JPH0762719A - 測定システム - Google Patents

測定システム

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JPH0762719A
JPH0762719A JP5211995A JP21199593A JPH0762719A JP H0762719 A JPH0762719 A JP H0762719A JP 5211995 A JP5211995 A JP 5211995A JP 21199593 A JP21199593 A JP 21199593A JP H0762719 A JPH0762719 A JP H0762719A
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JP
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water level
amount
optical fiber
water
rainwater
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JP5211995A
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English (en)
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Ichiro Wada
一郎 和田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A10/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE at coastal zones; at river basins
    • Y02A10/40Controlling or monitoring, e.g. of flood or hurricane; Forecasting, e.g. risk assessment or mapping

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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Sewage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明の測定システムは、下水道網6の流路
内にOTDR形変位計またはOTDR形熱伝達率計2の
光ファイバ7が敷設され、光ファイバ7に分散配置され
た水位測定点からの水位と場所の情報が雨水排水制御装
置1に伝送され、この装置1が、水位と場所の情報及び
レーダ雨量計9,降雨計10からの各地点の雨量の情報
に基き流路を流れる雨水の量を水位変化からとらえ、降
雨量と流路内水位変化との関連をモデル化するととも
に、流路中を進んで来る増水先端の量の程度と下水道網
下流の雨水ポンプ4への到達時刻とを予測し、このポン
プの稼働開始時刻の決定,到達水量に見合うポンプ台数
の決定,到達時に最適回転数になるようなポンプのフィ
ードフォワード制御等を行なうことを特徴とする。 【効果】 増水先端の位置を刻々検知できるので、雨水
ポンプの稼働開始が早すぎたことによるポンプ軸焼付等
を解消できるとともに、排水システムの最適且つ安全方
向への制御を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水道,農業用水,工
業用水等における急速な増水発生時に適切な対処を可能
にする測定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の都市の発展は目覚ましく、地表は
殆んど舗装され、地下には下水道が迷路のように張りめ
ぐらされている。
【0003】一旦雨が降った場合、近代化前であれば大
部分は地中に吸収されたが、現在では下水道支管から本
管へ集まり、大量の雨水が下水道を流れるようになっ
た。下水道は、道路や地表に集水口が開いているため、
大雨が降れば、排水状況が悪い場合は集水口から噴出
し、床下浸水等を引き起こす事態に進展することがしば
しば報じられている。この対策としては、排水状況の悪
い場所に雨水ポンプを配備し、大量の雨水の排水を行な
うようになっている。
【0004】しかしながら、この雨水ポンプは、常時使
われている下水用送水ポンプに比べて著しく容量が大き
いため、稼働すれば一瞬の内に送水する水が無くなって
しまい空運転になる。空運転を長時間行なえば、ポンプ
軸の焼付き等の事故が起ることが予測される。
【0005】このため現在では、レーザ雨量計を用いて
(東京の例では500mメッシュの)降雨量の測定を行
ない、雨水ポンプへ到達する雨水の到着時刻を予測し、
到達直前にポンプの空準備運転を開始し、スムーズに雨
水を迎えるようにシステムが組まれている。
【0006】しかしながら、雨が降ってから予測時刻を
30分も越えても水が到着せず、ポンプの空運転による
故障が起ったり、予測よりも著しく早く水が押し寄せて
来てポンプの始動前に静止しているポンプに水が突入
し、反動で市中の集水口から水が噴き出し、床下浸水し
たり、ポンプを傷める事故が発生しているため、下水道
中に流量計を複数分散配置して予測精度を上げようとし
ている。しかし、流量という指標のとらえ方では、下水
道管の太さや、タンクの容量等を詳細に計算する必要が
あることと、コスト面から分散配置する流量計の数が多
くできないこととの問題点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、下水道
流路中の増水先端の移動の把握が、下水道流路に複数分
散配置した流量計からの流量情報によっては処理が複雑
で迅速性、正確度に欠ける欠点があり、さらに多数の流
量計の分散配置もコスト面から困難であった。
【0008】そこで本発明は、下水道網に広域配置が容
易であり、且つ、下水道流路中の増水先端を直接的に検
知し、その位置を刻々検知することで増水先端の移動を
把握できる測定システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の測定
システムは、下水道網の非満流体流路(管,開渠)内に
OTDR形変位計の光ファイバまたはOTDR形熱伝達
率計の光ファイバを広域にわたって敷設し、この光ファ
イバに分散配置された測定点で水位を測定し、同時にレ
ーダ雨量計,多数分布配置した降雨計により広域に降っ
ている降雨量を時間的にとらえ、雨水排水制御装置が入
力した水位と場所の情報から流路を流れる雨水の量を各
測定点での水位変化からとらえ、入力した各地点での降
雨量の時間的変化と流路内水位変化の情報から雨の降り
方と流路内水位変化の具合との関連を把握し、降雨量と
流路内水位変化の具合とのモデル化を行なうとともに、
流路中を進んで来る増水先端の量の程度と下水道網の下
流に設けられた雨水ポンプへの到達時刻とを予測し、こ
の雨水ポンプの稼働開始時刻の決定,到達水量に見合う
ポンプ台数の決定,到達の直前に最適の回転数になるよ
うなポンプのフィードフォワード制御等排水システムの
安全方向への制御を行なうことを特徴とする。
【0010】ここで、OTDR形変位計は、光ファイバ
に曲げ,圧縮,引張等の応力を加えると、光ファイバ内
のレイリー散乱が増えるという原理を利用した変位計
と、光パルス反射法(OTDR法)によりレイリー散乱
部の位置測定という2つの原理から成り立っている。こ
の2つの原理により変位の大きさ,位置,変位分布の測
定が可能となる。
【0011】光ファイバに歪変化を与えるアクチュエー
タとしては、液体膨張式温度計,ブルドン形圧力計,バ
ルブシャフトのオンオフやスイッチのオンオフ等の機械
的位置変位,液位に応動する浮子や液位の変位により変
形する風船,ベローズ等があるが、この発明の場合は液
位に応動するアクチュエータを光ファイバに分散配置し
たOTDR形変位計を用いる。
【0012】また、OTDR形熱伝達率計は、光ファイ
バを用いたOTDR形測定装置において、光ファイバ形
温度計の検温部となる光ファイバのみを配置し、あるい
は当該光ファイバの近くに発熱体または冷却体(以下、
熱発生体と呼ぶ)を配置し、予め測定対象の環境状態ま
たは前記熱発生体の加温または冷却によって前記光ファ
イバの基準となる温度,温度分布を測定する一方、前記
測定対象の環境状態の変化による傍熱形検温部光ファイ
バからの奪熱または与熱によって生じる前記光ファイバ
の温度変化または温度分布(熱放散分布)の変化から、
前記検温部光ファイバが設置されている測定対称の環境
状態の変化を測定する(特願平3−271316)。こ
の発明の場合は、非満流体の流路内に水中と気相にまた
がって配設された発熱体付光ファイバでの水中へ逃げる
熱と気相へ逃げる熱とを温度の違いにより計測し、温度
差の境界面を水面と判断して水位を計測するようにして
いる。
【0013】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基いて本発明を
詳細に説明する。
【0014】図1,図2に本発明一実施例の測定システ
ムの構成を示す。図1は下水道網6分岐点を重点的に、
直管路,分岐路にまたがってOTDR形変位計またはO
TDR形熱伝達率計の光ファイバ7を敷設した例であ
り、図2は下水道網6の主に直線路に複数個敷設した例
である。両者とも大雨時に下流の雨水ポンプの稼働開始
タイミングに大きく係わる下水道網6の主要部分の流路
内壁に這わせている。光ファイバ7には、水位変化に応
動して光ファイバに変位を与えるアクチュエータ(また
は発熱体付光ファイバ)から成る水位測定点が所要の距
離間隔で分散配置されている。
【0015】図1,図2において、OTDR形変位計
(またはOTDR形熱伝率計)2a,2b,2c…2n
はそれぞれ雨水排水制御装置1に伝送ケーブルにより直
接接続されるか、あるいは図1に示す2cのように通信
装置3を介して接続されている。
【0016】下水道網6の合流点より下流には、サージ
タンク5,雨水ポンプ4が設けられている。雨水ポンプ
4は、雨水排水制御装置1によりポンプ制御装置8を介
して制御される。
【0017】雨水排水制御装置1には、パラボラアンテ
ナ9aを有するレーダ雨量計9からの降雨量情報が入力
されるとともに、多数分布配置された降雨計10a,1
0b…10nからの降雨量情報が入力される。
【0018】図3(a),(b),(c),(d),
(e)に下水道網6を構成する流路の異なる断面形状の
例を示す。図3(a)は円形鋼管11を示し、図3
(b)は円形セメント管12を示し、図3(c)は異形
管13を示し、図3(d)は異形開渠14を示し、図3
(e)は角形管15を示している。上記各図において各
内壁に光ファイバ7が敷設されている。光ファイバ7
は、流路に設けられているマンホール部から取り出され
てOTDR形変位計(またはOTDR形熱伝達率計)へ
導びかれている。
【0019】図4(a),(b),(c),(d),
(e),(f)は流路内の光ファイバ7の這わせ方の代
表的な例を示す。図4(a)は光ファイバ1本の例であ
り、図4(b)は3本の例であり、図4(c)は4本の
例であり、図4(d)は必要のない場所では流路外に這
わせた例であり、図4(e),(f)は流路内壁に沿わ
せて回わしたり、内壁に沿わせて中間部位まで往復させ
たり,流路外に部分的に引き出したりしている例であ
る。
【0020】流路内に敷設する光ファイバ7は、金属シ
ース(例えばSUS316,SUS304等のステンレ
スシース)入光ファイバや、テフロン等の耐食被覆光フ
ァイバを用いる。
【0021】取り付け法は、図5に示すように、取付金
具17を用いてシース入光ファイバ7を入れ込んだ後、
アンカー釘18でコンクリート管壁に固定する方法や、
図6に示すように、弾性を有する薄バンド19を変形さ
せて小さくしたものを、固定する箇所でシース入光ファ
イバ7をU字溝部19aに入れ込んだ上拡げることによ
り管内壁に固定する方法など種々な構造が採用される。
【0022】次に、OTDR形変位計において光ファイ
バに変位を与えるアクチュエータについて説明する。
【0023】図7(a),(b),(c)にアクチュエ
ータの一実施例を示す。このアクチュエータ21はゴム
風船形であって、図7(a)に示すように、風船A22
と風船B23を管(金属)24で連結した構造となって
いる。風船A22は、図7(b)に示すように、長方形
の硬質ゴム製の底板22aの周辺部を除いた部分に軟質
ゴム製の上膜22bが周縁を気密に一体成形で接合され
た構造をしており、底板22aの周辺部には取付穴22
cが明けられている。風船A22等に流体を封入してあ
り、アクチュエータ21を図7(a)のように流路11
の管内壁の上下中心部位に風船A22の中央が位置する
ように取付け、光ファイバ7に管24の先端の風船B2
3を当接させておくように保護ケース25内にセットす
る。
【0024】流路内の水の界面レベルLの変化により、
風船A22が変形し、風船B23に変形を与えること
で、図7(c)に示すように、スプリング26の張力で
ゴム風船B23に接触している光ファイバ7が変位させ
られ、応力が与えられる。なお、風船A,Bは両者共金
属ベローズにしてもよい。
【0025】図8にアクチュエータの他の実施例を示
す。このアクチュエータ31は、プラスチック製の底箱
32の周壁開口縁に可撓性のゴム製上蓋33をかぶせて
締付バンド(ホースバンド的なバンド)34により気密
に封じ、内部に気体(窒素ガス,空気等)を封入した構
造となっている。底箱32内へ導入された光ファイバ7
は、図示のように、ゴム製上蓋33の内側中央部で盛り
上っている突起部33aにほとんど接触するようにスプ
リング35で張られており、スプリング35の伸びに対
応できるようにたるみ部が設けられている。
【0026】このアクチュエータ31は、水のレベルが
変ると水圧が変り、その水圧に対応してゴム製上蓋33
が押されて変位し、その突起部33aにより光ファイバ
7に変位を与える。
【0027】なお、アクチュエータとしては、上記の他
に、浮子を使って水位の上下に従って動くようにし、こ
の上下の移動を利用して光ファイバに変位を与えるよう
にすることもできる。
【0028】次に、OTDR形熱伝達率計を用いた水路
内のレベル,温度,流速,流量の計測について説明す
る。
【0029】図9に示すように、非満流体の流路管41
内に、OTDR形熱伝達率計42の発熱体付光ファイバ
43を敷設するとともに発熱体を持たない光ファイバ4
4を敷設する。水は図示矢印方向へ図示のレベルで流れ
ているものとする。
【0030】発熱体付光ファイバ43において、発熱体
から水中へ逃げる熱と、発熱体から気相へ逃げる熱と
を、温度の違いにより計測し、温度差の境界面を水面と
判断して水位を計測する。
【0031】発熱体を持たない光ファイバ44において
は、水の温度および気相の温度を計測できる。
【0032】上記の発熱体付光ファイバ43(以下、検
出点Aと呼ぶ)での計測情報と光フィイバ44(以下、
検出点Bと呼ぶ)での測定情報とをコンピュータに送
り、検出点Aでの流速に対応した熱の放散を検出点Bで
の温度情報により補正し、流速を算出し、流速情報とし
て出力する。また、この流速と検出点Aでの水位の情報
とから、水路管41の既知の形状寸法に基いて流量を算
出することができる。
【0033】上記のように構成された本発明一実施例の
測定システムにおいては、雨水排水制御装置1が、レー
ダ雨量計,降雨計10a〜10nからの情報により、雨
が降り始めたことを知り、2a,2b,2c,2d〜2
nのOTDR形変位計(又はOTDR形熱伝達率計)を
測定状態まで立ち上げる。
【0034】雨水排水制御装置1は、各OTDR形変位
計(熱伝達率計)から送られて来る測定位置とそこでの
水位との情報を取り込み、下水道網6内の水位が時々刻
々増水する状況をつかみ、増水先端の移動状況から雨水
ポンプ4への到達時刻を予測して雨水ポンプの稼働開始
時刻を算出し、ポンプ制御装置8から信号を送り出して
ポンプのスイッチをオンさせ、雨水到達時に適切な回転
数となるように制御させる。
【0035】また、レーダ雨量計,降雨計10a〜10
nによる降雨量と降っている場所の情報を時間的にとら
え、下水道網6の水路に流れ込む雨量と水路で流れる雨
量を各水位測定点での水位変化からとらえ、雨の降り方
と水路内水位変化の具合との関連を雨水排水制御装置1
により相関演算してモデル化を行なう。
【0036】このモデルを使うことで、レーダ雨量計
9,降雨計10a〜10nからの降雨量情報のみによっ
て水路中を進んで来る増水先端の量の程度と到達時刻と
を予測し、雨水ポンプ4の稼働開始時刻を算出すること
ができる。
【0037】また、雨水排水制御装置1において、降雨
量情報と水路内水位変化の情報から増水先端の量の程度
と到達時刻とを予測し、雨水到達の直前に突入して来る
大量の雨水を受け入れできる回転数になるように雨水ポ
ンプ4をフィードフォワード制御するようにしたり、溢
流回避水路への放水水門,放水弁等の開動作開始時刻決
定を行なうようにしたり、予測された突入雨水量にマッ
チした台数の雨水ポンプを稼働させるようにしたり等の
制御動作を行なうことも可能である。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、下
水道網の非満水流路内にOTDR形変位計の光ファイバ
またはOTDR形熱伝達率計の光ファイバを広域にわた
って敷設し、この光ファイバに分散配置された測定点で
水位を測定し、同時にレーダ雨量計、多数分布配置した
降雨計により広域に降っている降雨量を時間的にとら
え、雨水排水制御装置が入力した水位と場所,降雨量の
情報から流路を流れる雨水の量を各測定点での水位変化
からとらえ、降雨量と流路内水位変化の具合との関連を
相関演算により求めてモデル化を行なうとともに、流路
中を進んで来る増水先端の量の程度と到達時刻とを予測
して雨水ポンプの稼働開始時刻の決定等排水システムを
安全方向に制御する測定システムを実現したことによ
り、下水道網に多数分散配置された水位測定点での水位
情報から流路中の増水先端を直接的に検知し、その位置
を刻々検知できるので増水先端の移動を正確に把握する
ことができる。したがって、雨水ポンプの稼働開始が早
すぎたことによるポンプ軸焼付き等の事故を解消できる
とともに、排水システムの最適且つ安全方向への制御を
可能にする。また、下水道網への広域配置が従来技術で
の流量計の分散配置に比べて容易であり且つコストも低
減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明一実施例の測定システムの構成を
示す系統図である。
【図2】図2は本発明一実施例の測定システムを別の下
水道網に適用した構成を示す系統図である。
【図3】図3(a),(b),(c),(d),(e)
は下水道網を構成する流路の種々な断面形状を示し、図
3(a)は円形鋼管であり、図3(b)は円形セメント
管であり、図3(c)は異形管であり、図3(d)は異
形開渠であり、図3(e)は角形管である。
【図4】図4(a),(b),(c),(d),
(e),(f)は流路内での光ファイバの這わせ方の種
々な例を示し、図4(a)は光ファイバ1本の例であ
り、図4(b)は流路外に這わせた箇所を含む例であ
り、図4(c)は4本の例であり、図4(d)は必要な
い場所では流路外に這わせた例であり、図4(e),
(f)は流路内壁の這わせ方が箇所で異なり且つ部分的
に流路外に引き出したりする例である。
【図5】図5は流路内での光ファイバの取り付け方法を
示す説明図である。
【図6】図6は流路内での光ファイバの固定方法を示す
説明図である。
【図7】図7(a),(b),(c)はゴム風船形のア
クチュエータを示し、図7(a)は全体の構成を示す概
略図であり、図7(b)は風船Aを示す平面図であり、
図7(c)は風船Bによる光ファイバの変位を説明する
ための要部概略図である。
【図8】図8はアクチュエータの他の実施例を示す概略
断面図である。
【図9】図9はOTDR形熱伝達率計の発熱体付光ファ
イバおよび発熱体を持たない光ファイバの流路管内敷設
状況を示す概略図である。
【符号の説明】
1…雨水排水制御装置 2…OTDR形変位計(OTDR形熱伝達率計) 3…通信装置 4…雨水ポンプ 6…下水道網 7…光ファイバ 8…ポンプ制御装置 9…レーダ雨量計 10…降雨計 21…風船形のアクチュエータ 22…風船A 23…風船B 24…管 31…アクチュエータ 32…底箱 33…ゴム製上蓋 34…締付バンド 41…非満流体の流路管 42…OTDR形熱伝達率計 43…発熱体付光ファイバ 44…発熱体を持たない光ファイバ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の測定
システムは、下水道網の非満流体流路(管,開渠)内に
OTDR形変位計の光ファイバまたはOTDR形熱伝達
率計の光ファイバを広域にわたって敷設し、この光ファ
イバに分散配置された測定点で水位を測定し、同時にレ
ーダ雨量計,多数分布配置した降雨計により広域に降
っている降雨量を時間的にとらえ、雨水排水制御装置が
入力した水位と場所の情報から流路を流れる雨水の量を
各測定点での水位変化からとらえ、入力した各地点での
降雨量の時間的変化と流路内水位変化の情報から雨の降
り方と流路内水位変化の具合との関連を把握し、降雨量
と流路内水位変化の具合とのモデル化を行なうととも
に、流路中を進んで来る増水先端の量の程度と下水道網
の下流に設けられた雨水ポンプへの到達時刻とを予測
し、この雨水ポンプの稼働開始時刻の決定,到達水量に
見合うポンプ台数の決定,到達の直前に最適の回転数に
なるようなポンプのフィードフォワード制御等排水シス
テムの安全方向への制御を行なうことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】図1,図2において、OTDR形変位計
(またはOTDR形熱伝率計)2a,2b,2c…2
nはそれぞれ雨水排水制御装置1に伝送ケーブルにより
直接接続されるか、あるいは図1に示す2cのように通
信装置3を介して接続されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、下
水道網の非満水流路内にOTDR形変位計の光ファイバ
またはOTDR形熱伝達率計の光ファイバを広域にわた
って敷設し、この光ファイバに分散配置された測定点で
水位を測定し、同時にレーダ雨量計、多数分布配置した
降雨計により広域に降っている降雨量を時間的にとら
え、雨水排水制御装置が入力した水位と場所,降雨量の
情報から流路を流れる雨水の量を各測定点での水位変化
からとらえ、降雨量と流路内水位変化の具合との関連を
相関演算により求めてモデル化を行なうとともに、流路
中を進んで来る増水先端の量の程度と到達時刻とを予測
して雨水ポンプの稼働開始時刻の決定等排水システムを
安全方向に制御する測定システムを実現したことによ
り、下水道網に多数分散配置された水位測定点での水位
情報から流路中の増水先端を直接的に検知し、その位置
を刻々検知できるので増水先端の移動を正確に把握する
ことができる。したがって、雨水ポンプの稼働開始が早
すぎたことによるポンプ軸焼付き等の事故を解消できる
とともに、排水システムの最適且つ安全方向への制御を
可能にする。また、下水道網への広域配置が従来技術で
の流量計の分散配置に比べて容易であり且つコストも低
減できる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】図4(a),(b),(c),(d),
(e),(f)は流路内での光ファイバの這わせ方の種
々な例を示し、図4(a)は光ファイバ1本の例であ
り、図4(b)は光ファイバ3本の例であり、図4
(c)は4本の例であり、図4(d)は必要ない場所で
は流路外に這わせた例であり、図4(e),(f)は流
路内壁の這わせ方が箇所で異なり且つ部分的に流路外に
引き出したりする例である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下水道網の非満流体流路内に、この流路
    の水位に応動して光ファイバに応力を与えるアクチュエ
    ータが所要の距離間隔で分散配置されたOTDR変位計
    の光ファイバが前記下水道網の広域にわたって敷設さ
    れ、この光ファイバの多数の水位測定点からの水位と場
    所の情報が雨水排水制御装置に伝送され、この雨水排水
    制御装置が、入力した前記水位と場所の情報およびレー
    ダ雨量計,多数分布配置された降雨計からの各地点の降
    雨量の時間的変化の情報に基き流路を流れる雨水の量を
    各測定点での水位変化からとらえ、降雨量と流路内水位
    変化の具合との関連を相関演算により求めてモデル化を
    行なうとともに、流路中を進んで来る増水先端の量の程
    度と前記下水道網の下流側合流点よりも下流に設けられ
    た雨水ポンプへの到達時刻とを予測し、この雨水ポンプ
    の稼働開始時刻の決定,到達水量に見合うポンプ台数の
    決定,到達の直前に最適の回転数になるようなポンプの
    フィードフォワード制御等排水システムの安全方向への
    制御を行なうことを特徴とする測定システム。
  2. 【請求項2】 下水道網の非満流体流路内に、発熱体付
    光ファイバが所要の距離間隔で分散配置されて水位測定
    点を構成するOTDR熱伝達率計の光ファイバが前記下
    水道網の広域にわたって敷設され、この光ファイバの多
    数の水位測定点からの水位と場所の情報が雨水排水制御
    装置に伝送され、この雨水排水制御装置が、入力した前
    記水位と場所の情報およびレーダ雨量計,多数分布配置
    された降雨計からの各地点の降雨量の時間的変化の情報
    に基き流路を流れる雨水の量を各測定点での水位変化か
    らとらえ、降雨量と流路内水位変化の具合との関連を相
    関演算により求めてモデル化を行なうとともに、流路中
    を進んで来る増水先端の量の程度と前記下水道網の下流
    側合流点よりも下流に設けられた雨水ポンプへの到達時
    刻とを予測し、この雨水ポンプの稼働開始時刻の決定,
    到達水量に見合うポンプ台数の決定,到達の直前に最適
    の回転数になるようなポンプのフィードフォワード制御
    等排水システムの安全方向への制御を行なうことを特徴
    とする測定システム。
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