JP5566499B1 - 内燃機関の自動停止再始動装置および内燃機関の自動停止再始動方法 - Google Patents

内燃機関の自動停止再始動装置および内燃機関の自動停止再始動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】内燃機関の回転状態に応じて、スタータの駆動禁止状態を適切に解除することのできる内燃機関の自動停止再始動装置および内燃機関の自動停止再始動方法を得る。
【解決手段】初回の逆回転クランク信号が検出された時刻と、2回目の逆回転クランク信号が検出された時刻との時間間隔と、スタータ駆動可能回転速度下限値に対応した駆動許可下限値相当時間とに応じて設定した駆動禁止解除判定時間が3回目の逆回転クランク信号が入力される前に経過すれば、スタータの駆動禁止状態を解除する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動停止要件が成立した場合には、内燃機関を停止させ、再始動要件が成立した場合には、内燃機関を再始動させる、内燃機関の自動停止再始動装置および内燃機関の自動停止再始動方法に関するものである。
近年、車両には、内燃機関とともに、消費燃料の削減を主な目的として、内燃機関の自動停止再始動装置(いわゆるアイドリングストップを実行するための装置)が一般的に搭載されている。このような内燃機関の自動停止再始動装置は、運転者の減速または停車操作に基づいた所定の自動停止要件が成立した場合には、内燃機関を停止させ、運転者の発進または加速操作に基づいた再始動要件が成立した場合には、内燃機関を再始動させる。
また、このような内燃機関の自動停止再始動装置の動作の一例として、例えば、スタータまたは動力伝達系に対して過大な負荷がかからないように、自動停止中の内燃機関の回転状態が逆回転状態である場合に、スタータの駆動禁止状態を設定し、自動停止中の内燃機関の再始動が行われないようにする。そして、回転状態が逆回転状態である内燃機関の回転速度ピークを直接検出した後(内燃機関の回転速度が最小値となった後)の所定回転速度以上となった時にスタータの駆動禁止状態を解除する。
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
従来技術において、内燃機関の回転速度ピークを検出するためには、内燃機関の逆回転クランク信号(逆回転クランク角度)を3回以上検出する必要がある。したがって、内燃機関の回転状態が逆回転状態となる時間が短く、例えば、逆回転クランク信号を2回しか検出することができない場合には、回転速度ピークを検出することができない。
このような場合、内燃機関の回転状態に応じて、スタータの駆動禁止状態を適切に解除することができないという問題点があった。また、結果として、内燃機関の回転が完全に停止するまでの間(例えば、200msec程度経過するまでの間)、スタータの駆動禁止状態を解除することができず、駆動禁止状態の時間が必要以上に長くなってしまうおそれがあるという問題点があった。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、内燃機関の自動停止要件が成立した後のスタータの駆動禁止状態を、内燃機関の回転状態に応じて適切に解除することができるとともに、スタータの駆動禁止状態の時間を最小限に抑えることのできる内燃機関の自動停止再始動装置および内燃機関の自動停止再始動方法を得ることを目的とする。
本発明における内燃機関の自動停止再始動装置は、内燃機関を自動停止させるための自動停止要件が成立する場合に、内燃機関を停止させ、自動停止要件が成立した後に内燃機関を再始動させるための再始動要件が成立する場合に、内燃機関を再始動させる内燃機関の自動停止再始動装置であって、内燃機関を始動するためのスタータと、内燃機関のクランク角度を検出するクランク角度検出部の出力信号であるクランク信号に基づいて、内燃機関の回転速度を演算する回転速度演算部と、クランク角度検出部が出力したクランク信号が内燃機関の回転状態が正回転状態の場合に対応した正回転クランク信号であるか逆回転状態の場合に対応した逆回転クランク信号であるかを判定する回転方向判定部と、回転速度演算部が演算した回転速度が、あらかじめ規定される、スタータ駆動可能回転速度下限値からスタータ駆動可能回転速度上限値までの駆動可能回転速度範囲内に含まれていない場合においてスタータを駆動禁止状態にするとともに、クランク角度検出部が出力したクランク信号が正回転クランク信号から逆回転クランク信号に変化した場合においてスタータを駆動禁止状態にする駆動禁止判定部と、クランク角度検出部が、正回転クランク信号から逆回転クランク信号に変化した際の最初の逆回転クランク信号である第1回目の逆回転クランク信号に続いて第2回目の逆回転クランク信号を出力した場合に、第1回目の逆回転クランク信号が入力された第1時刻と、第2回目の逆回転クランク信号が入力された第2時刻との時間間隔を演算し、演算した時間間隔と、スタータ駆動可能回転速度下限値でクランク信号毎の回転角度分だけ内燃機関が回転する際にかかる時間に相当する駆動許可下限値相当時間とに応じて設定した駆動禁止解除判定時間が、第2時刻から経過するまでの間に、第2回目の逆回転クランク信号に続いて3回目の逆回転クランク信号が入力されなければ、駆動禁止状態を解除する駆動禁止解除部と、再始動要件が成立し、スタータが駆動禁止状態ではない場合に、スタータの駆動を行い、内燃機関を再始動させる再始動制御部と、を備え、駆動禁止解除部は、時間間隔が駆動許可下限値相当時間よりも小さい場合には、駆動許可下限値相当時間を駆動禁止解除判定時間として設定し、時間間隔が駆動許可下限値相当時間以上の場合には、時間間隔を駆動禁止解除判定時間として設定するものである。
本発明における内燃機関の自動停止再始動方法は、内燃機関を始動するためのスタータを備えた内燃機関の自動停止再始動装置において、エンジンコントロールユニット(ECU)により実行される内燃機関の自動停止再始動方法であって、内燃機関を自動停止させるための自動停止要件が成立する場合に、内燃機関を停止させる自動停止制御ステップと、内燃機関のクランク角度を検出するクランク角度検出部の出力信号であるクランク信号に基づいて内燃機関の回転速度を演算する回転速度演算ステップと、回転速度演算ステップで演算した回転速度が、あらかじめ規定される、スタータ駆動可能回転速度下限値からスタータ駆動可能回転速度上限値までの駆動可能回転速度範囲内に含まれていない場合においてスタータを駆動禁止状態にするとともに、クランク角度検出部が出力したクランク信号が正回転クランク信号から逆回転クランク信号に変化した場合においてスタータを駆動禁止状態にする駆動禁止判定ステップと、クランク角度検出部が、正回転クランク信号から変化した際の最初の逆回転クランク信号である第1回目の逆回転クランク信号に続いて第2回目の逆回転クランク信号を出力した場合に、第1回目の逆回転クランク信号が出力された第1時刻と、第2回目の逆回転クランク信号が出力された第2時刻との時間間隔を演算し、演算した時間間隔と、スタータ駆動可能回転速度下限値でクランク信号毎の回転角度分だけ内燃機関が回転する際にかかる時間に相当する駆動許可下限値相当時間とに応じて設定した駆動禁止解除判定時間が、第2時刻から経過するまでの間に、第2回目の逆回転クランク信号に続いて3回目の逆回転クランク信号が出力されなければ、駆動禁止状態を解除する駆動禁止解除ステップと、自動停止要件が成立した後に内燃機関を再始動させるための再始動要件が成立し、スタータが駆動禁止状態ではない場合に、スタータの駆動を行い、内燃機関を再始動させる再始動制御ステップと、を備え、駆動禁止解除ステップにおいて、時間間隔が駆動許可下限値相当時間よりも小さい場合には、駆動許可下限値相当時間を駆動禁止解除判定時間として設定し、時間間隔が駆動許可下限値相当時間以上の場合には、時間間隔を駆動禁止解除判定時間として設定するものである。
本発明によれば、初回の逆回転クランク信号が検出された時刻と、2回目の逆回転クランク信号が検出された時刻との時間間隔と、スタータ駆動可能回転速度下限値に対応した駆動許可下限値相当時間とに応じて設定した駆動禁止解除判定時間が3回目の逆回転クランク信号が入力される前に経過すれば、スタータの駆動禁止状態を解除する。これにより、内燃機関の自動停止要件が成立した後のスタータの駆動禁止状態を、内燃機関の回転状態に応じて適切に解除することができるとともに、スタータの駆動禁止状態の時間を最小限に抑えることのできる内燃機関の自動停止再始動装置および内燃機関の自動停止再始動方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1における内燃機関の自動停止再始動装置の概略構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態1において、クランク角度センサの出力信号に基づいてクランク角度、クランクカウンタおよびエンジンの回転速度が演算される場合の説明図である。 本発明の実施の形態1における内燃機関の自動停止再始動装置がエンジンに対して行う自動停止再始動処理を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態1における内燃機関の自動停止再始動装置が行うスタータの駆動許可/駆動禁止判定処理を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態1における内燃機関の自動停止再始動装置が行うスタータの駆動許可/駆動禁止判定処理を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態1における内燃機関の自動停止再始動装置が行うスタータの駆動許可/駆動禁止判定処理を示したフローチャートである。 本実施の形態1における内燃機関の自動停止再始動装置が各時刻において行う動作の一例を示す説明図である。 本実施の形態1における内燃機関の自動停止再始動装置が各時刻において行う動作の別例を示す説明図である。 従来技術における内燃機関の自動停止再始動装置が内燃機関の回転状態が逆回転状態である際の回転速度ピークを検出する場合の説明図である。
以下、本発明による内燃機関の自動停止再始動装置および内燃機関の自動停止再始動方法を、好適な実施の形態に従って図面を用いて説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
はじめに、本願発明の技術的特徴を明確にするために、前述した、従来技術における課題について、図7を参照しながら詳細に説明する。図7は、従来技術における内燃機関の自動停止再始動装置が内燃機関の回転状態が逆回転状態である際の回転速度ピークを検出する場合の説明図である。
図7には、クランク信号(1)、回転速度NE(2)およびクランク信号間の時間間隔(3)の経時変化が示されている。なお、回転速度NE(2)の記載について、実線は、演算された回転速度NE(回転速度演算結果)を示し、点線は、内燃機関の実際の回転速度を示す。また、内燃機関の逆回転時の回転速度を便宜上、マイナスで表記している。
ここで、内燃機関の回転速度NEは、一般的に、所定クランク角度(例えば、上死点前60度)の時間間隔またはクランク角度(例えば、30度)ごとの時間間隔から演算される。しかしながら、内燃機関が回転を開始した場合および回転が正回転から逆回転に転じた場合等といった内燃機関の回転状態変化が発生した場合には、その回転状態変化が発生した時刻を、クランク角度の検出によって判定することが不可能である。
したがって、回転状態変化が発生した後に初めて検出される、初回の逆回転クランク信号が検出された時刻(初回の逆回転クランク角度が検出された時刻)を、回転状態変化の開始時刻としている。具体的には、内燃機関の回転が正回転から逆回転に転じれば、逆回転開始時刻は、初回の逆回転クランク信号が検出された時刻に相当する。また、このような場合、逆回転クランク信号が初めて検出されたこととなるので、逆回転クランク信号が検出された時刻に対応した内燃機関の回転速度NEを演算することができない。
また、内燃機関の回転状態(回転速度)が例えば、図7に例示した挙動を示す場合には、逆回転クランク信号を2回検出すれば、逆回転中の回転速度を初めて演算することができる。具体的には、時刻T4において、逆回転中の回転速度を初めて演算することができることとなる。なお、初回の逆回転クランク信号が検出される時刻T3においては、便宜上、回転速度NEが0となるように設定する(ただし、時刻T2において、内燃機関の実際の回転速度が0となる)。
また、逆回転クランク信号を3回検出すれば、回転速度差を初めて演算することができる。具体的には、時刻T5において、回転速度差を初めて演算することができることとなる。
したがって、従来技術における内燃機関の自動停止再始動装置は、2回目の逆回転クランク信号が検出された時刻以降の回転速度を演算することによって、逆回転中の回転速度ピークを検出する。
具体的には、時刻T4、T5、T6のそれぞれの時刻において演算した回転速度NE(T4)、NE(T5)、NE(T6)のそれぞれの大きさに応じて、回転速度NE(T5)が回転速度ピークとして検出される。そして、この回転速度ピークが検出後において、スタータの駆動禁止状態が解除され、再始動要件が成立すれば、内燃機関が再始動する。
しかしながら、このように逆回転中の回転速度ピークを検出する場合、前述したように、内燃機関の回転状態が逆回転状態となる時間が短く、例えば、逆回転クランク信号を2回しか検出することができない場合には、結果として、内燃機関の回転状態に応じて、スタータの駆動禁止状態を適切に解除することができないこととなる。
これに対して、本願発明では、初回の逆回転クランク信号が検出された時刻と、2回目の逆回転クランク信号が検出された時刻との時間間隔と、スタータ駆動可能回転速度下限値に対応した駆動許可下限値相当時間とに応じて設定した駆動禁止解除判定時間が3回目の逆回転クランク信号が入力される前に経過すれば、スタータ200の駆動禁止状態を解除するという技術的特徴を有する。これにより、内燃機関の回転状態に応じて、スタータの駆動禁止状態を適切に解除することができる。
次に、本実施の形態1における内燃機関の自動停止再始動装置について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態1における内燃機関の自動停止再始動装置の概略構成を示す構成図である。なお、図1には、内燃機関の自動停止再始動装置とともに、内燃機関101およびその周辺部材についても併せて示されている。
まず、本実施の形態1における内燃機関の自動停止再始動装置が適用される内燃機関101(以降では、エンジン101と称す)について、具体例を挙げながら説明する。なお、エンジン101の構成および動作等は、以下で説明される内容に限定されず、本願発明は、ここで例示したエンジン101以外の種類のエンジンについても適用可能である。
図1に示すように、エアフィルタ102、吸気管110、サージタンク109および吸気マニホルド111を介して、エンジン101の各気筒に空気が供給される。
エアフィルタ102には、吸入空気の温度を検出する吸気温度センサ103が設けられている。また、吸気管110には、吸入空気の空気量を検出するエアフロセンサ104と、吸入空気の流量を制御するスロットル弁106と、スロットル弁106の開度を検出するスロットル開度センサ107とが設けられている。なお、スロットル弁106は、エアフロセンサ104に対して吸気管110の下流側に位置し、モータ105の駆動によって動作する。また、サージタンク109には、タンク内の吸気圧力を検出する吸気管圧力センサ108が設けられている。
エンジン101の各気筒の吸気ポート近傍に設けられた燃料噴射弁112によって、エンジン101に燃料が供給され、供給された燃料が前述した供給空気と混合されて混合気を形成し、エンジン101の各気筒の燃焼室に吸入される。また、燃焼室に吸入された混合気は、点火プラグ(図示せず)で着火されることによって燃焼する。そして、燃焼によって発生した燃焼ガスは、排気管114を通り、触媒装置(図示せず)によって有害なガスが浄化された後に、大気に排出される。
また、エンジン101には、エンジン101の冷却水温を検出する水温センサ(図示せず)と、エンジン101のクランク角度を検出するクランク角度センサ113とが設けられている。なお、本実施の形態1におけるクランク角度センサ113は、エンジン101のクランク角度を検出するクランク角度検出部を具体的に例示したものである。
次に、本実施の形態1における内燃機関の自動停止再始動装置について説明する。この内燃機関の自動停止再始動装置は、スタータ200およびエンジンコントロールユニット300(以降では、ECU300と称す)を備えて構成されている。
スタータ200は、ピニオンギア201、ソレノイド202、プランジャ203およびスタータモータ204を有する。また、スタータモータ204は、プランジャ203の動作によって接点がオンする配線を介してバッテリ400と接続される。
ここで、エンジン101には、スタータ200と、エンジン101のクランク軸に連結されたリングギア115とが設けられている。そして、エンジン101の始動および再始動時には、スタータ200と、リングギア115とによってエンジン101がクランキングされる。
具体的には、エンジン101の始動および再始動時には、後述するECU300が出力する駆動信号に基づいて、ソレノイド202への通電が開始され、プランジャ203が動作することによって、ピニオンギア201の押し出しが開始される。続いて、ピニオンギア201と、リングギア115とが当接した後に、バッテリ400と、スタータモータ204との配線上の接点がオンすることによって、スタータモータ204の回転駆動が開始される。そして、ピニオンギア201と、リングギア115とが確実に噛み合うとともに、エンジン101のクランキングが開始される。
また、後述するECU300は、エンジン101に設けられているクランク角度センサ113の出力信号に基づいて、クランク角度、クランクカウンタCRKおよびエンジン101の回転速度NE等の演算を行う。
ECU300は、入出力インターフェース301、CPU(マイクロプロセッサ)302、ROM(リードオンリーメモリ)303、RAM(ランダムアクセスメモリ)304および駆動回路305を有する。
入出力インターフェース301には、前述した各種センサの出力信号と、アクセルペダル(図示せず)の踏み込み量およびブレーキ(図示せず)の踏み込み量等の検出信号とが入力される。
CPU302は、後述するROM303に格納されている制御プログラムや各種定数を読み込み、制御演算を行うと共に、その演算(判定)結果を後述するRAM304や入出力インターフェース301へ出力する。
また、CPU302は、本発明に係わる自動停止要件および、再始動要件の成立可否の判定を行うとともに、クランク角度センサ113の出力信号に基づく制御演算(例えば、エンジン101の回転速度NEの演算)を行う。
ROM303には、CPU302による演算で使用される制御プログラムおよび各種定数等が格納される。また、RAM304には、CPU302による演算結果が一時的に格納される。また、駆動回路305は、CPU302から入力された演算結果に基づいて、燃料噴射弁112およびスタータ200等に駆動信号を出力する。
次に、ECU300がクランク角度センサ113の出力信号に基づいて演算するクランク角度、クランクカウンタCRKおよびエンジン101の回転速度NEについて、図2を参照しながら説明する。図2は、本発明の実施の形態1において、クランク角度センサ113の出力信号に基づいてクランク角度、クランクカウンタCRKおよびエンジン101の回転速度NEが演算される場合の説明図である。
図2には、クランク角度センサ113の出力信号(A)、回転速度NE(B)、クランク角度(C)およびクランクカウンタCRK(D)の経時変化が示されている。なお、回転速度NE(B)の記載について、実線は、ECU300によって演算された回転速度NE(回転速度演算結果)を示し、点線は、内燃機関の実際の回転速度を示す。また、内燃機関の逆回転時の回転速度を便宜上、マイナスで表記している。
ここで、本実施の形態1におけるクランク角度センサ113の出力信号は、エンジン101の回転状態が正回転状態と、逆回転状態との場合に応じて変化する。したがって、エンジン101の回転状態を正確に検出することができる。また、このようなクランク角度センサ113の出力信号に基づき、ECU300によって演算された各演算値は、図2に示すような挙動を示す。
また、ECU300にクランク角度センサ113の出力信号が入力される毎に、エンジン101の回転速度NE等の演算が行われる。具体的には、エンジン101の回転速度NE、クランク角度およびクランクカウンタCRKの演算は、クランク角度センサ113の出力信号の立下り時刻(HIGH値からLOW値へ切り替わる時刻)に実行される。
クランク角度センサ113の出力信号が各周期でLOW値を取り得る合計時間であるLOW時間が短い場合には、エンジン101の回転状態が正回転状態であり、このLOW時間が長い場合には、エンジン101の回転状態が逆回転状態であると判定される。また、クランク角度センサ113の出力信号は、クランク角度間の所定角度(例えば、10度)ごとに出力される。なお、このエンジン101の回転状態の判定は、ECU300内のROM303に格納されている回転方向判定部によって実行される。すなわち、この回転方向判定部は、クランク角度センサ113が出力したクランク信号がエンジン101の回転状態が正回転状態の場合に対応した正回転クランク信号であるか逆回転状態の場合に対応した逆回転クランク信号であるかを判定していることとなる。
また、エンジン101の回転速度NEは、クランク角度センサ113の出力信号が今回入力された時刻である今回入力時刻(T(n))および前回入力された時刻である前回入力時刻(T(n−1))の時間間隔と、クランク角度間の所定角度(例えば、10度)とを用いると、下式(1)にしたがって演算される。なお、このエンジン101の回転速度NEの演算は、ECU300内のROM303に格納されている回転速度演算部によって実行される。
回転速度NE[r/min]=60/(T(n)−T(n−1))×(クランク角度間の所定角度)/360 (1)
また、クランク角度は、エンジン101の各気筒の圧縮上死点を基準(=0度)とし、圧縮上死点を過ぎると最大値になるように演算される。
また、クランクカウンタCRKは、エンジン101のクランク軸が2回転(吸気、圧縮、燃焼、排気行程)すれば変化する。すなわち、クランクカウンタCRKは、エンジン101の第一気筒の圧縮行程の上死点を基準(=0)として、2回転後の圧縮行程の上死点前で最大値となり、上死点になると0に戻るように演算される。
ここで、図2に示すように、時刻T1から時刻T3までの期間において、クランク角度センサ113の出力信号(以降では、必要に応じてクランク信号と称す)から、ECU300は、エンジン101の回転状態が正回転状態であると判定する。また、時刻T1から時刻T3においてクランク角度センサ113が出力する正回転クランク信号(正回転時に対応したクランク信号)のクランク信号間の時間間隔がだんだん長くなっていくので、エンジン101の回転速度NEが低下していく。また、クランク角度は、所定角度ずつ減算され、クランクカウンタCRKは、所定値ずつ加算されていく。
時刻T4以降において、クランク角度センサ113の出力信号におけるLOW時間が長くなるので、ECU300は、エンジン101の回転状態が逆回転状態であると判定する。また、時刻T4で検出されるクランク角度センサ113の出力信号は、初回の逆回転クランク信号(初回逆回転時に対応したクランク信号)であるので、エンジン101の回転速度NEが0とされる。同様に、クランク角度は、所定角度だけ加算され、クランクカウンタCRKは、所定値だけ減算される。
なお、時刻T4において、エンジン101の回転速度NEが0とされる理由としては、以下の通りである。すなわち、時刻T4において、エンジン101の回転状態が逆回転状態であるので、本来、回転速度NEは0ではなく、マイナスの値とすべきである。
しかしながら、時刻T3からT4までの期間において、エンジン101の回転状態が正回転状態から逆回転状態へ変化しているので、図2に示すように、一旦、実際の回転速度が0となる。また、クランク角度センサ113は、クランク軸の回転状態によって信号を出力するので、実際の回転速度が0の状態では信号を出力することができない。したがって、クランク角度センサ113の出力信号によって、実際の回転速度が0である時刻を判定することができないので、時刻T4をエンジン101の逆回転の開始時刻として、回転速度NEを0としている。
時刻T5において、クランク角度センサ113から2回目の逆回転クランク信号が出力された場合に、初めてマイナスの回転速度NE(すなわち、エンジン101の回転状態が逆回転状態における回転速度NE)が演算される。また、クランク角度は、所定角度だけ加算され、クランクカウンタCRKは、所定値だけ減算される。
なお、エンジン101の回転状態が逆回転状態から正回転状態に変化した後に、クランク角度センサ113が初回正回転時に対応した出力信号を出力した場合、同様に、エンジン101の回転速度NEが0とされるとともに、クランク角度が所定角度だけ減算され、クランクカウンタCRKが所定値だけ加算される。
このように、ECU300は、クランク角度センサ113の出力信号に基づいて、エンジン101の回転状態を正確に判定するので、回転状態が変化した場合であっても、エンジン101のクランク角度およびクランクカウンタCRKを正確に演算することができる。
次に、本実施の形態1における内燃機関の自動停止再始動装置の一連の動作手順について、図3および図4A〜図4Cのフローチャートを参照しながら説明する。図3は、本発明の実施の形態1における内燃機関の自動停止再始動装置がエンジン101に対して行う自動停止再始動処理を示したフローチャートである。図4A〜図4Cは、本発明の実施の形態1における内燃機関の自動停止再始動装置が行うスタータ200の駆動許可/駆動禁止判定処理を示したフローチャートである。なお、図4A〜図4Cは、1つのフローチャートを3つの図面に分けて記載したもので、図4Aに記載の部分と、図4Bに記載の部分と、図4Cに記載の部分とは続いている。
まず、図3のフローチャートについて説明する。この図3におけるフローチャートの一連処理は、内燃機関の自動停止再始動装置内のECU300によって、処理周期(例えば、10msec周期)毎に演算される(実行される)。
はじめに、ステップS101において、ECU300は、自動停止要件が成立しているか否かを判定する。具体的には、運転者による減速、停車操作の意志を判断するための様々な情報に基づいて、この自動停止要件が成立しているか否かが判定される。
なお、前述した様々な情報の具体例として、例えば、(1)水温センサの検出温度が所定温度(例えば、60度)以上であるか否か、(2)車両速度が所定速度(例えば、12km/h)以上を一度以上検出しているか否か、(3)現在の車両速度が所定速度(例えば、0km/h)以下であるか否か、(4)ブレーキペダルは踏み込まれているか否か、(5)アクセルペダルの踏み込み量が所定値(例えば、踏み込み量なし)以下であるか否か等といった情報が挙げられる。
そして、ステップS101において、ECU300は、自動停止要件が成立していない(すなわち、No)と判定した場合には、ステップS105へと進み、後述する自動停止制御実施フラグをクリアし、一連の処理を終了し、次の処理へと進む。
一方、ステップS101において、ECU300は、自動停止要件が成立している(すなわち、Yes)と判定した場合には、ステップS102へと進み、自動停止制御が未実施であるか否かを判定する。具体的には、後述する自動停止制御実施フラグがセットされているか否かに基づいて、自動停止制御の未実施判定が行われる。
そして、ステップS102において、ECU300は、自動停止制御が未実施である(すなわち、Yes)と判定した場合には、ステップS103へと進み、自動停止制御処理を行う。具体的には、ステップS103において、ECU300は、燃料噴射弁112への駆動信号を停止し、エンジン101への燃料供給を停止する。また、ECU300は、例えば、スロットル弁106の制御量の変更またはエンジン101に取り付けられている変速機のクラッチの開放等といった制御も併せて実行する。
次に、ステップS104において、ECU300は、自動停止制御実施フラグをセットし、ステップS106へと進む。続いて、ステップS106において、ECU300は、駆動禁止経験フラグF3をクリアし(F3=0)、ステップS107へと進む。なお、駆動禁止経験フラグF3の詳細については、後述する。
一方、ステップS102において、ECU300は、自動停止制御が実施されている(すなわち、No)と判定した場合には、ステップS107へと進む。具体的には、ECU300は、自動停止要件成立後にステップS102の処理を初めて実行した場合には、自動停止制御をまだ実行していないこととなる。したがって、ECU300は、ステップS102において、自動停止制御が未実施であると判定し、ステップS103へと進むこととなる。
また、ECU300は、自動停止要件成立後にステップS102の処理を2回目以降に実行した場合には、自動停止制御をすでに実行していることとなる。したがって、ECU300は、ステップS102において、自動停止制御が実施されていると判定し、ステップS107へと進むこととなる。
次に、ステップS107において、ECU300は、再始動要件が成立しているか否かを判定する。具体的には、運転者による発進、加速操作の意思を判断する様々な情報と、吸気温度センサ103といったエンジン101に設けられている各種センサ等に電力を供給するバッテリ400の状態を示した情報等とに基づいて、この再始動要件が成立しているか否かが判定される。
なお、前述した様々な情報の具体例として、例えば、(1)ブレーキペダルの踏み込み量が所定値(例えば、踏み込み量なし)以下であるか否か、(2)アクセルペダルが所定値(例えば、踏み込み量に対し一割以上の踏み込み量)以上であるか否か等といった情報が挙げられる。
そして、ステップS107において、ECU300は、再始動要件が成立していない(すなわち、No)と判定した場合には、一連の処理を終了し、次の処理へと進む。
一方、ステップS107において、ECU300は、再始動要件が成立している(すなわち、Yes)と判定した場合には、ステップS108へと進む。続いて、ステップS108において、ECU300は、スタータ200の駆動許可/駆動禁止判定処理の結果を読み込み、ステップS109へと進む。なお、スタータ200の駆動許可/駆動禁止判定処理の詳細については、後述する。
次に、ステップS109において、ECU300は、ステップS108で読み込んだ駆動禁止判定フラグF2が「0」であるか否かを判定する。そして、ステップS109において、ECU300は、駆動禁止判定フラグF2が「1」である(すなわち、No)と判定した場合には、一連の処理を終了し、次の処理へと進む。
一方、ステップS109において、ECU300は、駆動禁止判定フラグF2が「0」である(すなわち、Yes)と判定した場合には、ステップS110へと進む。
次に、ステップS110において、ECU300は、ステップS108で読み込んだ駆動許可判定フラグF1が「1」であるか否かを判定する。そして、ステップS110において、ECU300は、駆動許可判定フラグF1が「0」である(すなわち、No)と判定した場合には、一連の処理を終了し、次の処理へと進む。
一方、ステップS110において、ECU300は、駆動許可判定フラグF1が「1」である(すなわち、Yes)と判定した場合には、ステップS111へと進む。
次に、ステップS111において、ECU300は、スタータ200が駆動可能な状態であるので、スタータ200に対する駆動指示を行うことにより、エンジン101のクランキングを開始し、ステップS112へと進む。
そして、ステップS112において、ECU300は、再始動時制御処理を行い、一連の処理を終了し、次の処理へと進む。具体的には、ECU300は、ステップS112において、燃料噴射弁112への駆動信号を出力し、燃料噴射を再開する。さらに、ECU300は、例えば、スロットル弁106の制御量を再始動時の制御量に変更するといった制御を実行する。
なお、ステップS101〜S106までの処理は、ECU300内のROM303に格納されている自動停止制御部によって実行される。また、ステップS107〜S112までの処理は、ECU300内のROM303に格納されている再始動制御部によって実行される。
次に、図4A〜図4Cのフローチャートについて説明する。この図4A〜図4Cにおけるフローチャートの一連処理は、内燃機関の自動停止再始動装置内のECU300によって、先の図3のフローチャートにおける処理周期よりも速い処理周期(例えば、2.5msec周期)毎に演算される(実行される)。
また、スタータ200の駆動許可/駆動禁止判定処理の結果(演算結果)は、前述したように、先の図3のフローチャートにおけるステップS108が実行処理された場合に読み込まれる。さらに、以下で説明するが、ステップS201〜S206までの処理がスタータ200の駆動許可判定の処理となり、ステップS207〜S225までの処理がスタータ200の駆動禁止判定の処理および駆動禁止解除の処理となる。
はじめに、ステップS201において、ECU300は、クランク角度センサ113からクランク信号が入力されたか否かを判定する。そして、ステップS201において、ECU300は、クランク信号が入力されていない(すなわち、No)と判定した場合には、ステップS207へと進む。
一方、ステップS201において、ECU300は、クランク信号が入力された(すなわち、Yes)と判定した場合には、ステップS202へと進み、駆動禁止経験フラグF3が「0」であるか否かを判定する。なお、駆動禁止経験フラグF3とは、逆回転クランク信号が入力された後に駆動禁止判定フラグF2がセットされた場合にのみセットされるフラグであり、エンジン101の逆回転における駆動禁止判定を1回のみ行うために利用する情報である。
そして、ステップS202において、ECU300は、駆動禁止経験フラグF3が「1」である(すなわち、No)と判定した場合には、ステップS207へと進む。一方、ステップS202において、ECU300は、駆動禁止経験フラグF3が「0」である(すなわち、Yes)と判定した場合には、ステップS203へと進む。なお、エンジン101が正回転中であれば、駆動禁止経験フラグF3が「0」である。
次に、ステップS203において、ECU300は、エンジン101の回転速度NEを読み込み、S204へと進み、スタータ200の駆動許可判定を行う。具体的には、ECU300は、エンジン101の回転速度NEがスタータ200のスタータ駆動可能回転速度下限値Ne_L(例えば、−60r/min)からスタータ駆動可能回転速度上限値Ne_H(例えば、80r/min)までの駆動可能回転速度範囲内に含まれるか否かを判定する。
ここで、前述したように、スタータ200は、ピニオンギア201がリングギア115と噛み合って接点がオンすることでスタータモータ204に通電が開始されて回転駆動が始まる。そのため、エンジン101の始動時および再始動時において、スタータ200のピニオンギア201は、無回転状態でエンジン101のリングギア115と噛み合うこととなる。また、エンジン101の回転速度NEによっては、ピニオンギア201がリングギア115と噛み合うことが困難となる。したがって、ステップS204において、ピニオンギア201がリングギア115と噛み合うことが可能である駆動可能回転速度範囲内に、エンジン101の回転速度NEが含まれるか否かの判定が行われることとなる。
また、エンジン101のリングギア115がエンジン101のクランク軸に連結されているので、リングギア115の回転速度は、エンジン101の回転速度NEと同等となる。そのため、エンジン101の回転速度NEに基づいて、スタータ200の駆動許可判定が行われる。
そして、ステップS204において、ECU300は、エンジン101の回転速度NEが駆動可能回転速度範囲内に含まれている(すなわち、Yes)と判定した場合には、ステップS205へと進む。続いて、ステップS205において、ECU300は、駆動許可判定フラグF1をセットするともに(F1=1)、駆動禁止判定フラグF2をクリアして(F2=0)、ステップS207へと進む。なお、本実施の形態1において、フラグをセットするとは、フラグを「1」にすることを意味し、フラグをクリアするとは、フラグを「0」にすることを意味する。
一方、ステップS204において、ECU300は、エンジン101の回転速度NEが駆動可能回転速度範囲内に含まれていない(すなわち、No)と判定した場合には、ステップS206へと進む。続いて、ステップS206において、ECU300は、駆動許可判定フラグF1をクリアするともに(F1=0)、駆動禁止判定フラグF2をセットして(F2=1)、ステップS207へと進む。
次に、ステップS207において、ECU300は、入力されたクランク信号が逆回転クランク信号であるか否かを判定する。
なお、ECU300は、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)が1以上であるか否かを判定することにより、入力されたクランク信号が逆回転クランク信号であるか否かを判定してもよい。すなわち、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)が1以上である場合には、入力されたクランク信号が逆回転クランク信号であると判定されることとなる。また、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)が0である場合には、入力されたクランク信号が正回転クランク信号であると判定されることとなる。
ここで、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)とは、初期値が0であり、逆回転クランク信号が入力されて初めてカウントアップされる情報である。また、エンジン101の回転状態が正回転状態の場合(すなわち、入力されたクランク信号が逆回転クランク信号でないと判定される場合)には、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)がカウントアップされることはない。
そして、ステップS207において、ECU300は、入力されたクランク信号が逆回転クランク信号でない(すなわち、No)と判定した場合には、ステップS225へと進む。また、ステップS225において、ECU300は、前回処理時の逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n−1)と、今回処理時の逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)とをクリアすることによって、両方とも0にして、一連の処理を終了し、次の処理へと進む。
なお、以降では、今回処理時の逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)を、単に、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)と称し、前回処理時の逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n−1)を、単に、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n−1)と称す。一方、ステップS207において、ECU300は、入力されたクランク信号が逆回転クランク信号である(すなわち、Yes)と判定した場合には、ステップS208へと進む。
次に、ステップS208において、ECU300は、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)の演算を行い、ステップS209へと進む。具体的には、ECU300は、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n−1)を、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)に置き換える(REV_CRK(n−1)=REV_CRK(n))。さらに、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)を1だけカウントアップする(REV_CRK(n)=REV_CRK(n)+1)。
次に、ステップS209において、ECU300は、入力されるクランク信号が初回の逆回転クランク信号であるか否かを判定する。具体的には、ECU300は、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n−1)が0であり、かつ、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)が1である場合には、入力されるクランク信号が初回の逆回転クランク信号であると判定する。一方、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n−1)が0でない、または、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)が1でない場合には、入力されるクランク信号が初回の逆回転クランク信号でないと判定する。
そして、ステップS209において、ECU300は、入力されるクランク信号が初回の逆回転クランク信号でない(すなわち、No)と判定した場合には、ステップS212へと進む。なお、2回目以降の逆回転クランク信号が入力されている場合、入力されるクランク信号が初回の逆回転クランク信号でないと判定される。
次に、ステップS212において、ECU300は、最新の逆回転クランク信号が入力された入力時刻と、逆回転クランク信号が1回前に入力された入力時刻とから、クランク信号間の時間間隔t_crk(n)を算出して、ステップS213へと進む。なお、前述したように、初回の逆回転クランク信号が入力された時刻が逆回転開始時刻となるので、2回目の逆回転クランク信号が入力されることによって、クランク信号間の時間間隔t_crk(n)が初めて演算される。
一方、ステップS209において、ECU300は、入力されるクランク信号が初回の逆回転クランク信号である(すなわち、Yes)と判定した場合には、ステップS210へと進み、駆動禁止経験フラグF3が「0」であるか否かを判定する。
そして、ステップS210において、ECU300は、駆動禁止経験フラグF3が「1」である(すなわち、No)と判定した場合には、ステップS213へと進む。具体的には、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)が1であり、ステップS210を2回目以降に演算する場合には、駆動禁止経験フラグF3が「1」である。
一方、ステップS210において、ECU300は、駆動禁止経験フラグF3が「0」である(すなわち、Yes)と判定した場合には、ステップS211へと進む。具体的には、ステップS210を初回に演算する場合(すなわち、入力されるクランク信号が初回の逆転クランク信号である場合)には、駆動禁止経験フラグF3が「0」である。
次に、ステップS211において、ECU300は、駆動許可判定フラグF1をクリアして(F1=0)、駆動禁止判定フラグF2をセットして(F2=1)、駆動禁止経験フラグF3をセットして(F3=1)、ステップS213へと進む。
次に、ステップS213において、ECU300は、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)が2であるか否かを判定する。そして、ステップS213において、ECU300は、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)が2でない(すなわち、No)と判定した場合には、ステップS219へと進む。
具体的には、入力されるクランク信号が初回の逆回転クランク信号である場合には、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)が1であるので、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)が2でないと判定されることとなる。
一方、ステップS213において、ECU300は、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)が2である(すなわち、Yes)と判定した場合には、ステップS214へと進む。
具体的には、入力されるクランク信号が2回目の逆転クランク信号である場合には、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)が2であるので、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)が2であると判定されることとなる。
次に、ステップS214において、ECU300は、計測タイマのカウントアップを行い、ステップS215へと進む。なお、この計測タイマは、2回目の逆回転クランク信号が入力された後にカウントアップされるタイマであり、具体的には、2回目の逆回転クランク信号が入力された時刻からの経過時間t_ctを計測する。なお、以降では、計測タイマが計測する2回目の逆回転クランク信号が入力された時刻からの経過時間t_ctを、タイマ計測時間t_ctと称す。
次に、ステップS215において、ECU300は、ステップS212で算出したクランク信号間の時間間隔t_crk(n)が駆動許可下限値相当時間T_lよりも大きいか否かを判定する。
なお、駆動許可下限値相当時間T_lは、スタータ200の駆動可能回転速度に基づいて設定され、ECU300内のROM303にあらかじめ記憶されている。具体的には、駆動許可下限値相当時間T_lは、クランク信号毎の回転角度(クランク角度間の所定角度)を用いて、スタータ200の駆動可能回転速度の時間換算値から設定される。例えば、スタータ200のスタータ駆動可能回転速度下限値Ne_Lが−60r/minであり、クランク信号毎の回転角度が10度である場合、駆動許可下限値相当時間T_lは、約28msecとなる。
そして、ステップS215において、ECU300は、クランク信号間の時間間隔t_crk(n)が駆動許可下限値相当時間T_lよりも大きい(すなわち、Yes)と判定した場合には、ステップS216へと進む。
次に、ステップS216において、ECU300は、タイマ計測時間t_ctがクランク信号間の時間間隔t_crk(n)以上であるか否かを判定する。
そして、ステップS216において、ECU300は、タイマ計測時間t_ctがクランク信号間の時間間隔t_crk(n)以上である(すなわち、Yes)と判定した場合には、ステップS218へと進む。一方、ステップS216において、ECU300は、タイマ計測時間t_ctがクランク信号間の時間間隔t_crk(n)未満である(すなわち、No)と判定した場合には、一連の処理を終了し、次の処理へと進む。
また、ステップS215において、ECU300は、クランク信号間の時間間隔t_crk(n)が駆動許可下限値相当時間T_l以下(すなわち、No)と判定した場合には、ステップS217へと進む。
次に、ステップS217において、ECU300は、タイマ計測時間t_ctが駆動許可下限値相当時間T_lよりも大きいか否かを判定する。
そして、ステップS217において、ECU300は、タイマ計測時間t_ctが駆動許可下限値相当時間T_lよりも大きい(すなわち、Yes)と判定した場合には、ステップS218へと進む。一方、ステップS217において、ECU300は、タイマ計測時間t_ctが駆動許可下限値相当時間T_l以下である(すなわち、No)と判定した場合には、一連の処理を終了し、次の処理へと進む。
次に、ステップS218において、ECU300は、駆動許可判定フラグF1をセットして(F1=1)、駆動禁止判定フラグF2をクリアして(F2=0)、計測タイマをクリアして(t_ct=0)、一連の処理を終了し、次の処理へと進む。
一方、ステップS213において、ECU300は、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)が2でない(すなわち、No)と判定した場合には、ステップS219へと進み、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)が3以上であるか否かを判定する。そして、ステップS219において、ECU300は、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)が3以上である(すなわち、Yes)と判定した場合には、ステップS220へと進む。
次に、ステップS220において、ECU300は、クランク信号間の時間間隔t_crk(n)がクランク信号間の時間間隔t_crk(n−1)よりも大きいか否かを判定する。なお、クランク信号間の時間間隔t_crk(n−1)とは、クランク信号間の時間間隔t_crk(n)が演算されるよりも1回前に演算されたものである。
そして、ステップS220において、ECU300は、クランク信号間の時間間隔t_crk(n)がクランク信号間の時間間隔t_crk(n−1)未満である(すなわち、No)と判定した場合には、一連の処理を終了し、次の処理へと進む。
一方、ステップS220において、ECU300は、クランク信号間の時間間隔t_crk(n)がクランク信号間の時間間隔t_crk(n−1)よりも大きい(すなわち、Yes)と判定した場合には、ステップS221へと進む。
次に、ステップS221において、ECU300は、クランク信号間の時間間隔t_crk(n)が駆動許可下限値相当時間T_l以上であるか否かを判定する。そして、ステップS221において、ECU300は、クランク信号間の時間間隔t_crk(n)が駆動許可下限値相当時間T_l未満である(すなわち、No)と判定した場合には、一連の処理を終了し、次の処理へと進む。
一方、ステップS221において、ECU300は、クランク信号間の時間間隔t_crk(n)が駆動許可下限値相当時間T_l以上である(すなわち、Yes)と判定した場合には、ステップS222へと進む。
次に、ステップS222において、ECU300は、駆動許可判定フラグF1をセットして(F1=1)、駆動禁止判定フラグF2をクリアして(F2=0)、計測タイマをクリアして(t_ct=0)、一連の処理を終了し、次の処理へと進む。
一方、ステップS219において、ECU300は、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)が3未満である(すなわち、No)と判定した場合には、ステップS223へと進み、内燃機関(エンジン101)が停止しているか否かを判定する。具体的には、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(n)が1の場合(すなわち、入力されるクランク信号が初回の逆回転クランク信号である場合)にステップS223が実行されることとなる。
そして、ステップS223において、ECU300は、エンジン101が停止していない(すなわち、No)と判定した場合には、一連の処理を終了し、次の処理へと進む。なお、この場合、スタータ200の駆動禁止状態が継続されることとなる。
一方、ステップS223において、ECU300は、エンジン101が停止している(すなわち、Yes)と判定した場合には、ステップS224へと進む。
次に、ステップS224において、ECU300は、駆動許可判定フラグF1をセットして(F1=1)、駆動禁止判定フラグF2をクリアして(F2=0)、計測タイマをクリアして(t_ct=0)、一連の処理を終了し、次の処理へと進む。
なお、ステップS201〜S206までの処理は、ECU300内のROM303に格納されている駆動許可判定部によって実行される。また、ステップS207〜S211までの処理は、ECU300内のROM303に格納されている駆動禁止判定部によって実行される。さらに、ステップS212〜S225までの処理は、ECU300内のROM303に格納されている駆動禁止解除部によって実行される。
次に、本実施の形態1における内燃機関の自動停止再始動装置が各時刻において行う動作について、図5および図6のタイミングチャートを参照しながら説明する。図5は、本実施の形態1における内燃機関の自動停止再始動装置が各時刻において行う動作の一例を示す説明図である。図6は、本実施の形態1における内燃機関の自動停止再始動装置が各時刻において行う動作の別例を示す説明図である。
なお、図5および図6においては、特に、自動停止中におけるエンジン101の回転速度NEの低下中に、本実施の形態1における内燃機関の自動停止再始動装置がエンジン101に対して行う駆動禁止状態の解除動作が中心に示されている。
図5および図6には、クランク角度センサ113の出力信号(A)、回転速度NE(B)、クランクカウンタCRK(C)、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(D)、クランク信号間の時間間隔t_crk(E)、計測タイマによるタイマ計測時間t_ct(F)、駆動許可判定フラグF1(G)、駆動禁止判定フラグF2(H)および駆動禁止経験フラグF3(I)の経時変化が示されている。
なお、回転速度NE(B)の記載について、実線は、ECU300によって演算された回転速度NE(回転速度演算結果)を示し、点線は、内燃機関の実際の回転速度を示す。また、内燃機関の逆回転時の回転速度を便宜上、マイナスで表記している。
ここで、前述したように、クランク角度センサ113の出力信号は、エンジン101の回転状態が正回転状態と逆回転状態との場合に応じて変化する。したがって、このようなクランク角度センサ113の出力信号に基づき、ECU300によって演算された各演算値は、図5および図6に示すような挙動を示す。
まず、図5のタイミングチャートについて説明する。図5に示すように、時刻T1よりも前の時刻において、時間が時刻T1に進むにしたがって、クランク角度センサ113の出力信号におけるクランク信号間の時間間隔t_crkが長くなっていく。
このような場合、この時間間隔t_crkに応じて、エンジン101の回転速度NEが低下していくとともに、クランクカウンタCRKが所定値ずつ加算されていく。また、エンジン101の回転状態が正回転状態であり、回転速度NEがスタータ200の駆動可能回転速度範囲内に含まれていない。したがって、駆動許可判定フラグF1が「0」となり、駆動禁止判定フラグF2が「1」となるので、スタータ200が駆動禁止状態となる。また、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK等が変化しない。
時刻T1において、エンジン101の回転速度NEがスタータ駆動可能回転速度上限値Ne_H以下になる。このような場合、駆動許可判定フラグF1が「1」となり、駆動禁止判定フラグF2が「0」となるので、スタータ200が駆動許可状態となる。なお、スタータ200が駆動許可状態となるとともに、前述した再始動要件が成立すれば、スタータ200が駆動することとなる。
時刻T2において、クランク角度センサ113の出力信号が初回の逆回転クランク信号となる。このような場合、クランクカウンタCRKが所定値だけ減算されるとともに、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRK(D)が0から1にカウントアップされる。また、駆動許可判定フラグF1が「0」となり、駆動禁止判定フラグF2が「1」となるので、スタータ200が駆動禁止状態となる。また、駆動禁止経験フラグF3が「1」となる。なお、図5に示すように、クランク角度センサ113の出力信号が初回の逆回転クランク信号となる時刻T2以降においては、スタータ200が駆動禁止状態となる。
時刻T3において、クランク角度センサ113の出力信号が2回目の逆回転クランク信号となる。このような場合、クランクカウンタCRKが所定値だけ減算されるとともに、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRKが1から2にカウントアップされる。また、1回目の逆回転クランク信号と、2回目の逆回転クランク信号とのクランク信号間の時間間隔t_crk(以降では、時間間隔t_crk(1,2)と称す)が演算されるとともに、計測タイマのカウントアンプが開始される。
ここで、2回目の逆回転クランク信号が入力される時刻T3では、時間間隔t_crk(1,2)が演算され、前述したように、駆動許可下限値相当時間T_lとの大きさの比較が行われる。そして、この比較結果に応じて、駆動禁止解除判定時間が決定される。なお、図5においては、時間間隔t_crk(1,2)が駆動許可下限値相当時間T_lよりも小さいので、駆動禁止解除判定時間は、駆動許可下限値相当時間T_lに相当する。
時刻T4において、計測タイマが計測する、時刻T3からの経過時間t_ctが駆動禁止解除判定時間である駆動許可下限値相当時間T_l以上になる。このような場合、駆動許可判定フラグF1が「1」となり、駆動禁止判定フラグF2が「0」となるので、スタータ200が駆動許可状態となる。すなわち、3回目の逆回転クランク信号が入力される時刻T5よりも早い時刻T4において、スタータ200の駆動禁止状態が解除されることとなる。また、計測タイマがクリアされる(t_ct=0)。
なお、時刻T3から駆動禁止解除判定時間以上となる時刻T4以降においては、スタータ200は、再度、駆動許可状態となり、前述した再始動要件が成立すれば、スタータ200が駆動することとなる。
このように、図5においては、2回目の逆回転クランク信号が入力される時刻T3における回転速度NEがスタータ駆動可能回転速度下限値Ne_Lよりも速く回転している場合を例示している。
ここで、2回目の逆回転クランク信号が入力されてから駆動許可下限値相当時間T_lが経過する間に3回目の逆回転クランク信号が入力されれば、エンジン101の実際の回転速度がスタータ駆動可能回転速度下限値Ne_Lよりも速い速度で逆回転していることとなる。このような場合、エンジン101の実際の回転速度が駆動可能回転速度範囲内に含まれていないので、スタータ200の駆動禁止状態が解除されない。
これに対して、2回目の逆回転クランク信号が入力されてから駆動許可下限値相当時間T_lが経過する間に3回目の逆回転クランク信号が入力されなければ、エンジン101の実際の回転速度が駆動許可下限値相当時間T_lの経過時に、スタータ駆動可能回転速度下限値Ne_Lよりも遅い速度で逆回転していることとなる。このような場合、エンジン101の実際の回転速度は回転速度ピークを過ぎて、駆動可能回転速度範囲内に含まれているので、スタータ200の駆動禁止状態が解除される。
以上より、このような場合、ECU300は、従来技術と異なり、時刻T4において、エンジン101の回転速度NEの演算結果に基づいて、回転速度ピークを検出しなくても、スタータ200の駆動禁止状態を解除することができる。すなわち、ECU300は、逆回転クランク信号が2回入力されるだけで、エンジン101の回転状態に応じて、スタータ200の駆動禁止状態を適切に解除することができる。
次に、図6のタイミングチャートについて説明する。なお、図6において、時刻T1よりも前の時刻から時刻T3までの期間においては、先の図5について説明した上記内容と同様であるので、説明を省略する。
時刻T3において、クランク角度センサ113の出力信号が2回目の逆回転クランク信号となる。このような場合、クランクカウンタCRKが所定値だけ減算されるとともに、逆回転クランクパルスカウンタREV_CRKが1から2にカウントアップされる。また、クランク信号間の時間間隔t_crkが演算されるとともに、計測タイマのカウントアンプが開始される。
ここで、2回目の逆回転クランク信号が入力される時刻T3では、時間間隔t_crk(1,2)が演算され、前述したように、駆動許可下限値相当時間T_lとの大きさの比較が行われる。そして、この比較結果に応じて、駆動禁止解除判定時間が決定される。なお、図6においては、先の図5と異なり、時間間隔t_crk(1,2)が駆動許可下限値相当時間T_l以上であるので、駆動禁止解除判定時間は、時間間隔t_crk(1,2)に相当する。
時刻T4において、計測タイマが計測する、時刻T3からの経過時間t_ctが駆動禁止解除判定時間である時間間隔t_crk(1,2)以上になる。このような場合、駆動許可判定フラグF1が「1」となり、駆動禁止判定フラグF2が「0」となるので、スタータ200が駆動許可状態となる。すなわち、3回目の逆回転クランク信号が入力される時刻よりも早い時刻T4において、スタータ200の駆動禁止状態が解除されることとなる。また、計測タイマがクリアされる(t_ct=0)。
なお、時刻T3から駆動禁止解除判定時間以上となる時刻T4以降においては、スタータ200は、再度、駆動許可状態となり、前述した再始動要件が成立すれば、スタータ200が駆動することとなる。
このように、図6においては、2回目の逆回転クランク信号が入力される時刻T3における回転速度NEがスタータ駆動可能回転速度下限値Ne_Lよりも遅く回転している場合を例示している。
ここで、2回目の逆回転クランク信号が入力されてから時間間隔t_crk(1,2)が経過する間に3回目の逆回転クランク信号が入力されれば、エンジン101の実際の回転速度が時刻T3における回転速度NEよりも速い速度で逆回転していることとなる。このような場合、エンジン101の実際の回転速度は回転速度ピークに到達していないのでスタータ200の駆動禁止状態が解除されない。
これに対して、2回目の逆回転クランク信号が入力されてから時間間隔t_crk(1,2)が経過する間に3回目の逆回転クランク信号が入力されなければ、エンジン101の実際の回転速度が時間間隔t_crk(1,2)の経過時に、時刻T3における回転速度NEよりも遅い速度で逆回転していることとなる。このような場合、エンジン101の実際の回転速度は回転速度ピークを過ぎているので、スタータ200の駆動禁止状態が解除される。
以上より、ECU300は、従来技術と異なり、3回目の逆回転クランク信号が入力される時刻において、エンジン101の回転速度NEの演算に基づいて、回転速度ピークを検出しなくても、スタータ200の駆動禁止状態を解除することができる。すなわち、ECU300は、逆回転クランク信号が2回入力されるだけで、エンジン101の回転状態に応じて、スタータ200の駆動禁止状態を適切に解除することができる。
このように、ECU300は、初回の逆回転クランク信号と、2回目の逆回転クランク信号とのクランク信号間の時間間隔t_crk(時刻T2と、時刻T3との時間間隔)と、スタータ駆動可能回転速度下限値Ne_Lに対応した駆動許可下限値相当時間T_lとに応じて設定した駆動禁止解除判定時間が3回目の逆回転クランク信号が入力される前に経過すれば、スタータ200の駆動禁止状態を解除する。
これにより、エンジン101が逆回転状態となった後の回転状態に応じて、速やかにスタータ200の駆動禁止状態を解除することができる。
また、ECU300は、初回の逆回転クランク信号と、2回目の逆回転クランク信号とのクランク信号間の時間間隔t_crkが駆動許可下限値相当時間T_lよりも小さい場合には、計測タイマが計測する経過時間t_ctが駆動許可下限値相当時間T_lに達すれば、スタータ200の駆動禁止状態を解除する。一方、初回の逆回転クランク信号と、2回目の逆回転クランク信号とのクランク信号間の時間間隔t_crkが、駆動許可下限値相当時間T_l以上の場合には、計測タイマが計測する経過時間t_ctがこの時間間隔t_crkに達すれば、スタータ200の駆動禁止状態を解除する。
これにより、3回目の逆回転クランク信号が入力される時刻よりも早い時刻において、スタータ200の駆動禁止状態を、エンジン101の回転状態に応じて適切に解除することができることとなるので、駆動禁止状態の時間が必要以上に長くなることがない。
また、ECU300は、クランク角度センサの出力信号の変化によって、エンジン101の回転状態が正回転状態であるか、逆回転状態であるかを判定している。これにより、エンジン101の回転状態が正確に検出されることとなるので、例えば、スタータ200の駆動禁止状態を解除すべきではないような回転状態の場合において、誤って解除するといった誤動作が発生しない。
以上、本実施の形態1によれば、初回の逆回転クランク信号が検出された時刻と、2回目の逆回転クランク信号が検出された時刻との時間間隔と、スタータ駆動可能回転速度下限値に対応した駆動許可下限値相当時間とに応じて設定した駆動禁止解除判定時間が3回目の逆回転クランク信号が入力される前に経過すれば、スタータの駆動禁止状態を解除する。これにより、内燃機関の回転状態に応じて適切にスタータの駆動禁止状態を解除することができるとともに、スタータの駆動禁止状態の時間を短縮することができ、再始動要件が成立すれば速やかにスタータの駆動を行い、内燃機関を再始動させることができる。
なお、本実施の形態1では、逆回転クランク信号の検出結果から内燃機関の回転状態が逆回転状態に変化したと判定された後に、スタータが駆動禁止状態になる場合を例示して説明したが、これに限定されない。すなわち、本願発明は、内燃機関の回転速度の演算結果から内燃機関の回転状態が正回転状態から逆回転状態に変化すると判定された後にスタータが駆動禁止状態になる場合であっても、本願発明を適用でき、同様の効果が得られる。
101 内燃機関(エンジン)、102 エアフィルタ、103 吸気温度センサ、104 エアフロセンサ、105 モータ、106 スロットル弁、107 スロットル開度センサ、108 吸気管圧力センサ、109 サージタンク、110 吸気管、111 吸気マニホルド、112 燃料噴射弁、113 クランク角度センサ、114 排気管、115 リングギア、200 スタータ、201 ピニオンギア、202 ソレノイド、203 プランジャ、204 スタータモータ、300 エンジンコントロールユニット(ECU)、301 入出力インターフェース、302 CPU、303 ROM、304 RAM、305 駆動回路、400 バッテリ。

Claims (3)

  1. 内燃機関を自動停止させるための自動停止要件が成立する場合に、前記内燃機関を停止させ、前記自動停止要件が成立した後に前記内燃機関を再始動させるための再始動要件が成立する場合に、前記内燃機関を再始動させる内燃機関の自動停止再始動装置であって、
    前記内燃機関を始動するためのスタータと、
    前記内燃機関のクランク角度を検出するクランク角度検出部の出力信号であるクランク信号に基づいて、前記内燃機関の回転速度を演算する回転速度演算部と、
    前記クランク角度検出部が出力した前記クランク信号が内燃機関の回転状態が正回転状態の場合に対応した正回転クランク信号であるか逆回転状態の場合に対応した逆回転クランク信号であるかを判定する回転方向判定部と、
    前記回転速度演算部が演算した前記回転速度が、あらかじめ規定される、スタータ駆動可能回転速度下限値からスタータ駆動可能回転速度上限値までの駆動可能回転速度範囲内に含まれていない場合において前記スタータを駆動禁止状態にするとともに、前記クランク角度検出部が出力したクランク信号が前記正回転クランク信号から前記逆回転クランク信号に変化した場合において前記スタータを駆動禁止状態にする駆動禁止判定部と、
    前記クランク角度検出部が、前記正回転クランク信号から前記逆回転クランク信号に変化した際の最初の前記逆回転クランク信号である第1回目の逆回転クランク信号に続いて第2回目の逆回転クランク信号を出力した場合に、前記第1回目の逆回転クランク信号が入力された第1時刻と、前記第2回目の逆回転クランク信号が入力された第2時刻との時間間隔を演算し、演算した前記時間間隔と、前記スタータ駆動可能回転速度下限値でクランク信号毎の回転角度分だけ前記内燃機関が回転する際にかかる時間に相当する駆動許可下限値相当時間とに応じて設定した駆動禁止解除判定時間が、前記第2時刻から経過するまでの間に、前記第2回目の逆回転クランク信号に続いて3回目の逆回転クランク信号が入力されなければ、前記駆動禁止状態を解除する駆動禁止解除部と、
    前記再始動要件が成立し、前記スタータが駆動禁止状態ではない場合に、前記スタータの駆動を行い、前記内燃機関を再始動させる再始動制御部と、
    を備え、
    前記駆動禁止解除部は、
    前記時間間隔が前記駆動許可下限値相当時間よりも小さい場合には、前記駆動許可下限値相当時間を前記駆動禁止解除判定時間として設定し、前記時間間隔が前記駆動許可下限値相当時間以上の場合には、前記時間間隔を前記駆動禁止解除判定時間として設定する
    内燃機関の自動停止再始動装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の自動停止再始動装置において、
    前記回転方向判定部は、
    前記クランク角度検出部が出力するクランク信号が各周期でLOW値を取り得る合計時間であるLOW時間に応じて、前記クランク信号が前記正回転クランク信号であるか前記逆回転クランク信号であるかを判定する
    内燃機関の自動停止再始動装置。
  3. 内燃機関を始動するためのスタータを備えた内燃機関の自動停止再始動装置において、エンジンコントロールユニット(ECU)により実行される内燃機関の自動停止再始動方法であって、
    内燃機関を自動停止させるための自動停止要件が成立する場合に、前記内燃機関を停止させる自動停止制御ステップと、
    前記内燃機関のクランク角度を検出するクランク角度検出部の出力信号であるクランク信号に基づいて前記内燃機関の回転速度を演算する回転速度演算ステップと、
    前記回転速度演算ステップで演算した前記回転速度が、あらかじめ規定される、スタータ駆動可能回転速度下限値からスタータ駆動可能回転速度上限値までの駆動可能回転速度範囲内に含まれていない場合において前記スタータを駆動禁止状態にするとともに、前記クランク角度検出部が出力したクランク信号が正回転クランク信号から逆回転クランク信号に変化した場合において前記スタータを駆動禁止状態にする駆動禁止判定ステップと、
    前記クランク角度検出部が、前記正回転クランク信号から変化した際の最初の前記逆回転クランク信号である第1回目の逆回転クランク信号に続いて第2回目の逆回転クランク信号を出力した場合に、前記第1回目の逆回転クランク信号が出力された第1時刻と、前記第2回目の逆回転クランク信号が出力された第2時刻との時間間隔を演算し、演算した前記時間間隔と、前記スタータ駆動可能回転速度下限値でクランク信号毎の回転角度分だけ前記内燃機関が回転する際にかかる時間に相当する駆動許可下限値相当時間とに応じて設定した駆動禁止解除判定時間が、前記第2時刻から経過するまでの間に、前記第2回目の逆回転クランク信号に続いて3回目の逆回転クランク信号が出力されなければ、前記駆動禁止状態を解除する駆動禁止解除ステップと、
    前記自動停止要件が成立した後に前記内燃機関を再始動させるための再始動要件が成立し、前記スタータが駆動禁止状態ではない場合に、前記スタータの駆動を行い、前記内燃機関を再始動させる再始動制御ステップと、
    を備え、
    前記駆動禁止解除ステップにおいて、
    前記時間間隔が前記駆動許可下限値相当時間よりも小さい場合には、前記駆動許可下限値相当時間を前記駆動禁止解除判定時間として設定し、前記時間間隔が前記駆動許可下限値相当時間以上の場合には、前記時間間隔を前記駆動禁止解除判定時間として設定する
    内燃機関の自動停止再始動方法。
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