JP4429543B2 - 光コネクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバを接続相手にコネクタ接続するための光コネクタに関するものである。
【0002】
【背景技術】
図5には光コネクタの一構造例が模式的な断面図により示されている。この図5に示す光コネクタ1は、第1コネクタ部材2と、この第1コネクタ部材2のコネクタ接続相手である第2コネクタ部材3とを有して構成されている。
【0003】
第1コネクタ部材2は、ハウジング5と、このハウジング5内に収容配置されるフェルール6とを有して構成されており、光ファイバコード部材8の先端部に設けられる。光ファイバコード部材8は光ファイバ心線10を外皮11により被覆して成るものであり、この光ファイバコード部材8の先端部は外皮11が除去されて光ファイバ心線10が露出した状態と成している。なお、光ファイバコード部材8には、光ファイバ心線10が1本のみであるものや、複数の光ファイバ心線10が並設されテープ状に形成されたもの等、様々な種類がある。ここに示す光ファイバコード部材8は、種類が限定されているものではない。
【0004】
フェルール6には光ファイバ挿通孔7が形成されており、この光ファイバ挿通孔7に、光ファイバ心線10の露出部位が挿通され例えば接着剤等により固定されている。
【0005】
第2コネクタ部材3は、ハウジング13と、フェルール14と、筒状部材16と、フード17とを有して構成されており、第1コネクタ部材2と同様に、光ファイバコード部材8の先端部に設けられる。その光ファイバコード部材8の先端部も外皮11が除去されて光ファイバ心線10が露出した状態と成している。
【0006】
フェルール14には、第1コネクタ部材2のフェルール6と同様に、光ファイバ挿通孔18が形成されており、この光ファイバ挿通孔18には光ファイバコード部材8の先端部の露出した光ファイバ心線10が挿通固定されている。フェルール14から引き出された上記露出した光ファイバ心線10は筒状部材16に挿通されている。換言すれば、フェルール14から引き出された光ファイバ心線10の露出部位の外周は筒状部材16によって覆われている。
【0007】
筒状部材16の一端側はフェルール14に固定されており、筒状部材16の他端側にはその外周部に光ファイバコード部材8の外皮11の端部が固定されている。フード17はその筒状部材16と外皮11の接続部分を覆って保護しており、このフード17は筒状部材16に固定されている。
【0008】
第1コネクタ部材2と第2コネクタ部材3の各フェルール6,14の接続端面同士を突き合わせることにより、光ファイバコード8(8a)の光ファイバ心線10(10a)と、光ファイバコード8(8b)の光ファイバ心線10(10b)とを接続させることができる。
【0009】
なお、第1コネクタ部材2と第2コネクタ部材3の各ハウジング5,13は、第1コネクタ部材2と第2コネクタ部材3をコネクタ接続させるための機構を備えており、その機構には様々なものがあり、ここでは、その説明は省略する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、第1コネクタ部材2と第2コネクタ部材3がコネクタ接続しているときに、光ファイバコード8(8b)がフェルール14に対して後退する方向(A方向)に引っ張られると、その引っ張り力が光ファイバ心線10およびフェルール14に作用して、光の伝搬損失や接続損失等の光損失が変化してしまうという問題が生じる。
【0011】
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その目的は、光ファイバコード部材が引っ張られた際に、その引っ張り力が光ファイバ心線やフェルールに作用することを防止することができて、光損失の変動を回避することができる光コネクタを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は次に示す構成をもって前記課題を解決する手段としている。すなわち、第1の発明は、光ファイバ心線を外皮により被覆して成る光ファイバコード部材の先端部に設けられる光コネクタであって、光ファイバコード部材の先端部は外皮が除去されて光ファイバ心線が露出している状態と成し、この露出した光ファイバ心線の先端部を収容固定するフェルールと、このフェルールから引き出された前記露出した光ファイバ心線部分の外周を覆う筒状部材とを有し、上記筒状部材はその外周部に光ファイバコード部材の外皮の端部が固定され、かつ、フェルールに対する進退方向に光ファイバ心線の長手方向に移動が自在な構成と成していることを特徴として構成されている。
【0013】
第2の発明は、第1の発明の構成を備え、光ファイバコード部材は、光ファイバ心線と外皮の間に抗張力繊維が介在されている構成と成し、筒状部材には外皮に代えて、抗張力繊維が固定されていることを特徴として構成されている。
【0014】
第3の発明は、第1の発明の構成を備え、光ファイバコード部材は、光ファイバ心線と外皮の間に抗張力繊維が介在されている構成と成し、筒状部材には外皮と共に、抗張力繊維が固定されていることを特徴として構成されている。
【0015】
第4の発明は、第1又は第2又は第3の発明の構成を備え、フェルールに対する筒状部材の後退方向の移動許容量を規制するストッパー手段が設けられていることを特徴として構成されている。
【0016】
第5の発明は、第1〜第4の発明の何れか1つの発明の構成を備え、フェルールには当該フェルールから引き出された光ファイバ心線の露出部位の一部分を覆うブーツが固定されており、筒状部材は一端側に光ファイバコード部材の外皮あるいは抗張力繊維が固定され、他端側にブーツが嵌まる構成と成し、この筒状部材はブーツに対して移動が自在である構成としたことを特徴としている。
【0017】
上記構成の発明において、光ファイバコード部材の外皮の端部が固定される筒状部材は、フェルールに対する進退方向に光ファイバ心線の長手方向に沿って移動が自在な構成である。このため、例えば、光コネクタがコネクタ接続しているときに、光ファイバコード部材がフェルールから後退する方向に引っ張られた際には、その引っ張り力によって、フェルールや光ファイバ心線は変位せずに、筒状部材が外皮と共にフェルールから後退する方向に変位する。これにより、張力は外皮に集中することとなり、引っ張り力がフェルールや光ファイバ心線に作用することを防止することができる。よって、光ファイバコード部材の引っ張りに起因した光損失の変動を回避することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明に係る実施形態例を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1(a)には本実施形態例の光コネクタにおいて特徴的な構成部分が抜き出され模式的な側面図により示され、また、図1(b)には図1(a)に示す光コネクタの構成部分の平面図が示されている。なお、この実施形態例の説明において、前述した図5に示す光コネクタと同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。また、図1(a)、(b)では、筒状部材16とフード17と光ファイバコード部材8の外皮11は、それぞれ、半割状の状態により図示されている。
【0020】
この実施形態例では、光コネクタ1を構成する第2コネクタ部材3において、フェルール14と筒状部材16の間にはブーツ15が介在されている。このブーツ15の一端側はフェルール14に固定され、他端側は筒状部材16の端部に嵌め込まれている。ブーツ15にはファイバ挿通孔(図示せず)が形成されており、光ファイバコード部材8の先端部の露出した光ファイバ心線10は筒状部材16の内部とブーツ15のファイバ挿通孔を通ってフェルール14の光ファイバ挿通孔18に挿入されて、当該フェルール14に固定されている。
【0021】
この実施形態例では、光ファイバコード部材8は光ファイバ心線10と外皮11の間に抗張力繊維20が介在されている構成と成し、筒状部材16には外皮11の端部と共に、抗張力繊維20の端部が固定されている。この外皮11と抗張力繊維20の固定手法には様々な手法があり、何れの手法を用いてもよいが、例えば、接着剤を用いて固定する手法や、金属製のリングを利用した圧着により固定する手法等がある。
【0022】
このような筒状部材16と、外皮11および抗張力繊維20との接続部分はフード17により覆われて保護されている。このフード17は筒状部材16に固定されている。フード17の構成材料の例としては、例えば、ゴムやエラストマー等の弾性体がある。また、熱収縮チューブを利用してもよい。
【0023】
この実施形態例において特徴的なことは、ブーツ15と筒状部材16は固定されておらず、筒状部材16は、ブーツ15に対して移動が自在であることである。換言すれば、筒状部材16は、フェルール14に対する進退方向に光ファイバ心線10の長手方向に沿って移動が自在と成している。
【0024】
これにより、例えば、第1コネクタ部材2と第2コネクタ部材3がコネクタ接続しているときに、光ファイバコード部材8がフェルール14に対して後退する方向に引っ張られた際には、図1(c)に示されるように、光ファイバ心線10やフェルール14は変位せずに、筒状部材16が、その引っ張り力により、光ファイバコード部材8の外皮11やフード17と共に、後退方向に変位することとなる。このため、引っ張り力は外皮11に集中的に作用して、光ファイバ心線10やフェルール14には及ばず、これにより、光損失の変動を防止することができる。
【0025】
また、この実施形態例では、筒状部材16の先端部には係止部16aが形成されている。さらに、ハウジング13には図示されていない係止受け部が形成されている。これら係止部16aと係止受け部によって、筒状部材16がフェルール14に対して後退方向に変位した際に、筒状部材16の係止部16aがハウジング13の係止受け部に係止して、筒状部材16の後退方向の移動を停止することができる。つまり、筒状部材16の係止部16aと、ハウジング13の係止受け部とにより、筒状部材16の後退方向の移動許容量を規制するストッパー手段が構成されている。その筒状部材16の後退方向の移動許容量は、ハウジング13の形状等の様々な点を考慮して設定されるものであり、特に限定されるものではないが、小さい方が好ましく、例えば、2mm以下とすることが望ましい。
【0026】
光コネクタ1の第1コネクタ部材2と第2コネクタ部材3の各ハウジング5,13の構成には様々な構成があり、この実施形態例では、何れの構成をも採り得るものであるが、ここでは、その一具体例を簡単に説明する。図2には、その具体例のハウジング5,13を備えた第1コネクタ部材2、第2コネクタ部材3が模式的な斜視図により示されている。また、図3(a)には図2に示す第2コネクタ部材3を上側から見た平面図が示され、図3(b)にはその第2コネクタ部材3の側面図が示され、図3(c)には、図3(a)に示すA−A部分の断面図が示されている。
【0027】
第1コネクタ部材2のハウジング5はフェルール6を収容配置する形態を備えたものであり、このハウジング5にはフェルール6の接続端面を露出させるための開口部が形成され、この開口部の周端縁には突き出し壁部23が形成されている。この突き出し壁部23の先端部には係止受け部24が形成されている。
【0028】
第2コネクタ部材3のハウジング13はハウジング部13aとスライダ13bを有して構成されている。ハウジング部13aは基部30とアーム部31a,31bを有して構成されている。基部30にはスライダ13bを挿通するためのスライダ挿通孔39が形成されている(図3(c)参照)。このスライダ挿通孔39に挿通されたスライダ13bの先端部の両側を間隔を介して挟み込むように基部30の両側部側からそれぞれアーム部31a,31bが伸張形成されている。
【0029】
これらアーム部31a,31bの各先端部にはそれぞれ爪部(ラッチ爪)32が内側に向けて突出形成されている。これら爪部32は、第1コネクタ部材2のハウジング5の係止受け部24に係止する構成と成す(図4(a)参照)。また、これらアーム部31a,31bの互いに対向し合う壁面には、それぞれ、先端側から基部30に向かうに従ってアーム部31a,31b間の間隔を狭める方向のテーパ面35が形成されている。これら各テーパ面35の上部側は平坦な面38に連接されている。
【0030】
スライダ13bにはアーム部31a,31bにより挟み込まれる部位に被開角駆動カム部33が形成されている。この被開角駆動カム部33は、ハウジング13bの他の部位よりもZ方向に張り出している。これにより、被開角駆動カム部33をハウジング部13aの基部30に近付ける方向にスライダ13bをハウジング部13aに対して変位させた際に、被開角駆動カム部33がハウジング部13aの基部30の前面30aに当接し、スライダ13bの移動が停止する(図4(b)参照)。
【0031】
その停止状態のときにアーム部31a,31bのそれぞれの面38に対応する被開角駆動カム部33の各々の部位に張り出し部34が形成されている。これら各張り出し部34の先端面はそれぞれアーム部31a,31bの面38に当接する平坦な面と成している。
【0032】
さらに、スライダ13bにはハウジング部13aの基部30よりも後方側となる部位に突起部40が形成されている。この突起部40は基部30の後端面30bに係止することにより、ハウジング部13aに対するスライダ13bの先端方向への移動を規制する。
【0033】
さらにまた、スライダ13bには被開角駆動カム部33と突起部40との間の部位に、Z方向に貫通する穴部41が形成されている(図3(c)参照)。また、被開角駆動カム部33にはその穴部41からX方向に貫通する貫通孔42が形成されている。この貫通孔42を通してコイルバネ37が配置されている。このコイルバネ37の先端部はスライダ13bの前端よりも前に突き出し配置され、後端部は穴部41に配置されている。このコイルバネ37の前方側にフェルール14が配置され、このフェルール14に固定されているブーツ15はコイルバネ37の内部に収容されている。また、そのブーツ15が嵌まる筒状部材16の係止部16a部分もコイルバネ37の内部に収容されている。
【0034】
スライダ13bには後部側から穴部41までX方向に貫通する貫通孔43が形成されており、この貫通孔43には筒状部材16の係止部16a以外の部位の一部分が挿通されている。筒状部材16がスライダ13bに対して後方側に変位した際に、筒状部材16の係止部16aがスライダ13bの穴部41の内壁面(換言すれば、貫通孔43の開口部が形成されている面)に当接する構成と成している。これにより、スライダ13bに対する筒状部材16の後方側への移動が停止される。つまり、穴部41の後方側の内壁面は係止受け部と成しており、この具体例では、その内壁面と、筒状部材16の係止部16aとによって、筒状部材16の後退方向への移動を規制するストッパー手段が構成されている。
【0035】
このような構成の第1コネクタ部材2と第2コネクタ部材3を用いて、光ファイバコード部材8aの光ファイバ心線10と、光ファイバコード部材8bの光ファイバ心線10とを光接続させる場合には、図4(a)に示すように、第1コネクタ部材2のフェルール6の接続端面と、第2コネクタ部材3のフェルール14の接続端面とを突き合わせ接続させる。この際、第2コネクタ部材3のアーム部31a,31bの各爪部32が第1コネクタ部材2のハウジング5の係止受け部24に係止して抜け止め状態となる。また、第2コネクタ部材3のフェルール14とハウジング部13aの基部30との間のコイルバネ37は圧縮状態となり、このコイルバネ37の付勢力によって、光ファイバ心線10の接続端面に押圧力を付与することができる。
【0036】
なお、図4(a)〜(c)では、ハウジング5は断面により図示されている。
【0037】
光ファイバコード部材8aの光ファイバ心線10と、光ファイバコード部材8bの光ファイバ心線10との接続を解除する際には、スライダ13bを後方側に引っ張る。すると、スライダ13bの被開角駆動カム部33の張り出し部34が、ハウジング部13aのアーム部31a,31bに対してテーパ面35に沿って後方側に移動する。これにより、図4(b)に示すように、アーム部31a,31bの先端側の間隔が広がっていく。そして、アーム部31a,31bの各先端部の爪部32と、光コネクタ1のハウジング5の係止受け部24との係止状態が解除される。これにより、図4(c)に示すように、フェルール6,14の突き合わせ接続を解除できて、光ファイバ心線10の接続が解除できる。
【0038】
この具体例に示されるハウジング5,13の構造を備えることにより、光ファイバ心線10の接続と接続解除を簡単、かつ、確実に行うことができる。
【0039】
なお、この発明はこの実施形態例に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得るものである。例えば、この実施形態例では、第2コネクタ部材3において、フェルール14と筒状部材16との間にブーツ15が介設されていたが、このブーツ15は設けなくともよい。この場合には、例えば、筒状部材16の先端部をフェルール14に向けて伸設してもよい。また、この実施形態例では、筒状部材16の先端部には係止部16aが形成されていたが、例えば、係止部16aを利用せずに、筒状部材16の後方側への移動量を規制するストッパー手段を講じる場合には、係止部16aは設けなくともよい。また、そのストッパー手段は設けなくともよい。
【0040】
さらに、この実施形態例では、筒状部材16の外周部には光ファイバコード部材8の外皮11と抗張力繊維20が両方共に固定される構成であったが、筒状部材16の外周部に外皮11のみが固定される構成としてもよい。また、筒状部材16の外周部に抗張力繊維20のみを固定する構成としてもよい。これらの場合にも、この実施形態例と同様の効果を奏することができる。
【0041】
さらに、この実施形態例では、光ファイバコード部材8は光ファイバ心線10と外皮11との間に抗張力繊維20が介在している構成であったが、本発明は、抗張力繊維20を有しないタイプの光ファイバコード部材8の場合にも適用することができるものである。
【0042】
さらに、この実施形態例では、第2コネクタ部材3のみに筒状部材16が設けられる構成であったが、筒状部材16は第1コネクタ部材2に設けてもよいし、第1コネクタ部材2と第2コネクタ部材3の両方に設けてもよい。この場合にも、筒状部材16は、フェルール6,14に対する進退方向に光ファイバ心線10の長手方向に沿って移動が自在な構成とする。このようにすることにより、光ファイバコード部材8が引っ張られた際に、その引っ張り力が光ファイバ心線10やフェルール6,14に作用するのを防止することができて、光損失の変動を回避することができる。
【0043】
さらに、この実施形態例では、光コネクタを構成する2つのコネクタ部材は両方共に、光ファイバコード部材8の先端部が固定されるものであったが、本発明は、例えば、2つのコネクタ部材のうちの一方側だけが光ファイバコード部材の先端部を固定するタイプの光コネクタにも適用することができる。
【0044】
【発明の効果】
この発明によれば、筒状部材は、フェルールに対する進退方向に光ファイバ心線の長手方向に移動が自在であるので、光ファイバコード部材がフェルールに対して後退する方向に引っ張られた際に、その引っ張り力によって、筒状部材が外皮と共に移動することとなり、引っ張り力がフェルールや光ファイバ心線に作用するのを防止することができる。その結果、光ファイバコード部材の引っ張りに起因した光損失の変動を防止することができる。
【0045】
光ファイバコード部材は光ファイバ心線と外皮の間に抗張力繊維が介在されている構成と成し、筒状部材には外皮に代えて、抗張力繊維が固定されているものや、筒状部材には外皮と共に抗張力繊維が固定されているものにあっては、抗張力繊維が介在しているタイプの光ファイバコード部材においても、光ファイバコード部材が引っ張られた際に、その引っ張り力が光ファイバ心線に及ぶことを確実に防止することができる。
【0046】
フェルールに対する筒状部材の後退方向の移動許容量を規制するストッパー手段が設けられているものにあっては、筒状部材と共に外皮が大きく移動することによって外皮が弛む等の悪影響を防ぐことができる。
【0047】
フェルールにはブーツが固定されており、筒状部材の端部にブーツが嵌まる構成と成し、筒状部材はブーツに対して移動が自在であるものにあっては、筒状部材が移動した際に、光ファイバ心線が露出するという好ましくない状態となることを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光コネクタの一実施形態例において特徴的な構成部分を抜き出して示した説明図である。
【図2】光コネクタの一具体例を示す斜視図である。
【図3】図2に示した光コネクタの第2コネクタ部材を模式的に示した図である。
【図4】図2に示す具体例の光コネクタのコネクタ接続と接続解除の動作を説明するための図である。
【図5】従来の課題を説明するための図である。
【符号の説明】
1 光コネクタ
6,14 フェルール
8 光ファイバコード部材
10 光ファイバ心線
11 外皮
15 ブーツ
16 筒状部材
20 抗張力繊維

Claims (5)

  1. 光ファイバ心線を外皮により被覆して成る光ファイバコード部材の先端部に設けられる光コネクタであって、光ファイバコード部材の先端部は外皮が除去されて光ファイバ心線が露出している状態と成し、この露出した光ファイバ心線の先端部を収容固定するフェルールと、このフェルールから引き出された前記露出した光ファイバ心線部分の外周を覆う筒状部材とを有し、上記筒状部材はその外周部に光ファイバコード部材の外皮の端部が固定され、かつ、フェルールに対する進退方向に光ファイバ心線の長手方向に沿って移動が自在な構成と成していることを特徴とした光コネクタ。
  2. 光ファイバコード部材は、光ファイバ心線と外皮の間に抗張力繊維が介在されている構成と成し、筒状部材には外皮に代えて、抗張力繊維が固定されていることを特徴とした請求項1記載の光コネクタ。
  3. 光ファイバコード部材は、光ファイバ心線と外皮の間に抗張力繊維が介在されている構成と成し、筒状部材には外皮と共に、抗張力繊維が固定されていることを特徴とした請求項1記載の光コネクタ。
  4. フェルールに対する筒状部材の後退方向の移動許容量を規制するストッパー手段が設けられていることを特徴とした請求項1又は請求項2又は請求項3記載の光コネクタ。
  5. フェルールには当該フェルールから引き出された光ファイバ心線の露出部位の一部分を覆うブーツが固定されており、筒状部材は一端側に光ファイバコード部材の外皮あるいは抗張力繊維が固定され、他端側にブーツが嵌まる構成と成し、この筒状部材はブーツに対して移動が自在である構成としたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の光コネクタ。
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