JPWO2012043470A1 - 5−アミノレブリン酸含有固形肥料及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

施用回数が少なく、簡便に5−アミノレブリン酸の優れた植物成長促進効果を奏するための手段を提供する。次の成分(A)及び(B):(A)下記一般式(I)R2R1NCH2COCH2CH2COR3(I)(式中、R1及びR2は各々独立に、水素原子、アルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリール基又はアラルキル基を示し;R3はヒドロキシ基、アルコキシ基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基又はアミノ基を示す。)で表される5−アミノレブリン酸、その誘導体又はそれらの塩、(B)固形肥料原料を含有することを特徴とする固形肥料。

Description

本発明は植物成長促進効果を有する固形肥料及びその製造方法に関する。
5−アミノレブリン酸、その誘導体又はそれらの塩は、光合成活性の向上、CO吸収能力向上作用、呼吸抑制作用、クロロフィル含量向上作用、さらに優れた成長促進作用を示し、その結果発根促進、倒伏防止、収量向上、耐寒性向上、鮮度保持、緑色向上、緑色保持、健苗育成、器官の成長促進、分けつ数の増加、生育に要する期間の短縮、薬害軽減や挿し木等における活着向上効果に優れていることが知られている(特許文献1等)。
5−アミノレブリン酸は水溶性物質であることから、植物への施肥方法としては液体に溶けた状態で植物に供給されていた。
特開平04−338305号公報
しかしながら、溶液を植物に施肥する方法は、植物体に散布や、根部へ灌水等、非常に手間がかかる方法であった。
また、溶液で与える場合、5−アミノレブリン酸による成長促進効果の持続期間としては2週間程度であることが知られており、十分な成長促進効果を得るためには定期的な数多くの投与が必要であった。
従って、本発明の目的は施用回数が少なく、簡便に5−アミノレブリン酸の優れた植物成長促進効果を奏するための手段を提供することにある。
そこで本発明者は、5−アミノレブリン酸の施用手段について検討してきたところ、5−アミノレブリン酸を固形肥料原料とともに固形状に成形し、さらに所望によりその固形状物を被覆して固形肥料とすることにより、施用が簡便で、施用回数が少なくとも顕著な植物成長促進効果が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、以下の[1]〜[18]を提供するものである。
[1]次の成分(A)及び(B):
(A)下記一般式(I)
NCHCOCHCHCOR (I)
(式中、R及びRは各々独立に、水素原子、アルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリール基又はアラルキル基を示し;Rはヒドロキシ基、アルコキシ基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基又はアミノ基を示す。)で表される5−アミノレブリン酸、その誘導体又はそれらの塩、
(B)固形肥料原料
を含有することを特徴とする固形肥料。
[2]表面が被覆材で被覆されている[1]記載の固形肥料。
[3]被覆材が石油系ワックスである[2]記載の固形肥料。
[4]被覆材がパラフィンワックスである[2]又は[3]記載の固形肥料。
[5]成分(A)が、5−アミノレブリン酸、5−アミノレブリン酸アルキルエステル又はそれらの塩である[1]〜[4]のいずれかに記載の固形肥料。
[6]成分(A)の含有量が0.001〜1質量%である[1]〜[5]のいずれかに記載の固形肥料。
[7]成分(B)が、固形有機質、植物成長調節剤、糖類、アミノ酸、有機酸、アルコール、ビタミン及びミネラルから選ばれる1種又は2種以上を含むものである[1]〜[6]のいずれかに記載の固形肥料。
[8]成分(B)が、少なくとも固形有機質と、窒素源及び/又はリン源とを含有するものである[1]〜[7]のいずれかに記載の固形肥料。
[9]窒素源が、硝酸カリウム、硫酸アンモニウム及び硝酸アンモニウムから選ばれる1種以上ある[8]記載の固形肥料。
[10]リン源が、リン酸である[8]記載の固形肥料。
[11]固形有機質を、固形肥料中に10〜90質量%含有する[8]〜[10]のいずれかに記載の固形肥料。
[12]硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム及び硝酸カリウムから選ばれる少なくとも1種を固形肥料中に窒素含量として1質量%以上、又はリン酸を固形肥料中にP換算で1質量%以上含有する[8]〜[11]のいずれかに記載の固形肥料。
[13]形状が、粒状及び塊状から選ばれるものである[1]〜[12]のいずれかに記載の固形肥料。
[14]被覆材の被覆量が、固形肥料全量に対して2〜20質量%である[2]〜[13]のいずれかに記載の固形肥料。
[15]固形肥料原料(B)に、下記一般式(I)
NCHCOCHCHCOR (I)
(式中、R及びRは各々独立に、水素原子、アルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリール基又はアラルキル基を示し;Rはヒドロキシ基、アルコキシ基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基又はアミノ基を示す。)で表される5−アミノレブリン酸、その誘導体又はそれらの塩(A)を含有する溶液を噴霧添加する工程、及び乾燥する工程を含むことを特徴とする[1]記載の固形肥料の製造方法。
[16]さらに、溶融したワックス状物質で被覆する工程を含む[15]記載の固形肥料の製造方法。
[17]ワックス状物質が石油系ワックスである[16]記載の固形肥料の製造方法。
[18]石油系ワックスがパラフィンワックスである[17]記載の固形肥料の製造方法。
本発明の固形肥料は、5−アミノレブリン酸の徐放性に優れ、1回の施肥が溶液の数回の施肥に相当するため、施肥回数が減り、労力を大幅に軽減することができる。また、固形肥料中に配合した肥料成分との相互作用により、顕著に優れた植物成長促進効果が得られる。
5−アミノレブリン酸含有固形肥料と5−アミノレブリン酸非含有肥料との成長促進効果の差を示す図である。 5−アミノレブリン酸含有固形肥料と5−アミノレブリン酸非含有肥料との成長促進効果の差を示す図である。 5−アミノレブリン酸含有固形肥料と5−アミノレブリン酸非含有肥料との成長促進効果の差を示す図である。 5−アミノレブリン酸含有固形肥料と5−アミノレブリン酸非含有肥料との成長促進効果の差を示す図である。 5−アミノレブリン酸含有固形肥料と5−アミノレブリン酸非含有肥料との成長促進効果の差を示す図である。 5−アミノレブリン酸含有固形肥料と5−アミノレブリン酸非含有肥料との成長促進効果の差を示す図である。
本発明の固形肥料は、(A)一般式(I)で表される5−アミノレブリン酸、その誘導体又はそれらの塩と、(B)固形肥料原料とを含有する。
一般式(I)中、R及びRが水素原子、Rがヒドロキシ基である化合物が5−アミノレブリン酸であり、それ以外の一般式(I)で表わされる化合物が5−アミノレブリン酸誘導体である。
一般式(I)中、R及びRで示されるアルキル基としては、炭素数1〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基が好ましく、より好ましくは炭素数1〜18のアルキル基、特に炭素数1〜6のアルキル基が好ましい。炭素数1〜6のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基等が挙げられる。アシル基としては、炭素数1〜12の直鎖又は分岐鎖のアルカノイル基、アルケニルカルボニル基又はアロイル基が好ましく、特に炭素数1〜6のアルカノイル基が好ましい。当該アシル基としては、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基等が挙げられる。アルコキシカルボニル基としては、総炭素数2〜13のアルコキシカルボニル基が好ましく、特に炭素数2〜7のアルコキシカルボニル基が好ましい。当該アルコキシカルボニル基としては、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基等が挙げられる。アリール基としては、炭素数6〜16のアリール基が好ましく、例えば、フェニル基、ナフチル基等が挙げられる。アラルキル基としては、炭素数6〜16のアリール基と上記炭素数1〜6のアルキル基とからなる基が好ましく、例えば、ベンジル基等が挙げられる。
で示されるアルコキシ基としては、炭素数1〜24の直鎖又は分岐鎖のアルコキシ基が好ましく、より好ましくは炭素数1〜16のアルコキシ基、特に炭素数1〜12のアルコキシ基が好ましい。当該アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキシルオキシ基、オクチルオキシ基、デシルオキシ基、ドデシルオキシ基等が挙げられる。アシルオキシ基としては、炭素数1〜12の直鎖又は分岐鎖のアルカノイルオキシ基が好ましく、特に炭素数1〜6のアルカノイルオキシ基が好ましい。当該アシルオキシ基としては、アセトキシ基、プロピオニルオキシ基、ブチリルオキシ基等が挙げられる。アルコキシカルボニルオキシ基としては、総炭素数2〜13のアルコキシカルボニルオキシ基が好ましく、特に総炭素数2〜7のアルコキシカルボニルオキシ基が好ましい。当該アルコキシカルボニルオキシ基としては、メトキシカルボニルオキシ基、エトキシカルボニルオキシ基、n−プロポキシカルボニルオキシ基、イソプロポキシカルボニルオキシ基等が挙げられる。アリールオキシ基としては、炭素数6〜16のアリールオキシ基が好ましく、例えば、フェノキシ基、ナフチルオキシ基等が挙げられる。アラルキルオキシ基としては、前記アラルキル基を有するものが好ましく、例えば、ベンジルオキシ基等が挙げられる。
5−アミノレブリン酸誘導体としては、5−アミノレブリン酸エステルが好ましく、5−アミノレブリン酸アルキルエステルがより好ましく、さらに5−アミノレブリン酸メチルエステル、5−アミノレブリン酸エチルエステル、5−アミノレブリン酸プロピルエステル、5−アミノレブリン酸ブチルエステル、5−アミノレブリン酸ペンチルエステル、5−アミノレブリン酸ヘキシルエステル等の5−アミノレブリン酸C1−6アルキルエステルが特に好ましく、特に5−アミノレブリン酸メチルエステル又は5−アミノレブリン酸ヘキシルエステルが最も好ましい。
5−アミノレブリン酸及びその誘導体の塩としては、塩酸塩、リン酸塩、硝酸塩、硫酸塩、スルホン酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩、酪酸塩、吉草酸塩、クエン酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、リンゴ酸塩等の酸付加塩及びナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩等の金属塩が好ましく、塩酸塩、リン酸塩、硝酸塩又はスルホン酸塩がより好ましい。
5−アミノレブリン酸とその塩はそれぞれ単独でも、これらの2種以上を混合して用いることもできる。
本発明の固形肥料の成分(A)は、一般式(1)中、R及びRが水素原子であり、Rがヒドロキシル基である5−アミノレブリン酸の塩であって、その塩が、塩酸塩、リン酸塩、硝酸塩又はスルホン酸塩である5−アミノレブリン酸塩が好ましく、5−アミノレブリン酸塩酸塩及び5−アミノレブリン酸リン酸塩が最も好ましい。
(A)5−アミノレブリン酸、その誘導体又はそれらの塩は、化学合成、微生物による生産、酵素による生産のいずれの方法によっても製造することができる。その生産物は、植物に対して有害な物質を含まない限り分離精製することなく、そのまま用いることができる。また、有害な物質を含む場合は、その有害物質を適宜、有害とされないレベルまで除去した後、用いることができる。
本発明固形肥料中の成分(A)の含有量は、植物成長促進作用、成分(A)の徐放作用の点から、0.0001〜1質量%が好ましく、さらに0.003〜0.6質量%、特に0.003〜0.3質量%が好ましい。
本発明の固形肥料に用いられる(B)固形肥料原料としては、常温で固体で存在し得る肥料用原料であれば良く、ピートモス・ブラックピート等の腐植質、大豆油粕、菜種油粕、魚粕、フェザーミール等の固形有機質;これら以外に、植物成長調節剤、糖類、アミノ酸、有機酸、アルコール、ビタミン、ミネラル等が挙げられる。
前記固形有機質のうちでは、腐植質がより好ましい。
植物成長調節剤としては、例えば、エピブラシノライド等のブラシノライド類、塩化コリン、硝酸コリン等のコリン剤、インドール酪酸、インドール酢酸、エチクロゼート剤、1−ナフチルアセトアミド剤、イソプロチオラン剤、ニコチン酸アミド剤、ヒドロキシイソキサゾール剤、過酸化カルシウム剤、ベンジルアミノプリン剤、メタスルホカンブ剤、オキシエチレンドコサノール剤、エテホン剤、クロキンホナック剤、ジベレリン、ストレプトマイシン剤、ダミノジット剤、ベンジルアミノプリン剤、4−CPA剤、アンシミドール剤、イナペンフィド剤、ウニコナゾール剤、クロルメコート剤、ジケグラック剤、メフルイジド剤、炭酸カルシウム剤、ピペロニルブトキシド剤等を挙げることができる。
糖類としては、例えばグルコース、シュクロース、キシリトール、ソルビトール、ガラクトース、キシロース、マンノース、アラビノース、マジュロース、スクロース、リボース、ラムノース、フラクトース、マルトース、ラクトース、マルトトリオース等が挙げられる。
アミノ酸としては、例えばアスパラギン、グルタミン、ヒスチジン、チロシン、グリシン、アルギニン、アラニン、トリプトファン、メチオニン、バリン、プロリン、ロイシン、リジン、イソロイシン、グルタミン酸、アスパラギン酸等を挙げることができる。
有機酸としては、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、シュウ酸、フタル酸、安息香酸、乳酸、クエン酸、酒石酸、マロン酸、リンゴ酸、コハク酸、グリコール酸、マレイン酸、カプロン酸、カプリル酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、ピルビン酸、α−ケトグルタル酸、レブリン酸等を挙げることができる。
アルコールとしては、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、グリセロール等が挙げられる。
ビタミンとしては、例えばニコチン酸アミド、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンB5、ビタミンC、ビタミンB13、ビタミンB1、ビタミンB3、ビタミンB2、ビタミンK3、ビタミンA、ビタミンD2、ビタミンD3、ビタミンK1、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、σ−トコフェロール、p−ヒドロキシ安息香酸、ビオチン、葉酸、ニコチン酸、パントテン酸、α―リポニック酸等を挙げることができる。
ミネラルとしては、例えば窒素、リン、カリウム、カルシウム、ホウ素、マンガン、マグネシウム、亜鉛、銅、鉄、モリブデン、マグネシウム等を挙げることができる。
窒素源の種類としては、硝酸塩、アンモニウム塩が好ましく、さらに好ましくは硝酸カリウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウムである。これらの濃度に特に制限は無いが、本発明固形肥料中に窒素含量として1質量%以上含まれていることが好ましく、1〜50質量%含まれていることがより好ましい。
リン源の種類としては、リン酸、亜リン酸が好ましく、さらに好ましくはリン酸である。これらの濃度に特に制限は無いが、本発明固形肥料中にP換算で1質量%以上含まれていることが好ましく、1〜50質量%含まれていることがより好ましい。
これらの(B)固形肥料原料としては、少なくとも前記固形有機質を含有するのが好ましく、特に少なくとも腐植質を含有するのが好ましい。固形有機質は、本発明固形肥料中に10〜90質量%含有するのが好ましく、さらに20〜60質量%含有するのが好ましい。さらに(B)固形肥料原料中には、少なくとも前記固形有機質と、窒素源及び/又はリン源を含有するのが、植物成長促進効果の点から好ましい。ここで窒素源としては、硝酸カリウム、硫酸アンモニウム及び硝酸アンモニウムから選ばれる少なくとも1種が好ましく、これらの窒素源の含有量は本発明固形肥料中に窒素含量として1質量%以上、特に1〜50質量%が好ましい。またリン源としては、リン酸が好ましく、当該リン源の含有量は本発明固形肥料中にP換算で1質量%以上、特に1〜50質量%が好ましい。
本発明で使用する(B)固形肥料原料の形状は特に限定されないが、粉状、粒状、塊状が挙げられ、固形肥料の製造の観点から粒状が好ましい。
本発明で使用する(B)固形肥料原料の粒径は特に限定されないが、0.5〜10mmが取扱い上好ましく、さらに好ましくは1.0〜6.0mmである。
本発明の固形肥料の形状は特に限定されないが、粒状、塊状が挙げられ、製造の容易性の観点から粒状が好ましい。
本発明の固形原料の粒径は特に限定されないが、0.5〜10mmが取扱い上好ましく、さらに好ましくは1.0〜6.0mmである。
また、本発明の固形原料は、その表面が被覆材で被覆されていてもよい。5−アミノレブリン酸の徐放性を制御するためには、被覆されているのが好ましい。本発明で使用する「被覆材」とは、常温(5〜35℃)で固体の状態であるワックス状物質であればよく、具体的には、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラタム等の石油系ワックス;カルナウバロウ及び綿ロウ等の植物性ロウ;ミツロウ、羊毛ロウ等の動物性ロウ;高級脂肪酸、高級アルコール等が挙げられる。これらはいずれも単独で用いることも、2種以上を混合して使用することもできる。これらの被覆材のうち、石油系ワックスが好ましく、特にパラフィンワックスが5−アミノレブリン酸の徐放性の点で好ましい。
被覆材の被覆量は、本発明固形肥料全量に対して2〜20質量%、さらに4〜15質量%であるのが5−アミノレブリン酸の徐放性の点で好ましい。
本発明の固形肥料は、「40℃、1ヶ月後」の5−アミノレブリン酸の残存率が80%以上であることが望ましく、好ましくは85%以上、より好ましくは90%以上である。
本発明の固形肥料は、前記成分(A)と(B)を含有していればよいが、前記成分(A)及び(B)を混合して造粒し、所望によりその表面を被覆材で被覆することにより製造するのが好ましい。造粒手段としては、特に限定されないが、成分(B)に成分(A)を噴霧する工程、及び得られた造粒物を乾燥する工程を含む手段が好ましい。また、得られた造粒物に、溶融したワックス状物質で被覆する工程を含むことにより被覆造粒物を得ることができる。
より具体的には、成分(B)を転動させながら、成分(A)含有溶液を噴霧添加し付着させることにより製造することができるが、これに限らず成分(B)の一部に成分(A)含有溶液を噴霧添加後、混合してもよいし、造粒されたものに噴霧添加してもよい。
成分(A)が成分(B)の表面に均一に付着した後、転動させながら乾燥させる。通常は自然乾燥で充分であるが、温風を用いて強制的に乾燥してもよい。
本発明で使用する装置は連続式、回分式いずれでもよく、充分に混合、造粒の効果が得られるものであればよい。一例として回転混合ドラム、パン型造粒機、ペレット造粒機、タブレット型造粒機等が挙げられる。
被覆工程は、得られた造粒物を、溶融したワックス状物質に添加して溶融被覆させる。
ワックス状物質が溶融するまで造粒物を加熱するには、あらかじめ造粒物を予熱機で加熱してもよいし、転動装置内で加熱してもよい。造粒物を加熱する温度は、添加するワックス状物質が溶融する温度でよいが、好ましくはワックス状物質の融点より10〜20℃高い温度である。
ワックス状物質が造粒物の表面に均一に付着した後、転動させながらワックス状物質の融点未満まで温度を下げる。通常は自然冷却で充分であるが、冷風を用いて強制的に冷却してもよい。
ワックス状物質を造粒物の表面に均一に付着させた後、被覆した造粒物を珪藻土でさらに被覆してもよい。
本発明の固形肥料の適用対象となる植物としては、5−アミノレブリン酸含有溶液の投与で効果のある植物全てである。好ましくは葉菜類であり、さらに好ましくは小松菜、リーフレタス、オオムギ、トマトであるが、これに限定されない。
本発明の固形肥料は、植物周囲の土壌に投与することにより使用される。植物を植えつけたり、挿し木等する前に植物に与えたりしてもよい。さらに、水耕栽培時に水中に添加しておいてもよい。
本発明の固形肥料の植物への処理時期としては、植物が成長している期間であればよい。
本発明の固形肥料の施肥量は固形肥料の量として0.6〜600kg/10aであればよい。
次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、これらは単に例示の目的で掲げられるものであって、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕5−アミノレブリン酸含有固形肥料の製造−1
5−アミノレブリン酸塩酸塩(ALA・HCl)3%水溶液40g、硫酸アンモニウム140g、蒸留水180g、クエン酸40gを添加した肥料原料液を作製した。5−アミノレブリン酸を含有させる肥料原料としてブラックピート(RHP社製:VRIEZENVEEN substrate)を用いた。パン型造粒機を約50℃の温度となるように加熱し、加熱後ブラックピート(含水率72%)40gを入れ、パン型造粒機内で転動させた。肥料原料液25gをブラックピートに吹き付けながら30分間パン型造粒機内で転動させ、造粒した。その後、40℃、1晩(重量変化がなくなるまで)乾燥させ、5−アミノレブリン酸含有固体肥料Aを得た。乾燥前後の5−アミノレブリン酸含有固形肥料Aの組成を表1又は2に示す。得られた5−アミノレブリン酸含有固形肥料Aの粒子径は4〜6mmの範囲であった。
Figure 2012043470
Figure 2012043470
〔実施例2〕5−アミノレブリン酸含有固形肥料の製造−2
パラフィンワックス(融点48〜50℃)を55℃に加温し、溶解させた槽に5−アミノレブリン酸含有固形肥料Aを気泡の発生がなくなるまで約30分間浸漬した後、余分なパラフィンワックスを液切りし、パン型造粒機で転動させながら温度を下げ、乾燥させた。その後、パラフィンワックス被覆した5−アミノレブリン酸含有固形肥料Aを珪藻土でまぶし、5−アミノレブリン酸含有固形肥料Bを得た。得られた5−アミノレブリン酸含有固形肥料Bの粒子径は4〜6mmの範囲であった。
この時、5−アミノレブリン酸を含まない同様の固形の肥料もパラフィンワックスで被覆した。
植物成長促進効果だけでなく、5−アミノレブリン酸の徐放性も試験するため、被覆した5−アミノレブリン酸含有固形肥料Bを用いて試験を行った。
〔実施例3〕5−アミノレブリン酸含有固形肥料Bによる小松菜成長促進効果
実施例2で得られた固形肥料Bを用いて、小松菜の成長促進効果を試験した。容量が10×10×10cmのポットに黒ボク土を入れ、小松菜を4粒播種した。播種14日後、本葉展開時にポット当たり1株に間引きし、パラフィンワックスで被覆した5−アミノレブリン酸含有固形肥料B及び5−アミノレブリン酸を含有していない固形肥料を施肥した。固形肥料の施肥量は、それぞれ窒素の要素量当たりで10a当たり10kg窒素となるよう調整した。このときの5−アミノレブリン酸の施肥量は、300g/10aであった。施肥21日後に収穫し、乾燥重量を測定することで小松菜の成長量を評価した(n=3)。結果を表3に示す。
Figure 2012043470
表3に示した通り、5−アミノレブリン酸含有固形肥料を施肥することで、約14%の乾燥重量が増加した。このことから、5−アミノレブリン酸を含有させた肥料は植物の成長促進効果を有することが分かった。
〔実施例4〕5−アミノレブリン酸含有固形肥料Bによるリーフレタス成長促進効果
実施例2で得られた固形肥料Bを用いて、リーフレタスの成長促進効果を試験した。容量が10×10×10cmのポットに黒ボク土を入れ、リーフレタスを4粒播種した。播種14日後、本葉展開時にポット当たり1株に間引きし、化成肥料(N−P−K=8−8−8)を窒素の要素量当たりで10a当たり10kg窒素となるよう施肥した後、パラフィンワックスで被覆した5−アミノレブリン酸含有固形肥料B及び5−アミノレブリン酸を含有していない固形肥料を施肥した。固形肥料の施肥量は、それぞれ窒素の要素量当たりで10a当たり3kg窒素となるよう調整した。このときの5−アミノレブリン酸の施肥量は、90g/10aであった。施肥35日後に収穫し、新鮮重量を測定することでリーフレタスの成長量を評価した(n=3)。結果を表4に示す。
Figure 2012043470
表4に示した通り、5−アミノレブリン酸含有固形肥料を施肥することで、約151%の新鮮重量が増加した。このことから、5−アミノレブリン酸を含有させた肥料は植物の成長促進効果を有することが分かった。
〔実施例5〕5−アミノレブリン酸含有固形肥料Bによるオオムギ成長促進効果
実施例2で得られた固形肥料Bを用いて、オオムギの成長促進効果を試験した。容量が10×10×10cmのポットに黒ボク土を入れ、オオムギを15粒播種した。播種後、本葉5枚展開時にポット当たり5株に間引きし、化成肥料(N−P−K=8−8−8)を窒素の要素量当たりで10a当たり10kg窒素となるよう施肥した後、パラフィンワックスで被覆した5−アミノレブリン酸含有固形肥料B及び5−アミノレブリン酸を含有していない固形肥料を施肥した。固形肥料の施肥量は、それぞれ窒素の要素量当たりで10a当たり3kg窒素となるよう調整した。このときの5−アミノレブリン酸の施肥量は、90g/10aであった。施肥60日後に収穫し、新鮮重量を測定することでオオムギの成長量を評価した(n=2)。結果を表5に示す。
Figure 2012043470
表5に示した通り、5−アミノレブリン酸含有固形肥料を施肥することで、約11%の新鮮重量が増加した。このことから、5−アミノレブリン酸を含有させた肥料は植物の成長促進効果を有することが分かった。
〔実施例6〕5−アミノレブリン酸含有固形肥料Bによるトマト成長促進効果
実施例2で得られた固形肥料Bを用いて、トマトの成長促進効果を試験した。容量が10×10×10cmのポットに黒ボク土を入れ、トマトを4粒播種した。播種後、本葉3枚展開時にポット当たり1株に間引きし、化成肥料(N−P−K=8−8−8)を窒素の要素量当たりで10a当たり10kg窒素となるよう施肥した後、パラフィンワックスで被覆した5−アミノレブリン酸含有固形肥料B及び5−アミノレブリン酸を含有していない固形肥料を施肥した。固形肥料の施肥量は、それぞれ窒素の要素量当たりで10a当たり3kg窒素となるよう調整した。このときの5−アミノレブリン酸の施肥量は、90g/10aであった。施肥68日後に収穫し、新鮮重量を測定することでトマトの成長量を評価した(n=3)。結果を表6に示す。
Figure 2012043470
表6に示した通り、5−アミノレブリン酸含有固形肥料を施肥することで、約16%の新鮮重量が増加した。このことから、5−アミノレブリン酸を含有させた肥料は植物の成長促進効果を有することが分かった。
〔比較例〕5−アミノレブリン酸を含有した溶液での成長促進効果
容量が10×10×10cmのポットに黒ボク土を入れ、小松菜を4粒播種した。播種14日後、本葉展開時にポット当たり1株に間引きし、市販の液肥である花工場(住友化学園芸社製、窒素−リン酸−カリウム=5−10−5)500倍希釈液に5−アミノレブリン酸が10mg/Lとなるように加えた液体肥料と、5−アミノレブリン酸を加えていない液体肥料を1週間に1回、合計3回、100mL/ポット施肥した。最初の施肥から21日後に収穫し、乾燥重量を測定することで小松菜の成長量を評価した(n=2)。結果を表4に示す。なお、ALA施肥量としては、実施例1同様300g/10aであった。
Figure 2012043470
表7に示した通り、5−アミノレブリン酸塩酸塩が溶解した水溶液を合計3回与え続けることにより6%の乾燥重量増加が見られた。これは固形の肥料1回の施肥で確認される植物成長促進効果よりも小さかった。このことから5−アミノレブリン酸含有固形肥料は、水溶液に溶解させるよりも施肥回数を減らして同等以上の成長促進効果を得ることができることが明らかとなった。
〔実施例7〕5−アミノレブリン酸含有固形肥料の製造−3(窒素又はリン配合固形肥料の製造)
窒素源としてそれぞれ尿素、硝酸マグネシウム、硝酸カリウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウムを使用する以外は、実施例1と同様にして5−アミノレブリン酸含有固形肥料を得、その後、実施例2と同様の方法にてパラフィンワックス被覆し、5−アミノレブリン酸含有固形肥料C、D、E、F及びGをそれぞれ得た。この時、固体肥料中の窒素成分として窒素量で2.6%となるよう、尿素、硝酸マグネシウム、硝酸カリウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウムの量をそれぞれ調整した。
さらに、同様にしてリン源としてリン酸を使用した固形肥料Hを調製した。この時、固体肥料中のリン量はP換算で8%となるよう配合するリン酸量を調整した。
また、同様にして5−アミノレブリン酸を含まない固形肥料c、d、e、f、g及びhも調製した。
調製した固形肥料を表8に示す。
Figure 2012043470
〔実施例8〕5−アミノレブリン酸含有固形肥料の組成の違いが小松菜の成長促進効果に与える影響
容量が10×10×10cmのポットに黒ボク土を入れ、小松菜を4粒播種した。播種7日後、本葉展開時にポット当たり1株に間引きし、パラフィンワックスで被覆した5−アミノレブリン酸を含有したそれぞれ窒素成分の異なる固形肥料C、D、E、F、G及びリン源としてリン酸を配合した固形肥料H、5−アミノレブリン酸を含有しない固形肥料c、d、e、f、g、及びhをそれぞれ3.8g施肥した。この時、固形肥料H、h以外は、リン酸カリウム、リン酸水素カリウムを用いて、リン、カリウムはそれぞれ、リンの要素量当たりで10a当たり10kgリン、カリウムの要素量当たりで10a当たり10kgカリウムとなるよう別途施肥を行い、栽培中の要素欠乏を防いだ。また、固形肥料H、hは、硫酸アンモニウムを用いて、窒素の要素量当たりで10a当たり10kg全窒素となるよう別途施肥を行った。施肥21日後に収穫し、乾燥重量を測定することで小松菜の成長量を評価した(n=3)。結果を図1〜6に示す。
図1〜6に示した通り、5−アミノレブリン酸塩酸塩の植物成長促進効果を発揮させる固形の肥料の組成としては、窒素源として硝酸カリウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウムが使用されている場合、あるいはリン源としてとしてリン酸が使用されている場合であることが分かる。

Claims (9)

  1. 次の成分(A)及び(B):
    (A)下記一般式(I)
    NCHCOCHCHCOR (I)
    (式中、R及びRは各々独立に、水素原子、アルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリール基又はアラルキル基を示し;Rはヒドロキシ基、アルコキシ基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基又はアミノ基を示す。)で表される5−アミノレブリン酸、その誘導体又はそれらの塩、
    (B)固形肥料原料
    を含有することを特徴とする固形肥料。
  2. 表面が被覆材で被覆されている請求項1記載の固形肥料。
  3. 被覆材が石油系ワックスである請求項2記載の固形肥料。
  4. 硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム及び硝酸カリウムから選ばれる少なくとも1種を固形肥料中に窒素含量として1質量%以上、又はリン酸を固形肥料中にP換算で1質量%以上含有する請求項1〜3のいずれか1項記載の固形肥料。
  5. 形状が、粒状及び塊状から選ばれるものである請求項1〜4のいずれかに記載の固形肥料。
  6. 固形肥料原料(B)に、下記一般式(I)
    NCHCOCHCHCOR (I)
    (式中、R及びRは各々独立に、水素原子、アルキル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アリール基又はアラルキル基を示し;Rはヒドロキシ基、アルコキシ基、アシルオキシ基、アルコキシカルボニルオキシ基、アリールオキシ基、アラルキルオキシ基又はアミノ基を示す。)で表される5−アミノレブリン酸、その誘導体又はそれらの塩(A)を含有する溶液を噴霧添加する工程、及び乾燥する工程を含むことを特徴とする請求項1記載の固形肥料の製造方法。
  7. さらに、溶融したワックス状物質で被覆する工程を含む請求項6記載の固形肥料の製造方法。
  8. ワックス状物質が石油系ワックスである請求項7記載の固形肥料の製造方法。
  9. 石油系ワックスがパラフィンワックスである請求項8記載の固形肥料の製造方法。
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