JPWO2011145281A1 - 光アナログ/デジタル変換器、その構成方法、光信号復調器及び光変復調装置 - Google Patents
光アナログ/デジタル変換器、その構成方法、光信号復調器及び光変復調装置 Download PDFInfo
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Abstract
本発明に係る光A/D変換器は、アナログ入力信号光を複数に分割する光分波器(2)と、光分波器(2)により分割された各信号光が入力される複数のマッハ・ツェンダー型光干渉計(4)と、各マッハ・ツェンダー型光干渉計(4)から出力された各信号光をデジタル電気信号に変換する複数の光/電気変換手段(9)と、を備え、各マッハ・ツェンダー型光干渉計(4)は、入力信号光の強度を位相シフト量に光学的に変換する光強度位相変換手段(25〜28)を備え、位相シフト量が、マッハ・ツェンダー型光干渉計(4)毎に異なるものである。これにより、高速かつ低消費電力な光復調回路を提供することができる。
Description
本発明は、例えば光通信システムや光インターコネクションにおいて用いられる光アナログ/デジタル変換器、これを用いた光信号復調器、光変復調装置及び光アナログ/デジタル変換器の構成方法に関する。
中・長距離系における光通信システムにおいては、ますます高速化や波長多重による大容量化が進んでいる。現在の幹線系光通信システムでは、波長多重通信が用いられ、波長チャネル間隔が定められている。そのため、光ファイバアンプの帯域内において50GHz間隔であれば、約100チャネルを利用することができる。
ここで、チャネル間隔をΔf[Hz]、伝送速度をB[bit/s]とすると、B/Δf[bit/s/Hz]を、周波数利用効率という。Δf=50GHzであれば、もしチャネル毎に100Gbit/sの伝送速度があれば、周波数利用効率は、2bit/s/Hzとなる。
光ファイバアンプの帯域が限られているため、周波数利用効率を高めることが必要である。ただし、周波数利用効率を高くするために単純に信号のビットレートを高くすると、チャネル間のクロストークが問題となる。そこで、次世代の光通信方式として、光多値変調や、光直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency-Division Multiplexing)の検討が進んでいる。光多値変調は、従来の0、1の2値を用いた光強度変調とは異なり、光の振幅や位相を用いて多値化することによって、周波数利用帯域を増やさずに情報量を増大させる方法である。また、光OFDMでは、電気信号によってOFDM信号を生成して光変調し、光サブキャリア間を直交状態にして多重化する。そのため、クロストーク問題を解決し、周波数利用効率を高めることができる。
このように電気信号処理を主とした多値化、多重化を行い、伝送された光信号は、受信側で電気信号に復調する。光復調回路のPD(光受光器)の後段にはアナログ/デジタル(A/D)変換器が必要となる。現在は、電気回路を利用したA/D変換器が一般的に用いられている。
他方、光信号のアナログ量を直接デジタル値として導出する光A/D変換器は、高速性という特長を有するため、提案が多くなされている。例えば、特許文献1では、光信号を異なる所定の分割比で分割することによって、光量を所定の比率で表し、各分割光信号が閾値に達しているかどうかで入力された光信号の光アナログ量を検出している。
また、特許文献2では、光A/D変換手段において、アナログ信号である入力光信号に対し非線形光素子を介した帰還系を構成することにより、当該光A/D変換手段より順次デジタル信号である第1出力光を得ている。
特許文献3では、光符号化回路は、光強度に関する入出力特性が異なる周期性を有する光非線形素子を備えた複数の光符号化器を用いて、第1の波長を有する信号光のパルス列を、第1の波長とは異なる近傍の第2の波長を有しかつ光標本化された光アナログ信号のパルス列である制御光に従って光符号化し、光符号化された複数の信号光のパルス列を各光符号化器から出力する。次いで、光量子化回路は、各光符号化器にそれぞれ接続され、光強度に関する入出力特性が周期性を有する光非線形素子を備えた複数の光しきい値処理器を用いて、第1の波長とは異なる近傍の第3の波長を有する搬送波光のパルス列を、光符号化された複数の信号光のパルス列に従ってそれぞれ光しきい値処理を行うことにより光量子化して光デジタル信号として出力している。
特許文献4では、複数の分岐干渉型光変調器を有しており、同じ基板上に光起電力素子が形成されて、この光起電力素子の出力電圧が分岐干渉型光変調器に印加されることを特徴としている。そのため、この例では、強度信号光を一度PDで受光し、電圧信号に変換することになり、その電気信号の速度が全体の回路の速度を決定してしまうことになる。
特許文献5には、プローブ光を用いて、信号光をサンプリングし、A/D変換を行なう技術が開示されている。
また、特許文献6には、光減算により逐次A/D変換を行なう技術が開示されている。
また、特許文献6には、光減算により逐次A/D変換を行なう技術が開示されている。
光伝送容量が増大した電気信号処理を主とした多値化、多重化の伝送では、受信側の光復調回路のPD後段に配置されるA/D変換器が電気回路を利用したものである場合、電気信号処理の速度に制限される。例えば、電気OFDMの報告例では、各サブキャリアのビットレートがGbit/s未満にとどまっている。また、処理のための消費電力が大きいという問題があった。
これに対し、光のA/D変換器を用いる方法は、光のままではある強度を有する光から一定の強度の光を減算することは困難であることから、構成が複雑になると考えられる。
これに対し、光のA/D変換器を用いる方法は、光のままではある強度を有する光から一定の強度の光を減算することは困難であることから、構成が複雑になると考えられる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、高速かつ低消費電力な光A/D変換器を用いた光復調回路を提供することである。
本発明に係る光A/D変換器は、
アナログ入力信号光を複数に分割する光分波器と、
前記光分波器により分割された各信号光が入力される複数のマッハ・ツェンダー型光干渉計と、
各前記マッハ・ツェンダー型光干渉計から出力された各信号光をデジタル電気信号に変換する複数の光/電気変換手段と、を備え、
各前記マッハ・ツェンダー型光干渉計は、
入力信号光の強度を位相シフト量に光学的に変換する光強度位相変換手段を備え、
前記位相シフト量が、前記マッハ・ツェンダー型光干渉計毎に異なるものである。
アナログ入力信号光を複数に分割する光分波器と、
前記光分波器により分割された各信号光が入力される複数のマッハ・ツェンダー型光干渉計と、
各前記マッハ・ツェンダー型光干渉計から出力された各信号光をデジタル電気信号に変換する複数の光/電気変換手段と、を備え、
各前記マッハ・ツェンダー型光干渉計は、
入力信号光の強度を位相シフト量に光学的に変換する光強度位相変換手段を備え、
前記位相シフト量が、前記マッハ・ツェンダー型光干渉計毎に異なるものである。
本発明に係る光A/D変換器の構成方法は、
アナログ入力信号光を複数に分割する光分波器を設け、
前記光分波器により分割された各信号光が入力される複数のマッハ・ツェンダー型光干渉計を設け、
各前記マッハ・ツェンダー型光干渉計から出力された各信号光をデジタル電気信号に変換する複数の光/電気変換手段を設け、
各前記マッハ・ツェンダー型光干渉計に、入力信号光の強度を位相シフト量に光学的に変換する光強度位相変換手段を設け、
前記位相シフト量を前記マッハ・ツェンダー型光干渉計毎に異なるように構成するものである。
アナログ入力信号光を複数に分割する光分波器を設け、
前記光分波器により分割された各信号光が入力される複数のマッハ・ツェンダー型光干渉計を設け、
各前記マッハ・ツェンダー型光干渉計から出力された各信号光をデジタル電気信号に変換する複数の光/電気変換手段を設け、
各前記マッハ・ツェンダー型光干渉計に、入力信号光の強度を位相シフト量に光学的に変換する光強度位相変換手段を設け、
前記位相シフト量を前記マッハ・ツェンダー型光干渉計毎に異なるように構成するものである。
本発明によれば、高速かつ低電力な光A/D変換器が得られ、それを内部に含む光信号復調器、光変復調装置が高速かつ低電力に実現できる。
多値・多重化された光信号の復調のためには、光の位相及び振幅の状態を検知する必要がある。しかしながら、複素平面上で光の状態を検知するのは困難なため、前段で実部Iと虚部Qに分離しておき、それぞれの実部Iと虚部Qの強度情報を受信器(PD)にて検知するのが一般的である。
例えば、コヒーレント光検波という手法においては、光位相ハイブリッドという装置を用いて、位相が90度異なる4つの局所光とそれぞれ信号光を干渉させ、実部I及び虚部Q用に2系統ずつの出力光を得て、それぞれの系統の光をPD(Photodiode)で受光する。本発明では、既に光信号が実部Iまたは虚部Qに分離された後の各系統における強度情報を用いて光A/D変換を行う。
これまでは、光の強度を検知するのに、PDで受信して電気信号に変換し、電気回路によるA/D変換器でデジタル値に変換していた。これを光のA/D変換器を用いる方法は、光のままではある強度を有する光から一定の強度の光を減算することは困難であることから、構成が複雑になると考えられる。そこで、本発明では、さらに強度を位相差に変換する回路を付け加え、光位相にて処理を行う。これによって、以下に説明する発明の実施の形態では、光のままの状態で、光強度を多ビットに分解してデジタル値として取り出す。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る光A/D変換器の構成図である。図1は、4ビットの光A/D変換器の構成例を示す。この光A/D変換器は、入力ポート1、光分波器2、光導波路3、マッハ・ツェンダー(MZ)型光干渉計4、出力ポート13〜20、バランスドレシーバ9を備えている。
図1は、第1の実施の形態に係る光A/D変換器の構成図である。図1は、4ビットの光A/D変換器の構成例を示す。この光A/D変換器は、入力ポート1、光分波器2、光導波路3、マッハ・ツェンダー(MZ)型光干渉計4、出力ポート13〜20、バランスドレシーバ9を備えている。
入力ポート1から光信号であるアナログ入力信号Ainが入力され、光分波器2により等価な4つのアナログ信号A3、A2、A1、A0に分割される。この分割数が、光A/D変換器のビット数に対応する。光分波器2により分波された光は、光導波路3を介して、それぞれ、MZ型光干渉計4に入力される。
図1に示すように、MZ型光干渉計4は、4つの経路を備え、各経路に1つずつ光分波器10と光合分波器11とを備えている。また、それぞれの経路において、光分波器10と光合分波器11との間に光変調領域5、6、7、8が設けられている。光分波器10で2つのアームに分波された4対のアナログ信号A3、A2、A1、A0は、それぞれ光変調領域5、6、7、8に入力される。
ここで、光変調領域5、6、7、8は、それぞれ上下2入力と上下2出力を有し、上側入力ポートは上側出力ポートに、下側入力ポートは下側出力ポートに接続されている。この領域では、上側の入出力ポートを通った光と比べて、下側の入出力ポートを通った光の位相が、入力ポート1から入力された光信号の強度に応じて変化するようにしている。光変調領域5、6、7、8のそれぞれは、デジタル信号の各ビットに相当する信号を出力するために必要な位相シフト(位相回転)量を有するように設計されている。なお、詳細については後述する。
次に、図1の最上段の経路を例に説明すると、光変調領域5を通過して上下の出力ポートから出力された1対の光は、光合分波器11において干渉する。そして、出力光が1対の出力ポート13、14に分配される。同様に、光変調領域6を通過して上下の出力ポートから出力された1対の光は、光合分波器11において干渉した後、1対の出力ポート15、16に分配される。光変調領域7を通過して上下の出力ポートから出力された1対の光は、光合分波器11において干渉した後、1対の出力ポート17、18に分配される。光変調領域8を通過して上下の出力ポートから出力された1対の光は、光合分波器11において干渉した後、1対の出力ポート19、20に分配される。なお、図1では、光分波器10は1入力2出力、光合分波器11は2入力2出力として図示されているが、これに限定されるものではない。
次に、MZ型光干渉計の各経路から出力された1対の光は、バランスドレシーバ9によってO/E(光/電気)変換される。ここで、バランスドレシーバ9は直列接続された1対のPDから構成されている。各バランスドレシーバ9の出力に応じて、デジタル信号の0と1を割り振ることにより、デジタル出力信号Doutを生成する。
次に、図2A〜2Dを用いて動作原理について説明する。図2A〜2Dは、それぞれ図1における光変調領域5〜8の詳細を示した図である。光変調領域5〜8における一方のアーム(図2A〜2Dにおける上側のアーム)は通常の光導波路である。他方のアーム(図2A〜2Dにおける下側のアーム)には、それぞれ光強度位相変換部25、26、27、28が設けられている。ここで、光強度位相変換部25、26、27、28は、いずれも、図3に示すように、入力光強度と位相シフト量とが比例関係となる線形特性を有している。
具体的には、「カー効果」や「半導体光増幅器(SOA:Semiconductor Optical Amplifier)の自己位相変調効果」なども利用することができる。非線形の効果を利用する場合にも、なるべく線形の領域を利用できるように、SOAの電流値の調整、さらには、信号光自体の強度をそれに見合うようにあらかじめ調整しておけばよい。
ここでは簡単のため、光強度位相変換部25、26、27、28は、単位長さあたりの特性がすべて同じであるとする。さらに、ある規定された最大光強度と最小光強度において、光強度位相変換部25の位相回転が2πになるように、光強度位相変換部25の長さを決定する。その長さをLとする。
これにより、MZ型光干渉計4を透過する光は、光変調領域5のアーム間の位相差が、最小光強度から最大光強度までの光強度に応じて0〜2πまで変化する。そのため、MZ型光干渉計4を通過した出力ポート13からの出力光強度B1と出力ポート14からの出力光強度B2との合計(B1+B2)に対する出力ポート13からの出力光強度B1の割合、即ち、相対光強度B1/(B1+B2)は、図4に示すように変化する。図4の横軸は入力光強度、縦軸は相対光強度である。ここで、図4は、図1の断面21における相対光強度を示している。
そして、出力光強度B1、B2の強度の比較を行い、どちらが大きいかにより、0又は1の判定を行えばよい。具体的には、バランスドレシーバ9は、2つのPDを組み合わせることによって出力の違いを検知することができるので、コンパレータを用いることによりデジタル値を得ることができる。このようにして、入力光強度に応じて、図5のデジタル信号D3のようなデジタル値をとることになる。
この比は、光変調領域5では最小光強度から最大光強度までの光強度に応じて位相回転が2πになるように設定されている。そのため、繰り返し周期Pperiod=1/f(fは繰り返し周波数)は最小光強度から最大光強度までの光強度に応じて1周期となる。
次に、光強度位相変換部26、27、28については、それぞれ25の長さLを基準として、2L、4L、8Lとなるように設定すれば、光変調領域6、7、8では、最大光強度までの光強度に応じて位相回転が4π、8π、16πとなる。よって、上記光変調領域5での繰り返し周波数をfとすると、出力ポート15及び出力ポート16からの出力光強度の合計に対する出力ポート15からの出力光強度の割合の繰り返し周波数は2×fとなる。同様に、出力ポート17及び出力ポート18からの出力光強度の合計に対する出力ポート17からの出力光強度の割合の繰り返し周波数は4×fとなる。出力ポート19及び出力ポート20からの出力光強度の合計に対する出力ポート19からの出力光強度の割合の繰り返し周波数は8×fになる。
一般に、nビットの光A/D変換器を作成する場合、上位ビットから下位ビットに行くに従って、光強度位相変換部の長さを長くする。具体的には、最上位ビットでの長さをLとした場合、各下位ビットについては、順に長さLの2^k(k=0、・・・、n−1)倍とすればよい。
光変調領域5〜8の出力は、それぞれがバランスドレシーバ9に入力されており、アナログ信号A3、A2、A1、A0に対応したデジタル信号D3、D2、D1、D0が出力される。具体的には、入力光強度に応じて、図5に示すようなデジタル信号D3、D2、D1、D0が得られることがわかる。即ち、アナログ入力信号の光強度がデジタル信号に変換される。
なお、入力ポート1から入力される平均的な光の強度が小さい場合には、平均光強度がちょうどデジタル信号にした際の中央の値近くになるように、あらかじめ光を増幅しておくことがよい。また、最大光強度でデジタル信号の最大値に近くなり、最長光強度でデジタル信号の最小値になるように、あらかじめ光強度位相変換部25、26、27、28の動作状態を調整しておくことが望ましい。
なお、入力ポート1から入力される平均的な光の強度が小さい場合には、平均光強度がちょうどデジタル信号にした際の中央の値近くになるように、あらかじめ光を増幅しておくことがよい。また、最大光強度でデジタル信号の最大値に近くなり、最長光強度でデジタル信号の最小値になるように、あらかじめ光強度位相変換部25、26、27、28の動作状態を調整しておくことが望ましい。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について、図6を参照して説明する。図6は、4ビットの光A/D変換器の構成例である。図1と同一の構成要素については同一符号を付し、適宜説明を省略する。第1の実施の形態では、図1における光変調領域5、6、7、8に局所光が導入されていない。これに対し、本実施の形態では、光変調領域35、36、37、38に局所光LL3、LL2、LL1、LL0が導入されている点が異なる。
次に、第2の実施の形態について、図6を参照して説明する。図6は、4ビットの光A/D変換器の構成例である。図1と同一の構成要素については同一符号を付し、適宜説明を省略する。第1の実施の形態では、図1における光変調領域5、6、7、8に局所光が導入されていない。これに対し、本実施の形態では、光変調領域35、36、37、38に局所光LL3、LL2、LL1、LL0が導入されている点が異なる。
入力ポート1からアナログ入力信号Ainが入力され、光分波器2により等価な4つのアナログ信号A3、A2、A1、A0に分割される。この分割数が、光A/D変換器のビット数に対応する。光分波器2により分波された光は、それぞれ、MZ型光干渉計4の中にある光変調領域35、36、37、38に入力される。また、光変調領域35、36、37、38には、それぞれ光分波器10により2つのアームに分波された局所光LL3、LL2、LL1、LL0が入力される。
ここで、光変調領域35、36、37、38は、それぞれ上下2入力と上下2出力を有し、上側入力ポートは上側出力ポートに、下側入力ポートは下側出力ポートに接続されている。この領域では、上側の入出力ポートを通った光と比べて、下側の入出力ポートを通った光の位相が、入力ポート1から入力された光信号の強度に応じて変化するようにしている。光変調領域35、36、37、38のそれぞれは、デジタル信号の各ビットに相当する信号を出力するために必要な位相シフト量を有するように設計されている。なお、詳細については後述する。
次に、光変調領域35、36、37、38を通過して上下の出力ポートから出力された4対の光は、光合分波器11において干渉する。そして、出力光が1対の出力ポート(例えば、出力ポート13、14)に分配される。なお、図6では、光分波器10は1入力2出力、光合分波器11は2入力2出力として図示されているが、これに限定されるものではない。
実施の形態1と同様に、MZ型光干渉計4の各経路から出力された1対の光は、バランスドレシーバ9によってO/E変換される。ここで、バランスドレシーバ9は直列接続された1対のPDから構成されている。各バランスドレシーバ9の出力に応じて、デジタル信号の0と1を割り振ることにより、デジタル出力信号Doutを生成する。
次に、図7A〜7Dを用いて動作原理について説明する。図7A〜7Dは、それぞれ図6における光変調領域35〜38の詳細を示した図である。光変調領域35〜38には、光強度位相変換器39が設けられている。この領域は光強度変化を位相差に変換する機能を持つ。この光強度位相変換器39の数が光変調領域35〜38において異なっている。具体的には、光変調領域35には1つ、光変調領域36には2つ、光変調領域37には4つ、光変調領域38には8つ設けられている。一般に、nビットの光A/D変換器を作成する場合には、上位ビットから下位ビットに行くに従って、光強度位相変換器39の数を2^k(k=0、・・・、n−1)とすればよい。
光変調領域35〜38の光強度位相変換器39には、局所光LL3〜LL0に加えて信号光であるアナログ信号A3〜A0が入力される。信号光の強度に応じて局所光の位相が変調されて出力される。
図7Eは、光強度位相変換器39の具体的な構成の一例である。光強度位相変換器39の入力導波路44aから入力される局所光LLb(波長λ2)は、領域40において、入力導波路44bから入力される信号光A(波長λ1)の強度に応じた位相の変化を受ける。また、領域40の出口では、局所光LLbと信号光Aが分かれて出てくるように設計されている。そして、局所光LLbは光強度調整器42bを介して出力導波路48から出力される。また、信号光Aは光強度調整器41を介して出力導波路47から出力される。さらに、領域40は、最小光強度から最大光強度までの光強度に応じて位相回転が2πになるように設定されている。
具体的には、例えば、領域40は、半導体光導波路から構成される2×2のMMI(Multi Mode Interference)導波路を有する。その幅と長さは、MMI導波路の上部ポートである入力導波路44aに入力した光が下部の出力導波路48へ、下部ポートである入力導波路44bに入力した光が上部の出力導波路47へ出力されるように設計されている。さらに、電流ないしは電圧が印加できるように、この領域40の半導体光導波路は、pin構造を有し、上下に電極が配置される。この電流値などによって、信号光の強度変化に応じて位相回転量が所望のものになるように設定される。
入力導波路45に入力される局所光LLa(波長λ2)は、光強度調整器42a及び光位相調整器43を介して、出力導波路46から出力される。光強度調整器42a、42b及び光位相調整器43は、入力導波路45と入力導波路44aとに入力される局所光の強度及び位相の相対関係が揃うように調整されている。例えば、光強度調整器42a、42bは、信号光強度が最小光強度の時に、出力導波路46と出力導波路48の強度が揃うようにあらかじめ調整されている。また、光位相調整器43は、信号光強度が最小光強度の時に、出力導波路46と出力導波路48の位相が揃うようにあらかじめ調整しておく。また、光強度調整器41は、光変調領域36、37、38のように光強度位相変換器39が連続して縦続接続されているときに、信号光と局所光の関係が揃うようにあらかじめ調整されている。即ち、図7Aに示した光変調領域35では、光強度位相変換器39における光強度調整器41は必須ではない。なお、局所光LLa、LLbの波長λ2と信号光Aの波長λ1とは、異なる方が好ましい。
具体的には、光強度調整器41、42a、42bは、SOAを用いてその電流値を所望の調整ができるように設定される。また、光位相調整器43は、pin構造を有する半導体光導波路に電界を印加することで、所望の位相回転が起こるように調整される。一般に、SOAを用いた光強度調整は、位相回転を伴うため、別途位相回転調整器が必要である。
このような構成により、最小光強度から最大光強度までの光強度が変化すると、光変調領域35では2π、光変調領域36では4π、光変調領域37では8π、光変調領域38では16πの位相回転が起こることになる。
なお、図7Eに示した光強度位相変換器39では、領域40の出力部で、局所光と信号光の出力位置が反転している。しかしながら、信号光と局所光の相互位相変調の程度に応じて、領域40の長さを変更し、局所光と信号光の出力位置を反転させないこともできる。そのような構成を図7Fに示す。
なお、図7Eに示した光強度位相変換器39では、領域40の出力部で、局所光と信号光の出力位置が反転している。しかしながら、信号光と局所光の相互位相変調の程度に応じて、領域40の長さを変更し、局所光と信号光の出力位置を反転させないこともできる。そのような構成を図7Fに示す。
これにより、第1の実施の形態と同様な特性を得ることができる。具体的には、MZ型光干渉計4を透過する光は、光変調領域35のアーム間の位相差が、最小光強度から最大光強度までの光強度に応じて0〜2πまで変化する。そのため、MZ型光干渉計4を通過した出力ポート13からの出力光強度B1と出力ポート14からの出力光強度B2との合計(B1+B2)に対する出力ポート13からの出力光強度B1の割合、即ち、B1/(B1+B2)は、図4に示すように変化する。即ち、図4は、図1に示す21の部分の光強度を元に算出された割合である。
そして、B1とB2の強度の比較を行い、どちらが大きいかにより、0又は1の判定を行えばよい。具体的には、バランスドレシーバ9は、2つのPDを組み合わせることによっての出力の違いを検知することができるので、コンパレータを用いることによりデジタル値を得ることができる。
この比は、光変調領域35では最小光強度から最大光強度までの光強度に応じて位相回転が2πになるように設定されている。そのため、繰り返し周期PPeriod=1/f(fは繰り返し周波数)は最小光強度から最大光強度までの光強度に応じて1周期となる。
同様に、光変調領域36、光変調領域37、光変調領域38では、最大光強度までの光強度に応じて位相回転が4π、8π、16πになるように設定されている。よって、上記光変調領域5での繰り返し周波数をfとすると、出力ポート15及び出力ポート16からの出力光強度の合計に対する出力ポート15からの出力光強度の割合の繰り返し周波数は2×fとなる。同様に、出力ポート17及び出力ポート18からの出力光強度の合計に対する出力ポート17からの出力光強度の割合の繰り返し周波数は4×fとなる。出力ポート19及び出力ポート20からの出力光強度の合計に対する出力ポート19からの出力光強度の割合の繰り返し周波数は8×fになる。
光変調領域35〜38の出力は、それぞれがバランスドレシーバ9に入力されており、アナログ信号A3、A2、A1、A0に対応したデジタル信号D3、D2、D1、D0が出力される。具体的には、入力光強度に応じて、図5に示すようなデジタル信号D3、D2、D1、D0が得られる。即ち、アナログ入力信号の光強度がデジタル信号に変換される。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について、図8を参照して説明する。図8は、4ビットの光A/D変換器の構成例である。図1と同一の構成要素については同一符号を付し、適宜説明を省略する。第1の実施の形態では、図1における光変調領域5、6、7、8に局所光が導入されていない。これに対し、本実施の形態では、光変調領域55、56、57、58に局所光LL3、LL2、LL1、LL0が導入されている点が異なる。これにより光信号強度に応じて位相を変化させる効率を上げることができる。
次に、第3の実施の形態について、図8を参照して説明する。図8は、4ビットの光A/D変換器の構成例である。図1と同一の構成要素については同一符号を付し、適宜説明を省略する。第1の実施の形態では、図1における光変調領域5、6、7、8に局所光が導入されていない。これに対し、本実施の形態では、光変調領域55、56、57、58に局所光LL3、LL2、LL1、LL0が導入されている点が異なる。これにより光信号強度に応じて位相を変化させる効率を上げることができる。
光変調領域55、56、57、58の機能は、図1における光変調領域5、6、7、8、及び、図6における光変調領域35、36、37、38と同様である。図9A〜9Dに示すように、光変調領域55、56、57、58は、それぞれ光強度位相変換器59を2^0=1、2^1=2、2^2=4、2^3=8個内蔵している。このような構成は、第2の実施の形態と同様であって、この内蔵する数の決定方法も同様である。
図9Eは、光強度位相変換器59の具体的な構成の一例である。ここで、領域60a、60bは、例えば、半導体光導波路から構成される2×2のMMI導波路を有する。その幅と長さは、MMI導波路の上部ポートに入力された光が下部に、下部ポートに入力された光が上部に出力されるように設計される。光強度位相変換器59の下部の入力導波路64aと上部の入力導波路65の両方に同じMMI導波路の領域60a、60bがそれぞれ設けられている。下部の入力導波路64aの領域60bにのみ局所光LL(波長λ2)が導入される。これにより、同じ信号光変化でも、MMI導波路内部の光強度が異なる状態を作ることができる。従って、MMI導波路で引き起こされる自己位相変調、相互位相変調の違いを利用して、上下のポートに入力された信号光Aa(波長λ1)、Ab(波長λ1)に位相差を付与することができる。
なお、図9Eに示す光強度位相変換器59においても、図7Fと同様に、信号光と局所光の出力位置を反転させないこともできる。
なお、図9Eに示す光強度位相変換器59においても、図7Fと同様に、信号光と局所光の出力位置を反転させないこともできる。
ここで、光強度位相変換器59の入力導波路65に入力される信号光Aaは、領域60a、光強度調整器62及び光位相調整器63を介して、出力導波路66から出力される。一方、入力導波路64aから入力される信号光Abは、領域60bにおいて、入力導波路64bから入力される局所光LLの強度に応じた位相の変化を受ける。また、領域60bの出口では、局所光LLと信号光Abが分かれて出てくるように設計されている。そして、信号光Abは出力導波路68から出力される。また、局所光LLは光強度調整器61を介して出力導波路67から出力される。
実施の形態2の領域40と同様に、電流ないしは電圧が印加できるように、この領域60a、60bの半導体光導波路はpin構造を有し、上下に電極が配置される。このように、光強度位相変換器59を図9A〜9Dのように配置することで、図5に示すようなデジタル信号を得ることができる。
なお、第1〜3の実施の形態は、2進符号を元にして、光強度位相変換部25〜28の長さや、光強度位相変換器39、59の数を設定した。実際には、デジタル信号符号のフォーマットに応じて異なる値が適宜設定される。
例えば、図12に示すグレイコードを出力するためには、第1の実施の形態における光変調領域5〜8を、図10A〜10Dのような構成にすればよい。ここで、光位相変調器50は、光強度を変えずに位相をπ/2回転させる。この場合、一般にnビットの光A/D変換器を作成する場合には、上位ビットから下位ビットに行くに従って、光強度位相変換部の長さを、最上位ビットの長さをLとした際には、各ビットの信号が出力される光強度位相変換部の長さを、長さLの2^k(k=0、0、1、2、3、・・・、n−2)倍とすればよい。2進コードの時よりも光強度位相変換部の長さを短くことができる。
ここで、光位相変調器50は、具体的には、pin構造を有する半導体光導波路に電界を印加することで、所望の位相回転が起こるようにすればよい。また、光路長としてπ/2分ずれるように導波路長を変えておくことでも実現できる。このような構成により、入力光強度に応じて、図12に示すようなデジタル出力が得られる。
第2の実施の形態では、光変調領域35〜38を、図11A〜11Dのような構成にすれば、図12に示すグレイコードを出力することができる。ここで、光位相変調器50は、光強度を変えずに位相をπ/2回転させる。この場合、一般にnビットの光A/D変換器を作成する場合には、上位ビットから下位ビットに行くに従って、光強度位相変換器39の数を2^k(k=0、0、1、2、3、・・・、n−2)とすればよい。2進コードの時よりも光強度位相変換器39の数を少なくすることができる。第3の実施の形態においても同様に、光変調領域55〜58を図11A〜図11Dのように構成すれば出力可能である。である。この光位相変調器50も、上述の図10A〜10Dにおける光位相変調器50と同様の方法により実現できる。
なお、当然ながら、上述した実施の形態は、その内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。また、上述した実施の形態及び変形例では、各部の構造などを具体的に説明したが、その構造などは本発明を満足する範囲で各種に変更することができる。本発明によれば、高速かつ低電力な光A/D変換器が実現できるので、この光A/D変換器を利用した光復調回路に、高速かつ低電力といったメリットを生かされた形で利用することができる。具体的には、コヒーレント検波回路や光直接検波回路に本発明の光A/D変換器を内蔵することができる。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2010年5月19日に出願された日本出願特願2010−115544を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明にかかる技術は、光通信システムや光インターコネクションにおいて用いられる光アナログ/デジタル変換器、これを用いた光信号復調器、光変復調装置及び光アナログ/デジタル変換器などに利用できる。
1 入力ポート
2、10 光分波器
3 光導波路
4 MZ型光干渉計
5〜8、35〜38、55〜58 光変調領域
9 バランスドレシーバ
11 光合分波器
13〜20 出力ポート
21 断面
25〜28 光強度位相変換部
39、59 光強度位相変換器
40、60a、60b 領域
41、42a、42b、61、62 光強度調整器
43、63 光位相調整器
44a、44b、45、64a、64b、65 入力導波路
46〜48、66〜68 出力導波路
50 光位相変調器
2、10 光分波器
3 光導波路
4 MZ型光干渉計
5〜8、35〜38、55〜58 光変調領域
9 バランスドレシーバ
11 光合分波器
13〜20 出力ポート
21 断面
25〜28 光強度位相変換部
39、59 光強度位相変換器
40、60a、60b 領域
41、42a、42b、61、62 光強度調整器
43、63 光位相調整器
44a、44b、45、64a、64b、65 入力導波路
46〜48、66〜68 出力導波路
50 光位相変調器
Claims (10)
- 入力されたアナログ光信号を複数に分割する光分波器と、
前記光分波器により分割された各光信号が入力される複数のマッハ・ツェンダー型光干渉計と、
各前記マッハ・ツェンダー型光干渉計から出力された各光信号をデジタル電気信号に変換する複数の光/電気変換手段と、を備え、
各前記マッハ・ツェンダー型光干渉計は、
入力された光信号の強度を位相シフト量に光学的に変換する光強度位相変換手段を備え、
前記位相シフト量が、前記マッハ・ツェンダー型光干渉計毎に異なる光A/D変換器。 - 前記光強度位相変換手段が、半導体光増幅器であることを特徴とする請求項1に記載の光A/D変換器。
- 各前記マッハ・ツェンダー型光干渉計は、
入力された光を2つに分割する内部光分波器と、
前記内部光分波器に接続された第1及び第2の導波路と、
前記第1及び第2の導波路に接続された合分波器と、を備え、
少なくとも前記第2の導波路に前記光強度位相変換手段が設けられ、前記第1の導波路との間に位相差をつけることができることを特徴とする請求項1又は2に記載の光A/D変換器。 - 各光強度位相変換手段の長さが、前記マッハ・ツェンダー型光干渉計毎に異なることにより、前記位相シフト量が異なることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光A/D変換器。
- 各光強度位相変換手段の個数が、前記マッハ・ツェンダー型光干渉計毎に異なることにより、前記位相シフト量が異なることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光A/D変換器。
- 前記光強度位相変換手段が、直列接続された2つの受光素子を含むバランスドレシーバからなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光A/D変換器。
- 各前記マッハ・ツェンダー型光干渉計は、
信号光と異なる波長の局所光が入力される局所光導入導波路を更に備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の光A/D変換器。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載の光A/D変換器を含むことを特徴とする光信号復調器。
- 請求項8に記載の光信号復調器を含むことを特徴とする光変復調装置。
- 入力されたアナログ光信号を複数に分割する光分波器を設け、
前記光分波器により分割された各光信号が入力される複数のマッハ・ツェンダー型光干渉計を設け、
各前記マッハ・ツェンダー型光干渉計から出力された各光信号をデジタル電気信号に変換する複数の光/電気変換手段を設け、
各前記マッハ・ツェンダー型光干渉計に、入力された光信号の強度を位相シフト量に光学的に変換する光強度位相変換手段を設け、
前記位相シフト量を前記マッハ・ツェンダー型光干渉計毎に異なるように構成する光A/D変換器の構成方法。
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