JP5585589B2 - 光変調装置及び光変調方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光変調装置及び光変調方法に関し、特に光OFDM変調に用いられる光変調装置及び光変調方法に関する。
中・長距離系における光通信システムにおいては、ますます高速化や波長多重による大容量化が進んでいる。現在の幹線系光通信システムでは、波長多重光通信が用いられ、波長チャネル間隔が定められており、光ファイバアンプの帯域内において50ギガヘルツ間隔であれば、約100チャネルを利用することができる。
波長多重光通信においては、光の一つの波長(=チャネル)がキャリアとなる。一つのチャネルにおいては、50ギガヘルツの帯域を利用して、隣接するチャネルとのクロストークが発生しないように適度な帯域を利用するのが一般的である。例えば、毎秒10ギガビットの伝送速度で、ノン・リターン・トゥ・ゼロ(NRZ)の信号は、約10ギガヘルツの帯域を利用するため、隣接チャネルと干渉することなく、全てのチャネルを利用することが可能である。
ここで、チャネル間隔をΔf[Hz]、伝送速度をB[bit/s]とすると、B/Δf[bit/s/Hz]を、周波数利用効率という。NRZにおいては、周波数利用効率の理論限界は1[bit/s/sHz]であることが知られている(特許文献1)。毎秒10ギガビットの伝送速度で、チャネル間隔が50ギガヘルツの場合には、周波数利用効率は、0.2[bit/s/Hz]となる。光ファイバアンプの帯域は限られているため、光のスペクトル領域での利用効率の観点から、周波数利用効率を高くできる高密度通信が望ましい。ところが、周波数利用効率を高くするために単純に信号の伝送速度を高くすると、チャネル間のクロストークが問題となる。そこで、直交周波数分割多重(以下OFDM:Orthogonal Frequency-Division Multiplexing)という方法を、光通信に適用する技術が特許文献1に開示されている。
また、OFDM技術を利用して、高ビットレートのデータを、電気信号によって低ビットレートの信号に逆フーリエ級数により分解して、直交する複数のサブキャリアにのせて光伝送する方法が提案されている(非特許文献1)。これにより、クロストーク問題を解決し、周波数利用効率を高めることができるとしている。
このような、光通信でOFDMを利用する光OFDMとしては、OFDM信号を主に電気信号処理によって生成する方法(非特許文献1)や、周波数間隔の一定な多波長光源を用い、それぞれにデータ信号をのせて多重化することにより光OFDM信号を生成する方法(非特許文献2)、光OFDMにおいて、データ通信に利用できないポート数を減少させる方法(特許文献2)などが開示されている。
特許第3789784号公報 特開2009−188509号公報
A.Lowery、"Optical OFDM"、2008年、CLEO2008、CWN1 小林孝行、外3名、「大容量ネットワークのための100Gb/s級の光OFDM伝送方式の検討」、信学技報、社団法人電子情報通信学会、2008年、OCS2008−27 Y.Ma、外4名、"1-Tb/s per Channel Coherent Optical OFDM Transmission with Subwavelength Bandwidth Access"、2009年、OFC2009、PDP C-1 S.Shimotsu、外4名、"Wideband frequency conversion with LiNbO3 optical single-sideband modulator"、2001年、OFC2001、WK3-1
しかしながら、非特許文献1に開示されているような電気信号処理を主とした光OFDM伝送では、電気信号処理の速度が制限されるという課題がある。これまでの報告例では、各サブキャリアのビットレートがGb/s未満にとどまっており、光通信で一般的な毎秒ギガビットを超える通信速度に対してはサブキャリア数が多くなりすぎてしまい、電気回路処理の負荷や回路消費電力が増大するなど、実用化の面で難点がある。
また、非特許文献2に開示されているような、光OFDM信号を生成するためには、いわゆるスーパーコンティニウム(以下SC:Supercontinuum)光源といわれる、周波数間隔の一定な多波長光源を用いる必要がある。ところが、SC光源による光OFDM変調器には、以下の課題がある。SC光源は、モード同期ファイバレーザなどで構成されており、波長・周波数安定化のために大規模な構成を必要とする。そのため、レーザ効率(消費電力)、動作安定性、雑音に問題がある。また、周波数間隔を規定するSC光源(モード同期レーザ)の変調回路の周波数と、信号のビットレートと、は別々に設定されているため、正確なフーリエ変換を行うことができない。
さらに、特許文献1に開示されている方法では、サンプリング周波数Δfが信号のビットレートBよりも高いことが前提である。このような構成では、アナログ的に1ビットをフーリエ変換することになる。従って、デジタル的な光OFDMとしては動作させることができない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、簡易・小型な構成かつ低消費電力で、優れた周波数利用効率を実現する光変調装置及び光変調方法を提供することにある。
本発明の一態様である光変調装置は、ビットレートがB[Gb/s]のデータ信号が入力され、前記データ信号をビットレートがB/N(Nは2以上の整数)[Gb/s]のN個のデータ列に分割するとともに、前記データ信号から少なくとも1つのクロック信号を抽出する変換器と、前記N個のデータ列を同期させる同期手段と、連続波無変調光を出射する光源と、前記連続波無変調光をN分割する分波器と、同期された前記N個のデータ列のそれぞれに応じて、前記N分割された連続波無変調光をそれぞれ変調することにより、N個の光信号を生成する変調手段と、前記クロック信号に応じて、前記N個の光信号の中心周波数をそれぞれΔf=B/(2N)[GHz]ずつ離隔させる光周波数シフト手段と、を備えるものである。
本発明の一態様である光変調方法は、ビットレートがB[Gb/s]のデータ信号を、ビットレートがB/N(Nは2以上の整数)[Gb/s]のN個のデータ列に分割するとともに、前記データ信号から少なくとも1つのクロック信号を抽出し、前記N個のデータ列を同期させ、光源から出射された連続波無変調光をN分割し、N個の光信号を、同期されたN個のデータ列に応じて前記N分割された連続波無変調光をそれぞれ変調することにより生成し、前記クロック信号に応じて、前記N個の光信号の中心周波数をそれぞれΔf=B/(2N)[GHz]ずつ離隔させるものである。
本発明によれば、簡易・小型な構成かつ低消費電力で、優れた周波数利用効率を実現する光変調装置及び光変調方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる光OFDM変調器のブロック図である。 実施の形態1にかかる光OFDM変調器によって生成される光周波数分割多重のスペクトル図である。 実施の形態2にかかる光OFDM変調器のブロック図である。 実施の形態2にかかる光OFDM変調器によって生成される光周波数分割多重のスペクトル図である。 実施の形態3にかかる光OFDM変調器のブロック図である。 実施の形態3にかかる光OFDM変調器によって生成される光周波数分割多重のスペクトルの図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。実施の形態1にかかる光OFDM変調器は、SC光源を用いることなく、ビット遅延回路(データ列の同期手段)と光周波数シフタを用いたものである。図1は、本実施の形態にかかる光OFDM変調器100の構成を示すブロック図である。光信号の分割数をNとして、図1はN=2の場合の構成について示している。光OFDM変調器100は、図1に示すように、変調器部1及び電気回路部4により構成される。
変調器部1は、一定強度のレーザ光源である連続無変調(以下CW:Continuous Wave)光源11が、1×2の光分波器であるカプラ12を介して、第1の光線路13a及び第2の光線路13bと光結合されている。第1の光線路13aには、第1の光変調器14aが設けられている。第2の光線路13bには、第2の光変調器14b及び光周波数シフタ15bが設けられている。そして、第1の光線路13a及び第2の光線路13bは、2×1の光合波器であるカプラ16によって、第3の光線路17に光結合されている。第3の光線路17は光アンプ18に光結合され、光アンプ18は出力OUTPUTに接続されている。
電気回路部4は、例えばビットレートB=10[Gbit/s]のデータ信号DATAが、シリアルパラレル変換器21によって2つのデータ列に分割される。具体的には、例えば2ビットおきにパラレルに振り分けられることにより、それぞれ5[Gbit/s]のデータ列が生成される。生成されたデータ列はそれぞれ第1のデータ線22a及び第2のデータ線22bに振り分けられる。第1のデータ線22a及び第2のデータ線22bを通るデータ列の帯域を制限するため、第1のデータ線22a及び第2のデータ線22bには、それぞれカットオフ周波数5GHzの第1のローパスフィルタ23a及び第2のローパスフィルタ23bが設けられている。また、第1のデータ線22aには、第1のデータ線22aを通るデータ列をΔt[s](Δt=100ピコ秒)だけ遅延させる遅延回路24aが設けられている。第1のデータ線22a及び第2のデータ線22bを通ったデータ列は、それぞれ第1の光変調器14a及び第2の光変調器14bに入力される。
また、シリアルパラレル変換器21は、パラレル変換後の5[Gbit/s]データ列を生成する過程において、周波数2.5ギガヘルツのクロック信号CLKを抽出する。このクロック信号CLKは、サイン波の波形をしており、クロック信号線25bを通って光周波数シフタ15bに入力される。これにより、第2の光線路13bを通過する光信号には、2.5ギガヘルツ分の周波数シフトが与えられる。よって、第1の光線路13aを通過した光信号と、第2の光線路13bを通過した光信号と、は周波数が2.5ギガヘルツ離れており、それらがカプラ16によって足し合わされて出力される。
本構成によれば、SC光源を用いず、ビット遅延回路と光周波数シフタを用いて、離散フーリエ変換を実現でき、光OFDM信号を生成することができる。以下にその詳細について説明する。本構成では、通信速度(ビットレート)B[bit/s]のデータ列をシリアルからパラレルに変換する。この時の1ビットのデータあたりの時間をΔt[s]とすると、Δt=1/Bが成り立つ。ここで、整数N(Nは2以上)で展開された離散フーリエ級数を想定して、データ信号はパラレルにN分割される。すなわち、データ信号は1ビットずつパラレルに変換されるので、N個のデータ列が生成される。それぞれのデータ列は、1ビット分のデータが来た後から次のデータまでは、Δt×(N−1)だけの時間が空いている。これは、各データ列のビットレートがB/N[bit/s]に低下したことに相当する。
次に、前記N分割されたデータ列に仮に番号を付与し、それをKとする。Kは、0からN−1までの整数とする。データ列K(K=0〜N−1)のそれぞれにローパスフィルタ(以下LPF:Low Pass Filter)をかけることにより、信号帯域を圧縮する。通常、分割前のシリアル信号の周波数帯域はビットレートBよりも広がっており、その帯域をBorig[Hz]とする。つまり、N分割された各データ列の帯域はBorig/N[Hz]であるが、LPFを用いることにより、B/N[bit/s]より大きな帯域はカットされる。そのため、各データ列のビットレートはB/N[bit/s]、帯域はB/N[Hz]となる。
次に、データ列K(=0からN−1)に、Δt×Kの遅延を与えることにより、それぞれのデータ列のデータを時間的に同期させる。すなわち、遅延回路24aは、データ列の同期させる同期手段として機能する。一方、変調器部側でも、1つのCW光源から出射された光がN分割されている。N分割された光は、それぞれ光変調器K(=0からN−1)により変調される。前記光変調器K(=0からN−1)には、それぞれの光変調器とデータ列とが一対一で対応するように、データ列Kが入力される。N分割された光が変調されて生成された光信号は、それぞれ光周波数シフタにより、Δf×Kの大きさで光周波数がシフトする。ここで、周波数シフトΔf[Hz]は、Δf=1/(2Δt×N)である。これにより、フーリエ変換によって直交条件が満たされる。また、B=2NΔf[Hz]が成り立つ。
なお、本構成における離散フーリエ変換の誤差をほぼ無視できるレベルにするためには、シリアル=パラレル変換器において、データ信号からクロック信号を抽出して、Δf×Kの周波数のサイン波を生成し、光周波数シフトに用いるとよい。
最後に、N×1分岐の光結合器で光信号を合成することにより、合成された信号S(t)は、離散フーリエ変換を示す以下の式(1)を満たすこととなる。
Figure 0005585589
以上より、分割数Nの分だけ光を分割して、定義通りに離散フーリエ変換を実現したことになり、デジタル信号処理により、光OFDM信号を生成することができる。
光OFDM変調器100では、具体的には、それぞれ5ギガヘルツほどの帯域がある光信号が、2.5ギガヘルツ離れて重なって伝送されることになる。従って、全体の周波数帯域は、5ギガヘルツ(各帯域)×2−2.5ギガヘルツ(重なり)=7.5ギガヘルツとなり、重なりが無い場合である10ギガヘルツよりも圧縮され、周波数利用効率を高める効果がある。図2は、光OFDM変調器100によって生成される光周波数分割多重のスペクトル図である。図2で、fcはチャネルの中心波長である。また、ここでは、B=10ギガヘルツ、N=2、Δf=2.5ギガヘルツであるので、B=2NΔfが成り立つことがわかる。これが、デジタル信号処理における離散フーリエ変換の条件であり、各サブキャリアは直交する。また、データレートから直接、遅延時間Δtと、クロック周波数Δfを抽出しているため、フーリエ変換時における誤差が原理的に発生しない。
実施の形態2
次に、実施の形態2にかかる光OFDM変調器について説明する。本実施の形態にかかる光OFDM変調器は、図1の光OFDM変調器において、第1の光線路13aにも光周波数シフタが配置されたものである。図3は、本実施の形態にかかる光OFDM変調器200の構成を示すブロック図である。図3に示すように、光OFDM変調器200は、変調器部2及び電気回路部5により構成される。
変調器部2では、第1の光線路13aには光周波数シフタ15aが、第2の光線路13bには光周波数シフタ15bがそれぞれ配置されている。その他の構成は、図1に示す光OFDM変調器100の変調器部1と同様であるので、説明を省略する。
電気回路部5では、シリアルパラレル変換器21で抽出されたクロック信号CLKが、クロック信号線25aを介して光周波数シフタ15aに、クロック信号線25bを介して光周波数シフタ15bに入力される。その他の構成は、図1に示す光OFDM変調器100の電気回路部4と同様であるので、説明を省略する。
光OFDM変調器200では、第1の光周波数シフタ15aへはΔf=+1.25ギガヘルツを、第2の光周波数シフタ15bへは、Δf=−1.25ギガヘルツをかけることができる。図4は、光OFDM変調器200によって生成される光周波数分割多重のスペクトル図である。図4で、fcはチャネルの中心波長である。図4に示すように、出力される光信号が占めている中心周波数を、光源の搬送波、すなわちチャネルの中心波長に合せることができる。本構成のように、N本の光線路全てに光周波数シフタを配置すれば、光線路間の周波数間隔Δfを維持するとともに、任意の周波数分だけシフトさせることができる。
実施の形態3
次に、実施の形態3にかかる光OFDM変調器について説明する。本実施の形態は、N=4の場合の光OFDM変調器にかかるものである。図5は、本実施の形態にかかる光OFDM変調器300の構成を示すブロック図である。光OFDM変調器300は、変調器部3及び電気回路部6により構成される。光OFDM変調器300の基本構成は図1に示す光OFDM変調器100と同様であるが、N=4であることにより、以下の点で相違する。
変調器部3では、第1〜4の光線路13a〜dが設けられ、それぞれの光線路には第1〜4の光変調器14a〜dが配置されている、また、第2〜4の光線路13b〜dには、光周波数シフタ15b〜dが配置されている。その他の構成は、図1に示す光OFDM変調器100の変調器部1と同様である。
電気回路部6では、B=10[Gbit/s]の信号をN=4分割するため、第1〜4のデータ線22a〜22dには、それぞれ2.5[Gbit/s]の信号が分配される。また、ローパスフィルタ23a〜dのカットオフ周波数は2.5ギガヘルツに設定される。さらに、遅延回路24aは、第1のデータ線22aを通過するデータ列に、3×Δt(Δtは、1ビットの時間、ここでは100ピコ秒)の遅延を与える。遅延回路24bは、第2のデータ線22bを通過するデータ列に、2×Δtの遅延を与える。遅延回路24cは、第3のデータ線22cを通過するデータ列に、1×Δtの遅延を与える。また、データのパラレル変換後の2.5[Gbit/s]データ列を生成する過程において、周波数1.25ギガヘルツのクロック信号を抽出している。これは同様に、Δf=1/2NΔt = 1.25ギガヘルツ と算出されるからである。式(1)を満たすためには、光周波数シフタ15b〜dで、それぞれΔf、2×Δf、3×Δfの周波数シフトをさせることが必要となる。これらのクロック信号は、クロック信号線25b〜25dを通って、光周波数シフタ15b〜dに供給される。クロック信号線その他の構成は、図1に示す光OFDM変調器100の電気回路部4と同様である。
図6は、光OFDM変調器300によって生成される光周波数分割多重のスペクトル図である。図6に示すように。それぞれ2.5ギガヘルツほどの帯域がある光信号が、1.25ギガヘルツ離れて重なって伝送されることになる。従って、全体の周波数帯域は、2.5ギガヘルツ(各帯域)×4−1.25ギガヘルツ×3(重なり)=6.25ギガヘルツとなり、重なりが無い場合である10ギガヘルツよりも圧縮され、周波数利用効率をさらに高めることができる。なお、4本の光線路の全てに光周波数シフタを配置することも可能である。
その他の実施の形態
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述の実施の形態ではN=2及びN=4だけの構成例を示したが、分割数Nは2以上の任意の整数Nをとることができる。Nが大きいほど、全体の周波数帯域が狭くなり、周波数利用効率を高くすることができる。特に、2≦N≦4の場合は、その構成は簡単であるため、通常の光OFDM変調器と比べて装置を小型化及び低消費電力化を実現できる。また、いずれの場合も、SC光源のような大規模な光源を必要としない。
本発明で用いる光変調器としては、公知のマッハツェンダー(MZ)型光変調器、電界吸収(EA)型変調器や、QPSK変調器などの多値変調器を利用することができる。 また、光変調信号の帯域が狭くなるように、シングルサイドバンド(SSB)変調がかけられるものが望ましいが、変調方法はこれに限定されることはない。
CW光源は、単一波長で発振する分布帰還型(DFB)レーザや、多チャネルの波長を設定できる波長可変光源を利用することができる。
光分波器と光合波器との間の光線路は、光ファイバを用いてもよいし、半導体又は誘電体上に光導波路をモノリシック又はハイブリッドで構成してもよい。
さらに、光周波数シフタには公知のものを用いることができる。例えば、公知の光位相変調器を用いて、光SSB変調をかけ、残留する搬送波を除去するためにSSBだけを抽出する光バンドパスフィルタとの組み合わせの構成である(例えば、非特許文献3)。搬送波を抑圧した光SSB変調器による光周波数シフタ(例えば、非特許文献4)を適用してもよい。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2009年11月19日に出願された日本出願特願2009−264078を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、光通信システムや光インターコネクションなどに適用することが可能である。
1〜3 変調器部
4〜6 電気回路部
11 光源
12 カプラ
13a〜d 光線路
14a〜d 光変調器
15a〜b 光周波数シフタ
16 カプラ
17 光線路
18 光アンプ
21 シリアルパラレル変換器
22a〜22d データ線
23a〜d ローパスフィルタ
24a〜d 遅延回路
25a〜b クロック信号線
100、200、300 変調器
CLK クロック信号
DATA データ信号

Claims (10)

  1. ビットレートがB[Gb/s]のデータ信号が入力され、前記データ信号をビットレートがB/N(Nは2以上の整数)[Gb/s]のN個のデータ列に分割するとともに、前記データ信号から少なくとも1つのクロック信号を抽出する変換器と、
    前記N個のデータ列を同期させる同期手段と、
    連続波無変調光を出射する光源と、
    前記連続波無変調光をN分割する光分波器と、
    同期された前記N個のデータ列のそれぞれに応じて、前記N分割された連続波無変調光をそれぞれ変調することにより、N個の光信号を生成する変調手段と、
    前記クロック信号に応じて、前記N個の光信号の中心周波数をそれぞれΔf=B/(2N)[GHz]ずつ離隔させる光周波数シフト手段と、を備える、
    光変調装置。
  2. 前記変換器は、
    前記データ信号をNビットごとにシリアル=パラレル変換することにより、前記データ信号を1番目からN番目までの前記N個のデータ列に分割し、
    i(iは整数、2≦i≦N)番目の前記データ列は、(i−1)番目の前記データ列に対して1/B[s]遅延している、
    請求項1に記載の光変調装置。
  3. 前記同期手段は、通過する電気信号を遅延させる、1番目から(N−1)番目までの(N−1)個の遅延回路を備え、
    j(jは整数、1≦j≦N−1)番目の前記遅延回路は、j番目の前記データ列をΔf(N−j)[s]遅延させる、
    請求項2に記載の光変調装置。
  4. 前記変調手段は、前記同期されたN個のデータ列の一つが重複することなく入力されるN個の光変調器を備える、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光変調装置。
  5. 前記N個の光変調器のそれぞれは多値の光変調器である、
    請求項4に記載の光変調装置。
  6. 前記N個の光変調器のそれぞれはマッハツェンダー型の光変調器である、
    請求項4又は5に記載の光変調装置。
  7. 前記N個の光変調器のそれぞれは電界吸収型の光変調器である、
    請求項4又は5に記載の光変調装置。
  8. 前記光周波数シフト手段は、前記N個の光信号のそれぞれの光周波数をシフトさせるN個の光周波数シフタを備える、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の光変調装置。
  9. 前記変換器は、
    それぞれの周波数がB/(2N)[GHz]ずつ異なり、前記N個の光周波数シフタのそれぞれに重複することなく入力されるN個のクロック信号を生成する、
    請求項8に記載の光変調装置。
  10. ビットレートがB[Gb/s]のデータ信号を、ビットレートがB/N(Nは2以上の整数)[Gb/s]のN個のデータ列に分割するとともに、前記データ信号から少なくとも1つのクロック信号を抽出し、
    前記N個のデータ列を同期させ、
    光源から出射された連続波無変調光をN分割し、
    N個の光信号を、同期されたN個のデータ列に応じて前記N分割された連続波無変調光をそれぞれ変調することにより生成し、
    前記クロック信号に応じて、前記N個の光信号の中心周波数をそれぞれΔf=B/(2N)[GHz]ずつ離隔させる、
    光変調方法。
JP2011541791A 2009-11-19 2010-09-28 光変調装置及び光変調方法 Expired - Fee Related JP5585589B2 (ja)

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