JPWO2012070112A1 - 発熱助剤、これを利用した発熱剤および加熱セット - Google Patents

発熱助剤、これを利用した発熱剤および加熱セット Download PDF

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Abstract

従来より緊急防災時の非常食や弁当の加熱、アウトドアーでの給湯、消臭又は防虫・殺菌用の薫蒸、携帯型の非常食の加熱等に使用されている化学的な発熱剤のうち、実質的に酸化カルシウムとアルミニウムを主成分とする発熱主剤と、水を主成分とする発熱助剤とからなる発熱剤の加熱性能を高めることを目的とし、発熱助剤として炭酸塩の水溶液を用いることで発熱剤の加熱性能を飛躍的に向上させた。

Description

本発明は、発熱主剤と混合されて発熱反応させるための発熱助剤と、この発熱助剤と発熱主剤とからなる発熱剤、これを利用した加熱セットに関する。
従来、発熱剤については、各種のタイプのものが提案されており、代表的なものとしては、酸化カルシウム(生石灰)と水との発熱反応を利用するものが主流を占めている。しかし、酸化カルシウムと水との反応による発熱量は少ないので、加熱する対象によっては、加熱に十分な発熱量を得るために多量の酸化カルシウムが必要となる。
上述した酸化カルシウムと水との反応による発熱剤の欠点を改良するものとして、粉体の酸化カルシウムおよび粉体のアルミニウムを含む混合物と、水とを反応させる発熱剤が提案された。この反応により、酸化カルシウムと水との発熱反応で水酸化カルシウムが生成され、さらにこの水酸化カルシウムとアルミニウムにより別の発熱反応が生じる。
特許文献1には、粉体の酸化カルシウムおよび粉体のアルミニウムを含む発熱主剤と、水を主成分とする発熱助剤とを反応させる発熱剤が開示されている。
特許文献1:特許3467729号公報
上述したような発熱剤は、緊急防災時の非常食や弁当の加熱、アウトドアーでの給湯、消臭又は防虫・殺菌用の薫蒸剤の薫蒸、携帯型の非常食の加熱等に用いられているが、この発熱剤については、加熱性能(発熱効率や蒸気の昇温等)がより高いものが望まれている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、発熱剤の加熱性能を高めることを目的とする。
発熱剤の発熱は、以下の化学反応の結果として生ずるものであることから、これらの化学反応が効率良く行われることが必要である。
CaO + H2O→Ca(OH)2 +15.2Kcal・・・(1)
2Al+3Ca(OH)2→3CaO・Al2O3+3H2↑+47Kcal・・・(2)
本発明者らは、上記反応を促進させる化学物質を鋭意検討した結果、炭酸塩に上記反応を促進する効果があることを見出し、さらに従来から発熱助剤として使用してきた水に炭酸塩を溶解させた炭酸塩の水溶液とすることで、上記促進効果が飛躍的に高まることを見出して本発明に至った。
すなわち、本発明に係る発熱助剤は、粉体の酸化カルシウムと粉体のアルミニウムとを含む発熱主剤に混合されて発熱反応させるための発熱助剤であって、炭酸塩の水溶液であることを特徴とする。
前記炭酸塩は炭酸ナトリウムであってもよく、この場合の炭酸ナトリウムの濃度は、その水溶液の全体に対して1〜10重量%が好ましい。
また、本発明に係る発熱剤は前記発熱主剤および発熱助剤からなることを特徴とし、さらに、本発明に係る加熱セットは前記発熱主剤を透水性の袋体に充填した発熱主剤のパックと、上記いずれかの発熱助剤を遮水性の袋体に封入した発熱助剤のパックとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、発熱助剤として炭酸塩の水溶液を用いることにより、他の成分が殆ど含まれない蒸留水等の水を発熱助剤として用いた場合に比べて、発熱剤の加熱性能を飛躍的に高めることができる。このため、加熱処理を効率的に行うことができる。
また、前記炭酸塩の水溶液を1〜10重量%の炭酸ナトリウムの水溶液とすれば、より好適に発熱反応を引き起こすことができる。
本発明に係る発熱剤は上記発熱主剤および発熱助剤からなるため、発熱効率の高い発熱剤を提供することができる。
さらに、本発明に係る加熱セットは前記発熱剤を有するので、加熱性能が高く、食品等の被加熱物を迅速に加熱することができる。
は、発熱助剤に含まれる炭酸ナトリウムの濃度(重量%、図中「%」で示す。)を変化させた場合に、各発熱反応で発生する蒸気の経時的な温度変化を示す図である。 は、図1Aに示す各例の炭酸ナトリウムの含有量と反応時のパラメータ(測定時間、蒸気温度等)を示す表である。 は発熱主剤に含まれる炭酸ナトリウムの濃度(重量%、図中「%」で示す。)を変化させた場合に、各発熱反応で発生する蒸気の経時的な温度変化を示す図である。 は、図2Aに示す各例の炭酸ナトリウムの含有量と反応時のパラメータ(測定時間、蒸気温度等)を示す表である。 は、発熱主剤と発熱助剤に含まれる炭酸ナトリウムの量を、それぞれ変化させた場合に、各発熱反応で発生する蒸気の経時的な温度変化を示す図である。 は、図3Aに示す各例の炭酸ナトリウムの含有量と反応時のパラメータ(測定時間、蒸気温度等)を示す表である。 は、炭酸ナトリウムの剤型のみを変えた場合に各発熱反応で発生する蒸気の経時的な温度変化を示す図である。 は、図4Aに示す各例の発熱主剤及び発熱助剤の配合を示す表である。 は、発熱反応で発生する蒸気の温度(最高温度、反応開始温度および平均温度)を示す表である。 は、炭酸ナトリウムの剤型が異なる条件下で同一発熱量となるように配合を調整した場合に、各発熱反応で発生する蒸気の経時的な温度変化を示す図である。 は、発熱主剤及び発熱助剤の配合を示す表である。 は、発熱反応で発生する蒸気の温度(最高温度、反応開始温度および平均温度)を示す表である。 は、実施例1〜8と比較例1〜6の配合を示す表である。 は、実施例1〜5、比較例1〜4の各例における使用した炭酸ナトリウム量と発生蒸気の平均温度を示す図である。 は、実施例9の加熱セット(一部断面図)を示す図である。 は、図8Aの発熱主剤のパックの裏面を示す図である。 は、実施例10の加熱セットを示す図である。
本発明に係る発熱助剤は、粉体の酸化カルシウムと粉体のアルミニウムとを含む発熱主剤に混合されて発熱反応させるための発熱助剤であって、炭酸塩の水溶液であることを特徴とする。これより発熱反応(下記参照)を促進する炭酸塩の効果が飛躍的に高まり、発熱剤の加熱性能が向上する。
上述したように、現在知られている発熱剤は、主として以下の2つの発熱反応の熱により加熱対象を加熱する。
CaO + H2O→Ca(OH)2 +15.2Kcal・・・(1)
2Al+3Ca(OH)2→3CaO・Al2O3+3H2↑+47Kcal・・・(2)
発熱主剤中の酸化カルシウムと発熱助剤中の水分が発熱反応して水酸化カルシウムを生成する(反応式(1))。この反応の数がピークを過ぎて収束すると一旦発熱量が低下するが、(1)の反応で生成されたCa(OH)により、(2)の反応の数が増大し、発熱量が増大していく(反応式(2))。
本発明により発熱剤の加熱性能が向上するため、その分の発熱主剤のアルミニウムと酸化カルシウムの量を減らすことができる。これにより、発熱剤の小型化が達成され、ひいては外形寸法の小さい製品での発熱剤の利用が可能となる等、発熱剤の利用範囲を更に拡大させることができる。
また、発熱反応の効率、つまり発熱剤の単位重量当りの発熱量が増加するために従来品より蒸気の昇温速度が上昇し、発生する蒸気の温度が90℃付近のピークにいち早く達し、その後も低下しにくいものとなる。
また、発熱反応の残骸物としてアルミン酸カルシウムや、テトラヒドロキソアルミン酸ナトリウムが発生するが、これらは土壌改良剤や酸性土壌の中和剤として用いることができるものなので、そのまま土壌等に廃棄しても環境負荷は小さい。
<発熱主剤>
本発明に用いられる発熱主剤は、粉体のアルミニウムと粉体の酸化カルシウムとを含有するものである。
発熱主剤中のアルミニウムと酸化カルシウムの質量比については、約2:1が好ましい。発熱主剤の各成分については、発熱主剤の総重量に対して、アルミニウム:58.0〜66.7重量%、酸化カルシウム:29.0〜33.3重量%および後述する発熱主剤の添加物:13重量%以下が好ましい。アルミニウムと酸化カルシウムの質量比がこの範囲を超えると、発熱剤の発熱効率(発熱量等)が低下する。
<粉体の酸化カルシウム>
発熱主剤に用いる酸化カルシウムについては、各種の品級のものを入手することができるが、反応速度を高め、多くの熱量を得るためにも、本発明に用いるものは、できるだけ不純物が少ないものが好ましい。
従って、本発明での使用に好適なものは、CaO含量が90%以上で不純分が3.2%以下、CO2 が2.0%以下、より好ましくは、CaO含量が93%以上で不純分が3.2%以下、CO2 が2.0%以下、最も好ましくは、CaO含量が95%以上で不純分が1.8%以下、CO2 が0.9%以下のものである。
酸化カルシウムの粒度については、小さければ小さい程、反応速度は上昇するが、逆に取り扱い難くなるので、本発明では、100メッシュ(−150μm90%以上)〜200メッシュ(−75μm95%以上)のものが特に好ましい。
<粉体のアルミニウム>
発熱主剤に用いるアルミニウムは、反応速度の観点から純度99.7%以上のものが好ましく、取り扱いやすさとコスト等の観点から、みかけ密度が0.8〜1.1g/cm3 の範囲であり、−330メッシュ(−45μm)が40〜60%、+330メッシュ(+45μm)が15〜30%、+235メッシュ(+63μm)が15%未満、+200メッシュ(+75μm)が10%未満の粒度分布を有するものが特に好ましい。
<発熱助剤>
本発明の発熱助剤の調製に用いることができる炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシウム等が挙げられる。これらの炭酸塩は、食品添加物や薬剤となり得るものであるので、万が一、食品に混入しても人体へ悪影響を及ぼす危険性が低く、これらの中ではコスト面等から炭酸ナトリウムが最も好ましい。
NaCO → 2Na +CO 2−
HCO ⇔H +CO 2− ・・・(3)
CO 2− + HO → HCO + OH
発熱助剤中の炭酸ナトリウムは、電離平衡により一定量の炭酸イオン等として存在している(上記反応式(3)参照)。
発熱助剤中の炭酸ナトリウムは発熱反応の前の段階で既に電離平衡に達しているので、炭酸ナトリウム由来の発熱反応を促進する効果やその安定の程度が反応開始時点から最大となる。
この点、発熱主剤に炭酸ナトリウムを固体で含有させる場合では、発熱主剤と発熱助剤の混合により初めて炭酸ナトリウムが水に溶解することとなるため、反応を促進する効果等が反応開始時点から最大とはならない。
さらに、一定量の水酸化ナトリウムが存在することで発熱助剤の防腐性能が向上する。そのため、発熱助剤に防腐剤として塩化ナトリウム等を加えている場合には、その量を減らすことができる。
また、水酸化ナトリウム(上記(3)参照)の存在により、発熱主剤と発熱助剤とを混合したときに、直ちに、粉体のアルミニウムと水酸化ナトリウムが上記反応式(1)、(2)とは異なる以下の発熱反応(4)も引き起こす。その結果、当該発熱反応分の熱量が加熱に有利に働く。
2Al+2NaOH+6H2O →2NaAl(OH)+3H2↑ (+Q)・・・(4)
<発熱主剤の添加剤>
発熱主剤に含まれる粉体の酸化カルシウムおよび粉体のアルミウムが吸湿しないように、塩化マグネシウム等の保護剤を発熱主剤に添加して上記吸湿を防止することができる。また、発熱反応の反応性を高めるための塩化ナトリウムや炭酸ナトリウム等を加えることができる。
<発熱主剤のパックの調製>
発熱主剤のパックは、炭酸塩の水溶液が浸透可能な不織布、和紙または合成紙等の透水性の袋体を所定の容量となるように形成し、発熱主剤の成分である粉体のアルミニウムおよび粉体の酸化カルシウム(および任意に上記添加物)を充填および加工することで、調製することができる。
なお、この透水性の袋体の形成に際しては、発熱反応により膨張する発熱主剤の体積を考慮する必要がある。この透水性の袋は、アルミ製等の遮水性の袋に密封することで、粉体の生石灰が空気中の水分を吸収して意図しない反応を起こすことを防止することができる。
<発熱助剤のパックの調製>
発熱助剤のパックは、遮水性の袋体に炭酸塩の水溶液を封入して調製することができる。発熱助剤のパックとすることで常に適量の発熱助剤が発熱反応に用いられることとなり、ユーザ側で発熱助剤を調製する必要やその際の計量誤差等がなく、発熱反応の反応性の低下を防止することができる。
この遮水性の袋体については、簡単に開封できるように開封用の部材(例えば開封用の引き糸等)を設けて、これにより遮水性の袋体を開封および発熱反応を開始するようにしてもよい。
<加熱セット>
本発明に係る加熱セットは、発熱主剤のパック、発熱助剤のパックおよび上記発熱反応により発生する蒸気を内部に充満させて加熱対象を加熱するための容器を有する。この容器は、上記発熱反応で発生する蒸気が容器の内部に充満および対流し、且つ、蒸気を逃がす蒸気穴が形成されているものである。
容器として使用可能な別の例としては、例えば特許4044264号に「再加熱用袋体」として記載されている袋状のものを用いることができる。この場合、文献に記載されているように、上記発熱主剤のパックと加熱対象物とを上記容器の内底に配置した後、本発明に係る発熱助剤である炭酸塩の水溶液を上記容器内に注ぎ込んで発熱主剤と発熱反応させることにより、発生する蒸気により加熱対象の加熱を行うことができる。なお、発生した蒸気は容器の蒸気穴から容器の外へ放出される。
以下、本発明に係る実施例について、図面を参照しながら詳述する。なお、アルミニウム、生石灰(酸化カルシウム)、炭酸ナトリウム等の試薬は純度99%以上のものを用いた。また、計測時の室温の設定は22℃の一定とした。
(実施例1)
(材料)以下のものを用意した。
(A)発熱主剤
粉体のアルミニウム20g及び粉体の生石灰10gをそれぞれ秤量した後に均一に混合し、発熱主剤30gとした。これを長さ100mm×幅63mm×厚さ4mmの不織布製の袋に充填して発熱主剤(A)のパックを製造した。
(B)発熱助剤
0.6gの炭酸ナトリウムを蒸留水59.4gに溶解させ、1重量%の炭酸ナトリウムの水溶液(発熱助剤)60gを調製した。
<容器>
また、発熱反応で発生する蒸気の温度を測定するための筐体を用意した。この筐体は、上端が開口しており、外形が深さ200mm×長さ195mm×幅95mm(内容積3,554ml)で18-8ステンレス製とした。また、この容器の開口を閉塞させるための同材質の蓋体を用意した。さらに、この蓋体に温度センサ(サーモスティック社製 シース型熱伝対商品番号TTL11)を貫通させて設け、この蓋で筐体の上端開口を閉塞したときに温度を測る温度センサの先端が筐体内の深さのほぼ中央に位置するように構成した。また、蒸気穴としても機能する別の開口を蓋体に形成し、ここに発熱助剤(B)を筐体内に注入するための開閉弁付きのロートを取り付けた。
<発熱反応>
発熱主剤(A)のパックを、前記容器の内底に置き、発熱助剤(B)の全量を投入および発熱主剤(A)と反応させて発熱反応を開始した。連続的に発生して容器内に充満する蒸気の温度を、反応開始から30分間、経時的に測定してオートグラフで記録した(図1Aの1点鎖線参照)。また、このときの蒸気の最高温度、反応開始温度、平均温度等を調べた(図1B参照)。
なお、図1Aに室温を破線で示す。また、図1Bに示す測定時間は反応開始からの蒸気の温度を経時的に測定した時間であり、終了温度は、測定を終了した時点の蒸気の温度を示す(以下の図2〜5も同様)。
(実施例2〜5)
実施例2〜5では、実施例の発熱助剤(B)の炭酸ナトリウムの濃度をそれぞれ、3重量%(実施例2)、5重量%(実施例3)、7重量%(実施例4)、10重量%(実施例5)とした以外は、実施例1と同様にした(図1参照)。
(比較例1)
比較例1では、実施例1の発熱助剤(B)の代わりに蒸留水60gを用いた(つまり、発熱助剤(B)の炭酸ナトリウムの濃度を0重量%とした)以外は実施例1と同様にした(図1参照)。
(考察)
図1Aから明らかなように、発熱助剤(B)に含まれる炭酸ナトリウムの濃度を1〜10重量%にした場合(実施例1〜5)に顕著に発熱反応が促進され、発生する蒸気の最高温度は約87℃(実施例5)〜96℃(実施例2)に達した。この効果は、発熱助剤(B)に含まれる炭酸ナトリウムの濃度が1重量%未満、又は、10重量%より高い場合は十分に得られない。
(比較例2〜4)
以下の比較例2〜4では、実施例1〜5とは異なり、粉体の炭酸ナトリウムを含む発熱主剤(A)として炭酸ナトリウムを固体の状態で反応系に供した場合に発生する蒸気の温度を計測した。
(比較例2)
(材料)以下のものを用意した。
(A)発熱主剤
粉体のアルミニウム19g、粉体の生石灰9.5g及び粉体の炭酸ナトリウム1.5gをそれぞれ秤量した後に均一に混合し、5重量%の炭酸ナトリウムを含む発熱主剤(A)30.0gとした。これを長さ100mm×幅63mm×厚さ4mmの不織布製の袋に充填して発熱主剤(A)のパックを製造した。
(B)発熱助剤
蒸留水60.0gを発熱助剤(B)として用いた。
<発熱反応>
発熱主剤(A)のパックを実施例1と同じ容器の内底に置き、発熱助剤(B)の全量を投入および発熱主剤(A)と反応させて発熱反応を開始した。連続的に発生して容器内に充満する蒸気の温度を、反応開始から30分間、経時的に測定してオートグラフで記録した(図2A参照)。また、このときの蒸気の最高温度、反応開始温度、平均温度等を調べた(図2B参照)。なお、図2Aに室温を破線で示す。
(比較例3)
粉体のアルミニウム18g、粉体の生石灰9gおよび粉体の炭酸ナトリウム3.0gをそれぞれ秤量した後に均一に混合し、10重量%の炭酸ナトリウムを含む発熱主剤(A)30.0gとした以外は、比較例2のように発熱主剤(A)のパックを製造する等、比較例2と同様に発熱反応等を行った(図2参照)。
(比較例4)
発熱主剤(A)中の粉体のアルミニウム17.2g、粉体の生石灰8.6g及び粉体の炭酸ナトリウム4.2gをそれぞれ秤量した後に均一に混合し、14重量%の炭酸ナトリウムを含む発熱主剤(A)30.0gとした。比較例2のように発熱主剤(A)のパックを製造する等、比較例2と同様に発熱反応等を行った(図2参照)。
(考察)
比較例2〜4では、実施例1〜5の場合(図1参照)とは異なり、粉体の炭酸ナトリウムを発熱主剤(A)に加え、炭酸ナトリウムを固体の状態で反応系に供している。
図1Aおよび図2Aから明らかなように、比較例2〜4では、実施例1〜5のように発熱反応が促進されず、蒸気の最高温度については比較例4が最も高いが、88℃に達するのみであった(図2B参照)。
(実施例6)
以下の例は、発熱主剤(A)および発熱助剤(B)の炭酸ナトリウム含有量を変化させた場合を示し、剤型の違いが炭酸ナトリウムの分散(反応系での分散)にどのような影響を及ぼすのかについて調べた。ここでの分散は、炭酸ナトリウム由来の各イオンの反応系での分散を意味する(以下同じ)。
(材料)以下のものを用意した。
(A)発熱主剤
粉体のアルミニウム19.0g、粉体の生石灰9.5g及び粉体の炭酸ナトリウム1.5gをそれぞれ秤量した後に均一に混合し、5重量%の炭酸ナトリウムを含む発熱主剤(A)30.0gとした。これを長さ100mm×幅63mm×厚さ4mmの不織布製の袋に充填して発熱主剤(A)のパックを製造した。
(B)発熱助剤
1.5gの炭酸ナトリウムを蒸留水58.5gに溶解させ、2.5重量%の炭酸ナトリウムの水溶液60gを調製した。
<発熱反応>
発熱主剤(A)のパックを、実施例1と同じ容器の内底に置き、発熱助剤(B)の全量を投入および発熱主剤(A)と反応させて発熱反応を開始した。連続的に発生して容器内に充満する蒸気の温度を、反応開始から30分間、経時的に測定してオートグラフで記録した(図3A参照)。また、このときの蒸気の最高温度、反応開始温度、平均温度等を調べた(図3B参照)。なお、図3Aに室温を破線で示す。
また、この実施例6との対比のために、既に説明した比較例1(NaCO3含有せず)、比較例3(発熱主剤(A)のみNaCO3を3g含有)および実施例3(発熱助剤(B)のみNaCO3を3g含有)を図3に示した。なお、図3Aには発熱主剤(A)と発熱助剤(B)の各炭酸ナトリウムの含有量(g)を比で示している。
(考察)
図3に、炭酸ナトリウムの剤型の違いにより、炭酸ナトリウム由来の発熱反応の促進効果がどのような影響を受けるか調べた結果を示す。反応系での炭酸ナトリウムの分散の程度により上記促進効果の程度が上下して発熱量が変化するため、発熱量の変化は分散の程度を示す一つの指標となる。
一定の炭酸ナトリウム(上記例では3g)を使用する場合でも、イオン化した状態で反応系に供することで、蒸気の最高温度は97.3℃に達した(実施例3)。これに対し、固体の状態で反応系に供する場合(比較例3)は、蒸気の最高温度が88.4℃となり、実施例3より低い温度となった。さらに、炭酸ナトリウムを発熱主剤(A)と発熱助剤(B)に按分した場合(同じ質量の炭酸ナトリウムを水相と固相の2つの相で反応系に供した場合、実施例6)では、の最高温度は、比較例3と実施例3の中間の93.1℃となった。
すなわち、炭酸ナトリウムを水に溶解させた状態、つまり、イオン化した状態で反応系に供することで、炭酸ナトリウムの分散の程度は非常に高いものとなる。固体の場合と異なり、反応系での発熱反応が局所的とならず、発熱反応の効率が良い。
(実施例7)
下記の実施例7と比較例5は、炭酸ナトリウムの使用条件(剤型)のみを変えるようにした場合の例であり、図4Aは、それぞれで発生する蒸気の温度を比較したものである。
(A)発熱主剤
粉体のアルミニウム20.0g及び粉体の生石灰10.0gをそれぞれ秤量した後に均一に混合し、炭酸ナトリウムを含まない(0重量%の)発熱主剤(A)30.0gとした。これを長さ100mm×幅63mm×厚さ4mmの不織布製の袋に充填して発熱主剤(A)のパックを製造した。
(B)発熱助剤
2.8gの炭酸ナトリウムを蒸留水87.2gに溶解させ、約3.1重量%の炭酸ナトリウムの水溶液(発熱助剤)90gを調製した。
<発熱反応>
発熱主剤(A)のパックを、実施例1と同じ容器の内底に置き、発熱助剤(B)の全量を投入および発熱主剤(A)と反応させて発熱反応を開始した。連続的に発生して容器内に充満する蒸気の温度を、反応開始から32分間、経時的に測定してオートグラフで記録した(図4A参照)。また、このときの蒸気の最高温度、反応開始温度、平均温度等を調べた(図4B参照)。なお、図4Aに室温を破線で示す。
(比較例5)
発熱主剤(A)については、粉体のアルミニウム18.1g、粉体の生石灰9.1g及び粉体の炭酸ナトリウム2.8gをそれぞれ秤量した後に均一に混合して、約9.3重量%の炭酸ナトリウムを含む発熱主剤(A)30.0gとし、発熱助剤(B)として蒸留水90gを用いた。それ以外は実施例7と同様とした(図4A参照)。
(考察)
図4Aおよび図4Cに炭酸ナトリウムの使用条件以外は全ての条件を同一にして発熱蒸気温度を比較した場合の結果を示す。
図4Aにおいて、一点鎖線は発熱主剤(A)が2.8gの炭酸ナトリウムを含む場合(比較例5)の結果、実線は発熱助剤(B)が2.8gの炭酸ナトリウムを含む場合(実施例7)を示す。
図4Cに示すように、蒸気の最高温度は、それぞれ79.9℃(比較例5)と95.2℃(実施例7)となり、炭酸ナトリウムを水溶液つまりイオン化した状態で反応系に供した場合(実施例7)の発熱効果の大きさが確認できる。また、蒸気の平均温度の差は11℃程度あり、本発明による発熱反応の促進効果は高い。
(実施例8)
以下の実施例8および比較例6は、剤型が異なる条件下で、一定の発熱量を得るために必要なアルミニウム、生石灰および炭酸ナトリウムの量の違いをそれぞれ示したものである。実施例8は、比較例6より発熱効率が高く、その分の発熱剤(発熱主剤、発熱助剤)が少量で済む。
(A)発熱主剤
粉体のアルミニウム20.0g及び粉体の生石灰10.0gをそれぞれ秤量した後に均一に混合し、炭酸ナトリウムを含まない(0重量%の)発熱主剤(A)30.0gとした。これを長さ100mm×幅63mm×厚さ4mmの不織布製の袋に充填して発熱主剤(A)のパックを製造した。
(B)発熱助剤
2.7gの炭酸ナトリウムを蒸留水87.3gに溶解させ、約3.0重量%の炭酸ナトリウムの水溶液(発熱助剤)90gを調製した。
<発熱反応>
発熱主剤(A)のパックを、実施例1と同じ容器の内底に置き、発熱助剤(B)の全量を投入および発熱主剤(A)と反応させて発熱反応を開始した。連続的に発生して容器内に充満する蒸気の温度を、反応開始から32分間、経時的に測定してオートグラフで記録した(図5A参照)。また、この蒸気のピーク温度、反応開始温度、平均温度を算出した(図5C参照)。なお、図5Aに室温を破線で示す。
(比較例6)
粉体のアルミニウム24.3g、粉体の生石灰12.1g及び粉体の炭酸ナトリウム3.6gをそれぞれ秤量した後に均一に混合して、約9.0重量%の炭酸ナトリウムを含む発熱主剤(A)40.0gとし、発熱助剤(B)として蒸留水90gを用いた。それ以外は実施例8と同様とした(図5参照)。
(考察)
図5は、従来配合品(比較例6)と比較して、どの程度、発熱剤の軽量化が可能かを調べたものである。
図5Aの一点鎖線(比較例6)は、発熱主剤(A)40g(Al:24.3g、CaO:12.1g、NaCO:3.6g)および発熱助剤(B)90g(HO:90g)の発熱剤の配合とした場合の発熱反応における蒸気の温度変化を示すカーブである。
図5Aに示す実線(実施例8)は、発熱主剤(A)30g(Al:20.0g、CaO:10.0g)および発熱助剤(B)90g(炭酸ナトリウム:2.7g、HO:87.3g)の発熱剤の配合とした場合の発熱反応における蒸気の温度変化を示すカーブである。
図5Aから、比較例6と実施例8は略同程度の発熱エネルギーを発生していることがわかる。すなわち、ある一定の発熱エネルギーを得るために、比較例6では発熱主剤(A)40gを必要とするが、実施例8では発熱主剤(A)30gのみを必要とし、10g少ない発熱主剤(A)であっても同等の発熱効果を得ることができる。
炭酸ナトリウムの使用量については、実施例8は、比較例6と比べて発熱反応を促進するための炭酸ナトリウムが1.1gも少量であり、炭酸ナトリウムをイオン化した状態で反応系に供する効果は大きい。
本発明によれば、発熱剤の発熱能力として40%の上昇が図れるため、より軽量、コンパクト、安価な発熱剤の供給が可能となる。
(蒸気の平均温度)
以下、実施例1〜5と比較例1〜4の平均温度を比較して説明する。
図6は実施例と比較例の配合表である。図7は、発熱反応により発生する蒸気の平均温度を実施例1〜5と比較例1〜4との間で比較したものである。蒸気の平均温度が高いことは、発熱剤の総発熱量が多いことを意味する。
比較例2〜4、実施例1〜5はそれぞれ略同じ反応系であり(図6参照)、図7に示すように、粉体の炭酸ナトリウムを含有する発熱主剤(A)として、反応系に炭酸ナトリウムを固体で供する場合(比較例2〜4)と、炭酸ナトリウムの水溶液である発熱助剤(B)として、炭酸ナトリウムをイオン化した状態で反応系に供する場合(実施例1〜5)とでは、蒸気の平均温度についてピークの位置と高さがそれぞれ異なる。
前者の場合(比較例2〜4、図7の一点鎖線および黒塗三角参照)では、炭酸ナトリウムの使用量が約3〜4g(比較例3および4)のときにピークとなる。これに対して、後者の場合(実施例1〜5、図7の実線および黒塗四角参照)では、より少量の約1.8〜3g(実施例2〜4)のときにピークとなる。さらに後者の方が、蒸気の平均温度が高い。
図7から、発熱助剤の炭酸ナトリウム濃度としては、1〜10重量%が好ましく、より好ましくは3〜7重量%となる(図6及び図7参照)。
すなわち、発熱助剤(B)を炭酸ナトリウムの水溶液とすることで、より少量の炭酸ナトリウムで発熱剤の単位重量当りの発熱量を高めることができ、発熱剤の加熱性能を向上させることができる。
これにより、発熱主剤(A)ひいては発熱剤の容量を減らすことができ、外形寸法の小さい容器での発熱剤の利用が可能となる等、発熱剤の利用範囲を更に拡大させることができる。
(実施例9)
図8Aに本発明に係る加熱セット10を示す。図8Aに示すように、加熱セット10は、上記実施例の発熱主剤(A)を透水性の袋体に充填した発熱主剤のパック1と、上記実施例の発熱助剤(B)を遮水性の袋体に封入した発熱助剤のパック2と、開閉用のチャック3Aを有した容器3等とを有している。なお、容器3は縦断面図で表されている。
図8Bに示すように、発熱助剤(B)のパック2の裏面には、開封用の引き糸4が設けられている。この引き糸4を引くことにより、遮水性の袋体を簡単に開封および発熱反応を開始することができる。
容器3のチャック3Aを閉じることで、発熱反応により連続して発生する蒸気は容器3内に充満し、被加熱対象物Fを加熱する。また、充満した蒸気の一部は蒸気穴6から容器3の外に出て行く。
加熱セット10は上記実施例の発熱剤を有するので、加熱性能が高く、食品等の被加熱物を迅速に加熱することができる。その小型化が達成でき、外形寸法の小さい製品の提供が可能となる。
(実施例10)
図9に、本発明に係る発熱剤を例えば車内を殺菌・薫蒸するための薫蒸セットに適用した例を示す。
加熱セットとしての薫蒸セット20は、金属製の容器7と、発熱主剤(A)のパック1とを有している。この容器7の上壁の一部は押下可能な可撓部2Aが形成され、容器7内部には発熱助剤のパックとしての貯留部2Bが設けられている。
この貯留部2Bの底壁8はアルミ箔で形成され、貯留部2B内にはトリガー手段としての押出部材5が可撓部2Aと底壁8に当接した状態で配置され、貯留部2B内には上記実施例の発熱助剤(B)が貯留されている。この発熱助剤(B)には薫錠剤(例えば二酸化塩素)が溶存している。二酸化塩素は、アルカリ溶液に溶存させて安定化した状態で保存するが、発熱助剤はこのアルカリ溶液としても機能することとなる。
容器7の可撓部2Aを指等で容器7の内側(矢印参照)へ押し下げることで、押出部材5が貯留部2Bのアルミ箔の底壁8を破り、発熱助剤を容器7内の別の空間へ流出させて、容器7内の発熱主剤1と発熱反応を開始させる。これにより、薫蒸成分を含む高温の蒸気が連続的に発生し、容器7の蒸気穴6を通じて外へ放散し車内が殺菌および薫蒸される。
薫蒸セット20は、上記実施例の発熱剤を有するので、その小型化が達成でき、外形寸法の小さい製品の提供が可能となる。また、発熱助剤は薫蒸剤の成分である二酸化塩素を溶存させるための安定した溶媒としても好適に機能する。
以上、本発明に係る発熱助剤、発熱剤および加熱セットについて説明してきたが、本発明から逸脱しない限り、適宜変更することが可能である。

Claims (5)

  1. 粉体の酸化カルシウムと粉体のアルミニウムとを含む発熱主剤に混合されて発熱反応させるための発熱助剤であって、炭酸塩の水溶液であることを特徴とする発熱助剤。
  2. 前記炭酸塩が炭酸ナトリウムであり、該炭酸ナトリウムの濃度が前記水溶液全体に対して1〜10重量%であることを特徴とする請求項1に記載の発熱助剤。
  3. 前記炭酸ナトリウムの濃度が3〜7重量%であることを特徴とする請求項2に記載の発熱助剤。
  4. 前記発熱主剤と、請求項1〜3いずれか1項に記載の発熱助剤とからなることを特徴とする発熱剤。
  5. 前記発熱主剤を透水性の袋体に充填した発熱主剤のパックと、請求項1〜3いずれか1項に記載の発熱助剤を遮水性の袋体に封入した発熱助剤のパックとを備えたことを特徴とする加熱セット。
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