JP2008244847A - 波長多重装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】WDM−PONの必要となる波長帯域を低減する波長多重伝送技術を提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態による波長多重装置100は、下り光信号として、波長の異なる複数のDPSK信号を多重する波長多重回路212と、多重されたDPSK信号から光デュオバイナリ信号を生成する光遅延回路220とを備える。この波長多重装置100は、上り信号として、波長の異なる複数のDPSK信号を、光遅延回路220を介して光デュオバイナリ信号として受信する光受信器をさらに備える。このように、上りと下りの光信号は、光遅延回路220により合分波されるため、光フィルタを用いた場合のデッドバンドが生じない。また、光信号にDPSK信号や光デュオバイナリ信号を利用しているため、通常の光強度信号であるNRZに比べ、変調帯域が約半分程度となる。
【選択図】図4

Description

本発明は、波長多重光通信システムの光送受信装置に関する。
図1に、従来のWDM−PON(Wavelength Division Multiplexing−Passive Optical Network)の構成例を示す。図1(a)は、伝送路の分岐部に波長スプリッタを用いた構成例であり、図1(b)は、伝送路の分岐部にパワースプリッタを用いた構成例である。
図1に示すように、OLT(Optical Line Terminal)10に配置された送信器からの複数の波長の異なる光信号は、波長多重回路で多重され、下り信号として伝送路に送出される。この下り信号は、伝送路の波長スプリッタ12またはパワースプリッタ16を介して、ONU(Optical Network Unit)14−1〜nで受信される。図1(a)の場合、下り信号は、波長スプリッタ12で波長ごとに分波され、各ONUは、所定の波長の下り信号を受信する。図1(b)の場合、下り信号は、パワースプリッタ16でパワー分岐され、各ONUは、下り信号の所定の波長を選択して受信する。
一方、各ONU14−1〜nに配置された送信器からの複数の波長の異なる光信号は、上り信号として伝送路に送出される。この上り信号は、伝送路の波長スプリッタ12またはパワースプリッタ16を介して、OLT10で受信される。OLTでは、上り信号が波長分離回路で波長ごとに分離され、各受信器で受信される。
従来、このようなWDM−PONでは、光信号は、DFB−LD(Distributed Feedback−Laser Diode)の直接変調により発生させていた。
H. Suzuki, et al., "A Remote Wavelength Setting Procedure based on Wavelength Sense Random Access (λ-RA) for Power-splitter-based WDM-PON," ECOC2009, We3, P.157, Sept. 2006 Sang-Mook Lee, et al., "Dense WDM-PON Based on Wavelength-Locked Fabry-Perot Laser Diodes," IEEE Photonics Technology Letters, Vol. 17, No. 7, July 2005
しかしながら、DFB−LDの直接変調の場合、チャーピングにより光信号の変調帯域B以上に光スペクトルが拡がることになる。ここで、波長数Nで波長多重した場合、光周波数利用効率をη(≦1)として、必要となる光領域の帯域は、N・B/ηとなる。すなわち、光スペクトルの拡がりによる光周波数利用効率の低下の影響は、波長多重によりN倍に拡大される。
この問題を回避するために、DFB−LDから得られたCW(Continuous Wave)光を外部変調器で変調すれば、光スペクトルの拡がりを小さくできるが、この方法でも上り信号と下り信号を分離または多重するために用いられる光フィルタのデッドバンドWを回避することは困難である。この場合に必要となる光領域の帯域は、図2に示すように、(W+N・B/η)となる。
ところで、図1(b)のパワースプリッタ型のWDM−PONは、既存のTDMA型のPON(例えば、G−EPONやG−PON)と波長多重することで、伝送路を共有することができる(非特許文献1)。その場合、既存のPONの未使用波長帯であるFuture Band(1565〜1625nm)をWDM−PONの上りおよび下りの信号に割当てる必要がある。したがって、所定の波長数Nに対して、必要となる光領域の帯域(W+N・B/η)を低減することができる技術が望まれる。
図3に示すように、パワースプリッタ型のWDM−PONのOLTにおいて(非特許文献2)、WDM用の波長多重分離回路にAWG(Arrayed Waveguide Grating)22を適用し、そのFSR(Free Spectral Range)を利用することで、上り信号と下り信号を分離多重するための光フィルタのデッドバンドWを回避することができる。しかし、その場合、OLT10に配置されるOSU(Optical Subscriber Unit)20−1〜nの受信器すべてに波長選択用の光フィルタ24−1〜nが必要となり、経済的でないという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、WDM−PONの必要となる波長帯域を低減する波長多重伝送技術を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、波長多重装置であって、波長の異なる複数のDPSK信号を多重する波長多重回路と、前記多重されたDPSK信号から光デュオバイナリ信号を生成する光遅延回路とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の波長多重装置であって、各DPSK信号は、ビットレートRのDPSK信号およびビットレートnR(nは整数)のDPSK信号のいずれかであり、前記光遅延回路は、1/Rの遅延量を与えることによって、前記多重されたDPSK信号から光デュオバイナリ信号を生成することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の波長多重装置であって、各DPSK信号は、複数の異なるビットレートのDPSK信号のいずれかであり、前記波長多重装置は、前記異なるビットレートごとに波長多重回路と、光遅延回路とを備え、前記波長多重装置は、前記光遅延回路からの光デュオバイナリ信号を合波する光カップラをさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の波長多重装置であって、各DPSK信号は、複数の異なるビットレートのDPSK信号のいずれかであり、前記波長多重装置は、前記異なるビットレートごとに波長多重回路と、光遅延回路とを備え、前記波長多重装置は、前記光遅延回路からの光デュオバイナリ信号を合波する波長多重回路をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の波長多重装置であって、各DPSK信号は、2つの異なるビットレートのDPSK信号のいずれかであり、前記波長多重装置は、前記異なるビットレートごとに波長多重回路と、光遅延回路とを備え、前記波長多重装置は、前記光遅延回路からの光デュオバイナリ信号を合波するインターリーバをさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の波長多重装置であって、前記DPSK信号のうち奇数番目の波長は、前記2つの異なるビットレートのDPSK信号の一方を含み、偶数番目の波長は、前記2つの異なるビットレートのDPSK信号の他方を含むことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれかに記載の波長多重装置であって、波長の異なる複数のDPSK信号を、前記光遅延回路を介して光デュオバイナリ信号として受信する光受信器をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の波長多重伝送ネットワークであって、波長ごとに、前記波長多重装置からの光デュオバイナリ信号を受信する光受信器をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の波長多重伝送ネットワークであって、前記波長多重装置からの光デュオバイナリ信号を分岐するパワースプリッタを備えたことを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の波長多重伝送ネットワークであって、前記波長多重装置からの光デュオバイナリ信号を分波する波長スプリッタを備えたことを特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、波長多重装置における方法であって、波長の異なる複数のDPSK信号を多重することと、前記多重されたDPSK信号から光デュオバイナリ信号を生成し、送信することとを備える。
また、請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の方法であって、各DPSK信号は、ビットレートRのDPSK信号およびビットレートnR(nは整数)のDPSK信号のいずれかであり、前記光デュオバイナリ信号を生成することは、各DPSK信号に1/Rの遅延量を与えて合波することを含むことを特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、請求項11に記載の方法であって、各DPSK信号は、複数の異なるビットレートのDPSK信号のいずれかであり、前記光デュオバイナリ信号を生成することは、各DPSK信号に各ビットレートに対応する遅延量を与えて合波することをさらに備えることを特徴とする。
また、請求項14に記載の発明は、請求項11から13のいずれかに記載の方法であって、波長の異なる複数のDPSK信号を、光デュオバイナリ信号に変換して受信することをさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、WDM−PONで必要となる波長帯域を経済的に狭窄化でき、波長資源の有効活用が可能となる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図4に、本発明の第1実施形態によるWDM−PONの構成例を示す。このWDM−PONは、1つのOLT100と、このOLTとパワースプリッタ120を介して接続された複数のONU140−1〜nとから構成されている。OLT100は、各ONUに対応するOSU200−1〜nと、上り信号の波長分波を行う波長多重分離回路210と、下り信号の波長合波を行う波長多重分離回路212と、所定の遅延を有するマッハツェンダ型干渉計からなる光遅延回路220とを備えている。OSU200は、DPSK(Differential Phase Shift Keying)変調光信号を送信する光送信器と、光デュオバイナリ信号を受信する光受信器とから構成される。また、各ONU140は、波長選択用の光フィルタ310と、DPSK信号を送信する光送信器と、光デュオバイナリ信号を受信する光受信器とを備えている。
OSU200の光送信器は、光デュオバイナリ信号を生成するためにプリコーディングされたDPSK信号(ビットレートR)を生成する。このDPSK信号は、波長多重分離回路で多重された後、波長ごとに光遅延回路で遅延検波され、光デュオバイナリ信号(ビットレートR)に変換される。ここで、光遅延回路220の遅延量は、DPSK信号のプリコーディングで与えられる遅延量に等しい値に設定される。光デュオバイナリ信号は、パワースプリッタ120を介してONUの光フィルタ310で波長選択され、受信器で復調される。
また、各ONU140の光送信器は、DPSK光信号(ビットレートR)を生成し、光フィルタ310を透過後、パワースプリッタ120を介してOLT100で受信される。OLT100において、DPSK光信号は、光遅延回路220で遅延検波され、光デュオバイナリ信号に変換された後、波長多重分離回路210で波長分離され、波長ごとにOSUの受信器で受信される。
上述したように、上りと下りの光信号は、光遅延回路220により合分波されるため、デッドバンドWが生じない。図5に、波長多重分離回路および光遅延回路の透過特性と、上りおよび下りの光信号スペクトルとの関係を示す。図5に示すように、上りおよび下りの波長帯域の間にデッドバンドWを設定する必要はない。また、光信号にDPSK信号およびDSPK信号を遅延検波した光デュオバイナリ信号を利用しているため、通常の光強度信号であるNRZに比べ、変調帯域が約半分となり、必要となる光領域の帯域を削減することができる。
(第2実施形態)
図6に、本発明の第2実施形態によるWDM−PONの構成例を示す。このWDM−PONは、第1実施形態におけるパワースプリッタ120に代えて波長スプリッタ160を使用したものである。本構成例において、ONU140−1〜nに搭載された光フィルタ312−1〜nは、上りおよび下りの光信号を分離するためのものである。
図7に、波長分離回路、光遅延回路および波長スプリッタの透過特性と、上りおよび下りの光信号スペクトルとの関係を示す。図7に示すように、本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
図8に、本発明の第3実施形態によるWDM−PONの構成例を示す。このWDM−PONは、第1実施形態の構成例と同様であるが、波長によりビットレートRを整数倍nにしたものである。本構成例において、光遅延回路220の遅延量(遅延時間)を、1/Rに設定し、ビットレートがnRである送信器のプリコーダの遅延量(遅延時間)を1/R(nビットの遅延を与える)に設定する。これにより、複数のビットレートが混在するWDM−PONを構成することができる。
(第4実施形態)
図9に、本発明の第4実施形態によるWDM−PONの構成例を示す。このWDM−PONは、第3実施形態におけるパワースプリッタ120に代えて波長スプリッタ160を使用したものである。
(第5実施形態)
図10に、本発明の第5実施形態によるWDM−PONの構成例を示す。このWDM−PONは、波長によりビットレートを異ならせたものである。ビットレートが同じ波長ごとに波長多重分離を行い、光遅延回路220−1〜Nでそのビットレートに応じた遅延量(遅延時間)が与えられる。すなわち、ビットレートRk(k:1〜Nの整数)に対して、光遅延回路220−kの遅延量を1/Rkに設定する。この場合、対応する送信器のプリコーダの遅延量(遅延時間)も1/Rkに設定する。N個の光遅延回路220は、光カップラ240で合波し、伝送路に接続する。これにより、複数のビットレートが混在するWDM−PONを構成することができる。
(第6実施形態)
図11に、本発明の第6実施形態によるWDM−PONの構成例を示す。このWDM−PONは、第5実施形態におけるパワースプリッタ120を波長スプリッタ160に置き換えたものである。
(第7実施形態)
図12に、本発明の第7実施形態によるWDM−PONの構成例を示す。このWDM−PONは、第5実施形態における光カップラ240に代えてAWG260を使用したものである。図13は、本構成例におけるAWGの透過特性と、上りおよび下りの光信号スペクトルとの関係を示している。図に示すように、上りおよび下り信号の波長をAWGのFSRを利用して配置することができる。
(第8実施形態)
図14に、本発明の第8実施形態によるWDM−PONの構成例を示す。このWDM−PONは、第7実施形態におけるパワースプリッタ120に代えて波長スプリッタ160を使用したものである。
(第9実施形態)
図15に、本発明の第9実施形態によるWDM−PONの構成例を示す。このWDM−PONは、第5実施形態において、ビットレートが2種類(N=2)の場合に光カップラ240に代えてインターリーバ280を使用したものである。本構成例において、OLT100で波長多重分離を行う波長スプリッタ214,216には、2×nのAWGを用いる。
図16に、2×nのAWGの一例を示す。AWGの周回性により、同じ波長でも入力されるポートが異なれば、出力されるポートも異なる。そのため、2ポート側で奇数番目の波長を一方のポートに割り当て、偶数番目の波長を他方のポートに割り当てると、nポート側では1ポートおきに奇数番目と偶数番目の隣り合う波長が1つのポートに割り当てられる。このようなAWGを波長スプリッタ214,216として用いる。
図17は、本構成例における上りおよび下り光信号の波長配置の例を示している。図に示すような波長配置で、OSU200−1,200−2のそれぞれに隣り合う2つの波長を割当てる。具体的には、各OSU200の受信器には、一方のビットレートR1を有する上りの偶数番目の波長λ2k(k:1〜nの整数)と、他方のビットレートR2を有する上りの奇数番目の波長λ2k+1を割り当てる。また、各OSU200の送信器には、ビットレートR1を有する下りの偶数番目の波長λ’2l(l:1〜nの整数)と、ビットレートR2を有する下りの奇数番目の波長λ’2l+1を割り当てる。
また、ビットレートR1に設定したONU140aの送信器には、上りの偶数番目の波長λ2kを割り当て、受信器には、下りの偶数番目の波長λ’2lを割り当てる。ビットレートR2に設定したONU140bの送信器には、上りの奇数番目の波長λ2k+1を割り当て、受信器には、下りの奇数番目の波長λ’2l+1を割り当てる。図15では、ビットレートR1に設定したONU140aと、ビットレートR2に設定したONU140bしか図示していないが、ビットレートを選択可能な他のONU140を使用してもよい。
このように、偶数番目と奇数番目の波長に異なるビットレートを割当てることで、各OSU200から送信された下り信号は、ビットレート(波長)に応じて2×nのAWG216の異なるポートで波長多重される。そして、光遅延回路220a,220bでそれぞれのビットレートに応じた遅延量が与えられ、インターリーバ280を介して、伝送路に送出される。この場合、対応する送信器のプリコーダの遅延量もビットレートに応じて設定される。各ONU140は、対応する下り信号を光フィルタ310a,bで選択して、対応するビットレートの信号を受信する。
他方、各ONU140は、ビットレートに応じて、偶数または奇数番目の波長の上り信号を送出する。この上り信号は、パワースプリッタ120で合波され、偶数または奇数番目の波長に応じて(すなわち、ビットレートに応じて)、インターリーバ280で分波される。分波された上りの信号は、光遅延回路220a,220bでそれぞれのビットレートに応じた遅延量が与えられ、それぞれの波長に応じて2×nのAWG214の異なるポートに波長分離される。各OSU200は、波長分離された上り信号を対応するビットレートの受信器で受信する。
以上のように、本構成によれば、インターリーバ280を用いて2種類のビットレートが混在するWDM−PONを構成することができる。
(第10実施形態)
図18は、本発明の第10実施形態によるWDM−PONの構成例を示す。このWDM−PONは、第9実施形態におけるパワースプリッタ120に代えて波長スプリッタ160を使用したものである。図19は、本構成例における上りおよび下り光信号の波長配置の例を示している。
以上、本発明について、具体的にいくつかの実施形態について説明したが、本発明の原理を適用できる多くの実施可能な形態に鑑みて、ここに記載した実施形態は、単に例示に過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。例えば、上記の実施形態におけるOLTの波長多重分離回路および光遅延回路は、PLC(Planer Lightwave Circuit)上に集積化することができ、OLTを経済的に実現することができる。したがって、ここに例示した実施形態は、本発明の趣旨から逸脱することなくその構成と詳細を変更することができる。さらに、説明のための構成要素および手順は、本発明の趣旨から逸脱することなく変更、補足、またはその順序を変えてもよい。
従来のWDM−PONの構成例を示す図であり、図1(a)は、伝送路の分岐部に波長スプリッタを用いた構成例であり、図1(b)は、伝送路の分岐部にパワースプリッタを用いた構成例である。 従来のWDM−PONで使用される、上り信号と下り信号の分離のための光フィルタのデッドバンドについて説明するための図である。 デッドバンドのないWDM−PONについて説明するための図であり、図3(a)は、WDM−PONの構成例を示し、図3(b)は、AWGおよび光フィルタの透過特性と、上りおよび下り信号のスペクトルとの関係を示している。 本発明の第1実施形態によるWDM−PONの構成例を示す図である。 図4の波長多重分離回路および光遅延回路の透過特性と、上りおよび下りの光信号スペクトルとの関係を示す図である。 本発明の第2実施形態によるWDM−PONの構成例を示す図である。 図6の波長分離回路、光遅延回路および波長スプリッタの透過特性と、上りおよび下りの光信号スペクトルとの関係を示す図である。 本発明の第3実施形態によるWDM−PONの構成例を示す図である。 本発明の第4実施形態によるWDM−PONの構成例を示す図である。 本発明の第5実施形態によるWDM−PONの構成例を示す図である。 本発明の第6実施形態によるWDM−PONの構成例を示す図である。 本発明の第7実施形態によるWDM−PONの構成例を示す図である。 図12のAWGの透過特性と、上りおよび下りの光信号スペクトルとの関係を示す図である。 本発明の第8実施形態によるWDM−PONの構成例を示す図である。 本発明の第9実施形態によるWDM−PONの構成例を示す図である。 図15の構成例における2×nのAWGの波長特性を示す図である。 図15の構成例における上りおよび下り光信号の波長配置例を示す図である。 本発明の第10実施形態によるWDM−PONの構成例を示す図である。 図18の構成例における上りおよび下り光信号の波長配置例を示す図である。
符号の説明
10 OLT
12 波長スプリッタ
14 ONU
16 パワースプリッタ
20 OSU
22 波長多重分離回路
24 光フィルタ
100 OLT
120 パワースプリッタ
140 ONU
160 波長スプリッタ
200 OSU
210 波長分離回路
212 波長多重回路
214 2×n波長分離回路
216 2×n波長多重回路
220 光遅延回路
240 光カップラ
260 波長スプリッタ
280 インターリーバ
310,312 光フィルタ

Claims (14)

  1. 波長の異なる複数のDPSK信号を多重する波長多重回路と、
    前記多重されたDPSK信号から光デュオバイナリ信号を生成する光遅延回路と
    を備えたことを特徴とする波長多重装置。
  2. 請求項1に記載の波長多重装置であって、
    各DPSK信号は、ビットレートRのDPSK信号およびビットレートnR(nは整数)のDPSK信号のいずれかであり、
    前記光遅延回路は、1/Rの遅延量を与えることによって、前記多重されたDPSK信号から光デュオバイナリ信号を生成することを特徴とする波長多重装置。
  3. 請求項1に記載の波長多重装置であって、
    各DPSK信号は、複数の異なるビットレートのDPSK信号のいずれかであり、前記波長多重装置は、前記異なるビットレートごとに波長多重回路と、光遅延回路とを備え、
    前記波長多重装置は、前記光遅延回路からの光デュオバイナリ信号を合波する光カップラをさらに備えたことを特徴とする波長多重装置。
  4. 請求項1に記載の波長多重装置であって、
    各DPSK信号は、複数の異なるビットレートのDPSK信号のいずれかであり、前記波長多重装置は、前記異なるビットレートごとに波長多重回路と、光遅延回路とを備え、
    前記波長多重装置は、前記光遅延回路からの光デュオバイナリ信号を合波する波長多重回路をさらに備えたことを特徴とする波長多重装置。
  5. 請求項1に記載の波長多重装置であって、
    各DPSK信号は、2つの異なるビットレートのDPSK信号のいずれかであり、前記波長多重装置は、前記異なるビットレートごとに波長多重回路と、光遅延回路とを備え、
    前記波長多重装置は、前記光遅延回路からの光デュオバイナリ信号を合波するインターリーバをさらに備えたことを特徴とする波長多重装置。
  6. 請求項5に記載の波長多重装置であって、
    前記DPSK信号のうち奇数番目の波長は、前記2つの異なるビットレートのDPSK信号の一方を含み、偶数番目の波長は、前記2つの異なるビットレートのDPSK信号の他方を含むことを特徴とする波長多重装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の波長多重装置であって、
    波長の異なる複数のDPSK信号を、前記光遅延回路を介して光デュオバイナリ信号として受信する光受信器をさらに備えたことを特徴とする波長多重装置。
  8. 請求項7に記載の波長多重伝送ネットワークであって、
    波長ごとに、前記波長多重装置からの光デュオバイナリ信号を受信する光受信器をさらに備えたことを特徴とする波長多重伝送ネットワーク。
  9. 請求項8に記載の波長多重伝送ネットワークであって、
    前記波長多重装置からの光デュオバイナリ信号を分岐するパワースプリッタを備えたことを特徴とする波長多重伝送ネットワーク。
  10. 請求項8に記載の波長多重伝送ネットワークであって、
    前記波長多重装置からの光デュオバイナリ信号を分波する波長スプリッタを備えたことを特徴とする波長多重伝送ネットワーク。
  11. 波長多重装置における方法であって、
    波長の異なる複数のDPSK信号を多重することと、
    前記多重されたDPSK信号から光デュオバイナリ信号を生成し、送信することと
    を備える方法。
  12. 請求項11に記載の方法であって、
    各DPSK信号は、ビットレートRのDPSK信号およびビットレートnR(nは整数)のDPSK信号のいずれかであり、
    前記光デュオバイナリ信号を生成することは、各DPSK信号に1/Rの遅延量を与えて合波することを含むことを特徴とする方法。
  13. 請求項11に記載の方法であって、
    各DPSK信号は、複数の異なるビットレートのDPSK信号のいずれかであり、
    前記光デュオバイナリ信号を生成することは、各DPSK信号に各ビットレートに対応する遅延量を与えて合波することをさらに備えることを特徴とする方法。
  14. 請求項11から13のいずれかに記載の方法であって、
    波長の異なる複数のDPSK信号を、光デュオバイナリ信号に変換して受信することをさらに備えることを特徴とする方法。
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