JP2007024924A - 光アナログ/デジタル変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 リファレンスとしての光信号を参照することなく,入力された光信号の光アナログ量を,直接デジタル値として導出する。
【解決手段】 入力された光信号を,相互に異なる所定の分割比で分割する分割導波路510と,上記分割された分割光信号を検出し,電気信号に変換する複数の光検出部PD1,PD2,PD3とを備え,上記入力された光信号のデジタル値を直接導出することを特徴とする,光アナログ/デジタル変換装置が提供される。
【選択図】 図10
【解決手段】 入力された光信号を,相互に異なる所定の分割比で分割する分割導波路510と,上記分割された分割光信号を検出し,電気信号に変換する複数の光検出部PD1,PD2,PD3とを備え,上記入力された光信号のデジタル値を直接導出することを特徴とする,光アナログ/デジタル変換装置が提供される。
【選択図】 図10
Description
本発明は,光アナログ/デジタル変換装置に係り,さらに詳細には,光信号の光アナログ量をデジタル値に変換する光アナログ/デジタル変換装置に関する。
従来,光信号のアナログ量を電気信号のデジタル値に変換するため,先ず,フォトダイオード等の光検出器を通じて,光アナログ量を電気アナログ量に変換し,次に,その電気アナログ量を電気的なアナログ/デジタル変換器(以下,電気アナログ/デジタル変換器という。)を用いて最終的なデジタル値に変換していた。
しかし,光アナログ量を一旦電気アナログ量に変換する方法では,電気アナログ/デジタル変換器の変換速度の制限から高速化に限界が生じ,また,電気アナログ/デジタル変換器にリニアな信号を入力するために,光検出器の非直線性を補正する必要もあった。さらに,このような電気アナログ/デジタル変換器の消費電力も無視することができなかった。
また,デジタル値に変換されるべき電気アナログ量を,光の特性(光位相変調)を利用して,デジタル信号に変換する技術も知られている(例えば,特許文献1および特許文献2)。しかし,かかる技術は,光アナログ信号を直接,電気デジタル信号に変換するものではなく,シングルモードにおいてのみの利用に限られる。
また,入力される電気アナログ信号を一旦光信号に変換し,その光の強さを複数段階の光信号と比較して,電気デジタル信号を導出する技術も知られている(例えば,特許文献3)。しかし,かかる技術の入力と出力に焦点を当てると,単なる電気的なアナログ/デジタル変換を示しているに過ぎず,また,光のリファレンス信号や,信号毎に2つの光検出器が必要であるなど,構成が非常に複雑となる。
本発明は,従来の,光アナログ量からのデジタル値の検出方法が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,リファレンスとしての光信号を参照することなく,入力された光信号の光アナログ量を,直接,デジタル値として導出することが可能な,新規かつ改良された光アナログ/デジタル変換装置を提供することである。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,入力された光信号を,相互に異なる所定の分割比で分割する分割導波路と;上記分割された分割光信号を検出し,電気信号に変換する複数の光検出部と;を備え,上記入力された光信号のデジタル値を直接導出することを特徴とする,光アナログ/デジタル変換装置が提供される。上記導出できるデジタル値は,2段階以上,好ましくは,3段階以上である。
本発明は,光信号を相互に異なる所定の分割比で分割することによって,所定の比率を有する分割光信号を生成し,各分割光信号が閾値に達しているかどうかで入力された光信号のデジタル値を検出することができる。
かかる構成により,一旦電気アナログ量を導出するといった処理を介すことなく,入力された光信号の光アナログ量を,直接,デジタル値として導出することが可能となる。従って,変換速度が制限される電気アナログ/デジタル変換器の遅れが無いため,1bitの光アナログ/デジタル変換装置と同様の高速変換が可能となり,コスト低減も可能となる。
また,本発明による光検出部は,従来のような光アナログ量に対応する電気アナログ量を検出するために利用するのではなく,オン・オフといった離散値を検出するだけなので,光検出部の非直線性を考慮する必要がない。
上記分割導波路は,導波路を,通過する光アナログ量が等しい所定本数の単位導波路に分割し,上記単位導波路を上記分割比になるように合成して形成されるとしても良い。上記単位導波路は,例えば,導波路の材質や断面積を等しくすることによって通過する光アナログ量を均一にすることができる。
かかる構成により,導波路を形成する工程上の寸法誤差の影響を受けにくく,高い精度で光信号の分割比を得ることができる。また,単位導波路を余剰に設け,任意の単位導波路を切断しその単位導波路を通過する光信号を遮断することによって,分割光信号の光量を調整することも可能となる。
導出するデジタル値がn段階であったとき,上記所定本数は,数式1の結果を約分したときの分子の値以上であるとしても良い。上記n段階は,デジタル値として区別できる数値の個数を表し,例えば,「0,1,2,3」の4値で表されるデジタル値は4段階となる。このとき数式1を計算すると23/15となりこの分子23が単位導波路の本数となる。
…(数式1)
かかる構成により,本発明を実施する場合の,単位導波路の最小本数を計算することができ,コストの低減化を維持できる。
上記分割導波路は,光アナログ量を等分割するバイナリ分割導波路を所定段設け,上記バイナリ分割導波路からの出力を上記分割比になるように合成して形成されるとしても良い。上記バイナリ分割導波路は,1の光信号の入力を2の出力に単純に分割する導波路であり,その2つの出力には光量が均等に分割される。このようなバイナリ分割導波路を連続して接続することにより,均一な光量を出力する2nの光出力端を得ることができる。また,導波路の作成工程における寸法誤差の影響も受けにくいので,分割精度をさらに高める事ができる。さらに上記バイナリ分割導波路は,入射光の位相を保ったまま分割されるので,シングルモードにおける利用も可能となる。
上記バイナリ分割導波路の剰余分を合成して形成される剰余導波路と;上記剰余導波路から出力される光信号を検出する剰余光検出部と;をさらに備えるとしても良い。かかる構成により,剰余の導波路を,当該アナログ/デジタル変換装置の校正や,エラー検出,テスト信号印加,バックアップ等に利用することが可能となる。
導出するデジタル値がn段階であったとき,上記所定段の数は,log2(数式1の結果を約分したときの分子の値)以上であるとしても良い。かかる構成により,本発明を実施する場合の,単位導波路の最小段数を計算することができ,コストの低減化を維持可能となる。
…(数式1)
上記複数の光検出部は,実質的に等しい光検出特性を有するとしても良い。上記所定本数や所定段数は,光アナログ量の状態を正確に導出するため,各デジタル値の中間値に対応するアナログ量に閾値を設定している。従って,ある程度の光検出部の検出誤差は許容できるが,かかる光検出部の検出特性を等しくすることで,さらに正確に光アナログ量を検出することが可能となる。
上記複数の光検出部からの電気信号をリファレンス信号と比較する複数の比較器と;比較器からの出力信号を2進数の信号に変換するデコーダと;をさらに備えるとしても良い。かかる構成により光検出部からの検出信号を単に読み取るだけでなく,リファレンス信号を調整することで,より正確に光アナログ量を検出することが可能となる。
また,上記光アナログ/デジタル変換装置を備え,光伝送路からの光信号を受信する光信号受信装置も提供される。
以上説明したように本発明によれば,リファレンスとしての光信号の参照や,変換速度が遅い電気的アナログ/デジタル変換器を利用すること無く,入力された光信号のデジタル値を,直接,導出することができる。このことによって,光信号を高速にデジタル変換することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
先ず,本発明の実施形態を説明する前に,光信号のアナログ/デジタル変換装置の簡単な説明を行う。
図1は,従来から利用されている光信号のアナログ/デジタル変換を説明するための概略図である。ここでは,信号源LDからの光信号が光ファイバ等の光伝送路10を介して光検出器PDに入力され,この光検出器PDで一旦電気アナログ信号に変換される。そして,電気アナログ/デジタル変換装置20によって上記光信号のデジタル値が導出される。
上記アナログ/デジタル変換装置20は,光検出器PDで変換された電気アナログ信号と,リファレンス電圧Vrefを抵抗部30によって抵抗分割した各閾値とを比較器40に入力する。そして,比較器40の比較結果に応じて,即ち,入力された電気アナログ信号が各閾値より大きいと判断された比較器40の出力を読み取り,10進/2進変換器50によって2bitのデジタル信号に置き換えられる。ここでは,比較器光信号の4つの状態を検出することができる。
このような従来の光信号のデジタル値の検出では,フォトダイオード等の光検出器を通じて,光アナログ量を一旦電気アナログ量に変換し,その電気アナログ量を電気アナログ/デジタル変換器を用いて最終的なデジタル値に変換していた。
しかし,電気アナログ量の導出処理を介す上記の方法では,電気アナログ/デジタル変換器の変換速度の制限から,高速化に限界があり,また,電気アナログ/デジタル変換器にリニアな信号を入力するために,光検出器の非直線性を補正する必要もあった。さらに,このような電気アナログ/デジタル変換器の消費電力も無視することができなかった。
また,デジタル値に変換されるべき電気的なアナログ信号を,光の特性(光位相変調)を利用して,デジタル信号に変換する技術も知られている。しかし,このような技術では,光位相変調を利用するため,固定出力のシングルレーザを使用する必要があり,マルチモードによる光源や,単にLEDを使った光源を利用できない。従って,単純な光信号のパワー(振幅)やPAM(Pulse Amplitude Modulation)信号の変化を,直接,電気デジタル信号に変換することはできなかった。
また,入力される電気アナログ信号を,一旦光信号に変換し,その光の強さを固定された複数段階の光信号と比較し,電気デジタル信号を導出する技術も知られている。しかし,かかる技術は,入力と出力との関係では,単なる電気的なアナログ/デジタル信号である。また,その構成は,光リファレンスをフィルタで重み付けした信号と,入力信号とを2つの受光素子によって単純に比較するものであり,フラッシュ型電気アナログ/デジタルコンバータの構成をそのまま光に置き換えたに過ぎない。
(第1の実施形態:アナログ/デジタル変換装置)
本発明による実施形態では,光アナログ/デジタル変換装置が提供されるが,その変換理論の基本的な概念をここで説明する。
本発明による実施形態では,光アナログ/デジタル変換装置が提供されるが,その変換理論の基本的な概念をここで説明する。
図2は,通常の電気アナログ/デジタル変換器の動作原理を説明するためのブロック図である。ここでは,フラッシュ型2bitのアナログ/デジタル変換器100を挙げている。
上記電気アナログ/デジタル変換器100は,抵抗部110と,比較器120と,10進/2進変換器130とを含んで構成される。
上記抵抗部110は,リファレンス電圧Vrefを所定の電圧に分割する。ここでは,抵抗R/2,R,R,R/2によって,リファレンス電圧Vrefの1/6,3/6,5/6倍の電圧が生成される。
上記比較器120は,アナログ/デジタル変換すべきアナログ電圧入力Vinと,抵抗部110によって抵抗分割された各閾値電圧とをそれぞれ比較し,アナログ電圧入力Vinが閾値電圧以上であるかどうかを検出する。例えば,アナログ電圧入力Vinがリファレンス電圧Vrefの3/6以上かつ5/6未満であった場合,比較器120の「1」および「2」がオン信号を出力し,「3」が出力されない。この場合,上記アナログ信号は,デジタル値「2」となる。
上記10進/2進変換器130は,比較器120からの出力を受信し,どの比較器120においてオン信号が出力されているかを判断して,2bitのデジタル信号を出力する。例えば,上記のように比較器120の「1」および「2」のみがオン信号を出力し,「3」が出力されていないとき,10進数における「2」と判断する。このとき,10進/2進変換器130の出力は2進数「10」となる。上記2bitのデジタル信号では,入力されるアナログ信号の4つの状態を検出することができる。
図3は,上記抵抗部110の抵抗分割による閾値を説明するための説明図である。上記アナログ/デジタル変換器100によると,検出すべきデジタル値は,2bit,即ち,4つの状態であり,図3においては,「0,1,2,3」で表される。
かかる「0,1,2,3」の状態を区別するためには,検出精度を上げるため,その閾値を「0.5,1.5,2.5」とすると良い。従って,閾値は,アナログ電圧入力Vinの最大値である「3」に対して,1/6,3/6,5/6倍の値となる。この分割比は,リファレンス電圧Vrefを,直列に接続された抵抗R/2,R,R,R/2で抵抗分割することによって得られる。
上記閾値を設けることによって,アナログ電圧入力Vinが0.5未満,即ち,判断すべきデジタル値のLSB(ここでは,「1」)×(1/2)未満であれば「0」,LSB×(1/2)以上,LSB×(3/2)未満であれば「1」,LSB×(3/2)以上,LSB×(5/2)未満であれば「2」,LSB×(5/2)以上であれば「3」と判断することができる。
このアナログ/デジタル変換器100では,比較器120に入力されるリファレンス電圧Vrefの電圧値の範囲が広く,比較器120の検出範囲における電圧値の高いところや低いところでは,直線性や反応速度に問題があった。
図4は,図2に示したアナログ/デジタル変換器の構成を変えた場合の動作原理を説明するためのブロック図である。ここでは,フラッシュ型2bitのアナログ/デジタル変換器200を挙げている。
図2のアナログ/デジタル変換器100は,アナログ電圧入力Vinと,複数段の閾値とを比較することによって,デジタル値を検出していたが,当該アナログ/デジタル変換器200は,一定の閾値(リファレンス電圧Vref)と,複数段のレベルに変更されたアナログ電圧入力Vinとを比較することによって,デジタル値を検出している。
上記アナログ/デジタル変換器200は,抵抗部210と,比較器220と,10進/2進変換器230とを含んで構成される。
上記抵抗部210は,アナログ電圧入力Vinを複数の電圧レベルに変換する。ここでは,4RとRによる抵抗分割と,2RとRによる抵抗分割によって,アナログ電圧入力Vinの1,1/3,1/5倍の電圧が生成される。
上記比較器220は,上記アナログ電圧入力Vinのレベルを変更した複数の信号と,一定のリファレンス電圧Vrefとをそれぞれ比較し,変更された各アナログ電圧入力Vinがリファレンス電圧Vref以上であるかどうかを検出する。例えば,アナログ電圧入力Vinを1/3倍した値がリファレンス電圧Vref以上であると,比較器220の「1」および「2」がオン信号を出力し,アナログ電圧入力Vinを1/5倍した値がリファレンス電圧Vref未満であると,比較器120の「3」が出力されない。この場合,上記アナログ信号は,デジタル値「2」となる。
上記10進/2進変換器230は,比較器220からの出力を受信し,どの比較器220においてオン信号が出力されているかを判断し,2bitのデジタル信号を出力する。例えば,入力される10進数が上述したようにデジタル値「2」を示している場合,2進数「10」を出力する。上記2bitのデジタル信号では,入力されるアナログ信号の4つの状態を検出することができる。
図5は,上記抵抗部210の抵抗分割によるアナログ電圧入力Vinのレベルを説明するための説明図である。上記アナログ/デジタル変換器200によると,検出すべきアナログ値は,2bit,即ち,4つの状態であり,図5においては,「0,1,2,3」で表される。
かかる「0,1,2,3」の状態を区別するためには,アナログ電圧入力Vin自体のレベルを1,1/3,1/5倍して,アナログ電圧入力VinのLSB×(1/2)に相当するリファレンス電圧Vrefと比較する。これは,図2における,アナログ電圧入力VinのLSB×(1/2)であるリファレンス電圧Vrefの1/6倍の値を1,3,5倍して,アナログ電圧入力Vinと比較するのと同様の結果を得ることができる。
例えば,アナログ電圧入力Vinがデジタル値1に相当する場合,リファレンス電圧Vref以上の値を示すので,比較器220の「1」では,オン信号を出力するが,アナログ電圧入力Vinの1/3,1/5倍の信号はリファレンス電圧Vref未満となるので,他の比較器220は,オン信号を出力しない。アナログ電圧入力Vinがデジタル値2に相当する場合,1,1/3倍の信号がリファレンス電圧Vref以上の値を示すので,比較器220の「1」および「2」では,オン信号を出力するが,アナログ電圧入力Vinの1/5倍の信号はリファレンス電圧Vref未満となるので,他の比較器220「3」は,オン信号を出力しない。同様に,アナログ電圧入力Vinがデジタル値3に相当する場合,比較器220は全てオン信号を出力し,アナログ電圧入力Vinがデジタル値0に相当する場合,比較器220は全てオン信号を出力しない。
かかる図4のアナログ/デジタル変換器200は,比較器220の全てが一定のリファレンス電圧Vrefとアナログ電圧入力Vinとを比較することとなるので,比較器220の検出範囲の中心値,即ち,直線性の良いところで検出できる。また,検出範囲の中心値付近では比較器220の反応速度が速いので,アナログ/デジタル変換器100と比較して反応速度が高くなる。このようにして,アナログ/デジタル変換速度の改善を図ることができる。
本発明による実施形態の光アナログ/デジタル変換装置は,後者,図4のアナログ/デジタル変換装置200の原理を利用して形成される。即ち,入力される光信号自体を複数のレベルに分解し,そのレベルと,一定のリファレンス信号とを比較することによってデジタル値を導出する。
(第2の実施形態:光アナログ/デジタル変換装置300)
図6は,第2の実施形態による光アナログ/デジタル変換装置の概略的な構成を示した構成図である。かかる光アナログ/デジタル変換装置300は,分割導波路310と,複数の光検出部PDとを含んで構成される。
図6は,第2の実施形態による光アナログ/デジタル変換装置の概略的な構成を示した構成図である。かかる光アナログ/デジタル変換装置300は,分割導波路310と,複数の光検出部PDとを含んで構成される。
上記分割導波路310は,信号源LDからの光信号,または,光ファイバ等の光伝送路を介して入力される光信号を,相互に異なる所定の分割比,例えば図6の例では,1:1/3:1/5の比率で分割する。この1:1/3:1/5の比率で分割するということは,光信号の分岐路の断面積を15:5:3にすることになる。
上記光検出部PDは,分割導波路310により分割された分割光信号を各々検出する。光検出部PDの検出電気量は,単位面積当たりの光量に応じて漸増するとしても良い。
また,分割導波路310の他の実施形態として後述する所定本数や所定段数は,光アナログ量の状態を正確に導出するため,各デジタル値の中間値に対応するアナログ量に閾値を設定している。従って,ある程度の光検出部PDの検出誤差は許容できることとなる。しかし,上記光検出部PD全ての光検出特性を実質的に等しくすることで,さらに正確に光アナログ量を検出することが可能となる。
当該光アナログ/デジタル変換装置300は,上記複数の光検出部320の検出状態に応じて,上記入力された光信号のデジタル値を直接導出できる。上記導出できるデジタル値は,2段階以上,好ましくは,3段階以上である。
本実施形態では,光信号を相互に異なる所定の分割比で分割することによって,所定の比率を有する分割光信号を生成し,各分割光信号が閾値に達しているかどうかで入力された光信号のデジタル値を検出することができる。
例えば,図6の場合,入力される光アナログ量は,分割導波路310において15:5:3に分割される。従って,光検出部PD1には,入力された光アナログ量の15/23が出力され,光検出部PD2には5/23が,光検出部PD3には3/23が出力される。そして,光検出部PD1,PD2,PD3は,検出すべきデジタル値の単位(1LSB)を1とすると,(15/23)×(1/2)=15/46の光アナログ量を受光の閾値とすれば良い。このような構成により光アナログ量が0のとき光検出部PDは全てオフし,1のとき光検出部PD1のみオンして,2のとき光検出部PD1,PD2がオンし,3のときに光検出部PD全てがオンする。
かかる構成により,一旦電気アナログ量を導出するといった処理を介すことなく,入力された光信号の光アナログ量を,デジタル値として直接導出することが可能となる。従って,変換速度が制限される電気的アナログ/デジタル変換器の遅れが無いため,高速変換が可能となり,コスト低減も可能となる。
また,光検出部PDは,従来のような光アナログ量に対応する電気アナログ量を検出するために利用するのではなく,オン・オフといった離散値を検出するだけなので,光検出部の非直線性を考慮する必要がない。
(第3の実施形態:光アナログ/デジタル変換装置400)
図7は,光アナログ/デジタル変換装置の他の構成を示した構成図である。かかる光アナログ/デジタル変換装置400は,第2の実施形態同様,分割導波路410と,複数の光検出部PDとを含んで構成される。上記光検出部PDは第2の実施形態で既に述べた光検出部PDと実質的に機能が同一なので重複説明を省略する。
図7は,光アナログ/デジタル変換装置の他の構成を示した構成図である。かかる光アナログ/デジタル変換装置400は,第2の実施形態同様,分割導波路410と,複数の光検出部PDとを含んで構成される。上記光検出部PDは第2の実施形態で既に述べた光検出部PDと実質的に機能が同一なので重複説明を省略する。
上記分割導波路410は,通過する光アナログ量が等しい所定本数の単位導波路420に分割し,単位導波路420を所定の分割比になるように合成して形成される。上記単位導波路420は,例えば,導波路の材質や断面積を等しくすることによって通過する光アナログ量を均一にする。
かかる分割導波路410においても,分割導波路310と等しい分割比が設定される。従って,信号源LDからの光信号,または,光ファイバ等の光伝送路を介して入力される光信号を,相互に異なる所定の分割比,例えば図7の例では,1:1/3:1/5の比率で分割する。この1:1/3:1/5の比率で分割するということは,光信号の分岐路の断面積を15:5:3にすること,即ち,23本の単位導波路420に分割することである。そして,15本:5本:3本に分割された単位導波路420は,その分割単位で合成される。
本実施形態では,第2の実施形態同様,光信号を相互に異なる所定の分割比で分割することによって,光量を所定の比率で表し,各分割光信号が閾値に達しているかどうかで入力された光信号の光アナログ量を検出することができる。
例えば,図7の場合,入力される光アナログ量は,分割導波路410において23本の単位導波路420を介し15:5:3に分割される。従って,光検出部PD1には,入力された光アナログ量の15/23が出力され,光検出部PD2には5/23が,光検出部PD3には3/23が出力される。そして,光検出部PD1,PD2,PD3は,検出されるデジタル単位(1LSB)を1とすると,(15/23)×(1/2)=15/46の光アナログ量を,受光したかどうかの閾値とすれば良い。このような構成により光アナログ量が0のとき光検出部PDは全てオフし,1のとき光検出部PD1のみオンして,2のとき光検出部PD1,PD2がオンし,3のときに光検出部PD全てがオンする。
例えば,上述したように導出するデジタル値が4段階(「0,1,2,3」)であった場合,1+(1/3)+(1/5)=23/15となり,所定本数は,分子に示されたように23本となる。また,導出するデジタル値が5段階の場合,1+(1/3)+(1/5)+(1/7)=176/105となって,所定本数は176本となる。上記数式1により単位導波路の最小限必要な本数を計算することができ,コストの低減化が可能となる。
図8は,導出するデジタル値と単位導波路の本数との関係を例示した説明図である。かかる図8において,「デジタル値」は検出できる段階数を,「レベル」は検出できる全てのレベルを,「分割枝数」は分割導波路の枝数を,「分割スレッショルド」はデジタル値を判断するための論理的な閾値を,「電圧分割→光量変換」は最大入力電圧とデジタル値を出力するための光量の閾値を,「単位導波路の本数」は分割比を保つため必要な単位導波路の本数を,「段数」はバイナリ分割導波路の段数を,「A/D分解能」はデジタル値の分解能を示す。
図8を参照すると,導出するデジタル値が3値の場合,単位導波路は4本となり,6値では563本必要であることが分かる。
上記図8の「電圧分割→光量変換」を詳細に説明すると,例えば,3(「電圧分割」)に相当する最大入力電圧の入力を1/5倍(「光量変換」)したときに,光検出部が光を検知すれば良いことになる。即ち,電気アナログ/デジタル変換器でいうところの3に相当する信号の入力に対して,1に相当する信号の1/2倍のリファレンス信号(最大値3の1/6)を光検出部の閾値に設定する。例えば,閾値が最大入力電圧の1/6倍で定義される場合,最大入力電圧3を1/5倍した3/5が3×(1/6)以上となり,入力電圧3を検出したことになる。
しかし,上述したように,実際の光アナログ/デジタル変換装置では,かかる1/5倍は,3/23倍に当たり,閾値を15/46とすることで,最大入力電圧3を検知できる。
上記の光アナログ/デジタル変換装置400の構成により,電気アナログ量を検出する電気アナログ/デジタル変換装置を介すことなく,入力された光信号の光アナログ量を,直接,導出することが可能となる。従って,変換速度が制限される電気的アナログ/デジタル変換器の遅れが無いため,高速変換が可能となり,コストの低減も可能となる。
さらに,導波路を作成する工程上の寸法誤差の影響を受けにくく,高い精度で光信号の正確な分割比を得ることができる。また,単位導波路を余剰に設け,任意の単位導波路を切断し,その単位導波路を通過する光信号を遮断することによって,分割光信号の光量を調整することも可能となる。
(第4の実施形態:光アナログ/デジタル変換装置500)
図9は,光アナログ/デジタル変換装置の他の構成を示した構成図である。かかる光アナログ/デジタル変換装置500は,第2の実施形態同様,分割導波路510と,複数の光検出部PDとを含んで構成される。かかる光検出部PDは第2の実施形態で既に述べた光検出部PDと実質的に機能が同一なので重複説明を省略する。
図9は,光アナログ/デジタル変換装置の他の構成を示した構成図である。かかる光アナログ/デジタル変換装置500は,第2の実施形態同様,分割導波路510と,複数の光検出部PDとを含んで構成される。かかる光検出部PDは第2の実施形態で既に述べた光検出部PDと実質的に機能が同一なので重複説明を省略する。
上記分割導波路510は,光アナログ量を等分割するバイナリ分割導波路520を所定段設け,バイナリ分割導波路520からの出力を上記分割比になるように合成して形成される。上記バイナリ分割導波路520は,1の光信号の入力を2の出力に単純に分割する導波路であり,その2つの出力には光量が均等に分割される。また,ここでは,光アナログ量を2つに等分割することを述べているが,かかる場合に限られず,3以上の整数に等分割されるとしても良い。
かかる分割導波路510においても,分割導波路310と等しい分割比が設定される。従って,信号源LDからの光信号,または,光ファイバ等の光伝送路を介して入力される光信号を,相互に異なる所定の分割比,例えば図7の例では,1:1/3:1/5の比率で分割する。この1:1/3:1/5の比率で分割するということは,光信号の分岐路の断面積を15:5:3にすること,即ち,バイナリ分割導波路520を5段連続的に設け,25=32本の分岐路を形成し,その中から23本を抽出し,さらに15本:5本:3本毎にまとめるということになる。
本実施形態でも,第2の実施形態同様,光信号を相互に異なる所定の分割比で分割することによって,光量を所定の比率で表し,各分割光信号が閾値に達しているかどうかで入力された光信号の光アナログ量を検出することができる。
例えば,図9の場合,入力される光アナログ量は,分割導波路510において32本に分割され,それを15:5:3の分割比になるように合成される。従って,光検出部PD1には,入力された光アナログ量の15/32が出力され,光検出部PD2には5/32が,光検出部PD3には3/32が出力される。そして,光検出部PD1,PD2,PD3は,入力される光アナログ量の検出単位(1LSB)を1とすると,(15/32)×(1/2)=15/64の光アナログ量を受光の閾値とすれば良い。このような構成により光アナログ量が0のとき光検出部PDは全てオフし,1のとき光検出部PD1のみオンして,2のとき光検出部PD1,PD2がオンし,3のときに光検出部PD全てがオンする。
例えば,上述したように導出するデジタル値が4段階(「0,1,2,3」)であった場合,1+(1/3)+(1/5)=23/15となり,最低限必要な分岐路は,分子をとって23本となる。従って,log223=4.52となって,段数は5段となる。また,導出するデジタル値が5段階の場合,1+(1/3)+(1/5)+(1/7)=176/105となって,必要な分岐路は176本となり,段数は8段となる。このような段数の他の例は,第3の実施形態における単位導波路の本数同様,図8の段数として示される。
上述したようにバイナリ分割導波路を連続して接続することにより,均一な光量を出力する2nの光出力端を得ることができる。また,導波路の作成工程における寸法誤差の影響も受けにくいので,分割精度をさらに高めることができる。
また,図9の例では,32本の分岐路中の23本のみ利用されているので,剰余の分岐路を他の用途に利用できる。本実施形態においては,バイナリ分割導波路510の剰余分を合成して形成される剰余導波路530と,剰余導波路530から出力される光信号を検出する剰余光検出部PDXとをさらに備える。かかる構成により,剰余の分岐路を,当該アナログ/デジタル変換装置の校正や,エラー検出,テスト信号印加,バックアップ等に利用することが可能となる。
例えば,図9に示した剰余分9本分岐路による剰余導波路530により,分割比でいうところの3/5の光アナログ量を得ることができる。従って,デジタル値「1」に対してもかろうじて反応する。このことによって,光検出部PD1の故障を検出することができる。
また,剰余導波路530を電気アナログ/デジタル変換器(図示せず)に接続し,光アナログ量検出の校正のためのリファレンス値として参照することができる。このとき,剰余光検出部PDXと電気的なアナログ/デジタル変換器という構成を用いることから変換速度が遅くなることが想定されるが,上記構成はテスト信号としての利用であり,通常の利用には影響しない。
図9では,剰余導波路530として,剰余の分岐路全てを合成しているが,かかる場合に限られず,1以上の本数を選択して合成し,複数の剰余導波路530を設けるとしても良い。
(第5の実施形態:光アナログ/デジタル変換装置600)
図10は,光アナログ/デジタル変換装置の他の構成を示した構成図である。かかる光アナログ/デジタル変換装置600は,第4の実施形態における光アナログ/デジタル変換装置500に,さらに,複数の比較器610と,デコーダとしての10進/2進変換器620を追加したものである。第4の実施形態で既に述べた光アナログ/デジタル変換装置500に関しては,実質的に機能が同一なので重複説明を省略する。
図10は,光アナログ/デジタル変換装置の他の構成を示した構成図である。かかる光アナログ/デジタル変換装置600は,第4の実施形態における光アナログ/デジタル変換装置500に,さらに,複数の比較器610と,デコーダとしての10進/2進変換器620を追加したものである。第4の実施形態で既に述べた光アナログ/デジタル変換装置500に関しては,実質的に機能が同一なので重複説明を省略する。
上記比較器610は,複数の光検出部PDからの電気信号をリファレンス信号と比較する。かかるリファレンス信号は,分割導波路の分割比によって比較器610全体を一度に,また個別に調整することが可能であり,例えば,第4の実施形態における分割導波路510では,入力される光アナログ量の検出単位(1LSB)を1とすると,光検出部PD1,PD2,PD3の受光閾値は,(15/32)×(1/2)=15/64の光アナログ量となる。従って,光検出部PD1,PD2,PD3に上記15/64の光アナログ量が入力されたとき,比較器610の出力が確実にオンになるようなリファレンス信号が選択される。また,上記リファレンス信号を入力される光信号の規格に応じてリアルタイムに制御することも可能である。
また,第1の実施形態で説明したように,比較器610は,全て1つのリファレンス信号と比較されるので,比較器の,直線性が良く,反応速度の速い領域(例えば,検出範囲の中心)にリファレンス信号を設定することにより,従来のアナログ/デジタル変換器を利用した場合と比較して反応速度を速くすることができる。
上記デコーダとしての10進/2進変換器620は,比較器610からの出力信号を2進数の信号に変換する。このような比較器610と,10進/2進変換器620との構成により光検出部PDからの検出信号を単に読み取るだけでなく,リファレンス信号を調整することで,より正確に光アナログ量を検出することが可能となる。
図11は,光検出部PDからの入力と10進/2進変換器620の出力との関係を示した説明図である。かかる図11を参照すると,光検出部PDが全てオフのとき,10進/2進変換器620は,2進数「00」を出力し,全てオンのとき,2進数「11」を出力する。このようにして,入力される光アナログ量の4つの状態を判別することが可能となる。
上述した実施形態を参照すると,本発明による光アナログ/デジタル変換器は,リファレンスとしての光信号の参照や,変換速度が遅い電気アナログ/デジタル変換器を利用すること無く,入力された光信号の光アナログ量を直接導出でき,光信号を高速にデジタル変換することが可能となる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば,第5の実施形態において,光アナログ量を光検出部の信号に変換する分割導波路として,第4の実施形態の分割導波路を参照しているが,かかる場合に限られず,第2または第3の実施形態における分割導波路を参照して,形成することもできる。
また,上述したデコーダは,第5の実施形態で説明した10進/2進変換器に限られず,光アナログ量と閾値の関係で光検出部から出力される電気信号を2進数に変換可能な様々な構成をとることもできる。
また,光ファイバと連結される光信号受信装置に上記光アナログ/デジタル変換装置を設けることによって,入力された光信号の光アナログ量を,直接デジタル量として導出することも可能である。
310,410,510 分割導波路
420 単位導波路
530 剰余導波路
610 比較器
620 デコーダ
PD1,PD2,PD3 光検出部
PDX 剰余光検出部
420 単位導波路
530 剰余導波路
610 比較器
620 デコーダ
PD1,PD2,PD3 光検出部
PDX 剰余光検出部
Claims (8)
- 入力された光信号を,相互に異なる所定の分割比で分割する分割導波路と;
前記分割された分割光信号を検出し,電気信号に変換する複数の光検出部と;
を備え,
前記入力された光信号のデジタル値を直接導出することを特徴とする,光アナログ/デジタル変換装置。 - 前記分割導波路は,導波路を,通過する光アナログ量が等しい所定本数の単位導波路に分割し,前記単位導波路を前記分割比になるように合成して形成されることを特徴とする,請求項1に記載の光アナログ/デジタル変換装置。
- 前記分割導波路は,光アナログ量を等分割するバイナリ分割導波路を所定段設け,前記バイナリ分割導波路からの出力を前記分割比になるように合成して形成されることを特徴とする,請求項1に記載の光アナログ/デジタル変換装置。
- 前記バイナリ分割導波路の剰余分を合成して形成される剰余導波路と;
前記剰余導波路から出力される光信号を検出する剰余光検出部と;
をさらに備えることを特徴とする,請求項4に記載の光アナログ/デジタル変換装置。 - 前記複数の光検出部は,実質的に等しい光検出特性を有することを特徴とする,請求項1に記載の光アナログ/デジタル変換装置。
- 前記複数の光検出部からの電気信号をリファレンス信号と比較する複数の比較器と;
比較器からの出力信号を2進数の信号に変換するデコーダと;
をさらに備えることを特徴とする,請求項1に記載の光アナログ/デジタル変換装置。
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