JP5799882B2 - 磁気センサ装置 - Google Patents

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この発明は、紙幣等の紙葉状媒体上に形成された微小磁性パターンを検出する磁気センサ装置に関する。
磁気センサ装置は、磁界強度に対して抵抗値が変化する特性を有している磁気抵抗効果素子を複数使用したセンサ装置である。紙幣等の紙葉状媒体に含まれる磁性パターンを多チャンネル同時に検出するライン型の磁気センサ装置においては、この磁性パターンの磁化量が微小であるため、感度良く磁性パターンを検出するためには、半導体磁気抵抗効果素子よりも感度の高い異方性磁気抵抗効果素子を使用し、複数の異方性磁気抵抗効果素子がすべて磁気飽和せず感度が高くなる磁界強度環境下に設けた上で、紙幣など紙葉状媒体は強磁界環境を通過させる必要がある。
しかしながら、異方性磁気抵抗効果素子を使用した磁気センサ装置においては、異方性磁気抵抗効果素子が10mT程度の磁界強度で飽和するため、複数の異方性磁気抵抗効果素子を飽和せず感度が高くなる磁界強度環境下に配置することが難しいという問題があった。
このような問題を解決するため、特開2008−145379号公報(特許文献1参照)には、永久磁石による検出用磁界が同時に付与する強磁性体薄膜磁気抵抗素子(異方性磁気抵抗効果素子)の感磁方向のバイアス磁界強度が飽和磁界以下の磁束量となるように永久磁石の位置を調整して配置した磁気センサが開示されている。
特開2008−145379号公報
しかしながら、特許文献1に記載の磁気センサでは、具体的な強磁性体薄膜磁気抵抗素子の感磁方向のバイアス磁界強度が飽和磁界以下の磁束量となるような永久磁石の配置方法が開示されていない。また、多チャンネルで出力するためには複数の強磁性体薄膜磁気抵抗素子に印加される感磁方向のバイアス磁界強度を均一とする必要があるがその方法が開示されていない。
また、非接触方式の磁気センサにおいて被検知物の検出感度を向上させるには、バイアス磁石の磁力を高め、異方性磁気抵抗効果素子に適切なバイアス磁界を印加しつつ、被検知物が搬送される搬送路の磁界強度を高める必要があるが、被検知物は異方性磁気抵抗効果素子よりもバイアス磁石の遠方を通過するため、被検知物による磁界強度の変化は小さく個々の異方性磁気抵抗効果素子の出力信号が小さくなるという課題がある。
この発明は上述のような課題を解決するためになされたものであり、磁性パターンを有する被検知物を磁気抵抗効果素子から微小距離離間させた非接触状態で、多チャンネルで安定して感度良く、被検知物の磁性パターンを検出する磁気センサ装置を得るものである。
この発明における磁気センサ装置は、被検知物の一方の面に面し、前記被検知物の搬送方向に沿って交互に異なる磁極を有する磁石と、
前記被検知物の他方の面に面し、前記搬送方向に沿って前記磁石と対向して配置され、前記搬送方向の長さが前記磁石の前記搬送方向の長さより長く、前記磁石との間で形成され前記被検知物に交差する交差磁界を生成する磁性体と、
この磁性体の前記被検知物に面した表面上に、前記搬送方向と直交する方向に複数個アレイ状に固定され、出力端子を有し、前記交差磁界内を搬送される前記被検知物の磁気成分による前記磁界の前記搬送方向成分の変化を抵抗値の変化として出力する前記搬送方向に感磁作用を有する磁気抵抗効果素子とを備え、
前記磁気抵抗効果素子は、前記磁石の前記搬送方向の中心から、前記搬送方向のいずれかの側に偏って、前記交差磁界の前記搬送方向の成分の大きさが零点を除く前記磁気抵抗効果素子自身の前記搬送方向の飽和磁界強度以下である位置に配置されているものである。
また、この発明における磁気センサ装置は、被検知物の一方の面に面し、前記被検知物の搬送方向に沿って所定の長さの磁極を有する磁石と、
前記被検知物の他方の面に面し、前記搬送方向に沿って前記磁石と対向して配置され、前記搬送方向の長さが前記磁石の前記搬送方向の長さより長く、前記磁石との間で形成され前記被検知物に交差する交差磁界を生成する磁性体と、
この磁性体の前記被検知物に面した表面上に、前記搬送方向と直交する方向に複数個アレイ状に固定され、出力端子を有し、前記交差磁界内を搬送される前記被検知物の磁気成分による前記磁界の前記搬送方向成分の変化を抵抗値の変化として出力する前記搬送方向に感磁作用を有する磁気抵抗効果素子とを備え、
前記磁気抵抗効果素子は、前記磁石の前記搬送方向の中心から、前記搬送方向のいずれかの側に偏って、前記交差磁界の前記搬送方向の成分の大きさが零点を除く前記磁気抵抗効果素子自身の前記搬送方向の飽和磁界強度以下である位置に配置されているものである。

この発明によれば、複数の異方性磁気抵抗効果素子に印加される感磁方向のバイアス磁界強度のばらつきが小さくなり、複数のチャンネルに亘って安定的に感度良く被検知物の磁性パターンが検出される。
この発明の実施の形態1における磁気センサ装置の被検出体の搬送方向から見た断面図である。 この発明の実施の形態1における磁気センサ装置の被検出体の挿排出方向から見た断面図である。 図1における磁性体キャリアへの基板とAMR素子の実装状態を示す拡大図である。 図1における中空部から基板側を見たAMR素子の実装状態を示す上面図である。 この発明の実施の形態1におけるライン型の磁気センサ装置のAMR素子と外部回路との接続状態を示す接続図である。 図1に示すライン型の磁気センサ装置における磁石とヨークと磁性体キャリアから生成される磁界分布を示す図である。 この発明の実施の形態1における磁気センサの検出原理を説明する磁力線ベクトル図である。 この発明の実施の形態1における磁気センサの検出原理を説明するために計算を行った形態を示す図である 図8における搬送方向(X軸方向)の磁界の搬送方向(X軸方向)における強度変化を示す図である。 図8における間隔方向(Z軸方向)の磁界の搬送方向(X軸方向)における強度変化を示す図である。 AMR素子の印加磁界と抵抗変化率を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるミアンダ形状の抵抗パターンを有するAMR素子の上面図である。 図4における磁気抵抗パターンの構成方法をT字構成に変更した場合の実装状態を示す上面図である。 図13におけるミアンダ形状の抵抗パターンを有するAMR素子の上面図である。 この発明の実施の形態2における磁気センサ装置の被検出体の搬送方向から見た断面図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1におけるライン型の磁気センサ装置の被検出体(被検知物)の搬送方向から見た断面図である。図2は、この発明の実施の形態1における磁気センサ装置の被検出体の挿排出方向から見た断面図である。図1及び図2において、筐体1は内部に中空部2を有し、筐体1の一方の側面(側壁)に読取り幅(被検出体の搬送方向と直交する方向)に亘って第1のスリット部3を備え、他方の側面(側壁)に第1のスリット部3に平行に第2のスリット部4を備え、中空部2を介して第1のスリット部3と第2のスリット部4とが接続されており、例えば、被検出体である磁性パターンを含んだ紙幣5は第1のスリット部3から挿入され、中空部2を搬送経路として搬送され、第2のスリット部4から排出される。
中空部2における搬送方向の一方の面に搬送方向の両側面に磁界均一性を向上するための一対の磁石用ヨーク7が配置された搬送方向に沿ってS極N極を有する磁石6が筐体1に紙幣5から離間して設置され、対向する他方の面に磁性体キャリア8が筐体1に紙幣5から離間して設置されている。
磁性体キャリア8の搬送路側表面に、紙幣5から離間して、ガラスエポキシ等の樹脂で形成された基板9が設けられ、また磁性体キャリア8に異方性磁気抵抗効果素子(AMR素子)10が載置されて実装されている。このAMR素子10はシリコンやガラス等の基板表面に抵抗体を備え、この抵抗体に流れる電流の方向に直交する磁界の変化に対応して抵抗値が変化する特性を有している。尚、磁性体キャリア8は鉄などの軟磁性体である。
図3は、図1における磁性体キャリア8への基板9とAMR素子10の実装状態を示す拡大図である。図4は、図1における中空部2から基板9側を見たAMR素子10の実装状態を示す上面図である。図3及び図4において、基板9は、磁性体キャリア8に固定されている。この基板9は、穴部9aを有しており、回路規模が大きい場合は、多層基板で構成されることもある。
AMR素子10は、基板9に包囲されるように9aに露出している磁性体キャリア8の表面に接着材で固定されている。AMR素子10の電極101a〜101cは、基板9に設けられた電極111a〜111cとそれぞれ金属ワイヤ12で接続され、電極111a〜111cは伝送線路11を通して基板9の外部の裏面に設けられた外部パッド112a〜112cと接続されている。外部パッド112a〜112cには、増幅回路、信号処理回路、バイアス電圧等の外部回路が接続される。尚、基板の穴部9aはAMR素子10や金属ワイヤ12を保護するために樹脂等で封止されることもある。
図4において、AMR素子10の抵抗体パターン102aと102bは矩形形状の長辺が読取り幅方向(Y軸方向)に延在するように平行に配置され、隣接する抵抗体パターン102aと102bとは直列接続され、この直列接続部がAMR素子10の電極101bに、抵抗体パターン102aの他方が電極101aに、抵抗体パターン102bの他方が電極101cに接続されている。
図5は、この発明の実施の形態1におけるライン型の磁気センサ装置のAMR素子10と外部回路との接続状態を示す接続図である。図4及び図5において、電極101aは金属ワイヤ12(電気接続手段)にて電極111aに接続され、外部パッド112aを経由して直流電源電圧Vccに接続されている。電極101bは金属ワイヤ12にて電極111bに接続され、外部パッド112bを経由して信号を処理する処理回路15に接続されている。電極101cは金属ワイヤ12にて電極111cに接続され、外部パッド112cを経由して直流接地(GND)されている。
図6は、図1に示すライン型の磁気センサ装置における磁石6と磁石用ヨーク7と磁性体キャリア8から生成される磁界分布を示す図である。なお、図6では図1の構成要素から磁界分布を説明するために必要な構成要素を記載し他は省略している。
図6に示すように、磁力線は磁性体の磁極面に対して垂直(Bz方向)に入射するという特性から磁性体キャリア8の表面付近ではX軸方向の磁界(Bx)が非常に小さく間隔方向(Z軸方向)の磁界(Bz)が主成分となる。AMR素子10はこのBxが非常に小さく間隔方向(Z軸方向)の磁界(Bz)が強磁界強度である磁性体キャリア8の表面に設けられ、紙幣5は間隔方向の磁界(Bz)が強磁界強度である位置を間隔方向の磁界を交差するように通過する。
図6において、磁力線17は異方性磁気抵抗効果素子(AMR素子)10の抵抗体パターン102a、102bが配置されている付近では、搬送経路に交差する交差磁界である磁石6のN極から磁性体キャリア8へと向かう成分が主成分となっているが、図7(a)に示すように、間隔方向(Z軸方向)から少しだけ搬送方向(X軸方向)に傾いているため、この磁界の搬送方向(X軸方向)成分がAMR素子10のバイアス磁界として作用している。
被検知物(紙幣)5が近づいてくると、図7(b)に示すように、磁力線17が被検知物(紙幣)5側に傾くため搬送方向(X軸方向)の磁界(Bx)が小さくなり、被検知物(紙幣)5が離れていくと、図7(c)に示すように、磁力線17が被検知物(紙幣)5側に傾くため搬送方向(X軸方向)の磁界(Bx)が大きくなることにより、X方向成分を感磁する異方性磁気抵抗効果素子(AMR素子)10の抵抗値が変化し、被検知物(紙幣)5を検知することができる。
図8は、この発明の実施の形態1における磁気センサの検出原理を説明するために計算を行った形態を示す図である。なお、図8では図1の構成要素から磁界分布を説明するために必要な構成要素を記載し他は省略している。
図9は図8において、磁石6の材質をネオジム焼結磁石とし、X軸方向の磁界強度(Bx)の紙幣5の搬送方向(X軸方向)における強度変化を計算した結果であり、パラメータとして対向する磁石6と磁性体キャリア8との間隔方向(Z軸方向)をZ=0mm〜0.6mmまで変化させている。なお、X軸方向の原点は磁石6の中心とし、Z軸方向の原点は磁性体キャリア8の表面としている。
図10は、図8におけるZ軸方向の磁界強度(Bz)の紙幣5の搬送方向(X軸方向)における強度変化を計算した結果であり、パラメータとして対向する磁石6と磁性体キャリア8との間隔方向(Z軸方向)をZ=0mm〜2mmまで変化させている。なお、X軸方向の原点は磁石6の中心とし、Z軸方向の原点は磁性体キャリア8の表面としている。
AMR素子10として図11に示す飽和磁界強度が10mTのAMR素子を用いる場合、Bx=−2〜−6mT(バイアス磁界範囲A)あたりと+2〜6mT(バイアス磁界範囲B)あたりで適切な感度が得られるため、各AMR素子10の抵抗体パターン102a、102bに印加されるBxが上記バイアス磁界範囲Aもしくはバイアス磁界範囲Bに収まるようにAMR素子10を精度良く配置する必要がある。
図9によると、例えばAMR素子10の厚みが0.3mm(Z=0.3mm)の場合、抵抗体パターン102a、102bに印加されるBxをバイアス磁界範囲Aに収めるためには、AMR素子10をX=3.7mm〜4.8mmの位置に配置すればよく、Δ1mm以上の非常に緩い組付け位置精度でAMR素子をバイアス磁界範囲に収めることが可能であり、特にラインセンサにおいて、それぞれのAMR素子10の感磁方向のバイアス磁界強度のばらつきが小さくなり、チャネル間ばらつきの抑制に非常に有効となる。なお、本効果により、AMR素子10ばかりでなく、磁石6と磁性体キャリア8の組付け精度も緩和可能である。
また、紙幣5が抵抗体パターン102a、102bに掛かったときの磁界変化は、紙幣5の周辺の磁界(紙幣5に印加される磁界)に比例し、その磁界変化をAMR素子10で検出するため、高出力化のためには紙幣5により大きな磁界をかける必要があるが、この発明の実施の形態1では、図10より紙幣5に印加される磁界はBz=約180mTとなり、AMR素子10と紙幣5が離間していても感度良く紙幣5の磁性パターンが検出される。
本構成によれば高出力化のため磁石6の磁界強度を大きくしても、AMR素子10の抵抗パターン102a、102bに印加されるBxは小さいため、組付け精度を大きく悪化させることなく、ライン型の磁気センサ装置において安定した出力を得ることができる。
また、AMR素子10の厚みを薄くしていくと、抵抗パターン102a、102bに印加されるBxが小さくなっていくため、より感度の高い(図11でより傾きが急峻な)AMR素子10も安定して使用可能となり、出力を上げるためにAMR素子10の感度を上げることが可能となる。
同様に、バイアス磁界範囲Bを使用する場合、図9において、例えばAMR素子10の厚みが0.3mm(Z=0.3mm)の場合、AMR素子10をx=6.2mm〜9.8mmの位置に配置すればよく、図10より紙幣5に印加される磁界はBz=約130mT〜170mTとなり、バイアス磁界範囲Aに対して、AMR素子10と紙幣5が離間している場合の出力が多少下がるが、Δ3mm以上の非常に緩い組付け位置精度で感度良く紙幣5の磁性パターンを検出することが可能である。
このように、紙幣には間隔方向(Z軸方向)の強磁界が印加されるため、AMR素子と紙幣が離間していても、感度良く紙幣の磁性パターンが検出される。また、AMR素子10の抵抗パターン102a、102bに印加する搬送方向(X軸方向)のバイアス磁界強度は、X軸方向位置での変化が小さいため組付け精度が向上する。さらにAMR素子10の厚みを薄くすることで、出力を向上させるために磁石6の磁界の強さを大きくしたり、AMR素子10の感度を上げても多チャンネルにて安定した出力が得られる。さらに、磁石6と磁性体キャリア8を対向配置としているため、安定した磁路が形成され、外部の磁性体の影響を受けにくく、安定して被検知物5の磁性パターンが検出される。
AMR素子10の抵抗体パターン102a、102bは矩形形状としたが、図12に示すように長辺が読取り幅方向(Y軸方向)に延在するように配置したミアンダ形状としても良い。この場合、抵抗体パターン102a、102bの抵抗値が矩形形状のものより増加し高抵抗値となるので、AMR素子10の磁界変化の検出感度が向上し、磁気センサ装置の検出感度が増加する。
AMR素子10の抵抗体パターン102a、102bの配置は図13のように垂直配置でも良い。また、この配置の場合でも図14のようにミアンダ形状としてもよい。
また、搬送方向の両側面に磁界均一性を向上するために一対の磁石用ヨーク7が配置された磁石6としたが、磁石用ヨーク7がなくても良い。
また、磁石6の磁極は被検知物5の搬送方向に沿って順にS極N極として配置したが、N極S極として配置しても良い。
なお、本実施の形態1では、磁気抵抗効果素子10は、AMR素子を用いたが、巨大磁気抵抗効果(GMR)素子やトンネル磁気抵抗効果(TMR)素子を用いても良い。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2について、図15を用いて説明する。この発明の実施の形態1(図1)では、磁石6は、被検知物5の搬送方向に沿ってS極N極を有するように配置されていたが、この発明の実施の形態2では、搬送方向に沿って一方の磁極(図15においてはN極)を配置している。図15において、図1と同一の構成要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
図15においても、磁石6と磁性体キャリアとの間にZ方向の磁界が形成されるため、この発明の実施の形態1と同様の作用効果が得られる。
1 筐体
2 中空部
3 第1のスリット部
4 第2のスリット部
5 被検知物(紙幣)
6 磁石
7 ヨーク
8 磁性体キャリア
9 基板
9a 基板の穴部
10 異方性磁気抵抗効果素子(AMR素子)
101a〜101c AMR素子の電極
102a〜102c 抵抗体パターン
11 伝送線路
111a〜111c 伝送線路の電極
112a〜112c 伝送線路の外部パッド
12 金属ワイヤ(電気接続手段)
15 処理回路
17 磁力線
31 電気シールド板
71 ケーブル

Claims (6)

  1. 被検知物の一方の面に面し、前記被検知物の搬送方向に沿って交互に異なる磁極を有する磁石と、
    前記被検知物の他方の面に面し、前記搬送方向に沿って前記磁石と対向して配置され、前記搬送方向の長さが前記磁石の前記搬送方向の長さより長く、前記磁石との間で形成され前記被検知物に交差する交差磁界を生成する磁性体と、
    この磁性体の前記被検知物に面した表面上に、前記搬送方向と直交する方向に複数個アレイ状に固定され、出力端子を有し、前記交差磁界内を搬送される前記被検知物の磁気成分による前記磁界の前記搬送方向成分の変化を抵抗値の変化として出力する前記搬送方向に感磁作用を有する磁気抵抗効果素子とを備え、
    前記磁気抵抗効果素子は、前記磁石の前記搬送方向の中心から、前記搬送方向のいずれかの側に偏って、前記交差磁界の前記搬送方向の成分の大きさが零点を除く前記磁気抵抗効果素子自身の前記搬送方向の飽和磁界強度以下である位置に配置されている磁気センサ装置。
  2. 被検知物の一方の面に面し、前記被検知物の搬送方向に沿って所定の長さの磁極を有する磁石と、
    前記被検知物の他方の面に面し、前記搬送方向に沿って前記磁石と対向して配置され、前記搬送方向の長さが前記磁石の前記搬送方向の長さより長く、前記磁石との間で形成され前記被検知物に交差する交差磁界を生成する磁性体と、
    この磁性体の前記被検知物に面した表面上に、前記搬送方向と直交する方向に複数個アレイ状に固定され、出力端子を有し、前記交差磁界内を搬送される前記被検知物の磁気成分による前記磁界の前記搬送方向成分の変化を抵抗値の変化として出力する前記搬送方向に感磁作用を有する磁気抵抗効果素子とを備え、
    前記磁気抵抗効果素子は、前記磁石の前記搬送方向の中心から、前記搬送方向のいずれかの側に偏って、前記交差磁界の前記搬送方向の成分の大きさが零点を除く前記磁気抵抗効果素子自身の前記搬送方向の飽和磁界強度以下である位置に配置されている磁気センサ装置。
  3. 筐体と、
    この筐体の一方の側壁に読取り幅に亘って被検知物を挿入する細長の第1のスリット部と、
    この第1のスリット部に対向する前記筐体の他方の側壁に前記第1のスリット部に平行して配置した前記被検知物を排出する第2のスリット部と、
    前記第1のスリット部と前記第2のスリット部と接続され前記被検知物が前記第1のスリット部から前記第2のスリット部へ搬送される中空部と、
    前記筐体に設けられ、前記被検知物の一方の面に面し、搬送方向に沿って交互に異なる磁極を有する磁石と、
    前記被検知物の他方の面に面し、前記搬送方向に沿って前記磁石と対向して配置され、前記搬送方向の長さが前記磁石の前記搬送方向の長さより長く、前記磁石との間で形成され前記被検知物に交差する交差磁界を生成する磁性体と、
    この磁性体の前記被検知物に面した表面上に、前記搬送方向と直交する方向に複数個アレイ状に固定され、出力端子を有し、前記交差磁界内を搬送される前記被検知物の磁気成分による前記磁界の前記搬送方向成分の変化を抵抗値の変化として出力する前記搬送方向に感磁作用を有する磁気抵抗効果素子と、
    この磁気抵抗効果素子の出力端子からの抵抗値変化を接続パッドから外部に出力する基板と、
    この基板の接続パッドと前記磁気抵抗効果素子の出力端子とを電気接続する電気接続手段とを備え、
    前記磁気抵抗効果素子は、前記磁石の前記搬送方向の中心から、前記搬送方向のいずれかの側に偏って、前記交差磁界の前記搬送方向の成分の大きさが零点を除く前記磁気抵抗効果素子自身の前記搬送方向の飽和磁界強度以下である位置に配置されている磁気センサ装置。
  4. 筐体と、
    この筐体の一方の側壁に読取り幅に亘って被検知物を挿入する細長の第1のスリット部と、
    この第1のスリット部に対向する前記筐体の他方の側壁に前記第1のスリット部に平行して配置した前記被検知物を排出する第2のスリット部と、
    前記第1のスリット部と前記第2のスリット部と接続され前記被検知物が前記第1のスリット部から前記第2のスリット部へ搬送される中空部と、
    前記筐体に設けられ、前記被検知物の一方の面に面し、搬送方向に沿って所定の長さの磁極を有する磁石と、
    前記被検知物の他方の面に面し、前記搬送方向に沿って前記磁石と対向して配置され、前記搬送方向の長さが前記磁石の前記搬送方向の長さより長く、前記磁石との間で形成され前記被検知物に交差する交差磁界を生成する磁性体と、
    この磁性体の前記被検知物に面した表面上に、前記搬送方向と直交する方向に複数個アレイ状に固定され、出力端子を有し、前記交差磁界内を搬送される前記被検知物の磁気成分による前記磁界の前記搬送方向成分の変化を抵抗値の変化として出力する前記搬送方向に感磁作用を有する磁気抵抗効果素子と、
    この磁気抵抗効果素子の出力端子からの抵抗値変化を接続パッドから外部に出力する基板と、
    この基板の接続パッドと前記磁気抵抗効果素子の出力端子とを電気接続する電気接続手段とを備え、
    前記磁気抵抗効果素子は、前記磁石の前記搬送方向の中心から、前記搬送方向のいずれかの側に偏って、前記交差磁界の前記搬送方向の成分の大きさが零点を除く前記磁気抵抗効果素子自身の前記搬送方向の飽和磁界強度以下である位置に配置されている磁気センサ装置。
  5. 前記磁石は、前記磁石と前記磁性体とが対向する対向方向に沿った側面にヨークが配置され、
    前記磁気抵抗効果素子は、前記ヨークと対向し、前記搬送方向に沿って、前記磁石側の前記ヨークの端部よりも前記ヨーク側の位置から、前記磁石側の前記ヨークの端部と反対側の前記ヨークの端部までの範囲に、前記磁気抵抗効果素子の中心が配置されることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の磁気センサ装置。
  6. 前記磁石は、前記磁石と前記磁性体とが対向する対向方向に沿った側面にヨークが配置され、
    前記搬送方向に沿って、前記磁石側の前記ヨークの端部と反対側の前記ヨークの端部から、前記磁石に対して前記ヨークの外側に、前記磁気抵抗効果素子の中心が配置されることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の磁気センサ装置。
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