに基づいて、前記エンジンが正転移動することにより前記回転角度が前記第1の上死点を通過したか否かを判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過したと判断した場合には、前記センサによる回転角度の検出結果に基づいて、前記エンジンが正転方向に移動した正転移動量が、前記エンジンが逆転方向に移動した逆転移動量以上であるか否かを判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過したと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上であると判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記吸気行程または前記圧縮行程に位置し、且つ、前記第1の上死点から前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過したと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上ではないと判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記燃焼行程または前記排気行程に位置し、且つ、前記第1の上死点から前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過していないと判断した場合には、前記センサによる回転角度の検出結果に基づいて、前記エンジンが正転方向に移動した正転移動量が、前記エンジンが逆転方向に移動した逆転移動量以上であるか否かを判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過していないと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上であると判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記吸気行程または前記圧縮行程に位置し、且つ、前記第1の上死点から第1の補正量だけ正転方向にずれた回転角度から、前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過していないと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上ではないと判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記第2の上死点から第2の補正量だけ逆転方向にずれた回転角度から、前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、を備える
ことを特徴とする。
4ストロークエンジンの回転角度の変化および上死点を検出するセンサが出力する信号に基づいて、前記エンジンの駆動を制御する駆動制御方法であって、
排気行程と吸気行程との間の第1の上死点は超え且つ圧縮行程と燃焼行程との間の第2の上死点は超えないような基準トルクを正転駆動制御により前記エンジンに付与して前記エンジンを正転させ、その後、前記エンジンの回転が停止した後、前記センサから回転角度が前記第1の上死点を通過したことを示す基準位置信号が発せられたか否かに基づいて、前記エンジンが正転移動することにより前記回転角度が前記第1の上死点を通過したか否かを判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過したと判断した場合には、前記センサによる回転角度の検出結果に基づいて、前記エンジンが正転方向に移動した正転移動量が、前記エンジンが逆転方向に移動した逆転移動量以上であるか否かを判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過したと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上であると判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記吸気行程または前記圧縮行程に位置し、且つ、前記第1の上死点から前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過したと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上ではないと判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記燃焼行程または前記排気行程に位置し、且つ、前記第1の上死点から前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過していないと判断した場合には、前記センサによる回転角度の検出結果に基づいて、前記エンジンが正転方向に移動した正転移動量が、前記エンジンが逆転方向に移動した逆転移動量以上であるか否かを判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過していないと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上であると判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記吸気行程または前記圧縮行程に位置し、且つ、前記第1の上死点から第1の補正量だけ正転方向にずれた回転角度から、前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過していないと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上ではないと判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記第2の上死点から第2の補正量だけ逆転方向にずれた回転角度から、前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、を備える
ことを特徴とする。
前記駆動制御方法において、
前記正転駆動制御を開始して、前記エンジンのクランク軸に回転軸が接続されたモータから前記エンジンへのトルクの付与を開始するステップと、
前記エンジンへのトルクの付与を開始してからのトルク付与時間の計測を開始するステップと、
前記センサにより検出した前記エンジンの回転数が目標値に達したか否かを判断するステップと、
前記エンジンの回転数が前記目標値に達していないと判断した場合には、前記トルク付与時間が設定時間を経過したか否かを判断するステップと、
前記エンジンの回転数が前記目標値に達したと判断した場合および前記トルク付与時間が前記設定時間を経過したと判断した場合には、前記正転駆動制御を停止することにより前記モータから前記エンジンへのトルクの付与を停止するステップと、をさらに備えるようにしてもよい。
前記正転駆動制御を開始して、前記エンジンのクランク軸に回転軸が接続されたモータから前記エンジンへのトルクの付与を開始するステップと、
前記エンジンへのトルクの付与を開始してからのトルク付与時間の計測を開始するステップと、
前記センサにより検出した前記エンジンの回転数が目標値に達したか否かを判断するステップと、
前記エンジンの回転数が前記目標値に達していないと判断した場合には、前記トルク付与時間が設定時間を経過したか否かを判断するステップと、
前記エンジンの回転数が前記目標値に達したと判断した場合および前記トルク付与時間が前記設定時間を経過したと判断した場合には、前記正転駆動制御を停止することにより前記モータから前記エンジンへのトルクの付与を停止するステップと、をさらに備えるようにしてもよい。
前記駆動制御方法において、
前記トルク付与時間が前記設定時間を経過していないと判断した場合には、前記センサにより検出した前記エンジンの回転数が目標値に達したか否かを判断する前記ステップに戻るようにしてもよい。
前記トルク付与時間が前記設定時間を経過していないと判断した場合には、前記センサにより検出した前記エンジンの回転数が目標値に達したか否かを判断する前記ステップに戻るようにしてもよい。
前記駆動制御方法において、
前記正転駆動制御を停止した後、回転角度が位置する現在の基準区間を取得するステップと、
回転角度が基準区間に位置する同一区間時間の計測を開始するステップと、
回転角度が位置する現在の現在区間を取得するステップと、
前記基準区間と前記現在区間とが同じか否かを判断するステップと、
前記基準区間と前記現在区間とが同じであると判断した場合には、前記同一区間時間が停止時間を経過したか否かを判断するステップと、をさらに備え、
前記同一区間時間が停止時間を経過したと判断した場合には、前記エンジンの回転が停止したと判断するようにしてもよい。
前記正転駆動制御を停止した後、回転角度が位置する現在の基準区間を取得するステップと、
回転角度が基準区間に位置する同一区間時間の計測を開始するステップと、
回転角度が位置する現在の現在区間を取得するステップと、
前記基準区間と前記現在区間とが同じか否かを判断するステップと、
前記基準区間と前記現在区間とが同じであると判断した場合には、前記同一区間時間が停止時間を経過したか否かを判断するステップと、をさらに備え、
前記同一区間時間が停止時間を経過したと判断した場合には、前記エンジンの回転が停止したと判断するようにしてもよい。
前記駆動制御方法において、
前記基準区間と前記現在区間とが同じではないと判断した場合には、回転角度が位置する現在の基準区間を取得するステップに戻るようにしてもよい。
前記基準区間と前記現在区間とが同じではないと判断した場合には、回転角度が位置する現在の基準区間を取得するステップに戻るようにしてもよい。
前記駆動制御方法において、
前記同一区間時間が停止時間を経過していないと判断した場合には、回転角度が位置する現在の現在区間を取得するステップに戻るようにしてもよい。
前記同一区間時間が停止時間を経過していないと判断した場合には、回転角度が位置する現在の現在区間を取得するステップに戻るようにしてもよい。
前記駆動制御方法において、
前記センサは、回転角度が前記第2の上死点を通過した場合にも、前記基準位置信号を出力するようにしてもよい。
前記センサは、回転角度が前記第2の上死点を通過した場合にも、前記基準位置信号を出力するようにしてもよい。
前記駆動制御方法において、
前記第1の補正量は、前記吸気行程と前記圧縮行程との間の下死点と、前記第1の上死点との差分であるようにしてもよい。
前記第1の補正量は、前記吸気行程と前記圧縮行程との間の下死点と、前記第1の上死点との差分であるようにしてもよい。
前記駆動制御方法において、
前記第2の補正量は、前記吸気行程と前記圧縮行程との間の下死点と、前記第2の上死点との差分であるようにしてもよい。
前記第2の補正量は、前記吸気行程と前記圧縮行程との間の下死点と、前記第2の上死点との差分であるようにしてもよい。
本発明の一態様に係る実施例に従った駆動制御装置は、
4ストロークエンジンの駆動を制御する駆動制御装置であって、
前記エンジンを制御するためのマップを記憶する記憶部と、
前記エンジンにトルクを付与するモータの動作を制御する電力制御回路と、
前記ROMを参照し、センサにより検出されたエンジンの上死点および回転角度の変化に基づいて、電力制御回路を制御してモータを制御するCPUと、を備え、
前記制動制御装置は、
排気行程と吸気行程との間の第1の上死点は超え且つ圧縮行程と燃焼行程との間の第2の上死点は超えないような基準トルクを正転駆動制御により前記エンジンに付与して前記エンジンを正転させ、その後、前記エンジンの回転が停止した後、前記センサから回転角度が前記第1の上死点を通過したことを示す基準位置信号が発せられたか否かに基づいて、前記エンジンが正転移動することにより前記回転角度が前記第1の上死点を通過したか否かを判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過したと判断した場合には、前記センサによる回転角度の検出結果に基づいて、前記エンジンが正転方向に移動した正転移動量が、前記エンジンが逆転方向に移動した逆転移動量以上であるか否かを判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過したと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上であると判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記吸気行程または前記圧縮行程に位置し、且つ、前記第1の上死点から前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過したと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上ではないと判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記燃焼行程または前記排気行程に位置し、且つ、前記第1の上死点から前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過していないと判断した場合には、前記センサによる回転角度の検出結果に基づいて、前記エンジンが正転方向に移動した正転移動量が、前記エンジンが逆転方向に移動した逆転移動量以上であるか否かを判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過していないと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上であると判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記吸気行程または前記圧縮行程に位置し、且つ、前記第1の上死点から第1の補正量だけ正転方向にずれた回転角度から、前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過していないと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上ではないと判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記第2の上死点から第2の補正量だけ逆転方向にずれた回転角度から、前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、を実行する
ことを特徴とする。
4ストロークエンジンの駆動を制御する駆動制御装置であって、
前記エンジンを制御するためのマップを記憶する記憶部と、
前記エンジンにトルクを付与するモータの動作を制御する電力制御回路と、
前記ROMを参照し、センサにより検出されたエンジンの上死点および回転角度の変化に基づいて、電力制御回路を制御してモータを制御するCPUと、を備え、
前記制動制御装置は、
排気行程と吸気行程との間の第1の上死点は超え且つ圧縮行程と燃焼行程との間の第2の上死点は超えないような基準トルクを正転駆動制御により前記エンジンに付与して前記エンジンを正転させ、その後、前記エンジンの回転が停止した後、前記センサから回転角度が前記第1の上死点を通過したことを示す基準位置信号が発せられたか否かに基づいて、前記エンジンが正転移動することにより前記回転角度が前記第1の上死点を通過したか否かを判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過したと判断した場合には、前記センサによる回転角度の検出結果に基づいて、前記エンジンが正転方向に移動した正転移動量が、前記エンジンが逆転方向に移動した逆転移動量以上であるか否かを判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過したと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上であると判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記吸気行程または前記圧縮行程に位置し、且つ、前記第1の上死点から前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過したと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上ではないと判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記燃焼行程または前記排気行程に位置し、且つ、前記第1の上死点から前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過していないと判断した場合には、前記センサによる回転角度の検出結果に基づいて、前記エンジンが正転方向に移動した正転移動量が、前記エンジンが逆転方向に移動した逆転移動量以上であるか否かを判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過していないと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上であると判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記吸気行程または前記圧縮行程に位置し、且つ、前記第1の上死点から第1の補正量だけ正転方向にずれた回転角度から、前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過していないと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上ではないと判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記第2の上死点から第2の補正量だけ逆転方向にずれた回転角度から、前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、を実行する
ことを特徴とする。
前記駆動制御装置は、前記第1の補正量、及び、前記第2の補正量を変更可能であってもよい。
本発明の一態様に係る駆動制御方法では、エンジンを予め決められた基準トルクで正転させ、エンジンが正転移動することにより回転角度が第1の上死点を通過したか否かの情報、エンジンが正転方向に移動した正転移動量、エンジンが逆転方向に移動した逆転移動量に基づいて、正転駆動後のエンジンの回転角度の位置を判断する。
これにより、ECUの電源投入時にエンジンの回転角度の情報が無くても、エンジンの回転角度を判断することができる。
すなわち、本発明の一態様に係る駆動制御方法によれば、ECUの電源投入時において、モータ始動制御前に、エンジンの行程を認識することができる。
以下、本発明に係る各実施例について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一態様である実施例1に係る駆動制御システム1000の構成の一例を示す図である。また、図2は、図1に示す駆動制御システム1000のエンジン103の各行程(クランクの角度)と気筒内の圧力との関係の一例を示す図である。
図1に示すように、エンジンの駆動を制御する駆動制御システム1000は、駆動制御装置(ECU:Engine Control Unit)100と、バッテリ101と、モータ102と、エンジン(内燃機関)103と、センサ104と、を備える。
エンジン103は、ここでは、例えば、4ストロークエンジンである。したがって、図2に示すように、エンジン103の状態は、吸気行程、圧縮行程、燃焼行程、および、排気行程を遷移するようになっている。また、図2に示すように、エンジン103の気筒内の圧力(すなわち、クランクの回転抵抗)は、上死点で最大になる。
モータ102は、エンジン103のクランク軸にトルクを付与するようになっている。ここでは、モータ102は、エンジン103のクランク軸にトルクを授受可能に連結されている。すなわち、このモータ102は、電動機と発電機の両方の機能を併せ持つ。
センサ104は、エンジン103の回転数およびクランク角(例えば、回転角度の変化、上死点)を検出し、この検出結果に応じた検出信号を出力するようになっている。
特に、このセンサ104は、回転角度が、排気行程と吸気行程との間の第1の上死点(基準位置)、および、圧縮行程と燃焼行程との間の第2の上死点を通過した場合に、検出信号の1つとして基準位置信号を出力するようになっている。
バッテリ101は、モータ102に駆動電力を供給し、または、モータ103による回生電力を充電するようになっている。
駆動制御装置100は、検出信号(すなわち、検出信号から得られるエンジン102の回転数およびクランク角(例えば、回転角度の変化、上死点))に基づいて、エンジン102の状態を判断し、エンジン103の駆動を制御するようになっている。
この駆動制御装置100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)100aと、記憶部であるROM(Read Only Memory)100bと、電力制御回路100cと、を有する。
電力制御回路100cは、エンジン103にトルクを付与するモータ102の動作を制御するようになっている。
ROM100bは、エンジン103の始動等を制御するため(モータ102を制御するための)のマップを記憶するようになっている。
CPU100aは、ROM100cを参照し、センサ101により検出されたエンジン103の回転数およびクランク角(例えば、回転角度の変化、上死点)に基づいて、電力制御回路100cを制御してモータ102を制御するようになっている。
次に、以上のような構成を有する駆動制御システム1000の駆動制御装置100が、4ストロークエンジンの回転角度の変化および上死点を検出するセンサが出力する信号に基づいて、エンジンの駆動を制御する駆動制御方法の一例について、説明する。
ここで、図3は、図1に示す駆動制御装置100による実施例1に係る駆動制御方法の一例を示すフローチャートである。すなわち、駆動制御装置100により、以下のステップが実行される。
図3に示すように、先ず、駆動制御装置100は、正転駆動制御を開始して、エンジン103のクランク軸に回転軸が接続されたモータ102からエンジン103へのトルクの付与を開始する(ステップS1)。
次に、駆動制御装置100は、エンジン103へのトルクの付与を開始してからのトルク付与時間の計測カウントを開始する(ステップS2)。
そして、動制御装置100は、センサ104により検出したエンジン103の回転数が目標値に達したか否かを判断する(ステップS3)。
そして、駆動制御装置100は、このステップS3においてエンジン103の回転数が目標値に達していないと判断した場合には、トルク付与時間が設定時間を経過したか否かを判断する(ステップS4)。
そして、駆動制御装置100は、このステップS4においてトルク付与時間が設定時間を経過していないと判断した場合には、センサ104により検出したエンジン103の回転数が目標値に達したか否かを判断するステップS3に戻る。
このようにして、排気行程と吸気行程との間の第1の上死点は超え且つ圧縮行程と燃焼行程との間の第2の上死点は超えないような基準トルクを正転駆動制御によりエンジン103に付与して、エンジン103を正転させる。
一方、駆動制御装置100は、ステップS3においてエンジン103の回転数が目標値に達したと判断した場合およびステップS4においてトルク付与時間が設定時間を経過したと判断した場合には、基準トルクがエンジン103に付与されたと判断し、正転駆動制御を停止することによりモータ102からエンジン103へのトルクの付与を停止する(ステップS5)。
そして、駆動制御装置100は、正転駆動制御を停止した後、回転角度が位置する現在の基準区間を取得する(ステップS6)。
そして、駆動制御装置100は、正転駆動制御を停止した後、回転角度が位置する現在の基準区間を取得する(ステップS6)。
その後、駆動制御装置100は、回転角度が基準区間に位置する同一区間時間の計測を開始する(ステップS7)。
次に、駆動制御装置100は、回転角度が位置する現在の現在区間を取得する(ステップS8)。
その後、駆動制御装置100は、基準区間と現在区間とが同じか否かを判断する(ステップS9)。
駆動制御装置100は、このステップS9において基準区間と現在区間とが同じではないと判断した場合には、回転角度が位置する現在の基準区間を取得するステップS6に戻る。
一方、駆動制御装置100は、ステップS9において基準区間と現在区間とが同じであると判断した場合には、同一区間時間が停止時間を経過したか否かを判断する(ステップS10)。
駆動制御装置100は、このステップS10において同一区間時間が停止時間を経過したと判断した場合には、エンジン103の回転が停止したと判断する。
一方、駆動制御装置100は、同一区間時間が停止時間を経過していないと判断した場合には、回転角度が位置する現在の現在区間を取得するステップS8に戻る。
その後、駆動制御装置100は、エンジン103の回転が停止した後、センサ104から回転角度が第1の上死点を通過したことを示す基準位置信号が発せられたか否かに基づいて、エンジン103が正転移動することにより回転角度が第1の上死点を通過したか否かを判断する(ステップS11)。
そして、駆動制御装置100は、ステップS11において回転角度が第1の上死点を通過したと判断した場合には、センサ104による回転角度の検出結果に基づいて、エンジン103が正転方向に移動した正転移動量が、エンジン103が逆転方向に移動した逆転移動量以上であるか否かを判断する(ステップS12)。
そして、駆動制御装置100は、ステップS11において回転角度が第1の上死点を通過したと判断し且つステップS12において正転移動量が逆転移動量以上であると判断した場合には、現在のエンジン103の回転角度は、吸気行程または圧縮行程に位置し、且つ、第1の上死点からセンサ104により検出された正転移動量と逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断する(ステップS13)。
すなわち、エンジンの初期動作区間を、このステップS13で判断したエンジンの行程確定後の区間に置き換える。
また、駆動制御装置100は、ステップS11において回転角度が第1の上死点を通過したと判断し且つステップS12において正転移動量が逆転移動量以上ではないと判断した場合には、現在のエンジン103の回転角度は、燃焼行程または排気行程に位置し、且つ、第1の上死点からセンサ104により検出された正転移動量と逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断する(ステップS14)。
すなわち、エンジンの初期動作区間を、このステップS14で判断した基準位置検出後の区間に置き換える。
一方、駆動制御装置100は、ステップS11において回転角度が第1の上死点を通過していないと判断した場合には、センサ104による回転角度の検出結果に基づいて、エンジン103が正転方向に移動した正転移動量が、エンジン103が逆転方向に移動した逆転移動量以上であるか否かを判断する(ステップS15)。
そして、駆動制御装置100は、ステップS11において回転角度が第1の上死点を通過していないと判断し且つステップS15において正転移動量が逆転移動量以上であると判断した場合には、現在のエンジン103の回転角度は、吸気行程または圧縮行程に位置し、且つ、第1の上死点から第1の補正量だけ正転方向にずれた回転角度から、センサ104により検出された正転移動量と逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断する(ステップS16)。
すなわち、吸気行程の0度を基準にエンジンの初期動作区間の補正を行う。
また、駆動制御装置100は、ステップS11において回転角度が第1の上死点を通過していないと判断し且つステップS15において正転移動量が逆転移動量以上ではないと判断した場合には、現在のエンジン103の回転角度は、第2の上死点から第2の補正量だけ逆転方向にずれた回転角度から、センサ104により検出された正転移動量と逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断する(ステップS17)。
すなわち、燃焼行程の0度を基準にエンジンの初期動作区間の補整を行う。
ここで、第1の補正量は、吸気行程と圧縮行程との間の下死点と、第1の上死点との差分である。また、第2の補正量は、吸気行程と圧縮行程との間の下死点と、第2の上死点との差分である。
なお、駆動制御装置100は、この第1の補正量、及び、第2の補正量を変更可能である。これにより、エンジン103の動きに応じて、適切に、第1の補正量、及び、第2の補正量を変更することができる。
上述のように、駆動制御装置100は、ステップS13、S14、S16、S17により、現在のエンジン103の回転角度が何処に位置するかを判断して、フローを終了する。
ここで、上記駆動制御方法により回転角度の位置を判断した具体例について説明する。
図4は、正転移動により基準位置を通過し且つ正転移動量が逆転移動量以上である場合における、エンジンの行程、回転角度、回転負荷、回転角度に対応する仮想ステージ、および、基準位置信号の関係の一例を示す図である。また、図5は、図4に示す場合における、移動量と正転駆動出力との関係を示す図である。
また、図6は、正転移動により基準位置を通過し且つ正転移動量が逆転移動量以上である場合における、エンジンの行程、回転角度、回転負荷、回転角度に対応する仮想ステージ、および、基準位置信号の関係の他の例を示す図である。また、図7は、図6に示す場合における、移動量と正転駆動出力との関係を示す図である。
また、図8は、正転移動により基準位置を通過し且つ正転移動量が逆転移動量未満である場合における、エンジンの行程、回転角度、回転負荷、回転角度に対応する仮想ステージ、および、基準位置信号の関係の一例を示す図である。また、図9は、図8に示す場合における、移動量と正転駆動出力との関係を示す図である。
また、図10は、正転移動により基準位置を通過せず且つ正転移動量が逆転移動量以上である場合における、エンジンの行程、回転角度、回転負荷、回転角度に対応する仮想ステージ、および、基準位置信号の関係の一例を示す図である。また、図11は、図10に示す場合における、移動量と正転駆動出力との関係を示す図である。
また、図12は、正転移動により基準位置を通過せず且つ正転移動量が逆転移動量以上である場合における、エンジンの行程、回転角度、回転負荷、回転角度に対応する仮想ステージ、および、基準位置信号の関係の他の例を示す図である。また、図13は、図12に示す場合における、移動量と正転駆動出力との関係を示す図である。
また、図14は、正転移動により基準位置を通過せず且つ正転移動量が逆転移動量未満である場合における、エンジンの行程、回転角度、回転負荷、回転角度に対応する仮想ステージ、および、基準位置信号の関係の一例を示す図である。また、図15は、図14に示す場合における、移動量と正転駆動出力との関係を示す図である。
なお、図5、図7、図9、図11、図13、図15の行程(A)は、図3のステップS1に対応する。また、図5、図7、図9、図11、図13、図15の行程(B)は、図3のステップS2、S3、S4、S5に対応する。図5、図7、図9、図11、図13、図15の行程(C)は、図3のステップS6、S7、S8、S9、S10に対応する。
また、各図において、仮想ステージの1ステージは、30度の回転角度に相当する。しかし、この仮想ステージの1ステージに対応する回転角度は、30度に限られず、10度や15度等のその他の角度であってもよい。
例えば、図4、図5に示す場合、エンジン103の回転角度は、初期位置であるステージ(1)からステージ(1’)に正転移動している。さらに、センサ104は、基準位置信号を出力している。
この場合、駆動制御装置100は、既述のステップS11において回転角度が第1の上死点を通過したと判断し且つステップS12において正転移動量が逆転移動量以上であると判断する。すなわち、駆動制御装置100は、既述のステップS13に示すように、現在のエンジン103の回転角度は、吸気行程または圧縮行程に位置し、且つ、第1の上死点からセンサ104により検出された正転移動量と逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断する。
また、例えば、図6、図7に示す場合、エンジン103の回転角度は、初期位置であるステージ(2)からステージ(2’)に正転移動し、ステージ(2’)からステージ(2’’)に逆転移動している。さらに、センサ104は、基準位置信号を出力している。
この場合、駆動制御装置100は、既述のステップS11において回転角度が第1の上死点を通過したと判断し且つステップS12において正転移動量が逆転移動量以上であると判断する。すなわち、駆動制御装置100は、既述のステップS13に示すように、現在のエンジン103の回転角度は、吸気行程または圧縮行程に位置し、且つ、第1の上死点からセンサ104により検出された正転移動量と逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断する。
また、例えば、図8、図9に示す場合、エンジン103の回転角度は、初期位置であるステージ(3)からステージ(3’)に正転移動し、ステージ(3’)からステージ(3’’)に逆転移動している。さらに、センサ104は、基準位置信号を出力している。
この場合、駆動制御装置100は、既述のステップS11において回転角度が第1の上死点を通過したと判断し且つステップS12において正転移動量が逆転移動量以上ではないと判断する。すなわち、駆動制御装置100は、既述の図14に示すように、現在のエンジン103の回転角度は、燃焼行程または排気行程に位置し、且つ、第1の上死点からセンサ104により検出された正転移動量と逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断する。
また、例えば、図10、図11に示す場合、エンジン103の回転角度は、初期位置であるステージ(4)からステージ(4’)に正転移動している。さらに、センサ104は、基準位置信号を出力していない。
この場合、駆動制御装置100は、既述のステップS11において回転角度が第1の上死点を通過していないと判断し且つステップS15において正転移動量が逆転移動量以上であると判断する。すなわち、駆動制御装置100は、既述のステップS16に示すように、現在のエンジン103の回転角度は、吸気行程または圧縮行程に位置し、且つ、第1の上死点から第1の補正量だけ正転方向にずれた回転角度から、センサ104により検出された正転移動量と逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断する。
また、例えば、図12、図13に示す場合、エンジン103の回転角度は、初期位置であるステージ(5)からステージ(5’)に正転移動し、ステージ(5’)からステージ(5’’)に逆転移動している。さらに、センサ104は、基準位置信号を出力していない。
この場合、駆動制御装置100は、既述のステップS11において回転角度が第1の上死点を通過していないと判断し且つステップS15において正転移動量が逆転移動量以上であると判断する。すなわち、駆動制御装置100は、既述のステップS16に示すように、現在のエンジン103の回転角度は、吸気行程または圧縮行程に位置し、且つ、第1の上死点から第1の補正量だけ正転方向にずれた回転角度から、センサ104により検出された正転移動量と逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断する。
また、例えば、図14、図15に示す場合、エンジン103の回転角度は、初期位置であるステージ(6)からステージ(6’)に正転移動し、ステージ(6’)からステージ(6’’)に逆転移動している。さらに、センサ104は、基準位置信号を出力していない。
この場合、駆動制御装置100は、既述のステップS11において回転角度が第1の上死点を通過していないと判断し且つステップS15において正転移動量が逆転移動量以上ではないと判断する。すなわち、駆動制御装置100は、既述のステップS17において、現在のエンジン103の回転角度は、第2の上死点から第2の補正量だけ逆転方向にずれた回転角度から、センサ104により検出された正転移動量と逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断する。
以上のように駆動制御装置100が実行する駆動制御方法では、エンジンを予め決められた基準トルクで正転させ、エンジンが正転移動することにより回転角度が第1の上死点を通過したか否かの情報、エンジンが正転方向に移動した正転移動量、エンジンが逆転方向に移動した逆転移動量に基づいて、正転駆動後のエンジンの回転角度の位置を判断する。
これにより、ECUの電源投入時にエンジンの回転角度の情報が無くても、エンジンの回転角度を判断することができる。
すなわち、本発明の一態様に係る駆動制御方法によれば、ECUの電源投入時において、モータ始動制御前に、エンジンの行程を認識することができる。
なお、図1においては、エンジン103とモータ102とが一体になった場合に示しているが、エンジン103とモータ102とが別体になっていてもよい。
また、各実施例においては、モータ102は、電動機と発電機の両方の機能を併せ持つ場合について示している。
しかし、モータ102がエンジン103のクランク軸にトルクを与えるように連結され、電動機の機能のみを持つようにしても、本発明の作用・効果を奏することができる。この場合、発電機として機能するモータが別途用意される。
また、実施形態は例示であり、発明の範囲はそれらに限定されない。
Claims (10)
- 4ストロークエンジンの回転角度の変化および上死点を検出するセンサが出力する信号に基づいて、前記エンジンの駆動を制御する駆動制御方法であって、
排気行程と吸気行程との間の第1の上死点は超え且つ圧縮行程と燃焼行程との間の第2の上死点は超えないような基準トルクを正転駆動制御により前記エンジンに付与して前記エンジンを正転させ、その後、前記エンジンの回転が停止した後、前記センサから回転角度が前記第1の上死点を通過したことを示す基準位置信号が発せられたか否かに基づいて、前記エンジンが正転移動することにより前記回転角度が前記第1の上死点を通過したか否かを判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過したと判断した場合には、前記センサによる回転角度の検出結果に基づいて、前記エンジンが正転方向に移動した正転移動量が、前記エンジンが逆転方向に移動した逆転移動量以上であるか否かを判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過したと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上であると判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記吸気行程または前記圧縮行程に位置し、且つ、前記第1の上死点から前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過したと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上ではないと判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記燃焼行程または前記排気行程に位置し、且つ、前記第1の上死点から前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過していないと判断した場合には、前記センサによる回転角度の検出結果に基づいて、前記エンジンが正転方向に移動した正転移動量が、前記エンジンが逆転方向に移動した逆転移動量以上であるか否かを判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過していないと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上であると判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記吸気行程または前記圧縮行程に位置し、且つ、前記第1の上死点から第1の補正量だけ正転方向にずれた回転角度から、前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過していないと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上ではないと判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記第2の上死点から第2の補正量だけ逆転方向にずれた回転角度から、前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、を備える
ことを特徴とする駆動制御方法。 - 前記正転駆動制御を開始して、前記エンジンのクランク軸に回転軸が接続されたモータから前記エンジンへのトルクの付与を開始するステップと、
前記エンジンへのトルクの付与を開始してからのトルク付与時間の計測を開始するステップと、
前記センサにより検出した前記エンジンの回転数が目標値に達したか否かを判断するステップと、
前記エンジンの回転数が前記目標値に達していないと判断した場合には、前記トルク付与時間が設定時間を経過したか否かを判断するステップと、
前記エンジンの回転数が前記目標値に達したと判断した場合および前記トルク付与時間が前記設定時間を経過したと判断した場合には、前記正転駆動制御を停止することにより前記モータから前記エンジンへのトルクの付与を停止するステップと、をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の駆動制御方法。 - 前記トルク付与時間が前記設定時間を経過していないと判断した場合には、前記センサにより検出した前記エンジンの回転数が目標値に達したか否かを判断する前記ステップに戻る
ことを特徴とする請求項2に記載の駆動制御方法。 - 前記正転駆動制御を停止した後、回転角度が位置する現在の基準区間を取得するステップと、
回転角度が基準区間に位置する同一区間時間の計測を開始するステップと、
回転角度が位置する現在の現在区間を取得するステップと、
前記基準区間と前記現在区間とが同じか否かを判断するステップと、
前記基準区間と前記現在区間とが同じであると判断した場合には、前記同一区間時間が停止時間を経過したか否かを判断するステップと、をさらに備え、
前記同一区間時間が停止時間を経過したと判断した場合には、前記エンジンの回転が停止したと判断する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の駆動制御方法。 - 前記基準区間と前記現在区間とが同じではないと判断した場合には、回転角度が位置する現在の基準区間を取得するステップに戻ることを特徴とする請求項4に記載の駆動制御方法。
- 前記同一区間時間が停止時間を経過していないと判断した場合には、回転角度が位置する現在の現在区間を取得するステップに戻る
ことを特徴とする請求項4または5に記載の駆動制御方法。 - 前記第1の補正量は、前記吸気行程と前記圧縮行程との間の下死点と、前記第1の上死点との差分である
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の駆動制御方法。 - 前記第2の補正量は、前記吸気行程と前記圧縮行程との間の下死点と、前記第2の上死点との差分である
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の駆動制御方法。 - 4ストロークエンジンの駆動を制御する駆動制御装置であって、
前記エンジンを制御するためのマップを記憶する記憶部と、
前記エンジンにトルクを付与するモータの動作を制御する電力制御回路と、
前記ROMを参照し、センサにより検出されたエンジンの上死点および回転角度の変化に基づいて、電力制御回路を制御してモータを制御するCPUと、を備え、
前記制動制御装置は、
排気行程と吸気行程との間の第1の上死点は超え且つ圧縮行程と燃焼行程との間の第2の上死点は超えないような基準トルクを正転駆動制御により前記エンジンに付与して前記エンジンを正転させ、その後、前記エンジンの回転が停止した後、前記センサから回転角度が前記第1の上死点を通過したことを示す基準位置信号が発せられたか否かに基づいて、前記エンジンが正転移動することにより前記回転角度が前記第1の上死点を通過したか否かを判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過したと判断した場合には、前記センサによる回転角度の検出結果に基づいて、前記エンジンが正転方向に移動した正転移動量が、前記エンジンが逆転方向に移動した逆転移動量以上であるか否かを判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過したと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上であると判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記吸気行程または前記圧縮行程に位置し、且つ、前記第1の上死点から前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過したと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上ではないと判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記燃焼行程または前記排気行程に位置し、且つ、前記第1の上死点から前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過していないと判断した場合には、前記センサによる回転角度の検出結果に基づいて、前記エンジンが正転方向に移動した正転移動量が、前記エンジンが逆転方向に移動した逆転移動量以上であるか否かを判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過していないと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上であると判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記吸気行程または前記圧縮行程に位置し、且つ、前記第1の上死点から第1の補正量だけ正転方向にずれた回転角度から、前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、
前記回転角度が前記第1の上死点を通過していないと判断し且つ前記正転移動量が前記逆転移動量以上ではないと判断した場合には、現在の前記エンジンの回転角度は、前記第2の上死点から第2の補正量だけ逆転方向にずれた回転角度から、前記センサにより検出された前記正転移動量と前記逆転移動量との差分だけずれた回転角度に位置していると判断するステップと、を実行する
ことを特徴とする駆動制御装置。 - 前記駆動制御装置は、前記第1の補正量、及び、前記第2の補正量を変更可能であることを特徴とする請求項9に記載の駆動制御装置。
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