JPWO2013076914A1 - スピーカおよびスピーカを備えた電子機器 - Google Patents

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Abstract

細長構造のスピーカであって、フレームと、振動方向と垂直な平面の形状が長手と短手を有する縦長の形状で、中空構造である振動板と、振動板を振動可能に支持し、フレームに固定されるエッジと、振動板を貫通して、接続される少なくとも1つの筒形状のボイスコイルボビンと、振動板の中空構造の内部で、ボイスコイルボビンに固着されるボイスコイルと、ボイスコイルボビンの内部に、ボイスコイルを駆動させるための磁気回路とを備えることを特徴とする。

Description

本開示はスピーカに関し、より特定的には、薄型化を図るスピーカに関する。
近年、所謂ハイビジョンやワイドビジョンテレビ等の普及により、テレビの画面は横長のものが一般的になりつつある。その一方では、我が国の住宅事情から、テレビセット全体として狭幅・薄型のものが望まれている。
テレビ用のスピーカユニット(以下、スピーカと呼ぶ)は、通常プラズマディスプレイや液晶ディスプレイなどの表示ディスプレイの両脇に取り付けられるので、テレビセットの横幅を大きくする一因となっている。そのため、従来から、テレビ用には角型や楕円型等の細長構造のスピーカが用いられてきた。また表示ディスプレイの横長化により、スピーカの横幅をますます小さくすることが要求される。また、プラズマディスプレイや液晶ディスプレイを使った薄型テレビが増加していることから、スピーカの薄型化がさらに要求されている。さらに、画面の高画質化に対応した音声の高音質化がスピーカに要求されている。
本開示に関連する先行技術文献としては、例えば、特許文献1が知られており、特許文献1には、従来の細長構造のスピーカの構造が示されている。
特開平7−298389号公報
しかしながら、従来の細長構造のスピーカでは、細長の振動板の中央部分を駆動するという駆動方法を採用しているため、振動板の長手方向に関して分割共振が発生し易くなる。その結果、再生音圧レベルに関する周波数特性は、中高域にピークディップを生じる特性となり、音質の低下を招いてしまう。また、同じ開口面積で、長手方向の共振を生じにくくするためには、振動板を奥行きが深い形状(コーン形状)にする必要があり、スピーカの奥行きを薄くすることができないという問題があった。
本開示は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、細長構造でありながら、薄型化を実現することができ、さらに音質の優れたスピーカを提供することを目的としている。
細長構造のスピーカであって、フレームと、振動方向と垂直な平面の形状が長手と短手を有する縦長の形状で、中空構造である振動板と、振動板を振動可能に支持し、フレームに固定されるエッジと、振動板を貫通して、接続される少なくとも1つの筒形状のボイスコイルボビンと、振動板の中空構造の内部で、ボイスコイルボビンに固着されるボイスコイルと、ボイスコイルボビンの内部に、ボイスコイルを駆動させるための磁気回路とを備えることを特徴とする。
本開示によれば、細長構造でありながら、平坦な周波数特性を得ることができ、さらに薄型化を実現する音質の優れた薄形スピーカを提供することができる。
図1Aは、実施の形態1におけるスピーカの上面図である。 図1Bは、図1AのA−A’線で切断した概略断面図である。 図1Cは、図1AのB−B’で切断した概略断面図である。 図2Aは、実施の形態1における振動板の上面図である。 図2Bは、図2AのE−E’線で切断した概略断面図である。 図2Cは、図2AのF−F’線で切断した概略断面図である。 図3は、実施の形態1におけるボイスコイルおよびボイスコイルボビンの斜視図である。 図4は、実施の形態1における磁気回路の斜視図である。 図5は、実施の形態1におけるスピーカの部品構成斜視図である。 図6Aは、中空半円形の断面形状モデル図である。 図6Bは、中空円形の断面形状モデル図である。 図7は、断面形状が中空円形および中空半円形における各々の断面2次モーメント、回転半径、断面積の計算値を示す図である。 図8は、断面形状が中空円形および中空半円形における振動板の固有振動モードの共振周波数の解析結果を示す図である。 図9Aは、実施の形態2における振動板の上面図である。 図9Bは、実施の形態2における振動板の長手方向の断面図である。 図10Aは、実施の形態3に係るスピーカの上面図である。 図10Bは、図10AのG−G’線で切断した概略断面図である。 図11Aは、実施の形態3に係るスピーカの上面図である。 図11Bは、図11AのH−H’線で切断した概略断面図である。 図12Aは、第1次共振モードを制御する2点駆動の場合における特性図である。 図12Bは、第1次と第2次の両共振モードを制御する4点駆動の場合における特性図である。 図12Cは、中心駆動の場合における特性図である。 図13は、実施の形態5における磁気回路の斜視図である。 図14は、実施の形態5におけるスピーカの短手方向の断面図である。 図15は、実施の形態6における磁気回路の斜視図である。 図16は、実施の形態6におけるスピーカの短手方向の断面図である。 図17は、実施の形態6におけるスピーカの部品構成斜視図である。 図18は、モバイル情報端末装置の図である。 図19は、画像表示装置の図である。 図20は、車載スピーカの搭載図である。 図21Aは、従来のスピーカの上面図である。 図21Bは、図21AのI−I’方向の断面図である。 図21Cは、図21AのJ−J’方向の断面図である。 図22は、従来のスピーカの音圧周波数特性図である。
特許文献1に示される従来の細長構造のスピーカについて、図を参照しながら説明する。図21Aは従来の細長構造のスピーカ1000の平面図である。また、図21Bは、図21Aの長手方向(I−I’)に切断し、矢印iから見た概略断面図である。また、図21Cは短手方向(J−J’)に切断し、矢印jからみた概略断面図である。図21A〜Cに示す従来の細長構造のスピーカ1000は、マグネット1001と、プレート1002と、ヨーク1003と、フレーム1004と、ボイスコイルボビン1005と、ボイスコイル1006と、ダンパー1007と、振動板1008と、ダストキャップ1009と、エッジ1010とを備えている。以下に、主な構成の配置に関して説明する。
ボイスコイル1006は、銅やアルミ等の導体の巻き線であり、円筒形状のボイスコイルボビン1005の一方に固着されている。ボイスコイル1006は、マグネット1001によって、プレート1002とヨーク1003との間に構成される磁気ギャップ中に配置されている。また、ボイスコイルボビン1005の他方には、振動板1008が固着されている。さらに、ボイスコイルボビン1005は、ダンパー1007によって固定されている。ダンパー1007は、フレーム1004に接続されている。
プレート1002は、ボイスコイルボビン1005の内部であり、ボイスコイル1006が固着された箇所に配置される。また、プレート1002の下部にマグネット1001が配置され、マグネット1001を一部囲うようにヨーク1003が配置されている。
振動板1008の平面形状は、楕円または略楕円である。また、振動板1008は中央にかけて傾斜を有する、いわゆるコーン形状である。振動板1008の材質としては、コーン紙等が用いられている。また、振動板1008の中央部には、ダストキャップ1009が固着されている。
エッジ1010は、平面形状が環状でかつ断面が半円形状である。また、エッジ1010の内周部は振動板1008の外周部に固着されており、エッジ1010の外周部はフレーム1004に固着されている。
次に、以上のように構成された従来の細長構造のスピーカ1000について、その動作を説明する。ボイスコイル1006に電流が印加されると、ボイスコイル1006に印加された電流およびボイスコイル1006の周りの磁界によって、ボイスコイルボビン1005は、図21Bにおいて、ダストキャップを上方向とした上下方向にピストン運動を行う。このピストン運動により、振動板1008が当該ピストン運動の方向に振動する。その結果、振動板1008から音波が放射される。
図22は、従来の細長構造のスピーカ1000の再生音圧レベルに関する周波数特性を示す図である。図22において、縦軸は、従来の細長構造のスピーカ1000に1Wの電力を入力したときの再生音圧レベルを示し、横軸は駆動周波数を示す。なお、再生音圧レベルを測定するためのマイクは、従来の細長構造のスピーカ1000の中心軸上であって、従来の細長構造のスピーカ1000から正面側に1m離れた位置に配置されるものとする。
上記のような従来の細長構造のスピーカ1000には、次のような問題点があった。従来の細長構造のスピーカ1000では、細長の振動板1008の中央部分を駆動するという駆動方法を採っているので、長手方向に関して分割共振が発生し易い。その結果、再生音圧レベルに関する周波数特性は、中高域にピークディップを生じる特性となり、音質の劣化を招いていた。例えば、図22に示す特性では、2kHz、3kHzおよび5kHz付近に顕著なディップが見られる。
また、長手方向の共振を生じにくくするために、振動板1008は奥行きが深い形状(コーン形状)としている。つまり、振動板1008は、図21Bにおける上下方向に高さを有する形状としている。さらに、振動板1008が振動した際に、ダンパー1007とフレーム1004と、また、ヨーク1003およびプレート1002などの磁気回路およびダンパー1007と振動板1008とが接触するのを防止するために、距離を設ける必要があり、ダンパー1007が、ボイスコイルボビン1005の中央付近に固着されている。つまり、振動板1008と、ボイスコイルボビン1005の上部と、ダンパー1007と、ボイスコイルボビン1005の下部と、マグネット1001と、プレート1002と、ヨーク1003とが、振動方向(図21Bにおける上下方向)に距離を設けて配置されることとなる。以上の構成により、スピーカの奥行きを薄くすることができない。
そこで、本発明者らは、細長構造でありながら分割共振が起こりにくく、ピークディップの発生を抑制した平坦な周波数特性を得ることができ、さらに薄型化を実現する音質の優れた薄形スピーカの構造を創案した。
この創案に基づいた本開示の様々な態様は、次の通りである。
本開示の一態様によるスピーカは、フレームと、振動方向と垂直な平面の形状が長手と短手を有する縦長の形状で、中空構造である振動板と、振動板を振動可能に支持し、フレームに固定されるエッジと、振動板を貫通して、接続される少なくとも1つの筒形状のボイスコイルボビンと、振動板の中空構造の内部で、ボイスコイルボビンに固着されるボイスコイルと、ボイスコイルボビンの内部に、ボイスコイルを駆動させるための磁気回路とを備えている。
この一態様によれば、それぞれの部品がスピーカの厚さ方向に積み上げられる構造ではなく、振動板の中空構造の内部で、互いに入れ子のように重なるように配置される構造となり、薄型化を実現することができる。
他の一態様としては、例えば、ボイスコイルをボイスコイルボビンの高さを2等分する位置に配置するように固着し、ボイスコイルの重心と、エッジのフレームへの固定点と、振動板の重心と、磁気回路の重心とが、同一平面上に配置される。
この他の一態様によれば、振動系が回転しようとするモーメントを最小化し、耐ローリング特性を向上させることができる。
また、他の一態様としては、振動板の長手方向の終端部にハトメがかしめられており、ハトメとフレームに設けたターミナルを接続する導電線と、ハトメからボイスコイルに接続された引き出し線とを備え、この引き出し線を、振動板内部に固着することができる。
この他の一態様によれば、異常共振や共振振動による引き出し線の断線を防ぎ、ひずみの無い優れたスピーカを提供することが可能である。また、フレームとの接触を防ぐために、振幅余裕以上の間隔を設ける必要が無いので、スピーカを薄くすることが可能である。
また、他の一態様としては、磁気回路は、2つのマグネットを反発する方向に固着した構成を含むことや、振動板の短手方向の断面形状を、円形状、長円形状、中空台形または中空多角形とすることができる。
さらに他の一態様としては、例えば、ボイスコイルボビンを2つ備え、ボイスコイルボビンを振動板の長手方向の第1次共振モードの節の位置に1つずつ配置する構成とすることができる。または、ボイスコイルボビンを4つ備え、ボイスコイルボビンを振動板の長手方向の第1次共振モードおよび第2次共振モードの節の位置に配置する構成とすることができる。
この他の一態様によれば、第1次および第2次共振モードを抑制する位置に、振動板の駆動点が配置されることとなり、再生周波数帯域の拡大を実現することが可能である。
さらに、本開示の他の一態様としては、スピーカの磁気回路に補助プレートや補助マグネットを使用することや、振動板の長手方向両端の形状を半球形状とすることや、スピーカを電子機器に備えることも考えられる。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、出願人は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1について説明する。まずは、本実施の形態におけるスピーカ100の構成について説明する。図1Aは、本実施形態に係るスピーカ100の上面図である。また、図1Bは、図1AにおけるA−A’線で切断し、矢印aの方向から見た概略断面図である。また、図1Cは、図1AにおけるB−B’線で切断し、矢印bの方向から見た概略断面図である。
スピーカ100は、振動板110と、ボイスコイル120と、ボイスコイルボビン130と、磁気回路140と、エッジ150と、フレーム160と、ダストキャップ170とから構成される。スピーカ100は、図1Aに示すように縦方向と横方向との長さが異なる細長形状である。以下、スピーカ100の、各構成を説明する。
まず、振動板110に関して説明する。図2Aは、振動板110の平面図であり、図1におけるC−C’線から左側のみを記載している。また、図2Bは、図2AにおけるE−E’線で切断し、矢印eの方向から見た概略断面図である。また、図2Cは、図2AにおけるF−F’線で切断し、矢印fの方向からみた概略断面図である。図2Aに示すように、振動方向(図2Aにおける紙面に垂直な方向)から見た振動板110の平面形状は、長手と短手を有している。また、図2Bの領域Dに示すように、振動板110の長手方向の両端は、中空半球形状の構造を有している。また、図2Cに示すように、振動板110の短手方向の断面形状は中空円形状となっている。さらに、図2Cに示すように、振動板110は、短手方向の断面が半円形状の終端部に、張り合わせ部112を設けた細長トラックを有する上側の振動板111aと下側の振動板111bとを張り合わせたものである。なお、振動板110は上記のような断面形状を有するものであれば、上記のように細長トラックを有する振動板111aと振動板111bとを張り合わせたものでなくてもよい。また、図1Aに示すように、振動板110にはボイスコイルボビン130を固着するための貫通孔180が設けられている。本実施の形態のように、振動板111aと振動板111bとを張り合わせた形状の場合、振動板111aと振動板111bとには、それぞれ貫通孔180が設けられる。
振動板110の材料としては、薄型化に適し軽量であるものが望ましく、紙あるいは高分子フィルムなどを用いることが最も好ましい。しかしながら、振動板110の材料として、アルミやチタンなどの軽量高剛性金属箔を用いてもよい。
次に、ボイスコイル120およびボイスコイルボビン130に関して説明する。図3は、ボイスコイル120およびボイスコイルボビン130の斜視図である。ボイスコイル120は、断面が小判状をした筒状ボイスコイルボビン130の側面上に絶縁処理をした銅やアルミから成る細線を複数回、巻き線固着したものである。また、ボイスコイル120は、ボイスコイルボビン130の側面の中間点に配置される。すなわち、図3に示すボイスコイル120の高さを2等分する線から、ボイスコイルボビン130の上端部までの距離αと、ボイスコイル120の高さを2等分する線からボイスコイルボビン130の下端部までの距離βとが等しくなるように、ボイスコイル120が、ボイスコイルボビン130の側面上に巻き線固着されている。
次に、磁気回路140に関して説明する。図4は、磁気回路140の斜視図である。磁気回路140の大きさは、ボイスコイルボビン130の内部に配置するためにボイスコイルボビン130の内径より空隙分小さくしたものであり、磁気回路140の外径形状はボイスコイルボビン130と相似な形状である。また、磁気回路140は、着磁された2つのマグネット141が、互いに反発する方向に固着されており、それぞれのマグネット141において、マグネット141を固着した面とは反対側の面にプレート142が、固着されている。このときの、マグネット141の着磁方向の例として、図4に文字N、Sとして示した。N、Sの極性は互いに反発する極性であり、可逆の関係である。なお、発生する磁束は、2つのマグネット141の接合面143から水平方向に出た後、互いに反発しながらプレート142に至る。また、一方のプレート142の端面をフレーム160に固着することにより、磁気回路140は、フレーム160に固着されている。
次に、エッジ150に関して説明する。図1Aに示すように、エッジ150の平面形状は、環状である。また、図1Bおよび図1Cに示すように、エッジ150は、振動方向(図1B、Cにおいて、ダストキャップ170を上方向とした上下方向)に直交する断面が略半円形もしくは略半楕円形である。エッジ150の内周には、振動板110の外周が固着される。
次に、フレーム160に関して説明する。図1A〜Cに示すように、フレーム160は開口部を有する環状の形状である。図1A〜Cに示すように、フレーム160の開口部には、エッジ150の外周が固着される。
次に、ダストキャップ170に関して説明する。図1BおよびCに示すように、ダストキャップ170は、ボイスコイルボビン130の上端に設けられる。ダストキャップ170は、貫通孔180を通り、ボイスコイルボビン130の振動方向の上面から放出される音を遮断する。
次に、スピーカ100の部品構成に関して説明する。図5は本実施の形態のスピーカ100の部品構成斜視図である。
図1BおよびCに示したように、ボイスコイルボビン130は振動板110の貫通孔180に挿入される。また、エッジ150のフレーム160上の固定点と、振動板110の重心と、ボイスコイル120の重心と、磁気回路140の重心とが、同一平面上に配置される。本実施形態の場合は、振動板110の円環状断面の内部であって、振動方向に直交する振動板110の中心面(図1BにおけるX−X’面)上に配置される。
次に、以上のように構成されたスピーカ100の動作と効果を説明する。ボイスコイル120に電流が印加されると、印加された電流および磁気回路140による磁界によってボイスコイル120には駆動力が発生する。発生した駆動力は、ボイスコイルボビン130を介して振動板110に伝達される。駆動力が伝達された振動板110が振動することによって音が空間に放射される。
次に、以上のように構成された振動板110について、短手方向の断面形状が中空半円形状の場合と、本開示のような中空円形状の場合との効果を、理論及びシミュレーションの観点から説明する。まず、理論の観点から説明する。
振動板110は、通常その外周がエッジ150により支持されているので、略両端自由な棒と見なすことができる。よって、両端自由の棒の振動モードの理論から、その振動モードの共振周波数や剛性の断面形状による変化を考えることができる。ここで、両端自由の棒の振動モードの理論について説明する。下記の式(1)に、両端自由の棒の振動モードの共振周波数式を示す。
Figure 2013076914
ここで、lは棒の長さ、ρは密度、Qは材料のヤング率、Kは回転半径を示す。
上記の式(1)において回転半径Kは、断面形状により異なる。図6Aに、振動板610における中空半円形の断面形状を、図6Bに、本実施の形態の振動板110における、中空円形の断面形状を示す。
図6Aおよび図6Bを用いて、各々の断面形状に対する回転半径について説明する。まず、図6Aの、中空半円形の断面形状について説明する。断面2次モーメントの定理によれば、管やトンネルのような中空断面の図形の断面2次モーメントは、外側の図形の断面2次モーメントから、中空の図形の断面2次モーメントを差し引いて求めることができる。断面モーメントを求める際の基準軸に対して、外側の図形の図心の位置と、内側の図形の図心の位置とは異なるが、振動板610のような中空半円形の断面形状の場合は、振動板610の厚みが非常に薄いため、外側半円と内側半円の半径は略等しいと考えてよい。よって、中空半円形の断面2次モーメントは、外側半円と内側半円と各々の断面2次モーメントの差と考える。下記の式(2)に、中空でない半円の断面2次モーメントを示し、下記の式(3)に、断面形状が中空半円形の断面2次モーメントを示し、下記の式(4)に、その断面積を示す。
Figure 2013076914
ここで、rsemiは中空でない半円の半径を示す。
Figure 2013076914
ここで、Rは外側半円の半径を示し、rは内側半円の半径を示す。
Figure 2013076914
また、回転半径は、断面2次モーメントを断面積で割った商の平方根であるので、断面形状が中空半円形の回転半径は、下記の式(5)で示される。
Figure 2013076914
ここで、中空円形の場合についても、上記と同様の考え方で断面2次モーメントおよび回転半径を計算することができるので、式のみを示し、説明を省略する。下記の式(6)に断面形状が中空円形の断面2次モーメントを示し、下記の式(7)にその回転半径を示し、下記の式(8)にその断面積を示す。
Figure 2013076914
ここで、Rは外側半円の半径を示し、rは内側半円の半径を示す。
Figure 2013076914
Figure 2013076914
上記式(3)〜(8)を用いて計算した、断面形状が中空円形および中空半円形における各々の断面2次モーメントと、回転半径と、断面積とを図7に示す。図7において、R=2mm、r=1.8mm、t=0.2mmとして計算した結果を示している。
次に、図7の計算値を用いて、断面形状を中空半円形から中空円形に変化したことによる共振周波数の変化および剛性の変化について検討する。
上記の式(1)より、棒の長さと材料定数とが同じ場合、断面形状の変化による共振周波数の変化は、回転半径に比例することが分かる。また、棒の剛性(曲げ剛性)は、棒の材料のヤング率と断面2次モーメントとの積で表されるので、棒の剛性は断面2次モーメントに比例することがわかる。
よって、断面形状を中空半円形から中空円形に変化したことにより、上記の式(5)と(7)とから回転半径は約1.9倍となっており、上記の式(2)と(6)とから断面2次モーメントは約7.2倍となっているので、共振周波数は約1.9倍高くなり、剛性は約7.2倍向上することがわかる。
次に、上述の理論結果を踏まえ、本実施の形態で説明した振動板110と振動板610との実形状モデルを組み込んだ有限要素法(Finite Element Method(FEM))による固有振動モードの共振周波数を解析した結果を、図8に示す。図8において、共振周波数(理論値)は、上記の式(1)を用いて計算した結果である。
図8において、共振モードは節の数が偶数個の場合のみを評価している。また、節の数が2個の共振を第1次モード、4個の場合を第2次モードと表している。これは音圧に寄与する共振モードが、節の数が奇数の場合は、軸上で共振モードによる音圧の乱れが相殺され、ピークディップを生じるのが、節の数が偶数の場合のみであるためである。図8より、理論計算値(理論値)とシミュレーション解析値(FEM値)とが、よく一致していることがわかる。また、断面形状が半円形状である振動板610の共振周波数に比べて、断面形状が円形状である振動板110の共振周波数が、約2倍高いことがわかる。このシミュレーション結果の周波数変化から、振動板の断面形状を半円形状から円形状へ変化したことによる剛性の変化を逆算する。
上記の式(1)より、共振周波数は、回転半径に比例する。また、回転半径が断面2次モーメントと断面積の商の平方根であることから、断面2次モーメントは回転半径の二乗と断面積の積に比例する。よって、図8から、振動板の断面形状を半円形状から円形状に変化すると、回転半径の変化は約2倍となり断面積も2倍となるので、剛性は約8倍となることがわかる。
以上のように、振動板の長手方向の断面形状を中空円形とすることで、振動板長手方向の剛性を向上させ、モードの共振周波数を高くすることができる。これにより、重要な音声帯域上で影響のある共振周波数の数を減少することができる。
なお、本実施の形態では、振動板110の短手方向の断面が、円形状の振動板について説明したが、振動板110の短手方向の断面形状を長円形状とすることで剛性がさらに高くすることができる。また、振動板110の短手方向の断面形状は中空台形や中空多角形であってもよい。
次に薄型化について説明する。従来の細長構造のスピーカ1000では、コーン紙等からなる振動板1008の奥行きを深くすることで剛性を高くしている。このため、高い周波数まで再生するためには、奥行きの深いコーン紙等からなる振動板が必要となり、薄型スピーカを実現することは難しい。一方、振動板110は、断面を中空円形とし、断面2次モーメントを増加させることで、剛性を高くしている。図8に記載の共振周波数を有する断面形状が中空円形の振動板110では、円筒の半径は2.0mmであり、振動板110の全高は4.0mm程度である。振動板1008のような一般的なコーン型振動板において、図8に示した中空円形の振動板110の第一次モードにおける共振周波数である1255Hzを実現しようとすると、約20〜30mm程度の全高(奥行き)が必要となる。
さらに、本実施の形態におけるスピーカ100では、以下の点で更なる薄型化を実現している。
従来の細長構造のスピーカ1000では振動板1008の奥行き方向の終端部に、ボイスコイルボビン1005を介して、ボイスコイル1006が接続される。すなわち、ボイスコイルボビン1005およびボイスコイル1006は、エッジ1010とダンパー1007とによって磁気回路に振動可能に吊り下げられるような状態で配置される。マグネット1001等からなる磁気回路はボイスコイル1006のさらに奥(図21Bにおける下部)に配置されている。このように、従来のスピーカでは、振動板1008と、ボイスコイルボビン1005と、ボイスコイル1006と、マグネット1001等からなる磁気回路とが積み上げられた厚さが、スピーカの厚さとなる。例えば、振動板1008の深さを20mm、ボイスコイル巻き幅を2.0mm、振幅余裕幅を2.0mm、磁気回路を10mmとした場合スピーカの奥行きは20+2+2+10=34mm以上の厚みが必要となる。
これに対して、本実施の形態のスピーカ100では、振動板110に貫通孔180を設け、振動板110の内部にボイスコイル120およびボイスコイルボビン130が配置される。さらに、ボイスコイルボビン130の内部に磁気回路140が配置されているため、それぞれの部品がスピーカ100の厚さ方向に積み上げられる構造ではなく、振動板110の接続面を中心面(図1BにおけるX−X’面)として、互いに入れ子のように重なるように配置される構造である。このため、従来のスピーカと比べ、非常に薄いスピーカを実現することができるものである。スピーカ100の厚さは、図1BにおけるX−X’面を境にして、振動方向上側にはボイスコイルボビン130の厚みの1/2、振動方向下側はボイスコイルボビン130の厚みの1/2およびボイスコイルボビン130がフレーム160に接触しないように設けた振幅余裕幅(図1Bに示すξ)と、磁気回路140を固着するフレーム160の固着面の厚さのみである。例えば、振幅余裕幅を2.0mmとした場合、ボイスコイルボビン130を7mm、フレーム厚さを2.0mmという厚さに構成でき、スピーカ100の厚さは、合計11mmとすることができる。
続いて耐ローリング特性について説明する。ローリングは振動板を回転させようとする異常振動である。支持系の固定点(線、面)をできるだけ振動系の重心に近づけることで、振動系が回転しようとするモーメントを最小化しこれを抑制する効果を高くできる。
スピーカ100のボイスコイル120は、振動板110の円環状断面の内部であって、振動方向に直交する振動板110の中心面(図1BにおけるX−X’面)上に配置されている。また、エッジ150のフレーム160上の固定点、振動板110の重心および磁気回路140の重心も、この中心面(図1BにおけるX−X’面)上に配置されている。この配置により、振動系の重心の位置と支持系の固定点の位置が同一平面上にあり、耐ローリング特性に優れたスピーカとすることができるものである。
以上の構成によって、スピーカ100は、細長構造でありながら、振動板の形状、スピーカ全体構成に特徴を持たせることで剛性の向上を実現しつつ、スピーカ全体としての厚みを減少することが出来る。そして、このスピーカ全体構成の特徴は異常振動を抑え耐ローリング特性を向上させるという、さらなる効果も生じさせる。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2に係るスピーカ200について説明する。スピーカ200は、実施の形態1のスピーカ100に加え、ボイスコイル引き出し線を振動板110内部に固着したことを特徴とする。
図9Aは、スピーカ200を示す上面図である。図9Bは、図9Aを長手方向に切断した概略断面図である。なお、図9A及び図9Bは、振動板110における上側の振動板111aを表示していない。下側の振動板111bの長手方向終端部には、ハトメ201がかしめられ、下側の振動板111bと一体構造となっている。ハトメ201には導電線203が固着され導電線203の反対側の端部はフレーム(図示せず)に設けたターミナル(図示せず)に接続され、スピーカを駆動する信号が入力される。導電線203としては、例えば、金糸線などを用いることができる。
振動板111bの長手方向の中心線上には、ボイスコイル120がボイスコイルボビン130を介して固着されている。ボイスコイル120の引き出し線202が、振動板111bの内側面上に固着されている。引き出し線202は、ハトメ201に接続された導電線203と電気的に接続されている。配線処理がなされた振動板111bと、円筒形状を構成すべく振動板111aとを貼り合わせ、実施の形態1と同様の磁気回路、フレーム構成である、スピーカ200を実現する。
次に、以上のように構成されたスピーカ200の動作および効果を説明する。基本的な動作は、実施の形態1と同様である。フレーム160のターミナルに入力された駆動信号が、導電線203、一方のハトメ201を経て引き出し線202からボイスコイル120、そして引き出し線202を経て他方のハトメ201、導電線203そしてフレーム160に設けられたターミナルに至る電気回路を構成している。そのため、ボイスコイル120はスピーカ入力信号に対応した力を発生し、振動板110を振動させる。引き出し線202は、振動板111bの内面に固着されているため、振動板110が動作した場合、振動板110と一体となり振動する。細長い振動板では引き出し線が長くなるために生じる異常共振や、共振振動により断線が生じる虞がある。スピーカ200では、異常共振や共振振動による引き出し線202の断線を防ぎ、ひずみの無い優れたスピーカを提供することができる。さらに細長い振動板110とフレーム160の間を配線することで、フレーム160に電気的に接触する可能性を少なくするという効果も発揮する。同様にフレーム160との接触を防ぐために、振幅余裕以上の間隔を設ける必要が無いので、スピーカを薄くすることができる。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3について説明する。図10Aは、本実施形態に係るスピーカ300の上面図である。また、図10Bは、図10AにおけるG−G’線で切断し、矢印gの方向から見た概略断面図である。
スピーカ300は、実施の形態1に係るスピーカ100において、ボイスコイルボビン130を2つ備えるために、貫通孔180を2つ有する振動板210を用い、2つの貫通孔180のそれぞれを介して、ボイスコイルボビン130が固着されたものである。
次に、振動板の駆動位置について説明する。駆動位置はスピーカの帯域を考慮して設定する。従来の細長構造のスピーカ1000や実施の形態1に係るスピーカ100では、振動板1008または110の長手方向の中心を駆動点とし、1つのボイスコイル1006またはボイスコイル120を配置している。使用周波数帯域内で振動板1008または110の共振がない場合、すなわち低域を重点的に再生する場合は、上記の構造でもよい。この場合、振動板は、第1次共振周波数までピストン振動される。
しかし、さらなる音圧周波数特性の平坦化のためには、発生する共振モードの抑制が必要となる。そこで、スピーカ300は、最初に発生する第1次共振モードを抑制し、次に発生する第2次共振モードまで平坦な特性を実現するために、駆動点(ボイスコイル)を2個設けている。第1次共振モードを制御する駆動点は、第1次共振モードの節の位置に設けるとよい。エッジ150に比べ振動板210の剛性が高く、エッジ150の質量が振動板210と同様に軽い場合、振動板210の共振姿態は、両端自由の棒の共振姿態と略同様となる。このため、振動板210の長手方向の第1次共振モードの節の位置は、振動板210の長手方向長を1とすると、振動板210の長手方向端から0.224と0.776とに相当する位置となる。つまり、ボイスコイルボビン130は、振動板210の長手方向の第1次共振モードの節である位置、すなわち、振動板110の長手方向長を1とした場合における、振動板110の長手方向端から0.224と0.776とに相当する位置に固着するとよい。第1次共振モードを抑制すれば、帯域はその周波数の約4倍に拡大することになる。図8の場合、第1次共振モードが抑制され、その次の第2共振モードの周波数まで拡大できる。よって、本実施の形態によれば、実施の形態1に比べ、再生周波数を高くすることができる。
また、本実施の形態に係るスピーカ300は、駆動点の数で再生周波数帯域の拡大を実現するため、スピーカの厚さに影響を与えない。
(実施の形態4)
以下、実施の形態4について説明する。図11Aは、本実施形態に係るスピーカ400の上面図である。また、図11Bは、図11AにおけるH−H’線で切断し、矢印hの方向から見た概略断面図である。
スピーカ400は、実施の形態3に係るスピーカ300において、ボイスコイルボビン130をさらに2つ備えるために、貫通孔180を4つ有する振動板310を用い、4つの貫通孔180のそれぞれを介して、ボイスコイルボビン130が固着されたものである。
スピーカ400のように、駆動点の数を4個とし、第1次と第2次共振モードの両方を抑制する位置に、駆動点を配置すれば帯域はさらに拡大する。第1次共振モードと同様の仮定にすると、振動板110の長手方向長を1とした場合、x1=0.1130、x2=0.37775、x3=(1−x2)=0.62225、x4=(1−x1)=0.8870に相当する位置にボイスコイルボビン130を固着するとよい。このように、駆動点の数を4個とした場合、再生帯域は格段に広く、共振の発生しないピストン運動をするスピーカを構成することができる。
ここで、図12Aに、第1次共振モードの節の位置を駆動した場合(2点駆動)の音圧周波数特性を示す。また、図12Bに、4個のボイスコイルで第1次と第2次共振モードの両方を抑制する位置とした場合(4点駆動)の音圧周波数特性を示す。さらに、図12Cに、中心駆動をした場合の音圧周波数特性を示す。図12Aと、図12Bと、図12Cとを比較すると、駆動点の数と位置とを工夫することで共振モードが抑制され、再生周波数帯域が拡大されていることが分かる。
また、本実施の形態に係るスピーカ400は、実施の形態3に係るスピーカ300と同様、駆動点の数で再生周波数帯域の拡大を実現するため、スピーカの厚さに影響を与えない。
(実施の形態5)
以下、実施の形態5に係るスピーカ500について説明する。図13は、スピーカ500に用いる磁気回路540を示す斜視図である。また、図14は、スピーカ500の短手方向の断面図である。
磁気回路540は、実施の形態1に係る磁気回路140に、マグネット141の接合面143の両側に回りこむ補助プレート401をさらに配置した構造である。補助プレート401は、一方のプレート142の端面と接着し、振動板110の外側で、マグネット141の接合面143の両側に回りこむように配置されている。また、このときのマグネット141の着磁方向の1例として、図14において、文字N、Sとして示した。N、Sの極性は、互いに反発する極性であり、可逆の関係である。
次に、以上のように構成されたスピーカ500の動作と効果を説明する。図14において、磁束の流れを破線矢印にて示した。発生する磁束は、一方のマグネット141の接合面143から水平方向に出た後、他方のマグネット141から出た磁束と互いに反発しながらプレート142に至る。その際に、スピーカ500では、補助プレート401が磁気回路を構成している。マグネット141から発生した磁束が、接合面143から水平方向に出た後、補助プレート401に至る。そして、磁束は補助プレート401内部を伝わり、プレート142に至る。このため、ボイスコイル120と鎖交するコイル線を流れる電流の方向に対して垂直な成分の磁束が増加する。
また、実施の形態1と同様に、ボイスコイル120に電流が印加されると、印加された電流および磁気回路による磁界によって、ボイスコイル120には駆動力が発生する。発生した駆動力は、ボイスコイルボビン130を介して振動板110に伝達される。駆動力が伝達された振動板110が、振動することによって音が空間に放射される。
このように、スピーカ500では、ボイスコイル120と鎖交する磁束が増加するため、より音圧の高い大きな音が再生できるスピーカを実現することができる。すなわち、振動板に磁気回路が埋まっている構造を上手く利用し、補助プレート401を配置することで、スペースを拡大させること無く磁束を増加させ、音圧を向上させることができる。
(実施の形態6)
以下、実施の形態6に係るスピーカ600について説明する。図15は、スピーカ600に用いる磁気回路640を示す斜視図である。また、図16は、スピーカ600の短手方向の断面図である。また、図17は、スピーカ600の部品構成を示す概観図である。
磁気回路640は、実施の形態1に係る磁気回路140に、マグネット141の接合面143の両側に補助マグネット601をさらに配置した構造である。
補助マグネット601は、接合面143の側面に、振動板110を隔てた位置で、フレーム160に固着されている。補助マグネット601の着磁方向は、マグネット141と直交する方向で、接合面143がN極に着磁されている場合は、S極が接合面143の方向になるように着磁され、接合面143がS極の場合は、N極が接合面143の方向となるように着磁される。マグネット141および補助マグネット601の着磁方向の1例として、図16において、文字N、Sとして示した。N、Sの極性は、互いに反発する極性であり、可逆の関係である。
次に、以上のように構成されたスピーカ600の動作と効果を説明する。図16において、磁束の流れを破線矢印にて示した。発生する磁束は、マグネット141の接合面143から水平方向に出た後、補助マグネット601から出た磁束が加わり、互いに反発しながらプレート142に至る。このため、ボイスコイル120と鎖交するコイル線を流れる電流の方向に対して垂直な成分の磁束が増加する。
また、実施の形態1と同様に、ボイスコイル120に電流が印加されると、印加された電流および磁気回路による磁界によって、ボイスコイル120には駆動力が発生する。発生した駆動力は、ボイスコイルボビン130を介して振動板110に伝達される。駆動力が伝達された振動板110が振動することによって音が空間に放射される。
このように、スピーカ600では、ボイスコイル120と鎖交する磁束が増加するため、より音圧の高い大きな音が再生できるスピーカを実現することができる。すなわち、振動板に磁気回路が埋まっている構造を上手く利用し、補助マグネット601を配置することで、スペースを拡大させること無く磁束を増加させ、音圧を向上させることができる。また、実施の形態4と同様に、補助プレート401を設け、補助プレート401上に補助マグネット601を設けてもよい。このことにより、スペースを拡大させることなく、さらに磁束を増加させ、音圧を向上させることができる。
(他の実施形態)
さらに、本開示における実装の例示として、実施の形態1〜6を説明した。しかしながら、本開示は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1〜6で説明したスピーカは、薄型化が容易であるので、薄型テレビや携帯電話やPDAなどの電子機器などに利用することができる。すなわち、電子機器は、本開示に係るスピーカと、スピーカを内部に保持する筐体とを備える構成とすることが可能である。そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
図18に、本開示の実施の形態1〜6に示したうちから選択されるスピーカを搭載したモバイル情報端末装置701を示す。図18において、702は画面、700は実施の形態1〜6に示したうちから選択されるスピーカである。図18では、3箇所にスピーカ700を配置しているが、スピーカは1個以上であれば、いくつでも構わない。スピーカ装置が1個であればモノラルとなるが、2個でステレオ、2個以上使えば音場制御やHRTF用のデバイスとしても使用可能となる。スピーカ700をモバイル情報端末装置701のような、搭載容積が限られた機器に搭載することにより、限られた容積でも広帯域再生を安定的に可能とする。なお、スピーカ700を搭載時の搭載方向については、筐体に設けられる音孔に対し、振動板を音孔側に向けても、フレームを音孔側に向けても構わない。
また、図19に、本開示の実施の形態1〜6に示したうちから選択されるスピーカを搭載した画像表示装置801を示す。より具体的には、画像表示装置801は、PCや薄型TVなどである。図19において、202は画面、800は実施の形態1〜6に示したうちから選択されるスピーカである。図19では、計16箇所にスピーカ800を配置しているが、スピーカ800は1個以上であれば、いくつでも構わない。1個であればモノラルとなるが、2個でステレオ、2個以上使えば(例えば、ラインアレイとして配置すれば)音場制御やHRTF用のデバイスとしても使用可能となる。スピーカ800を画像表示装置801のような、搭載容積が限られている機器に搭載することにより、限られた容積でも広帯域再生を安定的に可能とする。なお、スピーカ800を搭載時の搭載方向については、筐体に設けられる音孔に対し、振動板を音孔側に向けても、フレームを音孔側に向けても構わない。
また、図20に、車載スピーカの搭載図を示す。図20において、901は自動車のドア、900は本開示の実施の形態1〜6に示したうちから選択されるスピーカである。図20では、3箇所にスピーカ900を配置しているが、スピーカ900は1個以上であれば、いくつでも構わない。また、図20では、自動車のドア901に取り付けた例を示すが、自動車のダッシュボードやピラー、シート、ヘッドレスト、天井など、自動車のどの位置に取り付けてもよい。また、自動車以外にも、電車やモノレール、リニアモーター、飛行機、船舶など、各種移動手段に取り付けてもよい。従来、広帯域再生、特に低音を再生するには大型のスピーカが必要であった。本開示の実施の形態1〜6に示したスピーカは、従来のスピーカと比べ薄型なスピーカを実現可能である。この結果、移動手段全体の小型化につながり、居住空間の増大による快適性の向上が可能となる。なお、搭載時の搭載方向については、筐体に設けられる音孔に対し、振動板を音孔側に向けても、フレームを音孔側に向けても構わない。
本開示に係るスピーカは、薄型テレビや携帯電話やPDA等の電子機器に利用することができる。
100、200、300、400、500,600、700、800、900 スピーカ
110、111a、111b、210、310、610 振動板
112 張り合わせ部
120 ボイスコイル
130 ボイスコイルボビン
140、540、640 磁気回路
141 マグネット
142 プレート
143 接合面
150 エッジ
160 フレーム
170 ダストキャップ
180 貫通孔
202 引き出し線
203 導電線
401 補助プレート
601 補助マグネット
701 モバイル情報端末装置
702 画面
801 画像表示装置
901 自動車のドア
しかし、さらなる音圧周波数特性の平坦化のためには、発生する共振モードの抑制が必要となる。そこで、スピーカ300は、最初に発生する第1次共振モードを抑制し、次に発生する第2次共振モードまで平坦な特性を実現するために、駆動点(ボイスコイル)を2個設けている。第1次共振モードを制御する駆動点は、第1次共振モードの節の位置に設けるとよい。エッジ150に比べ振動板210の剛性が高く、エッジ150の質量が振動板210と同様に軽い場合、振動板210の共振姿態は、両端自由の棒の共振姿態と略同様となる。このため、振動板210の長手方向の第1次共振モードの節の位置は、振動板210の長手方向長を1とすると、振動板210の長手方向端から0.224と0.776とに相当する位置となる。つまり、ボイスコイルボビン130は、振動板210の長手方向の第1次共振モードの節である位置、すなわち、振動板10の長手方向長を1とした場合における、振動板10の長手方向端から0.224と0.776とに相当する位置に固着するとよい。第1次共振モードを抑制すれば、帯域はその周波数の約4倍に拡大することになる。図8の場合、第1次共振モードが抑制され、その次の第2共振モードの周波数まで拡大できる。よって、本実施の形態によれば、実施の形態1に比べ、再生周波数を高くすることができる。

Claims (14)

  1. 細長構造のスピーカであって、
    フレームと、
    振動方向と垂直な平面の形状が長手と短手を有する縦長の形状で、中空構造である振動板と、
    前記振動板を振動可能に支持し、前記フレームに固定されるエッジと、
    前記振動板を貫通して、接続される少なくとも1つの筒形状のボイスコイルボビンと、
    前記振動板の中空構造の内部で、前記ボイスコイルボビンに固着されるボイスコイルと、
    前記ボイスコイルボビンの内部に、前記ボイスコイルを駆動させるための磁気回路とを備えることを特徴とする、スピーカ。
  2. 前記ボイスコイルは、前記ボイスコイルボビンの高さを2等分する位置に配置されるように固着されることを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ。
  3. 前記ボイスコイルの重心と、前記エッジの前記フレームへの固定点と、前記振動板の重心と、前記磁気回路の重心とが、同一平面上に配置されることを特徴とする、請求項2に記載のスピーカ。
  4. 前記振動板の長手方向の終端部にハトメがかしめられており、
    前記ハトメと前記フレームに設けたターミナルを接続する導電線と、
    前記ハトメから前記ボイスコイルに接続された引き出し線とをさらに備え、
    前記引き出し線は、振動板内部に固着されていることを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ。
  5. 前記磁気回路は、2つのマグネットを反発する方向に固着した構成を含むことを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ。
  6. 前記振動板の短手方向の断面形状が、円形状、長円形状、中空台形または中空多角形であることを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ。
  7. 前記ボイスコイルボビンを2つ備え、
    前記ボイスコイルボビンは、前記振動板の前記長手方向の第1次共振モードの節の位置に1つずつ配置されることを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ。
  8. 前記振動板の長手方向の一端を0とし、他端を1としたときに、
    前記ボイスコイルボビンは、0.224と、0.776とに相当する位置に配置されることを特徴とする、請求項7に記載のスピーカ。
  9. 前記ボイスコイルボビンを4つ備え、
    前記ボイスコイルボビンは、前記振動板の長手方向の第1次共振モードおよび第2次共振モードの節の位置に配置されることを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ。
  10. 前記振動板の長手方向の一端を0とし、他端を1としたときに、
    前記ボイスコイルは、0.1130と、0.37775と、0.62225と、0.8870との位置に配置されることを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ。
  11. 前記振動板の外側に、前記振動板の長手方向における前記磁気回路の両側を回り込むような補助プレートをさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載のスピーカ。
  12. 前記振動板を隔てた位置であって、前記振動板の長手方向における前記磁気回路の両側に補助マグネットをさらに備える、請求項1に記載のスピーカ。
  13. 前記振動板は、前記長手方向両端の形状が、半球形状である、請求項1に記載のスピーカ。
  14. 請求項1に記載のスピーカを備える、電子機器。
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