JP4328694B2 - 絶縁被覆電線劣化診断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、金属の撚線(導体)とこの被覆体とからなる絶縁被覆電線劣化診断方法に係り、特に、その断線,クラック,発錆等の劣化度を正確に診断でき、かつ電線の外面に難着雪用ヒレがあっても正確な診断ができる絶縁被覆電線劣化診断装置に関する。
図13に示すように地面19から立設する間隔Lの電柱20,20間には絶縁被覆電線(以下、単に電線という)15が架設される。この電線15は長時間や長期間の使用により外表面に損傷が生じ、クラック,発錆,破断等の劣化が生ずる。この劣化を気がつかずに使用続行すると思わぬトラブルが発生し、大きな被害が生ずる恐れがある。このため、この劣化度を診断する絶縁被覆電線劣化診断装置(以下、単に診断装置という)1が採用されていた。
図14及び図15は電線15の1つの実施例を示す。電線15は、図15に示すように複数撚線17からなる導体を被覆体18内に収納した細長い線体からなる。一般にこの電線15の外面には突出物がない場合もあるが、降雪地域では図14、図15に示されるように電線15の外面に難着雪用ヒレ16が両側に突出形成されている。図15は夫々の断面における電線15全体の横断面構造を示すものである。
図16は診断装置1の劣化度の検出部の1つであるコイル22(23)と電線15との接合状態とこの接合によって発生する渦電流24との関係を示すものである。なお、後記するように電線の劣化度はこの渦電流24の形態に基づいて判断される。コイル22(23)による検出を正確に行うには、図17に示すように電線15とコイル22(23)とが密接する必要がある。しかしながら、難着雪用ヒレ16がある場合、コイル22(23)に難着雪用ヒレ16が接触し、電線15とコイル22(23)との間にギャップが生じ、正確な劣化度の診断ができなくなる問題点があった。なお、撚線17(導体)とコイル22(23)との距離が近いほど検出感度が高く導体とコイルとの相対距離が変化するとリフトオフによりS/N比が悪くなる。従って、難着雪用ヒレ16をコイル22(23)が通過すると導体との距離が開くため、検出感度が低下し、リフトオフが発生、S/Nが悪くなる。
この解決方法の1つとして、図18(a),(b)及び図19(a),(b)に示すような検出装置がある。例えば、図18(a),(b)に示すものは、ブロック25に難着雪用ヒレ16の入り込む凹部27を形成したものであるが、難着雪用ヒレ16を有する電線15は電柱間に架設したときに図14に示すように難着雪用ヒレ16が徐々に傾斜してしまい、難着雪用ヒレ16の位置が一定ではなかった。そのため、劣化検出装置を電線15上で操作するに伴ってコイル22(23)を有するブロック25を難着雪用ヒレ16にそって回動させる必要がある。また、図19(a),(b)のものも合体したブロック28に難着雪用ヒレ16の入り込む凹部29を設けたものであるが、このブロック28も装置の移動に伴って図示のように回動する必要がある。このため、難着雪用ヒレ16と凹部29との間に摩擦力が作用し、円滑な装置移動ができない問題点がある。また、公知技術としては各種のものがあるが、例えば、「特許文献1」が挙げられる。
特公平4−39622号公報(全頁)
特許文献1の特公平4−39622号公報の「自走形錆検出装置」は被検査ケーブル(前記の電線15と同じもの)の発錆を正確に検出するものであり、被検査ケーブルに錆検出コイルを押圧密接しながら被検査ケーブルに沿って自走し、錆検出コイルからの検出信号を地上側で受信し、発錆具合を検出判定するものである。
以上説明した従来技術及び公知技術により電線15等の劣化度や発錆具合を診断検出することができるが、前記のように電線15に難着雪用ヒレ16がある場合にはコイル22と電線15との接触が不十分となる場合が発生し、正確な劣化度の診断ができない問題点がある。また、公知技術の場合も難着雪用ヒレ16があると被検査ケーブルとコイルとの間の接触が不十分となり、正確な検出が出来なくなる問題点がある。
本発明は、以上の問題点を解決すべく発明されたものであり、比較的小型,軽量に形成され、特に難着雪用ヒレがあってもその影響を受けることなく電線のクラック,発錆,断線等の劣化度を確実に診断検出することができる絶縁被覆電線劣化診断方法を提供することを課題とする。
本発明の課題は、構造を簡易にして、一人で操作可能な軽量の絶縁被覆電線劣化診断装置を提供することである。
上記課題を解決するため請求項1に記載の本発明は、絶縁被覆電線上に懸架搭載して該絶縁被覆電線に沿って装置本体を移動させ、それによって電柱間に架設される絶縁被覆電線の断線,クラック,発錆等の劣化度を診断するための絶縁被覆電線劣化診断装置であって、前記絶縁被覆電線上に懸架搭載した装置本体が該絶縁被覆電線に沿って移動案内すべく配置した一対のガイドローラと、この一対のガイドローラ間に配置され、前記絶縁被覆電線が挿入される開口部を具え、前記絶縁被覆電線の劣化度を検出する2個のコイルを前記開口部を挟んで配置したほぼコ字型の一対の検出ブロックであって、前記検出ブロックの前記開口部から前記絶縁被覆電線の出入が可能となるように互いに略直交する向きで前記装置本体内に配置された一対の検出ブロックと、前記検出ブロックのコイルからの検出信号を処理する信号処理部とを有し、前記一対の検出ブロックは前記絶縁被覆電線の挿入方向に対して直交する方向に案内する上下動用ガイドレールと前記上下動用ガイドレールに固定されるピンにより回動可能に前記装置本体に支持されるようにして配置され、それによって前記検出ブロックの前記開口部に挿入された前記絶縁被覆電線に、前記検出ブロックの各コイルの内面のうち少なくとも1つが前記絶縁被覆電線に常に接触するようにしたことを特徴とする絶縁被覆電線劣化診断装置を提供する。
上記課題を解決するため請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の絶縁被覆電線劣化診断装置において、前記絶縁被覆電線の架設される地面側には前記一対の検出ブロックの各コイルによって検出された前記絶縁被覆電線の渦電流の検出信号を処理する信号処理部からの信号を受けて当該信号の波形振幅、位相角から解析し、劣化の判定を行う地上解折表示機が付設されていることを特徴とする。
上記課題を解決するため請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の絶縁被覆電線劣化診断装置において、前記装置本体は、自走可能な駆動部を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、ガイドローラにより案内されている絶縁被覆電線が一対の検出ブロックの開口部が同じ方向に開口しているから開口部内に容易に円滑に電線が挿入され、この検出ブロックが上下動及び回動可能に装置本体に支持されているため、この開口部内に挿入された電線は検出ブロックのコイルの内面に円滑に密接する。これによってコイルから正確な検出信号が信号処理部に送られ劣化度の診断が正確に行われる。なお、開口部の形成により絶縁被覆電線と検出ブロックとの係合脱着が円滑に行われる。
また、本発明によれば、検出ブロック2個を縦横に組み合わせてあるから、絶縁被覆電線の外周面に難着雪用ヒレ部分の突出部分があってもヒレ部分以外の外表面が直接コイル内面の2箇所以上に接触するから確実に検出することができ、更に、信号処理部からの信号が地上解折表示機に送られ遠隔の地上において正確な診断を行うことができる。
また、発明によれば、装置を自走可能構造にすることにより、診断効率を向上させることができる。
また、発明によれば、劣化度の診断基準として一対のブロック側から発せられる信号の波形振幅や位相角を用いて解析することにより、クラック、発錆破断等の状態を正確に診断することができる。
以下、本発明の絶縁被覆電線劣化診断方法及び劣化診断装置の実施例に基づいて図面を参照して詳述する。
図1は本発明の絶縁被覆電線劣化診断装置の主要構成部を示す模式構成図である。図2は図1の主要構成部を模式的に示した正面図である。図3は第1のブロック2及び第2のブロック3の構造を示す。
絶縁被覆電線劣化診断装置1は、操作棒9を軸支する装置本体6と、装置本体6の図1の左右位置に適宜間隔を介して枢支される一対のガイドローラ7,8と、このガイドローラ7,8間に配置されるほぼコ字型の横位置に配置した(図1の手前から奥に)第1のブロック2と縦位置に配置した(コイルを上下にした)第2のブロック3とを有する。この第1のブロック2及び第2のブロック3は装置本体6側に固定される上下動用ガイドレール4,5に嵌合され、上下動方向に案内される。また、上下動用ガイドレール4,5側に固定されるピン10,11により回動可能に装置本体6側に支持される。装置本体6には信号処理部12や無線部13や駆動部14(図4に示す)が配設されている。
前記のように、装置本体6には第1のブロック2及び第2のブロック3が固定され、第1のブロック2及び第2のブロック3には一対のコイル22,22及びコイル23,23が所定間隔をあけて設けられている。コイル22,23は電線15の外周面に接触し、撚線17に渦電流24を発生させる構造からなるが、その詳細内容の説明は省略する。
第1のブロック2は、横位置(図1の手前から奥)に配置して下方に開口部30を形成するように配置し、コ字形状の第1のブロック本体2aと、開口部30を挟んで配置される一対のコイル22,22などとからなり、前記のようにピン10により装置本体6(図略)側に枢支される。また、図略の上下動用ガイドレール4(図1)により上下動可能に装置本体6に支持される。一方、第2のブロック3は開口部31を有するコ字形状の第2のブロック本体3aを縦位置に配置し、このブロック本体3aの開口部31を挟んで配置される一対のコイル23,23などとからなり、前記のようにピン11により装置本体6(図略)側に枢支されると共に図略の上下動用ガイドレール5(図1)により上下動可能に装置本体6に支持される。
なお、第1のブロック本体2aと第2のブロック本体3aとは互いに略直交する向きに配置され開口部30及び開口部31も互いに重なった位置で略直交する方向に配置される。この開口部30及び開口部31は重なった状態で傾斜する一方向に対して共通の開口部32を形成する。このため、電線15はこの開口部32から第1のブロック2及び第2のブロック3側に侵入可能となり、図示のように電線15は開口部32内に侵入した状態でコイル22,22やコイル23,23に当接係合する。
図4は図1に示した絶縁被覆電線劣化診断装置1の構造を解り易く示したものである。なお、コイル22,22及びコイル23,23や信号処理部12には交流電源33が連結される。
図5は第1のブロック2及び第2のブロック3を含む検出部や、検出した信号を処理する信号処理部の構成を示すものである。この検出部は発信器34やパワーアンプ35等を有する交流電源33とこれに連結されるコイル22(コイル23)からなる。また、コイル22(コイル23)に連結する信号処理部12は増幅器36やフィルタ回路37及び同期検波回路38等とからなる。また、図6はガイドローラ7(8)と電線15との係合状態を示すものであり、電線15はガイドローラ7(8)により所定位置にセットされ、絶縁被覆電線劣化診断装置1全体がガイドローラ7(8)により電線15に沿って案内される。
図7及び図8は本発明の絶縁被覆電線劣化診断装置1における作用を示すものである。電線15及び難着雪用ヒレ16が図7の状態で第1のブロック2及び第2のブロック3に嵌合する場合には、第1のブロック2のコイル22,22に電線15の外周面が接触し、難着雪用ヒレ16はコイル22,22には接触しない。また、第2のブロック3に対しても電線15はコイル23,23に接触する。このため、コイル22及びコイル23により電線15の欠陥は円滑に検出され、その検出信号を処理し、地上解折表示機21側に送られる。
一方、図8に示すように電線15及び難着雪用ヒレ16が第1のブロック2及び第2のブロック3と嵌合する場合、難着雪用ヒレ16により電線15の外周面がコイル22やコイル23に接触しない場合が生ずるが、第1のブロック2や第2のブロック3が上下動又は回動することにより、コイル22,22の1つやコイル23,23の1つに電線15の外周面が必ず接触する。なお、図8に示す場合は電線15の外周面がコイル22とコイル23,23の3箇所に接触する。また、少なくともコイル22とコイル23の1つに電線15の外周面は接触する。このため、電線15と絶縁被覆電線劣化診断装置1との嵌合がどのような形態であっても少なくともコイル22とコイル23の1つに電線15の外周が必ず接触することになる。このため、コイル22,23から円滑に信号が検出されることになる。
本発明の劣化診断装置による断線や錆の度合いを検出する方法について説明する。
コイル22やコイル23と電線15が接触した場合、電線15に搭載した装置1を走行させる。この電線15に電流が流れていると周囲に配置したコイル22,22,23,23に高周波の交流電圧を印加すると電線15の軸方向に交流磁束50を発生する。この交流磁束により渦電流24が発生する(図9参照)。
また、図10は電線15に欠陥のない場合の状態を示し、電線15に流れる負荷電流51により発生する磁束52と4個のコイル22、23によって発生する交流磁束50は直行し、該電線15に流れる周波数とコイル22,23に印加される交流電圧の周波数は異なるからコイル22,23は商用電源の影響を受けない。図11は電線15に欠陥39(断線や傷)がある場合を示し、電線15に流れる負荷電流51の流れの変化に伴い交流磁束52の向きも変化するが、この変化がコイル22,23に与える影響をフィルタ回路37によって除去され、同じ商用電源の影響を受けない。この渦電流24の変化から得られたコイル22,23の検出信号を信号処理部12で処理した後に地上解折表示機21に送り、この地上解析表示機12で該信号を解析することにより電線15の欠陥を診断することができる。
図12は地上解折表示機21による解折表示の一例を示すものである。図12(a)は電線15に断線があり、錆が発生していない状態を示す。また、図12(b)は断線のない電線15が発錆している状態を示すものである。
本発明の絶縁被覆電線劣化診断装置は、構造が簡易であるから操作棒9に固着した操作竿9bを把持して第1のブロック2の開口部30と第2のブロック3の開口部31に電線15を挿入し、ガイドローラ7、8を電線15に懸架載置する。次に、操作棒9を押し下げると電線からの脱落防止機構であるロッド9a,9aが電線15の下側に位置することになる。このような状態で電線15に沿って移動させると第1のブロック2の開口部30と第2のブロック3の開口部31内で移動して劣化検出が行われる。難着雪用ヒレ16は電線15の両側に位置しているが、架線に際して難着雪用ヒレ16の位置は少しづつずれているから電線15の表面とコイル2の内面との密接位置は相異する(図7,8参照)。
本発明の絶縁被覆電線劣化診断装置は、電柱間に架設される絶縁被覆電線の欠陥の診断に利用されるが、前記電線に限らず、断線、クラック、発錆の生ずる可能性のある各種類の電線に対しても適用可能でありその利用範囲は広い。特に降雪地域における電線に設けられている難着雪用ヒレがあっても確実に欠陥の検出が可能であるから雪国において利用することが出来る。
本発明の絶縁被覆電線劣化診断装置の全体構成を示す模式的正面図である。 本発明の絶縁被覆電線劣化診断装置の主要部のコイルまわりの構造とコイルと電線との嵌合状態を示す正面図である。 本発明の第1のブロック及び第2のブロックの形状とこれ等と電線との係合状態を示す正面図である。 本発明の絶縁被覆電線劣化診断装置の主要要素の概要構成を示す構成図である。 本発明の絶縁被覆電線劣化診断装置の電線の欠陥の検出部と信号処理部との詳細構成を示すブロック図である。 本発明の絶縁被覆電線劣化診断装置のガイドローラと電線との係合状態を示す側面図である。 本発明の第1及び第2のブロックと電線との係合状態の一例を示す正面図である。 本発明の第1及び第2のブロックと電線との係合状態の他の例を示す正面図である。 本発明のコイルと電線との間に発生する交流磁束と渦電流の状態を示す模式図である。 電線に欠陥がない場合における商用電源による負荷電流と交流磁束との状態を示す模式図である。 電線に欠陥がある場合の商用電源による負荷電流と交流磁束との状態を示す模式図である。 本発明の地上解折表示機における欠陥の表示方法を示す表示画面図である。 電線の架設状態とこの電線の欠陥を診断する絶縁被覆電線劣化診断装置を示す模式図である。 本発明により診断される電線の形状を示す正面図である。 図14のA−A線,B−B線,C−C線における横断面図である。 電線と絶縁被覆電線劣化診断装置のコイルとの係合状態を示す模式図である。 従来のコイルと電線との係合状態を示す正面図である。 従来のコイルと電線との係合状態を示す正面図である。 従来のコイルと電線との係合状態を示す正面図である。
符号の説明
1 絶縁被覆電線劣化診断装置
2 第1のブロック
2a 第1のブロック本体
3 第2のブロック
3a 第2のブロック本体
4 上下動用ガイドレール
5 上下動用ガイドレール
6 装置本体
7 ガイドローラ
8 ガイドローラ
9 操作棒
9a ロッド
9b 操作竿
10 ピン
11 ピン
12 信号処理部
13 無線部
14 駆動部
15 電線
16 難着雪用ヒレ
17 撚線
18 被覆体
19 地面
20 電柱
21 地上解折表示機
22 コイル
23 コイル
24 渦電流
25 ブロック
27 ブロックの凹部
28 ブロック
29 ブロックの凹部
30 開口部
31 開口部
32 開口部
33 交流電源
34 発信器
35 パワーアンプ
36 増幅器
37 フィルタ回路
38 同期検波回路
39 欠陥
50 交流磁束
51 商用電源
52 交流磁束

Claims (3)

  1. 絶縁被覆電線上に懸架搭載して該絶縁被覆電線に沿って装置本体を移動させ、それによって電柱間に架設される絶縁被覆電線の断線,クラック,発錆等の劣化度を診断するための絶縁被覆電線劣化診断装置であって、
    前記絶縁被覆電線上に懸架搭載した装置本体が該絶縁被覆電線に沿って移動案内すべく配置した一対のガイドローラと、
    この一対のガイドローラ間に配置され、前記絶縁被覆電線が挿入される開口部を具え、前記絶縁被覆電線の劣化度を検出する2個のコイルを前記開口部を挟んで配置したほぼコ字型の一対の検出ブロックであって、前記検出ブロックの前記開口部から前記絶縁被覆電線の出入が可能となるように互いに略直交する向きで前記装置本体内に配置された一対の検出ブロックと、
    前記検出ブロックのコイルからの検出信号を処理する信号処理部と、
    を有
    前記一対の検出ブロックは前記絶縁被覆電線の挿入方向に対して直交する方向に案内する上下動用ガイドレールと前記上下動用ガイドレールに固定されるピンにより回動可能に前記装置本体に支持されるようにして配置され、それによって前記検出ブロックの前記開口部に挿入された前記絶縁被覆電線に、前記検出ブロックの各コイルの内面のうち少なくとも1つが前記絶縁被覆電線に常に接触するようにしたことを特徴とする絶縁被覆電線劣化診断装置。
  2. 前記絶縁被覆電線の架設される地面側には前記一対の検出ブロックの各コイルによって検出された前記絶縁被覆電線の渦電流の検出信号を処理する信号処理部からの信号を受けて当該信号の波形振幅、位相角から解析し、劣化の判定を行う地上解折表示機が付設されていることを特徴とする請求項1に記載の絶縁被覆電線劣化診断装置。
  3. 前記装置本体は、自走可能な駆動部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の絶縁被覆電線劣化診断装置。
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