JP7020564B2 - 乗客コンベアの手摺抗張体検査装置 - Google Patents

乗客コンベアの手摺抗張体検査装置 Download PDF

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Description

この発明は、乗客コンベアの手摺抗張体検査装置に関する。
特許文献1は、乗客コンベアの手摺抗張体検査装置を開示する。当該手摺抗張体検査装置によれば、磁界の変動の検出結果に基づいて抗張体のよれを検出し得る。
日本特開2002-80185号公報
しかしながら、特許文献1に記載の手摺抗張体検査装置においては、磁界の変動が小さい。このため、抗張体において素線が切れていることを検出できない。
この発明は、上述の課題を解決するためになされた。この発明の目的は、抗張体において素線が切れていることをより確実に検出することができる乗客コンベアの手摺抗張体検査装置を提供することである。
この発明に係る乗客コンベアの手摺抗張体検査装置は、乗客コンベアの移動手摺の表面側に配置され、前記移動手摺の抗張体において切れた素線を前記移動手摺の長手方向に着磁する着磁器と、前記移動手摺の表面側において前記着磁器と並んで配置され、前記移動手摺が前記着磁器の側から近づくように移動する際に前記着磁器により着磁された素線を前記着磁器による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する磁気センサと、を備え、前記磁気センサは、磁界を検出する検出素子と、前記検出素子の上方において、S極とN極とのうちの一方の端部が上方に向き、S極とN極とのうちの他方の端部が下方に向くように配置された磁石、を備えた。
この発明に係る乗客コンベアの手摺抗張体検査装置は、乗客コンベアの移動手摺の表面側に配置され、前記移動手摺の抗張体において切れた素線を前記移動手摺の長手方向に着磁する着磁器と、前記移動手摺の表面側において前記着磁器と並んで配置され、前記移動手摺が前記着磁器の側から近づくように移動する際に前記着磁器により着磁された素線を前記着磁器による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する磁気センサと、を備え、前記磁気センサは、磁界を検出する検出素子と、前記検出素子の上方に配置され、S極とN極とのうちの一方の端部が上方を向き、S極とN極とのうちの他方の端部が下方を向くように配置された一対の磁石の一方と、前記検出素子の上方において前記移動手摺の長手方向に第1磁石と並んで配置され、S極とN極とのうちの一方の端部が上方を向き、S極とN極とのうちの他方の端部が下方を向くように配置された一対の磁石の他方と、を備えた。
この発明に係る乗客コンベアの手摺抗張体検査装置は、乗客コンベアの移動手摺の表面側に配置され、前記移動手摺の抗張体において切れた素線を前記移動手摺の長手方向に着磁する着磁器と、前記移動手摺の表面側において前記着磁器と並んで配置され、前記移動手摺が前記着磁器の側から近づくように移動する際に前記着磁器により着磁された素線を前記着磁器による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する磁気センサと、を備え、前記磁気センサは、磁界を検出する検出素子と、前記検出素子の上方に配置され、S極とN極とのうちの一方の端部が上方を向き、S極とN極とのうちの他方の端部が下方を向くように配置された一対の磁石の一方と、前記検出素子の上方において前記移動手摺の長手方向に第1磁石と並んで配置され、S極とN極とのうちの他方の端部が上方を向き、S極とN極とのうちの一方の端部が下方を向くように配置された一対の磁石の他方と、を備えた。
この発明に係る乗客コンベアの手摺抗張体検査装置は、乗客コンベアの移動手摺の表面側に配置され、前記移動手摺の抗張体において切れた素線を前記移動手摺の長手方向に着磁する着磁器と、前記移動手摺の表面側において前記着磁器と並んで配置され、前記移動手摺が前記着磁器の側から近づくように移動する際に前記着磁器により着磁された素線を前記着磁器による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する磁気センサと、を備え、前記着磁器は、S極の端部とN極の端部とが前記移動手摺の長手方向に沿って向き合うように配置された磁石、を備えた。
この発明に係る乗客コンベアの手摺抗張体検査装置は、乗客コンベアの移動手摺の表面側に配置され、前記移動手摺の抗張体において切れた素線を前記移動手摺の長手方向に着磁する着磁器と、前記移動手摺の表面側において前記着磁器と並んで配置され、前記移動手摺が前記着磁器の側から近づくように移動する際に前記着磁器により着磁された素線を前記着磁器による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する磁気センサと、を備え、前記着磁器は、S極の端部とN極の端部とが前記移動手摺の側に向くように配置された磁石、を備えた。
この発明に係る乗客コンベアの手摺抗張体検査装置は、乗客コンベアの移動手摺の表面側に並んで配置され、前記移動手摺の抗張体において切れた素線を前記移動手摺の長手方向に着磁する一対の着磁器と、前記移動手摺の表面側において前記一対の着磁器の間に配置され、前記移動手摺が前記一対の着磁器の一方の側から近づくように移動する際に前記一対の着磁器の一方により着磁された素線を前記一対の着磁器の一方による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出し、前記移動手摺が前記一対の着磁器の他方の側から近づくように移動する際に前記一対の着磁器の他方により着磁された素線を前記一対の着磁器の他方による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する磁気センサと、を備え、前記磁気センサは、磁界を検出する検出素子と、前記検出素子の上方において、S極とN極とのうちの一方の端部が上方に向き、S極とN極とのうちの他方の端部が下方に向くように配置された磁石、を備えた。
この発明に係る乗客コンベアの手摺抗張体検査装置は、乗客コンベアの移動手摺の表面側に並んで配置され、前記移動手摺の抗張体において切れた素線を前記移動手摺の長手方向に着磁する一対の着磁器と、前記移動手摺の表面側において前記一対の着磁器の間に配置され、前記移動手摺が前記一対の着磁器の一方の側から近づくように移動する際に前記一対の着磁器の一方により着磁された素線を前記一対の着磁器の一方による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出し、前記移動手摺が前記一対の着磁器の他方の側から近づくように移動する際に前記一対の着磁器の他方により着磁された素線を前記一対の着磁器の他方による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する磁気センサと、を備え、前記磁気センサは、磁界を検出する検出素子と、前記検出素子の上方に配置され、S極とN極とのうちの一方の端部が上方を向き、S極とN極とのうちの他方の端部が下方を向くように配置された一対の磁石の一方と、前記検出素子の上方において前記移動手摺の長手方向に第1磁石と並んで配置され、S極とN極とのうちの一方の端部が上方を向き、S極とN極とのうちの他方の端部が下方を向くように配置された一対の磁石の他方と、を備えた。
この発明に係る乗客コンベアの手摺抗張体検査装置は、乗客コンベアの移動手摺の表面側に並んで配置され、前記移動手摺の抗張体において切れた素線を前記移動手摺の長手方向に着磁する一対の着磁器と、前記移動手摺の表面側において前記一対の着磁器の間に配置され、前記移動手摺が前記一対の着磁器の一方の側から近づくように移動する際に前記一対の着磁器の一方により着磁された素線を前記一対の着磁器の一方による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出し、前記移動手摺が前記一対の着磁器の他方の側から近づくように移動する際に前記一対の着磁器の他方により着磁された素線を前記一対の着磁器の他方による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する磁気センサと、を備え、前記磁気センサは、磁界を検出する検出素子と、前記検出素子の上方に配置され、S極とN極とのうちの一方の端部が上方を向き、S極とN極とのうちの他方の端部が下方を向くように配置された一対の磁石の一方と、前記検出素子の上方において前記移動手摺の長手方向に第1磁石と並んで配置され、S極とN極とのうちの他方の端部が上方を向き、S極とN極とのうちの一方の端部が下方を向くように配置された一対の磁石の他方と、を備えた。
この発明に係る乗客コンベアの手摺抗張体検査装置は、乗客コンベアの移動手摺の表面側に並んで配置され、前記移動手摺の抗張体において切れた素線を前記移動手摺の長手方向に着磁する一対の着磁器と、前記移動手摺の表面側において前記一対の着磁器の間に配置され、前記移動手摺が前記一対の着磁器の一方の側から近づくように移動する際に前記一対の着磁器の一方により着磁された素線を前記一対の着磁器の一方による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出し、前記移動手摺が前記一対の着磁器の他方の側から近づくように移動する際に前記一対の着磁器の他方により着磁された素線を前記一対の着磁器の他方による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する磁気センサと、を備え、前記着磁器は、S極の端部とN極の端部とが前記移動手摺の長手方向に沿って向き合うように配置された磁石、を備えた。
この発明に係る乗客コンベアの手摺抗張体検査装置は、乗客コンベアの移動手摺の表面側に並んで配置され、前記移動手摺の抗張体において切れた素線を前記移動手摺の長手方向に着磁する一対の着磁器と、前記移動手摺の表面側において前記一対の着磁器の間に配置され、前記移動手摺が前記一対の着磁器の一方の側から近づくように移動する際に前記一対の着磁器の一方により着磁された素線を前記一対の着磁器の一方による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出し、前記移動手摺が前記一対の着磁器の他方の側から近づくように移動する際に前記一対の着磁器の他方により着磁された素線を前記一対の着磁器の他方による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する磁気センサと、を備え、前記着磁器は、S極の端部とN極の端部とが前記移動手摺の側に向くように配置された磁石、を備えた。
この発明によれば、磁気センサは、着磁器により着磁された素線を着磁器による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する。このため、抗張体において素線が切れていることをより確実に検出することができる。
実施の形態1における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置の斜視図である。 実施の形態1における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置の縦断面図である。 実施の形態1における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置の縦断面図である。 実施の形態1における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置の縦断面図である。 実施の形態1における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置の縦断面図である。 実施の形態1における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置の縦断面図である。 実施の形態1における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置の縦断面図である。 実施の形態1における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置に用いられる磁気センサの第1変形例の縦断面図である。 実施の形態1における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置に用いられる磁気センサの第2変形例の縦断面図である。 実施の形態2における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置の縦断面図である。 実施の形態2における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置に用いられる着磁器の変形例の縦断面図である。 実施の形態3における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置の縦断面図である。 実施の形態3における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置に用いられる着磁器の変形例の縦断面図である。 実施の形態4における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置の縦断面図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置の斜視図である。図2は実施の形態1における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置の縦断面図である。
図1において、移動手摺1は、乗客コンベアにおいて環状に設けられる。例えば、移動手摺1は、エスカレーターに設けられる。例えば、移動手摺1は、動く歩道に設けられる。移動手摺1は、複数の抗張体2を備える。複数の抗張体2は、移動手摺1の内部において移動手摺1の幅方向に並んで設けられる。複数の抗張体2の各々は、移動手摺1と同様に環状に設けられる。
手摺抗張体検査装置3は、乗客コンベアの保守点検時に作業員により使用される。手摺抗張体検査装置3は、筐体4とローラ5と一対の着磁器6と磁気センサ7と信号処理回路8と内側配線9と内側コネクタ10とを備える。
筐体4は、手摺抗張体検査装置3の外郭をなす。例えば、筐体4の外形は、矩形状に形成される。矩形状の幅は、移動手摺1の幅と同等に設定される。
一対のローラ5の一方は、移動手摺1の長手方向において筐体4の一側の下部に設けられる。一対のローラ5の一方の幅は、移動手摺1の幅と同等に設定される。一対のローラ5の他方は、移動手摺1の長手方向において筐体4の他側の下部に設けられる。一対のローラ5の他方の幅は、移動手摺1の幅と同等に設定される。
一対の着磁器6は、筐体4の内側において移動手摺1の表面側に並んで配置される。一対の着磁器6の一方は、移動手摺1の長手方向において一対のローラ5の一方に隣接する。一対の着磁器6の一方の幅は、移動手摺1の幅と同等に設定される。一対の着磁器6の他方は、移動手摺1の長手方向において一対のローラ5の他方に隣接する。一対の着磁器6の他方の幅は、移動手摺1の幅と同等に設定される。一対の着磁器6の各々は、着磁器側磁石6aを備える。
磁気センサ7は、筐体4の内側において移動手摺1の表面側に設けられる。例えば、磁気センサ7は、漏洩磁束式のセンサである。磁気センサ7は、一対の移動手摺1の間に設けられる。磁気センサ7の幅は、移動手摺1の幅と同等に設定される。磁気センサ7は、検出素子7aと磁気センサ側磁石7bとを備える。
信号処理回路8は、筐体4の内側に設けられる。例えば、信号処理回路8は、磁気センサ7の上方に設けられる。信号処理回路8は、検出素子7aと電気的に接続される。
内側配線9は、筐体4の内側に設けられる。内側配線9の一端部は、検出素子7aの出力部と電気的に接続される。
内側コネクタ10は、筐体4の外側面に設けられる。内側コネクタ10は、内側配線9の他端部と電気的に接続される。
外部装置11は、情報を記憶する機能を備える。外部装置11は、情報を表示する機能を備える。
外側配線12の一端部は、外部装置11の入力部に電気的に接続される。
外側コネクタ13は、外側配線12の他端部と電気的に接続される。外側コネクタ13は、内側コネクタ10に対して機械的かつ電気的に着脱自在に設けられる。
図2に示されるように、一対の着磁器側磁石6aの各々は、C字状に形成される。例えば、一対の着磁器側磁石6aの各々は、永久磁石である。一対の着磁器側磁石6aの各々において、S極は、磁気センサ7に近い側に設けられる。N極は、磁気センサ7から遠い側に設けられる。S極の端部とN極の端部とは、移動手摺1の長手方向に沿って向き合うように配置される。
検出素子7aは、移動手摺1に対向して配置される。例えば、検出素子7aは、AMR、GMR、TMR等の磁気抵抗素子である。例えば、検出素子7aは、磁気インピーダンス素子である。例えば、検出素子7aは、ホール素子である。例えば、検出素子7aは、ピックアップコイルである。
磁気センサ側磁石7bは、検出素子7aの上方に配置される。例えば、一対の磁気センサ側磁石7bは、永久磁石である。磁気センサ側磁石7bにおいて、S極の端部は、上方を向くように配置される。N極の端部は、下方を向くように配置される。
次に、図3から図7を用いて、移動手摺1の抗張体2の検査方法を説明する。
図3から図7は実施の形態1における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置の縦断面図である。
図3において、矢印Aは、抗張体2の磁化の向きを示す。矢印Bは、一対の着磁器側磁石6aが発生させる磁界の向きを示す。矢印Cは、磁気センサ側磁石7bが発生させる磁界の向きを示す。磁気センサ側磁石7bの磁界は、正常な抗張体2に影響しないように調整される。
手摺抗張体検査装置3よりも左側において、抗張体2は、着磁されない。このため、抗張体2の内部において、切れた素線2aを含め、磁化の向きは不均一である。
図4に示されるように、手摺抗張体検査装置3が左側に移動した際、切れた素線2aは、一対の着磁器側磁石6aの一方の磁界により右方向に着磁される。その結果、切れた素線2aの磁化の向きが揃う。
図5に示されるように、手摺抗張体検査装置3がさらに左側に移動した際、切れた素線2aの磁化の向きは、揃った状態を維持する。
図6に示されるように、手摺抗張体検査装置3がさらに左側に移動した際、切れた素線2aは、磁気センサ側磁石7bの磁界により反転する。この際、検出素子7aは、磁界の変動を検出する。
図7に示されるように、手摺抗張体検査装置3がさらに左側に移動した際、切れた素線2aは、磁気センサ側磁石7bの磁界により再び反転する。この際、検出素子7aは、磁界の変動を検出する。
図示されないが、検出素子7aの検出結果の情報は、外部装置11に記憶される。当該情報は、必要に応じて外部装置11に表示される。
なお、手摺抗張体検査装置3が右側に移動した際、切れた素線2aは、一対の着磁器側磁石6aの他方の磁界により左方向に着磁される。その結果、切れた素線2aの磁化の向きが揃う。その後、検出素子7aは、手摺抗張体検査装置3が右側に移動した際と同様に磁界の変動を検出する。
以上で説明した実施の形態1によれば、磁気センサ7は、着磁器6により着磁された素線2aを着磁器6による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する。この際の磁界の変動は大きい。このため、抗張体2において素線2aが切れていることをより確実に検出することができる。
なお、一対の着磁器6のうちの1つだけを設けてもよい。この場合も、手摺抗張体検査装置3の向きと移動方向とを正しく設定すれば、抗張体2において素線2aが切れていることをより確実に検出することができる。
これに対し、実施の形態1のように、一対の着磁器6を設ければ、手摺抗張体検査装置3の向きと移動方向とを気にせずに、抗張体2において素線2aが切れていることをより確実に検出することができる。
なお、装置内の全磁石のN極とS極を入れ替えてもよい。
次に、図8を用いて、磁気センサ7の第1変形例を説明する。
図8は実施の形態1における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置に用いられる磁気センサの第1変形例の縦断面図である。
図8に示されるように、磁気センサ7は、検出素子7aと一対の磁気センサ側磁石7bとを備える。
検出素子7aは、磁界を検出し得るように設けられる。
一対の磁気センサ側磁石7bの一方は、検出素子7aの一側の上方に設けられる。一対の磁気センサ側磁石7bの一方において、S極の端部は、上方を向くように配置される。N極の端部は、下方を向くように配置される。
一対の磁気センサ側磁石7bの他方は、検出素子7aの他側の上方に設けられる。一対の磁気センサ側磁石7bの他方は、移動手摺1の長手方向に一対の磁気センサ側磁石7bの一方と並んで設けられる。一対の磁気センサ側磁石7bの他方において、S極の端部は、上方を向くように配置される。N極の端部は、下方を向くように配置される。
この場合、磁気センサ7の直下において、磁力がより遠方に届きやすくなる。このため、移動手摺1の奥まった箇所にある切れた素線2aに対しても、磁力を加えることができる。その結果、抗張体2において素線2aが切れていることをより確実に検出することができる。
次に、図9を用いて、磁気センサ7の第2変形例を説明する。
図9は実施の形態1における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置に用いられる磁気センサの第2変形例の縦断面図である。
図9に示されるように、磁気センサ7は、検出素子7aと一対の磁気センサ側磁石7bとを備える。
検出素子7aは、磁界を検出し得るように設けられる。
一対の磁気センサ側磁石7bの一方は、検出素子7aの一側から移動手摺1の長手方向に離れた位置において検出素子7aよりも上方に設けられる。磁気センサ側磁石7bにおいて、N極の端部は、上方を向くように配置される。S極の端部は、下方を向くように配置される。
一対の磁気センサ側磁石7bの他方は、検出素子7aの他側から移動手摺1の長手方向に離れた位置において検出素子7aよりも上方に設けられる。一対の磁気センサ側磁石7bの他方は、移動手摺1の長手方向に一対の磁気センサ側磁石7bの一方と並んで設けられる。磁気センサ側磁石7bにおいて、S極の端部は、上方を向くように配置される。N極の端部は、下方を向くように配置される。
この場合、磁気センサ7の直下において、磁力がより遠方に届きやすくなる。このため、移動手摺1の奥まった箇所にある切れた素線2aに対しても、磁力を加えることができる。その結果、抗張体2において素線2aが切れていることをより確実に検出することができる。
実施の形態2.
図10は実施の形態2における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置の縦断面図である。なお、実施の形態1の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
実施の形態2において、一対の着磁器側磁石6aの各々は、U字状に形成される。一対の着磁器側磁石6aの各々において、S極は、磁気センサ7に近い側に設けられる。N極は、磁気センサ7から遠い側に設けられる。S極の端部とN極の端部とは、移動手摺1の側に向くように配置される。
以上で説明した実施の形態2によれば、一対の着磁器側磁石6aの各々において、S極の端部とN極の端部とは、移動手摺1の側に向くように配置される。このため、一対の着磁器側磁石6aの各々を容易に製造することができる。
ただし、一対の着磁器側磁石6aの各々において、外側へ向かう外側磁界が増加する。このため、抗張体2と素線2aとの保磁力が外側磁界よりも大きい場合に実施の形態2の手摺抗張体検査装置3を適用することができる。
次に、図11を用いて、着磁器6の変形例を説明する。
図11は実施の形態2における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置に用いられる着磁器の変形例の縦断面図である。
図11の着磁器6において、着磁器側磁石6aは、一対の着磁器側磁石部14aとヨーク部14bとを備える。
一対の着磁器側磁石部14aの一方は、矩形状に形成される。一対の着磁器側磁石部14aの一方において、S極の端部は、上方を向くように配置される。N極の端部は、下方を向くように配置される。
一対の着磁器側磁石部14aの他方は、矩形状に形成される。一対の着磁器側磁石部14aの他方において、S極の端部は、下方を向くように配置される。N極の端部は、上方を向くように配置される。
ヨーク部14bは、軟磁性体である。ヨーク部14bは、矩形状に形成される。ヨーク部14bは、一対の着磁器側磁石部14aの上方に配置される。ヨーク部14bの一側は、一対の着磁器側磁石部14aの一方のS極に連結される。ヨーク部14bの他側は、一対の着磁器側磁石部14aの他方のN極に連結される。
この場合、一対の矩形状の着磁器側磁石部14aと矩形状のヨーク部14bとにより、一対の着磁器側磁石6aの各々が製造される。このため、一対の着磁器側磁石6aの各々をより容易に製造することができる。
実施の形態3.
図12は実施の形態3における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置の縦断面図である。なお、実施の形態1の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
実施の形態3において、一対の着磁器側磁石6aの各々は、矩形状に形成される。一対の着磁器側磁石6aの各々において、S極の端部は、上方を向くように配置される。N極の端部は、下方を向くように配置される。
以上で説明した実施の形態3によれば、一対の着磁器側磁石6aの各々は、矩形状に形成される。このため、一対の着磁器側磁石6aの各々をより容易に製造することができる。
ただし、一対の着磁器側磁石6aの各々の磁界が閉回路になっていない。このため、一対の着磁器側磁石6aの各々の周囲に外乱となる磁性体がない場合に実施の形態3の手摺抗張体検査装置3を適用することができる。
次に、図13を用いて、着磁器6の変形例を説明する。
図13は実施の形態3における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置に用いられる着磁器の変形例の縦断面図である。
図13に示されるように、一対の着磁器6の各々において、一対の着磁器側磁石6aの各々は、矩形状に形成される。一対の着磁器側磁石6aの各々において、S極の端部は、移動手摺1の長手方向において磁気センサ7の側を向くように配置される。N極の端部は、移動手摺1の長手方向において磁気センサ7の側とは反対側を向くように配置される。
この場合も、一対の着磁器側磁石6aの各々は、矩形状に形成される。このため、一対の着磁器側磁石6aの各々をより容易に製造することができる。
実施の形態4.
図14は実施の形態4における乗客コンベアの手摺抗張体検査装置の縦断面図である。なお、実施の形態1の部分と同一又は相当部分には同一符号が付される。当該部分の説明は省略される。
実施の形態4の手摺抗張体検査装置3において、着磁器6は、着磁器側磁石6aのS極の端部とN極の端部とが移動手摺1に向くように配置される。磁気センサ7は、着磁器6のS極とN極との間に配置される。
以上で説明した実施の形態4によれば、着磁器6は、1つだけでよい。このため、簡単な構成で、抗張体2において素線2aが切れていることをより確実に検出することができる。
また、着磁器6の磁力が抗張体2に印加される時間が実施の形態1から実施の形態3よりも長い。このため、保磁力が小さい抗張体2に対しても磁化の向きを一定にすることができる。
なお、実施の形態1から実施の形態4において、複数の抗張体2のそれぞれに対向するように複数の検出素子7aを設けてもよい。この場合、複数の抗張体2のうちのいずれの抗張体2において素線2aが切れているのかを判別することができる。
また、実施の形態1から実施の形態4において、手摺抗張体検査装置3を固定し、移動手摺1を移動させてもよい。この場合も、抗張体2において素線2aが切れていることをより確実に検出することができる。
また、実施の形態1から実施の形態4において、乗客コンベアの上部または下部において、移動手摺1の湾曲部を検査してもよい。この場合、移動手摺1のがたつきが抑えられた状態で容易に検査を行うことができる。
また、実施の形態1から実施の形態4において、鉄、電磁鋼板、パーマロイ等の軟磁性体と磁石とで一対の着磁器6の各々とを構成してもよい。
また、実施の形態1から実施の形態4において、電磁石で一対の着磁器6の各々を構成してもよい。
また、実施の形態1から実施の形態4の一対の着磁器側磁石6aと磁気センサ側磁石7bとにおいて、S極とN極とを反転させてもよい。
また、実施の形態1から実施の形態4の手摺抗張体検査装置3を乗客コンベアの内部に設置してもよい。この場合、作業員による作業を不要とすることができる。
以上のように、この発明に係る乗客コンベアの手摺抗張体検査装置は、乗客コンベアに利用できる。
1 移動手摺、 2 抗張体、 2a 素線、 3 手摺抗張体検査装置、 4 筐体、 5 ローラ、 6 着磁器、 6a 着磁器側磁石、 7 磁気センサ、 7a 検出素子、 7b 磁気センサ側磁石、 8 信号処理回路、 9 内側配線、 10 内側コネクタ、 11 外部装置、 12 外側配線、 13 外側コネクタ、 14a 着磁器側磁石部、 14b ヨーク部

Claims (10)

  1. 乗客コンベアの移動手摺の表面側に配置され、前記移動手摺の抗張体において切れた素線を前記移動手摺の長手方向に着磁する着磁器と、
    前記移動手摺の表面側において前記着磁器と並んで配置され、前記移動手摺が前記着磁器の側から近づくように移動する際に前記着磁器により着磁された素線を前記着磁器による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する磁気センサと、
    を備え
    前記磁気センサは、
    磁界を検出する検出素子と、
    前記検出素子の上方において、S極とN極とのうちの一方の端部が上方に向き、S極とN極とのうちの他方の端部が下方に向くように配置された磁石、
    を備え乗客コンベアの手摺抗張体検査装置。
  2. 乗客コンベアの移動手摺の表面側に配置され、前記移動手摺の抗張体において切れた素線を前記移動手摺の長手方向に着磁する着磁器と、
    前記移動手摺の表面側において前記着磁器と並んで配置され、前記移動手摺が前記着磁器の側から近づくように移動する際に前記着磁器により着磁された素線を前記着磁器による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する磁気センサと、
    を備え、
    前記磁気センサは、
    磁界を検出する検出素子と、
    前記検出素子の上方に配置され、S極とN極とのうちの一方の端部が上方を向き、S極とN極とのうちの他方の端部が下方を向くように配置された一対の磁石の一方と、
    前記検出素子の上方において前記移動手摺の長手方向に第1磁石と並んで配置され、S極とN極とのうちの一方の端部が上方を向き、S極とN極とのうちの他方の端部が下方を向くように配置された一対の磁石の他方と、
    を備えた乗客コンベアの手摺抗張体検査装置。
  3. 乗客コンベアの移動手摺の表面側に配置され、前記移動手摺の抗張体において切れた素線を前記移動手摺の長手方向に着磁する着磁器と、
    前記移動手摺の表面側において前記着磁器と並んで配置され、前記移動手摺が前記着磁器の側から近づくように移動する際に前記着磁器により着磁された素線を前記着磁器による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する磁気センサと、
    を備え、
    前記磁気センサは、
    磁界を検出する検出素子と、
    前記検出素子の上方に配置され、S極とN極とのうちの一方の端部が上方を向き、S極とN極とのうちの他方の端部が下方を向くように配置された一対の磁石の一方と、
    前記検出素子の上方において前記移動手摺の長手方向に第1磁石と並んで配置され、S極とN極とのうちの他方の端部が上方を向き、S極とN極とのうちの一方の端部が下方を向くように配置された一対の磁石の他方と、
    を備えた乗客コンベアの手摺抗張体検査装置。
  4. 乗客コンベアの移動手摺の表面側に配置され、前記移動手摺の抗張体において切れた素線を前記移動手摺の長手方向に着磁する着磁器と、
    前記移動手摺の表面側において前記着磁器と並んで配置され、前記移動手摺が前記着磁器の側から近づくように移動する際に前記着磁器により着磁された素線を前記着磁器による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する磁気センサと、
    を備え、
    前記着磁器は、
    S極の端部とN極の端部とが前記移動手摺の長手方向に沿って向き合うように配置された磁石、
    を備えた乗客コンベアの手摺抗張体検査装置。
  5. 乗客コンベアの移動手摺の表面側に配置され、前記移動手摺の抗張体において切れた素線を前記移動手摺の長手方向に着磁する着磁器と、
    前記移動手摺の表面側において前記着磁器と並んで配置され、前記移動手摺が前記着磁器の側から近づくように移動する際に前記着磁器により着磁された素線を前記着磁器による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する磁気センサと、
    を備え、
    前記着磁器は、
    S極の端部とN極の端部とが前記移動手摺の側に向くように配置された磁石、
    を備えた乗客コンベアの手摺抗張体検査装置。
  6. 乗客コンベアの移動手摺の表面側に並んで配置され、前記移動手摺の抗張体において切れた素線を前記移動手摺の長手方向に着磁する一対の着磁器と、
    前記移動手摺の表面側において前記一対の着磁器の間に配置され、前記移動手摺が前記一対の着磁器の一方の側から近づくように移動する際に前記一対の着磁器の一方により着磁された素線を前記一対の着磁器の一方による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出し、前記移動手摺が前記一対の着磁器の他方の側から近づくように移動する際に前記一対の着磁器の他方により着磁された素線を前記一対の着磁器の他方による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する磁気センサと、
    を備え
    前記磁気センサは、
    磁界を検出する検出素子と、
    前記検出素子の上方において、S極とN極とのうちの一方の端部が上方に向き、S極とN極とのうちの他方の端部が下方に向くように配置された磁石、
    を備え乗客コンベアの手摺抗張体検査装置。
  7. 乗客コンベアの移動手摺の表面側に並んで配置され、前記移動手摺の抗張体において切れた素線を前記移動手摺の長手方向に着磁する一対の着磁器と、
    前記移動手摺の表面側において前記一対の着磁器の間に配置され、前記移動手摺が前記一対の着磁器の一方の側から近づくように移動する際に前記一対の着磁器の一方により着磁された素線を前記一対の着磁器の一方による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出し、前記移動手摺が前記一対の着磁器の他方の側から近づくように移動する際に前記一対の着磁器の他方により着磁された素線を前記一対の着磁器の他方による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する磁気センサと、
    を備え、
    前記磁気センサは、
    磁界を検出する検出素子と、
    前記検出素子の上方に配置され、S極とN極とのうちの一方の端部が上方を向き、S極とN極とのうちの他方の端部が下方を向くように配置された一対の磁石の一方と、
    前記検出素子の上方において前記移動手摺の長手方向に第1磁石と並んで配置され、S極とN極とのうちの一方の端部が上方を向き、S極とN極とのうちの他方の端部が下方を向くように配置された一対の磁石の他方と、
    を備えた乗客コンベアの手摺抗張体検査装置。
  8. 乗客コンベアの移動手摺の表面側に並んで配置され、前記移動手摺の抗張体において切れた素線を前記移動手摺の長手方向に着磁する一対の着磁器と、
    前記移動手摺の表面側において前記一対の着磁器の間に配置され、前記移動手摺が前記一対の着磁器の一方の側から近づくように移動する際に前記一対の着磁器の一方により着磁された素線を前記一対の着磁器の一方による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出し、前記移動手摺が前記一対の着磁器の他方の側から近づくように移動する際に前記一対の着磁器の他方により着磁された素線を前記一対の着磁器の他方による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する磁気センサと、
    を備え、
    前記磁気センサは、
    磁界を検出する検出素子と、
    前記検出素子の上方に配置され、S極とN極とのうちの一方の端部が上方を向き、S極とN極とのうちの他方の端部が下方を向くように配置された一対の磁石の一方と、
    前記検出素子の上方において前記移動手摺の長手方向に第1磁石と並んで配置され、S極とN極とのうちの他方の端部が上方を向き、S極とN極とのうちの一方の端部が下方を向くように配置された一対の磁石の他方と、
    を備えた乗客コンベアの手摺抗張体検査装置。
  9. 乗客コンベアの移動手摺の表面側に並んで配置され、前記移動手摺の抗張体において切れた素線を前記移動手摺の長手方向に着磁する一対の着磁器と、
    前記移動手摺の表面側において前記一対の着磁器の間に配置され、前記移動手摺が前記一対の着磁器の一方の側から近づくように移動する際に前記一対の着磁器の一方により着磁された素線を前記一対の着磁器の一方による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出し、前記移動手摺が前記一対の着磁器の他方の側から近づくように移動する際に前記一対の着磁器の他方により着磁された素線を前記一対の着磁器の他方による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する磁気センサと、
    を備え、
    前記着磁器は、
    S極の端部とN極の端部とが前記移動手摺の長手方向に沿って向き合うように配置された磁石、
    を備えた乗客コンベアの手摺抗張体検査装置。
  10. 乗客コンベアの移動手摺の表面側に並んで配置され、前記移動手摺の抗張体において切れた素線を前記移動手摺の長手方向に着磁する一対の着磁器と、
    前記移動手摺の表面側において前記一対の着磁器の間に配置され、前記移動手摺が前記一対の着磁器の一方の側から近づくように移動する際に前記一対の着磁器の一方により着磁された素線を前記一対の着磁器の一方による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出し、前記移動手摺が前記一対の着磁器の他方の側から近づくように移動する際に前記一対の着磁器の他方により着磁された素線を前記一対の着磁器の他方による着磁の方向とは反対方向に着磁し、磁界の変動を検出する磁気センサと、
    を備え、
    前記着磁器は、
    S極の端部とN極の端部とが前記移動手摺の側に向くように配置された磁石、
    を備えた乗客コンベアの手摺抗張体検査装置。
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