JPWO2011148456A1 - ワイヤロープ探傷装置 - Google Patents

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Abstract

ワイヤロープ損傷部の検出感度やS/Nを損なうことなく、装置の長寿命化を図る。ワイヤロープ1の軸方向所定区間を、バックヨーク6と磁石3で構成される磁化器2で磁化し、前記所定区間内におけるワイヤロープ損傷部19から発生する漏洩磁束を磁気センサ8で検出して、前記ワイヤロープ損傷部19を検出するワイヤロープ探傷装置において、前記ワイヤロープ1を磁化する前記磁化器2を前記ワイヤロープ1に対して非接触で配設し、前記磁気センサ8を保護プレート12を介して前記ワイヤロープ1と接触させて配設する。

Description

この発明はエレベータや工事用クレーン等に使用されるワイヤロープの破損や素線の断線(以下,ワイヤロープ損傷部と呼ぶ)を検出するワイヤロープ探傷装置に関するものである。
この種のワイヤロープ探傷装置としては、特許文献1に示すものがある。これは、一定速度で走行するワイヤロープに対し、ワイヤロープの軸方向所定区間を、永久磁石又は電磁石で磁化し、当該所定区間内に配設された磁気センサにより、ワイヤロープ損傷部より漏洩する磁束を検知するものである。このワイヤロープ探傷装置は、永久磁石又は電磁石とバックヨークで構成される磁化器と、漏洩磁束検知用磁気センサとが、ワイヤロープを概ね半周包む略U字状断面をもつ非磁性材の保護プレートを介してワイヤロープと接触している。
また、特許文献2のワイヤロープ探傷装置では、磁化器と磁気センサが、被検査物と非接触となっている。
特開平9―210968号公報 特開2005―106602号公報
ワイヤロープ損傷部を感度良く検出するためには、損傷部近傍から漏洩する磁束量を増加させるのが良く、磁石は、ワイヤロープを磁気飽和近くまで磁化できる能力を持つものが選択されることが多い。特許文献1では、ワイヤロープ探傷装置は、磁石とバックヨークで構成される磁化器と、漏洩磁束検知用磁気センサとが、ワイヤロープを半周包むU字状断面をもつ非磁性材の保護プレートを介してワイヤロープと接触している。そのため、磁石がワイヤロープを強力に吸引し、ワイヤロープと保護プレート間に生じる摩擦力が大きく、保護プレートの磨耗により、ワイヤロープの延べ検査距離が短くなる問題点があった。また、特許文献2では、損傷部の漏洩磁束密度が、被検査物から離れるにつれて小さくなるため、被検査物と磁気センサの距離が離れると、損傷部の検出感度が低下するほか、被検査物の振動等により磁気センサとの距離が変動すると、磁気センサに誤検出信号が発生する問題点があった。
この発明は、前記の問題点に鑑みてなされたもので、ワイヤロープ損傷部の検出感度やS/Nを損なうことなく、装置の長寿命化を図ることを目的とするものである。
この発明のワイヤロープ探傷装置は、ワイヤロープの軸方向所定区間を、バックヨークと磁石で構成される磁化器で磁化し、前記所定区間内におけるワイヤロープ損傷部から発生する漏洩磁束を磁気センサで検出して、前記ワイヤロープ損傷部を検出するワイヤロープ探傷装置において、前記ワイヤロープを磁化する前記磁化器を前記ワイヤロープに対して非接触で配設し、前記磁気センサを保護プレートを介して前記ワイヤロープと接触させて配設したものである。
この発明に係るワイヤロープ探傷装置によれは、磁石とバックヨークで構成される磁化器をワイヤロープに対して非接触で配設させて、ワイヤロープと磁化器の間に摩擦力を発生させないようにすると共に、磁気センサを保護プレートを介してワイヤロープと接触させて配設させて、磁気センサとワイヤロープの距離を略一定となるようにしたので、ワイヤロープ損傷部の検出感度やS/Nを損なうことなく、従来の磁化器の保護プレートの摩耗に対して、磁気センサの保護プレートの摩耗を減少させることができ装置の長寿命化を図ることができる。
この発明の上記以外の目的、特徴、観点及び効果は、図面を参照する以下のこの発明の詳細な説明から、さらに明らかになるであろう。
この発明の実施の形態1におけるワイヤロープ探傷装置を示す構成図である。 実施の形態1におけるワイヤロープ探傷装置の検出原理を示す説明図で、ワイヤロープ損傷部がない場合を示す。 実施の形態1におけるワイヤロープ探傷装置の検出原理を示す説明図で、ワイヤロープ損傷部がある場合を示す。 実施の形態1におけるワイヤロープ探傷装置の斜視図である。 実施の形態2におけるワイヤロープ探傷装置を示す構成図である。 実施の形態2におけるワイヤロープ探傷装置の斜視図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるワイヤロープ探傷装置を示す構成図で、その(a)は正面図、その(b)は(a)のA−A線断面図である。図2は実施の形態1におけるワイヤロープ探傷装置の検出原理を示す説明図で、ワイヤロープ損傷部がない場合を示す。図3は実施の形態1におけるワイヤロープ探傷装置の検出原理を示す説明図で、ワイヤロープ損傷部がある場合を示す。図4は実施の形態1に係るワイヤロープ探傷装置の斜視図である。図1〜図4において、磁化器2は、ワイヤロープ1と磁石3の磁石カバー4とが所定距離(例えば、ワイヤロープ1の径が10〜15mmのとき、5〜10mm程度)離間し、ワイヤロープ1と非接触で配設され、ワイヤロープ1の軸方向所定区間Lを磁化する。磁化器2は、バックヨーク6と、その両端に配設された一対の磁石3と、その磁石カバー4と、その他の支持部品で構成される。前記所定区間とは、ワイヤロープ1のうち、磁化器2のバックヨーク6両端に配設されたN−S対の永久磁石又は電磁石に対向する部分で挟まれたワイヤロープ1の軸方向所定区間であり、図1中のLで示される区間である。
磁石3の破損防止のため、磁化器2には磁石カバー4が設けられているが、磁石カバー4とワイヤロープ1とは接触していない。磁石3の吸引力により、ワイヤロープ1が磁石カバー4に接触することを防ぐため、磁化器2におけるワイヤロープ1の軸方向前後には、基板26に固定された支持ローラ5がそれぞれ設けられている。支持ローラ5は異なる数種類の径のワイヤロープ1に対応するため、固定位置をスライドさせてもよい。また、異なる数種類の径のワイヤロープ1に対応するため、磁化器2は基板26との間でスライド機構(ガイドとネジ)を備え、ワイヤロープ1と磁石カバー4の距離が調整できる構造としてもよい。
センサユニット7は、図2で示すように、磁気センサ8、鉄心11、磁気センサ8を保持するホルダー9、磁気センサ8をワイヤロープ1の摺動から保護し、かつ磁気センサ8とワイヤロープ1の適切な位置関係を保つ保護プレート12、ベース板25で構成される。磁気センサ8としては、サーチコイル、ホール素子、磁気抵抗効果素子(MR,GMR)、磁気インピーダンス素子(MI)などの種々の素子のなかから、精度、耐久性、コストを検討し最も適切なものを選択することができる。ここでは、サーチコイル10とサーチコイル10に鎖交する磁束量を増加させる鉄心11から構成される磁気センサ8を採用している。図1(b),図3で示すように、ワイヤロープ損傷部19の捕捉範囲を可能な限り広げるため、サーチコイル10および鉄心11は、ワイヤロープ1を概ね半周囲うように断面がU字状に成形されている。保護プレート12は磁気センサ8の内側の外周を、概ね密着して覆うよう成形されており、オーストナイト系ステンレス等の非磁性材料で製作されている。保護プレート12の機能は、磁気センサ8を摩擦係数の小さい樹脂で埋め込みU字状に成形することでも代用できる。
図1において、基板26上には、一対のエンドブロック24が固定され、両エンドブロック24間には下シャフト23が固定されている。スライドブロック22には、下シャフト23が貫通し、スライドブロック22が下シャフト23に沿って摺動可能となっている。下シャフト23には、下シャフト23が貫通し下シャフト23に沿って摺動可能なストッパ27が設けられており、ストッパ27をセットネジ28で、下シャフト23の所望位置に固定させることにより、スライドブロック22が下シャフト23上で摺動する範囲が規制される。つまり、スライドブロック22は、一方のエンドブロック24とスットパ27間を摺動できるが、他方のエンドブロック24とスットパ27間を摺動できない。
追従機構13は、センサユニット7がワイヤロープ1の振動などの影響によりワイヤロープ1から離れ、磁気センサ8とワイヤロープ1の距離が変動し、磁気センサ8が誤検出することを防止するために設けられる。追従機構13は、スライドとバネを応用した機構を例とし、センサユニットステージ20、上シャフト21、スライドブロック22、バネ14、抜け止めネジ29、抜け止め板31で構成される。センサユニット7はネジ30(図4)でセンサユニットステージ20に取外し可能に固定されている。上シャフト21はセンサユニットステージ20に埋め込まれて固定され、スライドブロック22が摺動可能に貫通し、先端部に抜け止めネジ29、抜け止め板31を有している。抜け止めネジ29と抜け止め板31により、上シャフト21はスライドブロック22から抜け出ない。ストッパ27で摺動範囲が規制されたスライドブロック22とセンサユニットステージ20との間には、バネ14が圧縮されて介在されている。
センサユニット7は、バネ14の押し付け力により、ワイヤロープ1の変位に追従しワイヤロープ1との接触が保持される。このとき、バネ定数は保護プレート12の磨耗を防止するため、必要十分な大きさに留めるとともに、固有振動数がワイヤロープ1の振動数に重ならないよう配慮する必要がある。なお、バネ14は金属バネの例を示したが、空気バネでもよい。また、センサユニットステージ20とセンサユニット7はネジ30で分離可能な構造としており、異なる径のワイヤロープ1を検査するときには、U字状断面寸法の異なるセンサユニット7を使用できる。検査を行わないときには、セットネジ28を緩めスットパ27を摺動させ、スライドブロック22を下シャフト23上で摺動させることにより、センサユニット7をワイヤロープ1から離すことができる。
次に動作について説明する。図2,図3に示すように、磁化器2の一方の磁石3より発生した主磁束18がワイヤロープ1の中を通り磁化器2の他方の磁石3とバックヨーク6を経て前記一方の磁石3に戻る磁気回路が形成される。ワイヤロープ1中の磁束密度はおよそ磁気飽和に達するよう磁化器2の起磁力が設定される。ここで、ワイヤロープ1にワイヤロープ損傷部19が存在すると、その近傍では漏洩磁束16が発生している。この漏洩磁束16が磁気センサ8付近を通過するとき、鉄心11の磁束量に変化が生じ、サーチコイル10の両端に誘起電圧が発生する。これによりワイヤロープ損傷部19の存在を検知することができる。
ところで、ワイヤロープ損傷部19が存在しない場合にも、磁気センサ8付近には少なからずワイヤロープ外磁束17が存在する。これらの大きさや分布は磁化器2とワイヤロープ1と磁気センサ8の位置関係に依存する。従って、ワイヤロープ1が振動しワイヤロープ1と磁化器2と磁気センサ8の位置関係に変化が生じた場合、ワイヤロープ外磁束17の大きさも変化する。これにより磁気センサ8の出力が変動し、誤検出が生じる。そこで、磁化器2におけるワイヤロープ1の軸方向前後に支持ローラ5を設置し、支持ローラ5でワイヤロープ1を押し付け、磁化器2とワイヤロープ1の位置関係を非接触で一定距離に保つ。さらに、追従機構13によりセンサユニット7をワイヤロープ1へ接触させ磁気センサ8とワイヤロープ1の距離を一定に保つようにする。
検査中にワイヤロープ1の振動が発生しても、磁気センサ8とワイヤロープ1の距離を一定に保つため、センサユニット7はバネ14でワイヤロープ1に押し当てられる。ただし、保護プレート12の磨耗を防ぐため、バネ14の押付け力は、従来のように、磁化器2による強力な磁束で保護プレートを介して磁化器2をワイヤロープ1に接触させたときの押付け力よりも小さくなるように設定することが容易にできる。つまり、磁化器2がワイヤロープ1に接触する摩擦力より、磁気センサ8がワイヤロープ1に接触する摩擦力を小さくすることが容易である。したがって、従来の磁化器2の保護プレートの摩耗より、実施の形態1の磁気センサ8の保護プレート12の摩耗を減少させることができる。
このように、実施の形態1のワイヤロープ探傷装置によれは、磁石3とバックヨーク6で構成される磁化器2をワイヤロープ1に対して非接触で配設させて、ワイヤロープ1と磁化器2の間に摩擦力を発生させないようにすると共に、磁気センサ8を保護プレート12を介してワイヤロープ1と接触させて配設させて、磁気センサ8とワイヤロープ1の距離を略一定となるようにしたので、ワイヤロープ損傷部の検出感度やS/Nを損なうことなく、磁気センサ8の保護プレート12の摩耗を減少させることができ、装置の長寿命化を図ることができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係るワイヤロープ探傷装置について説明する。図5は実施の形態2におけるワイヤロープ探傷装置を示す構成図である。図6は実施の形態2におけるワイヤロープ探傷装置を示す斜視図である。なお、図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。実施の形態2では、実施の形態1に係るワイヤロープ探傷装置を構成する各構成要素をそれぞれ2組備え、ワイヤロープ1に関し180°対向させた向きに配設したものである。エンドブロック24の近くにあるスットパ27は、下シャフト23上を摺動して所望位置で固定させることができる。
2組の磁化器2がワイヤロープ1に関し180°対向する向きに配設されることにより、ワイヤロープ1中の磁束分布の均一性が増す。実施の形態2の場合は、磁化器2は、ワイヤロープ1と磁石3の磁石カバー4とが所定距離(例えば、ワイヤロープ1の径が10〜15mmのとき、2〜5mm程度)離間し、ワイヤロープ1と非接触で配設される。また、2組のセンサユニット7がワイヤロープ1に関し180°対向する向きに配設されることにより、それぞれのセンサユニット7が持つ低感度領域、すなわちU字状断面の開口部付近をワイヤロープ損傷部19が通過したときの検出感度を、互いに補うことができる。
同様して、磁気センサ8を含むセンサユニット7が、ワイヤロープ1に対し概ね半周以上包み込むようなU字状断面構造を有している場合、センサユニット7がワイヤロープ1本あたりP個配設されたとき、センサユニット7が、ワイヤロープの周方向に関し、360/P度の間隔で配設されるようにする。このようにすると、センサユニット7の断面形状をU字形状とすることにより、ワイヤロープ1への着脱を容易にしつつ、ワイヤロープ1周方向に関し、いずれの部分にワイヤロープ損傷部が発生しても均一な検出感度を得ることができる。
また、磁化器2がワイヤロープ1本あたりQ個配設されたとき、磁化器2がワイヤロープの周方向に関し、360/Q度の間隔で配設されるようにする。このようにすると、ワイヤロープ1中の磁化の強さを、ワイヤロープ1の周方向に関し均一な状態に近づけることができ、ワイヤロープ1の周方向に関しいずれの部分にワイヤロープ損傷部が発生しても、均一な漏洩磁束を得ることができる。
この発明の各種の変形又は変更は、関連する熟練技術者が、この発明の範囲と精神を逸脱しない中で実現可能であり、この明細書に記載された各実施の形態には制限されないことと理解されるべきである。
この発明のワイヤロープ探傷装置は、ワイヤロープの軸方向所定区間を、バックヨークと磁石で構成される磁化器で磁化し、前記所定区間内におけるワイヤロープ損傷部から発生する漏洩磁束を磁気センサで検出して、前記ワイヤロープ損傷部を検出するワイヤロープ探傷装置において、前記ワイヤロープを磁化する前記磁化器を前記ワイヤロープに対して非接触で配設し、前記磁化器における前記ワイヤロープの軸方向前後に、前記ワイヤロープを支持する支持ローラをそれぞれ配設し、前記磁化器と前記ワイヤロープ間を非接触状態で一定の距離に保持し、前記磁気センサを含むセンサユニットを保護プレートを介して前記ワイヤロープと接触させて配設し、前記センサユニットは、前記磁化器又は前記磁化器を保持する基板と、金属バネ又は空気バネを有する支持ブロックを介して接続し、
前記センサユニットは、前記金属バネ又は空気バネを有する支持ブロックにより、前記ワイヤロープの振動による変位に追従し、前記ワイヤロープに対する保護プレートを介しての接触が保持されるようにしたものである。
この発明に係るワイヤロープ探傷装置によれは、磁石とバックヨークで構成される磁化器をワイヤロープに対して非接触で配設させて、ワイヤロープと磁化器の間に摩擦力を発生させないようにすると共に、磁気センサを含むセンサユニットを保護プレートを介してワイヤロープと接触させて配設させて、磁気センサを含むセンサユニットとワイヤロープの距離を略一定となるようにしたので、ワイヤロープ損傷部の検出感度やS/Nを損なうことなく、従来の磁化器の保護プレートの摩耗に対して、磁気センサを含むセンサユニットの保護プレートの摩耗を減少させることができ装置の長寿命化を図ることができる。さらに、前記センサユニットは、磁化器又は磁化器を保持する基板と、金属バネ又は空気バネを有する支持ブロックを介して接続し、前記センサユニットは、前記金属バネ又は空気バネを有する支持ブロックにより、ワイヤロープの振動による変位に追従し、ワイヤロープに対する保護プレートを介しての接触が保持されるようにしたので、磁化器がワイヤロープに接触する摩擦力より、前記センサユニットがワイヤロープに接触する摩擦力を小さくすることが容易にできる。
この発明の上記以外の目的、特徴、観点及び効果は、図面を参照する以下のこの発明の詳細な説明から、さらに明らかになるであろう。

Claims (6)

  1. ワイヤロープの軸方向所定区間を、バックヨークと磁石で構成される磁化器で磁化し、前記所定区間内におけるワイヤロープ損傷部から発生する漏洩磁束を磁気センサで検出して、前記ワイヤロープ損傷部を検出するワイヤロープ探傷装置において、
    前記ワイヤロープを磁化する前記磁化器を前記ワイヤロープに対して非接触で配設し、
    前記磁気センサを保護プレートを介して前記ワイヤロープと接触させて配設したことを特徴とするワイヤロープ探傷装置。
  2. 前記磁化器における前記ワイヤロープの軸方向前後に、前記ワイヤローラを支持する支持ローラをそれぞれ配設し、前記磁化器と前記ワイヤローラ間を非接触状態で一定の距離に保持することを特徴とする請求項求1記載のワイヤロープ探傷装置。
  3. 金属バネ又は空気バネにより、前記磁気センサが保護プレートを介して前記ワイヤロープに押圧されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のワイヤロープ探傷装置。
  4. 前記磁気センサを含むセンサユニットを交換可能にしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のワイヤロープ探傷装置。
  5. 前記磁気センサを含むセンサユニットが、前記ワイヤロープに対し半周以上包み込むU字状断面構造を有し、前記センサユニットがワイヤロープ1本あたり複数個配設され、前記センサユニットの個数をP個としたとき、前記センサユニットが、前記ワイヤロープの周方向に関し、360/P度の間隔で配設されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のワイヤロープ探傷装置。
  6. 前記磁化器がワイヤロープ1本あたり複数個配設され、前記磁化器の個数をQ個としたとき、前記磁化器が前記ワイヤロープの周方向に関し、360/Q度の間隔で配設されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のワイヤロープ探傷装置。
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