JPWO2011087077A1 - 光コネクタおよび光コネクタ用フェルール - Google Patents

光コネクタおよび光コネクタ用フェルール Download PDF

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Abstract

この光コネクタは、ガイドピン位置決め方式のフェルールが、進退自在に筒状のハウジング内に収容されている。フェルールは、基部と、基部より小さい厚さ寸法を有する薄化部とを有する。フェルールが突き合わせ接続方向に前進した場合、ハウジング内面に突出する突出部である規制部と基部とが近接することによりフェルールの厚さ方向への移動が規制される。フェルールが突き合わせ接続方向に後退した場合、フェルールは、薄化部が規制部に対向する位置に至り、フェルールの厚さ方向への移動規制が解除される。

Description

本発明は、光ファイバコードや光ファイバケーブル等の光伝送体の先端部に組み立てられる光コネクタ、およびそれに用いられる光コネクタ用フェルールに関する。
本願は、2010年1月14日に日本に出願された特願2010−6291号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
光コネクタとしては、例えばMPO形光コネクタ(JIS C5982等に規定。MPO:Multi−fiber Push On)のように、ガイドピン位置決め方式のフェルールが筒状のハウジングに収容された構造を有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−196189号公報
前記光コネクタでは、突き合わせ接続時にガイドピンを確実に嵌合させるために、ハウジングによってフェルールの移動が規制されているのが通常である。
このため、光コネクタを光コネクタアダプタ内で接続相手の光コネクタと接続した状態において、光ファイバが側方に引っ張られたとき(いわゆるサイドプル)、光コネクタの傾動やハウジングの撓みが大きいと、ハウジングによりフェルールに無理な力がかかり、フェルールが破損したりフェルール同士の突き合わせ接続状態に影響が及ぶおそれがある。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、接続時にガイドピンを確実に嵌合させることができ、かつサイドプルによりフェルールおよびその接続状態に悪影響が及ぶのを防ぐことができる光コネクタおよび光コネクタ用フェルールの提供を目的としている。
本発明は、光ファイバを突き合わせ接続可能に成端するガイドピン位置決め方式のフェルールが、付勢手段によって前記突き合わせ接続方向前方に付勢された状態で、前記突き合わせ接続方向に進退自在に筒状のハウジング内に収容された光コネクタであって、前記フェルールが、前記突き合わせ接続方向に直交する方向である上下方向の厚さ寸法hを有する基部と、前記基部の前方に形成されて前記基部より小さい厚さ寸法kを有する薄化部とを有し、前記フェルールが前記突き合わせ接続方向に前進した場合、前記ハウジング内面に突出する突出部である規制部とそれに対向する前記基部の間が近接することにより、前記フェルールの前記厚さ方向への移動が規制され、前記フェルールが前記突き合わせ接続方向に後退した場合、前記規制部とそれに対向する前記薄化部の間が離れることにより、前記フェルールの前記厚さ方向への移動規制が解除される光コネクタを提供する。
本発明の光コネクタは、前記ハウジング内面の上下に複数の前記規制部が設けることができる。
本発明の光コネクタは、前記ハウジングが、前記フェルールの接合端面に達する一端部が前記フェルールに固定されるとともに他端部が前記光ファイバに接続される内挿光ファイバと、前記内挿光ファイバと前記光ファイバとの接続部を補強する接続補強部とを収容していることが好ましい。
本発明は、光ファイバを突き合わせ接続可能に成端するガイドピン位置決め方式の光コネクタ用フェルールであって、前記フェルールを、付勢手段によって前記突き合わせ接続方向前方に付勢した状態で前記突き合わせ接続方向に進退自在に筒状のハウジング内に収容する光コネクタに用いられ、前記突き合わせ接続方向に直交する方向である上下方向の厚さ寸法hを有する基部と、前記基部の前方に形成されて前記基部より小さい厚さ寸法kを有する薄化部とを有し、前記フェルールが前記突き合わせ接続方向に前進した場合、前記ハウジング内面に突出する突出部である規制部とそれに対向する前記基部の間が近接することにより、前記フェルールの前記厚さ方向への移動が規制され、前記フェルールが前記突き合わせ接続方向に後退した場合、前記規制部とそれに対向する前記薄化部の間が離れることにより、前記フェルールの前記厚さ方向への移動規制が解除される光コネクタ用フェルールを提供する。
本発明によれば、フェルールが、基部と、基部より小さい厚さ寸法を有する薄化部とを備えているので、未接続状態においては、フェルールが基部でハウジングの規制部により厚さ方向の移動規制を受けることから、接続作業時にはガイドピンを相手側光コネクタのガイドピン挿入穴に確実に嵌合させることができる。
また、突き合わせ接続によりフェルールが後退すると、薄化部がハウジングの規制部に対向する位置に至り、厚さ方向の移動規制が解除される。
このため、光ファイバが側方に引っ張られた(サイドプル)ときでも、ハウジングによりフェルールに無理な力がかかることはなく、フェルールの破損を防止でき、しかも相手側光コネクタとの接続状態に悪影響が及ぶことはない。
本発明の一形態例の光コネクタのフェルールを示す斜視図である。 光コネクタを示す断面図であって、多心光ファイバが配列した面に沿う断面図である。 前図の光コネクタを示す断面図であって、前図の面に垂直で、光ファイバの長手方向に対しては平行な面に沿う断面図である。 図2Aおよび図2Bに示す光コネクタのフェルール及び接続補強部を示す断面図であって、多心光ファイバが配列した面に沿う断面図である。 図2Aおよび図2Bに示す光コネクタのフェルール及び接続補強部を示す断面図であって、前図の面に垂直で、光ファイバの長手方向に対しては平行な面に沿う断面図である。 光コネクタの内挿光ファイバ及び外部光ファイバを示す平面図である。 光コネクタのフェルール及び接続補強部の構造を示す側面図である。 図3Aおよび図3Bに示す接続補強部の第1補強部材を示す斜視図である。 図3Aおよび図3Bに示す接続補強部の第2補強部材を示す斜視図である。 接続補強部を示す断面図である。 フェルールおよびピンクランプの分解斜視図である。 ピンクランプを示す斜視図である。 接続補強部とピンクランプを示す断面図である。 光コネクタの要部を示す断面図であって、未接続状態を示す。 光コネクタの要部を示す断面図であって、突き合わせ接続状態を示す。 光ファイバが側方に引っ張られたとき(サイドプルが加わったとき)の光コネクタの状態を示す説明図である。 光コネクタの他の例を模式的に示す断面図であって、多心光ファイバが配列した面に沿う断面図である。 前図の光コネクタを模式的に示す断面図であって、前図の面に垂直で、光ファイバの長手方向に対しては平行な面に沿う断面図である。 フェルールの係止凸部の変形例を示す側断面図である。
以下、好適な実施の形態に基づき、図面を参照して本発明を説明する。
図2Aおよび図2Bに、本形態例の光コネクタ10を示す。図1は、光コネクタ10のフェルール12を示す斜視図である。図3Aおよび図3Bは、この光コネクタ10のフェルール及び接続補強部を示す断面図である。なお、図2Aおよび図2Bを単に「図2」と総称することがある。
この光コネクタ10は、一端部42がフェルール12(光コネクタフェルール)に固定された内挿光ファイバ40の他端部43を、外部光ファイバ45の先端部46と融着接続し、その融着接続部44を一対の補強部材51,54の間に挟み込んで補強した接続補強部50をハウジング等の内部に収容した構成である。
以下の説明において、光ファイバの長手方向(図2の左右方向)に沿う両方向を区別するため、フェルール12の接合端面14が向かう方向(図2の左方)を「先端方向」または「前方」といい、その反対方向(図2の右方)を「後端方向」、「基端方向」または「後方」ということがある。前後方向は、内挿光ファイバ40の一端部42における長さ方向であり、光コネクタ10が接続相手となる光コネクタに接続する際の接続方向でもある。
また、図3Aおよび図3Bを「図3」、図6Aおよび図6Bを「図6」、図11Aおよび図11Bを「図11」と総称することがある。
外部光ファイバ45は、光ファイバコードや光ファイバケーブル等、光ファイバを有する光伝送体から構成されている。本形態例の場合、外部光ファイバ45は、複数本の光ファイバ(光ファイバ素線。図示略)がその長手方向に垂直な横方向に一列に整列された構成の光ファイバテープ心線からなる多心の光ファイバ心線47と、多心の光ファイバ心線47の周囲を取り囲むチューブ状の外被48と、光ファイバ心線47と外被48との間に収容された抗張力繊維49とを備えた光ファイバコードである。外部光ファイバ45の先端部46では、光ファイバ心線47の樹脂被覆及び光ファイバ素線の樹脂被覆が除去されて、複数本の裸光ファイバ(コア及びクラッドの部分)が分離されている。
光ファイバ心線47に含まれる裸光ファイバ46の本数(心数)は、例えば2心、4心、8心、12心等が挙げられる。なお、図2A、図3A、図4、図7および図10では、12心の構成を簡略化して、4本のみを図示している。本形態例の光ファイバコードは、1本の光ファイバテープ心線を外被内に収納した構成であるが、特にこれに限定されるものではない。例えば、1つの外被に複数本の単心光ファイバ心線を収納した構成、複数本の光ファイバテープ心線を収納した構成、光ファイバテープ心線と単心光ファイバ心線とをそれぞれ1本以上収納した構成等も、外部光ファイバとして採用可能である。
外被48は、例えばポリエチレン等の樹脂等からなり、好ましくは可撓性を有する。抗張力繊維49は、多数本が光ファイバの長手方向に沿って延在し、光伝送体への引張力(張力)を受ける抗張力体として機能する。抗張力繊維49に用いられる繊維材料は必要な引張強さが得られるものであれば特に限定されず、例えばアラミド繊維、ガラス繊維、炭素繊維等が挙げられる。
なお、抗張力体や外被等は、本発明において特に必須のものではない。例えば、外被のない光ファイバ心線や光ファイバテープ心線を外部光ファイバとして用いることも可能である。また、光ファイバケーブル等の構造によっては、例えば鋼線等の金属線や繊維強化プラスチック(FRP)等の各種線材を抗張力体として用いることもできる。光ファイバケーブルとしては、光ドロップケーブル、光インドアケーブル等を挙げることができる。
内挿光ファイバ40は、一端部42がフェルール12に固定されると共に他端部43がフェルール12から後方に突出(延出)された光ファイバである。本形態例の場合、内挿光ファイバ40は、光ファイバテープ心線からなる多心の光ファイバ心線41からなり、光ファイバ心線41の一端部42及び他端部43のそれぞれにおいて、光ファイバ心線41の樹脂被覆及び光ファイバ素線の樹脂被覆が除去されて、複数本の裸光ファイバ(コア及びクラッドの部分)が分離されている。
内挿光ファイバ40の先端は接合端面14に露出しており、接続相手の光コネクタの光ファイバに突き合わせ接続される。
なお、内挿光ファイバ40として用いられる光ファイバは多心光ファイバに限定されるものではなく、1個のフェルールに短尺の単心光ファイバを1本又は複数本内挿した構成、複数本の光ファイバテープ心線を収納した構成、光ファイバテープ心線と単心光ファイバ心線とをそれぞれ1本以上収納した構成等も、採用可能である。
図4に示すように、内挿光ファイバ40の他端部43と外部光ファイバ45の先端部46とは、1対1で対応付けられ、融着接続される。そして、図3に示すように、内挿光ファイバ40の他端部43と外部光ファイバ45の先端部46との融着接続部44は、接続補強部50において、一対の補強部材51,54の間に挟み込んで補強される。
補強部材51,54は、樹脂や金属等の硬質の部材から構成される補強部材本体52,55と、内挿光ファイバ40の他端部43及び外部光ファイバ45の先端部46と接触する側である内面側に設けられた密着層53,56とを有する。
図5〜図7に示すように、一対の補強部材51,54は、内挿光ファイバ40及び外部光ファイバ45の長手方向に垂直な方向である幅方向(図5の紙面に垂直な方向)の両側において互いに係合する凸部61及び凹部62を備え、これらの凸部(係合凸部)61と凹部(係合凹部)62とを係合させることによって一対の補強部材51,54の密着層53,56同士の互いに密着する状態が維持されるようになっている。
第2補強部材54の本体55は、底壁部57とその幅方向両側に設けられた側壁部58,58とを有し、係合凹部62は側壁部58に形成された貫通穴である。
第2補強部材54の側壁部58は、切欠部59を介して複数の部分(舌片状の部分)に分かれており、一つの片には1つ以下の係合凹部62が設けられている。
補強部材51,54の開閉を容易にするため、側壁部58の内面側に斜面58aが形成されている。
密着層53,56は、融着接続部44付近で表面の高さがより高く隆起した隆起部53a,56aを有しており、隆起部53a,56a間では押圧力をより高く保つことができる。また、隆起部53a,56aの両側(裸光ファイバ43,46の長手方向の両側)には、隆起部53a,56aに比べて表面の高さが低く、押圧力が緩和される緩和部53b,56bを有している。
図7に示すように、密着層53,56は、内挿光ファイバ及び外部光ファイバ(図7ではこれらを総称して光ファイバFとして示す。)と接触した箇所で凹むことによりこれらの光ファイバFの融着接続部44付近における外周面と密着する。
図1〜図3に示すように、フェルール12は、他の光コネクタ(接続相手となる光コネクタ)のフェルール(図示せず)と突き合わせて接合される先端面(接合端面)14と、接合端面14とは反対側の端面である後端面16と、接合端面14に開口した光ファイバ挿通孔(微細孔)13と、後端面16に開口したブーツ収容穴17とを有する。フェルール12は、例えばプラスチック製の一体成形品として製造することができる。フェルール12の接合端面14は、光ファイバ挿通孔13の中心軸(ほぼ光ファイバ42の光軸に一致する。)に対して垂直な垂直面でもよく、あるいは他の光コネクタのフェルールと対応する所定の方向に傾斜した傾斜面でもよい。
光ファイバ挿通孔13は、内挿光ファイバ40の一端部42における光ファイバと同じ数が形成される。内挿光ファイバ40の一端部42である裸光ファイバをフェルール12に固定する方法としては、例えば光ファイバ挿通孔13内に接着剤を注入して接着する方法が簡便である。それぞれの光ファイバ挿通孔13は、ブーツ収容穴17とつながっている。光ファイバ心線41の周囲には、フェルール用ブーツ18が装着され、ブーツ収容穴17に収容されている。フェルール用ブーツ18は、例えばゴムやエラストマー等の可撓性を有する材料から構成することが好ましいが、樹脂や金属等の可撓性の低い材料からフェルール用ブーツ18を構成することも可能である。
フェルール12に設けられる光ファイバ挿通孔13の数(心数)は、例えば2心、4心、8心、12心等が挙げられ、光ファイバ心線47の心数に応じて形成される。なお、本形態例の光コネクタ10において、フェルール12として単心用のフェルールを用いることも可能である。
多心用フェルール12の接合端面14における光ファイバ挿通孔13の配列は、補強部材51,54間に挟みこまれる光ファイバの配列に合わせて、一列に横並びした配列とすることが好ましい。なお、本発明は、フェルール12における光ファイバの配列と接続補強部50における光ファイバの配列を同一とする構成に限定されるものではなく、フェルール12と接続補強部50との間で単心ごとに分離された光ファイバの配列を変更することもできる。
図1および図11Aに示すように、フェルール12は、接合端面14を有する本体部101と、本体部101の後側にて外方に突出して形成された係止凸部102とを有する。
フェルール12は、光ファイバ挿通孔13の配列方向の寸法(図2Aにおける上下方向)が、これに直行する方向(図2Bにおける上下方向)の寸法より大きい形状、すなわち扁平な形状とされている。以下、光ファイバ挿通孔13の配列方向を幅方向といい、これに直行する方向を厚さ方向という。
フェルール12の接合端面14は、幅方向に沿う辺を長辺とし、厚さ方向に沿う辺を短辺とする略長方形状に形成されている。
図2B、図3B、図11B等において、左方向はフェルール12が接続相手の光コネクタ110(相手側光コネクタ110)に突き合わせ接続される方向であり、これに直交する方向である上下方向は、フェルール12の厚さ方向である。
図2に示すように、フェルール12は、フェルール用スプリング24によって前方に付勢された状態で、前後方向(突き合わせ接続方向)に進退自在とされている。
このため、図11Aに示すように、光コネクタ10が接続相手の光コネクタ110(相手側光コネクタ110)に対し接続されていない状態(未接続状態)では比較的前方に位置しているが、図11Bに示すように、相手側光コネクタ110のフェルール112と突き合わせ接続すると、フェルール112に押圧されて後方移動する。
以下、図11Aに示すフェルール12の位置を「前進位置」といい、図11Bに示すように、突き合わせ接続により後退したフェルール12の位置を「後退位置」という。
図1に示すように、係止凸部102は、本体部101の厚さ方向両面(上面101aおよび下面101b)および両側面101c、101cにわたって形成されている。
図2Aに示すように、係止凸部102は、プラグフレーム21の内面に形成された係止突起22aによって前方移動が規制されており、これによってフェルール12の前方移動を規制し、フェルール12の脱落を防止している。
図2Bおよび図11Aに示すように、プラグフレーム21(ハウジング11)の内面(天面および底面)には、それぞれフェルール12の厚さ方向の移動を規制する規制部22b、22cが形成されている。
規制部22b、22cは、未接続状態のフェルール12の厚さ方向の移動を規制できるものであればその形状および形成位置は限定されないが、プラグフレーム21の先端部の内面から内方に突出する突出部であることが望ましい。
なお、規制部は、プラグフレーム21の厚さ方向の内面(天面および底面)のうち一方にのみ形成することもできるが、図示例のように両方に形成すると、上下両方向の移動規制が可能となるため好ましい。
図1に示すように、本体部101は、基部103と、基部103の前方にあって基部103より厚さ寸法が小さくされた薄化部104とを有する。
基部103は断面略長方形とされ、前後方向に略一定厚さとなるように形成されている。
基部103は、フェルール12が前進位置にあるときに、規制部22b、22cによって厚さ方向の移動が規制されるように、その厚さ寸法が設定されている。
すなわち、図11Aに示すように、基部103の厚さ寸法hは、前進位置において、規制部22b、22cの先端(突出端)がそれに対向する基部103の外面(上面および下面)に近接し、フェルール12の上下方向の移動がほとんど起こらないか、起こっても移動量がごくわずかとなるように設定されている。
なお、図示例において、規制部22b、22cはフェルール12の前後方向の移動を阻止するものではない。
図1および図11Aに示すように、薄化部104は断面略長方形とされ、前後方向に略一定厚さとなるように形成されている。
図11Aに示すように、薄化部104は、本体部101の先端側の部分に形成された薄化凹部104aによって形成されている。
薄化凹部104aは、本体部101の厚さ方向の両面、すなわち本体部101の上面101aおよび下面101bに形成するのが好ましい。この構成によって、突き合わせ接続によりフェルール12が後退したときに、フェルール12が厚さ方向の両方向(上方および下方)に移動可能となり、位置調整の機能が高められる。
なお、薄化凹部104aは、本体部101の厚さ方向の一方の面にのみ形成されていてもよい。
薄化部104は、フェルール12が相手側光コネクタ110との突き合わせ接続により後退した位置(後退位置)にあるときに、規制部22b、22cによる移動規制が解除されるように、その厚さ寸法が設定されている。
具体的には、図11Bに示すように、薄化部104の厚さ寸法hは、後退位置において規制部22b、22cの先端(突出端)とそれに対向する薄化部104の外面(上面および下面)との間が十分に離れることによって、フェルール12の上下方向の移動が可能となるように設定されている。
図3Bに示すように、フェルール12には、内挿光ファイバ40のフェルール12から突出した部分の周囲を被覆するフェルール用ブーツ18が取り付けられている。一対の補強部材51,54(詳しくはその本体52,55)は、フェルール12側の端部にブーツ把持部52a,55aとなる突起を有し、このブーツ把持部52a,55a間にフェルール用ブーツ18を把持している。
これにより、フェルール12と一対の補強部材51,54との間においてフェルール用ブーツ18の両端がしっかりと保持され、内挿光ファイバ40の曲がりや損傷をより確実に防ぐことができる。
また、フェルール用ブーツ18は、若干の曲げを許容するため、サイドプルにより接続補強部50に曲げ方向の力が加えられた場合でも、フェルール12および接続補強部50の破損を防止できる。
接続補強部50は、フェルール用ブーツ18を介してフェルール12の後側に連結されているため、これらを一括して「接続補強部付きフェルール100」という。
フェルール12には、接続相手の光コネクタのフェルールに対する位置決めのため、先端側が接合端面14から前方に突出するガイドピン15が設けられている。
ガイドピン15は、接合端面14と後端面16との間を貫通するガイドピン挿入穴15aに挿通して設けられ、他の光コネクタのフェルールに設けられたガイドピン挿入穴(図示せず)に挿入することで、接合端面14の面に沿った方向(図3Aの上下方向、図3Bの上下方向や、これらを合成した斜め方向)の位置ずれを抑え、光コネクタ10と前記接続相手の光コネクタとの正確な位置決めを可能とするものである。
ガイドピン15によって接続相手の光コネクタとの位置決めを行う方式をガイドピン位置決め方式という。
図3Aに示すように、図示例では、ガイドピン挿入穴15a、15aは、ガイドピン15を挿抜(挿入および引抜き)自在に挿入できるものであって、前後方向に沿って形成され、内挿光ファイバ40が挿通する光ファイバ挿通孔13を挟んでその一方側および他方側にそれぞれ形成されている。
ガイドピン15は、これら一対のガイドピン挿入穴15aにそれぞれ挿通して設けられている。
図1および図8に示すように、ガイドピン15は、概略円筒状に形成され、先細形状の先端部90aを有する本体部90と、その後端側に形成された基端部91とを有する。
基端部91は、本体部90の後端から後方に延出する首部92と、首部92の後端に設けられたヘッド部93とを有する。首部92はヘッド部93より細径とされ、本体部90は首部92より太径とされている。
図1〜図3に示すように、本体部90はガイドピン挿入穴15aに挿通し、接合端面14から前方に突出している。
なお、図1〜図3に示す形態の光コネクタ10は、ガイドピン15を有する形態(雄形)であるが、後述するように、ガイドピン15がない形態(雌形)とすることもできる。
図1〜図3に示すように、フェルール12の後端面16には、ピンクランプ19が設けられている。ピンクランプ19の前後方向位置は融着接続部44よりも前方である。
図8に示すように、ピンクランプ19は、ガイドピン15を支持するものであって、ガイドピン15の基端部91に着脱自在に取り付けられる。
図示例のピンクランプ19は、合成樹脂材料などからなり、底部71と、底部71の両側部に設けられた側壁部72、72とを有する概略コ字状に形成されている。
側壁部72、72は、挿通空間73を介して互いに離間して形成され、挿通空間73には、内挿光ファイバ40が挿通する(図2および図3参照)。挿通空間73は、フェルール用ブーツ18を嵌め込み可能に形成することができる。
側壁部72、72には、それぞれ嵌合凹部83、83が形成されている。嵌合凹部83には、ガイドピン挿入穴15aに略垂直な方向からガイドピン15の基端部91(首部92)が嵌合可能である。
図8〜図10に示すように、側壁部72の後面には、後方に突出する位置決め凸部81が形成されている。
位置決め凸部81は、フェルール用スプリング24の位置ずれを防ぐものであって、フェルール用スプリング24の前端部に挿入される(図2参照)。
側壁部72の後面は、フェルール用スプリング24から付勢力(弾性による押圧力)を受けるためのスプリング座20となる。このため、フェルール12にガイドピン15が設けられないときにも、ピンクランプ19はフェルール12に取り付けられる。ピンクランプ19は、例えば、図示しない凹凸等によりフェルール12に嵌合して固定することができる。
図9および図10に示すように、底部71の後縁の中央部には、補強部材54の本体55に形成されたブーツ把持部55aの上下動を許容する大きさの切り欠き84が形成されている。
本形態例で説明する光コネクタ10は多心用の光コネクタであり、MPO形光コネクタ(JIS C 5982に規定されるF13形多心光ファイバコネクタ。MPO:Multi−fiber Push On)と同様の構造を採用できる。本発明に適用可能な光コネクタは単心用、多心用を問わず、特に限定されるものではない。
この光コネクタ10のハウジング11は、スリーブ状(筒状)のプラグフレーム21と、プラグフレーム21の後端側に取り付けられたスリーブ状(筒状)のストップリング30とを具備する。
プラグフレーム21の先端側の開口部22にはフェルール12が挿通している。
プラグフレーム21とストップリング30とを一体化するため、ストップリング30の外面には、プラグフレーム21の側壁部に形成された係合窓27に係合可能な係合爪33が形成されている。
フェルール用スプリング24(付勢手段)は、ピンクランプ19を介してフェルール12を前方に付勢するものであって、接続補強部50の周囲に配設され、スプリング24の先端側をピンクランプ19の後端側のスプリング座20に、スプリング24の後端側をストップリング30の先端側のスプリング座31に接触させている。
フェルール12の接合端面14が他の光コネクタのフェルールに接合されると、開口部22内で案内されながらフェルール12が後方に押されてフェルール用スプリング24が収縮し、フェルール12の接合端面14と他の光コネクタのフェルールの接合端面との間に適度な押圧力が作用して接合端面間が密着する。また、フェルール12と他の光コネクタのフェルールとの接合が解除されると、フェルール用スプリング24が伸長して、フェルール12が開口部22内を移動し、元の位置に復帰する。
プラグフレーム21の幅方向に対向する両側(図2Aの上下両側)には、MPO形コネクタプラグがMPO形コネクタアダプタ又はレセプタクルの係合爪(図示せず)と係合するための係合部23が設けられている。また、プラグフレーム21の外周には、カップリング25が設けられ、プラグフレーム21の外周面とカップリング25の内周面との間には、一対のカップリング用スプリング26,26が収容されている。これにより、カップリング用スプリング26,26の伸縮に伴い、プラグフレーム21に対してカップリング25が相対的に前後移動可能になっている。これら係合部23やカップリング25は、MPO形光コネクタプラグとして上記JIS等に規定されたのと同様な構成である。
なお、本発明を他の種類の光コネクタに適用する場合は、光コネクタの接合(コネクタ接続)に必要な構成が適宜フェルールやハウジング等に設けられる。
ストップリング30の内部には、光ファイバの長手方向に沿った前後方向(図2の左右方向)に貫通する貫通孔32が形成されている。この貫通孔32の横断面形状(光ファイバの長手方向に垂直な面における断面形状)は、少なくとも接続補強部50の横断面形状を含むことができるようにされる。これにより、フェルール12をプラグフレーム21の開口部22に挿入した状態で、接続補強部50の後方からストップリング30をプラグフレーム21に向けて押し込んだとき、ストップリング30が接続補強部50と干渉する(押し込みが妨害される)ことがないようになっている。接続補強部50の後方からストップリング30をプラグフレーム21に向けて押し込む際、係合爪33が係合窓27に到達する直前で、係合爪33が接続補強部50の側に引っ込むことになる。このため、係合爪33の背面側には、貫通孔32の内面に溝部32aが設けられ、係合爪33の背面と接続補強部50との干渉を避けるようになっている。
ストップリング30の後端部の外周面には、雄ねじ部34が形成されている。この雄ねじ部34には、スクリューリング35の内周面に形成された雌ねじ部36が締付けられるようになっている。これらの雄ねじ部34と雌ねじ部36との間には、外部光ファイバ45の抗張力繊維49の先端部を挟み込んで固定することができる。スクリューリング35は、後端側に開口部37を有し、この開口部37には、外部光ファイバ45の抗張力繊維49及び光ファイバ心線47の部分が挿通されている。開口部37の横断面形状(光ファイバの長手方向に垂直な面における断面形状)は、抗張力繊維49が接続補強部50と接触するのを避けるため、ある程度の開口寸法を確保することが好ましい。
スクリューリング35の外周面には、外部光ファイバ45を保護するための外部光ファイバ用ブーツ65が取り付けられている。ブーツ65は、一般にゴムやエラストマー等の可撓性を有する材料から構成される。本形態例の場合、外部光ファイバ45の外被48の周囲には保護チューブ66が取り付けられ、チューブ66の先端側で大径となった環状嵌合部67はブーツ65の内側に嵌め込まれている。
上記のハウジング等を組み立てる手順は特に限定されるものではないが、例えば以下の手順が例示できる。
融着接続前に行う事前準備として、外部光ファイバ45の周囲に、フェルール用スプリング24、ストップリング30、スクリューリング35、外部光ファイバ用ブーツ65及び保護チューブ66を通しておく。これらの部品は、融着接続の際に邪魔にならないよう、後方側(図2の右側)に配置することが好ましい。
裸光ファイバ43,46を融着接続し、融着接続部44を、接続補強部50において一対の補強部材51,54の間に挟み込んで補強する。
図8に示すように、ピンクランプ19の嵌合凹部83は下方に向けて形成されているため、上下方向からガイドピン15の首部92を出し入れできる。
このため、ピンクランプ19を側方(図8では下から上に)移動させて、ガイドピン15の基端部91を嵌合凹部83に嵌合させることによって、ピンクランプ19をフェルール12の後端側に設置することができる。
フェルール12の前方側(図2の左側)からプラグフレーム21を装着してフェルール12をプラグフレーム21の開口部22内に配置した後、ストップリング30をプラグフレーム21側に押し込んで係合爪33を係合窓27に係合させ、フェルール12及び接続補強部50と共にフェルール用スプリング24を収容する。カップリング25は、あらかじめプラグフレーム21上に装着しておいても、あるいはストップリング30の取付後に装着しても構わない。
抗張力繊維49の先端部をストップリング30の雄ねじ部34上に配置し、スクリューリング35の雌ねじ部36を雄ねじ部34に締め付けて抗張力繊維49の先端部を固定する。抗張力繊維49の先端部がプラグフレーム21の外周上まで伸びている場合は、必要に応じて切除する。さらに、ブーツ65をストップリング30の上に装着する。以上の手順により、図2に示す光コネクタ10を組み立てることができる。
なお、外部光ファイバが抗張力繊維を有しないものである場合は、抗張力繊維を挟み込むことなく、スクリューリング35の雌ねじ部36をストップリング30の雄ねじ部34に締め付けてハウジングを一体化することができる。
図1に示す形態の光コネクタ10は、ガイドピン15を有する形態(雄形)であるが、ピンクランプ19を外し、ガイドピン15を先端方向に引き抜くことによってガイドピン15がない形態(雌形)とすることもできる。
次に、光コネクタ10の動作について、図11および図12を参照しつつ説明する。
図11Aに示すように、未接続状態の光コネクタ10では、フェルール12は前方位置にある。この状態では、プラグフレーム21(ハウジング11)の規制部22b、22cは基部103に対向する位置にある。
基部103は、規制部22b、22cによって厚さ方向の移動が規制されるように形成されているため、光コネクタ10を相手側光コネクタに接続する際には、フェルール12の上下方向の位置ずれは起こらず、ガイドピン15を相手側光コネクタのガイドピン挿入穴(図示略)に確実に嵌合させることができ、接続作業に支障が生じることはない。
図11Bに示すように、相手側光コネクタ110のフェルール112と突き合わせ接続した状態では、フェルール12は、フェルール112に押圧されて後方移動し、薄化部104が規制部22b、22cに対向する位置に至る。
薄化部104は基部103より厚さ寸法が小さいため、規制部22b、22bからの離間距離が大きくなることから、規制部22b、22cによる厚さ方向の移動規制は解除され、フェルール12は若干の上下動が許容されるようになる。
図12に示すように、光コネクタ10を相手側光コネクタ110のフェルール112と突き合わせ接続した状態において、外部光ファイバ45が側方(光ファイバの方向に対し交差する方向。いわゆるサイドプル)に引っ張られると、接続補強部付きフェルール100にこの方向の力が加えられることがある。
図示例では、外部光ファイバ45に対し下方(厚さ方向)への力が加えられるとによって、接続補強部付きフェルール100の後端部に下方への力が加えられるおそれがある。
光コネクタ10では、突き合わせ接続状態においてフェルール12に若干の上下動が許容されているため、接続補強部付きフェルール100が下方に傾動しても、ハウジング11によってフェルール12に過大な力が加えられることはない。
フェルール12に無理な力がかからないことから、フェルール12の破損を防止でき、しかも相手側光コネクタ110との接続状態に悪影響が及ぶことはない。
図2に示す光コネクタ10は、フェルール12に固定した内挿光ファイバ40が用いられているが、これに限らず、外部光ファイバを直接フェルールに導入することもできる。
図13Aおよび図13Bは、この構造の光コネクタを模式的に示すものであって、外部光ファイバ45から引き出された光ファイバ46が直接フェルール12に導入されている。なお、既出の構成については同一符号を付して説明を省略する。
また、図2に示す光コネクタ10は、内挿光ファイバ40と外部光ファイバ45との融着接続部44が、接続補強部50にて一対の補強部材51,54の間に挟み込まれた構成であるが、これに限らず、融着接続部44を公知の補強スリーブによって補強した構成も可能である。
また、内挿光ファイバ40と外部光ファイバ45の接続には、他の接続方式、例えばクランプ部の一対の素子間で光ファイバを突き合わせ接続させる方式(メカニカルスプライス方式)を採用してもよい。
図11等に示すように、光コネクタ10では、係止凸部102はフェルール12の後端に達して形成されているが、係止凸部の形状はこれに限定されない。
図14は、フェルール12の係止凸部の変形例を示す。ここに示す係止凸部102Aは、前端位置は図11等に示す係止凸部102と同じであるが、後端はフェルール12の後端に達しておらず、前後方向の寸法が小さい点で係止凸部102と異なる。
係止凸部102Aは、係止凸部102と同様に、前進位置にあるフェルール12の位置を安定化させる機能を有する。
10 光コネクタ
11 ハウジング
12 フェルール
14 接合端面
15 ガイドピン
15a ガイドピン挿入穴
18 フェルール用ブーツ
22b、22c 規制部
24 フェルール用スプリング(付勢手段)
40 内挿光ファイバ
42 一端部(裸光ファイバ)
43 他端部(裸光ファイバ)
44 融着接続部(接続部)
45 外部光ファイバ(光伝送体)
46 先端部(裸光ファイバ)
100 接続補強部付きフェルール
101 本体部
102 係止凸部
103 基部
104 薄化部
104a 薄化凹部
h 基部の厚さ寸法
k 薄化部の厚さ寸法

Claims (4)

  1. 光ファイバを突き合わせ接続可能に成端するガイドピン位置決め方式のフェルールが、付勢手段によって前記突き合わせ接続方向前方に付勢された状態で、前記突き合わせ接続方向に進退自在に筒状のハウジング内に収容された光コネクタであって、
    前記フェルールが、前記突き合わせ接続方向に直交する方向である上下方向の厚さ寸法hを有する基部と、前記基部の前方に形成されて前記基部より小さい厚さ寸法kを有する薄化部とを有し、
    前記フェルールが前記突き合わせ接続方向に前進した場合、前記ハウジング内面に突出する突出部である規制部とそれに対向する前記基部の間が近接することにより、前記フェルールの前記厚さ方向への移動が規制され、
    前記フェルールが前記突き合わせ接続方向に後退した場合、前記規制部とそれに対向する前記薄化部の間が離れることにより、前記フェルールの前記厚さ方向への移動規制が解除される光コネクタ。
  2. 前記ハウジング内面の上下に複数の前記規制部が設けられている請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 前記ハウジングは、
    前記フェルールの接合端面に達する一端部が前記フェルールに固定されるとともに他端部が前記光ファイバに接続される内挿光ファイバと、
    前記内挿光ファイバと前記光ファイバとの接続部を補強する接続補強部と
    を収容している請求項1または2に記載の光コネクタ。
  4. 光ファイバを突き合わせ接続可能に成端するガイドピン位置決め方式の光コネクタ用フェルールであって、
    前記フェルールを、付勢手段によって前記突き合わせ接続方向前方に付勢した状態で前記突き合わせ接続方向に進退自在に筒状のハウジング内に収容する光コネクタに用いられ、
    前記突き合わせ接続方向に直交する方向である上下方向の厚さ寸法hを有する基部と、前記基部の前方に形成されて前記基部より小さい厚さ寸法kを有する薄化部とを有し、
    前記フェルールが前記突き合わせ接続方向に前進した場合、前記ハウジング内面に突出する突出部である規制部とそれに対向する前記基部の間が近接することにより、前記フェルールの前記厚さ方向への移動が規制され、
    前記フェルールが前記突き合わせ接続方向に後退した場合、前記規制部とそれに対向する前記薄化部の間が離れることにより、前記フェルールの前記厚さ方向への移動規制が解除される光コネクタ用フェルール。
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