JP5269697B2 - 光受信器及び光伝送システム - Google Patents

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本発明は、受信器及び光伝送システムに係り、特に、直交周波数分割多重された光信号において、信号スペクトルの高密度化、周波数利用効率の増大を実現するための受信器及び光伝送システムに関する。
データ通信需要の増大に伴い、大容量トラヒックの伝送を可能とする光信号変調技術や光信号多重技術を用いた光伝送ネットワークが普及しつつある。大容量トラヒック伝送の実現には高い周波数利用効率の実現が必要であり、それを実現する技術として、多値変調技術や光周波数直交分割多重(OFDM: Orthogonal Frequency Division Multiplexing)技術が挙げられる。特に光OFDMは、各チャネル間で満足される光周波数の直交性を用いることで、本来ならば発生しうる隣接チャネルからの光干渉を抑制し、高い周波数利用効率を実現する方式であり、多値変調との併用も可能である(例えば、非特許文献1参照)。
図18に光OFDMを実現する送信器の構成の一例を示す。この送信器は光源10〜10、光変調器20〜20、光カプラ30を備えている。それぞれの光源10〜10から出力される光はサブキャリアと呼ばれ、互いに等しい周波数間隔を持っている(f2−f1=f3−f2=f4−f3=△f)。ここでそれぞれの光源10〜10から出力されるサブキャリアは、単一の光源から出力された光に対し光位相変調を施すことにより生成してもよい。それぞれのサブキャリアは各変調器20〜20により周波数間隔と等しい変調レートで個別に変調され、スペクトル広がりを持った信号となる。それらの変調されたサブキャリアを光カプラ30により合波することで、光OFDM信号が生成される。
図19に光OFDM信号を各サブキャリアに分離する受信器の構成の一例を示す。この受信器はマッハツェンダー干渉計(MZI: Mach-Zehnder Interferometer)40、アレイ導波路回折格子(AWG: Arrayed Waveguide Grating)50,50、光復調器60〜60を備えている。光OFDM信号は、遅延量がシンボル長の半分に設定されたMZI40により偶奇それぞれのサブキャリアに分離される。偶奇に分離されたサブキャリアはさらにAWG50,50により各サブキャリアに分離され、光復調器60〜60により個別に復調される。
光OFDM信号は周波数スペクトル上に重複を持ったサブキャリアから構成されており、図20に示すとおり、光OFDM信号を構成するあるチャネルのキャリア周波数は、他のチャネルのNULL点となっている。信号を復調する際には、隣接サブキャリア間の光干渉を抑圧した状態で各サブキャリアを分離する必要がある。これを実現するために、遅延量τがシンボル長Tの半分に設定された、すなわちτ=T/2に設定されたMZI40を用いて光OFDM信号を自己遅延干渉させ、各サブキャリアの分離を行う。各サブキャリアの光周波数間隔△fが△f=1/Tを満足する場合、各サブキャリア間で光周波数が直交化され、遅延干渉されたT/2の時間領域においてサブキャリア間の光干渉が抑圧され、波形劣化なく各サブキャリアを分離することが可能となる。
しかしながら、光ファイバ通信において高速大容量伝送を実現するためには、さらなる信号スペクトルの狭帯域化、高密度化が必要となる。しかし、上で述べた従来方式ではサブキャリア間の光周波数間隔を1/Tより小さくすることができず、信号スペクトルのさらなる狭帯域化、高密度化が不可能である。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、送信器において各サブキャリアの光周波数間隔が1/Tよりおも小さい「高密度光OFDM信号」の生成、受信器において上記高密度光OFDM信号の受信、復調を実現するための受信器及び光伝送システムを提供することを目的とする。
図1は、本発明の原理構成図である。
本発明(請求項)は、変調レートがf、サブキャリアの光周波数間隔が△fであり、f<2△f<2fを満足する複数のサブキャリアから構成されている光OFDM信号を受信する光受信器であって、
光OFDM信号を各サブキャリアに分離するサブキャリア分離手段210と、
各サブキャリアに重畳された信号を復調する復調手段220を備え、
サブキャリア分離手段210が、遅延量が1/(2△f)である自己遅延干渉計であること
を特徴とする。
また、本発明(請求項)は、請求項の光受信器において、
サブキャリア分離手段210として、遅延量が1/(2△f)である自己遅延干渉計に加えて、遅延量が1/(4△f)である自己遅延干渉計を接続することを特徴とする。
また、本発明(請求項)は、請求項の光受信器において、
サブキャリア分離手段210として、自己遅延干渉計に加えてアレイ導波路回折格子の光分波器を接続することを特徴とする。
また、本発明(請求項)は、請求項乃至の光受信器において、
復調手段220として、復調器の前段に光ゲートを更に加え、前記光ゲートにより信号の識別タイミングの時間領域のみ復調器に入力し、復調することを特徴とする。
発明(請求項)は、変調レートがf、サブキャリアの光周波数間隔が△fであり、f<2△f<2fを満足する複数のサブキャリアから構成されている光OFDM信号を受信する光受信器であって、
局発光源を用いたコヒーレント検波回路およびディジタル信号処理による信号の復調部を具備し、
前記ディジタル信号処理として、
信号1シンボルを1/(N△f)の時間間隔でサンプリングすることにより得られた信号データs(k/(N△f))に対し、
Figure 0005269697
(但し、Nは光OFDM信号を構成するサブキャリアの数を表し、k = 0, 1, …, N-1、n = 0, 1, …, N-1であり、f_0は光OFDM信号を構成する最も低周波側のサブキャリアのキャリア周波数である)
の演算を施すことにより光OFDM信号を構成するn番目のサブキャリアに重畳された信号d_nを復調することを特徴とする。
発明(請求項)は、光OFDM信号を生成する光送信器と請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光受信器とを備えた光伝送システムであって、
光送信器は、
光OFDM信号を構成する複数のサブキャリアを生成するサブキャリア生成手段と、
サブキャリア生成手段により生成された個々のサブキャリアに、隣接するサブキャリアとの光周波数間隔△fに対して、f<2△f<2fを満足する変調レートfで変調を与えデータ信号とする変調手段と、
サブキャリア同士を合波する合波手段と、
を備え、
波手段において、偏波保持ファイバと偏波ビーム結合器を用いることで隣接するサブキャリア間の偏波を直交状態にすることを特徴とする。
発明(請求項)は、光OFDM信号を生成する光送信器と請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光受信器とを備えた光伝送システムであって、
前記光送信器は、
光OFDM信号を構成する複数のサブキャリアを生成するサブキャリア生成手段と、
前記サブキャリア生成手段により生成された個々のサブキャリアに、隣接するサブキャリアとの光周波数間隔△fに対して、f<2△f<2fを満足する変調レートfで変調を与えデータ信号とする変調手段と、
サブキャリア同士を合波する合波手段と、
前記合波手段の前段に接続された遅延線と、
を備え、
各サブキャリアのシンボル長をTとしたとき遅延線により、各サブキャリア間のシンボル開始点の時刻差△tが、
Figure 0005269697
を満足するように調整することを特徴とする。
本発明(請求項)は、光OFDM信号を生成する光送信器と請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光受信器とを備えた光伝送システムであって、
光送信器は、
光OFDM信号を構成する複数のサブキャリアを生成するサブキャリア生成手段と、
サブキャリア生成手段により生成された個々のサブキャリアに、隣接するサブキャリアとの光周波数間隔△fに対して、f<2△f<2fを満足する変調レートfで変調を与えデータ信号とする変調手段と、
サブキャリア同士を合波する合波手段と、
合波手段の前段に接続された遅延線と、
を備え、
伝送路で発生する単位光周波数当たりの群遅延差をD、シンボル長をTとしたとき遅延線により、各サブキャリア間のシンボル開始点の時間差△tが、
Figure 0005269697
を満足するように調整することを特徴とする。
上記のように本発明によれば、送信器において各サブキャリア間の光周波数間隔△fが1/2T<△f<1/T(変調レートをfとすると、f/2<△f<f)を満足する高密度光OFDM信号を生成する送信器で高密度光OFDM信号を各サブキャリアへ分離し、遅延量τが光周波数間隔△fで特徴付けられ、τ=1/2△fを満足することを特徴とするMZIを備えた受信器で上記高密度光OFDM信号を復調することにより、光OFDM信号の狭帯域、高密度化を実現し、伝送路の周波数利用効率を向上することが可能となる。
本発明の原理構成図である。 高密度OFDM信号である。 本発明の第1の実施の形態における送信器及び受信器の機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態において生成される2つのサブキャリアの例である。 本発明の第1の実施の形態における高密度OFDMの送信器の構成図である。 OFFM信号と高密度OFDM信号のスペクトル(実測値)である。 本発明の第1の実施の形態における受信器の構成図(その1)である。 BER特性のグラフ(シミュレーション)である。 本発明の第1の実施の形態における受信器の構成図(その2)である。 本発明の第1の実施の形態における実験結果(アイパターン)である。 本発明の第1の実施の形態における実験結果(分散耐力のグラフ)である。 本発明の第2の実施の形態における送信器の構成図(その1)である。 本発明の第2の実施の形態における送信器の構成図(その2)である。 本発明の第2の実施の形態における受信器の構成図(その1)である。 本発明の第2の実施の形態における受信器の構成図(その2)である。 本発明の第3の実施の形態における受信器の構成図(コヒーレント検波&FFT)である。 本発明の第4の実施の形態における送信器の構成図である。 光OFDMを実現する送信器の構成の一例である。 光OFDM信号を各サブキャリアに分離する受信器の構成の一例である。 通常のOFDM信号である。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
最初に本発明の概要を説明する。
本発明の原理は以下の通りである。一般に、光周波数間隔△fで配置されたN個のサブキャリアから構成された光OFDM信号は、
Figure 0005269697
と表される(非特許文献1)。ここで、d_n (n = 0, N-1)はサブキャリアnに付与されたベースバンド信号を表す。この信号から、各サブキャリアに付与されたベースバンド信号を復調するためには、
Figure 0005269697
で示されるように、光OFDM信号1シンボルに対し、N個のサンプルを抽出すればよい。ここでサンプリング間隔△t=1/N△fは、光周波数間隔△fによって決定される。従って、通常の光OFDM信号のように光周波数間隔と変調レートが等しくなくとも、すなわち、あるチャネルのキャリア周波数が他のチャネルのNULL点になっていなくとも、上記の式(2)の条件を満足した復調を実施すれば、通常の光OFDM信号よりも図2に示すような高密度、狭帯域な光OFDM信号の伝送が可能となる。
上記サンプリング間隔はMZIにおける遅延量に相当し、適切な遅延量が設定されたMZIを用いることにより高密度光OFDM信号の復調が可能となる。ここでは二つのサブキャリアから構成される高密度光OFDM信号に注目する。キャリア周波数f_0のサブキャリア1とキャリア周波数f_0 +△fのサブキャリア2から構成される高密度光OFDM信号S(t)は一般に、
S(t)=d1(t)exp[j2πf0t]+d2(t)exp[j2π(f0+△f)t] (3)
と表される。ここで、d_n (n =1,2)はサブキャリアnに付与されたベースバンド信号を表す。この高密度光OFDM信号を遅延量τ=1/2△fのMZIにおいて自己遅延干渉させた場合、constructive port、destructive portからはそれぞれ、
(d(t)+d(t+τ)exp[j2πf0t]+(d2 (t)-d2 (t+τ))exp[j2π(f0+△f)t] (4)
(d(t)-d(t+τ)exp[j2πf0t]+(d2 (t)+d2 (t+τ))exp[j2π(f0+△f)t] (5)
という信号が出力される。同一シンボル内での自己遅延干渉である場合はd_n(t)=d_n(t+τ)となるので、隣接するサブキャリアからの干渉は完全に抑圧され、各々の出力ポートよりd_1、d_2がそれぞれ得られる。例えばτ>Tの場合、同一シンボル内での自己遅延干渉とならないのでd_n(t)=d_n(t+τ)が満足されず、信号を抽出することが不可能となる。従ってτ<T、すなわち、1/2T<△fが必須となる。また、△f≧ 1/Tに対しては、通常のOFDM技術やWDM技術が適用可能であるため、本願発明における光OFDM信号の適用領域は1/2T<△f<1/Tとなる。三つ以上のサブキャリアから構成される光OFDM信号に対しても同様の議論が可能である。上記のようなMZIで自己遅延干渉を施すことで、隣接するサブキャリア同士を分離することが可能となる。
また、実際の伝送路では波長分散の影響などにより高密度化に伴う伝送ペナルティが発生しうる。その場合は、送信時に隣接するサブキャリア間の偏波状態を直交化する、もしくは各サブキャリアを合波して高密度光OFDM信号を生成する際に、各サブキャリア間でのシンボル同期の最適化を行うことで、ペナルティの軽減を図る。
[第1の実施の形態]
本実施の形態では、2波のサブキャリアを生成する場合を説明する。
図3は、本発明の第1の実施の形態における送信器及び受信器の機能ブロック図である。
同図に示す送信器は、光OFDM信号を構成する複数のサブキャリアを生成するサブキャリア生成部110、生成された個々のサブキャリアに、隣接するサブキャリアとの光周波数間隔△fに対して、f<2△f<2fを満足する変調レートfで変調を与え、データ信号とする変調部120、サブキャリア同士を合波する合波部130から構成される。
同図に示す受信器は、変調レートがf、サブキャリアの光周波数間隔が△fであり、f<2△f<2fを満足する複数のサブキャリアから構成されている光OFDM信号を受信するものであり、光OFDM信号を各サブキャリアに分離するサブキャリア分離部210と、各サブキャリアに重畳された信号を復調する復調部220から構成される。
送信器は、単一光源から出力される連続光にマッハツェンダー変調器(MZM: Mach-Zehnder Modulator)やMZMを並列に配置することで構成されるベクトル変調器などにより強度位相変調を施すことで、二つのサブキャリアを生成する(サブキャリア生成部110)。一般にMZMの透過率と印加電圧には図4に示されるような関係があり、例えば点Nを中心に±Vpiの電圧を△f/2[GHz]の周波数で印加することで、△f[GHz]の周波数間隔を持つ二つのサブキャリアが生成される。Vpiは、MZMの半波長電圧である。これら二つのサブキャリアは単一光源から生成されたものであるため、その周波数間隔は常に一定に保たれている。それら二つのサブキャリアを、図5に示すように、MZI103やインターリーブフィルタ(ILF: Interleave Filter)を用いることで分離し、光変調器104,104それぞれのサブキャリアに対してf<2△f<2fを満足する変調レートfで任意の強度、位相変調を施す(変調部120)。ここで、変調レートfは各サブキャリアに変調を施す周波数であり、シンボル長Tの逆数、f = 1/Tで表される。その後光カプラや偏波ビーム結合器(PBC: Polarization Beam Combiner)105によりサブキャリアを合波することで高密度光OFDM信号が生成される(合波部130)。
送信器としては、図18に示すものでもよい。この場合も同様に、隣接するサブキャリア間の光周波数間隔△fに対し、変調レートfはf <2△f < 2fを満足する必要がある。
図6は、20Gbps NRZ-DQPSKで変調された二つのサブキャリアから構成される光OFDM信号の光周波数スペクトルである。ここで20GbpsのNRZ-DQPSK変調なので、f=10GHzである。同図(A)はf=10GHz、△f=10GHz、同図(B)はf=10GHz、△f=8GHzとした場合のスペクトルを示している。図6より、高密度光OFDM信号は、通常のf=△fを満足する光OFDM信号よりも狭帯域な光周波数スペクトルを示すことが確認できる。
図7に示す受信器は、遅延量τ=1/2△fを有するMZI210と光復調器220,220から構成されている。MZI210により二つのサブキャリアからなる高密度光OFDM信号をそれぞれのサブキャリアに分離し、光復調器220,220により各サブキャリアの光信号に対して個別に復調を行う。
図8は、BER特性のグラフであり、同図は数値シミュレーションにより得られた、通常の光OFDM信号、高密度光OFDM信号それぞれに対する受信パワーとビット誤り率(BER: Bit Error Rate)の関係を示している。ここでは二つのサブキャリアに10Gbps NRZ-OOK変調を施し、光カプラにより合波した光OFDM信号、PBCにより合波した光OFDM信号を用いており、通常の光OFDM信号はf=10GHz、△f=10GHz、高密度OFDM信号はf=10GHz、△f=6, 8GHzである。図8より、高密度光OFDM信号においても、信号の伝送が可能であることが分かる。特に△f=8GHz、すなわち光周波数間隔を20%高密度化した高密度光OFDM信号は、通常の光OFDM信号と同等のBER特性を示しており、信号の品質を劣化させることなく光周波数スペクトルの狭帯域化、高密度化が実現できていることが確認できる。
また、図9のように、受信器におけるサブキャリア分離後に光ゲート215,215を組み込む構成も考えられる。一般に、光OFDM信号は各シンボルの境界部分で干渉により波形が劣化し、アイが開いている時間領域が狭いため、強度変調器などで構成される光ゲートを用いることで光信号のアイが開いている識別タイミングの時間領域のみを抽出し、そこから得られた光信号を復調することでBERが改善される場合がある。
図10は、実験から得られた、通常の光OFDM信号(同図(A))、高密度光OFDM信号(同図(B))それぞれのアイパターンを示している。ここでは二つのサブキャリアに20Gbps NRZ-DPSK変調を施し、PBCにより合波した光OFDM信号を用いており、通常の光OFDM信号(同図(A))はf=10GHz、△f=10GHz、高密度光OFDM信号(同図(B)は、f=10GHz、△f=8GHzである。また、受信器においては光ゲートを使用している。図10より、信号を識別する時間領域においては、高密度光OFDM信号に対しても、通常の光OFDM信号と同程度のアイ開口が確認できる。
図11は、実験から得られた、通常の光OFDM信号、高密度光OFDM信号それぞれの波長分散耐力を示している。縦軸はBERが10E-3となるときの受信パワーである。ここでは二つのサブキャリアに20Gbps NRZ-DQPSK変調を施し、光カプラにより合波した光OFDM信号a,b、PBCにより合波した光OFDM信号c,dを用いており、通常の光OFDM信号b,dはf=10GHz、△f=10GHz、高密度光OFDM信号a,cはf=10GHz、△f=8GHzである。PBCにより合波した光OFDM信号c,dでは、二つのサブキャリアの偏波は直交状態となっている。直交偏波なので隣接サブキャリア間の干渉を低減できる。図11より、PBCで合波することにより、光OFDM信号の波長分散に対する耐力は向上することが確認できる。従って、高い分散耐力が必要となる光伝送システムにおいては、PBCによる合波が効果的である。
[第2の実施の形態]
本実施の形態では、N波のサブキャリアを生成する場合を説明する。
図12は、本発明の第2の実施の形態における送信器の構成図であり、光源301、MZM302,光分波器303、光変調器304〜304、光カプラまたはPBC305,305、光カプラ306から構成される。
図12に示す送信器は、3つ以上のサブキャリアから構成される光OFDM信号を実現する構成となっている。単一光源301から出力された連続光にMZM302やベクトル変調器により強度位相変調を施すことで、位相同期がとられた3つ以上のサブキャリアを生成する。例えば3つのサブキャリアを生成するためには、図4における点Mを中心に±Vpi/2程度の電圧を△f[GHz]の周波数で印加することで、△f[GHz]の周波数間隔を持つ3つのサブキャリアが生成される。それらサブキャリアをAWGなどの光分波器303を用いて分離する。それぞれのサブキャリアは光変調器301〜301でf<2△f<2fを満足する変調レートfで変調され、図5の送信器と同様に光カプラやPBC305,305を用いて合波される。このようにして、3つ以上のサブキャリアから構成される高密度光OFDM信号が生成される。
また、図13に示されるような方法を用いても、3つ以上のサブキャリアから構成される光OFDM信号を実現することが可能である。単一光源401から出力された連続光を光カプラ406により分岐し、MZM402,402により一方の連続光に対しては図4における点Nを中心に±Vpiの電圧を△f[GHz]の周波数で印加することで、2△f[GHz]の周波数間隔を持つ二つのサブキャリアを生成し、それらサブキャリアをAWGなどの光分波器403、光変調器404,404を用いて分波、変調を施した後に光カプラ407を用いて合波する。MZM402により、もう一方の連続光に対しては図4における点Mを中心に±Vpi/2程度の電圧を2△f[GHz]の周波数で印加することで、2△f[GHz]の周波数間隔を持つ三つのサブキャリアを生成し、それらサブキャリアを同じくAWGなどの光分波器403,403,403を用いて分波、変調を施した後に光カプラ407で合波する。最後にこれらサブキャリアを光カプラやPBC405により合波することで、高密度光OFDM信号が実現される。この方法では、それぞれのMZM402,401で生成されたサブキャリアの周波数間隔が図12に示された例における周波数間隔よりも広いため、各サブキャリアを分離する際に、チャネル周波数間隔がより広く設計された光分波器を用いることが可能となる。
なお、送信器としては、図18に示すものでもよい。この場合も同様に、隣接するサブキャリア間の光周波数間隔△fに対し、変調レートfはf<2△f<2fを満足する必要がある。
図14は、本発明の第2の実施の形態における受信器の構成図である。
同図に示す受信器は、遅延量τ=1/2△fを有するMZI501とアレイ導波路回折格子(AWG)502,502、光復調器503,503,503,503から構成されている。3つ以上のサブキャリアからなる高密度光OFDM信号をMZI501により偶奇のサブキャリアに分離し、偶奇のサブキャリアをAWG502,502により各サブキャリアに分離する。さらに光復調器503〜503により各サブキャリアの光信号に対して個別に復調を行う。
受信器の構成としては、図15に示すものでもよい。図15に示す受信器は遅延量τ=1/2△fを有する第一段のMZI601と、遅延量τ=1/4△fを有する第二段のMZI602、602、光復調器603〜603から構成されている。5つ以上のサブキャリアからなる光OFDM信号に対しては、必要に応じて第三段、第四段のMZIやAWGが追加された構成となる。高密度光OFDM信号は複数のMZI、またはAWGを用いてひとつひとつのサブキャリアに分離され、光復調器603によりそれぞれのサブキャリアの光信号が復調される。
また、第1の実施の形態と同様に、図9のように、受信器におけるサブキャリア分離後に光ゲートを組み込む構成も考えられる。
[第3の実施の形態]
本実施の形態では、コヒーレント検波及び、FFTを行う構成について説明する。
図16は、本発明の第3の実施の形態における受信器の構成を示す。なお、送信器は第1の実施の形態及び第2の実施の形態で示したものと同様とする。
図16に示す受信器は、光カプラ701、局発光源702、光検出器703、ディジタル回路704から構成されている。
受信器へ入射された信号は、局発光源702から送出された連続光と光カプラ701により合波され、光検出器703により電気信号へと変換される。この電気信号がディジタル回路でサンプリング、ディジタル処理されることで、それぞれのサブキャリアに重畳された信号が復調される。このとき1シンボル中を1/N△fの時間間隔でサンプリングすることにより得られた信号データs(k/N△f)(k=0, 1, …, N-1)に対し、式(6)に示すような演算を施すことにより、各サブキャリアに重畳された信号d_n(n=0, 1, …, N-1)が復調される。ここで、Nは高密度光OFDM信号を構成するサブキャリア数、nはサブキャリアの番号を表す。f_0は番目0のサブキャリアのキャリア周波数を表す。
Figure 0005269697
[第4の実施の形態]
本実施の形態では、送信端におけるシンボル同期の調整の例を説明する。
図17は、本発明の第4の実施の形態における送信器の構成を示す。
なお、受信器は、第1の実施の形態、第2の実施の形態、第3の実施の形態で示したものと同様とする。
図17に示す送信器は図5に示す送信器において、各サブキャリアが光カプラまたはPBC105により合波される前段に、遅延線805,805を備えたものである。それ以外の構成は図5の構成と同様である。
遅延線805,805はサブキャリア間での各シンボルの開始点の時刻差を調整、すなわちシンボル同期をとるために用いる。高密度光OFDM信号を復調するためには、受信器において同一シンボル内で自己遅延干渉を行う必要がある。これを実現させるためには、遅延量をτ、サブキャリア間のシンボル開始点の時刻差を△tとした場合、τ+|△t|<Tを満足する必要がある。今、τ=1/2△fであるので、この条件は
|△t|<T-(1/2△f)
と表すことができる。本実施の形態では、遅延線805,805により、この条件を満足するようにシンボル開始点の時刻差を調整する。また、一般にN個のサブキャリアから構成される光OFDM信号に対しては、上記の条件は
Figure 0005269697
となる。
特に伝送路に波長分散が存在する場合、波長分散によるサブキャリア間の群遅延差を考慮したシンボル同期は分散耐力の向上につながる。波長分散による単位光周波数当たりの群遅延差をD[ps/GHz]とすると、サブキャリア間の群遅延差はD△fとなる。群遅延差を考慮してシンボル同期を行う場合、τ+|△t −D△f|<Tを満足する、すなわち
Figure 0005269697
を満足する△tをシンボル開始点の時刻差として付与することで、波長分散を有する伝送路においても高密度光OFDM信号の伝送が可能となる。また、一般にN個のサブキャリアから構成される光OFDM信号に対しては、上記の条件は、
Figure 0005269697
となる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
10 光源
20 光変調器
30 光カプラ
40 MZI
50 AWG
60 光復調器
110 サブキャリア生成手段、サブキャリア生成部
101 光源
102 MZM
103 MZI
104 光変調器
105 PBC/光カプラ
120 変調手段、変調部
130 合波手段、合波部
210 サブキャリア分離手段、サブキャリア分離部、MZI
215 光ゲート
220 復調手段、復調部、光復調器
301 光源
302 MZM
303 光分波器
304 光変調器
305 光カプラ/PBC
306 光カプラ
401 光源
402 MZM
403 光分波器
404 光変調器
405 光カプラ/PBC
406,407 光カプラ
501 MZI
502 AWG
503 光復調器
601,602 MZI
603 光復調器
701 光カプラ
702 局発光源
703 光検出器
704 ディジタル回路
801 光源
802 MZM
803 MZI
804 光変調器
805 遅延線
806 PBC/光カプラ

Claims (8)

  1. 変調レートがf、サブキャリアの光周波数間隔が△fであり、f<2△f<2fを満足する複数のサブキャリアから構成されている光OFDM信号を受信する光受信器であって、
    前記光OFDM信号を各サブキャリアに分離するサブキャリア分離手段と、
    各サブキャリアに重畳された信号を復調する復調手段を備え、
    前記サブキャリア分離手段が、遅延量が1/(2△f)である自己遅延干渉計であること
    を特徴とする光受信器。
  2. 前記サブキャリア分離手段として、遅延量が1/(2△f)である自己遅延干渉計に加えて、遅延量が1/(4△f)である自己遅延干渉計を接続する
    ことを特徴とする請求項に記載の光受信器。
  3. 前記サブキャリア分離手段として、自己遅延干渉計に加えてアレイ導波路回折格子の光分波器を接続する
    ことを特徴とする請求項に記載の光受信器。
  4. 前記復調手段として、復調器の前段に光ゲートを更に加え、前記光ゲートにより信号の識別タイミングの時間領域のみ復調器に入力し、復調すること
    を特徴とする、請求項乃至のいずれか1項に記載の光受信器。
  5. 変調レートがf、サブキャリアの光周波数間隔が△fであり、f<2△f<2fを満足する複数のサブキャリアから構成されている光OFDM信号を受信する光受信器であって、
    局発光源を用いたコヒーレント検波回路およびディジタル信号処理による信号の復調部を具備し、
    前記ディジタル信号処理として、
    信号1シンボルを1/(N△f)の時間間隔でサンプリングすることにより得られた信号データs(k/(N△f))に対し、
    Figure 0005269697
    (但し、Nは光OFDM信号を構成するサブキャリアの数を表し、k = 0, 1, …, N-1、n = 0, 1, …,N-1であり、f_0は光OFDM信号を構成する最も低周波側のサブキャリアのキャリア周波数である)の演算を施すことにより光OFDM信号を構成するn番目のサブキャリアに重畳された信号d_nを復調する
    ことを特徴とする光受信器。
  6. 光OFDM信号を生成する光送信器と請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光受信器とを備えた光伝送システムであって、
    前記光送信器は、
    光OFDM信号を構成する複数のサブキャリアを生成するサブキャリア生成手段と、
    前記サブキャリア生成手段により生成された個々のサブキャリアに、隣接するサブキャリアとの光周波数間隔△fに対して、f<2△f<2fを満足する変調レートfで変調を与えデータ信号とする変調手段と、
    サブキャリア同士を合波する合波手段と、
    を備え、
    記合波手段は、偏波保持ファイバと偏波ビーム結合器を用いることで隣接するサブキャリア間の偏波を直交状態にする
    ことを特徴とする光伝送システム
  7. 光OFDM信号を生成する光送信器と請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光受信器とを備えた光伝送システムであって、
    前記光送信器は、
    光OFDM信号を構成する複数のサブキャリアを生成するサブキャリア生成手段と、
    前記サブキャリア生成手段により生成された個々のサブキャリアに、隣接するサブキャリアとの光周波数間隔△fに対して、f<2△f<2fを満足する変調レートfで変調を与えデータ信号とする変調手段と、
    サブキャリア同士を合波する合波手段と、
    前記合波手段の前段に接続された遅延線と、
    を備え、
    各サブキャリアのシンボル長をTとしたとき、前記遅延線により、各サブキャリア間のシンボル開始点の時刻差△tが、
    Figure 0005269697
    を満足するように調整する
    ことを特徴とする光伝送システム
  8. 光OFDM信号を生成する光送信器と請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光受信器とを備えた光伝送システムであって、
    前記光送信器は、
    光OFDM信号を構成する複数のサブキャリアを生成するサブキャリア生成手段と、
    前記サブキャリア生成手段により生成された個々のサブキャリアに、隣接するサブキャリアとの光周波数間隔△fに対して、f<2△f<2fを満足する変調レートfで変調を与えデータ信号とする変調手段と、
    サブキャリア同士を合波する合波手段と、
    前記合波手段の前段に接続された遅延線と、
    を備え、
    伝送路で発生する単位光周波数当たりの群遅延差をD、シンボル長をTとしたとき、前記遅延線により、各サブキャリア間のシンボル開始点の時間差△tが、
    Figure 0005269697
    を満足するように調整する
    ことを特徴とする光伝送システム
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