JPWO2013128555A1 - タスク管理方法及びタスク管理装置 - Google Patents

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Abstract

複数のオペレータに対するタスクの割当てを行うタスク管理装置が構築される。タスク管理装置は、タスク発生時の状況に応じて値が定まり当該タスクの対象に関係する作業対象情報を発生したタスクごとに含むタスク情報を記憶する。タスク管理装置は、タスク情報に基づいて、オペレータごとに、新たに発生した第一のタスクと当該オペレータに既に割当てられている第二のタスクとの間のタスク類似度を算出し、オペレータごとに算出されたタスク類似度に基づく割当て優先度に基づいて、第一のタスクの割当て先とするオペレータを決定する。

Description

本発明は、複数のオペレータに対するタスクを割当てるタスク管理装置におけるタスクの管理技術に関する。
複数のオペレータに対するタスクを割当てる技術として、例えば、タスクの類似度及びオペレータのスキルに基づいてタスクの割当て先を決定する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、ワークフロー実行時に動的にワークフローモデルを構成するワークフロー管理システムが開示されている。このワークフロー管理システムは、人材もしくはタスクの検索要求時に、作業中タスクからタスク名および詳細情報を取得するタスク情報取得手段と、同検索要求時に、スキル名を含むスキルプロファイル情報を入力するスキルプロファイル情報入力手段と、タスク情報に基づいて類似する既存タスクを検索する類似タスク検索手段と、検索されたタスクの関係者を取得する関係者取得手段と、当該関係者取得手段により検索された関係者につき、スキルプロファイル情報との整合性をチェックするチェック手段と、スキルプロファイル情報に基づいて共通するスキルを有する人材を検索するスキル検索手段と、人材もしくはタスクのランキングポイントを計算し、上位から優先して提示する統合手段とを備える。
特開2009−223832号公報
特許文献1に開示された技術では、タスクの類似度及びオペレータのスキルに基づいてタスクの割当て先となるオペレータが決定される。具体的には、割当て先となるオペレータが割当て対象のタスクを遂行するスキルを有していること、及び、割当て先となるオペレータに既に割当てられているタスク(割当て先となるオペレータが有しているタスク)と割当て対象のタスクとの間の類似度が高いことを基準として、タスクの割当て先が決定される。特許文献1に開示された技術では、割当て対象のタスクと既存のタスクとの間の類似度は、割当て対象のタスクが発生する前に予め定義された静的な情報に基づいて算出される。
類似するタスクを同一のオペレータに処理させることによって、タスクに対する作業効率を向上させようとする場合において、タスク同士がどの程度類似するかといったタスクの類似判断が重要であるので、タスクの類似判断の精度を向上することが要請されている。
また、複数のオペレータに対してタスクを割当てる場合においては、タスクに対する作業効率は、割当てられるタスクが類似するか否かだけではなく、様々な状況の影響を受ける。
複数のオペレータに対するタスクの割当てを行うタスク管理装置が構築される。タスク管理装置は、タスク発生時の状況に応じて値が定まり当該タスクの対象に関係する作業対象情報を発生したタスクごとに含むタスク情報を記憶する。タスク管理装置は、タスク情報に基づいて、オペレータごとに、新たに発生した第一のタスクと当該オペレータに既に割当てられている第二のタスクとの間のタスク類似度を算出し、オペレータごとに算出されたタスク類似度に基づく割当て優先度に基づいて、第一のタスクの割当て先とするオペレータを決定する。
図1は、実施例1に係るクライアント管理システムの構成図である。 図2は、実施例1に係るオペレータ情報の一例を示す図である。 図3は、実施例1に係るタスク情報の一例を示す図である。 図4は、実施例1に係る経過時間リミット情報の一例を示す図である。 図5は、実施例1に係る要注意タスク情報の一例を示す図である。 図6は、実施例1に係る推奨タスク情報の一例を示す図である。 図7は、実施例1に係るタスク履歴情報の一例を示す図である。 図8は、実施例1に係るタスクの割当て及び推奨処理のフローチャートである。 図9は、実施例1に係る新規タスクの割当て処理のフローチャートである。 図10は、実施例1に係る最大類似度の算出処理のフローチャートである。 図11は、実施例1に係る類似度算出処理のフローチャートである。 図12は、実施例1に係るタスク保有率の算出処理のフローチャートである。 図13は、実施例1に係る動的重み付け類似度の算出処理のフローチャートである。 図14は、実施例1に係る動的重み付け類似度の算出処理の具体例を説明する図である。 図15は、実施例1に係る要注意タスクの抽出処理のフローチャートである。 図16は、実施例1に係る要注意タスクの推奨処理のフローチャートである。 図17は、実施例1に係るタスク着手時の処理のフローチャートである。 図18は、実施例1に係るタスク完了時の処理のフローチャートである。 図19は、実施例1に係るタスク管理状況の表示処理のフローチャートである。 図20は、実施例1に係るタスク管理状況表示画面の一例を示す図である。 図21は、実施例1に係るパラメータ設定画面の一例を示す図である。 図22は、実施例2に係るワークフロー管理システムの構成図である。 図23は、実施例2に係るオペレータ情報の一例を示す図である。 図24は、実施例2に係るテンプレートタスク情報の一例を示す図である。 図25は、実施例2に係るワークフロー情報の一例を示す図である。 図26は、実施例2に係るタスクインスタンス情報の一例を示す図である。 図27は、実施例2に係るタスク履歴情報の一例を示す図である。 図28は、実施例2に係るタスクの割当て及び推奨処理のフローチャートである。 図29は、実施例2に係る手動タスクの割当て処理のフローチャートである。 図30は、実施例2に係る最大類似度の算出処理のフローチャートである。
幾つかの実施例について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施例は請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施例の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。これらの図面において、複数の図を通じて同一の符号は同一の構成要素を示している。
なお、以後の説明では「aaa情報」、の表現にて説明するが、これら情報は、テーブル、リスト、DB、キュー、等のデータ構造で表現されていてもよい。
さらに、各情報の内容を説明する際に、「識別情報」、「識別子」、「名」、「名前」、「ID」という表現を用いるが、これらについてはお互いに置換が可能である。
以後の説明では「プログラム」を主語として説明を行う場合があるが、プログラムは、プロセッサによって実行されることで定められた処理をメモリ及び通信ポート(通信I/F)を用いながら行うため、プロセッサを主語とした説明としてもよい。また、プログラムを主語として開示された処理は管理用サーバ計算機等の計算機が行う処理としてもよい。また、プログラムをプロセッサが実行することによって行われる処理の一部または全てはハードウェア回路によって実現されてもよい。また、各種プログラムは、プログラム配布サーバや、計算機が読み取り可能な記憶メディアによって各計算機にインストールされてもよい。
以下、実施例の説明において用いる主要な用語の説明を行う。
(1)「タスク」とは、コンピュータシステムを利用した管理業務(具体的には、クライアント管理、運用管理等)における人間が行う作業、例えば、管理業務で発生したイベントに対処する作業のことをいう。或るクライアントが、許可されていないソフトウェアをコンピュータにインストールして利用している場合を例に挙げれば、その許可されていないソフトウェアを利用しているという事象がイベントであり、そのイベントに対処する作業、例えば、そのソフトウェアの利用が許可されていない旨をそのクライアントへ伝え、そのソフトウェアをコンピュータからアンインストールさせる作業がタスクである。また、或るプリンタに故障が発生した場合を例に挙げれば、そのプリンタの故障という事象がイベントであり、その故障に対処する作業、例えば、そのプリンタの管理者に故障した旨を伝え或いは自らが修理する作業がタスクである。イベントは、例えば、計算機によって自動的に検出される。
(2)「オペレータ」とは、タスクを実施する者のことをいう。管理業務では、例えば管理者又は作業者がオペレータである。
(3)「作業対象情報」とは、タスクの対象となる人や物に関する情報のことをいう。例えば、上記した許可されていないソフトウェアの利用の例でいえば、その許可されていないソフトウェアをインストールしたクライアント及びインストールされたコンピュータが、タスクの対象となる人や物であり、それらに関する情報が作業対象情報である。この場合、作業対象情報には、例えば、その許可されていないソフトウェアをインストールしたクライアントの名称、そのクライアントが属する組織、その許可されていないソフトウェアがインストールされたコンピュータの名称、そのコンピュータに搭載されているOS(オペレーティングシステム)、そのコンピュータの操作ログ等が含まれる。また、上記したプリンタの故障の例でいえば、その故障したプリンタ及びその故障したプリンタの管理者がタスクの対象となる人や物であり、それらに関する情報が作業対象情報である。この作業対象情報は、タスク発生時の状況に応じてその値が定まる。上記したプリンタの故障の例でいえば、プリンタが属する組織やプリンタの管理者は変更されることがあり、常に同じではないため、特定の組織や特定の管理者に予め定めることはできない。これに対して、プリンタの故障に対処するというタスクが発生した時点においては、プリンタが属する組織、プリンタの管理者が特定されることとなる。
(4)「タスク基本情報」とは、タスクの発生日時、タスクの属するカテゴリ、タスクの重大度、タスクの内容、タスクの手順等のタスクそれ自体の情報のことをいう。タスク基本情報は、作業対象情報とは区別される。
(5)「タスク情報」とは、タスク基本情報及び作業対象情報を含めたタスクに関する情報のことをいう。
(6)「タスク項目」とは、タスク情報の各情報項目のことをいう。
(7)「新規タスク」とは、新たに発生したタスクであり、オペレータへの割当てが未だ行われていないタスク、すなわち、担当するオペレータが未だ定まっていないタスクのことをいう。
(8)「割当て済みタスク」とは、オペレータへの割当てが既に行われているタスク、すなわち、担当するオペレータが定まっているタスクのことをいう。
(9)「要注意タスク」とは、割当て済みタスクのうち、一定時間以上着手されない状態となっているタスクのことをいう。
(10)「経過時間リミット」とは、割当て済みタスクを要注意タスクとして判定する際の未着手の状態が続いている時間に対する基準となる時間のことをいう。経過時間リミットは、例えば、タスクの重大度に応じて、異なる値が設定される。
(11)「推奨タスク」とは、要注意タスクのうち、当該新規タスクが割当てられるオペレータに対して当該新規タスクと併せて実施することが推奨されるタスクのことをいう。なお、推奨タスクの担当オペレータは、新規タスク時に割当てられたオペレータのままであり、推奨されたオペレータに変更されることはない。
(12)「テンプレートタスク」とは、タスク基本情報のうちの事前に定義可能な情報(例えば、タスクの属するカテゴリ、タスクの重大度、タスクの内容等)が定義されるタスクのことをいう。テンプレートタスクは、ワークフローを定義するための構成要素となる。
(13)「ワークフロー」とは、テンプレートタスクの組合せによって定義される、或る目的を達成するためのタスク列のことをいう。なお、ワークフロー内のタスクは、そのタスク列の順に実施される。
(14)「タスクインスタンス」とは、テンプレートタスクに対応するタスクが実際に発生した場合におけるその発生したタスク、つまり、テンプレートタスクで定義されている情報(タスク発生前に予め定義可能な情報)に加えて、タスク発生時に特定される情報が含まれるタスクのことをいう。
図1は、実施例1に係るクライアント管理システムの構成図である。
クライアント管理システムは、本システム内の計算機、機器及びそれらを利用するクライアントを管理し、問題等が発生した場合にその問題等に対処するためのシステムである。クライアント管理システムは、クライアント管理を行う中で発生したタスクの管理、例えば、タスクのオペレータに対する割当てを行う。クライアント管理システムは、タスク管理装置の一例としての管理用サーバ計算機(管理サーバという。)100と、1つ以上の管理用クライアント計算機300と、1つ以上の管理対象機器200と、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク400とを有する。管理用サーバ計算機100、管理用クライアント計算機300及び管理対象機器200は、通信ネットワーク400を介して相互に接続される。
管理用クライアント計算機300は、管理対象となる計算機、或いは、管理対象となるクライアントが利用する計算機である。管理用クライアント計算機300は、例えば、パーソナルコンピュータ等である。管理対象機器200は、管理対象となる機器、或いは、管理対象となるクライアントが利用する機器である。管理対象機器200は、例えば、プリンタ、ストレージ等である。
管理サーバ100は、管理用クライアント計算機300、管理対象機器200及びそれらを利用するクライアントを管理する計算機である。管理サーバ100は、例えば、汎用的なコンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)103と、記憶資源101と、通信I/F(インターフェース)102と、図示しない入出力デバイスとを有する。記憶資源101は、メモリであってもよいし、ハードディスクドライブ(HDD)等の二次記憶装置であってもよいし、メモリ及び二次記憶装置を組み合わせたものであってもよい。CPU103、記憶資源101及び通信I/F102は、内部バスを介して相互に接続される。
記憶資源101は、タスク着手プログラム111と、イベント受信プログラム112と、タスク類似度算出プログラム113と、要注意タスク抽出プログラム114と、タスク完了プログラム115と、タスク管理状況表示プログラム116と、新規タスク割当てプログラム117と、要注意タスク推奨プログラム118とを記憶する。これらのプログラム111〜118は、CPU103により実行される。また、記憶資源101は、タスク情報121と、推奨タスク情報122と、オペレータ情報123と、要注意タスク情報124と、タスク履歴情報125と、経過時間リミット情報126とを記憶する。これらの情報121〜126については、後に図面を参照して説明する。
通信I/F102は、通信ネットワーク400に接続するためのインターフェース装置である。図示していない入出力デバイスは、入出力装置に接続するためのインターフェース装置である。例えば、入出力デバイスには、ディスプレイ、マウス、キーボードが接続される。管理サーバ100は、クライアント管理或いはそのクライアント管理におけるタスク管理において必要となる種々の情報をディスプレイに表示することで、クライアント管理或いはタスク管理の管理状況等を管理者に提示することができ、また、マウス、キーボード等から管理者の指示入力を受け付けることができる。なお、管理サーバ100が、ディスプレイを有するようにしてもよい。
管理サーバ100は、クライアント管理を行う中で発生したタスクの管理を行う。例えば、管理サーバ100は、オペレータへの新規タスクの割当て、要注意タスクの抽出、要注意タスクの推奨等の処理を行う。管理サーバ100が行う具体的な処理内容については、後に図を参照して説明する。
図2は、実施例1に係るオペレータ情報の一例を示す図である。
オペレータ情報123は、タスクを実施するオペレータを管理するための情報である。オペレータ情報123は、その情報項目として、例えば、オペレータID1231と、オペレータ名1232とを有する。オペレータID1231には、オペレータを一意に特定するための識別子が格納される。オペレータ名1232には、オペレータの名前が格納される。オペレータ情報123により、オペレータごとに、そのオペレータの識別子と名前とが対応付けて管理される。
図3は、実施例1に係るタスク情報の一例を示す図である。
タスク情報121は、クライアント管理が行われる中で発生したタスクを管理するための情報である。タスク情報121には、タスクそれ自体の情報であるタスク基本情報(1211〜1217)と、タスクの対象となる人や物に関する情報である作業対象情報1218とが含まれる。なお、本実施例では、タスクの対象となり得る物として、管理対象機器200及び管理用クライアント計算機300が挙げられる。また、タスクの対象となり得る人として、管理対象機器200又は管理用クライアント計算機300の利用者又は管理者が挙げられる。
タスク基本情報は、その情報項目(タスク項目)として、タスクID1211と、カテゴリ1212と、発生日時1213と、タスク詳細1214と、状態1215と、重大度1216と、担当オペレータID1217とを有する。タスクID1211には、タスクを一意に特定するための識別子が格納される。カテゴリ1212には、タスクの属するカテゴリが格納される。カテゴリ1212には、例えば、セキュリティに関係するタスクであれば「セキュリティ」が格納され、ソフトウェアの配布に関係するタスクであれば「配布」が格納される。発生日時1213には、タスクの発生日時が格納される。タスク詳細1214には、タスクの内容が格納される。状態1215には、タスクの状態が格納される。状態1215には、例えば、タスクの実施が完了していれば「済」が格納され、担当者が既にタスクの実施を開始していれば「着手」が格納され、担当者が未だタスクの実施を開始していなければ「未着」が格納される。重大度1216には、タスクの重大度を表す情報が格納される。重大度1216には、例えば、重大なタスクであれば「大」が格納され、重大でないタスクであれば「小」が格納され、重大なタスクでも、重大でないタスクでもないタスクであれば「中」が格納される。担当オペレータID1217には、担当するオペレータ、すなわちタスクが割当てられたオペレータの識別子が格納される。
作業対象情報1218は、その情報項目(タスク項目)として、組織1218aと、ユーザ1218bと、機器詳細情報(OS)1218cと、操作ログ1218dとを有する。組織1218aには、タスクの対象となる人や物が属する組織の名前が格納される。ユーザ1218bには、タスクの対象となる人又はタスクの対象となる物の利用者若しくは管理者の名前が格納される。機器詳細情報(OS)1218cには、タスクの対象となる物に搭載されているOSの名前が格納される。操作ログ1218dには、タスクの対象となる物に対して行われた操作のログが格納される。
タスク情報121には、クライアント管理システムで発生した各タスクごとに、そのタスクの上記情報項目1211〜1218の値が対応付けられて管理される。例えば、図3のタスク情報121の一番上の行(レコード)によれば、タスクID1211に格納されたタスクIDが「T1000」のタスク(タスク「T1000」と表記する)は、「2011/12/15 18:00:00」に発生した「セキュリティ」に関係するタスクであり、タスクの内容が「添付ファイル付メールに対処する」ことであり、重大なタスクであることがわかる。また、タスク「T1000」は、担当オペレータがオペレータ「A2」(オペレータID1231が「A2」のオペレータ)であり、既に「済」、すなわち、実施が完了していることがわかる。さらに、タスク「T1000」は、このタスクの対象となる物(例えば、管理用クライアント計算機300)の利用者が「上田」であり、その利用者「上田」が属する組織が「経理部」であり、このタスクの対象となる物に搭載されているOSが「Windows7」であり(Windowsは登録商標)、このタスクの対象となる物に対して行われた操作のログが「・ddd ・eee ・fff」であることがわかる。
図4は、実施例1に係る経過時間リミット情報の一例を示す図である。
経過時間リミット情報126は、割当て済みタスクを要注意タスクとして判定する際の未着手の状態が続いている時間に対する基準となる時間(経過時間リミット)を管理するための情報である。本実施形態では、未着手の状態が経過時間リミットを超えた割当済みタスクが、要注意タスクと判定されることとなる。経過時間リミット情報126は、その情報項目として、重大度1261と、経過時間リミット1262とを有する。重大度1261は、タスクの重大度を格納する。本実施例では、重大度1261には、、タスク情報121の重大度1216に設定される各値(「大」、「中」又は「小」)が格納される。経過時間リミット情報126により、タスクの重大度ごとに、その重大度を有するタスクに対する経過時間リミットが管理される。図4の例では、重大度が「大」のタスクの経過時間リミットは1日であり、重大度が「中」のタスクの経過時間リミットは3日であり、重大度が「小」のタスクの経過時間リミットは7日であることがわかる。
図5は、実施例1に係る要注意タスク情報の一例を示す図である。
要注意タスク情報124は、要注意タスクを管理するための情報である。要注意タスク情報124は、その情報項目として、要注意タスクID1241と、要注意抽出日時1242とを有する。要注意タスクID1241には、要注意タスクの識別子(タスクID)が格納される。要注意タスクID1241に設定された識別子は、タスク情報121のタスクID1211に格納されているタスクIDに対応している。すなわち、タスク情報121で管理されているタスクのうち、要注意タスクとして抽出されたタスクのタスクIDが、要注意タスクID1241に格納される。要注意抽出日時1242には、要注意タスクが抽出された日時が格納される。要注意タスク情報124により、要注意タスクと、その要注意タスクが抽出された日時とが対応付けて管理される。
図6は、実施例1に係る推奨タスク情報の一例を示す図である。
推奨タスク情報122は、要注意タスクのうち、新規タスクが割当てられるオペレータに対して当該新規タスクと併せて実施することが推奨されるタスク(推奨タスク)を管理するための情報である。推奨タスク情報122は、その情報項目として、推奨タスクID1221と、類似新規タスクID1222と、推奨先オペレータID1223とを有する。推奨タスクID1221には、推奨タスクの識別子が格納される。推奨タスクID1221には、要注意タスク情報124の要注意タスクID1241に格納されているタスクID(つまりは、タスク情報121のタスクID1211に格納されているタスクID)に対応している。すなわち、要注意タスク情報124で管理されている要注意タスクのうち、新規タスクが割当てられるオペレータに推奨されることとなったタスクのタスクIDが、推奨タスク情報122の推奨タスクID1221に格納される。類似新規タスクID1222には、推奨タスクと類似している新規タスクの識別子が格納される。推奨先オペレータ1223には、推奨タスクの推奨先のオペレータの識別子が格納される。
推奨タスク情報122により、推奨タスクと、その推奨タスクの推奨先のオペレータと、その推奨タスクが推奨される理由となった、その推奨タスクと類似する新規タスクと、が対応付けて管理される。図6の推奨タスク情報122の一番上の行(レコード)によれば、タスク「T1001」が、オペレータ「A1」に割当てられる新規タスク「T1007」と類似しており、その類似していることを理由にオペレータ「A1」に推奨されることがわかる。
図7は、実施例1に係るタスク履歴情報の一例を示す図である。
タスク履歴情報125は、タスク管理の履歴を管理するための情報である。タスク管理情報125は、タスク管理を行う上で実行された各操作ごとに、その操作の内容を示すログ(以下「タスクログ」という)を管理する。タスク履歴情報125は、その情報項目として、タスクログID1251と、タイムスタンプ1252と、対象オペレータ1253と、オペレーション1254と、対象タスクID1255と、関連タスクID1256と、平均類似度1257とを有する。タスクログID1251には、タスクログを一意に特定するための識別子が格納される。タイムスタンプ1252には、タスクログが示す操作が行われた日時が格納される。対象オペレータ1253には、タスクログが示す操作の対象とされたオペレータの識別子が格納される。オペレーション1254には、タスクログが示す操作の内容が格納される。オペレーション1254には、例えば、新規タスクの割当ての操作であれば「新規割当て」が格納され、要注意タスクの抽出の操作であれば「要注意タスク発生」が格納され、要注意タスクの推奨の操作であれば「推奨割当て」が格納され、担当者によるタスクの完了であれば「自タスク完了」が格納され、推奨先のオペレータによる推奨タスクの完了であれば「推奨タスク完了」が格納される。対象タスクID1255には、タスクログが示す操作の対象とされたタスクの識別子が格納される。関連タスクID1256には、要注意タスクの抽出が行われた場合における、その要注意タスクの担当者がその時点で着手しているタスクの識別子が格納される。平均類似度1257には、新規タスクの割当てが行われた場合における、その新規タスクが割当てられたオペレータが有するタスクの平均類似度が格納される。ここで、タスクの平均類似度とは、複数のタスクの各タスク間の類似度の平均値のことである。
以下、フローチャートを参照して管理サーバ100が行う具体的な処理内容について説明する。
図8は、実施例1に係るタスクの割当て及び推奨処理のフローチャートである。
タスクの割当て及び推奨処理は、オペレータへの新規タスクの割当てと要注意タスクの抽出と要注意タスクの推奨とを行う処理である。タスクの割当て及び推奨処理は、例えば、管理サーバ100のイベント受信プログラム112が、管理対象機器200又は管理用クライアント計算機300からイベントが発生した旨の通知を受信したことを契機に開始される。
イベント受信プログラム112は、イベントを受信すると、イベントに対処するための新規タスクを発生させ、新規タスク割当てプログラム117は、その新規タスクに関する情報をタスク情報121に記憶する(ステップS101)。ここでは、タスク情報121における、新規タスクに関する状態1215及び担当オペレータID1217の値は、未だ記憶されなくともよい。
次に、新規タスク割当てプログラム117は、新規タスクの割当て処理(図9参照)を実行させる(ステップS102)。新規タスクの割当て処理では、ステップS101でタスク情報121に記憶された新規タスクについて割当て先のオペレータが決定され、その決定されたオペレータへの新規タスクの割当てが行われる。
新規タスクの割当て処理が終了した後、要注意タスク抽出プログラム114は、要注意タスクの抽出処理(図15)を実行させる(ステップS103)。要注意タスクの抽出処理では、タスク情報121、経過時間リミット情報126及びタスク履歴情報125が参照され、タスク情報121で管理されているタスクの中から要注意タスクが抽出される。
要注意タスクの抽出処理が終了した後、要注意タスク推奨プログラム118は、要注意タスクが存在するか否かを判定する(ステップS104)。要注意タスク推奨プログラム118は、要注意タスク情報124を参照し、一以上の要注意タスクが管理されていれば、要注意タスクが存在すると判定する。一方、要注意タスク推奨プログラム118は、要注意タスク情報124において管理されている要注意タスクが一つもなければ、要注意タスクが存在しないと判定する。
要注意タスクが存在する場合(ステップS104:YES)、要注意タスク推奨プログラム118は、要注意タスクの推奨処理(図16参照)を実行させる(ステップS105)。要注意タスクの推奨処理では、ステップS102でタスク情報121に記憶された新規タスクの割当て先のオペレータに対して、要注意タスクを推奨すべきかどうかについての判定が行われ、推奨すべきと判定された場合に、その新規タスクの割当て先のオペレータへ、その推奨すべきと判定された要注意タスクの推奨が行われる。要注意タスクの推奨処理が終了した後、要注意タスク推奨プログラム118は、タスクの割当て及び推奨処理を終了する。
一方、要注意タスクが存在しない場合(ステップS104:NO)、要注意タスク推奨プログラム118は、要注意タスクの推奨処理を行わずにタスクの割当て及び推奨処理を終了する。
図9は、実施例1に係る新規タスクの割当て処理のフローチャートである。
新規タスクの割当て処理は、図8におけるステップS102の処理に対応する。新規タスクの割当て処理は、新規タスク割当てプログラム117により行われる。
まず、新規タスク割当てプログラム117は、オペレータ情報123で管理されているオペレータのそれぞれについて、ステップS201〜ステップS203の処理を繰り返して行う。新規タスク割当てプログラム117は、オペレータ情報123で管理されているオペレータのうちの一つ(以下のステップS201〜ステップS203において「対象オペレータ」という)を選択する。
ステップS201において、新規タスク割当てプログラム117は、対象オペレータの最大類似度の算出処理(図10参照)を実行させる。最大類似度の算出処理では、対象オペレータに既に割当てられているタスク、すなわち対象オペレータが有するタスクのそれぞれについて、新規タスクとの間の類似度が算出され、算出された類似度の中から値の最も大きい類似度が、対象オペレータの最大類似度として抽出される。なお、以下の説明において、タスク間の類似度のことを「タスク類似度」といい、対象オペレータが有するタスクのうち、新規タスクとの間のタスク類似度が最も大きいタスク(すなわち最大類似度となるタスク)を「最大類似タスク」という場合がある。本実施例において、タスク類似度は、0〜100%の値をとるものとする。
ステップS202において、新規タスク割当てプログラム117は、対象オペレータのタスク保有率の算出処理(図12参照)を実行させる。タスク保有率の算出処理では、全オペレータに割当てられているタスクの総数、すなわち割当て済みタスクの総数に対する対象オペレータが有するタスクの数の割合が、対象オペレータのタスク保有率として算出される。なお、本実施例では、後述するように、対象オペレータが有するタスクの数の代わりに対象オペレータが有するタスク群の数が採用される。
ステップS203において、新規タスク割当てプログラム117は、対象オペレータの割当て優先度を算出する。ここで、割当て優先度とは、新規タスクの割当てを行う際にどのオペレータを優先して割当てるかを判定するための指標となる値である。割当て優先度は、例えば、以下の式1に基づいて算出される。
割当て優先度=最大類似度/タスク保有率 ・・・(式1)
式1は、最大類似度が大きいオペレータほど、すなわち、新規タスクとの間のタスク類似度が大きいタスクが割当てられているオペレータほど、また、割当て済みタスクの数が少ないオペレータほど、より高い割当て優先度が付与されるように定義されている。なお、タスクを全く有していない場合、すなわち、タスク保有率が0%の場合には、式1によらずそのオペレータの割当て優先度は最高とする。従って、この場合、新規タスクは、タスクを全く有していないオペレータに優先的に割当てられることになる。
式1に基づいて割当て優先度を算出することにより、各オペレータに割当てられるタスクの平均類似度が高くなるとともに、各オペレータに割当てられるタスク量の平滑化が促進される。また、最大類似度が大きいオペレータに新規タスクが割り当てられるようになるので、タスクに対する作業効率が向上する、
オペレータ情報123で管理されているオペレータのそれぞれについてステップS201〜ステップS203の処理を終えた後、新規タスク割当てプログラム117は、処理をステップS204に進める。
ステップS204において、新規タスク割当てプログラム117は、ステップS203で算出された割当て優先度が高いオペレータ(以下「高優先度オペレータ」という)が複数存在するか否かを判定する。ここで、割当て優先度が高いとは、その値が絶対的に高いだけでなく、複数のオペレータの割当て優先度の中で相対的にその値が高いことをも含む意味である。高優先度オペレータが複数存在するか否かは、例えば、所定の第一の閾値(以下「動的重み付け実施閾値」という)に基づいて、次のように判定される。すなわち、まず、割当て優先度の最高値(以下「優先度最高値」という)を持つオペレータ(以下「最優先オペレータ」という)が、高優先度オペレータの一人としてカウントされる。ここで、優先度最高値を持つオペレータが複数存在すれば、高優先度オペレータが複数存在することになる。また、最優先オペレータ以外に優先度最高値に近い割当て優先度を持つオペレータが存在するか否かが判定され、この優先度最高値に近い割当て優先度を持つオペレータも、高優先度オペレータとしてカウントされる。ここで、割当て優先度が優先度最高値に近いか否かは、割当て優先度が優先度最高値から動的重み付け実施閾値の範囲内にあるか否かで判定され、範囲内にある場合に近いと判定される。従って、新規タスク割当てプログラム117は、優先度最高値から動的重み付け実施閾値の範囲内(優先度最高値も含む)に属する割当て優先度を持つオペレータが複数存在する場合に、高優先度オペレータが複数存在すると判定することができる。一方、新規タスク割当てプログラム117は、優先度最高値から動的重み付け実施閾値の範囲内(優先度最高値も含む)に属する割当て優先度を持つオペレータがただ一人(この一人は最優先オペレータである)の場合に、高優先度オペレータは複数存在しないと判定することができる。
高優先度オペレータが複数存在しない場合(ステップS204:NO)、新規タスク割当てプログラム117は、割当て優先度が最高のオペレータ、すなわち最優先オペレータを、新規タスクを割当てるオペレータと判定し、当該オペレータに新規タスクを割当てる。(ステップS205)。ここで、新規タスク割当てプログラム117は、タスク情報121における新規タスクに対応する状態1215に「未着」を記憶し、担当オペレータID1217に最優先オペレータの識別子を記憶し、割当て先のオペレータの管理用クライアント計算機300に、割当てる新規タスクを通知する。
その後、新規タスク割当てプログラム117は、新規タスクの割当てが行われたことを示すタスクログを、タスク履歴情報125に記憶する(ステップS208)。具体的には、タスク履歴情報125に、タイムスタンプ1252に新規タスクが割当てられた日時を格納し、対象オペレータ1253に割当て先のオペレータの識別子を格納し、オペレーション1254に「新規割当て」を格納し、対象タスクID1255に新規タスクの識別子を格納し、平均類似度1257にその時点で割当て先のオペレータが有するタスクの平均類似度を格納したタスクログを記憶する。その後、新規タスク割当てプログラム117は、新規タスクの割当て処理を終了する。
一方、ステップS204において、高優先度オペレータが複数存在すると判定された場合(ステップS204:YES)、新規タスク割当てプログラム117は、動的重み付け類似度の算出処理を行わせる(ステップS206)。動的重み付け類似度の算出処理では、タスク情報121のタスク項目ごとに重みが算出され、高優先度オペレータごとに、その高優先度オペレータの最大類似タスクと新規タスクとの間のタスク類似度に、その重みが考慮された動的重み付け類似度が算出される。
その後、新規タスク割当てプログラム117は、ステップS206で算出された動的重み付け類似度が最も大きいオペレータを新規タスクの割当てる先として判定し、当該オペレータに新規タスクを割当てる(ステップS207)。ここで、新規タスク割当てプログラム117は、タスク情報121の新規タスクに対応する状態1215に「未着」を記憶し、担当オペレータID1217に新規タスクが割当てられたオペレータの識別子を記憶するし、割当て先のオペレータの管理用クライアント計算機300に、割当てる新規タスクを通知する。その後、新規タスク割当てプログラム117は、新規タスクの割当てが行われたことを示すタスクログを、タスク履歴情報125に記憶し(ステップS208)、新規タスクの割当て処理を終了する。
上記処理によると、オペレータごとに割当て優先度が算出され、割当て優先度が最も高いオペレータに新規タスクが割当てられる。一方、割当て優先度が高いオペレータが複数存在する場合は、さらにタスク項目ごとの重みを考慮した動的重み付け類似度が算出され、動的重み付け類似度が最も大きいオペレータに新規タスクが割当てられる。本実施例では、割当て優先度が高いこと、場合によっては割当て優先度が高くかつ動的重み付け類似度が大きいことが割当て先を決定する際の基準としているが、割当て先決定の基準は、これに限られるわけではない。例えば、タスク履歴情報125に基づいて、各オペレータの作業効率や新規タスクを処理する際の予想処理時間を算出し、割当て優先度や動的重み付け類似度に加えて、算出した作業効率や予想処理時間をも考慮して、割当て先を決定してもよい。また、教育目的等の理由によりオペレータごとに意図的に割当て先を制御する場合には、割当ての際にフィルタリングを行ってもよい。すなわち、所定の条件を満たす新規タスクを、上記処理によらず、所定のオペレータに割当てるようにしてもよい。
図10は、実施例1に係る最大類似度の算出処理のフローチャートである。
最大類似度の算出処理は、図9におけるステップS201の処理に対応する。最大類似度の算出処理では、対象オペレータが有する各タスクについての新規タスクとの間のタスク類似度の算出と、その算出されたタスク類似度の最大値である最大類似度の算出とが行われる。
まず、タスク類似度算出プログラム113は、対象オペレータが現時点で有しているタスクのそれぞれについて、ステップS301の処理を繰り返して行う。タスク類似度算出プログラム113は、対象オペレータが有するタスクのうちの一つ(以下のステップS301において「対象タスク」という)を選択する。
ステップS301において、タスク類似度算出プログラム113は、類似度算出処理(図11参照)を行い、対象タスクと新規タスクとの間のタスク類似度を算出する。
対象オペレータが有するすべてのタスクについてステップS301の処理を終えた後、タスク類似度算出プログラム113は、処理をステップS302に進める。
ステップS302において、新規タスク割当てプログラム117は、対象オペレータが有するタスクごとに算出されたタスク類似度の中から、値が最も大きいタスク類似度を対象オペレータの最大類似度として抽出する。その後、新規タスク割当てプログラム117は、最大類似度の算出処理を終了する。
なお、本実施例では、対象オペレータが現時点で有しているタスクについて新規タスクとの間のタスク類似度を算出し、最大類似度選択の候補としていたが、必ずしもこれに限られない。例えば、対象オペレータが現時点で有しているタスクだけでなく、直近に実施が完了して既に割当てが解かれているタスクについても新規タスクとの間のタスク類似度を算出し、最大類似度選択の候補としてもよい。
図11は、実施例1に係る類似度算出処理のフローチャートである。
類似度算出処理は、二つのタスクの間のタスク類似度を算出する処理であり、図10におけるステップS301の処理、図16のステップS803の処理に対応する。
まず、タスク類似度算出プログラム113は、タスク情報121のタスク項目のそれぞれについて、ステップS401〜ステップS404の処理を繰り返して行う。タスク類似度算出プログラム113は、タスク項目のうちの一つ(以下のステップS401〜ステップS404において「対象タスク項目」という)を選択する。なお、以下の説明において、一つのタスク項目についてのタスク間の類似度を「項目類似度」という場合がある。
ステップS401において、タスク類似度算出プログラム113は、対象タスク項目のタイプが「時間」であるか、「文字列」であるか、又は「離散値」(すなわち選択値)であるかを判定する。例えば、図3に示したタスク情報121の場合であれば、発生日時1213が「時間」に分類され、タスク詳細1214、機器詳細情報(OS)1218c及び操作ログ1218dが「文字列」分類される。それ以外のタスク項目、すなわち、タスクID1211、カテゴリ1212、状態1215、重大度1216、担当オペレータID1217、組織1218a及びユーザ1218bは、その値が複数の選択値の中から選択される情報項目であるため、離散値に分類される。
対象タスク項目のタイプが「時間」である場合(ステップS401:時間)、タスク類似度算出プログラム113は、以下の式2に基づいて対象項目についての項目類似度を算出する(ステップS402)。ここで、式2は、二つのタスクの対象タスク項目間の時間差が0のときに、項目類似度が100となり、二つのタスクの対象タスク項目間の時間差が大きいほど小さくなる(0に近くなる)ように定義されている。
「時間」の項目類似度=100/(|タスクのタスク項目間の時間差|+1) ・・・(式2)
一方、対象タスク項目のタイプが「文字列」である場合(ステップS401:文字列)、タスク類似度算出プログラム113は、形態素解析により単語を抽出し、全単語のうち両方のタスクの対象タスク項目の情報に共通している単語の割合を算出し、その算出した割合を対象タスク項目についての項目類似度とする(ステップS403)。なお、N−gram法や、編集距離などの算出方法を利用して「文字列」の項目類似度を算出するようにしてもよい。
一方、対象タスク項目のタイプが「離散値」である場合(ステップS401:離散値)、タスク類似度算出プログラム113は、「二つのタスクのそれぞれの項目値が一致する場合には項目類似度を100とし、二つのタスクのそれぞれの項目値が一致しない場合には項目類似度を0とする」というルールに基づいて、対象タスク項目についての項目類似度を算出する(ステップS404)。なお、タスク項目に設定される選択値の意味内容を考慮して重み付けし、0〜100の任意の値を個別に定義してもよい。また、組織1218a等のタスク項目については、その組織の階層構造に基づく組織間の距離を考慮して「離散値」の項目類似度を算出してもよい。
全てのタスク項目についてステップS401〜ステップS404の処理を終えた後、タスク類似度算出プログラム113は、処理をステップS405に進める。
ステップS405において、タスク類似度算出プログラム113は、全タスク項目の項目類似度の平均値を算出する。この算出された平均値が、二つのタスク間のタスク類似度とされる。その後、タスク類似度算出プログラム113は、類似度算出処理を終了する。
図12は、実施例1に係るタスク保有率の算出処理のフローチャートである。
タスク保有率の算出処理は、図9におけるステップS202の処理に対応する。タスク保有率の算出処理は、例えば、新規タスク割当てプログラム117により行われる。
ここで、タスク保有率は、例えば以下の式3に基づいて算出することができるが、本実施例では、式3の分子の値として対象オペレータが有するタスク数をそのまま用いずに、以下の式4に示すように、タスク群の数を用いる。すなわち、タスク類似度を距離とした階層型クラスタリング手法により、対象オペレータが有するタスクがクラスタ化され、最終的に得られたクラスタの数(タスク群の数)が分子の値として用いられて、タスク保有率が算出される。
タスク保有率=対象オペレータが有するタスクの数/全オペレータに割当てられているタスクの総数 ・・・(式3)
タスク保有率=対象オペレータが有するタスク群の数/全オペレータに割当てられているタスクの総数 ・・・(式4)
まず、新規タスク割当てプログラム117は、対象オペレータが有するタスクのそれぞれを一つのクラスタ(以下「タスク群」という)とみなす(ステップS501)。
ステップS502において、新規タスク割当てプログラム117は、全てのタスク群間のタスク類似度を算出する。ここで、或る二つのタスク群A、B間のタスク類似度は、例えば、タスク群A内のタスクのそれぞれについてタスク群B内のタスクのそれぞれとの間のタスク類似度を算出し、算出されたタスク類似度の平均値、最小値或いは最大値等とすることができる。なお、タスク類似度は、図11に示す類似度算出処理により算出することができる。
その後、新規タスク割当てプログラム117は、ステップS502において算出されたタスク群間のタスク類似度の最大値が所定の第二の閾値(以下「タスク群判定閾値」という)よりも大きいか否かを判定する(ステップS503)。
タスク群間のタスク類似度の最大値がタスク群判定閾値よりも大きい場合(ステップS503:YES)、新規タスク割当てプログラム117は、その最大のタスク類似度を持つ二つのタスク群を一つのタスク群に併合する(ステップS504)。その後、新規タスク割当てプログラム117は、処理をステップS502に進める。
一方、タスク群間のタスク類似度の最大値がタスク群判定閾値以下の場合(ステップS503:NO)、新規タスク割当てプログラム117は、式4に基づいてタスク保有率を算出する(ステップS505)。その後、新規タスク割当てプログラム117は、タスク保有率の算出処理を終了する。
このように、本実施例では、タスク類似度を距離とした階層型クラスタリング手法を適用して、類似するタスクを一つのタスク群とし、タスク群の数を用いて、式4によりタスク保有率が算出される。これにより、類似するタスクはまとめて効率良く処理できるという点を考慮し、類似するタスクを複数保有する場合と類似しないタスクを複数保有する場合とのオペレータの負担を区別したタスク保有率を算出することができる。
図13は、実施例1に係る動的重み付け類似度の算出処理のフローチャートである。
動的重み付け類似度の算出処理は、図9におけるステップS206の処理に対応する。 まず、新規タスク割当てプログラム117は、タスク項目のそれぞれについて、ステップS601及びステップS602の処理を繰り返して行う。新規タスク割当てプログラム117は、タスク項目のうちの一つ(以下のステップS601及びステップS602において「対象タスク項目」という)を選択する。
ステップS601において、新規タスク割当てプログラム117は、高優先度オペレータ間で、最大類似タスクと新規タスクとの間の対象タスク項目についての項目類似度を比較し、対象タスク項目についての項目類似度の最大値と最小値とを抽出する。
ステップS602において、新規タスク割当てプログラム117は、ステップS601で抽出した項目類似度の最大値と最小値とに基づいて、以下の式5により、対象タスク項目の重みを算出する。ここで、式5は、高優先度オペレータ間における項目類似度の差が大きいタスク項目ほど、重みが大きくなるように定義されている。このため、この重みを用いることにより、項目類似度の差がより大きいタスク項目の影響がより反映されたタスク類似度(動的重み付け類似度)を算出することが可能となる。
タスク項目の重み=1+(項目類似度の最大値−項目類似度の最小値)/100 ・・・(式5)
全てのタスク項目についてステップS601及びステップS602の処理を終えた後、新規タスク割当てプログラム117は、高優先度オペレータのそれぞれを対象にして、ステップS603の処理を繰り返して行う。新規タスク割当てプログラム117は、高優先度オペレータのうちの一つ(以下のステップS603において「対象高優先度オペレータ」という)を選択する。
ステップS603において、新規タスク割当てプログラム117は、対象高優先度オペレータの動的重み付け類似度、すなわち、対象高優先度オペレータの最大類似タスクと新規タスクとの間のタスク類似度にステップS602で算出されたタスク項目の重みを考慮した類似度を算出する。この動的重み付け類似度を算出する処理は、基本的には図11の類似度算出処理と同じであるが、図11のステップS402、ステップS403及びステップS404においては、そのステップで算出された項目類似度に対して対象タスク項目の重みを乗算したものを、項目類似度とする。
全ての高優先度オペレータを対象にしてステップS603の処理を終えた後、新規タスク割当てプログラム117は、動的重み付け類似度の算出処理を終了する。
図14は、実施例1に係る動的重み付け類似度の算出処理の具体例を説明する図である。
この例では、高優先度オペレータとしてオペレータ1(OP1)とオペレータ2(OP2)とオペレータ3(OP3)とが存在している。
まず、タスク項目ごとに、上記式5により、タスク項目の重み701が算出される。例えば、「カテゴリ」については、どのオペレータも項目類似度が100%であるため、その最大値及び最小値はいずれも100%である。従って、上記式5により「カテゴリ」の重みは1となる。また、「組織」については、オペレータ1の項目類似度が100%で最大であり、オペレータ2及びオペレータ3の項目類似度が0%で最小である。従って、上記式5により「組織」の重みは2となる。他のタスク項目についても同様に、項目類似度の最大値及び最小値を用いて、上記式5によりその重みが算出される。このような重みの算出により、各オペレータの項目類似度に差が全くない「カテゴリ」の重みは1で最も小さく、各オペレータの項目類似度の差が最も大きい「組織」及び「ユーザ」の重みは2で最も大きくなっている。
全てのタスク項目について重み701が算出された後、各高優先度オペレータのタスク項目ごとに、重みが考慮された項目類似度(以下「重み付け項目類似度」という)702が算出される。例えば、オペレータ1については、「カテゴリ」の項目類似度は100%であり、「カテゴリ」の重みは1であるので、「カテゴリ」の重み付け項目類似度は、100%(=100%×1)となる。また、「発生日時」の項目類似度は50%であり、「発生日時」の重みは1.6であるので、「発生日時」の重み付け項目類似度は、80%(=50%×1.6)となる。他のタスク項目についても同様に、そのタスク項目の項目類似度と、重みとが乗算されて、重み付け項目類似度が算出される。
全ての高優先度オペレータのタスク項目について、重み付け項目類似度702が算出された後、各高優先度オペレータの動的重み付け類似度703が算出される。具体的には、高優先度オペレータごとに、全タスク項目の重み付け項目類似度の平均値が算出される。この算出された平均値が、その高優先度オペレータの動的重み付け類似度703となる。例えば、オペレータ1については、全タスク項目の重み付け項目類似度(すなわち「カテゴリ」の100%、「発生日時」の80%、「タスク詳細」の84%、「重大度」の100%、「組織」の200%、「ユーザ」の0%、「機器詳細情報」の36%、「操作ログ」の84%)の平均値である85.5%が、動的重み付け類似度703となる。この動的重み付け類似度の算出処理によると、項目類似度の差がより大きいタスク項目の影響がより反映された動的重み付け類似度を算出することが可能となる。
図15は、実施例1に係る要注意タスクの抽出処理のフローチャートである。
要注意タスクの抽出処理は、図8におけるステップS103の処理に対応する。
まず、要注意タスク抽出プログラム114は、タスク情報121で管理されているタスクのうち担当者が未だ実施を開始していないタスク(以下「未着手タスク」)のそれぞれについて、ステップS701〜ステップS703の処理を繰り返して行う。要注意タスク抽出プログラム114は、未着手タスクのうちの一つ(以下のステップS701〜ステップS703において「対象未着手タスク」という)を選択する。なお、本実施例では、タスク情報121で管理されているタスクのうち、その状態1215に「未着」が設定されているタスクが、未着手タスクである。
ステップS701において、要注意タスク抽出プログラム114は、タスク情報121、経過時間リミット情報126及びタスク履歴情報125を参照して、対象未着手タスクが割当てられた日時と、対象未着手タスクの経過時間リミットとを取得する。そして、要注意タスク抽出プログラム114は、現在の日時と対象未着手タスクが割当てられた日時との時間差(すなわち、対象未着手タスクが未着手となっている時間)が、対象未着手タスクに対応する経過時間リミットを越えているか否かを判定する。なお、対象未着手タスクの経過時間リミットは、対象未着手タスクの重大度に対応する経過時間リミットであり、タスク履歴情報125から取得される対象未着手タスクの重大度をキーに、経過時間リミット情報126を検索することで取得することができる。
現在の日時と対象未着手タスクが割当てられた日時との時間差が、対象未着手タスクに対応する経過時間リミットを越えている場合(ステップS701:YES)、要注意タスク抽出プログラム114は、対象未着手タスクを要注意タスクとする(S702)。すなわち、要注意タスク抽出プログラム114は、対象未着手タスクの識別子と対象未着手タスクを要注意タスクとして抽出した日時である現在の日時とを対応付けて要注意タスク情報124に記憶する。
その後、要注意タスク抽出プログラム114は、対象未着手タスクが要注意タスクとして抽出されたことを示すタスクログを、タスク履歴情報125に記憶する(ステップS703)。具体的には、タイムスタンプ1252に、要注意タスクが抽出された日時を格納し、対象オペレータ1253に要注意タスクの担当者の識別子を格納し、オペレーション1254には、「要注意タスク発生」を格納し、対象タスクID1255に要注意タスクの識別子を格納し、関連タスクID1256に要注意タスクの担当者が現時点で着手しているタスクの識別子を格納したタスクログが、タスク履歴情報125に記憶される。
一方、ステップS701において、現在の日時と対象未着手タスクが割当てられた日時との時間差が、対象未着手タスクに関する経過時間リミットを越えていないと判定された場合(ステップS701:NO)、要注意タスク抽出プログラム114は、ステップS702及びステップS703の処理を行わない。すなわち、要注意タスク抽出プログラム114は、対象未着手タスクを要注意タスクとはしない。
全ての未着手タスクについてステップS701〜ステップS703の処理を終えた後、要注意タスク抽出プログラム114は、要注意タスクの抽出処理を終了する。
図16は、実施例1に係る要注意タスクの推奨処理のフローチャートである。
要注意タスクの推奨処理は、図8におけるステップS105の処理に対応する。
まず、要注意タスク推奨プログラム118は、要注意タスク情報124で管理されている要注意タスクのそれぞれについて、ステップS801〜ステップS807の処理を繰り返して行う。要注意タスク推奨プログラム118は、要注意タスクのうちの一つ(以下のステップS801〜ステップS807において「対象要注意タスク」という)を選択する。
ステップS801において、要注意タスク推奨プログラム118は、対象要注意タスクの担当オペレータが新規タスクの担当オペレータと異なるか否かを判定する。なお、この要注意タスクの推奨処理における新規タスクとは、図8のステップS102でオペレータに割当てられた新規タスクのことである。従って、新規タスクの担当オペレータとは、この要注意タスクの推奨処理が行われる前の図8のステップS102において新規タスクが割当てられたオペレータのことである。
対象要注意タスクの担当者が新規タスクの担当者と異なる場合(ステップS801:YES)、要注意タスク推奨プログラム118は、以下の式6に基づいて対象要注意タスクの要注意度を算出する。ここで式6は、要注意度が、要注意タスクとして抽出された時点で1となり、以降未着手の状態で時間が経過するにつれて単調に増加するように定義されている。
要注意度=(要注意タスクが割当てられてからの経過時間)/(要注意タスクの経過時間リミット) ・・・(式6)
次に、要注意タスク推奨プログラム118は、類似度算出処理(図11参照)を実行させ、類似度算出処理により算出された新規タスクと対象要注意タスクとの間のタスク類似度を取得する(ステップS803)。
その後、要注意タスク推奨プログラム118は、ステップS802で算出した要注意度及びステップS803で取得したタスク類似度に基づいて、以下の式7により、対象要注意タスクの推奨優先度を算出する(ステップS804)。ここで、推奨優先度とは、要注意タスクの実行を新規タスクの割当て先のオペレータへ推奨することを判断するための指標となる値である。
推奨優先度=タスク類似度×要注意度 ・・・(式7)
その後、要注意タスク推奨プログラム118は、ステップS804で算出した対象要注意タスクの推奨優先度が所定の第三の閾値(以下「推奨優先度閾値」という)よりも大きいか否かを判定する(ステップS805)。ここで、推奨優先度閾値とは、対象要注意タスクをオペレータに推奨するか否かを判定するための基準となる閾値である。
対象要注意タスクの推奨優先度が推奨優先度閾値よりも大きい場合(ステップS805:YES)、要注意タスク推奨プログラム118は、対象要注意タスクを、新規タスクの担当オペレータに、実施させることを推奨する推奨タスクとする(ステップS806)。すなわち、要注意タスク推奨プログラム118は、対象要注意タスクの識別子と、新規タスクの識別子と、新規タスクの担当者の識別子とを対応付けて推奨タスク情報122に記憶し、対応するオペレータの管理用クライアント計算機300に対して、推奨タスクを通知する。
その後、要注意タスク推奨プログラム118は、対象要注意タスクが推奨タスクとされたことを示すタスクログを、タスク履歴情報125に記憶する(ステップS807)。このタスクログのタイムスタンプ1252には、推奨タスクが推奨された日時が設定され、対象オペレータ1253には、推奨先のオペレータの識別子が設定され、オペレーション1254には「推奨割当て」が設定され、対象タスクID1255には推奨タスクの識別子が設定される。
一方、ステップS801において、対象要注意タスクの担当オペレータが新規タスクの担当オペレータと同じであると判定された場合(ステップS801:NO)、要注意タスク推奨プログラム118は、ステップS802〜ステップS807の処理を行わない。すなわち、要注意タスク推奨プログラム114は、対象要注意タスクを推奨タスクとはしない。
また、ステップS805において、対象要注意タスクの推奨優先度が推奨優先度閾値以下であると判定された場合(ステップS805:NO)、要注意タスク推奨プログラム118は、ステップS806及びステップS807の処理を行わない。すなわち、要注意タスク推奨プログラム118は、対象要注意タスクを推奨タスクとはしない。
全ての要注意タスクについてステップS801〜ステップS807の処理を終えた後、要注意タスク推奨プログラム118は、要注意タスクの推奨処理を終了する。
以上説明したように、タスク類似度と要注意度との積である推奨優先度に基づいて新規タスクの担当者へ推奨するか否かが決定されることにより、新規タスクとの間のタスク類似度が大きくかつ未着手状態での時間経過が長い要注意タスクを、実際の担当オペレータとは異なるオペレータ(本実施例では新規タスクの担当オペレータ)へ優先的に推奨することが可能となる。また、新規タスクの割当て時にその新規タスクの担当オペレータへ要注意タスクを推奨するという方式を採用することにより、要注意タスクと既存の全てのタスクとの組合せを考慮する場合と比較して、処理負荷を抑えることができる。なお、新規タスクの割当て時にタスク類似度に基づく割当てが既に行われているため、要注意タスクと既存タスク間のタスク類似度を再計算して割当て先を判断する効果は小さいので、このような処理を行わないことによる処理負荷の低減の効果が有効である。
図17は、実施例1に係るタスク着手時の処理のフローチャートである。
タスク着手時の処理は、要注意タスクの実施を推奨されたオペレータがその推奨された要注意タスク(つまり推奨タスク)の実施を開始した場合に行われる処理である。 まず、タスク着手プログラム111は、実施が開始された推奨タスク(要注意タスクでもある)に対応する情報(行)を要注意タスク情報124から削除する(ステップS901)。例えば、推奨タスクの実施を開始した旨の情報は、オペレータの管理用クライアント計算機300に対するオペレータの入力に基づいて、管理用クライアント計算機300から送信される。
次に、タスク着手プログラム111は、実施が開始された推奨タスクに対応する情報(行)を推奨タスク情報122から削除する(ステップS902)。
その後、タスク着手プログラム111は、タスク情報121の、実施が開始された推奨タスクに対応する状態1215の値を「着手」に変更する(ステップS903)。その後、タスク着手プログラム111は、タスク着手時の処理を終了する。
以上説明したように、推奨先のオペレータが推奨タスクの実施を開始した場合に、その推奨タスクに対応する状態が「着手」に変更されることで、その推奨タスクの担当オペレータは、その推奨タスクが他のオペレータによって実施されて自分が処理する必要がなくなったことを知ることができる。
図18は、実施例1に係るタスク完了時の処理のフローチャートである。
タスク完了時の処理は、タスクの実施が完了した場合に行われる処理である。タスク完了時の処理は、例えば、タスク完了プログラム115により行われる。
まず、タスク完了プログラム115は、完了したタスクが要注意タスクであるか否かを判定する(ステップS1001)。例えば、タスクの実施が完了した旨の情報は、オペレータの管理用クライアント計算機300に対するオペレータの入力に基づいて、管理用クライアント計算機300から送信される。
完了したタスクが要注意タスクである場合(ステップS1001:YES)、タスク完了プログラム115は、完了したタスクが推奨タスクであり、かつ推奨先のオペレータがその推奨タスクの実施を完了したか否かを判定する(ステップS1002)。推奨タスクか否かは、推奨タスク情報122に基づいて判定することができる。
完了したタスクが推奨タスクであり、かつ推奨先のオペレータがその推奨タスクの実施を完了した場合(ステップS1002:YES)、タスク完了プログラム115は、推奨先のオペレータによって推奨タスクの実施が完了したことを示すタスクログをタスク履歴情報125に記憶する(ステップS1003)。このタスクログのタイムスタンプ1252には、タスクが完了した日時が格納され、対象オペレータ1253には、推奨先のオペレータの識別子が格納され、オペレーション1254には、「推奨タスク完了」が格納され、対象タスクID1255には、完了したタスクの識別子が格納される。
一方、ステップS1001において、完了したタスクが要注意タスクではないと判定された場合(ステップS1001:NO)、又は、ステップS1002において、完了したタスクが推奨タスクではないと判定された場合、若しくは推奨先のオペレータがその推奨タスクの実施を完了していない場合、つまり、担当オペレータがその推奨タスクの実施を完了した場合(ステップS1002:NO)、タスク完了プログラム115は、担当オペレータによってタスクの実施が完了したことを示すタスクログをタスク履歴情報125に記憶する(ステップS1004)。このタスクログのタイムスタンプ1252には、タスクが完了した日時が格納され、対象オペレータ1253には、タスクの担当者の識別子が格納され、オペレーション1254には、「自タスク完了」に格納され、対象タスクID1255には、完了したタスクの識別子が格納される。
その後、タスク完了プログラム115は、タスク情報121における、完了したタスクに関する状態1215の値を「済」に変更する(ステップS1005)。その後、タスク完了プログラム115は、タスク完了時の処理を終了する。
図19は、実施例1に係るタスク管理状況の表示処理のフローチャートである。
タスク管理状況の表示処理は、タスク履歴情報125に基づいて、月次や週次等の一定期間の統計情報を作成し、その作成した統計情報をレポートとして表示する処理である。
まず、タスク管理状況表示プログラム116は、オペレータ情報123で管理されているオペレータのそれぞれについて、ステップS1101〜ステップS1108の処理を繰り返して行う。タスク管理状況表示プログラム116は、オペレータ情報123で管理されているオペレータのうちの一つ(以下のステップS1101〜ステップS1108において「対象オペレータ」という)を選択する。
ステップS1101において、タスク管理状況表示プログラム116は、オペレーション1254の値が「要注意タスク発生」であるタスクログ(レコード)をタスク履歴情報125から抽出する。
次に、タスク管理状況表示プログラム116は、ステップS1101で抽出したタスクログを参照し、対象オペレータについての要注意タスクの発生件数を算出する(ステップS1102)。
また、タスク管理状況表示プログラム116は、ステップS1101で抽出されたタスクログ及びタスク情報121を参照し、対象オペレータについて、要注意タスクの発生時に着手中となっているタスクのカテゴリ別の割合を算出する(ステップS1103)。 さらに、タスク管理状況表示プログラム116は、オペレーション1254の値が「自タスク完了」又は「推奨タスク完了」であるタスクログをタスク履歴情報125から抽出する(ステップS1104)。
その後、タスク管理状況表示プログラム116は、ステップS1104で抽出されたタスクログを参照し、対象オペレータについて、割当てられたタスクのうち実施が完了したタスクの総数(以下「総件数」という)と、総件数に対する、担当オペレータが自ら実施を完了したタスクの数の割合(以下「完遂率」という)とを算出する(ステップS1105)。 また、タスク管理状況表示プログラム116は、ステップS1104で抽出されたタスクログを参照し、対象オペレータについての推奨タスクの処理件数を算出する(ステップS1106)。
さらに、タスク管理状況表示プログラム116は、オペレーション1254の値が「新規割当て」であるタスクログをタスク履歴情報125から抽出する(ステップS1107)。
その後、タスク管理状況表示プログラム116は、ステップS1107で抽出されたタスクログを参照して、対象オペレータについての平均タスク類似度を算出する(ステップS1108)。ここで、平均タスク類似度とは、複数抽出される平均類似度1257の、平均値のことである。
オペレータ情報123で管理されているすべてのオペレータについてステップS1101〜ステップS1108の処理を終えた後、タスク管理状況表示プログラム116は、処理をステップS1109に進める。
ステップS1109において、タスク管理状況表示プログラム116は、ステップS1102、ステップS1103、ステップS1105、ステップS1106及びステップS1108で得られた情報を含むタスク管理状況表示画面600(図20参照)を、管理サーバ100に接続されるディスプレイに表示する。その後、タスク管理状況表示プログラム116は、タスク管理状況の表示処理を終了する。
図20は、実施例1に係るタスク管理状況表示画面の一例を示す図である。
タスク管理状況表示画面600には、オペレータごとに、要注意タスクの発生件数が表示される領域601と、要注意タスクの発生時に着手中となっているタスクのカテゴリ別の割合が表示される領域602と、完遂率及び総件数が表示される領域603と、推奨タスクの処理件数が表示される領域604と、平均タスク類似度が表示される領域605とが設けられる。
領域601には、タスク管理状況の表示処理で算出された要注意タスクの発生件数が表示される。また、領域602には、タスク管理状況の表示処理で算出された要注意タスクの発生時に着手中となっているタスクのカテゴリ別の割合が表示される。また、領域603には、タスク管理状況の表示処理で算出された完遂率及び総件数が表示される。また、領域604には、タスク管理状況の表示処理で算出された推奨タスクの処理件数が表示される。また、領域605には、タスク管理状況の表示処理で算出された平均タスク類似度が表示される。
なお、領域601〜605に表示される情報に加えて又は領域601〜605に表示される情報に代えて、例えば、部署や時間帯等ごとの要注意タスクの発生件数を表示してもよい。また、部署や時間帯等ごとの、発生したタスクの平均類似度を表示してもよい。また、これらの情報を時系列に集計し、グラフなどを利用して表示してもよい。
領域601〜605に表示される情報は、以下のアクションを実施する際の判断基準となる。例えば、領域601に表示される要注意タスクの発生件数に基づいて、全体的な要注意タスクの発生量に応じて、オペレータの人数を適切に調整できるようになる。例えば、ほとんどのオペレータに対して要注意タスクが多く発生している場合には、オペレータを増員するという措置をとることができ、逆に、要注意タスクがほとんど発生しない状態が続けば人員を削減するという措置をとることができる。これにより、人件費の最適化が図られる。
また、例えば、領域601に表示される要注意タスクの発生件数、及び、領域602に表示される、要注意タスクの発生時に着手中となっているタスクのカテゴリ別の割合を基に、要注意タスクが特別多く発生しているオペレータに対し、業務改善のアドバイスを行うことができる。
また、例えば、領域602に表示される、要注意タスクの発生時に着手中となっているタスクのカテゴリ別の割合に基づいて、要注意タスクの発生時に着手中である確率が高いカテゴリのタスクは、当該オペレータが苦手な、すなわち時間を要する傾向のあるタスクであると判断することができる。従って、この情報に基づいてい、特定のカテゴリのタスクを苦手とする傾向が確認される場合には、そのカテゴリに関する教育の受講を促すなどの対策を施すことができる。これにより、業務の効率化、作業時間の短縮が図られる。なお、カテゴリごとの代わりに、重大度や発生元の組織ごとに算出してもよい。
また、例えば、領域603に表示される完遂率及び総件数、並びに、領域604に表示される推奨タスクの処理件数に基づいて、効率良く作業を実施しており、業務に対する貢献度が高いオペレータ(すなわち、割当てられたタスク、推奨タスクをより多くこなしているオペレータ)を特定し、ノウハウを共有することができる。これにより、業務の効率化、作業時間の短縮が図られる。
また、例えば、領域605に表示される平均タスク類似度に基づいて、割当てられるタスクの平均タスク類似度と要注意タスク量などの作業実績を鑑みて、オペレータの作業効率を把握し、配置換えや教育などの施策を講じることができる。例えば、割当てられるタスクの類似度が高いにもかかわらず、要注意タスクが多発している作業効率の低いオペレータを把握し、教育などによってスキルの向上を促すことができる。これにより、業務の効率化、作業時間の短縮が図られる。
また、例えば、部署や時間帯等ごとの要注意タスクの発生件数を表示した場合は、この情報に基づいて、特定の組織や時間帯のタスクの着手中に他のタスクが滞留しやすい傾向を確認し、原因を調査することができる。この情報に基づいて、例えば、ある部署ではライセンス管理業務の着手中にタスクの滞留が生じやすいといった傾向等が確認され得る。また、その原因を調査した結果、当該部署内でのライセンス管理の理解が徹底されていないことが原因であると判明した場合、啓蒙を実施するなどの対応が可能となる。これにより、作業が発生する根本原因を特定し、オペレータの業務時間を削減することができる。
また、例えば、部署や時間帯等ごとの、発生タスクの平均類似度を表示した場合は、この情報に基づいて、部署や時間帯等に関して、局所的に類似するタスクが発生する傾向を把握し、対策を講じることができる。例えば、期首に禁止ソフトウェアのインストールに関連するタスクが多く発生する傾向を把握し、当該時期に合わせて啓蒙を実施する等の対策を施すことができる。これにより、作業が発生する根本原因を特定し、オペレータの業務時間を削減することができる。
図21は、実施例1に係るパラメータ設定画面の一例を示す図である。
パラメータ設定画面500は、管理サーバ100がタスク管理の種々の処理を行う際に参照する種々のパラメータを、管理者等に設定させるために表示される画面である。パラメータ設定画面500は、例えば、管理サーバ100に接続されるディスプレイや、管理者の管理用クライアント計算機300のディスプレイに表示される。
図21に示すように、パラメータ設定画面500には、推奨優先度閾値を設定するための領域501と、動的重み付け実施閾値を設定するための領域502と、タスク群判定閾値を設定するための領域503と、重大度ごとの経過時間リミットを設定するための領域504とが設けられる。管理者は、入力デバイスを用いて、上記種々のパラメータを設定することができる。
上記実施例1に係るクライアント管理システムによると、作業対象情報を考慮してタスクの類似判断を行って、タスクの類似判断の精度を高めることができる。また、タスクの割当て先決定の判断に用いる類似判断の精度を高めることができるので、タスクをより適切なオペレータに割当てることができ、結果としてタスクに対する作業効率が向上する。また、タスクに対する作業効率が向上するので、業務横断的なタスクの割当てを体系的に実施し、少数のオペレータで効率的に業務を行うことが可能となる。また、要注意タスクの抽出処理及び要注意タスクの推奨処理が行われることにより、割当て済みタスクが未着手のまま長期間滞留することを防ぐと同時に、推奨された他のオペレータにとっては、大きな負担を感じることなく滞留しているタスクを完了させることができる。さらに、タスクの滞留状況を把握することで、オペレータの人員のさらなる最適化を図ることが可能となる。
図22は、実施例2に係るワークフロー管理システムの構成図である。
実施例2に係るワークフロー管理システムは、ワークフローに従って実施されるタスクの管理を行うシステムである。ワークフローに従って実施されるタスクには、これまで説明したようにオペレータ(すなわち人間)が行うタスク(実施例2において「手動タスク」という)に加えて、コンピュータが人間に代替して行う自動タスクが含まれる。従って、実施例2におけるタスクとは、必ずしも人間が行う作業を意味するわけではなく、手動タスク又は自動タスクのいずれかを意味する。ワークフロー管理システムは、タスクに対する作業効率を考慮して、管理対象の手動タスクのオペレータに対する割当てを行う。
ワークフロー管理システムの構成は、図1のクライアント管理システムの構成と一部を除き実質的に同じである。図1と同一の構成要素には、同一の符号を付し、説明を省略する。
ワークフロー管理システムにおいても、管理サーバ100がタスクの管理を行う。例えば、管理サーバ100は、手動タスクに関して、オペレータへのタスクの割当て、要注意タスクの抽出、要注意タスクの推奨等の処理を行う。管理サーバ100の記憶資源101は、ワークフロー情報131と、テンプレートタスク情報132と、タスクインスタンス情報133とを記憶する。また、記憶資源101は、オペレータ情報123に代えて、オペレータ情報134を記憶し、タスク履歴情報125に代えてタスク履歴情報135を記憶する。
図23は、実施例2に係るオペレータ情報の一例を示す図である。
オペレータ情報134は、タスクを実施する者であるオペレータを管理するための情報である。オペレータID1341及びオペレータ名1342は、それぞれ、図2のオペレータ情報123におけるオペレータID1231及びオペレータ名1232と実質的に同じである。
オペレータ情報134は、その情報項目として、さらに、作業カテゴリ1343を有する。作業カテゴリ1343には、オペレータが処理可能なタスクのカテゴリが格納される。オペレータ情報134の一番上の行(レコード)によれば、例えば、オペレータID1341が「W1」の「田中」というオペレータは、「VM管理」、「ネットワーク管理」又は「障害対応」のいずれかに属するタスクを処理可能であることがわかる。
図24は、実施例2に係るテンプレートタスク情報の一例を示す図である。
テンプレートタスク情報132は、タスク基本情報のうちの事前に定義可能な情報(例えば、タスクの属するカテゴリ、タスクの重大度、タスクの内容等)で定義されるタスクであるテンプレートタスクを管理するための情報である。テンプレートタスク情報132は、その情報項目として、テンプレートタスクID1321と、カテゴリ1322と、タスク詳細1323と、重大度1324とを有する。テンプレートタスクID1321には、テンプレートタスクを一意に特定するための識別子が格納される。カテゴリ1322、タスク詳細1323及び重大度1324は、それぞれ、図3のタスク情報121におけるカテゴリ1212、タスク詳細1214及び重大度1216と実質的に同じである。これらの情報項目1321〜1324は、タスク発生時に特定される情報(例えば、タスクの発生日時、タスクの状態、タスクの担当者の識別子、作業対象情報等)とは異なり、タスク発生前に予め定義可能な情報である。
図25は、実施例2に係るワークフロー情報の一例を示す図である。
ワークフロー情報131は、テンプレートタスクの組合せによって定義される、或る目的を達成するためのタスク列であるワークフローを管理するための情報である。ワークフロー情報131は、その情報項目として、ワークフローID1311と、ステップ1312と、テンプレートタスクID1313とを有する。ワークフローID1311には、ワークフローを一意に特定するための識別子が格納される。ステップ1312には、ワークフロー内のタスクがそのワークフローにおいて実施される順番が格納される。テンプレートタスクID1313には、テンプレートタスクの識別子が格納される。
ワークフロー情報131には、情報項目1311、1312、1313の値の組み合わせデータ(レコード)が、一以上含まれる。一つのレコードは、ワークフローID1311が示すワークフローにおいて、テンプレートタスクID1313のテンプレートタスクが、ステップ1312の順番に実施されることを意味している。図25のワークフロー情報131の例では、一行目のレコードは、ワークフローIDが「WF1011」のワークフロー(以下、ワークフロー「WF1011」と表記する)において、テンプレートタスクIDが「T2001」のテンプレートタスク(以下、テンプレートタスク「T2001」と表記する)が1番目に実施されることを意味する。また、二行目のレコード組み合せデータは、ワークフロー「WF1011」において、テンプレートタスク「T2011」が2番目に実施されることを意味する。さらに、三行目のレコードは、ワークフロー「WF1011」において、テンプレートタスク「T2100」が3番目に実施されることを意味する。これにより、ワークフロー「WF1011」は、1番目がテンプレートタスク「T2001」、2番目がテンプレートタスク「T2011」、3番目がテンプレートタスク「T2100」であるタスク列であることがわかる。従って、ワークフロー「WF1011」では、テンプレートタスク「T2001」、テンプレートタスク「T2011」、テンプレートタスク「T2100」の順にタスクが実施される。
図26は、実施例2に係るタスクインスタンス情報の一例を示す図である。
タスクインスタンス情報133は、テンプレートタスクに対応するタスクが実際に発生した場合における、そのタスクのインスタンス(タスクインスタンス)を管理するための情報である。管理サーバ100は、タスクインスタンスに対して、オペレータへの割当てや推奨等の処理を行う。タスクインスタンス情報133には、タスク発生時に特定される情報と、タスク発生前に予め定義可能な情報で定義されるテンプレートタスクへのリンク(具体的には、テンプレートタスクの識別子)とが含まれる。タスクインスタンス情報133は、その情報項目として、タスクインスタンスID1331と、テンプレートタスクID1332と、発生日時1333と、状態1334と、担当オペレータID1335と、場所1336aと、対象機器・環境1336bと、フロー履歴1336cと、関係者履歴1336dとを有する。場所1336a、対象機器・環境1336b、フロー履歴1336c及び関係者履歴1336dは、タスクの対象となる人や物に関する情報である作業対象情報1336である。
タスクインスタンスID1331には、タスクインスタンスを一意に特定するための識別子を格納する。テンプレートタスクID1332には、テンプレートタスクの識別子を格納する。発生日時1333には、タスクインスタンスの発生日時を格納する。状態1334には、タスクインスタンスの状態を格納する。状態1334には、実施例1と同様に、「済」、「着手」又は「未着」の値が格納される。担当オペレータID1335には、タスクインスタンスの担当オペレータの識別子が格納される。場所1336aには、タスクインスタンスの対象となる物が設置されている場所が格納される。対象機器・環境1336bには、タスクインスタンスの対象となる物やその環境等を表す情報が格納される。フロー履歴1336cには、ワークフローにおいて直前までに実施されたタスクの履歴が格納される。関係者履歴1336dには、ワークフローにおいて直前までに実施されたタスクの担当オペレータの履歴が格納される。
タスクインスタンス情報133により、タスクインスタンスごとに、そのタスクインスタンスの上記情報項目1331〜1336の値が対応付けて管理される。例えば、図26の例では、タスクインスタンスID1331が「TI1000」のタスクインスタンス(以下、タスクインスタンス「TI1000」と表記する)に関して、フロー履歴1336cの「・T0987 ・T0093 ・T0134」、関係者履歴1336dの「・W12 ・W1」等が対応付けて管理されている。従って、図26のタスクインスタンス情報133によれば、タスクインスタンス「TI1000」が実施されるまでに、同じワークフローにおいて、識別子がそれぞれ「T0987」、「T0093」、「T0134」のタスクが実施されていることがわかる。また、タスクインスタンス「TI1000」が実施されるまでに、同じワークフローにおいて、識別子がそれぞれ「W12」、「W1」のオペレータがタスクの実施に携わっていることがわかる。
図27は、実施例2に係るタスク履歴情報の一例を示す図である。
タスク履歴情報135は、タスク管理の履歴を管理するための情報である。タスクログID1351、タイムスタンプ1352、対象オペレータ1353、オペレーション1354、関連タスクID1356及び平均類似度1357は、それぞれ、図7のタスク履歴情報125におけるタスクログID1251、タイムスタンプ1252、対象オペレータ1253、オペレーション1254、関連タスクID1256及び平均類似度1257と実質的に同じである。
タスク履歴情報135は、その情報項目として、図7のタスク情報125における対象タスクID1255に代えて、対象タスクインスタンスID1355を有する。対象タスクインスタンスID1355には、タスクログが示す操作の対象とされたタスクインスタンスの識別子が格納される。
実施例2に係る管理サーバ100は、ワークフローに従って実施されるタスク(タスクインスタンス)のうちの手動タスクに関して、オペレータへの新規タスクの割当て、要注意タスクの抽出、要注意タスクの推奨等の処理を行う。すなわち、ワークフローが実行されるとワークフロー内のタスクがそのタスク列の順に実施されるが、その実施されるタスク(タスクインスタンス)が手動タスクである場合に、管理サーバ100は、その手動タスクに対して新規タスクの割当て等の処理を行う。以下、フローチャートを参照して管理サーバ100が行う具体的な処理内容について説明する。
図28は、実施例2に係るタスクの割当て及び推奨処理のフローチャートである。
実施例2におけるタスクの割当て及び推奨処理も、実施例1と同様に、オペレータへのタスクの割当て(実施例2では手動タスクの割当て)と要注意タスクの抽出と要注意タスクの推奨とを行う処理である。
まず、新規タスク割当てプログラム117は、イベントを受信すると、イベントに対処するための新規タスクを発生させ、新規タスクが手動タスクである場合には、その手動タスクに関する情報をタスクインスタンス情報133に記憶する(ステップS1201)。
次に、新規タスク割当てプログラム117は、手動タスクの割当て処理を実行させる(ステップS1202)。手動タスクの割当て処理では、ステップS1201でタスクインスタンス情報133に記憶された手動タスク(以下のフローチャートの説明において、単に「手動タスク」という)について割当て先のオペレータが決定され、その決定されたオペレータへの手動タスクの割当てが行われる。
手動タスクの割当て処理が終了した後、新規タスク割当てプログラム117は、手動タスクについてステップS1203〜ステップS1205の処理を行う。ステップS1203〜ステップS1205の処理は、実施例1の図8のステップS103〜ステップS105と同様な処理である。なお、実施例2の手動タスクは、実施例1の新規タスクに対応する。
図29は、実施例2に係る手動タスクの割当て処理のフローチャートである。
まず、新規タスク割当てプログラム117は、オペレータ情報134を参照し、オペレータ情報134で管理されているオペレータの中から、処理可能なタスクのカテゴリとして手動タスクが属するカテゴリを有するオペレータを抽出する(ステップS1301)。
次に、新規タスク割当てプログラム117は、ステップS1301で抽出されたオペレータのそれぞれについて、ステップS1302〜ステップS1304の処理を繰り返して行う。ステップS1302〜ステップS1304の処理は、実施例1の図9のステップS201〜ステップS203と同様な処理である。
ステップS1301で抽出されたすべてのオペレータについてステップS1302〜ステップS1304の処理を終えた後、新規タスク割当てプログラム117は、処理をステップS1305に進める。
ステップS1305及びステップS1306の処理は、実施例1の図9のステップS205及びステップS208と同様な処理である。
なお、上記手動タスクの割当て処理において、図9の新規タスクの割当て処理と同様に、高優先度オペレータが複数存在する場合に動的重み付け類似度を算出し、その算出した動的重み付け類似度に基づいて手動タスクの割当て先を決定してもよい。
図30は、実施例2における最大類似度の算出処理のフローチャートである。
実施例2における最大類似度の算出処理は、対象オペレータが有する各タスクについての手動タスクとの間のタスク類似度の算出と、その算出されたタスク類似度の最大値である最大類似度の算出とを行う処理である。
まず、タスク類似度算出プログラム113は、対象オペレータが現時点で有しているタスクのそれぞれについて、ステップS1401及びステップS1402の処理を繰り返して行う。タスク類似度算出プログラム113は、対象オペレータが有するタスクのうちの一つ(以下のステップS1401及びステップS1402において「対象タスク」という)を選択する。
ステップS1401の処理は、実施例1の図10の最大類似度の算出処理のステップS301と同様な処理である。
ステップS1402において、タスク類似度算出プログラム113は、タスクインスタンス情報133における、手動タスクに対応する関係者履歴1336dを参照し、ワークフローにおいて直前までに実施されたタスクの担当オペレータとして当該オペレータが含まれている場合、つまり、当該オペレータが、ワークフロー上の以前の作業に携わったことがある場合、ステップS1401で取得したタスク類似度に対して重み付けを行う。具体的には、タスク類似度算出プログラム113は、ステップS1401で取得したタスク類似度を大きく、例えば2倍にする。このように、ワークフロー上の以前の作業に携わったことがあるオペレータ、すなわち作業経験のあるオペレータのタスク類似度を大きくすることにより、新規タスクが、そのような作業経験のあるオペレータに優先的に割当てられるようになる。これにより、作業経験のあるオペレータは、ワークフロー上の以前の作業に携わったことがあるという経験を生かして、以前の作業に携わったことがないオペレータよりも効率的に作業を行うことができるので、業務の効率化が図られる。
対象オペレータが有する全てのタスクについてステップS1401及びステップS1402の処理を終えた後、タスク類似度算出プログラム113は、処理をステップS1403に進める。ステップS1403の処理は、図10の最大類似度の算出処理のステップS302と同様である。
上記実施例2によると、ワークフローの直前までの実施履歴(本実施例ではタスクの履歴及び担当者の履歴)を考慮してタスクの割当てを行うことにより、例えば作業経験のあるオペレータに優先的に割当てたり、直前までの実施履歴が異なる同一のタスクを区別して割当てたり(例えば、直前に実施したオペレータが日本人であった場合とインド人であった場合とを区別して割当てる等)できるようになるので、結果として、タスクがより適切なオペレータに割当てられ、業務の作業効率が向上する。なお、同一のタスクであっても直前までの実施履歴が異なれば、その報告ルートが異なる等の違いが生じるので、履歴の内容を考慮することにより、上記違いを考慮してより適切なオペレータにタスクを割当てることができるようになる。
なお、本発明は、以上説明した幾つかの実施例に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、実施例1では、高優先度オペレータが複数存在する場合に、高優先度オペレータごとに動的重み付け類似度を算出し、算出した動的重み付け類似度に基づいて、新規タスクの割当て先が決定されたが、必ずしもこのようにする必要はない。例えば、算出した動的重み付け類似度に基づいて、割当て優先度を再算出し、再算出した割当て優先度に基づいて新規タスクの割当て先を決定するようにしてもよい。
また、実施例2では、タスクの割当ての際にワークフローの直前までの実施履歴が考慮されるようにするために、タスク類似度に重み付けをするようにしていたが、必ずしもこのようにする必要はない。例えば、タスク類似度を変更せずに、上記履歴の内容が割当て優先度の値に反映されるように割当て優先度を算出する式を定義したり、上記履歴の内容に基づいて割当て優先度に重み付けを行ったりしてもよい。
100…管理用サーバ計算機、200…管理対象機器、300…管理用クライアント計算機、400…通信ネットワーク

Claims (15)

  1. 複数のオペレータに対するタスクの割当てを行うタスク管理装置によるタスク管理方法であって、
    タスク発生時の状況に応じて値が定まり当該タスクの対象に関係する作業対象情報を発生したタスクごとに含むタスク情報に基づいて、オペレータごとに、新たに発生した第一のタスクと当該オペレータに既に割当てられている第二のタスクとの間のタスク類似度を算出し、
    前記オペレータごとに算出されたタスク類似度に基づく割当て優先度に基づいて、前記第一のタスクの割当て先とするオペレータを決定する、
    タスク管理方法。
  2. 前記作業対象情報には、前記タスクの対象に関係する組織の情報及び/又は前記タスクの対象に関係するユーザの情報が含まれる、
    請求項1に記載のタスク管理方法。
  3. 前記タスク情報には、複数の情報項目が含まれており、
    オペレータごとに、前記第一のタスクと前記第二のタスクとの間の前記情報項目ごとの類似度である項目類似度を算出し、
    前記割当て優先度の高い高優先度オペレータが複数存在する場合、
    前記情報項目ごとの前記高優先度オペレータ間の前記項目類似度の差に基づいて、前記情報項目ごとの重みを算出し、
    前記高優先度オペレータごとに、複数の前記項目類似度に前記算出された重みを考慮して重み付け項目類似度を算出し、前記重みづけ項目類似度に基づいて、重み付けタスク類似度を算出し、
    前記割当て優先度に代えて、前記高優先度オペレータごとに算出された重み付け類似度に基づいて前記第一のタスクの割当て先のオペレータを決定する、
    請求項2に記載のタスク管理方法。
  4. 前記割当て優先度の最高値から所定の第一の閾値の範囲内にある割当て優先度を持つオペレータを前記高優先度オペレータとして判定し、
    前記判定を行う以前において、前記第一の閾値の入力を受け付け、
    前記高優先度オペレータが複数存在するか否かを判定する
    請求項3に記載のタスク管理方法。
  5. 一以上の前記第一のタスクごとに、一以上の前記第二のタスクのそれぞれについて前記タスク類似度を算出し、当該算出された一以上のタスク類似度の最大値を当該オペレータの最大タスク類似度として前記記憶デバイスに記憶し、
    一以上の前記第一タスクの割当て先のオペレータの決定が行われた後、オペレータごとに、前記記憶デバイスに記憶されている、当該オペレータに関する複数の最大タスク類似度に基づいて当該複数の最大タスク類似度の平均値を算出し、
    前記オペレータごとに算出された最大タスク類似度の平均値を表示する、
    請求項4に記載のタスク管理方法。
  6. 前記タスク情報は、前記タスクの発生日時をさらに含み、
    オペレータに既に割当てられているタスクのうち発生から所定の時間が経過しても実行されていない第三のタスクを抽出し、
    前記第三のタスクと前記第一のタスクとの間のタスク類似度及び前記第三のタスクの重要度に基づいて、前記第三のタスクの実行を前記第一のタスクの割当て先のオペレータへ推奨することの指標となる推奨優先度を算出し、
    前記算出された推奨優先度が所定の第二の閾値よりも大きい場合、前記第三のタスクの実行を前記第一のタスクの割当て先のオペレータへ推奨する、
    請求項5に記載のタスク管理方法。
  7. 前記記憶デバイスは、タスクの実施の順序を定義するワークフローをさらに記憶しており、
    前記タスク情報は、前記タスクが関係するワークフローにおける、当該タスクの実施が開始されるまでの履歴情報をさらに含み、
    前記割当て優先度及び前記第一のタスクに関する前記履歴情報に基づいて、前記第一のタスクの割当て先のオペレータを決定する
    請求項6に記載のタスク管理方法。
  8. 複数のオペレータに対するタスクの割当てを行うタスク管理装置であって、
    記憶デバイスと、
    前記記憶デバイスに接続された制御デバイスと
    を有し、
    前記記憶デバイスは、タスク発生時の状況に応じて値が定まり当該タスクの対象に関係する作業対象情報を前記記憶デバイスは、発生したタスクごとに含むタスク情報を記憶し、
    前記制御デバイスは、
    前記タスク情報に基づいて、オペレータごとに、新たに発生した第一のタスクと当該オペレータに既に割当てられている第二のタスクとの間のタスク類似度を算出し、
    前記オペレータごとに算出されたタスク類似度に基づく割当て優先度に基づいて、前記第一のタスクの割当て先とするオペレータを決定する、
    タスク管理装置。
  9. 前記作業対象情報には、前記タスクの対象に関係する組織の情報及び/又は前記タスクの対象に関係するユーザの情報が含まれる、
    請求項8に記載のタスク管理装置。
  10. 前記タスク情報には、複数の情報項目が含まれており、
    前記制御デバイスは、
    オペレータごとに、前記第一のタスクと前記第二のタスクとの間の前記情報項目ごとの類似度である項目類似度を算出し、
    前記割当て優先度の高い高優先度オペレータが複数存在する場合、
    前記情報項目ごとの前記高優先度オペレータ間の前記項目類似度の差に基づいて、前記情報項目ごとの重みを算出し、
    前記高優先度オペレータごとに、複数の前記項目類似度に前記算出された重みを考慮して重み付け項目類似度を算出し、前記重みづけ項目類似度に基づいて、重み付けタスク類似度を算出し、
    前記割当て優先度に代えて、前記高優先度オペレータごとに算出された重み付け類似度に基づいて前記第一のタスクの割当て先のオペレータを決定する、
    請求項8に記載のタスク管理装置。
  11. 入力を受け付ける入力デバイスをさらに有し、
    前記制御デバイスは、
    前記割当て優先度の最高値から前記第一の閾値の範囲内にある割当て優先度を持つオペレータを前記高優先度オペレータとして判定し、
    前記判定を行う以前において、前記入力デバイスより、前記第一の閾値の入力を受け付け、
    前記高優先度オペレータが複数存在するか否かを判定する
    請求項8に記載のタスク管理装置。
  12. 出力デバイスをさらに有し、
    前記制御デバイスは、
    一以上の前記第一のタスクごとに、一以上の前記第二のタスクのそれぞれについて前記タスク類似度を算出し、当該算出された一以上のタスク類似度の最大値を当該オペレータの最大タスク類似度として前記記憶デバイスに記憶し、
    一以上の前記第一タスクの割当て先のオペレータの決定が行われた後、オペレータごとに、前記記憶デバイスに記憶されている、当該オペレータに関する複数の最大タスク類似度に基づいて当該複数の最大タスク類似度の平均値を算出し、
    前記オペレータごとに算出された最大タスク類似度の平均値を前記出力デバイスに表示する、
    請求項8に記載のタスク管理装置。
  13. 前記タスク情報は、当該情報に関するタスクの発生日時をさらに含み、
    前記制御デバイスは、
    オペレータに既に割当てられているタスクのうち発生から所定の時間が経過しても実行されていない第三のタスクを抽出し、
    前記第三のタスクと前記第一のタスクとの間のタスク類似度及び前記第三のタスクの重要度に基づいて、前記第三のタスクの実行を前記第一のタスクの割当て先のオペレータへ推奨することの指標となる推奨優先度を算出し、
    前記算出された推奨優先度が所定の第二の閾値よりも大きい場合、前記第三のタスクの実行を前記第一のタスクの割当て先のオペレータへ推奨する、
    請求項8に記載のタスク管理装置。
  14. 前記記憶デバイスは、タスクの実施の順序を定義するワークフローをさらに記憶しており、
    前記タスク情報は、前記タスクが関係するワークフローにおける、当該タスクの実施が開始されるまでの履歴情報をさらに含み、
    前記制御デバイスは、
    前記割当て優先度及び前記第一のタスクに関する前記履歴情報に基づいて、前記第一のタスクの割当て先のオペレータを決定する、
    請求項8に記載のタスク管理装置。
  15. 複数のオペレータに対するタスクの割当てを行うタスク管理装置をコンピュータに実現するためのコンピュータプログラムであって、
    タスク発生時の状況に応じて値が定まり当該タスクの対象に関係する作業対象情報を発生したタスクごとに含むタスク情報に基づいて、オペレータごとに、新たに発生した第一のタスクと当該オペレータに既に割当てられている第二のタスクとの間のタスク類似度を算出し、
    前記オペレータごとに算出されたタスク類似度に基づく割当て優先度に基づいて、前記第一のタスクの割当て先とするオペレータを決定する、
    ことをコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
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