JP6094593B2 - 情報システム構築装置、情報システム構築方法および情報システム構築プログラム - Google Patents
情報システム構築装置、情報システム構築方法および情報システム構築プログラム Download PDFInfo
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Description
本発明は、情報システム構築装置、情報システム構築方法および記憶媒体に関する。
クラウドコンピューティング技術の進歩により、クラウド環境を利用するユーザは、情報システムの運用に必要なサーバやストレージ等を仮想化データセンター上に集約し、運用に必要な規模の情報システムを比較的手軽に構築して管理することができるようになった。下記特許文献1には、クラウド環境下の仮想化データセンターにおいて、負荷の予測状況に応じて情報システムの構成を変更する技術が開示されている。
特許文献1に記載されている技術では、本番環境やテスト環境で実際に稼働させたときの運用情報(CPU(Central Processing Unit)利用率等のスループット)を、その運用情報元となる情報システムの構成(スナップショット)に対応付けて予めDB(Data Base)に記憶している。システム運用者は、予想される負荷(スループット)に対応可能なシステム構成をDBから検索して選定し、その選定したシステム構成を適用して情報システムの構成を変更している。
また、運用ポリシを自動的に改良する情報システム管理装置が特許文献2に記載されている。
一般に、同じシステム構成であっても、システムを構成するサーバの台数やCPUのコア数等のサイジングファクタを変更すると、システムを稼働したときの運用情報の内容が変わる。したがって、最適な情報システム構成に変更するためには、サイジングファクタを変更したときの性能も評価の対象に含める必要がある。
ところが、特許文献1に記載の技術では、DBに登録されていないシステム構成を変更対象に選定することができない。したがって、サイジングファクタを変更したときの性能も評価の対象に含める場合には、全てのサイジングファクタの組合せに対応するシステム構成を予め稼働させ、その結果をDBに登録しなければならない。しかしながら、サイジングファクタの組合せは膨大な数に及ぶため、全てをDBに登録することは現実的ではない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、多様なシステム構成の性能を柔軟に評価したうえで構築要件に見合った最適な情報システムを構築することができる情報システム構築装置、情報システム構築方法および情報システム構築プログラムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様である情報システム構築装置は、構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件が入力された場合に、予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定するシステムモデル選定手段と、前記システムモデル選定手段により選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得する運用情報取得手段と、前記運用情報取得手段により取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデルの性能を評価する際に用いる評価用パラメータを算出するパラメータ算出手段と、前記パラメータ算出手段により算出された前記評価用パラメータを用いて、前記システムモデル選定手段により選定された前記システムモデルの性能を評価する性能評価手段と、前記性能評価手段により評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定手段により選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるサーバの当該サーバに関するサイズを決定する要素であるサーバ要素を変更するサーバ要素変更手段と、前記サーバ要素変更手段により前記サーバ要素が変更された前記システムモデルを用いて、前記構築予定システムを構築するシステム構築手段と、を備える。
本発明の一態様である情報システム構築方法は、構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件が入力された場合に、予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定し、前記選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得し、前記取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデルの性能を評価する際に用いる評価用パラメータを算出し、前記算出された前記評価用パラメータを用いて、前記選定された前記システムモデルの性能を評価し、前記評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記構築要件とを比較して、前記選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるサーバの当該サーバに関するサイズを決定する要素であるサーバ要素を変更し、前記サーバ要素が変更された前記システムモデルを用いて、前記構築予定システムを構築する。
本発明の一態様であるコンピュータで読み取り可能な記憶媒体は、コンピュータに、構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件が入力された場合に、予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定するシステムモデル選定処理と、前記システムモデル選定処理において選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得する運用情報取得処理と、前記運用情報取得処理において取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデルの性能を評価する際に用いる評価用パラメータを算出するパラメータ算出処理と、前記パラメータ算出処理において算出された前記評価用パラメータを用いて、前記システムモデル選定処理において選定された前記システムモデルの性能を評価する性能評価処理と、前記性能評価処理において評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定処理において選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるサーバの当該サーバに関するサイズを決定する要素であるサーバ要素を変更するサーバ要素変更処理と、前記サーバ要素変更処理において前記サーバ要素が変更された前記システムモデルを用いて、前記構築予定システムを構築するシステム構築処理と、を実行させる情報システム構築プログラムを記録する。
本発明によれば、多様なシステム構成の性能を柔軟に評価したうえで構築要件に見合った最適な情報システムを構築することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る情報システム構築装置、情報システム構築方法および情報システム構築プログラム記憶媒体の好適な実施形態について説明する。実施形態における情報システム構築装置は、クラウド環境下の仮想マシンを利用して構築する様々な情報システムの性能を評価し、ユーザが提示した構築要件に見合った情報システムの構築を支援する装置である。
まず、図1を参照して、実施形態における情報システム構築装置の構成について説明する。図1に示すように、情報システム構築装置1は、機能的には、例えば、システムモデル選定部11と、運用情報取得部12と、パラメータ算出部13と、性能評価部14と、サイジングファクタ(サーバ要素)変更部15と、システム構築部16と、を有する。
ここで、情報システム構築装置1は、物理的には、例えば、CPUと、記憶装置と、入出力インターフェースとを含む。記憶装置は、例えば、CPUで処理されるプログラムおよびデータを記憶するROM(Read Only Memory)やHDD(Hard Disk Drive)、主として制御処理のための各種作業領域として使用するRAM(Random Access Memory)等を含む。これらの各要素は、互いにバスを介して接続する。CPUが、ROMに記憶されたプログラムを実行し、入出力インターフェースを介して受信されるメッセージや、RAMに展開されるデータ等を処理することで、情報システム構築装置1における上記各部の機能を実現する。
システムモデル選定部11は、ユーザがこれから構築しようと予定している情報システム(以下、「構築予定システム」という。)の構築要件がユーザにより入力された場合に、その構築要件を満たすシステムモデルを、システムモデル情報DB2を参照しながら選定する。システムモデル選定部11は、構築要件を満たすシステムモデルが複数存在する場合には、複数のシステムモデルを選定する。
構築要件として、例えば、機能要件およびサービスレベル要件を用いることができる。機能要件は、アプリケーションが果たす役割を決めるための条件であり、例えば、データ処理や、データストア、画像分析、応答作成、統計処理、在庫管理等の機能を含む。サービスレベル要件は、構築予定システムで提供する品質の保証レベルを決めるための条件であり、例えば、レスポンスタイムや、リクエストスループット、最大CPU負荷、エラーレート、セーフティファクタ等の保証レベルを含む。
システムモデルは、情報システムを構築するための設計情報単位に設定されるモデルである。設計情報には、例えば、ネットワークの構成や、サーバの構成、アプリケーションのコンポーネント間の関係、アプリケーションの動作を示す処理フロー等を記述した情報が含まれる。
システムモデル情報DB2は、既に構築されている情報システム(以下、「既存システム」という。)の設計情報を含むシステムモデル情報を記憶するデータベースである。システムモデル情報DB2は、構築要件をキーにして、システムモデル情報を検索できるように設計されている。システムモデル情報DB2は、情報システム構築装置1の内部に備えてもよいし、外部に備えてもよい。
ここで、ユーザは、ユーザ端末(不図示)を操作して情報システム構築装置1にアクセスし、情報システム構築装置1から提供される各種画面を使用して情報システムを構築していく。図2を参照して、ユーザが使用する画面について説明する。図2は、ユーザが情報システムを構築する際に使用する画面の一例である。表示画面GA上には、サービスレベル要件を選択するための領域gaと、機能要件を選択するための領域gbとが設けられている。また、構築要件を満たすシステムモデルが選定された場合には、選定された一つまたは複数のシステムモデルを候補として表示する領域Gpが、表示画面GA上にポップアップ表示される。
図3に、サービスレベル要件選択領域gaに表示される画面構成の一例を示す。図3に示すように、サービスレベル要件選択領域gaには、サービスレベル要件として、レスポンスタイム、リクエストスループット、最大CPU負荷、エラーレートおよびセーフティファクタの各保証レベルを選択入力するための各種項目が表示される。ユーザは、サービスレベル要件選択領域gaを利用して、構築予定システムに対して所望するサービスレベル要件を選択入力する。
図4に、機能要件選択領域gbに表示される画面構成の一例を示す。図4に示すように、機能要件選択領域gbには、機能要件として、データ処理、データストア、画像分析、応答作成、統計処理および在庫管理を選択入力するための各種項目が表示される。ユーザは、機能要件選択領域gbを利用して、構築予定システムに対して所望する機能要件を選択入力する。
図5に、システムモデル候補表示領域Gpに表示される画面構成の一例を示す。図5に示すように、システムモデル候補表示領域Gpには、性能評価に採用するシステムモデルを選択するための領域gcと、選択領域gcで選択されたシステムモデルのモデル図を表示するための領域gdとが設けられている。
選択領域gcには、システムモデル選定部11により選定された一つまたは複数のシステムモデルが表示される。表示領域gdに表示するモデル図としては、例えば、内部機能相関図や、機能スタック図、処理フロー図等がある。ユーザは、システムモデル候補表示領域Gpを利用して、構築予定システムの性能評価や情報システムの構築を実行させる。具体的に、例えば、ユーザは、選択領域gcで一つのシステムモデルを選択して、類似検索ボタンをクリックすることで構築予定システムの性能評価を実行させる。その評価結果を容認したユーザは、システム作成ボタンをクリックすることで情報システムの構築を実行させる。
図1に示す運用情報取得部12は、システムモデル選定部11により選定されたシステムモデルを採用して過去に構築された既存システムの運用情報を運用情報DB3から取得する。システムモデル選定部11により選定されたシステムモデルが複数存在する場合には、運用情報取得部12は、ユーザにより選択領域gcで選択されたシステムモデルを採用した既存システムの運用情報を運用情報DB3から取得する。
運用情報取得部12は、システムモデル選定部11により選定されたシステムモデルに類似するシステムモデルを採用して過去に構築された既存システムの運用情報を運用情報DB3からさらに取得する。本実施形態では、説明の便宜のために、システムモデル選定部11により選定されたシステムモデルと、このシステムモデルに類似するシステムモデルとの集合を、「選定システムモデル群」という。
選定されたシステムモデルに類似するシステムモデルとして、例えば、選定されたシステムモデルの設計情報のうちサーバのサイジングファクタのみが異なる設計情報を有するシステムモデルを採用することができる。
ここで、サーバのサイジングファクタは、サーバに関するサイズを決定する要素(サーバ要素)であり、例えば、サーバの台数や、サーバに搭載するCPUのコア数等を含む。
運用情報は、情報システムを運用する運用者によって管理される情報であり、例えば、CPUの負荷、リクエストの処理数、ハードディスクの故障履歴等を含む。
運用情報DB3は、既存システムの運用情報を記憶するデータベースである。運用情報DB3は、システムモデルをキーにして、運用情報を検索できるように設計されている。運用情報DB3は、情報システム構築装置1の内部に備えてもよいし、外部に備えてもよい。
パラメータ算出部13は、運用情報取得部12により取得された運用情報に含まれるパラメータを用いて、情報システムの性能や信頼性、拡張性、セキュリティ、ミッションクリティカル性(以下、「MC(Mission Critical)性」という。)などの非機能要件を評価する際に用いる評価用パラメータを算出する。非機能要件の指標は、信頼性、可用性、保守性等の品質指標や、パフォーマンス等の性能指標が高いほど、高くなる。
パラメータとしては、例えば、リクエストの到着率や、アプリケーションメッセージの平均送信サイズ、平均CPU時間で表すWeb負荷、ディスク読込み時間で表すWeb読込み負荷、ディスク書込み時間で表すWeb書込み負荷、SQL実行時の平均サイズ、平均CPU時間で表すアプリケーション負荷、ディスク書込み時間で表すアプリケーション書込み負荷等を用いることができる。
評価用パラメータは、運用情報取得部12により取得された選定システムモデル群の運用情報に含まれる各パラメータに合わせて設けられる。評価用パラメータの値には、その選定システムモデル群のパラメータ値の平均値を設定する。
図6に、評価用パラメータの表示画面の一例を示す。図6に示すように、評価用パラメータ表示画面GBには、評価用パラメータの項目名と評価用パラメータの値とが一覧形式で表示されている。
図1に示す性能評価部14は、パラメータ算出部13により算出された評価用パラメータを用いて、システムモデル選定部11により選定されたシステムモデルの性能を評価する。
サイジングファクタ変更部15は、性能評価部14により評価された結果と、ユーザにより選択入力されたサービスレベルとを比較して、システムモデル選定部11により選定されたシステムモデルのサイジングファクタを変更する。言い換えると、サイジングファクタ変更部15は、システムモデル選定部11により選定されたシステムモデルが、ユーザにより選択入力されたサービスレベルを満たすように、その選定されたシステムモデルのサイジングファクタを変更する。
システム構築部16は、サイジングファクタ変更部15によりサイジングファクタが変更された後のシステムモデルを用いて、構築予定システムを構築する。構築予定システムは、仮想化データセンター上の仮想マシンを割り当てて構築する。
次に、図7を参照して、情報システム構築装置1の動作について説明する。図7は、情報システムを構築する際の手順を説明するためのフローチャートである。
最初に、システムモデル選定部11は、ユーザにより構築予定システムの構築要件である機能要件およびサービスレベル要件の入力が確定したか否かを判定する(ステップS101)。この判定がNOである場合(ステップS101;NO)には、YESになるまで待機する。
一方、上記ステップS101の判定で機能要件およびサービスレベル要件の入力が確定したと判定された場合(ステップS101;YES)に、システムモデル選定部11は、その機能要件およびサービスレベル要件を満たすシステムモデルを、システムモデル情報DB2を参照して選定する(ステップS102)。選定したシステムモデルが複数存在する場合には、ユーザにいずれかのシステムモデルを選択させることで、ステップS102で選定するシステムモデルを一つに絞る。
続いて、運用情報取得部12は、上記ステップS102で選定されたシステムモデルおよびこのシステムモデルに類似するシステムモデルをそれぞれ採用した既存システムの運用情報を運用情報DB3から取得する(ステップS103)。
続いて、パラメータ算出部13は、上記ステップS103で取得された運用情報に含まれるパラメータを用いて、情報システムの非機能要件を評価する際に用いる評価用パラメータを算出する(ステップS104)。
続いて、性能評価部14は、上記ステップS104で算出された評価用パラメータを用いて、上記ステップS102で選定されたシステムモデルの性能を評価する(ステップS105)。
続いて、サイジングファクタ変更部15は、上記ステップS105で評価された結果と、上記ステップS101で入力されたサービスレベルとを比較して、上記ステップS102で選定されたシステムモデルのサイジングファクタを変更する(ステップS106)。
続いて、システム構築部16は、上記ステップS106でサイジングファクタが変更された後のシステムモデルを用いて、情報システムを構築する(ステップS107)。
上述したように、実施形態における情報システム構築装置1によれば、システムモデル選定部11が、ユーザにより入力された機能要件およびサービスレベル要件を満たすシステムモデルを選定する。そして、運用情報取得部12が、選定システムモデル群に対応する既存システムの運用情報を取得する。また、パラメータ算出部13が、取得した運用情報に含まれるパラメータを用いて評価用パラメータを算出する。さらに、性能評価部14が、選定したシステムモデルの性能を、評価用パラメータを用いて評価する。そして、サイジングファクタ変更部15が、評価したシステムモデルの性能と入力されたサービスレベル要件とを比較して、選定したシステムモデルの設計情報に含まれるサーバのサイジングファクタを変更する。したがって、システム構築部16が、サイジングファクタ変更後のシステムモデルを用いて情報システムを構築することができる。
これにより、ユーザが入力した構築要件を満たすシステムモデルを構築予定システムの候補として選定することができる。そして、選定システムモデル群に対応する既存システムの運用情報に基づいて算出した評価用パラメータを用いて、選定したシステムモデルの非機能要件を評価し、その評価結果と、ユーザが入力したサービスレベル要件とを比較して、選定したシステムモデルのサイジングファクタを、ユーザが入力したサービスレベル要件を満たすようにカスタマイズすることができる。また、カスタマイズ後のシステムモデルを用いて情報システムを構築することができる。
それゆえに、実施形態における情報システム構築装置1によれば、多様なシステム構成の性能を柔軟に評価したうえで構築要件に見合った最適な情報システムを構築することが可能となる。
なお、上述した実施形態は、単なる例示に過ぎず、実施形態に明示していない種々の変形や技術の適用を排除するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な形態に変形して実施することができる。
上述した実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、本発明を以下のように限定するものではない。
(付記1) 構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件が入力された場合に、予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定するシステムモデル選定部と、前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得する運用情報取得部と、前記運用情報取得部により取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデルの性能を評価する際に用いる評価用パラメータを算出するパラメータ算出部と、前記パラメータ算出部により算出された前記評価用パラメータを用いて、前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデルの性能を評価する性能評価部と、前記性能評価部により評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるサーバの当該サーバに関するサイズを決定する要素であるサーバ要素を変更するサーバ要素変更部と、前記サーバ要素変更部により前記サーバ要素が変更された前記システムモデルを用いて、前記構築予定システムを構築するシステム構築部と、を備えることを特徴とする情報システム構築装置。
(付記2) 前記構築要件は、アプリケーションが果たす役割を決めるための機能要件および前記構築予定システムで提供する品質の保証レベルを決めるためのサービスレベル要件であり、前記サーバ要素変更部は、前記性能評価部により評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記サービスレベル要件とを比較する、ことを特徴とする付記1記載の情報システム構築装置。
(付記3) 前記類似システムモデルは、前記システムモデル選定部により選定された前記システムモデルの前記設計情報のうち前記サーバ要素のみが異なる他の前記設計情報の前記システムモデルである、ことを特徴とする付記1または2記載の情報システム構築装置。
(付記4) 前記システムモデルの性能は、非機能要件である、ことを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載の情報システム構築装置。
(付記5) 構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件が入力された場合に、予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定するシステムモデル選定ステップと、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得する運用情報取得ステップと、前記運用情報取得ステップにおいて取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデルの性能を評価する際に用いる評価用パラメータを算出するパラメータ算出ステップと、前記パラメータ算出ステップにおいて算出された前記評価用パラメータを用いて、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの性能を評価する性能評価ステップと、前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるサーバの当該サーバに関するサイズを決定する要素であるサーバ要素を変更するサーバ要素変更ステップと、前記サーバ要素変更ステップにおいて前記サーバ要素が変更された前記システムモデルを用いて、前記構築予定システムを構築するシステム構築ステップと、を含むことを特徴とする情報システム構築方法。
(付記6) 前記構築要件は、アプリケーションが果たす役割を決めるための機能要件および前記構築予定システムで提供する品質の保証レベルを決めるためのサービスレベル要件であり、前記サーバ要素変更ステップは、前記性能評価ステップにおいて評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記サービスレベル要件とを比較する、ことを特徴とする付記5記載の情報システム構築方法。
(付記7) 前記類似システムモデルは、前記システムモデル選定ステップにおいて選定された前記システムモデルの前記設計情報のうち前記サーバ要素のみが異なる他の前記設計情報の前記システムモデルである、ことを特徴とする付記5または6記載の情報システム構築方法。
(付記8) 前記システムモデルの性能は、非機能要件である、ことを特徴とする付記5〜7のいずれかに記載の情報システム構築方法。
(付記9) コンピュータに、構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件が入力された場合に、予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定するシステムモデル選定処理と、前記システムモデル選定処理において選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得する運用情報取得処理と、前記運用情報取得処理において取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデルの性能を評価する際に用いる評価用パラメータを算出するパラメータ算出処理と、前記パラメータ算出処理において算出された前記評価用パラメータを用いて、前記システムモデル選定処理において選定された前記システムモデルの性能を評価する性能評価処理と、前記性能評価処理において評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定処理において選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるサーバの当該サーバに関するサイズを決定する要素であるサーバ要素を変更するサーバ要素変更処理と、前記サーバ要素変更処理において前記サーバ要素が変更された前記システムモデルを用いて、前記構築予定システムを構築するシステム構築処理と、を実行させる情報システム構築プログラムを記録することを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
(付記10) 前記構築要件は、アプリケーションが果たす役割を決めるための機能要件および前記構築予定システムで提供する品質の保証レベルを決めるためのサービスレベル要件であり、前記サーバ要素変更処理は、前記性能評価処理において評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記サービスレベル要件とを比較する、ことを特徴とする付記9記載のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
(付記11) 前記類似システムモデルは、前記システムモデル選定処理において選定された前記システムモデルの前記設計情報のうち前記サーバ要素のみが異なる他の前記設計情報の前記システムモデルである、ことを特徴とする付記9または10記載のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
(付記12) 前記システムモデルの性能は、非機能要件である、ことを特徴とする付記9〜11のいずれかに記載のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
この出願は、2012年10月2日に出願された日本出願特願2012−220526号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 情報システム構築装置
2 システムモデル情報DB
3 運用情報DB
11 システムモデル選定部
12 運用情報取得部
13 パラメータ算出部
14 性能評価部
15 サイジングファクタ変更部
16 システム構築部
2 システムモデル情報DB
3 運用情報DB
11 システムモデル選定部
12 運用情報取得部
13 パラメータ算出部
14 性能評価部
15 サイジングファクタ変更部
16 システム構築部
Claims (12)
- 構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件が入力された場合に、予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定するシステムモデル選定手段と、
前記システムモデル選定手段により選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得する運用情報取得手段と、
前記運用情報取得手段により取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデルの性能を評価する際に用いる評価用パラメータを算出するパラメータ算出手段と、
前記パラメータ算出手段により算出された前記評価用パラメータを用いて、前記システムモデル選定手段により選定された前記システムモデルの性能を評価する性能評価手段と、
前記性能評価手段により評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定手段により選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるサーバの当該サーバに関するサイズを決定する要素であるサーバ要素を変更するサーバ要素変更手段と、
前記サーバ要素変更手段により前記サーバ要素が変更された前記システムモデルを用いて、前記構築予定システムを構築するシステム構築手段と、
を備えることを特徴とする情報システム構築装置。 - 前記構築要件は、アプリケーションが果たす役割を決めるための機能要件および前記構築予定システムで提供する品質の保証レベルを決めるためのサービスレベル要件であり、
前記サーバ要素変更手段は、前記性能評価手段により評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記サービスレベル要件とを比較する、
ことを特徴とする請求項1記載の情報システム構築装置。 - 前記類似システムモデルは、前記システムモデル選定手段により選定された前記システムモデルの前記設計情報のうち前記サーバ要素のみが異なる他の前記設計情報の前記システムモデルである、ことを特徴とする請求項1または2記載の情報システム構築装置。
- 前記システムモデルの性能は、非機能要件である、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報システム構築装置。
- 構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件が入力された場合に、予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定し、
前記選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得し、
前記取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデルの性能を評価する際に用いる評価用パラメータを算出し、
前記算出された前記評価用パラメータを用いて、前記選定された前記システムモデルの性能を評価し、
前記評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記構築要件とを比較して、前記選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるサーバの当該サーバに関するサイズを決定する要素であるサーバ要素を変更し、
前記サーバ要素が変更された前記システムモデルを用いて、前記構築予定システムを構築する、
ことを特徴とする情報システム構築方法。 - 前記構築要件は、アプリケーションが果たす役割を決めるための機能要件および前記構築予定システムで提供する品質の保証レベルを決めるためのサービスレベル要件であり、
前記サーバ要素の変更は、前記評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記サービスレベル要件とを比較する、
ことを特徴とする請求項5記載の情報システム構築方法。 - 前記類似システムモデルは、前記選定された前記システムモデルの前記設計情報のうち前記サーバ要素のみが異なる他の前記設計情報の前記システムモデルである、ことを特徴とする請求項5または6記載の情報システム構築方法。
- 前記システムモデルの性能は、非機能要件である、ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の情報システム構築方法。
- コンピュータに、
構築予定の情報システムである構築予定システムの構築要件が入力された場合に、予め記憶されているシステムの設計情報単位に設定されるシステムモデルの中から、前記構築要件を満たす前記システムモデルを選定するシステムモデル選定処理と、
前記システムモデル選定処理において選定された前記システムモデル、および当該システムモデルと類似する類似システムモデルに基づいて、既に構築されている情報システムである既存システムの運用情報を取得する運用情報取得処理と、
前記運用情報取得処理において取得された前記運用情報に含まれるパラメータを用いて、前記システムモデルの性能を評価する際に用いる評価用パラメータを算出するパラメータ算出処理と、
前記パラメータ算出処理において算出された前記評価用パラメータを用いて、前記システムモデル選定処理において選定された前記システムモデルの性能を評価する性能評価処理と、
前記性能評価処理において評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記構築要件とを比較して、前記システムモデル選定処理において選定された前記システムモデルの前記設計情報に含まれるサーバの当該サーバに関するサイズを決定する要素であるサーバ要素を変更するサーバ要素変更処理と、
前記サーバ要素変更処理において前記サーバ要素が変更された前記システムモデルを用いて、前記構築予定システムを構築するシステム構築処理と、
を実行させる情報システム構築プログラム。 - 前記構築要件は、アプリケーションが果たす役割を決めるための機能要件および前記構築予定システムで提供する品質の保証レベルを決めるためのサービスレベル要件であり、
前記サーバ要素変更処理は、前記性能評価処理において評価された前記システムモデルの性能と前記入力された前記サービスレベル要件とを比較する、
ことを特徴とする請求項9記載の情報システム構築プログラム。 - 前記類似システムモデルは、前記システムモデル選定処理において選定された前記システムモデルの前記設計情報のうち前記サーバ要素のみが異なる他の前記設計情報の前記システムモデルである、ことを特徴とする請求項9または10記載の情報システム構築プログラム。
- 前記システムモデルの性能は、非機能要件である、ことを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の情報システム構築プログラム。
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