JP5393584B2 - 磁気探傷装置 - Google Patents
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磁束漏洩法を用いた磁気探傷装置(磁気探傷装置と記す)は、ワイヤーロープを磁化する磁化器と、プローブコイルを内蔵したプローブと、検出信号を処理する制御器などから構成されている。このような磁気探傷装置の一つとして、磁化器とプローブとが一体となった磁化器付プローブの部分と、制御器の部分とが別体であり、磁化器付プローブと制御器とが信号ケーブルで連結されているものがある。
そして、各磁石は非磁性のマグネットケースで覆われ、各マグネットケースの上端部には、強磁性鉄板からなるホールピースが配設され、各磁石の磁極として導出している。
そのため、特許文献1に記載の磁気探傷装置では、ワイヤーロープに対する磁化器付プローブの着脱には、ガイド部における2個一対の割形片を、根元部に設けられたばねに抗して、先端部を開いて行う必要があり、着脱機構が複雑であり、磁化器付プローブを破損しかねないとの問題があった。
また、磁化器付プローブのガイド部の構造が複雑であり、磁化器付プローブの製造コスト、すなわち、磁気探傷装置の製造コストが高くなるとの問題もあった。
図1は、本発明の実施の形態1に係わる磁気探傷装置における磁化器付プローブの斜視模式図である。
図2は、本発明の実施の形態1に係わる磁気探傷装置における磁化器付プローブの正面断面模式図である。
本実施の形態の磁気探傷装置は、図1および図2に示す磁化器付プローブ部100と、この磁化器付プローブ部100と電気的に接続された制御器部(図示せず)とを備えている。
図1および図2に示すように、本実施の形態の磁気探傷装置における磁化器付プローブ部100は、磁化器1が収納された磁化器収納部2と、この磁化器収納部2の一方側に磁化器収納部2と一体に形成された、第1のガイド部11と第2のガイド部12と、磁化器収納部2の第1のガイド部11と第2のガイド部12とが形成された側の反対の面に設けられた取手4とを備えている。そして、第1のガイド部11と第2のガイド部12とでプローブ本体3を形成している。
また、第1のガイド部11には、第1のU字状溝11aが形成され、第2のガイド部12には、第2のU字状溝12aが形成されている。そして、第1のU字状溝11aと第2のU字状溝12aとは、U字の側部が磁化器収納部2の一方の面と略平行となり、U字の上部開口部の方向が反対となるように、配置されている。
また、第1のU字状溝11aの壁部には、非磁性の第1のガイド板11bが設けられており、第2のU字状溝12aの壁部には、非磁性の第2のガイド板12bが設けられている。そして、第1のガイド部11と第2のガイド部12とを通過するワイヤーロープは、これらの第1のガイド板11bと第2のガイド板12bとに摺接する。
また、第1のガイド板11bのワイヤーロープと摺接する面の反対側の面である裏面には、第1のセンサ5aが接しており、第2のガイド板12bのワイヤーロープと摺接する面の反対側の面である裏面には、第2のセンサ5bが接している。
また、第1の永久磁石7には、N極の磁極7aを第1のガイド部11に導出する第1のポール部9が設けられ、第2の永久磁石8には、S極の磁極8aを第2のガイド部12に導出する第2のポール部10が設けられている。
そして、第1のセンサ台13上には、第1のセンサ5aが設置され、第2のセンサ台14上には、第2のセンサ5bが設置されている。
図3では、磁化器付プローブ部100における、第1のガイド部11において第1のガイド板11bを外すとともに、磁化器収納部2において側壁部を取り除いた状態を示している。
図3に示すように、第1のセンサ5aは、第1のガイド板11bの面に接して沿う形状に湾曲している。
また、第1のポール部9は、直角三角形体において、斜辺を第1のガイド板11bの裏面に沿って接するように湾曲させた形状であり、一辺が第1の永久磁石7のN極の磁極7aに接続されている。
すなわち、第1,第2のポール部9,10が上記のような構造であり、非磁性の第1,第2のガイド板11b,12bの各々の部分に設けられているので、第1のガイド部11と第2のガイド部12とを通過するワイヤーロープを磁化できるようになっている。
また、第1,第2のセンサ5a,5bが湾曲して、ガイド部を通過するワイヤーロープを囲むように設けられているので、漏洩磁束を高感度に検出できる。
また、第1,第2の永久磁石7,8に用いられる磁石としては、例えば、強磁力が得られるネオジウム系Nd−Fe−B焼結磁石のような希土類永久磁石などが挙げられる。
また、非磁性の第1,第2のガイド板11b,12bに用いられる材料としては、例えば、SUS304などが挙げられる。
また、第1,第2のセンサ5a,5bとしては、例えば、コイルや磁気素子などが挙げられる。
図4(a)に示す第1の工程では、磁化器付プローブ部100が、第1のガイド部11と第2のガイド部12との間隙部をワイヤーロープ50に覆設できる方向に傾けられる。
図4(b)に示す第2の工程では、傾けられた磁化器付プローブ部100の、第1のガイド部11と第2のガイド部12との間隙部を、ワイヤーロープ50に覆設する。
そして、図4(d)に示すように、磁化器付プローブ部100が、ワイヤーロープ50に、第1のU字状溝11aと第2のU字状溝12aとを覆設して、セットされる。
また、この工程を逆に行うことにより、ワイヤーロープ50から、磁化器付プローブ部100を取り外すことができる。
また、プローブ本体が、機械的に動く構造でないので、堅牢であるとともに、構造が単純であり製造コストが安い。
本実施の形態の磁気探傷装置は、磁化器付プローブ部と制御器部とが別体であり、磁化器付プローブ部と制御器部とが信号ケーブルで電気的に接続されているが、磁化器付プローブ部の磁化器収納部に、磁化器とともに制御器部を収納し、磁化器付プローブ部と制御器部とが一体である磁気探傷装置であってもよい。
5b 第2のセンサ、6 ヨーク、7 第1の永久磁石、7a N極の磁極、
8 第2の永久磁石、8a S極の磁極、9 第1のポール部、10 第2のポール部、
11 第1のガイド部、11a 第1のU字状溝、11b 第1のガイド板、
12 第2のガイド部、12a 第2のU字状溝、12b 第2のガイド板、
13 第1のセンサ台、14 第2のセンサ台、50 ワイヤーロープ、
100 磁化器付プローブ部。
Claims (6)
- 磁化器付プローブ部と制御器部とを有し、ワイヤーロープの損傷部を検出する磁気探傷装置であって、
上記磁化器付プローブ部が、磁化器収納部に収納された磁化器と上記磁化器収納部の一方側に一体で形成されたプローブ本体とで形成され、上記プローブ本体が、上記探傷されるワイヤーロープの外径より大きい間隔をあけて設置された第1のガイド部と第2のガイド部と、センサとを備え、上記第1のガイド部には、U字の側部が上記磁化器収納部の一方の面と略平行となる第1のU字状溝が設けられ、上記第2のガイド部には、U字の側部が上記磁化器収納部の一方の面と略平行となる第2のU字状溝が設けられ、上記第1のU字状溝におけるU字の上部開口部の方向と上記第2のU字状溝におけるU字の上部開口部の方向とが反対であり、且つ、上記第1のU字状溝のU字断面と上記第2のU字状溝のU字断面とが対向しており、上記第1のU字状溝の壁部には、非磁性の第1のガイド板が設けられ、上記第2のU字状溝の壁部には、非磁性の第2のガイド板が設けられた磁気探傷装置。 - 上記第1のガイド板の裏面が、磁化器の第1の永久磁石のN極の磁極に載置された第1のポール部と、上記磁化器の第1のセンサ台に設置された第1のセンサとに接しており、上記第2のガイド板の裏面が、上記磁化器の第2の永久磁石のS極の磁極に載置された第2のポール部と、上記磁化器の第2のセンサ台に設置された第2のセンサとに接していることを特徴とする請求項1に記載の磁気探傷装置。
- 上記第1のポール部の第1のガイド板の裏面との接触部が、上記第1のガイド板の裏面に沿うように湾曲しており、上記第2のポール部の第2のガイド板の裏面との接触部が、上記第2のガイド板の裏面に沿うように湾曲していることを特徴とする請求項2に記載の磁気探傷装置。
- 上記第1のセンサの第1のガイド板の裏面との接触部が、上記第1のガイド板の裏面に沿うように湾曲しており、上記第2のセンサの第2のガイド板の裏面との接触部が、上記第2のガイド板の裏面に沿うように湾曲していることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の磁気探傷装置。
- 上記磁化器付プローブ部と上記制御器部とが別体であり、上記磁化器付プローブ部と上記制御器部とが信号ケーブルで電気的に接続されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の磁気探傷装置。
- 上記磁化器付プローブ部の磁化器収納部に磁化器と制御器部とが収納され、上記磁化器付プローブ部と上記制御器部とが一体であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の磁気探傷装置。
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