JP2013045313A - ログ収集管理装置、システム、および方法 - Google Patents

ログ収集管理装置、システム、および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ログ出力元の処理に悪影響を与えることなくログ収集の期限を遵守してログ分析を効率的に実施できるようにログ収集を行う。
【解決手段】ログ収集管理装置100では、各サービス121に設定されたサービスレベルの評価期限や評価に必要なログ種別等をハードディスク105内の各テーブル113〜117に登録しておく。サービスレベル評価のためのログ収集を行う際、評価期限に近いサービスレベルの評価に必要なログ123を選定し、そのログ出力元サービスの負荷量をエージェント122より取得する。上記選定されたログについて、サービスレベル評価の効率性(少ないログから多くのサービスレベルを評価できること)、ログ出力元サービスの負荷、ログ収集期限を考慮してログ収集の優先順位を決定し、上記優先順位に従い、また必要に応じてログ出力元サービスに共有リソースプール131内の共有リソースを割当て、負荷を下げてからログ収集を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワーク上の機器やアプリケーション等のログを収集、蓄積するログ収集管理サーバに関するものであり、特にネットワーク上で提供されるITサービスのサービス品質を示すサービスレベルの評価に必要となるログを収集、蓄積する技術に関する。
ブロードバンド環境の進展や企業が所有するITシステムの運用・保守コストの増加などに伴い、IT機能を自ら「所有」する従来のビジネス形態から、ネットワークを介して提供されるIT機器の機能やアプリケーションの機能などのITサービスを「利用」するASP(Application Service Provider)やクラウドコンピューティングと呼ばれるビジネス形態が普及している。こうしたネットワーク上のITサービスを利用する際には、セキュリティやサービス品質に対するサービス利用者の不安解消のため、サービス提供者とサービス利用者との間で、サービス品質を示すサービスレベルとその目標値、評価方法、評価のタイミングなどを規定したSLA(Service Level Agreement)を締結する。
サービスレベルには、例えばサービス稼働率(スケジュールされたサービス稼動時間に対する実際のサービス稼働時間の割合)やオンラインレスポンス遵守率(オンライン処理の平均応答時間が所定の目標時間を遵守できている割合)などの項目があり、サービス提供者は、定期的に各項目の評価(測定)を行い、その目標値に対する遵守状況をサービス利用者に提示する必要がある。SLAで規定されるサービスレベルの各項目とその目標値、評価タイミング(評価結果の提示タイミング)などは、サービス利用者の要求レベルに応じて個別に設定してもよいし、サービス提供者が一律的なサービスレベルとして設定してもよい。
サービスレベルの各項目を評価する場合、サービスを提供する各機器やアプリケーションより出力される各種ログを一元的に収集し、収集されたログの内容を分析することによって評価可能となる。しかしながら、上記ログ収集の際、ログ出力元となる各機器やアプリケーションは、サービス利用者に対する本来のサービスを提供する処理を行うとともに、出力されたログをログ収集先に送信する処理も行うことになるため、上記各機器やアプリケーションには一時的に大きな処理負荷が発生し、上記本来のサービス提供に対して悪影響を与える可能性がある。特に、サービス利用者ごとに提供される仮想化されたサービスの数が増加するとともに、サービスレベル評価のために必要となる収集すべきログの数やログファイルサイズも増加するため、この傾向は顕著になる。
ネットワーク上の各機器からログを収集する際、各機器の処理負荷を軽減して効率的にログ収集を行うための技術として、例えば特許文献1が知られている。特許文献1では、各ログ出力元機器からの過去のログ収集の成功または失敗の履歴に基づき、ログ収集が成功する可能性の高い機器のログから順にログ収集を行い、機器の処理負荷を軽減して効率的にログ収集を行うことのできるログ管理装置を提供している。
特開2008−203939号公報
特許文献1の従来技術によれば、ログ出力元機器の処理負荷の軽減に着目しログを収集しているため、ログの性質自体については考慮していない。ログの性質(一つのログから複数のサービスレベルの評価が可能になる効率的なログや、評価期限の都合上すぐに取得すべきログ)、を考慮していないため、取得後のログ分析までを考慮して効率的なログ収集を行なうことはできない。
そのため、特許文献1の技術では、ログの収集は行なえたとしても、その後のログ分析までは考慮していないため、1つのログから1つのサービスレベル項目の評価しかできないようなログをを集めてしまい、ログ分析の全体として処理遅延を引き起こす可能性がある。また、評価期限を考慮していないため、評価期限を守れない可能性もある。
本発明は上記の点を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ログ分析を効率的に実施できるようにログ収集を行うことにある。
上記目的達成のため、本発明では、ログの性質(サービスレベル項目、評価の期限、その評価に必要となるログの種別など)を予め登録する。そしてログ収集時は、そのログの性質に基づいた優先度に従いログ収集を実行する。
例えば、ログの性質として評価の期限が登録されている場合は、評価の期限に近いサービスレベル項目の評価に必要となるログを優先的に収集する。また、別の例では、ログの性質として、少ない数のログ種別で多くのサービスレベル項目の評価を行うことができることが登録されている場合、そのログを優先的に収集する。
本発明によれば、ログの性質を考慮してログ収集を行っているため、ログ分析を効率的に実施できるようにログ収集を行うことができる。
本発明の実施の形態におけるコンピュータシステムのシステム構成例 本発明の実施の形態におけるログ収集管理装置が保持するサービスレベル管理テーブルの一例 本発明の実施の形態におけるログ収集管理装置が保持するサービスレベル評価タイミング管理テーブルの一例 本発明の実施の形態におけるログ収集管理装置が保持するサービスレベル評価用ログ管理テーブルの一例 本発明の実施の形態におけるログ収集管理装置において行われるサービスの負荷量を取得する処理のフローチャート 本発明の実施の形態におけるログ収集管理装置において行われる収集すべきログを選定しその収集の優先順位を作成する処理のフローチャート 本発明の実施の形態におけるサービスレベル項目の評価期限までの時刻とサービスレベル項目の評価期限に対する緊急性を示す指標との関係を示すグラフ 本発明の実施の形態におけるサービスの負荷量とサービスの負荷に対する安全性を示す指標との関係を示すグラフ 本発明の実施の形態におけるサービスレベル項目とその評価に必要となる収集すべきログとの対応関係の一例 本発明の実施の形態におけるログ収集管理装置が保持するログ収集優先順位管理テーブルの一例 本発明の実施の形態におけるログ収集管理装置において行われるログ出力元サービスからログを収集し、必要に応じてサービスに対して共有リソースを割当てる処理のフローチャート 本発明の実施の形態におけるログ収集管理装置が保持する収集ログ管理テーブルの一例 本発明の実施の形態におけるログ収集管理装置において行われる収集されたログに基づいてサービスレベル項目の評価を行う処理のフローチャート 本発明の実施の形態におけるログ収集管理装置が保持するサービスレベル評価結果管理テーブルの一例
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態に本発明が限定されることはない。
図1に、本発明の実施の形態におけるコンピュータシステムのシステム構成例を示す。図1に示すように、コンピュータシステムは、ログ収集管理装置100、サービス提供サーバ120、共有リソース提供サーバ130、共有リソース管理装置140より構成され、それぞれネットワーク150を介して相互に接続されている。
ログ収集管理装置100は、サービス提供サーバ120内のサービス121より出力された各種ログの収集・蓄積、およびサービス121のサービスレベルの評価を行うためのコンピュータであり、CPU101、メモリ102、入力装置103、表示装置104、ハードディスク105、システムバス106などを備えている。CPU101は、ログ収集管理装置100全体の動作を制御し、ハードディスク105内の各種プログラムに従って所定の処理を実行する中央演算処理装置である。メモリ102は、各種プログラムや各種データをロードする記憶装置である。入力装置103は、各種テーブルへの登録情報や各種プログラムの実行に必要となる情報を入力するための装置であり、例えばキーボード、マウス、CD/DVDドライブ装置等である。表示装置104は、各種テーブルの登録情報や各種プログラムの実行結果などを表示するための装置であり、例えばディスプレイ装置である。ハードディスク105は、各種プログラム107〜112、および各種テーブル113〜118を磁気ディスクに格納する記録装置である。システムバス106は、各種装置間の制御情報、各種データなどの授受を媒介する経路である。
設定管理プログラム107は、入力装置103より入力された設定情報に従って、各種テーブルに対して必要な情報の登録を行うためのプログラムである。負荷量取得プログラム108は、サービス121の負荷量(CPU使用量、メモリ使用量など)を取得するためのプログラムである。ログ収集順序作成プログラム109は、サービス121のサービスレベル評価のために収集すべきログの選定とその収集の優先順位を作成するためのプログラムである。ログ収集・リソース割当てプログラム110は、プログラム109が作成した収集すべきログとその収集の優先順位に従って、ログの収集、および必要に応じてサービス121への共有リソースの割当てを行うためのプログラムである。サービスレベル評価プログラム111は、上記収集されたログに基づいてサービス121のサービスレベルの評価を行うためのプログラムである。評価結果提示プログラム112は、上記サービスレベル評価結果をサービス利用者に提示するためのプログラムである。
サービスレベル管理テーブル113は、各サービス121に設定されたサービス利用者(ユーザ企業単位)ごとのサービスレベルの各項目を管理するためのテーブルである。サービスレベル評価タイミング管理テーブル114は、上記各サービスレベル項目の評価タイミング(評価の期限)に関する情報を管理するためのテーブルである。サービスレベル評価用ログ管理テーブル115は、上記各サービスレベル項目の評価に必要となるログ種別(ログ取得先)を管理するためのテーブルである。ログ収集優先順位管理テーブル116は、収集すべきログとその収集の優先順位を管理するためのテーブルである。収集ログ管理テーブル117は、収集したログを管理するためのテーブルである。サービスレベル評価結果管理テーブル118は、各サービスレベル項目の評価値(評価結果)を管理するためのテーブルである。
サービス提供サーバ120は、サービス利用者に対して所定のサービス121を提供する1つまたは複数からなるコンピュータである。サービス121は、仮想化された、ITリソース、OS、ミドルウェア(アプリケーション開発/実行環境、Webサーバ、データベース等)、およびアプリケーションなどであり、各サービス利用者(ユーザ企業単位)ごとにそれぞれ個別のサービス121が提供される。サービス利用者とサービス提供者との間で、サービス121のサービスレベルとその目標値、評価方法、評価のタイミングなどを規定したSLAが締結される。サービスレベルとは、例えばサービス稼働率やオンラインレスポンス遵守率など、サービスの品質を示すための指標であり、一般に1つのサービスに対して複数のサービスレベル項目が設定される。
サービス121を構成するITリソース、OS、ミドルウェア、およびアプリケーション等は、1つまたは複数のログ123を出力する。ここで、一般的に、サービス121のサービスレベル項目は、上記サービス121の構成要素が出力するログ123の内容を分析することによって評価可能となる。例えば、オンラインレスポンス遵守率は、レスポンスにかかった処理時間を記録したWebサーバのアクセスログより算出可能である。サービス稼働率は、サービスの起動・停止時刻を記録するOSのイベントログと、そのサービスを提供するサーバの死活を監視する監視機器・ツールのログより算出可能である。サービスレベル項目の評価に必要となるログ種別と、ログ分析に基づくサービスレベル項目の評価値の算出方法は、サービスレベル項目ごとに予め定められている。
サービス121内には、サービス121の負荷量(CPU使用量、メモリ使用量など)の取得を行い、取得した負荷量データやサービス121より出力されたログ123をログ収集管理装置100に送信するためのエージェント122がインストールされている。
共有リソース提供サーバ130は、各々のサーバ130が提供する物理リソースが変換されて成る仮想的な共有リソースプール131を構成し、サービス提供サーバ120のサービス121に対してCPU、メモリ等のITリソースを提供するための1つまたは複数からなるコンピュータである。
共有リソース管理装置は、共有リソース提供サーバ130を管理し、共有リソース提供サーバ130が提供する物理リソースを仮想化して共有リソースプール131に変換し、ログ収集管理装置100からの要求に従って、サービス121に対して共有リソースプール131内の共有リソースの割当てを行うためのコンピュータである。
さて本発明の実施の形態では、ログ収集管理装置100において、ハードディスク105内の各種プログラム107〜112がCPU101によって実行されることにより、以下の(a-1)〜(a-6)の各種処理が実現され、サービス121の処理に悪影響を与えることなく、ログ収集の期限を遵守して、ログ分析を効率的に実施できるようなログの収集を行うことができる。
(a-1) サービス121のサービスレベルに関する情報の登録。
(a-2) サービス121の負荷量の取得。
(a-3) 収集すべきログの選定とその収集の優先順位の作成。
(a-4) ログの収集、およびサービスへの共有リソース割当て。
(a-5) サービスレベル項目の評価。
(a-6) サービスレベル項目の評価結果の提示。
以下、処理(a-1)〜(a-6)の実現方法について、図2〜13を用いて説明する。
はじめに、ログ収集管理装置100において、各サービス121に設定されたサービスレベル項目に関する情報の登録を行う処理(a-1)について説明する。ログ収集管理装置100の管理者は、サービス利用者ごとに個別に提供されるサービス121に関して、サービス利用者とサービス提供者との間で合意されたSLAに基づいて、以下の情報を入力装置103より入力する。
(b-1) サービスレベル項目。
(b-2) サービス利用者。
(b-3) サービスレベル項目の目標値。
(b-4) サービスレベル項目の評価対象期間。
(b-5) 努力目標としてのサービスレベル項目の評価期限。
(b-6) 絶対に守らねばならないサービスレベル項目の評価期限。
設定管理プログラム107は、上記サービスレベル項目(b-1)のエントリごとに、ユニークなサービスレベル項目の識別名を発行し、上記サービスレベル項目識別名、サービスレベル項目(b-1)、サービス利用者(b-2)、およびサービスレベル項目の目標値(b-3)を、サービスレベル管理テーブル113に登録する。
図2に、設定管理プログラム107によって登録されたサービスレベル管理テーブル113の一例を示しておく。図2に示すように、サービスレベル管理テーブル113は、サービスレベル項目識別名欄201、サービスレベル項目欄202、目標値欄203、サービス利用者欄204を設けている。サービスレベル項目識別名欄201には、上記のサービスレベル項目ごとに発行されたユニークなサービスレベル項目の識別名を登録する。サービスレベル項目欄202には、例えばサービス稼働率やオンラインレスポンス遵守率などのサービスレベル項目を登録する。目標値欄203には、対応するサービスレベル項目の目標値を登録する。サービス利用者欄204には、上記サービスの利用者であるユーザ企業を登録する。サービス利用者が企業でなく個人ユーザの場合は、サービス利用者欄204にはその個人ユーザを登録してもよい。
次に設定管理プログラム107は、上記各サービスレベル項目の上記識別名、評価対象期間(b-4)、努力目標としての評価期限(b-5)(以下、評価期限Aと記す)、絶対に守らねばならない評価期限(b-6)(以下、評価期限Bと記す)、および評価所要時間を、サービスレベル評価タイミング管理テーブル114に登録する。サービスレベル項目の評価対象期間とは、サービスレベル項目の評価値を算出する際の評価対象となる期間を示すものである。サービスレベル項目の評価期限とは、所定の評価対象期間におけるサービスレベル項目の評価結果を算出する期限を示すのものであり、サービス利用者は上記評価期限以降において上記評価結果を参照できるようになる。本発明の実施の形態では、各サービスレベル項目に対して評価期限A、Bの2段階の期限を設けている。サービスレベル項目の評価所要時間とは、サービスレベル項目の評価に必要となる全てのログを収集してからサービスレベル項目の評価を行いその評価結果をサービス利用者に対して提示するまでの平均的な所要時間に所定の余裕時間を加えた時間であり、サービスレベル項目ごとに予め定められている。すなわち評価所要時間は、評価期限に間に合うようにサービスレベル項目の評価手続きを開始(ログの収集の開始)する際の目安となる時間である。
図3に、設定管理プログラム107によって登録されたサービスレベル評価タイミング管理テーブル114の一例を示しておく。図3に示すように、サービスレベル評価タイミング管理テーブル114は、サービスレベル項目識別名欄301、評価対象期間欄302、評価期限A欄303、評価期限B欄304、評価所要時間欄305を設けている。サービスレベル項目識別名欄301には、上記のユニークなサービスレベル項目の識別名を登録する。評価対象期間欄302には、上記サービスレベル項目の評価対象となる個別の期間を登録する。評価期限A欄303、評価期限B欄304には、それぞれの上記評価対象期間に対するサービスレベル項目の評価期限A、Bとなる時刻を登録する。評価所要時間欄305には、サービスレベル項目の評価所要時間を登録する。
次に設定管理プログラム107は、上記各サービスレベル項目の上記識別名、およびサービスレベル項目の評価に必要となるログ種別(ログ取得先)を、サービスレベル評価用ログ管理テーブル115に登録する。
図4に、設定管理プログラム107によって登録されたサービスレベル評価用ログ管理テーブル115の一例を示しておく。図4に示すように、サービスレベル評価用ログ管理テーブル115は、サービスレベル項目識別名欄401、ログ種別欄402を設けている。サービスレベル項目識別名欄401には、上記のユニークなサービスレベル項目の識別名を登録する。ログ種別欄402には、サービスレベル項目の評価に必要となる予め定められたログ種別を登録する。サービスレベル項目の評価に複数のログ種別が必要となる場合は、それぞれのログ種別を別エントリとしてサービスレベル評価用ログ管理テーブル115に登録する。
上記のようにして、ログ収集管理装置100の設定管理プログラム107によって、各サービス121に設定されたサービスレベル項目に関する情報の登録処理が行われる。
図5を用いて、ログ収集管理装置100において、サービス121の負荷量の取得を行う処理(a-2)を説明する。図5は、ログ収集管理装置100がサービス121の負荷量を取得するために、負荷量取得プログラム108およびエージェント122によって実行される処理を示すフローチャートである。
ステップS501において、負荷量取得プログラム108は、後述するログ収集順序作成プログラム109からの指示に従って、負荷量を取得すべきサービス121内のエージェント122に対して、上記サービス121の負荷量データを送信するよう要求する。
ステップS502において、上記エージェント122は、上記サービス121の負荷量(CPU使用量、メモリ使用量など)の値をOSより取得する。
ステップS503において、上記エージェント122は、取得した上記サービス121の負荷量が所定の閾値より低いかどうかを判定し、低い場合はステップS504の処理に進み、高い場合はステップS505の処理に進む。ここで、上記閾値は、後述するステップS504において実行されるエージェント122による負荷量データのログ収集管理装置100への送信処理が、上記サービス121のサービス提供処理に対して悪影響を与える可能性があるほどに、上記サービス121の負荷が高い水準にあるかどうかを識別するための閾値であり、上記サービス121に対するリソース割当て量(CPU使用量、メモリ使用量など)から上記エージェント122が実行するデータ送信処理のリソース使用量を減じた値を上記閾値として事前に決定しておく。すなわち、取得した上記サービス121の負荷量が上記閾値より高い場合は、上記サービス121のサービス提供処理の負荷量と上記エージェントのデータ送信処理の負荷量の合計が、上記サービス121に割当てられたリソース量を超えるため、上記サービス121のサービス提供処理に悪影響を与えると判断し、取得した上記サービス121の負荷量が上記閾値より低い場合は、上記サービス121のサービス提供処理の負荷量と上記エージェントのデータ送信処理の負荷量の合計が、上記サービス121に割当てられたリソース量を超えないため、上記サービス121のサービス提供処理に悪影響を与えないと判断する。ここで、サービスの負荷量を示す指標が、例えばCPU使用量、メモリ使用量などのように複数存在する場合、それぞれの指標に対して上記の処理を適用し、サービスの負荷の高低を判断する際は、いずれか1つの指標について負荷が高ければサービスとしての負荷は高いとみなし、全ての指標について負荷が低いときサービスとしての負荷は低いものとみなして、上記の処理を実行するものとする。以下、サービスの負荷量・リソース量に関わる他の処理についても、同様に取り扱うものとする。
ステップS504において、上記エージェント122は、取得した負荷量データをログ収集管理装置100に対して送信する。
ステップS505において、上記エージェント122は、取得した負荷量データの送信を行わない。
ステップS506において、負荷量取得プログラム108は、上記エージェント122より送信された上記サービス121の負荷量データを受信する。そして負荷量取得プログラム108が所定時間内に上記サービス121の負荷量データを受信できなかった場合、負荷量取得プログラム108は、上記サービス121の負荷が高水準にあると判断する。
上記のようにして、ログ収集管理装置100の負荷量取得プログラム108、およびサービス121内のエージェント122によって、サービス121の負荷量の取得処理が行われる。
次に、ログ収集管理装置100において、収集すべきログの選定とその収集の優先順位の作成を行う処理(a-3)について、図6〜10を用いて説明する。
図6は、ログ収集管理装置100が収集すべきログを選定しその収集の優先順位を作成するために、ログ収集順序作成プログラム109によって実行される処理を示すフローチャートである。ログ収集管理装置100では、所定の時間間隔、例えば1分間隔ごとに、図6のフローチャートで示したS601〜S605までのステップを繰り返す。
ステップS601において、ログ収集順序作成プログラム109は、サービスレベル評価タイミング管理テーブル114を参照して、評価対象期間別の各サービスレベル項目の中から、それぞれの評価期限Aに近い未評価の全てのサービスレベル項目を、評価すべきサービスレベル項目として選定する。ここで、「評価期限Aに近い」とは、評価期限Aの上記評価所要時間だけ前の時刻を評価可能期限Aと記すとき、評価可能期限Aを過ぎていることを意味する。同様に、評価期限Bの上記評価所要時間だけ前の時刻を評価可能期限Bと記す(図7参照)。
ステップS602において、ログ収集順序作成プログラム109は、サービスレベル評価用ログ管理テーブル115を参照して、上記選定した評価すべきサービスレベル項目の評価に必要となる全てのログを、収集すべきログとして選定する。ここで、上記選定したログは、上記選定した評価対象期間別のサービスレベル項目の評価に必要となるイベント・事象の情報を含んでいる期間のログとする。上記選定したサービスレベル項目とその評価に必要となるログは、多対多の関係にある。すなわち、1つのサービスレベル項目の評価に複数のログが必要な場合もあれば、1つのログから複数のサービスレベル項目の評価が可能な場合もある。
ステップS603において、ログ収集順序作成プログラム109は、負荷量取得プログラム108に対して、上記選定した収集すべきログの出力元となるサービス121の負荷量取得を指示する。負荷量取得プログラム108は、上述の処理(a-2)を実行し、上記ログの出力元サービス121の負荷量を取得する。
ステップS604において、ログ収集順序作成プログラム109は、上記選定した収集すべき個々のログに関する以下の指標に基づいて、上記選定した収集すべきログの優先順位を決定する。
(c-1) サービスレベル項目の評価期限に対する緊急性
(c-2) ログ出力元サービスの負荷に対する安全性
(c-3) サービスレベル項目の評価の効率性
(c-1)は、上記収集すべき個々のログについて、評価のために上記ログを必要とするサービスレベル項目の評価期限に対する緊急性を示す指標であり、本指標値が高いほど上記ログの収集の優先順位が高いものとする。
図7を用いて、収集すべき各ログの(c-1)指標値を算出する方法を説明する。図7は、評価のために上記ログを必要とするサービスレベル項目の評価期限までの時刻と、上記サービスレベル項目の評価期限に対する緊急性を示す指標(c-1)との関係を示すグラフである。このとき、上記ログを必要とする上記サービスレベル項目が複数存在するときは、評価可能期限Bが最も早いもの(評価可能期限Bが同一の場合は評価可能期限Aが最も早いもの)を、本指標値算出のために用いるサービスレベル項目とする。上記グラフにおいて、時刻が上記サービスレベル項目の評価可能期限Aのとき(c-1)指標値=0(最小)とし、時刻の経過に合わせて(c-1)指標値は線形に上昇し、時刻が上記サービスレベル項目の評価可能期限B以降のとき(c-1)指標値=100(最大)としている。ログ収集順序作成プログラム109は、上記グラフに基づき、現在時刻より(c-1)指標値を算出する。よって評価期限に近いサービスレベル項目(評価可能期限Bまでの残り期間の短いサービスレベル項目)の評価に必要となるログほど、(c-1)指標値が高くなり、収集の優先順位が高く評価される。
(c-2)は、上記収集すべき個々のログについて、上記ログの出力元サービスの負荷に対する安全性を示す指標であり、本指標値が高いほど上記ログの優先順位が高いものとする。
図8を用いて、収集すべき各ログの(c-2)指標値を算出する方法を用いて説明する。図8は、上記ログの出力元となるサービス121の負荷量と、上記サービス121の負荷に対する安全性を示す指標(c-2)との関係を示すグラフである。上記グラフにおいて、上記サービス121の負荷量が0のとき(c-2)指標値=100(最大)とし、負荷量の増加に応じて(c-2)指標値は線形に下降し、負荷量が所定の高水準負荷量より高い状態のとき(c-2)指標値=0(最小)としている。ここで、上記所定の高水準負荷量とは、後述するステップS1105、S1108において実行されるサービス121内のエージェント122によるログデータのログ収集管理装置100への送信処理が、上記サービス121のサービス提供処理に対して悪影響を与える可能性があるほどに、上記サービス121の負荷量が高い水準にあるかどうかを識別するための値であり、上記サービス121に対するリソース割当て量から上記エージェント122が実行するログデータ送信処理のリソース使用量を減じた値を上記高水準負荷量として事前に決定しておく。ログ収集順序作成プログラム109は、上記グラフに基づき、ステップS603において取得したサービス121の負荷量より(c-2)指標値を算出する。よって負荷が低いサービスから出力されたログほど、(c-2)指標値が高くなり、収集の優先順位が高く評価される。
(c-3)は、上記収集すべき個々のログについて、上記ログによるサービスレベル項目の評価の効率性を示す指標であり、本指標値が高いほど上記ログの収集の優先順位が高いものとする。
図9を用いて、収集すべき各ログの(c-3)指標値を算出する方法を説明する。図9は、評価すべきサービスレベル項目とその評価に必要となる収集すべきログとの対応関係の一例を示している。図9において、サービスレベル項目901は、上記ステップS601において選定した評価すべきサービスレベル項目を示し、ログ902は、上記ステップS602において選定した上記サービスレベル項目901の評価に必要となる収集すべきログを示し、矢印903は、サービスレベル項目とその評価に必要となるログとの対応関係を示す。例えば、図9において、サービスレベル項目(1)はログ(1)のみより評価可能となり、サービスレベル項目(2)はログ(2)およびログ(3)より評価可能となる。ログ収集順序作成プログラム109は、上記対応関係に基づき、各ログ902について、当該ログ902のみで評価が可能となるようなサービスレベル項目901の個数(n)を算出し、当該ログ以外のログ902と合わせて評価が可能となるようなサービスレベル項目901の個数(m)し、その重み付け加算値(10n+2m)によってサービスレベル項目の評価の効率性を示す指標(c-3)を算出する。例えば、図9において、ログ(4)について、当該ログ(4)のみで評価が可能となるようなサービスレベル項目はサービスレベル項目(5)(6)(7)の3個であり(n=3)、当該ログ(4)以外のログと合わせて評価が可能となるようなサービスレベル項目はサービスレベル項目(3)(ログ(2)と合わせて評価可能となる)の1であり(m=1)、よって(c-3)指標値は、10n+2m=32として算出する。よって、より少ないログ種別からより多くのサービスレベル項目を評価可能なログほど、(c-3)指標値が高くなり、収集の優先順位が高く評価される。
ステップS605において、ログ収集順序作成プログラム109は、上記指標値(c-1)、(c-2)、(c-3)の合計値を算出し、その合計値の高いものから順にログ収集の優先順位付けを行う。そしてログ収集順序作成プログラム109は、上記収集すべきログのログ種別、ログ記録期間、(c-1)指標値、(c-2)指標値、(c-3)指標値、上記合計値、および上記優先順位を、ログ収集優先順位管理テーブル116に登録する。
図10に、ログ収集順序作成プログラム109によって登録されたログ収集優先順位管理テーブル116の一例を示しておく。図10に示すように、ログ収集優先順位管理テーブル116は、収集ログ種別欄1001、ログ記録期間欄1002、(c-1)指標値欄1003、(c-2)指標値欄1004、(c-3)指標値欄1005、指標合計値欄1006、優先順位欄1007を設けている。収集ログ種別欄1001には、ステップS602において選定した収集すべき個々のログの種別(ログ取得先)を登録する。ログ記録期間欄1002には、上記ログに含むべき上記評価対象期間別のサービスレベル項目の評価に必要となるイベント・事象の記録期間を登録する。(c-1)指標値欄1002、(c-2)指標値欄1003、(c-3)指標値欄1004、指標合計値欄1005、および優先順位欄1006には、ステップS604においてそれぞれ算出した上記ログの(c-1)指標値、(c-2)指標値、(c-3)指標値、上記合計値、および上記優先順位を登録する。
上記のようにして、ログ収集管理装置100のログ収集順序作成プログラム109によって、収集すべきログの選定とその収集の優先順位の作成処理が行われる。
次に、ログ収集管理装置100において、ログの収集、およびサービス121への共有リソース割当てを行う処理(a-4)について、図11〜12を用いて説明する。
図11は、ログ収集管理装置100がログ出力元であるサービス121からログを収集し、必要に応じてサービス121に対して共有リソースを割当てるために、ログ収集・リソース割当てプログラム110、エージェント122、および共有リソース管理装置140によって実行される処理を示すフローチャートである。ログ収集管理装置100では、ログ収集順序作成プログラム109による収集すべきログの選定とその収集の優先順位の作成が行われ、ログ収集優先順位管理テーブル116が更新されるごとに、図11のフローチャートで示したS1101〜S1109までのステップを繰り返す。
ステップS1101において、ログ収集・リソース割当てプログラム110は、収集すべきログを登録したログ収集優先順位管理テーブル116を参照し、以下のルールに従って、上記ログを3つのグループX、Y、Zに分類する。
Xグループ:(c-1)指標値=100かつ(c-2)指標値=0のログ
Yグループ:(c-1)指標値≠100かつ(c-2)指標値=0のログ
Zグループ:上記Xグループ、Yグループ以外のログ((c-2)指標値≠0のログ)
ここで、Xグループのログは、評価のために上記ログを必要とするサービスレベル項目の評価期限Bを過ぎており、ログ収集の緊急性が非常に高いログであり、かつ、ログ出力元サービス121の負荷が非常に高く、ログ送信処理が上記サービス121のサービス提供処理に対して悪影響を与える可能性のあるログである。Yグループのログは、評価のために上記ログを必要とするサービスレベル項目の評価期限Bを過ぎておらず、ログ収集の緊急性が非常に高いものではないログであり、かつ、ログ出力元サービス121の負荷が非常に高く、ログ送信処理が上記サービス121のサービス提供処理に対して悪影響を与える可能性のあるログである。Zグループのログは、ログ出力元サービス121の負荷が非常に高いものではなく、ログ送信処理がログ出力元サービス121のサービス提供処理に対して悪影響を与える可能性のないログである。
ステップS1102において、ログ収集・リソース割当てプログラム110は、Xグループの各ログ123の出力元サービス121に対して所定量の共有リソースを割当てるよう、共有リソース管理装置140に要求する。ここで、共有リソース割当て量は、後述するステップS1105において実行されるサービス121内のエージェント122によるログデータのログ収集管理装置100への送信処理が必要とする負荷量より大きな値として事前に決定しておく。
ステップS1103において、共有リソース管理装置140は、共有リソースプール131の中から指定された量の共有リソースを、指定された上記サービス121に対して割当てる。
ステップS1104において、ログ収集・リソース割当てプログラム110は、Xグループの各ログの出力元サービス121内のエージェント122に対して、上記出力元サービス121に共有リソースが割当てられたことを確認した後で、ログ収集優先順位管理テーブル116に登録したログ記録期間内のイベント・事象を含んでいる範囲の上記ログデータを送信するよう要求する。
ステップS1105において、上記エージェント122は、上記サービス121のリソース量を監視し、上記共有リソースが割当てられたことを確認した後で、上記サービス121が出力した、上記ログ記録期間内のイベント・事象を含んでいる範囲のログ123データをログ収集管理装置100に対して送信する。
ステップS1106において、ログ収集・リソース割当てプログラム110は、Yグループの各ログの収集を行わないものとする。
ステップS1107において、ログ収集・リソース割当てプログラム110は、Zグループの各ログ123の出力元サービス121内のエージェント122に対して、上記ログ収集優先順位管理テーブル116に登録された上記各ログの収集の優先順位の順に、上記ログ記録期間内のイベント・事象を含んでいる範囲の上記ログデータを送信するよう要求する。
ステップS1108において、上記エージェント122は、上記サービス121が出力した、上記ログ記録期間内のイベント・事象を含んでいる範囲のログ123データをログ収集管理装置100に対して送信する。
ステップS1109において、ログ収集・リソース割当てプログラム110は、ステップS1105、およびステップS1108において上記エージェント122より送信された上記ログ123データを取得する。そしてログ収集・リソース割当てプログラム110は、取得したログ123のログ種別、ログ記録期間、およびログの内容を、収集ログ管理テーブル117に登録する。
図12に、ログ収集・リソース割当てプログラム110によって登録された収集ログ管理テーブル117の一例を示しておく。図12に示すように、収集ログ管理テーブル117は、収集ログ種別欄2101、ログ記録期間欄1202、ログ内容欄1203を設けている。収集ログ種別欄2101には、上記取得したログの種別(ログ取得先)を登録する。ログ記録期間欄1202には、上記ログに含まれるイベント・事象の記録期間を登録する。ログ内容欄1203には、上記ログの内容を登録する。
上記のようにして、ログ収集管理装置100のログ収集・リソース割当てプログラム110、サービス121内のエージェント122、および共有リソース管理装置140によって、ログの収集、およびサービス121への共有リソース割当て処理が行われる。上記のログ収集方法によれば、ログ収集の緊急性が非常に高く、かつ、ログ出力元サービス121の負荷が非常に高いグループXのログに対しては、上記サービス121に対して十分なリソースを割当ててからログ収集を行うため、ログ収集の期限を遵守して、サービス121のサービス提供処理に悪影響を与えないようなログ収集が可能となっている。ログ収集の緊急性が非常に高いものではなく、かつ、ログ出力元サービス121の負荷が非常に高いグループYのログに対しては、ログの収集を行わないため、サービス121のサービス提供処理に悪影響を与えることはなく、またログ収集の期限にも余裕がある。ログ出力元サービス121の負荷が非常に高いものではないグループZのログに対しては、記指標値(c-1)、(c-2)、(c-3)に基づく優先順位に従って、ログの収集を行っているため、サービスレベル項目の評価期限に対する緊急性、ログ出力元サービスの負荷に対する安全性、およびサービスレベル項目の評価の効率性の全てを考慮したログ収集が可能となっている。
図13を用いて、ログ収集管理装置100において、サービスレベル項目の評価を行う処理(a-5)を説明する。図13は、ログ収集管理装置100が収集されたログに基づいてサービスレベル項目の評価を行うために、サービスレベル評価プログラム111によって実行される処理を示すフローチャートである。ログ収集管理装置100では、ログ収集・リソース割当てプログラム110によるログの収集が行われ、収集ログ管理テーブル117が更新されるごとに、図13のフローチャートで示したS1301〜S1303までのステップを繰り返す。
ステップS1301において、サービスレベル評価プログラム111は、上記ステップS601において選定された評価すべき個々の評価対象期間別のサービスレベル項目に対して、サービスレベル評価用ログ管理テーブル115を参照して、上記サービスレベル項目の評価に必要となる全てのログを選定する。そして収集ログ管理テーブル117を参照して、上記サービスレベル項目の評価に必要となるログ記録期間別のログが全て収集済みであるようなサービスレベル項目を、評価可能なサービスレベル項目として選定する。
ステップS1302において、サービスレベル評価プログラム111は、所定のロジックに従って、上記収集されたログの内容を用いて、上記評価可能なサービスレベル項目の評価値を算出する。
ステップS1303において、サービスレベル評価プログラム111は、上記評価を実施したサービスレベル項目の識別名、上記評価対象期間、目標値、および上記評価結果を、サービスレベル評価結果管理テーブル118に登録する。
図14に、サービスレベル評価プログラム111によって登録されたサービスレベル評価結果管理テーブル118の一例を示しておく。図14に示すように、サービスレベル評価結果管理テーブル118は、サービスレベル項目識別名欄1401、評価対象期間欄1402、目標値欄1403、評価結果欄1404を設けている。サービスレベル項目識別名欄1401には、上記サービスレベル項目ごとに発行されたユニークなサービスレベル項目の識別名を登録する。評価対象期間欄1402には、上記サービスレベル項目の評価対象となった期間を登録する。目標値欄1403には、上記サービスレベル項目の目標値を登録する。評価結果欄1404には、上記算出されたサービスレベル項目の評価値を登録する。
上記のようにして、ログ収集管理装置100のサービスレベル評価プログラム111によって、収集済みのログを用いたサービスレベル項目の評価処理が行われる。
次に、ログ収集管理装置100において、サービスレベル項目の評価結果の提示を行う処理(a-6)について説明する。ログ収集管理装置100において、評価結果提示プログラム112は、サービス利用者から上記サービス利用者が利用するサービスにおける評価対象期間別のサービスレベル項目の評価結果の提示要求があった場合、サービスレベル評価結果管理テーブル118を参照し、該当するサービスレベル項目が登録されていれば、その目標値と評価結果を上記サービス利用者に対して提示する。該当するサービスレベル項目が登録されていなければ、評価結果提示プログラム112は、上記サービスレベル項目が未評価である旨を上記サービス利用者に対して提示する。
上記のようにして、ログ収集管理装置100の評価結果提示プログラム112によって、サービス利用者に対して、上記サービス利用者が利用するサービスのサービスレベル項目の評価結果の提示処理が行われる。
以上述べたように、本発明の実施の形態によれば、サービスレベル項目の設定されたITサービスから上記サービスレベル項目の評価を行うためのログを収集する場合において、サービスレベル項目の評価の効率性に基づいてログ収集を行っているため、ログ分析を効率的に実施できるようにログ収集を行うことが可能となる。またログ出力元の負荷に基づいてログ収集を行っているため、または高負荷になっているログ出力元に共有リソースを割当て、負荷を下げてからログ収集を行っているため、ログ出力元の処理に悪影響を与えることなくログ収集を行うことが可能となる。またサービスレベル項目の評価の期限に基づいてログ収集を行っているため、ログ収集の期限を遵守してログ収集を行うことが可能となる。
100…ログ収集管理装置、101…CPU、102…メモリ、103…入力装置、104…表示装置、105…ハードディスク、106…システムバス、107…設定管理プログラム、108…負荷量取得プログラム、109…ログ収集順序作成プログラム、110…ログ収集・リソース割当てプログラム、111…サービスレベル評価プログラム、112…評価結果提示プログラム、113…サービスレベル管理テーブル、114…サービスレベル評価タイミング管理テーブル、115…サービスレベル評価用ログ管理テーブル、116…ログ収集優先順位管理テーブル、117…収集ログ管理テーブル、118…サービスレベル評価結果管理テーブル、120…サービス提供サーバ、121…サービス、122…エージェント、123…ログ、130…共有リソース提供サーバ、131…共有リソースプール、140…共有リソース管理装置、150…ネットワーク。

Claims (13)

  1. サービス利用者に対するサービス品質を示すサービスレベルの設定されたITサービスを提供するサービス提供サーバから出力されたログを収集し蓄積するログ管理装置であって、
    前記サービス品質の分析に供する前記サービスレベルの属性情報が予め格納された記憶手段と、
    前記サービスレベルの属性情報に基づいて、前記サービス提供サーバから収集すべきログまたは収集の優先順位を決定する収集ログ決定手段と、
    前記決定された収集すべきログまたは収集の優先順位に基づいてサービス提供サーバからログを収集するログ収集手段と、
    前記収集したログの蓄積を行うログ蓄積手段と、
    を備えることを特徴とするログ管理装置。
  2. 請求項1に記載のログ管理装置において、
    前記属性情報は時間の経過と共に収集の優先度が増加することを特徴とするログ管理装置。
  3. 請求項1に記載のログ管理装置において、
    前記属性情報は、サービスレベル項目の評価の期限、または前記サービスレベル項目の評価の効率性、または前記サービス提供サーバの負荷量であって、
    前記収集ログ決定手段は、サービスレベル項目の評価の期限、または前記サービスレベル項目の評価の効率性、または前記サービス提供サーバの負荷量に基き、前記サービス提供サーバから収集すべきログまたは収集の優先順位を決定することを特徴とするログ管理装置。
  4. 請求項1又は3に記載のログ管理装置において、
    前記サービス提供サーバの処理の負荷量を取得するログ出力元負荷量取得手段を更に備え、
    前記収集ログ決定手段は、前記ログ出力元負荷量取得手段により取得された前記サービス提供サーバの処理の負荷量に基いて前記サービス提供サーバから収集すべきログまたは収集の優先順位を決定することを特徴とするログ管理装置。
  5. 請求項4に記載のログ管理装置において、
    前記収集ログ決定手段は、前記サービスレベル項目のうち評価の期限に近いサービスレベル項目の評価に必要となるログを優先的に収集するように、または少ない数のログ種別でより多くのサービスレベル項目の評価を行うことができるようなログを優先的に収集するように、または前記ログ出力元のうち負荷量の低いログ出力元から出力されるログを優先的に収集するように、前記ログ出力元から収集すべきログまたは収集の優先順位を決定することを特徴とするログ管理装置。
  6. サービス利用者に対するサービス品質を示すサービスレベルの設定されたITサービスを提供するサービス提供サーバから出力されたログを収集し蓄積するログ管理方法であって、
    予め記憶部に格納された 前記サービス品質の分析に供する前記サービスレベルの属性情報に基づいて、前記サービス提供サーバから収集すべきログまたは収集の優先順位を決定する収集ログ決定ステップと、
    前記決定された収集すべきログまたは収集の優先順位に基づいてサービス提供サーバからログを収集するステップと、
    前記収集したログの蓄積を行うステップと、
    を備えることを特徴とするログ管理方法。
  7. 請求項6に記載のログ管理方法において、
    前記属性情報は時間の経過と共に収集の優先度が増加することを特徴とするログ管理方法。
  8. 請求項6に記載のログ管理方法において、
    前記属性情報は、サービスレベル項目の評価の期限、または前記サービスレベル項目の評価の効率性、または前記サービス提供サーバの負荷量であって、
    前記収集ログ決定ステップは、サービスレベル項目の評価の期限、または前記サービスレベル項目の評価の効率性、または前記サービス提供サーバの負荷量に基き、前記サービス提供サーバから収集すべきログまたは収集の優先順位を決定することを特徴とするログ管理方法。
  9. 請求項8に記載のログ管理方法において、 前記収集ログ決定ステップは、前記サービスレベル項目のうち評価の期限に近いサービスレベル項目の評価に必要となるログを優先的に収集するように、または少ない数のログ種別でより多くのサービスレベル項目の評価を行うことができるようなログを優先的に収集するように、または前記ログ出力元のうち負荷量の低いログ出力元から出力されるログを優先的に収集するように、前記ログ出力元から収集すべきログまたは収集の優先順位を決定することを特徴とするログ管理方法。
  10. サービス利用者に対してITサービスを提供するハードウェアまたはソフトウェアと、前記ハードウェアまたはソフトウェアに対して共有のITリソースの割当てを行うリソース管理装置と、前記ハードウェアまたはソフトウェアから出力されたログを収集し蓄積するログ管理装置からなるコンピュータシステムであって、
    前記ログ管理装置は、
    前記ログ出力元であるハードウェアまたはソフトウェアの処理の負荷量を取得するログ出力元負荷量取得手段と、
    前記ログ出力元から収集すべきログまたは収集の優先順位を決定する収集ログ決定手段と、
    所定のログ出力元に対する共有リソースの割当て要求を前記リソース管理装置に対して送信するリソース割当て要求手段と、
    前記共有リソースの割当てられたログ出力元からログを収集するログ収集手段と、
    前記収集したログの蓄積を行うログ蓄積手段と、
    を備え、
    前記リソース管理装置は、
    前記ログ管理装置から送信された共有リソース割当て要求を受信するリソース割当て要求受信手段と、
    前記共有リソース割当て要求に基づいて所定のログ出力元に対して共有リソースの割当てを行うリソース割当て手段と、
    を備えることを特徴とするコンピュータシステム。
  11. 請求項10に記載のコンピュータシステムにおいて、
    前記ログ管理装置のリソース割当て要求手段は、
    前記決定された収集すべきログの出力元であってその負荷量が高負荷になっている状態のログ出力元に対して共有リソース割当てを要求すること、
    を特徴とするコンピュータシステム。
  12. サービス利用者に対してITサービスを提供するハードウェアまたはソフトウェアと、前記ハードウェアまたはソフトウェアに対して共有のITリソースの割当てを行うリソース管理装置と、前記ハードウェアまたはソフトウェアから出力されたログを収集し蓄積するログ管理装置からなるコンピュータシステムによるログ管理方法であって、
    前記ログ管理装置が実行する、
    前記ログ出力元であるハードウェアまたはソフトウェアの処理の負荷量を取得するログ出力元負荷量取得ステップと、
    前記ログ出力元から収集すべきログまたは収集の優先順位を決定する収集ログ決定ステップと、
    所定のログ出力元に対する共有リソースの割当て要求を前記リソース管理装置に対して送信するリソース割当て要求ステップと、
    前記共有リソースの割当てられたログ出力元からログを収集するログ収集ステップと、
    前記収集したログの蓄積を行うログ蓄積ステップと、
    を備え、
    前記リソース管理装置が実行する、
    前記ログ管理装置から送信された共有リソース割当て要求を受信するリソース割当て要求受信ステップと、
    前記共有リソース割当て要求に基づいて所定のログ出力元に対して共有リソースの割当てを行うリソース割当てステップと、
    を備えることを特徴とするログ管理方法。
  13. 請求項12に記載のログ管理方法において、
    前記ログ管理装置が実行するリソース割当て要求ステップは、
    前記決定された収集すべきログの出力元であってその負荷量が高負荷になっている状態のログ出力元に対して共有リソース割当てを要求すること、
    を特徴とするログ管理方法。
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